2019 年 5 月 17 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株市場見通し 注目テーマ1 自社株買いと配当金に着目した銘柄選別 注目テーマ2 食品業界 : 米中問題の恩恵を受ける可能性 個別銘柄紹介 :

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米金融政策を巡ってドル高基調が続く中 インドルピーのドルに対する下げは緩やか 2013 年以降の主な高金利新興国通貨 ( 対ドル ) の推移 110 (13 年初 =100) 通貨高 インドルピーインドネシアルピアトルコリラブラジルレアル 40 13/1 13/

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米国中間選挙 : 上院は共和党 下院は民主党が過半数を獲得 ねじれ議会へ 上院の現議席と中間選挙の結果 下院の現議席と中間選挙の結果 ~ 上院は共和党が過半数を維持し議席数を拡大 ~ ~ 下院は民主党が過半数を奪回 ~ 合計 :100 議席過半数 :51 議席 外円 : 現在の議席 合計 :435

アジア株式が魅力的と考える背景 1 良好なファンダメンタルズ 成長性 高い収益性 財務の健全性 2 金融緩和余地は株価にプラス 3 歴史的に割安なアジア株式 4 海外の投資家心理が影響するアジア株式 ( 欧州債務問題が短期的に影響 ) 5 不安沈静化によりファンダメンタルズ回帰へ アジア企業の良好な

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

個人向け国債とは? 個人向け国債とは? 個人向け国債とは 日本国が発行する国債の一種で 個人のお客さまのみ購入可能な債券です 通常の国債の場合 入札方式により銀行 証券会社 生損保等の金融機関が購入後 個人のお客さまや機関投資家へ販売されますが 個人向け国債の場合は 金融機関を通じてお客さまが直接国

参考資料いちよし証券投資情報部 2019 年 10 月 7 日 極端な悲観相場の修正へ 業績の下方修正リスクも織り込み 日米経済指標に注目 最終ページに お客様にご確認いただきたい重要な注意事項を記載しております 必ずご確認ください

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 < 予想レンジ> 75 日移動平均 ( 左軸 ) 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円 22,000

予想されうる、投資家からの質問・関心事項(1)

本資料のポイント 平成 29 年度税制改正で 上場株式等に係る配当等 について 所得税 と 住民税 で異なる課税方式を選択することが可能であると明確化されました このことにより 課税所得 900 万円以下の場合 所得税は 総合課税 住民税は 申告不要 を選択することで 納税額を抑えることが可能となり

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

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別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 繊維製品 パルプ 紙 化学 石油 石炭 黒転

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個人向け国債とは? 個人向け国債とは? 個人向け国債とは 日本国が発行する国債の一種で 個人のお客さまのみ購入可能な債券です 通常の国債の場合 入札方式により銀行 証券会社 生損保等の金融機関が購入後 個人のお客さまや機関投資家へ販売されますが 個人向け国債の場合は 金融機関を通じてお客さまが直接国

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円 22,000

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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ETF( 上場投資信託 ) と ETN( 上場投資証券 ) の比較 取扱い ETF( 上場投資信託 ) ETN( 上場投資証券 ) 契約締結前交付書面の取扱い外国証券取引口座の開設注文処理注文数量委託手数料 受注時に 上場有価証券等書面 の内容が説明済みであることを確認不要 ( 一部外国籍 ETF

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, , , 日移動平均 ( 左軸 ) 日経平均 ( 左軸 ) < 予想レンジ > 23,000 円 ,000 22,000 円 ,000 20,0

1. ETF の概要 株価指数などに連動した運用成績を目指す 取引所に上場している投資信託 全世界の資産残高 全世界で約 356 兆円と急拡大 国内の ETF 市場 国内投資信託全体の約 15% を占める 1 米ドル =120 円にて算出 単位 :10 億米ドル 3,000 単位 : 兆円 単位 :

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1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 母集売上高経常利益純利益集計団 18/3 期従来 19/3 期 18/3 期従来 19/3 期 18/3 期従来 19/3 期社数社数実績予想予想実績予想予想実績予想予想 繊維製品

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2019 年 6 月 米ドル債投資のポイント ~FRB は年内利下げを示唆もドル円の下落余地は大きくない ~ SMBC 日興証券株式会社 金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 2251 号加入協会 : 日本証券業協会一般社団法人日本投資顧問業協会一般社団法人金融先物取引業協会一般社団法人第

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1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 予想レンジ > ,000 日経平均 ( 左軸 ) , 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) 22

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取引高について 2006 年の日経 225mini の開始以降 取引高は増加傾向 ( 単位 ) 300,000, ,000, ,000,000 日経 225mini 日経 225 先物 150,000, ,000,000 50,000,

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 ( 円 ) < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

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2/4 ページ 2 原油価格下落による MLP の中流エネルギー事業への影響 MLP の時価総額の約 5% は中流セクター 214 年 11 月末現在 米国の MLP( マスター リミテッド パートナーシップ ) は 122 銘柄が上場しており 総時価総額 は 5,323 億米ドル ( 約 3 兆円

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信用取引の委託保証金について

1

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, ( 円 ) < 来週の予想レンジ :22,~23, 円 > , 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) , 75 日移動平均 ( 左軸 ) 23, 円 , 22,

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

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1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, 15 日経平均 ( 左軸 ) 14 24, 25 日移動平均 ( 左軸 ) , < 予想レンジ > , 21, 75 日移動平均 ( 左軸 ) 21, 円 ( 兆円 6 ) 5 2,

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1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 来週の予想レンジ :22,000~23,500 円 > 15 24,000 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,500 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) 1

お客さま用資料 ( 全 7 頁 ) 日本株式投資の魅力 中長期では連動性がある日経平均株価と為替 日経平均株価は 2018 年 1 月 23 日には 約 26 年ぶりに終値で 24,000 円台に乗せ 日本株の強さが目立ちました その後 欧米のインフレ懸念から長期金利が上昇したことなどから 世界同時

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1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, < 来週の予想レンジ :22,~23,5 円 > 15 24, 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,5 円 , 75 日移動平均 ( 左軸 ) , 22, 円 9

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1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, 日経平均 ( 左軸 ) , , 日移動平均 ( 左軸 ) < 予想レンジ > 10 22,500 円 9 22, 日移動平均 ( 左軸 ) 8 7 (

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2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

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2 / 4 < 足元の米国リート市場について > 月初来 四半期来 (2018 年 10 月以降 ) 米国リート 11.9% 10.4% 米国株式 14.7% 18.9% 2018 年 12 月 24 時点 ( 出所 ) ブルームバーグ米国株式 :S&P500 種株価指数 ( 米ドルベース トータル

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

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2018 年 11 月 8 日作成 (2/) 2018 年 10 月末現在組入上位銘柄 ( ひとくふう日本株式マザーファンド ) 組入銘柄数 117 銘柄 コード 銘柄 業種市場組入比率 1 81 キーエンス 電気機器 2.2% ユニー ファミリーマートホールディングス小売業 2.1%

改訂履歴 更新日ページ内容 2013 年 12 月 10 日初版作成 2013 年 12 月 11 日訂正 P3 約常時 約定時 に訂正 2013 年 12 月 11 日 訂正 P11 投信注文時に 現物買注文中またはIPO 購入申込済みの場合のエラーメッセージ訂正 NISA 預りが存在しています

2015 年 3 月 9 日 対外 対内証券投資の動向 (2015 年 2 月分 ) 投資信託委託会社等による対外証券投資が大幅増加 財務省の 対外及び対内証券売買契約等の状況 ( 指定報告機関ベース ) によると 2 月の対外証券投資は +2 兆 6,754 億円の取得超となり 前月の +2 兆

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

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(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

2. 株式市場の主な下落要因及び今後の見通し 本日の国内株式市場は 前日の米株式市場が急落したことを受けて大きく下落 日経平均株価 225 種は 前日比 915 円 18 銭安 ( 同 3.89% 安 ) の 22,590 円 86 銭で取引を終了しました 10 日の米株式市場では 朝方から売りが先

2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

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219 年 5 月 17 日号 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株市場見通し... 1 2. 注目テーマ1 自社株買いと配当金に着目した銘柄選別... 2 3. 注目テーマ2 食品業界 : 米中問題の恩恵を受ける可能性... 3 4. 個別銘柄紹介 : キッコーマン (281)... 4 5. ドル円相場見通し... 5 6. 米国株市場見通し... 5 7. 投資部門別売買動向... 6 8. 信用取引動向... 7 9. 個人投資家の買付動向... 8 1. 週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 )... 8 11. テクニカル分析 :TOPIX の 売られ過ぎ シグナル点灯... 9 12. 来週 再来週の主なスケジュール... 1 投資情報部

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, 24, 15 14 13 23, 75 日移動平均 ( 左軸 ) 日経平均 ( 左軸 ) < 予想レンジ > 12 11 22, 21,5 円 1 9 21, 2, 25 日移動平均 ( 左軸 ) 2,75 円 8 7 ( 兆円 6 ) 19, 5 4 18, 3 17, 16, 18/11/27 18/12/17 19/1/11 19/2/1 19/2/22 19/3/14 19/4/4 19/4/24 19/5/22 注 : 予想は SMBC 日興証券出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 東証一部売買代金 ( 右軸 ) 2 1 ( 年 / 月 / 日 ) 日経平均は一時 21, 円割れ 今週は米国が 対中制裁関税第 4 弾 を発表したほか 中国通信機器大手ファーウェイへの輸出を実質禁止するなど 米中通商摩擦の激化が警戒されたことで 日経平均は一時 21, 円割れまで下落 また 米国による自動車等の輸入制限措置を巡っては 関税に関する判断を 18 日間先送りする一方で 日欧への輸出数量規制要求を検討と報じられており 米国発のニュースフローに投資家心理は悪化した 日本株の上値追いは厳しい局面か 年初から 4 月末までの騰落率は S&P5 の +17.5% に対して TOPIX は +8.3% と出遅れていたにも関わらず 5 月以降は S&P5 が 2.4% TOPIX が 5.% と 世界景気敏感株の側面を持つ日本株の下落が目立つ (16 日時点 ) また業種別でみても 日米ともに景気敏感株が下落 ディフェンシブ株が上昇する動きがみられる 景気に対する警戒感から物色対象がディフェンシブ株に移っていると言えよう 米中通商問題を巡っては 6 月の G2(2 ヵ国 地域 ) 首脳会議までに悪材料出尽くしとなる可能性があるものの こうした中での日本株買いはためらわれるところ しばらくは横ばい圏での推移を余儀なくされよう ただし 弊社試算によると 米国がすべての対中輸入製品に 25% 関税を課した場合 日本の上場企業の純利益減少による株価の下押しは 2.3% 程度にとどまる 上値追いは厳しい局面ではあるものの 日本株のバリュエーションは大きく調整しており 下値余地は狭まっていると言えよう 1

2. 注目テーマ 1 自社株買いと配当金に着目した銘柄選別 西尾浩一郎 図表 1. 配当金と自社株買い実施額の推移 ( 兆円 ) 14 12 1 年間配当総額 自社株買い実施額 主要企業の本決算発表が概ね一巡した 中国事業の減速などはあるものの 利益は高水準を維持する見込み 企業は業績拡大に伴って獲得した豊富な手元資金を使って 株主還元に注力している ( 図表 1) 8 6 4 2 注 : 対象は継続的にデータ取得可能な TOPIX 採用 3 月期決算銘柄 (5 月 15 日時点 ) 出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 図表 2. ROE 水準ごとの株価パフォーマンス推移 25 2 15 1 5-5 1/3 期 11/3 期 12/3 期 13/3 期 14/3 期 15/3 期 16/3 期 17/3 期 18/3 期 19/3 期 ( 累積リターン %) 2% 以上 1% 以上 2% 未満 TOPIX 以上 1% 未満 % 未満 各期の前期末 (3 月末 ) を とする -1 3 6 9 12 ( 月末 ) 注 : 対象は継続的にデータ取得可能な TOPIX 採用 3 月期決算銘柄 (5 月 15 日時点 ) 各期の前期末 (3 月末 ) を起点に 年間の累積リターン ( 時価総額加重平均 ) を算出 5 期分 (15/3 期から 19/3 期 ) の単純平均出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 企業 投資家ともに経営指標として ROE( 自己資本利益率 ) を重視する傾向が強く 企業は自社株買いや増配を通じて ROE 向上を狙う 株主還元は株価上昇要因として素直に好感されることが多く 直近では DeNA(2432) 丸井 G(8252) 菱地所 (882) などの自社株買い発表が好感された 投資家は ROE 水準によって 企業の評価を振り分けていると考えられる 既に 19/3 期決算発表を終えた企業を対象に 直近 5 期分の実績 ROE 水準ごとの前期末以降の株価パフォーマンスをみると 高 ROE 銘柄の株価パフォーマンスは市場全体を上回る傾向がある ( 図表 2) 銘柄選別にあたっては 2 桁以上の ROE が見込まれる銘柄を中心に置くことで 相対的に良好なパフォーマンスが得られると期待できよう 以上を踏まえ 総還元性向が相対的に高く (TOPIX 採用銘柄の直近 3 期本決算の平均総還元性向は 44.2%) 予想 ROE が 1% 以上の主な銘柄を取りまとめた ( 図表 3) 図表 3. 主な 高還元性向 & 高 ROE 銘柄 株式コード 銘柄略称 東証業種名 3 期平均総還元性向 予想決算期 予想経常利益 ( 百万円 ) 増益率 予想 ROE 5 月 15 日終値 2412 ヘ ネ ワンサーヒ ス業 63.1 22/3 9,379 21.7 3.4 2,173. 4452 花王化学 61.7 219/12 223,765 8. 18.8 8,635. 628 テクノフ ロ HD サーヒ ス業 5.6 219/6 14,42 29. 21.4 6,33. 62 インソースサーヒ ス業 5.6 219/9 1,22 28.8 26.1 2,675. 6464 ツハ キナカシマ機械 74.5 219/12 9,475 7.4 14.5 1,754. 7518 ネットワン情報 通信業 48.7 22/3 14,865 12.1 14.5 2,846. 7741 HOYA 精密機器 62. 22/3 161,85 11.9 2.5 7,9. 8113 ユニチャーム化学 49.1 219/12 11,584 1.9 14.3 3,352. 8876 リロク ルーフ サーヒ ス業 51.8 22/3 23,3 16.1 26.4 2,846. 9697 カフ コン情報 通信業 58.7 22/3 2,81 14.4 15.3 2,118. 注 : 予想は 5 月 15 日時点の QUICK コンセンサス 米国会計基準と IFRS 採用企業については 税引前利益を経常利益とする出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 5 月以降 米中通商問題への警戒感から世界景気敏感株の側面を持つ日本株市場には逆風が吹いている そうした中 企業は自社株買いの発表にみられるように資本効率の向上に努めている 株式市場が落ち着きを取り戻し企業本来の実力を評価する局面で 質の高い銘柄として 高還元性向 & 高 ROE 銘柄 が注目されるとみている 2

3. 注目テーマ 2 食品業界 : 米中問題の恩恵を受ける可能性 母良田剛 図表 1. 大豆と小麦の先物価格の推移 ( ドル / ブッシェル ) ( ドル / ブッシェル ) 95 55 9 5 米中通商問題が激化している 米国が中国からの輸入品 2, 億ドルに対する関税率を 1% から 25% へ引き上げたことを受け 中国は 5 月 13 日に対米報復関税 6 億ドル分を発表 この後 米国はさらに 3, 億ドル相当に対する 25% 関税案の詳細を公表した 85 8 75 19/1 19/2 19/3 19/4 19/5 出所 :Bloomberg より SMBC 日興証券作成 図表 2. 穀物安の恩恵を受ける可能性のある主な企業 コード銘柄略称 大豆 ( 左軸 ) 小麦 ( 右軸 ) 終値時価総額予想 PER 5/16 ( 億円 ) ( 倍 ) コメント 267 不二製油 3,535. 3,96 19.5 大豆価格の下落はメリット 281 キッコーマン 5,13. 9,946 34.5 しょうゆの主原料は大豆 45 4 ( 年 / 月 ) こうした状況を受け 世界の株式市場だけでなく 大豆 小麦 銅など 米中貿易に関連する商品市況も下落基調となっている ( 図表 1) 米国の大豆輸出の過半は中国が輸入しており 両国の関係悪化の影響で大豆先物価格は 5 月 13 日に約 1 年半ぶりの安値をつけた 米中の報復関税合戦により 日本の株式市場も大幅安の展開となっているが すべての国内企業が悪影響を受けるわけではなく 逆に直接 間接的に恩恵を受ける企業や業界もありえよう 289 キユーヒ ー 2,544. 3,816 19.8 大豆油はマヨネーズの原料の一つ 281 ハウス食 G 4,385. 4,418 35.3 カレールーの主原料は小麦粉 2875 東洋水産 4,31. 4,779 2.7 小麦粉使用額は国内で約 12 億円 2897 日清食 HD 6,75. 7,135 25.8 小麦粉使用額は国内で推定 25 億円 注 : 予想 PER は 219 年度 予想は 5/16 時点の QUICK コンセンサス出所 :QUICK 各社 HP 弊社株式調査部などより SMBC 日興証券作成 図表 3. 上記 6 社の過去 2 年間の予想 PERの推移 45 4 35 ( 倍 ) ハウス食品 キッコーマン 大豆や穀物を主原材料として利用する食品メーカーにとってはコスト低下の要因となる 大豆はしょうゆやマヨネーズなど 小麦はカレールーや麺などの原料として使われている ( 図表 2) 食品メーカーはそもそもグローバル景気減速の影響を相対的に受けにくいことに加えて 世界的な和食ブームにより 安定的な成長が見込まれている 一方で 足元の PER は日本株市場全体の下落に引きずられ 過去 2 年間での最低水準近辺にまで低下しつつある銘柄もみられる ( 図表 3) 3 25 2 キユーピー 東洋水産 日清食品 リスク要因は さらなる円高であるが 円高が進む状況になるということは 市場ではディフェンシブ株が選好される環境になることを意味し 食品株の相対的優位性がさらに高まるともいえよう 不二製油 15 17/5 17/8 17/11 18/2 18/5 18/8 18/11 19/2 ( 年 / 月 ) 出所 :Bloomberg より SMBC 日興証券作成 3

4. 個別銘柄紹介 : キッコーマン (281) 柴山真里枝 図表 1. 同社の海外しょうゆ売上高の推移 8 7 6 5 4 3 2 1 ( 億円 ) 出所 : 会社資料より SMBC 日興証券作成 図表 2. 国内豆乳の生産量の推移 ( 万キロリットル ) 4 35 3 25 2 15 1 5 1/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 注 : 豆乳 調整豆乳 豆乳飲料などの合計出所 : 日本豆乳協会 豆乳等生産量等調査 (H3) より SMBC 日興証券作成 図表 3. 株価 ( 修正後 ) と予想 PERの推移 ( 期 ) 94 96 98 2 4 6 8 1 12 14 16 18 ( 年 ) 7, 6, 5, 4, 株価 ( 左軸 ) 18/8/13 安値 4,825 円過去 5 年平均予想 PER 35.4 倍 ( 倍 ) 3, 予想 PER( 右軸 ) 17/1 17/5 17/9 18/1 18/5 18/9 19/1 ( 年 / 月 ) 注 : 日足終値 予想は 5/15 時点の QUICK コンセンサス ( 今期ベース ) 出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 9 8 7 6 5 4 3 2 海外でのしょうゆ製造 販売が収益の柱 1917 年に千葉県 野田市で創業したキッコーマンは 国内市場で 3 割のシェアを占めるしょうゆ最大手 しょうゆ製造 販売を中心とする海外事業は 195 年代から展開しており 営業利益の約 7 割 (19/3 期 ) を占めている しょうゆの市場規模は 健康志向の高まりや日本食の普及などで世界的に拡大傾向にあり 同社の海外におけるしょうゆ売上高は過去 1 年で約 2 倍に増加した ( 図表 1) Euromonitor の試算では しょうゆ市場は今後も拡大が続くと見込まれている 米国の家庭用しょうゆ市場で 57.7%(217 年 同社調べ ) のシェアを誇るなど 海外でブランド力を築いてきた同社はこうした追い風を受けると期待される 国内では豆乳が売上を牽引 一方 国内では豆乳が売上の伸びを牽引している 国内の豆乳生産量は過去 1 年で約 2 倍に拡大する中 ( 図表 2) 同社は同市場で 52.2%(217 年数量ベース 同社調べ ) とトップシェアを誇る 同社はしょうゆ 豆乳というニッチな成長市場で地位を確立しており 安定的な売上の伸びに基づく業績成長が見込まれよう 弊社では営業利益は今期 来期と堅調な伸びが続くと予想している 持続的な成長性に鑑みれば株価は割安水準 4 月 24 日の取引時間中に発表された 2/3 期会社計画が事前予想 (QUICK コンセンサス予想 ) を下回ったことなどから 同社株は大きく売られた しかし昨年 8 月の安値近辺で下げ渋り 下値支持水準として意識されているとみられる ( 図表 3) 今期予想 PER は過去 5 年平均を 3% 程度下回る水準まで低下しており 同社の持続的な成長性に鑑みれば 割安感は強まっているといえるだろう 図表 4. キッコーマンの業績一覧 219/5/15 終値 5,11. 円 ( 単位 : 百万円 ) 決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1 株益 配当 PER( 倍 ) 219/3 453,565 38,417 37,925 25,992 135.39 41. - 22/3( 会予 ) 473,5 39,7 38,9 26,9 14.12 42. 36.5 22/3( 予 ) 473,5 39,7 38,9 26,9 138.7 42. 36.8 221/3( 予 ) 475, 41, 4, 27,5 141.8 42. 36. 注 : 業績予想は東洋経済予想 (5 月 15 日時点 ) なお 1 株益は自己株式を含む QUICK ベース 配当予想に幅がある場合には下限の数値を使用出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 4

5. ドル円相場見通し 龍翔太 116 115 114 ( 円 / ドル ) ドル円相場の推移と来週の見通し 今週は中国による対米報復措置発表を受けて一旦 19.2 円まで下落したものの 週 < 来週の予想レンジ :19.~111. 円 > 後半には良好な米経済指標結果等を材料に一時 11 円台を回復した ( 日本時間 17 日午前 1 時 1 分現在 ) 113 112 111 111. 円 11 19 19. 円 18 17 16 15 14 11/1 11/22 12/13 1/3 1/24 2/14 3/7 3/28 4/18 5/9 218 年 219 年 ( 月 / 日 ) 出所 :BloombergよりSMBC 日興証券作成 米国は対中関税第 4 弾の手続きを開始したが 同措置の発動は協議決裂といった事態を含む恐れがあり 実際に発動される可能性は低いとみている 米中問題への懸念は燻ろうが 過度な悲観は控えたい 円の名目実効為替 ( 通貨の総合的な価値を示す指標 ) をみると 米中通商問題への警戒再燃を受けて急ピッチで上昇 1 月 3 日以来の水準まで一時上昇するなど 短期的には円買いが十分行われた可能性を示唆している 急上昇の反動や市場が落ち着きつつあることを勘案すると ドル円は底堅さを増していくと予想する 6. 米国株市場見通し 瀧本圭祐 3, 2,5 2, 注 : 週足 終点は 219/5/16 出所 :Bloomberg 各種報道等より SMBC 日興証券作成 S&P5 の推移 今週の米株市場では 米中貿易摩擦懸念を背景に 13 日には主要 3 指数が大幅に 218 年 2 月良好な雇用統計を受けて利上げ観測が高まる 218 年終盤米中貿易摩擦への懸念が続くなか FRB は利上げ姿勢維持 S&P5 2,876 2,776 2,693 2,418 5 週移動平均 216 年 1 月 1 週移動平均利上げへの不安や原油安 2 週移動平均 1,5 15/1 16/4 16/1 17/4 17/1 18/4 18/1 19/4 ( 年 / 月 ) 下落した その後は過度な警戒感が和らぐなか 主要 3 指数は 3 営業日続伸した 13 日に中国が対米報復関税を発表し 米国側は中国製品 3, 億ドル相当への追加関税案の詳細を公表した 15 日には米政権が華為技術による米製品調達を制限する動きに出るなど米中対立は激しさを増しており 来週も引き続き貿易関連の報道に影響される相場展開が想定される S&P5 が下落する際の下値目途は 1 週移動平均線の水準 (2,7 近辺 ) が意識されよう 215 年 1 月以降 株価の大幅調整局面では米利上げに対する警戒感があった しかし足元では FRB( 連邦準備制度理事会 ) が年内利上げ停止の姿勢を示しており 相場の支援要因となっている 貿易摩擦懸念で過度に調整する局面があれば 前向きに押し目を拾いたい 5

7. 投資部門別売買動向 松野利彦 現物 先物の投資部門別売買動向 日経平均株価と主な投資部門別売買動向の推移 5 月第 1 週 (7-1 日 ) の日経平均株価は下 ( 億円 ) 落基調 米中通商問題への警戒感が高ま 23, 信託銀行 ( 左軸 ) り 21,5 円を下回った 1, 7,5 5, 2,5 2,5 5, 7,5 事業法人 ( 左軸 ) 海外投資家 ( 左軸 ) 個人 ( 左軸 ) 日経平均 ( 右軸 ) 22,5 22, 21,5 21, 2,5 2, 19,5 1, 19, 18/11/1 18/12/15 19/1/19 19/2/23 19/3/3 19/5/11 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 売買動向は 218 年 11 月第 1 週から 219 年 5 月第 1 週まで 指数は 219 年 5 月 16 日までのデータ出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 海外投資家は現物 先物合計で 8,55 億円と 5 週ぶりの売り越し 現物も 191 億円と 5 週ぶりの売り越しに転じた 個人投資家は 5,759 億円と 3 週ぶりの買い越し 218 年 1 月第 2 週以来の高水準となった 事業法人は 789 億円と 5 週連続の買い越しであるものの 買い越し合計額は 1,415 億円と限定的だった 信託銀行は 522 億円と 5 週連続の売り越し 売り越し合計額は 3,257 億円 投資信託は 1,68 億円と 5 週ぶりの買い越しに転じた 現物 先物の投資部門別売買動向直近 26 週間分データ ( 単位 : 億円 ) 総計自己計委託計個人海外投資家証券会社法人投資信託事業法人 注 :218 年 11 月第 1 週から 219 年 5 月第 1 週までのデータ 現物は二市場一 二部等 先物は日経 225 日経 225mini JPX 日経 4 TOPIX 先物 ミニ TOPIX の合計出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 生保 損保 都銀 地銀等 信託銀行 その他金融機関 18/11/1 684 279 44 1,872 3,822 19 2,374 1,29 1,8 12 2,436 49 315 2,85 86 18/11/17 1 955 953 1,289 2,626 1 283 17 2,542 88 2,24 8 648 1,539 27 18/11/24 7 2,254 2,184 348 5,112 12 3,265 527 1,649 24 885 44 357 694 123 18/12/1 11 38 48 3,872 1,95 16 1,979 379 1,16 167 417 165 576 1,126 33 18/12/8 55 1,972 1,917 2,828 7,569 178 2,647 523 1,658 276 19 99 658 43 34 18/12/15 38 3,232 3,27 184 6,13 16 3,1 2,197 941 456 593 38 7 477 262 18/12/22 283 3,848 3,565 475 5,477 126 1,31 2,15 262 229 1,331 28 46 324 52 18/12/29 4 1,549 1,553 2,882 1,299 31 2,659 438 61 448 1,834 11 48 2,71 61 19/1/5 6 471 531 393 773 15 215 218 18 171 12 13 275 14 19/1/12 147 89 743 2,716 1,821 15 3,81 1,925 337 36 1,511 94 46 1,96 49 19/1/19 176 1,37 861 1,582 951 13 244 722 22 17 169 35 174 44 62 19/1/26 76 274 35 736 2,14 2 1,648 568 35 146 1,19 143 453 598 5 19/2/2 188 49 237 26 33 1 233 51 542 154 412 248 185 328 21 19/2/9 69 1,567 1,635 855 64 63 1,913 1,389 1,231 83 1,839 55 24 1,559 16 19/2/16 254 356 61 3,689 2,698 144 1,745 685 977 4 1,457 162 165 1,857 72 19/2/23 265 59 774 3,95 4,484 56 559 1,235 1,194 149 368 36 291 336 54 19/3/2 536 23 513 1,22 1,728 56 137 33 1,59 36 1,536 458 783 189 16 19/3/9 24 1,42 1,624 2,735 3,12 98 1,355 87 1,574 199 3,41 164 222 2,729 73 19/3/16 225 889 664 1,574 279 22 653 519 1,537 167 198 5 16 58 29 19/3/23 212 937 725 336 62 1 441 639 252 153 27 26 62 184 65 19/3/3 263 3,12 2,839 127 8,749 45 5,993 62 557 69 5,879 9 358 6,38 2 19/4/6 551 1,58 57 6,856 8,22 159 1,514 652 18 2 877 112 137 439 189 19/4/13 6 1,259 1,319 3 783 45 2,6 795 12 14 1,471 195 196 969 111 19/4/2 1 1,222 1,221 2,774 7,963 82 3,886 3,526 152 64 448 17 4 25 248 19/4/27 87 1,341 1,254 227 1,155 2 2,179 1,166 353 39 1,675 238 58 1,32 76 19/5/11 3 1,164 1,464 5,759 8,55 273 1,9 1,68 789 635 1,484 57 99 522 84 6 その他法人等 金融機関

8. 信用取引動向 松野利彦 株価下落の中 買い方の押し目買いと売り方の買戻しか 5 月 1 日申し込み分の信用買い残は 4 月 26 日申し込み分比 1,45 億円増の 2 兆 2232 億円 売り残は 535 億円減の 8,439 億円となった 米中通商協議への警戒感が高まって株価は 1 連休明けから下落基調を辿り 買い方の押し目買いと売り方の買戻しが推察される 評価損益率 ( 買い方 ) は 14.75% と前週の 13.65% から悪化 信用倍率は 2.63 倍と前週の 2.32 倍から上昇した 4. 3.5 3. 2.5 二市場信用買い残 売り残 信用倍率 ( 兆円 ) ( 倍 ) 二市場信用買い残 ( 左軸 ) 二市場信用売り残 ( 左軸 ) 信用倍率 ( 右軸 ) 6. 5.5 5. 4.5 TOPIX と二市場信用評価損益率 ( ホ イント ) 2, 二市場合計信用評価損益率 ( 右逆軸 ) TOPIX: 終値 ( 左軸 ) -5 1,9 1,8 1,7 1,6-45 -4-35 -3 2. 4. 1,5-25 1.5 1. 3.5 3. 1,4 1,3 1,2-2 -15-1.5 2.5 1,1-5. 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 19/1 2. ( 年 / 月 ) 1, 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 19/1 ( 年 / 月 ) 注 : 東京 名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計 5 月 1 日申し込み分まで 信用倍率は金額ベース出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 注 : 評価損益率は東証の制度信用と一般信用の合計買い建玉に対する評価損の割合 5 月 1 日申し込み分まで出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 株価急落で取り組みが厚くなった銘柄 個別銘柄では 取り組み倍率が改善した上位銘柄の中から三菱ケミカル (4188) やアンリツ (6754) などに注目 いずれも株価急落で売り残 買い残ともに前週比で二桁の増加を見せた 取り組みが厚くなっており 今後も株価の変動が大きい地合いが続くとみられる 取り組み倍率が改善した上位銘柄 売残 ( 千株 ) 買残 ( 千株 ) 取組倍率 コード 銘柄略称 前週 当該週 前週 当該週 前週 当該週 1 4689 ヤフー 1,68.6 2,361.1 18,222.1 1,17.6 17.5 4.24 2 8585 オリコ 1,1.2 1,232.9 33,854.6 35,47.4 33.81 28.43 3 6758 ソニー 746.7 878.8 5,684.2 4,434.8 7.61 5.5 4 4188 三菱ケミHD 47.7 558.4 5,478.6 6,433.1 13.44 11.52 5 3632 グリー 794. 1,119.4 2,777.8 2,23.2 3.5 1.97 6 838 りそなHD 841.5 1,13.8 7,72.2 8,5.9 9.17 7.94 7 2193 クックパッド 511.6 678.2 2,648.2 2,699.6 5.18 3.98 8 8515 アイフル 1,451.9 1,79.4 15,969.7 16,862.5 11. 9.86 9 6754 アンリツ 2,994.8 5,742. 8,7.5 9,787.9 2.69 1.7 1 3656 KLab 1,672.5 2,45.9 5,184. 5,482.1 3.1 2.28 取り組み倍率が悪化した上位銘柄 売残 ( 千株 ) 買残 ( 千株 ) 取組倍率 コード 銘柄略称 前週 当該週 前週 当該週 前週 当該週 1 831 三井物 911.9 564.9 2,172.9 3,952.1 2.38 7. 2 6976 太陽誘電 1,26.8 517.1 1,824.2 3,97.4 1.45 5.99 3 723 トヨタ 1,133.6 512.3 1,258.7 2,221.8 1.11 4.34 4 342 東レ 1,611.8 776.7 3,76.2 3,629.5 1.91 4.67 5 2768 双日 2,877.7 2,248. 13,241. 16,32.3 4.6 7.26 6 631 コマツ 972.8 855.6 2,377.3 4,29.4 2.44 4.92 7 7751 キヤノン 978.5 59.2 2,68.5 2,239.1 2.11 4.4 8 7211 三菱自 2,871.9 1,856.5 8,228.5 9,161.7 2.87 4.93 9 864 野村 3,162.7 2,71. 18,136.9 2,481.5 5.73 7.56 1 4755 楽天 4,337.2 2,852.4 11,56.8 12,426.8 2.65 4.36 注 : 東証の制度信用と一般信用の合計 5 月 1 日申し込み分まで 日経 5 種採用銘柄で 買い残 1 万株以上 売り残 5 万株以上の銘柄が対象 取り組み倍率の変化幅ランキング 同じ変化幅の場合はコード順とする出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 7

9. 個人投資家の買付動向 髙山裕介 買付代金上位 1 銘柄 (5/1~5/16 銘柄コード順 ) コード銘柄名市場業種 5/9 終値 5/16 終値 騰落率 1357 日経ダブ東証 ETF 1,155. 1,194. 3.4 157 日経レバ東証 ETF 18,25. 17,65. -3.3 1579 日経 2 倍東証 ETF 19,24. 18,6. -3.3 392 ZOZO 東証 1 部小売 2,124. 2,91. -1.6 6758 ソニー東証 1 部電気機器 5,33. 5,369..7 ブル型 ETF が 2 本ランクインした一方で ベア型 ETF もランクイン 米中貿易摩擦に対する懸念が増す中 投資家の見方は再び分かれた様子 ソニー (6758) は 決算発表を受けて他証券会社が目標株価を引き上げたこともあり 買いが集まったとみられる 6981 村田製東証 1 部電気機器 4,945. 4,856. -1.8 7974 任天堂 東証 1 部 その他製品 36,76. 36,88..3 836 三菱 UFJ 東証 1 部 銀行 526.1 494.8-5.9 9983 ファーストリテイ 東証 1 部 小売 64,97. 63,9. -1.6 9984 ソフトハ ンクG 東証 1 部 情報 通信 11,55. 1,75. -12.8 村田製 (6981) は 2/3 期の大幅減益見通しを受けて売りが嵩んだものの 売られ過ぎとの見方もあり 押し目を拾う投資家も増えた模様 注 : 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計 ただし 取引所外取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 1. 週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) 髙山裕介 値上がり率上位 1 銘柄 (5/1~5/16) コード 銘柄名 業種 5/9 終値 5/16 終値値上がり率 1 1852 浅沼組 建設 2,333. 3,46. 48.3 2 7913 図書印 その他製品 957. 1,44. 46.7 3 6541 グレイス サービス 1,864. 2,663. 42.9 4 3655 フ レインP 情報 通信 6,1. 8,41. 39.9 5 9517 イーレックス 電気 ガス 981. 1,349. 37.5 6 3686 DLE 情報 通信 126. 171. 35.7 7 392 MDV 情報 通信 978. 1,31. 33.9 8 8848 レオハ レス21 不動産 26. 265. 28.6 9 635 IRJ HD サービス 1,872. 2,389. 27.6 1 3853 アステリア 情報 通信 78. 987. 26.5 値下がり率上位 1 銘柄 (5/1~5/16) コード 銘柄名 業種 5/9 終値 5/16 終値値下がり率 1 217 LINK&M サービス 784. 542. -3.9 2 6553 ソウルト アウト サービス 3,9. 2,712. -3.5 3 6513 オリジン 電気機器 1,941. 1,419. -26.9 4 3682 エンカレッシ 情報 通信 1,69. 81. -24.2 5 3464 フ ロハ ティA 不動産 1,155. 881. -23.7 6 3397 トリト ールHD 小売 2,428. 1,863. -23.3 7 769 タ イトロン 卸売 1,531. 1,194. -22. 8 7717 Vテクノロシ ー 精密機器 13,8. 1,8. -21.7 9 2398 ツクイ サービス 657. 515. -21.6 1 7744 ノーリツ鋼機 精密機器 2,67. 1,63. -21.1 注 : 対象は東証 1 部銘柄出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 日経平均は 5/1~5/16 の間 1.6% 下落 浅沼組 (1852) 48.3% 上昇 : 2/3 期の 2 桁営業増益見通しや増配計画を好感 ブレイン P(3655) 39.9% 上昇 : 19/6 期 3Q の好決算および通期業績見通しの上方修正を好感 イーレックス (9517) 37.5% 上昇 : 2/3 期経常利益の大幅増益かつ 2 期ぶりの最高益更新見通しを好感 LINK&M(217) 3.9% 下落 : 19/12 期 1Q の大幅営業減益を嫌気 トリドール HD(3397) 23.3% 下落 : 19/3 期の巨額の減損損失を警戒視 8

11. テクニカル分析 :TOPIX の 売られ過ぎ シグナル点灯 花田政人 TOPIX のサイコロジカルと RSI 5 月 16 日現在 TOPIX のサイコロジカルは 25.% RSI は 19.81% 今回を除き 218 年以降でサイコロジカルが 25% 以下となった局面は 18 年 5 月 8 月の 2 度あったが その後 間もなく反発している RSI の 2% 割れは 18 年 2 月 7 月 1 月 12 月の 4 度あったが 直に上昇へ転じている 現状 2 つの指標が同時に 売られ過ぎ シグナルを点灯 近い将来の反発が期待できそうだ 2, 1,8 1,6 (pt) TOPIX 1,4 118/1 18/2 18/3 サイコロジカル 18/4 18/5 18/6 18/7 18/8 18/9 18/1 18/11 18/12 19/1 19/2 19/3 19/4 19/5 8 6 4 2 118/1 18/2 18/3 RSI 18/4 18/5 18/6 18/7 18/8 18/9 18/1 18/11 18/12 19/1 19/2 19/3 19/4 19/5 8 6 4 2 18/1 18/2 18/3 18/4 18/5 18/6 18/7 18/8 18/9 18/1 18/11 18/12 19/1 19/2 19/3 19/4 19/5 ( 年 / 月 ) 出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 指数 5/16 終値 日経平均株価 21,62.98-281.94-1.32 日経平均が直近安値 2,751 円 ( ザラ場ベース ) を付けた 14 日の東証 1 部売買代金は 2.85 兆円と膨らんだ 下値を拾う買いは相応にあったようだ 16 日の東証 1 部予想 PER は 13.33 倍と 約 3 ヵ月ぶりの低水準 日本株市場関連データ (5/16 時点 ) 25 日移動平均 21,814.11-3.44 75 日移動平均 21,399.14 移動平均乖離率 -1.57 2 日移動平均 21,858.61-3.63 売買高 ( 東証 1 部 万株 1) 146,158 25 日移動平均 127,9 売買代金 ( 東証 1 部 億円 2) 23,942 25 日移動平均 23,27 売買単価 ( 円 2/1) 1,638.9 前週末比 前週末比 5/16 終値 ( 円,pt) TOPIX 1,537.55-11.87 -.77 JPX 日経 4 13,693.89-87.21 -.63 東証 2 部指数 6,688.3-92.8-1.37 東証マザーズ指数 874.25-37.17-4.8 日経ジャスダック平均 3,355.14-51.72-1.52 東証 REIT 指数 1,914.58 25.35 1.34 テクニカル指標 [ 単位 :%] 騰落レシオ ( 東証 1 部 25 日 ) 73.93 サイコロジカル (TOPIX) 25. スローストキャスティクス (TOPIX) 19.81 RSI(TOPIX) 19.81 注 : 予想は東証 1 部配当利回り及び東証 1 部予想 PER は日経予想 東証 REIT 指数予想分配金利回りは QUICK 予想 配当 分配金利回りは加重平均 テクニカル指標は一般的に 騰落レシオ :12% 以上が買われ過ぎ 7% 以下が売られ過ぎ サイコロジカル :75% 以上が買われ過ぎ 25% 以下が売られ過ぎ スローストキャスティクス :7% 以上が買われ過ぎ 3% 以下が売られ過ぎ RSI:7% 以上が買われ過ぎ 3% 以下が売られ過ぎと判断される出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 指数 東証 1 部予想配当利回り 前週末比 ( 円,pt) 判定 前週末比 売られ過ぎ 売られ過ぎ 売られ過ぎ 2.57 東証 1 部予想 PER( 倍 ) 13.33 東証 1 部 PBR( 倍 ) 1.14 東証 REIT 指数予想分配金利回り 3.89 9

12. 来週 再来週の主なスケジュール 柴山真里枝 来週 週末 25 日からトランプ米大統領が来日する 4 月に続いて 2 ヵ月連続での日米首脳会談が開催される予定で 通商問題を巡る協議の行方が焦点となる なお 欧州では 23 日から欧州議会選挙が実施される 経済指標では 日本の 1-3 月期実質 GDP や機械受注 貿易統計などが発表される 来週の主なスケジュール 発表日国 地域市場予想前回値 1-3 月期 実質 GDP(1 次速報 前期比年率 ).2% 1.9% 4 月全国スーパー売上高 ( 前年比 27 日までに発表予定 ) -.5% 日本 5 月 2 日 ( 月 ) 4 月全国コンビニエンスストア売上高 ( 前年比 ) -.% 1-3 月期 決算 :SOMPOHD MS&AD 東京海上 - - 米国 - パウエルFRB( 連邦準備制度理事会 ) 議長が講演 - - 日本 4 月 訪日外客数 - 276 万人 5 月 21 日 ( 火 ) 4 月中古住宅販売件数 ( 前月比 ) 2.6% 4.9% 米国 2-4 月期決算 : ホーム デポ TJX - - 3 月 機械受注 ( 船舶 電力除く民需 前月比 ) - 1.8% 日本 4 月貿易収支 ( 季調済 ) - 1,778 億円 4 月輸出 ( 前年比 ) - 2.4% 4 月 輸入 ( 前年比 ) - 1.2% 5 月 22 日 ( 水 ) 米国 - FOMC( 連邦公開市場委員会 ) 議事要旨公表 (4 月 3 5 月 1 日開催分 ) - - 欧州 - ドラギECB( 欧州中央銀行 ) 総裁が講演 - - 英国 4 月 消費者物価指数 ( 前年比 ) - 1.9% NZ 1-3 月期 実質小売売上高 ( 前期比 ) - 1.7% 南ア 4 月 消費者物価指数 ( 前年比 ) - 4.5% ロシア 4 月 鉱工業生産 ( 前年比 23 日までに発表予定 ) 2.% 1.2% 米国 4 月 新築住宅販売件数 ( 前月比 ) 2.8% 4.5% 欧州 - 欧州議会選挙 (~26 日 ) - - 5 月製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) - 47.9 ユーロ圏 5 月 23 日 ( 木 ) 5 月サービス業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) - 52.8 ドイツ 5 月 IFO 景況指数 - 99.2 インド - 総選挙開票日 - - 南ア - 政策金利 ( 金融政策委員会 前回値は現在水準 ) - 6.75% 日本 4 月 全国消費者物価指数 ( 生鮮食品除く 前年比 ) -.8% 4 月耐久財受注 ( 前月比 ) 1.8% 2.6% 米国 5 月 24 日 ( 金 ) 4 月 ( 除輸送用機器 前月比 ).3%.3% NZ 4 月 貿易収支 ( 原数値 前回値は前月値 ) - 9.2 億 NZドル メキシコ 1-3 月期 経常収支 ( 原数値 前回値は前四半期値 ) - 34.2 億ドル 5 月 25 日 ( 土 ) 日 米 - トランプ米大統領が来日 (~28 日 ) - - ドイツ - ブレーメン州議会選挙 - - 5 月 26 日 ( 日 ) スペイン - 統一地方議会選挙 (13 自治州 カタルーニャ アンダルシア ガリシア バスク州の 4 州を除く 全国市町村の議会選挙 ) - - ベルギー - 総選挙 - - 注 : 発表日は現地時間 市場予想と実績は 219 年 5 月 16 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示 前回値は断りがない限り 月次データは前月値 四半期データは前四半期値 スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg QUICK 各種報道などより SMBC 日興証券作成 1

再来週 海外では 米国のインフレ指標として FRB( 連邦準備制度理事会 ) が重視する PCE コア デフレータや中国の製造業 PMI などが発表される なお 中国は週末 6 月 1 日に米国製品 6 億ドル相当に対する報復関税率を引き上げる予定 再来週の主なスケジュール 発表日国 地域市場予想前回値 日 米 - 日米首脳会談 - - 5 月 27 日 ( 月 ) 米国 - 米国市場休場 ( 戦没将兵追悼記念日 ) - - ブラジル 4 月 経常収支 ( 原数値 前回値は前月値 ) - 4.9 億ドル 5 月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 128. 129.2 米国 3 月 FHFA 住宅価格指数 ( 前月比 ) -.3% 5 月 28 日 ( 火 ) 3 月 S&P/ ケースシラー住宅価格指数 ( 主要 2 都市 前年比 ) - 3.% 欧州 - EU 臨時首脳会議 - - ユーロ圏 5 月欧州委員会 経済信頼感指数 - 14. 4 月マネーサプライM3( 前年比 ) - 4.5% 5 月 29 日 ( 水 ) 日本 - 黒田日銀総裁が挨拶 ( 日本銀行金融研究所主催 219 年国際コンファランス ) - - 米国 1-3 月期実質 GDP( 改定値 前期比年率 前回値は速報値 ) 2.9% 3.2% 4 月中古住宅販売成約指数 ( 前月比 ) - 3.8% 5 月 3 日 ( 木 ) 豪州 1-3 月期 民間設備投資 ( 前期比 ) - 2.% NZ - 219/2 年度予算発表 - - ブラジル 1-3 月期 実質 GDP( 前年比 ) - 1.1% 4 月 有効求人倍率 - 1.63 倍 日本 4 月失業率 - 2.5% 5 月都区部消費者物価指数 ( 生鮮食品除く 前年比 ) - 1.3% 4 月 小売業販売額 ( 前年比 ) - 1.% 4 月 PCEコア デフレータ ( 食品 エネルギーを除く個人消費デフレータ 前年比 ) - 1.6% 4 月個人支出 ( 前月比 ).4%.9% 米国 5 月 31 日 ( 金 ) 4 月個人所得 ( 前月比 ) -.1% 5 月 シカゴ購買部協会景況指数 56. 52.6 中国 5 月製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) - 5.1 5 月非製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) - 54.3 インド 1-3 月期 実質 GDP( 前年比 ) - 6.6% トルコ 1-3 月期 実質 GDP( 前年比 ) - 2.98% - - アジア安全保障会議 (~6 月 2 日 シンガポール ) - - 6 月 1 日 ( 土 ) 中国 - 米国製品 6 億ドル相当に対する報復関税率を最大 25% に引き上げ ( 日本時間 1 時 ) - - 6 月 2 日 ( 日 ) - - - - - 注 : 発表日は現地時間 市場予想と実績は 219 年 5 月 16 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示 前回値は断りがない限り 月次データは前月値 四半期データは前四半期値 スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg QUICK 各種報道などより SMBC 日興証券作成 11

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