1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 来週の予想レンジ :22,000~23,500 円 > 15 24,000 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,500 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) 1

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たみえあみおか
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1 2018 年 6 月 8 日号来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株市場見通し注目テーマ LNG の世界需要拡大日本企業に商機ドル円相場見通し米国株市場見通し投資部門別売買動向信用取引動向個人投資家の買付動向週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) テクニカル分析来週再来週の主なスケジュール... 7 投資情報部

2 1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 来週の予想レンジ :22,000~23,500 円 > 15 24,000 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,500 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) ,000 22,000 円 ,000 ( 兆円 6 ) 5 20, ,000 2 東証一部売買代金 ( 右軸 ) 1 18, /12/19 18/1/12 18/2/1 18/2/22 18/3/14 18/4/4 18/4/24 18/5/17 18/6/6 18/6/26 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 予想は SMBC 日興証券出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成今週の日経平均は堅調推移今週の日経平均は先週末の米雇用統計を好感し大幅高でスタートその後も手掛かり材料に乏しい中 4 営業日続伸し 5 月下旬の下落幅を徐々に取り戻すしっかりした展開となった来週はイベントをこなしつつ 23,000 円超えへ先週マーケットで話題となったイタリア政局問題は 6 日に新内閣が正式に発足政権運営や財政問題などを抱えているものの過度な警戒感は一旦後退した一方もう 1 つの関心事として米国を巡る通商問題が挙げられる今週末開催の G7 首脳会議で議論が予定されているほか 15 日は米国による対中制裁関税の最終案公表期限であり公表後は速やかに発動する見込みただ相場への悪影響は薄れつつあるようだトランプ米大統領による鉄鋼等への関税適用方針の表明 (3/1) や対中関税措置発動の決定 (3/22) 時には貿易摩擦懸念が高まり世界的に株価は調整した一方 6 月 1 日に発動された EU などへの関税適用それに伴う各国からの報復関税表明を受けた株式市場へのインパクトは限定的少なくとも 11 月の米中間選挙まで通商問題を巡って米国の攻勢は続くと考えられるが世界景気は好調であり株式市場では実体経済への影響を見定めながら買い進む様相であろうイタリア政局問題通商問題をこなしつつ 12~13 日には FOMC( 米連邦公開市場委員会 ) を迎える今年 2 回目の利上げ実施が想定されるほか利上げペース加速の有無が焦点となる年内 4 回の利上げが意識されれば米長期金利の上昇に伴うドル高円安進行が想定され日経平均は 23,000 円超えが視野に入ろう 1

3 2. 注目テーマ LNG の世界需要拡大日本企業に商機花田政人図表 1. 中国の1 次エネルギー消費構成比率 2016 年 2030 年目標 0% 20% 40% 60% 80% 100% 石炭石油天然ガスその他注 : 2016 年は実績値 2030 年は計画値出所 : BP 統計 Statistical Review of World Energy 2017 中国国家発展改革委員会エネルギー生産消費革命戦略 (2016~2030 年 ) より SMBC 日興証券作成図表 2. LNGと原油粗油の平均輸入価格推移 ( 月次 ) ( 千円 /MT) ( 千円 /KL) /04 14/10 15/04 15/10 16/04 16/10 17/04 17/10 18/04 LNG( 左軸 ) 原油粗油 ( 右軸 ) ( 年 / 月 ) 注 : 原油は油井からくみ上げたままの石油粗油は未精製の原料油の総称で日本の関税法上原油とは別に扱われる価格は輸送による運賃や保険料為替変動を組み込んだ CIF 価格出所 : 財務省貿易統計より SMBC 日興証券作成図表 3. 主なLNG 関連銘柄銘柄コード銘柄略称 6 月 7 日終値 1605 国際帝石 1,210.5 概要出所 : 会社 HP 東洋経済 QUICK より SMBC 日興証券作成 100 オーストラリア北西部のLNG 計画イクシスの操業開始にメドインドネシアの LNG 計画アバディは2020 年代後半の生産開始を目指す世界生産量 30% 以上のLNGプラントを設 1963 日揮 2,261.0 計建設した実績今年 5 月カナダ西部のLNGプラント設計建設の受注を発表 5393 ニチアス 1,410.0 などを手掛ける LNG 基地内にあるタンクや配管などの保冷工事鉄骨構造物への耐冷被覆工事国内のLNG 受入基地の半数程度を設 6366 千代建計施行してきた実績カタールにある世界最大のLNGプラントを手掛けた 7013 IHI 3,990.0 入基地を建設 LNG 受入基地 LNG 貯蔵タンクで国内トップシェアインドでは同国初の LNG 受 8031 三井物 LNGの生産輸送マーケティングまで 1,995.0 の全バリューチェーンを手掛ける LNG 生産能力を拡大させる方針 8058 三菱商 3,192.0 アジア随一の天然ガス権益を有す東ガス 3,015.0 年までにLNG 生産能力を拡大させる方針 LNGの輸入ガス製造販売まで手掛ける東南アジアにおいては LNG 受入基地のコンサルティングなどを展開天然ガスは環境に優しい化石燃料である燃焼時の排ガスに含まれる二酸化炭素の排出量は石炭を 100 とすると石油 80 天然ガス 60 同様に窒素酸化物は石油 70 天然ガス 20~40 硫黄酸化物は石油 70 天然ガスほぼゼロとなる中国は 2017 年に LNG( 液化天然ガス ) 輸入量を前年比で約 5 割増やしたといわれる中国政府は深刻な問題となっている大気汚染への対策を強化し燃料を石炭や重油から天然ガスへ切り替えている 2016 年における中国の 1 次エネルギー消費構成比率は石炭が約 60% 天然ガスは 6% であった中国政府は 2030 年に天然ガスの比率を 15% に引き上げ石炭を 49% とする計画だ ( 図表 1) 他のアジア諸国も LNG 輸入を増やしているエネルギー調査会社のブルームバーグニューエナジーファイナンスは 2030 年の LNG 世界需要は 2016 年より約 9 割増えるとみている天然ガスは石油の代替燃料と考えられてきた経緯があり LNG 価格と原油価格の相関性は高い ( 図表 2) 原油価格回復を受け世界の資源大手は LNG 開発に再び着手する動きが見られる 2018 年になって英蘭ロイヤルダッチシェルと三菱商事 (8058) などはカナダ西部の LNG プラント計画を再開した採算がとれると判断したようだ中国が本腰を入れて環境問題に取り組みアジアにおけるエネルギー源の天然ガスへのシフトが急ピッチで進んでいることから今後 LNG 開発が活発化する可能性があるだろう日本は 1969 年より LNG 輸入を開始し現状世界輸入量の 3 分の 1 程度を占める世界最大の LNG 輸入国である世界に先行して培ったノウハウがありこの分野での日本企業の競争力は高い LNG の世界需要拡大が予想される中 LNG プラントや受入基地といったインフラ整備が必要となるだろう日本の LNG 関連企業にとって商機と考えられる図表 3 には主な LNG 関連銘柄を掲載した 2

4 3. ドル円相場見通し龍翔太 ( 円 / ドル ) ドル円相場の推移と来週の見通し今週は 109 円台で底堅く推移した後 6 日に < 来週の予想レンジ :108.50~ 円 > は米長期金利上昇などを背景に一時円まで上昇したただ週末にかけては日米首脳会談などを前にした様子見姿勢から上値の重い展開となった出所 : Bloomberg より SMBC 日興証券作成円円 /1 11/22 12/13 1/3 1/24 2/14 3/7 3/28 4/18 5/9 5/ 年 2018 年 ( 月 / 日 ) 来週にかけては G7 首脳会議や米朝首脳会談 FOMC( 連邦公開市場委員会 ) など重要イベントが目白押しだドル円は引き続き不安定な値動きとなろう特に注目される FOMC ではメンバーの政策金利見通し ( 中央値 ) が焦点となる利上げペースの加速はドル高円安要因となるが年内計 3 回の利上げ見通しが維持された場合ドル円は下落が想定されるもっとも利上げペース加速に対する市場の期待は 9 月 FOMC に向けて再び高まるとみており FOMC に起因する円高は長期化しない見込みだ 4. 米国株市場見通し吉田隼人 S&P500 と 12 ヵ月先予想 EPS(1 株当たり利益 ) の推移今週の米株市場は主要指数が前週末 (pt) 2,900 2,800 2,700 2,600 2,500 2,400 (2017/6/7~2018/6/7 日次 ) 12 ヵ月先予想 EPS( 右軸 ) S&P500( 左軸 ) 注 : 予想は Bloomberg 出所 : Bloomberg より SMBC 日興証券作成米国企業の業績は堅調を維持 2, /7 9/7 12/7 3/7 6/ 年 2018 年 ( ドル ) ( 月 / 日 ) 比で上昇しているアップル株など大型ハイテク株が上昇しナスダック総合指数は 6 日に史上最高値を更新した来週は重要なイベントが集中している米欧の金融政策決定会合の結果発表 (13 日と 14 日 ) を控えているほか米朝首脳会談 (12 日 ) AT&T とタイムワーナーの合併を巡る裁判の判決 (12 日 ) 対中国の関税対象商品の公表 (15 日まで ) が予定されているこれらのイベントの結果次第では相場の振れ幅が大きくなることが想定されるがその中で S&P500 は 2 月と 3 月に超えることができなかった 2,800 を上回る可能性があるただ来週の金融政策決定会合の結果が予想よりタカ派的であれば世界的に金利上昇が加速し足元で高値を更新する動きのあるハイテク株から金融株などバリュー株への資金循環が進む可能性がある 3

5 5. 投資部門別売買動向 ( 現物先物 ) 松野利彦 10,000 15,000 日経平均株価と主な投資部門別売買動向の推移 ( 億円 ) 15,000 10,000 5, ,000 信託銀行 ( 左軸 ) 事業法人 ( 左軸 ) 海外投資家 ( 左軸 ) 日経平均 ( 右軸 ) 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 個人 ( 左軸 ) 20,000 19,000 17/12/9 18/1/13 18/2/17 18/3/24 18/4/28 18/6/2 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 売買動向は 2017 年 12 月第 1 週から 2018 年 5 月第 5 週まで株価は 2018 年 6 月 7 日までの週次データ現物は二市場一二部等先物は日経 225 日経 225mini JPX 日経 400 TOPIX 先物ミニ TOPIX の合計出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 5 月第 5 週の東京株式市場では海外投資家が売り越しを個人投資家は買い越しを継続したこの週は欧州の政局混迷に加え MSCI の銘柄入れ替えに伴う資金流出などの影響を受け日経平均株価は週半ばに一時 22,000 円割れとなった海外投資家は 5,660 億円と 2 週連続の売り越し現物と先物の両方を売り越したのは 3 月第 2 週以来のことであった個人投資家は 2,046 億円と 2 週連続の買い越しとなったその多くは現物であり先物はわずかに売り越しである事業法人は 1,469 億円と 5 週連続の買い越し信託銀行は 699 億円と 6 週ぶりの買い越しとなった 6. 信用取引動向松野利彦 6 月 1 日申し込み分の信用買い残は 5 月 25 日申し込み分比 449 億円増の 3 兆 4695 億円と 2 週連続して増加売り残は 180 億円減の 8,062 億円と 4 週ぶりに減少しているこの週の株価は前半に下落も後半に反発したため押し目買いと買い戻しが膨らんだようだ信用倍率は 4.30 倍と 2 週連続で上昇評価損益率 ( 買い方 ) は 9.99% と前週の 9.58% から悪化も 10% に接近したため相場の底入れが確認できたと言えようか二市場信用買い残売り残信用倍率日経平均と二市場信用評価損益率 4.0 ( 兆円 ) ( 倍 ) 6.0 (%) 24, 二市場信用買い残 ( 左軸 ) 二市場信用売り残 ( 左軸 ) 信用倍率 ( 右軸 ) ,000 22,000 21,000 二市場合計信用評価損益率 ( 右逆軸 ) 日経平均 : 終値 ( 左軸 ) , , ,000 17,000 16, 年以降評価損益率が 10% 以上に悪化すると相場が底入れする傾向がある , /1 16/4 16/7 16/10 17/1 17/4 17/7 17/10 18/1 18/4 2.0 ( 年 / 月 ) 14,000 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 17/4 17/7 17/10 18/1 18/4 0 ( 年 / 月 ) 注 : 東京名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計 5 月 25 日申し込み分まで信用倍率は金額ベース出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 4 注 : 評価損益率は東証の制度信用と一般信用の合計買い建玉に対する評価損の割合 5 月 25 日申し込み分まで出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成

6 7. 個人投資家の買付動向髙山裕介買付代金上位 10 銘柄 (6/1~6/7 銘柄コード順 ) コード銘柄名市場業種 5/31 終値 6/7 終値騰落率 (%) JT(2914) は 5% を超える配当利回りが魅力となり注目を集めた模様 1570 日経レバ東証 ETF 19, , J T 東証 1 部食料品 2, , 武田東証 1 部医薬品 4, , 資生堂東証 1 部化学 8, , 資生堂 (4911) は複数の証券会社による目標株価引き上げが相次いでいることもあり買い人気が高まった 5301 東海カ東証 1 部カラス土石製品 2, , ファナック東証 1 部電気機器 23, , トヨタ東証 1 部輸送用機器 6, , トヨタ (7203) は良好な米経済や円安進行を追い風に物色が強まった様子 7751 キヤノン東証 1 部電気機器 3, , 任天堂東証 1 部その他製品 45, , ソフトハンク G 東証 1 部情報通信 7, , 注 : 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計ただし取引所外取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 8. 週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) 値上がり率上位 10 銘柄 (6/1~6/7) コード銘柄名業種 5/31 終値 6/7 終値値上がり率 (%) 日本通信情報通信アシュハン化学 , インフォマートサービス 1, , 住精化化学 4, , アルヒその他金融 1, , ラサ工化学 2, , カメイ卸売 1, , MDV 情報通信 1, , JDI 電気機器きちり小売値下がり率上位 10 銘柄 (6/1~6/7) コード銘柄名業種 5/31 終値 6/7 終値値下がり率 (%) 東京個別サービス 1, シクマクシスサービス 1, , トッフカルチャ小売 JVCKW 電気機器ビジョン情報通信 4, , スルガ銀銀行 1, , ソラストサービス 3, , 邦チタニウム非鉄金属 1, , 電子材料電気機器オーフントア情報通信 2, , 注 : 対象は東証 1 部銘柄出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成髙山裕介日経平均は 6/1~6/7 の間 2.8% 上昇日本通信 (9424): 複数の地銀など 6 社共同でフィンテック基盤の実証実験を行うとの発表を材料視アジュバン (4929): 共同研究先の理化学研究所などが脱毛症治療薬の試験を開始すると発表し思惑買いが向かった住精化 (4008): 意欲的な中期経営計画の発表を好感スルガ銀 (8358): 不正融資に行員が関与した疑いがあるとの一部報道などを嫌気邦チタニウム (5727): 他証券会社が業績予想を大幅に減額修正したことを嫌気 5

7 9. テクニカル分析後藤晃郁日経平均と東証マザーズ指数日経平均は一目均衡表のねじれが 5 月 29 日に示現雲が支持帯として機能し 5 月 30 日に下げ止まった ( 左図 1) 遅行線も現値を割り込むことなく切り返しており ( 左図 2) チャート面からは強気トレンドの継続が示唆されている一方東証マザーズ指数は終値で 2017 年 10 月 25 日以来の安値となる場面があった 2 月に雲を割り込んで以降雲が上値抵抗帯になったことに加え ( 右図 ) 足元で遅行線が現値を割り込んでいる ( 右図 3) 大型 IPO のイベントを控え需給面の不安を指摘する見方もあり雲 (1,141~1,169pt 6/7 時点 ) が上値を抑える可能性がある指数全体としての上昇余地は限定的か 24,500 24,000 23,500 23,000 22,500 22,000 21,500 21,000 ねじれ転換線 20,500 先行スパン2 1 ( 月 / 日 ) 20,000 1/4 2/2 3/5 4/3 5/2 6/1 6/29 出所 :QUICKよりSMBC 日興証券作成指数先行スパン 1 基準線日経平均遅行線 6/7 終値日経平均株価 22, 日移動平均 22, 日移動平均 21, 移動平均乖離率日移動平均 21, 売買高 ( 東証 1 部万株 1) 143, 日移動平均 151,161 売買代金 ( 東証 1 部億円 2) 25, 日移動平均 25,501 売買単価 ( 円 2/1) 1, ねじれとは先行スパン 1 と 2 が交差するタイミングのこと相場の転換点になりやすいとされる 2 今週日経平均は 10 営業日ぶりに 25 日線を回復日経ジャスダック平均東証マザーズ指数のサイコロジカルラインは 25% 以下と売られ過ぎのシグナルが点灯同シグナルはいずれの指数も 4 月中旬以来雲 5/30 日本株市場関連データ (6/7 時点 ) 前週末比前週末比 (%) 1,100 遅行線先行スパン2 3 基準線 ( 月 / 日 ) 1,050 1/4 2/2 3/5 4/3 5/2 6/1 6/29 6/7 終値 ( 円,pt) TOPIX 1, JPX 日経 , 東証 2 部指数 7, 東証マザーズ指数 1, 日経ジャスダック平均 3, 東証 REIT 指数 1, テクニカル指標 [ 単位 :%] 騰落レシオ ( 東証 1 部 25 日 ) サイコロジカル (TOPIX) スローストキャスティクス (TOPIX) RSI(TOPIX) 前週末比 (%) 注 : 予想は東証 1 部配当利回り及び東証 1 部予想 PER は日経予想東証 REIT 指数予想分配金利回りは QUICK 予想配当分配金利回りは加重平均テクニカル指標は一般的に騰落レシオ :120% 以上が買われ過ぎ 70% 以下が売られ過ぎサイコロジカル :75% 以上が買われ過ぎ 25% 以下が売られ過ぎスローストキャスティクス :70% 以上が買われ過ぎ 30% 以下が売られ過ぎ RSI:70% 以上が買われ過ぎ 30% 以下が売られ過ぎと判断される出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 1,400 1,350 1,300 1,250 1,200 1,150 (pt) 指数転換線東証マザーズ指数先行スパン 1 前週末比 ( 円,pt) 東証 1 部予想配当利回り (%) 2.04 東証 1 部予想 PER( 倍 ) 東証 1 部 PBR( 倍 ) 1.36 東証 REIT 指数予想分配金利回り (%) 4.06 雲判定 6

8 10. 来週再来週の主なスケジュール柴山真里枝来週日米欧の金融政策決定会合が相次いで行われる米 FOMC では今年 2 度目の利上げ実施が見込まれるほか FOMC 参加者による年内の利上げ見通し ( 中央値 ) が焦点となる ECB 理事会では資産買入れ終了に関する議論が行われる見込み 12 日にはシンガポールで米朝首脳会談が開催される来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値日本 4 月機械受注 ( 船舶電力除く民需前月比 ) 3.9% ドイツ情報通信技術見本市 CeBIT (~15 日ハノーバー ) 6 月 11 日 ( 月 ) インド 13 月期経常収支 ( 原数値前回値は前四半期値 29 日までに発表予定 ) 億ドル億ドルトルコ 4 月経常収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 48.1 億ドル 46 月期法人企業景気予測調査 ( 景況判断 BSI 大企業製造業前期比 ) 2.9%pt 日本 46 月期 ( 景況判断 BSI 大企業全産業前期比 ) 3.3%pt 5 月消費者物価指数 ( 除食品 & エネルギー前年比 ) 2.2% 2.1% 米国 FOMC( 連邦公開市場委員会 ~13 日 ) 連邦議会予備選挙 ( ネバダ州メイン州ノースダコタ州サウスカロライナ州バージニア州 ) 6 月 12 日 ( 火 ) ゲーム見本市 E3 (~14 日ロサンゼルス ) 米朝米朝首脳会談 ( シンガポール ) 独 6 月 ZEW 景気期待指数 8.2 英国インド 24 月 4 月 ILO 失業率鉱工業生産 ( 前年比 ) 4.2% 4.4% 5 月 5 月失業保険申請件数消費者物価指数 ( 前年比 ) 31,200 件 4.58% 5 月生産者物価指数 ( 前月比 ) 0.3% 0.1% 米国政策金利 (FOMC 連邦公開市場委員会 ) 経済見通し公表 1.75~2.00% 1.50~1.75% パウエルFRB( 連邦準備制度理事会 ) 議長による記者会見 6 月 13 日 ( 水 ) 韓国統一地方選挙ユーロ圏 4 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 0.5% 英国 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 2.4% 日本日銀金融政策決定会合 (~15 日 ) 米国 5 月小売売上高 ( 前月比 ) 0.4% 0.2% 5 月 ( 除自動車前月比 ) 0.4% 0.3% ユーロ圏 ECB( 欧州中央銀行 ) 理事会 ( ラトビア ) 政策金利( 前回値は現在水準 ) 0.00% 6 月 14 日 ( 木 ) 15 月固定資産投資 ( 都市部年初来前年比 ) 7.0% 7.0% 中国 5 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 6.9% 7.0% 豪州 5 月失業率 5.6% 5 月新規雇用者数 ( 前月比 ) 22,600 人 FIFAワールドカップ (~7 月 15 日ロシア ) 日銀金融政策決定会合黒田日銀総裁が記者会見日本住宅宿泊事業法施行 ( 自治体への届け出を条件に年 180 日まで住宅に旅行者を泊めることを認可 ) 5 月鉱工業生産指数 ( 前月比 ) 0.3% 0.7% 6 月ニューヨーク連銀製造業景況指数米国 6 月ミシガン大学消費者信頼感指数 ( 速報 ) 月 15 日 ( 金 ) 中国の知的財産権侵害に対する制裁関税の最終案公表期限ユーロ圏 4 月貿易収支 ( 季調済 ) 212 億ユーロ 5 月消費者物価指数 ( 確報前年比前回値は速報値 ) 1.9% インド 5 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 億ドルロシア政策金利 ( 金融政策決定会合前回値は現在水準 ) 7.25% 7.25% ブラジル 4 月経済活動指数 ( 前年比 ) 0.66% 6 月 16 日 ( 土 ) 6 月 17 日 ( 日 ) 注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は 2018 年 6 月 7 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg および各種報道などより SMBC 日興証券作成 7

9 再来週は日本では貿易統計や小売関連指標訪日外客数が発表予定海外では OPEC 総会が開催され OPEC 非 OPEC 産油国の協調減産に関する議論の行方が注視されるまた欧米中銀関係者の発言が複数予定されている再来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値 6 月 18 日 ( 月 ) 日本米国 5 月貿易収支 ( 季調済 ) 5,500 億円 5 月輸出 ( 前年比 ) 7.8% 5 月輸入 ( 前年比 ) 5.9% 5 月全国百貨店売上高 ( 前年比 21 日までに発表予定 ) 0.7% NY 連銀総裁にウィリアムズサンフランシスコ連銀現総裁が就任講演 ( ダドリー NY 連銀現総裁の任期は17 日まで ) 中国上海深セン香港など各市場休場 ( 端午節 ) 欧州 ECB( 欧州中央銀行 ) 理事会年次フォーラム (~20 日ポルトガル ) ドラギECB( 欧州中央銀行 ) 総裁が講演ロシア 5 月鉱工業生産 ( 前年比 19 日までに発表予定 ) 0.9% 1.3% 5 月住宅着工件数 ( 前月比 ) 1.4% 3.7% 5 月 ( 年率換算 ) 万件万件米国 5 月住宅着工許可件数 ( 前月比 ) 1.4% 0.9% 6 月 19 日 ( 火 ) 5 月 ( 年率換算 ) 万件万件欧州ドラギECB( 欧州中央銀行 ) 総裁が講演 ( ポルトガル ) 独仏メルケル独首相マクロン仏大統領による合同閣議 ( ドイツ ) 5 月全国コンビニエンスストア売上高 ( 前年比 ) 0.7% 5 月全国スーパー売上高 ( 前年比 25 日までに発表予定 ) 1.2% 日本 5 月 JNTO( 日本政府観光局 ) 訪日外客数 290 万 1 千人通常国会会期末 ( 延長の可能性もあり ) 日銀金融政策決定会合議事要旨公表 (4 月日開催分 ) 6 月 20 日 ( 水 ) 黒田日銀総裁が講演米国 5 月中古住宅販売件数 ( 前月比 ) 3.5% 2.5% 欧州ドラギECB( 欧州中央銀行 ) 総裁パウエルFRB( 米連邦準備制度理事会 ) 議長ロウ豪準備銀行 ( 中央銀行 ) 総裁がパネルディスカッションに参加 ( ポルトガル ) 南ア 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 4.5% ブラジル政策金利 ( 金融政策委員会前回値は現在水準 ) 6.50% 米国 6 月フィラデルフィア連銀製造業景況指数月 FHFA 住宅価格指数 ( 前月比 ) 0.1% 欧州ユーロ圏財務相会合 ( ユーログループルクセンブルク ) 6 月 21 日 ( 木 ) 英国政策金利 ( 金融政策委員会前回値は現在水準 ) 0.50% NZ 13 月期実質 GDP( 前年比 ) 2.9% 南ア 13 月期経常収支 ( 対 GDP 比年率季調済 ) 2.9% メキシコ政策金利 ( 金融政策理事会前回値は現在水準 ) 7.50% 日本 5 月全国消費者物価指数 ( 生鮮食品除く前年比 ) 0.7% 6 月 22 日 ( 金 ) ユーロ圏 6 月製造業 PMI( 購買担当者景気指数 50が好不調の目安水準 ) 月サービス業 PMI( 購買担当者景気指数 50が好不調の目安水準 ) 53.8 OPEC( 石油輸出国機構 ) 総会 ( ウィーン ) 6 月 23 日 ( 土 ) OPEC( 石油輸出国機構 ) 非 OPEC 産油国閣僚会合 ( ウィーン ) 6 月 24 日 ( 日 ) トルコ大統領選挙議会選挙注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は 2018 年 6 月 7 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg および各種報道などより SMBC 日興証券作成 8

10 本資料について免責事項本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく SMBC 日興証券株式会社 ( 以下弊社といいます ) が投資情報の提供を目的に作成したものです本資料は弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますがこれらの情報が完全正確であるとの保証はいたしかねます情報が不完全または要約されている場合もあります本資料に記載する価格数値等は過去の実績値概算値あるいは将来の予測値であり実際とは異なる場合がありますかかる価格数値等は予告なしに変更することがありますので予めご了承くださいますようお願いいたします本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし本資料にある情報をいかなる目的で使用される場合におきましてもお客様の判断と責任において使用されるものであり本資料にある情報の使用による結果について弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません本資料は本資料を受領される特定のお客様の財務状況ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません本資料はお客様に対して税金法律投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません投資に関する最終決定は契約締結前交付書面上場有価証券等書面目論見書お客様向け資料等をよくお読みになりお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします本資料は弊社又は弊社の関連会社から配布しています本資料に含まれる情報は提供されましたお客様限りでご使用ください本資料は弊社の著作物です本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わずいかなる目的であれ無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします本資料に関するお問い合わせは弊社の営業担当者までお願いいたします本資料に記載された会社名商品名またはサービス名等は弊社または各社の商標または登録商標です金融商品取引法第 37 条 ( 広告等の規制 ) にかかる留意事項手数料等について弊社がご案内する商品等へのご投資には各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります例えば店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式等 ( 売買単位未満株式を除く ) の場合は約定代金に対して最大 1.242%( ただし最低手数料 5,400 円 ) の委託手数料をお支払いいただきます投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等 ( 直接的費用として最大 4.32% の申込手数料最大 4.5% の換金手数料又は信託財産留保額間接的費用として最大年率 5.61% の信託報酬 ( 又は運用管理費用 ) 及びその他の費用等 ) をお支払いいただきます債券株式等を募集売出し等又は相対取引により購入する場合は購入対価のみをお支払いいただきます ( 債券の場合購入対価に別途経過利息をお支払いいただく場合があります ) また外貨建ての商品の場合円貨と外貨を交換又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとします上記手数料等のうち消費税が課せられるものについては消費税分を含む料率又は金額を記載しておりますリスク等について各商品等には株式相場金利水準為替相場不動産相場商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況 ( 財務経営状況を含む ) の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ ( 元本欠損リスク ) 又は元本を超過する損失を生ずるおそれ ( 元本超過損リスク ) がありますなお信用取引又はデリバティブ取引等 ( 以下デリバティブ取引等といいます ) を行う場合はデリバティブ取引等の額が当該デリバティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額 ( 以下委託保証金等の額といいます ) を上回る場合があると共に対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ ( 元本超過損リスク ) がありますまた店頭デリバティブ取引については弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよくお読みくださいなお目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします商号等 SMBC 日興証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 2251 号加入協会日本証券業協会一般社団法人日本投資顧問業協会一般社団法人金融先物取引業協会一般社団法人第二種金融商品取引業協会 (2015/04/09 版 )

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版 5 頭のクジラとは日本株市場には 1 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF 公的年金 ) 23 共済 ( 国家公務員共済組合連合会地方公務員共済組合連合会日本私立学校振興共済事業団 ) 3 ゆうちょ銀行 4 かんぽ生命 5 日本銀行という買い手通称 5 頭のクジラが存在する

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 来週の予想レンジ :22,000~23,500 円 > 15 24,000 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,500 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) 1

1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 < 来週の予想レンジ :22,000~23,500 円 > 15 24,000 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,500 円 , 日移動平均 ( 左軸 ) 1