U R I
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クラウドファンディングとは 資金 出資者 資金 資金 プラットホーム (web サイト ) リターン 資金 手数料 事業者 実現 2
160000000 140000000 120000000 100000000 80000000 60000000 40000000 20000000 0 CAMPFIRE READYFOR? motion gallrey Count down kibidango FAAVO green funding ShootingSter Makuake WESYM (http://visualizing.info/article/4255.html 参照 ) 3
新在家駅の高架下の空き区画を利用し 飲食店を中心とした店舗の開業を目指す地域活性化プロジェクト 4
資金を世界中から集めることができる 投資者は少額から参加可能 投資者と店舗との絆は常連と店舗との関係以上!! 投資者は地元の店舗を応援し且つリターンも得られる 5
まさに地域活性化 そして資金集めの 新しい手法 INNOVATION 6
2012 年 11 月 2 日神戸新聞 2013 年 3 月 25 日財経新聞 メディアでも高い注目度! 7
そして結果は 大成功!! 8
の はずだった 9
現状は イベントをしようとしても足並みが ファンドが店舗ごとである 揃わない 各店舗で募集額が違う ( 用途は内装費などが主 ) 各店舗の営業時間も定休日も異なる 投資者は近畿地方外に多い 挙句には一店舗は閉店する始末 投資者が店舗に来る頻度が少ない 10
では改善点は? 11
1 地元の投資者が少ない = コミットメント不足 地域活性化に 2 ファンドが一度限り 必要なものとは? 3 店舗ごとのファンドにより部分最適化に陥る 4 店舗に立ち寄る誘因の少なさ 12
地域における都市のインフラ施設や 空き区画の解消 治安良化地域経済街並み 景観 地域での生産 流通及び 地域外との交易やそれを支える金融活動? 地域における人々の交わり またはそれに関わる行事 地域環境 地域社会? ( 石原 西村編著 まちづくりを学ぶ (2010) より ) 13
地域経済 地域社会 仕組みの INNOVATION 顧客接点の INNOVATION 14
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顧客接点 = イベント それだけでは単発的 顧客 イベント 接点 ファンドという土台 : 事前のファンづくり 継続的なイベント 仕組み クラウドファンド 16
地域社会 顧客接点の INNOVATION 17
目指すもの 地元の人が投資しやすいファンド ではソダッテ阪神沿線のメカニズムを分析していこう 18
タイプ 1 ドネーター型 地元以外 純粋にプロジェクトの趣旨に賛同している 比較的富裕層が多く リターンの有無にはこだわらない タイプ 2 コミッター型 地元近く 実際にプロジェクトに参加したい人が多い リターンの有無が投資のインセンティブに大きくつながる 19
ミュージック プロジェクト初期は多くの資金が必要なため セキュリティーズはドネーターの数が重要クリア コミッター そこから徐々にコミッターの数を増やす必要性! 20
待つことへの対価 相手を応援するという観点から要求するコストが下がる ドネーター リスクへの対価 受け手のモチベーションから債務不履行のリスクが下がる 情報取得の対価 つまり コミッター = 地元の投資者を 電子ベースの契約 決済システムでコストが下がる SNS を通じ情報取得のコストが下がる コミッター 増やすためにはリスク管理がポイント!! 両方 ( 慎泰俊 ソーシャルファイナンス革命 (2012) より ) 21
飲食店飲食店飲食店飲食店飲食店 ミュージックセキュリティーズ (web プラットホーム ) 22
飲食店飲食店飲食店飲食店飲食店 阪神電鉄 ミュージックセキュリティーズ (web プラットホーム ) 23
対店舗のファンド 対阪神電鉄のファンド 資金のプーリング 誰もが安心して受け取れるクーポンなどは全店舗の特典が受けられるその店のみ 投資できる仕組みに!! 集まった資金は各店舗がバラバラに使用 資金をイベント等に活用できる リスクのプーリング 店舗が閉店すればそれで終わり もし店舗が一つ閉店しても特典は継続 24
地域環境 地域における都市のインフラ施設や 空き区画の解消 治安良化街並み 景観 地域経済 地域社会 地域での生産 流通及び 仕組みのイノベーション地域外との交易やそれを支える金融活動 地域における人々の交わり またはそれに関わる行事?? ( 石原 西村編著 まちづくりを学ぶ (2010) より ) 25
地域経済 仕組みの INNOVATION 26
飲食店が協力してできるようなイベントとは? 年一回のファンドと季節ごとのイベント飲食店の価格帯も営業時間も異なる イベントの時だけでも揃えることで季節ごとの料理の楽しみや新たなお客さんがお店に入るきっかけを作るイベントの定着化 ブランド化!! 27
駅近くに大学が 点在 ターゲットは 大学生! 28
世界的に有名な灘の地酒に合う料理を均一価格で各店舗が用意 継続的なイベントと どの料理が一番おいしいのか!? 地酒のブランド力で 地域そのものをブランド化!! 29
大学生に向けてオシャレなバルの雰囲気づくり JAZZ の町 = 神戸地元の演奏家が演奏を披露できる場 音楽がイベントをさらに盛り上げる! ワイングラスで日本酒を飲もう! なんと灘の日本酒が最高金賞受賞! 30
( 大学生 146 人にアンケート ) バルイベントに行ったことがある? バルイベントが近くでやってたら? 11.5% 61.4% 38.6% 24.3% 62.5% ある ない ぜひ行きたい誘われたら行くあまり興味はないその他 ( 大阪市立大学 11 月 28 日 ( 金 ) 授業時アンケート追試調査より ) 31
皿数 250 売上 200 150 100 50 なんと売り上げた量によって 0 A 店 B 店 C 店 D 店 E 店 投資額の配分が変わる!! 配分 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 資金の配分 32
イベントの成果によりファンドの配分が変化 店舗のインセンティブを刺激 店舗間の競争による地域全体の発展 地域の人のさらなる期待 33
地域環境 地域における都市のインフラ施設や 空き区画の解消 治安良化街並み 景観 地域経済 仕組みのイノベーション 地域社会 地域における人々の交わり またはそれに関わる行事 顧客接点のイノベーション? ( 石原 西村編著 まちづくりを学ぶ (2010) より ) 34
1 リスク軽減によるコミットメント増加 2 継続的なファンドでの長期的成長 3 資金のプーリングによる全体最適化 4 イベントによる誘因創出 35
循環型の ブランド化 きっかけ : リスクの低下とインセンティブ増加 地域活性化へ ファン イベント 地元で運営 店舗のインセンティブ増加 36
FANed FAN 37
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参考文献 古川一郎 (2011) 地域活性化のマーケティング 有斐閣 岡田豊 (2013) 地域活性化ビジネス 街おこしに企業の視点を活かそう 東洋経済新報社 山本純子 (2014) 入門クラウドファンディング スタートアップ 新規プロジェクト実現のための資金調達法 日本実業出版社 慎泰俊 (2012) ソーシャルファイナンス革命 - 世界を変えるお金の集め方 技術評論社 石原武政 西村幸夫 (2010) まちづくりを学ぶ 地域再生の見取り図 - 有斐閣 田村明 (1995) まちづくりの実践 岩波新書 39
参考 URL ソダッテ阪神沿線 (11 月 21 日 ) http://www.sodatte-hanshinensen.com/ ミュージックセキュリティーズ (8 月 12 日 ) http://www.musicsecurities.com/ visualizing.info(12 月 09 日 ) http://visualizing.info/article/4255.html FAAVO(8 月 12 日 ) https://faavo.jp/ 中心市街地活性化の街づくり (10 月 23 日 ) http://www.mlit.go.jp/crd/index/ 電鉄商事 (10 月 9 日 ) http://www.dentetsu.com/flash/normal.html 40
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バルイベントについての質問です 当てはまる項目にチェックを入れてください 質問 1 バルイベントに行ったことがありますか はい いいえ 質問 2 バルイベントが近くである場合 参加したいと思いますか ぜひ行きたい 誘われたら行く あまり興味ない その他 その他と答えた人は どう思っているのかお答え下さい ( ) 10 月 24 日 ( 金 ) 実施 42