特定企業の戦略的特許出願網の事例分析 S 社の自転車部品市場における知的財産戦略 井本美子 ), 今井雅子 ), 前田耕一 ), 三沢岳志 ), 矢部悟 5) 放送大学 ), すざく国際特許事務所 ), 株式会社デンソー ), 富士フイルム株式会社 ), 株式会社日立ハイテク 5) 6-8586 千葉県千葉市美浜区若葉 - Tel: -76-5, FAX: -98-69 E-mail: 86@campus.ouj.ac.jp Case Study on Strategic Patent Application Filings of Specific Company Intellectual Property Strategy of S Corporation in Bicycle Component Market IMOTO Yoshiko ), IMAI Masako ), MAEDA Koichi ), MISAWA Takeshi ), YABE Satoru 5) Open University of Japan ), Suzaku IP Attorneys ), DENSO CORPORATION ), FUJIFILM Corporation ), Hitachi High-Tech Corporation 5), - Wakaba, Mihama-ku, Chiba 6-8586 Japan Phone: +8--76-5, Fax: +8--98-69 E-mail: 86@campus.ouj.ac.jp 発表概要 グローバルに活躍する企業は競合企業と戦うために 事業方針に沿った知的財産戦略を持っていると思われる 本研究は 経済産業省が独自の分野で世界のトップを走る企業をまとめた グローバルニッチトップ企業 選 の中から自転車部品業界で世界トップの S 社を選び その知的財産戦略を明らかにすることを目的にした S 社は自転車部品業界で世界的に圧倒的なシェア ( 約 85%) を持つことと 自転車部品の組み合わせであるコンポーネントは独自でありながら その外部インターフェースが公開されていることから 自転車界のインテル と言われている しかし調査をするとビジネスモデルも知財戦略もインテルとは異なる また ヨーロッパを中心に自転車業界が E バイクに急速に移行する中 S 社は後発でありながら E バイクのコンポーネントでも一定のシェアを確保している そこで S 社の自転車部品におけるトップシェア獲得と E バイク市場への参入における知財戦略を一部でも読み解くべく研究を行った キーワード 知的財産戦略 特許出願戦略 ケーススタディ 自転車 自転車部品. はじめにグローバルに活躍している企業は競合企業と戦うために その会社の事業方針に沿った知的財産戦略を持っていると思われる 現在の企業競争の中では知的財産戦略なしでは勝ち続けることは難しいからである 本研究では 独自の分野で世界のトップ を走る企業をまとめた グローバルニッチトップ企業 選 [] に掲載された企業の中から自転車部品の分野で世界トップ企業の S 社を選び その知的財産戦略の一部を明らかにする --
6 7 8 9 5 6 7 8 E バイク販売台数 [ 千台 ] 自転車売買台数 (E バイク含む )[ 千台 ] 99/ 期 99/ 期 99/ 期 99/ 期 995/ 期 996/ 期 997/ 期 998/ 期 999/ 期 /5 期 / 期 / 期 / 期 / 期 / 期 5/ 期 6/ 期 7/ 期 8/ 期 9/ 期 / 期 / 期 / 期 / 期 / 期 5/ 期 6/ 期 7/ 期 8/ 期 売上 ( 億円 ) 営業利益率 5 5 5 5. 対象企業. 対象企業の選定研究対象企業を下記基準で選択した 特許権の活用を主体としている 展開事業数が少ない 研究会メンバーの事業と異なる 知的財産戦略が研究されていない検討の結果 比較的身近で分かりやすい製品を製造しており かつ 上記条件に当てはまる企業として自転車部品製造で知られる S 社を選択した. S 社について S 社は主に自転車部品事業と釣具事業を手掛けるが グローバルニッチ市場でトップであるのは自転車部品事業である 同事業は図 に示すように売上の約 8 割を占め 利益もこれに準じる.% 5.%.% 5.%.% 5.% おいて下記に着目した S 社は 自転車界のインテル と言われている 理由のひとつは自転車部品で圧倒的なシェアを占め 自転車購入の際に S 社のコンポーネント ( 自転車部品をセットとして組み合わせたもの ;PC では CPU とチップセットにあたる ) を使っているか否かが重要な選択のポイントとなっている点 [] もうひとつは S 社のコンポーネントが取り付け寸法などのインターフェースをオープンとし コンポーネントそのものはクローズなシステムであることから ビジネスモデルがインテルのオープン & クローズ戦略と類似している点である [] また S 社は製造技術として冷間鍛造技術を保有し 高精度高速で低価格なものづくりを得意としている [][5] さらに 図 に示すように自転車業界は急速に E バイク ( パワーユニットでアシストするスポーツタイプの自転車 ) に移行しつつある [6] S 社は E バイクに必須の部品であるドライブユニット市場に後発参入したにも関わらず Eurobike9( 自転車の世界的展示会 ) における E バイク展示車のドライブユニットシェアで第 位につけるなど [7] 頭角を現している.% 自転車部品 ( 売上 ) 釣具 ( 売上 ) 自転車部品 ( 営業利益率 ) 釣具 ( 営業利益率 ),, 図.S 社のセグメント別売上及び営業利益率の推移 リーマンショック等の影響はあるものの自転車部品事業は売上を順調に伸ばしている 営業利益率も近年は 5% 以上あり 製造業としては特筆すべき利益率である もうひとつの事業である釣具事業の売上も若干は伸びているが 自転車部品事業が S 社の主力事業であることがわかる 近年 特にヨーロッパやアジアの売上が増えており 日本の売上高比率は % 強まで下がっている. S 社の知的財産戦略の検討. S 社の自転車部品事業の特徴検討にあたり S 社の自転車部品事業に,5, 5 イタリア E バイクフランス E バイクドイツ E バイク オランダ E バイク合計自転車 (E バイク含 ) 7,5 5,,5 図. ヨーロッパ カ国の自転車販売総台数と E バイク販売台数の推移. S 社の自転車部品事業における知的財産戦略仮説上記の特徴的な事実を考慮し S 社が採用していると思われる知的財産戦略について以下の仮説を立てた --
5 ) オープン & クローズ戦略のクローズ部分であるコンポーネント分野では 個別部品ではなくシステムとして権利を取得して守っているのではないか ) クローズ部分である冷間鍛造技術についてはノウハウとして秘匿しているのではないか ) オープン部分である自転車寸法規格に関しては ISO 規格策定に関わり自社優位になるように規格を誘導したのではないか )E バイクで後発ながら市場参入に成功したのは 独自技術に特許網を築くことで差別化した技術開発を行なったのではないかまた早期にシェアを獲得している [8] ことから他社からの移籍者中心に開発を進めたのではないかこれらの仮説について 特許調査等を行いながら順次検証していくことにした. S 社の釣具事業 S 社には自転車部品事業の他に釣具事業があり 釣具事業関連の日本特許出願件数は実は自転車部品事業より多い この点が不思議であったため 研究対象ではないもののその理由を探った 戦略的に共通項があるかもしれないためである 調査すると 釣具の日本市場は 大ブランドを保有する G 社と S 社の釣具事業の売上が 年以降はほぼ拮抗している 両社の間には売上が接近した時期から継続的に特許侵害訴訟や審決取消訴訟が提起されており 熾烈な競争関係であることが伺われる S 社が釣具関連の日本特許出願が多いのはこの競争関係によると考えられる Biz Cruncher により作成 図.S 社自転車分野の日本特許出願における主要 IPC 分類 である これらは S 社の自転車部品の主力商品であるコンポーンネントを構成する部品そのものであり S 社は自社製品を競争優位に保つための施策のひとつとして特許による製品の保護を考えていると思われる. 外国出願 S 社は 99 年代後半から外国出願を増やしており 現在まで 8 割前後の日本出願について外国にも出願している また 米国を第一国とする出願も一定数ある さらに 日本では出願のみで審査請求をしていないが 外国には出願しているものも一定数ある 知財の分野でもいち早くグローバル企業となっていたといえる また 図 に示す地域別の出願傾向を見ると 主な出願国は競合企業 R 社のある米国およびドイツ C 社のあるイタリアの他に 中国 台湾である 市場の大きさと 競合企業の存在を意識して出願しているように見える. S 社自転車部品事業特許出願概要. 自転車部品事業の出願分野自転車部品事業における注力分野を特定するため 自転車分野の特許出願における主要 IPC を図 に示す 出願数の多い IPC の上位 分類は B6M9: チェーンなど用いた伝動装置 B6M5: 変速機連動装置の作動装置 B6M: クランク B6L: 制動装置 8 6 8 6 8 5 5 5 5 図.S 社の自転車部品分野出願国 JP 審査請求 US DE CN TW AT FR IN IT CZ GB 凡例 --
99 99 99 99 99 995 996 997 998 999 5 6 7 8 9 5 6 7 平均 CPC 付与数 5. S 社の知的財産戦略の検証 5. システムとしての権利取得 5.. CPC 付与数からの検証特許公報に付与されている分類情報のうち最も細かい分類である CPC に着目し [9] CPC の付与数で発明の複雑さを推測してみることにした この複雑さの度合いを示す CPC の平均付与数が システムとして特許を取得していることのひとつの証明となると考えたからである 図 5 は S 社及び競合の C 社 R 社の EP 公報に関し 自転車分野全般の IPC における付与 CPC 数の各社比較を示す S 社が古くから出願していることは判るが 平均 CPC 付与数の 社間の違いはわずかであり 出願内容を比較しても特に S 社がシステムとして権利を取得している傾向はみられなかった さらに コンポーネントの一部品であるディレーラ (IPC=B6M9/ 以下 ) に絞って同様の検証をしたが 結論は変わらなかった. 9. 8. 7. 6. 5...... S 社 C 社 R 社 出願年 図 5.EP 特許出願における平均付与 CPC 数 5.. 出願分類範囲からの検証上記と異なる検証として 一出願でシステム特許を取得していなくても 同時期にシステムを構成する各部品についての出願を行っていれば 全体としてシステム特許を取得しているといえるのではないかと考えた そこで S 社 C 社 R 社の IPC 別の出願年ごとの出願件数を調査し検証することにした この結果を図 6 に示す S 社は競合他社に比べ 97 年代から幅広い分類への出願が見られ コンポーネントの構成部品に関する権 図 6. 自転車部品メーカ 社の IPC 別出願件数推移 (D 等高線グラフ ) 利を隙間なく取得しているように見える 近年は 社共に幅広い IPC に出願しているが 初期の出願範囲の差が現在のシェアの差となっていると考えられる また S 社の革新的コンポーネントとして知られているものに SIS(98 年 : レバーのクリックで一段ずつギアシフト ) DCL (989 年 : ハンドルから手を離さずにブレーキングとシフティング操作可能 ) があるが これらの発表時期には出願件数が増えている なお これらのコンポーネントの基本特許を特定し その出願国についても調査した いずれの出願も米国 欧州 ( ドイツ ) にもされており 開発当初からグローバル化を意識していたと考えられる また 関連出願も外国出願比率は高い 出願の詳細な内容を確認する必要はあるが 複数の出願によりシステムとしての権利を取得し 海外展開することで競合他社を抑えている可能性はある 5. 冷間鍛造技術の秘匿化について冷間鍛造技術については秘匿化していると考えられるため 検証が難しい まず特許等で出願していないことを確認した [ 冷間,C, 鍛造 ]/ 全文 *S 社 / 出願人で特許 実用新案を検索した結果 冷間鍛造による製造技術についての出願を 件発見した [][] 件は冷間鍛造用の潤滑油に関するもの もう 件はクランクの製造方法であるが どちらも共同出願であり出願せざるを得ない事情があったものと思われる ただし明細書には冷感鍛造の条件は一切記載さ --
れていなかった そのほか 社史 S 社についての記事 S 社が取材協力した本などを調査したが 冷間鍛造の具体的な技術については記載されておらず 秘匿に神経を使っていることが伺える 5. 自転車寸法規格推進について自転車に関する規格に該当するのは日本では JIS 国際的には ISO である グローバルに規格化を推進するとしたら ISO であるため ISO 規格を調査した 自転車に関する ISO 規格は専門委員会 (TC) の TC9( 自転車 ) 及び分科委員会 (SC) の SC( 自転車と主要サブアセンブリ ) で扱われ 規格化の実際の議論は SC が設置するワーキンググループ (WG) で議論される 現在活動中の WG は つあり WG (ISO,898 改訂 ) WG5( 電動アシスト自転車 (E バイク )) WG6(ISO 改訂 ) である WG5 は S 社の Y 氏が議長を務めていることから S 社は規格化に積極的に参加しているといえる しかし 自転車産業振興協会に記録のある '9 年以降の WG においての議題は 安全基準 試験規格 用語の規格化 ( 改訂 ) のみであり 寸法基準の議論はされていない また 現在市販されているコンポーネントの寸法規格を調べたが 事前の予想とは異なり コンポーネントの取り付け部 ( 例えばクランクなど ) は各社ばらばらの寸法を採用していて 自転車のフレームメーカーは最初から使用するコンポーネントメーカーを決定して設計していると考えられる これらから 仮説 ) のオープン戦略は否定されたと考える 5. E バイクに関する戦略 5.. 特許出願から見た注力技術図 7 は S 社と E バイク分野での直接の競合である B 社との出願分野の比較である 両社の出願を比較すると S 社はドライブユニットと変速又は制動に関する出願が B 社に比べて多い S 社は自社コンポーネントとのシステム制御に重点をおいているように見受けられる S 社のシステムでは ドライブユニットとシフトユニットが電気的に接続されている ドライブユニットとシフトユニットを同期させて制御することが可能であり この点が他社との差別化ポイントとなっている これに対し B 社はクランク軸のトルク検出に関する出願が S 社に比べて多い B 社はシフトユニットやブレーキユニットからの情報が得られないために 情報入力としてクランクペダルのトルク検出に頼る必要があり この点に注力しているとも考えられる 図 8 に示す E バイク分野における IPC 別出願件数推移を見ても S 社は B 社よりも幅広い分類に出願している 各種コンポーネントに関する出願全体でシステムとしての特許を取得している可能性がある 5.. 開発者について E バイク分野の出願について発明者と発明内容の相関分析を行った結果 ドライブユニットとその制御については他社からの転籍者が中心となって開発が行われていることが分かった 左側 :S 社 右側 :B 社 B6M 6/5 B6M 6/55 B6M 6/5 B6J 99/ B6M 5/8 B6M 6/ B6M 9/ B6M 6/9 B6M 9/ B6L / B6M / B6L / B6M / B6L 5/ B6M 6/6 B6L / B6T 8/7 B6L /8 B6M 6/65 B6M /8 B6T /7 B6M 6/8 B6M 9/ B6M 9/ B6M / B6J 9/ B6L /8 B6M 5/ GL / B6K / B6K /6 B6M 6/7 B6M 9/ B6M / 年以降出願に限定 68 合計 6 ファミリー 58 57 7 6 8 7 9 5 5 9 6 6 9 5 Biz Cruncherにより作成 7 9 8 6 7 5 5 6 5 9 8 8 55 B6M5/8 変速機構連動装置のための作動装置 電気伝達 B8M9/ リアディレーラの電動駆動 B6M9/ フロントディレーラの電動駆動 B6L/ 制動作動機構 B6L/ 制動作動機構 ハンドレバー B6L5/ 電気推進車両 モータ制御 変速と制動に関するもの GL/ねじりたわみ軸からなる回転伝達式動力計 指示用の電気手段を含む トルク検出に関するもの B 社特許 : クランク軸に設けるトルクセンサの固定方法 固定位置に関する出願 S 社特許 : リアハブにトルクセンサを設ける 合計 5 ファミリー 図 7.S 社と B 社の IPC 別 E バイク分野出願分野比較 図 8.S 社と B 社の E バイク分野における IPC 別出願件数推移 (D 等高線グラフ ) -5-
一方で S 社のディレーラ等の発明者が E バイクにおけるシステム全体の制御や他の部品との連携に関する技術の発明者になっている E バイクという新しい分野に参入するにあたり 新技術を必要とするドライブユニットの開発者を補強しつつ 従来型自転車のコンポーネント制御の開発者を E バイクの開発に投入することで 自社の強みを生かしながら新規分野参入に成功していると思われる 6. まとめ S 社の知財戦略について 先に述べた仮説を元にまとめた ) オープン & クローズ戦略のクローズ部分であるコンポーネント分野では 幅広く出願することにより個別部品ではなくシステムとして権利を取得し事業を守っている ) クローズ部分である冷間鍛造技術についてはノウハウとして秘匿している ) オープン部分である自転車寸法規格に関しては ISO 規格策定に積極的に関わっているものの自社優位への誘導は無い )E バイクで後発ながら市場参入に成功したのは 自社コンポーネントとの協調制御技術に特許網を築くことで差別化した技術開発を行なったまた 他社からの転籍者と自社開発者が協働して開発を進めている規格についての仮説は否定されたが その他の仮説は概ね推定通りであった 7. おわりに S 社の戦略的特許出願網について オープン & クローズ戦略を中心に仮説を立て検証した オープン部分に相当する戦略は確認できなかったが クローズ部分には戦略的と思われる出願傾向が見受けられ それが近年の E バイク分野にも生かされているように見える ただし 特定のシステムを戦略的に保護する特許網を築いているのかについては上記の分析のみからでは分からず 各出願の 内容についての詳細な検討が必要である 8. 参考文献 [] 経済産業省. グローバルニッチトップ企業 選 (GNT 企業 選 ). https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_se rvice/mono/gnt/index.html ( アクセス日 //9) [] 常盤有未. 自転車界のインテル シマノ 高収益の秘密ツール ド フランス出場チームも部品を愛用.. https://bizgate.nikkei.co.jp/article/dgxmz O57778 ( アクセス日 //9) [] 江藤学. C9 自転車産業における標準化と産業競争力. 研究 技術計画学会年次大会講演要旨集.(), 95-956, 6 [] 武石彰, 青島矢一. ビジネス ケースシマノ 部品統合による市場の創造. 一橋ビジネスレビュー 5(), 58-77, [5] 武石彰, 青島矢一. ビジネス ケース (No.5) シマノ : 自転車部品トップ企業の弛まぬ挑戦. 一橋ビジネスレビュー 67(), -, 9 [6] レポート. 一般社団法人自転車産業振興協会. http://www.jbpi.or.jp/report.cgi ( アクセス日 //9) [7] ExtraEnergy maps the market share of the e-bike Biz.. https://cyclingindustry.news/extraenergymaps-the-market-share-of-the-e-bike-biz/ ( アクセス日 //9) [8] 日刊工業新聞. アナリストの目 (67) シマノ電動ユニット 成長本格化. https://www.nikkan.co.jp/articles/view/8 79 ( アクセス日 //9) [9] 太田良隆. CPC ( Cooperative Patent Classification ) について. 特技懇 7 号. http://www.tokugikon.jp/gikonshi/7/7to kusyu5.pdf ( アクセス日 //9) [] 特開 5-8966. https://www.j- platpat.inpit.go.jp/c8/pu/jp-5-8966/eb5ae9deab5b5dcac 888EDDF57DBAE969B7DA8ED C99E6//ja ( アクセス日 //9) [] 特開 8-87. https://www.j- platpat.inpit.go.jp/c8/pu/jp-8-87/ee6ea7ddbef67a77ceb 7B8FAB5BD5EA8EECD86 BCFBB//ja ( アクセス日 //9) -6-