M-019 CMS と 連 携 したユーザ 参 加 型 モバイル 観 光 支 援 システムの 開 発 Development of a User Participatory Mobile Supporting System for Tourist linked with CMS 長 尾 聡 輝 加 藤 福 己 浦 田 真 由 安 田 孝 美 Satoki Nagao Fukumi Kato Mayu Urata Takami Yasuda 1. はじめに 近 年,ICT の 利 活 用 がさまざまな 分 野 で 推 進 されている. 観 光 分 野 においても, 観 光 庁 が 平 成 年 に 観 光 ICT 化 促 進 プログラム[1]を 策 定 している. 観 光 ICT 化 プログラムの 中 では,リアルタイムな 情 報 を 活 用 することにより, 利 便 性 の 向 上 や 効 果 的 効 率 的 な 社 会 活 動 の 可 能 性 が 期 待 でき ると 述 べている. 特 にモバイル 端 末 のアプリケーションに 関 しては,GPS 機 能 や AR( 拡 張 現 実 )などの 新 技 術 との 相 互 活 用 が 大 いに 期 待 されている. 実 際 に, 観 光 に 関 する 情 報 の 受 発 信 方 法 には 変 化 が 生 まれ, 従 来 から 存 在 する 地 域 情 報 を 記 載 した 情 報 誌 やガイドブック, 地 域 に 設 置 され た 観 光 案 内 所 などを 利 用 するような 方 法 に 加 え,Web サイ トでの 情 報 の 受 発 信 や,スマートフォンのようなモバイル 端 末 のアプリケーションでの 情 報 の 受 発 信 が 可 能 となった. モバイル 端 末 のアプリケーションについては, 自 治 体 や 民 間 事 業 者 によって 多 くの 観 光 支 援 アプリケーション( 以 後 観 光 アプリ と 呼 ぶ)が 作 られている.また, 新 しい 情 報 の 受 発 信 方 法 を 推 進 するだけでなく, 観 光 で 扱 う 情 報 の 新 分 野 の 開 拓 が 進 められている. 例 えば, 地 域 が 持 つ 観 光 資 源 を 生 かした 着 地 型 観 光 がある. 着 地 型 観 光 は, 地 域 に 密 着 した 体 験 型 となっており, 観 光 を 通 した 体 験 や 交 流 が 重 視 されていることが 大 きな 特 徴 である.このような 推 進 がされる 中 で, 双 方 を 取 り 入 れた 事 例 はまだ 少 ない. 実 際, 観 光 アプリは 観 光 地 の 情 報 を 提 供 することが 中 心 となって いるものが 多 く, 現 地 での 体 験 を 促 す 仕 組 みを 取 り 入 れた ものはわずかである. 本 研 究 では,ICT を 活 用 し, 観 光 における 現 地 体 験 を 促 す 観 光 支 援 を 行 うシステムを 開 発 し,その 効 果 を 検 証 する. システムは, 各 観 光 スポットでの 体 験 や 情 報 提 供 を 実 現 す るために, 通 信 機 能 や 持 ち 運 びやすさを 特 徴 とするスマー トフォン 上 でのアプリケーションをベースとして 開 発 する.. 関 連 研 究 スマートフォンなどのモバイル 端 末 を 利 用 することによ り, 特 定 地 域 の 観 光 支 援 や 情 報 発 信 を 行 う 研 究 事 例 は 次 の ようなものがある. 丸 山 らの 研 究 []では, 観 光 スケジュールの 作 成 支 援 と 作 成 したスケジュールに 応 じた 経 路 案 内 を 行 うパーソナルナ ビゲーションシステム P-Tour を 開 発 している. P- Tour では, 制 限 時 間 内 にユーザの 満 足 度 が 高 くなるよう に 観 光 スポットを 巡 ることができるスケジュールを 提 案 す る. 遺 伝 的 アルゴリズムを 利 用 し, 準 最 適 解 を 算 出 するこ とで 高 速 にスケジュールを 作 成 可 能 としている.この 研 究 においては,いかに 効 率 的 に 観 光 地 を 巡 ることができるか に 主 題 があると 捉 えた. 名 古 屋 大 学 大 学 院 情 報 科 学 研 究 科 名 古 屋 大 学 大 学 院 国 際 開 発 研 究 科 菱 田 らの 研 究 [3]では, 愛 知 県 のリニモ 沿 線 地 域 において, 情 報 提 供 を 行 うアプリケーション リニモ de AR を 開 発 している. リニモ de AR では,AR( 拡 張 現 実 ) 技 術 を 用 いて, 位 置 情 報 から 周 辺 の 情 報 を 提 供 する.さらに,リ ニモの 各 駅 に 描 かれているマークを 読 み 取 り,その 場 所 に 基 づいた 情 報 提 供 を 可 能 としている.これらの 機 能 を 通 し て 情 報 提 供 をすることで,リニモ 沿 線 地 域 の 活 性 を 目 指 し ている. 菅 瀬 らの 研 究 [4]では SNS のひとつである Facebook と 連 携 した 地 域 情 報 を 交 換 するためのコミュニケーションシス テムを 開 発 した.これは,Facebook が 提 供 するサービスの ひとつである Facebook ページ 上 に,ユーザがスマートフ ォンアプリを 用 いて 情 報 を 投 稿 することで, 交 流 を 行 うも のとなっている.システムを 通 して, 地 域 住 民 が 相 互 的 な コミュニケーションを 築 きあげることが 目 的 となっている. 宮 澤 らの 研 究 [5]は, 歴 史 テーマパークを 対 象 とした 観 光 情 報 システムを 開 発 している.この 研 究 では,Bluetooth タ グを 利 用 して, 携 帯 電 話 に 情 報 を 発 信 している.また,ク イズ 機 能 により 観 光 施 設 への 興 味 の 増 加 をはかっている. 本 研 究 では, 観 光 地 の 情 報 の 提 供 よりも 現 地 への 移 動, 現 地 での 体 験 を 促 すことを 目 的 としている.また, 提 供 す るコンテンツの 更 新 に 関 して, 容 易 に 更 新 が 行 える 仕 組 み の 構 築 を 目 指 している.システムを 利 用 することによって 現 地 体 験 の 促 進 につなげ, 継 続 的 なコンテンツ 管 理 ができ るという 点 に 関 連 研 究 との 違 いがあると 考 える. 3. 観 光 支 援 方 法 本 研 究 が 目 的 としている 観 光 スポットでの 現 地 体 験 を 促 進 するためには, 観 光 者 が 観 光 スポットまで 足 を 運 ぶ 動 機 付 けが 重 要 である.そこで, 本 研 究 では 移 動 の 動 機 付 けを スタンプラリーの 仕 組 みを 応 用 して 実 現 を 目 指 す.スタン プラリーは, 従 来 から 観 光 イベントなどで 行 われており, 観 光 者 が 各 観 光 スポットへ 足 を 運 ぶ 動 機 として 適 切 である と 考 えた. スタンプラリーの 仕 組 みをシステム 上 で 実 現 するために は, 各 観 光 スポットの 位 置 の 判 別 と,ユーザが 各 観 光 スポ ットを 訪 問 した 際 の 記 録 の 方 法 を 決 定 する 必 要 がある. 位 置 情 報 の 判 別 手 法 については, 次 のような 手 法 が 知 ら れている.QR コードや Bluetooth, 非 接 触 通 信 などのタグ を 設 置 する 方 法,GPS を 利 用 して 取 得 する 方 法,Wi-Fi ア クセスポイントを 利 用 した 方 法 などである.ユーザが 各 ス ポットを 訪 問 した 際 の 記 録 方 法 については, 文 字 入 力 や 動 画 の 撮 影, 音 声 の 録 音 といったような 記 録 方 法 が 考 えられ る. 本 研 究 で 開 発 するシステムでは,スポットの 位 置 情 報 の 判 別 にモバイル 端 末 の GPS から 取 得 した 位 置 情 報 を 利 用 す ることにした.GPS で 取 得 した 位 置 情 報 には, 多 少 の 誤 差 が 存 在 するが, 各 スポット 間 の 距 離 が 適 度 に 離 れているフ ィールドでの 適 用 を 想 定 しているため, 十 分 であると 考 え た.またこの 方 法 であれば,システム 適 用 時 に 提 供 者 が 通 353
信 機 器 などを 設 置 する 必 要 がないので, 導 入 が 容 易 となる. また,ユーザが 訪 れた 観 光 スポットの 記 録 方 法 としては, 写 真 撮 影 を 行 うように 設 定 した. 写 真 の 撮 影 については, 入 力 の 煩 雑 さが 少 なく, 撮 影 時 には 撮 影 対 象 への 観 察 が 必 要 となってくるため,そこからの 観 光 スポットへの 興 味 関 心 の 喚 起 も 期 待 できると 考 えている.また, 写 真 という コンテンツが 付 随 して 生 成 されため,コンテンツ 再 利 用 性 の 面 からも 適 切 であると 判 断 した. 4. 観 光 支 援 システム 4.1. システム 概 要 本 システムは,サーバ クライアントモデルで 開 発 を 行 った.サーバ 側 は 主 に 観 光 スポットの 作 成 管 理 を 行 う スポット 管 理 システム,クライアント 側 は, 現 地 での 写 真 収 集 をしながら 観 光 支 援 を 行 う フォトラリーアプリ となっている.スポット 管 理 システムは, 既 存 の CMS の ひとつである WordPress[6]と 連 携 し,WordPress の 管 理 画 面 から 操 作 する.フォトラリーアプリは,GPS 機 能 とカメ ラ 機 能 が 搭 載 されたスマートフォンを 利 用 して 観 光 支 援 を 行 う. 位 置 情 報 を 取 得 する GPS 機 能 や, 写 真 撮 影 に 用 いる カメラ 機 能 などのハードウェア 依 存 の 大 きさを 考 慮 し,ネ イティブアプリケーションとして,OS は Android で 開 発 し た. 本 システムは 図 1 のような 構 成 になっている. 図 スポット 作 成 ページ 図 1 システム 構 成 4.. スポット 管 理 システム スポット 管 理 システムは WordPress のプラグインとして 開 発 を 行 った.WordPress はオープンソースのブログ/CMS プラットフォームで, 観 光 情 報 の 発 信 に 利 用 されている 事 例 もある[7][8][9].WordPress のプラグインとすることで, 導 入 の 汎 用 性 を 確 保 できると 考 えた.また,WordPress 設 置 時 には,データベースの 作 成 が 必 至 となっており,その データベースを 利 用 することでスポットの 管 理 を 行 うよう に 設 計 した. スポット 管 理 システムでは, 新 規 にスポットを 作 成 する スポット 作 成 ページ と,いままでに 作 成 されたスポッ トの 編 集, 削 除 などを 行 う スポット 管 理 ページ が 存 在 する.スポット 管 理 システムの 利 用 ユーザは, 観 光 地 で 活 動 する 団 体 や 運 営 者 などの 観 光 情 報 を 提 供 する 管 理 者 側 ( 以 後 管 理 者 と 呼 ぶ)を 想 定 している. 図 3 スポット 管 理 ページ スポット 管 理 システムのプラグインを 有 効 化 すると, WordPress が 保 有 するデータベースに, 新 規 にスポット 情 報 を 管 理 するテーブルと,クイズ 情 報 に 関 するテーブルを 作 成 する.クイズのテーブルは,スポットのテーブルに 関 連 付 けをし,スポットの 情 報 が 削 除 されると, 関 連 するク イズの 情 報 も 削 除 される. スポットの 作 成 は, 管 理 者 がスポット 作 成 ページに 設 置 された 入 力 フォームにそって,スポットに 関 するデータを 入 力 することによって 行 う. 入 力 データとしては,スポッ ト 名,スポット 概 要,スポットのイメージ 画 像, 位 置 情 報 ( 緯 度, 経 度 ),クイズ 情 報 である.インターフェースは 図 のようになっており, 管 理 者 の 情 報 入 力 の 手 間 を 削 減 するために 入 力 補 助 機 能 を 用 意 している.スポットの 画 像 選 択 に 関 しては,URL 入 力 フォームの 下 部 にある 一 覧 か ら 選 択 する.スポットに 使 用 する 画 像 は,WordPress の 基 本 機 能 である メディアアップロード から,アップロー ドを 行 う.この 機 能 は,ブログに 写 真 をアップロードする 際 も 使 用 する 機 能 であるため, 過 去 にブログにアップロー ドした 写 真 をスポットの 画 像 としても 再 利 用 できる.さら 354
に, 画 像 を 選 択 した 際,その 画 像 に Exif 情 報 が 存 在 する かの 解 析 を 行 う. 画 像 が 撮 影 された 場 所 の 位 置 情 報 はスポ ットの 位 置 情 報 との 関 連 性 が 高 いと 考 えられるため,Exif 情 報 の 中 に 位 置 に 関 する 情 報 が 存 在 していれば,それを 元 にスポットの 位 置 情 報 を 提 案 する.この 提 案 は 取 り 消 すこ とが 可 能 であり, 取 り 消 した 場 合 は 入 力 フォームが 提 案 前 の 状 態 に 戻 る. 位 置 情 報 の 入 力 に 関 しては, 直 接 の 数 値 入 力 の 他 に,Google Maps Javascript API を 利 用 したマップ インターフェースでの 入 力, Google Geocoding API を 利 用 した 住 所 からの 入 力 が 可 能 となっている.クイズについ ては, 各 スポットに 複 数 設 定 することが 可 能 となっている. すべての 項 目 を 入 力 後, 登 録 ボタンをクリックすると, 入 力 データのエラーチェックを 経 て,データベースの 各 テー ブルに 情 報 を 保 存 する. 作 成 されたスポットは,スポット 管 理 ページ( 図 3)で 確 認 することができる.スポットはリスト 形 式 で 閲 覧 する ことができる.スポットの 情 報 は,データベースから 読 み 込 みを 行 う.リストの 右 側 には 編 集 ボタン, 削 除 ボタンが 設 置 されている. 編 集 ボタンをクリックすると,スポット 作 成 ページに 遷 移 する. 入 力 フォームには,その 段 階 でデ ータベースに 格 納 されているスポットの 情 報 が 取 り 出 され, 補 完 される. 編 集 後 は, 変 更 ボタンをクリックすることに よって, 変 更 内 容 がデータベースに 反 映 される. 削 除 ボタ ンをクリックすると, 削 除 確 認 のポップアップが 表 示 され, 確 定 をすることでデータベースから 対 応 するスポット 情 報 が 削 除 される. 4.3. フォトラリーアプリ フォトラリーアプリは,システムを 適 用 するフィールド を 散 策 する 観 光 者 をユーザとして 想 定 している.フォトラ リーアプリには, 大 きくわけて 観 光 情 報 提 示 機 能 アルバム 機 能 の つの 機 能 がある. 観 光 者 は, 観 光 情 報 提 示 機 能 によっ て 提 示 される 情 報 を 元 に 観 光 スポットの 写 真 を 撮 影 しなが ら 巡 ることで, 観 光 スポットについて 知 ることができる. 観 光 スポットを 巡 り 終 わったあとには, 訪 問 時 の 記 録 で 撮 影 した 写 真 がアルバム 作 成 機 能 によってアルバムとして 生 成 され, 観 光 スポットについて 振 り 返 ることができる. 4.3.1. 観 光 情 報 提 示 機 能 観 光 スポット 提 示 機 能 では, 観 光 スポットの 情 報 をユー ザに 提 示 する. 提 供 する 情 報 はスポット 管 理 システムの 中 に 存 在 するスポット 情 報 データベースから 取 得 を 行 う.フ ォトラリーアプリの 起 動 時 に,HTTP 通 信 によりスポット 管 理 システムにアクセスし,JSON 形 式 のデータを 受 け 取 る.スポット 管 理 システムから 取 得 した 情 報 は,アプリケ ーション 内 のマップページ( 図 4),スポットページ( 図 5) 上 で 提 示 する. マップページでは, 観 光 者 の 現 在 地 を 中 心 とするマップ が 表 示 される.マップは Google Maps Javascript API を 利 用 し, 独 自 の 地 図 が 存 在 する 場 合 は 重 ねて 表 示 させるこ とで,よりわかりやすいインターフェースとなった.マッ プ 上 には 観 光 者 の 現 在 位 置 を 示 すマーカー, 各 スポットの 位 置 情 報 に 基 づいたマーカーを 描 画 する. 観 光 者 がこのマ ーカーをタップすると,スポット 名 が 吹 き 出 し 型 のアノテ ーションにより 表 示 される.これをさらにタップすること で, 各 スポットに 対 応 するスポットページに 遷 移 する. 観 光 者 の 位 置 情 報 は 定 期 的 に 自 動 更 新 される. 図 4 マップページ 図 6 クイズ 問 題 画 面 スポットページでは, 各 スポットに 関 する 情 報 の 閲 覧 と 写 真 の 撮 影,クイズの 回 答,マップでのスポットの 位 置 確 認 が 可 能 となっている.これらは,それぞれのアクション に 対 応 するボタンをタップすることによって 行 う. 写 真 の 撮 影 については, 観 光 者 と 撮 影 対 象 となる 観 光 スポット 間 の 距 離 が 一 定 以 下 の 場 合 のみカメラが 起 動 するという 制 約 を 設 けた. 写 真 を 撮 る というボタンをタップすると GPS( 使 用 不 可 な 場 合 はネットワーク)から 観 光 者 の 現 在 位 置 の 緯 度 経 度 を 取 得 する. 取 得 した 値 と,アプリ 起 動 時 に 取 得 した 対 象 となるスポットの 位 置 情 報 を 以 下 に 示 す ヒュベニの 公 式 に 代 入 し, 観 光 者 とスポット 間 の 距 離 を 算 出 する. D M N ( M dp) ( N cos( P) dr) 6334834 (1 0.006674 (sin( P)) ) 6377397 1 0.006674 (sin( P)) 図 5 スポットページ 図 7 クイズ 解 答 画 面 D: 点 間 の 距 離 (m) P: 点 の 平 均 緯 度 dp: 点 の 緯 度 差 dr: 点 の 経 度 差 M: 子 午 線 曲 率 半 径 N: 卯 酉 線 曲 率 半 径 3 355
この D の 値 が 一 定 値 以 下 であれば,カメラが 起 動 する. これにより, 観 光 者 が 写 真 を 撮 影 する 際 は, 撮 影 対 象 とす るスポットへ 実 際 に 移 動 することが 必 要 となり,3 章 で 述 べたスタンプラリーの 仕 組 みが 実 現 できる.ユーザの 位 置 情 報 は, 端 末 の GPS 機 能 を 利 用 して 取 得 する. 取 得 した 緯 度 経 度 の 値 と,スポットの 緯 度 経 度 を 比 較 し,カメ ラの 起 動 を 判 定 する. 撮 影 した 写 真 は 端 末 の SD カードに 保 存 する. 保 存 の 際 は 観 光 スポット 固 有 の ID をファイル 名 の 先 頭 に 付 与 し, 写 真 の 検 索 に 利 用 する. クイズは, 観 光 者 の 観 光 スポットに 対 する 興 味 関 心, 理 解 を 深 めることを 目 的 としている.クイズの 内 容 は, 観 光 スポットに 関 する 雑 学 を 扱 い, 可 能 な 限 りスポットの 観 察 が 必 要 であるような 内 容 を 設 定 した. クイズに 答 える というボタンをタップすると, 択 の 選 択 問 題 が 表 示 され る( 図 6). 選 択 肢 をタップすると 正 誤 ( 図 7)が 表 示 さ れる.このような 形 式 とすることで, 入 力 の 煩 雑 さが 少 な くなり, 手 軽 に 回 答 できるようになっている.また,クイ ズは 何 度 も 回 答 することが 可 能 であるようにした. 4.3.. アルバム 機 能 アルバム 機 能 では,フォトラリーアプリを 利 用 して 撮 影 された 写 真 の 閲 覧 管 理 をアルバムページ( 図 8) 上 で 行 う.アルバムは, 各 スポットに 対 応 するリスト 形 式 のフレ ームとなっており,それぞれのスポットの 写 真 が 存 在 すれ ば 写 真 が 表 示 され, 写 真 が 存 在 していなければ 未 撮 影 と 表 示 される. 画 面 上 部 には, 写 真 を 撮 影 したスポット 数 と 全 スポットでの 写 真 の 総 数 が 表 示 される. 写 真 の 振 り 分 けは, 写 真 の 保 存 時 に 付 与 したスポット 固 有 ID を 元 に 行 う. 振 り 分 けは,アルバムページに 遷 移 したタイミングで 毎 回 行 うことで, 最 新 の 状 態 を 保 つ. 閲 覧 する 写 真 は 横 ス ワイプで 選 択 し,サムネイルをタップすることにより 原 寸 の 写 真 を 閲 覧 ( 図 9)できる. 写 真 の 閲 覧 画 面 では,お 気 に 入 りの 設 定 と 写 真 の 削 除 が 可 能 である.お 気 に 入 りの 設 定 を 行 うと,スポットページの 画 面 上 部 に 表 示 する 写 真 を, お 気 に 入 りに 設 定 した 写 真 に 固 定 することができる. 5. 実 証 実 験 本 システムは,5.1 で 述 べるフィールドにおいて, 自 由 散 策 での 利 用 ガイドツアーでの 利 用 まち 歩 きイベントでの 利 用 の 3 種 類 の 利 用 方 法 でフォトラリーアプリの 実 証 実 験 を 行 った.それぞれの 利 用 方 法 を 比 較 することによって,フ ィールドに 共 通 のニーズやフィールド 固 有 のニーズの 検 証 を 目 指 した. 5.1. 対 象 フィールド 本 研 究 で 開 発 したシステムは, 以 下 に 示 す 条 件 を 満 た すフィールドでの 利 用 が 適 している. 観 光 スポットとなる 対 象 が,ある 程 度 の 距 離 で 存 在 し ている. 情 報 更 新 を 行 う 人 や 組 織 が 対 象 フィールドで 活 動 して いる. この 条 件 を 踏 まえて, 実 証 実 験 は 愛 知 県 長 久 手 市 の 愛 地 球 博 記 念 公 園 [10] と 愛 知 県 名 古 屋 市 の 文 化 のみち [11][1] の つのエリアにおいて 行 うことにした. 図 8 アルバムページ 図 9 写 真 閲 覧 画 面 愛 地 球 博 記 念 公 園 は 005 年 に 愛 地 球 博 が 開 催 され た 跡 地 を 利 用 して 作 られた 県 営 公 園 である. 愛 地 球 博 記 念 公 園 では, 公 園 マネジメント 会 議 により 運 営 が 行 われ, その 中 で 多 くの NPO やボランティア 団 体 が 分 科 会 として 活 動 している. 公 園 内 にはさまざまな 施 設 やモニュメント が 存 在 しており,それらを 観 光 スポットとして 設 定 した. 提 供 する 情 報 については, 公 園 マネジメント 会 議 で 活 動 す る 人 々と 協 力 して 作 成 することにより, 情 報 の 正 確 性 を 得 られた. 特 に, 公 園 のトリビアをクイズとして 設 定 するこ とで,コンテンツの 再 利 用 を 行 った. 文 化 のみちは, 名 古 屋 市 東 区 に 存 在 する 名 古 屋 城 や 名 古 屋 市 役 所 といった 歴 史 的 建 造 物 や 寺 社, 商 家 などが 建 ち 並 ぶ 一 帯 のことである.ここでは, 毎 年 文 化 の 日 に 歩 こ う! 文 化 のみち というまち 歩 きイベントが 開 催 されてお り, 多 くの 観 光 客 で 賑 わっている.スポットは, 文 化 のみ ちエリアに 存 在 する 歴 史 的 建 造 物 を 設 定 した.クイズは 地 元 ガイドボランティアと 協 力 して 作 成 することで, 愛 地 球 博 記 念 公 園 と 同 様 に 正 確 な 情 報 が 得 られた. これらのエリアは, 魅 力 的 なスポットを 有 しており,か つスポットは 適 度 に 距 離 が 離 れて 点 在 している.また, 各 フィールドで 意 欲 的 に 活 動 するボランティア 団 体 がおり, 提 供 するコンテンツの 正 確 さが 保 証 でき,コンテンツの 継 続 的 な 更 新 が 期 待 できる.ゆえに これらのフィールドは, 本 システムを 実 験 するフィールドとして 適 していると 判 断 した. 5.. 自 由 散 策 における 実 験 方 法 自 由 散 策 での 利 用 については, 愛 地 球 博 記 念 公 園 を 対 象 に 実 験 を 行 った.まず 被 験 者 を 集 め, 一 斉 にシステムの 使 い 方 の 説 明 をした. 説 明 後, 被 験 者 はフォトラリーアプ リを 利 用 しながら, 最 大 約 3 時 間, 公 園 内 のスポットを 自 由 に 巡 った.スポットを 巡 り 終 わった 後 は,アンケート 調 査 を 実 施 することにより, 実 験 の 評 価 を 行 った.この 実 験 の 被 験 者 は 公 園 の 運 営 者 や 学 生 で, 男 性 13 名, 女 性 5 名 の 合 計 18 名 であった. 自 由 散 策 でまわるスポットは 14 箇 所 を 用 意 した. 実 験 で 使 用 する 端 末 については, 貸 出 端 末 (GALAXY S II LTE),あるいは, 被 験 者 が 持 参 した 端 末 を 利 用 した. 利 用 した 端 末 の 内 訳 は, 貸 出 端 末 10 台, 被 験 者 持 参 端 末 8 台 であった.アンケートの 項 目 については, システムの 使 用 に 関 する 設 問 と 扱 ったコンテンツに 関 する 356
設 問 を 選 択 式 (5 段 階 評 価 )で 計 4 問,そして, 実 験 全 体 を 通 した 自 由 記 述 を 1 問 設 定 した. 5.3. ガイドツアーにおける 実 験 方 法 ガイドツアーの 中 での 利 用 については, 自 由 散 策 の 実 験 と 同 様 に, 愛 地 球 博 記 念 公 園 を 対 象 に 実 験 を 行 った. 被 験 者 にシステムの 使 い 方 を 説 明 した 後, 被 験 者 を つのグ ループに 分 け,それぞれに 用 意 されたガイドツアーの 中 で フォトラリーアプリを 利 用 した.ガイドツアーでの 利 用 方 法 は,ガイドが 公 園 内 のスポット 数 カ 所 を 説 明 しながら 巡 りその 合 間 に 写 真 を 撮 るという,ガイドの 説 明 が 中 心 とな る 形 式 になった.ガイドツアーの 終 了 後 には, 自 由 散 策 時 と 同 じ 項 目 でアンケート 調 査 を 行 った. ガイドツアーの 所 要 時 間 は,ツアーガイドの 説 明 を 含 め 約 3 時 間 であった. 被 験 者 は, 公 園 の 運 営 者 と 公 園 で 活 動 する NPO 会 員, 学 生 で, 男 性 17 名, 女 性 5 名 の 合 計 名 であった(アンケートの 回 答 が 得 られたのは 19 名 ).ど ちらのガイドツアーにおいても,ツアーで 巡 るコースの 中 には 3,4 箇 所 のスポットを 設 置 した. 利 用 した 端 末 の 内 訳 は, 貸 出 端 末 17 台, 被 験 者 持 参 端 末 5 台 であった. 5.4. まち 歩 きイベントにおける 実 験 方 法 まち 歩 きイベントでの 利 用 については, 文 化 のみちを 対 象 に,まち 歩 きイベント 歩 こう! 文 化 のみち 内 で 実 験 を 行 った. 実 験 は 一 般 への 公 開 も 行 い,イベント 公 式 サイ ト,あるいは, 現 地 本 部 でダウンロードすることにより 被 験 者 に 提 供 した.システムの 説 明 はイベント 公 式 サイトへ の 記 述 と, 本 部 での 直 接 の 説 明 により 行 った.スポットの 巡 り 方 は 自 由 とし,スポットを 巡 り 終 わった 後 は 本 部 で 他 の 実 験 と 同 様 の 形 式 のアンケート 調 査 を 実 施 した. この 実 験 では,17 箇 所 のスポットを 設 定 した.また,フ ォトラリーアプリの 利 用 のインセンティブとして,アプリ の 利 用 者 全 員 に 飲 食 店 のクーポンを 用 意 し,7 箇 所 以 上 の スポットで 写 真 撮 影 をした 人 には 景 品 を 用 意 した. 被 験 者 としては, 文 化 のみちエリアで 活 動 するガイドボランティ アや 一 般 のイベント 参 加 者, 学 生 など 39 名 で, 男 性 5 名, 女 性 10 名 であった( 未 回 答 4 名 ). 利 用 した 端 末 の 内 訳 は, 貸 出 端 末 7 台, 被 験 者 持 参 端 末 1 台 であった. 6. 結 果 考 察 6.1. 自 由 散 策 での 利 用 実 験 結 果 考 察 自 由 散 策 において 被 験 者 が 巡 ったスポット 数 は 平 均 7.11 箇 所 で, 回 答 があった 17 人 中 14 人 が 7 箇 所 以 上 のスポッ トを 巡 ることができたという 結 果 になった.また, 撮 影 さ れた 写 真 の 数 は 一 人 あたり 平 均 19.6 枚 であった.スポット ごとに 枚 数 のばらつきはあるが, 多 くの 人 が 各 スポットで 複 数 枚 の 写 真 を 撮 影 していることが 確 認 できた. アンケート 調 査 の 結 果 では, 図 10 のような 項 目 で 高 い 評 価 が 得 られた. 自 由 記 述 においては, 宝 物 探 し 的 ワクワ ク 感 を 感 じた, 次 のスポットを 探 そうという 気 になったと いう 回 答 があった. これらの 結 果 から, 本 システムを 利 用 することで, 登 録 したスポットを 楽 しみながら 巡 ることができ,スポット 巡 りをする 際 には, 視 点 や 意 識 の 変 化 があったことが 確 認 で きた.このような 楽 しみの 付 加 や 視 点 の 変 化 から,フォト ラリーアプリ 未 使 用 時 よりも,アプリ 使 用 時 の 方 が 現 地 体 験 を 促 すことができるのではないかと 考 える. 図 10 アンケート 結 果 ( 自 由 散 策 ) 6.. ガイドツアーでの 利 用 実 験 結 果 考 察 ガイドツアーでは,ツアーのコース 途 中 に 設 置 したスポ ットは 全 員 が 巡 ることができた. 写 真 も 各 スポット 1 枚 以 上 撮 影 されていたことが 確 認 できた. 約 9 割 の 被 験 者 が, 登 録 されているスポット 以 外 で 写 真 を 撮 りたいと 回 答 した ( 図 11).この 結 果 は,アプリに 登 録 されているすべての スポットがガイドツアーのコース 途 中 に 存 在 しないことが 原 因 だと 考 える.つまり,ガイドツアーの 中 でフォトラリ ーアプリを 利 用 する 際 には, 巡 るコースに 最 適 化 したスポ ット 設 定 が 必 要 だということがいえる. ただ, 約 9 割 の 被 験 者 が 写 真 撮 影 時 に 撮 影 対 象 を 意 識 的 に 探 したと 回 答 している.このことから, 自 由 散 策 でも, ガイドツアーの 中 でも,スポットを 巡 る 際 に 写 真 撮 影 を 行 うことは,スポットへの 興 味 関 心 の 喚 起 に 有 用 であると 考 える. 図 11 アンケート 結 果 (ガイドツアーでの 利 用 ) 6.3. まち 歩 きイベントでの 利 用 実 験 結 果 考 察 まち 歩 きイベントでの 実 験 においては, 被 験 者 が 巡 った スポット 数 は 平 均 9.7 箇 所, 撮 影 された 写 真 の 総 数 は 平 均 8.1 枚 であった. 特 に,7 箇 所 以 上 スポットを 巡 った 被 験 者 については,アンケートの 回 答 があった 35 人 の 内 8 人 であった.この 結 果 については, 景 品 などのインセンティ ブを 設 定 した 効 果 であると 考 える. アンケート 調 査 では, 写 真 共 有 に 関 して 他 の 人 が 撮 影 した 写 真 が 見 たいか という 項 目 に 対 して 図 1 のような 結 果 が 得 られた. 約 8 割 の 被 験 者 が 4 点 以 上 と 回 答 してお り, 写 真 の 共 有 に 関 して 肯 定 的 にとらえられていることが 確 認 できた.このような 写 真 の 共 有 に 関 する 項 目 について 357
は, 愛 地 球 博 記 念 公 園 で 行 った 自 由 散 策 型 の 実 験 の 中 で も 4 点 以 上 の 回 答 が 7 割 以 上 と 高 い 数 値 が 出 ている 一 方 で, ガイドツアーの 中 での 利 用 に 関 しては 5 割 にとどまってい る.この 点 で, 写 真 共 有 のニーズは, 指 定 されたコースを 巡 る 場 合 というよりは, 自 由 散 策 のようなユーザがどのよ うな 場 所 を 巡 るかわからないような 局 面 において, 高 いと 考 えられる. 撮 影 された 写 真 は 共 有 したいという 意 見 が 多 く 見 られ, 特 に, 自 由 散 策 のようなユーザがどのようにスポット 巡 りをするかがわからない 状 況 で,より 求 められている. ガイドツアーでは 自 由 散 策 に 比 べて 写 真 共 有 のニーズは やや 減 少 している. スポット 巡 りにインセンティブを 用 意 することによって, より 効 果 的 にスポット 間 の 移 動 を 促 すことができる. 今 後 は,スポット 管 理 システムを 情 報 を 発 信 する 立 場 の 人 に 使 ってもらい,フィードバックを 得 ることが 必 要 であ る.また, 実 験 により 得 られた 共 有 のニーズに 対 して, 写 真 を 共 有 する 場 の 作 成 が 課 題 であると 考 える. 写 真 共 有 の 場 ができることによって, 写 真 というコンテンツが 蓄 積 さ れ,そこから 新 たな 観 光 スポットの 魅 力 が 発 見 できること を 期 待 している. 謝 辞 本 研 究 を 進 めるにあたり,ご 協 力 頂 きました ひがしネ ット の 皆 様, 歩 こう! 文 化 のみち 実 行 委 員 会 の 皆 様, 公 園 マネジメント 会 議 営 業 ツール 分 科 会 の 皆 様, 玉 野 総 合 コンサルタント の 皆 様, NTT ドコモ 東 海 支 社 の 皆 様 に 心 から 感 謝 致 します.なお 本 研 究 の 一 部 は JSPS 科 研 費 4800030,580131 の 助 成 を 受 けたものです. 図 1 アンケート 結 果 (まち 歩 きイベント) 7. おわりに 本 稿 では, 観 光 地 での 現 地 体 験 を 促 進 させることを 目 的 とした 観 光 支 援 システムの 開 発 を 行 った.システムは,サ ーバー 側 とクライアント 側 に 分 け,サーバー 側 は 観 光 スポ ットの 情 報 管 理 を 行 う スポット 管 理 システム,クライ アント 側 は, 観 光 スポットを 巡 る 際 に,スタンプラリーの 仕 組 みに 写 真 撮 影 を 応 用 して 現 地 への 移 動 の 動 機 づけを 行 う フォトラリーアプリ を 構 築 した.スポット 管 理 シス テムは,オープンソースのブログ/CMS プラットフォーム である WordPress と 連 携 させることにより, 導 入 と 更 新 の 容 易 化 を 目 指 した.フォトラリーアプリは, 実 際 に 適 用 す るフィールドを 考 慮 してスマートフォンアプリとして 開 発 した. 開 発 したシステムは, 愛 地 球 博 記 念 公 園 と 文 化 のみち エリアにおいて, 合 計 3 回 の 実 証 実 験 を 行 うことで 評 価 をした. 実 験 は, 自 由 散 策,ガイドツアー, まち 歩 きイベントとそれぞれ 異 なる 状 況 下 で 行 うことで, それぞれに 共 通 のニーズやフィールド 固 有 のニーズの 発 見 を 目 指 した. 実 証 実 験 の 結 果 から, 以 下 に 示 す 結 果 が 得 ら れた. 本 システムを 使 うことで,スポットを 巡 る 際 に 楽 しみが 付 与 でき, 撮 影 対 象 となるスポットを 見 つけようという スポットへの 移 動 の 動 機 づけとなる. 参 考 文 献 [1] 観 光 庁 : 観 光 ICT 化 促 進 プ ロ グ ラ ム, http://www.mlit.go.jp/common/00013697.pdf (010). [] 丸 山 敦 史, 柴 田 直 樹, 村 田 佳 洋, 安 本 慶 一, 伊 藤 実 : 観 光 スケジュール 作 成 支 援 とスケジュールに 沿 った 経 路 案 内 を 行 うパーソナルナビゲーションシス テム, 情 報 処 理 学 会 論 文 誌,Vol. 45,No. 1,pp. 678-687 (004) [3] 菱 田 隆 彰, 塚 田 真 只, 圷 智 久, 古 田 大 宜, 横 井 健 一, 内 藤 義 貴, 渡 邉 渉 美 :リニモ 沿 線 地 域 の 情 報 案 内 ア プリケーションの 開 発 と 地 域 貢 献 活 動, 愛 知 工 業 大 学 研 究 報 告 46,pp.41-48(011) [4] 菅 瀬 和 弘, 横 井 茂 樹, 西 尾 吉 男 :スマートフォンと Facebook ページを 連 携 した 地 域 情 報 に 関 するコミュ ニケーションシステムの 提 案 と 試 作, 情 報 処 理 学 会 研 究 報 告,MBL,011-MBL-60,5,pp.1-8(011) [5] 宮 澤 芳 光, 市 川 尚, 窪 田 諭, 大 信 田 康 統, 阿 部 昭 博 : 歴 史 テーマパークを 対 象 とした UD 観 光 情 報 シ ステムの 開 発 : 基 本 機 能 と 項 目 反 応 理 論 に 基 づくク イズ 機 能, 情 報 処 理 学 会 全 国 大 会 講 演 論 文 集,vol. 71(4),pp. 4-711 - 4-71 (009) [6] WordPress:http://ja.wordpress.org/ [7] あまみシマ 博 覧 会 :http://amamishimahaku.com/ [8] 観 光 いばらき:http://www.ibarakiguide.jp/ [9] 和 歌 山 県 有 田 川 町 観 光 協 会 : http://www.town.aridagawa.lg.jp/kankokyokai/ [10] 愛 地 球 博 記 念 公 園 (モリコロパーク) へようこそ!: http://www.aichi-toshi.or.jp/park/park(hp)/morikoro/ [11] 歩 こう! 文 化 のみち: http://arukou.higashinet.net/ [1] 名 古 屋 歴 まちネット 文 化 のみち: http://www.nagoya-rekimachinet.jp/contents01/ 358