業 績 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 会 社 の 概 要 沿 革 大 きな 成 長 が 見 込 まれるアジア 地 域 でのパネル 構 築 を 積 極 化 (1) 会 社 の 概 要



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Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx


注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一


PowerPoint プレゼンテーション

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可



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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越


第316回取締役会議案

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

 

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

1_2013BS(0414)

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の


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募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

弁護士報酬規定(抜粋)

平成28年11月期第3四半期決算短

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連結計算書

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

平成29年2月期 第2四半期決算短信

<重要な会計方針及び注記>

定款  変更

第一部【証券情報】

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

Ⅰ.2015 年 度 (2016 年 3 月 期 ) 決 算 概 要 1

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●電力自由化推進法案

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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T T VWAPギャランティ 取 引 とは T T VWAPギャランティ 取 引 とは これまでの 成 行 や 指 値 とは 異 なる 東 海 東 京 証 券 が 提 供 する 新 しい 形 の 売 買 方 法 です その 方 法 とは 1 金 融 商 品 取 引 所 ( 以 下 取 引 所 )に

業 績 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 事 業 概 要 モバイル 事 業 が 売 上 高 営 業 利 益 の 多 くを 占 める 同 社 の 事 業 セグメントは コンシューマ 向

平成22年度

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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所令要綱

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

3 連 結 財 務 諸 表 の 概 要 損 益 計 算 書 の 概 要 年 度 年 度 対 前 年 比 営 業 収 益 126, ,822 26, % 営 業 費 用 94, ,560 15, % 営 業 利 益 32,614 44,261 11,64

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

連 結 注 記 表 1. 連 結 計 算 書 類 の 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 に 関 する 注 記 等 (1) 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 1 連 結 子 会 社 の 数 及 び 名 称 連 結 子 会 社 の 数 0 社 連 結 子 会 社 の 名 称

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目 次 ( 資 産 の 部 金 融 資 産 ) 1. 資 金 4 1 資 金 明 細 台 帳 ( 資 産 負 債 整 簿 ) 5 2 資 金 の 明 細 台 帳 ( 付 属 明 細 表 ) 5 2. 税 等 未 収 金 6 3 債 権 債 務 整 台 帳 ( 資 産 負 債 整 簿 ) 6 4 当

(2) 情 報 ネットワーク 事 業 及 びワイヤレスアンテナ 事 業 のうちの 特 定 建 設 業 認 可 が 必 要 な 建 設 工 事 事 業 と 放 送 アンテナの 販 売 事 業 を 2016 年 12 月 1 日 付 け( 予 定 )で HCNET に 承 継 ( 以 下 本 HCNET


私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

財政再計算結果_色変更.indd

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事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動


注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

1. 売 上 高 と 利 益 の 状 況 (つづき) 売 上 高 営 業 利 益 率 は1.9%( 前 年 度 差.2%ポイント 上 昇 ) 売 上 高 経 常 利 益 率 は2.6%( 同.3% ポイント 上 昇 ) 売 上 高 当 期 純 利 益 率 は1.%( 同 1.%ポイント 上 昇 )

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

スライド 1

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)


情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口

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第 一 部 企 業 情 報 第 1 企 業 の 概 況 1 主 要 な 経 営 指 標 等 の 推 移 回 次 第 15 期 第 1 四 半 期 連 結 累 計 期 間 第 14 期 会 計 期 間 自 平 成 26 年 4 月 1 日 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 6

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信用調査報告書(見本)

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 有 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 1 社 ( 社 名 ) 株 式 会 社 CFSコーポレーション 除 外 - 社 ( 社 名 )

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

Transcription:

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 森 本 展 正 伪 伪 システム 連 携 によるアジア 最 大 級 の 消 費 者 パネルを 保 有 <3695> は GMO インターネット <9449> グループのインターネットリサーチ 専 業 会 社 主 要 事 業 は インターネットを 活 用 した 市 場 調 査 活 動 における 調 査 集 計 分 析 業 務 の 受 託 で 調 査 会 社 シンクタンク コンサルティング 企 業 など 調 査 のプロフェッショ ナルが 主 要 顧 客 日 本 最 大 規 模 の 消 費 者 パネル 1 Japan Cloud Panel (2015 年 12 月 末 時 点 で 800 万 人 超 ) を 保 有 するほか 日 本 を 含 むアジアの 13 ヶ 国 地 域 でシステム 連 携 によるアジア 最 大 級 の 消 費 者 パネル Asia Cloud Panel ( 同 2,009 万 人 ) を 保 有 する 2 月 4 日 に 発 表 された 2015 年 12 月 期 連 結 業 績 は 売 上 高 2,701 百 万 円 ( 前 期 比 15.2% 増 ) 営 業 利 益 は 161 百 万 円 ( 同 34.1% 減 ) となった 売 上 高 は 国 内 事 業 が 堅 調 に 推 移 したこと に 加 えて 海 外 事 業 の 拡 大 により 2 ケタ 増 収 となり 過 去 最 高 を 記 録 したものの 営 業 利 益 は 2 ケタ 減 益 となった これは 国 内 での 競 争 激 化 や アジアでの 高 原 価 パネルの 活 用 など による 売 上 原 価 の 増 加 に 加 えて GMO Market Observer 2 の 強 化 Asia Cloud Panel の 強 化 及 び 欧 米 の 営 業 強 化 などの 積 極 的 な 先 行 投 資 により 販 管 費 が 膨 らんだ ( 前 期 比 220 百 万 円 増 加 ) ことがマイナス 要 因 として 働 いたことによる 企 業 情 報 はこちら >>> 1 パネルとは モニターの 集 合 体 モニターとはアンケート 協 力 の 承 諾 を 得 ている 会 員 一 人 ひとりのこと 2 同 社 が 独 自 開 発 提 供 してい るリサーチソリューションプラッ トフォームの 総 称 インター ネット 上 でリサーチ 業 務 のす べてを 完 結 できるのが 特 徴 2016 年 12 月 期 連 結 業 績 は 売 上 高 3,156 百 万 円 ( 前 期 比 16.8% 増 ) 営 業 利 益 220 百 万 円 ( 同 36.0% 増 ) 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 は 124 百 万 円 ( 同 56.1% 増 ) を 予 想 している 売 上 高 は 国 内 外 で 顧 客 の 固 定 客 化 が 進 むことによる 効 果 を 見 込 み 過 去 最 高 を 更 新 利 益 に 関 しては 成 長 のための 先 行 投 資 が 前 期 で 一 巡 したことに 加 えて それら の 投 資 の 効 果 が 顕 在 化 することが 増 益 要 因 として 働 くと 予 想 している 弊 社 では 前 期 に 下 方 修 正 を 行 ったこと 2015 年 12 月 期 第 4 四 半 期 (2015 年 10 月 12 月 ) にアジア 地 域 で 大 型 調 査 案 件 の 納 品 後 ずれが 発 生 したことなどを 併 せて 考 慮 すると 会 社 計 画 は 保 守 的 で 上 振 れ 余 地 があると 見 ている 同 社 は 中 期 経 営 計 画 の 具 体 的 な 内 容 目 標 数 値 等 を 公 表 していないが 最 先 端 のインター ネット 技 術 を 駆 使 したマーケティング ソリューション プラットフォームを 普 及 させることにより インターネットリサーチ 業 界 において 日 本 で アジアで そして 世 界 で 1 番 になり 顧 客 企 業 に 必 要 不 可 欠 な 存 在 になることを 目 指 している 弊 社 では 1) 注 力 しているアジア 地 域 でイ ンターネットリサーチが 一 段 と 普 及 すると 考 えられる 2) 日 本 で 培 った 成 功 事 例 を 海 外 で 展 開 するモデルである 3) 2015 年 12 月 期 で 当 面 の 成 長 に 必 要 な 投 資 は 一 巡 したと 考 えられる などから 新 たな 成 長 ステージに 突 入 した 可 能 性 が 高 いと 見 ている なお アジアにお ける 戦 略 が 進 行 しているかどうかをチェックする 指 標 として Asia Cloud Panel 内 のポイント 発 行 額 の 今 後 の 推 移 に 注 目 している 伪 伪 Check Point 大 きな 成 長 が 見 込 まれるアジア 地 域 でのパネル 構 築 を 積 極 化 システム 連 携 パネルネットワークのため 低 コストで 大 きなパネルを 維 持 16/12 期 の 売 上 高 は 過 去 最 高 を 更 新 利 益 は 2 ケタ 増 益 の 見 通 し 1

業 績 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 会 社 の 概 要 沿 革 大 きな 成 長 が 見 込 まれるアジア 地 域 でのパネル 構 築 を 積 極 化 (1) 会 社 の 概 要 同 社 は GMO インターネットグループのインターネットリサーチ 専 業 会 社 最 先 端 のインター ネット 技 術 を 駆 使 した アジア ナンバーワンの マーケティング ソリューション プラットフォー ム を 進 化 普 及 させることによって 世 界 のマーケティングの 変 革 を 実 現 する をミッション として 事 業 を 展 開 する 手 掛 けている 事 業 は インターネットを 活 用 した 市 場 調 査 活 動 におけ る 調 査 集 計 分 析 業 務 の 受 託 で 調 査 会 社 シンクタンク コンサルティング 企 業 などの 調 査 のプロフェッショナルが 主 要 顧 客 日 本 最 大 規 模 の 消 費 者 パネル Japan Cloud Panel (2015 年 12 月 末 時 点 で 800 万 人 超 ) を 保 有 するほか 日 本 を 含 む 中 国 や 韓 国 などアジア の 13 ヶ 国 地 域 での 連 携 によるアジア 最 大 級 の 調 査 パネル Asia Cloud Panel ( 同 2,009 万 人 ) を 保 有 している 2014 年 10 月 に 東 京 証 券 取 引 所 マザーズ 市 場 へ 株 式 を 上 場 した (2) 沿 革 同 社 の 前 身 は P2P 技 術 に 関 する 情 報 収 集 研 究 普 及 を 目 指 した 組 織 として 2002 年 4 月 に 設 立 された GMO 総 合 研 究 所 株 式 会 社 2006 年 9 月 に GMO インターネットグループ 内 で 同 業 種 であるインターネットリサーチ 事 業 を 行 う 旧 株 式 会 社 を 吸 収 合 併 し 社 名 を 株 式 会 社 へ 変 更 した 設 立 当 初 は 調 査 会 社 や 広 告 会 社 などのマー ケティングソリューション 提 供 企 業 に 対 するインターネットリサーチパネルを 提 供 する 事 業 を 展 開 していたが リサーチビジネスのインターネット 化 の 進 展 に 足 並 みを 合 わせて パネルの みの 提 供 から 調 査 会 社 の 総 合 的 なインターネット 化 を 支 援 する 領 域 へ 事 業 を 拡 大 2

会 社 の 概 要 沿 革 2010 年 代 以 降 については 2011 年 3 月 に 起 きた 東 日 本 大 震 災 の 影 響 により 国 内 リサーチ 市 場 の 成 長 が 鈍 化 したことが 引 き 金 となり 1) 国 内 のオンライン 調 査 比 率 が 十 分 な 水 準 まで 上 昇 した 2) アジア 特 に 中 国 におけるオンライン 調 査 のニーズが 今 後 増 大 し 数 年 内 に 日 本 並 み 以 上 の 水 準 となる との 判 断 から アジアを 中 心 とする 海 外 事 業 拡 大 路 線 へ 転 換 し た アジア 発 世 界 へ を 目 指 し インターネットリサーチの 普 及 が 遅 れ 大 きな 成 長 が 見 込 まれるアジア 地 域 でのパネル 構 築 を 積 極 化 2012 年 1 月 に 中 国 でアンケート 調 査 ができる China Cloud Panel のサービスを 開 始 したのを 皮 切 りに 台 湾 ベトナム (2012 年 12 月 ) 韓 国 インド (2013 年 2 月 ) フィリピン (2013 年 9 月 ) タイ (2013 年 10 月 ) マレーシア インドネシア シンガポール 香 港 (2014 年 7 月 ) オーストラリア (2015 年 1 月 ) と 相 次 いで 国 地 域 を 拡 大 した この 動 きと 並 行 して アジア 地 域 及 び 中 国 国 内 の 需 要 増 加 に 対 応 するために 中 国 (2013 年 6 月 ) シンガポール (2012 年 12 月 ) に 子 会 社 を 設 立 し 販 売 及 びパネルの 仕 入 体 制 を 強 化 さらに 2013 年 10 月 に 欧 米 アジアのビジネス 機 会 の 取 込 みを 狙 った 24 時 間 オペ レーションセンターをインドに 設 立 するなど アジア 地 域 での 販 売 パネル 整 備 のための 体 制 整 備 を 進 める Ignite Vision Limited 社 は 中 国 国 内 の 500 を 超 えるメディア( 媒 体 ) ネットワークによる 消 費 者 パネル を 有 しており 3,000 万 人 を 超 え るモニターへのリーチが 可 能 一 方 国 内 では 2014 年 5 月 に 業 界 の 業 務 標 準 化 を 進 め クライアントの 固 定 客 化 を 図 る ため D.I.Y 型 (セルフ 型 ) リサーチシステムである GMO Market Observer サービスの 提 供 を 開 始 さらに 2015 年 9 月 には 日 本 とともに 最 重 点 国 として 位 置 付 けた 中 国 における 調 査 パネルの 一 段 の 拡 大 を 図 るため 中 国 最 大 規 模 の 消 費 者 パネルを 保 有 する Ignite Vision Limited 社 の 純 粋 持 ち 株 会 社 Ignite Vision Holdings 社 と 資 本 業 務 提 携 を 行 った 概 要 2002 年 4 月 P2P 技 術 に 関 する 情 報 収 集 研 究 普 及 を 目 指 した 組 織 としてGMO 総 合 研 究 所 株 式 会 社 の 設 立 2006 年 9 月 GMOインターネットグループ 内 で 同 業 種 であるインターネットリサーチ 事 業 を 行 う 旧 GMOリ サーチ 株 式 会 社 を 吸 収 合 併 会 社 名 をGMOリサーチ 株 式 会 社 へ 商 号 変 更 2009 年 1 月 ジャパンマーケットインテリジェンス 株 式 会 社 を 連 結 子 会 社 化 2012 年 2 月 ヨーロッパ(イギリス)に 営 業 拠 点 を 開 設 2012 年 7 月 米 国 に 営 業 拠 点 を 開 設 2012 年 8 月 インドにインドオペレーションセンターを 開 設 2012 年 12 月 連 結 子 会 社 のGMOジャパンマーケットインテリジェンス 株 式 会 社 を 吸 収 合 併 シンガポールに100% 子 会 社 GMO RESEARCH PTE, LTD.を 設 立 2013 年 6 月 中 国 合 弁 会 社 GMO E-Lab Marketing Research (Shanghai) CO,LTD. 営 業 開 始 2013 年 11 月 インドオペレーションセンターGMO Research Pvt.Ltd. 設 立 2014 年 3 月 シンガポールの 連 結 子 会 社 のGMO RESEARCH PTE. LTD. 営 業 開 始 2014 年 5 月 GMO Market Observer(マーケット オブザーバー) 提 供 開 始 2014 年 10 月 東 京 証 券 取 引 所 マザーズ 市 場 へ 上 場 2015 年 9 月 GMO RESEARCH PTE. LTD.が 中 国 最 大 規 模 の 消 費 者 パネルを 保 有 するIgnite Vision Limited 社 の 純 粋 持 ち 株 会 社 Ignite Vision Holdings 社 と 資 本 業 務 提 携 2015 年 11 月 細 川 代 表 がヨーロッパ 世 論 調 査 市 場 協 会 (ESOMAR) 日 本 代 表 に 就 任 出 所 : 同 社 ホームページ 有 価 証 券 報 告 書 等 をもとにフィスコ 作 成 伪 伪 事 業 内 容 調 査 会 社 向 けのアウトソーシングサービスと D.I.Y (セルフ 型 ) サー ビスが 主 力 同 社 グループは 同 社 と GMO RESEARCH PTE. LTD. (シンガポール 同 社 出 資 比 率 100%) GMO E-Lab Marketing Research (Shanghai) Co, Ltd. ( 中 国 同 60%) GMO Research Pvt. Ltd. (インド 同 100%) の 連 結 子 会 社 3 社 で 構 成 される 3

事 業 内 容 手 掛 けている 事 業 は インターネットリサーチ 事 業 の 単 一 事 業 ( 親 会 社 の GMO インターネッ トにおける 事 業 区 分 ではインターネット 広 告 メディア 事 業 に 属 する) であるが 提 供 するサー ビス 内 容 により 国 内 外 の 調 査 会 社 を 中 心 とするクライアントから アンケート 作 成 からロー データ 集 計 までを 一 括 で 受 託 あるいは 一 部 を 受 託 するアウトソーシングサービス 国 内 外 の 調 査 会 社 を 中 心 とするクライアント 自 身 が 同 社 のプラットフォームを 利 用 して 自 ら 調 査 を 実 施 する D.I.Y (セルフ 型 ) サービスに 加 えて 一 般 事 業 会 社 向 けの 最 先 端 の 技 術 や 手 法 を 活 用 したリサーチサービスであるその 他 サービスの 3 つに 区 分 される なお 2015 年 12 月 期 におけるサービス 別 売 上 構 成 比 は アウトソーシングサービス 76.7% D.I.Y サービス 13.5% その 他 サービス 9.8% また 地 域 別 売 上 構 成 比 は 日 本 78.4% 海 外 21.6% ( 欧 州 5.1% 北 米 8.8% アジア 7.8%) となっている サービス 別 売 上 構 成 比 ( 年 月 期 ) 地 域 別 売 上 構 成 比 ( 年 月 期 ) その 他 サービス サービス 北 米 欧 州 アジア アウトソーシングサービス 日 本 (1) サービスの 概 要 アウトソーシングサービス アウトソーシングサービスは Full Service と Sample Supply に 区 分 される Full Service は オンラインのアンケート 画 面 作 成 アンケートの 案 内 配 信 アンケートデータの 回 収 クリー ニング 集 計 といったリサーチ 業 務 の 一 連 の 工 程 を 一 貫 して 提 供 するサービス 第 1 弾 は ロ ッ ク オ ン <3690> の マーケティングプラットフォーム アドエビス と 連 携 ロックオ ンから アドエビス リサーチ と してサービスを 提 供 開 始 してい るほか 第 2 弾 としてオプトホー ルディング <2389> グループの ( 株 ) グルーバーが 提 供 するネ イティブアドの 分 析 支 援 ツール TRIVER (トライバー) との 連 携 を 2015 年 6 月 から 開 始 して いる さらに 同 社 では Japan Cloud Panel をベースにデジタルマーケティングの 効 果 を 測 定 分 析 でき 広 告 効 果 の 最 大 化 に 活 用 できるパネル Cloud Panel for Audience Tracking ( 略 称 CPAT) を 新 たに 構 築 (2015 年 5 月 から 提 供 開 始 ) アドテクのプラットフォームと 連 携 し 広 告 業 界 向 けのサービスを 提 供 している 一 方 Sample Supply はクライアントが 自 社 内 でオンラインのアンケート 画 面 を 作 成 している 場 合 に 同 社 が 回 収 管 理 (プロジェクトマネジメント) を 行 い 顧 客 のアンケート 画 面 に 回 答 結 果 を 提 供 するサービス 4

事 業 内 容 アウトソーシングの 事 業 系 統 図 D.I.Y サービス D.I.Y サービスは Self Sample Supply (SSS) とシステム 関 連 売 上 に 区 分 される Self Sample Supply はインターネットリサーチにおいて クライアントがオンラインのアンケート 画 面 の 作 成 アンケート 案 内 配 信 回 収 管 理 (プロジェクトマネジメント) を 行 い 同 社 がサー ビスインフラとパネルのみを 提 供 するサービス 一 方 システム 関 連 売 上 は GMO Market Observer を 核 としたシステム 関 連 売 上 で 同 社 はシステムのみを 提 供 する 当 該 システム を 顧 客 が 導 入 することにより 自 社 内 でアンケート 作 成 自 社 パネル 管 理 等 リサーチ 全 般 業 務 の 効 率 化 を 図 るためのサービス なお Self Sample Supply が D.I.Y サービスの 売 上 高 の 大 半 を 占 める 1 人 の 眼 球 の 動 きを 記 録 して 分 析 する 調 査 手 法 印 刷 物 や Web サイト 画 面 などを 見 ると きの 目 の 動 きを 調 べることで 人 の 判 断 に 与 える 影 響 につい て 探 る 手 法 2 MROC と は Market/Marketing Research Online Community の 略 マーケティングリサー チを 目 的 として オンライン 上 に 設 けた 閉 じられたサイト 内 に 一 定 期 間 集 められた 人 々が 会 話 することでインサイト ( 発 見 ) を 探 し 出 す 手 法 ( 短 期 間 で 実 施 ) 3 調 査 票 を 用 いないマーケティ ングリサーチの 手 法 の 1 つで 日 頃 回 答 者 が 意 識 していな い 概 念 構 造 を 可 視 化 できる 調 査 分 析 方 法 Scanamind は ( 株 ) クリエイティブ ブレ インズの 登 録 商 標 4 マーケティングリサーチを 目 的 として オンライン 上 に 設 けた 特 定 のサイト 内 に 一 定 期 間 集 められた 人 々が 会 話 すること でインサイト ( 発 見 ) を 探 し 出 す 手 法 ( 中 長 期 期 間 で 実 施 ) その 他 サービス その 他 サービスは New MR とコンベンショナル 調 査 からなる New MR とは アイトラッキ ング 調 査 1 MROC 2 Scanamind (スキャナマインド ) 3 コミュニティ 4 といった 最 先 端 のマーケティングソリューションを 提 供 するサービスで 新 たなプラットフォーム 提 供 のため の 研 究 開 発 の 役 割 を 担 う また コンベンショナル 調 査 は オフラインで 実 施 する 調 査 手 法 で オンライン 業 務 の 更 なる 自 動 化 のため 戦 略 的 に 取 り 組 んでいる 5

事 業 内 容 業 務 工 程 とサービスの 関 係 における 同 社 のカバー 範 囲 出 所 : 説 明 会 資 料 システム 連 携 パネルネットワークのため 低 コストで 大 きなパネルを 維 持 (2) 調 査 パネルの 状 況 1 infoq は 同 社 が 2002 年 より 運 用 を 開 始 しているインターネッ トリサーチ 用 パネルで 長 期 間 アンケートに 協 力 している 会 員 が 多 数 おり 会 員 のアンケー トに 対 するロイヤリティの 高 さ を 維 持 している 2 パネル 品 質 については 世 界 の 調 査 業 界 のデファクトスタン ダードに 適 用 させながら 同 社 独 自 の 品 質 管 理 基 準 を 作 成 し 同 社 の Web サイトで 情 報 開 示 するとともに それに 沿 った 社 内 運 用 を 実 施 してい る 具 体 的 には 同 社 の 特 徴 で あ る Cloud Panel は 事 前 に ユーザーの 重 複 を 排 除 する 仕 組 みを 導 入 しているほか ア ンケート 回 答 者 の 回 答 データを チェックし 同 社 が 定 める 基 準 によって 不 適 切 な 回 答 者 の 排 除 など 品 質 管 理 に 関 する 取 り 組 みを 積 極 的 に 行 っている サービスのベースとなる 調 査 パネル クラウド パネル は 日 本 国 内 に 特 化 した 消 費 者 パネル Japan Cloud Panel と 日 本 を 含 むアジア 13 ヶ 国 地 域 の 消 費 者 パネル Asia Cloud Panel からなる いずれもシステム 連 携 パネルネットワーク (Cloud Panel) であるため 低 コストで 大 きなパネルを 維 持 でき 同 業 他 社 が 保 有 する 調 査 パネル に 比 べ 同 社 の 負 担 は 軽 い 仕 組 みとなっていることが 大 きな 特 徴 国 内 の 調 査 パネルである Japan Cloud Panel は 同 社 が 管 理 運 営 する infoq 1 と 提 携 先 が 保 有 する 調 査 パネルを 合 わせた 登 録 会 員 数 は 2015 年 末 で 800 万 人 超 と 国 内 最 大 規 模 となっている 一 方 Asia Cloud Panel は 同 社 の 品 質 管 理 基 準 2を 満 たした 海 外 の 外 部 パネルとシステム 的 な 連 携 を 行 い 日 本 を 含 むアジアの 13 ヶ 国 地 域 に 2,009 万 人 の 登 録 会 員 を 有 し アジア 最 大 級 の 規 模 を 誇 る (3) 顧 客 (クライアント) の 状 況 調 査 会 社 シンクタンク コンサルティング 会 社 などの 調 査 のプロフェッショナルから 受 注 す るケースと 一 般 事 業 会 社 から 受 注 するケースがある 提 供 するサービスのうち アウトソーシ ングサービスと D.I.Y サービスは 主 に 調 査 会 社 を 中 心 とする 調 査 のプロフェッショナル 向 けの サービスで その 他 サービスが 主 に 一 般 事 業 会 社 向 けのサービスとなっている なお 国 内 におけるコア クライアントは 野 村 総 合 研 究 所 <4307> を 筆 頭 とする 調 査 会 社 シンクタンク コンサルティング 会 社 となっている 同 社 は 国 内 の 調 査 会 社 に 対 して 日 本 を 含 むアジアのインターネットリサーチを 販 売 してお り 2015 年 12 月 期 の 売 上 高 は 2,116 百 万 円 ( 前 期 比 6.4% 増 ) であった 一 方 欧 米 を 中 心 に 世 界 中 の 調 査 会 社 に 対 して 日 本 を 含 むアジアのネットリサーチを 販 売 しており 2015 年 12 月 期 の 売 上 実 績 は 584 百 万 円 ( 同 64.0% 増 ) と 急 拡 大 している 6

事 業 内 容 ( 百 万 円 ) 海 外 売 上 高 の 推 移 欧 州 北 米 アジア 期 期 期 伪 伪 強 み 競 合 と 事 業 リスク インターネット 上 での 調 査 のすべてを 完 結 できるプラットフォーム の 保 有 が 強 みの 源 泉 同 社 の 強 みは 調 査 会 社 シンクタンク 等 のクライアントに 対 してインターネット 上 で 調 査 の すべてを 完 結 できる (アンケートの 作 成 から 配 信 回 収 集 計 まで 従 来 複 数 のツールやシ ステムを 使 い 分 ける 必 要 のあったインターネットリサーチの 一 連 のプロセスを 同 一 のインター フェース 上 で 実 現 する) プラットフォーム GMO Market Observer を 提 供 していること さらに GMO Market Observer は 同 社 が 保 有 している 仮 想 的 な 調 査 パネルである Asia Cloud Panel を 活 用 できる 体 制 となっていることも 同 社 のネットリサーチ 業 界 における 優 位 性 のひ とつとして 働 いている 同 社 のビジネスモデルのイメージ 出 所 : 説 明 会 資 料 7

強 み 競 合 と 事 業 リスク 同 社 の 強 みである GMO Market Observer と Asia Cloud Panel の 業 界 共 有 プラットフォー ムをインターネット 上 でクラウドマッチングする 調 査 体 制 を 構 築 している 点 で ( 株 ) マクロミル クロス マーケティンググループ <3675> 楽 天 リサーチ ( 株 ) などのインターネットリサーチ 会 社 と 大 きく 異 なっているのが 特 徴 であり 差 別 化 要 因 となっている 一 方 類 似 会 社 に 関 しては 同 社 がインターネットリサーチ 専 業 会 社 として 調 査 会 社 等 の プロフェッショナルを 主 たるクライアントとしてビジネスを 展 開 しているため 日 本 で 同 様 のビジ ネスモデルの 企 業 は 存 在 しない 海 外 企 業 では Cint AB (スウェーデン) Lucid ( 米 ) な ど 数 社 を 挙 げることができるが これらの 企 業 はいずれも 同 社 のプラットフォーム 連 携 先 であ り 競 合 関 係 にない 事 業 リスクとしては 景 気 動 向 のほか 中 国 やアジアの 低 いネット 調 査 比 率 が 想 定 どおり に 上 昇 しないこと また Asia Cloud Panel が 想 定 通 りに 拡 大 しないこと などを 挙 げるこ とができる 伪 伪 業 績 動 向 15/12 期 の 売 上 高 は 受 注 が 堅 調 に 推 移 し 過 去 最 高 を 記 録 (1) 過 去 の 業 績 動 向 開 示 されている 2010 年 12 月 期 以 降 の 業 績 動 向 を 見 ると インターネットリサーチ 市 場 の 拡 大 と 国 内 外 の 調 査 パネルの 増 加 に 足 並 みを 合 わせる 格 好 で 売 上 高 は 順 調 に 拡 大 利 益 についても 東 日 本 大 震 災 の 発 生 によりマイナス 影 響 を 受 けた 2011 年 12 月 期 を 除 くと 順 調 に 増 加 してきた 過 去 業 績 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 左 軸 ) 経 常 利 益 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 出 所 : 同 社 決 算 短 信 有 価 証 券 報 告 書 をもとにフィスコ 作 成 2014 年 12 月 期 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 21.0% 増 の 2,345 百 万 円 営 業 利 益 は 同 84.3% 増 の 245 百 万 円 と 2 ケタの 増 収 営 業 増 益 となり 売 上 高 営 業 利 益 ともに 過 去 最 高 を 記 録 した 営 業 利 益 の 大 幅 増 益 は 国 内 外 での 消 費 者 パネルの 増 加 に 伴 いアウトソーシ ングサービスの 受 注 が 拡 大 したことに 加 えて クラウドパネルの 増 加 に 伴 い 仕 入 原 価 の 低 減 が 図 れたこと アウトソーサーの 戦 略 的 活 用 と 社 内 オペレーション 業 務 の 生 産 性 改 善 により 人 件 費 を 圧 縮 することに 成 功 したことなどから 売 上 総 利 益 が 増 加 したことが 主 要 因 また 社 内 業 務 の 効 率 化 が 進 んだことによる 販 管 費 の 圧 縮 もプラス 寄 与 した 8

業 績 動 向 (2) 2015 年 12 月 期 連 結 業 績 2015 年 12 月 期 連 結 業 績 は 売 上 高 2,701 百 万 円 ( 前 期 比 15.2% 増 ) 営 業 利 益 は 161 百 万 円 ( 同 34.1% 減 ) となり 売 上 高 は 2 ケタ 増 収 で 過 去 最 高 を 記 録 したものの 営 業 利 益 は 2 ケタ 減 益 を 余 儀 なくされた 2015 年 12 月 期 連 結 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 14/12 期 15/12 期 実 績 売 上 比 実 績 売 上 比 前 期 比 売 上 高 2,345-2,701-15.2% 売 上 原 価 1,298 55.3% 1,517 56.2% 16.8% 売 上 総 利 益 1,047 44.7% 1,184 43.8% 13.1% 販 管 費 801 34.2% 1,022 37.9% 27.6% 営 業 利 益 245 10.5% 161 6.0% -34.1% 経 常 利 益 232 9.9% 152 5.6% -34.4% 当 期 純 利 益 128 5.5% 79 2.9% -38.4% 出 所 : 同 社 決 算 短 信 有 価 証 券 報 告 書 をもとにフィスコ 作 成 売 上 高 が 順 調 に 拡 大 したのは アウトーシングサービスと D.I.Y サービスの 受 注 が 堅 調 に 推 移 したことが 主 要 因 一 方 営 業 減 益 になったのは 1) 国 内 の 競 争 激 化 とアジアで 高 原 価 パネルを 活 用 せざるを 得 なかったことなどにより 売 上 原 価 が 1,517 百 万 円 ( 同 16.8% 増 ) へ 増 大 した ( 売 上 原 価 率 は 前 期 の 55.3% から 56.2% へ 0.8 ポイント 上 昇 ) 2) アジア 拡 大 及 びシステム 構 造 変 化 のための 積 極 的 な 投 資 ( 具 体 的 には 新 規 サービス 企 画 GMO Market Observer の 強 化 Asia Cloud Panel の 強 化 及 び 欧 米 の 営 業 強 化 などの 人 員 増 強 ) を 行 っ たために 販 管 費 が 前 期 比 27.6% 増 の 1,022 百 万 円 へ 増 大 した 事 がマイナス 要 因 として 働 い たことによる 営 業 利 益 の 増 減 要 因 分 析 ( 単 位 : 百 万 円 ) システム 派 遣 社 員 の 正 社 員 化 による 増 加 強 化 コンサルマ-ケティング 機 能 強 化 海 外 拠 点 強 化 管 理 機 能 強 化 等 営 業 利 益 年 度 アウト ソーシング サービス I その 他 人 件 費 支 払 租 税 地 代 サービス サービス 手 数 料 公 課 家 賃 その 他 営 業 利 益 年 度 9

業 績 動 向 サービス 別 の 売 上 高 の 状 況 を 見 ると アウトソーシングサービスは 調 査 会 社 業 界 から 内 製 化 によるコスト 高 構 造 を 是 正 するためのコスト 削 減 の 需 要 が 拡 大 傾 向 にあるため アンケー ト 作 成 からローデータ 集 計 までのサービスを 一 括 で 受 託 する Full Service の 受 注 が 堅 調 に 推 移 したことにより 2,071 百 万 円 ( 同 9.3% 増 ) と 順 調 に 拡 大 一 方 D.I.Y サービスは GMO Market Observer の 導 入 が 順 調 に 進 んだ ( 導 入 社 数 は 2014 年 12 月 末 の 24 社 から 41 社 へ 増 加 期 初 目 標 38 社 を 上 回 った) ことに 加 えて 欧 米 のリサーチ 企 業 とのプラットフォー ム 連 携 による 受 注 が 堅 調 に 推 移 したことなどから 365 百 万 円 ( 同 44.3% 増 ) と 大 幅 に 伸 びた また その 他 サービスも Scanamind の 引 き 合 いが 好 調 であったことなどから 264 百 万 円 ( 同 33.8% 増 ) と 増 大 した 地 域 別 の 売 上 高 を 見 ると 日 本 は 2,116 百 万 円 となり 前 期 比 6.4% の 伸 び 率 にとどまったの に 対 して 海 外 は 584 百 万 円 となり 前 期 比 で 64.0% 増 と 高 い 伸 びとなった 内 訳 を 見 ると 欧 州 が 137 百 万 円 ( 同 32.9% 増 ) 北 米 236 百 万 円 ( 同 85.5% 増 ) アジア 211 百 万 円 ( 同 67.7% 増 ) と 北 米 とアジアが 高 い 伸 びを 記 録 した 北 米 の 売 上 高 拡 大 は 北 米 企 業 とのプラッ トフォーム 連 携 により D.I.Y サービスが 伸 びたことが 主 要 因 アジアについては 第 4 四 半 期 に 大 型 案 件 の 納 期 遅 延 による 売 上 計 上 が 後 ずれしたマイナス 要 因 が 発 生 したものの 大 型 の 複 数 国 同 時 調 査 案 件 を 受 注 した 第 3 四 半 期 までの 好 調 で 高 い 伸 びを 維 持 した サービス 別 海 外 地 域 別 売 上 高 推 移 ( 単 位 : 百 万 円 ) 14/12 期 15/12 期 実 績 売 上 比 実 績 売 上 比 前 期 比 売 上 高 2,345-2,701-15.2% アウトソーシングサービス 1,894 80.8% 2,071 76.7% 9.7% D.I.Y サービス 253 10.8% 365 13.5% 41.1% その 他 サービス 197 8.4% 264 9.8% 33.5% 国 内 1,989 84.8% 2,116 78.4% 6.4% 海 外 356 15.2% 584 21.6% 64.0% 欧 州 103 4.4% 137 5.1% 32.9% 北 米 127 5.4% 236 8.8% 85.5% アジア 126 5.4% 211 7.8% 67.7% 出 所 : 同 社 決 算 短 信 説 明 会 資 料 をもとにフィスコ 作 成 期 初 計 画 は 売 上 高 2,866 百 万 円 ( 前 期 比 22.2% 増 ) 営 業 利 益 302 百 万 円 ( 同 23.3% 増 ) を 予 想 していた 下 方 修 正 の 要 因 として インターネットリサーチ 事 業 の 原 価 率 低 減 策 の 進 捗 遅 延 と 中 国 国 内 の 最 先 端 調 査 手 法 への 積 極 的 投 資 による 売 上 総 利 益 の 低 下 を 挙 げている 一 方 10 月 に 下 方 修 正 された 会 社 計 画 ( 売 上 高 2,755 百 万 円 営 業 利 益 173 百 万 円 ) 対 比 では 売 上 高 営 業 利 益 ともに 計 画 を 若 干 下 回 った これは 第 4 四 半 期 にアジア 地 域 で 規 模 の 大 きい 調 査 案 件 の 納 品 の 後 ずれが 発 生 したことが 主 要 因 会 社 予 想 と 実 績 値 ( 単 位 : 百 万 円 ) 実 績 差 異 修 正 計 画 差 異 期 初 計 画 a a-b b b-c c 売 上 高 2,701-53 2,755-110 2,866 営 業 利 益 161-12 173-129 302 経 常 利 益 152-13 166-135 301 当 期 純 利 益 79-25 105-76 181 注 : 期 初 計 画 は 2015 年 2 月 4 日 修 正 計 画 は 10 月 29 日 発 表 出 所 : 同 社 決 算 短 信 プレスリリースをもとにフィスコ 作 成 10

業 績 動 向 積 極 的 な 成 長 投 資 の 影 響 により 健 全 性 を 示 す 指 標 が 若 干 悪 化 (3) 財 務 状 態 2015 年 12 月 末 時 点 における 総 資 産 は 1,750 百 万 円 となり 前 期 末 に 比 べ 23 百 万 円 増 加 した 内 訳 を 見 ると 流 動 資 産 は 現 金 及 び 預 金 が 減 少 (124 百 万 円 ) したことで 前 期 末 に 比 べ 129 百 万 円 減 少 し 1,224 百 万 円 となった 対 照 的 に 固 定 資 産 はソフトウェアの 増 加 (34 百 万 円 ) 投 資 有 価 証 券 の 増 加 (150 百 万 円 ) により 525 百 万 円 となり 前 期 末 に 比 べ 154 百 万 円 増 加 した 負 債 は 636 百 万 円 となり 前 期 末 に 比 べ 11 百 万 円 増 加 した 主 な 変 動 要 因 として 買 掛 金 の 増 加 88 百 万 円 未 払 金 の 増 加 38 百 万 円 未 払 法 人 税 等 の 減 少 85 百 万 円 ポイント 引 当 金 の 減 少 35 百 万 円 等 を 挙 げることができる また 純 資 産 については 1,114 百 万 円 となり 前 期 末 比 12 百 万 円 増 加 したが 利 益 剰 余 金 の 増 加 20 百 万 円 がプラス 要 因 として 働 い たことによる キャッシュ フローの 状 況 を 見 ると 2015 年 12 月 末 の 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 は 前 期 末 に 比 べ 124 百 万 円 減 少 し 555 百 万 円 となった これは 営 業 活 動 によるキャッシュ フ ローが 216 百 万 円 の 収 入 となったのに 対 して 投 資 活 動 によるキャッシュ フローがソフトウェ アの 取 得 (システム 開 発 投 資 ) による 支 出 119 百 万 円 投 資 有 価 証 券 の 取 得 ( 中 国 Ignite Vision Holdings 社 株 式 の 取 得 ) による 支 出 149 百 万 円 等 があったために 269 百 万 円 の 支 出 となったこと さらに 財 務 活 動 によるキャッシュ フローも 配 当 金 の 支 払 い 59 百 万 円 等 で 67 百 万 円 の 支 出 となったことによる システム 投 資 や 中 国 Ignite Vision Holdings 社 株 式 の 取 得 といった 積 極 的 な 成 長 投 資 の 影 響 により 健 全 性 を 表 す 指 標 である 流 動 比 率 が 2014 年 12 月 期 に 比 べ 若 干 悪 化 した また その 成 長 投 資 による 業 績 の 悪 化 により 収 益 性 を 表 す 指 標 も 悪 化 を 余 儀 なくされる 格 好 となっ た しかし 成 長 に 必 要 な 当 面 の 投 資 は 2015 年 12 月 期 に 一 巡 したと 見 られること 2016 年 12 月 期 以 降 業 績 が 改 善 する 可 能 性 が 高 いことなどから 指 標 の 悪 化 は 一 時 的 なものと 考 え 問 題 視 する 必 要 はないと 弊 社 では 見 ている 貸 借 対 照 表 キャッシュ フロー 及 び 経 営 指 標 ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/12 期 14/12 期 15/12 期 増 減 額 備 考 流 動 資 産 777 1,353 1,224-129 現 金 及 び 預 金 -124 ソフトウェア+34 固 定 資 産 253 370 525 154 投 資 有 価 証 券 +150 ソフトウェア 仮 勘 定 -21 総 資 産 1,035 1,726 1,750 23 流 動 負 債 506 604 619 15 買 掛 金 +88 未 払 金 +38 未 払 法 人 税 等 -85 ポイント 引 当 金 -35 固 定 負 債 21 20 16-4 負 債 合 計 527 624 636 11 純 資 産 507 1,102 1,114 12 利 益 剰 余 金 +20 負 債 純 資 産 合 計 1,035 1,726 1,750 23 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 208 147 216 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー -126-187 -269 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー -66 422-67 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 301 680 555-124 安 全 性 健 全 性 流 動 比 率 153.6% 224.0% 197.6% 自 己 資 本 比 率 48.6% 63.1% 63.7% 収 益 性 ROE 18.6% 16.2% 7.2% ROA 15.5% 16.8% 8.8% 営 業 利 益 率 6.9% 10.5% 6.0% 11

業 績 動 向 16/12 期 の 売 上 高 は 過 去 最 高 を 更 新 利 益 は 2 ケタ 増 益 の 見 通 し (4) 2016 年 12 月 会 社 計 画 の 概 要 と 見 通 し 2016 年 12 月 期 連 結 業 績 は 売 上 高 3,156 百 万 円 ( 前 期 比 16.8% 増 ) 営 業 利 益 220 百 万 円 ( 同 36.0% 増 ) 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 は 124 百 万 円 ( 同 56.1% 増 ) を 予 想 している 売 上 高 は 2 ケタの 伸 びを 見 込 んでおり 過 去 最 高 を 更 新 すると 見 ているほか 利 益 も 投 資 一 巡 と 前 期 までの 投 資 の 効 果 顕 在 化 で 2 ケタの 増 益 になると 予 想 している 2016 年 12 月 期 会 社 計 画 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 期 16/12 期 実 績 売 上 比 計 画 売 上 比 前 期 比 売 上 高 2,701-3,156-16.8% 営 業 利 益 161 6.0% 220 7.0% 36.0% 経 常 利 益 152 5.6% 206 6.5% 35.1% 当 期 純 利 益 79 2.9% 124 3.9% 56.1% 出 所 : 同 社 決 算 短 信 有 価 証 券 報 告 書 をもとにフィスコ 作 成 売 上 高 に 関 しては アウトソーシングサービスと D.I.Y サービスが 伸 びることで 継 続 して 15% 以 上 の 成 長 を 維 持 すると 予 想 している 一 方 営 業 増 益 に 転 じるのは 売 上 高 の 増 加 に 伴 う 利 益 増 加 に 加 えて 2015 年 12 月 期 までの 投 資 が 一 巡 することで 販 管 費 の 伸 びが 小 幅 にとどまると 見 ていることによる サービス 別 地 域 別 の 前 提 を 具 体 的 に 見 ると アウトソーシングサービスは 2,506 百 万 円 ( 前 期 比 21.0% 増 ) D.I.Y サービスは 430 百 万 円 ( 同 17.8% 増 ) とそれぞれ 拡 大 する 計 画 となっ ている 一 方 地 域 別 では 日 本 2,367 百 万 円 ( 前 期 比 11.8% 増 売 上 ウエイト 75.0%) 海 外 789 百 万 円 ( 同 34.9% 売 上 ウエイト 25.0% 前 期 は 21.6%) と 見 ており 2015 年 12 月 期 と 同 様 に 海 外 が 拡 大 すると 予 想 している サービス 別 地 域 別 売 上 高 計 画 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 期 16/12 期 実 績 売 上 比 計 画 売 上 比 前 期 比 売 上 高 2,701-3,156-16.8% アウトソーシングサービス 2,071 76.7% 2,506 79.4% 21.0% D.I.Y サービス 365 13.5% 430 13.6% 17.8% その 他 サービス 264 9.8% 220 7.0% -16.6% 国 内 2,116 78.4% 2,367 75.0% 11.8% 海 外 584 21.6% 789 25.0% 34.9% 欧 州 137 5.1% - - - 米 国 236 8.8% - - - アジア 211 7.8% - - - 出 所 : 同 社 決 算 短 信 説 明 会 資 料 をもとにフィスコ 作 成 同 社 は 2016 年 12 月 期 の 重 点 施 策 として 1) 国 内 ネットリサーチ 事 業 では 前 期 に 引 き 続 き 顧 客 内 シェア 拡 大 のための D.I.Y 売 上 拡 大 ( 固 定 客 化 ) を 図 る 2) 海 外 ネットリサーチ 事 業 においても 国 内 と 同 様 に 欧 米 において 顧 客 内 シェア 拡 大 のための D.I.Y 売 上 拡 大 ( 固 定 客 化 ) を 図 る 3) パネル 供 給 変 革 としては 国 内 ではアドテクプラットフォームとの 連 携 強 化 ( 具 体 的 には CPAT とアドテクのプラットフォームと 連 携 することで 広 告 業 界 向 けにサービスを 提 供 ) によるパネル 供 給 変 革 の 更 なる 推 進 とアジアへの 展 開 準 備 及 び Asia Cloud Panel 内 のポイント 発 行 額 の 拡 大 を 図 る の 3 点 を 掲 げている 12

業 績 動 向 同 社 の 言 う パネル 供 給 変 革 とは 同 社 のリサーチパネルである Asia Cloud Panel により 多 くの 自 社 会 員 を 持 つ 企 業 が 参 加 することになれば Asia Cloud Panel 自 体 のパネ ル 価 値 が 上 昇 さらにより 多 くの 会 員 を 持 つ 企 業 が 参 加 する 呼 び 水 になり パネルが 強 化 さ れるという 好 循 環 となることを 目 指 している 自 社 会 員 を 保 有 する 企 業 が 参 加 意 欲 を 高 める パネル 供 給 変 革 の 指 標 として Asia Cloud Panel 内 でのポイント 発 行 額 を 位 置 付 け 2015 年 12 月 期 実 績 7.2 億 円 を 拡 大 する 戦 略 となっている なお ポイント 発 行 額 の 成 長 率 は 20%/ 年 を 目 標 としている 弊 社 では 前 期 に 下 方 修 正 を 行 ったこと 2015 年 12 月 期 第 4 四 半 期 (10 月 12 月 ) に アジア 地 域 で 大 型 調 査 案 件 の 納 品 後 ずれが 発 生 したことなどと 会 社 前 提 と 合 わせて 考 慮 す ると 会 社 計 画 は 保 守 的 で 上 振 れ 余 地 があると 見 ている 伪 伪 中 期 成 長 戦 略 善 循 環 モデルでアジア 世 界 一 を 目 指 す 同 社 は 中 期 経 営 計 画 の 具 体 的 な 内 容 目 標 数 値 等 を 公 表 していないが 最 先 端 のイン ターネット 技 術 を 駆 使 したマーケティング ソリューション プラットフォーム 普 及 させることによ り インターネットリサーチ 業 界 において 日 本 で アジアで そして 世 界 で 一 番 になり 顧 客 企 業 に 必 要 不 可 欠 な 存 在 になることを 目 指 している その 実 現 は 日 本 で 得 た 収 益 をアジア へ 投 資 アジアで 得 た 収 益 を 世 界 へ 投 資 するという 善 循 環 サイクルを 構 築 することで 対 応 す る 計 画 足 元 では 日 本 で 国 内 収 益 基 盤 の 安 定 化 アジアで 海 外 事 業 機 会 の 最 大 化 加 えて 日 本 では 新 たな 収 益 源 確 保 に 向 けて 新 事 業 領 域 への 進 出 をテーマとして 事 業 を 展 開 している 具 体 的 には 国 内 ネットリサーチ 事 業 では 2014 年 5 月 の GMO Market Observer の 提 供 開 始 以 降 取 引 顧 客 の 固 定 客 化 を 推 進 してきた 2015 年 12 月 期 には MO 推 進 課 ( 営 業 機 能 営 業 サポート 機 能 ) を 新 設 した 効 果 も 手 伝 って 導 入 社 数 が 41 社 へ 順 調 に 増 加 し 固 定 客 化 が 着 実 に 進 展 これを 受 けて 2016 年 12 月 期 については 重 点 施 策 であるアドテク との 融 合 による 国 内 ポイント 発 行 額 を 拡 大 する 国 内 パネル 供 給 変 革 を 進 める 計 画 一 方 海 外 のネットリサーチ 事 業 に 関 しては 国 内 での 顧 客 の 固 定 客 化 の 成 功 事 例 に 習 い 海 外 顧 客 の 固 定 客 化 を 進 める 方 針 で 同 時 に 2017 年 12 月 以 降 にアドテクとの 融 合 による 海 外 ポイン ト 発 行 額 を 拡 大 する 海 外 パネル 供 給 変 革 に 取 り 組 む 準 備 期 間 として 位 置 付 けている これらの 戦 略 の 展 開 により 国 内 リサーチ 事 業 規 模 は 現 在 の 売 上 規 模 の 約 2 倍 である 40 億 円 強 海 外 リサーチの 事 業 規 模 は 国 内 ターゲットと 同 規 模 を 想 定 していることから 中 期 的 な 売 上 高 目 標 は 合 わせて 100 億 円 程 度 になっていると 見 られる 13

中 期 成 長 戦 略 国 内 リサーチ 事 業 と 海 外 リサーチ 事 業 における 戦 略 展 開 のイメージ 出 所 : 説 明 会 資 料 弊 社 では 1) 注 力 しているアジア 地 域 でのネット 調 査 比 率 は 日 本 と 比 べると 依 然 低 く 今 後 経 済 成 長 に 伴 い 人 件 費 の 上 昇 に 伴 い 結 果 としてネット 調 査 比 率 が 上 昇 する 可 能 性 が 高 い と 考 えられる 2) 日 本 で 培 った 成 功 事 例 を 展 開 するモデルである 3) 2015 年 12 月 期 で 当 面 の 成 長 に 必 要 な 投 資 は 一 巡 したと 考 えられる などを 考 慮 すると 同 社 は 新 たな 成 長 期 に 突 入 した 可 能 性 が 高 いと 見 る なお アジアでのパネル 供 給 変 革 の 進 展 をチェックする 指 標 として Asia Cloud Panel 内 のポイント 発 行 額 の 今 後 の 推 移 に 注 目 している Asia Cloud Panel 構 成 国 におけるネット 調 査 比 率 同 社 提 供 パネル 状 況 等 の 一 覧 ネット 調 査 ネット GDP 同 社 パネルの 概 要 同 社 提 供 人 口 比 率 (2014 年 ) 普 及 率 成 長 率 提 携 社 数 パネル 数 開 始 年 月 日 本 46% 90.6% 2.0% 127,103 26 8,150 2007.06 中 国 8% 49.5% 7.7% 1,355,693 15 4,135 2012.01 台 湾 15% 84.0% 2.2% 23,360 2 115 2012.12 ベトナム 1% 48.3% 5.3% 93,422 2 266 2012.12 韓 国 23% 92.3% 2.8% 49,040 4 199 2013.02 インド 0% 28.3% 3.2% 1,236,345 2 3,732 2013.02 フィリピン 4% 43.0% 6.8% 107,668 3 201 2013.09 タイ NA 34.9% 2.9% 67,741 2 201 2013.10 マレーシア 8% 67.5% 4.7% 30,073 2 3,169 2014.07 インドネシア 2% 28.5% 5.3% 253,610 4 187 2014.07 シンガポール 30% 82.0% 4.1% 5,567 2 18 2014.07 香 港 25% 80.5% 2.9% 7,113 1 2 2014.07 オーストラリア NA 94.1% 2.5% 22,508 2 36 2015.01 出 所 : ネット 調 査 比 率 は 中 国 は 中 国 マーケティングリサーチ 協 会 中 国 以 外 はESOMAR(ヨーロッパ 世 論 市 場 調 査 協 会 ) GLOBAL MARKET RESEACH 2015 を 参 照 同 社 のパネル 等 については 同 社 HP 有 価 証 券 報 告 書 からフィスコ 作 成 注 1 : 実 質 GDP 成 長 率 はオーストラリアが 2014 年 その 他 は 2013 年 注 2 : 人 口 は 中 国 2013 年 その 他 は 2014 年 人 口 の 単 位 は 千 人 注 3 : 同 社 のパネル 関 連 数 値 は 2016 年 2 月 現 在 パネル 数 の 単 位 は 千 人 14

伪 伪 株 主 還 元 業 績 に 連 動 した 配 当 ( 配 当 性 向 50%) を 目 標 とする 基 本 方 針 将 来 の 事 業 展 開 と 経 営 体 質 強 化 のために 必 要 な 内 部 留 保 を 確 保 しつつ 安 定 した 配 当 を 継 続 して 実 施 することを 基 本 方 針 としてきた しかし 2016 年 12 月 期 から 将 来 の 事 業 展 開 と 経 営 体 質 強 化 のために 必 要 な 内 部 留 保 を 確 保 しつつ 安 定 した 配 当 を 継 続 して 実 施 す べく 業 績 に 連 動 した 配 当 ( 配 当 性 向 50%) を 目 標 とする 基 本 方 針 へ 変 更 した 2015 年 12 月 期 の 配 当 金 に 関 しては 2015 年 10 月 の 発 表 どおりの 1 株 当 たり 22 円 を 実 施 一 方 2016 年 12 月 期 の 配 当 は 新 しい 基 本 方 針 に 基 づき 1 株 当 たり 年 間 37 円 60 銭 ( 配 当 性 向 50%) を 予 定 している なお 親 会 社 GMO インターネッ トは 株 主 還 元 に 関 する 基 本 方 針 を 総 還 元 性 向 50% を 目 標 と する 1) 配 当 については 配 当 性 向 の 目 標 を 連 結 当 期 純 利 益 の 33% 以 上 とし 2) 自 己 株 式 取 得 については 連 結 当 期 純 利 益 の 50% から 配 当 総 額 を 引 いた 金 額 を 目 標 に 業 績 及 び 財 務 体 質 の 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 株 価 水 準 に 応 じて 機 動 的 に 実 施 する へ 変 更 している 15

ディスクレーマー ( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ ( 以 下 フィスコ という ) は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するものではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 について フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポートは あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 電 話 取 材 等 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるもので す 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があり ます 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 にフィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさ るようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ