首 都 直 下 地 震 最 悪 シナリオ 財 政 出 動 No 復 興 遅 れ Yes 利 払 い 増 大 による 財 政 悪 化 企 業 事 業 所 の 撤 退 雇 用 喪 失 国 債 価 格 下 落 地 価 下 落 人 口 流 出 金 融 機 関 の 資 産 減 少 国 内 金 融 機 関 破

都 市 災 害 における 経 済 的 諸 問 題 2013.02.22 関 西 大 学 社 会 安 全 学 部 大 学 院 社 会 安 全 研 究 科 永 松 伸 吾

首 都 直 下 地 震 最 悪 シナリオ 財 政 出 動 No 復 興 遅 れ Yes 利 払 い 増 大 による 財 政 悪 化 企 業 事 業 所 の 撤 退 雇 用 喪 失 国 債 価 格 下 落 地 価 下 落 人 口 流 出 金 融 機 関 の 資 産 減 少 国 内 金 融 機 関 破 綻 不 良 債 権 増 大 企 業 収 益 の 悪 化 世 界 経 済 への 波 及?

3 首 都 圏 におけ る 製 造 業 の 生 産 拠 点 の 海 外 移 転 が 加 速 する, 80% 財 政 出 動 11 日 本 のソブリ ンリスクが 顕 在 化 し 長 期 金 利 が 上 昇 し 円 安 が 進 行 する, 67% Yes 利 払 い 増 大 による 財 政 悪 化 No 復 興 遅 れ 企 業 事 業 所 の 撤 退 7 企 業 の 撤 退 人 口 の 流 出 によ り 東 京 の 地 価 が 大 幅 に 下 落 する, 雇 用 67% 喪 失 国 債 価 格 下 落 地 価 下 落 人 口 流 出 9 国 内 企 業 や 金 融 機 関 に 大 量 の 不 良 債 権 が 発 生 し 円 安 株 安 が 進 行 する, 90% 金 融 機 関 の 資 産 減 少 国 内 金 融 機 関 破 綻 世 界 経 済 への 波 及? 不 良 債 権 増 大 企 業 収 益 の 悪 化

財 政 出 動 No 復 興 遅 れ Yes 利 払 い 増 大 による 財 政 悪 化 企 業 事 業 所 の 撤 退 雇 用 喪 失 国 債 価 格 下 落 地 価 下 落 人 口 流 出 金 融 機 関 の 資 産 減 少 国 内 金 融 機 関 破 綻 不 良 債 権 増 大 企 業 収 益 の 悪 化 世 界 経 済 への 波 及?

都 市 防 災 研 究 協 議 会 第 1 回 東 日 本 大 震 災 における 二 重 ローン 対 策 につい て 平 成 24 年 9 月 28 日 金 融 庁 証 券 取 引 等 監 視 委 員 会 事 務 局 次 長 兼 復 興 庁 審 議 官 ( 金 融 支 援 担 当 ) 大 森 泰 人 氏 第 2 回 小 口 投 資 資 金 による 復 興 ファイナンス 支 援 平 成 24 年 12 月 18 日 ミュージックセキュリティーズ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 小 松 真 実 モルガン スタンレーMUFG 証 券 株 式 会 社 上 級 顧 問 赤 井 厚 雄 第 3 回 復 興 財 政 平 成 25 年 3 月 6 日 復 興 庁 予 算 会 計 担 当 総 務 省 自 治 財 政 局 財 政 課

建 設 市 場 の 問 題

日 本 の 建 設 市 場 は 長 期 縮 小 傾 向 市 場 規 模 は 半 分 建 設 業 従 事 者 はピークの3/4に

復 興 工 事 の 入 札 不 調 宮 城 福 島 では 現 在 も 公 共 事 業 の2~3 割 の 入 札 が 成 立 しない 事 態 資 材 不 足 人 材 不 足 あるいは それによる 資 材 価 格 の 上 昇 賃 金 の 上 昇 が 原 因 復 興 が 遅 れる 上 再 入 札 のた めに 自 治 体 職 員 の 作 業 負 担 が 増 大

東 日 本 大 震 災 後 の 建 築 資 材 価 格 の 推 移 東 日 本 大 震 災 の 影 響 150 平 成 17 年 度 (05)=100 建 設 資 材 価 格 指 数 ( 仙 台 ) 一 部 対 象 資 材 の 流 通 が 確 認 出 来 ず 11 年 4 月 5 月 は 欠 損 データとなっております ( 建 築 は4 月 のみ 欠 損 ) 140 130 総 合 建 築 土 木 世 界 的 な 資 源 価 格 高 騰 東 日 本 大 震 災 の 影 響 120 110 100 90 80 70 出 所 : 一 般 財 団 法 人 経 済 調 査 会

日 本 の 不 動 産 市 場 世 界 最 大 級 の 不 動 産 ストック 世 界 10 大 商 業 用 不 動 産 市 場 ( 推 計 時 価 総 額 ) 10 億 USドル 6,000 世 界 主 要 都 市 におけるオフィス 市 場 の 規 模 ( 推 計 床 面 積 ) 1000 坪 70,000 61,431 5,000 4,995 60,000 4,000 50,000 50,400 40,000 3,000 31,935 30,000 2,000 1,935 21,780 20,000 17,142 1,000 1,085 808 794 663 10,000 11,600 390 379 241 234 4,634 4,283 3,567 2,155 0 米 国 日 本 ドイツ 英 国 フランス イタリア カナダ スペイン 中 国 韓 国 0 東 京 パリ ニューヨーク 大 阪 ロンドン フランクフルト シドニー シンガポール 上 海 香 港 出 所 Prudential Real Estate Investors 出 所 Colliers International (Global Office Real Estate Review 2008) 東 京 大 阪 は 固 定 資 産 税 の 課 税 台 帳 に 基 づく 数 値 出 所 : 赤 井 厚 雄 (モルガンスタンレー 証 券 ) 資 料 4

日 本 の 不 動 産 市 場 老 朽 化 する 都 市 インフラ 内 需 としての 都 市 の 再 開 発 ニーズ 新 耐 震 基 準 導 入 以 前 のストッ クが 大 きなシェアを 占 める 国 際 金 融 拠 点 整 備 とインフラ 更 新 を 同 時 に 進 める 必 要 性 法 人 所 有 建 物 の 建 築 年 別 床 面 積 ( 全 国 ) ( 000 平 米 ) 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 0 342,596 270,614 309,912 47,431 S36-S55 S56-H2 H3-H12 H13-H14 新 耐 震 基 準 導 入 以 前 新 耐 震 基 準 導 入 以 後 出 所 国 土 交 通 省 平 成 15 年 法 人 建 物 調 査 注 工 場 敷 地 等 以 外 にある 建 物 で 社 宅 従 業 員 宿 舎 賃 貸 用 住 宅 及 び 他 者 への 販 売 を 目 的 として 所 有 する 土 地 ( 棚 卸 資 産 )に 該 当 する 土 地 にある 建 物 を 除 く 法 人 所 有 建 物 の 建 築 年 別 床 面 積 ( 東 京 都 ) ( 000 平 米 ) 全 建 築 物 の 建 築 年 別 着 工 面 積 ( 大 阪 市 内 ) ( 000 平 米 ) 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 52,161 70,000 63,462 60,000 34,693 50,000 46,759 46,426 32,592 40,000 30,000 20,000 5,950 10,000 7,934 0 S36-S55 S56-H2 H3-H12 H13-H14 S42-S55 S56-H2 H3-H12 H13-H14 新 耐 震 基 準 導 入 以 前 新 耐 震 基 準 導 入 以 後 新 耐 震 基 準 導 入 以 前 新 耐 震 基 準 導 入 以 後 出 所 国 土 交 通 省 平 成 15 年 法 人 建 物 調 査 注 工 場 敷 地 等 以 外 にある 建 物 で 社 宅 従 業 員 宿 舎 賃 貸 用 住 宅 及 び 他 者 への 販 売 を 目 的 として 所 有 する 土 地 ( 棚 卸 資 産 )に 該 当 する 土 地 にある 建 物 を 除 く 出 所 大 阪 府 注 昭 和 55 年 以 前 の 調 査 の 集 計 は 暦 年 昭 和 55 年 以 降 は 会 計 年 度 に 変 更 出 所 : 赤 井 厚 雄 (モルガンスタンレー 証 券 ) 資 料 5

我 が 国 の 大 都 市 圏 における 事 業 所 数 と 従 業 員 数 ( 平 成 18 年 の 平 成 13 年 に 対 する 増 加 率 ) 出 所 : 事 業 所 企 業 統 計 調 査 ( 平 成 18 年 13 年 )

逆 復 興 スパイラル 雇 用 減 人 口 減 事 業 所 減 域 内 需 要 減

労 働 市 場

有 効 求 人 倍 率 の 推 移 新 規 就 職 者 数 の 推 移 2012 年 12 月 の 主 要 産 業 別 新 規 求 人 数 ( 対 前 年 同 月 比 ) 建 設 業 運 輸 業 卸 売 業 製 造 業 郵 便 業 小 売 業 岩 手 12.9 21.4-12.7-2.3 宮 城 58.3-14.4-13.7-3.0 福 島 29.2 32.4 0.4 5.8

2011 年 3 月 ~2012 年 12 月 末 の 累 積 新 規 就 業 者 (271,956)に 占 める 緊 急 雇 用 の 割 合

Cash for Work (CFW) プログラム USAID Cash-for-work program workers cleaning up rubble in the streets of Portau-Prince, Haiti, stop to pose for a photo 米 国 開 発 支 援 庁 による 労 働 による 対 価 プログラム ポル トーフランスのある 通 りでがれ き 撤 去 に 従 事 する 労 働 者 たち が 手 を 止 めてポーズを 取 って くれた 復 旧 復 興 事 業 に 被 災 者 を 雇 用 し 被 災 者 自 らが 復 興 のために 働 く 1 被 災 者 の 雇 用 創 出 2 地 元 経 済 を 潤 す 効 果

CFWは 失 業 対 策 事 業 とは 異 なる CFWはケインズ 流 の 景 気 対 策 と は 全 く 違 う 文 脈 で 発 達 を 遂 げた 手 法 1960 年 代 頃 から 行 われてきた フード フォー ワーク(Food for Work, FFW)が 前 身 飢 饉 発 生 時 の 人 道 支 援 手 法 とし て 次 の 飢 饉 の 発 生 を 予 防 するた めの 行 動 を 農 民 に 実 施 してもらうた めのインセンティブとして 食 料 給 付 を 利 用 その 後 現 物 よりも 現 金 を 用 いた 支 援 の 有 効 性 が 認 識 され CFWが 誕 生

国 の 緊 急 雇 用 対 策 (4/5 発 表 ) 2013.02.22 第 1 回 成 果 発 表 会 日 本 はひとつ しごとプロジェクト フェーズ1( 第 1 段 階 ) ~ 日 本 中 が 一 つとなって あなたのしごとと 暮 らしを 支 えます~ ( 被 災 者 等 就 労 支 援 雇 用 創 出 推 進 会 議 第 1 段 階 とりまとめ) 1. 基 本 的 対 処 方 針 1 復 旧 事 業 などによる 被 災 した 方 々への 就 労 機 会 の 創 出 被 災 地 企 業 資 材 の 活 用 2 被 災 した 方 々や 地 元 の 意 向 を 十 分 踏 まえつつ 希 望 する 被 災 者 が 被 災 地 以 外 の 地 域 に 就 労 可 能 にしていく ことなどにより 被 災 した 方 々のしごとと 暮 らしを いわば 日 本 中 が 一 つとなって 支 えていく 2. 当 面 の 緊 急 総 合 対 策 復 旧 事 業 等 による 確 実 な 雇 用 創 出 復 旧 事 業 の 推 進 インフラ 復 旧 がれきの 撤 去 仮 説 住 宅 の 建 設 被 災 住 宅 の 補 修 再 建 重 点 分 野 雇 用 創 造 事 業 と 緊 急 雇 用 創 出 事 業 の 拡 充 震 災 対 応 分 野 を 重 点 分 野 雇 用 創 造 事 業 の 対 象 に 追 加 雇 用 期 間 の1 年 の 制 限 を 廃 止 地 元 優 先 雇 用 への 取 組 当 面 の 復 旧 事 業 における 地 域 の 建 設 企 業 の 受 注 確 保 を 推 進 ハローワークへの 復 旧 事 業 の 求 人 提 出 を 民 間 事 業 者 に 要 請 被 災 離 職 者 を 対 象 にした 雇 入 れ 助 成 金 による インセンティブ 付 与 被 災 した 方 々としごととの マッチング 体 制 の 構 築 (1) 被 災 地 におけるマッチング 機 能 強 化 日 本 はひとつ しごと 協 議 会 の 創 設 都 道 府 県 労 働 局 が 中 心 となり 自 治 体 国 の 出 先 機 関 関 係 団 体 による 協 議 会 を 都 道 府 県 単 位 で 設 置 日 本 はひとつ ハローワーク 機 能 の 拡 大 避 難 所 へのきめ 細 かな 出 張 相 談 農 林 漁 業 者 自 営 業 者 に 対 する 支 援 職 業 訓 練 の 機 動 的 な 拡 充 実 施 被 災 地 域 の 就 労 支 援 等 被 災 者 向 けの 合 同 企 業 説 明 会 の 開 催 業 界 団 体 等 に 要 請 し 被 災 者 の 受 入 に 積 極 的 な 企 業 を 発 掘 (2) 被 災 地 以 外 におけるマッチング 機 能 強 化 住 居 の 確 保 地 元 生 活 情 報 の 提 供 農 林 漁 業 者 自 営 業 者 などの 就 業 機 会 の 確 保 被 災 した 方 々の 雇 用 の 維 持 確 保 雇 用 調 整 助 成 金 の 拡 充 5 県 の 特 例 をさらに 必 要 な 地 域 に 拡 大 被 災 地 の 事 業 所 との 取 引 関 係 が 緊 密 な 被 災 地 外 の 事 業 所 計 画 停 電 の 影 響 を 受 けた 事 業 所 に 新 たな 特 例 措 置 中 小 企 業 者 等 の 経 営 再 建 支 援 新 卒 者 の 内 定 取 消 しの 防 止 等 被 災 新 卒 者 内 定 取 消 し 防 止 作 戦 の 実 施 奨 励 金 の 拡 充 による 被 災 学 生 などへの 就 職 支 援 重 点 分 野 雇 用 創 造 事 業 等 を 活 用 した 自 治 体 による 雇 用 被 災 地 域 の 新 卒 者 等 を 雇 用 する 企 業 の 発 掘 公 表 解 雇 雇 止 め 派 遣 切 りへの 対 応 3. 効 果 的 な 広 報 による 被 災 者 の 方 々への 確 実 な 周 知

平 成 24 年 2 月 14 日 がんばろう 福 島! 絆 づくり 応 援 事 業 に 関 する 被 雇 用 者 アンケート 調 査 結 果 概 要 版 一 般 社 団 法 人 CFW-Japanが 福 島 県 雇 用 労 政 課 の 協 力 のもと 平 成 24 年 4 月 に 実 施 被 雇 用 者 1133 人 に 配 布 894 人 が 回 答 1. 絆 事 業 は 被 災 失 業 者 のセーフティネットとして 一 定 の 機 能 をしている 2. 絆 事 業 は 原 発 避 難 者 の 就 業 機 会 の 確 保 に 貢 献 し ている 震 災 以 前 に 企 業 事 業 所 で 働 いていた 人 につ いて 60%が 震 災 に 起 因 する 失 業 状 態 ( 図 1) また 自 営 業 者 フリーラ ンスについてが61.9% が 震 災 に 起 因 して 仕 事 を 失 ったと 回 答 図 1 震 災 前 の 仕 事 を 続 けられなかった 理 由 (N=414) 図 2 避 難 生 活 の 有 無 (N=877) 33.7%が 何 らかの 形 で 避 難 生 活 中 であると 回 答 ( 図 2) これは 福 島 県 の 失 業 者 全 体 に 占 め る 原 発 避 難 失 業 者 の 割 合 に 比 べると 多 いと 考 えられるため 相 対 的 に 原 発 避 難 者 が 多 数 雇 用 されているといえる 3. 絆 事 業 の 被 雇 用 者 と 業 務 のマッチングはある 程 度 機 能 している 4. 絆 事 業 によって 多 くの 労 働 者 が 精 神 的 な 充 足 を 得 ている 図 3 絆 事 業 での 採 用 業 務 (N=845) 図 4 震 災 前 の 就 業 経 験 (N=868) 肉 体 労 働 だけ でなく 幅 広 い 業 務 で 雇 用 ( 図 3) また 震 災 前 の 業 務 経 験 が 生 かさ れているとい う 回 答 が 約 65%( 図 4) 図 5 絆 事 業 に 対 する 評 価 (N=894) 被 雇 用 者 の 過 半 数 は 絆 事 業 での 就 労 を 前 向 きかつ 積 極 的 に 評 価 ( 図 5) また39.4% が 契 約 終 了 後 も 絆 事 業 と 同 様 の 仕 事 に 就 きたいと 回 答 課 題 1. 地 域 コミュニティへの 配 慮 の 必 要 性 2. 労 働 者 に 対 してのケアの 必 要 性 3. 就 職 支 援 会 社 行 政 の 対 応 の 改 善