第 1 回 好 かれる 人 になるために~ 社 会 人 としてのマナーを 身 に 付 ける 講 師 : 聖 徳 大 学 教 授 島 田 薫 先 生 好 かれる 人 とは 人 から 好 かれるポイントは 笑 顔 である 笑 顔 で 話 せるだけで 合 格 点 である 出 世 をしてい く 人 の 共 通 点 は 明 るく 笑 顔 で 挨 拶 ができる 人 である また 一 所 懸 命 であることも 大 事 である ミシュランで 星 が 付 く 店 で きれい 好 き 働 き 者 向 上 心 がある ということが 共 通 しているが どんな 組 織 にいても 上 を 目 指 そうとする 人 は 一 所 懸 命 に 働 き 認 められていくものである 社 会 人 のマナーとして 1 あいさつ 2 名 刺 の 渡 し 方 3 上 着 の 着 脱 4 階 段 エレベーターにおけるお 客 様 のご 案 内 5 電 話 の 取 り 方 6 思 いやりをもつ 7 行 動 力 8 食 事 中 のマナー 9 子 どもに 身 に 付 けさせたいマナー 10 話 し 方 ( 敬 語 笑 顔 ) 11 講 演 を 受 けるにあたり まとめ 格 差 社 会 とは 金 銭 的 な 意 味 だけのものではない 教 養 の 有 無 でも 格 差 社 会 は 存 在 する 教 養 の ある 人 は 幸 せになれる 幸 せになるためには ありがとう や どういたしまして といった 言 葉 が 素 直 に 言 えることが 大 事 であり よいと 思 ったことはすぐに 行 動 にうつす 行 動 力 も 必 要 であ る 自 分 のために 学 ぶことをこれからも 頑 張 ってほしい 第 2 回 午 前 の 部 統 計 から 見 る 東 京 の 子 ども 達 ( 学 力 体 力 健 康 状 態 ) 講 師 : 武 蔵 野 大 学 杏 林 大 学 講 師 舞 田 敏 彦 先 生 子 ども 達 を 見 る 場 合 学 力 が 話 題 にされることが 多 いが 健 康 や 体 力 といったものは 学 力 の 前 段 にあるものであり とても 重 要 な 存 在 であると 考 えている まずは 子 どもを 取 り 巻 く 社 会 的 要 因 について 確 認 をする 子 どもを 取 り 巻 く 環 境 にはレベルがあ る まずは 大 きな 社 会 ( 高 度 産 業 社 会 情 報 社 会 格 差 社 会 ) その 枠 内 にある 中 くらいの 社 会 ( 大 都 会 東 京 ) そして 実 際 に 子 どもを 直 接 取 り 巻 いている 小 社 会 ( 家 庭 学 校 近 隣 地 域 )があ る これら 環 境 要 因 が 子 ども 達 の 発 達 に 影 響 を 及 ぼしている 健 康 状 態 1 身 体 について 2 肥 満 について 3 近 視 について 4 むし 歯 について 体 力 1 時 代 変 化 2 東 京 の 位 置 3 都 内 の 地 域 差 学 力 1 東 京 の 位 置 2 都 内 の 地 域 差 3 学 力 を 予 測 する 午 後 の 部 東 京 都 災 害 医 療 体 制 と 区 東 北 部 における 災 害 医 療 体 制 講 師 : 東 京 女 子 医 科 大 学 東 医 療 センター 救 急 医 療 科 磯 谷 栄 二 先 生 東 京 都 では 年 間 に 何 件 くらいの 救 急 搬 送 があるでしょうか 正 解 は 79 万 件 です 都 内 に 救 急 車 は 250 台 しかない 79 万 件 の 患 者 を 搬 送 しているのはたった 250 台 の 救 急 車 である 救 急 には 1 次 救 急 2 次 救 急 3 次 救 急 がある 1 次 救 急 は 夜 中 に 腹 痛 が 起 きて 夜 間 救 急 にかかる 等 の 入 院 の 必 要 がない 患 者 2 次 救 急 は 救 急 車 で 搬 送 され 入 院 となるような 患 者 第 3 次 救 急 には 命 が 担 保 できないような 患 者 が 搬 送 されるところ つまり 最 重 症 を 見 るのが 救 命 救 急 センターである 第 3 次 救 急 に 運 ばれるのは 年 間 でどのくらいか 年 間 2 万 9 千 人 位 1 日 あたり 80 人 位 の 人 が 命 のや り 取 りが 必 要 となる 状 況 で 運 ばれてくる では 救 命 救 急 センターは 都 内 にいくつあるか 正 解 は 26 か 所 50 万 人 に 対 して 救 命 センターを 一 つ 設 置 すると 言 うのが 厚 労 省 の 方 針 となっている 女 子 医 科 大 学 は 人 口 110 万 人 に 対 して 1 医 療 センターであるため 対 応 人 数 が 多 くなっている
3.11が 起 こった 当 時 都 知 事 の 命 を 受 けて 災 害 医 療 協 議 会 が 行 われた 翌 年 2 月 には 災 害 医 療 コーディネーターという 役 職 もできた 災 害 医 療 体 制 は 東 京 都 も 区 も 力 を 入 れているものである が 災 害 医 療 体 制 が 住 民 のための 体 制 であることを 住 民 が 知 らないという 現 実 がある 災 害 医 療 制 度 について 理 解 を 広 げるために 話 をしていく 災 害 医 療 とは 1 災 害 医 療 における 約 束 2 トリアージが 必 要 となる 状 況 3 トリアージの 分 類 4 トリアージの 概 念 東 京 都 の 災 害 医 療 とは 2011 年 12 月 23 日 に 第 1 回 東 京 都 災 害 医 療 協 議 会 が 開 かれた 画 期 的 な 変 化 としては 災 害 医 療 コーディネーターという 役 割 が 新 たに 作 られたこと また フェーズが 6 段 階 になったことであ る 東 日 本 大 震 災 が 起 こるまではフェーズは 2 段 階 しかなかった 実 際 の 災 害 に 即 したフェーズが 作 られ 国 行 政 病 院 などが 行 うことが 書 かれている 災 害 医 療 コーディネーターは 東 京 都 に 3 名 地 域 12 名 おり 災 害 医 療 コーディネーターが 中 心 となり 東 京 都 の 災 害 医 療 体 制 が 構 築 され ている ( 詳 細 については 東 京 都 の HP を 参 照 ) 今 までは 行 政 と 医 療 はそれぞれ 別 々の 動 きであったが 今 は 行 政 と 医 療 がコラボレーションして いる 今 後 は 企 業 とのコラボレーションも 模 索 していく 必 要 がある 第 3 回 学 校 の 危 機 管 理 - 未 然 防 止 危 機 対 応 再 発 防 止 講 師 : 神 田 外 語 大 学 国 際 コミュニケーション 学 科 教 授 嶋 﨑 政 男 先 生 危 機 管 理 の3 段 階 4 機 能 (1) 危 機 管 理 の3 段 階 1リスクマネジメント: 危 機 管 理 2クライシスマネジメント: 危 機 対 応 3ナレッジマネジメント: 再 発 防 止 (2) 危 機 管 理 の5つの 機 能 1 開 発 的 発 達 的 積 極 的 -0 次 予 防 全 員 を 対 象 にして 周 知 徹 底 する 2 予 防 的 - 二 次 的 一 部 の 子 どもに 声 をかける 保 健 室 に 期 待 されていること 話 をきくだけでなく ほかのことにも 気 づく 3 問 題 解 決 的 - 特 定 な 子 に 対 して 対 応 を 考 える 4 治 療 的 司 法 的 5 再 発 防 止 的 <ハインリッヒの 法 則 > 1つの 問 題 には 29の 出 来 事 300の 何 かしらの 兆 候 がみられるという 何 か 起 こるまでに は 何 百 かの 兆 候 がある 小 さなサインに 大 きな 問 題 が 隠 されているということを 表 している まさに 養 護 教 諭 に 期 待 すること 管 理 職 に 求 められる 危 機 管 理 の 基 本 姿 勢 ( 心 )と 力 量 ( 技 ) (1)リスクM: 教 育 課 程 への 位 置 付 け( 具 体 的 に 何 をするか) (2)クライシスM 危 機 管 理 のさ し す せ そ さ: 最 悪 し: 慎 重 す:すばやく せ: 誠 意 ( 具 体 的 な 行 動 ) そ: 組 織 対 応 最 悪 を 想 って 慎 重 かつ 素 早 く 誠 意 をもって 組 織 で 対 応 する ただし 誠 意 は 目 に 見 える 具 体 的 な 行 動 でなければならない 1 危 機 管 理 は 危 機 を 危 機 だと 感 じた 時 に 始 まる 2 危 機 は 最 前 線 の 人 によって 即 座 に 対 処 されれば 小 さくおさまる 3 悲 観 的 に 準 備 し 楽 観 的 に 対 処 せよ 4 一 人 で 何 もかもできる 教 師 ( 人 )はいない
(3)ナレッジM こんなことがあったら 危 ない ( 情 報 収 集 が 極 めて 大 事 ) (4) 法 的 知 識 を 基 盤 とした 組 織 的 包 括 的 対 応 1 いじめ 防 止 対 策 推 進 法 :いじめの 定 義 攻 撃 から 行 為 に 変 わった 2 学 校 保 健 安 全 法 3 虐 待 防 止 法 : 身 体 的 虐 待 が 多 い 4 子 ども 若 者 支 援 推 進 法 - 訪 問 支 援 (アウトリーチ) 5 子 どもの 貧 困 対 策 法 6 発 達 障 害 者 支 援 法 いじめ 問 題 の 危 機 管 理 (1) 法 に 定 められた 危 機 管 理 の3 段 階 1 リスクM 開 発 的 な 働 きかけが 大 事 開 発 的 (15 条 ): 豊 かな 情 操 道 徳 心 対 人 関 係 2 クライシスM いじめに 対 する 措 置 (23 条 )の 言 葉 の 使 い 分 けの 意 思 統 一 が 出 来 ているか 確 認 する 措 置 の 確 認 ( 具 体 的 に): 支 援 いじめられている 子 どもへ 指 導 いじめている 子 どもへ 助 言 双 方 の 保 護 者 へ (2) 加 害 者 指 導 の 在 り 方 1 基 本 姿 勢 2 指 導 の 順 序 性 (3)ナレッジMの 重 要 性 加 害 者 指 導 をしっかりやること 第 4 回 特 別 支 援 教 育 における 合 理 的 配 慮 について 講 師 : 東 京 都 臨 床 心 理 士 会 会 員 早 稲 田 大 学 障 害 学 生 支 援 室 同 教 育 学 部 講 師 公 立 私 立 学 校 SC 臨 床 心 理 士 特 別 支 援 教 育 士 石 川 悦 子 先 生 学 校 で 気 がかりな 生 徒 とは 体 調 不 良 等 やはり 体 に 現 れやすい 進 路 も 自 分 のことがわからないため なかなか 決 められない ことが 多 い こどもの 姿 と 成 長 プロセス なるべく 幼 児 の 頃 に 基 本 的 な 生 活 習 慣 を 身 につけて 我 慢 などセルフコントロールを 覚 える 学 童 期 では 頑 張 ることの 大 切 さを 覚 える 青 年 期 では 心 身 がアンバランスとなるため 自 分 中 心 では なく 相 手 から 見 たらどうかという 視 点 をもてるようになる このようなプロセスを 通 して 様 々な 力 を 身 につけてほしいが どうしても 障 がいをもつ 子 は 周 りに 配 慮 をしたりすることが 難 しい どう すれば 我 慢 できるか どうすればじっとできるか どうすれば 言 葉 で 話 せるようになるかなどを 想 定 しながら 関 わることが 大 事 生 きにくさを 抱 えた 生 徒 の 悩 み スクールカーストのカーストの 中 にもいないと 卑 下 する 子 もいる 励 まして 自 己 理 解 を 進 めて いくことが 大 事 また 自 分 の 違 和 感 を 誰 かに 話 せているか 金 銭 トラブルも 多 いが シンプルに 指 導 ( 知 識 を 伝 える)することが 大 事 発 達 上 躓 きがある 児 童 生 徒 への 対 応 3つの 面 からアセスメントすることが 大 事 ( 心 理 面 社 会 面 身 体 面 ) 今 は 通 常 級 で 6.5% 在 籍 していると 言 われているが 10 年 前 は 6.3% 校 内 委 員 会 で 対 応 方 針 を 確 認 することが 大 事 行 事 予 定 に 入 っているか 具 体 的 かが 重 要
日 本 の 義 務 教 育 段 階 の 多 様 な 学 びの 場 の 連 続 性 ますます 学 校 のコーディネーターが 忙 しくなる 障 がい 者 差 別 解 消 法 の 成 立 平 成 28 年 に 施 行 されるもので 合 理 的 な 配 慮 を 求 めている 文 科 省 からも 対 応 指 針 も 発 表 され た 大 学 ではどこまでやるのか 障 がいをもつ 学 生 をどう 合 理 的 に 対 応 するか 障 がい 者 の 権 利 に 関 する 条 約 への 対 応 システムの 構 築 を 示 しており 環 境 整 備 をすることが 大 事 合 理 的 配 慮 の 考 え 方 負 担 になり 過 ぎないというのは 所 属 しているところがどこまで 何 をできるかということを 話 し 合 うことが 大 事 難 しいところは 伝 える 必 要 がある 例 えば 保 護 者 面 談 において 手 すきの 先 生 が 教 えてくれる ということを 保 護 者 に 伝 えると 保 護 者 にとっては 耳 触 りがよい 部 分 が 残 り うまくいかなくなることもある 要 望 があっても 難 しいこともあるということを 伝 えていく ことも 合 理 的 配 慮 の 考 え 方 である 思 いつきは 合 理 的 ではない よく 調 整 をすることが 重 要 インクルーシブ 教 育 と 合 理 的 配 慮 先 駆 的 に 行 っているとこもあるが どこまで 可 能 かはやはり 話 し 合 わなくてはならない 校 内 委 員 会 のもち 方 管 理 職 は 入 ったほうがいい また PDCAサイクルを 意 識 することが 大 事 循 環 を 意 識 ど のくらいの 期 間 で 行 っているか 確 認 する ユニバーサルデザインの7つの 視 点 教 室 の 中 でロッカーや 棚 がある 場 合 やり 方 を 教 える 見 本 を 示 すということもある 可 能 で あれば 分 かりやすい 引 き 出 しを 用 意 するなどもある 机 が 山 になってしまわないよう 箱 を 用 意 するなどもある 発 達 障 がいの 学 生 が 抱 える 困 難 生 活 管 理 が 難 しい 朝 起 きられるかなども 心 配 であり コミュニケーションスキルの 困 難 な 事 が 多 くある そのためアクティブラーニングが 苦 手 な 場 合 もある 受 験 では 別 室 受 験 を 行 って いる 場 合 もある ただし 高 校 からのエビデンスがある 大 学 生 になっても 紙 で 指 示 が 必 要 な 子 もいるし パソコンでしか 論 述 ができない 子 もいる センター 試 験 などでは その 階 にだれも 居 ないような 環 境 で 行 うこともある 違 いが 障 壁 になる 教 員 はそういう 子 供 たちの 通 訳 になってほしい 自 己 理 解 を 進 めてあげる 力 をつけて 卒 業 さ せたい セルフアドボカシー また 子 供 が 保 護 者 が 何 に 困 っているのか それを 担 任 に 伝 える などの 通 訳 になってほしい 学 生 が 求 める 教 師 像 当 事 者 は 自 分 の 不 全 感 に 気 が 付 いている その 上 で 葛 藤 をしている 受 け 止 めてくれる 先 生 や 具 体 的 に 話 をしてくれる 人 が 身 近 にいると 心 強 い また 時 間 を 与 えてあげることも 大 事 だが よく 考 えて 決 めればいい と 言 ってしまうのでは 困 ってしまう 決 められないから 困 っている という 困 り 感 の 箇 所 が 違 うことを 意 識 してほしい 障 がいの 分 け 方 語 用 論 的 経 験 があるからできる 共 通 の 体 験 がないとできない ここを 片 付 けて と 話 し た 時 何 をどこまで 片 付 けたらいいか 分 からないこともある 何 か 経 験 があればできるが 経 験 がないと 取 り 違 えることもある どのような 経 験 をしているか 読 み 取 ることも 必 要 小 中 では 理 解 していた 訳 ではなく 周 りを 見 てやれていたということもあるので 注 意 が 必 要
基 本 的 理 解 と 対 応 ADHDの 子 は 注 意 力 や 集 中 の 持 続 も 大 事 であるが 分 配 と 転 換 も 大 事 過 集 中 になってしま う 早 め 早 めの 声 かけが 大 事 見 通 しを 立 てさせるというが なかなかできない 砂 時 計 を 使 っ たり タイマーを 使 ったりする 工 夫 も 必 要 保 健 室 では 一 歩 引 いたところで 見 て 助 言 をしたり 教 科 の 先 生 に 伝 えたりしてほしい 限 局 性 学 習 障 がいの 要 因 と 指 導 上 のヒント WISCなどから どのような 環 境 調 整 ができるかを 考 えることが 大 事 気 がかりな 生 徒 への 対 応 なるべく 紙 に 書 かせて 優 先 順 位 を 決 めていくのがよい その 上 で 方 法 を 考 える フィードバ ックも 必 要 自 己 肯 定 感 を 高 める 関 わり 当 たり 前 のことができたらほめる 認 める また できそうなことを 与 える 個 別 の 指 導 計 画 短 期 目 標 と 方 針 が 重 要 対 応 については 見 える 化 をすることが 大 事 指 示 カード 等 多 すぎてはいけない 保 護 者 と 話 し 合 って 作 るとよい また 必 要 教 具 をパッキングするのも 効 果 的 教 育 相 談 と 特 別 支 援 教 育 の 関 係 コーディネーターはモニタリング 機 能 を 発 揮 するのが 大 事 NG ワード あいまいな 表 現 だいたい ちょうど などは 使 わない 苦 手 なことを 求 める 表 現 みんなの 気 持 ちを 考 えて というのも 難 しい 多 数 派 と 区 別 する 言 い 方 ふつうはしないよ 字 義 通 りにしか 受 け 取 れない 表 現 何 回 言 えばわかるの 二 重 否 定 や 皮 肉 たいしたもんだ