資料8-5 貸金業制度等の実態に関する海外調査報告



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調 査 時 期 平 成 17 年 9 月 28 日 から 同 年 10 月 6 日 まで 訪 問 先 別 紙 のとおり 添 付 資 料 資 料 8-5-1 米 国 における 消 費 者 ローンに 対 する 規 制 の 概 要 デービスポーク&ワードウエル 法 律 事 務 所 資 料 8-5-2 低 所 得 者 層 への 貸 付 被 害 について FTC( 米 国 連 邦 取 引 委 員 会 ) 資 料 8-5-3 Home Credit ( 英 国 における 自 宅 に 回 収 に 来 るタイプのローン 業 者 の 呼 称 ) NCC( 全 英 消 費 者 協 議 会 ) 資 料 8-5-4 NY 州 銀 行 局 規 則 NY 州 資 料 8-5-5 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 )ガイドライン 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) 資 料 8-5-6 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) 広 告 規 制 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) 資 料 8-5-7 各 国 の 破 産 申 立 件 数 の 推 移 金 融 庁 総 務 企 画 局 企 画 課 信 用 制 度 参 事 官 室 資 料 8-5-8 海 外 事 例 紹 介 同 上 資 料 1-1 (28 頁 差 替 ) 貸 金 業 に 関 する 国 際 比 較 ( 表 ) 同 上 2

別 紙 貸 金 業 制 度 等 の 実 態 に 関 する 海 外 調 査 報 告 訪 問 先 一 覧 ( 調 査 順 ) NY DC LONDON デービスポーク&ワードウエル 法 律 事 務 所 1 Davis Polk & Wardwell Law Firm ニューヨーク 州 政 府 銀 行 局 2 New York State Banking Department 公 設 法 律 事 務 所 3 SBLS(South Brooklyn Legal Services) コロンビア 大 学 ロースクール ホワイトヘッド 教 授 4 Columbia University law school Prof. Whitehead 連 邦 取 引 委 員 会 NY 支 局 5 FTCNY(Federal Trade Commision NY) 金 融 専 門 の 大 手 法 律 事 務 所 州 レベルの 貸 金 業 規 制 当 局 多 重 債 務 者 の 相 談 業 務 消 費 者 信 用 法 の 日 米 比 較 研 究 連 邦 レベルの 貸 金 業 規 制 当 局 全 国 消 費 者 弁 護 士 協 会 1 全 国 消 費 者 法 センター(NCLC)の 姉 妹 組 織 NACA(National Association of Consumer Advocates) Payday loanの 店 舗 を3 個 所 視 察 DCのNorth East 地 区 連 邦 財 務 省 2 Treasury 通 貨 監 督 局 3 OCC(Comptoller of the Currency) 公 正 取 引 庁 1 OFT(Office of Fair Trading) 連 邦 銀 行 等 につき 監 督 するOCCに 対 し 一 般 的 な 指 揮 権 限 を 持 つ 連 邦 銀 行 等 の 監 督 官 庁 無 担 保 ローンに 対 する 監 督 官 庁 ロンドンの 地 区 のタワーブロックを 視 察 訪 問 貸 付 業 者 (Home credit)が 主 に 営 業 する 地 域 貿 易 産 業 省 無 担 保 ローンについての 規 制 当 局 2 DTI(Department of Trade and Industry) Consumer Credit Act( 消 費 者 信 用 法 )の 法 案 作 成 ロッジマンランダウ 法 律 事 務 所 3 RochmanLandau ポリシス 4 Policis 政 府 系 シンクタンク 中 規 模 の 総 合 法 律 事 務 所 今 般 の 消 費 者 信 用 法 改 正 に 関 するDTIの 各 国 調 査 を 担 当 した 機 関 ケンプソン 教 授 NCC( 最 も 有 力 な 消 費 者 団 体 のひとつ)から 依 頼 され 5 Prof. Elaine Kempson DTIのアドバイザー 学 者 業 界 の 自 主 規 制 (Lending code)を 起 案 プロビデント フィナンシャル 6 Provident Financial 消 費 者 金 融 会 社 ; 訪 問 貸 付 業 者 (Home Credit)の 最 大 手 7 NCC(National Consumer Council) 全 英 消 費 者 協 議 会 3

資 料 8-5-1 米 国 における 消 費 者 金 融 に 対 する 規 制 の 概 要 デービスポーク&ワードウエル 法 律 事 務 所 2005 年 9 月 28 日 ( 翻 訳 : 金 融 庁 総 務 企 画 局 企 画 課 信 用 制 度 参 事 官 室 ) 4

消 費 者 金 融 の 規 制 類 型 と 監 督 官 庁 預 金 受 入 機 関 州 法 銀 行 と 連 邦 銀 行 OCC( 連 邦 ) 州 銀 行 局 (NY 州 ) 預 金 受 入 をしない 機 関 (ノンバンク) FTC( 連 邦 ) 州 銀 行 局 (NY 州 ) 5

消 費 者 金 融 に 対 する 規 制 法 の 適 用 対 象 州 法 による 規 制 州 法 銀 行 ノンバンク 連 邦 法 による 規 制 連 邦 銀 行 州 法 銀 行 ノンバンク 州 法 と 連 邦 法 の 関 係 優 先 する 連 邦 法 がない 限 り 州 法 が 適 用 される 6

金 利 と 貸 付 期 間 に 関 する 規 制 州 法 ( 州 銀 行 と 州 ノンバンクに 及 ぶ) Usury Laws ( 高 利 制 限 法 ) Small Loan Laws( 少 額 貸 付 法 ) 連 邦 法 金 利 の 規 定 はない 連 邦 銀 行 について 金 利 の 輸 出 理 論 (Exportation Doctrine) Marquette National Bank vs. First Omaha Service Corp. ( 連 邦 最 高 裁 判 所 1978 年 ) 連 邦 銀 行 については 免 許 を 取 得 した 州 の 金 利 規 制 に 従 う 7

金 利 と 貸 付 期 間 に 関 する 規 制 (つづき) ノンバンクについて 免 許 の 貸 し 出 し(Charter Renting) フランチャイズ 方 式 による 方 法 (Attributable Franchising) ペイデイローン 最 近 の 拡 大 傾 向 行 政 庁 の 解 釈 8

金 利 と 貸 付 期 間 以 外 の 規 制 貸 付 契 約 の 開 示 規 制 ( 連 邦 法 ) 貸 付 真 実 法 (1968 年 ) レギュレーションZ 年 利 リボルビング 契 約 の 場 合 貸 付 契 約 における 差 別 的 取 扱 いに 関 する 規 制 ( 連 邦 法 ) 消 費 者 信 用 機 会 平 等 法 レギュレーションB 以 上 9

資 料 8-5-2 低 所 得 者 層 への 貸 付 の 諸 問 題 (Abusive Subprime Lending) FTC( 米 国 連 邦 取 引 委 員 会 ) 2005 年 9 月 29 日 ( 翻 訳 : 金 融 庁 総 務 企 画 局 企 画 課 信 用 制 度 参 事 官 室 ) 10

1. 低 所 得 者 層 (サブプライム 層 )への 貸 付 の 特 色 サブプライム 層 への 貸 付 けは プライム 市 場 にお いて 信 用 供 与 を 受 けられない 借 り 手 に 対 して 重 要 なサービスを 提 供 している サブプライム 層 の 借 り 手 は 不 動 産 担 保 貸 付 ( 主 に 住 宅 担 保 貸 付 )や 低 金 利 への 借 換 えに 対 す る 需 要 がある サブプライム 層 への 貸 付 けは 高 金 利 高 手 数 料 である 11

2. 略 奪 的 貸 付 (Predatory Lending)とは 何 か 正 常 な 実 務 慣 行 が 消 費 者 金 融 業 者 ブローカー 住 宅 リフォーム 業 者 などに 理 解 されていない 場 合 をいう 欺 瞞 的 詐 欺 的 な 営 業 積 極 的 なセールス 戦 略 により 借 り 手 を 操 作 する 消 費 者 の 理 解 不 足 に 乗 じてローン 条 項 に 関 する 不 公 平 な 特 約 をとりつける 略 奪 的 貸 付 は 一 般 的 には 低 所 得 者 向 け 住 宅 担 保 貸 付 市 場 においておきている そのほとんどは Debt Consolidation( 他 の 債 務 を 統 合 する 借 換 目 的 の 借 り 入 れ)や 多 目 的 での 借 り 入 れのために 自 宅 を 抵 当 に 入 れる 方 法 を 取 る 12

3. 統 計 低 所 得 者 (low-income) 居 住 地 域 を 調 査 した 結 果 1998 年 にはローンの 借 換 をした 者 のうちの 53%が 低 所 得 者 であった これと 比 較 して 中 流 階 級 (upper income)は 15%であった 低 所 得 者 のローンの 借 換 の 件 数 は 93 年 から98 年 までで3 5 倍 に 増 えている 13

4. 消 費 者 を 保 護 する 法 律 貸 付 真 実 法 (Truth in Lending Act (TILA)) 住 宅 所 有 者 とその 融 資 枠 を 保 護 する 法 律 (Home Ownership and Equity Protection Act(HOEPA)) 14

5. 消 費 者 へのアドバイス 住 宅 担 保 貸 付 手 続 をよく 理 解 すること 勧 誘 に 注 意 すること 自 宅 を 訪 問 したり 電 話 で 勧 誘 してくる 信 用 履 歴 (クレジットヒストリー)が 悪 くても 24 時 間 以 内 に 低 金 利 で 貸 すと 約 束 する 白 紙 ( 空 欄 部 分 がある) 書 類 に 署 名 しないこと 途 中 でやめる 勇 気 を 持 つこと 15

5. 消 費 者 へのアドバイス(つづき) 借 り 換 えを 促 す 会 社 に 注 意 すること 地 域 の 相 談 所 に 相 談 すること 相 談 電 話 番 号 は NACA(800)9 -SHARK 又 は ACORN(Association of Community Organizations for Reform Now) 6. 結 論 サブプライム 層 への 貸 付 はこれまで 有 益 であった クレジットへのアクセスを 可 能 にしていた しかし 幾 つかの 業 者 がひどい(abusing) 業 務 をおこ なってきた 以 上 16

資 料 8-5-3 Home Credit ( 訪 問 貸 付 )( 抜 粋 ) ( 英 国 における 自 宅 に 回 収 に 来 るタイプのローンの 呼 称 ) 2005 年 5 月 NCC( 全 英 消 費 者 協 議 会 ) ( 翻 訳 : 金 融 庁 総 務 企 画 局 企 画 課 信 用 制 度 参 事 官 室 ) 17

訪 問 貸 付 が 低 所 得 者 にとって 有 用 か 否 かの 調 査 について NCCは 低 所 得 者 等 の 金 融 需 要 について 調 査 し 顧 客 が 効 果 的 な 金 利 のローン 市 場 にアクセスする 必 要 があ るとし 生 活 費 や 生 活 必 需 品 のために 高 い 金 利 で 借 りる ことから 救 済 しなければならないと 判 断 した 低 所 得 者 は 通 常 の 市 場 から 排 除 され サブプライム 市 場 としてラ ベリングされ Home credit( 訪 問 貸 付 )を 含 む 少 ない 選 択 肢 しか 残 されていない 訪 問 貸 付 は 低 所 得 者 層 にとっ て 利 便 性 が 高 く 信 頼 されているが その 平 均 実 質 年 利 は 約 177%にのぼる 18

訪 問 貸 付 が 低 所 得 者 にとって 有 用 か 否 かの 調 査 について (つづき) NCCは 訪 問 貸 付 についてOFT( 公 正 取 引 委 員 会 )へ 特 別 申 立 (Super Complaint)をし 上 記 調 査 結 果 をそ の 証 拠 として 提 出 した これを 受 けてOFTは2004 年 12 月 競 争 委 員 会 に 対 して 自 由 競 争 が 制 限 されている 訪 問 貸 付 業 界 の 実 態 について 更 なる 調 査 をするよう 要 請 し た その 調 査 は 現 在 進 行 中 であり NCCは2005 年 5 月 19 日 競 争 委 員 会 の 公 開 会 議 においても 証 拠 を 提 出 し た 19

訪 問 貸 付 について 訪 問 貸 付 (Home Credit) 戸 別 訪 問 貸 付 (Doorstep credit) 又 はウイークリーローン(Weekly collected credit)とは エージェントが 借 主 の 自 宅 を 回 って 商 品 券 や 現 金 を 小 口 で 融 資 するものである 返 済 は 毎 週 とされ ており 遅 延 利 息 はつかない( 金 利 に 含 まれている) 2002 年 には 780 万 人 が 通 常 の 信 用 供 与 を 拒 否 された 訪 問 貸 付 の 顧 客 は 約 300 万 人 いると 推 測 される 20

訪 問 貸 付 について(つづき) 訪 問 貸 付 の 利 用 者 は 社 会 的 弱 者 であり 低 所 得 で 資 金 調 達 手 段 が 限 られている 半 数 が 年 収 9,500ポンドより 低 く 3 分 の2が 年 収 13,499ポンドよりも 低 い 訪 問 貸 付 市 場 は 年 間 約 20 億 ポンドの 残 高 がある 市 場 は 大 手 4 社 で68.8% 独 占 されている 以 上 21

資 料 8-5-4 NY 州 銀 行 局 規 則 第 1 章 銀 行 監 督 理 事 会 (Banking Board) 一 般 規 則 第 76 条 地 域 再 生 法 の 要 請 事 項 14 項 高 金 利 地 域 当 銀 行 局 の 認 識 では 人 口 統 計 と 住 宅 事 情 にギャップがあるようだ すなわち 中 間 層 が 住 む 地 域 では 大 家 が 低 所 得 者 への 賃 貸 をかなり 制 限 しているので 低 所 得 が 住 む 地 域 では 賃 料 が 高 い 同 じく その 地 域 では 中 間 層 の 安 全 で 健 全 なクレジットよりも 危 険 な 短 期 のローンが 存 在 し かつ その 地 域 では 中 間 層 が 借 りているようなクレジットにはアクセスが 制 限 されている この 地 域 では 銀 行 は 上 記 の 大 家 と 同 じような 考 え 方 を 採 りやすいが 低 所 得 者 も 中 間 層 と 同 じ く 考 えていくべきである 以 上 22

低 所 得 者 に 対 する 住 宅 担 保 貸 付 等 に 関 するガイドライン 前 文 より 抜 粋 貸 金 業 制 度 等 の 実 態 に 関 する 海 外 調 査 報 告 資 料 8-5-5 1997 年 11 月 改 訂 版 発 行 : 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) このガイドラインは 低 所 得 者 信 用 力 が 低 い 者 への 住 宅 担 保 貸 付 等 の 有 担 保 貸 付 を 対 象 にしたものである 低 所 得 者 等 は 信 用 がなく 通 常 の 条 件 の 一 般 的 な 金 融 にアクセスできない このガイドラインは 詐 欺 的 抑 圧 的 又 は 行 政 処 分 の 対 象 となり 得 る 不 公 正 不 適 当 ( 消 費 者 信 用 法 第 25 条 (2) (d) 項 )と 考 えられるこの 市 場 についてのものである 貸 付 業 者 とブローカー は 適 切 な 実 務 慣 行 例 として 参 考 にしてほしい 内 容 は 新 しいものではなく 過 去 からOFTが 警 告 してきたものである 論 点 のほとんどは 1991 年 9 月 の 不 公 正 な 消 費 者 信 用 契 約 に 関 するOFTの 報 告 書 による 以 上 23

広 告 規 制 発 行 : 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) 貸 金 業 制 度 等 の 実 態 に 関 する 海 外 調 査 報 告 資 料 8-5-6 前 文 抜 粋 この 本 は 消 費 者 に 対 する 貸 金 における 政 府 の 広 告 規 制 の 概 要 を 説 明 するものである 規 制 は 消 費 者 信 用 ( 広 告 ) 規 則 (2004 年 )と1974 年 消 費 者 信 用 法 (43 条 -47 条 )によって 定 められている 24

広 告 規 制 (つづき) 主 な 規 制 は 以 下 のとおり 広 告 は 虚 偽 又 は 誤 解 を 与 えるような 情 報 を 含 んでは ならない 広 告 は 明 確 でわかりやすい 表 現 を 用 いなくてはならな い ローンなどについての 情 報 は 必 ず 表 示 されなくて はならない 重 要 な 情 報 例 えば 平 均 実 質 金 利 (APR) 宣 伝 文 句 ( 誘 引 )などは 容 易 に 確 認 でき 他 の 重 要 な 情 報 と 一 緒 に 表 示 されなければならない 25

広 告 の 実 例 と 問 題 点 発 行 : 英 国 OFT( 公 正 取 引 庁 ) 広 告 の 実 例 と 問 題 点 抜 粋 別 表 2( 契 約 条 項 に 関 連 する 事 項 で 広 告 中 に 記 載 されるもの)は2.7パラグラフの 中 に 表 示 しなけれ ばならない 平 均 実 質 金 利 は 他 の 条 項 よりもより 強 調 されなけ ればならない(greater prominence) 平 均 実 質 金 利 は 他 の 支 払 うべき 金 銭 よりもより 強 調 されなければならない 26

広 告 の 実 例 と 問 題 点 (つづき1) 平 均 実 質 金 利 は 最 低 金 利 最 高 金 利 ( ~ 以 上 ~ま で という 書 き 方 )よりも 強 調 されなければならない ち なみに 最 低 金 利 と 最 高 金 利 は 同 等 の 目 立 ち 方 でな ければならない 平 均 実 質 金 利 は 別 表 2よりも 強 調 されなければなら ない 1.5 倍 以 上 の 大 きさの 字 で 記 載 しなくてはならな い 注 意 条 項 は 他 の 記 載 や 他 の 手 数 料 等 よりもより 強 調 しなければならない 27

広 告 の 実 例 と 問 題 点 (つづき2) 注 意 条 項 は 別 表 2よりも 小 さい 字 で 書 いてはならない 別 表 2は 全 て 同 じ 大 きさで 同 じ 場 所 に 書 かなければな らない 実 質 金 利 と 別 表 2は 一 緒 に 表 示 されなければならない 以 上 28

資 料 8-5-7 各 国 の 破 産 申 立 件 数 の 推 移 日 本 日 本 における 自 己 破 産 申 立 件 数 の 推 移 日 本 における 個 人 再 生 を 含 む 自 己 破 産 申 立 件 数 の 推 移 300 300 (0.21) 250 (0.17) (0.19) 242 (0.17) 250 (0.18) 225 262 (0.19) 238 200 215 211 200 件 千 ( ) 150 (0.10) (0.11) 139 (0.13) 160 件 千 ( ) 150 (0.10) (0.11) 139 (0.13) 162 100 (0.08) 104 123 100 (0.08) 104 123 (0.06) (0.06) 50 (0.03) 44 (0.03) (0.03) 40 43 (0.04) 56 71 50 (0.03) 44 (0.03) 40 (0.03) 43 (0.04) 56 71 0 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 0 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 29 資 料 ( 司 法 統 計 年 報 )

アメリカ アメリカにおける 自 己 破 産 申 立 件 数 の 推 移 アメリカにおける 第 7 章 破 産 の 推 移 1,800 1,800 1,600 1,400 1,200 件 ( 1,000 千 ) 800 600 400 (0.30) 783 (0.31) 832 (0.39) 1,058 (0.48) 1,313 (0.50) 1,390 (0.47) 1,316 (0.43) 1,226 (0.49) 1,399 (0.52) 1,509 (0.56) 1,626 (0.54) 1,584 1,600 1,400 1,200 件 ( 1,000 千 ) 800 600 400 (0.21) 541 (0.21) 569 (0.27) 731 (0.34) 926 (0.36) 997 (0.34) 936 (0.30) 850 (0.35) 991 (0.37) 1,062 (0.40) 1,156 (0.39) 1,134 200 0 200 0 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 30 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 資 料 (U.S COURTS news release)

アメリカ アメリカにおける 第 11 章 破 産 の 推 移 アメリカにおける 第 13 章 破 産 の 推 移 3,000 1,800 2,500 (0.0010) 2,541 1,600 1,400 2,000 1,200 件 1,500 (0.0006) 1,471 件 ( 1,000 千 ) (0.0004) (0.0004) 1,000 500 0 1,192 1,129 (0.0003) (0.0003) (0.0003) (0.0003) 967 959 932 881 (0.0003) (0.0003) (0.0002) 744 700 732 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 800 600 400 200 0 (0.14) (0.14) (0.14) (0.13) (0.14) (0 12) 386 392 407 (0.09) 379 (0.10) 375 240 326 261 (0.15) (0.16) (0.15) 446 469 450 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 31 資 料 (U.S COURTS news release)

イギリス(イングランド&ウェールズ) イギリスにおける 破 産 者 数 (England & Wales) 50 45 (0.09) 47 40 人 ( 35 千 ) 30 25 (0.07) 37 (0.06) 31 (0.05) (0.05) 26 26 (0.05) (0.05) 24 25 (0.06) (0.06) (0.06) 30 30 29 (0.06) 31 (0.07) 36 20 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 ( 括 弧 内 数 値 )は 人 口 に 占 める 割 合 32 資 料 (DTI, National Statistics)

各 国 における 破 産 者 数 の 人 口 に 占 める 割 合 各 国 における 破 産 者 数 の 人 口 に 占 める 割 合 0.45% 0.40% 0.35% 人 口 に 占 め る 割 合 0.30% 0.25% 0.20% 0.15% 0.10% 0.05% 0.00% 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 年 日 本 アメリカ 第 7 章 イギリス 33

資 料 8-5-8 海 外 事 例 紹 介

目 次 1 NY 州 司 法 長 官 事 務 所 の 訴 訟 例 (ペイデイローン) 2 FTC( 米 国 連 邦 公 正 取 引 委 員 会 )の 訴 訟 例 ( 不 動 産 担 保 ローン) 3 OCC( 米 国 連 邦 通 貨 監 督 局 )の 行 政 処 分 例 (ペイデイローン)

1 ニューヨーク 州 司 法 長 官 事 務 所 の 訴 訟 例 資 料 提 供 :ニューヨーク 州 司 法 長 官 事 務 所 (1) ペイデイローンはNY 州 においては 年 利 16%でしか 営 業 できない ところ 金 利 部 分 に 相 当 する 商 品 券 を 買 わせる 方 式 ( 商 品 券 は 実 際 には 使 用 できず 価 値 がない)で 年 利 780%をとっていた 事 例 でNY 司 法 長 官 がNY 州 の 金 利 規 制 違 反 取 立 行 為 違 反 として 提 訴 した 司 法 長 官 の 主 張 によると ペイデイローンは 小 口 で 短 期 のロ ーンで 借 り 手 は 次 の 給 料 日 (2 週 間 後 )までに 返 済 することを 約 束 して 小 切 手 を 切 る NY 州 の 法 定 上 限 金 利 16%で 計 算 すると 例 え ば100ドルを2 週 間 借 りると 支 払 金 利 は62セントとなる 本 件 では 100ドルの 現 金 を 借 りると 額 面 30ドルの 商 品 券 が 付 いてきて 合 計 130ドルの 小 切 手 を 切 らされる しかし この30ドルの 商 品 券 は 実 際 には 使 用 できないものである 債 務 者 の 多 くは 次 の 給 料 日 までに 返 済 できないので 返 済 日 に 新 たな 借 り 入 れをして( 新 たに 小 切 手 を 切 って) 返 済 する 方 法 をとり ロールオーバーしていく ほとん どの 顧 客 はこのシステムから 逃 れることができず 不 履 行 を 免 れる ために 多 額 の 借 り 入 れをしてゆくことになる ( 中 略 ) 多 くの 顧 客 が 期 日 に 返 済 できない そうなると アグレッシブな 取 り 立 て 行 為 が 始 まる 自 宅 や 職 場 への 毎 日 の 電 話 個 人 の 情 報 を 顧 客 の 近 所 や 職 場 に 散 布 する 自 宅 に 取 り 立 てに 行 くなどである 逮 捕 監 禁 するとして 脅 迫 することもしばしば 起 こる 2005 年 3 月

(2) デラウエア 州 で 登 録 したC 銀 行 がNY 州 でインターネットや 電 話 によ るペイデイローンを 営 んでいた 事 例 で NY 州 の 金 利 規 制 違 反 として 提 訴 した 司 法 長 官 の 主 張 によれば 年 利 は500%であり NY 州 の 金 利 規 制 を 超 える ただし デラウエア 州 には 金 利 規 制 がないため ( 金 利 の 輸 出 理 論 によれば) 原 則 的 にはC 銀 行 はNY 州 においてもこのよう な 高 金 利 で 営 業 できるはずである しかし 本 件 ではC 銀 行 は 名 義 だけで ペイデイローン 業 者 がC 銀 行 と 関 係 し C 銀 行 の 名 義 を 使 用 して 連 邦 免 許 によるローンを 提 供 しているだけである (ペイデ イローン 業 者 が 直 接 ローンの 返 済 を 受 け C 銀 行 に 対 しては 僅 かな 手 数 料 のみを 支 払 う 仕 組 みであった ) 2003 年 9 月

2 FTC( 米 国 連 邦 公 正 取 引 委 員 会 )の 訴 訟 例 資 料 提 供 :FTC( 連 邦 公 正 取 引 委 員 会 ) (1)C 社 が 住 宅 ローン( 二 番 抵 当 )を 提 供 し 高 金 利 高 手 数 料 を 取 っ て 多 くの 借 り 手 が 住 宅 を 失 った 事 例 で FTCが 提 訴 し 違 法 収 益 の 剥 奪 及 びその 他 の 救 済 金 として75 万 ドルを 支 払 うことで 和 解 した 事 例 2005 年 2 月 FTC 記 者 発 表 (2)F 社 の 低 所 得 者 に 対 する 住 宅 ローン 業 務 において 借 主 は 選 択 の 余 地 が なく 借 り 換 えを 回 避 することも 完 済 することも 非 常 に 困 難 であったと して 不 公 平 で 欺 瞞 的 な 実 務 とみなし FTCなどが4000 万 ドルを 違 法 収 益 として 剥 奪 し 借 主 に 返 還 することで 和 解 した 事 例 2003 年 11 月 FTC 記 者 発 表 (3) CグループがノンバンクであるF 社 A 社 と 提 携 (Associate)して Cグループの 傘 下 であるC 会 社 の 下 でF 社 A 社 に 欺 瞞 的 な 営 業 をさせ たとしてCグループが2 億 1500 万 ドルを 支 払 うことでFTCと 和 解 し た 事 例 2002 年 9 月 FTC 記 者 発 表 (4) 違 法 な 取 り 立 て 行 為 を 理 由 として 業 者 が1000 万 ドルを 支 払 う 旨 の 判 決 を 得 た 事 例 2005 年 7 月 FTC 記 者 発 表

3 OCC( 米 国 通 貨 監 督 局 )からE 連 邦 銀 行 に 対 し ペイデイローン 業 務 を 止 めるよう 命 令 した 事 例 2002 年 1 月 3 日 OCC 記 者 発 表 資 料 提 供 :OCC OCCは 連 邦 銀 行 であるE 銀 行 に 対 し 全 てのペイデイローン 業 務 を 終 結 するように 命 令 した E 銀 行 はDファイナンシャルグル-プと 契 約 して ペイデイローン 業 務 を 行 っていた ( 中 略 ) 本 件 の 本 質 は ノンバンクに 対 する 州 法 の 規 制 を 回 避 するために E 銀 行 が 連 邦 銀 行 の 免 許 をペイデイローン 業 者 に 貸 し 出 していた これ は 他 のケースにも 当 てはまる 場 合 がある

貸 金 業 に 関 する 国 際 比 較 平 成 17 年 12 月 8 日 現 在 開 業 規 則 金 利 規 則 日 本 米 国 英 国 ドイツ フランス 2 万 5,000ポンド 以 下 銀 行 しか 貸 金 業 を 州 法 による 免 許 制 の 個 人 向 け 貸 金 の 行 えない 場 合 は 消 費 者 信 ( 銀 行 法 による 免 許 例 :NY 州 25000ドルまでの 個 人 向 融 資 で 用 法 による 免 許 制 制 ) 利 率 を16% 超 とするものを 業 とする 場 合 * 改 正 法 により 貸 付 金 額 の 上 限 が 無 くなる 金 銭 の 貸 付 け 等 を 行 う 場 合 には 貸 金 業 の 規 制 等 に 関 する 法 律 に 基 づき 登 録 上 限 規 制 あり 利 息 制 限 法 ( 民 事 ) 10 万 円 未 満 20% 10 万 円 以 上 100 万 円 未 満 18% 100 万 円 以 上 15% 出 資 法 ( 刑 事 ) 私 人 間 109.5% 事 業 者 29.2% 連 邦 規 制 なし * 最 高 裁 判 例 ( 金 利 の 輸 出 理 論 ) 連 邦 銀 行 は 本 店 登 記 した 州 の 金 利 を 他 州 でも 請 求 できる デラウエア 州 な どの 自 由 金 利 の 州 に 本 店 が 集 中 する 現 象 を 引 き 起 こした 州 例 :NY 州 州 銀 行 法 ( 民 事 ) 16% 非 免 許 業 者 に 対 する 上 限 規 制 州 刑 法 ( 刑 事 ) 25% 規 制 なし ただし 消 費 者 信 用 法 により 暴 利 的 信 用 取 引 である と 認 める 場 合 に は 裁 判 所 は 契 約 を 再 締 結 させる ことができる 刑 事 法 的 観 点 から の 規 制 はなし 規 制 ( 判 例 法 理 )あ り 市 場 金 利 の2 倍 又 はプラス12%を 超 えると 民 事 上 無 効 刑 法 により 上 記 の 金 利 を 超 えると 暴 利 行 為 とされ 一 定 の 要 件 の 下 貸 し 手 は 処 罰 通 貨 金 融 法 典 によ る 免 許 制 ( 銀 行 又 は 金 融 会 社 の 免 許 ) 上 限 規 制 あり ( 消 費 法 典 ( 刑 事 民 事 )) 平 均 実 質 利 率 の3 分 の4を 上 回 る 利 率 は 暴 利 的 利 率 とさ れる( 民 事 上 無 効 刑 事 上 処 罰 ) (05 年 第 1 四 半 期 の 暴 利 的 利 率 ) 1,524ユーロ 以 下 19.60% 1,524ユーロ 超 8.87% ( 注 ) 日 本 米 国 (NY 州 加 州 ) 独 及 び 仏 においては 開 業 規 則 として 人 的 構 成 のほか 財 産 的 基 礎 を 要 件 としている ( 参 考 ) 04 年 9 月 ~05 年 1 月 の 平 均 為 替 レートは 1ドル=105 円 1ポンド=198 円 1ユーロ=137 円 ( 日 本 銀 行 資 料 )