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資 料 4 子 ども 若 者 の 現 状 と 課 題 について 1 子 ども 若 者 の 現 状 と 課 題 国 データは, 平 成 23 年 版 子 ども 若 者 白 書 より 抜 粋 (1) 子 ども 若 者 人 口 子 ども 若 者 人 口 及 び 総 人 口 に 占 めるその 割 合 は, 昭 和 50 年 以 降 ほぼ 一 貫 して 減 少 平 成 22 年 10 月 1 日 現 在 の 我 が 国 の 総 人 口 は1 億 2806 万 人 うち, 子 ども 若 者 ビジョン ( 平 成 22 年 7 月 決 定 )でいう 子 ども 若 者 (0~29 歳 ) の 人 口 は3,723 万 2,000 人 で, 総 人 口 の29.1% 子 ども 若 者 人 口 推 移 は, 昭 和 50 年 以 降 ほぼ 一 貫 して 減 少 本 市 の 現 状 福 岡 市 の 子 ども 若 者 人 口 の 推 移 全 人 口 に 占 める 子 ども 若 者 人 口 (0~29 歳 )の 割 合 は, 一 貫 して 減 少 600,000 60.0% 500,000 400,000 300,000 532,297 537,302 540,316 552,933 546,937 538,677 486,546 53.1% 49.4% 46.6% 44.7% 42.6% 40.2% 36.2% 473,563 32.4% 50.0% 40.0% 30.0% 200,000 20.0% 100,000 子 ども 若 者 (29 歳 以 下 ) 人 口 総 人 口 に 占 める 子 ども 若 者 人 口 の 割 合 10.0% 0 0.0% S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 資 料 : 国 勢 調 査 1

政 令 指 定 都 市 の 若 者 率 福 岡 市 の 若 者 率 (15~29 歳 の 人 口 / 総 人 口 100(%))は 政 令 指 定 都 市 の 中 で 第 1 位 (19 政 令 指 定 都 市 中 ) ( 単 位 :%) 福 岡 市 19.2 仙 台 市 19.1 川 崎 市 18.2 京 都 市 18.0 相 模 原 市 17.6 札 幌 市 17.1 岡 山 市 16.9 大 阪 市 16.8 名 古 屋 市 16.6 さいたま 市 16.5 横 浜 市 16.0 神 戸 市 15.8 広 島 市 15.8 新 潟 市 15.7 北 九 州 市 15.0 堺 市 14.8 浜 松 市 14.8 千 葉 市 14.7 静 岡 市 14.3 H17 国 勢 調 査 22.5% 資 料 :H22 国 勢 調 査 福 岡 市 の 人 口 構 造 市 内 及 び 都 市 圏 内 に 大 学, 専 門 学 校 が 多 いことや, 飲 食, 物 販 などを 中 心 としたサービス 業 の 構 成 比 が 高 いことなどから, 九 州 圏 内 等 から 若 者 が 流 入 する 傾 向 にあり,18 歳 以 下 の 年 齢 毎 の 人 口 に 比 べて,19 歳 から 26 歳 までの 人 口 が 大 幅 に 増 加 した 形 となっている 流 入 する 若 者 が 多 いため, 若 者 率 が 高 く,22 歳 以 上 では, 男 性 よりも 女 性 が 多 い 2 資 料 :H22 国 勢 調 査

(2)いじめ いじめの 認 知 ( 発 生 ) 件 数 は 減 少 しているが, 依 然 相 当 数 に 上 る 平 成 21 の 国 公 私 立 の 小 中 高 等 学 校 及 び 特 別 支 援 学 校 におけるいじめの 認 知 件 数 は, 小 学 校 34,766 件, 中 学 校 32,111 件, 高 等 学 校 5,642 件, 特 別 支 援 学 校 259 件 の 合 計 72,778 件 前 年 比 約 12,000 件 減 少 しているが, 依 然 として 相 当 数 本 市 の 現 状 福 岡 市 のいじめ 発 生 率 の 推 移 市 立 小 中 学 校 のいじめの 発 生 率, 発 生 件 数 が,ともに 平 成 18 に 急 増 したのは, 同 年 にいじめ に 関 係 する 事 件 が 多 発 し,いじめが 社 会 的 な 問 題 となり, 関 心 が 高 まったためと 推 測 いじめの 発 生 率 の 推 移 (%) ( 公 立 小 中 学 校 対 象 ) 60 50 40 30 20 10 0 18.5 9.1 8.5 40.6 55.7 46.3 21.1 47.3 28.3 41 22.3 14.4 39.1 14.0 22.3 H17 H18 H19 H20 H21 H22 13.4 全 国 福 岡 県 本 市 (いじめの 発 生 率 = いじめを 認 知 した 学 校 数 / 学 校 数 100) 資 料 : 福 岡 市 教 育 委 員 会 ( 単 位 :%) H17 H18 H19 H20 H21 H22 全 国 18.5 55.7 47.3 41 39.1 調 査 中 福 岡 県 9.1 46.3 28.3 22.3 22.3 調 査 中 本 市 8.5 40.6 21.1 14.4 14.0 13.4 いじめの 定 義 ( 文 部 科 学 省 ): 当 該 児 童 生 徒 が, 一 定 の 人 間 関 係 にある 者 から, 心 理 的 物 理 的 な 攻 撃 を 受 けたことにより, 精 神 的 な 苦 痛 を 感 じているもの 3

(3) 不 登 校 小 中 学 校 及 び 高 等 学 校 の 不 登 校 児 童 生 徒 数, 割 合 ともに 前 に 比 べ 減 少 平 成 21 の 国 公 私 立 の 小 中 学 校 における 不 登 校 児 童 生 徒 数 は, 小 学 校 22,327 人, 中 学 校 100,105 人 の 合 計 122,432 人 で, 小 中 学 校 を 合 わせた 不 登 校 児 童 生 徒 数 は, 前 より 約 4,500 人 減 少 全 児 童 生 徒 数 に 占 める 不 登 校 児 童 生 徒 数 の 割 合 は, 小 学 校 で0.3%, 中 学 校 2.8%, 全 体 で1.1%とな っており, 同 様 に 前 より 減 少 本 市 の 現 状 福 岡 市 の 不 登 校 児 童 生 徒 数 の 推 移 平 成 22 の 本 市 における 不 登 校 児 童 生 徒 数 : 小 学 校 120 人 ( 前 年 比 31), 中 学 校 862 人 ( 前 年 比 112), 計 982 人 ( 前 年 比 143)の 減 少 不 登 校 ひきこもり 対 策 支 援 事 業 開 始 ( 平 成 20 年 ) 比 : 小 学 校 81 人 減, 中 学 校 201 人 減 1600 1400 1200 1000 800 600 小 学 校 中 学 校 合 計 400 200 0 平 成 16 平 成 17 平 成 18 平 成 19 平 成 20 平 成 21 平 成 22 小 学 校 199 208 227 230 201 151 120 中 学 校 1091 1159 1137 1033 1063 974 862 合 計 1,290 1,367 1,364 1,263 1,264 1,125 982 ( 単 位 : 人 ) 1,000 人 当 りの 数 (%) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 小 福 岡 市 不 登 校 児 童 の 割 合 (%) 0.27 0.28 0.30 0.31 0.27 0.20 0.16 全 国 不 登 校 児 童 の 割 合 (%) 0.32 0.32 0.33 0.33 0.32 0.32 0.32 中 福 岡 市 不 登 校 生 徒 の 割 合 (%) 3.19 3.40 3.33 3.00 3.07 2.79 2.46 全 国 不 登 校 生 徒 の 割 合 (%) 2.73 2.75 2.86 2.91 2.89 2.77 2.74 H22 の 不 登 校 児 童 生 徒 数 合 計 982 人 ( 前 比 143 人 減 ) 資 料 : 福 岡 市 教 育 委 員 会 H22 の 数 値 は 速 報 値 それ 以 外 は 文 部 科 学 省 調 査 による 不 登 校 の 定 義 : 不 登 校 とは 文 部 科 学 省 の 学 校 基 本 調 査 によると 長 期 欠 席 者 ( 年 間 30 日 以 上 の 欠 席 者 のうち 何 らかの 心 理 的, 情 緒 的, 身 体 的 あるいは 社 会 的 要 因 背 景 により, 登 校 しないあるいはし たくともできない 状 況 にある 者 ただし, 病 気 や 経 済 的 な 理 由 による 者 を 除 いた 者 をいう ) 4

(4) 非 行 本 市 の 現 状 と 課 題 成 人 を 含 む 全 刑 法 犯 検 挙 補 導 人 員 に 占 める 少 年 の 割 合 は 約 3 割 うち, 再 犯 者 率 が 約 4 割 少 年 の 相 談 活 動 の 充 実 や 居 場 所 づくり 事 業 の 推 進, 少 年 の 就 学 就 労 の 支 援 など, 立 ち 直 り 支 援 の 推 進 が 課 題 刑 法 犯 少 年 検 挙 補 導 状 況 (19 歳 までの 少 年 ) ( 単 位 : 人 ) 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 刑 法 犯 少 年 数 2,315 2,328 2,403 2,055 1,554 1,700 年 齢 別 では,15 歳 が 376 人 で 最 も 多 く, 次 いで 14 歳,16 歳 の 順 学 識 別 では, 中 学 生 が 633 人 で 最 も 多 く, 次 いで 高 校 生, 無 職 少 年 の 順 窃 盗 犯 手 口 別 では, 万 引 きが 298 人 で 最 も 多 く, 次 いでオートバイ 盗, 自 転 車 盗 の 順 学 識 別 では, 中 学 生 が 351 人 で 最 も 多 く, 次 いで 高 校 生, 無 職 少 年 の 順 非 行 者 率 (10 歳 から 19 歳 までの 少 年 人 口 1,000 人 当 たりに 刑 法 犯 少 年 が 占 める 割 合 )( 単 位 :%) 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 非 行 者 率 16.9 18.7 16.0 12.2 13.3 再 犯 者 率 (14 歳 以 上 の 少 年 で2 回 以 上 検 挙 された 人 の 割 合 ) ( 単 位 :%) 平 成 21 年 平 成 22 年 再 犯 者 率 (%) 38.2 34.5 福 岡 市 の 再 犯 者 数 は 531 人 で 県 内 再 犯 者 の 28.7% ( 福 岡 県 の 再 犯 者 数 は 1,848 人 で 再 犯 者 率 は 市 と 同 様 の 34.5%( 全 国 第 3 位 )) 初 発 型 非 行 (19 歳 までの 少 年 ) ( 単 位 : 人 ) 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 初 発 型 非 行 者 数 1,890 1,937 1,628 1,228 1,361 初 発 型 非 行 : 万 引 き オートバイ 盗 自 転 車 盗 占 有 離 脱 物 横 領 の4つの 総 称 特 別 法 犯 少 年 (19 歳 までの 少 年 ) ( 単 位 : 人 ) 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 罪 種 覚 せい 剤 乱 用 7 3 2 6 6 シンナー 等 乱 用 94 62 27 22 20 5

300 250 200 150 100 50 0 学 校 市 立 小 中 学 校 の 暴 力 行 為 の 発 生 件 数 は 平 成 21 より 増 加 傾 向 市 全 体 では, 全 国 や 県 と 比 べ て 低 い 数 値 で 推 移 学 力 の 向 上 や 不 登 校 児 童 生 徒 数 の 減 少 につながっていると 推 測 対 教 師 暴 力 や 児 童 生 徒 間 暴 力 の 増 加 の 一 因 として,コミュニケーション 能 力 が 不 足 し,うまく 自 己 表 現 できない 児 童 生 徒 などが 増 えてきたことが 考 えられる 対 教 師 暴 力 の 背 景 に, 困 難 な 生 徒 指 導 の 場 面 でも 教 師 による 体 罰 によらない 粘 り 強 い 指 導 があっ たことが 考 えられる ( 単 位 : 件 ) 福 岡 市 における 暴 力 行 為 の 推 移 ( 件 ) ( 公 立 小 中 学 校 対 象 ) H17 H18 H19 H20 H21 H22 245 116 86 89 55 57 45 40 36 32 32 40 16 11 21 7 13 12 5 10 5 4 3 H18 H19 H20 H21 H22 92 106 対 教 師 暴 力 生 徒 間 暴 力 対 人 暴 力 器 物 損 壊 合 計 対 教 師 暴 力 生 徒 間 暴 力 対 人 暴 力 器 物 損 壊 12 36 16 11 32 40 147 116 55 32 45 40 10 7 5 4 3 5 120 86 13 10 12 21 合 計 289 245 89 57 92 106 資 料 : 福 岡 市 教 育 委 員 会 (5)ひきこもり 全 国 の 広 義 のひきこもり 者 の 数 は, 約 69.6 万 人 ( 対 象 者 年 齢 :15~39 歳 ) 厚 生 労 働 省 は, 平 成 21 から ひきこもり 対 策 推 進 事 業 を 創 設 し, 都 道 府 県 及 び 政 令 都 市 におい て 原 則, 児 童 期 1 ヶ 所, 成 人 期 1 ヶ 所 の 計 2ヶ 所 のひきこもり 地 域 支 援 センターの 設 置 を 推 進 平 成 23 年 10 月 時 点 で 全 国 31 の 自 治 体 で 33 ヶ 所 のひきこり 地 域 支 援 センターを 設 置 ( 福 岡 市 : 児 童 期 ワンド, 成 人 期 よかよかルーム のひきこり 地 域 支 援 センターを 設 置 ) ひきこもり 群 の 推 計 数 ふだんは 家 にいるが, 自 分 の 趣 味 に 関 する 用 事 のときだけ 外 出 する ふだんは 家 にいるが, 近 所 のコンビ ニなどには 出 かける 有 効 回 収 率 に 占 める 割 合 (%) 全 国 の 推 計 数 ( 万 人 ) ( 注 1) 1.19 46.0 0.40 15.3 自 室 からは 出 るが, 家 からは 出 ない 0.09 3.5 自 室 からほとんど 出 ない 0.12 4.7 計 1.79 69.6 準 ひきこもり 46.0 万 人 + 狭 義 のひきこもり 23.6 万 人 ( 注 2) = 広 義 のひきこもり 69.6 万 人 ただし ア) 現 在 の 状 態 となって6ヶ 月 以 上 のもののみ イ) 現 在 の 状 態 のきっかけ で, 病 気 ( 病 名 : ) に 統 合 失 調 症 又 は 身 体 的 な 病 気, 又 は その 他 ( ) に 自 宅 で 仕 事 をしていると 回 答 した 者 を 除 く ウ) ふだん 自 宅 にいるときによくしていること で, 家 事 育 児 をする と 回 答 した 者 を 除 く ( 注 1) 総 務 省 人 口 推 計 (2009 年 )によると,15~39 歳 人 口 は3,880 万 人 より, 有 効 回 収 率 に 占 める 割 合 (%) 3,880 万 人 = 全 国 の 推 計 数 ( 万 人 ) ( 注 2) 厚 生 労 働 省 の 新 ガイドラインにおけるひきこもりの 推 計 値 は25.5 万 世 帯 となっており,ほぼ 一 致 する 資 料 : 若 者 の 意 識 に 関 する 調 査 (ひきこもりに 関 する 実 態 調 査 )( 平 成 22 年 内 閣 府 ) 6

(6) 体 験 活 動 の 現 状 子 ども 若 者 の 体 験 活 動 への 参 加 は 減 少 子 どもの 頃 の 自 然 体 験 が 多 い 大 人 ほど, 意 欲 関 心 が 高 く, 子 どもの 頃 の 友 達 との 遊 びの 体 験 が 豊 富 な 大 人 ほど, 規 範 意 識 が 高 い 傾 向 独 立 行 政 法 人 国 立 青 少 年 教 育 振 興 機 構 青 少 年 の 体 験 活 動 等 と 自 立 に 関 する 実 態 調 査 報 告 書 平 成 21 調 査, 子 どもの 体 験 活 動 の 実 態 に 関 する 調 査 研 究 報 告 書 平 成 21 調 査 自 然 体 験 等 子 ども 若 者 の 体 験 活 動 を 引 き 続 き 推 進 していくことが 重 要 個 々の 体 験 活 動 についても, キャンプをしたこと や 海 や 川 で 泳 いだこと 等 の 自 然 体 験 につ いて,ほとんどしたことがない 子 ども 若 者 が 平 10 と 比 較 して 全 般 的 に 増 加 本 市 の 現 状 と 課 題 7 福 岡 市 子 ども 関 連 施 設 に 関 する 調 査 (20 年 12 月 )

(7) 若 者 の 労 働 ( 概 況 ), 失 業 状 況 若 者 の 労 働 力 人 口 は, 一 貫 して 減 少 平 成 22 年 ( 年 平 均 )の15~29 歳 の 子 ども 若 者 人 口 は2,023 万 人 で,このうち1,190 万 人 (58.8%) が 労 働 力 人 口 (15 歳 以 上 人 口 のうち, 就 業 者 と 完 全 失 業 者 を 合 わせたもの) 若 者 失 業 率 は 全 年 齢 計 との 比 較 では, 常 に 高 い 状 態 若 者 失 業 率 は 平 成 10 年 及 び11 年 に 急 激 に 上 昇 した 後, 平 成 15 年 以 降 低 下, 平 成 21 年 に 景 気 後 退 の 影 響 から 大 幅 に 上 昇 ( 全 年 齢 計 との 比 較 では, 常 に 高 い 状 態 ) 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 全 年 齢 計 8

(8)フリーター 若 年 無 業 者 の 状 況 フリーターの 人 数 は,2 年 連 続 の 増 加 フリーターの 人 数 は, 平 成 15 年 の217 万 人 をピークに 減 少 が 続 いていたが, 平 成 21 年 に 増 加 に 転 じ, 平 成 22 年 は183 万 人 と2 年 連 続 の 増 加 年 齢 階 級 別 では,15~24 歳 が86 万 人 と 前 年 に 比 べて1 万 人 減 少 し,2 年 ぶりの 減 少 25~34 歳 は97 万 人 と,6 万 人 増 加 し,2 年 連 続 の 増 加 若 年 無 業 者 の 数 は, 前 年 より 減 少 若 年 無 業 者 (15~34 歳 の 非 労 働 力 人 口 のうち, 家 事 も 通 学 もしていない 者 )の 数 は, 平 成 22 年 には 60 万 人 となり, 前 年 より3 万 人 (4.8%) 減 少 ( 内 訳 :15~19 歳 が9 万 人,20~24 歳 が15 万 人, 25~29 歳 が15 万 人,30~34 歳 が17 万 人 ) ピーク 時 の64 万 人 と 比 べると4 万 人 (6.3%) 減 少 参 考 :35~39 歳 の 無 業 者 は, 平 成 22 年 に21 万 人 となり, 近 年, 緩 やかな 増 加 傾 向 9

本 市 の 現 状 と 課 題 本 市 では, 若 者 の 就 職 による 経 済 的 自 立 を 図 るため, 仕 事 に 求 められる 知 識 スキルの 習 得 につい ての 支 援 事 業 や 相 談 事 業 を 実 施 今 後 もこれらの 事 業 を 継 続 し, 各 関 係 機 関 との 連 携 も 図 りながら, 早 期 の 就 労 に 結 びつけていくこ とが 必 要 (1) 全 国, 九 州 8 県, 福 岡 県 及 び 福 岡 地 区 の 有 効 求 人 倍 率 の 推 移 ( 別 ) 有 効 求 人 倍 率 : 有 効 求 職 者 1 人 あたりの 有 効 求 人 数 18 19 20 21 22 全 国 1.06 1.02 0.77 0.45 0.56 九 州 8 県 0.74 0.71 0.54 0.39 0.48 福 岡 県 0.88 0.80 0.58 0.41 0.50 福 岡 地 区 0.98 0.84 0.59 0.43 0.48 福 岡 地 区 : 福 岡 都 市 圏 ( 福 岡 市 を 含 む9 市 8 町 ) 厚 生 労 働 省,ハローワーク 福 岡 中 央 (2) 全 国, 福 岡 県 の 高 校 の 卒 業 者 の 就 職 内 定 率 の 推 移 ( 別 ) ( 単 位 :%) 18 19 20 21 22 全 国 93.9 94.7 93.2 91.6 93.2 福 岡 県 94.0 94.4 93.3 90.0 93.1 文 部 科 学 省 : 高 等 学 校 卒 業 ( 予 定 ) 者 の 就 職 ( 内 定 ) 状 況 に 関 する 調 査 (3) 全 国 及 び 九 州 8 県 の 大 学 卒 業 者 の 就 職 内 定 率 の 推 移 ( 別 ) ( 単 位 :%) 18 19 20 21 22 全 国 96.3 96.9 95.7 91.8 91.0 九 州 8 県 93.9 93.4 91.8 88.9 88.2 厚 生 労 働 省 文 部 科 学 省 : 大 学 等 の 就 職 内 定 状 況 調 査 福 岡 労 働 局 雇 用 失 業 情 勢 ( 平 成 23 年 9 月 分 )について 雇 用 失 業 情 勢 の 概 要 平 成 23 年 9 月 の 有 効 求 人 倍 率 は0.59 倍 と, 前 月 を0.01ポイント 上 回 り,3ヵ 月 連 続 で 改 善 した 新 規 求 職 者 は 対 前 年 同 月 比 5.6% 減 と,2ヵ 月 ぶりに 減 少 した また, 新 規 求 人 数 は 対 前 年 同 月 比 17.5% 増 と20ヵ 月 連 続 の 増 加 となった 現 下 の 雇 用 失 業 情 勢 は, 緩 やかな 改 善 傾 向 にあるものの, 円 高 の 影 響 も 懸 念 されており, 依 然 として 厳 しい 状 況 が 続 いている 10

2 困 難 を 有 する 子 ども 若 者 に 対 する 本 市 の 取 組 (1) 不 登 校 平 成 23 の 不 登 校 ひきこもり 対 策 支 援 事 業 ( 拡 充 事 業 ) 中 学 校 1 年 生 に 対 する 少 人 数 学 級 の 実 施 (52 校 ) 不 登 校 対 応 教 員 の 配 置 (23 校 24 校 ) スクールソーシャルワーカーの 活 用 (6 名 8 名 ) よりよい 学 校 生 活 と 友 達 作 りのための 調 査 活 用 ( 継 続 事 業 ) スクールカウンセラー 心 の 教 室 相 談 員 の 配 置 スクールカウンセラー( 中 学 校 67 校, 高 校 4 校 ), 心 の 教 室 相 談 員 ( 中 学 校 2 校 ) 教 育 カウンセラーによる 相 談 ( 相 談 件 数 23 :10 月 末 現 在 3,291 件 ) 適 応 指 導 教 室 (まつ 風 学 級,はまかぜ 学 級 ) 適 応 指 導 教 室 サテライト 学 級 ( 愛 称 すまいる ) 大 学 生 相 談 員 (メンタルフレンド) 派 遣 事 業 NPO 共 働 事 業 (2) 非 行 教 育 委 員 会 未 然 防 止 の 取 組 規 範 教 育 推 進 事 業, 飲 酒, 喫 煙, 薬 物 乱 用 防 止 教 育, 暴 力 団 排 除 教 育 等 関 係 機 関 と 連 携 した 取 組 学 校 警 察 連 絡 協 議 会, 少 年 サポートチーム 推 進 協 議 会 等 こども 未 来 局 地 域 学 校 関 係 機 関 と 連 携 しながら, 地 域 に 根 ざした 各 種 青 少 年 非 行 防 止 事 業 を 推 進 特 に, 7 月 の 福 岡 市 青 少 年 の 非 行 被 害 防 止 強 調 月 間 及 び 11 月 の 福 岡 市 子 ども 若 者 育 成 支 援 強 調 月 間 において 活 動 の 強 化 を 図 っている 立 入 調 査 各 区 非 行 防 止 対 策 推 進 員 ( 市 嘱 託 職 員 )と 市 職 員 ( 区 )が,コンビニや 書 店 等 における 有 害 図 書 類 の 陳 列 方 法 指 導 等, 環 境 浄 化 を 実 施 調 査 1,305 店, 指 導 64 店 (22 ) 街 頭 指 導 子 ども 生 活 指 導 員 ( 中 学 高 校 教 諭, 少 年 補 導 員 民 生 児 童 委 員, 保 護 司 等 )と 市 職 員 (こども 総 合 相 談 センター), 警 察 職 員 ( 県 警 少 年 サポートセンター 職 員 )が,ゲームセンターやカラオケボ ックス, 書 籍 販 売 店 等 を 重 点 的 にまわり, 必 要 な 青 少 年 に 街 頭 指 導 を 実 施 非 行 相 談 子 どもの 家 出, 不 良 交 友 等 や,13 歳 以 下 の 窃 盗, 暴 行 傷 害 等, 法 に 触 れる 行 為 のある 子 どもに ついての 相 談 活 動 を 実 施 電 話 相 談 (22 :221 件 ), 面 接 相 談 (22 :226 件 ) 啓 発 活 動 7 月 及 び 11 月 の 非 行 防 止 健 全 育 成 の 強 調 月 間 に, 啓 発 ポスターの 掲 示 等 パトロール 見 守 り 活 動 自 治 協 議 会, 中 学 校 区 青 少 年 育 成 連 絡 協 議 会, 少 年 愛 護 パトロール 員, 青 少 年 を 見 守 る 店 旅 館 カラオケボックス 規 制 指 導 関 係 機 関 が 連 携 した 取 組 23 年 9 月, 福 岡 県 警 本 部 や 各 区 警 察 署 及 び 市 関 係 課 で 構 成 する 福 岡 市 青 少 年 の 非 行 防 止 対 策 連 絡 会 議 を 設 置 11

(3)ひきこもり こども 総 合 相 談 センターでの 支 援 (20 歳 未 満 ) 集 団 支 援 事 業 心 のケアを 必 要 とするひきこもりに 悩 む 思 春 期 後 半 の 子 どもに 対 し, 小 集 団 での 活 動 を 総 合 的 専 門 的 の 支 援 の 基 に 行 う 費 用 は 無 料 ヒ ースフル:こども 総 合 相 談 センターにて 月 火 木 の 午 後 開 設 ワ ン ト (ひきこもり 地 域 支 援 センタ-): 九 州 産 業 大 学 臨 床 心 理 センターにて 水 金 土 の 午 後 開 設 実 績 * 平 成 23 は 23 年 4 月 ~10 月 参 加 者 の 変 化 22 末 ( 複 数 回 答 ) ピースフル ワンド *ピースフル ワンド 参 加 者 72 人 中 回 数 参 加 数 ( 人 ) 平 均 ( 人 ) 回 数 参 加 数 ( 人 ) 訪 問 相 談 員 派 遣 事 業 ( 平 成 22 :11 名 に 対 して 195 回 派 遣 ) ピアサポーター 交 流 研 修 会 ( 平 成 22 実 施 回 数 :2 回 参 加 者 38 名 ) 保 護 者 交 流 事 業 ( 平 成 22 実 施 回 数 :4 回 参 加 者 45 名 ) 思 春 期 ひきこもりに 関 する 講 演 会 関 係 機 関 団 体 とのネットワークの 構 築, 連 携 精 神 保 健 福 祉 センターでの 支 援 ( 概 ね20 歳 以 上 ) 1 福 岡 市 ひきこもり 成 年 地 域 支 援 センター よかよかルーム ( 平 成 22 年 10 月 23 日 開 所 ) 1 目 的 成 人 期 ひきこもり 者 の 支 援 を 充 実 させるため, 支 援 の 核 となる ひきこもり 地 域 支 援 センター を 設 置 し, 相 談 支 援 体 制 の 確 保 を 推 進 しひきこもり 本 人 の 自 立 を 図 る 2 開 設 日 時 火 曜 ~ 土 曜 日 午 前 10~ 午 後 6 時 ( 日 月 最 終 火 曜 日, 祝 祭 日, 年 末 年 始 (12/28~1/3)は 休 所 ) 3 開 設 場 所 あいれふ 3 階 4 対 象 者 福 岡 市 内 に 居 住 する 概 ね 20 歳 以 上 のひきこもり 本 人 又 はその 家 族 など ( 明 確 な 精 神 疾 患 や 精 神 障 がいが 原 因 とは 考 えにくい 社 会 的 ひきこもりの 方 が 対 象 ) 5 事 業 内 容 (1) 相 談 事 業 電 話 相 談, 来 所 相 談, 訪 問 相 談 等 (2) 情 報 発 信 事 業 ホームページなどを 利 用 し,ひきこもりに 関 する 情 報 を 広 く 提 供 (3) 福 岡 市 ひきこもり 成 年 支 援 者 等 ネットワーク 会 議 の 実 施 ( 年 3 回 ) (4) ひきこもり 成 年 サポートグループの 運 営 ( 週 2 回, 定 員 10 名 ) 6 配 置 スタッフ ひきこもり 支 援 コーディネーター( 臨 床 心 理 士 社 会 福 祉 士 等 )2 名 を 配 置 7 運 営 特 定 非 営 利 活 動 法 人 JACFA に 委 託 8 実 績 相 談 事 業 その 他 はメールや 手 紙 などによる 相 談 開 設 日 電 話 相 談 来 所 相 談 訪 問 相 談 その 他 ( ) ( 日 ) ( 件 ) ( 件 ) ( 件 ) ( 件 ) 合 計 平 成 22 100 434 261 7 1 703 平 成 23 120 570 346 40 28 984 サポートグループ 事 業 平 成 23 年 は4 月 ~9 月 までの 実 績 開 設 回 数 実 数 延 数 平 均 参 加 人 数 ( 回 ) ( 人 ) ( 人 ) ( 人 / 回 ) 平 成 22 18 21 100 5.6 平 成 23 44 37 260 5.9 2 精 神 保 健 福 祉 センターで 実 施 するひきこもり 対 策 事 業 ひきこもり 専 門 相 談 ( 精 神 科 医 の 対 応 可 ) 相 談 日 : 毎 月 第 1 3 水 曜 日 ( 予 約 制 ) ひきこもり 家 族 交 流 会 ( 毎 月 1 回 ) ひきこもり 家 族 教 室 ( 年 1 回 4 回 コース) 市 民 啓 発 講 演 会 ( 年 1 回 ) 12 平 均 ( 人 ) 20 141 1,201 8.5 21 138 932 6.4 121 631 4.8 22 138 892 6.5 139 1,079 7.8 23 84 457 5.4 82 717 8.8 進 級 進 学 就 労 バイト 継 続 ボランティア 居 場 所 定 着 変 化 なし 23 人 14 人 11 人 16 人 8 人

(4)ニート フリーター 福 岡 市 若 者 自 立 支 援 事 業 1. 事 業 目 的 : 義 務 教 育 終 了 後 の15 歳 から 概 ね40 歳 までの 就 労 への 一 歩 を 踏 み 出 せない 無 業 の 若 者, 就 職 や 仕 事 に 関 して 不 安 や 悩 みがある 若 者 及 びその 保 護 者 を 対 象 に,ジョブポータルふくおか ( 福 岡 商 工 会 議 所 1 階 )において 相 談 やセミナー 等 を 実 施 し, 若 者 の 社 会 参 加 を 促 し, 就 職 に よる 経 済 的 自 立 につなげていく 2. 事 業 内 容 (1) 相 談 : 心 の 問 題 に 重 きを 置 いた 相 談 にも 対 応 できる 産 業 カウンセラーや 臨 床 心 理 士 の 資 格 を 有 する 相 談 員 が, 就 職 や 仕 事, 人 間 関 係 などに 関 するさまざまな 不 安 や 悩 みの 相 談 を 受 ける 若 者 相 談 窓 口 : 福 岡 商 工 会 議 所 1 階 ジョブポータルふくおか 内 対 象 : 義 務 教 育 終 了 後 の15 歳 から 概 ね40 歳 までの 就 労 への 一 歩 を 踏 みだせない 無 業 の 若 者 の 就 職 や 仕 事 に 関 して 不 安 や 悩 みがある 若 者 及 びその 保 護 者 開 設 日 時 : 曜 日 ~ 土 曜 日 の 午 後 1 時 ~8 時 ( 祝 日, 年 末 年 始 (12 月 29 日 ~1 月 3 日 )は 休 み) 相 談 員 : 臨 床 心 理 士 キャリアコンサルタント 産 業 カウンセラー (2) セミナー 若 者 対 象 :コュニケーション 能 力 の 向 上, 職 業 観 の 形 成, 面 接 等 就 職 活 動 に 関 するもの 保 護 者 対 象 : 子 どもへの 関 わり 方 に 関 するもの (3) 付 添 い: 対 象 者 の 状 況 に 応 じ,ハローワーク, 福 岡 県 若 者 しごとサポートセンター 等 の 就 労 支 援 機 関 への 付 添 いを 行 うなど,より 適 切 な 支 援 につなげる (4) 事 業 説 明 会 事 業 の 認 知 度 を 高 めるため, 市 民 センター 区 役 所 等 を 利 用 して 説 明 会 及 び 個 別 相 談 会 を 実 施 3. 実 績 < 相 談 件 数 及 び 就 労 件 数 > 23 については H23.10 月 末 時 点 開 設 日 ( 日 ) 相 談 件 数 ( 件 ) 就 労 件 数 ( 件 ) H22 294 449 23 H23 175 461 19 正 社 員 チャレンジ 応 援 事 業 1. 事 業 目 的 : 早 期 に 支 援 の 必 要 がある30 代 フリーターを 対 象 に, 正 社 員 求 人 へチャレンジするた めのスキルを 身 に 付 けさせる 正 社 員 チャレンジ 応 援 事 業 を 福 岡 県 と 共 同 により 実 施 している 2. 事 業 内 容 ( 講 座 名 ) DTPデザイナーコース 出 版 ポスター 3Dコンテンツなどの 制 作 デザイン 技 術 Web デザイナーコース Web コンテンツ ホームページデザイン 制 作 技 術 ( 講 座 内 容 ) 講 座 週 1 回 : 全 19 日 (1 日 当 たり 8 時 間 ) 152 時 間 期 間 :4 ヶ 月 ( 年 2 回 前 期 後 期 開 催 ), 講 義 及 び 専 用 教 育 ソフトによる 実 習 キャリア( 夜 間 ) 講 座 全 4 日 (1 日 当 たり 3 時 間 ) ビジネス 著 作 権 法 講 座, 色 彩 心 理 学 などの 実 施 実 践 OJT 研 修 ( 企 業 内 で 実 際 の 仕 事 を 通 じ 必 要 な 技 術 等 を 身 につけさせる 訓 練 ) 求 人 募 集 つき OJT 参 加 企 業 などでの 研 修 就 職 先 の 求 人 開 拓 などの 営 業 を 実 施 就 職 支 援 企 業 による 就 職 相 談 会 の 開 催, 個 人 別 就 職 カウンセリングやマナー 研 修 の 実 施 3. 実 績 < 受 講 者 数 及 び 就 職 件 数 > 23 については H23.10 月 末 時 点 受 講 者 数 ( 人 ) 就 職 者 数 ( 人 ) DTP WEB DTP WEB 就 職 率 平 成 22 50 50 45 48 93.00% 平 成 23 48 53 22 25 46.53% 13