平 成 24 年 度 専 門 研 修 会 ~ 通 勤 災 害 認 定 編 ~ 平 成 24 年 7 月 19 日 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 奈 良 県 支 部
本 日 お 話 しすること 1. 通 勤 災 害 の 認 定 要 件 通 勤 の 範 囲 ( 勤 務 のため) 通 勤 の 範 囲 ( 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 ) 通 勤 の 範 囲 ( 逸 脱 中 断 ) グループ 討 議 及 び 演 習 2. 第 三 者 加 害 について 第 三 者 加 害 事 案 とは 不 法 行 為 について グループ 討 議 及 び 演 習 第 三 者 加 害 が 発 生 した 場 合
1. 通 勤 災 害 とは? 本 来 通 勤 災 害 は 勤 務 のために 不 可 欠 な 通 勤 途 上 の 交 通 事 故 等 による 災 害 ではあるが 通 勤 行 為 自 体 はあ くまでも 職 員 の 私 的 行 為 であり 公 務 外 の 災 害 であるこ とから 地 方 公 務 員 法 を 根 拠 とする 任 命 権 者 の 災 害 補 償 責 任 はない しかし 勤 務 義 務 の 履 行 に 不 可 欠 な 通 勤 途 上 におけ る 事 故 による 災 害 を 災 害 補 償 制 度 の 中 で 公 務 上 の 災 害 とほぼ 同 水 準 で 保 護 することを 目 的 に 創 設 された 制 度 である そのため 補 償 の 対 象 となる 通 勤 については 勤 務 義 務 を 履 行 することと 密 接 関 連 性 を 有 している 通 勤 に 限 定 されるものである
通 勤 災 害 の 認 定 要 件 通 勤 の 範 囲 職 員 が 勤 務 のため 1 住 居 と 勤 務 場 所 との 間 の 往 復 2 勤 務 場 所 から 他 の 勤 務 場 所 へ の 移 動 3 上 記 1の 往 復 に 先 行 し 又 は 後 続 する 住 居 間 の 移 動 を 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 により 往 復 する ことに 起 因 する 災 害 ( 例 ) 合 理 的 な 移 動 の 経 路 を 逸 脱 し 又 は 中 断 した 場 合 通 勤 起 因 性 (= 公 務 起 因 性 ) 通 勤 と 負 傷 ( 又 は 疾 病 )との 間 に 相 当 因 果 関 係 が 認 めら れること ( 例 ) 故 意 によるもの 本 人 の 素 因 ( 基 礎 疾 患 ) によるもの 善 意 行 為 によるもの
通 勤 の 範 囲 1 通 勤 の 範 囲 1 勤 務 のためとは 通 勤 の 途 中 で 定 期 券 作 業 着 等 の 忘 れ 物 に 気 づいて 取 りに 戻 る 場 合 ( 自 己 都 合 で 引 き 返 す 場 合 は ) 交 通 途 絶 等 により 許 可 を 受 けて 引 き 返 す 場 合 単 身 赴 任 者 が 月 曜 日 からの 勤 務 に 備 え 日 曜 日 に 実 家 から 赴 任 先 に 移 動 する 場 合 単 身 赴 任 者 が 日 曜 日 の 私 的 な 用 事 のため 土 曜 日 に 実 家 から 赴 任 先 に 移 動 する 場 合 ( 月 曜 日 に 仕 事 がある) 勤 務 時 間 中 に 私 用 で 帰 る 場 合 休 日 に 自 宅 と 勤 務 公 署 の 間 を 移 動 する 場 合 勤 務 終 了 後 私 用 を 弁 じた 後 に 帰 宅 する 場 合
参 考 事 例 1 勤 務 のためについて ( 通 勤 の 始 点 終 点 ) 参 考 事 例 1 自 家 用 車 で 出 勤 するため 一 旦 自 宅 の 門 を 出 て 約 4.5m 歩 き 自 宅 の 地 下 駐 車 場 の 前 で 転 倒 し 左 足 を 捻 挫 した 1 結 論 : 通 勤 災 害 と 認 められる 認 められない 2 通 勤 の 範 囲 と 認 められるか 認 められる 認 められない 3 通 勤 起 因 性 は 認 められるか 理 由 : 認 められる 認 められない
参 考 事 例 1 説 明 ポイント 通 勤 とは 職 員 が 勤 務 のため 住 居 と 勤 務 場 所 との 間 を 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 により 往 復 すること 通 勤 の 始 点 終 点 は 住 居 勤 務 場 所 その 境 界 は 原 則 として 一 般 人 の 通 行 が 自 由 に 認 め られるかどうかで 判 断 する ちなみに 一 戸 建 ての 場 合 は 門 マンションの 場 回 答 合 は 自 室 のドアが 境 界 になる 1 結 論 : 通 勤 災 害 と 認 められる 2 : 通 勤 の 範 囲 とは 認 められる 3 : 通 勤 起 因 性 は 認 められる 理 由 : 本 事 案 は 勤 務 のため 自 宅 の 門 を 出 ていることか ら 通 勤 は 開 始 されている
通 勤 の 範 囲 2 2 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 とは 合 理 的 な 経 路 定 期 券 通 勤 届 による 経 路 道 路 工 事 等 交 通 事 情 により 得 やむを 得 ず 迂 回 する 経 路 誤 って1~2 駅 乗 り 越 して 戻 る 場 合 経 路 を 少 し 離 れた 場 所 にあるトイレに 行 く 場 合 ガソリンスタンドに 立 ち 寄 る 経 路 子 どもを 保 育 園 に 連 れて 行 く 経 路 交 通 事 情 によらず 著 しく 遠 回 りとなる 経 路 合 理 的 な 方 法 通 常 公 共 交 通 機 関 を 利 用 している 者 が 雨 天 のため 妻 に 自 動 車 で 送 らせた 場 合 無 免 許 運 転 飲 酒 運 転
参 考 事 例 2. 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 ついて 参 考 事 例 2 通 常 自 転 車 で 出 勤 している 職 員 が 雨 だったためバスで 出 勤 しようと 停 留 所 まで 徒 歩 で 移 動 していた その 途 上 民 営 の 駐 車 場 を 通 り 抜 けようとして 入 り 口 に 張 っ てあった 鎖 に 足 を 引 っかけ 負 傷 した 備 考 その 鎖 は 所 有 者 により 駐 車 場 へ 関 係 者 以 外 の 立 入 を 防 止 するため 張 られたものである しかし 近 隣 の 住 民 の 多 くは ここを 通 り 抜 けている 駐 車 場 を 通 り 抜 けるとバス 停 まで 距 離 :300m 時 間 10 分 の 短 縮 される
参 考 事 例 2. 1 結 論 : 通 勤 災 害 と 認 められる 認 められない 2 通 勤 の 範 囲 と 認 められる 認 められない 3 通 勤 起 因 性 は 理 由 : 認 められる 認 められない
参 考 事 例 2 説 明 ポイント 通 勤 とは 職 員 が 勤 務 のため 住 居 と 勤 務 場 所 との 間 を 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 により 往 復 すること 回 答 1 通 勤 災 害 と 認 められない 2 通 勤 の 範 囲 と 認 められない 3 通 勤 起 因 性 は 認 められない 通 常 自 転 車 で 通 勤 している 職 員 が 雨 天 時 バス 電 車 自 家 用 車 等 で 通 勤 することは 代 替 的 な 合 理 的 な 方 法 と 認 められる 駐 車 場 を 通 り 抜 ける 経 路 は 距 離 及 び 時 間 が 短 縮 され 近 所 の 住 民 も 多 く 利 用 している 経 路 である しかしながら その 駐 車 場 は 所 有 者 によって 入 り 口 に 鎖 が 張 ら れ 関 係 者 以 外 の 通 行 を 禁 止 している そのため 当 該 駐 車 場 を 通 り 抜 ける 経 路 は 合 理 的 経 路 とは 認 められない
通 勤 の 範 囲 3 3 逸 脱 中 断 とは 1 逸 脱 中 断 が 日 用 品 の 購 入 等 である 場 合 ~ 日 常 生 活 上 必 要 な 行 為 なので 逸 脱 中 断 した 後 も 通 勤 災 害 に 該 当 通 勤 災 害 該 当 合 理 的 な 経 路 からそれること 住 居 逸 脱 私 用 中 断 勤 務 場 所 通 勤 目 的 から 離 れた 行 為
日 用 品 の 購 入 等 とは 日 用 品 の 購 入 ( 例 ) 食 料 品 薬 衣 料 品 身 のまわり 品 等 独 身 職 員 が 通 勤 途 上 で 食 事 をする 場 合 クリーニング 店 に 立 ち 寄 る 場 合 美 容 院 に 行 く 場 合 住 民 票 を 取 りに 市 役 所 に 行 く 場 合 選 挙 権 の 行 使 病 院 診 療 所 で 診 察 治 療 を 受 ける 場 合 職 員 の 配 偶 者 等 の 介 護
通 勤 の 範 囲 4 2 逸 脱 中 断 が 日 用 品 の 購 入 等 でない 場 合 ~ 逸 脱 中 断 した 時 点 以 降 は 通 勤 とはならない 通 勤 災 害 該 当 住 居 逸 脱 私 用 中 断 勤 務 場 所 ( 例 ) 耐 久 消 費 財 スポーツ 用 品 等 の 購 入 娯 楽 等 のため 麻 雀 ゴルフ 練 習 料 亭 等 での 飲 食 等 冠 婚 葬 祭 に 行 く 場 合 同 僚 の 送 別 会 に 行 く 場 合
事 例 検 討 1. 通 勤 災 害 通 勤 の 範 囲 について グループ 討 議 1 事 例 最 近 体 重 の 気 になる 職 員 が 勤 務 終 了 後 通 常 の 通 勤 経 路 上 にあるバッティングセンターに 立 ち 寄 り 2 時 間 程 度 汗 を 流 した その 後 通 常 の 通 勤 経 路 で 帰 宅 していたところ 転 倒 し 負 傷 した 住 居 被 災 バッティングセンター 勤 務 場 所
事 例 検 討 1. 1 結 論 : 通 勤 災 害 と 認 められる 認 められない 2 通 勤 の 範 囲 と 認 められる 認 められない 3 通 勤 起 因 性 は 理 由 : 認 められる 認 められない
平 成 24 年 度 専 門 研 修 会 ~ 第 三 者 加 害 認 定 編 ~ 平 成 24 年 7 月 19 日 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 奈 良 県 支 部
1. 第 三 者 加 害 事 案 について 1 第 三 者 とは? 被 災 職 員 に 対 し 民 事 上 の 損 害 賠 償 の 責 を 負 う 者 であり 被 災 職 員 の 所 属 する 地 方 公 共 団 体 及 び 基 金 以 外 のもの 2 第 三 者 加 害 事 案 とは? 公 務 ( 通 勤 ) 災 害 のうち 第 三 者 の 不 法 行 為 が 原 因 となって 生 じた 災 害 であり 第 三 者 が 損 害 賠 償 責 任 に 基 づき 被 災 職 員 に 補 償 を 実 施 すべき 事 案 3 第 三 者 検 討 に 係 る 根 拠 条 文 ( 参 考 ) 不 法 行 為 者 民 法 709 条 責 任 無 能 力 者 の 監 督 義 務 者 民 法 第 714 条 使 用 者 及 び 監 督 義 務 者 民 法 第 715 条 共 同 不 法 行 為 者 民 法 第 719 条 動 物 の 占 有 者 及 び 管 理 者 民 法 718 条 国 又 は 地 方 公 共 団 体 国 賠 法 第 1 条 及 び 第 2 条 運 行 供 用 者 自 賠 法 第 3 条
2. 不 法 行 為 について 不 法 行 為 とは 故 意 又 は 過 失 によって 他 人 の 権 利 を 侵 害 し 損 害 を 発 生 さ せること なお 不 法 行 為 が 成 立 するためには 下 記 の1~5の 要 件 をすべて 満 たす 必 要 がある 1 加 害 者 に 故 意 又 は 過 失 があること ( 故 意 又 は 過 失 の どちらかがあれば 良 い ) 2 権 利 侵 害 及 び 違 法 性 があること ( 客 観 的 に 見 て 非 難 に 値 するもので 良 い ) 3 損 害 が 発 生 したこと 4 加 害 行 為 と 結 果 発 生 に 因 果 関 係 があること (Aの 行 為 があれば 通 常 Bの 結 果 が 生 じる 因 果 関 係 が 求 められる ) 5 加 害 者 に 責 任 能 力 があること ( 自 己 の 行 為 の 責 任 を 弁 識 するに 足 りる 判 断 能 力 が 求 められる なお 民 法 上 未 成 年 ( 小 学 生 以 下 ) 心 神 喪 失 者 は 責 任 無 能 力 者 として 扱 われる )
参 考 事 例 3. 第 三 者 加 害 事 案 について 参 考 事 例 3 被 災 職 員 Aは 土 地 使 用 に 関 する 陳 情 を 行 うために 来 庁 したB 氏 の 対 応 を 行 っていた その 際 B 氏 は 自 分 の 主 張 が 通 らないことに 立 腹 し いきなり 職 員 Aを 殴 打 した 条 件 当 事 案 は 公 務 上 の 災 害 と 認 められるものとする 被 災 職 員 Aは 相 手 を 挑 発 するような 言 動 態 度 を 行 っていない B 氏 は 年 齢 40 歳 であり 責 任 能 力 は 認 められる
参 考 事 例 3. 1 結 論 : 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 認 められない 2 認 められる 場 合 誰 を 第 三 者 として 認 定 するか 第 三 者 は 理 由 :
参 考 事 例 3. 説 明 ポイント 第 三 者 の 不 法 行 為 が 原 因 となって 生 じた 災 害 であり 第 三 者 が 損 害 賠 償 責 任 に 基 づき 被 災 職 員 に 補 償 を 実 施 すべき 事 案 であるか 回 答 1 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 2 第 三 者 は B 氏 理 由 : 加 害 者 に 故 意 又 は 過 失 がある 権 利 侵 害 及 び 違 法 性 がある 損 害 が 発 生 している 加 害 行 為 と 結 果 発 生 に 因 果 関 係 がある 加 害 者 に 責 任 能 力 がある 参 考 職 員 Aの 挑 発 行 為 及 び 言 動 により B 氏 が 加 害 行 為 に 及 んだ 場 合 は 私 的 な 行 為 になり 公 務 災 害 とは 認 められない (けんか 等 も 私 的 行 為 となる ) 来 庁 者 が B C D 氏 であり B 氏 が 羽 交 い 締 めにし C D 氏 が 加 害 行 為 を 行 った 場 合 第 三 者 はB C D 氏 を 認 定 し B C D 氏 に 対 し 求 償 を 行 う
3. 第 三 者 加 害 事 案 について( 交 通 事 故 編 ) 自 賠 法 第 3 条 自 己 のために 自 動 車 を 運 行 の 用 に 供 する 者 は その 運 行 によって 他 人 の 生 命 又 は 身 体 を 害 したときは これによって 生 じた 損 害 を 賠 償 する 責 に 任 ずる 1 運 行 の 用 に 供 する 者 ( 運 行 供 用 者 ) とは? その 運 行 を 支 配 し その 運 行 による 利 益 が 帰 属 する 者 ( 運 転 手 所 有 者 雇 い 主 元 請 業 者 貸 し 主 借 主 被 預 かり 主 等 ) 2 運 行 よって 生 じた 損 害 を 賠 償 する 責 任 が 成 立 するには? 自 動 車 の 運 行 によって 生 じた 事 故 であること ( 走 行 中 に 限 られず 駐 停 車 中 であっても 運 行 との 因 果 関 係 が 認 められれば よい ) 例 :サイドブレーキが 緩 み 無 人 暴 走 した 等 他 人 に 与 えた 損 害 であること ( 他 人 とは, 運 行 供 用 者 及 び 運 転 者 運 転 補 助 者 以 外 の 者 ) 例 : 相 手 車 輌 の 運 転 者 自 己 が 運 転 する 車 輌 の 同 乗 者 等 生 命 又 は 身 体 を 害 したことによる 損 害 であること ( 車 の 修 理 代 等 の 物 件 損 害 は 任 意 保 険 等 による 補 償 )
参 考 事 例 4. 第 三 者 加 害 事 案 について ( 交 通 事 故 ) 事 例 被 災 職 員 Aは 通 常 の 通 勤 経 路 を 自 家 用 車 で 出 勤 中 交 差 点 で 信 号 待 ちのため 停 車 していたところ Bの 運 転 する 自 家 用 車 に 後 方 から 追 突 され 負 傷 した 条 件 被 災 職 員 Aは 対 面 信 号 が 赤 のため 停 車 してい た
参 考 事 例 4. 1 結 論 : 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 認 められない 2 認 められる 場 合 誰 を 第 三 者 として 認 定 するか 第 三 者 は 理 由 :
参 考 事 例 4. 説 明 1 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 認 められない 2 認 められる 場 合 誰 を 第 三 者 として 認 定 するか 第 三 者 は Bを 認 定 理 由 : Bの 自 動 車 の 運 行 によって 生 じた 事 故 であり 職 員 A( 他 人 )に 身 体 的 損 害 を 与 えている
事 例 検 討 2. 第 三 者 加 害 事 案 について ( 交 通 事 故 他 人 性 ) グループ 討 議 2 事 例 検 討 2 被 災 職 員 Aは 同 僚 職 員 Bの 運 転 する 公 用 車 で 出 張 し ていたところ 交 差 点 で 信 号 待 ちのため 停 車 していたCの 自 家 用 車 に 後 方 から 追 突 し 負 傷 した 条 件 出 張 経 路 は 通 常 出 張 経 路 であった Cは 対 面 信 号 が 赤 のため 停 車 していた
事 例 検 討 2. 1 結 論 : 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 認 められない 2 認 められる 場 合 誰 を 第 三 者 として 認 定 するか 第 三 者 は 理 由 :
事 例 検 討 3. 通 勤 第 三 者 加 害 事 案 についての 検 討 グループ 討 議 3 事 例 被 災 職 員 Aは 翌 日 早 朝 から 釣 りに 行 こうと 予 定 しており 午 後 から 年 次 有 給 休 暇 を 取 得 し 自 家 用 車 で 通 常 の 通 勤 ルートで 帰 宅 していた 途 中 釣 り 具 の 買 い 出 しのため 通 勤 ルートから20m 程 度 そ れた 釣 具 屋 に 向 かった 買 い 物 が 終 わり 通 常 の 通 勤 ルートで 帰 宅 している 途 中 対 向 車 線 の 交 通 事 故 の 瞬 間 を 目 撃 した 正 義 感 の 強 い 被 災 職 員 Aは 負 傷 者 Bを 救 助 するため 自 家 用 車 を 降 り 対 向 車 線 の 事 故 現 場 に 向 かって 走 っていった その 際 すり 抜 けようとしたバ イク(Cが 運 転 )に 対 向 車 線 で 衝 突 され 負 傷 した
事 例 検 討 3. 1 通 勤 災 害 と 認 められる 認 められない 2 第 三 者 加 害 事 案 と 認 められる 認 められない 3 第 三 者 加 害 事 案 として 認 められる 場 合 は 誰 を 第 三 者 として 認 定 するか 第 三 者 は 4 上 記 1~3と 判 断 した 理 由
第 三 者 加 害 事 案 所 属 長 のサポートが 必 要 です! 第 三 者 加 害 事 案 が 発 生 してしまったら 1 被 災 から 認 定 まで 各 団 体 担 当 者 様 は できる 限 り 早 い 段 階 から 公 務 ( 通 勤 ) 災 害 の 認 定 請 求 に 備 えて 次 の 対 応 を 取 るよう 被 災 職 員 に 指 導 をお 願 いします 医 療 機 関 の 受 診 相 手 方 の 状 況 ( 氏 名 住 所 連 絡 先 勤 務 先 ) 把 握 災 害 発 生 状 況 の 把 握 所 属 に 速 やかに 報 告 交 通 事 故 の 場 合 ( 上 記 に 加 えて) 警 察 への 届 け 出 相 手 方 の 保 険 ( 自 賠 責 保 険 任 意 保 険 ) 把 握 事 故 現 場 の 道 路 幅 員 信 号 機 道 路 標 識 の 有 無 などの 把 握
第 三 者 加 害 事 案 2 認 定 から 示 談 まで 各 団 体 で 発 生 した 災 害 である 認 識 を 持 って 頂 き 被 災 職 員 に 任 せきりでな く 事 案 の 進 捗 状 況 の 把 握 解 決 に 向 けた 助 言 等 をおこない 事 案 解 決 へ 導 く 責 任 があります ( 事 案 管 理 ) そのため 下 記 の 報 告 を 求 め 被 災 職 員 と 情 報 共 有 を 行 ってください 療 養 中 交 渉 中 示 談 締 結 前 報 告 書 提 出 後 療 養 状 況 ( 治 ゆ 未 治 ゆ) 基 金 から 回 答 相 手 方 との 交 渉 状 況 ( 進 捗 度 合 い) 示 談 締 結 補 償 状 況 ( 被 災 職 員 の 負 担 ) 示 談 締 結 報 告 書 の 報 告 示 談 締 結 前 報 告 書 の 報 告 事 案 終 了