学校において予防すべき感染症の解説

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診療行為コード

想 像 思 行 ず 消 毒 擦 む 薄 血 混 じ 滲 み ぶ 痂 ぶ 取 下 薄 来 経 験 沢 山 お 思 健 常 人 間 元 々 備 能 力 中 具 的 何 起 ょ 簡 単 説 明 ず 人 間 負 部 リ ン パ 球 血 小 板 マ ク ロ フ ァ ジ 悪 食 べ 集 死 溶 食 べ 清 浄

図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

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5 月 27 日 4 子 宮 頸 癌 1 GIO: 子 宮 頸 癌 の 病 態 診 断 治 療 について 理 解 する SBO: 1. 子 宮 頸 癌 の 発 癌 のメカニズムや 発 癌 過 程 について 説 明 できる 2. 子 宮 頸 癌 および 前 癌 病 変 の 分 類 ついて 説 明 でき

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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第 1 章 実 は, 鼻 炎 は 様 々 5 ハンノキとその 花 粉 図 6 6 アレルギー 性 鼻 炎 患 者 の 右 鼻 腔 内 の 写 真 11

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2 ギニア シエラレオネ リベリア ウガンダ スーダン ガボン コートジボワー ル コンゴ 民 主 共 和 国 コンゴ 共 和 国 また 有 症 状 者 からの 電 話 相 談 によりエボラ 出 血 熱 への 感 染 が 疑 われる 場 合 二 次 感 染 拡 大 のリスクを 避 けるため 保 健

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公表表紙

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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4 ぼうこう又は直腸機能障害

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監 修 北 辰 会 有 澤 総 合 病 院 内 科 大 八 木 秀 和 1 時 間 目 子 宮 内 膜 症 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 産 婦 人 科 中 原 辰 夫 NAKAHARA Tatsuo 月 経 困 腎 難 不 を 全 訴 とはどのような えて 来 院 される

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

Taro-iryouhoken

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

別紙3

①表紙

スライド 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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一般用漢方製剤の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について_3

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

●幼児教育振興法案

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

ただし 本 提 案 は 技 術 的 検 討 結 果 であり 国 民 に 対 して 広 く 接 種 機 会 を 提 供 する 仕 組 みとして 実 施 するためには 前 提 として ワクチンの 供 給 実 施 体 制 の 確 保 必 要 となる 財 源 の 捻 出 方 法 等 の 検 討 を 行 った

Taro-29職員退職手当支給規程

障害福祉制度あらまし目次

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

5 月 25 日 2 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 2 GIO: 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 を 理 解 する SBO: 1. 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 を 説 明 できる 2. 扁 桃 の 疾 患 を 説 明 できる 3. 病 巣 感 染 症 を 説 明 できる 4

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

目 次 休 暇 関 係 Q1 妊 娠 中 健 康 診 査 を 受 けるための 休 暇 が 取 れるのですか? Q2 出 産 予 定 日 の 何 日 前 から 休 暇 が 取 れるのですか? Q3 出 産 後 何 日 まで 休 暇 が 取 れるのですか? Q4 妻 が 出 産 するのですが 休 暇 が

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職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

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らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

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2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

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(4) インフルエンザ 菌 肺 炎 球 菌 生 後 3 か 月 5 歳 までの 細 菌 性 髄 膜 炎 敗 血 細 菌 性 肺 炎 などの 原 因 の 4 分 の 3 程 度 を 占 める 3 か 月 5 歳 に 多 く 特 に 6 か 月 2 歳 の 子 どもに 好 発 する インフルエンザ 菌 ( インフルエンザ 菌 b 型 (Hib) など ) 肺 炎 球 菌 Ⅲ 潜 伏 期 間 主 に2 3 週 間 (1 4 週 間 ) 経 路 状 予 後 くう 主 に 飛 沫 不 顕 性 も 多 く 1 歳 児 の 30 50% が 鼻 腔 に 両 菌 を 保 菌 しており 保 育 施 設 の 入 園 後 1 2か 月 でその 保 菌 率 は 80% 程 度 にまで 上 昇 する 両 菌 ともに 保 菌 している 期 間 は 他 への の 可 能 性 がある 上 気 道 炎 気 管 支 炎 急 性 喉 頭 蓋 炎 肺 炎 敗 血 髄 膜 炎 中 耳 炎 日 本 でのこれまでの Hib 髄 膜 炎 の 発 は 年 間 約 600 人 で 約 2 3%が 死 亡 約 15%が 脳 障 害 や 難 聴 などの 後 遺 を 残 すとされる また 肺 炎 球 菌 性 髄 膜 炎 の 発 はこれまでは 年 間 約 200 人 で 約 6 7%が 死 亡 約 30% が 脳 障 害 や 難 聴 などの 後 遺 を 残 すとされる 治 療 は 適 切 な 抗 菌 薬 で 行 う 2008 年 に Hib ワクチン 2010 年 に 肺 炎 球 菌 結 合 型 ワクチンの 任 意 予 防 接 種 が 開 始 され ワクチン 接 種 率 の 良 い 地 域 での 発 は 減 少 しつつある 2011 年 から 全 国 的 に 公 費 助 成 が 行 われ 接 種 率 は 上 昇 しており 2013 年 4 月 からは 定 期 接 種 の 対 象 となる せき 発 熱 咳 などの 状 が 安 定 し 全 身 状 態 の 良 い 者 は 登 校 ( 園 ) 可 能 である 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 43

Ⅲ (5) 溶 連 菌 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 が 原 因 となる である のうかしん しょうこう へん 扁 桃 炎 など 上 気 道 皮 膚 ( 伝 性 膿 痂 疹 の 項 を 参 照 ) 猩 紅 熱 などが 主 な 疾 患 である 特 に 注 意 すべき 点 は 本 がいろいろな 状 を 呈 すること 合 併 として 発 数 週 間 後 にリウマチ 熱 腎 炎 を 起 こすことである そのため 全 身 状 が 強 いときは 安 静 にし 確 実 な 抗 菌 薬 治 療 を 受 け 経 過 を 観 察 する 必 要 がある 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 のうかしん 2 5 日 膿 痂 疹 (とびひ)では7 10 日 飛 沫 接 触 適 切 な 抗 菌 薬 療 法 にて 24 時 間 以 内 に 力 は 失 せる へん ちょう のう 上 気 道 では 発 熱 と 咽 頭 痛 咽 頭 扁 桃 の 腫 脹 や 化 膿 リンパ 節 炎 治 療 が 不 十 分 な 場 合 は リウマチ 熱 や 急 性 糸 球 体 腎 炎 を 併 発 する 場 のう か 合 がある とびひは 水 疱 から 始 まり 膿 疱 痂 皮 へと 進 む 子 ども に 多 くみられるが 成 人 が することもある 治 療 は 適 切 な 抗 菌 薬 で 行 う 飛 沫 接 触 の 予 防 として 手 洗 い うがいなどの 一 般 的 な 予 防 の 励 行 が 大 事 ワクチンはない 適 切 な 抗 菌 薬 療 法 開 始 後 24 時 間 以 内 に 力 は 失 せるため それ 以 降 登 校 ( 園 ) は 可 能 である 44 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

こう (6) 伝 性 紅 斑 きょう ちょう こう かぜ 様 状 の 後 に 顔 面 頬 部 に 蝶 のような 形 あるいは 平 手 打 ち 様 といわれる 紅 斑 が みられる ほほの 真 っ 赤 な 発 しんの 状 態 から りんご(りんごのほっぺ) 病 とも 呼 ばれ ている 学 童 に 好 発 する ヒトパルボウイルス B19 Ⅲ 潜 伏 期 間 4 14 日 ( 21 日 ) 経 路 状 予 後 主 として 飛 沫 期 間 はかぜ 様 状 が 出 現 した 時 発 しんが 出 現 した 時 にはウイ ルスの 排 出 はなく 他 への 力 はない こう かぜ 様 状 と 引 き 続 きみられる 顔 面 の 紅 斑 が 特 徴 である 発 しんは ほほ こう 両 側 の 頬 と 四 肢 伸 側 にレース 状 網 目 状 の 紅 斑 として 出 現 一 旦 消 失 しても 再 発 することもある 合 併 として 重 の 溶 血 性 貧 血 や 妊 婦 が した 場 合 には 胎 児 が 胎 児 水 腫 を 発 する 場 合 があるが 胎 児 があっても それによる 先 天 奇 形 は 生 じないと 言 われている 有 効 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 が 行 われる 飛 沫 として 一 般 的 な 予 防 法 を 励 行 ワクチンはない 発 しん 期 には 力 はないので 発 しんのみで 全 身 状 態 の 良 い 者 は 登 校 ( 園 ) 可 能 である 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 45

Ⅲ (7) 急 性 細 気 管 支 炎 (RSウイルス など ) 冬 期 を 中 心 に 流 行 し 主 に 乳 幼 児 が 呼 吸 困 難 に 陥 ることもある 呼 吸 器 主 に RSウイルス 潜 伏 期 間 主 に4 6 日 (2 8 日 ) 経 路 状 予 後 飛 沫 と 接 触 期 間 は3 8 日 だが 乳 幼 児 では3 4 週 間 持 続 することもあ る がいそう ぜん 発 熱 鼻 汁 咳 嗽 喘 鳴 年 長 児 や 成 人 では 軽 いかぜ 状 で 済 む 場 合 も 多 いが 新 生 児 乳 児 早 期 に した 場 合 は 呼 吸 困 難 から 人 工 呼 吸 管 理 を 要 することもある 乳 幼 児 の 突 然 死 候 群 の 原 因 の 一 部 であることが 明 らかになっている 有 効 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 が 行 われる ワクチンはない 早 産 児 先 天 性 心 疾 患 慢 性 肺 疾 患 を 持 つ 乳 児 では モノクロナー ル 抗 体 を 流 行 期 に 月 1 回 筋 注 することによって 発 予 防 と 軽 化 が 期 待 できる せき 発 熱 咳 などの 状 が 安 定 し 全 身 状 態 の 良 い 者 は 登 校 ( 園 ) 可 能 だが 手 洗 いを 励 行 する 46 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

(8)EBウイルス 年 長 児 や 成 人 が した 場 合 多 くは 無 状 か 軽 微 なかぜ 状 で 経 過 することが 多 い 乳 幼 児 や 小 児 免 疫 不 全 患 者 における で 時 に 重 化 することがある EBウイルス Ⅲ 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 30 50 日 キスや 唾 液 を 介 した 濃 厚 接 触 による 飛 沫 後 ウイ ルス 排 出 は 呼 吸 器 から 数 か 月 間 続 く 多 くは 無 状 か 軽 微 なかぜ 状 で 済 むが 伝 性 単 核 ( 発 熱 が へん 数 日 から 数 週 間 持 続 リンパ 節 腫 大 咽 頭 扁 桃 炎 肝 炎 )や ま れに 慢 性 活 動 性 EB ウイルス ( 発 熱 などの 状 が 数 か 月 間 持 続 ) 血 球 貪 食 候 群 ( 発 熱 貧 血 易 出 血 ) 悪 性 リンパ 腫 や 上 咽 頭 がんの 原 因 となる 場 合 もある ウイルス 特 異 的 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 や 病 型 に 応 じた 治 療 が 行 われる ワクチンはない 解 熱 し 全 身 状 態 が 回 復 した 者 は 登 校 ( 園 ) 可 能 である (9) 単 純 ヘルペス ウイルスは 1 型 と 2 型 があり 口 唇 ヘルペス 歯 肉 口 内 炎 性 器 ヘルペス 新 生 児 ヘ ルペスなど 軽 から 重 まで 様 々な 病 状 を 呈 す 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 単 純 ヘルペスウイルス 1 型 2 型 新 生 児 以 降 は 2 日 2 週 間 水 疱 内 にあるウイルスの 接 触 潜 伏 し 再 活 性 化 することもあ る 歯 肉 口 内 炎 口 周 囲 の 水 疱 アトピー 性 皮 膚 炎 を 持 つ 児 ではカポジ 水 痘 様 発 しん ( 全 身 に 水 疱 が 多 発 ) に 発 展 など こう 治 療 は 内 服 静 注 軟 膏 の 抗 ウイルス 薬 等 による ワクチンはない 口 唇 ヘルペス 歯 肉 口 内 炎 のみであれば マスクなどをして 登 校 ( 園 ) 可 能 発 熱 や 全 身 性 の 水 疱 がある 場 合 は 欠 席 して 治 療 が 望 ましい 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 47

Ⅲ しん (10) 帯 状 疱 疹 しん 免 疫 状 態 が 低 下 したときに 神 経 節 に 潜 伏 していた 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスが 再 活 性 化 することで 発 小 児 でも 発 することがある しん 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルス 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 水 痘 として し 神 経 節 に 潜 伏 していたウイルスが 再 活 性 化 する ことで 発 するため 期 間 は 特 定 できない しん 帯 状 疱 疹 からは 飛 沫 はしないが 接 触 する 水 疱 が 形 成 さ れている 期 間 は 力 がある 潜 伏 していた 神 経 に 一 致 した 領 域 に 片 側 性 に 丘 しん 小 水 疱 が 帯 状 に 群 がって 出 現 する 神 経 痛 刺 激 を 訴 える 成 人 では 痛 み が 強 いが 小 児 ではかゆみを 訴 える 場 合 が 多 い 治 療 は 抗 ウイルス 薬 しん 海 外 では 高 齢 者 に 帯 状 疱 疹 予 防 ワクチン( 水 痘 ワクチン)が 使 用 さ しん れているが 我 が 国 では 帯 状 疱 疹 用 としては 未 承 認 か 全 ての 発 しんが 痂 皮 化 するまでは 力 があるものの 水 痘 ほど 力 は 強 くなく 水 痘 のような 空 気 飛 沫 はない 病 変 部 が 適 切 に 被 覆 してあれば 接 触 を 防 げるため 登 校 ( 園 ) 可 能 で しん ある ただし 保 育 所 幼 稚 園 では 免 疫 のない 児 が 帯 状 疱 疹 患 者 しん か に 接 触 すると 水 痘 にり 患 しやすいため 者 は 全 ての 皮 疹 が 痂 皮 化 するまでは 保 育 児 と 接 触 しないこと また 水 痘 が 重 化 する 免 疫 不 全 宿 主 ( 水 痘 ワクチン 接 種 を 受 けておらず 白 血 病 や 免 疫 抑 制 剤 で 治 療 中 の 者 )がいる 場 合 には 予 防 に 対 する 細 心 の 注 意 が 必 要 である 48 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

(11) 手 足 口 病 くう 口 腔 粘 膜 と 四 肢 末 端 に 水 疱 性 発 しんを 生 じる 疾 患 である 毎 年 のように 流 行 するが 時 に 大 流 行 がみられる 流 行 のピークは 夏 季 であり 乳 幼 児 に 好 発 する 原 因 となる 病 原 ウイルスが 複 数 あるため 再 発 することもある コクサッキーウイルス A16 型 やエンテロウイルス 71 型 などのエン テロウイルス 属 Ⅲ 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 3 6 日 ふん 飛 沫 接 触 経 口 ( 糞 口 ) ウイルス 排 出 は 呼 吸 器 から 1 2 週 間 便 からは 数 週 から 数 か 月 間 くう 発 熱 と 口 腔 咽 頭 粘 膜 に 痛 みを 伴 う 水 疱 ができ 唾 液 が 増 え 手 足 末 端 肘 膝 お 尻 などに 水 疱 がみられるのが 特 徴 発 熱 は 余 り 高 くはならないことが 多 く 1 3 日 で 解 熱 する 一 般 的 には 夏 かぜ の 一 つと 考 えてよいが エンテロウイルス 属 は 無 菌 性 髄 膜 炎 の 原 因 の 90% を 占 め ことにエンテロウイルス 71(EV71) による 脳 炎 を 伴 った 重 例 の 報 告 がある 国 内 ではそれほどでもないがア ジア 国 では 小 児 の 重 疾 患 としてしばしば 問 題 になっている 有 効 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 が 行 われる ふん 飛 沫 接 触 経 口 ( 糞 口 ) として 一 般 的 な 予 防 法 を 励 行 ワクチンはない 本 人 の 全 身 状 態 が 安 定 している 場 合 は 登 校 ( 園 ) 可 能 流 行 の 阻 止 を 狙 っての 登 校 ( 園 ) 停 止 は 有 効 性 が 低 く またウイルス 排 出 期 間 せつ が 長 いことからも 現 実 的 ではない 手 洗 い( 特 に 排 便 後 排 泄 物 の 後 始 末 後 )の 励 行 が 重 要 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 49

Ⅲ (12) ヘルパンギーナ くう 主 として 咽 頭 口 腔 内 粘 膜 に 水 疱 潰 瘍 を 形 成 するのが 特 徴 の 熱 性 疾 患 である 原 因 となる 病 原 ウイルスが 複 数 あるため 再 発 することもある 春 から 夏 にかけて 多 く 発 生 し 流 行 のピークは 7 月 頃 である 夏 かぜの 代 表 的 な 疾 患 であり 4 歳 以 下 の 乳 幼 児 に 多 い 主 としてエンテロウイルス 属 のコクサッキー A 群 ウイルス 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 3 6 日 ウイルス 排 出 は 呼 吸 器 から 1 2 週 間 便 からは 数 週 から 数 か 月 間 ふん 飛 沫 接 触 経 口 ( 糞 口 ) 突 然 の 発 熱 (39 以 上 ) 咽 頭 痛 がみられる 咽 頭 に 赤 い 発 しんが みられ 次 に 水 疱 間 もなく 潰 瘍 となる 有 効 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 が 行 われる エンテロウイルス 属 は 無 菌 性 髄 膜 炎 を 発 する ことがあるので 注 意 が 必 要 飛 沫 接 触 として 一 般 的 な 予 防 法 を 励 行 全 身 状 態 が 安 定 している 場 合 は 登 校 ( 園 ) 可 能 であるが 長 期 間 せつ 便 からウイルスが 排 出 されるので 手 洗 い( 特 に 排 便 後 排 泄 物 の 後 始 末 後 )の 励 行 が 重 要 50 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

(13)A 型 肝 炎 ふん か き 経 口 ( 糞 口 ) する A 型 肝 炎 は 日 本 で 年 間 数 百 人 の 発 生 があり 8 割 は 牡 蠣 など の 食 物 による 2 割 は 海 外 渡 航 からの 帰 国 者 である 2010 年 春 には 患 者 数 の 急 増 が あった 40 歳 以 下 の 日 本 人 の 抗 体 保 有 率 はほぼ0%で この 年 齢 層 は 注 意 が 必 要 である 小 児 の 80 95%は しても 無 状 で 済 むが 重 化 する 例 もある 無 状 であって も 便 中 にウイルスは 排 出 されるため 予 防 が 困 難 である Ⅲ A 型 肝 炎 ウイルス 潜 伏 期 間 平 均 28 日 (15 50 日 ) 経 路 状 予 後 か き ふん 経 口 ( 牡 蠣 等 の 生 の 貝 類 ) 糞 口 ( 家 族 や 施 設 内 ) ウイルス だん は 黄 疸 出 現 1 2 週 前 に 便 中 に 高 濃 度 排 出 され 発 1 週 間 程 度 で 力 は 急 速 に 弱 まる 子 どもは 無 状 で 済 むことも 多 く 便 の 処 理 が 十 分 に 行 われにくい ことから 集 団 発 生 しやすい 乳 児 ではおむつから 集 団 発 生 した 事 けんたい 例 もある 発 すれば 発 熱 全 身 倦 怠 頭 痛 食 欲 不 振 下 痢 おう 嘔 吐 上 腹 部 痛 があり 3 4 日 後 に 黄 垣 が 出 現 する 解 熱 ととも に 状 は 軽 快 するが 完 全 に 治 癒 するまでは1 2か 月 を 要 すこと が 多 い 劇 肝 炎 に 発 展 することもある 2010 年 の 小 流 行 では2 % が 重 な 肝 炎 を 発 した 有 効 な 治 療 薬 はなく 対 療 法 が 行 わ れる ワクチンによる 予 防 が 可 能 流 行 地 への 渡 航 予 定 者 へは 予 防 接 種 す ることが 望 ましいが 日 本 では 16 歳 未 満 の 小 児 に 対 するワクチン は 未 承 認 患 者 との 濃 厚 接 触 者 には 免 疫 グロブリンやワクチンを 予 防 的 に 投 与 することがある 発 病 初 期 を 過 ぎれば 力 は 急 速 に 消 失 するので 肝 機 能 が 正 常 に なった 者 については 登 校 ( 園 ) 可 能 である 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 51

Ⅲ (14)B 型 肝 炎 血 液 や 体 液 を 介 して するウイルス 性 肝 炎 の 一 つで 以 前 は 輸 血 に 伴 う や 出 産 に 伴 う 母 親 からの 垂 直 が 問 題 となった 輸 血 用 血 液 のスクリーニング 検 査 や 母 児 防 止 事 業 によって 発 生 数 が 減 少 しているが 事 業 の 対 象 となる 新 生 児 の 約 10% で 出 産 時 及 びその 後 の 予 防 処 置 の 脱 落 や 胎 内 がみられ また 近 年 幼 少 時 の 家 族 内 や 思 春 期 以 降 の 性 的 接 触 による が 増 加 している また これまで 海 外 に 多 いとされていたタイプの 者 が 日 本 でも 増 えており 従 来 のタイプに 比 べると 3 歳 以 降 においても HBV キャリアになる 例 が 増 加 している 日 本 では 年 間 6,000 人 以 上 の 新 規 者 があり B 型 肝 炎 ウイルスによる 肝 がんの 死 亡 者 は 年 間 約 5,000 人 肝 硬 変 による 死 亡 者 数 は 年 間 1,000 人 と 推 定 B 型 肝 炎 ウイルス (HBV) 潜 伏 期 間 平 均 90 日 (45 160 日 ) 経 路 状 予 後 HBV キャリアの 母 からの 垂 直 HBV キャリア 者 の 傷 口 との 接 触 歯 ブラシやカミソリなどの 共 用 に 伴 う 水 平 性 行 為 による 出 生 時 や 乳 幼 児 期 の は 無 候 性 に 経 過 することが 多 いが 持 続 けんたい (HBV キャリア)に 移 行 しやすい 急 性 肝 炎 を 発 した 場 合 は 倦 怠 だん 発 熱 黄 疸 などがみられる まれではあるが 劇 肝 炎 に 発 展 し 死 に 至 る 場 合 もある 急 性 肝 炎 の 多 くは 治 癒 するが 一 部 はキャリアとなり がん またやがて 10 15% は 慢 性 肝 炎 肝 硬 変 肝 癌 へ 進 行 する 治 療 は 急 性 肝 炎 の 場 合 は 対 療 法 が 多 く 慢 性 肝 炎 の 場 合 は 抗 ウイルス 薬 やイ ンターフェロン 療 法 などがある HBV キャリアの 家 族 には 積 極 的 にワクチン 接 種 を 行 う 母 児 予 防 はその 一 環 であり HB 免 疫 グロブリン(HBIG)と HBV ワクチ ンを 用 いて 予 防 する 家 族 内 では 歯 ブラシ カミソリの 共 有 を 避 け る 幼 稚 園 など 不 特 定 多 数 の 幼 児 が 生 活 するところでは 血 液 に 触 れる 場 合 は 使 い 捨 て 手 袋 を 着 用 するなど 医 療 機 関 などで 行 われて いる 標 準 予 防 策 と 同 様 にすることが 必 要 である 急 性 肝 炎 の 急 性 期 でない 限 り 登 校 ( 園 ) 可 能 である HBV キャリ アの 出 席 停 止 の 必 要 はない ただし キャリアの 血 液 に 触 れる 場 合 は 手 袋 を 着 用 するなど 上 記 の 標 準 予 防 策 を 守 ることが 大 切 である 例 外 的 な 場 合 例 えば HBV キャリア 児 が 非 常 に 攻 撃 的 でよくかみ 付 く 全 身 性 の 皮 膚 炎 がある 出 血 性 疾 患 がある 等 血 液 媒 介 を 引 き 起 こすリスクが 高 い 場 合 には 主 治 医 保 育 者 施 設 責 任 者 が 個 別 にそのリスクを 評 価 して 対 応 する 必 要 がある 52 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

のうかしん (15) 伝 性 膿 痂 疹 ( とびひ ) こう か ブドウ 球 菌 などの 皮 膚 によって 紅 斑 水 疱 びらん 及 び 厚 い 痂 皮 ができる 疾 患 夏 期 に 多 く 乳 幼 児 に 好 発 する 主 として 黄 色 ブドウ 球 菌 や A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 Ⅲ 潜 伏 期 間 2 10 日 長 期 の 場 合 もある か 経 路 接 触 痂 皮 にも 性 が 残 っている 状 予 後 こう のう か 紅 斑 を 伴 う 水 疱 や 膿 疱 が 破 れてびらん 痂 皮 をつくる かゆみを 伴 うことがあり 病 巣 は 擦 過 部 に 広 がる ブドウ 球 菌 によるものは 水 か 疱 をつくりやすく A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 は 痂 皮 ができやすい 病 巣 が 広 がると 外 用 薬 更 に 内 服 や 点 滴 による 適 切 な 抗 菌 薬 療 法 を 必 要 とすることがある 皮 膚 を 清 潔 に 保 つことが 大 切 集 団 生 活 の 場 では 予 防 のため 病 巣 を 有 効 な 方 法 で 覆 うなどの 注 意 が 必 要 ワクチンはない のう 出 席 停 止 の 必 要 はないが 炎 状 の 強 い 場 合 や 化 膿 した 部 位 が 広 い 場 合 は 傷 に 直 接 触 らないように 指 導 する 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 53

Ⅲ (16) 伝 性 軟 属 腫 ( 水 いぼ ) 特 に 幼 児 期 に 好 発 する 皮 膚 疾 患 である 半 球 状 に 隆 起 し 光 沢 を 帯 び 中 心 にくぼみ ぞく をもつ 粟 粒 大 から 米 粒 大 (2 5mm) のいぼが 主 に 体 幹 四 肢 にできる 伝 性 軟 属 腫 ウイルス 潜 伏 期 間 主 に 2 7 週 (6 か 月 までのこともある ) 経 路 状 予 後 接 触 主 として 者 への 接 触 による 直 接 であるが タオ ルの 共 有 などによる 間 接 もある すると 自 家 接 種 で 増 加 する 水 いぼの 内 容 物 が 源 となる いぼが 数 個 散 在 する 場 合 や 広 い 範 囲 にわたって 多 発 する 場 合 もあ る 発 生 部 位 は 体 幹 四 肢 特 にわきの 下 胸 部 上 腕 内 側 などの 間 擦 部 では 自 家 接 種 により 多 発 する 傾 向 がある 時 にかゆみがあり かいて 傷 つけることによって 周 囲 に 湿 疹 病 変 を 作 ったり かき 壊 し のうかしん て 膿 痂 疹 を 合 併 したりする 自 然 消 退 する 場 合 もあるが 回 復 まで に6 12か 月 時 に 数 年 を 要 する その 間 に 他 人 にうつしたり 自 家 接 種 で 増 加 したりするため ピンセットで 摘 除 したり 液 体 窒 素 などで 治 療 することもあるが 放 置 して 自 然 治 癒 を 待 つ 場 合 もあ る プールや 水 泳 で 直 接 肌 が 触 れると するため 露 出 部 の 水 いぼは 覆 ったり 処 置 したりしておく タオル ビート 板 浮 き 輪 などの 共 用 を 避 ける ワクチンはない 出 席 停 止 の 必 要 はない しん 54 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

(17) アタマジラミ 頭 皮 に 寄 生 し 頭 皮 に 皮 膚 炎 を 起 こす 疾 患 児 童 に 多 い 誤 解 されることが 多 いが 衛 生 不 良 の 指 標 ではない アタマジラミ ケジラミ ( 主 に 性 交 渉 で し 陰 部 に 寄 生 ) やコロ モジラミ ( 衣 類 に 付 着 し 発 しんチフスを 媒 介 する ) とは 異 なる Ⅲ 潜 伏 期 間 産 卵 からふ 化 までは 10 14 日 成 虫 までは 2 週 間 経 路 状 予 後 接 触 家 族 内 や 集 団 の 場 での 直 接 あるいはタオル くし 帽 子 を 介 しての 間 接 一 般 に 無 状 であるが 吸 血 部 位 にかゆみを 訴 えることがある 治 療 としてはシラミ 駆 除 剤 が 有 効 頭 髪 を 丁 寧 に 観 察 し 早 期 に 虫 卵 を 発 見 することが 大 切 発 見 した ら 一 斉 に 駆 除 する タオル くしや 帽 子 の 共 用 を 避 ける 着 衣 シー ツ 枕 カバー 帽 子 などは 洗 うか 熱 処 理 ( 熱 湯 アイロン ドラ イクリーニング ) する ワクチンはない 出 席 停 止 の 必 要 はない ただし できるだけ 早 期 に 適 切 な 治 療 をす る 必 要 がある 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 55

Ⅲ (18) 疥 癬 疥 癬 虫 の 寄 生 によって 生 じる 通 常 疥 癬 ( 普 通 に 見 られる 疥 癬 )と 角 化 型 疥 癬 (ノルウェー 疥 癬 ) があり 角 化 型 疥 癬 の 方 が 状 や 力 が 強 い 家 庭 内 や 高 齢 者 施 設 内 での 集 団 が 多 く その 結 果 乳 幼 児 に が 拡 大 し 保 育 所 や 幼 稚 園 等 で 問 題 になる ヒゼンダニ ( 疥 癬 虫 ) 雌 成 虫 は 約 400μ 雄 は 雌 の 60% くらいの 大 きさ 卵 は 3 5 日 でふ 化 し 脱 皮 しつつ 幼 虫 若 虫 成 虫 になる 生 活 環 は 10 14 日 である 雌 成 虫 が 表 皮 角 層 にトンネルを 掘 り 進 み 4 6 週 間 に 1 日 2 4 個 産 卵 する 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 して 約 1 2 か 月 角 化 型 疥 癬 は 虫 数 が 多 く 潜 伏 期 も 短 い 通 常 疥 癬 は 肌 と 肌 の 接 触 であるが 寝 具 などを 介 しての も ある 角 化 型 疥 癬 では 寄 生 しているダニ 数 が 多 く 脱 落 した 角 質 でも する こう 通 常 疥 癬 では 体 幹 四 肢 に 丘 しん 紅 斑 がは 種 状 に 出 現 激 烈 な かゆみを 訴 え 特 に 夜 間 に 強 い 陰 部 わきの 下 の 米 粒 大 の 結 節 手 のひら 足 底 手 首 などの 疥 癬 トンネルが 特 徴 的 角 化 型 疥 癬 は しん 全 身 に 皮 疹 が 生 じ 手 のひら 足 底 の 角 質 肥 厚 が 顕 著 である 診 断 は 顕 微 鏡 検 査 によるダニの 証 明 治 療 は 入 浴 清 潔 イオウ 外 用 薬 必 要 時 内 服 薬 も 用 いる リネン 寝 具 を 清 潔 に 保 ち 職 員 を 介 して が 拡 大 しないように 注 意 する ワクチンはない 治 療 を 始 めれば 出 席 停 止 の 必 要 はない ただし 手 をつなぐなどの 遊 戯 行 為 は 避 ける 角 化 型 は 力 が 強 いため 治 癒 するまで 外 出 は 控 える 56 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

(19) 皮 膚 真 菌 1カンジダ 新 生 児 期 乳 児 期 に 好 発 する 皮 膚 疾 患 経 路 カンジダ 多 くの 場 合 カンジダアルビカンス 接 触 Ⅲ 状 予 後 こう 乳 児 寄 生 菌 性 紅 斑 : 乳 児 では 陰 部 又 は 股 間 のオムツ 部 顎 の 下 わ こう のう きの 下 などの 間 擦 部 に 半 米 粒 大 までの 紅 色 丘 しん 水 疱 膿 疱 が 散 在 し 経 過 とともに 破 れ 鱗 屑 ( りんせつ : 表 皮 の 角 質 が 肥 厚 し こう はく 離 したもの ) を 伴 った 湿 潤 紅 斑 局 面 を 作 る 周 囲 の 粃 糠 様 落 屑 ( ひこうようらくせつ : 皮 膚 の 角 質 が 増 して 米 ぬか 様 にはがれる のう けん こと ) 丘 しん 小 膿 疱 は 特 徴 的 である 石 鹸 できれいに 洗 い 抗 真 菌 薬 を 外 用 する 蒸 れや 汗 で しやすいため 清 潔 にする まめにオムツを 替 える ワクチンはない 出 席 停 止 の 必 要 はない 乳 児 のオムツ 交 換 時 に 他 の 児 と 接 触 しな いようにする 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 57

せん 2 白 癬 特 にトンズランス Ⅲ 中 学 生 高 校 生 大 学 生 の 柔 道 相 撲 レスリングなど 格 闘 技 のスポーツ 選 手 に 好 発 する 互 いに 肌 や 頭 部 を 接 触 させる 競 技 の 選 手 たちにまん 延 しており 管 理 する 指 導 者 が 本 疾 患 に 対 する 認 識 を 持 つことが 重 要 が 判 明 すると 試 合 に 出 られなくなると 隠 している 選 手 が 少 なくない 一 人 でも 真 菌 が 発 覚 したら その 一 集 団 全 員 の 早 期 の 検 査 と 早 期 の 治 療 が 必 要 であることについて まずは 指 導 者 への 啓 発 活 動 を 行 うべき である 潜 伏 期 間 経 路 状 予 後 せん トリコフィトン トンズランス ( 白 癬 菌 の 一 種 ) 数 日 から 数 週 間 接 触 せん せん こう 主 には 頭 部 白 癬 と 体 部 白 癬 体 部 ではわきの 下 陰 部 又 は 股 間 の 紅 しん 斑 のほかに 必 ずしも 皮 疹 を 生 じず 皮 膚 表 面 の 擦 過 培 養 で 菌 要 素 せん が 得 られる 例 がある 頭 部 白 癬 では 脱 毛 部 や 毛 髪 がまばらな 部 分 に 菌 の 集 塊 の 黒 色 点 が 見 られる 例 や 重 でケルスス 禿 瘡 ( とくそ う : 頭 部 に 発 生 する 皮 膚 病 時 に 毛 髪 が 抜 け 落 ちる ) 状 態 になる 例 もある 治 療 は 抗 真 菌 薬 の 外 用 や 内 服 特 に 合 宿 生 活 者 には 予 防 投 与 が 必 要 な 場 合 がある 1 練 習 や 試 合 の 終 了 時 できるだけ 早 く 入 浴 又 はシャワーで 体 や けん 頭 を 石 鹸 で 洗 う シャワー 施 設 がない 場 合 は 水 道 の 蛇 口 下 で 頭 を ぬ 洗 い 濡 れタオルで 体 を 清 潔 にする 2 練 習 試 合 に 身 に 着 けてい た 衣 類 はよく 洗 濯 する 部 員 同 士 で 帽 子 シャツ タオルなどの 貸 し 借 りはしない 3 練 習 前 後 に 道 場 体 育 館 の 床 マットなどの しん 念 入 りな 清 掃 が 必 要 4 疑 わしい 皮 疹 のある 生 徒 その 周 囲 の 生 徒 を 皮 膚 科 受 診 させる これは 監 督 者 の 義 務 と 考 える 5 が 判 明 した 場 合 は 試 合 はもちろん 練 習 も 休 ませる ( 全 日 本 柔 道 連 盟 が 提 示 した 予 防 策 ) 早 期 の 検 査 と 治 療 によって 早 く 練 習 試 合 に 回 復 できることの 理 解 も 必 要 である 出 席 停 止 の 必 要 はない ただし 接 触 の 多 い 格 闘 技 の 練 習 試 合 な どは のおそれがなくなるまでは 休 ませる 58 学 校 において 予 防 すべき の 解 説

参 考 情 報 6 学 校 において 予 防 すべき の Q&A Q1. インフルエンザと 普 通 の 風 邪 はどう 違 うのですか 回 答 風 邪 は 様 々なウイルスによって 起 こりますが 普 通 の 風 邪 の 多 くは のどの 痛 み 鼻 汁 せき くしゃみや 咳 などの 状 が 中 心 で 全 身 状 は 余 り 見 られません 発 熱 もインフルエンザ ほど 高 くなく 重 化 することは 余 りありません 一 方 インフルエンザは 38 以 上 の 発 熱 頭 痛 関 節 痛 筋 肉 痛 など 全 身 の 状 が せき 突 然 現 れます 併 せて 普 通 の 風 邪 と 同 じように のどの 痛 み 鼻 汁 咳 などの 状 も 見 ら れます 子 どもではまれに 急 性 脳 を 御 高 齢 の 方 や 免 疫 力 の 低 下 している 方 では 肺 炎 を 併 発 する 等 重 になることがあります なお インフルエンザに 限 らず 普 通 の 風 邪 であっても 正 確 な 体 温 は 重 要 な 情 報 とな り ます 熱 っぽい 体 が 熱 い といった 主 観 的 な 判 断 ではなく 実 際 に 体 温 を 測 るこ とが 大 切 です 状 の 出 始 めはもちろん 経 過 中 また 軽 快 したと 思 われる 場 合 であって も 完 全 によくなるまでは 定 期 的 に 体 温 を 測 るようにしましょう 参 考 6 学 校 に お い て 予 防 す べ き の Q & A Q2. 平 成 21 年 度 に 流 行 した 新 型 インフルエンザは どうなったのでしょうか 回 答 平 成 21 年 度 当 時 の 新 型 インフルエンザ (H1N1)2009 の 流 行 時 には 人 々が 免 疫 を 持 っ ていないため 大 規 模 な 季 節 外 れの 流 行 がおき 新 型 インフルエンザウイルスのみの 流 行 が 広 がり 他 の 亜 型 のウイルスが 流 行 しなかった といった 新 型 インフルエンザに 特 有 の 特 徴 がありました 平 成 22 年 度 においては これら 新 型 インフルエンザ 特 有 の 事 情 は 確 認 されませんでし た このような 状 況 を 踏 まえ 平 成 23 年 3 月 31 日 新 型 インフルエンザについて 通 常 の 季 節 性 インフルエンザとして 扱 い 対 応 も 通 常 のインフルエンザ 対 策 に 移 行 されました 学 校 において 予 防 すべき の 解 説 59

参 考 6 学 校 に お い て 予 防 す べ き の Q & A Q3. インフルエンザワクチンの 接 種 量 及 び 接 種 回 数 は 年 齢 によって 違 いますか 回 答 インフルエンザワクチンの 接 種 量 及 び 接 種 回 数 は 次 のとおりとなっております (1)6 か 月 以 上 3 歳 未 満 の 方 1 回 0.25mL 2 回 接 種 (2)3 歳 以 上 13 歳 未 満 の 方 1 回 0.5mL 2 回 接 種 (3)13 歳 以 上 の 方 1 回 0.5mL 1 回 接 種 1 回 目 の 接 種 時 に 12 歳 で 2 回 目 の 接 種 時 に 13 歳 になっていた 場 合 12 歳 として 考 えて いただいて 構 いません 注 1)13 歳 以 上 の 基 礎 疾 患 ( 慢 性 疾 患 ) があり 著 しく 免 疫 が 抑 制 されていると 考 えられる 方 などは 医 師 の 判 断 で 2 回 接 種 となる 場 合 があります 注 2) 一 部 のワクチンは (1) については 1 歳 以 上 3 歳 未 満 の 方 1 回 0.25mL 2 回 接 種 となります Q4. 家 族 がインフルエンザにり 患 した 場 合 は 児 童 生 徒 に 状 がない 場 合 若 しくは 軽 度 の 発 熱 等 だった 場 合 も インフルエンザの 検 査 をした 方 がいいのでしょうか 回 答 インフルエンザ 迅 速 検 査 は 検 査 に 適 したタイミングがあり また 検 査 に 伴 う 痛 みも あります 検 査 の 限 界 もあることから 迅 速 検 査 のみで 100% インフルエンザと 診 断 で きるわけではありません また 逆 に 家 族 のインフルエンザのり 患 歴 などから 臨 床 的 にインフルエンザと 診 断 されることもあります 検 査 が 必 ず 必 要 というわけではないた め 医 師 等 に 相 談 の 上 適 切 な 対 応 をしてください インフルエンザについての 詳 細 な Q & A については 厚 生 労 働 省 のホームペー ジを 御 参 考 ください 厚 生 労 働 省 ホームページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html 60 学 校 において 予 防 すべき の 解 説