日 本 スラックライン 連 盟 スラックライン 設 置 マニュアル 体 験 者 の 方 達 にも 技 術 指 導 の 前 に しっかり 伝 えて 行 きましょう! 安 全 対 策 委 員 会 2016/01/01 スラックラインの 設 置 方 法 に 関 して
目 次 1. スラックラインについて 2. ラインのセットアップ 3. ラインのバックアップ 4. ラインの 外 し 方 5. 体 育 館 でのセットアップ 6. ダブルラチェットやプーリーでのセットアップ 7. その 他 注 意 事 項 1
1.スラックラインについて スラックラインとは 帯 状 のラインの 上 でバランスをとるスポーツの 総 称 です 一 般 的 に 幅 2.5センチ~5センチのポリエステルで 作 られたラインが 使 われます ラチェットという 道 具 を 使 ってラインを 張 る 方 法 が 一 般 的 な 設 置 方 法 になります 道 具 写 真 2
2.ラインのセットアップ ラインは 基 本 的 に 樹 木 の 間 に 設 置 します 設 置 写 真 ラインを 設 置 する 位 置 にツリーウェアと 呼 ぶ 養 生 を 巻 きます 養 生 写 真 これは 樹 木 とラインを 保 護 する 為 のものなので 必 ず 設 置 しましょう タオルなどを 重 ねて 代 用 する 事 も 出 来 ます ラインを 樹 木 に 巻 き ラチェットを 輪 に 通 します ラチェット 輪 に 通 す 写 真 3
この 時 に 輪 とラインが 接 触 する 部 分 を 谷 折 りにしましょう ラインを 水 平 に 設 置 することができます 谷 折 り 写 真 反 対 側 も 同 様 に 巻 き ラインを 輪 に 通 します 輪 に 通 す 写 真 次 に 二 つの 部 品 を 接 続 します ラチェットの 付 いて 無 い 方 メインラインの 先 端 を 捻 じれの 無 い 様 に 反 対 側 の 樹 木 に 設 置 したラチェットの 穴 に 通 しま す ラチェットの 穴 にラインを 通 す 写 真 ラインのたるみを 取 ってからラチェットのハンドルを 反 復 させラインを 締 めていきましょう 手 でたるみを 取 った 写 真 巻 き 終 わったらラチェットのハンドルを 固 定 位 置 に 戻 して 完 成 です ラチェットロックした 写 真 4
ラインの 中 央 部 分 に 座 り ラインが 地 面 に 触 れるようであれば 更 に 締 めましょう 注 意 事 項 ポイント 直 径 25センチ 以 上 のなるべく 太 い 樹 木 を 選 びましょう 不 意 の 転 倒 時 に 備 え 障 害 物 が 周 囲 に 無 い 場 所 を 選 びましょう 初 心 者 の 方 はラインの 距 離 は 短 く 高 さは 低 く 設 置 することをオススメします 長 さ4メートル 以 下 高 さ30センチ 程 度 で 始 めるのが 良 いでしょう 同 じ 長 さでもラインの 張 りが 強 い 方 が 難 易 度 は 下 がります 難 しければラインの 張 りを 調 節 してください 5
3.ラインのバックアップ 次 に ラインのバックアップについて 説 明 します ラインの 劣 化 痛 みにより 破 断 しラチェットが 飛 んでくる 危 険 性 があります ラインが 破 断 した 場 合 に 備 えてラチェット 側 にバックアップをとりましょう いくつか 方 法 がありますので 次 にご 紹 介 します バックアップ 例 1 設 置 後 に 余 っているラインが 支 柱 を 回 る 場 合 はラインを 支 柱 に 回 し 解 けない 様 に 結 びます バックアップ 写 真 余 っているラインが 支 柱 に 届 かない 場 合 があるので ロープやスリング 等 を 用 意 しておきましょう もやい 結 び やり 方 カット 写 真 バックアップ 例 2 余 っているラインが 無 い 場 合 は ラチェット 本 体 にバックアップをとります ボルト 部 分 に 通 し 緩 まないように 結 びましょう ボルト 通 し 写 真 本 結 び やり 方 カット 写 真 注 意 事 項 ポイント ラチェットの 持 ち 手 が 取 れた 事 例 があるので そこだけにバックアップを 取 るのはやめましょう テンションが 高 い 場 合 は 複 数 のバックアップを 取 るのが 好 ましいでしょう ロープは 8 10.5mm 程 度 の 登 山 レスキュー 用 のしっかりとした 物 を 使 用 しましょう スリングは 表 示 強 度 1トン 以 上 のものを 使 用 しましょう カラビナで 接 続 する 場 合 は 登 山 用 品 などロック 機 能 がある 強 度 の 高 いものを 使 用 しましょう また 鉄 製 (スチール)の 物 を 使 用 しましょう カラビナ 接 続 写 真 シャックルでのバックアップは 振 動 でピンが 抜 ける 外 れるので 危 険 です シャックル 接 続 写 真 6
4.ラインの 外 し 方 ラインを 外 す 時 は 解 除 レバーを 引 きながら ハンドルを 180 開 きます ライン 解 放 写 真 これにより 巻 き 取 り 軸 が 解 除 状 態 になり ベルトがゆるみます 注 意 事 項 ポイント テンションが 高 いライン 解 放 する 場 合 はスローリリースを 使 うと 安 全 に 解 放 することができます スローリリース 写 真 7
5. 体 育 館 でのセットアップ 体 育 館 では 基 本 的 にバレーボールの 支 柱 を 使 って 設 置 します いくつかの 設 置 方 法 をご 紹 介 します 体 育 館 の 許 可 を 得 てから 設 置 しましょう 基 本 設 置 方 法 直 張 り 設 置 写 真 体 育 館 で 設 置 は バレーボールの 様 な 強 度 のある 支 柱 を 使 用 して 設 置 します 弱 いテンションであれば 直 接 設 置 する 事 が 可 能 です フレームを 使 った 設 置 方 法 フレーム 使 い 設 置 写 真 穴 の 強 度 が 弱 い 場 合 高 いテンションをかけるラインを 設 置 する 場 合 は 支 柱 への 負 担 を 減 らす 為 にフレームを 使 用 しま す ラインを 支 柱 の 根 元 に 設 置 し フレームで 高 さを 出 します フレームは 跳 び 箱 等 でも 代 用 ができます 注 意 点 はラインの 角 度 を45 度 以 下 に 設 置 することです 45 度 以 下 写 真 角 度 がキツイと 支 柱 が 引 っ 張 り 上 げられて 抜 けてしまう 恐 れがあります 45 度 以 上 写 真 同 じ 理 由 から ラインは 支 柱 の 根 元 より 少 し 上 のあたりに 設 置 するのが 良 いでしょう 根 元 よりも 上 写 真 複 数 人 同 時 に 楽 しめるセットアップ 複 数 人 用 の 設 置 写 真 設 置 したラインの 間 に 複 数 のフレームを 挟 む 事 で それぞれの 間 が 干 渉 しにくくなり 同 時 に 遊 ぶ 事 が 出 来 ます 8
6.ダブルラチェットやプーリーでのセットアップ トリックラインやロングライン 等 で 設 置 する 場 合 はテンションが 高 くなります テンションの 数 値 写 真 2012 年 のスラクライン W 杯 で 設 置 したラインのテンションは 1029.8kg(1.03t)を 表 示 しています また 選 手 がスラックライン 上 で 跳 ねた 時 の 瞬 間 荷 重 は 1400kg を 示 しました テンションが 高 いのでチョーク 使 いでの 設 置 は 強 度 が 半 減 するのでやめましょう チョーク 設 置 写 真 表 示 強 度 1トン 以 上 のスリングを 使 用 し 必 ずバスケット 使 いでの 設 置 をしましょう 接 続 部 分 はカラビナではなくシャックルを 使 用 しましょう またスリングの 角 度 が60 度 以 下 で 設 置 する 様 にしましょう スリング 使 用 設 置 写 真 注 意 事 項 ポイント テンションが 高 いので 養 生 も 沢 山 しましょう 養 生 使 用 設 置 写 真 9
7.その 他 注 意 事 項 ポイント 安 全 にスラックラインを 楽 しむ 為 に 重 要 な 事 ですので 必 ず 守 りましょう 公 園 等 人 通 りがある 所 での 注 意 事 項 人 通 りのある 導 線 には スラックラインを 絶 対 に 設 置 してはいけません 子 供 自 転 車 バイクなどが 知 らずにスラックラインに 衝 突 すると 大 怪 我 になります ですから ラインを 設 置 したまま その 場 を 離 れる 事 も 厳 禁 です また 通 りかかる 人 が 気 づくように ラインに 目 印 を 垂 らす 気 遣 いも 必 要 です 目 印 写 真 細 い 樹 木 公 共 物 等 への 注 意 事 項 公 園 などでは 細 い 樹 木 や 植 えたばかりで 根 の 張 ってない 樹 木 には 設 置 しないようにしましょう また 必 要 であれば フレームを 使 い 樹 木 への 負 担 を 減 らしましょう フレーム 使 い 設 置 写 真 そして 街 灯 または 電 柱 等 の 公 共 物 には 許 可 なく 絶 対 に 設 置 しないで 下 さい H 鋼 などの 角 張 った 物 へ 設 置 する 場 合 の 注 意 事 項 直 接 ラインを 巻 きつけ 設 置 すると 角 でラインが 切 断 されます 角 張 った 柱 や 物 に 設 置 せる 場 合 は 強 固 に 養 生 コーナープロテクターを 使 用 してラインが 角 で 擦 れるの 防 止 して 下 さい 設 置 写 真 スラックラインの 服 装 足 下 は 底 の 平 らなスニーカーもしくは 裸 足 が 良 いでしょう 靴 下 は 滑 るので 危 険 です またヒールやブーツの 様 な 底 が 平 らでは 無 い 靴 でのスラックラインは 危 険 です 高 度 な 技 を 練 習 する 場 合 ボルダリングマット 等 を 使 用 し 安 全 を 確 保 しましょう マット 写 真 また 体 操 経 験 者 等 がトランポリンや 地 面 でバク 宙 が 出 来 るからと 言 って いきなり 挑 戦 して 怪 我 をするケースが 多 いのです 高 度 な 技 を 練 習 する 場 合 は 必 ず 段 階 を 経 てから 挑 戦 しましょう 見 学 者 はラインの 支 柱 ライン 本 体 から 離 れて 見 学 しましょう ラインのそばにいるとラインに 接 触 する 事 により 双 方 に 危 険 が 及 びます また 万 が 一 ラインが 破 断 した 時 に 備 えてラチェット 付 近 での 見 学 はやめましょう スラックライン 用 具 点 検 ライン スリングの 断 線 ほつれがひどい 場 合 は 使 用 しない カラビナ シャックルの 変 形 の 有 無 のチェック ラインやスリングは 必 ず 経 年 変 化 劣 化 していきます 使 用 開 始 3 年 を 経 過 したものは 破 棄 してください 10
写 真 作 成 変 更 日 内 容 変 更 者 備 考 2013/2/21 作 成 日 高 スラックライン 歩 き 方 HP 引 用 2013/2/23.25 追 記 : 設 置 長 さ 高 さ 服 装 ほか 誤 字 訂 正 日 高 蒲 原 大 山 2013/2/26 H 鋼 設 置 訂 正 日 高 2013/3/21 木 の 保 護 具 画 像 追 加 日 高 2013/3/28 追 記 : 設 置 ラチェットカバーほか 奥 野 日 高 2013/4/9 文 章 訂 正 6. 公 園 設 置 確 認 追 記 内 容 削 除 中 村 日 高 2013/9/13.17 バックアップ 追 記 大 杉 日 高 Heywild Slackline facebook 他 2015/12/21 全 体 的 に 追 加 削 除 訂 正 大 杉 2015/12/25 写 真 追 加 草 刈 11