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Transcription:

本 書 の 操 作 は 主 に Microsoft Windows8.1 Microsoft Excel2013によるものであり お 使 いの バージョンあるいは 環 境 等 によって 本 書 の 操 作 例 と 異 なる 場 合 があります 本 書 に 記 載 されたURL 等 は 執 筆 時 点 のものであり 予 告 なく 変 更 される 場 合 があります 本 書 の 使 用 ( 本 書 のとおりに 操 作 を 行 う 場 合 を 含 む)により 万 一 直 接 的 間 接 的 に 損 害 等 が 発 生 し ても 出 版 社 および 著 者 ( 著 作 権 者 )は 一 切 の 責 任 を 負 いかねますので あらかじめご 了 承 下 さい Windowsの 正 式 名 称 は Microsoft Windows Operating Systemです Microsoft Excel Microsoft SQL Server Microsoft Windows Officeロゴは 米 国 Microsoft Corporation の 米 国 日 本 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です その 他 本 書 に 記 載 されている 会 社 名 製 品 名 などは 一 般 に 各 社 の 商 号 登 録 商 標 または 商 標 です 本 書 は 独 立 の 出 版 物 であり マイクロソフトコーポレーションと 提 携 しているものではなく また マイクロソ フトコーポレーションが 許 諾 後 援 その 他 の 承 認 をするものではありません Microsoft Corporationのガイドラインに 従 って 画 面 写 真 を 使 用 しています 本 書 では および の 記 載 は 省 略 しました

はじめに 社 内 にあるビジネスデータは 宝 の 山 だ! かつて 情 報 を 持 つことは 上 層 階 級 の 特 権 でした 情 報 を 握 っているものが 強 く 戦 い にも 勝 てるのです こうしたこともあって 情 報 は 人 モノ 金 に 続 く 4の 資 源 と 呼 ばれていました その 重 要 性 は 変 わらないものの 今 日 情 報 は 限 られた 人 のものだけではなくなって います 権 限 の 程 度 はあれ 必 要 となる 情 報 は 等 しく 与 えられるようになっています 社 内 業 務 の 多 くはシステム 化 され コンピュータに 蓄 積 されているデータを 容 易 に 入 手 できるのです しかしながら その 情 報 を 有 効 活 用 しているでしょうか 今 では 情 報 を 持 つ こと ではなく 情 報 を 活 用 する ことが 重 要 となっています 今 進 んでいる 方 向 がこれで よいのかを 情 報 は 教 えてくれます いくら 一 生 懸 命 に 仕 事 しても 崖 に 向 かって 全 速 力 で 走 っていては 身 の 破 滅 です ここで 不 可 欠 となるのが データ 分 析 であり Excelの 分 析 テクニックです システ ムから 提 供 されるデータは 通 常 数 字 の 羅 列 であるため ここからビジネスの 警 告 やヒ ントを 把 握 するのは 困 難 です ずいぶん 前 からBI(Business Intelligence)が 必 要 とさ れていますが 専 門 性 が 高 く 一 般 の 社 員 には 習 得 が 困 難 でした しかし Excelさえあ れば 数 字 の 持 つストーリーを 引 き 出 すことができます Excelを 伝 票 作 成 や 報 告 書 作 成 だけに 使 用 していませんか これではExcelの 真 価 を 活 用 しているとはいえません Excelは 簡 単 な 操 作 で 多 彩 なデータ 分 析 ができ そのポテ ンシャルは 驚 くほどです 社 内 にあるビジネスデータは 宝 の 山 です この 宝 の 山 を 生 かさない 手 はありません Excelで 最 大 限 に 宝 の 山 を 活 用 しましょう データ 分 析 は 専 門 家 だけではなく 全 社 員 に 求 められます そして 本 書 がその 実 現 を 強 力 に 支 援 します 2015 年 6 月 鈴 木 光 勇

本 書 の 読 み 方 データ 分 析 の 基 本 データ 分 析 の 重 要 性 は 改 めて 強 調 する 必 要 はないでしょう 皆 様 はその 重 要 性 を 肌 で 感 じ 本 書 を 開 いていることと 思 われます 実 際 企 業 の 業 務 のほとんどはシステム 化 され それらシステムに 蓄 積 されているデータに 容 易 にアクセスできる 時 代 となりました その 気 になれば 誰 でもデータを 活 用 できるのです インターネットなど 情 報 化 社 会 の 進 展 もあり 情 報 収 集 を 得 意 とする 人 も 多 くなっています 莫 大 な 量 の 情 報 がオープンになっており 興 味 のある 情 報 に 手 が 届 くようになりました そこで 多 くの 人 が 戸 惑 うのが 収 集 した 情 報 の 活 用 であり 分 析 です 情 報 を 集 めるのはいいの ですが どうやって 分 析 すればいいのでしょうか と 質 問 する 人 が 多 くあります 本 書 ではその 基 本 的 なステップとして 集 計 異 常 値 の 発 見 見 える 化 を 提 唱 しています 集 計 データを 収 集 したら 一 覧 にして 集 計 することです これをしないことには 分 析 がで きません ここにExcelはとても 大 きな 能 力 を 発 揮 します 異 常 値 の 発 見 一 覧 表 から 異 常 値 を 発 見 します 分 析 の 大 きな 目 的 の1つに 課 題 を 見 つけ その 解 決 策 を 検 討 することがあります 課 題 は 異 常 値 として 現 れます Excelでは 条 件 付 き 書 式 で 異 常 値 を 目 に 訴 える 機 能 が 用 意 されています 見 える 化 見 える 化 とはグラフ 化 のことです グラフ 化 することで 傾 向 をつかんだり 相 関 関 係 をつかんだりすることができます さらに 他 人 への 説 得 材 料 として 使 うことがで きます 集 計 した 表 のままでは 多 くの 場 合 理 解 が 困 難 です 見 える 化 することで データ 活 用 が 可 能 となります 以 上 が 本 書 で 勧 めるデータ 分 析 の 基 本 ですが 企 業 において 対 象 となるデータも 着 目 するポイン トも 異 なることでしょう できれば 業 務 ごとにマニュアル 化 あるいはルーチン 化 して 誰 でもこ の 3ステップを 可 能 にしておくことをお 勧 めします これによって 業 務 に 精 通 している 現 場 の 社 員 のデータ 活 用 が 可 能 となります データ 分 析 が 一 部 のExcelエキスパートの 作 業 になっては データ 分 析 の 継 承 ができず やがて 行 われなくなります 本 書 から 習 得 した 内 容 を 企 業 ごとにルール 化 し 全 社 員 が 活 用 できる 環 境 を 用 意 してください

本 書 でできること 1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 前 ページで 紹 介 した データ 分 析 の 基 本 が 1 部 分 析 の 基 本 をマスターする で 解 説 されてい ます 1 データのインポートと 加 工 に 続 き 2 データの 集 計 抽 出 順 位 付 け では 集 計 方 法 について 説 明 しています 3 異 常 値 を 目 に 訴 える( 条 件 付 き 書 式 ) では 異 常 値 の 見 つけ 方 について 説 明 しています 4 データをビジュアル 化 する(グラフ スパークライン) では データの 可 視 化 について 説 明 しています そして 5 販 売 現 場 での 実 践 では 最 も 身 近 である 販 売 データの 分 析 方 法 について 説 明 しています 目 標 以 下 の 成 績 のアラートを 付 けています 担 当 者 ごとの 売 上 傾 向 をグラフ 化 しています

2 部 ピボットテーブルのテクニックを 学 ぶ ピボットテーブルはクロス 集 計 のための 機 能 で Excelに 用 意 されている 機 能 の 中 でも 高 度 な 部 類 に 入 ります しかし これは 分 析 のための 大 変 強 力 な 機 能 となります ぜひ 習 得 しましょう この 2 部 の 6 ピボットテーブルでクロス 集 計 では ピボットテーブルの 基 本 的 な 分 析 機 能 を 習 得 します 続 いて 7 ピボットテーブルで 売 上 不 振 を 分 析 では 全 社 の 足 を 引 っ 張 っ ている 売 上 不 審 者 の 発 見 方 法 を 習 得 します ピ ボットテ ー ブ ル の 例 売 上 不 審 者 が 特 定 されました

3 部 ビッグデータ 分 析 に 挑 戦 する 今 ビッグデータが 話 題 となっています ビッグデータとは 通 常 のコンピュータでは 扱 えないよう な 途 方 もなく 大 きなデータのことです 現 在 ではビッグデータ 分 析 専 門 の 設 備 やデータサイエン ティストというスペシャリストも 登 場 して います しかし マイクロソフト 社 では 社 員 全 員 がビッグデータを 分 析 できるよう PowerBI を 開 発 しま した ぜひ 挑 戦 してみましょう この 3 部 の 8 Power BIで 全 員 参 加 のデータ 分 析 で は このPowerBIの 操 作 方 法 を 説 明 しています 続 く 9 データ マイニング アドインを 活 用 する では SQL Server の 機 能 データ マイニング アドインの 操 作 方 法 を 説 明 しています アドインとして 用 意 されているPowerBIでビッグデータ 分 析 データ マイニング アドインで 売 上 予 測

CONTENTS はじめに 目 次 本 書 の 読 み 方 / 本 書 でできること サポートページ のご 案 内 1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 1 1 データのインポートと 加 工 3 1-1 テキストファイルを 読 み 込 む 4 1-2 日 付 を 加 工 する 9 年 月 日 を 結 合 する[CONCATENATE 関 数 ] 10 文 字 列 の 日 付 をシリアル 値 に 変 換 する[DATEVALUE 関 数 ] 17 1-3 住 所 を 結 合 する[& 演 算 子 ] 22 1-4 姓 名 を 分 ける 25 名 字 だけを 取 り 出 して 表 示 する[LEFT 関 数 ] 26 区 切 り 位 置 で 名 字 と 名 前 を 分 ける 31 1-5 文 字 を 加 工 する 35 半 角 のカタカナを 全 角 にする[JIS 関 数 ] 36 置 換 で 電 話 番 号 を 統 一 する 41 コラム ビジネス 分 析 のサイクルとボトルネック 44 2 データの 集 計 抽 出 順 位 付 け 47 2-1 表 をテーブルに 変 換 する 48 一 般 的 な 表 (データ 範 囲 )をテーブルに 変 換 する 49 テーブルのスタイルを 変 更 する 51 フィルタ ドロップダウン リスト ボックスを 解 除 / 再 設 定 する 53 テーブルを 元 のデータ 範 囲 に 戻 す 55 2-2 確 認 したい 順 にデータを 並 べ 替 える 57 成 績 順 に 並 べ 替 える 58 オリジナルの 並 べ 替 え 基 準 で 並 べ 替 える 60 i

ビッグデータにも 挑 戦! Excelではじめるビジネスデータ 分 析 2-3 見 たいデータを 抽 出 する 65 担 当 者 名 で 抽 出 する 67 成 績 トップ3/ワースト3を 抽 出 する 69 売 上 200 万 円 以 上 を 抽 出 する 71 平 均 より 上 / 平 均 より 下 を 抽 出 する 73 2-4 集 計 する 76 テーブルに 集 計 行 を 付 ける 77 他 のセルの 集 計 も 指 定 する 79 テーブルに 集 計 列 を 付 ける 81 順 位 を 確 認 する 85 コラム 分 析 サイクルのボトルネックを 解 消 するには 90 3 異 常 値 を 目 に 訴 える( 条 件 付 き 書 式 ) 93 3-1 売 上 の 少 ない 担 当 者 に 色 を 付 ける 94 売 上 の 多 い/ 少 ない 担 当 者 に 色 を 付 ける 96 新 しい 色 を 設 定 する 98 3-2 クイック 分 析 で 素 早 く 分 析 する 101 クイック 分 析 で 売 上 の 少 ない 担 当 者 に 色 を 付 ける 102 クイック 分 析 の 合 計 機 能 を 利 用 してみる 104 3-3 平 均 値 と 比 較 する 106 平 均 よりも 下 または 上 の 数 値 を 目 立 たせる 107 3-4 目 標 未 満 の 成 績 にアラートを 設 定 する 109 目 標 未 満 の 成 績 にアラートを 設 定 する 110 3-5 数 値 の 大 小 を 目 に 訴 える 115 合 計 値 にデータバーを 付 ける 116 合 計 値 に 赤 信 号 を 付 ける 118 ルールをクリアする 120 ii

CONTENTS 4 データをビジュアル 化 する(グラフ スパークライン) 121 4-1 グラフの 編 集 122 グラフを 作 成 する 124 データ 系 列 の 行 と 列 を 置 き 換 える 126 データ ソースを 変 更 する 127 グラフの 種 類 を 変 更 する 129 4-2 グラフの 特 性 を 理 解 する 131 順 位 を 確 認 する 133 傾 向 を 見 る 136 内 訳 を 確 認 する 138 4-3 スパークラインでセル 内 に 変 化 を 表 示 する 140 スパークラインを 表 示 する 141 他 の 行 と 同 じ 基 準 で 表 示 する 144 最 大 値 や 最 小 値 の 位 置 を 示 す 146 スタイルを 変 える 148 コラム ビジネスデータ 分 析 は 東 西 雪 解 けから? 149 5 販 売 現 場 での 実 践 151 5-1 顧 客 の 重 要 度 を 把 握 する(ABC 分 析 ) 152 売 上 高 で 並 べ 替 える 153 累 積 売 上 高 を 計 算 する 154 構 成 費 を 計 算 する 156 ランク 付 けをする 158 5-2 商 品 の 位 置 付 けを 確 認 する(PPM 分 析 ) 160 バブルチャートグラフを 作 成 する 161 横 軸 を 反 転 させる 163 バブルに 名 前 を 入 れる 165 分 類 を 入 力 する 167 5-3 損 益 分 岐 点 を 計 算 する 169 損 益 分 岐 点 を 求 める 171 損 益 分 岐 点 をグラフ 化 する 173 損 益 分 岐 点 をシミュレーションする 176 iii

ビッグデータにも 挑 戦! Excelではじめるビジネスデータ 分 析 2 部 ピボットテーブルで 売 上 分 析 179 6 ピボットテーブルでクロス 集 計 181 6-1 ピボットテーブルを 作 成 する 182 ピボットテーブルを 作 成 する 184 フィールドを 移 動 する 188 フィールドの 追 加 と 削 除 191 見 たいデータを 抽 出 する 194 6-2 ピボットテーブルの 集 約 とグラフ 化 198 グループ 化 してデータを 集 約 する 200 グラフにして 分 析 する 204 グラフを 編 集 する 206 グラフの 種 類 を 変 更 する 208 6-3 ピボットテーブルで 集 計 並 べ 替 え 210 データを 集 計 する 212 集 計 方 法 を 変 更 する 215 確 認 したい 順 に 並 べ 替 える 217 コラム 売 上 データは 集 約 から 明 細 へ 219 7 ピボットテーブルで 売 上 不 振 を 分 析 221 7-1 異 常 値 の 検 出 222 ワースト3を 抽 出 する 223 ノルマ 未 達 成 の 担 当 者 名 を 抽 出 する 225 タイムラインを 挿 入 する 227 7-2 ピボットテーブルで 売 上 低 下 の 犯 人 捜 し 231 売 上 低 下 の 原 因 となった 支 店 を 捜 す 234 売 上 低 下 の 原 因 となった 担 当 者 を 捜 す 238 売 上 低 下 の 原 因 となった 得 意 先 を 捜 す 241 売 上 低 下 の 原 因 となった 商 品 を 捜 す 243 エジプト 綿 スリッパを 疑 う 246 iv

CONTENTS 3 部 ビッグデータ 分 析 に 挑 戦 する 249 8 Power BIで 全 員 参 加 のデータ 分 析 251 8-1 Power BIでビッグデータ 分 析 252 ビッグデータとは 252 ビッグデータを 全 社 員 に PowerBI 253 8-2 PowerPivotでデータモデリング 254 データを 関 連 付 ける 256 テーブル 間 のリレーションシップを 作 成 する 259 売 上 金 額 を 計 算 する 262 階 層 を 追 加 する 264 分 析 に 使 用 しない 列 を 非 表 示 にする 267 8-3 Power Viewでデータを 視 覚 化 270 分 析 用 シートを 作 成 する 271 店 舗 の 売 上 推 移 を 確 認 する 272 売 上 をリードしている 店 舗 はどこだ? 275 売 れている 商 品 はどれだ? 278 地 図 上 にデータをマッピングする 284 9 データ マイニング アドインを 活 用 する 287 9-1 データ マイニング アドインとは 288 9-2 自 転 車 を 購 入 する 人 はどんな 人?( 主 要 な 影 響 元 を 分 析 ) 290 9-3 顧 客 をタイプ 別 にグループ 分 けしたい(カテゴリの 検 出 ) 293 9-4 空 白 のデータを 埋 めるには?( 例 の 全 体 適 用 ) 298 9-5 異 常 なデータを 除 外 する( 例 外 の 強 調 表 示 ) 301 9-6 売 上 を 予 測 する( 予 測 ) 304 9-7 通 勤 距 離 がどれだけ 増 えれば 自 転 車 を 購 入 するか? (シナリオ 分 析 -ゴールシーク) 307 9-8 通 勤 距 離 が1マイル 以 内 になったら 自 転 車 を 購 入 するか? (シナリオ 分 析 -What-IF) 311 コラム 売 上 予 測 の 導 入 例 315 v

ビッグデータにも 挑 戦! Excelではじめるビジネスデータ 分 析 付 録 317 付 録 1 Power BIを 使 えるようにする 318 1 Power Queryをインストールする 318 2 Power Mapをインストールする 322 3 PowerPivotアドインを 組 み 込 む 326 付 録 2 データ マイニング アドインを 使 えるようにする 328 1 Microsoft SQL Server 2012 Enterprise Editionの 評 価 版 をインストールする 328 2 データ マイニング アドインをインストールする 338 3 サーバーを 構 成 する 341 4 データベースに 接 続 する 345 索 引 349 vi

1 部 分析の基本を マスターする 1 データのインポートと加工 2 データの集計 抽出 順位付け 3 異常値を目に訴える 条件付き書式 4 データをビジュアル化する グラフ スパークライン 5 販売現場での実践

1部 分析の基本をマスターする 1 データの インポートと加工 このでは 分析の対象となるデータをインポートし 分析しやす いように加工します 複数の業務システムからデータをダウンロー ドして必要となるのが テキストファイルの読み込みとデータの 統一なのです 分析を始める前に このインポートと加工で挫折し てしまう人が多いため 特にこのを設けました 1-1 テキストファイルを読み込む 1-2 日付を加工する 年月日を結合する CONCATENATE関数 文字列の日付をシリアル値に変換する DATEVALUE関数 1-3 住所を結合する & 演算子 1-4 姓名を分ける 名字だけを取り出して表示する LEFT関数 区切り位置で名字と名前を分ける 1-5 文字を加工する コラム 半角のカタカナを全角にする JIS関数 置換で電話番号を統一する ビジネス分析のサイクルとボトルネック

1部 分析の基本をマスターする 1 1-1 テキストファイルを読み込む 2 分析対象となるテキストファイルを Excel で読み込みます 用語 3 テキストファイル テキストファイルとはテキストだけで構成されているファイルのことです 読み込 みには独特の手順が必要です CSV ファイル カンマで区切られ 拡張子が csv となっているファイルです 多くの業務シス 4 テムは CSV 形式でのエクスポート機能が用意されており Excel に読み込むこと ができます CSV ファイルもテキストファイルに含まれます 5 データのインポートと加工 4 ここでできること CSVファイルをExcelで読み込む

1部 分析の基本をマスターする 1 3 ル をクリックします リックし テキストファイ 2 デ ータの 取り込 み をク ❶ デ ー タ タ ブ の 外 部 操作 4 5 ❶ テ キ ストファイ ル の イン ポート ダイアログボックス が開きます ❷フォルダと読 み 込むファ ❸ インポート をクリックし ます ❸ データのインポートと加工 イルをクリックします ❷ 5

1部 分析の基本をマスターする 1 テキストファイルウィザード ダイアログが開きます 2 ❹ カンマやタブなどの区切 りによってフィールドに区 3 切られたデータ をチェッ ❹ クします ❺ 次へ をクリックします 4 5 ❺ フィー ルドの 区 切り文 字を 設定します ❻ カンマ のチェックボック スをチェックします ❻ ❼ 次へ をクリックします データのインポートと加工 6 HINT 空 白 で 区 切りた い 場 合 は スペ ース のチェックボッ クスをチェックします ここまで ❼

1部 分析の基本をマスターする 3 ❾ 完了 をクリックします ❽ のままにしておきます 2 す ない場合は G/標準 ドとデータ形式を選択しま ある場合は そのフィール 1 ❽指定したいデータ形式が 4 5 ❾ OK をクリックします データのインポートと加工 7

1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 1 2 3 4 5 指 定 のテキストファイルが 開 きました CSVファイルをダブルクリッ クして いきなりExcelで 開 くこともできます ただし Windowsの 設 定 でCSV ファイルにExcelが 関 連 付 けられている 場 合 に 限 りま す その 場 合 CSVファイル は の 形 で 表 示 されます CSVファイルをダブルク リック デ ー タ の イ ン ポ ー ト と 加 工 Excelで 開 きました 8

1部 分析の基本をマスターする 2 3 ここでできること 1 テキストから表を作成する場合 日付も修正が必要になることがあります シリアル値 に変換したり書式を設定したりする作業が求められます 1-2 日付を加工する 4 5 年月日を結合する 文字列の日付をシリアル値に変換する データのインポートと加工 9

1部 分析の基本をマスターする 1 年月日を結合する CONCATENATE関数 2 別々のセルに入っているセルデータ年月日を CONCATENATE 関数で1つのセルに表 示します 3 用語 関数 複 雑な一連のデータ処理を簡単に実行するための機能です 関数を利用するには 数式を記 述する必要があり その決まり事が 書式 です 4 書式は 関数 と 引数 で構成されます CONCATENATE 関数 複数のセルの文字列を結合します 年月日がバラバラのセルに入っていた り 姓名が 2 つのセルに分かれて入力されている場合があります これら 5 を1つのセルにまとめて表示するのが CONCATENATE 関数です 書式 CONCATENATE 文字列 1 文字列 2... 文 字列 1 文字列 2... 1つにまとめる文字列を指定します 引数 は 1 30 個まで指定できます 操作 ❷ 列を挿入します ❶F列を選択します ❷ ホーム タブの セル で 挿 入 の 表 示 形 式 に よっては 続 けて セ ル の 挿 入 の ア イ コ ン をク リックします データのインポートと加工 10 メモ 表示画面サイズによっては アイコン等の表示形式 表 示位置等が異なる場合があ ります 以下も同様です ❶

1部 分析の基本をマスターする 1 選択した位置に列が挿入さ れます 2 3 4 5 CONCATENATE 関数を 入力します ❹ ❸セル F1 をクリックします ❸ ❹数式バーの 関数の挿入 をクリックします データのインポートと加工 11

1部 分析の基本をマスターする 1 関 数 の 挿 入 ダ イアログ ボックスが表示されます 2 ❺ ❺ 関数の検索 ボックスに ❻ 結合 と入力します 3 ❻ 検 索 開 始 をクリックし ます 4 5 ❼ 関 数 名 ボ ッ ク ス の CONCATENATE を クリックします ❽ OK をクリックします HINT 関数の検索 ボックスに使い たい関数の種類や関連用語 データのインポートと加工 関数を簡単に検索できます HINT CONCATENATE 関数は 数式 タブの 関数ライブ ラリ で 文字列操作 の右端 にある下向き矢印をクリック して CONCATENATE をクリックすることでも入力 できます 12 ❼ を入力することで 該当する ❽

1部 分析の基本をマスターする ボックスが表示されます 1 関 数 の 引 数 ダ イアログ カーソルのあることを確 3 認して セル C1 をクリッ クします ❾ 文 字 列 1 ボック ス に 2 ❾ 4 5 文字列1 ボックスに C1 と表示されました 文字列2 ボックスに / を入力します 文 字 列 2 ボックスにカー ソルを移 すと 文字列3 ボックスが表示されます データのインポートと加工 13

1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 1 2 3 [ 文 字 列 3]ボックスに カ ー ソ ル を 置 い て セ ル D1 をクリックします [ 文 字 列 4]ボックスに / を 入 力 します 4 5 [ 文 字 列 5]ボックスに カ ー ソ ル を 置 い て セ ル E1 をクリックします [OK]をクリックします デ ー タ の イ ン ポ ー ト と 加 工 14

1部 分析の基本をマスターする れました 1 セルF 1に年 月日が入 力さ 幅を広くします 2 全体が見えるようにセル 3 5 は文字列の入力を意味しま が数式です 数式内の と表 示されています これ 4 =CONCATENATE C 1 " / " D 1 " / " E 1 数 式 ボ ッ ク ス に メモ す ここでは 年月日の間を / で区 切ることを示して います オートフィルを利用して 入 力した 数 式 を I 列 全 体にコ ピーします セル右下のボッチをダブ ルクリックします データのインポートと加工 15

1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 1 2 F 列 に 年 月 日 が 入 力 されま した 3 4 5 デ ー タ の イ ン ポ ー ト と 加 工 16

1部 分析の基本をマスターする 1 文字列の日付をシリアル値に変換する DATEVALUE関数 2 DATEVALUE 関数で日付をシリアル値に変換して 日付の書式を設定できるようにし ます 3 DATEVALUE 関数 日付の数値をシリアル値に変換します Excel の日付データは 1900 年 1 せん CONCATENATE 関数でセルを結合しただけの文字データでは 日 逆にいうと日付の書式を設定できるのは このシリアル値でなければいけま 5 いいます 4 な数値データです たとえば 2010 年 5 月 5 日 は Excel 上では 40303 という数値データに過ぎません この数値データのことを シリアル値 と 月 1 日を 1 として それから何日たっているかを示しているだけの単純 用語 付書式を設定できないのです DATEVALUE 関数は 1966/8/30 の形式で入力された文字列をシリ アル値に変換します 書式 DATEVALUE 日付文字列 日付文字列 日付を表す文字列を Excel の組み込みの日付表示形 式で指定します 操作 ❷ ❶セル F1 をクリックします ❷ ホーム タグの 数値 で ❶ 表示形式 ボックスの右 端にある下向き矢印をク リックします ❸ 長い日付形式 をクリッ クします データのインポートと加工 ❸ 17

1部 分析の基本をマスターする 1 書式が反映されません こ れはセル F 1 のデータが 2 日付データ シリアル値 に なっていないからです 3 4 列を挿入します 5 ❹G列を選択します ❺ ホーム タブの セル で 挿 入 の ア イ コ ン をク リックします データのインポートと加工 18 ❺ ❹

1部 分析の基本をマスターする 1 選択した位置に列が挿入さ れます ❼ 数 式 ボ ッ ク ス に 3 キーを押します =DATEVALUE F 1 と入 力し v ❻セル G1 をクリックします 2 ❻ 4 ❼ にある下 向き矢 印をクリッ 5 ラリ で 日付/時刻 の右端 数式 タブの 関数ライブ HINT クして DATEVALUE を クリックすることでも関数を 入力できます シリアル値となり 操作②で 設定した 長い日付形式 が 有効になりました データのインポートと加工 19

1部 分析の基本をマスターする 1 オートフィルを利用して 入 ❽ 力した 数 式 を I 列 全 体にコ 2 ピーします ❽セル右下のボッチをダブ 3 ルクリックします G列に年月日が入力されま した 4 5 編集元のセルを非表示にし ます ❾C F列を選択します ホーム タブの セル で 書式 の右端にある下向 き矢印をクリックします 非表示/再表示 をポイン トして 列を表示しない をクリックします データのインポートと加工 20 ❾

1 部 分 析 の 基 本 をマスターする C F 列 が 非 表 示 になりま した 再 表 示 するには 非 表 示 に なった 列 を 含 む 列 を 選 択 し て [ホーム]タブの[セル]で [ 書 式 ]の 右 端 にある 下 向 き 矢 印 をクリックし [ 非 表 示 / 再 表 示 ]-[ 列 の 再 表 示 ]を クリックします 1 2 3 4 5 デ ー タ の イ ン ポ ー ト と 加 工 21

1部 分析の基本をマスターする 1 1-3 住所を結合する & 演算子 2 CONCATENATE 関数に続いて 今度は & 演算子 でセルを結合します ここでは 複数に分かれた住所を結合します 3 ここでできること 4 5 セル G1とH1の住所を結合する データのインポートと加工 22

1部 分析の基本をマスターする vキーを押します 3 ❶ ❷ 2 = G 1 & H 1 と入 力し ❷ 数 式 ボ ッ ク ス に ❶セル I1 をクリックします 1 操作 4 5 セル G1とH1の住所が結 合されました ❸ オートフィルを利用して 入 力した 数 式 を I 列 全 体にコ ピーします ❸セルI1右下のボッチをダ ブルクリックします データのインポートと加工 23

1 部 分 析 の 基 本 をマスターする 1 2 I 列 に 結 合 された 住 所 が 入 力 されました 3 4 5 デ ー タ の イ ン ポ ー ト と 加 工 24