Web-based Signage 端 末 性 能 要 件 Release Candidate Rev. 2016 年 3 月 11 日 作 成 : Web プラットフォーム 性 能 ベンチマーク 検 討 会 発 行 : 慶 應 義 塾 大 学 SFC 研 究 所 先 端 ウェブアーキテクチャ ラボ 1
目 次 1 性 能 要 求 条 件 の 概 要...4 1.1 性 能 評 価 の 範 囲...4 1.2 評 価 の 方 針...5 2 適 合 要 件 の 分 類 と 性 能 評 価...6 3 解 像 度...7 3.1 小 密 度 型...7 3.2 中 密 度 型...7 3.3 高 密 度 型...8 4 ストレージ...9 4.1 キャッシュ 型...9 4.2 蓄 積 型...10 4.3 大 容 量 蓄 積 型...10 5 描 画 速 度...11 5.1 低 速 型...13 5.2 中 速 型...13 5.3 高 速 型...13 6 並 行 処 理...14 6.1 シングル 型...14 6.2 マルチ 対 応 型...14 7 ビデオ 再 生...15 7.1 少 機 能 型...16 7.2 中 機 能 型...16 7.3 高 機 能 型...16 8 オーディオ 再 生...17 2
8.1 少 機 能 型...18 8.2 高 機 能 型...18 9 再 生 開 始 遅 延...19 3
1 性 能 要 求 条 件 の 概 要 本 文 書 は Web-based Signage(ウェブ/HTML5 技 術 に 基 づくデジタルサイネージ) 普 及 を 目 的 に Web-based Signage に 求 められるプレーヤー 端 末 の 性 能 に 関 して ウェブ/HTML5 技 術 関 連 の 要 求 条 件 を 整 理 したものである 本 文 書 では 3 章 から10 章 に 各 要 求 条 件 が 定 義 されている 各 要 件 ごと の 評 価 テスト 手 順 については Web-based Signage テストスペック 文 書 に 記 されている 1.1 性 能 評 価 の 範 囲 Web-based Signage は コンテンツを 管 理 する CMS(コンテンツ 登 録 やプレイリストなどを 管 理 ) コンテンツを 配 信 する CDN( 配 信 クラウドとネットワーク) そして コンテンツを 再 生 する 端 末 から 構 成 さ れる 本 資 料 は これら Web-based Signage システム 全 体 のうち 端 末 を 評 価 の 対 象 にする 端 末 は 以 下 の 要 素 で 構 成 される ハードウェア 物 理 的 に 端 末 を 構 成 する 構 成 要 素 を 指 す 具 体 的 には パネル SoC(CPU, GPU, メモリなど) 入 出 力 インタ フェース(HDMI, USB, 電 源 など)で 構 成 される オペレーティングシステム Web-based Signage として 端 末 ハードウェアを 利 用 するためにインストールされる 基 本 ソフトを 指 す 具 体 的 には Windows, Android, ios, Linux, FreeBSD, Firefox OS などを 指 す ブラウザーランタイム HTML, CSS, JavaScript などの Web 標 準 技 術 を 動 作 させることができるアプリケーション 基 盤 を 指 す 具 体 的 に はウェブブラウザーを 指 すが 必 ずしも 一 般 的 なウェブブラウザーである 必 要 はない 例 えば Android の WebView など ランタイムとして 用 意 された 環 境 も 含 む JS プレーヤー プレイリストに 基 づいてコンテンツを 再 生 するためのアプリケーションを 指 す Web-based Signage では ブラウザーラ ンタイム 上 で 動 作 するウェブアプリケーションとして 作 られる 具 体 的 には HTML, CSS, JavaScript を 駆 使 して 開 発 される コンテンツ コンテンツは JS プレーヤー 上 で 表 示 または 実 行 され サイネージ 端 末 の 前 にいるユーザーに 見 えるものである コンテ ンツは 単 体 画 像 動 画 または ウェブアプリケーションとして 制 作 される 中 には これらコンテンツを 表 示 しつつ 音 声 を 再 生 するものも 存 在 する 4
本 資 料 の 性 能 評 価 の 対 象 である 端 末 とは 上 記 構 成 要 素 のうち ハードウェア オペレーティングシステ ム ブラウザーランタイムまでを 意 味 する また 本 性 能 評 価 は これら 構 成 要 素 を 個 別 に 評 価 するのではなく これらを 組 み 合 わせた 状 態 つま り 実 際 の 端 末 商 品 として 総 合 的 に 評 価 することとする なお ウェブ/HTML5 技 術 を 使 ったサイネージ 端 末 のうち ネットワーク 接 続 を 有 しない または ネット ワーク 接 続 を 有 するもののネットワークを 使 わずにコンテンツを 再 生 するスタンドアローン 型 のサイネージ 端 末 (USB ストレージに 保 存 したコンテンツを 再 生 するタイプの 端 末 )は 評 価 の 対 象 外 とする 本 性 能 要 件 文 書 の 記 載 対 象 は ウェブ/HTML5 の 表 示 関 連 の 性 能 のみに 絞 っている 例 えば 長 期 安 定 性 (ハングアップしないこと)やタスクスケジューラ 関 連 など サイネージ 端 末 に 対 する 一 般 的 な 要 件 については 対 象 としない また 外 部 デバイスとの 連 携 機 能 (デバイス API など)については 現 状 のブラウ ザでの 実 装 状 況 をかんがみ 本 版 では 対 象 としていない 1.2 評 価 の 方 針 Web-based Signage の 用 途 は 多 岐 にわたる 必 ずしも 端 末 が 本 資 料 の 性 能 要 求 条 件 すべてを 満 たす 必 要 はない そのため 本 資 料 では 端 末 を 単 一 的 なレベル 評 価 ではなく 性 能 レベルを 端 末 の 用 途 に 応 じた 適 合 用 途 として 分 類 し それぞれの 適 合 要 件 を 定 義 することとする 5
2 適 合 要 件 の 分 類 と 性 能 評 価 端 末 の 本 評 価 要 件 では まず 評 価 分 類 を 定 義 し その 評 価 分 類 ごとに 性 能 を 軸 とした 適 合 分 類 に 端 末 を 分 類 する 分 類 の 概 要 は 下 表 のとおり 分 類 表 評 価 分 類 適 合 分 類 説 明 解 像 度 小 密 度 型 離 れた 場 所 から 見 ることを 前 提 にした 旧 来 型 のサイネージを 指 す 小 さな 文 字 を 表 示 するコンテン ツには 向 かない 中 密 度 型 至 近 距 離 から 見 られることを 前 提 に 小 さな 文 字 ( 映 画 の 字 幕 より 小 さい 文 字 )でも 明 瞭 に 読 めるレベルのサイネージを 指 す また パネルのサイズが 小 さければ ブランディングを 重 視 したコンテ ンツにも 使 われる 高 密 度 型 ブランディングやリアリティを 重 視 したコンテンツを 表 示 できるレベルのサイネージを 指 す ストレージ キャッシュ 型 コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 しない 端 末 を 指 す 蓄 積 型 コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 する 端 末 を 指 すが 保 存 サイズ が 小 さいものを 指 す 大 容 量 蓄 積 型 コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 する 端 末 を 指 すが 保 存 サイズ が 大 きいものを 指 す 描 画 速 度 低 速 型 ティッカー ウェブコンテンツアニメーション 全 画 面 遷 移 ( 移 動 やフェード)などのレンダリングにお いて 誰 が 見 てもコマ 落 ちしているのが 良 く 分 かるレベル 静 止 画 しか 表 示 しないケースにおいては 低 速 型 で 十 分 対 応 可 能 中 速 型 ティッカー ウェブコンテンツアニメーション 全 画 面 遷 移 ( 移 動 やフェード)などのレンダリングにお いて 違 和 感 がないレベル 高 速 型 ティッカー ウェブコンテンツアニメーション 全 画 面 遷 移 ( 移 動 やフェード)などのレンダリングにお いて 一 般 の 人 がコマ 落 ちに 全 く 気 づけないレベル 並 行 処 理 シングル 型 同 時 並 行 処 理 に 効 果 が 無 い 端 末 を 指 す 静 止 画 を 表 示 するだけのシンプルな 用 途 であればこ れで 十 分 といえる マルチ 対 応 型 同 時 並 行 処 理 をサポートする 端 末 を 指 す 並 行 処 理 が 発 生 しても 動 画 やアニメーションの 再 生 を 妨 げることがないレベル ビデオ 再 生 少 機 能 型 ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 より 小 さいサイズのビデオであれば 再 生 できるレベル 中 機 能 型 ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 のビデオを 全 画 面 で 再 生 できるレベル 高 機 能 型 ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 のビデオを 全 画 面 で 再 生 できるだけでなく 縮 小 または 拡 大 表 示 回 転 表 示 移 動 表 示 したまま 再 生 できるレベル オーディオ 再 生 少 機 能 型 単 にオーティオを 再 生 できるレベル 高 機 能 型 オーディオの 生 成 合 成 再 生 エフェクトなどに 対 応 したレベル 再 生 開 始 遅 延 低 速 型 再 生 開 始 コマンドを 送 ってから 実 際 に 再 生 が 開 始 されるまでの 遅 延 がある 程 度 以 上 存 在 するも の 高 速 型 再 生 開 始 コマンドを 送 ってから 実 際 に 再 生 が 開 始 されるまでの 遅 延 が 小 さいもの 6
3 解 像 度 解 像 度 の 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 小 密 度 型 中 密 度 型 高 密 度 型 評 価 基 準 ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 で 720P 相 当 (1280 720 ピクセル) 以 下 の 解 像 度 のものを 指 す ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 で 720P 相 当 (1280 720 ピクセル)より 大 きく 1080P 相 当 (1920 x 1080 ピクセル) 以 下 のものを 指 す ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 で 1080P 相 当 (1920 x 1080 ピクセル)を 超 えるものを 指 す ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 は ブラウザーに 割 り 当 てられるビデオメモリーのサイズに 依 存 す る また 解 像 度 を 高 くするには ブラウザーランタイムが GPU アクセラレーションをサポートしないと 期 待 通 りのパフォーマンスを 上 げることができない 本 項 目 は ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 の 大 きさによって 分 類 する すべての 端 末 が 本 分 類 のいずれかに 属 する 3.1 小 密 度 型 離 れた 場 所 から 見 ることを 前 提 にした 旧 来 型 のサイネージを 指 す 小 さな 文 字 を 表 示 するコンテンツには 向 かない 具 体 的 には ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 で 720P 相 当 (1280 720 ピクセル) 以 下 の 解 像 度 を 指 す この HD 相 当 の 解 像 度 は 一 般 的 なサイネージの 用 途 として もっとも 普 及 している 解 像 度 であり ほとんどのライトウェイトのデジタルサイネージの 用 途 として 十 分 なサイ ズである 3.2 中 密 度 型 至 近 距 離 から 見 られることを 前 提 に 小 さな 文 字 ( 映 画 の 字 幕 より 小 さい 文 字 )でも 明 瞭 に 読 めるレ ベルのサイネージを 指 す また パネルのサイズが 小 さければ ブランディングを 重 視 したコンテンツにも 使 わ れる 具 体 的 には ブラウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 で 1280x720 を 超 えて 1080P(フル HD) 相 当 (1920 1080 ピクセル) 以 下 のものを 指 す 中 密 度 型 は 小 密 度 型 と 比 べて 詳 細 なピクセル 表 現 が 可 能 となり とりわけ 近 い 距 離 なら 小 さな 文 字 でも 明 瞭 に 読 み 取 れる フロア 案 内 などのメッセージボードにも 活 用 が 可 能 である また 42 インチ 程 度 のパネルであれば ブランディングを 重 視 したコンテンツにも 十 二 分 に 活 用 できる 7
中 密 度 型 は 直 近 の Web-based Signage では 必 須 の 機 能 となっていくと 考 えられる 3.3 高 密 度 型 ブランディングやリアリティを 重 視 したコンテンツを 表 示 できるレベルのサイネージを 指 す 具 体 的 には ブラ ウザーランタイムのビューポート 解 像 度 が 画 素 数 換 算 でフル HD 相 当 (1920 1080 ピクセル)を 超 えるものを 指 す 高 密 度 型 は 大 型 パネルを 使 いつつも 粗 が 目 立 たない また パネルのサイズが 小 さければ 本 物 と 見 間 違 うほどのリアリティを 再 現 できる 既 存 のハイエンドのデジタルサイネージシステムと 同 等 の 品 質 を 提 供 する 8
4 ストレージ ストレージの 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 キャッシュ 型 蓄 積 型 大 容 量 蓄 積 型 評 価 基 準 コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 しない または 保 存 機 能 は 有 するが ブ ラウザーランタイムが W3C で 規 定 された Indexed Database API 1 または File API: Directories and System 2 のいずれをも 実 装 していない 端 末 を 指 す コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 し かつ ブラウザーランタイムが W3C で 規 定 された Indexed Database API 1 または File API: Directories and System 2 のいずれかを 実 装 している 端 末 を 指 すが そのうち 保 存 サイズが 1024MB 未 満 のものを 指 す コンテンツとなる 画 像 ファイルや 動 画 ファイルを 保 存 する 機 能 を 有 し かつ ブラウザーランタイムが W3C で 規 定 された Indexed Database API 1 または File API: Directories and System 2 のいずれかを 実 装 している 端 末 を 指 すが そのうち 保 存 サイズが 1024MB 以 上 のものを 指 す 端 末 がストレージをサポートするかどうかによって ネットワークトラフィック 端 末 起 動 からコンテンツ 再 生 ま での 時 間 安 定 的 な 長 時 間 運 転 などのパフォーマンスに 影 響 する 本 項 目 は ストレージの 有 無 また 蓄 積 可 能 な 容 量 によって 分 類 する すべての 端 末 が 本 分 類 のい ずれかに 属 する なお 端 末 のストレージに 事 前 蓄 積 してから 再 生 するには HTML5(Javascript 含 む)の 範 囲 外 の 手 法 で 実 現 することもできる 本 要 求 条 件 文 書 では HTML5 ベースの 方 法 を 対 象 としているため この 項 目 もそれを 用 いたものとなっている 4.1 キャッシュ 型 キャッシュ 型 は ストレージを 持 たない または ストレージを 有 するものの ブラウザーランタイムが W3C で 規 定 された Indexed Database API 1 および File API: Directories and System 2 のいずれ も 実 装 していない 端 末 を 指 す キャッシュ 型 は 端 末 を 起 動 するたびにコンテンツのダウンロードが 必 要 となり コンテンツ 再 生 までに 時 間 がかかる ただし ブラウザーキャッシュによって 次 回 起 動 時 におけるダウンロードデータ 量 は 抑 えられる 可 能 性 があるが 本 分 類 では ブラウザーキャッシュの 有 無 は 考 慮 しない なお ここで 言 うブラウザーキャッ シュとは Application Cache ではないので 注 意 して 欲 しい 9
また ネットワークの 状 況 によっては 動 画 の 再 生 が 不 安 定 になるなどのデメリットが 想 定 される 一 方 ス トレージが 無 い 分 だけ 端 末 のハードウェアコストが 抑 えられる また コンテンツ 配 信 サーバーと 端 末 との 間 のネットワーク 環 境 が 良 好 であれば(オンプレミス 型 配 信 環 境 など) さほど 問 題 にならない 4.2 蓄 積 型 蓄 積 型 は ストレージを 持 ち かつ ブラウザーランタイムが W3C で 規 定 された Indexed Database API 1 または File API: Directories and System 2 のいずれかを 実 装 している 端 末 を 指 す 蓄 積 型 は 表 示 するコンテンツをストレージに 蓄 積 し コンテンツ 再 生 時 には 蓄 積 されたコンテンツを 使 うため ネットワーク 環 境 に 依 存 しない 安 定 再 生 が 期 待 できる また コンテンツを 都 度 ダウンロードする 必 要 がないため コンテンツが 更 新 されていない 限 り 端 末 を 起 動 してからコンテンツの 再 生 までの 時 間 が 大 幅 に 短 縮 される 4.3 大 容 量 蓄 積 型 大 容 量 蓄 積 型 は 蓄 積 型 のうち 蓄 積 容 量 が 1024MB 以 上 のものを 指 す 1 W3C Indexed Database API http://www.w3.org/tr/indexeddb/ ストレージ 型 においては Indexed Database API だけでなく Blob オブジェクトの 保 存 および File API 仕 様 で 規 定 された Blob URL の 生 成 (createobjecturl()メソッド)もサポートしなければいけない http://www.w3.org/tr/fileapi/#dfn-createobjecturl 2 W3C File API: Directories and System http://dev.w3.org/2009/dap/file-system/file-dir-sys.html 2016 年 3 月 現 在 W3C File API: Directories and System は 廃 止 となり 新 たに File System API が 考 案 されている http://w3c.github.io/filesystem-api/ ただし まだ 公 開 版 草 案 になっておらず ブラウザーの 実 装 もないことから しばらくは File API: Directories and System が 使 われることになる 将 来 的 には File System API に 置 き 換 えられることになる 10
5 描 画 速 度 描 画 速 度 の 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 低 速 型 中 速 型 高 速 型 評 価 基 準 CSS transform / transition を 利 用 して ティッカーテキスト( 画 像 ではなくフォントで 実 現 し 高 さが 画 面 高 の 10%)の 水 平 移 動 をした 場 合 及 び 静 止 画 像 ( 全 画 面 )の 水 平 移 動 を 行 った 場 合 いずれかで 15 秒 間 でのコマ 落 ち(フレーム 落 ち)が 合 計 10 フレームを 超 えるものとする CSS transform / transition を 利 用 して ティッカーテキスト( 画 像 ではなくフォントで 実 現 し 高 さが 画 面 高 の 10%)の 水 平 移 動 をした 場 合 及 び 静 止 画 像 ( 全 画 面 )の 水 平 移 動 を 行 った 場 合 のいずれかで 15 秒 間 でのコマ 落 ち(フレーム 落 ち)の 合 計 が 3 フレームを 超 えて 両 方 の 場 合 で 合 計 10 フレーム 以 下 となるものとする CSS transform / transition を 利 用 して ティッカーテキスト( 画 像 ではなくフォントで 実 現 し 高 さが 画 面 高 の 10%)の 水 平 移 動 をした 場 合 及 び 静 止 画 像 ( 全 画 面 )の 水 平 移 動 を 行 った 場 合 の 両 方 で 15 秒 間 でのコマ 落 ち(フレーム 落 ち)が 合 計 3 フレーム 以 下 となるものとする コンテンツアニメーションにおいてコマ 落 ち(フレーム 落 ち)は パフォーマンスを 測 る 上 で 重 要 な 指 標 となる 本 項 目 は コマ 落 ち(フレーム 落 ち)を 基 準 に 分 類 する すべての 端 末 が 本 分 類 のいずれかに 属 する 本 評 価 は 以 下 の 検 証 を 総 合 的 に 判 断 して 分 類 分 けを 行 うこととする ティッカー ティッカーはシーン 領 域 上 に 用 意 されたティッカー 領 域 (Ticker Box)の 中 を ティッカーテキスト (Ticker Text)が 右 から 左 に 人 が 読 める 速 度 で 移 動 する パネル 横 置 きを 前 提 とし 全 画 面 静 止 画 コンテンツをシーン 領 域 に 表 示 した 状 態 で 高 さが 全 体 の 10% を 占 めるティッカー 領 域 内 で ティッカーテキストが 一 定 の 時 間 をかけて 右 端 から 左 端 に 到 達 する 速 度 で 移 動 するものとする この 状 況 で ティッカーの 動 きを 評 価 する 使 用 するティッカーテキストは 画 像 ではなく フォントで 実 現 することとし また 十 分 な 長 さを 有 することとする 11
遷 移 効 果 の 検 証 には CSS Transform と CSS Transition を 採 用 する CSS の 例 遷 移 前 :transform: translatex(1920px); transition: transform 30s linear 0s; 遷 移 時 :transform: translatex(-3840px); 遷 移 前 の translatex()の 引 数 と transform の duration は 画 面 横 幅 とテキストの 幅 を 考 慮 し て 調 整 すること 画 面 遷 移 シーン 切 り 替 えに 使 う 遷 移 効 果 を 検 証 材 料 とする 本 評 価 においては ブラウザーランタイムのビューポー ト 解 像 度 と 同 サイズの 画 像 を 使 い スライドの 画 面 遷 移 を 検 証 することとする 実 際 のサイネージコンテン ツでは 1 秒 以 下 の 遷 移 を 使 うが ここではパフォーマンス 評 価 を 目 的 とするため 計 測 可 能 な 秒 数 で 評 価 する 画 面 遷 移 にはスライドの 他 にフェードインやスケールもある 以 下 に 事 例 を 示 す 遷 移 効 果 の 検 証 には CSS Transform と CSS Transition を 採 用 する フェードイン CSS の 例 遷 移 前 :opacity: 0; transition: opacity 5s linear 0s; 遷 移 時 :opacity: 1; スライド CSS の 例 遷 移 前 :transform: translatex(-1920px); transition: transform 5s linear 0s; 遷 移 時 :transform: translatex(0px); 遷 移 前 の translatex()の 引 数 は 画 面 横 幅 に 合 わせること 12
スケール CSS の 例 遷 移 前 :transform: scale(0); transition: transform 5s linear 0s; 遷 移 時 :transform: scale(1) 5.1 低 速 型 いずれの 評 価 においても 誰 が 見 てもコマ 落 ちが 気 になるレベル ティッカーは 読 みづらい 5.2 中 速 型 いずれの 評 価 においても 実 用 に 支 障 がないレベルだが よく 見 れば 一 般 の 人 でもコマ 落 ちが 認 識 でき るレベル 5.3 高 速 型 いずれの 評 価 においても 期 待 通 りの 表 現 が 再 現 され 一 般 の 人 ではコマ 落 ちを 認 識 することができな いレベル 13
6 並 行 処 理 並 行 処 理 の 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 シングル 型 マルチ 対 応 型 評 価 基 準 同 時 並 行 処 理 に 効 果 が 無 い 端 末 を 指 す 静 止 画 を 表 示 するだけのシンプルな 用 途 であればこれで 十 分 と いえる 具 体 的 には ブラウザーランタイムが Web Workers を 実 装 していない または 実 装 していたとして も ワーカースレッド 2 個 を 使 用 して 分 散 処 理 した 場 合 に 1 個 での 処 理 に 比 べ トータルの 処 理 時 間 が 短 縮 しないものを 指 す 同 時 並 行 処 理 をサポートする 端 末 を 指 す 並 行 処 理 が 発 生 しても 動 画 やアニメーションの 再 生 を 妨 げる ことがないレベル 具 体 的 には ブラウザーランタイムが Web Workers を 実 装 しており ワーカースレッド 2 個 を 使 用 して 分 散 処 理 した 場 合 に 1 個 での 処 理 に 比 べ トータルの 処 理 時 間 が 短 縮 するものを 指 す Web-based Signage 用 JS プレーヤーは プレイリストに 基 づいたメディア 表 示 や 再 生 だけではなく 平 行 してさまざまな 処 理 を 行 う また マルチリージョンに 対 応 した JS プレーヤーでは 複 数 の 画 面 を 分 割 表 示 しつつ それぞれを 独 立 して 再 生 する 必 要 がある この 場 合 レンダリングを 伴 わない 処 理 をバックグラウンドで 実 行 することで メディア 表 示 や 再 生 を 妨 げる ことなく さまざまな 並 行 処 理 が 可 能 となる 本 項 目 は スレッドによる 分 割 処 理 によって トータルの 処 理 時 間 の 短 縮 が 認 められるかどうかで 判 断 す る すべての 端 末 が 本 分 類 のいずれかに 属 する 6.1 シングル 型 シングル 型 は ウェブランタイムが Web Workers を 実 装 していない または 実 装 しているが スレッド 処 理 をしても 効 果 があまり 認 められないレベルを 指 す 一 般 的 に CPU がシングルコアの 場 合 はこれに 相 当 する 6.2 マルチ 対 応 型 マルチ 対 応 型 は ブラウザーランタイムが Web Workers を 実 装 しており 2 つ 以 上 のスレッドを 同 時 に 処 理 することが 可 能 であり トータルの 処 理 速 度 の 短 縮 が 認 められるレベルを 指 す 一 般 的 に CPU がマ ルチコアの 場 合 はこれに 相 当 する マルチ 対 応 型 に 属 するためには 1 つのワーカースレッドでの 処 理 時 間 に 対 して 2 つのワーカースレッドで 分 散 処 理 した 時 にトータルの 処 理 時 間 の 短 縮 が 認 められることを 条 件 とする 14
7 ビデオ 再 生 ビデオ 再 生 の 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 少 機 能 型 評 価 基 準 次 を 満 たすこと (1)mp4(H.264/AAC/MP4)もしくは webm(vp8/vorbis/webm)の 少 なくとも いずれか 一 方 をサポートすること (2)Javascript から video 要 素 のオブジェクトの play()メソッドを 実 行 したら ビデオの 再 生 が 開 始 すること ビデオ 解 像 度 に 関 しては ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 のビデオを 全 画 面 で 再 生 できなくても よいとする 中 機 能 型 高 機 能 型 上 記 (1)(2)の 条 件 に 加 え ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 の 30fps 以 上 のフレームレー トのビデオをコマ 落 ちなく 全 画 面 で 再 生 できること 上 記 (1)(2)の 条 件 に 加 え ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 の 30fps 以 上 のフレームレー トのビデオをコマ 落 ちなく 全 画 面 で 再 生 でき かつ 縮 小 または 拡 大 後 の 再 生 回 転 後 の 再 生 移 動 後 の 再 生 ( 具 体 的 には CSS Transforms を video 要 素 に 適 用 しての 再 生 )ができるレベル ビデオを 再 生 するためには それなりの CPU パワーと GPU パワーを 要 求 する 特 にブラウザーランタイム がサポートする 解 像 度 のビデオを 全 画 面 で 再 生 するためには ブラウザーランタイムがハードウェアデコードお よび GPU アクセラレーションに 対 応 している 必 要 がある この 差 が ビデオ 再 生 のパフォーマンスに 大 きく 影 響 を 及 ぼす ビデオ 再 生 の 分 類 に 属 するためには 以 下 の 要 件 をすべて 満 たす 必 要 がある 1. 以 下 のビデオタイプのうち 最 低 でも 一 つをサポートすること MIME-Type ビデオコーデック オーディオコーデック コンテナ video/mp4 H.264 AAC MP4 video/webm VP8 Vorbis WebM 2. 自 動 再 生 をサポートすること 近 年 のスマートフォンやタブレット 向 け OS のブラウザーでは ユーザーの 操 作 なしに JavaScript からビ デオの 自 動 再 生 を 禁 止 しているものがある 本 分 類 に 属 するためには この 制 限 を 設 けてはいけない 実 際 には JavaScript から video 要 素 のオブジェクトの play()メソッドを 実 行 したら ビデオの 再 生 が 開 始 される 必 要 がある たとえ 端 末 がビデオ 再 生 をサポートしていたとしても 以 上 の 要 件 を 満 たさない 場 合 は ビデオ 再 生 の 分 類 には 属 さない 15
7.1 少 機 能 型 少 機 能 型 は 主 に ソフトウェアデコードにしか 対 応 していないブラウザーランタイムが 該 当 する CPU の みでデコード 及 びレンダリングを 行 うため 全 画 面 のなめらかな 再 生 は 期 待 できないが 解 像 度 が 小 さけれ ば 問 題 なく 再 生 できる 少 機 能 型 は HTML5 仕 様 で 規 定 された video 要 素 を 使 うことを 前 提 としている ただし HTML 上 にマークアップされた video 要 素 を 再 生 するのではなく すべて JavaScript から video 要 素 の 生 成 と 再 生 開 始 が 行 えなければいけない 7.2 中 機 能 型 中 機 能 型 は 前 述 の 少 機 能 型 に 加 え サイネージとしては 最 も 一 般 的 な 用 途 を 想 定 し 全 画 面 のビデ オ 再 生 を 必 須 とする 小 さい 解 像 度 を 引 き 伸 ばして 全 画 面 表 示 する 場 合 は 中 機 能 型 に 属 さない 少 なくとも ブラウザーランタイムがサポートする 解 像 度 と 同 じ 解 像 度 のビデオを 拡 大 することなく 全 画 面 で 滑 らかに 再 生 できるレベルを 指 す 30fps でエンコードされたビデオデータを コマ 落 ちすることなく 再 生 できな ければいけない 7.3 高 機 能 型 高 機 能 型 は 中 機 能 型 をサポートするのはもちろんのこと そのビデオを 縮 小 または 拡 大 表 示 回 転 表 示 移 動 表 示 しつつ 滑 らかに 再 生 できるレベルを 指 す 実 際 には CSS Transform を video 要 素 に 適 用 しても 期 待 通 りの 変 形 を 保 ったまま 再 生 できるレベルを 指 す CSS Transform http://www.w3.org/tr/css3-transforms/ 16
8 オーディオ 再 生 オーディオ 再 生 の 分 類 と 評 価 基 準 は 下 表 のとおりとする 性 能 要 件 分 類 少 機 能 型 評 価 基 準 次 を 満 たすこと (1)mp3(MP3/MP3)もしくは mp4(aac/m4a), webm(vorbis/webm), ogg(vorbis/ogg)の 少 なくとも 一 種 類 のオーディオ 再 生 をサポートすること (2)Javascript から audio 要 素 のオブジェクトの play()メソッドを 実 行 したら オーディオの 再 生 が 開 始 すること 高 機 能 型 上 記 の 条 件 に 加 え Web Audio API の 各 種 インターフェースの 利 用 により オーディオの 生 成 合 成 エ フェクトなどに 対 応 したレベル 具 体 的 には 少 なくとも 次 のインターフェースをサポートすること AudioContext, AudioNode, AudioDestinationNode, AudioBuffer, AudioBufferSourceNode, MediaElementAudioSourceNode, AudioParam, GainNode, DelayNode, OscillatorNode オーディオ 再 生 の 分 類 に 属 するためには 以 下 の 要 件 をすべて 満 たす 必 要 がある 1. 以 下 のオーディオタイプのうち 最 低 でも 一 つをサポートすること MIME-Type オーディオコーデック コンテナ audio/mp3 MP3 MP3 audio/mp4 AAC M4A audio/webm Vorbis WebM audio/ogg Vorbis Ogg 2. 自 動 再 生 をサポートすること 近 年 のスマートフォンやタブレット 向 け OS のブラウザーでは ユーザーの 操 作 なしに JavaScript から オーディオの 自 動 再 生 を 禁 止 しているものがある 本 分 類 に 属 するためには この 制 限 を 設 けてはいけ ない 実 際 には JavaScript から audio 要 素 のオブジェクトの play()メソッドを 実 行 したら オーディオの 再 生 が 開 始 される 必 要 がある たとえ 端 末 がオーディオ 再 生 をサポートしていたとしても 以 上 の 要 件 を 満 たさない 場 合 は オーディオ 再 生 の 分 類 には 属 さない 17
8.1 少 機 能 型 少 機 能 型 は HTML5 仕 様 で 規 定 された audio 要 素 を 使 うことを 前 提 としている ただし HTML 上 にマークアップされた audio 要 素 を 再 生 するのではなく すべて JavaScript から audio 要 素 の 生 成 と 再 生 開 始 が 行 えなければいけない 8.2 高 機 能 型 高 機 能 型 は HTML5 仕 様 で 規 定 された audio 要 素 を 使 ったオーディオを 再 生 できるだけでなく W3C Web Audio API を 使 ったオーディオの 生 成 合 成 エフェクトなどに 対 応 したレベルを 指 す Web Audio API を 使 うことで 音 源 をスクリプトから 生 成 することでダウンロードデータの 低 減 に 寄 与 す るだけでなく 複 数 の 音 源 を 合 成 することで 多 彩 なオーディオ 表 現 が 可 能 となる Web based Signage では Web Audio API がカバーする 高 度 なオーディオシンセサイジングのすべ てを 必 要 としない 基 本 的 には 以 下 のユースケースをカバーできれば 良 い audio 要 素 にセットされたオーディオを Web Audio API でコントロールする 複 数 の 音 源 を 同 時 に 再 生 する 個 々の 音 源 に 音 量 調 整 と 遅 延 を 適 用 する サイン 波 を 指 定 することで 単 調 な 音 源 をスクリプトから 生 成 する 高 機 能 型 に 分 類 されるためには 上 記 のユースケースを 実 現 する 必 要 がある 少 なくとも 以 下 のインタ フェースをサポートすれば 実 現 可 能 である AudioContext AudioNode AudioDestinationNode AudioBuffer AudioBufferSourceNode MediaElementAudioSourceNode AudioParam GainNode DelayNode OscillatorNode 18
9 再 生 開 始 遅 延 ビデオ オーディオ 再 生 時 の 遅 延 に 関 する 性 能 要 件 は 下 表 のとおりとする ビデオ オーディオそれぞれに ついて 評 価 する 性 能 要 件 分 類 低 速 型 評 価 基 準 再 生 開 始 コマンドを 送 ってから 実 際 に 再 生 が 開 始 されるまでの 遅 延 が ビデオ オーディオのいずれか 一 方 も しくは 両 方 において 0.5 秒 以 上 のもの 高 速 型 再 生 開 始 コマンドを 送 ってから 実 際 に 再 生 が 開 始 されるまでの 遅 延 が ビデオ オーディオ 共 に 0.5 秒 未 満 のもの 本 評 価 は 以 下 の 手 順 で 実 施 することとする 下 記 は video について 記 すが audio も 同 様 1. JavaScript から video 要 素 (HTMLVideoElement オブジェクト)を 生 成 する 2. 生 成 した HTMLVideoElement オブジェクトの preload プロパティに"auto"をセットする 3. 生 成 した HTMLVideoElement オブジェクトに timeupdate イベントのリスナーをセットする 4. 生 成 した HTMLVideoElement オブジェクトの src プロパティにビデオファイルの URL をセットする 5. 生 成 した video 要 素 (HTMLVideoElement オブジェクト)をドキュメントに 挿 入 する 6. 数 秒 経 過 後 に HTMLVideoElement オブジェクトの play()メソッドを 実 行 する 7. play()メソッドを 呼 び 出 してから 最 初 に 生 成 した timeupdate イベントが 発 生 するまでの 時 間 を 本 評 価 の 結 果 とする 一 般 的 なブラウザーでは HTML 上 に video 要 素 や audio 要 素 を 生 成 し src 属 性 にビデオ オーディオ ファイルの URL をセットした 時 点 で 再 生 開 始 位 置 から 特 定 の 範 囲 のビデオデータ オーディオデータをダウン ロードしデコード 済 みの 状 態 でスタンバイする これによって いつでもすぐに 再 生 できるようにすることができる ( 意 図 的 に video 要 素 audio 要 素 の preload 属 性 に"none"を 指 定 した 場 合 は 除 く) 近 年 のスマート フォンやタブレット 向 け OS のブラウザーでは プリロードを 禁 止 しているものがあるが こういった 環 境 では 高 速 型 の 要 件 を 満 たすことは 難 しいといえる 多 くのブラウザーでは ビデオが 再 生 されると timeupdate イベントは 250 ミリ 秒 ごとに 発 生 する そのため play()メソッドを 呼 び 出 してから 速 やかにビデオが 再 生 される 環 境 であれば 500 ミリ 秒 (0.5 秒 )の 間 に 少 なくとも 1 回 は timeupdate イベントが 発 生 するはずである play()メソッドを 呼 び 出 すまでに 十 分 なプリロード 分 のメディアデータがロードできるよう 本 評 価 においては 十 分 なネットワーク 帯 域 と サーバーレスポンスを 確 保 すること 19