USB Peripheral Communications Device Class Driver (PCDC)

アプリケーションノート R01AN0555JJ0215 Renesas USB MCU Rev.2.15 using Basic Mini Firmware 要 旨 本 資 料 は Renesas USB MCU の USB Basic Mini Firmware を 使 用 した USB Peripheral Communications Device Class Driver (PCDC)のアプリケーションノートです 動 作 確 認 デバイス RL78/G1C, RL78/L1C, R8C/3MU, R8C/34U, R8C/3MK, R8C/34K 動 作 確 認 デバイスと 同 様 の USB モジュールを 持 つ 他 の MCU でも 本 プログラムを 使 用 することができます このアプリケーションノートのご 使 用 に 際 しては 十 分 な 評 価 を 行 ってください なお 本 プログラムは Renesas Starter Kit 上 で 動 作 確 認 を 行 っています 目 次 1. はじめに... 2 2. デバイスクラスドライバの 登 録... 4 3. 動 作 確 認 済 環 境... 4 4. ソフトウェア 構 成... 4 5. ペリフェラル CDC サンプルアプリケーションプログラム (APL)... 9 6. Communications Device Class (CDC)... 20 7. USB ペリフェラルコミュニケーションデバイスクラスドライバ (PCDC)... 25 8. コミュニケーションポートドライバ(CPD)... 32 9. e 2 studio 用 プロジェクトのセットアップ... 33 10. e 2 studio 用 プロジェクトを CS+で 使 用 する 場 合... 35 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 1 of 36

1. はじめに 本 アプリケーションノートは USB-BASIC-F/W (1.2 章 を 参 照 ) を 使 用 した USB Peripheral Communications Device Class Driver (PCDC) および サンプルアプリケーションに 関 して 記 述 しています 1.1 機 能 と 特 長 PCDC は USB Communication Device Class specification (CDC)の Abstract Control Model に 準 拠 し USB Host と 通 信 を 行 うことができます 本 クラスドライバは 弊 社 の USB Basic Mini Firmware と 組 み 合 わせて 使 用 することを 前 提 にしています 1.2 関 連 ドキュメント 1. Universal Serial Bus Revision 2.0 specification 2. USB Class Definitions for Communications Devices Revision 1.2 3. USB Communications Class Subclass Specification for PSTN Devices Revision 1.2 [http://www.usb.org/developers/docs/] 4. Renesas USB MCU ユーザーズマニュアル ハードウェア 編 5. Renesas USB MCU USB Basic Mini Firmware アプリケーションノート 6. インストレーションガイド for Basic Mini Firmware 7. FIT SCI Asynchronous Mode Module Application Note (Document No. R01AN1667EU) ルネサス エレクトロニクスホームページ より 入 手 できます ルネサス エレクトロニクスホームページ http://japan.renesas.com/ USB デバイスページ http://japan.renesas.com/usb/ R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 2 of 36

1.3 用 語 と 略 語 本 文 書 で 使 用 される 用 語 と 略 語 は 以 下 のとおりです API : Application Program Interface APL : Application program ACM : Abstract Control Model. This is the USB interface subclass used for virtual COM ports, based in the old V.250 (AT) command standard. See PSTN below CDC : Communications devices class CDCC : Communications Devices Class - Communications Class Interface CDCD : Communications Devices Class - Data Class Interface CPD : Serial Communication Port Driver cstd : USB-BASIC-F/Wの Peripheral & Host 共 通 関 数 のprefix Data Transfer : Generic name of Control transfer, Bulk transfer and Interrupt transfer PCD : Peripheral control driver of USB-BASIC-F/W PCDC : Communications Devices Class for peripheral PCDCD : Peripheral Communications Devices Class Driver PP : プリプロセス 定 義 pstd : USB-BASIC-F/WのPeripheral 関 数 のprefix PSTN : Public Switched Telephone Network. Contains the ACM (above) standard. See also Chapter 1.2 SCI : Serial Communication Interface SW1/SW2/SW3 : RSKに 実 装 された3つのスイッチ USB : Universal Serial Bus USB-BASIC-FW : USB Basic Mini Firmware (Peripheral & Host USB Basic Firmware(USB low level) for Renesas USB MCU) タスク : 処 理 の 単 位 スケジューラ : タスク 動 作 を 簡 易 的 にスケジューリングするもの スケジューラマクロ : スケジューラ 機 能 を 呼 び 出 すために 使 用 されるもの データ 転 送 : Control 転 送 Bulk 転 送 Interrupt 転 送 の 総 称 1.4 本 書 の 読 み 方 本 書 は 章 の 順 番 通 りに 読 み 進 める 必 要 はありません はじめにサンプルプログラムの 内 容 を 確 認 し ユー ザ 個 別 のソリューションに 必 要 な 関 数 およびインタフェースの 情 報 をお 読 みください 4.3 章 にソース 一 覧 を 掲 載 しています MCU 固 有 ソースは "\devicename\src\hwresource"にあります ア プリケーションに 必 要 なファイルを 確 認 してください ユーザ 独 自 のソリューションを 作 成 するためにはアプリケーションの 変 更 が 必 要 です 5 章 はペリフェラ ル CDC アプリケーションの 動 作 を 説 明 しています すべてのコードモジュールはタスクに 分 割 されます タスク 間 でメッセージの 受 け 渡 しが 行 われているこ とを 予 めご 理 解 ください 関 数 (タスク)の 実 行 順 序 はスケジューラが 決 定 します このため 重 要 なタスクに 優 先 権 を 持 たせることができます また タスクに 登 録 されたコールバックメカニズムを 使 用 することで 各 タスクは 並 列 処 理 (ノンブロッキング)で 動 作 します タスクのメカニズムは 1.2 章 の"Basic Mini Firmware Application Note"で 説 明 しています PCDC のタスクについては 4.4 章 を 参 照 してください R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 3 of 36

2. デバイスクラスドライバの 登 録 ユーザが 作 成 したクラスドライバは USB-BASIC-F/W に 登 録 することで USB デバイスクラスドライバと して 機 能 します r_usb_pcdc_apl.c ファイル 内 の usb_papl_registration() 関 数 を 参 考 に USB-BASIC-F/W にク ラスドライバを 登 録 してください 詳 細 は "Basic Mini Firmware Application Note"を 参 照 してください 3. 動 作 確 認 済 環 境 3.1 コンパイラ 動 作 確 認 を 行 ったコンパイラは 以 下 の 通 りです a. CA78K0R コンパイラ V.1.71 b. CC-RL コンパイラ V.1.01 c. IAR C/C++ Compiler for RL78 version 2.10.4 d. KPIT GNURL78-ELF v15.02 e. C/C++ Compiler Package for M16C Series and R8C Family V.6.00 Release 00 3.2 評 価 ボード 動 作 確 認 を 行 った 評 価 ボードは 以 下 の 通 りです a. Renesas Starter Kit for RL78/G1C ( 型 名 : R0K5010JGC001BR) b. Renesas Starter Kit for RL78/L1C ( 型 名 : R0K50110PC010BR) c. R8C/34K Group USB Peripheral 評 価 ボード( 型 名 : R0K5R8C34DK2PBR) 4. ソフトウェア 構 成 4.1 モジュール 構 成 Figure 4-1 は PCDC に 関 連 したモジュール 構 成 を 示 します Table 4-1 は 個 々のモジュール 概 要 を 提 供 します User application (APL) USB peripheral communications device driver (PCDC) Serial Communication port driver (CPD) USB peripheral control driver (PCD) Serial communication interface (hardware) USB peripheral controller (hardware) Figure 4-1 モジュール 構 成 図 Table 4-1 モジュール 機 能 説 明 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 4 of 36

モジュール 名 機 能 概 要 備 考 APL ユーザアプリケーションのサンプルプログラムです ホストの COM ポートから 送 信 されたデータをホストへとエコーバッ クします PCDC 登 録 されたデバイスクラスドライバは 接 続 ホストからの 要 求 に 従 って USB-BASIC-F/W に 転 送 要 求 を 行 います USB-BASIC-F/W USB ペリフェラルコントロールドライバです (ハードウェア 制 御 とデバイスステート 管 理 を 行 います ) ユーザ 作 成 4.2 アプリケーションプログラム 機 能 概 要 ユーザアプリケーション (APL) と PCDC は それぞれのスケジューラから 呼 び 出 されるタスクとして 動 作 します APL 及 び PCDC は PCD を 介 してホストとのデータ 通 信 を 行 います R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 5 of 36

4.3 ファイルとフォルダの 構 成 4.3.1 フォルダ 構 成 以 下 に 本 デバイスクラスで 提 供 するファイルのフォルダ 構 成 を 示 します 各 MCU と 評 価 基 板 に 依 存 するソースコードはそれぞれのハードウェアリソースフォルダ (\devicename\src\hwresource)にあります workspace +[ RL78 / R8C ] +[ CCRL / CS+ / IAR / e 2 studio / HEW ] + [ RL78G1C / RL78L1C / R8C3MK / R8C3MU / R8C34K / R8C34U ] + UART UART ビルド 結 果 + ECHO ECHO ビルド 結 果 + src + PCDC [ Communication Device Class driver ] Table 4-2 参 照 + inc CDC ドライバ 共 通 ヘッダファイル + src CDC ドライバ + SmplMain [サンプルアプリケーション ] + APL サンプルアプリケーション + USBSTDFW [ 全 ての USB ドライバに 共 通 な 基 本 ファームウェア ] + inc USB ドライバ 共 通 ヘッダファイル + src USB ドライバ + HwResource [ MCU 初 期 化 等 のハードウェアアクセス 層 ] + inc H/W リソースヘッダファイル + src H/W リソース [Note] a. CS+フォルダ 下 には CA78K0R コンパイラ 用 のプロジェクトが 格 納 されています b. e 2 studio フォルダ 下 には KPIT GNU コンパイラ 用 のプロジェクトが 格 納 されています c. CS+ 上 で CC-RL コンパイラをご 使 用 になる 場 合 は 10 e2 studio 用 プロジェクトを CS+で 使 用 す る 場 合 を 参 照 してください R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 6 of 36

4.3.2 CDC ファイルリスト Table 4-2 は PCDC で 供 給 されるファイル 構 成 を 示 します Table 4-2 ファイル 構 成 フォルダ 名 ファイル 名 説 明 PCDC/inc r_usb_pcdc_driver.h USB ペリフェラル CDC ユーザ 定 義 マクロ PCDC/inc r_usb_pcdc_define.h PCDC 型 定 義 マクロ 定 義 PCDC/inc r_usb_pcdc_api.h PCDC API 関 数 プロトタイプ 宣 言 PCDC/src r_usb_pcdc_api.c PCDC API 関 数 PCDC/src r_usb_pcdc_driver.c PCDC ドライバ 関 数 SmplMain main.c メインループ 処 理 SmplMain/APL r_usb_pcdc_echo_apl.c エコーモード 用 サンプルアプリケーションプログラム r_usb_pcdc_uart_apl.c シリアル-USB 変 換 モード 用 サンプルアプリケーション プログラム r_usb_pcdc_descriptor.c サンプルアプリケーション 用 PCDC ディスクリプタテーブ ル R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 7 of 36

4.4 システムリソース PCDC をスケジューラに 登 録 して 使 用 するためのタスク ID とタスク 優 先 度 定 義 を Table 4-3 に 示 します これらについては r_usb_ckernelid.h ヘッダファイルで 定 義 します Table 4-3 リソース 定 義 スケジューラ 登 録 タスク 説 明 備 考 USB_PCDC_TSK USB_PSMP_TSK USB_PCD_TSK メールボックス ID / デフォルト 受 信 タスク USB_PCDC_MBX / USB_PCDC_TSK USB_PSMP_MBX / USB_PSMP_TSK USB_PCD_MBX / USB_PCD_TSK PCDC (R_usb_pcdc_Task) Task ID: USB_PCDC_TSK Task priority: 1 APL (usb_psmpl_maintask) Task ID: USB_PCDCSMP_TSK Task priority: 2 PCD (R_usb_pstd_PcdTask) Task ID: USB_PCD_TSK Task priority: 0 メッセージ 名 称 PCDC -> PCDC / APL -> PCDC mailbox ID PCDC -> APL mailbox ID PCD task mailbox ID 備 考 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 8 of 36

5. ペリフェラル CDC サンプルアプリケーションプログラム (APL) この 章 は ペリフェラル CDC サンプルアプリケーション (APL)を 説 明 します 5.1 動 作 環 境 Figure 5-1 に 本 ソフトウェアの 動 作 環 境 を 示 します USB cable Enumeration (PIPE0 control transfer) USB Host PC USB PORT Bulk data communication (PIPE4 and PIPE5 bulk transfer) Interrupt data communication (PIPE6 interrupt transfer) USB PORT0 RSK Board Serial port RS232C cable Serial port communication target device Control target device with serial port installed USB Basic Mini Firmware + Periphral Communications Device Class Driver OS: Windows 2000, Windows XP, Windows Vista, Windows 7 Terminal application program (Windows Standard mounted Hyper Terminal, etc.) Figure 5-1 動 作 環 境 例 ホスト PC として Windows PC を 使 用 する 場 合 システム 定 義 ファイル (reference\cdc_inf\cdc_demo.inf)の インストールが 必 要 です システム 定 義 ファイルは USB Peripheral Communications Device Class Driver (PCDC)で 設 定 した Vendor ID (VID) と Product ID (PID) に 合 わせて 編 集 する 必 要 があります テキストエデ ィタ 等 でドライバファイルの 以 下 の 箇 所 を 編 集 してください [Model.NTx86] %STRING_MODEL%=CDC, USB VID_0000&PID_0000 4 桁 の 数 値 の 部 分 を 16 進 数 4 桁 で 編 集 します [Model.NTamd64] %STRING_MODEL%=CDC, USB VID_0000&PID_0000 4 桁 の 数 値 の 部 分 を 16 進 数 4 桁 で 編 集 します マークは 半 角 VID が 0x1234 で PID が 0x5678 の 場 合 [Model.NTx86] %STRING_MODEL%=CDC, USB VID_1234&PID_5678 [Model.NTamd64] %STRING_MODEL%=CDC, USB VID_1234&PID_5678 マークは 半 角 ペリフェラルデバイスの PID, VID 定 義 は ファイル devidcename\src\smplmain\apl\r_usb_echo_apl_descriptor.c で それぞれ USB_VENDORID 及 び USB_PRODUCTID で 定 義 します R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 9 of 36

5.2 アプリケーションプログラム (APL) 概 要 アプリケーションプログラムは 以 下 の 2 つのモードで 動 作 します 各 モードのアプリケーションプログ ラムのファイルは 異 なります モードの 選 択 については 5.2.3 章 を 参 照 してください 5.2.1 シリアル-USB 変 換 モード シリアル-USB 変 換 モードでは USB-シリアル 変 換 機 として 動 作 します 本 モードは USB ホストから 受 信 したデータを UART ポートに 送 ります また UART ポートに 送 られてきたデータを USB COM ポートに 送 ります 5.2.2 エコーモード エコーモードは USB ホストに USB ホストから 受 け 取 ったデータを 折 り 返 し 送 信 します UART ポート は 使 用 しません 5.2.3 シリアル-USB 変 換 モード/エコーモードの 選 択 MCU ごとにサポートしている 開 発 環 境 を 立 ち 上 げた 後 開 発 環 境 上 で 各 モードを 選 択 します 1). CS+ ビルドモードで 選 択 2). e 2 studio ビルドコンフィギュレーションで 選 択 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 10 of 36

5.3 APL メッセージ アプリケーションモジュール (APL) は メールボックス USB_PSMP_MBX からメッセージを 受 け 取 ります APL は Table 5-1 で 示 されるメッセージ 処 理 を 行 います Table 5-1 APL 受 信 メッセージリスト メッセージ USB_PCDC_RX_COMP USB_PCDC_TX_COMP USB_PCDC_STATUS_TX_COMP USB_PCDC_PERIODIC 処 理 内 容 USB 受 信 完 了 時 に 呼 び 出 されるコールバック 関 数 "usb_psmpl_rxcb" USB 送 信 完 了 時 に 呼 び 出 されるコールバック 関 数 usb_psmpl_txcb クラスノーティフィケーション SerialState 送 信 完 了 usb_psmpl_state_notification サンプルアプリケーション 周 期 起 動 処 理 usb_psmpl_periodic_request 5.4 APL 関 数 一 覧 APL の 関 数 一 覧 を Table 5-2 に 示 します Table 5-2 サンプルアプリケーション 関 数 一 覧 関 数 名 usb_cstd_task_start usb_pcdc_task_start usb_psmpl_driver_registration usb_psmpl_open usb_psmpl_close usb_apl_task_switch usb_psmpl_maintask usb_psmpl_rxcb usb_psmpl_txcb usb_psmpl_getrcvdatacnt usb_psmpl_change_device_state usb_psmpl_receivedatastart usb_psmpl_linecodinginitial usb_psmpl_dummyfunc usb_psmpl_state_notification usb_psmpl_class_request_callback usb_psmpl_periodic_request usb_psmpl_uart_callback usb_psmpl_serial_state_process usb_psmpl_is_connected 説 明 タスクスタート 処 理 ペリフェラル USB 用 の 各 種 スタートアップ 処 理 PCDC ドライバ 登 録 PCDC オープン 関 数 PCDC クローズ 関 数 タスクスイッチングループ デモサンプルアプリケーションメイン 処 理 USB 受 信 完 了 コールバック 処 理 USB 送 信 完 了 コールバック 処 理 USB 受 信 データ 数 取 得 処 理 Device State Callback Check Start the date receive request for Host Line Coding Initial processing Dummy function for the callback Callback function for notifying the serial state Callback function for receiving the class request Application program cyclic start request Callback function for UART driver Serial State processing Return the USB connection state R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 11 of 36

5.5 APL データフロー サンプルアプリケーションプログラムのデータフローを 以 下 に 示 します 5.5.1 シリアル-USB 変 換 モード USBポート アプリタスク usb_psmpl_maintask USBデータ 受 信 処 理 R_usb_pcdc_ReceiveData() MAXPS(*) 受 信 USBデータ 送 信 処 理 R_usb_pcdc_SendData() MAXPS(*) 送 信 USB 受 信 完 了 コールバック usb_psmpl_receivedata[] USBからの 受 信 データ シリアルポート データ 送 信 処 理 R_SCI_Send() リングバッファに 送 信 データ 格 納 データ 受 信 処 理 の 受 信 完 了 コールバック 通 知 を 契 機 に USBから 受 信 したデー タをシリアル ポートに 送 信 する usb_psmpl_send_data[] USBへ 送 信 するデータ シリアルポート データ 受 信 処 理 R_SCI_Receive() リングバッファから 受 信 データ 格 納 周 期 的 にシリ アルポートか らの 受 信 デー タが 溜 まって いるか 確 認 し 溜 まって いればUSBに 送 信 する シリアルポートへの 送 信 データ シリアルポートからの 受 信 データ シリアル 送 信 割 り 込 み 割 り 込 み 処 理 非 エコーモード 時 送 信 データ1キャラクタ 取 出 し シリアル 受 信 割 り 込 み 非 エコーモード 時 受 信 データ1キャラクタ 格 納 シリアル 送 信 割 り 込 み 処 理 1Byte 送 信 シリアル 受 信 割 り 込 み 処 理 1Byte 受 信 * Full-Speedの 場 合 64バイト Figure 5-2 APL データフロー(シリアル-USB 変 換 モード) R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 12 of 36

5.5.2 エコーモード USBポート アプリタスク usb_psmpl_maintask USBデータ 受 信 処 理 R_usb_pcdc_ReceiveData() MAXPS(*) 受 信 USB 受 信 完 了 コールバック usb_psmpl_receive_data[] USBからの 受 信 データ データ 受 信 処 理 の 受 信 完 了 コールバック 通 知 を 契 機 に USBから 受 信 したデー タをシリアル ポートに 送 信 する USBデータ 送 信 処 理 R_usb_pcdc_SendData() MAXPS(*) 送 信 usb_psmpl_send_data[] USBへ 送 信 するデータ 周 期 的 にシリ アルポートか らの 受 信 デー タが 溜 まって いるか 確 認 し 溜 まって いればUSBに 送 信 する エコーモード 用 データコピー 処 理 usb_psmpl_receive_data[]から usb_psmpl_send_data[]へコピー * Full-Speedの 場 合 64バイト Figure 5-3 APL データフロー(エコーモード) R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 13 of 36

5.6 シーケンス 以 下 は モジュール APL (application) PCDC (device class driver) PCD (USB device HW control) の 間 のタ イムシーケンスです 5.6.1 シリアル-USB 変 換 モード 1. CDC ホストからのデータ 受 信 シリアルポート 送 信 動 作 CDC ホストからのデータ 受 信 を 行 い 受 信 したデータをシリアルポートへ 送 信 するシーケンスを 以 下 に 記 します APL PCDC PCD CPD Receive request to CDC host R_usb_pcdc_ReceiveData() R_usb_pstd_TransferStart() Receive end call-back APL triggered when message received (USBC_PCDC_RX_COMP) Receive end call-back Transmit USB receive data to serial port R_SCI_Send() NO Return Value == SCI_SUCCESS YES Receive request to CDC host device R_usb_pcdc_ReceiveData() R_usb_pstd_TransferStart() Bulk out transfer Receive operation start Receive end call-back Receive end call-back APL triggered when message received (USBC_PCDC_RX_COMP) Transmit receive data to serial port R_SCI_Send() Repeats the processing in this box Figure 5-4 CDC ホストからのデータ 受 信 シリアルポート 送 信 動 作 のシーケンス R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 14 of 36

2. シリアルポート 受 信 CDC ホストへの 送 信 動 作 シリアルポートから 受 信 したデータを USB ホストへ 送 信 するシーケンスを 以 下 に 記 します APL PCDC PCD CPD APL triggered periodically when message received (USB_PCDC_PERIODIC_PROCESS) Get num bytes ready for reading R_SCI_Control() Fetch data received from serial port R_SCI_Receive() Receive data Transmit serial receive data to CDC host R_usb_pcdc_SendData() Receive data count = 0 R_usb_pstd_TransferStart() Transfer end call-back Balk in transfer Transfer end Transfer end call-back APL triggered when message received (USB_PCDC_TX_COMP) Figure 5-5 シリアルポート 受 信 CDC ホスト 送 信 動 作 のシーケンス R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 15 of 36

3. シリアルエラー 動 作 シリアル 受 信 エラーを 検 出 し USB ホストへクラスノーティフィケーション(SerialState)を 送 信 するシ ーケンスを 以 下 に 記 します APL PCDC PCD CPD APL triggered periodically when message received (USB_PCDC_PERIODIC) Call the callback function which is specified by R_SCI_open function SCI error Interrupt NO Serial Error? YES R_usb_pcdc_SendNotification () R_usb_pstd_TransferStart() Transmit end call-back Interrupt in transfer Transfer end SerialState transmit end call-back APL triggered when message received (USB_PCDC_STATUS_TX_COMP) Figure 5-6 シリアルエラー 動 作 のシーケンス R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 16 of 36

5.6.2 エコーモード エコーモード 動 作 で USB ホストから 受 信 したデータを USB ホストへ 折 り 返 し 送 信 するシーケンスを Figure 5-7 に 示 します APL PCDC PCD Receive request to CDC host R_usb_pcdc_ReceiveData() Receive end call-back R_usb_pstd_TransferStart() Receive end call-back Balk out transfer Transfer end APL triggered when message received (USBC_PCDC_RX_COMP) Check receive data size Receive data count = 0 Receive data Receive data count > 0 Copy receive data to transmit data area Transmit receive data to CDC host R_usb_pcdc_SendData() Transfer end call-back R_usb_pstd_TransferStart() Transfer end call-back Balk in transfer Transfer end APL triggered when message received (USBC_PCDC_TX_COMP) It repeats from "Receive request to CDC host". Figure 5-7 Echo Mode シーケンス R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 17 of 36

5.7 APL 処 理 動 作 フロー 処 理 概 要 フローでの USB-シリアル 変 換 処 理 及 び USB ループバックでの 主 な 処 理 経 路 を 以 下 に 記 します USB-シリアル 変 換 処 理 経 路 USB シリアル(UART) 1データ 受 信 処 理 R_usb_pcdc_ReceiveData() 2シリアルポート 送 信 処 理 R_SCI_Send() 以 降 1 2の 繰 返 し シリアル(UART) USB 4シリアル 受 信 データ 取 り 出 し 処 理 R_SCI_Receive() 5シリアル 送 信 処 理 R_usb_pcdc_SendData() 以 降 4 5の 繰 返 し The processing ends and control returns to the scheduler usb_pcdc_maintask Message receive processing R_USB_RCV_MSG USB_PCDC_STATUS_ TX_COMP Serial error notification transmit end USB_PCDC_ TX_COMP USB transmit end USB_PCDC_ RX_COMP Message classification USB_PCDC_PERIODIC Other Serial error notification transmit-in-progress flag off Message transmit processing usb_psmpl_periodic_request() Periodic startup request to task Serial state processing usb_psmpl_serial_state_ process() Transmit-in-progress flag off Portion inside dotted line is required for echo mode operation. Transmission Wait? USB receive data count acquisition processing usb_pcdc_get_rcv_data_cnt() Off Get num bytes ready for reading R_SCI_Control() Received data size On = 0 Serial port transmit processing R_SCI_Send() > 0 Serial transmit processing R_usb_pcdc_SendData() Transmit-in-progress flag on NO Receive Wait flag on Return Value == SCI_SUCESS YES Receive Wait flag? On Serial port transmit processing R_SCI_Send() Off Data receive processing R_usb_pcdc_ReceiveData() Return Value == SCI_SUCESS NO YES Clear Receive Wait flag Figure 5-8 APL 処 理 概 要 フロー(シリアル-USB 変 換 モード) R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 18 of 36

USB ループバック(エコーモード) 変 換 処 理 経 路 1 USB データ 受 信 処 理 開 始 usb_psmpl_receivedatastart() 2 USB データ 送 信 処 理 R_usb_pcdc_SendData() usb_pcdc_maintask The processing ends and control returns to the scheduler. Message receive processing USB_TRCV_MSG() Serial error notification transmit end USB transmit end USB receive end Message classification Periodic startup Other Serial error notification transmit-in-progress flag off Message transmit processing USB_SND_MSG() Periodic startup request to task Switch input processing usb_pcdc_sw_process() Serial state processing usb_pcdc_serial_state_ process() Transmit-in-progress flag off Portion inside dotted line is required for echo mode operation. Transmit-in-progress flag On Off USB receive data count acquisition processing usb_pcdc_get_rcv_data_cnt() Serial receive data acquisition processing usb_cpu_scidatareceive() Serial port transmit processing usb_cpu_scidatasend() Receive data count > 0 Serial transmit processing R_usb_pcdc_SendData() = 0 Serial transmit buffer status check usb_cpu_scit_stxbuffstatus() Buffer status Data receive processing R_usb_pcdc_ReceiveData() Transmit-in-progress flag on If data receive processing could not be performed at initial connection to the CDC host or at receive end because the buffer was full, data receive processing is performed at this point. Figure 5-9 APL 処 理 概 要 フロー (エコーモード) R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 19 of 36

6. Communications Device Class (CDC) 6.1 基 本 関 数 このソフトウェアは コミュニケーションデバイスクラス 仕 様 の Abstract Control Model サブクラスに 準 拠 しています PCDC の 主 な 機 能 は 以 下 のとおりです 1. USB ホストからの 機 能 照 会 に 対 する 応 答 2. USB ホストからのクラスリクエストに 対 する 応 答 3. USB ホストとのデータ 通 信 4. USB ホストへのシリアル 通 信 エラー 報 告 6.2 Abstract Control Model 概 要 Abstract Control Model サブクラスは USB 機 器 と 従 来 のモデム(RS-232C 接 続 )との 間 を 埋 める 技 術 で 従 来 のモデムを 使 用 するアプリケーションプログラムが 作 成 可 能 です 以 下 に 本 ソフトウェアでサポートするクラスリクエスト クラスノーティフィケーションを 記 します 6.2.1 クラスリクエスト(ホスト デバイスへの 要 求 ) 本 S/W で 対 応 しているクラスリクエストを Table 6-1 に 示 します Table 6-1 CDC クラスリクエスト リクエスト コード 説 明 対 応 SendEncapsulatedCommand 0x00 プロトコルで 定 義 された AT コマンド 等 を 送 信 No する GetEncapsulatedResponse 0x01 SendEncapsulatedCommand で 送 信 したコマ No ンドに 対 するレスポンスを 要 求 する SetCommFeature 0x02 機 器 固 有 の 2 バイトコードや カントリー 設 定 No の 禁 止 / 許 可 を 設 定 する GetCommFeature 0x03 機 器 固 有 の 2 バイトコードや カントリー 設 定 No の 禁 止 / 許 可 状 態 を 取 得 する ClearCommFeature 0x04 機 器 固 有 の 2 バイトコードや カントリー 設 定 No の 禁 止 / 許 可 設 定 をデフォルト 状 態 に 戻 す SetLineCoding 0x20 通 信 回 線 設 定 を 行 う ( 通 信 速 度 データ 長 Yes パリティビット ストップビット 長 ) GetLineCoding 0x21 通 信 回 線 設 定 状 態 を 取 得 する Yes SetControlLineState 0x22 通 信 回 線 制 御 信 号 RTS DTR の 設 定 を 行 う Yes SendBreak 0x23 ブレーク 信 号 の 送 信 を 行 う No Abstract Control Model リクエストについては USB Communications Class Subclass Specification for PSTN Devices, Revision 1.2 の Table 11 : Requests - Abstract Control Model を 参 照 してください R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 20 of 36

6.2.2 クラスリクエストのデータフォーマット 本 クラスドライバソフトが 対 応 するクラスリクエストのデータフォーマットを 以 下 に 記 します (1) SetLineCoding UART 回 線 設 定 を 行 う 為 にホストが 送 信 するクラスリクエストです SetLineCoding データフォーマットを 以 下 に 示 します Table 6-2 SetLineCoding フォーマット bmrequesttype brequest wvalue windex wlength Data 0x21 SET_LINE_CODING 0x00 0x00 0x07 Line Coding Structure (0x20) Table 6-3 参 照 Table 6-3 Line Coding Structure フォーマット Offset Field Size Value 説 明 0 DwDTERate 4 Number データ 端 末 の 速 度 (bps) 4 BcharFormat 1 Number ストップビット 0-1 Stop bit 1-1.5 Stop bits 2-2 Stop bits 5 BparityType 1 Number パリティ 0 - None 1 - Odd 2 Even 6 BdataBits 1 Number データビット (5, 6, 7, 8) 本 S/W でサポートする 設 定 を 以 下 に 示 します DwDTERate BcharFormat BparityType BdataBits : 1200bps/2400bps/4800bps/9600bps/14400bps/19200bps/38400bps/57600bps/115200bps : 1Stop bit/2stop bit : None/Odd/Even : 7bit/8bit (2) GetLineCoding UART 回 線 設 定 状 態 を 要 求 する 為 にホストが 送 信 するクラスリクエストです GetLineCoding データフォーマットを 以 下 に 示 します Table 6-4 SetLineCoding フォーマット bmrequesttype brequest wvalue WIndex wlength Data 0xA1 GET_LINE_CODING 0x00 0x00 0x07 Line Coding Structure (0x21) Table 6-3 参 照 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 21 of 36

(3) SetControlLineState UART のフロー 制 御 用 信 号 を 設 定 する 為 にホストが 送 信 するクラスリクエストです 本 S/W では RTS/DTR の 制 御 をサポートしていません SET_CONTROL_LINE_STATE データフォーマットを 以 下 に 示 します Table 6-5 SET_CONTROL_LINE_STATE フォーマット bmrequesttype brequest WValue windex wlength Data 0x21 SET_CONTROL_ LINE_STATE (0x22) Control Signal Bitmap Table 6-6 参 照 0x00 0x00 None Bit Position Table 6-6 Control Signal Bitmap フォーマット 説 明 D15 ~ D2 予 約 (0 にリセット) D1 DCE の 送 信 機 能 を 制 御 0 - RTS OFF 1 - RTS ON D0 DTE がレディ 状 態 かの 通 知 0 - DTR OFF 1 - DTR ON R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 22 of 36

6.2.3 クラスノーティフィケーション(デバイス ホストへの 通 知 ) 本 S/W のクラスノーティフィケーション 対 応 / 非 対 応 を Table 6-7 に 示 します Table 6-7 CDC クラスノーティフィケーション ノーティフィケーション コード 説 明 対 応 NETWORK_CONNECTION 0x00 ネットワーク 接 続 状 況 を 通 知 する No RESPONSE_AVAILABLE 0x01 GET_ENCAPSLATED_RESPONSE への 応 答 No SERIAL_STATE 0x20 シリアル 回 線 状 態 を 通 知 する Yes (1) Serial State UART ポートに 状 態 変 化 を 検 出 した 場 合 ホストへ 状 態 通 知 を 行 います 本 S/W ではオーバーランエラー パリティエラー フレーミングエラー 検 出 をサポートしています 状 態 通 知 は 正 常 状 態 からエラー 検 出 した 場 合 に 行 います エラーを 連 続 検 出 しても 状 態 通 知 を 連 続 送 信 しませ ん SerialState データフォーマットを 以 下 に 示 します Table 6-8 SerialState フォーマット bmrequesttype brequest wvalue windex wlength Data 0xA1 SERIAL_STATE 0x00 0x00 0x02 UART State bitmap (0x20) Table 6-9 参 照 Table 6-9 UART state bitmap フォーマット Bits Field 説 明 対 応 D15~D7 予 約 - D6 boverrun オーバーランエラー 検 出 Yes D5 bparity パリティエラー 検 出 Yes D4 bframing フレーミングエラー 検 出 Yes D3 bringsignal 着 信 (Ring signal) 検 出 No D2 bbreak ブレーク 信 号 検 出 No D1 btxcarrier Data Set Ready: 回 線 が 接 続 されて 通 信 が 可 能 No D0 brxcarrier Data Carrier Detect: 回 線 にキャリア 検 出 No 6.3 エンドポイント 仕 様 本 S/W では Table 6-10 で 示 されるエンドポイントを 使 用 していいます Table 6-10 エンドポイント 仕 様 bendpointaddress bmattributes wmaxpacketsize 説 明 EP No 転 送 方 向 転 送 タイプ Max パケットサイズ EP0 In/Out Control 64 標 準 リクエスト クラスリクエスト EP1 In Bulk 64 (Full Speed) デバイスからホストへのデータ 転 送 EP2 Out Bulk 64 (Full Speed) ホストからデバイスへのデータ 転 送 EP3 In Interrupt 16 デバイスからホストへの 状 態 通 知 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 23 of 36

6.4 PC 仮 想 COM ポートについて( 参 考 ) Windows OS 搭 載 PC は CDC デバイスを 仮 想 COM ポートとして 利 用 することが 可 能 です Windows OS 搭 載 PC に 本 S/W を 実 装 した RSK ボードを 接 続 すると エニュメレーション 設 定 に 続 き CDC クラスリクエストの GetLineCoding 及 び SetControlLineState を 行 った 後 仮 想 COM デバイスとしてデ バイスマネージャに 登 録 されます Windows デバイスマネージャに 仮 想 COM ポートとして 登 録 された 後 は Windows XP 標 準 搭 載 のハイパ ーターミナル 等 のターミナルアプリで CDC デバイスとデータ 通 信 が 可 能 です ターミナルアプリのシリアルポート 設 定 を 行 うことで クラスリクエスト SetLineCoding による UART 設 定 が 可 能 です ターミナルアプリのウインドウから 入 力 したデータ( 又 はファイル 送 信 )は EP2 を 使 用 して RSK ボードへ 転 送 され RSK ボード 側 から PC へのデータ 転 送 は EP1 を 使 用 して 行 われます ターミナルアプリによっては 最 後 に 受 信 したデータが MAX パケットサイズ(Full-Speed:64Byte,Hi- Speed:512Byte)の 場 合 継 続 するデータがあると 判 断 して 受 信 データをターミナルに 表 示 しないことがあり ます MAX パケットサイズ 未 満 のデータを 受 信 することで それまでに 受 信 したデータがターミナルに 表 示 さ れます R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 24 of 36

7. USB ペリフェラルコミュニケーションデバイスクラスドライバ (PCDC) 7.1 基 本 機 能 PCDC の 基 本 機 能 は 以 下 のとおりです (1) USB ホストとのデータ 転 送 (2) CDC クラスリクエストに 応 答 (3) コミュニケーションデバイスクラスノーティフィケーション 送 信 サービスの 提 供 7.2 PCDC API 関 数 Table 7-1 に PCDC API 一 覧 を 示 します Table 7-1 API Functions Function Name R_usb_pcdc_LineCodingInitial R_usb_pcdc_SendData R_usb_pcdc_ReceiveData R_usb_pcdc_ClassRequest R_usb_pcdc_task Description LineConding 初 期 化 USB 送 信 処 理 USB 受 信 処 理 CDC コントロール 転 送 処 理 PCDC メインタスク R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 25 of 36

R_usb_pcdc_LineCodingInitial LineCoding 初 期 化 形 式 usb_er_t R_usb_pcdc_LineCodingInitial ( usb_pcdc_linecoding_t *linecoding ) 引 数 *linecoding LineCoding 設 定 データポインタ 戻 り 値 USB_E_OK 成 功 解 説 補 足 LineCoding を 初 期 化 します - - R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 26 of 36

R_usb_pcdc_SendData USB 送 信 処 理 形 式 引 数 void R_usb_pcdc_SendData ( uint8_t* table, usb_leng_t size, usb_cbinfo_t complete) *table size 戻 り 値 解 説 補 足 complete - 使 用 例 転 送 データアドレス 転 送 サイズ 処 理 完 了 通 知 コールバック 関 数 - 転 送 データアドレス Table で 指 定 されたアドレスから 転 送 サイズ size 分 のデータを USB 送 信 します 送 信 完 了 後 コールバック 関 数 complete が 呼 出 されます 1. USB 送 信 処 理 結 果 はコールバック 関 数 の 引 数 usb_utr_t *mess で 得 られます 2. USB-BASIC-F/W のアプリケーションノートの USB 通 信 用 構 造 体 (usb_utr_t 構 造 体 ) を 参 照 してく ださい void usb_apl_task( void ) { uint8_t send_data[] = {0x01,0x02,0x03,0x04,0x05}; /* USB send data */ uint16_t size = 5; /* Data size */ R_usb_pcdc_SendData((uint8_t *)send_data, size, (usb_cbinfo_t)&usb_complete) } /* Callback function */ void usb_complete( usb_utr_t *mess ) { /* Processing at the time of the completion of USB transmitting */ } R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 27 of 36

R_usb_pcdc_ReceiveData USB 受 信 処 理 形 式 引 数 void *Table size 戻 り 値 解 説 補 足 complete - 使 用 例 R_usb_pcdc_ReceiveData (uint8_t *Table, usb_leng_t size, usb_cbinfo_t complete) USB 通 信 用 構 造 体 転 送 サイズ 処 理 完 了 通 知 コールバック 関 数 - USB 受 信 要 求 を 行 います USB から 転 送 サイズ size 分 のデータ 受 信 完 了 又 は MAX パケットサイズ 未 満 のデータを 受 信 した 場 合 コールバック 関 数 complete が 呼 出 されます USB 受 信 データは 転 送 データアドレス Table で 指 定 されたアドレスで 指 定 された 領 域 に 格 納 され ます 1. USB 受 信 処 理 結 果 はコールバック 関 数 の 引 数 usb_utr_t *mess で 得 られます 2. USB-BASIC-F/W のアプリケーションノートの USB 通 信 用 構 造 体 (usb_utr_t 構 造 体 ) を 参 照 してく ださい void usb_smp_task( void ) { uint8_t receive_data[64]; /* Data buff */ uint16_t size = 64; /* Data size */ R_usb_pcdc_ReceiveData((uint8_t *)receive_data,size, (usb_cbinfo_t)&usb_complete) } /* Callback function */ void usb_complete( usb_utr_t *mess ) { /* Processing at the time of the completion of USB reception */ } R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 28 of 36

R_usb_pcdc_ClassRequest CDC コントロール 転 送 処 理 形 式 引 数 void *request data 戻 り 値 解 説 補 足 - R_usb_pcdc_ClassRequest(usb_request_t *request, uint16_t data) クラスリクエストメッセージへのポインタ コントロール 転 送 ステージ 情 報 - USB_CS_IDST USB_CS_RDDS USB_CS_WRDS USB_CS_WRND USB_CS_RDSS USB_CS_WRSS USB_CS_SQER Idle or setup stage Control read data stage Control write data stage Control write no data status stage Control read status stage Control write status stage Sequence error リクエストタイプが CDC クラスリクエストの 場 合 コントロール 転 送 ステージに 対 応 した 処 理 を 呼 び 出 します 本 API はデバイスクラスドライバ レジストレーションでコントロール 転 送 時 に 呼 出 すコールバッ ク 関 数 として 登 録 します - 使 用 例 - void usb_apl_task( void ) { usb_pcdreg_t driver; : /* Control Transfer */ driver.ctrltrans = &R_usb_pcdc_ClassRequest; R_usb_pcdc_Registration(&driver); : } R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 29 of 36

R_usb_pcdc_Task PCDC メインタスク 形 式 引 数 void - 戻 り 値 解 説 補 足 - 使 用 例 R_usb_pcdc_Task(void) - - PCDC 処 理 タスク アプリから 要 求 された 処 理 を 行 い アプリに 処 理 結 果 を 通 知 します 本 API はユーザプログラムで 呼 び 出 してください タスクスイッチング 処 理 から 本 API がスケジュールされるように 登 録 します void usb_apl_task_switch(void) { while( 1 ) { if( USB_FLGSET == R_usb_cstd_Schedule() ) { /* PCD Task */ R_usb_pstd_PcdTask(); /* Peripheral Communications Devices Class Task */ R_usb_pcdc_Task(); } } } /* Peripheral Communications Class Application Task */ usb_pcdc_main_task(); R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 30 of 36

7.3 ユーザ 定 義 テーブル PCD が 使 用 するディスクリプタテーブルおよびパイプ 情 報 テーブルを 作 成 する 必 要 があります サンプ ルの r_usb_echo_apl_descriptor.c のファイルを 参 考 に 作 成 してください 詳 細 は ルネサス USB Device USB Basic Mini Firmware ユーザーズマニュアルをご 参 照 ください R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 31 of 36

8. コミュニケーションポートドライバ(CPD) コミュニケーションポートドライバ( 以 降 CPD) は RSK UART 用 シリアル 通 信 ドライバです RSK 以 外 の H/W 環 境 で 使 用 される 場 合 は 使 用 される 環 境 に 合 わせたシリアル 通 信 ドライバを 御 用 意 下 さい 8.1 RL78 シリーズ RL78 シリーズで 使 用 しているシリアル 通 信 ドライバは RX シリーズで 使 用 しているアプリケーションノ ート(Document No. R01AN1667EU)のドライバに 準 拠 しています シリアル 通 信 ドライバの 各 API および 引 数 については このアプリケーションノートを 参 照 してください 8.1.1 機 能 概 要 1. シリアルポート H/W(SCI)の 通 信 仕 様 (1) 回 線 速 度 1200bps~115200bps (2) パリティビット(なし 偶 数 奇 数 ) (3) ストップビット(1 ビット 2 ビット) (4) データ 長 (7 ビット 8 ビット) 2. 送 信 機 能 シリアルポートへの 送 信 動 作 は 送 信 データを CPD の 有 するリングバッファへ 格 納 し 送 信 データエン プティ 割 り 込 みにより 1 バイトずつ 送 信 を 行 います 3. 受 信 機 能 シリアルポートに 対 する 受 信 動 作 は 受 信 データフル 割 り 込 みにより 受 信 したデータを CPD の 有 するリ ングバッファへ 格 納 します CPD の 提 供 する 受 信 データ 読 み 出 し API を 使 用 して 受 信 データ 処 理 を 行 ってください R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 32 of 36

9. e 2 studio 用 プロジェクトのセットアップ (1). e 2 studio を 起 動 してください はじめてe 2 studio を 起 動 する 場 合 Workspace Launcher ダイアログが 表 示 されますので プロジェ クトを 格 納 するためのフォルダを 指 定 してください (2). [ファイル] [インポート]を 選 択 してください インポートの 選 択 ダイアログが 表 示 されます (3). インポートの 選 択 画 面 で [ 既 存 プロジェクトをワークスペースへ] を 選 択 してください Figure 9-1 インポートの 選 択 (4). [ ルートディレクトリの 選 択 ] の [ 参 照 ] ボタンを 押 下 して.cproject (プロジェクトファイル) が 格 納 されたフォルダを 選 択 して 下 さい R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 33 of 36

Figure 9-2 プロジェクトのインポート 画 面 (5). [ 終 了 ]をクリック して 下 さい プロジェクトのワークスペースへのインポートが 完 了 します R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 34 of 36

10. e 2 studio 用 プロジェクトを CS+で 使 用 する 場 合 本 プロジェクトは 統 合 環 境 e 2 studio で 作 成 されています 本 プロジェクトを CS+で 動 作 させる 場 合 は 下 記 の 手 順 を 行 ってください [Note] rcpc ファイルは workspace\rl78\ccrl\(mcu 名 )フォルダ 内 に 用 意 されています CS+を 起 動 し [スタート]メニュー から [e 2 studio/cubesuite+/ High-performance Embedded Workshop/PM+の プロジェクトを 開 く] を 選 択 する 拡 張 子 [.rcpc]のファイルを 選 択 して[ 開 く]ボタンを 押 す [e 2 studio 用 プロジェクト ファイル]を 選 択 プロジェクトを 選 択 する 例 :Sample プロジェクト 名 はアプリケーショ ンノート 毎 に 異 なります ご 使 用 になるマイコンを 選 択 してください プロジェクト 名 作 成 場 所 を 指 定 し てください プロジェクトの 種 類 には 空 のアプリケーション(CC-RL) を 選 択 してください Figure 10-1 e 2 studio 用 プロジェクトの CS+ 読 み 込 み 方 法 R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 35 of 36

ホームページとサポート 窓 口 ルネサス エレクトロニクスホームページ http://japan.renesas.com/ お 問 合 せ 先 http://japan.renesas.com/contact/ すべての 商 標 および 登 録 商 標 は それぞれの 所 有 者 に 帰 属 します R01AN0555JJ0215 Rev.2.15 Page 36 of 36

改 訂 記 録 改 訂 内 容 Rev. 発 行 日 ページ ポイント 1.00 2011.03.18 初 版 発 行 2.00 2013.02.06 ファームウェアアップデートによるドキュメントの 改 訂 2.01 2013.03.26 IAR 環 境 について 追 記 2.10 2013.08.01 RL78/L1C, RX111 に 対 応 誤 記 訂 正 2.11 2013.10.31 3.3.1 フォルダ 構 成 を 変 更 これに 伴 い 1.4 のパス 表 記 を 修 正 誤 記 訂 正 2.12 2014.03.31 R8C に 対 応 誤 記 訂 正 2.13 2015.03.16 動 作 確 認 デバイスから RX111 を 削 除 2.14 2016.01.18 Technical Update( 発 行 番 号 : TN-RL*-A055A/J, TN-RL*-A033B/J)に 対 応 しました 2.15 2016.03.28 CC-RL コンパイラをサポートしました A-1

製 品 ご 使 用 上 の 注 意 事 項 ここでは マイコン 製 品 全 体 に 適 用 する 使 用 上 の 注 意 事 項 について 説 明 します 個 別 の 使 用 上 の 注 意 事 項 については 本 ドキュメントおよびテクニカルアップデートを 参 照 してください 1. 未 使 用 端 子 の 処 理 注 意 未 使 用 端 子 は 本 文 の 未 使 用 端 子 の 処 理 に 従 って 処 理 してください CMOS 製 品 の 入 力 端 子 のインピーダンスは 一 般 に ハイインピーダンスとなっています 未 使 用 端 子 を 開 放 状 態 で 動 作 させると 誘 導 現 象 により LSI 周 辺 のノイズが 印 加 され LSI 内 部 で 貫 通 電 流 が 流 れたり 入 力 信 号 と 認 識 されて 誤 動 作 を 起 こす 恐 れがあります 未 使 用 端 子 は 本 文 未 使 用 端 子 の 処 理 で 説 明 する 指 示 に 従 い 処 理 してください 2. 電 源 投 入 時 の 処 置 注 意 電 源 投 入 時 は, 製 品 の 状 態 は 不 定 です 電 源 投 入 時 には LSI の 内 部 回 路 の 状 態 は 不 確 定 であり レジスタの 設 定 や 各 端 子 の 状 態 は 不 定 で す 外 部 リセット 端 子 でリセットする 製 品 の 場 合 電 源 投 入 からリセットが 有 効 になるまでの 期 間 端 子 の 状 態 は 保 証 できません 同 様 に 内 蔵 パワーオンリセット 機 能 を 使 用 してリセットする 製 品 の 場 合 電 源 投 入 からリセットの かかる 一 定 電 圧 に 達 するまでの 期 間 端 子 の 状 態 は 保 証 できません 3. リザーブアドレス( 予 約 領 域 )のアクセス 禁 止 注 意 リザーブアドレス( 予 約 領 域 )のアクセスを 禁 止 します アドレス 領 域 には 将 来 の 機 能 拡 張 用 に 割 り 付 けられているリザーブアドレス( 予 約 領 域 )がありま す これらのアドレスをアクセスしたときの 動 作 については 保 証 できませんので アクセスしない ようにしてください 4. クロックについて 注 意 リセット 時 は クロックが 安 定 した 後 リセットを 解 除 してください プログラム 実 行 中 のクロック 切 り 替 え 時 は 切 り 替 え 先 クロックが 安 定 した 後 に 切 り 替 えてくださ い リセット 時 外 部 発 振 子 (または 外 部 発 振 回 路 )を 用 いたクロックで 動 作 を 開 始 するシステムでは クロックが 十 分 安 定 した 後 リセットを 解 除 してください また プログラムの 途 中 で 外 部 発 振 子 (または 外 部 発 振 回 路 )を 用 いたクロックに 切 り 替 える 場 合 は 切 り 替 え 先 のクロックが 十 分 安 定 し てから 切 り 替 えてください 5. 製 品 間 の 相 違 について 注 意 型 名 の 異 なる 製 品 に 変 更 する 場 合 は 製 品 型 名 ごとにシステム 評 価 試 験 を 実 施 してくださ い 同 じグループのマイコンでも 型 名 が 違 うと 内 部 ROM レイアウトパターンの 相 違 などにより 電 気 的 特 性 の 範 囲 で 特 性 値 動 作 マージン ノイズ 耐 量 ノイズ 輻 射 量 などが 異 なる 場 合 がありま す 型 名 が 違 う 製 品 に 変 更 する 場 合 は 個 々の 製 品 ごとにシステム 評 価 試 験 を 実 施 してください

ご 注 意 書 き 1. 本 資 料 に 記 載 された 回 路 ソフトウェアおよびこれらに 関 連 する 情 報 は 半 導 体 製 品 の 動 作 例 応 用 例 を 説 明 するものです お 客 様 の 機 器 システムの 設 計 におい て 回 路 ソフトウェアおよびこれらに 関 連 する 情 報 を 使 用 する 場 合 には お 客 様 の 責 任 において 行 ってください これらの 使 用 に 起 因 して お 客 様 または 第 三 者 に 生 じた 損 害 に 関 し 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません 2. 本 資 料 に 記 載 されている 情 報 は 正 確 を 期 すため 慎 重 に 作 成 したものですが 誤 りがないことを 保 証 するものではありません 万 一 本 資 料 に 記 載 されている 情 報 の 誤 りに 起 因 する 損 害 がお 客 様 に 生 じた 場 合 においても 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません 3. 本 資 料 に 記 載 された 製 品 デ-タ 図 表 プログラム アルゴリズム 応 用 回 路 例 等 の 情 報 の 使 用 に 起 因 して 発 生 した 第 三 者 の 特 許 権 著 作 権 その 他 の 知 的 財 産 権 に 対 する 侵 害 に 関 し 当 社 は 何 らの 責 任 を 負 うものではありません 当 社 は 本 資 料 に 基 づき 当 社 または 第 三 者 の 特 許 権 著 作 権 その 他 の 知 的 財 産 権 を 何 ら 許 諾 するものではありません 4. 当 社 製 品 を 改 造 改 変 複 製 等 しないでください かかる 改 造 改 変 複 製 等 により 生 じた 損 害 に 関 し 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません 5. 当 社 は 当 社 製 品 の 品 質 水 準 を 標 準 水 準 および 高 品 質 水 準 に 分 類 しており 各 品 質 水 準 は 以 下 に 示 す 用 途 に 製 品 が 使 用 されることを 意 図 しております 標 準 水 準 : コンピュータ OA 機 器 通 信 機 器 計 測 機 器 AV 機 器 家 電 工 作 機 械 パーソナル 機 器 産 業 用 ロボット 等 高 品 質 水 準 : 輸 送 機 器 ( 自 動 車 電 車 船 舶 等 ) 交 通 用 信 号 機 器 防 災 防 犯 装 置 各 種 安 全 装 置 等 当 社 製 品 は 直 接 生 命 身 体 に 危 害 を 及 ぼす 可 能 性 のある 機 器 システム( 生 命 維 持 装 置 人 体 に 埋 め 込 み 使 用 するもの 等 ) もしくは 多 大 な 物 的 損 害 を 発 生 さ せるおそれのある 機 器 システム( 原 子 力 制 御 システム 軍 事 機 器 等 )に 使 用 されることを 意 図 しておらず 使 用 することはできません たとえ 意 図 しない 用 途 に 当 社 製 品 を 使 用 したことによりお 客 様 または 第 三 者 に 損 害 が 生 じても 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません なお ご 不 明 点 がある 場 合 は 当 社 営 業 にお 問 い 合 わせください 6. 当 社 製 品 をご 使 用 の 際 は 当 社 が 指 定 する 最 大 定 格 動 作 電 源 電 圧 範 囲 放 熱 特 性 実 装 条 件 その 他 の 保 証 範 囲 内 でご 使 用 ください 当 社 保 証 範 囲 を 超 えて 当 社 製 品 をご 使 用 された 場 合 の 故 障 および 事 故 につきましては 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません 7. 当 社 は 当 社 製 品 の 品 質 および 信 頼 性 の 向 上 に 努 めていますが 半 導 体 製 品 はある 確 率 で 故 障 が 発 生 したり 使 用 条 件 によっては 誤 動 作 したりする 場 合 がありま す また 当 社 製 品 は 耐 放 射 線 設 計 については 行 っておりません 当 社 製 品 の 故 障 または 誤 動 作 が 生 じた 場 合 も 人 身 事 故 火 災 事 故 社 会 的 損 害 等 を 生 じさせ ないよう お 客 様 の 責 任 において 冗 長 設 計 延 焼 対 策 設 計 誤 動 作 防 止 設 計 等 の 安 全 設 計 およびエージング 処 理 等 お 客 様 の 機 器 システムとしての 出 荷 保 証 を 行 ってください 特 に マイコンソフトウェアは 単 独 での 検 証 は 困 難 なため お 客 様 の 機 器 システムとしての 安 全 検 証 をお 客 様 の 責 任 で 行 ってください 8. 当 社 製 品 の 環 境 適 合 性 等 の 詳 細 につきましては 製 品 個 別 に 必 ず 当 社 営 業 窓 口 までお 問 合 せください ご 使 用 に 際 しては 特 定 の 物 質 の 含 有 使 用 を 規 制 する RoHS 指 令 等 適 用 される 環 境 関 連 法 令 を 十 分 調 査 のうえ かかる 法 令 に 適 合 するようご 使 用 ください お 客 様 がかかる 法 令 を 遵 守 しないことにより 生 じた 損 害 に 関 して 当 社 は 一 切 その 責 任 を 負 いません 9. 本 資 料 に 記 載 されている 当 社 製 品 および 技 術 を 国 内 外 の 法 令 および 規 則 により 製 造 使 用 販 売 を 禁 止 されている 機 器 システムに 使 用 することはできません ま た 当 社 製 品 および 技 術 を 大 量 破 壊 兵 器 の 開 発 等 の 目 的 軍 事 利 用 の 目 的 その 他 軍 事 用 途 に 使 用 しないでください 当 社 製 品 または 技 術 を 輸 出 する 場 合 は 外 国 為 替 及 び 外 国 貿 易 法 その 他 輸 出 関 連 法 令 を 遵 守 し かかる 法 令 の 定 めるところにより 必 要 な 手 続 を 行 ってください 10. お 客 様 の 転 売 等 により 本 ご 注 意 書 き 記 載 の 諸 条 件 に 抵 触 して 当 社 製 品 が 使 用 され その 使 用 から 損 害 が 生 じた 場 合 当 社 は 何 らの 責 任 も 負 わず お 客 様 にてご 負 担 して 頂 きますのでご 了 承 ください 11. 本 資 料 の 全 部 または 一 部 を 当 社 の 文 書 による 事 前 の 承 諾 を 得 ることなく 転 載 または 複 製 することを 禁 じます 注 1. 本 資 料 において 使 用 されている 当 社 とは ルネサス エレクトロニクス 株 式 会 社 およびルネサス エレクトロニクス 株 式 会 社 がその 総 株 主 の 議 決 権 の 過 半 数 を 直 接 または 間 接 に 保 有 する 会 社 をいいます 注 2. 本 資 料 において 使 用 されている 当 社 製 品 とは 注 1において 定 義 された 当 社 の 開 発 製 造 製 品 をいいます 営 業 お 問 合 せ 窓 口 http://www.renesas.com 営 業 お 問 合 せ 窓 口 の 住 所 は 変 更 になることがあります 最 新 情 報 につきましては 弊 社 ホームページをご 覧 ください ルネサス エレクトロニクス 株 式 会 社 135-0061 東 京 都 江 東 区 豊 洲 3-2-24( 豊 洲 フォレシア) 技 術 的 なお 問 合 せおよび 資 料 のご 請 求 は 下 記 へどうぞ 総 合 お 問 合 せ 窓 口 :http://japan.renesas.com/contact/ 2016 Renesas Electronics Corporation. All rights reserved. Colophon 4.0