( 百 万 円 ) 売 上 高 と 営 業 利 益 の 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 連 単 単 連 12/7 期 13/7 期 は 子 会 社 が 存 在 しないため 連 結 損 益 計 算 書 作 成 無 し 期 予 連



Similar documents



<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

PowerPoint プレゼンテーション

業 績 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 事 業 概 要 モバイル 事 業 が 売 上 高 営 業 利 益 の 多 くを 占 める 同 社 の 事 業 セグメントは コンシューマ 向

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一


平成29年2月期 第2四半期決算短信

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

第316回取締役会議案


預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有


4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ


スライド 1


公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

T T VWAPギャランティ 取 引 とは T T VWAPギャランティ 取 引 とは これまでの 成 行 や 指 値 とは 異 なる 東 海 東 京 証 券 が 提 供 する 新 しい 形 の 売 買 方 法 です その 方 法 とは 1 金 融 商 品 取 引 所 ( 以 下 取 引 所 )に

16 日本学生支援機構

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

平成28年11月期第3四半期決算短

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

 

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

弁護士報酬規定(抜粋)

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

Ⅰ.2015 年 度 (2016 年 3 月 期 ) 決 算 概 要 1

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

JAL Xxxxxxxx Xxxxxxxx


経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

財政再計算結果_色変更.indd

m07 北見工業大学 様式①

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

連結計算書

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

<4D F736F F D E718CF68D C768E5A8F9197DE>

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

1_2013BS(0414)

退職手当とは

<4D F736F F D E91E6318E6C94BC8AFA925A904D D838A815B8BA693AF8E9497BF2E646F63>

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

<95BD90AC E93788C888E5A82CC8A FEE95F18CF68A4A97702E786C73>


信用調査報告書(見本)

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

公表表紙

2013年3月期第1四半期決算資料

平成22年度

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

Microsoft PowerPoint - 基金制度

< DE096B1838C837C815B ECA905E93FC2E786C7378>

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

<87438E9197BF332D A E786477>

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

●電力自由化推進法案

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ): 無 新 規 - 社 ( 社 名 ) 除 外 - 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸

文化政策情報システムの運用等

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

別紙3

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

平成24年度 業務概況書

(2) 情 報 ネットワーク 事 業 及 びワイヤレスアンテナ 事 業 のうちの 特 定 建 設 業 認 可 が 必 要 な 建 設 工 事 事 業 と 放 送 アンテナの 販 売 事 業 を 2016 年 12 月 1 日 付 け( 予 定 )で HCNET に 承 継 ( 以 下 本 HCNET

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 有 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 1 社 ( 社 名 ) 株 式 会 社 CFSコーポレーション 除 外 - 社 ( 社 名 )

Transcription:

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp 伪 伪 2015 年 7 月 期 は 2 ケタの 増 収 増 益 を 見 込 む 今 後 の 事 業 展 開 に 注 目 Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 佐 藤 譲 <3625> は モバイル 及 びタブレット 端 末 向 けのアプリケーションソフト 開 発 や Web サイト 構 築 でコンサルティングから 開 発 保 守 運 用 広 告 までワンストップで 提 供 する IT サービス 企 業 技 術 開 発 力 の 高 さに 定 評 がある 2014 年 7 月 期 より 米 国 に 子 会 社 を 設 立 したことに 伴 い 連 結 決 算 を 開 始 した 2014 年 7 月 期 の 連 結 業 績 は 前 期 末 の 単 独 業 績 と 比 較 すると 売 上 高 が 横 ばいの 3,498 百 万 円 営 業 利 益 が 2.1% 減 の 133 百 万 円 とほぼ 同 水 準 となった モバイル 領 域 におけるシ ステム 開 発 需 要 は 旺 盛 だったものの 人 員 の 確 保 が 想 定 どおり 進 まなかったことや 受 注 競 争 の 激 化 を 主 因 に 業 績 は 伸 び 悩 んだ 格 好 だ 2015 年 7 月 期 は 売 上 高 が 前 期 比 11.5% 増 の 3,900 百 万 円 営 業 利 益 が 同 56.7% 増 の 210 百 万 円 と 2 ケタの 増 収 増 益 を 見 込 んでいる 人 員 に 関 しては 中 途 新 規 採 用 の 拡 充 に 加 えて 離 職 率 の 抑 制 を 図 ることで 前 期 末 比 41 名 増 の 236 名 と 約 2 割 の 増 員 を 見 込 み 受 注 能 力 の 拡 大 を 進 めていく 売 上 面 では 2013 年 秋 に 資 本 業 務 提 携 を 結 んだ TOKAI ホールディ ングス <3167> 子 会 社 の TOKAI コミュニケーションズやエクシング 向 けが 増 加 することに 加 え て 新 規 顧 客 向 けの 受 注 拡 大 を 見 込 んでいる また 米 国 におけるカジノ 関 連 プロジェクト ( 電 子 マネー 決 済 システム) では 2014 年 3 月 に 米 国 に 子 会 社 を 設 立 し 9 月 に 開 催 された 米 国 での 展 示 会 Global Gaming Expo (G2E) で ハードウェアなどの 商 品 展 示 を 行 い 本 格 的 な 商 談 に 向 けての 準 備 を 進 めている 引 き 続 き 2016 年 春 頃 の 実 用 化 を 目 指 し 活 動 を 進 めていく 予 定 だ 同 社 は 2016 年 7 月 期 に 売 上 高 5,000 百 万 円 を 目 標 として 掲 げている 当 初 予 定 よりも 1 年 遅 れとなるが 成 長 軌 道 に 乗 せるための 社 内 体 制 の 整 備 は 着 々と 進 んでいる 収 益 の 安 定 性 を 高 めるために 運 用 保 守 事 業 (ストック 型 ビジネス) の 売 上 高 構 成 比 を 前 期 の 25% か ら 35 ~ 40% に 拡 大 していくほか 新 規 事 業 で 5 ~ 10% の 売 上 げ 貢 献 を 見 込 んでいる また 人 的 リソースの 確 保 や 新 規 事 業 の 立 ち 上 げを 目 的 とした M&A も 今 後 は 積 極 的 に 取 り 組 んで いく 方 針 であり 今 後 の 事 業 展 開 が 注 目 されよう 伪 伪 Check Point ワンストップで 幅 広 いサービスを 提 供 本 社 移 転 を 行 い 生 産 性 が 向 上 第 2 四 半 期 以 降 は 2 ケタ 増 益 マーケティング 部 門 を 新 設 し 新 規 顧 客 を 開 拓 へ 1

( 百 万 円 ) 売 上 高 と 営 業 利 益 の 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 連 単 単 連 12/7 期 13/7 期 は 子 会 社 が 存 在 しないため 連 結 損 益 計 算 書 作 成 無 し 期 予 連 伪 伪 事 業 概 要 ワンストップで 幅 広 いサービスを 提 供 同 社 はモバイル 関 連 のアプリケーション 開 発 システム 開 発 などの 受 託 開 発 から 保 守 運 用 分 析 コンサルティングまでワンストップソリューションを 提 供 している スマートフォン やタブレット 端 末 などのモバイル 市 場 が 急 成 長 するなか 同 社 の 強 みであるモバイル 技 術 を ベースとしたシステム 開 発 に 注 力 し 顧 客 企 業 の 業 績 向 上 につながるソリューションを 提 供 し ている 顧 客 数 は 現 在 170 社 程 度 で このうち 上 位 20 社 で 売 上 高 の 約 80% を 占 めている なかで も i モードの 開 発 当 時 からアプリケーションソフトの 開 発 に 携 わってきた NTT ドコモ <9437> は 主 力 顧 客 で 2014 年 7 月 期 の 売 上 高 構 成 比 では 29% を NTT ドコモが 占 めている 主 な 開 発 事 例 は 表 のとおりとなっている 同 社 の 強 みは 開 発 から 保 守 運 用 コンサル ティングまでワンストップでサービスを 提 供 できる 点 にある また モバイル 分 野 での 知 見 が 深 く 顧 客 企 業 が 求 める 様 々なニーズ (モバイル 及 びタブレットアプリを 中 心 とした BtoBtoC 向 けサービスの 導 入 目 的 集 客 方 法 営 業 支 援 コスト 削 減 等 ) に 対 応 できるだけのシス テム 開 発 力 や 無 線 通 信 ネットワーク 分 野 における 技 術 力 を 保 有 していることにある なお 2014 年 3 月 に 米 国 カジノ 市 場 向 けモバイル 電 子 マネーサービスの 事 業 開 発 運 営 を 目 的 に 同 社 が 100% 出 資 した Prism Solutions Inc. ( 以 下 PSI) を 米 国 に 設 立 しており 2014 年 7 月 期 から 連 結 業 績 の 開 示 を 行 っている 開 発 事 例 NTT ドコモ 携 帯 アプリ i Bodymo 開 発 チケットぴあ Web サイトリニューアル 開 発 NTT ドコモ i ウィジェット 対 応 標 準 搭 載 アプリ 開 発 東 証 相 場 情 報 契 約 管 理 システム 開 発 ANA Passbook 対 応 サービス システム 開 発 カーコンビニ 倶 楽 部 公 式 モバイルサイト 開 発 ANA マイレージクラブアプリ 開 発 進 路 情 報 ポータルサイト マイナビ 進 学 の 構 築 と 運 用 ぐるなびレシピ ipad 用 アプリ 開 発 SBI 証 券 スマートフォン 向 け 取 引 サイトリニューア ル 開 発 大 手 ファストフード チェーン Felica 対 応 クーポンア エクシング 楽 曲 ダウンロード Web サイト Windows プリ 開 発 アプリ 開 発 Android/iPhone アプリ ビックカメラ 開 発 伊 藤 忠 食 品 食 べモール スマートフォン 向 け EC アプリ 開 発 出 所 : 会 社 HP より 作 成 2

伪 伪 決 算 動 向 本 社 移 転 を 行 い 生 産 性 が 向 上 第 2 四 半 期 以 降 は 2 ケタ 増 益 (1) 2014 年 7 月 期 の 業 績 概 要 9 月 9 日 付 で 発 表 された 2014 年 7 月 期 (2013 年 8 月 -2014 年 7 月 期 ) の 単 独 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 横 ばいの 3,498 百 万 円 営 業 利 益 が 同 4.3% 増 の 142 百 万 円 経 常 利 益 が 同 4.0% 増 の 139 百 万 円 当 期 純 利 益 が 同 98.5% 減 の 0 百 万 円 となった 2014 年 7 月 期 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/7 期 14/7 期 単 独 実 績 対 売 上 比 単 独 期 初 計 画 単 独 実 績 前 期 比 連 結 実 績 対 売 上 比 前 期 比 売 上 高 3,496-3,900 3,498 0.0% 3,498-0.0% 売 上 原 価 2,420 69.2% 2,410 68.9% -0.4% 販 管 費 940 26.9% 954 27.3% 1.5% 営 業 利 益 136 3.9% 270 142 4.3% 133 3.8% -2.1% 経 常 利 益 134 3.8% 260 139 4.0% 130 3.7% -2.8% 特 別 損 益 -23-0.7% -92-2.7% - 当 期 純 利 益 51 1.5% 100 0-98.5% -8-0.2% -116.0% 企 業 のモバイル 領 域 におけるシステム 開 発 投 資 が 活 発 化 するなか 人 的 リソースの 不 足 を 要 因 に 売 上 高 は 期 初 会 社 計 画 を 1 割 程 度 下 回 り 伸 び 悩 む 格 好 となった 顧 客 別 で 見 ると 既 存 顧 客 (NTT ドコモを 除 く) 向 けが 前 期 比 32% 増 と 増 加 したものの NTT ドコモ 向 けが 同 9% 減 となったほか 新 規 顧 客 向 けが 同 64% 減 と 大 きく 減 少 したのが 目 立 った NTT ドコモ 向 けに 関 しては 同 社 が 2013 年 に 発 売 を 開 始 した iphone 関 連 のシステム 投 資 需 要 が 特 需 的 に 入 った 反 動 減 によるものだが 新 規 顧 客 向 けに 関 しては 人 的 リソースの 不 足 が 大 きく 影 響 したものと 考 えられる ( 億 円 ) 顧 客 別 売 上 高 既 存 ドコモ 新 規 期 期 3

決 算 動 向 営 業 利 益 は 前 期 後 半 に 発 生 した 不 採 算 案 件 の 影 響 が 当 第 1 四 半 期 (2013 年 8-10 月 期 ) まで 残 ったものの 当 第 2 四 半 期 以 降 は 2 ケタ 増 益 と 回 復 基 調 が 続 いている 2013 年 10 月 に 本 社 移 転 を 行 い フロアスペースを 従 来 比 1.3 倍 と 拡 張 し 作 業 環 境 を 大 幅 に 改 善 した ことによる 生 産 性 向 上 が 大 きく 寄 与 している 従 来 はフロアスペースの 問 題 で 外 注 先 企 業 との 開 発 作 業 をリモート 環 境 で 行 う 必 要 があり これがコミュニケーションロスの 発 生 並 び に 生 産 性 低 下 の 一 因 となっていた しかし 本 社 移 転 によりフロアスペースを 拡 張 したことで 外 注 先 企 業 も 同 一 フロア 内 に 常 駐 して 開 発 作 業 を 行 うことが 可 能 となり こうした 問 題 が 是 正 されている 通 期 ベースの 営 業 利 益 の 増 減 要 因 で 見 れば 本 社 移 転 に 伴 う 家 賃 費 用 が 前 期 比 30 百 万 円 増 加 しており 40 百 万 円 程 度 が 生 産 性 向 上 による 効 果 とみることができる また 本 社 移 転 費 用 91 百 万 円 を 特 別 損 失 として 計 上 している なお 連 結 ベースでは 米 国 子 会 社 の 設 立 に 関 連 した 販 管 費 が 8 百 万 円 計 上 され 営 業 利 益 の 減 益 要 因 となっている 四 半 期 別 営 業 利 益 ( 百 万 円 ) 安 全 性 は 健 全 な 水 準 を 維 持 収 益 性 は 上 向 きを 予 想 (2) 財 務 状 況 2014 年 7 月 期 末 の 財 務 状 況 は 総 資 産 残 高 で 前 期 末 比 161 百 万 円 増 の 2,245 百 万 円 となっ た 主 な 変 動 要 因 としては 本 社 移 転 に 伴 う 有 形 固 定 資 産 や 差 入 保 証 金 の 増 加 で 固 定 資 産 が 193 百 万 円 増 加 し これに 見 合 う 格 好 で 現 預 金 が 184 百 万 円 減 少 した 一 方 負 債 は 前 期 末 比 182 百 万 円 増 加 の 668 百 万 円 となった 短 期 借 入 金 の 増 加 (+100 百 万 円 )が 主 因 となっ ている 主 要 経 営 指 標 を 見 ると 安 全 性 を 示 す 流 動 比 率 や 自 己 資 本 比 率 D/E レシオなどはいず れも 前 期 末 よりは 悪 化 したものの 健 全 な 水 準 を 維 持 している 収 益 性 に 関 しては 営 業 利 益 率 は 3.7% とここ 数 年 のなかでは 前 期 末 同 様 低 い 水 準 にとどまった 収 益 性 の 低 下 は 不 採 算 案 件 の 発 生 が 主 因 となっているが 前 述 したように 本 社 移 転 に 伴 って 開 発 部 門 の 生 産 性 が 向 上 していること 不 採 算 案 件 発 生 の 撲 滅 を 目 的 としたプロジェクト 管 理 体 制 を 強 化 して いることなどで 今 後 は 上 向 きに 転 じるものと 予 想 される 4

決 算 動 向 貸 借 対 照 表 ( 単 位 : 百 万 円 ) 11/7 期 12/7 期 13/7 期 14/7 期 増 減 流 動 資 産 1,354 2,132 1,887 1,853-33 ( 現 預 金 ) 613 1,271 1,009 925-84 固 定 資 産 181 299 190 383 193 繰 延 資 産 2 9 6 7 1 資 産 合 計 1,538 2,442 2,084 2,245 161 流 動 負 債 511 746 449 631 182 固 定 負 債 109 82 36 36 0 ( 有 利 子 負 債 ) 270 220 200 300 100 負 債 合 計 620 829 485 668 182 純 資 産 918 1,612 1,598 1,576-21 ( 安 全 性 ) 流 動 比 率 265.1 285.7 420.2 293.4 自 己 資 本 比 率 59.6 65.8 76.0 69.7 D/E レシオ 29.4 13.6 12.6 19.2 ( 収 益 性 ) ROE 8.4 8.3 3.3-0.5 売 上 高 営 業 利 益 率 7.2 9.4 3.9 3.8 マーケティング 部 門 を 新 設 し 新 規 顧 客 を 開 拓 へ (3) 2015 年 7 月 期 の 業 績 見 通 し 2015 年 7 月 期 の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 11.5% 増 の 3,900 百 万 円 営 業 利 益 が 同 56.7% 増 の 210 百 万 円 経 常 利 益 が 同 52.9% 増 の 200 百 万 円 当 期 純 利 益 が 90 百 万 円 ( 前 期 8 百 万 円 の 損 失 ) となる 見 通 しである 売 上 高 については 既 存 顧 客 向 け (NTT ドコモ 含 む) で 前 期 比 150 百 万 円 増 の 3,400 百 万 円 新 規 顧 客 向 けで 250 百 万 円 増 の 500 百 万 円 を 見 込 む 既 存 顧 客 では NTT ドコモ 向 けが 前 期 比 微 増 となるほか 2013 年 秋 に 資 本 業 務 提 携 を 結 んだ TOKAI コミュニケーショ ン 向 けが 前 期 比 3 倍 増 の 150 ~ 200 百 万 円 ( 協 業 プロジェクト 含 む) エクシング 向 けが 同 5 割 増 の 120 百 万 円 程 度 と 増 収 要 因 の 大 半 を 占 めることになる TOKAI コミュニケーションズ 向 けでは BtoB 分 野 のうちモバイル 領 域 におけるシステム 開 発 案 件 の 増 加 が 見 込 まれ エク シング 向 けではカラオケシステムの 更 新 需 要 が 見 込 まれている また 新 規 顧 客 向 けに 関 し ては 人 員 増 による 能 力 増 強 を 図 ることで 受 注 獲 得 を 積 極 的 に 進 めていく 考 えだ 従 業 員 数 に 関 しては 前 期 末 の 195 名 から 当 期 末 は 236 名 まで 増 員 する 計 画 となっている 中 途 採 用 に 加 え 当 期 から 新 卒 採 用 を 開 始 するほか 離 職 率 の 抑 制 を 進 めることで 増 員 を 図 る 考 えだ 2014 年 9 月 末 時 点 での 中 途 採 用 者 数 は 20 名 2015 年 4 月 の 新 卒 採 用 者 数 は 7 名 となっており 退 職 者 数 に 関 しても 計 画 どおり 抑 制 が 進 んでいる 離 職 率 に 関 しては 2012 年 7 月 期 に 22% の 水 準 であったものが 年 々 低 下 傾 向 にあり 当 期 は 10% を 切 る 水 準 を 目 指 している 2013 年 以 降 は 女 性 の 働 きやすい 環 境 を 整 備 するため 育 児 産 休 制 度 の 活 用 を 推 奨 した 積 極 的 な 推 奨 後 は 10 名 の 社 員 が 同 制 度 を 活 用 し 全 員 が 職 場 復 帰 を 果 たしている また 当 期 より 人 事 制 度 の 改 革 ( 自 己 申 告 制 による 部 門 移 動 ) を 行 ったほか 優 れた 功 績 を 上 げた 社 員 を 表 彰 する MVE (Most Valuable Engineer) や エンジニアのスキ ルアップを 図 るための 教 育 時 間 や 補 助 金 の 新 設 など 社 員 のモチベーション 向 上 を 促 進 する 施 策 を 導 入 することで 離 職 率 の 抑 制 につなげていく 5

決 算 動 向 ( 百 万 円 ) 従 業 員 数 と 離 職 率 従 業 員 数 離 職 率 未 満 期 期 期 期 予 同 社 は 従 来 損 益 分 岐 点 の 低 下 を 図 るため 外 注 比 率 を 高 めてきた 経 緯 があるが 繁 忙 感 が 高 まる 中 でのプロジェクト 管 理 体 制 や モバイル 領 域 における 開 発 ノウハウの 外 部 流 出 な ど 経 営 面 での 各 種 リスクが 目 立 ってきたことから 今 後 は 外 注 比 率 の 低 下 を 進 めていく 方 針 だ 既 存 顧 客 向 け 運 用 保 守 サービスなどストック 型 ビジネスの 売 上 比 率 が 上 昇 し 収 益 の 安 定 性 が 高 まってきたこともその 要 因 となっている なお 前 期 の 外 注 比 率 は 45% 前 後 の 水 準 となっており 中 期 的 には 40% 程 度 まで 引 き 下 げていく また 今 期 の 取 り 組 みとして 新 たにマーケティング 部 門 を 新 設 した 付 加 価 値 の 高 い 受 託 開 発 案 件 を 計 画 的 かつ 戦 略 的 に 絞 り 込 み 顧 客 提 案 を 積 極 的 に 行 うことで 新 規 顧 客 の 開 拓 を 進 めていく これまで 同 社 の 受 注 見 積 価 格 は 競 合 と 比 較 して 割 高 となる 傾 向 であった が 今 期 より 受 注 見 積 価 格 の 2 割 引 き 下 げを 目 標 に 打 ち 出 している 見 積 価 格 に 関 しては 社 内 でのナレッジを 十 分 に 共 有 できていなかったことが 要 因 の 1 つとみられており 今 期 より ナレッジの 共 有 を 図 ること また 顧 客 とのコミュニケーションをより 密 に 図 って 行 くこと 等 で 見 積 価 格 の 引 き 下 げを 目 指 す 例 えば 不 採 算 プロジェクトに 関 しては その 原 因 や 課 題 対 応 策 がこれまでは 社 内 で 十 分 に 共 有 できていなかった 今 後 は 各 プロジェクトにおける 課 題 や 問 題 点 などを 社 員 全 体 が 共 有 することで 生 産 性 改 善 につなげ 競 争 力 のある 見 積 価 格 が 提 示 できるよう 進 めていく 伪 伪 成 長 戦 略 と 経 営 課 題 運 用 保 守 事 業 を 収 益 の 柱 の 一 つに 育 てるほか 新 規 事 業 の 立 ち 上 げを 進 める 方 針 同 社 は 2016 年 7 月 期 に 売 上 高 5,000 百 万 円 以 上 を 目 標 として 掲 げている 受 託 開 発 事 業 に 加 えて 運 用 保 守 事 業 を 収 益 の 柱 に 育 てていくほか M&A も 活 用 した 新 規 事 業 の 立 ち 上 げを 進 めていく 2016 年 7 月 期 の 売 上 高 構 成 比 では 運 用 保 守 事 業 を 前 期 実 績 の 25% から 35 ~ 40% へ 新 規 事 業 を 前 期 実 績 の 2% から 5 ~ 10% へそれぞれ 拡 大 させる 見 込 み 運 用 保 守 事 業 はストック 型 ビジネスとなるため 収 益 の 安 定 性 も 向 上 する M&A 戦 略 としては 新 規 事 業 のほか 運 用 保 守 事 業 や 受 託 開 発 事 業 においても 人 的 リソースの 確 保 を 目 的 に 積 極 的 に 取 り 組 んでいく 方 針 を 示 している 6

成 長 戦 略 と 経 営 課 題 事 業 別 売 上 計 画 ( 億 円 ) 運 用 保 守 受 託 開 発 新 規 事 業 35 億 円 73% 2% 39 億 円 67% 3% 50 億 円 5-10% 55% 25% 30% 35-40% 期 期 予 期 予 モバイル 電 子 マネー 決 済 システムは 開 発 力 で 先 行 中 長 期 的 な 安 定 収 益 源 に (1) 運 用 保 守 事 業 運 用 保 守 事 業 では 今 まで 手 掛 けてきた 受 託 開 発 案 件 をパッケージ 化 して 特 定 業 界 向 け にサービスを 提 案 していく 現 在 米 国 で 事 業 化 に 向 けた 取 り 組 みを 進 めているカジノ 向 け 電 子 マネー 決 済 システムもその 1 つとなる 米 国 カジノ 市 場 向 けの 電 子 マネー 決 済 システムは 日 本 金 銭 機 械 <6418> の 米 国 子 会 社 JCM AMERICAN CORP. と 業 務 提 携 を 行 い 共 同 開 発 を 進 めてきたプロジェクトである 2014 年 9 月 のカジノ 関 連 の 展 示 会 である Global Gaming Expo (G2E) で 同 社 の 電 子 マネー 決 済 システムを 発 表 し 実 際 のスロットマシンに 組 み 込 んだ 形 で 展 示 した 2015 年 秋 以 降 は 本 格 的 に 販 売 活 動 を 行 っていく 予 定 で 2016 年 春 には 本 サービスを 開 始 したい 考 えだ カジ ノ 業 界 において 携 帯 電 話 を 用 いた 電 子 マネー 決 済 システムを 開 発 提 案 しているのは 同 社 のみであり 当 該 サービスの 採 用 に 期 待 したい カジノ 市 場 に 関 しては 既 存 のシンガポールやマカオ 市 場 のほか 日 本 でもカジノ 法 案 の 可 決 によって 今 後 日 本 市 場 が 創 設 される 見 通 しとなっている モバイル 電 子 マネー 決 済 シス テムで 世 界 初 となる NTT ドコモの おサイフケータイ の 開 発 に 携 わった 同 社 が 開 発 力 で 先 行 しており 受 注 を 獲 得 する 可 能 性 も 高 いと 弊 社 ではみている NFC とは Near Field Communication の 略 称 IC カードや 携 帯 電 話 など 様 々な 機 器 間 でデータの 送 受 信 を 行 うための 近 距 離 無 線 通 信 方 式 の 1 つ なお 米 国 Apple 社 の 最 新 スマートフォンで NFC を 搭 載 した 電 子 マネー 決 済 機 能 Apple Pay が 導 入 されたが 同 社 への 影 響 に 関 しては 今 のところ 未 知 数 で Apple Pay に 対 応 したシステム 開 発 を 行 うかどうかについては まだ 決 定 していない 7

成 長 戦 略 と 経 営 課 題 その 他 運 用 保 守 事 業 としては 同 様 にシステム 利 用 料 の 一 定 割 合 を 徴 収 する 格 好 で 自 動 車 業 界 やヘルスケア EC 業 界 など 特 定 業 界 に 向 けた BtoB サービスの 展 開 を 計 画 してい る 具 体 例 として 2014 年 9 月 から 運 用 を 開 始 したエネクスオートの カーライフステーション 業 務 支 援 システムの 運 用 保 守 サービスが 挙 げられる カーライフステーション 業 務 支 援 システムの 運 用 保 守 出 所 : 決 算 説 明 資 料 p18 エネクスオートは 車 検 レンタカー 車 販 事 業 などを 展 開 する カーライフステーション ( 複 合 サービス 給 油 所 ) を 全 国 で 685 店 舗 展 開 しており 業 務 支 援 システムとして Car Business Support ( 以 下 CBS) を 稼 働 している CBS とは 自 動 車 個 別 の 車 両 番 号 を 入 力 することで 使 用 部 品 や 車 検 整 備 の 履 歴 などを 確 認 できるシステムで 今 回 はそのバージョ ンアップ 版 となる 特 徴 としては 業 務 ごとに 異 なるアプリでの 連 携 を 可 能 としたほか 各 種 デー タベースの 拡 充 や 事 業 形 態 に 応 じたオプション 機 能 を 容 易 に 設 定 できるようにし 店 舗 の 業 務 効 率 向 上 に 寄 与 するものとして 期 待 されている 今 回 はシステム 開 発 とともに 専 用 サポー トデスクを 新 設 し 全 国 685 店 舗 の 業 務 支 援 システムの 一 括 サポートを 行 っていく システム の 企 画 開 発 から 運 用 保 守 まで ワンストップソリューションで 提 案 できる 強 みを 活 かしながら エネクスオートのグループ 企 業 への 展 開 も 進 めていきたい 考 えだ NTT ドコモ 向 けは 順 調 に 増 加 安 定 収 益 源 としてイータブ プラ スに 注 目 (2) 主 要 顧 客 向 けの 動 向 同 社 の 売 上 高 の 約 3 割 は NTT ドコモ 向 けで 占 められている 今 後 は 比 率 が 低 下 していくも のの 同 社 の 主 力 顧 客 であることに 変 わりはなく 業 績 に 与 える 影 響 は 大 きい 前 述 したよ うに 2014 年 7 月 期 は iphone 特 需 の 反 動 で 減 収 となったが 特 需 の 影 響 を 除 けば 右 肩 上 がりに 増 加 している スマートフォンなどモバイル 市 場 の 拡 大 による 新 サービスの 開 発 需 要 が 引 き 続 き 旺 盛 なためだ このため 生 産 性 向 上 によるコスト 低 減 によって 収 益 性 を 維 持 しな がら 売 上 高 に 関 しては 現 状 レベルでの 維 持 もしくは 緩 やかな 増 収 を 続 けていくものと 予 想 される 8

成 長 戦 略 と 経 営 課 題 ドコモ 向 け 売 上 高 ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 構 成 比 ( 右 軸 ) () 期 期 期 期 期 期 期 その 他 TOKAI コミュニケーションズ 向 けに 関 しては 協 業 プロジェクトも 含 めて 2016 年 7 月 期 には 300 百 万 円 2017 年 7 月 期 には 500 百 万 円 程 度 の 売 上 高 が 見 込 まれる TOKAI グ ループでは 今 後 電 力 小 売 りサービスへの 新 規 参 入 も 予 定 しており モバイルソリューション 領 域 でのシステム 開 発 需 要 も 拡 大 していくことが 予 想 され 今 後 の 売 上 成 長 が 期 待 できる また エクシング 向 けに 関 しては 運 用 保 守 事 業 も 含 めて 将 来 的 に 300 百 万 円 程 度 の 売 上 げ 規 模 が 期 待 できそうだ 通 信 カラオケシステム JOYSOUND のリニューアルに 際 し スマー トフォン 専 用 アプリを 使 った 様 々な 新 サービスの 導 入 や O2O (Online to Offline) による 集 客 支 援 施 策 なども 打 てるようにしていく 2014 年 1 月 に 資 本 業 務 提 携 を 結 んだミライト ホールディングス <1417> 傘 下 のミライトと 共 同 開 発 した ee-tab* (イータブ プラス) 事 業 に 関 しては 2015 年 7 月 期 中 に 都 内 の 新 設 ホテルに 初 めて 導 入 される 見 込 みとなっている 同 事 業 はホテル 宿 泊 者 向 け 情 報 提 供 サービスで 客 室 に 設 置 したタブレット 端 末 を 用 いて 館 内 施 設 や 周 辺 の 観 光 スポット グ ルメ 情 報 などを 宿 泊 者 に 提 供 するサービスである このほか ビデオやゲーム 電 子 書 籍 な ど 有 料 コンテンツ 配 信 についても ホテルごとにカスタマイズが 可 能 なシステムとなっている 同 社 の 収 入 としては 月 額 基 本 料 金 と 広 告 収 入 有 料 コンテンツ 収 入 から 一 定 割 合 を 徴 収 す るストック 型 のビジネスとなる 当 初 の 計 画 では 初 年 度 で 1 万 室 3 年 後 に 5 万 室 の 導 入 を 目 指 していたが 現 状 ではや やトーンダウンしている システムのコンセプトそのものは 高 い 評 価 を 得 ているものの 既 設 のホテルでは 既 存 システム 業 者 と 複 数 年 契 約 を 結 ぶため 簡 単 にリプレースできないことが 背 景 にある このため 今 後 は 2020 年 の 東 京 オリンピック 開 催 に 向 けて 新 設 されるホテルを 中 心 に 営 業 活 動 を 行 っていく 方 針 としている 収 益 への 貢 献 時 期 としては しばらく 時 間 がか かるものの 将 来 的 に 安 定 収 益 源 の 1 つに 育 つものとして 注 目 される 人 員 不 足 による 開 発 能 力 の 問 題 と 不 採 算 プロジェクトの 発 生 に 注 視 (3) リスク 要 因 同 社 の 業 績 を 見 るうえでのリスク 要 因 としては 人 員 不 足 による 開 発 能 力 の 問 題 不 採 算 プロジェクトの 発 生 リスクなどが 挙 げられる 現 段 階 ではいずれも 問 題 なく 進 んでいるが 今 後 こうしたリスクが 顕 在 化 した 場 合 は 業 績 のマイナス 要 因 となる 可 能 性 がある 9

伪 伪 株 主 還 元 策 業 績 に 対 応 した 配 当 が 基 本 方 針 今 期 は 3 円 の 配 当 を 予 定 株 主 還 元 策 に 関 しては 現 段 階 では 財 務 体 質 の 強 化 及 び 積 極 的 な 事 業 展 開 に 備 えるため 内 部 留 保 を 確 保 しつつ 業 績 に 対 応 した 配 当 を 行 うことを 基 本 方 針 としている 2014 年 7 月 期 は 当 期 純 利 益 の 悪 化 により 無 配 としたが 2015 年 7 月 期 は 業 績 の 回 復 により 3 円 の 配 当 を 予 定 している ( 配 当 性 向 20%) 具 体 的 な 配 当 性 向 基 準 は 公 表 していないものの 将 来 的 には 30% 程 度 を 目 安 と 考 えているようだ 株 当 たり 配 当 金 と 配 当 性 向 ( 円 ) 株 当 たり 配 当 金 ( 左 軸 ) 配 当 性 向 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 予 年 月 日 付 で 対 の 株 式 分 割 を 実 施 期 以 前 の 配 当 額 は 遡 及 修 正 10

ディスクレーマー ( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ ( 以 下 フィスコ という ) は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するものではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 について フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポートは あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 電 話 取 材 等 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるもので す 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があり ます 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 にフィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさ るようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ