6-3. 設 備 計 画 6-3-1. 電 気 設 備 計 画 (1) 基 本 方 針 下 記 の 基 本 方 針 に 基 づき 電 気 設 備 の 基 本 計 画 を 行 う 経 済 性 省 エネおよび 安 全 性 に 配 慮 した 設 備 計 画 とする 屋 外 設 置 の 機 器 は 高 耐 食 性 の 機 器 材 料 を 選 定 する 保 守 点 検 機 器 更 新 等 を 考 慮 した 電 気 室 パイプスペース 分 電 盤 類 の 設 置 計 画 を 行 う 周 辺 地 域 への 騒 音 などに 十 分 配 慮 する 各 法 規 を 遵 守 した 計 画 とする (2) 構 内 配 電 通 信 線 路 設 備 計 画 市 道 2 号 線 に 敷 設 された 沖 縄 電 力 の 架 空 配 電 線 (6.6KV 高 圧 )より 公 園 内 敷 地 境 界 沿 いに 設 置 した 引 込 柱 にて 架 空 引 込 を 行 い 以 降 園 内 道 路 に 沿 って 埋 設 された 管 路 に 引 込 ケーブルを 敷 設 し 当 施 設 へ 供 給 する 計 画 とする 通 信 ケーブルについても 電 力 引 込 同 様 に 架 空 にて 公 園 構 内 へ 引 込 み 地 中 埋 設 管 路 にて 当 該 施 設 へ 引 込 み 計 画 を 行 う 公 園 内 の 園 内 道 路 計 画 にて 市 道 2 号 線 沿 いから 施 設 建 設 地 付 近 までの 電 力 および 通 信 引 込 用 の 埋 設 配 管 は 豊 見 城 市 にて 用 意 するため 本 工 事 では 当 該 埋 設 配 管 を 利 用 し 引 込 用 の 電 力 お よび 通 信 ケーブル 敷 設 する 計 画 とする (3) 受 変 電 設 備 計 画 電 気 室 に 屋 内 キュービクル 式 受 変 電 設 備 を 設 置 し 高 圧 三 相 三 線 6.6kV を 受 電 し 変 圧 器 に て 三 相 三 線 200V 単 相 三 線 210/105V に 変 圧 し 各 負 荷 へ 電 源 を 供 給 する 受 電 設 備 機 器 構 成 主 遮 断 器 : 高 圧 真 空 遮 断 器 電 灯 変 圧 器 盤 単 相 三 線 200KVA 2 基 一 般 動 力 変 圧 器 盤 : 三 相 三 線 300KVA 1 基 空 調 動 力 変 圧 器 盤 : 三 相 三 線 300KVA 1 基 低 圧 コンデンサ 受 変 電 設 備 は 消 防 法 に 準 拠 し 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 認 定 品 とする (4) 幹 線 設 備 計 画 配 線 方 式 は 電 灯 用 : 単 相 三 線 210/105V 動 力 用 : 三 相 三 線 210V とする 受 変 電 設 備 より ケーブルラック 配 管 を 経 由 し ケーブルにて 各 電 灯 分 電 盤 動 力 分 電 盤 へ 電 源 を 供 給 する - 88 -
(5) 動 力 設 備 計 画 工 芸 用 専 用 機 器 空 調 設 備 衛 生 設 備 エレベータ 等 の 動 力 負 荷 に 配 線 計 画 を 行 う 特 に 工 芸 用 の 専 用 機 器 については その 用 途 電 源 種 別 使 用 場 所 について 施 設 関 係 者 と 協 議 を 行 い 適 切 な 動 力 電 源 の 計 画 を 行 う 動 力 盤 や 専 用 の 手 元 開 閉 器 類 は 負 荷 に 近 接 し 保 守 および 点 検 が 容 易 な 場 所 に 配 置 する (6) 電 灯 設 備 計 画 1 照 明 計 画 照 明 ランプは 省 エネルギーかつ 長 寿 命 環 境 性 に 優 れたな LED 照 明 器 具 採 用 する 計 画 とする 設 計 照 度 については JIS を 基 準 とし 各 作 業 場 の 作 業 環 境 ( 照 度 色 温 度 演 色 性 )に 応 じ た 照 明 計 画 とする 各 作 業 場 工 房 等 の 専 用 エリアについてはローカル 単 位 のスイッチによる 点 滅 とする 共 用 エリアはタイマーによりスケジュール 制 御 を 行 う 倉 庫 トイレ 等 は 人 感 センサー 明 るさセンサーにより 自 動 点 滅 制 御 を 行 う 屋 外 照 明 器 具 は LED ポール 灯 を 採 用 し 施 設 周 辺 に 配 置 計 画 を 行 う 点 滅 はタイマーにより スケジュール 制 御 を 行 う 2コンセント 計 画 工 芸 用 の 専 用 機 器 についてはその 用 途 電 源 種 別 使 用 場 所 について 施 設 関 係 者 と 協 議 を 行 い 適 切 なコンセント 計 画 を 行 う 一 般 用 コンセントについては 各 居 室 の 用 途 に 応 じた 配 置 計 画 を 行 う (7) 放 送 設 備 計 画 業 務 放 送 用 の 放 送 設 備 (アンプ マイク 天 井 埋 込 スピーカ)を 計 画 する (8)テレビ 共 聴 設 備 計 画 UHF/BS CS アンテナを 設 置 し 必 要 な 各 室 へ 配 信 する 計 画 とする (9) 情 報 通 信 設 備 計 画 情 報 設 備 用 の 専 用 配 管 を 必 要 な 箇 所 に 計 画 する 電 話 交 換 器 設 備 電 話 機 配 管 配 線 を 計 画 する (10) 音 響 映 像 設 備 計 画 多 目 的 室 に 会 議 イベント 用 として 以 下 機 器 を 計 画 する 映 像 装 置 :プロジェクタ 電 動 スクリーン - 89 -
音 響 装 置 : 放 送 アンプ 天 井 / 壁 面 スピーカ ワイヤレスマイク 有 線 マイク 等 (11) 防 災 設 備 計 画 建 築 基 準 法 消 防 法 に 基 づき 以 下 設 備 を 計 画 する 非 常 用 照 明 自 動 火 災 報 知 設 備 誘 導 灯 設 備 各 種 ガスを 使 用 する 作 業 エリアにはガス 感 知 器 の 計 画 を 行 う 危 険 物 を 使 用 するエリア 保 管 場 所 についてはその 種 別 使 用 量 を 確 認 し 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 市 条 例 に 準 じた 防 災 設 備 を 計 画 する 建 設 予 定 地 が 比 較 的 高 所 であり 雷 害 の 影 響 が 予 想 されるため 避 雷 設 備 を 計 画 する (12) 太 陽 光 発 電 設 備 計 画 再 生 可 能 エネルギーの 有 効 利 用 を 目 的 とし 屋 上 に 20kW 程 度 の 太 陽 電 池 モジュ 一 ルの 設 置 を 検 討 する その 場 合 システムは 受 変 電 の 低 圧 側 に 系 統 連 係 し 建 物 内 に 電 力 供 給 を 行 う また 太 陽 光 発 電 による 発 電 量 や 太 陽 光 発 電 の 仕 組 み 等 を 1 階 エントランスに 液 晶 パネル 等 で 情 報 表 示 する 6-3-2. 機 械 設 備 計 画 (1) 基 本 方 針 下 記 の 基 本 方 針 に 基 づき 機 械 設 備 の 基 本 計 画 を 行 う 経 済 性 省 エネおよび 安 全 性 に 配 慮 した 設 備 とする 屋 外 設 置 の 機 器 は 防 錆 処 理 を 施 し 長 寿 命 化 を 図 る 保 守 点 検 機 器 更 新 等 を 考 慮 した 機 械 室 パイプスペース 室 外 機 置 場 の 計 画 を 行 う 室 内 の 温 度 調 整 など 快 適 で 使 いやすい 設 備 とする 水 資 源 の 有 効 利 用 の 観 点 から 雨 水 利 用 を 計 画 する 周 辺 地 域 への 騒 音 などに 十 分 配 慮 する 各 法 規 を 遵 守 した 計 画 とする (2) 衛 生 器 具 設 備 計 画 衛 生 器 具 は 施 設 の 利 用 形 態 を 考 慮 し 使 いやすい 器 具 を 採 用 する 節 水 形 衛 生 器 具 を 採 用 し 節 水 を 図 る 洋 風 大 便 器 :ロータンク 方 式 小 便 器 : 自 動 洗 浄 手 洗 器 : 自 動 水 栓 水 栓 類 : 節 水 コマ 付 き 水 栓 を 採 用 - 90 -
各 便 所 にはハンドドライヤーを 設 置 する 多 目 的 トイレにはオストメイト 対 応 器 具 を 設 置 する 工 房 の 必 要 箇 所 にステンレス 製 流 し 実 験 台 等 を 設 置 する 写 真 大 型 ステンレス 製 流 し 設 置 イメージ 写 真 ステンレス 製 流 し 設 置 イメージ (3) 給 水 設 備 計 画 給 水 は 園 路 に 敷 設 予 定 されている 水 道 配 水 管 より 分 岐 し 建 物 内 へ 引 き 込 む 給 水 方 式 は 受 水 槽 に 貯 水 し 給 水 加 圧 ポンプにて 給 水 を 行 う 加 圧 給 水 方 式 とする また 受 水 槽 容 量 は 断 水 時 にも 施 設 利 用 に 影 響 がないような 水 量 とする 日 使 用 給 水 量 条 件 作 業 場 関 係 ( 工 房 試 験 研 究 室 等 ): 定 員 = 188 人 展 示 場 等 = 595 m2(a) カフェ = 27 m2(a) 1 給 水 量 : 15,040 + 5,950 + 1,485 = 22,475 l 23 m 3 / 日 作 業 場 関 係 :Q = 188 80 = 15,040 l 展 示 場 等 : Q = 595 0.4 25 = 5,950 l カフェ: Q = 27 55 = 1,485 l 生 活 用 水 としての 給 水 量 は 23 m 3 / 日 と 予 想 されるが これに 工 房 用 の 給 水 量 が 加 算 され る 詳 細 はついては 基 本 設 計 時 に 各 工 房 担 当 者 と 協 議 検 討 の 上 決 定 する 水 資 源 の 有 効 利 用 として 屋 根 面 の 雨 水 を 地 下 ピット 利 用 雨 水 槽 に 貯 水 し 緑 地 散 水 用 とし て 利 用 可 能 か 検 討 を 行 う (4) 給 湯 設 備 計 画 給 湯 はシャワー 室 給 湯 室 各 工 房 の 必 要 な 箇 所 に 供 給 する 工 房 の 給 湯 方 式 は 操 作 性 の 良 いガス 瞬 間 湯 沸 器 を 設 置 し 局 所 給 湯 方 式 とする 給 湯 室 流 し 台 は 個 別 給 湯 方 式 とし 小 型 電 気 式 給 湯 器 を 設 置 する - 91 -
(5) 排 水 設 備 計 画 建 物 内 の 汚 水 と 雑 排 水 は 合 流 方 式 とするが 工 房 系 の 排 水 は 屋 外 排 水 桝 まで 分 流 とし 屋 外 第 1 桝 以 降 に 合 流 とする 園 路 に 公 共 下 水 道 配 管 を 敷 設 予 定 であるが 勾 配 等 の 詳 細 比 較 検 討 を 行 い 放 流 不 可 の 場 合 は 合 併 処 理 浄 化 槽 を 設 置 する 合 併 処 理 浄 化 槽 の 処 理 水 は 構 内 雨 水 側 溝 へ 放 流 とする 工 房 で 使 用 した 薬 液 や 汚 染 度 の 高 い 排 水 は 排 水 処 理 装 置 を 設 け1 次 処 理 を 施 し 放 流 する 詳 細 はついては 基 本 設 計 時 に 各 工 房 担 当 者 と 協 議 検 討 の 上 決 定 する 写 真 排 水 処 理 装 置 設 置 イメージ 写 真 廃 液 処 理 施 設 設 置 イメージ (6) 合 併 処 理 浄 化 槽 設 備 計 画 合 併 処 理 浄 化 槽 を 設 置 した 場 合 の 浄 化 槽 処 理 対 象 人 員 作 業 場 関 係 ( 工 房 試 験 研 究 室 等 ): 定 員 (P)= 188 人 図 書 館 ( 展 示 場 等 ):595 m2(a) 喫 茶 店 (カフェ):27 m2(a) 2 処 理 対 象 人 員 : 130 人 槽 作 業 場 関 係 :n = 0.3P = 0.3 188 56.4 人 図 書 館 : n = 0.08A = 0.08 595 47.6 人 喫 茶 店 :n = 0.8A = 0.8 27 21.6 人 3 汚 水 量 : 11,280 + 9,520 + 4,320 = 25,120 l 26 m 3 / 日 作 業 場 関 係 :Q = 188 60 = 11,280 l 図 書 館 : Q = 16 595 = 9,520 l 喫 茶 店 :Q = 160 27 = 4,320 l 生 活 用 水 としての 汚 水 量 は 26 m 3 / 日 と 予 想 されるが これに 工 房 用 の 排 水 を 処 理 するか 否 か 等 は 基 本 設 計 時 に 所 轄 関 係 機 関 と 協 議 の 上 詳 細 検 討 を 行 う 処 理 水 質 は BOD20ppm 以 下 とする - 92 -
第6章 施設計画 7 ガス設備計画 ガスは園路に敷設予定されている都市ガス配管より分岐し 建物内へ引き込む ガス給湯器 ボイラおよびガスコンロ等に供給を行う その他工房で使用するガス 空気 酸素 アセチレンなど の供給設備を設けるものとし ボンベ庫または 使用する機器の近くに設置し 中央配管または単独配管にてガスを供給す る 詳細はついては 基本設計時に各工房担当者と協議検討の上決定する 可燃性ガスと不燃性ガスのボンベは分別して設置する 写真 ガスコンロ設置イメージ 写真 ガスコンロ使用イメージ 写真 大型アセチレン細工バーナー設置イメージ 写真 エアーホースリール設置イメージ 8 消火設備計画 消防法 条例等に準拠し 適切な消火設備を設置する 消防法上の防火対象物の区分は 第 16 項 イ 複合用途防火対象物として計画する 消火設備は屋内消火栓と消火器とし 詳細は所轄消防署と協議の上決定する 屋内消火栓は易操作性1号消火栓とし 歩行距離 25mの範囲内で建物を警戒できるように配 置する 消火器は歩行距離 20mの範囲内で建物を警戒できるように配置する 消火器は 6 型粉末消火器とするが 電気室 機械室などは 10 型粉末消火器とする - 93 -
(9) 空 気 調 和 設 備 計 画 空 調 の 熱 源 方 式 は 個 別 制 御 性 安 全 性 信 頼 性 経 済 性 スペース 効 率 性 等 を 比 較 検 討 し 施 設 に 最 適 な 空 調 方 式 を 決 定 する また 本 計 画 施 設 近 隣 への 都 市 ガス 供 給 が 計 画 されてい ることから ガス 冷 房 の 導 入 も 検 討 する 空 調 機 は 各 室 の 用 途 温 度 条 件 使 用 時 間 などに 応 じた 適 切 な 系 統 分 けを 行 い 省 エネ 化 を 図 る 各 室 ごとに 空 調 個 別 運 転 が 可 能 なように 各 室 にリモコンを 設 置 する また 集 中 リモコンを 管 理 事 務 所 に 設 け 消 し 忘 れ 等 の 運 転 状 況 がわかるようにする (10) 換 気 設 備 計 画 熱 湿 気 臭 気 汚 染 空 気 の 除 去 シックハウス 対 策 など 各 室 の 換 気 目 的 にあった 換 気 方 式 換 気 量 を 設 定 する 各 工 房 等 の 居 室 には 全 熱 交 換 器 を 設 置 し 換 気 を 行 うことにより 外 気 負 荷 の 低 減 を 図 る 便 所 給 湯 室 倉 庫 電 気 室 機 械 室 等 は 排 気 ファンを 設 置 し 換 気 を 行 う ( 第 3 種 換 気 ) バッフルブース ドラフトチャンバーなどの 局 所 排 気 装 置 の 排 気 量 は 通 常 の 一 般 居 室 と 比 べて 非 常 に 大 きいため 給 排 気 のバランスを 考 慮 した 計 画 をしないと 室 内 が 極 端 な 負 圧 状 態 になり 扉 が 開 かない または 閉 まらないなどの 影 響 が 出 るため 給 排 気 バランスの 取 れた 計 画 とし 給 気 はフィルターを 通 し 清 浄 度 の 高 い 空 気 を 供 給 する 工 房 には 換 気 を 必 要 とする 機 器 が 多 く 換 気 による 空 調 負 荷 への 影 響 が 大 きいため 機 器 の 使 用 に 応 じて 換 気 量 を 制 御 (VAV 制 御 ファンINV 制 御 など) 出 来 るように 計 画 検 討 する 作 業 内 容 に 応 じて 排 気 に 含 まれるガスの 性 状 が 異 なるため 有 機 系 統 酸 系 統 など 混 合 しな いようにダクト 系 統 を 検 討 する 工 房 などで 発 生 する 有 機 系 酸 系 の 排 ガスを 処 理 するため 排 ガス 処 理 装 置 を 検 討 し 設 置 す る 詳 細 はついては 基 本 設 計 時 に 各 工 房 担 当 者 と 協 議 検 討 の 上 決 定 する 写 真 バッフルブース 設 置 イメージ 写 真 実 験 台 換 気 設 備 設 置 イメージ - 94 -
(11) 集 塵 設 備 計 画 各 工 房 の 作 業 工 程 から 発 生 する 粉 じんおよびおがくず 等 作 業 環 境 を 考 慮 した 集 塵 除 去 を 行 う 詳 細 はついては 基 本 設 計 時 に 各 工 房 担 当 者 と 協 議 検 討 の 上 決 定 する 写 真 中 央 式 集 塵 装 置 設 置 イメージ 写 真 局 所 式 集 塵 装 置 設 置 イメージ - 95 -
6-4. 空 間 構 成 計 画 6-4-1. 施 設 配 置 の 比 較 検 討 計 画 地 における 施 設 配 置 については 敷 地 条 件 や 利 用 動 線 を 前 提 にした 上 で 各 室 の 利 用 内 容 や 相 互 の 関 連 性 に 基 づき 設 定 する 必 要 がある 施 設 全 体 として 建 物 を 分 棟 形 式 集 約 形 式 一 棟 形 式 で 配 置 する 場 合 のメリット デメリットを 比 較 検 討 したのが 下 表 である 図 建 物 配 置 の 比 較 検 討 配 置 形 式 配 置 イメージ メリット デメリット 評 価 分 棟 メリット 各 分 野 の 製 作 環 境 に 最 適 な 建 築 仕 様 を 設 定 できる デメリット 中 心 性 が 確 保 されにくい 利 用 者 が 直 接 諸 室 にアクセスする 形 となるため 各 分 野 の 相 互 交 流 が 生 まれにくい 共 用 兼 用 可 能 な 部 屋 への 動 線 距 離 が 長 く なる 電 気 ガス 水 道 等 インフラの 供 給 管 路 が 長 くなる 集 約 メリット 利 用 者 ごとの 動 線 を 区 分 できる 諸 室 の 利 用 内 容 に 適 した 建 築 仕 様 を 設 定 し やすい 棟 で 囲 うことにより 施 設 として 中 心 性 を 持 った 屋 内 外 空 間 を 形 成 できる デメリット 共 用 兼 用 可 能 な 部 屋 への 動 線 距 離 が 比 較 的 長 くなる 各 分 野 が 独 立 しているため 保 安 管 理 に 要 する 経 費 が 大 きくなる 一 棟 メリット 施 設 としての 一 体 性 は 高 まる 施 設 規 模 をコンパクトにでき イニシャル コストおよびランニングコスト( 光 熱 水 費 等 )の 両 方 を 抑 制 できる 圃 場 や 駐 車 場 のための 余 地 が 確 保 しやす い デメリット 将 来 的 に 拡 張 縮 小 が 必 要 となった 場 合 諸 室 が 隣 接 しているため 制 限 がある 作 業 音 が 隣 室 に 響 きやすい - 96 -
プ レゼ ン テ ー シ ョ ン - 97 -
図 諸 室 の 関 係 性 に 基 づく 空 間 配 置 イメージ 工 芸 関 係 者 ( 従 事 者 事 業 者 ) のアクセス 動 線 清 掃 員 室 工 芸 振 興 センター 貸 しアトリエ 見 本 林 ( 木 地 材 料 ) 試 験 研 究 室 [ 染 色 繊 維 物 性 木 漆 工 ] 共 同 工 房 [ 金 工 品 ] 共 同 工 房 [ 木 工 ] オ ー プ ン ス ペ ー ス 共 ( 同 織 洗 い 場 物 干 場 紅 型 ) 共 同 工 房 [ 工 芸 縫 製 ] 共 同 作 業 場 共 同 工 房 [ 紅 型 ] 圃 場 および 見 本 林 ( 染 料 ) 共 同 工 房 [ 漆 器 ] デザイン ラボ 共 同 工 房 [ 織 物 ] 多 目 的 室 共 同 倉 庫 貸 しオフィス( 工 芸 関 係 団 体 ) ホワイエ 貸 しオフィス( 商 品 開 発 ) マッチングサイト (フリースペース) 展 示 室 収 納 庫 ライフスタイルショールーム ショップ カフェ 消 費 者 ( 県 民 観 光 客 ) のアクセス 動 線 - 98 -
6-4-3. 計 画 平 面 図 立 面 断 面 図 共 同 作 業 場 - 99 -
- 100 -
- 101 - 第 6 章 施 設 計 画
- 102 -
6-4-4. 施 設 の 景 観 性 (イメージスケッチ) 計 画 地 は 豊 見 城 城 址 公 園 跡 地 内 に 位 置 している 豊 見 城 城 址 公 園 跡 地 利 用 計 画 ( 平 成 26 年 3 月 豊 見 城 市 )では 跡 地 全 体 のコンセプトを グスク 空 手 工 芸 緑 がおりなす 交 流 体 験 の 場 としており 跡 地 全 体 を 沖 縄 の 伝 統 文 化 を 体 感 できる 場 につくり 上 げることが 求 められる そのため 本 計 画 施 設 は 将 来 復 元 整 備 が 予 定 されている 豊 見 城 グスクと 周 辺 の 景 観 を 考 慮 し グスクへの 眺 望 性 確 保 の 観 点 から 窪 地 地 形 の 中 に 建 物 を 収 め 高 さを 可 能 な 限 り 低 く 抑 える 形 が 望 ましい また グスクに 近 接 した 建 物 となるため 城 郭 のスケール 感 に 配 慮 しマッシブとならな い 配 置 構 成 が 望 ましい 一 方 グスクや 周 辺 一 帯 からは 見 下 ろされる 位 置 にあり 周 辺 一 帯 は 緑 に 囲 まれていることから 建 物 の 塗 装 色 には 自 然 景 観 に 馴 染 むアースカラーの 使 用 が 望 ましい また 省 エネ 環 境 負 荷 低 減 への 取 り 組 みとして 基 本 設 計 段 階 においては 屋 上 緑 化 や 太 陽 光 発 電 システムの 導 入 などの 検 討 が 望 まれる - 103 -
- 104 -
第6章 施設計画 図 イメージスケッチ - 105 -
- 106 -