中 国 日 本 商 会 社 会 貢 献 事 業 走 近 日 企 感 受 日 本 寄 付 金 申 込 社 ( 者 ) 一 覧 寄 付 金 額 1,000 万 円 1 朝 日 ビール 株 式 会 社 2 伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社 3 キヤノン( 中 国 ) 有 限 公 司 4 新 日 本 製



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類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

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そ の 他 類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 広 島 市 城 山 北 城 南 域 包 括 支 援 センター 広 島 市 安 佐 南 区 川 内 B0 平 成 8 年 4 月 日 必 要 な 者

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

区議会月報 平成19年4-5月


役員の異動に関するお知らせ

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

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第 63 回 ( 平 成 26 年 度 ) 横 浜 文 化 賞 選 考 委 員 会 日 時 平 成 26 年 8 月 22 日 ( 金 ) 午 後 2 時 ~ 場 所 市 庁 舎 2 階 応 接 室 次 第 1 開 会 2 開 会 あいさつ 横 浜 市 副 市 長 渡 辺 巧 教 3 委 員 紹 介


社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

 

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130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

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する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

●電力自由化推進法案

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災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について


2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

2 基 本 財 産 は 評 議 員 会 において 別 に 定 めるところにより この 法 人 の 目 的 を 達 成 するために 善 良 な 管 理 者 の 注 意 をもって 管 理 しなければならず 基 本 財 産 の 一 部 を 処 分 しようとするとき 及 び 基 本 財 産 から 除 外 し

スライド 1

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長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

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定款  変更

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)


4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

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代表取締役等の異動に関するお知らせ

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

公表表紙

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

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などは 別 の 事 業 所 とせず その 高 等 学 校 に 含 めて 調 査 した 5 調 査 事 項 単 独 事 業 所 調 査 票 全 産 業 共 通 事 項 ( 単 独 事 業 所 ) ア 名 称 及 び 電 話 番 号 イ 所 在 地 ウ 経 営 組 織 ( 協 同 組 合 においては 協

16 日本学生支援機構

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

平成17年4月28日

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

m07 北見工業大学 様式①

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

対 象 者 株 式 (1,287,000 株 ) 及 び 当 社 が 所 有 する 対 象 者 株 式 (1,412,000 株 )を 控 除 した 株 式 数 (3,851,673 株 )になります ( 注 3) 単 元 未 満 株 式 も 本 公 開 買 付 けの 対 象 としております なお

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

個人住民税徴収対策会議

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

は し が き

公 益 事 類 ( 番 号 を 記 載 ) 12 施 設 名 事 所 名 介 護 老 人 保 健 施 設 アヴニール 入 間 市 宮 寺 二 本 木 区 域 包 括 支 援 センター 所 在 埼 玉 県 入 間 市 大 字 二 本 木 埼 玉 県 入 間 市 宮 寺 入

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

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定 員 現 員 1 1 氏 名 職 業 任 期 柏 原 雅 史 広 福 寺 住 職 H2.4.1 ~ H 親 族 等 特 殊 関 係 者 の の 親 資 格 親 族 他 の 社 会 族 社 会 福 祉 地 域 の 福 地 域 の 代 施 設 長 利 用 者 の 施 設 整 備 又 は

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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弁護士報酬規定(抜粋)

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

yoshiki (3).xlsx

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

Transcription:

第 8 回 中 国 大 学 生 走 近 日 企 感 受 日 本 訪 日 団 報 告 書 の 刊 行 にあたって 本 書 は 走 近 日 企 感 受 日 本 事 業 の 第 8 回 訪 日 団 の 報 告 書 です 走 近 日 企 感 受 日 本 事 業 は 中 国 日 本 商 会 が2007 年 から 始 めた 中 国 人 大 学 生 を 日 本 視 察 に 招 待 す る 社 会 貢 献 事 業 です 未 来 の 中 国 を 担 う 若 い 世 代 に 日 本 及 び 日 本 企 業 を 知 ってもらうことを 目 的 に 中 国 日 本 商 会 の 総 意 で 実 施 が 決 議 され 会 員 有 志 企 業 の 寄 付 金 によって 費 用 を 賄 っています 過 去 7 回 の 訪 日 団 で26 大 学 204 名 の 学 生 を 日 本 に 招 待 してまいりました 第 8 回 目 となる 今 回 は 一 時 東 日 本 大 震 災 の 影 響 で 派 遣 が 危 ぶまれたこともありましたが 外 交 学 院 北 京 師 範 大 学 北 京 航 空 航 天 大 学 北 京 科 技 大 学 北 京 林 業 大 学 の5 大 学 から 日 本 に 行 ったことの ない 学 生 29 名 を 選 抜 一 行 は2011 年 5 月 30 日 から6 月 8 日 までの10 日 間 日 本 に 滞 在 しました 視 察 先 は 企 業 では 宝 酒 造 伏 見 工 場 ( 京 都 ) ヤマハ 発 動 機 ( 静 岡 ) 杉 正 農 園 ( 静 岡 ) 三 井 住 友 銀 行 ( 東 京 ) 中 央 清 掃 工 場 ( 東 京 ) 伊 藤 忠 商 事 ( 東 京 ) 三 井 化 学 市 原 工 場 ( 千 葉 ) 新 日 本 製 鐵 君 津 製 鉄 所 ( 千 葉 ) 全 日 本 空 輸 羽 田 メンテナンスセンター( 東 京 ) ホテルニューオータニ( 東 京 ) の10 社 その 他 中 国 大 使 館 訪 問 日 本 の 大 学 生 との 交 流 一 泊 二 日 のホームステイ 体 験 など 多 岐 にわ たるプログラムが 組 み 込 まれています ホームステイ 受 け 入 れに 協 力 いただいた 企 業 は 14 社 (アルプ ス 電 気 伊 藤 忠 商 事 キヤノン JTB 新 日 本 製 鐵 住 友 商 事 全 日 空 トヨタ 自 動 車 日 本 航 空 日 本 商 工 会 議 所 丸 紅 三 井 化 学 三 井 物 産 三 菱 電 機 )にのぼっています このように 走 近 日 企 感 受 日 本 事 業 は 中 国 日 本 商 会 の 会 員 企 業 の 協 力 によって 実 施 されていま す また 共 催 団 体 である 中 国 日 本 友 好 協 会 はじめ 中 国 側 にも 全 面 的 な 協 力 をいただいており 訪 日 団 の 日 本 受 け 入 れ 本 報 告 書 の 編 集 にあたっては 財 団 法 人 日 中 経 済 協 会 にご 尽 力 をいただいておりま す 加 えて 寄 付 金 の 管 理 につきましては 中 国 側 では 中 国 友 好 和 平 発 展 基 金 会 に 日 本 側 では 財 団 法 人 貿 易 研 修 センターにご 協 力 をいただいております 改 めて 本 事 業 実 施 にご 協 力 ご 尽 力 をいただい た 皆 様 に 厚 く 御 礼 を 申 し 上 げます 本 報 告 書 に 寄 せられた 参 加 学 生 のレポートを 拝 見 いたしますと 本 事 業 が 学 生 たちに 深 い 印 象 を 残 し ていることが 分 かります 本 報 告 書 をご 一 読 いただき 日 系 企 業 の 社 会 貢 献 活 動 の 一 端 と 中 国 の 若 者 た ちの 真 摯 な 活 気 があふれた 姿 に 触 れていただければ 幸 いです 日 本 商 会 では 引 き 続 き 走 近 日 企 感 受 日 本 事 業 を 実 施 してまいります 本 事 業 が 日 中 の 相 互 理 解 促 進 の 一 助 となり 将 来 さらに 大 きな 実 を 結 ぶことになれば これに 優 る 喜 びはありません 中 国 日 本 商 会 会 長 梶 原 謙 治 2011 年 7 月

中 国 日 本 商 会 社 会 貢 献 事 業 走 近 日 企 感 受 日 本 寄 付 金 申 込 社 ( 者 ) 一 覧 寄 付 金 額 1,000 万 円 1 朝 日 ビール 株 式 会 社 2 伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社 3 キヤノン( 中 国 ) 有 限 公 司 4 新 日 本 製 鐵 株 式 会 社 5 住 友 商 事 株 式 会 社 6 全 日 本 空 輸 株 式 会 社 7 トヨタ 自 動 車 株 式 会 社 8 NEC( 中 国 ) 有 限 公 司 9 株 式 会 社 日 本 航 空 インターナショナル 10 株 式 会 社 日 立 製 作 所 11 丸 紅 株 式 会 社 12 株 式 会 社 みずほコーポレート 銀 行 13 三 井 物 産 株 式 会 社 14 三 菱 商 事 株 式 会 社 15 株 式 会 社 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 寄 付 金 額 500 万 円 ~1,000 万 円 未 満 16 株 式 会 社 イトーヨーカ 堂 17 ソニー( 中 国 ) 有 限 公 司 18 豊 田 通 商 株 式 会 社 19 三 井 住 友 銀 行 寄 付 金 額 100 万 円 ~500 万 円 未 満 20 旭 化 成 株 式 会 社 21 味 の 素 株 式 会 社 22 アルプス( 中 国 ) 有 限 公 司 23 岩 谷 産 業 株 式 会 社 24 オムロン( 中 国 ) 有 限 公 司 25 新 日 本 石 油 株 式 会 社 26 JFE 鋼 鉄 株 式 会 社 27 大 和 証 券 SMBC 株 式 会 社 28 株 式 会 社 電 通 29 東 芝 ( 中 国 ) 有 限 公 司 30 日 産 ( 中 国 ) 投 資 有 限 公 司 31 オークマ 株 式 会 社 32 株 式 会 社 商 船 三 井 33 株 式 会 社 JTB 34 日 本 たばこ 産 業 株 式 会 社 35 日 本 農 林 中 央 金 庫 有 限 公 司 36 日 本 郵 船 株 式 会 社 37 野 村 ホールディングス 株 式 会 社 38 松 下 電 器 産 業 株 式 会 社 39 三 菱 化 学 株 式 会 社 40 三 菱 電 機 株 式 会 社 41 ワコール( 中 国 ) 時 装 有 限 公 司 寄 付 金 額 10 万 円 ~100 万 円 未 満 42 株 式 会 社 IHI 43 あいおい 損 害 保 険 株 式 会 社 44 アルパイン( 中 国 ) 有 限 公 司 45 インテック 国 際 科 学 技 術 有 限 公 司 46 川 崎 汽 船 株 式 会 社 47 キッコーマン 株 式 会 社 48 協 和 発 酵 工 業 株 式 会 社 49 株 式 会 社 組 合 貿 易 50 KDDI 株 式 会 社 51 五 洲 大 氣 社 工 程 有 限 公 司 52 J-POWER 電 源 開 発 株 式 会 社 53 JVC( 中 国 ) 投 資 有 限 公 司 54 住 金 物 産 株 式 会 社 55 住 友 化 学 株 式 会 社 56 住 友 電 気 工 業 株 式 会 社 57 積 水 化 学 工 業 株 式 会 社 ( 京 都 研 究 所 ) 58 双 日 株 式 会 社 59 太 平 洋 セメント 株 式 会 社 60 宝 酒 造 株 式 会 社 61 株 式 会 社 竹 中 工 務 店 62 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 63 大 福 自 動 輸 送 機 ( 天 津 ) 有 限 公 司 64 長 富 宮 中 心 有 限 責 任 公 司 65 帝 人 株 式 会 社 66 株 式 会 社 東 京 機 械 製 作 所 67 東 工 コーセン 株 式 会 社 68 東 レ 株 式 会 社 69 トヨタモーターファイナンスチャイナ 70 株 式 会 社 日 新 71 株 式 会 社 損 害 保 険 ジャパン 72 マルチメディア 振 興 センター 73 日 本 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 株 式 会 社 74 日 立 高 科 技 貿 易 ( 上 海 ) 有 限 公 司 75 日 立 租 賃 ( 中 国 ) 有 限 公 司 76 阪 和 興 業 株 式 会 社 77 ブラザー( 中 国 ) 商 業 有 限 公 司 78 北 京 HYFソフト 有 限 公 司 79 北 京 キューピー 食 品 有 限 公 司 80 北 京 KDDI 通 信 技 術 有 限 公 司 81 北 京 宏 達 日 新 電 機 有 限 公 司 82 北 京 新 世 紀 日 航 飯 店 83 北 京 図 新 経 緯 導 航 系 統 有 限 公 司 84 北 京 日 立 華 勝 信 息 系 統 有 限 公 司 85 北 京 日 立 控 制 系 統 有 限 公 司 86 北 京 村 田 電 子 有 限 公 司 87 本 田 技 研 工 業 ( 中 国 ) 投 資 有 限 公 司 88 前 田 建 設 工 業 株 式 会 社 89 三 井 化 学 株 式 会 社 90 三 井 住 友 海 上 火 災 保 険 株 式 会 社 91 三 菱 自 動 車 工 業 株 式 会 社 92 三 菱 重 工 業 株 式 会 社 93 三 菱 UFJ 証 券 株 式 会 社 94 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 95 明 治 安 田 生 命 保 険 相 互 会 社 96 明 和 産 業 株 式 会 社 97 柳 田 洋 98 湯 浅 弘 99 理 光 軟 件 研 究 所 ( 北 京 ) 有 限 公 司 100 ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 寄 付 金 額 10 万 円 未 満 101 北 京 エプソン 電 子 有 限 公 司 102 北 京 集 佳 知 識 産 権 代 理 有 限 公 司 103 日 本 海 事 協 会

2011 年 度 中 国 日 本 商 会 役 員 一 覧 5 月 度 現 在 商 会 役 職 氏 名 会 社 名 役 職 会 長 梶 原 謙 治 住 友 商 事 専 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 副 会 長 山 﨑 史 雄 アサヒビール 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 副 会 長 小 関 秀 一 伊 藤 忠 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 副 会 長 木 戸 脇 雅 生 NEC( 中 国 ) 執 行 役 員 中 国 総 代 表 総 裁 副 会 長 小 澤 秀 樹 キヤノン 常 務 取 締 役 中 国 総 裁 副 会 長 林 岳 志 新 日 本 製 鐵 中 国 総 代 表 北 京 事 務 所 長 副 会 長 田 中 孝 明 東 芝 ( 中 国 ) 執 行 役 常 務 中 国 総 代 表 副 会 長 北 田 眞 治 トヨタ 自 動 車 ( 中 国 ) 投 資 総 経 理 副 会 長 堂 ノ 上 武 夫 日 中 経 済 協 会 北 京 事 務 所 長 副 会 長 山 口 栄 一 日 本 航 空 執 行 役 員 中 国 総 代 表 北 京 支 店 長 副 会 長 酒 匂 崇 示 日 本 貿 易 振 興 機 構 北 京 代 表 処 所 長 副 会 長 大 野 信 行 日 立 ( 中 国 ) 執 行 役 常 務 中 国 総 代 表 副 会 長 鹿 間 千 尋 丸 紅 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 副 会 長 岡 豊 樹 みずほコーポレート 銀 行 ( 中 国 ) 北 京 支 店 長 副 会 長 瀬 戸 山 貴 則 三 井 物 産 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 副 会 長 矢 野 雅 英 三 菱 商 事 副 社 長 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 高 橋 修 岩 谷 産 業 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 川 﨑 一 彦 双 日 ( 中 国 ) 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 横 井 昭 正 豊 田 通 商 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 長 岡 秀 典 阪 和 興 業 理 事 中 国 副 総 代 表 華 北 担 当 兼 北 京 所 長 兼 大 連 所 長 理 事 鶴 島 敏 章 住 金 物 産 北 京 事 務 所 大 連 事 務 所 所 長 理 事 加 悦 文 雄 東 工 物 産 貿 易 北 京 分 公 司 副 総 経 理 理 事 矢 島 克 文 旭 硝 子 汽 車 玻 璃 ( 中 国 ) 董 事 長 理 事 千 場 清 司 出 光 能 源 諮 詢 ( 北 京 ) 董 事 長 兼 総 経 理 理 事 山 田 晶 一 NTTファシリティーズ 総 経 理 理 事 小 林 兼 一 荏 原 製 作 所 北 京 事 務 所 首 席 代 表 理 事 武 川 昌 俊 JX 日 鉱 日 石 エネルギー 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 洪 嘉 偉 前 田 建 設 工 業 北 京 駐 在 員 事 務 所 首 席 代 表 所 長 理 事 湯 浅 健 二 三 菱 重 工 業 中 国 総 代 表 理 事 白 井 省 三 アルプス( 中 国 ) 総 経 理 理 事 稲 葉 雅 人 NTT 理 事 中 国 総 代 表 理 事 岡 部 裕 弥 北 京 電 信 NTT 工 程 総 経 理 理 事 二 方 歩 NTTドコモ 北 京 事 務 所 所 長 理 事 久 保 田 陽 ソニー( 中 国 ) 董 事 長 中 国 総 代 表 理 事 山 田 正 晴 京 セラ 北 京 代 表 処 首 席 代 表 理 事 箕 田 好 文 富 士 通 ( 中 国 ) 董 事 長 理 事 城 阪 俊 郎 パナソニックチャイナ 董 事 長 理 事 増 山 寛 マルチメディア 振 興 センター 北 京 代 表 処 首 席 代 表 理 事 森 山 博 之 旭 化 成 北 京 事 務 所 所 長 理 事 中 村 総 明 伊 藤 喜 商 貿 ( 上 海 ) 北 京 分 公 司 総 経 理 3

商 会 役 職 氏 名 会 社 名 役 職 理 事 山 岡 保 夫 王 子 製 紙 北 京 事 務 所 所 長 代 理 代 表 理 事 岩 崎 明 住 友 化 学 株 式 会 社 北 京 代 表 処 首 席 代 表 理 事 寺 師 啓 東 レ 北 京 事 務 所 所 長 理 事 千 葉 雅 哉 凸 版 印 刷 北 京 駐 在 員 事 務 所 首 席 代 表 理 事 得 丸 洋 三 井 化 学 北 京 事 務 所 専 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 池 本 一 彦 三 菱 化 学 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 小 林 義 和 三 菱 製 薬 研 発 ( 北 京 ) 総 経 理 理 事 堀 内 詳 介 あいおいニッセイ 同 和 損 害 保 険 駐 中 国 総 代 表 理 事 長 谷 川 寛 樹 住 友 信 託 銀 行 北 京 駐 在 員 事 務 所 首 席 代 表 理 事 趙 克 非 第 一 生 命 保 険 北 京 事 務 所 首 席 代 表 理 事 新 川 陸 一 日 本 銀 行 北 京 事 務 所 首 席 代 表 理 事 今 川 真 一 郎 三 井 住 友 銀 行 ( 中 国 ) 北 京 支 店 長 理 事 柳 岡 広 和 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 常 務 執 行 役 員 理 事 堀 俊 雄 三 菱 UFJ 証 券 ホールディングス 参 与 中 国 総 支 配 人 理 事 稲 田 健 也 全 日 本 空 輸 執 行 役 員 中 国 統 括 室 長 兼 北 京 天 津 支 店 長 理 事 森 哲 夫 日 通 国 際 物 流 ( 中 国 ) 董 事 総 経 理 理 事 永 井 圭 造 日 本 郵 船 経 営 委 員 中 国 総 代 表 理 事 山 崎 道 徳 JTB CHINA 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 麦 倉 弘 イトーヨーカ 堂 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 近 藤 重 和 電 通 北 京 事 務 所 所 長 理 事 三 木 日 出 男 日 航 国 際 旅 行 社 董 事 長 総 経 理 理 事 鈴 木 浩 長 富 宮 中 心 総 支 配 人 理 事 川 畑 保 北 京 発 展 大 廈 董 事 総 経 理 理 事 田 淵 真 次 日 中 経 済 貿 易 センター 専 務 理 事 北 京 事 務 所 長 理 事 田 中 雅 教 日 本 国 際 貿 易 促 進 協 会 北 京 事 務 所 所 長 理 事 藤 田 千 栄 子 シ ェイエィシーコンサルティンク 董 事 長 総 経 理 理 事 石 舘 周 三 資 生 堂 ( 中 国 ) 研 究 開 発 中 心 董 事 総 経 理 理 事 越 智 博 通 北 京 陸 通 印 刷 董 事 長 総 経 理 理 事 末 木 孝 幸 三 菱 電 機 ( 中 国 ) 中 国 総 代 表 理 事 中 嶋 清 治 宝 酒 造 食 品 董 事 総 経 理 理 事 片 平 猛 電 源 開 発 執 行 役 員 中 国 総 代 表 理 事 河 原 東 オリンパス( 中 国 ) 総 経 理 董 事 監 事 三 浦 智 志 監 査 法 人 トーマツ パートナー 監 事 越 智 幹 文 国 際 協 力 銀 行 首 席 代 表 4

2011 年 度 社 会 貢 献 委 員 会 委 員 名 簿 氏 名 ( 会 社 名 役 職 ) 社 会 貢 献 委 員 長 瀬 戸 山 貴 則 ( 三 井 物 産 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 山 﨑 史 雄 (アサヒビール 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 小 関 秀 一 ( 伊 藤 忠 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 木 戸 脇 雅 生 (NEC 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 小 澤 秀 樹 (キヤノン 常 務 取 締 役 中 国 総 裁 ) 委 員 林 岳 志 ( 新 日 本 製 鐵 中 国 総 代 表 北 京 事 務 所 長 ) 委 員 梶 原 謙 治 ( 住 友 商 事 専 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 田 中 孝 明 ( 東 芝 執 行 役 常 務 中 国 総 代 表 ) 委 員 北 田 眞 治 (トヨタ 自 動 車 ( 中 国 ) 投 資 総 経 理 ) 委 員 堂 ノ 上 武 夫 ( 日 中 経 済 協 会 北 京 事 務 所 長 ) 委 員 山 口 栄 一 ( 日 本 航 空 執 行 役 員 中 国 総 代 表 北 京 支 店 長 ) 委 員 酒 匂 崇 示 ( 日 本 貿 易 振 興 機 構 北 京 代 表 処 所 長 ) 委 員 大 野 信 行 ( 日 立 執 行 役 常 務 中 国 総 代 表 ) 委 員 鹿 間 千 尋 ( 丸 紅 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 岡 豊 樹 (みずほコーポレート 銀 行 ( 中 国 ) 北 京 支 店 長 ) 委 員 矢 野 雅 英 ( 三 菱 商 事 副 社 長 執 行 役 員 中 国 総 代 表 ) 委 員 稲 田 健 也 ( 全 日 本 空 輸 中 国 統 括 室 長 兼 北 京 天 津 支 店 長 / 執 行 役 員 ) 委 員 高 羽 人 志 (JTB 北 京 事 務 所 事 務 所 長 ) 5

2011 年 度 社 会 貢 献 委 員 会 ワーキンググループ 委 員 名 簿 会 社 名 氏 名 役 職 社 会 貢 献 委 員 長 瀬 戸 山 貴 則 三 井 物 産 常 務 執 行 役 員 中 国 総 代 表 WG 座 長 堂 ノ 上 武 夫 日 中 経 済 協 会 北 京 事 務 所 長 アサヒビール 株 式 会 社 飯 塚 喜 美 子 行 政 局 主 任 伊 藤 忠 ( 中 国 ) 集 団 有 限 公 司 篠 原 弘 樹 中 国 人 事 総 務 部 長 代 行 キヤノン( 中 国 ) 有 限 公 司 二 瓶 伸 久 企 画 本 部 DIRECTOR 新 日 本 製 鐵 北 京 事 務 所 長 南 隆 代 表 JTB 北 京 事 務 所 高 羽 人 志 事 務 所 長 住 友 商 事 ( 中 国 ) 有 限 公 司 能 勢 敦 司 華 北 管 理 部 門 総 括 部 副 部 長 韓 建 平 総 括 部 総 務 科 長 全 日 本 空 輸 北 京 弁 事 処 柏 木 寿 州 銷 售 部 経 理 東 芝 ( 中 国 ) 有 限 公 司 馬 場 先 雄 二 総 裁 室 副 室 長 トヨタ 自 動 車 ( 中 国 ) 投 資 有 限 公 司 栗 田 弘 毅 渉 外 部 主 査 ( 財 ) 日 中 経 済 協 会 葛 西 敦 所 長 代 理 日 本 航 空 インターナショナル 上 り 浜 健 一 北 京 支 店 銷 售 部 総 経 理 日 本 貿 易 振 興 機 構 北 京 センター 島 田 英 樹 進 出 企 業 支 援 センター センター 長 日 立 ( 中 国 ) 有 限 公 司 佐 々 木 良 二 副 総 経 理 丸 紅 北 京 事 務 所 稲 積 和 典 総 代 表 助 理 三 井 物 産 北 京 事 務 所 李 貝 貝 副 経 理 三 菱 商 事 ( 中 国 ) 商 業 有 限 公 司 李 征 企 画 発 展 部 経 理 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ( 中 国 ) 北 京 支 店 室 賀 隆 副 支 店 長 三 菱 電 機 ( 中 国 ) 有 限 公 司 原 正 英 副 総 経 理 みずほコーポレート 銀 行 北 京 支 店 西 村 浩 二 総 務 課 課 長 オブザーバー 柳 澤 好 治 日 本 大 使 館 広 報 文 化 センター 一 等 書 記 官 オブザーバー 平 嶋 隆 幸 日 本 大 使 館 経 済 部 三 等 書 記 官 訪 日 中 のアテンド 等 渡 辺 光 男 日 中 経 済 協 会 ( 東 京 ) 総 務 部 参 与 6

第 8 回 走 近 日 企 感 受 日 本 中 国 大 学 生 訪 日 団 報 告 書 団 長 挨 拶 第 8 回 走 近 日 企 感 受 日 本 中 国 大 学 生 代 表 団 一 行 34 名 は 中 国 日 本 商 会 の 招 待 で 去 る2011 年 5 月 30 日 から6 月 8 日 までの 期 間 東 京 大 阪 京 都 静 岡 神 奈 川 千 葉 の 各 地 を 訪 れました 我 々 一 行 は 3 月 11 日 の 東 日 本 大 震 災 以 来 初 めて 日 本 を 訪 れた 中 国 の 大 学 生 による 訪 問 団 となりました 訪 日 期 間 中 は 中 国 日 本 商 会 日 中 経 済 協 会 貿 易 研 修 センターおよび 各 関 係 企 業 大 学 ホストファミリーの 皆 さまのご 協 力 と 行 き 届 いたご 配 慮 を 賜 り 無 事 に 日 本 訪 問 を 終 えることができました 今 回 の 訪 日 で は 震 災 を 乗 り 越 え 復 興 に 全 力 で 取 り 組 む 日 本 人 の 勇 気 と 自 信 に 胸 を 打 たれました 10 日 間 の 訪 日 が 充 実 した 実 り 多 いものとなりましたのも ひとえに 関 係 各 位 のご 尽 力 の 賜 物 であると 心 よりお 礼 申 し 上 げます 本 訪 問 団 には 外 交 学 院 北 京 師 範 大 学 北 京 科 技 大 学 北 京 航 空 航 天 大 学 北 京 林 業 大 学 の 学 生 と 教 員 が 参 加 しました この10 日 間 我 々 代 表 団 は 宝 酒 造 伏 見 工 場 ヤマハ 発 電 機 三 井 住 友 銀 行 東 京 本 店 東 京 の 清 掃 工 場 伊 藤 忠 商 事 本 社 三 井 化 学 市 原 工 場 新 日 鐵 君 津 製 鉄 所 ANA 機 体 メンテナン スセンター 等 の 企 業 を 訪 問 したほか 静 岡 県 の 杉 正 農 園 やホテル ニューオータニ( 東 京 )のエコ 施 設 を 見 学 させていただきました また 在 日 本 中 国 大 使 館 の 程 永 華 大 使 との 会 見 早 稲 田 大 学 の 学 生 との 交 流 中 国 日 本 商 会 会 員 宅 でのホームステイの 機 会 にも 恵 まれました 更 には 京 都 の 清 水 寺 高 台 寺 な どの 世 界 文 化 遺 産 を 訪 れ 茶 道 や 温 泉 等 の 日 本 文 化 に 触 れ ディズニーランドでも 遊 ぶことができまし た 今 回 の 訪 日 で 学 生 たちは 日 本 の 企 業 文 化 や 経 営 理 念 農 業 の 現 状 伝 統 文 化 への 理 解 を 深 め 日 本 という 国 と 日 本 人 をより 身 近 に 感 じるようになりました また ホストファミリーや 日 本 の 大 学 生 とも 温 かな 友 情 を 育 むことができました 日 本 の 関 係 機 関 や 企 業 大 学 ホストファミリーが 一 堂 に 会 した 送 別 会 の 席 では 学 生 たちが 今 回 の 訪 日 で 感 じたことや 収 穫 を 日 本 語 や 英 語 で 発 表 させていただきまし た また 送 別 会 の 最 後 には 中 国 と 日 本 は 心 を 一 つにし 震 災 や 津 波 の 被 害 に 立 ち 向 かい 復 興 への 道 を 歩 んでいこうとの 思 いを 込 め SMAPの 世 界 に 一 つだけの 花 を 全 員 で 合 唱 しました 私 は 学 生 と ホストファミリーが 抱 き 合 い 別 れを 惜 しむ 姿 に 日 中 友 好 はこれからも 末 長 く 続 いていくことを 確 信 い たしました 代 表 団 の 学 生 の 出 身 地 はさまざまですが 彼 らが 綴 った 日 記 やそこに 収 められた 写 真 には 彼 らが 心 で 感 じた 日 本 が 記 録 されています この 報 告 書 から 彼 らの 日 本 や 日 本 国 民 に 対 する 思 いを 感 じていただ けることと 思 います 末 筆 ながら 本 代 表 団 の 訪 日 にご 支 援 ご 尽 力 頂 きました 関 係 各 位 にあらためて 心 よりお 礼 申 し 上 げ ます なお 学 生 諸 君 には 今 回 の 訪 日 で 見 聞 き 感 じた 真 の 日 本 の 姿 を 多 くの 人 に 伝 え 日 中 友 好 の 懸 け 橋 となってくれることを 期 待 しています 第 8 回 中 国 大 学 生 訪 日 団 団 長 関 立 彤 7

主 催 共 催 団 体 の 概 要 中 国 日 本 商 会 在 北 京 企 業 の 円 滑 な 事 業 活 動 を 支 援 するとともに 日 中 間 の 経 済 交 流 の 活 発 化 を 通 じて 日 中 友 好 を 促 進 することを 目 的 として 1980 年 10 月 に 設 立 された 北 京 日 本 商 工 クラブを 前 身 とする 中 華 人 民 共 和 国 国 務 院 令 第 36 号 外 国 商 会 管 理 暫 行 規 定 に 基 づき 認 可 された 外 国 人 商 工 会 議 所 の 第 1 号 として 1991 年 4 月 22 日 に 設 立 された 会 員 数 は 2011 年 6 月 末 日 現 在 市 内 法 人 会 員 661 社 市 外 法 人 会 員 60 社 個 人 会 員 39 名 賛 助 会 員 8 名 の 合 計 768 社 ( 名 )を 擁 している 中 国 日 本 友 好 協 会 1963 年 に 中 華 全 国 総 工 会 中 国 人 民 外 交 学 会 など19の 民 間 団 体 によって 発 起 設 立 された 中 国 におけ る 最 も 代 表 的 な 対 日 民 間 友 好 組 織 である 創 立 以 来 周 恩 来 総 理 の 提 唱 の 下 で 積 極 的 に 対 日 友 好 交 流 活 動 を 展 開 し 1972 年 の 中 日 国 交 正 常 化 と1978 年 の 中 日 平 和 友 好 条 約 の 締 結 においては 大 きな 貢 献 を 果 たした 政 治 経 済 文 化 スポーツなどの 各 分 野 で 対 日 友 好 交 流 事 業 を 強 力 に 展 開 し 健 全 で 安 定 的 な 両 国 関 係 の 推 進 に 重 要 な 役 割 を 果 たしている 中 国 友 好 和 平 発 展 基 金 会 中 国 人 民 対 外 友 好 協 会 の 下 部 組 織 として 1996 年 に 設 立 された 各 国 との 友 好 増 進 国 際 協 力 の 推 進 世 界 平 和 共 同 発 展 を 主 旨 とし 世 界 平 和 と 人 類 の 進 歩 に 貢 献 するため 中 国 と 海 外 各 国 との 友 好 事 業 を 始 め 文 化 教 育 医 療 衛 生 環 境 保 護 スポーツ 経 済 貧 困 支 援 などの 数 多 くの 分 野 で 社 会 的 公 益 活 動 を 行 っている 財 団 法 人 貿 易 研 修 センター 国 際 的 な 経 済 活 動 に 携 わる 官 民 の 人 材 の 育 成 と 我 が 国 と 外 国 との 経 済 交 流 促 進 を 目 的 に 貿 易 研 修 センター 法 に 基 づく 特 別 認 可 法 人 として1967 年 に 設 立 された 財 団 法 人 日 中 経 済 協 会 経 済 産 業 省 を 始 めとする 日 本 政 府 及 び 日 本 経 済 団 体 連 合 会 他 経 済 界 の 支 援 の 下 に 日 本 と 中 国 との 経 済 交 流 促 進 のため 1972 年 に 設 立 された 8

第 8 回 中 国 大 学 生 走 近 日 企 感 受 日 本 訪 日 団 団 員 名 簿 姓 名 性 別 所 属 専 攻 団 長 関 立 彤 男 中 日 友 好 協 会 副 秘 書 長 団 員 兪 成 男 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 範 新 葉 男 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 陳 鑫 男 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 王 正 男 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 張 然 女 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 徐 星 女 外 交 学 院 外 語 系 日 本 語 団 員 徐 頎 女 北 京 師 範 大 学 管 理 学 院 管 理 科 学 団 員 楊 清 媛 女 北 京 師 範 大 学 外 国 語 言 文 学 学 院 日 本 語 団 員 曹 淞 淋 女 北 京 師 範 大 学 外 国 語 言 文 学 学 院 日 本 語 団 員 魏 丹 寧 女 北 京 師 範 大 学 外 国 語 言 文 学 学 院 日 本 語 団 員 李 常 英 女 北 京 師 範 大 学 外 国 語 言 文 学 学 院 日 本 語 団 員 董 程 女 北 京 師 範 大 学 経 済 工 商 管 理 学 院 国 際 経 済 貿 易 団 員 張 蔚 泓 男 北 京 航 空 航 天 大 学 物 理 化 学 核 能 工 程 学 院 応 用 物 理 ( 核 物 理 ) 団 員 鍾 興 女 北 京 航 空 航 天 大 学 計 算 機 学 院 計 算 機 科 学 技 術 団 員 練 虹 怡 女 北 京 航 空 航 天 大 学 法 学 院 法 学 団 員 全 思 遠 男 北 京 航 空 航 天 大 学 外 国 語 学 院 英 語 翻 訳 団 員 禹 文 娟 女 北 京 航 空 航 天 大 学 新 媒 体 芸 術 設 計 学 院 視 覚 伝 達 団 員 邱 明 晶 男 北 京 科 技 大 学 機 械 工 程 学 院 熱 エネルギー 動 力 工 程 団 員 蒋 劉 芯 女 北 京 科 技 大 学 土 木 環 境 工 程 学 院 安 全 工 程 団 員 陳 定 女 北 京 科 技 大 学 土 木 環 境 工 程 学 院 環 境 工 程 団 員 黄 琨 男 北 京 科 技 大 学 土 木 環 境 工 程 学 院 土 木 工 程 団 員 王 雷 男 北 京 科 技 大 学 機 械 工 程 学 院 機 械 製 造 及 び 自 動 化 団 員 周 笑 靨 女 北 京 科 技 大 学 数 理 学 院 理 科 実 験 班 団 員 王 磊 明 男 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 工 程 団 員 康 雲 澤 男 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 科 学 団 員 劉 美 辰 女 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 工 程 団 員 王 君 竹 女 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 工 程 団 員 李 黎 女 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 工 程 団 員 湯 韜 男 北 京 林 業 大 学 環 境 科 学 工 程 学 院 環 境 科 学 団 員 ( 事 務 局 ) 王 磊 男 中 日 友 好 協 会 経 済 交 流 都 市 交 流 部 団 員 ( 引 率 教 員 ) 郭 景 芳 女 外 交 学 院 教 師 団 員 ( 引 率 教 員 ) 範 民 女 北 京 師 範 大 学 国 際 交 流 合 作 処 団 員 ( 引 率 教 員 ) 章 靖 女 北 京 科 技 大 学 9

第 8 回 中 国 大 学 生 走 近 日 企 感 受 日 本 訪 日 団 視 察 日 程 日 次 月 日 日 程 宿 泊 地 1 5 月 30 日 14:15 北 京 首 都 国 際 空 港 発 (NH160 便 ) 大 阪 ( 月 ) 18:15 関 西 国 際 空 港 着 ホテルニューオータニ 22:00 頃 ホテル 着 2 5 月 31 日 ( 火 ) 3 6 月 1 日 ( 水 ) 4 6 月 2 日 ( 木 ) 5 6 月 3 日 ( 金 ) 6 6 月 4 日 ( 土 ) 7 6 月 5 日 ( 日 ) 8 6 月 6 日 ( 月 ) 9 6 月 7 日 ( 火 ) 10 6 月 8 日 ( 水 ) 08:30 ホテル 発 09:30~12:00 宝 酒 造 伏 見 工 場 ( 西 ) 14:00~17:00 京 都 観 光 : 高 台 寺 茶 道 体 験 清 水 寺 17:56 京 都 駅 19:10 浜 松 駅 ひかり482 19:30 頃 ホテル 着 08:30 ホテル 発 09:30~12:00 ヤマハ 発 動 機 本 社 14:00~16:30 杉 正 農 園 視 察 17:30 箱 根 温 泉 着 ( 温 泉 体 験 と 日 本 旅 館 体 験 ) 08:30 ホテル 発 10:30~13:00 三 井 住 友 銀 行 東 京 本 店 ( 昼 食 含 む) 13:30~15:00 東 京 清 掃 工 場 16:00~19:30 伊 藤 忠 商 事 ( 夕 食 含 む) 20:30 ホテル 着 08:30 ホテル 発 10:00~13:00 三 井 化 学 市 原 工 場 ( 昼 食 含 む) 14:00~17:00 新 日 鐵 君 津 製 鉄 所 アクアライン 経 由 都 内 へ 20:30 頃 ホテル 着 09:00 ホテル 出 発 徒 歩 にて 移 動 09:30 日 中 経 済 協 会 着 ホームステイ 家 族 の 中 国 大 学 生 出 迎 え 終 日 学 生 はホームステイ 午 前 ~ 午 後 ホームステイ 16:30~19:30 中 国 大 使 館 訪 問 20:00 頃 ホテル 着 09:30 ホテル 出 発 東 京 観 光 14:30~19:30 早 稲 田 大 学 交 流 20:30 頃 ホテル 着 09:00 ホテル 発 09:45~12:00 ANA 羽 田 メンテナンスセンター 14:00~20:30 東 京 ディズニーランド 観 光 22:00 頃 ホテル 着 09:30~11:00ホテルニューオータニでの 環 境 対 策 12:00~13:30 昼 食 : 歓 送 会 17:20 成 田 国 際 空 港 発 (NH955 便 ) 20:05 北 京 首 都 国 際 空 港 着 浜 松 ホテルコンコルド 浜 松 箱 根 湯 本 温 泉 ホテルおかだ 東 京 ホテルニューオータニ 東 京 ホテルニューオータニ ホームステイ 東 京 ホテルニューオータニ 東 京 ホテルニューオータニ 東 京 ホテルニューオータニ 11

第 8 回 中 国 大 学 生 走 近 日 企 感 受 日 本 訪 日 団 視 察 先 出 席 者 リスト 1. 宝 酒 造 株 式 会 社 伏 見 工 場 (5 月 31 日 ) 柴 田 佳 弘 伏 見 工 場 工 場 長 井 上 三 千 雄 工 場 管 理 部 長 坂 田 次 朗 生 産 管 理 部 長 安 藤 真 吾 生 産 管 理 部 詰 口 課 長 太 田 裕 之 工 場 管 理 部 工 場 管 理 課 新 開 裕 之 本 社 海 外 事 業 本 部 海 外 管 理 部 長 松 浦 慎 一 郎 海 外 管 理 部 寺 西 康 則 宝 酒 造 食 品 有 限 公 司 営 業 本 部 長 2.ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 (6 月 1 日 ) 瀬 戸 浩 之 MC 事 業 部 第 1 事 業 部 中 国 中 南 米 マーケティンク 部 部 長 本 丸 勝 彦 中 国 マーケティンク ク ルーフ 張 寧 粟 野 英 昭 山 本 千 賀 伊 澤 知 晃 大 隅 哲 雄 人 事 総 務 統 括 部 広 報 宣 伝 部 部 長 石 原 信 一 企 業 広 報 グループ グループリーダー 末 永 篤 主 務 有 吉 一 広 生 産 戦 略 統 括 部 海 外 生 産 部 中 国 グループ 小 倉 正 夫 MC 組 立 工 場 管 理 課 総 務 係 主 査 平 松 修 杉 浦 優 松 尾 弘 子 MC 事 業 部 第 1 事 業 部 中 国 中 南 米 マーケティンク 部 中 国 マーケティンク ク ルーフ 3. 杉 正 農 園 (6 月 1 日 ) 杉 本 正 博 宮 野 舞 芹 澤 駿 治 小 松 善 利 杉 正 農 園 経 営 者 静 岡 県 農 業 経 営 士 地 域 特 産 物 マイスター 全 国 エコファーマーネットワーク 幹 事 静 岡 県 経 済 産 業 部 農 林 業 局 農 業 振 興 課 主 任 静 岡 県 東 部 農 林 事 務 所 生 産 振 興 課 課 長 JA 三 島 函 南 総 務 部 総 務 課 4. 株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行 (6 月 2 日 ) 古 川 和 彦 グローバルアドバイザリー 部 部 長 12

白 方 賢 治 中 国 グループ 長 梅 衛 東 部 長 代 理 楊 永 健 中 国 グループ 加 藤 一 樹 国 際 統 括 部 業 務 推 進 グループ グループ 長 富 田 太 郎 部 長 代 理 保 泉 学 金 秋 霞 柳 欣 伶 アジア 研 修 室 飯 塚 真 之 介 人 事 部 グローバル 人 材 戦 略 グループ 部 長 代 理 松 井 貴 之 5. 東 京 都 中 央 清 掃 工 場 (6 月 2 日 ) 幸 元 良 介 東 京 二 十 三 区 清 掃 一 部 事 務 組 合 中 央 清 掃 工 場 技 術 係 主 事 真 柄 知 明 主 事 6. 伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社 (6 月 2 日 ) 高 坂 正 彦 執 行 役 員 開 発 調 査 部 部 長 高 野 紀 元 顧 問 韓 桂 月 伊 藤 忠 ( 中 国 ) 集 団 有 限 公 司 総 経 理 席 大 月 秀 夫 開 発 調 査 部 堀 尾 卓 海 外 総 合 支 援 室 長 陳 楽 海 外 総 合 支 援 室 ( 懇 親 会 ) 宮 西 英 明 統 合 リスクマネジメント 部 海 外 総 括 室 長 代 行 趙 静 リーテイル 資 材 部 ライフ&リビング 部 張 佳 盈 生 活 資 材 化 学 品 リスク 管 理 室 趙 旭 明 法 務 部 第 四 法 務 室 韓 桂 月 伊 藤 忠 ( 中 国 ) 集 団 有 限 公 司 総 経 理 席 大 月 秀 夫 開 発 調 査 部 堀 尾 卓 海 外 総 合 支 援 室 長 陳 楽 海 外 総 合 支 援 室 栗 坪 由 佳 7. 三 井 化 学 市 原 工 場 (6 月 3 日 ) 今 井 照 彦 市 原 工 場 総 務 部 長 宅 明 謙 吾 総 務 部 総 務 グループリーダー 宜 保 琢 也 総 務 グループ 青 木 貴 子 13

河 野 幸 春 安 全 環 境 部 安 全 環 境 グループリーダー 王 果 製 造 2 部 ポリプロピレン 課 武 者 典 子 管 理 部 工 場 革 新 グループ 野 中 武 本 社 CSR 推 進 部 企 画 課 長 8. 新 日 本 製 鐵 株 式 会 社 君 津 製 铁 所 (6 月 3 日 ) 戸 田 悦 照 君 津 製 铁 所 広 報 センター マネジャー 9. 中 国 大 使 館 (6 月 5 日 ) 程 永 華 特 命 全 権 大 使 張 成 慶 参 事 官 王 天 霊 参 事 官 張 社 平 大 使 秘 書 盂 素 萍 友 好 交 流 部 一 等 書 記 官 杜 暁 曦 三 等 書 記 官 10. 早 稲 田 大 学 (6 月 6 日 ) 江 正 殷 国 際 部 副 部 長 白 木 三 秀 政 治 経 済 学 術 院 教 授 宮 房 寿 美 子 国 際 部 留 学 センター 楊 振 国 際 部 国 際 課 中 越 明 子 国 際 部 国 際 課 山 本 美 都 里 国 際 部 国 際 課 白 木 ゼミ 学 生 約 40 名 11. 全 日 本 空 輸 株 式 会 社 羽 田 機 体 メンテナンスセンター(6 月 7 日 ) 小 嶋 幸 男 整 備 本 部 機 体 メンテナンスセンター 業 務 推 進 室 主 席 部 員 笠 井 和 岩 田 大 助 12.ホテルニューオータニ(6 月 8 日 ) 山 本 正 巳 ファシリティマ ネージメント 部 ファシリティマネージメント 課 マネージャー 三 浦 光 昌 ファシリティマネージメント 部 ファシリティマネージメント 課 係 長 長 嶋 慶 一 宿 泊 営 業 部 国 際 営 業 課 シニアセールスマネージャー 14

日 本 の 食 文 化 の 伝 道 者 宝 酒 造 外 交 学 院 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 5 月 31 日 ( 火 )10:00~12:00 見 学 場 所 : 京 都 宝 酒 造 伏 見 工 場 見 学 概 要 5 月 31 日 代 表 団 一 行 は 宝 酒 造 伏 見 工 場 の 見 学 に 行 った 工 場 長 の 柴 田 さんが 一 行 を 温 かく 出 迎 えて くれた まず 柴 田 工 場 長 が 生 産 現 場 (1 階 から8 階 )になっている 工 場 棟 に 案 内 してくれた その 後 柴 田 工 場 長 の 案 内 で9 階 の 会 議 室 に 上 がり そこで 会 社 の 概 要 についての 説 明 を 受 けた 宝 酒 造 について 基 本 的 なことを 理 解 してから グループに 分 かれて 生 産 現 場 を 見 学 した 実 地 に 瓶 詰 や 箱 詰 めの 生 産 ライ ンを 見 学 したほか ビデオによる 説 明 もあったので より 具 体 的 な 形 で 宝 酒 造 の 全 生 産 工 程 を 理 解 する ことができた 見 学 後 の 質 疑 応 答 ではたくさんの 質 問 が 出 されたが 宝 酒 造 の 各 部 門 の 責 任 者 がどんな 質 問 に 対 しても 的 確 に 回 答 してくれたので 実 り 多 い 見 学 となった 概 況 柴 田 工 場 長 の 説 明 により 宝 酒 造 が 非 常 に 長 い 歴 史 を 持 つ 企 業 であり 1842 年 の 創 業 1846 年 から 焼 酎 と 調 味 酒 の 販 売 を 始 め 消 費 者 の 好 評 を 博 したことを 知 った その 後 も 酒 造 技 術 の 改 良 に 努 め 1916 年 からは 新 しいタイプの 焼 酎 の 販 売 を 開 始 した 1925 年 に 社 名 を 寶 酒 造 株 式 会 社 に 改 め 以 来 鍛 え 抜 かれた 伝 統 技 術 によって 確 かな 品 質 と 味 を 確 立 し 商 品 開 発 に 努 め 日 本 の 食 文 化 と 酒 文 化 の 発 展 に 貢 献 するという 目 標 を 掲 げ 続 ける 宝 酒 造 は1933 年 に 国 内 外 にその 名 を 馳 せる 清 酒 松 竹 梅 の 販 売 を 開 始 し 1960 年 には 京 都 に みりん 工 場 を 設 けて 西 日 本 に 酒 造 り 用 の 原 料 を 提 供 している さらに1964 年 には 生 産 規 模 の 拡 大 を 目 指 し 主 に 清 酒 を 生 産 する 西 工 場 を 建 設 し ている 会 社 の 拡 大 と 発 展 に 伴 い 宝 酒 造 は 新 た な 分 野 への 進 出 も 始 めている 1984 年 には 缶 入 りチューハイの 販 売 を 始 めると 同 時 に 清 酒 醸 造 技 術 (1989 年 )と 生 産 設 備 (2004 年 )が 更 新 さ れ 更 なる 発 展 が 促 進 されることになった 宝 酒 造 が 販 売 している 主 な 商 品 には 焼 酎 (43.5%) 清 酒 (12.4%) ソフトアルコール 飲 料 (13.3%) 調 味 料 (13.2%) 原 料 用 アルコール(3.7%)がある 現 在 宝 酒 造 には 千 葉 県 等 の 工 場 をはじめ 合 計 6つの 工 場 がある 今 回 大 学 生 訪 日 団 が 見 学 した 伏 見 工 場 は 東 工 場 と 西 工 場 の2つに 分 かれ 東 工 場 の 敷 地 面 積 は 約 6,331m2 西 工 場 は 約 47,051m2である 生 産 能 力 は 東 工 場 が 年 間 24,000kl 西 工 場 が 年 間 100,000kl 400 種 類 余 りの 酒 を 生 産 していた 現 在 の 作 業 員 は184 名 そのうち26 名 が 女 性 である 工 場 の 自 動 化 が 進 められてからは 工 場 で 働 く 作 業 員 の 数 が 徐 々に 減 少 しているとのことだった 次 に 柴 田 工 場 長 から 伏 見 工 場 で 生 産 している 酒 のおおよその 生 産 工 程 についての 説 明 があった 即 ち 蒸 留 後 に 缶 詰 工 程 に 運 ばれ その 後 トレイに 乗 せてエレベーターで1 階 にある 製 品 出 荷 場 に 運 ばれ トラックに 積 み 込 まれる この 一 連 のプロセスはすべてコンピュータで 制 御 されていた 15

宝 酒 造 は 信 頼 を 得 る 優 良 工 場 を 目 指 し 厳 格 な 方 法 で 賞 味 期 限 を 保 証 している と 柴 田 工 場 長 が 言 う 厳 しい 衛 生 管 理 と 従 業 員 研 修 の 強 化 以 外 に 一 連 の 厳 格 なチェック 体 制 が 敷 かれていた こうした 長 年 の 努 力 の 結 果 現 在 の 日 本 での 販 売 量 は 焼 酎 と 調 味 料 がトップ 日 本 酒 で 第 3 位 となっている また 宝 酒 造 の 海 外 での 事 業 展 開 についての 説 明 があった ここ10~20 年 世 界 中 で 日 本 料 理 が 注 目 されるようになっている 現 在 世 界 に3,000の 日 本 料 理 店 があるが その 日 本 料 理 店 向 けの 調 味 料 や 日 本 酒 が 大 きなビジネスチャンスになっているという これらを 背 景 に 宝 酒 造 は 日 本 の 飲 食 文 化 の 伝 承 を 目 的 に 世 界 各 国 に 工 場 を 建 設 している 中 国 を 例 に 挙 げると 1995 年 8 月 に 工 場 建 設 の 登 録 手 続 を 行 い 1997 年 に 操 業 を 開 始 している 1998 年 には 本 格 的 な 販 売 が 始 められ 中 国 市 場 の 開 拓 がスタート した 中 国 の 工 場 は 主 に 日 本 向 けに 原 料 を 提 供 し 中 国 国 内 向 けには 日 本 酒 を 販 売 している 企 業 の 経 営 努 力 もさることながら 私 たちが 最 も 感 動 したのは 宝 酒 造 が 環 境 分 野 を 非 常 に 重 要 視 し ているという 点 である 宝 酒 造 は 自 然 への 感 謝 の 気 持 ちを 基 本 に 水 や 穀 物 微 生 物 という 自 然 からの 恵 みを 利 用 し 酒 類 食 品 アルコールなど 幅 広 い 事 業 を 展 開 している 宝 酒 造 がこれらの 事 業 を 進 め るに 当 たっては 常 に 自 然 環 境 との 調 和 を 重 視 し 独 創 的 な 技 術 によって 開 発 された 商 品 やサービスを 積 極 的 に 顧 客 に 提 供 し 人 と 自 然 が 調 和 した 社 会 を 目 指 し 自 身 の 持 てる 力 を 発 揮 することを 念 頭 に 置 いている 生 産 においては 関 連 法 の 順 守 以 外 にも 社 内 基 準 を 高 めることで 自 らを 厳 しく 律 すると 同 時 に 環 境 負 荷 を 減 らし 社 会 貢 献 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し 自 然 保 護 に 取 り 組 んでいる また 宝 酒 造 は 工 場 周 辺 の 環 境 を 常 時 公 表 して 自 己 監 督 と 外 部 監 督 を 行 っている 例 えば 重 油 から 天 然 ガスへの 転 換 を 図 ったり 余 剰 材 料 は 飼 料 として 再 利 用 するなどしてゴミの 量 を 減 らしたりといっ た 技 術 の 更 新 にも 努 めている 物 流 面 では クリーンエネルギー 車 を 導 入 し 開 発 部 門 では 酒 ビンのリ サイクルを 行 っている 1979 年 からは 環 境 ポスターによる 広 報 を 始 め さらに1985 年 には 環 境 関 連 の ファンド(ハーモニストファンド)を 設 け 日 常 的 に 市 民 の 環 境 保 護 活 動 への 参 加 を 促 している 企 業 として 社 会 的 責 任 感 を 果 たそうとする 姿 勢 が 見 て 取 れる 知 っていますか? Q: 宝 酒 造 の 各 生 産 ラインには 何 人 の 作 業 員 が 必 要 か? A:わずか5 名 の 作 業 員 ですべての 仕 事 をこなすこ とができる Q:3R 原 則 についてはよく 知 られているが 宝 酒 造 はこの3R 原 則 を4Rまで 発 展 させているという こ の4Rの 意 味 するところは 何 か? A:3Rとはreduce recycle reuseのことで 宝 酒 造 ではそれにrefuseを 加 えて4Rとしている 環 境 汚 染 や 無 駄 を 省 く 努 力 と 同 時 に 4R 原 則 に 基 づく 生 産 を 行 っている Q: 宝 酒 造 の 酒 ビンの 回 収 率 再 利 用 率 はどのくらいか? A:90% 以 上 の 酒 ビンが 何 度 も 再 利 用 されている Q:184 名 の 作 業 員 のうち 女 性 はわずか26 名 しかいないが これらの 女 性 作 業 員 は 主 にどんな 職 種 につ いているのか? A: 女 性 作 業 員 は 主 に 液 体 チェックなどの 仕 事 をしている 女 性 作 業 員 の 数 は 大 変 少 ないが 非 常 に 重 要 な 役 割 を 果 たしている 16

感 想 宝 酒 造 は 今 次 代 表 団 が 最 初 に 見 学 した 企 業 である これまで 宝 酒 造 について 多 少 のことは 知 っていた が 今 回 の 見 学 と 責 任 者 による 会 社 紹 介 を 通 して 宝 酒 造 についての 理 解 を 深 めることができた 酒 類 メーカーとしての 宝 酒 造 は 多 くの 国 民 の 目 にはおそらく 利 益 第 一 物 質 重 視 の 会 社 として 映 っ ているかもしれないが 実 は 宝 酒 造 は 心 のこもった 生 産 に 努 め 常 に 顧 客 地 球 ( 環 境 ) 社 会 社 員 に 対 する 責 任 を 忘 れない 企 業 である 宝 酒 造 は 顧 客 の 安 全 と 安 心 を 第 一 義 に 置 き 顧 客 の 健 康 と 顧 客 と のコミュニケーションを 非 常 に 大 切 にしている 化 学 工 業 関 連 企 業 としての 宝 酒 造 は 環 境 汚 染 がないだ けでなく 環 境 自 然 ひいては 地 球 全 体 の 生 態 バランスの 保 持 も 自 らの 責 務 と 考 え 惜 しげもなく 環 境 分 野 に 多 くの 資 金 と 精 力 を 投 入 している 企 業 として 環 境 分 野 への 取 り 組 みを 重 視 する 以 外 に 宝 酒 造 は 環 境 保 護 の 重 要 性 を 次 の 世 代 に 伝 え より 良 い 社 会 環 境 を 構 築 するための 努 力 も 続 けている 宝 酒 造 の 目 標 は 信 頼 に 値 する 企 業 を 構 築 する ことである この 信 頼 というのは 顧 客 の 信 頼 と いうだけではなく すべての 自 然 環 境 や 社 会 環 境 から 信 頼 を 得 るということである たとえ 宝 酒 造 の 商 品 を 購 入 しない 人 でも 宝 酒 造 が 環 境 や 社 会 のために 行 っている 貢 献 を 享 受 できるということである 或 いは すべての 環 境 地 球 全 体 がある 程 度 宝 酒 造 の 恩 恵 を 被 ることができるということである この ような 企 業 こそが 成 功 を 収 めた 企 業 信 頼 に 値 する 企 業 だと 言 えるのだと 思 う 近 代 的 企 業 にとって 独 自 の 企 業 理 念 を 掲 げることは 非 常 に 大 切 なことである 現 在 中 国 の 企 業 も 徐 々に 環 境 保 護 を 重 視 したり それぞれの 顧 客 の 個 別 のニーズを 重 視 し 始 めたりしているが 宝 酒 造 が 社 会 や 世 界 のために 力 を 尽 くすという 理 念 と 比 べると まだまだ 大 きな 開 きがあるように 思 う こうい うことを 知 ったことが 今 回 の 見 学 の 収 穫 であり なおのこと 中 国 の 企 業 が 真 摯 に 学 ばなければならない ところである 17

新 たな 感 動 と 豊 かな 生 活 を 提 供 する 二 輪 界 の 巨 頭 YAMAHA 北 京 師 範 大 学 全 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 1 日 ( 水 )9:00~12:00 見 学 場 所 :ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 静 岡 県 磐 田 市 新 貝 2500 見 学 概 要 周 知 のとおり YAMAHAは 世 界 有 数 のブランドで その 傘 下 のヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 は 世 界 的 に 見 て も 規 模 が 大 きく 優 れた 技 術 と 品 質 で 有 名 な 多 国 籍 企 業 である 1955 年 7 月 1 日 に 日 本 楽 器 製 造 株 式 会 社 から 独 立 したヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 の 本 社 は 静 岡 県 磐 田 市 にあり 子 会 社 の 数 は106 社 を 数 え 日 本 アジア ヨーロッパ 南 北 アメリカ 大 陸 オセアニアに 至 る35の 国 と 地 域 に 分 布 し 世 界 中 で 製 品 を 販 売 している 訪 日 3 日 目 第 8 回 走 近 日 企 感 受 日 本 訪 日 団 のメンバーは 静 岡 県 にあるヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 本 社 を 見 学 に 訪 れた ヤマハ 発 動 機 側 が 全 従 業 員 そろって 訪 日 団 を 迎 えたいということで 時 間 調 整 のために 約 20 分 待 機 す ることになった ( 会 議 室 で 説 明 に 耳 を 傾 ける 様 子 ) 担 当 者 から 感 動 創 造 企 業 というヤマハの 経 営 理 念 や 企 業 の 沿 革 日 本 国 内 に 分 布 する 工 場 従 業 員 などについての 説 明 があったほか ヤマハについてさらに 理 解 してほしいということで 企 業 紹 介 ビデ オが 放 映 された ビデオでは 漁 船 の 発 動 機 やオートバイのエンジン 東 南 アジアやヨーロッパ 漁 師 や オートバイのツーリングといった 各 地 のさまざまな 人 々がヤマハ 製 品 の 素 晴 らしさについて 語 ってい た その 後 オートバイ 組 立 てラインを 見 学 した 工 場 の 中 の 様 子 はまさに 驚 きの 一 言 に 尽 きるものだっ た 高 度 にオートメーション 化 された 組 立 てラインが 整 然 と 並 び 全 く 無 駄 というものがなく 効 率 を 高 めるために 最 大 限 の 努 力 がはらわれていた 特 にラインの 間 を 行 ったり 来 たりして 自 動 的 に 部 品 を 送 る 台 車 が 印 象 的 だった この 台 車 はラインの 間 に 敷 かれたレールの 上 を 行 き 来 するのだが 部 品 が 必 要 なところでピタリと 止 まるようになっていた また ミスを 防 ぐため さらには 人 によりやさしくある ために この 台 車 は 音 楽 が 流 れるように 作 られており 作 業 員 はいろいろなメロディによって 部 品 の 付 け 忘 れがないか 確 かめることができるようになっていた 作 業 員 たちが 活 き 活 きと 仕 事 をしている 姿 も 印 象 的 だった 見 学 の 途 中 で 出 会 った 作 業 員 は 誰 もが 笑 顔 で 情 熱 を 持 って 仕 事 に 打 ち 込 んでいること 18

が 見 てとれた ヤマハは 文 字 通 り 感 動 創 造 企 業 だと 思 った Q&A Q: 各 部 品 工 場 とヤマハの 本 社 との 距 離 は? 震 災 の 影 響 で 部 品 工 場 の 供 給 が 不 足 して 生 産 が 間 に 合 わない ときはどうするのか? A: 各 部 品 工 場 は 本 社 から20キロ 以 内 のところにあるので 生 産 には 非 常 に 便 利 である 部 品 の 供 給 が 不 足 した 場 合 は 部 品 工 場 と 連 絡 をとって 可 能 な 限 り 部 品 を 確 保 し 部 品 を 合 理 的 に 配 分 して 生 産 に 支 障 が 出 ないように 努 める また 顧 客 ともよく 協 議 して 損 失 を 最 小 限 に 抑 えるようにする Q:2008 年 の 世 界 金 融 危 機 のときもヤマハは 高 い 売 上 高 は 維 持 したが 利 益 はそれほど 多 くなかったよ うだが それはなぜか? A:2008 年 の 金 融 危 機 のときは 東 南 アジアでは 高 い 売 上 高 を 維 持 したが 欧 米 市 場 でのオートバイと 海 運 設 備 の 売 上 げが 大 幅 に 減 少 した ヤマハにとって 利 益 の 最 も 大 きい 欧 米 市 場 が 不 振 だったことが 売 上 高 が 多 い 割 には 利 益 が 少 なかった 理 由 である Q: 社 会 的 責 任 の 履 行 について A:ヤマハは 企 業 の 社 会 的 責 任 を 積 極 的 に 果 たしている 例 えば ビーチクリーン 作 戦 & 子 ガメ 放 流 会 は 社 員 が 海 岸 で 貴 重 なウミガメの 産 卵 のための 環 境 を 整 えたり 子 ガメを 放 流 したりする 活 動 で 人 と 自 然 との 共 存 を 目 指 すものである また おもしろエンジン 実 験 室 などの 活 動 によって 子 供 たちの 興 味 を 育 んでいる さらに 中 国 やベトナムの 貧 しい 学 生 たちのために 文 房 具 を 寄 付 するなどの 教 育 支 援 を 行 っている 2008 年 の 四 川 大 地 震 と 今 回 の 東 日 本 大 震 災 では 共 に 難 関 を 克 服 すべくヤマハも 物 資 の 援 助 を 行 っている こうした 社 会 的 責 任 をきちんと 果 たすことができる 企 業 こそが 人 を 感 動 させるこ とができると 同 時 に 成 功 を 収 めることができると 信 じている 知 っていますか? ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 の 前 身 は 日 本 楽 器 製 造 株 式 会 社 1887 年 山 葉 寅 楠 がオルガンの 修 理 工 場 を 設 立 ブランド 名 YAMAHAはこの 創 始 者 の 名 字 の 日 本 語 の 発 音 に 由 来 する 1900 年 山 葉 が 日 本 初 アジア 初 のピアノを 製 造 1950 年 川 上 源 一 が 第 4 代 社 長 に 就 任 新 製 品 の 開 発 に 取 り 組 む 1955 年 オートバイ 製 造 部 門 が 日 本 楽 器 製 造 株 式 会 社 から 独 立 し ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 となる (1 階 ホールの 博 物 館 に 置 かれた2 台 のピアノ) 19

ヤマハによって 音 楽 の 町 となった 浜 松 市 には 世 界 最 大 の 楽 器 博 物 館 がある 大 小 のコンサートホール がいくつもあり 音 楽 関 係 のポスターを 町 のあちこちで 見 かける ヤマハの 社 章 の 意 味 は? 山 葉 寅 楠 によって 日 本 楽 器 製 造 株 式 会 社 の 社 章 として 採 用 された 音 叉 のマークは 3 本 の 音 叉 即 ち 楽 器 の 調 律 器 具 をモチーフにしたもので 技 術 製 造 販 売 の3 部 門 がそろって 世 界 に 羽 ばたくことを 意 味 している 現 在 では 更 に 顧 客 社 会 個 人 という 企 業 を 経 営 する 上 で の 重 要 な 要 素 の 意 味 も 込 められており 顧 客 のために 想 像 を 超 えるような 価 値 を 産 み 出 し 企 業 の 社 会 的 責 任 を 果 たし 全 ての 従 業 員 が 誇 りに 感 じられる 企 業 環 境 を 創 出 するための 象 徴 となっている それぞれの 市 場 の 需 要 に 応 え 製 品 の 多 様 化 とグローバル 化 に 着 目 ヤマハはオートバイのエンジンのみならず レース 用 車 両 オートバイ レクリエーション 用 車 ボート 電 動 自 転 車 無 人 ヘリコプター ゴルフカート 車 椅 子 など 多 岐 にわたる 製 品 を 生 産 してい る (1 階 の 博 物 館 に 置 かれたボート) ヤマハと 中 国 ヤマハと 中 国 との 関 係 は 中 国 が 改 革 解 放 政 策 下 にあった1970 年 代 まで 遡 ることができる 1975 年 北 京 で 開 催 された 日 本 技 術 譲 渡 展 覧 会 に 参 加 1976 年 広 州 ヤマハ 展 覧 会 を 開 催 1981 年 広 州 ヤマハメンテナンスサービスセンターを 設 立 1986 年 ヤマハ 発 動 機 株 式 会 社 北 京 事 務 所 を 設 立 20

感 想 ヤマハ 発 動 機 の 歴 史 はさまざまな 挫 折 と 喜 びに 彩 られている 統 計 によれば 会 社 設 立 当 初 日 本 国 内 のオートバイメーカーは 既 に150 社 以 上 を 数 え それがヤマハにとって 大 きな 壁 となっていたが 創 業 者 と 従 業 員 は 世 界 最 高 の 製 品 を 作 る 世 界 に 通 用 しない 商 品 は 商 品 ではない という 思 いで 生 産 に 打 ち 込 んだ その 後 日 本 や 海 外 のモーターレースに 参 加 することで 自 らの 製 品 の 性 能 をアピールし ブランド 力 の 確 立 に 努 めた 今 日 ヤマハは 自 らを 感 動 創 造 企 業 と 位 置 づけ 知 恵 と 情 熱 困 難 に 立 ち 向 かう 精 神 で 全 世 界 の 人 々のために 感 動 を 創 造 し 続 けている ヤマハが 感 動 創 造 企 業 たり 得 ているのは 挑 戦 を 旨 とする 企 業 魂 のみならず 市 場 のニーズを 探 り 高 品 質 の 製 品 を 生 産 し 続 けているからである ヤマハの 技 術 者 たちは 自 らアジア アフリカ ヨー ロッパ アメリカの 市 場 を 視 察 し それぞれの 市 場 で 異 なる 環 境 とそれによって 生 ずるさまざまなニー ズを 自 ら 体 感 し 世 界 各 地 の 顧 客 の 声 に 耳 を 傾 け こうした 従 業 員 の 体 験 や 顧 客 の 反 応 からアイディア が 産 み 出 されている ヤマハの40 年 にわたる 中 国 市 場 の 開 拓 には 少 なからぬ 障 害 もあったはずだ まず 欧 米 の 消 費 者 と 違 って 中 国 の 消 費 者 は 冒 険 心 に 欠 け レース 用 オートバイやモーターボートのようなマリン 製 品 に 対 す る 需 要 が 少 ないことに 加 え 中 国 の 道 路 関 連 法 令 の 規 制 によって オートバイは 高 速 道 路 を 走 行 するこ とができず ツーリングを 楽 しむ 消 費 者 が 二 輪 車 を 購 入 したがらないという 事 情 がある とは 言 え ヤマハはこれからも 積 極 的 に 社 会 的 責 任 を 果 たし 感 動 創 造 企 業 として 更 に 多 くの 喜 び と 感 動 を 私 たちに 与 えてくれることだろう 21

杉 正 農 園 北 京 航 空 航 天 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 1 日 ( 水 )14:00~16:00 見 学 場 所 : 杉 正 農 園 見 学 概 要 今 日 の 見 学 は 訪 日 後 初 めての 雨 天 の 中 で 行 われた この 雨 のおかげで 杉 正 農 園 に 対 する 印 象 がさら に 良 いものになったような 気 がする 雨 によって 畑 の 空 気 が 清 々しさを 増 していたことと 雨 が 降 ると 凸 凹 の 土 地 が 一 面 のぬかるみになる 中 国 南 部 の 農 村 とは 対 照 的 に 杉 正 農 園 が 雨 の 中 でも 変 わらず 整 然 さを 保 っていた 点 が 印 象 的 だった この 農 園 は 規 模 こそ 小 さいが 杉 本 正 博 さんが 心 血 を 注 いで 作 り 上 げたものであり 日 本 一 の 品 質 を 誇 る 小 松 菜 が 栽 培 されている なお 杉 正 農 園 は 今 回 の 訪 日 団 の 見 学 先 に 組 まれた 唯 一 の 農 園 である 見 学 はリラックスした 雰 囲 気 の 中 で 行 われた 初 めに 杉 本 さんが 素 晴 らしい 手 品 を 披 露 してくれた 農 園 についての 説 明 を 受 けながら 小 松 菜 やチンゲンサイをたくさん 食 べさせてもらった 最 後 の 質 疑 応 答 の 時 に 杉 正 農 園 の 後 継 ぎに 名 乗 りを 上 げる 学 生 もいたりしてとても 楽 しい 見 学 だった 杉 正 農 園 の 成 功 の 理 由 について 以 下 のようにまとめてみた 1. 科 学 的 根 拠 に 裏 づけられた 生 産 杉 本 さんは 顧 客 第 一 という 考 え 方 から 化 学 薬 品 の 使 用 をできる 限 り 控 えているが 農 薬 の 作 用 を 単 純 に 否 定 するというわけでもなく 合 理 的 に 農 薬 を 使 うことで 虫 害 等 を 防 いでいる 一 般 に 土 地 は7 季 ごとに 休 ませる 必 要 があり 化 学 肥 料 によって 土 壤 の 改 善 を 行 うのが 普 通 だが 杉 正 農 園 では 米 ぬかや 卵 の 殻 といった 有 機 肥 料 のみを 用 いて 土 壤 の 改 善 を 行 っている こ のような 栽 培 を15 年 間 続 けてきたが 方 法 が 適 切 だったおかげで 土 壌 障 害 は 発 生 していないという 2. 積 極 販 売 杉 本 さんはいろいろな 農 産 物 品 評 会 で 自 分 の 作 物 を 紹 介 する 技 術 に 長 けている 良 い 作 物 も 宣 伝 がよくなければ 売 れ 行 きは 伸 びないが 杉 本 さんはまさにこの 点 で 非 常 に 成 功 している ほと んど 来 る 者 拒 まず の 姿 勢 で 各 種 視 察 団 を 積 極 的 に 受 け 入 れ 自 作 の 農 産 物 について その 品 質 だ けでなく その 源 流 から 知 ってもらうように 努 めている また 周 辺 の 農 家 とも 積 極 的 に 協 力 して 販 路 を 広 げるとともに 多 くの 農 家 に 参 入 してもらうことで 供 給 の 安 定 と 信 用 の 向 上 を 図 っている 積 極 販 売 が 功 を 奏 し 小 規 模 農 園 ながら 20 数 店 舗 と34 校 の 学 校 給 食 に 小 松 菜 を 提 供 している 3. 個 人 的 な 努 力 と 人 柄 の 魅 力 今 日 の 見 学 は 農 業 分 野 の 経 験 についての 学 習 というより 杉 本 さん 自 身 の 精 神 と 人 柄 についての 学 習 となった 高 校 卒 業 後 両 親 とともに 農 業 に 携 わり まずは 養 豚 業 で 日 本 一 を 目 指 した 努 力 が 実 り 静 岡 県 の 豚 の 品 評 会 で 金 賞 を 受 賞 した 後 養 豚 をやめて 野 菜 の 栽 培 に 切 り 替 えた そしてついに 日 本 初 の 小 松 菜 王 の 栄 誉 に 輝 いたのである 高 校 を 卒 業 しただけの 杉 山 さんが これほど 科 学 的 かつ 革 新 的 な 栽 培 方 法 をどうやって 身 につけたのかは 分 からないが 一 歩 一 歩 試 してきた 結 果 であろう 杉 本 さんの 成 功 は その 理 想 と 努 力 によるところが 大 きい 普 通 の 農 家 であれば 自 分 の 狭 い 土 地 をその 場 しのぎ 的 に 耕 すだけかもしれないが 杉 本 さんは 最 高 のもの を 求 め 絶 えず 研 究 を 続 けてきた その 姿 勢 は 我 々も 学 ぶべきだと 思 う また ユーモアや 思 いやり があるのは 言 うに 及 ばず その 寛 大 な 人 柄 も 杉 本 さんの 魅 力 だ 近 所 の 農 家 との 交 流 を 厭 わず 彼 ら が 自 分 を 超 えることさえ 恐 れずに 誠 実 な 態 度 で 周 囲 の 人 に 接 する 杉 本 さんはとても 人 気 がある さ らに 農 園 でともに 汗 を 流 す 素 晴 らしい 家 族 に 恵 まれ 幸 福 を 感 じながら 仕 事 をしていることも 杉 本 さ んの 成 功 の 一 因 であろう 見 学 を 通 して 杉 正 農 園 の 農 産 物 の 放 射 線 量 は 安 全 基 準 値 内 であることが 分 かった また 有 機 肥 料 22

で 栽 培 されているため 小 松 菜 や 大 根 がすべて 生 で 食 べられるようになっている これも 他 の 農 園 と 大 きく 異 なる 点 である 震 災 後 日 本 の 観 光 産 業 や 飲 食 業 は 大 きな 打 撃 を 受 けているが 農 産 物 は 生 活 必 需 品 であるうえ 品 質 も 良 いため 農 園 の 売 上 に 大 きな 変 化 はないという 日 本 一 の 小 松 菜 や 大 根 を 味 わえたことも 嬉 しかったが それ 以 上 に 農 園 主 である 杉 本 正 博 さんに 会 っ て その 経 歴 や 農 業 の 経 験 について 知 ることができて 良 かったと 思 う 我 々 大 学 生 が 学 ぶべき 点 は 多 く 今 日 はとても 有 意 義 な 授 業 を 受 けたような 気 がした 23

歴 史 の 継 承 と 発 展 のための 開 拓 刷 新 北 京 師 範 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 2 日 ( 木 )10:30~13:00 見 学 場 所 : 三 井 住 友 銀 行 本 店 見 学 の 概 要 三 井 住 友 銀 行 は 日 本 の 金 融 業 の 代 表 として 今 回 の 訪 日 団 の 日 程 に 組 まれていた 三 井 住 友 銀 行 は 2001 年 4 月 1 日 住 友 グループの 中 核 であった 住 友 銀 行 と 三 井 グループのさくら 銀 行 が 合 併 して 誕 生 した 総 資 産 100 兆 円 にのぼる 三 井 住 友 銀 行 は 三 井 と 住 友 の 中 核 企 業 であり 日 本 第 2 位 世 界 でも 10 指 に 入 る 商 業 銀 行 である 東 京 都 千 代 田 区 の 本 店 ビルに 到 着 すると まず 本 店 営 業 部 に 案 内 された 一 般 の 銀 行 と 異 なり 本 店 ビルの 1 階 は 営 業 窓 口 ではなく 主 にコンサルティングサービスのためのスペースになっていた 日 本 の 銀 行 は 個 人 客 だけでなく 法 人 や 投 資 家 の 顧 客 も 多 く そうした 顧 客 が 投 資 や 資 産 運 用 をする 際 の 相 談 や 確 認 のために 本 店 1 階 を 主 にコンサルティングサービ ス 用 のスペースにしているという 続 いて 会 議 室 に 移 り まずグローバル アドバイザリー 部 の 古 川 部 長 より 歓 迎 の 挨 拶 をいただいた 古 川 氏 は 1984 年 に 中 国 に 駐 在 し 中 国 の 改 革 開 放 期 の 大 きな 変 化 を 目 の 当 たりにしたという 挨 拶 の 中 でも この 間 の 中 国 の 変 化 に 対 する 感 嘆 の 意 が 述 べられた 次 に グローバル アドバイザリー 部 の 梅 氏 より 三 井 住 友 銀 行 に 合 併 される 前 の 三 井 銀 行 と 住 友 銀 行 の 長 い 歴 史 に ついての 説 明 があった 三 井 銀 行 の 歴 史 江 戸 時 代 三 井 家 に 生 まれた 三 井 高 利 が 三 井 越 後 屋 ( 現 三 越 百 貨 店 )を 創 設 明 治 以 降 三 井 財 閥 は 近 代 化 経 営 の 道 を 歩 み 始 める 1876 年 三 井 銀 行 と 三 井 物 産 が 営 業 を 開 始 三 井 財 閥 は 業 務 拡 大 を 続 け 1909 年 に 三 井 合 名 会 社 を 設 立 した 頃 にはすでに 日 本 最 大 規 模 の 財 閥 となっていた 第 二 次 世 界 大 戦 後 に 三 井 財 閥 は 解 体 されたが 60 年 代 に 巨 大 産 業 集 団 として 再 び 集 結 する 住 友 銀 行 の 歴 史 徳 川 幕 府 の 時 代 住 友 家 は 銅 山 の 経 営 を 家 業 としていた 1875 年 鉱 山 経 営 で 得 た 資 本 を 元 手 に 担 保 貸 しを 業 務 とする 並 合 業 を 始 める これが 住 友 銀 行 の 萌 芽 となる 1895 年 11 月 に 住 友 銀 行 設 立 戦 後 の 財 閥 解 体 の 過 程 で 住 友 銀 行 も 解 散 するが 1948 年 に 行 名 を 大 阪 銀 行 と 改 め 再 出 発 を 果 たす 1965 年 3 月 住 友 銀 行 は 河 内 銀 行 を 合 併 し 預 金 残 高 で 邦 銀 第 2 位 に 躍 進 1986 年 10 月 には 平 和 相 互 銀 行 を 合 併 し 日 本 ないし 世 界 第 2 位 の 商 業 銀 行 となる なお 2001 年 4 月 に 住 友 銀 行 とさくら 銀 行 の 合 併 により 設 立 された 三 井 住 友 銀 行 は 三 井 住 友 フィナンシャルグループの 中 核 企 業 である 三 井 住 友 銀 行 には 長 い 歴 史 だけでなく 国 内 外 の 巨 大 な 支 店 網 と 常 に 新 戦 略 を 打 ち 出 していく 能 力 が 備 わっている 国 際 統 括 部 の 富 田 氏 から 中 国 での 事 業 展 開 についての 説 明 があった 1982 年 8 月 に 中 24

国 の 最 初 の 出 先 機 関 として 住 友 銀 行 北 京 事 務 所 を 開 設 したが その 後 しばらくの 間 は 外 資 系 銀 行 の 支 店 開 設 が 制 限 されていたために 住 友 銀 行 三 井 銀 行 太 陽 神 戸 銀 行 などは 上 海 広 州 天 津 大 連 等 の 駐 在 事 務 所 を 少 しずつ 増 やしていくことになった 1992 年 12 月 18 日 さくら 銀 行 の 上 海 支 店 開 設 に 続 き 同 年 12 月 29 日 には 住 友 銀 行 も 広 州 支 店 を 開 設 し 中 国 での 営 業 活 動 が 始 まった 1995 年 8 月 に 開 設 された 天 津 支 店 は 天 津 初 の 邦 銀 支 店 である 高 品 質 のサービスの 提 供 という 原 則 に 基 づき 2007 年 3 月 26 日 には 天 津 濱 海 出 張 所 を 開 設 2009 年 4 月 27 日 には それまでの 三 井 住 友 銀 行 股 份 有 限 公 司 中 国 地 区 支 店 を 改 め 三 井 住 友 銀 行 ( 中 国 ) 有 限 公 司 とし 本 店 を 上 海 に 置 いた 現 地 法 人 の 設 立 により 中 国 に 根 を 下 ろしたサービスの 拡 充 が 期 待 され ている 三 井 住 友 銀 行 は アジア 市 場 での 商 業 銀 行 業 務 の 拡 大 をグローバル 戦 略 の 中 心 に 据 えている 支 店 網 を 増 やし 人 的 資 源 を 拡 充 するとともに 自 身 の 経 営 能 力 の 不 足 を 補 うため 各 地 の 大 規 模 銀 行 との 提 携 を 強 化 している 東 日 本 大 震 災 後 は 三 井 住 友 銀 行 は 被 災 地 に 対 し 個 人 向 けの 特 別 な 住 宅 ローンや 企 業 向 けの 低 金 利 融 資 を 行 っているが CSR の 一 環 として 被 災 地 の 再 建 にも 貢 献 していくという 見 学 後 三 井 住 友 銀 行 の 職 員 といっしょに 昼 食 を とった 日 本 での 感 想 を 語 ったり 日 本 での 中 国 人 の 就 職 状 況 や 中 国 での 人 材 募 集 の 状 況 について 意 見 を 交 換 したりと 打 ち 解 けた 雰 囲 気 の 中 で 楽 しい ひとときを 過 ごした 知 っていますか? 1. 窓 口 カウンターの 前 にある 小 さな 部 屋 は 何 に 使 うのか? 2 階 の 窓 口 カウンターの 前 にたくさんの 小 部 屋 があった ある 学 生 が 何 に 使 うのかと 質 問 した VIP 等 の 特 別 な 顧 客 にだけ 使 う 部 屋 だと 思 ったのである 案 内 してくれた 職 員 によると 話 を 人 に 聞 かれたく ない 場 合 顧 客 なら 誰 でもこの 部 屋 を 利 用 することができる とのことだった 2. 三 井 住 友 銀 行 の 中 国 の 支 店 や 事 務 所 はいくつあるか? 現 在 株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行 は 中 国 ( 香 港 台 湾 を 含 む)に 天 津 上 海 蘇 州 等 10 ヶ 所 の 支 店 を 持 ち 本 店 を 上 海 に 置 いている また 天 津 濱 海 出 張 所 や 上 海 浦 西 出 張 所 等 6 ヶ 所 の 事 務 所 がある 感 想 三 井 住 友 銀 行 の 歴 史 は いわばたゆまぬ 開 拓 と 刷 新 の 歴 史 である 時 代 の 変 化 に 対 応 し 時 代 ととも に 歩 み 常 に 軌 道 修 正 をし 続 けてきたからこそ 世 界 的 な 競 争 力 をもつ 金 融 サービスグループに 成 長 で きたのだと 思 う 日 本 の 銀 行 は 中 国 の 銀 行 とは 違 って 個 人 や 企 業 向 けの 預 金 や 融 資 を 扱 うだけでなく 銀 行 自 身 が 多 くの 企 業 や 金 融 機 関 の 株 式 を 保 有 している 好 況 期 には 銀 行 や 企 業 の 経 営 状 況 も 一 般 に 良 好 だが 景 気 が 悪 化 すると 状 況 が 変 わってくる 特 に 1990 年 代 に 日 本 でバブル 経 済 が 崩 壊 した 際 は 企 業 の 倒 産 の 影 響 で 銀 行 も 相 次 いで 倒 産 するという 事 態 が 起 こった 以 来 銀 行 のリスク 管 理 能 力 を 高 めることと 景 気 回 復 における 役 割 の 強 化 が 大 きな 課 題 となっている 中 日 国 交 正 常 化 以 降 両 国 は 経 済 文 化 教 育 医 療 希 望 プロジェクト( 訳 注 : 中 国 青 少 年 発 展 基 25

金 会 が 実 施 する 社 会 公 益 事 業 主 に 農 村 部 の 貧 困 児 童 に 対 する 就 学 援 助 を 実 施 ) ビジネス 貧 困 家 庭 支 援 生 態 系 修 復 等 の 分 野 で 友 好 的 な 協 力 を 進 めてきた 国 交 回 復 以 降 の 両 国 間 の 経 済 貿 易 関 係 を 振 り 返 ると 中 国 と 日 本 はお 互 いにとって 最 も 重 要 な 経 済 パートナーであることに 気 づく 現 在 日 本 は 震 災 後 の 復 興 期 にあるが 今 後 数 年 のうちには 中 国 金 融 市 場 も 開 放 され 中 日 両 国 の 企 業 の 相 手 国 での 経 営 活 動 が 両 国 経 済 の 長 期 的 発 展 に 寄 与 していくことになるだろう 26

全 地 球 的 理 念 と 社 会 的 責 任 のある 企 業 として 北 京 林 業 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 2 日 ( 木 )16:00~19:30 見 学 場 所 : 伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社 東 京 都 港 区 北 青 山 2 丁 目 5 番 1 号 見 学 概 要 : 6 月 2 日 午 後 東 京 都 港 区 北 青 山 2 丁 目 にある 伊 藤 忠 商 事 株 式 会 社 の 本 社 を 訪 問 した 隣 国 からの 若 い 訪 問 者 を 迎 えるにあたり 伊 藤 忠 商 事 は 最 高 幹 部 が 重 要 会 議 を 開 く 際 に 使 う 会 議 室 を 特 別 に 開 放 してく れた まず 日 本 の 前 駐 韓 国 大 使 で 伊 藤 忠 顧 問 の 高 野 紀 元 氏 が 多 忙 な 時 間 をさいて 私 たちのために 話 を してくれた その 後 業 務 の 都 合 で 高 野 氏 は 会 議 室 を 後 にしたが 高 野 氏 の 話 は 示 唆 に 富 むものだっ た それは 単 なる 日 本 の 今 の 社 会 や 政 治 問 題 を 論 じ る 社 説 ではなく 同 じ 地 球 に 住 む 一 員 として 若 者 こそがこれからの 地 球 の 希 望 とならなければな らないこと 国 際 的 な 視 野 を 持 って 全 人 類 と 全 社 会 に 対 し 責 任 を 果 たすこと より 高 い 次 元 に 立 って 全 世 界 の 人 々の 福 祉 のために 努 力 しなければならない ことを 語 りかけるものだった 同 氏 の 話 しは 一 人 のベテラン 政 治 家 としてのキャリアと 世 界 に 対 する 確 固 たる 認 識 に 裏 打 ちされたものだと 思 った 次 に 海 外 総 合 支 援 室 の 堀 尾 室 長 から 日 本 の 対 外 経 済 と 伊 藤 忠 商 事 の 中 国 戦 略 についてのレクチャーが あった このレクチャーから 総 合 商 社 の 長 期 的 な 市 場 潜 在 力 についての 優 れた 見 識 を 知 ることができ た 中 国 の 世 界 の 新 興 経 済 体 としての 潜 在 力 は 無 限 だ 伊 藤 忠 商 事 はこの 点 に 着 目 し 早 くから 中 国 市 場 に 進 出 し 食 品 穀 物 油 金 融 不 動 産 保 険 リスク 管 理 物 流 生 活 資 材 化 学 製 品 繊 維 な どの 分 野 で 事 業 展 開 を 行 っているほか 今 後 は 中 国 市 場 への 投 入 と 環 境 分 野 への 投 資 を 一 層 強 化 してい くという 夜 は 伊 藤 忠 の 中 国 人 社 員 といっしょに 日 本 情 緒 溢 れる 居 酒 屋 で 食 事 をした お 酒 を 飲 みながらの 語 ら い そして 笑 い とても 打 ち 解 けたひと 時 となった こうした 楽 しい 雰 囲 気 の 中 名 残 惜 しい 気 持 ちを 抱 えながら 伊 藤 忠 の 皆 さんと 別 れた 知 っていますか? 伊 藤 忠 商 事 という 総 合 商 社 は 中 日 国 交 正 常 化 の 半 年 前 の1972 年 3 月 に 中 国 国 務 院 が 初 めて 正 式 認 可 を 与 えた 会 社 であり 中 日 貿 易 の 回 復 に 貢 献 してきた 企 業 であること を 知 った その 後 1979 年 に 北 京 に 駐 在 事 務 所 を 設 立 し 1992 年 には 上 海 に 現 地 法 人 を 発 足 1993 年 に は 許 可 を 得 て 投 資 会 社 を 設 立 し 2005 年 には 多 国 籍 企 業 の 地 域 本 部 の 認 定 を 得 るなど それぞれ の 段 階 で 市 場 をリードし 着 実 に 中 国 市 場 における 基 礎 を 築 いて 来 た 伊 藤 忠 で 働 いている 中 国 人 社 員 は 研 修 のためにグループごとに 日 27

本 の 本 社 に 派 遣 され 日 本 人 社 員 に 対 しては 中 国 語 の 学 習 が 求 められるなど 伊 藤 忠 がいかに 中 国 市 場 を 重 視 しているかが 分 かる ちなみに 日 本 の 現 駐 中 国 大 使 の 丹 羽 宇 一 郎 氏 も 伊 藤 忠 の 出 身 である 中 国 と 日 本 の 単 位 GDP 当 たりのエネルギー 消 費 量 の 比 率 は7.6 つまり 同 じ 量 を 生 産 するのに 中 国 は 日 本 より7.6 倍 のネルギーを 消 費 しているということになる 感 想 今 回 の 伊 藤 忠 商 事 の 見 学 では 二 つ 印 象 的 なことがあった 一 つは 高 野 紀 元 氏 の 国 際 的 な 視 野 を 持 ち 全 人 類 全 社 会 の 責 任 を 担 える 人 にならなければならない という 話 で もう 一 つは 伊 藤 忠 商 事 の ような 総 合 商 社 の 潜 在 力 だ まず 高 野 氏 からは 日 本 の 現 在 の 高 齢 化 と 少 子 化 という 社 会 問 題 のほか 高 福 祉 と 比 較 的 健 全 な 社 会 保 障 制 度 の 下 で 税 収 の 低 迷 により 大 幅 な 財 政 赤 字 と 政 府 の 負 担 を 招 いているという 話 があった 日 本 の 福 祉 は 優 れているが 高 い 生 活 レベルと 税 収 に 見 合 わない 高 福 祉 が 今 の 日 本 の 若 者 の 生 活 を 安 逸 すぎ るものにし 日 本 を 出 て 世 界 を 見 てみようという 気 概 がない 日 本 の 若 者 はこうした 現 状 と 財 政 赤 字 の 悪 化 に 甘 んじているという 税 収 と 社 会 福 祉 のバランスをいかにとるかが 日 本 政 府 にとって 大 きな 問 題 になっている 高 野 氏 はさらに 続 けて 言 った 今 世 界 は 国 際 化 しており 各 国 の 人 材 や 資 金 は 国 際 間 で 流 動 している 今 後 世 界 各 国 はFTA( 自 由 貿 易 協 定 )を 前 提 とし 相 互 依 存 の 関 係 になっていく だろう 世 界 の 人 々は 地 球 という 同 じ 船 に 乗 っているのであり 各 国 間 で 相 互 信 頼 と 友 好 を 深 め 世 界 の 人 々 特 にこれからの 希 望 を 担 う 若 者 には 国 際 的 視 野 と 全 人 類 の 福 祉 という 大 きな 志 を 持 ってほし い そうしてこそ 人 類 と 地 球 環 境 の 調 和 と 共 存 が 可 能 となり 安 定 的 な 発 展 が 実 現 し 私 たちのこの 地 球 という 大 きな 船 と それに 乗 っている 人 々をより 良 い 未 来 に 導 くことができる 次 に 印 象 的 だったことは 伊 藤 忠 という 総 合 商 社 の 広 範 な 業 務 範 囲 だ それは 繊 維 産 業 から 金 属 エ ネルギー 分 野 機 械 から 食 糧 油 食 品 金 融 不 動 産 保 険 物 流 情 報 通 信 さらには 生 活 資 材 か ら 航 空 電 子 分 野 にいたるまで 人 々の 生 活 のほとんどあらゆる 面 に 及 び 世 界 の 全 大 陸 をカバーしてい た その 規 模 の 大 きさと 莫 大 な 資 産 には 本 当 に 驚 かされた 伊 藤 忠 のような 企 業 が 平 時 には 巨 額 の 収 益 があげ 資 源 供 給 の 逼 迫 した 時 期 や 有 事 に 際 しては エネルギーや 食 糧 など 戦 争 の 勝 敗 を 決 する 重 要 産 業 を 掌 握 することになるのだが こうした 資 源 配 分 や 有 事 の 際 に 世 界 情 勢 をも 変 え 得 るほどの 大 き な 影 響 力 を 持 っているのも 資 源 と 資 本 を 握 っているからである 中 国 も 政 府 が 支 援 して 世 界 情 勢 に 影 響 を 与 えるような 総 合 商 社 を1 社 ないし2 社 設 立 してはどうかと 思 う これは 国 防 と 国 家 戦 略 的 にも 必 要 な ことだと 思 う 28

見 学 日 時 :2011 年 6 月 3 日 ( 金 )10:00~13:00 見 学 場 所 : 千 葉 県 三 井 化 学 市 原 工 場 化 学 の 力 で 夢 を 形 に 三 井 化 学 工 場 見 学 報 告 外 交 学 院 学 生 代 表 見 学 の 流 れ 東 京 湾 を 横 切 り 千 葉 県 京 葉 工 業 地 帯 の 三 井 化 学 市 原 工 場 にやって 来 た 京 葉 工 業 地 帯 は 消 費 活 動 の 最 も 活 発 な 首 都 圏 に 隣 接 した 日 本 最 大 のエネルギー 産 業 拠 点 だ 三 井 化 学 市 原 工 場 は 工 業 地 帯 の 中 心 に 位 置 し 出 光 興 産 や 住 友 化 学 等 と 京 葉 工 業 地 帯 の 各 種 設 備 を 共 用 している 市 原 工 場 の 会 議 室 で 工 場 の 詳 細 について 説 明 を 受 けた 三 井 化 学 と 市 原 工 場 の 紹 介 では 環 境 安 全 管 理 地 域 社 会 への 貢 献 につ いての 話 しや 今 回 の 東 日 本 大 震 災 とも 関 係 のある 工 場 の 地 震 対 策 についての 話 があった その 後 再 び バスに 乗 り 工 場 見 学 へと 向 かった 3EPT 充 填 倉 庫 では 作 業 員 が 丁 寧 に 生 産 ラインの 説 明 をしてくれた 1 時 間 の 見 学 が 終 了 すると 豪 華 な 昼 食 が 用 意 され 社 員 の 人 たちと 話 しをすることができた 概 要 三 井 化 学 は1997 年 10 月 1 日 に 設 立 された 日 本 最 大 の 化 学 工 業 グループである 日 本 国 内 に64の 子 会 社 と 海 外 に27の 支 社 を 持 ち 従 業 員 数 は12,000 人 を 超 える 三 井 化 学 は 地 球 環 境 との 調 和 を 図 りながら 材 料 物 質 のイノベーションと 創 造 によって 高 品 質 の 製 品 とサービスを 提 供 し 広 く 社 会 に 貢 献 するこ とを 企 業 理 念 として 掲 げている 日 本 国 内 には 樹 脂 加 工 を 中 心 とした 名 古 屋 工 場 基 礎 化 学 品 と 機 能 性 材 料 の 生 産 を 中 心 とした 岩 国 大 竹 工 場 有 機 合 成 技 術 により 機 能 性 化 学 品 を 生 産 する 大 牟 田 工 場 有 機 無 機 材 料 複 合 化 装 置 の 主 力 工 場 である 大 阪 工 場 機 能 性 樹 脂 と 電 子 情 報 部 品 を 生 産 する 茂 原 分 工 場 そして 今 回 見 学 した 石 化 製 品 の 主 力 工 場 である 市 原 工 場 がある 三 井 化 学 はさまざまな 製 品 を 生 産 しているが 大 きく 分 けて 自 動 車 部 品 電 子 情 報 部 品 日 用 品 や 環 境 エネルギー 材 料 包 装 材 の4つに 分 けることができる 三 井 化 学 の 環 境 安 全 衛 生 品 質 についての 基 本 方 針 は 以 下 の 通 りである 環 境 : 新 技 術 や 新 製 品 の 研 究 開 発 によって 環 境 保 全 に 貢 献 する 製 品 の 研 究 開 発 から 廃 棄 に 至 る 全 ての ステップで 環 境 に 与 える 影 響 を 評 価 し 環 境 負 荷 を 低 減 する 安 全 衛 生 : 安 全 確 認 を 徹 底 させて 無 事 故 無 災 害 を 目 指 す 良 好 な 作 業 環 境 を 創 出 し 従 業 員 の 健 康 意 識 を 高 める 化 学 物 質 の 安 全 処 理 を 徹 底 させる 品 質 : 顧 客 が 満 足 安 心 して 使 える 信 頼 される 高 品 質 な 製 品 とサービスを 提 供 する こうした 一 連 の 基 本 方 針 の 下 三 井 化 学 は 自 主 管 理 を 重 んじ 安 全 で 衛 生 的 な 労 働 環 境 と 品 質 の 向 上 に 努 めている 近 年 三 井 化 学 は 海 外 市 場 の 開 拓 に 力 を 入 れている 海 外 に 生 産 拠 点 を 設 けている 以 外 に 中 国 では 技 術 譲 渡 を 進 めている また 国 際 シンポジウムを 開 催 し 世 界 の 企 業 や 専 門 家 ノーベル 賞 受 賞 者 と 議 論 を 重 ね 少 しずつ 夢 を 形 にして 来 ている 現 在 三 井 化 学 には 中 国 石 油 化 工 股 份 有 限 公 司 とフェ ノール 等 の 合 弁 事 業 のほか 世 界 最 大 のエチレン 開 発 拠 点 である 袖 ヶ 浦 センターがある 三 井 化 学 は 技 術 革 新 を 重 ね 新 材 料 と 新 技 術 を 導 入 して 製 品 品 質 の 向 上 に 努 めている 今 日 本 の 大 手 企 業 は 企 業 の 社 会 的 責 任 を 非 常 に 重 視 している 三 井 グループは 社 員 が 誇 りを 持 って 働 くことのできる 優 良 企 業 を 目 指 し 経 済 環 境 社 会 の3 者 のバランスのとれた 経 営 を 模 索 してい る 企 業 というものは 利 益 や 経 済 効 果 のみを 追 求 するだけでなく 環 境 を 護 り 社 会 に 貢 献 してこそより 29

良 い 経 営 ができるというのが 三 井 化 学 の 考 え 方 だ その 一 例 として 同 社 は 日 本 の 環 境 基 本 法 を 遵 守 す ると 同 時 に 工 場 では 廃 水 の 処 理 状 態 を 常 時 分 析 器 を 使 ってモニタリングし 廃 水 の 水 質 管 理 を 行 って いる なお こうした 企 業 理 念 は 三 井 化 学 の 中 国 事 業 にも 活 かされている 内 モンゴル 自 治 区 で 進 めら れている 砂 漠 の 緑 化 活 動 がそれに 当 たる また 三 井 化 学 は 防 災 にも 力 を 入 れている 独 自 の 防 災 システムがあり 海 上 保 安 庁 とも 連 携 して 普 段 から 防 災 訓 練 を 実 施 している また 同 社 は 地 域 社 会 との 交 流 も 大 切 にしている 一 般 市 民 の 工 場 見 学 の 受 け 入 れ 工 場 紹 介 のパンフレットの 配 布 清 掃 活 動 やペットボトルの 回 収 子 ども 化 学 実 験 教 室 の 開 催 等 社 会 貢 献 活 動 にも 積 極 的 に 取 り 組 んでいる 知 っていますか? 三 井 化 学 のある 工 業 地 帯 は 各 社 工 場 がパイプラインを 共 用 している 万 が 一 ある 工 場 で 原 料 が 不 足 しても 電 話 一 本 でこの 共 用 パイプラインを 通 じて 他 社 の 工 場 から 原 料 を 融 通 してもらう 仕 組 み になっている トヨタとホンダの 車 の 材 料 の70%を 三 井 化 学 が 提 供 している アインシュタイン 工 場 私 たちを 乗 せたバスが 三 井 化 学 の 工 場 敷 地 内 に 入 っていくと 左 手 の 大 きな 壁 一 面 にアインシュタインが 描 かれているのが 目 に 入 った このアインシュタインは 従 業 員 がイノベーションの 励 みにしようと1997 年 に 描 いたものだという 今 回 の 工 場 見 学 では 三 井 化 学 の 王 果 さんが 解 説 と 通 訳 をしてくれたが 王 さんは 来 日 当 初 は 日 本 語 が 全 くできなかったそうだ 初 めの3ヶ 月 間 というもの 三 井 化 学 の 上 層 部 は 王 さんの 教 育 に 熱 心 で 仕 事 の 合 間 を 縫 っては 王 さんを 旅 行 に 誘 うなどして 日 本 語 力 のアップに 力 を 貸 してくれたという 感 想 三 井 化 学 市 原 工 場 の 見 学 を 終 え 多 くのことを 考 えさせられた 中 国 で 化 学 工 場 と 聞 くと 真 っ 先 に 思 い 浮 かぶのは 煙 突 から 吐 き 出 される 黒 煙 悪 臭 を 放 つ 汚 水 鼻 を 突 く 悪 臭 といった 汚 染 問 題 だが 三 井 化 学 は 環 境 に 非 常 に 配 慮 しており 市 原 工 場 には 黒 煙 や 鼻 を 突 く 臭 いもなく 敷 地 内 には 青 々とした 芝 生 が 茂 り 東 京 湾 の 青 い 海 を 臨 むことができた 化 学 工 場 でもこんなに 環 境 と 調 和 できるのだということに 本 当 に 驚 いた また 三 井 化 学 は 地 域 や 社 会 貢 献 活 動 にも 非 常 に 熱 心 に 取 り 組 んでいる ゴミ 拾 いや 清 掃 を 行 ったり 子 どものための 化 学 実 験 教 室 を 開 いたり 少 年 野 球 大 会 を 支 援 したりと 本 当 に 感 心 した 化 学 メーカーと 社 会 貢 献 活 動 には 必 然 的 な 関 係 はないが 三 井 化 学 の 社 会 貢 献 活 動 を 重 視 し 積 極 的 にそれに 取 り 組 む 姿 勢 はとても 素 晴 らし く 血 の 通 った 温 かみのある 企 業 経 営 が 感 じられた 利 益 だけを 追 求 するのではなく 社 会 貢 献 を 重 視 するこの 姿 勢 を 中 国 の 化 学 メーカーや 企 業 も 見 習 うべきだと 思 う 利 益 だけにとらわれることなく 広 い 視 野 を 持 ち 社 会 的 責 任 を 果 たすことが 成 熟 した 企 業 の 証 だと 思 う 30

新 日 鐵 君 津 製 鉄 所 北 京 科 技 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :6 月 3 日 ( 金 )14:00~17:00 見 学 場 所 : 新 日 鐵 君 津 製 鉄 所 見 学 概 要 新 日 鐵 は 目 下 日 本 ないし 世 界 最 大 級 の 鉄 鋼 製 造 企 業 の 一 つであり その 年 間 粗 鋼 生 産 量 は 約 3000 万 トン 日 本 の 総 生 産 量 の 約 30%を 占 め 日 本 最 大 の 企 業 グループである 新 日 鐵 本 体 の10ヵ 所 の 製 鉄 所 が 鉄 鋼 事 業 に 従 事 している 以 外 に 新 日 鐵 グループには8 分 野 193 社 のメンバー 企 業 がある 最 強 の 国 際 市 場 競 争 力 を 持 つ 鉄 鋼 会 社 の 一 つである 新 日 鐵 は その 研 究 開 発 力 や 管 理 レベル また 製 品 品 質 や 技 術 のどれを 取 っても 鉄 鋼 業 界 の 旗 手 とも 言 う べき 存 在 だ また 新 日 本 製 鐵 はクリーナー プロダ クション 企 業 としての 道 を 見 事 に 歩 んでいる 同 社 は 技 術 改 造 と 技 術 革 新 により 資 源 利 用 率 を 最 大 限 高 め 資 源 消 費 を 削 減 し ゼロエミッション 効 果 を 追 求 して いくことで 企 業 自 身 の 価 値 を 創 造 しつつ 社 会 貢 献 に も 取 り 組 んでいる 新 日 鐵 のエネルギー 利 用 はほぼ 極 限 に 達 し ゼロエ 写 真 1.4 号 高 炉 ミッションも 実 現 している 資 源 の 節 約 と 環 境 分 野 に おける 模 範 とも 言 えるが これは 鉄 鋼 会 社 にとっては ほとんど 達 成 不 可 能 なレベルである 中 国 の 鉄 鋼 会 社 を 比 較 すると 両 者 の 間 にはまだ 大 きな 差 がある 鉄 鋼 業 界 は 高 汚 染 業 種 である 環 境 騒 音 や 固 体 廃 棄 物 大 気 や 水 質 面 から 見 ても 高 汚 染 業 種 だが 日 本 ないし 世 界 の 鉄 鋼 業 界 のリーディングカンパニーである 新 日 本 製 鐵 が 周 囲 の 環 境 に 影 響 を 及 ぼすこと はない 以 下 新 日 本 製 鐵 の 見 学 の 感 想 を 述 べることにする 固 体 廃 棄 物 については 新 日 本 製 鐵 は 老 舗 鉄 鋼 会 社 だが 技 術 と 設 備 を 更 新 し 最 新 の 溶 鉱 炉 を 採 用 していることもあり 排 出 されるスラグの 量 は 非 常 に 少 ない 鋼 材 1トンを 生 産 するときの 廃 棄 物 はわず か0.8トン 発 生 量 が 少 ないので 処 理 も 非 常 に 簡 単 である 同 社 は 水 焼 き 入 れ 方 式 でスラグをガラス 状 の ビーズにし それを 原 料 にして 建 築 材 料 を 生 産 している 案 内 してくれた 技 術 者 の 話 では 製 鉄 所 周 辺 の 道 路 にはすべて 製 鉄 所 のスラグが 使 われているとのことだったが これが 同 社 の 資 源 化 の 主 な 方 法 になっている 環 境 騒 音 防 止 対 策 としては 場 外 に 植 物 によ る 緑 の 防 音 壁 を 作 っている それにより 製 鉄 所 の 外 に 放 出 される 騒 音 が 削 減 され 周 囲 の 環 境 緑 化 にもなる こうした 一 挙 多 得 とも 言 う 写 真 2. 工 場 敷 地 内 の 緑 化 べき 方 法 が 製 鉄 所 の 随 所 に 体 現 されていた 31

大 気 については 製 鉄 所 内 で 廃 ガスが 排 出 されているのを 全 く 見 かけなかった 多 分 その 日 の 天 候 の せいもあっただろうが 拡 散 条 件 が 極 めて 良 好 なことに 加 え 脱 硫 脱 硝 更 には 二 酸 化 炭 素 貯 蔵 技 術 によってほぼゼロエミッションが 達 成 されている 水 質 面 では 通 常 の 水 処 理 技 術 を 使 って 排 出 基 準 を 満 たしている 簡 単 な 例 を 一 つ 挙 げると 製 鉄 所 の 傍 を 流 れる 川 の 水 は 澄 み 時 々 小 さな 魚 が 水 面 を 飛 び 跳 ねていた こうしたことも 厳 しい 排 出 規 制 が なければあり 得 ないことだ 要 するに 考 え 方 の 問 題 なのだと 思 う 日 本 の 企 業 は 環 境 保 護 を 重 視 しているが それは 彼 らの 考 え 方 が 進 んでいるからというわけではなく 彼 らがかつて 手 痛 い 目 に 遭 っているからである 名 だたる 公 害 事 件 が 日 本 の 国 民 すべてに 自 らの 環 境 を 保 護 しなければならないという 信 念 を 起 こさせ この 信 念 が 各 人 の 心 に 深 く 根 づいているからこそ 今 日 の 日 本 企 業 の 厳 しい 環 境 基 準 があると 言 うべきだろう 技 術 革 新 だけでなく 中 国 には 考 え 方 の 革 新 が 必 要 であり それを 十 分 に 重 視 しさえすれば 中 国 も 環 境 資 源 経 済 の 調 和 のとれた 発 展 の 道 を 歩 むことができると 確 信 している 32

早 稲 田 大 学 北 京 航 空 航 天 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 6 日 ( 月 )14:00~19:00 見 学 場 所 : 早 稻 田 大 学 見 学 概 要 : 今 日 の 午 後 は 早 稲 田 大 学 を 見 学 し 学 生 と 交 流 をした 日 本 の 大 学 で 最 初 に 知 った 大 学 が 早 稲 田 大 学 という 訪 日 団 のメンバーも 少 なくなく 私 たちは 今 日 の 交 流 会 を 心 待 ちにしていた 早 稲 田 大 学 のキャンパスは 静 かで 落 ち 着 きがあり 牧 歌 的 な 雰 囲 気 だった 古 い 伝 統 の 中 にも 現 代 的 な 息 吹 が 感 じられた 大 隈 講 堂 と 坪 内 博 士 記 念 演 劇 博 物 館 からは 早 稲 田 大 学 の 長 い 歴 史 とその 中 で 培 われてきた 実 直 で 向 上 心 溢 れる 精 神 を 見 て 取 ることができた 532 万 冊 の 蔵 書 と 人 工 知 能 システムで 管 理 された 図 書 館 はどこも 近 代 的 で 早 稲 田 大 学 の 先 進 性 とエネルギーを 感 じた また 私 たちの 北 京 航 空 航 天 大 学 と 同 じように 早 稲 田 大 学 の 教 学 棟 には 名 前 がつけられておらず 数 字 の 番 号 が 割 り 振 られ ているだけだったが 早 稲 田 大 学 も 北 航 のように 質 実 を 伝 統 としているのだと 思 った しかし 見 学 が 進 むにつれて この 考 えが 間 違 っていることに 気 がついた 早 稲 田 大 学 の 一 番 の 特 色 は 開 放 的 で 自 由 なことだった 学 生 の 約 3 割 が 海 外 に 留 学 しているというが 日 本 では 海 外 に 出 たがら ない 若 者 が 多 いと 言 われる 中 この 数 字 はすごいと 思 った 80の 国 と 地 域 の600の 大 学 と 協 力 関 係 にあ り 現 在 3,000 名 の 留 学 生 を 受 け 入 れているとのことだった 中 国 とも 密 接 な 関 係 にあり 留 学 生 のうち 1,400 名 余 りが 中 国 からの 学 生 で 日 本 の 大 学 の 中 で 一 番 多 いという また 李 大 釗 や 陳 独 秀 といった 革 命 家 や 多 くの 優 秀 な 中 国 人 が 早 稲 田 大 学 で 学 び 江 沢 民 や 胡 錦 涛 主 席 も 講 演 をしていることもあり 早 稲 田 大 学 の 知 名 度 は 日 本 国 内 よりも 中 国 の 方 が 高 いという 人 もいるくらいだ 最 も 印 象 的 だったのは 大 学 の 自 由 な 雰 囲 気 だ 早 稲 田 大 学 には 校 門 がない 制 服 を 着 た 人 ( 警 察 官 や 軍 人 ) は 学 長 の 許 可 が 必 要 だが それ 以 外 の 人 は 自 由 に 出 入 りできる これには 第 二 次 世 界 大 戦 へ の 反 省 が 込 められているそうだが こうしたことも 早 稲 田 の 自 由 な 学 風 を 作 り 出 している 一 因 だと 思 っ た そしてこれこそが 早 稲 田 大 学 の 創 設 者 である 大 隈 重 信 が 提 唱 した 在 野 精 神 進 取 精 神 庶 民 精 神 の 表 れであり 政 治 に 縛 られることなく エリートや 指 導 者 の 育 成 というよりも 実 務 に 長 けた 人 材 の 育 成 を 重 視 する 姿 勢 にもつながるのだと 思 った 早 稲 田 大 学 には2,000を 超 えるサークルがあるそう だ 中 国 の 大 学 ではせいぜい100くらいが 精 一 杯 で サークルの 数 では 中 国 のどの 大 学 も 足 元 にも 及 ば ない そして 早 稲 田 の 学 生 はとても 遊 び 上 手 だ 遊 び 上 手 な 学 生 こそ 今 の 日 本 企 業 が 求 めてい る 人 材 だという 学 業 優 秀 な 学 生 でも 中 途 退 学 してしまうこともあるそうだが 成 績 重 視 の 中 国 の 大 学 では 考 えられないことだ 私 たちは 白 木 三 秀 教 授 のゼミに 参 加 し 早 稲 田 の 学 生 と 今 後 も 原 発 を 継 続 していくべきかについて 話 し 合 った 早 稲 田 の 学 生 はこの 問 題 をとても 冷 静 に 捉 えていた 多 くの 学 生 が 原 発 推 進 に 肯 定 的 で 今 回 の 震 災 で 福 島 原 発 が 事 故 に 見 舞 われたが 原 発 に 対 して 偏 った 見 方 はしていなかった これは 素 晴 ら しいことだと 思 ったが やはり 学 生 は 原 子 力 の 専 門 家 ではないので 間 違 った 認 識 をしている 所 もある かもしれない 次 に 理 想 的 な 大 学 生 活 についてお 互 いの 考 えを 披 露 し 合 った 日 本 の 学 生 が 自 由 である ことと 良 い 就 職 先 を 見 つけることに 重 点 を 置 いているのに 対 し 中 国 の 学 生 は 自 由 な 生 活 に 憧 れるとい う 一 面 もあるが 落 ち 着 いた 学 習 環 境 も 必 要 だと 考 えており 就 職 については 余 り 期 待 をしていないこ 33

とが 分 かった その 後 の 交 流 で 日 本 の 学 生 を 取 り 巻 く 環 境 についてより 深 く 理 解 することができた 就 活 について は 日 本 の 学 生 の 方 が 中 国 の 学 生 より 厳 しい 現 実 に 直 面 しているようだった 特 に 今 回 の 大 震 災 の 影 響 で 日 本 企 業 も 大 変 苦 しい 立 場 に 立 たされているため 学 生 の 就 職 が 一 層 厳 しくなることが 予 想 されるほ か 社 会 へ 出 てからのプレッシャーも 中 国 より 大 きいことが 分 かった 海 外 留 学 をする 学 生 は 中 国 の 方 が 圧 倒 的 に 多 く この 点 については 先 日 見 学 した 伊 藤 忠 商 事 の 人 も 話 していたが 中 国 は 海 外 留 学 する 学 生 が 極 端 に 多 く 些 か 盲 目 的 な 感 じさえする また 帰 国 せずにそのまま 留 学 先 に 留 まる 人 も 多 く そ れが 人 材 の 流 失 をまねいている 日 本 の 学 生 は 中 国 の 学 生 ほど 勉 強 熱 心 ではないようだ どちらの 学 生 も 同 じように 夜 遅 くまで 起 きているが 中 国 の 学 生 のそれは 勉 強 のためであるのに 対 し 日 本 の 学 生 は 面 白 いことがあり それに 夢 中 になる 余 りの 夜 更 かしだという 日 本 の 大 学 には 寮 がなく 学 生 は 自 分 で 部 屋 を 借 りて 住 んでいる これは 自 立 を 促 すことができる 半 面 自 己 管 理 が 甘 くなるといった 面 もあ ると 思 うが それによって 元 々 自 由 な 早 稲 田 の 学 風 がより 自 由 になっているという 側 面 もある 今 回 の 交 流 で 日 本 の 大 学 と 学 生 について 知 ることができた 日 中 それぞれの 相 違 点 が 印 象 的 だった 私 たちの 考 え 方 は 多 少 主 観 的 かもしれないが 日 中 双 方 の 相 違 点 はどちらが 正 しく どちらが 間 違 って いるということではないように 思 う 日 中 の 大 学 間 の 交 流 がさらに 緊 密 になり 相 互 理 解 が 深 まってこ そ 互 いに 学 び 合 い 共 に 成 長 できるのだと 思 った 34

全 日 空 機 体 メンテナンスセンター 北 京 科 技 大 学 学 生 代 表 見 学 日 時 :2011 年 6 月 7 日 ( 火 )09:45~12:00 見 学 場 所 : 全 日 空 機 体 メンテナンスセンター 見 学 概 要 ANAと 聞 いてすぐに 思 い 浮 かぶのはあの 空 飛 ぶパンダだろう 7 日 全 日 空 の 機 体 メンテナンスセン ターでパンダ 飛 行 機 の 写 真 を 見 たが その 翌 日 にその 飛 行 機 に 乗 れるとは 思 ってもみなかった 飛 行 機 に 乗 った 瞬 間 は まるで 童 話 の 世 界 が 現 実 になったような 気 がして 楽 しかった 今 全 日 空 での 見 学 を 思 い 返 してみると やはり 安 全 性 についての 話 が 一 番 多 かったように 思 う 2011 年 6 月 7 日 午 前 私 たちは 羽 田 空 港 にある ANA 機 体 メンテナンスセンターを 訪 れた 安 全 担 当 の 小 島 氏 が 同 社 の 安 全 に 関 する 制 度 を 詳 細 に 紹 介 してくれた ハインリッヒの 法 則 として 有 名 な 300:29:1の 比 率 は 1 件 の 重 大 事 故 災 害 の 背 後 に は29 件 の 軽 微 な 事 故 災 害 があり 300 件 の 危 険 事 例 があるという 意 味 である 中 国 では 生 産 はお 金 を 生 み 出 すが 安 全 にはお 金 がかかる という 考 え 方 があり 企 業 のほとんどは 事 故 が 起 こってか らようやく 安 全 を 重 視 し 始 めるが 全 日 空 は 事 故 につながる 可 能 性 のある 潜 在 的 危 険 に 目 を 向 け すで にそれらの 収 集 を 始 めている 自 己 申 告 制 度 がとられているが 当 然 これには 莫 大 な 資 金 物 資 人 力 が 必 要 となる 小 島 氏 が 質 疑 応 答 のときに 言 っていたように 全 日 空 でも 運 の 良 さを 当 てこむ 心 理 が 蔓 延 し 始 めからこの 取 り 組 みが 歓 迎 されていたわけではなかった それでも 全 日 空 はかなりの 労 力 を 費 やして 社 員 を 説 得 し 道 理 を 説 き そうすることの 重 要 性 を 説 明 したという なぜなら 事 故 によって 生 じる 損 失 のほうが 300 件 の 情 報 を 集 めるときの 負 担 よりもはるか 大 きなものになるからだ 中 国 にも 災 害 や 事 故 の 発 生 を 予 防 する 先 進 的 な 技 術 が 無 いわけではない ただ 安 全 問 題 を 軽 視 し て 経 済 効 果 を 優 先 させているだけのことだ そこ で 人 々のこうした 誤 った 考 え 方 を 変 えていくこと が 非 常 に 大 事 になる 事 故 の 発 生 を 完 全 に 予 防 す ることはできないにしても その 確 率 を 最 小 限 に 食 い 止 めることはできる 黄 琨 さんが 言 っていた ように 全 日 空 の 見 学 で 最 も 印 象 的 だったのは その 安 全 への 取 り 組 みだった 単 に 同 社 の 見 学 の 重 点 が 安 全 対 策 の 解 説 に 置 かれていたというばかりでなく ANAがこれらの 対 策 を 通 じて 安 全 をいかに 重 視 しているかが 伝 わってきた こういう 航 空 会 社 こそが 顧 客 の 信 頼 を 得 ることができるのだと 思 う 小 島 氏 も 言 っていたが 同 社 は 安 全 のために 巨 額 の 資 金 を 投 入 している それは 一 見 浪 費 のようにも 見 えるが 実 際 に 事 故 が 起 これば その 損 失 は 経 済 的 利 益 にとどまらず 乗 客 の 命 会 社 の 信 用 と 人 々の 35