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(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

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スライド 1

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震


有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

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目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

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は じ め に 新 蛇 田 区 は 災 害 危 険 区 域 等 にお 住 まい 皆 様 方 に 対 し 移 転 していた だくため 宅 供 給 を 目 的 とした 土 区 画 整 理 事 業 により 周 辺 環 と 調 和 し たまちづくりを 進 めています こような 中 区 計 画 を 導 入 す

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別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

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02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

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定款

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

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4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世


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(2) 都 市 計 画 区 域 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 1 都 市 計 画 区 域 の 変 遷 2 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 旧 石 巻 市 ( 単 位 :ha) ( 単 位 :ha) 変 更 都 市 計 画 区 域 行

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

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3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

Transcription:

~ 市 政 クラブ21 視 察 報 告 ~ 日 時 : 平 成 23 年 6 月 7 日 ( 火 )~10 日 ( 金 ) 3 泊 4 日 場 所 : 滋 賀 県 近 江 八 幡 市 三 重 県 津 市 大 紀 町 愛 知 県 蒲 郡 市 静 岡 県 掛 川 市 参 加 議 員 : 上 村 会 長 辻 幹 事 長 沼 田 議 員 山 田 議 員 佐 藤 議 員 杉 尾 議 員 市 政 クラブ21では 新 会 派 の 結 成 後 初 めての 会 派 視 察 を 実 施 いたしました 視 察 は 三 重 県 や 愛 知 県 を 中 心 に 防 災 対 策 や 商 店 街 活 性 化 対 策 障 害 者 対 策 など 短 い 時 間 においては 大 変 きつい 視 察 内 容 ではありましたけど 実 り 多 い 視 察 研 修 でした ので 以 下 各 議 員 より 研 修 テーマ 内 容 を 報 告 いたします 1 近 江 八 幡 市 ( 佐 藤 議 員 )は 近 江 八 幡 市 中 間 支 援 センターについて 2 三 重 県 津 市 ( 山 田 議 員 )は 災 害 時 要 支 援 制 度 について 3 三 重 県 大 紀 町 ( 杉 尾 議 員 )は 防 災 タワーについて 4 蒲 郡 市 ( 辻 議 員 )は 障 がい 者 対 策 について 5 掛 川 市 ( 沼 田 議 員 )は 商 店 街 活 性 化 対 策 について ( 津 市 役 所 前 にて)

1 視 察 先 :NPO 法 人 近 江 八 幡 市 中 間 支 援 センター( 報 告 者 : 佐 藤 弘 子 ) 日 時 平 成 23 年 6 月 7 日 ( 火 ) 午 後 1 時 30 分 ~ 午 後 3 時 30 分 所 在 地 滋 賀 県 近 江 八 幡 市 桜 宮 町 236 番 市 役 所 西 別 館 2 階 近 江 八 幡 市 中 間 支 援 センターは 国 の 緊 急 雇 用 事 業 対 策 である ふるさと 雇 用 再 生 事 業 の 市 の 委 託 を 受 け 平 成 21 年 10 月 まちづくり 協 議 会 の 自 立 支 援 を 目 的 に 設 立 され 地 域 を 構 成 する 市 民 活 動 団 体 企 業 自 治 会 など 幅 広 く 社 会 性 のある 活 動 が 実 践 できるコミュニティー 社 会 の 実 現 を 目 指 し その 活 動 の 拠 点 として 事 業 を 精 力 的 に 斬 新 に 展 開 しておりました < 事 業 の 具 体 例 として> 1 相 談 コンサルテイング 平 成 22 年 度 の 相 談 件 数 174 件 相 談 内 容 はNPO 法 人 設 立 に 関 してや 一 般 社 団 法 人 設 立 も 増 えており 市 内 ばかりでは なく 他 市 からの 相 談 もあり 他 に 助 成 金 申 請, 組 織 運 営,ボランティアの 集 め 方,パ ソコン,インターネットに 関 する 相 談 も 多 い 2 地 域 ニーズの 把 握 による 企 業 塾 など の 講 座 を 毎 月 開 催 して ボランティア 活 動 の 啓 発 や 若 年 層 の 参 加 促 進 に 努 める 講 座 寄 って 亭 ~ 地 域 で 活 動 する 人 の 紹 介 や 地 域 の 困 った を 考 える また NPO 法 人 同 志 の 繋 がりを 広 め ここから, 今 から, 始 まるつながり 広 場 ここ 今 広 場 を 開 催 し 各 団 体 や 市 民 との 交 流 を 図 る 3 新 しい 公 共 事 業 創 設 に 向 けて 調 査 研 究 を 重 ね コミュニティビジネスの 成 功 モ デル[ 沖 島 よそものコロッケ] 淡 水 湖 のブラックバスを 使 って 商 品 化 して 今 年 度 か ら 販 売 を 開 始 する 4 情 報 誌 八 幡 ニュース を 年 4 回 発 行 最 新 号 は 市 内 全 戸 に 配 布 インターネッ トやメールマガジン ブログもスタート タイムリーに 情 報 を 提 供 している 具 体 的 に 事 業 の 数 々をお 聞 きし 更 に 役 所 内 の 事 務 所 に 行 き 常 駐 のスタッフにも お 会 いして 何 時 でも 誰 でも 入 れる 事 務 所 です と 常 にドアは 開 けたまま 人 と 人 とのつながりを 大 切 に 取 り 組 まれている 姿 勢 が 伝 わり どちらかと 言 うと 公 平

公 正 よりも 今 やらなければならない 事 業 を 重 視 して 沢 山 のノウハウを 持 った 官 民 出 身 者 で 構 成 されている まちづくり 財 団 や おやじ 連 更 に 地 縁 型 の 支 援 組 織 や 学 区 まちづくり 協 議 会 等 連 携 を 取 りながら 幅 広 い 事 業 を 実 践 しておりました (オープンな 事 務 所 入 り 口 ) ( 明 るく 気 さくなスタッフの 皆 様 ) しかし 支 援 センターのスタッフは 基 本 ボランティアで さらに 本 年 をもってふる さと 雇 用 再 生 事 業 の 業 務 委 託 が 終 了 するという 事 で 今 後 の 市 の 取 組 みスタッフの 雇 用 も 含 め 制 度 や 事 業 の 展 開 に 多 少 の 不 安 と 強 い 期 待 をもちました 近 江 八 幡 市 は ラムサール 条 約 の 登 録 湿 地 である 琵 琶 湖 その 淡 水 に 浮 かぶ 有 人 島 沖 島 をはじめ 豊 かな 自 然 に 恵 まれ 近 江 商 人 ゆかりの 八 幡 堀 や 多 くの 神 社 仏 閣 や 安 土 城 跡 など 歴 史 的 文 化 遺 産 や 特 産 品 も 多 く 観 光 客 は 年 間 370 万 人 もが 訪 れ ているという 近 江 八 幡 市 は 今 400 年 の 時 を 経 て 八 幡 堀 を 守 ろうとする 市 民 の 力 や ブラック バスを 使 った 沖 島 よそものコロッケ は 全 国 ヒットを 狙 いに 美 味 しいを 届 けるB 級 グルメへのチャレンジと 人 と 人 との つながりを 大 切 に を 原 点 として 協 働 に よる ビジネス として 企 画 し しかもタ イムリーに 市 民 の 心 を 動 かす 発 想 とパワ ーに 感 動 是 非 試 食 したかった 外 来 魚 で した 近 江 八 幡 市 は 平 成 22 年 3 月 21 日 旧 近 江 八 幡 市 と 旧 安 土 町 が 合 併 してできた 織 田 信 長 と 安 土 城 楽 市 楽 座 を 取 り 入 れて 海 外 にも 商 いの 手 を 広 げたという 近 江 商 人 歴 史 を 重 ねた 古 くそして 新 しい 町 です

人 口 81,810 人 世 帯 数 31,026と 全 国 傾 向 と 同 様 に 核 家 族 化 少 子 高 齢 化 におなじ 悩 みをもちながらも 市 民 が 企 業 が NPOが これでいいのかと 地 域 への 熱 い 想 いを お 互 いさまで 支 えあえる 社 会 づくりに 深 く 感 動 いたしました 登 別 の 観 光 のあり 方 地 産 地 消 の 推 進 次 世 代 を 担 う 人 づくり みんなが 参 加 でき る 地 域 活 動 のあり 方 など 市 民 行 政 議 会 との 協 働 のまちづくりに その 姿 勢 を 学 びたいと 思 いました

2 三 重 県 津 市 ( 報 告 者 : 山 田 新 一 ) 視 察 項 目 :1 津 市 災 害 時 要 援 護 者 登 録 制 度 について 2 津 市 自 主 防 災 協 議 会 について 視 察 場 所 : 三 重 県 津 市 市 役 所 視 察 日 時 : 平 成 23 年 6 月 8 日 午 前 10 時 から 正 午 時 まで 津 市 の 概 要 について 津 市 は 平 成 18 年 1 月 1 日 に2 市 2 町 6 村 が 合 併 して 行 政 面 積 710 平 方 キ ロメートル 人 口 29 万 人 世 帯 数 12 万 となりました 明 治 22 年 に 全 国 最 初 市 制 を 施 行 するとともに 三 重 県 の 県 庁 所 在 地 となり 建 都 地 域 として 発 展 してきました 平 成 20 年 4 月 合 併 後 のまちづくりの 最 上 位 計 画 として 津 市 総 合 計 画 がスタ ートしました まちづくりの 政 策 体 系 としての5 本 の 柱 と 3つの 枝 計 15 本 の 重 点 プログラムに 基 づき 将 来 像 である 環 境 と 共 生 し 心 豊 かで 元 気 あふれる 美 しい 都 市 の 実 現 に 向 けて 前 期 5 年 のまちづくりが 進 められています 津 市 災 害 時 要 援 護 者 登 録 制 度 について 平 成 22 年 9 月 15 日 に 津 市 告 示 第 220 号 として 津 市 災 害 時 要 援 護 者 登 録 制 度 実 施 要 綱 が 定 められました

内 容 は 次 の 通 りです 1 災 害 時 において 高 齢 者 障 害 者 災 害 情 報 の 入 手 や 自 力 避 難 が 困 難 な 人 を 地 域 で 避 難 支 援 体 制 づくりを 促 進 する 事 に 関 する 事 項 を 定 めた 要 綱 です 2 登 別 市 が 作 成 した 登 別 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 プラン とは 大 きく 変 わらな いと 感 じました 3 何 処 の 地 域 でもこの 体 制 づくりは 個 人 情 報 が 障 害 となり 人 命 に 関 わる 重 要 な 施 策 でありながら 充 分 なシステム 作 りが 出 来 ないと 言 う 問 題 があると 感 じた 津 市 の 避 難 情 報 の 発 令 伝 達 体 制 の 整 備 について 1 津 波 が 発 生 した 時 津 波 危 険 区 域 に 避 難 情 報 の 発 令 が 瞬 時 に 行 き 届 く 設 備 につ いて 聞 いたところ 平 成 18 年 の 合 併 特 例 債 の16 億 を 使 い 電 柱 の 四 方 に 拡 声 器 を 付 けて 防 災 情 報 を 肉 声 で 流 す 施 設 を 設 置 した 津 市 は 地 形 上 から 津 波 だけでなく 土 崩 れや 河 川 反 乱 も 考 えられるので 多 額 な 金 額 での 設 置 であったが 平 成 20 年 から22 年 の 間 に 危 険 箇 所 を 選 択 して486 箇 所 設 置 完 了 している 2それ 以 外 に 伝 達 方 法 として 事 前 の 呼 びかけで 登 録 されている 市 民 や 企 業 に 災 害 メール FAX 電 話 等 あらゆる 方 法 で 瞬 時 に 情 報 を 市 民 に 流 す 方 法 を 実 施 する 方 法 と 取 る 3 三 重 県 の 調 査 では プレートの 位 置 から 見 て 伊 勢 湾 が 有 るので 津 市 へは 地 震 後 2 時 間 後 に 最 大 で3m16cmの 津 波 が 来 るだろうと 予 測 されている 幸 に 海 岸 沿 いには5mの 防 波 堤 が 有 るので 三 重 県 の 調 査 からは 予 想 される 津 波 を 食 い 止 め ると 思 われるが 予 想 以 外 の 事 を 考 えなければならないと 認 識 している 4 今 回 の 東 北 大 震 災 で 多 くの 援 護 者 である 警 察 市 民 市 役 所 職 員 が 逃 げ 遅 れ て 死 亡 した 事 を 考 え 津 市 の 海 岸 線 は 約 20km 有 ることから 高 台 の 避 難 場 所 の 外 に 援 護 者 市 民 の 一 時 避 難 場 所 として 民 間 の 高 層 ビルを 考 えている 災 害 に 対 して 登 別 市 が 考 える 事 1 今 回 の 視 察 でより 一 層 強 く 感 じたのは 防 災 対 策 として 一 番 大 事 な 事 は 支 援 する 側 も 支 援 される 側 も 人 命 の 確 保 であると 考 える 突 然 の 災 害 発 生 時 に 避 難 区 域 にいる 津 波 情 報 をいち 早 く しかも 瞬 時 に 登 別 行 政 区 域 内 にいるすべての 人 に 伝 達 する 事 が どうしたら 出 来 るのか?この 事 以 外 に 被 害 者 を 出 さない 方 法 は 無 いと 考 える 災 害 時 備 蓄 食 料 避 難 場 所 の 設 置 要 援 護 者 のリストや 手 段 等 も 重 要 であると 考 えるが 一 番 最 初 に 行 政 としてしなければならない 事 は 災 害 情 報 を 瞬 時 に 全 市 に 伝 達 する 方 法 であると 考 える 2 拡 声 器 での 肉 声 による 伝 達 登 録 制 によるメール FAX 電 話 など あらゆ る 伝 達 方 法 を 考 えた 体 制 づくりをすべきと 考 える

3 三 重 県 大 紀 町 ( 報 告 者 : 杉 尾 直 樹 ) 三 重 県 大 紀 町 錦 地 区 ( 防 災 まちづくり 事 業 避 難 塔 ) 519-2703 三 重 県 度 会 郡 大 紀 町 滝 原 1610 番 地 1 TEL:0598-86-2212 FAX:0598-86-3276 高 台 への 避 難 コースの 確 保 が 難 しい 地 域 に 人 口 的 避 難 地 として 緊 急 避 難 塔 を 建 設 避 難 塔 概 要 設 置 にいたるまでの 経 緯 ( 歴 史 ) 防 災 訓 練 の 状 況 東 日 本 大 震 災 後 の 取 り 組 み 視 察 を 終 えて 1 視 察 目 的 東 日 本 大 震 災 を 受 け 沿 岸 地 域 を 抱 える 自 治 体 では 緊 急 な 対 策 をせまられている 特 に 津 波 対 策 においては 人 命 保 護 の 観 点 から 重 要 視 されており 当 登 別 市 において も 長 い 沿 岸 地 域 の 避 難 対 策 に 大 きな 問 題 を 抱 えている 津 波 被 害 防 止 のためには 通 常 の 避 難 所 とは 別 に 緊 急 的 に 避 難 出 来 る 一 時 的 避 難 場 所 の 確 保 が 必 要 とされているが 登 別 市 の 沿 岸 部 は 市 街 地 との 間 にJR 線 路 があり 緊 急 避 難 が 非 常 に 困 難 である また 沿 岸 地 域 に 一 時 的 避 難 場 所 に 使 用 できるような 堅 牢 で 高 層 の 建 造 物 も 少 ない 以 上 の 観 点 から 三 重 県 大 紀 町 で 設 置 された 避 難 塔 の 視 察 を 行 った 一 時 的 避 難 場 所 とは 津 波 警 報 発 令 から10 分 以 内 に 避 難 できる 場 所 にあり あくまでも 津 波 から 一 時 的 に 人 命 を 守 る 為 のものである 2 避 難 塔 概 要 この 避 難 塔 錦 タワー は 防 災 まちづくり 事 業 により 東 南 海 地 震 (S19 年 ) の 教 訓 を 生 かし 津 波 来 襲 の 際 には 緊 急 避 難 が 困 難 と 予 想 される 日 の 出 町 一 帯 の 人 命 救 助 を 図 る 必 要 性 から 建 設 に 至 った 収 容 人 数 の 設 定 として 東 南 海 地 震 津 波 の 高 さ(6.5m)を 基 準 に2 階 (8.1m) 以 上 は 浸 水 しない 想 定 のもと 周 辺 住 人 を 中 心 に500 名 程 度 が 避 難 できるスペー スを 確 保 している 建 物 の 基 礎 は 地 盤 改 良 を 行 い 約 6mの 深 さにあり 強 固 なものとなっている また 構 造 的 には 震 度 7の 大 地 震 及 びその 後 発 生 すると 予 想 される 津 波 並 びに 津 波 による 浮 遊 船 舶 などの 衝 突 に 対 しても 建 物 の 機 能 は 保 持 し 人 命 の 安 全 が 確 保 されるような 耐 震 設 計 がなされている 利 用 形 態 としては 災 害 時 の 避 難 所 のためのスペース 避 難 住 民 の 非 常 用 電 源 の 発 電 機 をはじめ 防 災 機 材 の 保 管 庫 の 他 1 階 には 公 衆 トイレと 消 防 倉 庫 2 階 は

平 時 に 使 用 できる 地 区 住 民 の 集 会 所 3 階 は 東 南 海 地 震 津 波 被 害 時 などの 写 真 や 防 災 資 料 の 展 示 を 行 い 防 災 意 識 啓 発 の 提 供 の 場 としても 活 用 している ( 津 波 収 束 後 は2 3 階 も 避 難 場 所 として 活 用 可 能 ) 3 設 置 にいたるまでの 経 緯 ( 歴 史 ) 歴 史 的 に 台 風 の 高 波 や 地 震 津 波 などの 災 害 の 多 い 地 域 であった 大 紀 町 錦 地 区 昭 和 19 年 12 月 7 日 におきた 東 南 海 地 震 津 波 により64 名 もの 尊 い 命 を 失 った 悲 しい 歴 史 も 持 っている この 多 くの 犠 牲 を 払 った 先 人 達 の 教 訓 から 平 成 7 年 に 町 を 挙 げての 防 災 対 策 実 行 委 員 会 を 組 織 し 国 並 びに 県 の 助 力 のもと 町 内 各 所 に 緊 急 避 難 階 段 が 設 置 された ( 町 の 高 台 各 所 に 階 段 を 設 置 鉄 柵 や 東 屋 を 設 けて 緊 急 時 に 備 えている) さらに この 緊 急 塔 建 設 地 域 は 奥 川 が 湾 曲 して 取 り 囲 み 災 害 のたびに 人 々が 逃 げ 惑 う 激 地 であり 子 供 たちの 通 学 路 や 住 民 の 生 活 主 要 道 路 もある 中 高 台 へも 遠 く 危 険 な 地 域 であった

緊 急 塔 完 成 に 伴 い 住 民 の 安 全 確 保 と 共 に 地 域 の 集 会 所 など 多 目 的 な 活 動 の 拠 点 として 地 域 の 人 々に 喜 ばれている ( 避 難 塔 : 錦 タワー 外 観 ) ( 保 管 防 災 グッズ) 4 防 災 訓 練 の 状 況 歴 史 風 土 上 からも 住 民 の 防 災 意 識 は 高 く 多 くの 被 害 をもたらした 東 南 海 地 震 津 波 災 害 がおきた 昭 和 19 年 12 月 7 日 を 防 災 の 日 と 定 め 毎 年 町 を 挙 げての 防 災 訓 練 を 行 っている また 台 風 やその 他 水 害 被 害 を 想 定 しての 避 難 訓 練 も 別 途 行 われている 近 年 時 間 の 経 過 と 共 に 危 機 意 識 の 薄 れもあったようだが 先 般 の 東 日 本 大 震 災 を 受 け 地 域 住 民 の 災 害 への 意 識 が 再 度 高 まった 5 東 日 本 大 震 災 後 の 取 り 組 み 東 日 本 大 震 災 後 の 取 り 組 みとしては 高 台 の 緊 急 避 難 階 段 の 増 設 や 整 備 を 行 うと ともに 近 年 中 に 起 こると 想 定 される 東 海 東 南 海 南 海 の 各 地 震 への 対 応 を 意 識 しての 避 難 対 策 や 避 難 訓 練 の 強 化 に 取 り 組 んでいる ( 町 内 各 所 に 設 置 されている 高 台 避 難 所 : 東 屋 鉄 柵 階 段 などの 様 子 ) 6 視 察 を 終 えて 3 月 11 日 におきた 東 日 本 大 震 災 により 沿 岸 部 を 抱 えた 自 治 体 において 早 急 な 災 害 対 策 や 避 難 場 所 避 難 経 路 の 確 保 といった 住 民 の 安 全 対 策 が 急 務 になって

いる 登 別 市 においても 多 くの 住 人 が 沿 岸 部 に 暮 らし 日 々 不 安 を 募 らせている 中 行 政 町 内 会 各 団 体 が 協 力 しながら 調 査 検 討 を 進 めている 状 態 ではある しかし 災 害 はいつ 起 こるとも 限 らない 状 況 にあり 特 に 北 海 道 の 太 平 洋 沿 岸 部 は 十 勝 釧 路 沖 に 予 想 されている 500 年 地 震 三 陸 沖 北 部 地 震 などの 各 種 地 震 津 波 災 害 の 危 険 にさらされているのが 現 状 である まずは 人 命 の 安 全 確 保 が 第 一 との 考 えをもとに 各 種 の 対 策 をとるべきと 考 える さらには 今 回 の 視 察 地 のような 緊 急 一 時 避 難 場 所 や 避 難 塔 などの 設 置 検 討 を 早 急 に 行 い 又 既 存 の 民 間 建 物 の 緊 急 避 難 場 所 提 供 依 頼 や 既 存 公 共 建 物 の 利 用 検 討 を 行 う 必 要 がある 災 害 警 報 周 知 のためのサイレンや 警 報 器 の 増 設 や 改 善 避 難 用 道 路 の 整 備 検 討 JR 線 路 の 緊 急 時 通 行 のシステム 検 討 ハザードマップの 見 直 し 防 災 自 治 の 再 検 討 まだまだ 問 題 は 山 積 である まさに 官 民 一 体 となり 皆 が 登 別 市 民 という 意 識 で 考 え 行 動 するべきである ( 入 り 組 んだ 地 形 の 湾 内 の 養 殖 場 )( 住 居 地 域 に 密 接 した 漁 港 と 高 台 避 難 所 )

4 愛 知 県 蒲 郡 市 NPO 法 人 楽 笑 ( 報 告 者 : 辻 弘 之 ) 住 所 地 : 愛 知 県 蒲 郡 市 三 谷 町 魚 町 通 12-1 施 設 種 別 : 就 労 継 続 支 援 事 業 B 型 生 活 介 護 事 業 内 容 : 市 内 三 谷 地 区 は みかん 栽 培 や 水 産 業 が 盛 んな 地 域 で 300 年 以 上 の 伝 統 がある 三 谷 祭 りの 伝 統 がある 地 域 トヨタ 工 場 の 誘 致 に 取 り 組 んだが 失 敗 し テーマパー クの 建 設 などにも 取 り 組 んではいるが 経 済 効 果 は 厳 しい 現 況 にあり 人 口 高 齢 化 率 も 高 い 地 域 となっている 地 域 特 性 として 漁 業 および 水 産 加 工 業 に 携 わる 方 が 多 く 伝 統 的 な 地 域 でもあることから 他 地 域 からの 文 化 や 人 を 受 け 入 れることに やや 抵 抗 感 が 強 い 様 子 視 察 事 業 所 は 平 成 19 年 に 開 設 されましたが 開 設 にあたっては 地 域 住 民 から の 障 がい 者 に 対 する 理 解 が 得 られず 治 安 が 悪 くなる 等 の 言 葉 を 浴 びるなど 強 い 反 対 にあう 同 地 域 での 三 谷 祭 保 存 会 の 存 在 は 大 きく 保 存 会 長 の 協 力 を 得 られる までにはなったが その 後 も 十 分 な 理 解 を 得 ることができなかった それらの 経 験 を 活 かし 同 事 業 所 では 市 民 協 働 型 地 場 産 業 活 性 化 事 業 として 新 たな 公 +マーケティン グによる 地 域 資 源 を 活 用 した 活 性 化 モデルを 提 唱 地 元 の 主 婦 がパートで 働 ける 場 所 の 提 供 にもなるなど 雇 用 や 経 済 効 果 につながることを 訴 え 次 第 に 地 元 理 解 が 得 られ パン 工 房 八 兵 衛 を 開 設 パン 工 房 では 駄 菓 子 屋 を 併 設 するなど 地 元 の 子 どもたちも 集 まりやすい 雰 囲 気 づくりを 意 識 商 品 開 発 においても ぎょろっけバーガー や ちくわパ ン など 地 元 色 豊 かな 商 品 開 発 が 意 識 されている 販 売 先 は 店 舗 販 売 のほか 市 内 病 院 教 育 機 関 保 育 所 のオヤツも 製 造 販 売 している 販 路 の 拡 大 におい ては 自 治 体 の 協 力 の 他 勤 務 する 主 婦 が 口 コミやマ マ 友 などによる 力 が 大 きいところがあった パン 工 房 が 根 付 き 始 めたことから さらなる 雇 用 訓 練 の 拡 大 と 地 域 活 性 を 目 指 し 次 に 干 物 店 開 店 を 立 案 しかしながら 趣 旨 は 理 解 されるものの 地 元 干 物 店 との 競 合 を 懸 念 され 計 画 は 一 時 中 断 改 めて 関 係 事 業 者 個 々に 挨 拶 と 説 明 を 行 い 合 意 形 成 を 図 った また 価 格 設 定 を 若 干 高 めにする 一 方 ネット 販 売 に 取 り 組 むなど 近 隣 事 業 所 との 共 生 を 図 っている もし 競 合 に 対 する 指 摘 がなく そのまま 無 理 に 実 行 していれば 逆 に 街 の 衰 退 を 招 いていたことを 反 省 し 基 本 的 な 経 営 方 針 として 干 物 が 売 れる 売 れないだけではなく 三 谷 の 発 展 を 考 え 事 業 計 画 を 立 てるようになっ た

現 在 の 主 な 事 業 内 容 を 分 類 すると 1 福 祉 事 業 障 害 者 供 託 介 護 事 業 ( 身 体 介 護 家 事 援 助 ) 移 動 支 援 事 業 障 害 者 就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 生 活 介 護 事 業 障 害 者 日 中 一 時 支 援 事 業 2まちづくり 事 業 : 子 どもパン 教 室 子 ども 干 物 教 室 新 たな 公 による コミュニティー 創 生 支 援 モデル 事 業 キッザみや( 子 ども 就 労 体 験 イベント) 市 民 参 画 イベント ギョギョウランド 開 催 となる まとめ: 同 法 人 の 主 眼 は まちづくりとしての 社 会 福 祉 であり 新 しい 公 共 のあり 方 を 独 自 性 をもって 提 唱 している 単 年 度 補 助 金 を 事 業 費 として 活 用 するだけではなく 社 会 福 祉 事 業 費 自 体 をまちづくりに 活 用 した 地 域 雇 用 創 出 地 域 経 済 活 性 は 福 祉 とまちづくりが 融 合 した 形 の 事 業 展 開 であり 全 国 でも 少 ないモデルと 思 われる また まちづくり 事 業 でも 収 益 を 生 む 仕 組 を 構 築 し 持 続 可 能 な 経 営 を 目 指 している ところにも 注 目 される 多 くの 社 会 福 祉 分 野 では 行 政 主 導 や 医 療 機 関 主 体 型 の 事 業 展 開 から 抜 けきれてい ない 一 方 市 民 活 動 分 野 においては 新 しい 公 共 につながるような 活 動 の 多 くが 期 限 付 き 助 成 金 などに 依 存 しながら 取 り 組 まれているところが 多 く どちらにおいても 自 主 自 立 性 と 持 続 可 能 性 に 弱 いところがネックとなっていた 本 モデルは 社 会 福 祉 と 市 民 活 動 の 融 合 をバランスよく 提 唱 したものであり 今 後 の 共 生 社 会 実 現 において 有 益 なモデルとなる 当 市 においても 商 店 街 と 社 会 福 祉 事 業 所 の 協 働 事 業 や コミュニ ティービジネスの 新 規 展 開 などの 支 援 過 程 において 大 きな 参 考 となった

5 静 岡 県 掛 川 市 ( 報 告 者 : 沼 田 一 夫 ) 掛 川 市 中 心 市 街 地 活 性 化 計 画 (HOTOKUスピリットによる まちなかにぎわい 再 生 ) 視 察 地 住 所 : 静 岡 県 掛 川 市 長 谷 1 丁 目 1 番 の1 TEL:0537-21-1111 掛 川 市 は 静 岡 県 の 西 部 に 位 置 し 平 成 17 年 に 旧 掛 川 市 旧 大 東 町 旧 大 須 賀 町 の 1 市 2 町 が 合 併 し 新 掛 川 市 が 誕 生 した 隣 接 市 には 静 岡 市 と 浜 松 市 があり 中 央 部 には 東 海 道 新 幹 線 東 海 道 本 線 東 名 高 速 道 路 国 道 1 号 線 が 横 断 しており 広 域 交 通 の 要 衝 でもあり 人 口 11 万 5 千 人 の 市 で ある 活 性 化 に 取 り 組 んだ 要 因 は 掛 川 市 の 玄 関 である 駅 前 から 掛 川 城 までの 中 心 市 街 地 に 歴 史 文 化 の 蓄 積 があり 関 連 施 設 の 立 地 が 多 かったのだが 2つの 大 型 店 の 撤 退 に より 商 業 機 能 の 空 洞 化 が 進 んできた その 主 な 要 因 は 開 発 行 為 が 郊 外 に 及 んだ 事 ( 市 役 所 も 移 転 )による 人 口 動 向 の 変 化 からで それが 中 心 市 街 地 からの 人 口 流 出 に 繋 がった また 中 心 市 街 地 の 高 齢 化 が 進 み 後 継 者 不 足 による 店 舗 数 の 減 少 に 拍 車 がかかり 歩 行 者 数 や 車 両 通 行 量 にも 影 響 していった かかる 事 から 掛 川 市 ではかつての 賑 わいを 取 り 戻 そうと 平 成 18 年 の 法 改 正 のま ちづくり 三 法 ( 大 店 立 地 法 都 市 計 画 法 中 心 市 街 地 活 性 法 )の 中 心 市 街 地 の 活 性 化 に 関 する 法 律 に 該 当 するべく 従 前 の 商 業 重 視 から 都 市 機 能 増 進 と 経 済 活 動 の 向 上 の 一 体 的 推 進 を 目 指 した 計 画 を 提 示 し 平 成 21 年 3 月 国 より 認 定 を 受 けた ( 商 店 街 建 物 にある 観 光 案 内 所 ) ( 同 建 物 2Fに 役 所 を 支 所 が 併 設 )

このことにより 掛 川 市 は 将 来 の 目 指 す 姿 を 1 様 々な 目 的 で 人 の 集 うにぎわいのある 町 づくり 2 快 適 で 便 利 に 多 くの 人 が 住 む 町 3 活 発 な 商 業 業 務 サービス 活 動 のある 町 と 目 標 に 定 め かけがわ 街 づくり 株 式 会 社 ( 出 資 比 率 : 商 工 会 議 所 50% 他 は 個 人 出 資 者 )を 設 立 しながら 再 生 事 業 に 取 り 組 んでいる(21/3~26/3 の5 年 間 で 50 事 業 ) 今 後 の 課 題 としては 1 国 の 補 助 金 が 不 透 明 であること 2 再 開 発 ビルの 建 設 を 目 指 し 弥 生 かけがわ 株 式 会 社 を 設 立 したが 資 金 見 込 みが 心 配 であること 3 テナント 収 益 も 心 配 である 4 賑 わいの 情 報 発 信 が 出 来 るだろうか などが 懸 念 されると 行 政 担 当 者 よりの 説 明 があった 今 後 の 推 移 を 注 目 していきたい