This is Advance Publication Article in Research in Exercise Epidemiology. J-STAGE Advance Published Date: February, 0. 表題 大学ラグビーチームにおける 年間のスポーツ外傷 障害 疾患に関する記述疫学研究 A Descriptive Epidemiological Study of Injuries and Illnesses over an -Year Period in a Japanese University Rugby Football Team 0 著者名 平田昂大, ), 小熊祐子, ), 石田浩之, ) Akihiro Hirata,), Yuko Oguma, ), Hiroyuki Ishida, ) 0 所属機関名 ) 慶應義塾大学スポーツ医学研究センター - 神奈川県横浜市港北区日吉 -- Sports Medicine Research Center, Keio University ) 慶應義塾大学大学院システムデザイン マネジメント研究科 - 神奈川県横浜市港北区日吉 -- Graduate School of System Design and Management, Keio University ) 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 -0 神奈川県藤沢市遠藤 Graduate School of Health Management, Keio University 連絡先 小熊祐子 (Yuko Oguma)
- 神奈川県横浜市港北区日吉 -- 慶應義塾大学スポーツ医学研究センター Sports Medicine Research Center, Keio University Phone: 0--00 Fax: 0--0 E-mail: yoguma@keio.jp 論文の種類 原著 0 図表の数 図 点, 表 点 ORCID id 平田昂大 0000-000-- 小熊祐子 0000-000--0 本原稿は特集企画 スポーツ障害と競技パフォーマンスの疫学 の 一環で投稿している
0 0 抄録 目的 慶應義塾大学ラグビー部におけるスポーツ外傷 障害 疾患の実態を記述疫学的に明らかにすること 方法 対象は,0 年 月から 0 年 月の期間中に慶應義塾大学ラグビー部に在籍した選手 人とした 期間中に発生した練習 試合から離脱しなければならなかったスポーツ外傷 障害 疾患について, 練習日 試合あたりの発生件数, 診療科別 疾患分類別発生件数, 離脱期間および重症度別発生件数について分析した なお, 診療科別 疾患分類別発生件数では, 整形外科, 脳神経外科疾患について部位別, 発生月別, 発生状況別, 内科疾患については発生年別, 月別に分析した 結果 スポーツ外傷 障害 疾患の発生件数は, 年間の選手 人あたり全体. 件 / 人, 整形外科.0 件 / 人, 内科 0. 件 / 人, 脳神経外科 ( すべて脳振盪 )0. 件 / 人であった 練習日あたりの発生件数は 0. 件 / 日, 試合あたりの発生件数は. 件 / 試合であった 整形外科疾患は部位では下肢が %, 疾患分類では靱帯損傷が % と発生割合が高く, 内科疾患では感冒 0% と胃腸炎 % の発生割合が高く, 季節性と年ごとの流行が観察された 結論 整形外科疾患は下肢の靱帯損傷, 内科疾患は感冒, 胃腸炎が多く, 脳神経外科疾患は全例脳振盪であった プレー時間の確保のためには, これらの現状を踏まえた予防策を講じる必要がある キーワード : ラグビー, スポーツ外傷 障害, 疾病, 疫学調査
0 0 Abstract Objective: To clarify the incidence rates of sports injuries, including those due to trauma, overuse, and diseases, a descriptive epidemiological study was conducted in players from the Keio University rugby football club. Methods: The study participants were players who belonged to the Keio University rugby football club from April 0 through December 0 (,0 players/year). We analyzed the incidence per practice day and game, by clinical department category and disease classification, and by unplayable period and severity of the sports injury and disease that led to leave from practice and game during the study period. In addition, we analyzed the incidence of sports injuries and diseases by body part affected, month of onset, orthopedic and neurosurgical disease statuses, and year and month of onset of internal diseases according to clinical department and disease classification. Results: The incidence of sports injuries and diseases was. cases/player overall,.0 cases/player in the orthopedic diseases, 0. case/player in the internal diseases, and 0. case/player in the neurosurgical diseases (all concussions) over years. The incidence rates per practice day and game were 0. and. cases, respectively. The conditions with the highest incidence rates were as follows: orthopedic diseases of the lower limb, %; ligament injuries, %; common cold, 0% of all internal
diseases; and seasonal and annual cases of gastroenteritis, %. Conclusion: This study shows that many cases of ligament injuries of the lower limb were treated as orthopedic diseases; and common cold and gastroenteritis, as internal diseases. All cases of concussion were treated as neurosurgical diseases. Given these facts, steps must be taken to secure the duration of a play. Key words: Rugby Union, Athletic injuries, Disease, Epidemiology 0
0 0 Ⅰ 緒言ラグビーは, チーム 人で 試合前後半 0 分間の合計 0 分間で行われ, 間欠的な高強度ランニング ) と 試合で チームあたり 00 回以上のタックル ) などの激しい身体接触が意図的に行われるコリジョンスポーツである そのため, 包括的な調査ではないものの, ラグビーではその他の競技よりも高頻度でスポーツ傷害が発生すると報告されており ), 競技期間が限られている学生スポーツにおいては, スポーツ傷害の予防が競技参加時間を確保するために重要な課題となる スポーツ傷害予防の取り組みには,sequence of prevention といわれる 段階の予防モデルが提示されている ( 図 ) ) ステップ でスポーツ傷害の発生状況や重症度を把握し, ステップ でスポーツ傷害の原因を特定し, ステップ でその予防策を講じ, ステップ で一連の効果を検証するという 段階のステップで行うものであり, スポーツ傷害予防を実装するうえで広く使われている ) 記述疫学的な調査は, このモデルのステップ にあたり, スポーツ傷害 疾患の予防策を講じるうえで重要な最初のステップとなる ラグビーでは,00 年に国際ラグビーボード (International Rugby Board 以下,IRB, 現 World Rugby) が傷害の定義とデータ収集に関するコンセンサスステイトメント ) を発表したことから, その後の多くの研究における傷害は, この定義に準じた基準で報告されている 先行研究との比較を可能にするために, この基準を用いて傷害を記録することが重要である ラグビーにおけるスポーツ傷害に関する疫学研究は, 海外の男子プロ選手を対象としたコホート研究をまとめたメタアナリシス ) や,
0 0 アマチュア選手を対象としたコホート研究をまとめたシステマティックレビュー ), 歳未満の選手 ( 人制, 人制ラグビー ) を対象としたコホート研究および医療機関のデータベースを利用した研究のシステマティックレビューが報告されている ) これらの先行研究では, ラグビー中のスポーツ傷害は下肢に多く発生し, スポーツ傷害の分類では靭帯損傷が多いことが明らかになっている これらのレビュー以外にも, 南半球の国々のチームが所属しているプロリーグの選手やイングランド, ニュージーランドのプロ選手, アマチュア選手を対象としたコホート研究も行われている 0-) いずれの研究においても観察期間は 年間から 年間と短く, それ以上の長期間にわたる観察研究は渉猟しえない 日本国内では, スポーツ活動中のスポーツ傷害の記録を収集, 蓄積するシステムが確立されておらず, データの収集および蓄積は各チームのスタッフが独自に行っている そのため, 国内のチームにおける長期間にわたる調査は, チームスタッフや選手が入れ替わるため非常に困難である 大学スポーツチームを対象とした報告でチームに在籍する学生が入れ替わる 年間を超えるような長期間にわたる観察研究は, 大学アメリカンフットボールにおける 0 年間の傷害調査 ) があるがまだ少なく, 海外では大学生を含むアマチュア選手を対象とした研究が散見されるが, 我が国の大学ラグビーにおけるトップレベルのチームを長期間追跡した記述疫学研究は渉猟し得ない ラグビーでは競技レベルが上がるにつれてスポーツ傷害の発生率が上昇する 0, ) ことが報告されており, 大学ラグビートップレベルのチームに注目したスポーツ傷害発生状況を明らかにすることは,
0 大学ラグビーにおけるスポーツ傷害予防の対策を講じるうえで重要な情報であり, 学生の限られた競技参加時間を守る一助になることが期待される また, 学生スポーツにおけるトップレベルのチームでは, 日々ハードなトレーニングを行っていること, 選手は学生寮で集団生活していることが多く, 多くの時間をチームメイトと過ごしていることから, 内科疾患等の感染症に罹患しやすい環境であることが予想される しかし, スポーツ活動中の内科疾患等の発生状況に注目した報告は渉猟し得ない そこで, 本研究は我が国の大学トップクラスに位置するラグビー部を対象とし, 過去 年間のラグビー活動中に発生したスポーツ傷害 疾患の実態を記述疫学的に明らかにすることを目的とした 0 Ⅱ 方法. 研究デザイン慶應義塾大学ラグビー部では, スポーツ傷害予防の取り組みの一つとして,0 年からチームで発生した急性外傷 慢性障害 ( 以下, スポーツ傷害 ) および内科, 皮膚科, 眼科等の各種疾患 ( 以下, 疾患 ) を IRB の基準に準じた方法で 年間にわたり記録している 本研究は, 慶應義塾大学ラグビー部における 年間の活動中に発生したスポーツ傷害 疾患の記録を用いた記述疫学研究である 観察期間は,0 年 月から 0 年 月までの約 年間とし, コーチングスタッフの管理下でチームとしての試合, 技術練習およびウエイトトレーニングを行った日を活動日とした 年間の活動日 :, 日 ( 試合数 : 試合 ) を延べ観察日数 ( 曝露期間 ) とした
0. 対象者対象者は,0 年 月から 0 年 月まで慶應義塾大学ラグビー部に在籍した選手 人 (,0 人 年 ) とした 慶應義塾大学ラグビー部は, 関東大学ラグビー対抗戦 A グループに所属し, 全国大会である大学選手権に毎年出場している大学トップレベルのチームである なお, 本研究は慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究倫理審委員会における審査を受け, 承認を得て行われた ( 申請番号 : 0-0) 慶應義塾大学ラグビー部のホームページ上に研究実施について情報公開し, 研究対象者に拒否機会を設けた ( オプトアウト ) うえで実施した 0. 調査項目評価項目は,) スポーツ傷害 疾患の発生件数,) 疾患分類別発生件数,) 離脱期間および重症度別発生割合とした スポーツ傷害 疾患に関する記録は, 選手名, 受傷日, 学年, 受傷時のポジション, 受診医療機関, 診断名, 受傷部位, 受傷状況 ( 試合, 練習, ウエイトトレーニング, 慢性障害の急性増悪 ), 手術の有無, 復帰日について調査用紙に記録した 調査用紙は, スポーツ傷害 疾患が発生した際に慶應義塾大学ラグビー部の学生トレーナーが選手に手渡しで配布し, 記入後に学生トレーナーが回収した この際に記載漏れや記載内容が不明確な場合は選手に聞き取りし, 最終的にチームのアスレティックトレーナーが内容を確認した 本研究では, 調査用紙から得られた情報のうち, 受傷日, 受傷時のポジション, 受
診医療機関, 診断名, 受傷部位, 受傷状況, 復帰日について取得, 使用した 0 評価 分析方法 ) スポーツ傷害 疾患の発生件数スポーツ傷害 疾患の定義は, IRB のコンセンサスステイトメント ) に従い, チーム活動中に発生し, 試合および練習を 日以上離脱した場合に受傷 罹患とした 受診 治療を受けた診療科から各診療科別に分類し, 発生時の状況から練習, 試合, ウエイトトレーニング, 慢性障害 ( 受傷機転が明確ではなく徐々に発症したもの ), その他 ( 内科疾患を含む ) に分類し, 選手, 活動日, 試合数あたりのスポーツ傷害 疾患の発生件数を算出した 選手数, 活動日は平均値 (Mean)± 標準偏差 (SD) で示した 診療科別の発生件数は件数 (%) で示し, 分布の比較には χ ² 適合度検定を用いた 発生件数は, 年間あたりは件 / 年で示し, 選手 人あたりは件 / 人で示し, 活動日あたりは件 / 日, 試合あたりは件 / 試合で示した 0 ) 疾患分類別発生割合発生したスポーツ傷害 疾患の中から, 診断名をもとに分類し, 疾患分類別に発生割合を算出した 整形外科疾患は, 靭帯損傷, 筋 腱損傷, 骨 軟骨損傷, 脱臼 亜脱臼, 神経障害, その他の 項目に分類した 脳神経外科疾患は全てが脳振盪であった 内科疾患では, 感冒 ( 風邪症状 ), 胃腸炎, 扁桃腺炎, 気管支喘息, インフルエンザ, その他の 項目に分類した それぞれの疾患分類別に発生件 0
0 数を算出した 疾患分類別の発生件数は件数 (%) で示し, 分布の偏りの分析にはχ ² 適合度検定を用いた )-. 部位別分析疾患分類ごとに部位別の発生件数を算出した 部位別の発生件数は件数 (%) で示し, 分布の偏りの分析にはχ ² 適合度検定を用いた )-. 受傷状況における月別, 疾患分類別分析 試合あたり, 練習日あたりで疾患分類ごとに月別の発生件数を算出した 試合あたりは件 / 試合, 練習日あたりは件 / 日で示した )-. ポジション別分析受傷 発症時にプレーしていたポジションを記録し, 疾患分類ごとにポジション別の発生件数を算出した ポジション別の発生件数は件数 (%) で示し, 分布の偏りの分析にはχ ² 適合度検定を用いた )-. 内科疾患における年別, 月別分析季節性の流行や環境の変化による罹患が考えられる内科疾患については, 年別, 月別に発生件数を算出した 内科疾患は 活動日あたりの件数を年別, 月別に件 / 日で示した 0 ) 離脱期間および重症度分析 IRB のコンセンサスステイトメント ) の分類に基づき, 復帰日から算出した離脱期間から重症度分類を行い, 離脱期間の長さに応じて,minimal( - 日の離脱 ),mild( - 日の離脱 ),moderate( - 日の離脱 ), severe( 日以上の離脱 ) に分類した 離脱期間と重症度別の発生件数を算出した 離脱期間は中央値 ( 四分位範囲 ) で示し, 発生件数については件数 (%) で示し, 分布の偏りの分析には
χ ² 適合度検定を用いた 統計解析は,Excel 0 と SPSS Statistics を用いた 統計学 的有意水準は % とした 0 0 Ⅲ 結果 ) スポーツ傷害 疾患の発生件数観察期間の 年間で慶應義塾大学ラグビー部に在籍した選手は計 人, のべ,0 人 年, 各年の平均在籍者.±. 人, 年間の活動日数は計, 日, 試合数は計 試合であった ( 表 ) 発生したスポーツ傷害 疾患は,, 件であった 各診療科別の発生件数および内訳は, 整形外科 :, 件 (%), 内科 : 件 (%), 脳神経外科 : 件 (%), その他 : 件 (%)( 皮膚科 : 件, 形成外科 : 件, 眼科 : 件, 歯科口腔外科 : 件, 耳鼻科 : 件, 循環器科 : 件 ) であり, 整形外科, 内科, 脳神経外科疾患の発生割合が高い結果となった (p<0.0) 年間あたりの発生件数は, スポーツ傷害 疾患全体で. 件 / 年, 各診療科別では, 整形外科. 件 / 年, 内科.0 件 / 年, 脳神経外科. 件 / 年であった 年間の選手 人あたりの発生件数は. 件 / 人, 各診療科では, 整形外科.0 件 / 人, 内科 0. 件 / 人, 脳神経外科 0. 件 / 人であった 活動日あたりの発生件数は, スポーツ傷害 疾患全体で 0. 件 / 日, 各診療科では, 整形外科 0.0 件 / 日, 内科 0. 件 / 日, 脳神経外科 0. 件 / 日であった 受傷状況別では, 試合時 件, 練習時 0 件, ウエイトトレーニング時 件, 徐々に悪化し活動継続が困難となって離脱した慢
性障害 ( 筋 筋膜性腰痛, シンスプリント, グローインペイン, 腸脛靭帯炎, 足底腱膜炎等 ) 件, その他 ( 内科疾患等を含む )0 件であった 慶應義塾大学ラグビー部では活動日には必ず練習をしていることから, 練習日あたりの発生件数は 0.0 件 / 日であり, ウエイトトレーニングを加えても 0. 件 / 日であった 試合あたりの発生件数は. 件 / 試合であり, 練習と比較して試合は 倍近い発生件数であった なお, 慢性障害の発生件数は 活動日あたり 0.0 件 / 日であった 0 0 ) 疾患分類別発生割合整形外科疾患では, 件中, 靭帯損傷 : 件 (%), 筋 腱損傷 : 00 件 (%), 骨 軟骨損傷 : 件 (%), 脱臼 亜脱臼 : 件 (%), 神経障害 : 件 (%), その他 : 件 (%) であり, 靱帯損傷, 筋腱損傷, 骨 軟骨損傷の発生割合が高い結果となった (p<0.0) 靱帯損傷では足関節 膝関節捻挫による靭帯損傷, 筋 腱損傷ではハムストリング等の肉ばなれ, 脱臼 亜脱臼では肩関節脱臼が代表的な疾患であった 脳神経外科は 件全てが脳振盪であった 内科疾患では 件中, 感冒 : 0 件 (0%), 胃腸炎 : 件 (%), 扁桃腺炎 : 件 (%), 気管支喘息 : 件 (%), インフルエンザ : 件 (%), その他 : 件 (%) であった 内科疾患では感冒と胃腸炎が多い結果であった (p<0.0) )-. 部位別分析試合および練習中に発生件数が多い整形外科, 脳神経外科疾患, 件について, 部位別に分析した結果, 足関節 : 件 (%),
0 0 頭部 顔面部 : 件 (%), 膝関節 : 件 (%), 大腿部 : 件 (0%), 腰殿部 : 00 件 (%), 肩関節 : 件 (%), 足部 : 件 (%), その他 ( 胸背部 腹部 : 件, 頚部 : 0 件, 下腿部 : 件, 前腕 手関節 手部 : 件, 股関節 : 件, 上腕 肘関節 : 件 ) であり, 足関節, 頭部 顔面部, 膝関節, 大腿部で多い結果となった (p<0.0) )-. 受傷状況における月別, 疾患分類別分析試合と練習時 ( 練習 + ウエイトトレーニング ) に発生したスポーツ傷害について, 疾患分類ごとに月別発生件数を算出した ( 表 ) 試合中の発生件数は,.±0. 件 / 試合であり, 夏合宿がある 月は. 件 / 試合, シーズン序盤である 月は. 件 / 試合, シーズン終盤である 月は.0 件 / 試合で多い傾向がみられた 練習中の発生件数は,0.±0.0 件 / 日であり, 春シーズン前のトレーニング期間である 月は 0. 件 / 日, 夏合宿がある 月は 0.0 件 / 日で多い傾向がみられた 疾患別には, 試合中 練習中ともに靭帯損傷が最も多かった ( 順に 0.±0. 件 / 試合,0.±0.0 件 / 日 ) )-. ポジション別分析観察期間中に発生したスポーツ傷害 疾患, 件について, 整形外科 :, 件, 内科 : 件, 脳神経外科 : 件, その他の診療科 : 0 件におけるポジション別発生割合を示す ( 表 ) 整形外科疾患では, フランカー, ウイング, センター, プロップで発生件数が高値だった (p<0.0) 脳神経外科疾患および内科疾患ではフランカー, プロップ, センターの発生件数が高値だった (p<0.0) )-. 内科疾患における年別, 月別分析季節性の流行や環境の変化による罹患が考えられる内科疾患について, 年別, 月別に発生件数を算出した ( 表 ) 年別発生件数は,
0.±0.0 件 / 日であり, 0 年 0. 件 / 日,0 年 0. 件 / 日で多い傾向がみられ, いずれも感冒と胃腸炎の発生件数が多いことが観察された また, 月別発生件数では, 平均 0.±0. 件 / 日であり, 冬季の 月 0. 件 / 日, 月 0. 件 / 日, 夏合宿がある 月 0. 件 / 日で多い傾向がみられた 月, 月は胃腸炎が多く, 月は感冒の発生件数が多い様子が観察された 0 0 ) 離脱期間および重症度観察期間中に発生したスポーツ傷害 疾患, 件のうち, 復帰日を追うことができた, 件 (.%)( 整形外科 件, 内科 件, 脳神経外科 件, その他 件 ) について, 離脱期間および重症度を分析した スポーツ傷害 疾患全体の離脱期間 ( 中央値 ( 四分位範囲 ) ) は.0(.0-.0) 日であり, 重症度別ではそれぞれ, minimal: 件 (%),.0(.0-.0) 日,mild: 0 件 (%),.0(.0-.0) 日,moderate: 0 件 (%),.0 (0.0-0.0) 日,severe: 件 (%),.0 (0.0-.) 日であり,moderate と severe が多い結果であった (p<0.0) 整形外科疾患全体の離脱期間は.0 (.0-.) 日であり,minimal: 件 (%),.0(.0-.0) 日,mild: 件 (%),.0(.0-.0) 日,moderate: 0 件 (%),.0(.0-0.0) 日, severe: 0 件 (%),.(0.-.0) 日であり,moderate と severe が多かった (p<0.0) 内科疾患全体の離脱期間は.0(.0-.0) 日であり,minimal: 件 (0%),.0(.0-.0) 日,mild: 件 (%),.0(.0-.0) 日,moderate: 件 (%),.0(.0-.0) 日,severe: 件 (%), 0.0(.-.0) であり,minimal と mild が多かった (p<0.0) 脳神経外科疾患 ( 脳振盪 ) では離脱期間 0.0(.0-.0) 日,
minimal: 0 件 (0%), mild: 件 (%),.0(.0-.0) 日,moderate: 件 (%),.0(.0-.0) 日,severe: 件 (0%),.0(.0-0.0) 日であり,moderate が多かった (p<0.0)( 表 ) 0 0 Ⅳ 考察本研究は, 本邦におけるトップレベルの大学ラグビー部を対象とし, 活動中に発生したスポーツ傷害 疾患の発生状況を長期間にわたって調査し, 明らかにしたものである その結果, 年間で発生したスポーツ傷害 疾患, 件のうち,0% 以上を整形外科疾患が占めており, 内科疾患 %, 脳神経外科 % が次いで多い結果であった 整形外科疾患については, 靱帯損傷 %, 筋 腱損傷 % であり, 部位別では下肢 ( 足関節 %, 膝関節 %, 大腿部 0%, 足部 %) と頭部 顔面部 % に好発していた プロラグビー選手におけるスポーツ傷害に関する研究をレビューしている Jean et al. の先行研究 ) では, 疾患分類別では靭帯損傷 (0%~ %) が多く, 次いで筋 腱損傷部 ( 0%~ %) が多いと報告されている 部位別では, 下肢 ( 0%~ %) が最も多く, 次いで頭部 ( %~ 0%) と報告されており, 本研究における整形外科疾患における疾患分類と発生部位も同様の傾向であった 従って, 練習や試合を休む原因として最も多い整形外科疾患では, 特に下肢のスポーツ傷害に対する予防的介入が重要だと考えられる また, 脳神経外科疾患は, その全てが脳振盪であり 練習日あたり 0.0 件, 試合あたり 0. 件の発生件数であり, 練習と比較して, 試合では約 倍の発生件数であり,~ 試合で 件の脳振盪が発生する計算であった ラグビーにおける脳振盪の発生状況に関す
0 0 る文献のメタアナリシスを行っている Gardner et al. の先行研究 ) では, 男子ラグビーにおける脳振盪の発生状況は, 練習では 000 人 時あたり 0.0 件, 試合では 000 人 時あたり. 件であると報告している 本研究も同様に試合での発生件数が多い結果であった 試合時に多い理由として, 身体接触強度が練習と比較して高いこと, 予測が難しい中での身体接触が生じやすいことが原因であると考えられる そのため, 普段の練習からスキルコーチと連携の上, 練習の頻度や強度を考慮していく必要がある 内科疾患では, 感冒 0%, 胃腸炎 % が多く, 感冒は 月, 胃腸炎は, 月に多く発生していた 年によって発生件数が異なるため, 季節性の流行と, 年ごとの流行時期の違いの影響が推察された 激しい運動は身体の免疫機能に影響を与えることが知られている ) 慶應義塾大学ラグビー部では, 過半数の選手が寮で集団生活をしている 他大学においても, トップレベルの多くの大学ラグビーチームでは選手が寮で集団生活をしていることが予想される 多くの選手が寮で集団生活をしている大学トップチームにおいては, チーム全体で手洗い, うがい, 十分な栄養摂取と睡眠時間の確保などの標準感染予防策 ( スタンダードプリコーション ) に取り組み, 感染拡大を予防することが重要である 離脱期間による重症度分類では, 各診療科によって傾向が異なり, 整形外科疾患では,severe が最も多く, 内科疾患では mild, 脳神経外科疾患 ( 脳振盪 ) では moderate が多い結果となった これは, 整形外科疾患で好発する下肢のスポーツ傷害のうち, 足関節の重度の捻挫, 膝関節の靱帯損傷や大腿部筋群の重度の肉ばなれの影響であると考えられる 内科疾患では 日間以内に練習に復帰している
0 0 場合が多く, その多くは感冒であった 脳振盪で moderate が多い原因として, 脳振盪からの段階的競技復帰プロトコルで 歳以上の選手の場合, 国際ガイドラインで示された復帰プログラムを実施することになるので, 練習参加が許可されるまで最短で 日を要することが影響していると考えられた ) Jean et al. の先行研究 ) では, スポーツ傷害の離脱期間による重症度分類は, 軽症 ( 週間以内 ):%~ %, 中等症 ( ~ 週間 ): 0%~ %, 重症 ( 週間以上 ): %~ % と報告されているが, 本研究では, 週間以内 ( minimal + mild): %, 中等症 ( moderate): %, 重症 ( severe): % であり, 先行研究よりも重症例が多い傾向であった これは, 先行研究の多くは海外のトップレベルの選手を対象としているのに対し, 本研究の対象は学生スポーツ選手であるため, 大学卒業後はラグビーを辞める選手が多く, 必ずしも選手全員が大学トップレベルのパフォーマンスを有しているわけではない その特性上, 重篤なスポーツ傷害 疾病が発生しても引退, 退部することは稀であり, できる限り競技復帰を目指して治療やリハビリテーションを長期間にわたり継続する傾向があるためであると推察される ポジション別の発生割合では, それぞれ, プロップ, ウイングなどの人数の多いポジションの発生割合が高くなっているが, 今回, 各ポジションに所属している選手の人数の記録が取れておらず, 母集団の人数の影響を考慮できていないことが影響している可能性がある 本研究の限界として, 以下の点が挙げられる 離脱期間がオフ期間などの長期休暇をはさむ場合, 競技復帰は休み明けとなるた
0 め, 離脱期間を実際よりも長くカウントしている可能性がある IRB によるコンセンサスステイトメント ) の重症度分類である slight( 0~ 日の離脱 ) について, 軽度の熱中症や過換気症候群など, 発症した場合でも翌日の活動に参加した軽度のスポーツ傷害 疾患では, チームの現状から正確に記録を残すことが困難であり, 本研究では軽症例の発生状況を正確に評価できていないため, 軽症例を過小評価している可能性がある 公式戦以外は, ポジションが流動的で曖昧なため, 活動時の各ポジションの選手数が記録できていない その為, ポジション別の発生割合は母集団の多寡による影響を補正できていない また, 両サイドで同時に 名の選手がプレーするポジションであるプロップ, ロック, フランカー, センター, ウイングでは発生件数を過大評価している可能性がある 調査自体が 大学のみの調査である点, 診断等が医師から直接取得した情報ではなく学生からの自己申告である点があげられる しかしながら, 大学ラグビー部を対象とした長期間にわたる受傷調査は十分に報告されておらず, 本研究ではスポーツ外傷, 障害に加えてシーズン中に発症した内科疾患等も含めて調査, 分析している点で独自性があり, 有意義な研究と考えられる 0 Ⅴ 結論本研究により, 慶應義塾大学ラグビー部において練習および試合から離脱しなければならないスポーツ傷害 疾患は, 整形外科疾患 %, 内科 %, 脳神経外科 % の発生割合が高く, 年間の選手 人あたり. 件 / 人, 各診療科では, 整形外科.0 件 / 人, 内科 0. 件 / 人, 脳神経外科 0. 件 / 人といった発生件数であった 整形
外科疾患では下肢の靱帯損傷, 内科疾患では感冒, 胃腸炎が多く, 脳神経外科疾患では全例脳振盪であった プレーからの離脱を最小化するためには, これらの現状を踏まえた予防策を講じる必要がある 謝辞本研究の調査に快くご協力いただいた慶應義塾大学ラグビー部選手の皆様, ならびにコーチ, トレーナーの皆様, 慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの皆様に感謝いたします 0 利益相反 開示すべき利益相反状態はありません 0
0 0 文献 ) Jason CT, Michael L, Yoga C. GPS comparison of training activities and game demands of professional rugby union. Int J Sports Sci Coach. 0; (): 00. doi: 0./. ) 古川拓生, 竹村雅裕, 中川昭. ラグビー競技におけるタックルプレーの様相について. 筑波大学体育科学系紀要. 00; :. ) 魚田尚吾, 森北育宏, 粟谷健礼. 某体育系大学におけるスポーツ傷害の疫学的調査 : 学内診療所の受診記録から. 日本臨床スポーツ医学会誌. 0; ():. ) van Mechelen W, Hlobil H, Kemper HC. Incidence, severi ty, aetiology and prevention of sports injuries. A review of concepts. Sports Med. ; ():. doi: 0./0000-00-0000. ) Van TD, Wickes S, Stevens V, Roosen P, Witvrouw E. Effective prevention of sports injuries: a model integrating efficacy, efficiency, compliance and risk taking behavior. Br J Sports Med. 00; ():. doi: 0./bjsm.00.0. ) Fuller CW, Molloy MG, Bagate C, et al. Consensus statement on injury definitions and data collection procedures for studies of injuries in rugby union. Br J Sports Med. 00; ():. doi: 0./bjsm.00.0. ) Williams S, Trewartha G, Kemp S, Stokes K. A meta -analysis of injuries in senior men's professi onal Rugby Union. Sports
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図表 図. van Mechelen et al. による 段階の予防シークエンス ( 著者 訳 )
表. 観察期間中の選手数 活動日 試合数 観察期間 ( 年 ) 0 0 0 0 0 0 0 0 Mean±SD 選手数 ( 人 ) 0.±. 活動日数 ( 日 ) 0.±. 試合数 ( 試合 ) 0 0.±.
表. 試合あたり 練習日あたりの月別発生数 試合あたりの発生件数 ( 件 / 試合 ) 月 月 月 月 月 月 月 月 月 0 月 月 月 Mean±SD 靭帯損傷 0.0 0.0 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.0 0.±0. 筋 腱損傷 0.00 0.00 0.00 0.0 0.0 0. 0. 0. 0. 0. 0.0 0.0 0.±0.0 骨 軟骨損傷 0.00 0.0 0.00 0. 0. 0.0 0.0 0. 0. 0.0 0. 0. 0.±0.0 脱臼 亜脱臼 0.00 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.00 0. 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 神経障害 0.00 0.00 0.00 0.0 0.00 0.0 0.00 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0±0.0 その他の整形外科疾患 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0±0.0 脳神経外科 ( 脳振盪 ).00 0.00 0.00 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.0 0. 0.±0. 形成外科 ( 顔面骨折 ) 0.00 0.00 0. 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 その他の診療科 0.00 0.00 0. 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.00 0.0±0.0 合計.0 0.0 0. 0..0. 0......0.±0. 練習日あたりの発生件数 ( 件 / 日 ) 月 月 月 月 月 月 月 月 月 0 月 月 月 Mean±SD 靭帯損傷 0.00 0.0 0. 0. 0. 0. 0.0 0.0 0. 0. 0. 0. 0.±0.0 筋 腱損傷 0.0 0. 0. 0. 0.0 0.0 0.0 0. 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 骨 軟骨損傷 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 脱臼 亜脱臼 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 神経障害 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.00 0.00 0.0 0.00 0.0±0.0 その他の整形外科疾患 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0±0.0 脳神経外科 ( 脳振盪 ) 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0. 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 形成外科 ( 顔面骨折 ) 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0±0.0 その他の診療科 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0±0. 合計 0.0 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.0 0. 0. 0. 0. 0.±0.0
表. ポジション別診療科別発生数 n(%) PR HO LO FL No. SH SO CTB WTB FB 全体 p 値 * 整形外科疾患 (.) 0 (.) (.) (0.) (.) 0 (.) (.0) (.) 0 (.) (.), (.) <0.0 内科疾患 (.) (.) (.) (.) (0.) (.0) (.) (.) (.) (.0) (.0) <0.0 脳神経外科疾患 (.) (.0) (.) (.) (0.) (.) (.0) (.) (.) (0.) (.) <0.0 その他の診療科疾患 (0.) (0.) (0.) (0.) (0.) (0.) 0 (0.) 0 (0.) (0.) (0.) 0 (.) 0.0 合計 0 (.) (.) (0.) 0 (.) (.) 0 (.) (.) (.) (.) (.), (00) <0.0 PR: プロップ,HO: フッカー,LO: ロック,FL: フランカー,No.: ナンバーエイト,SH: スクラムハーフ,SO: スタンドオフ,CTB: センター,WTB: ウイング,FB: フルバック * χ² 適合度検定
表. 内科疾患の 活動日あたりの年別 月別発生数 年別発生件数 ( 件 / 日 ) 0 0 0 0 0 0 0 0 Mean±SD 感冒 0.0 0.0 0.0 0. 0.0 0.0 0.0 0. 0.0±0.0 胃腸炎 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0. 0.0±0.0 扁桃腺 0.0 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0±0.0 気管支喘息 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.00 0.00 0.00 0.0±0.0 インフルエンザ 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.00 0.0 0.00±0.0 その他 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 合計 0.0 0.0 0.0 0. 0. 0. 0. 0. 0.±0.0 月別発生件数 ( 件 / 日 ) 月 月 月 月 月 月 月 月 月 0 月 月 月 Mean±SD 感冒 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0. 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 胃腸炎 0. 0. 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 扁桃腺 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.00 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 気管支喘息 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0 0.0 0.00 0.0 0.0 0.00 0.0 0.00 0.0±0.0 インフルエンザ 0.0 0.0 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.0±0.0 その他の内科疾患 0.00 0.00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0±0.0 合計 0. 0. 0. 0.0 0. 0.0 0.0 0. 0.0 0. 0. 0. 0.±0.
表. 各診療科疾患別離脱期間および重症度 Minimal Mild Moderate Severe 全体 件数 中央値 四分位範囲 件数 中央値 四分位範囲 件数 中央値 四分位範囲 件数 中央値 四分位範囲 件数 中央値 四分位範囲 ( 件 ) (%) ( 日 ) ( 日 ) ( 件 ) (%) ( 日 ) ( 日 ) ( 件 ) (%) ( 日 ) ( 日 ) ( 件 ) (%) ( 日 ) ( 日 ) ( 件 ) (%) ( 日 ) ( 日 ) 整形外科疾患..0 (.0-.0)..0 (.0-.0) 0..0 (.0-0.0) 0.. (0.-.0) 00.0 (.0-.) 内科疾患..0 (.0-.0)..0 (.0-.0)..0 (.0-.0). 0.0 (.-.0) 00.0 (.0-.0) 脳神経外科疾患 0 0.0 - -.0.0 (.0-.0)..0 (.0-.0) 0..0 (.0-0.0) 00 0.0 (.0-.0) その他の診療科疾患..0 (.0-.0).0.0 (.0-.0)..0 (0.0-0.0)..0 (.0-.0) 00.0 (.0-.0) 全体..0 (.0-.0) 0..0 (.0-.0) 0..0 (0.0-0.0)..0 (0.0-.) 00.0 (.0-.0)