Microsoft PowerPoint - 45_モーセ19_民数記⑤_200802

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Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

束の地カナンに入ることが許されなかった 9 死を前にして ヨシュアを後継者に任命し 120 歳でモアブのネボ山で死んだ 10 モーセという人は 地上のだれにもまさって非常に謙遜であった ( 民数記 12:3) 11 自分を しもべとして神の家全体のために忠実でした ( ヘフ ル 3:5) 新約聖書に

創世記5 創世記2章4節b~25

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

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神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

創世記5 創世記2章4節b~25

な声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った ここに上れ この後 必ず起こる事をあなたに示そう (1) ヨハネは 7 つの教会への手紙の啓示を聞いた後 天の御座の幻を見た 1 その後 私は見た とは 時間の流れを示す言葉である (2) 招きの言葉がかかった 1 一つの開いた門があった * ヨ

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

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* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

Ⅱ. 信仰生活の再建 : エズラの指導 (7~10 章 ) 1. エルサレムに到着するエズラ (7~8 章 ) 2. 民の罪を告白するエズラ (9 章 ) 3. 国を清めるエズラ (10 章 ) 結論 : 私たちへの適用 1. 悔い改めの力 2. みことばの力 エズラ記を通して リバイバルの原則につ

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

2

Microsoft Word - ◎中高科

採用活動マニュアル

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 (2) イスラエルの歴史 (12~50 章 ) 1アブラハム (12:1~25:18) 2イサク (25:19~26:35) 3ヤコブ (27:1~36:43) 4ヨセフ (37:1~50:26) 3. 結論 (1) 創世記とキリス

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

2008 年 7 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 6 創世記 6 創世記 2 章 4 節 b~25 エデンの園に置かれた人 イントロ : 1. 前回の復習 : ここまでで創造の 7 日間について学んだ (1) カオスからの創造であった (2) 神は 6

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は


2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

このメッセージは ヨセフとキリストに 起 こったことは 私 たちにも 起 こることを 学 ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ 正 直 な 性 格 (2 節 ) 1.ヨセフは 17 歳 (1)ビルハの 子 ら(ダン ナフタリ) (2)ジルパの 子 ら(ガド アシェル) (3)ヤコブは レア

(1) イゼベル 彼にとっては ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった それどころか彼は シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり 行ってバアルに仕え それを拝んだ (1 列 16:31) 1オムリの子アハブは イゼベルと結婚し バアル礼拝をイスラエルに導入した 2 預言者

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

ヘブル人への手紙1章

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

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2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

Heb 11:23 信仰によって モーセは生まれてから 両親によって三か月の間隠されていました 彼らはその子の美しいのを見たからです 彼らは王の命令をも恐れませんでした (1) この節は モーセの信仰ではなく モーセの両親の信仰を記録している 1 彼らは その子の美しいのを見た * ギリシア語で ア

に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか (1) ここで場面は 地から天に移行する 1 大患難時代を通して継続している状況の描写である (2) ヨハネは キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た 1 彼らは 祭壇の下にいた 2 旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたこと

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

1:14 ことばは人となって 私たちの間に住まわれた 私たちはこの方の栄光を見た 父のみもとから来られた ひとり子としての栄光である この方は恵みとまことに満ちておられた 今日はこの後 神が人となってくださったことについて考えたいと思いますが まずこの聖句にある 住まわ れた について ご一緒に考え

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

ヨハネの手紙講解 神のあかし ヨハネの手紙第一 5:1~21 1. 油注がれた者 新改訳改訂第 3 版 Ⅰヨハネ 5:1 イエスがキリストであると信じる者はだれでも 神によって生まれたのです 生んでくださった方を愛する者はだれでも その方によって生まれた者をも愛します イエスがキリストであると信じる

2009 年 1 月 25 日 ( 日 ) 26 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 30 創世記 30 創世記 19 章 1 節 ~38 節 ソドムとゴモラの滅び イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 神はアブラムを選び 彼とその子孫を通して全人類を救おうとされた (2) それが

牧会の祈り

牧会の祈り

2016 年 10 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 7 回 フィラデルフィアの教会 フィラデルフィアにある教会 黙 3:7~13 1. はじめに (1) 黙示録の 3 区分 1 黙 1:19 は 黙示録を 3 区分している Rev 1:19 そこで あなたの見た事 今ある事 この後に起こ

Joshua Chapter 3-4 “God’s people move forward by FAITH

(2) ダビデの最後の言葉 (23:1~7) サムエル記第二を通して ダビデの生涯の意味について考える Ⅰ. 権威ある座に上るダビデ (1~10 章 ) 1. サウルとヨナタンの死 (1:1~27) (1) 主によって開かれた扉 1 試練の中にありながら ダビデはすべての状況を主に委ねていた 2 彼

ヨハネの福音書講解 ヨハネの福音 ヨハネの福音書 21:15~25 1. 愛する 新改訳改訂第 3 版 ヨハネ 21:15 彼らが食事を済ませたとき イエスはシモン ペテロに言われた ヨハネの子シモン あなたは この人たち以上に わたしを愛しますか ペテロはイエスに言った はい 主よ 私があなたを愛

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また

ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

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2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

ヘブル人への手紙 11 章 1-16 節 信仰とは 1A 信仰のあかし 1-7 1B 信仰の説明 1-3 1C 望んでいることがらの実体 1 2C 称賛 2 3C 神の創造 3 2B 信仰の足跡 4-7 1C アベル - 良いささげ物 4 2C エノク - 神を喜ばす歩み 5-6 3C ノア - 神

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

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24:24 それで わたしたちの仲間が数人 墓に行って見ますと 果して女たちが言ったとおりで イエスは見当りませんでした 24:25 そこでイエスが言われた ああ 愚かで心のにぶいため 預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ 24:26 キリストは必ず これらの苦難を受けて その栄光に入

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2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

出エジプト記 28 章 執り成す祭司 1A 装束の聖別 1-5 2A エポデ B 撚り糸で織られた亜麻布 6-8 2B 肩当て A 胸当て B 十二の宝石 B 金の鎖 A 青服 A 被り物 A 長服 39-

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

(3) 彼が得たすべての財産 ( ヤコブは商人でもあった ) (4) 自分自身のものとした家畜 2. 行先は カナンの地にいる父イサクのところ 3. 状況 (1) そのとき ラバンは自分の羊の毛を刈るために出ていたので 1つまり ラバンはその近辺にはいなかった (2) ラケルは父の所有のテラフィムを

* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

<4D F736F F D2088D9964D906C834E838A CC90B382B582A297A782BF88CA9275>

B2 神はどのようなお方か 1Chro.29:10-12 Dt.10:12-13 Ps.95:1-7 B3 イエス キリストはどのようなお方か John.14:8-10 Mk.6:31-56 John.10:30-33 Heb.2: John.4:2-3 2John.7-10 B4 三位

1イエスがバプテスマを受けたとき 天が開かれて聖霊が鳩のように下った 2ここでは 天が開かれて再臨のメシアが地に下ってこられる 3 黙 4:1 では ヨハネを招くために天が開かれた 4ここでは キリストが地に下るために天が開いた (2) 白い馬に乗った方 1ローマ軍の将軍は 白い馬に乗った 2 再臨

5. 章節は後代に付加せられたもので 聖書記述者の考えや霊感は反映されていな いので注意が必要 Ⅰ イエスによる預言 (42~46) 1. マタイ 21:42 は詩篇 118:22 預言からの引用 家を建てる者たちの見捨てた石 それが礎の石になった これは主のなさったことだ 私たちの目には 不思議な

一人だったと伝統的に語り継がれている ) 二人には約束の相続人である ボアズという息子がいた ラハブは外国人の売春婦であったが 信仰によって 神聖な約束の系図の中に用いられた ルツ : マタイの福音書 1:5( ルツ 4:8-22) ルツもまた モアブ人の若い女 つまり外国人であった ユダヤ人の夫が

ミドラーシュ(4月27日)

創世記アウトライン3表1

このメッセージは ヨセフが兄たちを見ている目を通して キリストが私たちをご覧になって いる目を学ぼうとするものである Ⅰ. 第一のテスト 1. ヤコブの決断 (1) 激しい飢饉がやって来たので 10 人の息子たちをエジプトに送る (2) ベニヤミンは残す 1 わざわいが彼にふりかかるといけない 2

黙示録 5 章 世界の巻き物 1A 封印を解くにふさわしい方 1-7 1B どこにもいない ふさわしい者 1-4 2B 勝利を得た小羊 5-7 2A 小羊への礼拝 B 血潮によって贖われた者たち B 無数の御使いと全被造物 本文 5 章を今晩は学びます 私たちは

07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

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受け継がれる約束 民数記 26~30 章 新しい世代 二度目の人口調査

今日のアウトライン 0. ふりかえり Ⅰ. 2 回目の人口調査 26 章 Ⅱ. 女性の相続規定 27 章ヨシュアの任命 Ⅲ. ささげ物の規定 28~29 章 Ⅳ. 女性の誓願規定 30 章 Ⅴ. まとめと適用私たちの救いはどこに? 待ち望むべき唯一の方

アブラハム契約とは? 聖書全体を貫く 大原則 神の世界回復と人類救済計画の柱 三つの主な条項 1 子孫の約束 2 土地の約束 3 祝福 ( 地上の諸民族の祝福 ) の約束 付帯条項 祝福と呪い イスラエルの生存保証 しるし 割礼

恵み 1 土地の約束 ユダヤ人 2 子孫の約束 3 祝福の約束 アブラハム契約 異邦人 諸民族への祝福と呪い

無垢の時代 良心の時代 人類統治の時代 約束の時代 律法の時代 恵みの時代 御国の時代 天地創造 1 エデン契約 堕罪 ~ 大洪水 バベルの塔事件 2 アダム契約 3 ノア契約 アブラハム ~ ヤコブ イスラエル王国時代メシア初臨 聖霊降臨世界宣教メシア再臨 千年王国大審判新天新地 4 アブラハム契約 5 モーセ契約 6 土地の契約 7ダビデ契約 8 新しい契約過去現在未来

モーセの律法十戒とは? モーセの律法 ( モーセ契約 シナイ契約 ) シナイ山で イスラエルと結ばれた契約 十戒 がその中心 全部で 613 の条項 ( 出 20:1~ 申 28:68) モーセの律法の七つの特徴 1 救いの方法ではない 2 神が聖であることを示す 3 旧約時代の聖徒たちの行動基準である 4 人の罪を示す 5 人にもっと罪をおかさせる力となる 6 人を信仰へと導く 7 今現在は すでに役目を終えた

異邦人の時イスラエルの歩みアブラハム契約モーセ契約土地の契約ダビデ契約新しい契約出エジプト カナン定着 士師時代 王国時代 南北分裂 荒野の四〇年 北イスラエル滅亡バビロン捕囚帰還 再建 中間時代 エルサレム陥落 千年王国 族長時代 前 950 前 722 前 587 前 538 70 メシア初臨メシア再臨前 1290 エジプトでの四〇〇年 大患難時代

カナンシナイ半島 ジプト イスラエルの荒野の歩み エジプト シナイ山まで シナイ山での律法授与 1 一度目 40 日間 2 金の子牛事件 3 二度目 40 日間 幕屋建設 ( 律法の学び?!) 点呼 出発実践的訓練!! 3 ヶ月 出エジプト 3ヶ月 6ヶ月 ビ記民 シナイ山

ゲルションモーセアロンケハテ イスラエル全部族の隊列 北 157,600 人 ダン 62,700 アシェル 41,500 ナフタリ 53,400 ベニヤミン 35,400 メラリ ユダ 74,600 西 マナセ 32,200 幕屋 イッサカル 54,400 東 エフライム 40,500 ゼブルン 57,400 186,400 人 108,100 人 ガド 45,650 シメオン 54,300 南 ルベン 46,500 151,450 人 レアの子 レア ( ジルパ ) の子 ラケルの子 ラケル ( ビルハ ) の子

進軍を始めたイスラエル ナフタリアシェル ダンベニヤミンマナセ エフライム ケハテ ユダイッサカルゼブルンゲルションメラリ ルベンシメオンガド

荒野の 40 年 カデシュ バルネア事件イスラエルは 神に反逆し その世代の者は 荒野で死に絶えることとなった エジプトから約束の地まで 歩いて 10 日ほどの距離をイスラエルは 40 年放浪した ヨルダン川の東まで イスラエルはやってきた エジプトカデシュバルネア エドムアカバ湾シナイ半島 カナンシナイ山 バシャン アモリ モアブ

Ⅰ.2 回目の人口調査民数記 26 章

第 2 回の人口調査 民 26:1~3 この主の罰の後 * のことであった 主 はモーセと祭司アロンの子エルアザルに告げられた 26:2 イスラエルの全会衆について 一族ごとに 二十歳以上で イスラエルで戦に出ることができる者すべての頭数を調べなさい 26:3 そこでモーセと祭司エルアザルは エリコをのぞむヨルダン川のほとりのモアブの草原で 彼らに告げた *2 万 4 千人が討たれたバアル ペオル事件が 旧世代への最後の裁きとなった 交代した新世代に対しての 40 年ぶりの人口調査

スラエルの人口調査12マナセ 32,200 人イ第 1 回 1ユダ 74,600 人 2ダン 62,700 人 3シメオン 59,300 人 4ゼブルン 57,400 人 5イッサカル 54,400 人 6ナフタリ 53,400 人 7ルベン 46,500 人 8ガド 45,650 人 9アシェル 41,500 人 10エフライム 40,500 人 11ベニヤミン 35,400 人 第 2 回 1ユダ 76,500 人 +1900 2ダン 64,400 人 +1700 3イッサカル 2up 64,300 人 +9900 4ゼブルン 60,500 人 +3100 5アシェル 4up 53,400 人 +11900 6マナセ 6up 52,700 人 +20500 7ナフタリ 1down 45,400 人 -8000 8ベニヤミン 3up 45,600 人 +10200 9ルベン 2down 43,730 人 -2770 10ガド 2down 40,500 人 -5150 11エフライム 1down 32,500 人 -8000 9down 12シメオン 22,200 人 -37100

人口の増減の背景は?7ナフタリ 1down 45,400 人 -8000 第 2 回人口調査 1ユダ 76,500 人 +1900 メシアの系譜 カレブを輩出 2ダン 64,400 人 +1700 3イッサカル 2up 64,300 人 +9900 4ゼブルン 60,500 人 +3100 5アシェル 4up 53,400 人 +11900 6マナセ 6up 52,700 人 +20500 長子権 8ベニヤミン 3up 45,600 人 +10200 9ルベン 2down 43,730 人 -2770 コラ事件に共謀 ( 民 16 章 ) 10ガド 2down 40,500 人 -5150 11エフライム 1down 32,500 人 -8000 長子権 ヨシュアが出たけど 12シメオン 9down 22,200 人 -37100 バアル ペオル事件 ( 民 25 章 )

相続地に関する主の命令 民 26:53~56 各部族の人数は ヤコブの 12 人の息子に端を発し その後の神への従順度が さらに反映されたもの 各部族は 登録人数に応じた広さの土地を得た ただし その地はくじで割り当てられ * 彼らの父祖の部族の名にしたがって受け継がれなければならない * くじ 神ご自身が割り当てされるということ

レビ族の登録 民数記 3~4 章 民数記 26 章 ゲルション族 リブニシムイアムラム モーセアロン 幕の運搬 祭司の系譜 エルアザル レビ人 22,000 人 生後 1ヶ月以上 ケハテ族 イツハルヘブロンウジエル 祭具の運搬 23,000 人 メラリ族 マフリムシ 板 台座の運搬

荒野の 40 年の総括 民 26:63~65 しかし この中には シナイの荒野でモーセと祭司アロンがイスラエルの子らを登録したときに登録された者は 一人もいなかった それは 主 がかつて彼らについて 彼らは必ず荒野で死ぬ と言われたからである 彼らのうち ただエフンネの子カレブとヌンの子ヨシュアのほかには だれも残っていなかった 信仰者カレブは 主を信じたすべての信者の型 ( 影 ) 主の忠実な僕ヨシュアは 来たるべきメシアの型 ( 影 ) ヨシュアイェシュア ( 主は救い ) イエス

Ⅱ. 女性の相続規定ヨシュアの任命 民数記 27 章

ツェロフハデの娘たちの訴え 民 27:1~4 ヨセフ マナセ族のツェロフハデの 5 人の娘たちの訴え 27:3~4 私たちの父は荒野で死にました 父は コラの仲間と一緒になって 主 に逆らったあの仲間たちには加わらず 自分の罪過によって死んだのです しかし 父には息子がいませんでした 27:4 息子がいなかったからといって なぜ私たちの父の名がその氏族の間から削られるのでしょうか 私たちにも 父の兄弟たちの間で所有地を与えてください 相続地の恵みにも 守り続ける義務にも 与れない!! 切迫した状況で 娘たちは率直に訴え出た

息子がいない場合の相続の規定 民 27:5~11 そこでモーセは 彼女たちの訴えを 主 の前に差し出した 主の答えは 娘たちに相続地を与えよ 息子がいない場合の相続の順番が定められた ➊ 息子がいなければ 娘に ➋ 娘もいなければ 亡父の兄弟に ➌ 亡父の兄弟もいなければ 亡父の父の兄弟に ➍ 亡父の父の兄弟もいなければ 最も近い血縁に この律法の規定が忠実に実行されているのが ルツ記 ナオミの夫エリメレクの相続地を ➍ 最も近い血縁のボアズが継いだ

モーセへの主の宣告 民 27:12~14 主 はモーセに言われた このアバリム山に登り わたしがイスラエルの子らに与えた地を見よ それを見て あなたもまた あなたの兄弟アロンが加えられたのと同じように 自分の民に加えられる ツィンの荒野で会衆が争ったとき あなたがたがわたしの命令に逆らい 彼らの見ている前で あの水のところで わたしが聖であることを現さなかったからである これはツィンの荒野のメリバテ カデシュの水のことである 一度の不信仰により 約束の地への道は閉ざされた

モーセの願い 民 27:15~17 モーセは 主 に言った すべての肉なるものの霊をつかさどる神 主 よ 一人の人を会衆の上に定め 彼が 彼らに先立って出て行き 先立って入り また彼らを導き出し 導き入れるようにしてください 主 の会衆を 羊飼いのいない羊の群れのようにしないでください モーセが憂い 願っているのは 会衆のこと 最も謙遜な者モーセの イスラエルへの深い愛情 指導者に何より求められるのは 導く民への愛 指導者の最大の使命は 次の指導者の育成

神が選んだ後継者 民 27:18~20 主 はモーセに言われた あなたは 神の霊の宿っている人 ヌンの子ヨシュアを連れて来て あなたの手を彼の上に置け 彼を祭司エルアザルの前に また全会衆の前に立たせ 彼らの目の前で彼を任命せよ あなたは 自分の権威を彼に分け与え イスラエルの全会衆を彼に聞き従わせよ 律法のこの時代 神の霊 ( 聖霊 ) は 神の定めた時 神ご自身が選んだ者に 降り 宿った 神が ヨシュアを モーセの後継者に選んだということ

ヨシュアの任命 民 27:21~23 彼は祭司エルアザルの前に立ち エルアザルは 主 の前で ウリムによるさばき * を自分のために伺わなければならない ヨシュアと彼とともにいるイスラエルの子らのすべての者 すなわち全会衆は エルアザルの命令によって出 また 彼の命令によって入らなければならない モーセは 主 が命じられたとおりに行った ヨシュアを連れて来て 彼を祭司エルアザルと全会衆の前に立たせ 自分の手を彼の上に置いて 主 がモーセを通して告げられたとおりに任命した * 大祭司の肩当ての二つの石を用いた神託のこと ヨシュアの権威は モーセに及ぶものではない

Ⅲ. ささげ物の規定民数記 28~29 章

ささげ物についての命令 民 28:1 ~2 主 はモーセに告げられた イスラエルの子らに命じて彼らに言え あなたがたは わたしのための食物 わたしへのささげ物を わたしへの食物のささげ物 芳ばしい香りとして 定められた時に確実にわたしに献げなければならない 新世代のために ささげ物の規定が再度告げられる ささげものと 個々の礼拝 例祭が関連して説明 ささげ物について重要なのは 定められたものを 定められた時にささげるということ それは 主の御心にかなったささげ物なのか?

ささげ物 ( 小麦 483l) ( 小麦 64.4l) ( 小麦 450.8l) 罪のきよめ 雄ヤギ7 匹 毎日 ( 常供のささげ物 ) 傷のない雄の子羊 2 匹 朝に 1 匹 夕に 1 匹 これが基本!! +α が下記 1 匹ごとに 小麦粉 4.6l( オリーブ油 950 ml ) 安息日傷のない雄の子羊 2 匹 朝に 1 匹 夕に 1 匹 1 匹ごとに 小麦粉 4.6l( オリーブ油 950 ml ) 新月祭 ( 月の最初 ) 若い雄牛 2 頭 雄羊 1 匹 傷のない一歳の雄の子羊 7 匹 ( 小麦 6.9l, ワイン 11.5l) ( 小麦 4.6l, ワイン 7.6l) ( 小麦 2.3l, ワイン 5.6l) 過越祭 過越のいけにえ 傷のない一歳の雄の子羊 もしくは 子ヤギ 除酵祭若い雄牛 2 頭 雄羊 1 匹 傷のない一歳の雄の子羊 7 匹 ( 小麦 6.9l) ( 小麦 4.6l) ( 小麦 2.3l) 五旬祭 (7 日間毎日 ) 若い雄牛 2 頭 雄羊 1 匹 傷のない一歳の雄の子羊 7 匹 ( 小麦 6.9l) ( 小麦 4.6l) ( 小麦 2.3l) 民自身の宥め 雄ヤギ 1 匹 ラッパの祭り若い雄牛 2 頭 雄羊 1 匹 傷のない一歳の雄の子羊 7 匹 ( 小麦 6.9l) ( 小麦 4.6l) ( 小麦 2.3l) 民自身の宥め 雄ヤギ 1 匹 贖罪日若い雄牛 2 頭 雄羊 1 匹 傷のない一歳の雄の子羊 7 匹 ( 小麦 6.9l) ( 小麦 4.6l) ( 小麦 2.3l) 民自身の宥め 雄ヤギ 1 匹 仮庵祭 (7 日間合計 ) 若い雄牛 70 頭 雄羊 14 匹 傷のない一歳の雄の子羊 196 匹

50 日イスラエルの祭りとメシアの生涯 祭りの名称レビ記月日太陽暦メシアの生涯 1 過越の祭り 23:5 第一の月 ( ニサン ) 14 日 3~4 月受難 春の祭り メシアの初臨 2 種なしパンの祭り ( 除酵祭 ) 3 初穂の祭り 23:10~ 14 4 五旬節の祭り ( ペンテコステ ) 23:6~8 第一の月 15~21 日 (7 日間 ) 23:15~ 21 第一の月 第三の月 ( シワン ) 除酵祭の安息日翌日 初穂祭の 50 日後 3~4 月 3~4 月 5~6 月 贖罪 復活 聖霊降臨 夏期中間期 23:22 世界宣教 ( 教会時代 ) 秋の祭り 5 ラッパの祭り 23:24~ 25 6 贖罪の日 ( ヨムキプール ) 23:27~ 32 第七の月 ( ティシュリ ) 第一日目 ( 新月の日 ) 9~10 月 携挙 ( 空中再臨 ) 第七の月 10 日 9~10 月大艱難時代 間14 日間4 ヶ月 メシアの再臨 7 仮庵の祭り 23:34~ 43 第七の月 15 日 9~10 月 千年王国 ( 再臨 ) さて 過越の祭りといわれる 種なしパンの祝いが近づいていた ルカ 22:1

際だって特徴的な二つの例祭のささげ物 過越祭傷のない一歳の子羊 受難のメシアを示す 仮庵祭 (7 日間合計 ) 若い雄牛 70 頭 雄羊 14 匹 一歳の雄の子羊 196 匹 ( 小麦 483l) ( 小麦 64.4l) ( 小麦 450.8l) 罪のきよめのための雄ヤギ 7 匹 膨大なささげ物は 千年王国を示すもの!! 千年王国においても ささげ物がささげられる ( エゼキエル 40,42~46 章 )

もっとも重要なささげ物の原則 民数記 29:40 モーセは 主 がモーセに命じられたとおりを Ⅲ. バラムの罠民数記 25 章イスラエルの子らに告げた 律法の時代のささげ物で 一番重要なのことは? 主が命じられた通りに ささげること!! モーセは 決して なぜ? とは 問わなかっただろう ささげ物を通して 求められるのは 主への従順!!

Ⅳ. 女性の誓願規定民数記 30 章

誓願の原則 民数記 30:1~2 モーセはイスラエルの諸部族のかしらたちに告げた これは 主 が命じられたことである 男が 主 に誓願 * をするか あるいは 物断ちをしようと誓う場合には 自分のことばを破ってはならない すべて自分の口から出たとおりのことを実行しなければならない * 神への誓願とは ささげ物を伴う神への約束のこと 誓願の原則 ➊ 個人の自由意志で行う ➋ 軽々しくしてはならない ( 箴言 20:25) ➌ 守らなければならない ( 申命記 23:21) ➍ 公に宣言しなければならない ( 申命記 23:23)

誓願の原則 民数記 30:1~2 モーセはイスラエルの諸部族のかしらたちに告げた これは 主 が命じられたことである 男が 主 に誓願をするか あるいは 物断ちをしようと誓う場合には 自分のことばを破ってはならない すべて自分の口から出たとおりのことを実行しなければならない 律法の契約の主体は イスラエルの成人男子 最初の契約は 神がアダムと結んだもの 律法の土台は 神がアブラハムと結んだ契約 神と誓願した男は それを守る責任がある!! 聖書の求める父性は 神との約束に基づくもの 約束に基づく秩序の模範こそ 聖書的父性

女性の誓願の場合 民数記 この規約は カナン定住後の豊かな生活が前提 女性の誓願に関する原則 ➊ 女性も 誓願ができた ➋ 家長の承認が必要だった 未婚の娘は 父の承認 妻は 夫の承認 ➌ 家長の承認が得られないなら 取り消された ➍ やもめや離婚した女性 独り身になった成人女性は 家長の承認を経なくとも その誓願は有効 律法において 女性に契約の当事者としての直接の責任はなかった 家長には 律法に従うことが厳格に求められた

Ⅴ. まとめと適用 私たちの救いはどこに? 待ち望むべき 唯一の方

モーセの死が教えてくれる私たちの希望 カデシュ メリバでの一度の過ちにより モーセは 約束の地を拒まれた モーセですら 約束の地に入れないなら 一体誰が? ヨシュアが示す 救い主イエスが 信じた者に 神の国を約束される カレブが示す 主を信じ 救われた者となるよう 求められている メシアが 救いのみ業を成し遂げられた 今の時代に信じるべきことは 主イエス キリストは 私の罪のために十字架にかけられ 死んで葬られ 復活した この福音を信じること 主イエスは 生きておられ 信頼を寄せる者を救うことができる

偉大な指導者モーセと後継者ヨシュアに学ぶこと 後にも先にも モーセのような預言者は現れなかった ヨシュアは指導者となったが 神の言葉は大祭司エリアザルが受けた 偉大な指導者の後継は難しい 誰も 同じことはできない でも クリスチャンは 何も悩む必要はない 主が助けてくださるから 一つの時代を拓く 大きな働きを担わされる信仰の先導者がいる 後に続く者が 同じ働き 奉仕を担う必要はない 私たちの奉仕の源泉は 聖霊の賜物 その現れは 一人一人異なる 主に聞き従い 自分に今できることを 地道に積み重ねていこう

主が担わせてくださっている 自分の働きを見つけよう!! 信仰者は 果てのない自分探しなど する必要はない 答えは すべて すでに 聖書に記されているから 聖書全体を一つの生きた神の教えとして学んでいこう 聖書の適用とは 出会わされたその人に どう伝えるかということ そして 地域教会という共同体の中で 具体的な働きを担っていくこと モーセもヨシュアも 働きの中で 成長させられていった 小さな一歩で十分だから 今日から 具体的に 動きだそう あなたが置かれたその場所で なすべきことが必ずある!!

天のお父さま わたしは 御子 ( みこ ) イエス キリストが 1 わたしの罪 ( つみ ) を贖 ( あがな ) うために十字架で死に 2 墓 ( はか ) に葬 ( ほうむ ) られ 3 三日目に復活 ( ふっかつ ) したこと を信 ( しん ) じます 律法 ( りっぽう ) が示 ( しめ ) すメシアは来 ( こ ) られ み業 ( わざ ) をなしとげられました キリストの体 ( からだ ) なる教会 ( きょうかい ) で 心 ( こころ ) からの奉仕 ( ほうし ) にあたらせてください ますます喜 ( よろこ ) んで御言葉 ( みことば ) を学 ( まな ) び 福音 ( ふくいん ) を告 ( つ ) げ知 ( し ) らせていくことができますように 主 ( しゅ ) イエス キリストの御名 ( みな ) によって祈ります アーメン