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(4) 薬剤耐性菌の特性解析に関する研究薬剤耐性菌の特性解析に関する知見を収集するため 以下の研究を実施する 1 家畜への抗菌性物質の使用と耐性菌の出現に明確な関連性がない家畜集団における薬剤耐性菌の出現又はこれが維持されるメカニズムについての研究 2 食品中における薬剤耐性菌の生残性や増殖性等の生

6/10~6/16 今週前週今週前週 インフルエンザ 2 10 ヘルパンギーナ RS ウイルス感染症 1 0 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 8 10 咽頭結膜熱 急性出血性結膜炎 0 0 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 流行性角結膜炎 ( はやり目 )

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4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

(*) ノロウイルス : 冬期に流行する人の感染性胃腸炎の原因ウィルスで 調理従事者がノロウイルスに感染していた場合に その人を介してノロウイルスに汚染された食品を食べたり または汚染されていた二枚貝を 生あるいは十分に加熱調理しないで食べることにより食中毒を起こす ( イ ) サルモネラ * 食中

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平成 28 年 5 月分 米小麦粉牛乳 学校給食センター 平田学校給食センター 佐田学校給食センター 多伎学校給食センター 湖陵学校給食センター 斐川学校給食センター 野菜 きのこ いも 類 キャベツ 石見 熊本 愛知 熊本 愛知 鳥取 熊本 宮崎 愛知 きゅうり 宮崎 大根 大分 熊本 長崎 大分

目次 1. 実施期間 1 ページ 2. 実施範囲 1 ページ 3. 実施体制と関係機関との連携 1 ページ 4. 監視指導対象業種と監視数 1 ページ 5. 監視時の指導事項 1 ページ 6. 重点的に実施した監視指導事項 1 ページ 7. 継続的に実施した監視指導事項 2 ページ 8. 食品の収去

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野菜品目別 別 別取扱高 (2) 山 口 1,964 1,210, ,964 1,210, 熊 本 12,166 7,980, ,269 2,720, ,435 10,700, 計 12,166 7,980,

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緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾

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学校給食使用の産地について 市田小学校 熊谷産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉県産小麦粉 輸入小麦粉 きな粉 とうもろこし しいたけ 大分 宮崎 熊本 きゅうり 秋田 キャベツ ごま パラグアイグアテマラ もやし ( フ ラックマッヘ ) こまつな 九州 にんじん 千葉 青森 とうもろこし アメリカ

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埋立てた一般廃棄物の種類及び数量の記録 ( 平成 30 年度 ) 最終処分場名 : 第二処分場 単位 : トン 種 類 数量 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 搬入量一般廃棄物焼却灰 1, , , 合計

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野菜品目別 別 別取扱高 (2) 愛 媛 187 7, , 高 知 , , , 福 岡 20,050 7,163, , , ,734 7

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平成 27 年 3 月 4 日農林水産省消費 安全局 平成 27 年度食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス モニタリング年次計画 1. 基本的な考え方食品安全行政にリスクアナリシスが導入され 科学に基づいた行政の推進が必要となっています このため 農林水産省は 食品の安全性

主食 平成 26 年 パン 麺 9 月分 熊谷市産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉 豆類きな粉大豆 もやし ( フ ラックマッヘ ) ブロッコリーエクアドル じゃがいも枝豆 にんじんこまつな九州 玉ねぎほうれんそう宮崎 にらとうもろこし ごぼうしそ中国静岡 ピーマン温州みかん佐賀長崎 大根青森 きゅ

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1 施設設備の衛生管理 1-1 食品取扱室の清掃及び保守点検 < 認証基準 > 床 内壁 天井 窓 照明器具 換気扇 手洗い設備及び排水溝の清掃手順 保守点検方法が定められていること 床及び排水溝の清掃は1 日に1 回以上 その他の清掃はそれぞれ清掃の頻度の記載があること 保守点検頻度の記載があるこ

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様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 船見処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 放流水槽 試料採取年月日 H H H H H 測定結果の得られた年月日 H H H30.6.6

3-2 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値流行状況の年次推移を 全国的な状況と比較するため 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値について解析した ( 図 2) 全国的には 調査期間の定点あたり患者報告数の年平均値は その年次推移にやや増減があるものの大きな変動は認められなかった 札

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熊本県感染症情報 ( 第 14 週 ) 県内 165 観測医の患者数 (4 月 4 日 ~4 月 10 日 ) 今週前週今週前週 インフルエンザ 百日咳 0 0 RS ウイルス感染症 10 8 ヘルパンギーナ 6 5 咽頭結膜熱 A 群溶血性連鎖球菌咽頭炎 感染性胃腸炎

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様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 守山南部処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 調整槽放流水試料採取口 試料採取年月日 H H H H H H 測定結果の得られた年月日 H30.5.7

平成15年度マーケットバスケット方式による安息香酸、ソルビン酸、プロピオン酸、

施設名施設住所項目一般埋め立てた廃棄物廃棄物 (ton) 擁壁の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 遮水工の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 周縁地下水の水質検査結果 斜里町清掃センター最終処分場斜里町以久科北 破砕ごみ 内容 生ごみ残差 合計 点検を行った年月日

北清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7 4

今週前週今週前週 2/18~2/24 インフルエンザ ヘルパンギーナ 4 4 RS ウイルス感染症 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 7 4 咽頭結膜熱 急性出血性結膜炎 0 0 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 流行性角結膜炎 ( はやり目

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2016 年度分 水 道 名美唄市水道課 浄水場名 浄水方法急速ろ過検査機関名 原水水質 桂沢水道企業団 美唄浄水場 水源名石狩川水系美唄ダム水源種別表流水 ( ダム直接 ) 番 号 項目名基準値最高値最小値平均値測定回数 [ 基準項目 ] 1 一般細菌 100/ml 以下

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平成 25 年 8 月号目次 トピックス 横浜市における 2012/2013 シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 1 平成 24 年度薬事検査について 5 感染症発生動向調査 感染症発生動向調査委員会報告平成 25 年 7 月 6 情報提供 衛生研究所 WEB ページ情報 ( 平成 25

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熊谷市キヌヒカリ県小麦粉 輸入小麦粉 豆類大豆秋田 キャベツ神奈川こまつな宮崎 にんじんえのきたけ長野 きゅうりブロッコリーエクアドル愛知 りんごたけのこ 熊谷ごまパラグアイグアテマラボリビア にんにくグリンピースニュージーランド しょうがいよかん愛媛 大根神奈川山形れんこん 玉カリフラワーエクアド

BSL4の稼働合意について

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4 月 17 日 4 医療制度 2( 医療計画 ) GIO: 医療計画 地域連携 へき地医療について理解する SBO: 1. 医療計画について説明できる 2. 医療圏と基準病床数について説明できる 3. 在宅医療と地域連携について説明できる 4. 救急医療体制について説明できる 5. へき地医療につ

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熊本県感染症情報 ( 第 31 週 ) 県内 170 観測医の患者数 (7 月 28 日 ~8 月 3 日 ) 今週前週今週前週 インフルエンザ 0 1 百日咳 0 0 RS ウイルス感染症 7 0 ヘルパンギーナ 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

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生活科学部 生活科学部の主要業務は, 公衆衛生情報の解析提供, 環境衛生 食品衛生に関する試験, 調査研究であり, 疫学情報関連業務, 環境衛生関連業務及び食品化学関連業務に大別される 疫学情報関連業務では, 公衆衛生情報の解析提供に関する業務を実施している 環境衛生関連業務では, 水道法に基づく飲料水試験, 環境衛生関係の法令等に基づくプール水 浴場水等の環境水質試験, 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律に基づく家庭用品試験, 食品衛生法に基づく器具及び容器包装等の各種試験, 医薬品, 医療機器等の品質, 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 旧薬事法 ) に基づく医薬品成分試験並びに調査研究を実施している 食品化学関連業務では, 食品衛生法に基づく食品等の理化学試験, 食品の成分規格及び食品中の食品添加物試験, さらに食品中の有害化学物質 ( 残留農薬, 動物用医薬品, 重金属等 ) の各種試験並びに調査研究を実施している さらに当部では, 衛生研究所の庶務に関する事務も併せて行っている 1 疫学情報関連業務公衆衛生情報の有効な活用を図るため, 情報の収集及び解析提供に関する業務を行った (1) 衛生研究所情報管理システムの管理運営衛生研究所情報管理システムでは, 所が保有する文献等のデータベースを管理する文献情報検索システム, 所内の薬品の在庫を管理する薬品管理システムを開発し, 管理運用している (2) 公衆衛生情報の解析提供ア文献等の提供報道機関, 医療機関, 出版社, 大学等の庁外機関, 庁内関係部局等からの依頼により, 各種文献, 感染症情報, 微生物の電子顕微鏡写真等の提供 (91 件 ) を行った イ広島市衛生研究所年報の刊行平成 26 年度における当所の事業概要と調査研究等を収録した 広島市衛生研究所年報第 34 号 ( 平成 26 年度 ) (A4 300 部 ) を刊行し, 全国の試験研究機関及び庁外関係機関等に配付した ウ衛生研究所夏休み体験教室の開催小学生とその保護者を対象として, 衛生研究所 の施設を活用した学習プログラムを提供し, 市民に衛生研究所の業務を知ってもらうとともに, こどもたちには身近なものを使った実験を通して科学に興味を持ってもらうこと及び市民の生活衛生意識の向上に寄与することを目的に, 体験教室を平成 27 年 7 月 26 日に開催した 小学校の4~6 年生とその保護者 44 人が参加した 主な内容は次のとおり ( ア ) ビタミンCや遺伝子組換え食品の検査 ( 担当 : 生活科学部 ) 遺伝子組換え大豆と組換えではない大豆を見分ける検査を行った うがい薬を使って, いろいろな食べ物や飲み物に含まれるビタミンCを調べ, ビタミンCについて学んだ ( イ ) 身近な細菌の観察と手洗い実習 ( 担当 : 生物科学部 ) 乳酸菌と納豆菌を染めて顕微鏡で観察した 汚れが光る機械を使って洗い残した部分を確認しながら, 正しい手の洗い方を学んだ ( ウ ) 液体の性質 ( 酸性 アルカリ性 ) を調べる ( 担当 : 環境科学部 ) 身の周りの液体のpHを調べる実験を行った クエン酸と銅 コンクリートの反応実験を行い, 酸性雨について学んだ エ電子メール等を利用した情報提供ホームページに新規掲載した情報の紹介と, 最新の感染症情報を提供するため, 教育委員会, 医師会, 保健センター, 地方衛生環境研究所等庁内外の関係部署及び関係機関等に, 電子メールを用いた情報配信 (128 機関 :4 回配信 ) を行うなど, 感染症情報等 ( 延 220 機関 :7,755 件 ) の提供を行った オ衛生研究所ホームページの運営衛生研究所ホームページを管理 運営し, 広く市民等に情報発信を行った 表 1に衛生研究所ホームページの管理状況を, 表 2に新規掲載 更新した主なトピックスを, 表 3にアクセス数の多かったページを示した なお, 衛生研究所ホームページの年間アクセス数は607,962 件であった (3) 各種照会等に係る連絡調整地方衛生研究所, 地方環境研究所など関係機関からの研究所運営等に関する各種照会, 調査依頼などの窓口として所内各部の連絡, 調整等の対応を行った

表 1 衛生研究所ホームページの管理状況 平成 28 年 3 月現在 内 容 件数 総ページ (HTML ファイル ) 数 711 更新 HTML ファイル数 5,057 グラフ,PDF 等更新ファイル数 15,207 衛生研究所トップページ http://www.city.hiroshima.lg.jp/eiken/main.html 表 2 新規掲載 更新した主なトピックス掲載年月ページタイトル等 H27. 6 広島市内の河川水中の洗剤残存調査 H27. 8 広島県立広島井口高等学校の生徒さんが職場訪問に来られました (2015 年 )* H27. 8 目で見るバイキン ( ウイルス 細菌 ) 電子顕微鏡写真集 H27. 8 第 7 回衛生研究所夏休み体験教室の開催結果 * H27.10 広島市の大気 ~ 有害大気物質モニタリングの現状 2015~ H28. 2 ジカウイルス感染症 ( ジカ熱 )* H28. 2 カンピロバクター下痢症 ( 食中毒 ) H28. 2 身のまわりの化学物質 -ホルムアルデヒド-* *: 新規掲載 表 3 アクセス数の多かったページ ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月,HTMLファイルのみ) 順位 ページタイトル等 アクセス数 1 消毒液の作り方と使用上の注意 ( 次 148,772 亜塩素酸ナトリウム ) 2 インフルエンザ最新情報 28,321 3 広島市におけるインフルエンザ様 27,229 疾患による学級閉鎖等の発生状況 4 最新週のトピックス 17,957 5 ノロウイルスによる感染性胃腸炎 10,981 6 最近の動向 / 感染性胃腸炎 10,518 7 目でみるバイキン ( ウイルス 細菌 ) 8,402 電子顕微鏡写真集 8 定点当たりとは 7,329 9 発生動向一覧表 6,616 10 感染症情報センタートップページ 5,199 (4) 感染症発生動向調査 ( 感染症情報センター ) 広島市感染症発生動向調査事業実施要綱に基づき, 衛生研究所に感染症情報センターを設置しており, 感染症情報の分析評価, 週報の作成等においては生物科学部と共同して運営を行った なお, 病原体検出情報に関する業務は, 生物科学部で実施した 感染症発生動向調査では, 市内全医療機関から報告される全数把握対象の感染症 (2015 年 :289 件 ) 及び定点医療機関 ( 表 4) から週単位 ( 年 53 回 ) 又は月単位 ( 年 12 回 ) で報告される定点把握対象の感染症 (2015 年 :30,669 件 ) について, その患者情報を感染症発生動向調査システムにより, 市内 8か所の保健センターを経由して収集し, 中央感染症情報センター ( 国立感染症研究所 ) へ報告した また,2 015/16シーズンのインフルエンザ疾患関連死亡者数 758 件 ( 肺炎死亡 :746 件, インフルエンザ死亡 : 12 件 ) を報告した 収集した市域の患者情報及び病原体情報 ( 病原体の分離等の検査情報を含む ) を分析するとともに, その結果を, 中央感染症情報センターから週報 ( 年 53 回, 月報の場合は年 12 回 ) 等として公表される全国情報と併せて, 定点医療機関, 広島市感染症対策協議会, 各区医師会, 保健センター, 保健所, 教育委員会等の関係機関にファクシミリ 電子メール等により速やかに提供するとともに, ホームページ等を通じて市民に公開した 感染症の予防対策, 緊急対応策を協議するための学識経験者や医師会代表からなる協議会 ( 広島市感染症対策協議会 年 12 回開催 ) へ出席し, 収集 分析した感染症情報を提供するとともに情報交換を行った 表 4 定点医療機関 区 分 定点数報告件数 (2015 年 ) インフルエンザ定点 37 9,211 小児科定点 24 19,962 眼科定点 8 435 性感染症定点 9 615 基幹病院定点 7 446 インフルエンザ定点には小児科定点 24を含む

2 環境衛生関連業務保健所等行政機関や市民, 事業者からの依頼に基づき, 飲料水等の試験を行った その内訳を表 5 に示す (1) 飲料水試験水道水や井戸水等の飲料用適否試験を行った 総検体数は 95 検体, 延 2,094 項目であり, その内訳を表 6 に示す 飲料水試験のうち, 水質基準に適合しなかった ものは 15 検体, 不適合率 15.8% であった 不適合検体のほとんどは井戸水であり, 主な不適合項目は, 一般細菌, 大腸菌であった その他, 飲料用の地下水質を把握するため,37 検体, 延 333 項目について硫酸イオン, 溶性ケイ酸等の無機溶存成分の試験を行った 表 5 環境衛生試験 試験区分 行政試験依頼試験計検体数延項目数検体数延項目数検体数延項目数 飲料水試験 38 1,437 57 657 95 2,094 無機溶存成分試験 37 333 37 333 その他の水質試験 35 195 33 228 68 423 家庭用品試験 109 588 109 588 器具 容器包装の試験 6 43 6 43 氷雪の試験 4 8 4 8 食品中の医薬品成分試験 17 68 17 68 妥当性評価試験 210 220 210 220 計 452 2,884 94 893 546 3,777 区分水道水小規模給水井戸水その他 表 6 飲料水の種類別試験 行政試験 依頼試験 計 検体数 延項目数 検体数 延項目数 検体数 延項目数 一般項目 1 11 38 462 39 473 全項目 小計 1 11 38 462 39 473 一般項目 全項目 2 96 2 96 小計 2 96 2 96 一般項目 0 0 18 184 18 184 全項目 29 1,102 29 1,102 小計 29 1,102 18 184 47 1,286 一般項目 0 0 1 11 1 11 全項目 6 228 6 228 小計 6 228 1 11 7 239 計 38 1,437 57 657 95 2,094

表 7 その他の水質試験の種類別試験 区 分 行政試験依頼試験計検体数延項目数検体数延項目数検体数延項目数 公衆浴場水 15 75 15 75 プール水 20 120 1 6 21 126 かき洗浄水 32 222 32 222 計 35 195 33 228 68 423 (2) その他の水質試験公衆浴場水, プール水及びかき洗浄水 68 検体, 延 423 項目について水質試験を行った その内訳を表 7 に示す 公衆浴場水及びプール水の行政試験の結果は, すべて基準に適合していた (3) 家庭用品試験有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律に基づいて試験検査を行った その内訳を表 8 に示す 109 検体, 延 588 項目について試験を行った そのうち出生後 24 月以内の乳児用中衣の 2 検体からホルムアルデヒドが検出され, 基準に適合していなかった (4) 器具 容器包装の試験器具 容器包装 6 検体, 延 43 項目について食品衛生法に基づく行政試験を行ったが, すべて基準に適合していた (5) 氷雪の試験氷雪 4 検体, 延 8 項目について依頼試験を行った (6) 食品中の医薬品成分試験医薬品, 医療機器等の品質, 有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づき, いわゆる健康食品 ( 強壮系 )17 検体について, 医薬品成分であるシルデナフィル, バルデナフィル, タダラフィル, ヨヒンビンの定性試験を行ったが, いずれも検出されなかった しかし, 同試験において, うち 1 検体からタダラフィル類似骨格をもつ化学物質が検出された (7) 妥当性評価試験飲料水試験について, 昨年度に引き続き, 厚生労働省通知 水道水質検査方法の妥当性評価ガイドラインについて に基づき, 水道水, 井戸水 120 検体, 延 120 項目の妥当性評価を実施した また, 清涼飲料水の規格基準の改正により, ミネラルウォーター類について, その殺菌 除菌の有無により成分規格が別途規定されたことから, その試験法について, 昨年度に引き続き, 厚生労働省通知 食品中の有害物質等に関する分析法の妥当性確認ガイドラインについて に基づき,90 検体, 延 100 項目の妥当性評価を実施した 表 8 家庭用品の項目別試験 ( 行政試験 ) 区分繊維製品その他 塩化水素又は硫酸 0 容器又は被包 ( 酸 ) 0 水酸化カリウム又は水酸化ナトリウム 5 5 容器又は被包 ( アルカリ ) 5 5 塩化ビニル 21 21 テトラクロロエチレン 24 24 トリクロロエチレン 24 24 トリフェニル錫化合物 66 25 91 トリブチル錫化合物 66 25 91 BDBPP 66 66 ディルドリン 66 66 ホルムアルデヒド 68 68 メタノール 21 21 有機水銀化合物 66 25 91 漏水試験 5 5 落下試験 5 5 圧縮変形試験 5 5 計 398 190 588 家庭用洗浄剤, 家庭用エアゾル製品他 計

3 食品化学関連業務農薬, 動物用医薬品, 重金属等有害化学物質の食品への残留状況あるいは食品添加物, アレルギー物質の適正使用, 適正表示の確認や食品を介した有症苦情などに伴う試験検査など, 市民の食への安全, 安心の確保に資するために的確な試験検査及び調査研究の実施が必要とされる 市内に流通する食品について保健所が実施した収去等に基づいて食品化学に関する行政試験を行った また, 平成 27 年度, 市内食品製造業者等からの試験依頼はなかった その内訳を表 9 に示す (1) 行政試験食品の収去試験のほか, 市民からの食品に対する苦情に伴う試験など 588 検体, 延 16,484 項目について行政試験を行った その主な内訳は次のとおりである ア食品等の理化学試験 136 検体, 延 152 項目について試験を行った その内訳を表 10 に示す 試験項目は塩分濃度,pH, 酸価 過酸化物価などであった イ食品の成分規格試験牛乳, 清涼飲料水など規格を有する食品 40 検体, 延 66 項目について試験を行った その内訳は表 11 のとおりで, 規格基準違反はなかった ウ食品中の食品添加物試験輸入食品を主に 119 検体, 延 478 項目について食品中の食品添加物試験を行った その内訳を表 12 に示す 使用基準違反はなかったが, 焼菓子から, 表示に記載のない着色料が検出された食品表示法違反の事例が 1 件あった エ食品中の有害化学物質試験本市における食品の安全 安心の確保を目的に, 収去試験等行政試験を中心に食品中の有害化学物質の試験を実施している 178 検体, 延 9,768 項 目について試験を行った その内訳を表 13 に示す ( ア ) 残留農薬試験輸入食品を含む野菜, 果実など 79 検体, 延 8,856 項目について残留農薬試験を行った その内訳を表 14 に示す このうち 6 検体から 4 種類の農薬が検出されたが, いずれも残留基準値以下であった 試験結果の詳細を表 15 に示す ( イ ) 動物用医薬品試験鶏卵, 生乳, 養殖魚介類等 25 検体, 延 665 項目について試験を行った その内訳を表 16 に示す 基準値を超える検体は認められなかった ( ウ ) 重金属等の試験広島湾内産の魚類, 生カキ等 53 検体に対して, カドミウム, 鉛, ヒ素, 総水銀等の重金属,PCB, TBTO,TPTC, 延 223 項目の試験を実施した 例年と比較して, 特に異常な値は認められなかった ( エ ) 貝毒及びフグ毒試験 貝毒対策実施要領 ( 広島県 ) に基づいて, 広島湾北部海域の貝の毒化状況について 18 検体,21 項目を試験した その結果を表 17 に示す 規制値を超える検体は認められなかった フグ毒試験は 3 検体,3 項目行った オ食品中のアレルギー物質試験麺類 その他加工食品等 16 検体について, 特定原材料としてそばの試験を行った カ遺伝子組換え食品試験大豆 2 検体について, 試験を行った キ栄養分析かまぼこ等 3 検体,11 項目について試験を行い, 栄養表示違反のないことを確認した ク放射性物質試験野菜, 果実など 13 検体について, 放射性セシウム (134,137) の試験を行ったが, 基準値を超える検体は認められなかった 表 9 食品化学試験 試験区分 行政試験依頼試験計検体数延項目数検体数延項目数検体数延項目数 食品等の理化学試験 136 152 0 0 136 152 食品の成分規格試験 40 66 0 0 40 66 食品中の食品添加物試験 119 478 0 0 119 478 食品中の有害化学物質試験 178 9,768 0 0 178 9,768 食品中のアレルギー物質試験 16 16 0 0 16 16 遺伝子組換え食品試験 2 2 0 0 2 2 栄養分析 3 11 0 0 3 11 放射性物質試験 13 39 0 0 13 39 妥当性評価試験 81 5,952 0 0 81 5,952 計 588 16,484 0 0 588 16,484

ケ苦情等に伴う検査 保健所に寄せられた市民からの食品に係る苦情 に対応するため, 苦情品について 2 検体, 異物検査等 4 項目について検査した また, 保健所の依頼により, 平成 27 年 8 月に発生したヒスタミン集団食中毒事案に関連し, 残品等 2 検体についてヒスタミンの試験検査を行った (2) 妥当性評価試験 食品中に残留する農薬等に関する試験法の妥当性評価ガイドライン に基づき以下の試験を行った 農薬について, 農産物延 40 種を対象に GC/MS/MS 表 10 食品等の理化学試験 区分 検体数延項目数 塩分濃度 59 59 固形分 9 9 異物の同定 1 1 水素イオン濃度 (ph) 41 41 コリンエステラーセ 阻害剤 1 1 ヒ素テスト 1 1 シアン化物テスト 1 1 酸価 過酸化物価 16 32 水分活性 1 1 水分 2 2 ヒスタミン 2 2 その他 2 2 計 136 152 表 11 食品の成分規格試験 食品 検体数延項目数 乳 乳製品 4 20 アイスクリーム類 氷菓 2 4 清涼飲料水 6 14 生あん 2 2 食肉製品 22 22 豆類 4 4 計 40 66 表 12 食品中の食品添加物試験 区分 検体数延項目数 着色料 21 336 保存料 55 78 酸化防止剤 14 15 防かび剤 3 15 甘味料 19 27 漂白剤 7 7 計 119 478 項目 322 種類,13 種を対象に LC/MS/MS 項目 65 種類の検討を行った 動物用医薬品について, 畜水産物 4 種を対象に LC/MS/MS 項目 41 種類,1 種を対象に LC 項目 3 種類の検討を行った また, 下痢性貝毒試験について, 新たに機器分析法が導入されることとなり, カキを検体として 2 物質について妥当性評価試験を実施した 表 13 食品中の有害化学物質試験 区分 検体数 延項目数 残留農薬 79 8,856 動物用医薬品 25 665 重金属 18 171 PCB 18 18 TBTO TPTC 17 34 麻痺性 下痢性貝毒 18 21 フグ毒 3 3 計 178 9,768 表 14 食品中の残留農薬試験 食品名 検体数 延項目数 野菜 国内産 51 7,281 果物 国内産 1 169 輸入品 3 458 乳 国内産 4 36 鶏の筋肉 国内産 4 56 鶏卵 国内産 10 130 はちみつ 国内産 1 14 加工食品 輸入品 5 712 計 79 8,856 表 16 食品中の動物用医薬品試験 食品名 検体数 延項目数 乳 国内産 4 112 鶏の筋肉 国内産 4 128 鶏卵 国内産 10 320 はちみつ 国内産 1 21 養殖魚介類 国内産 6 84 計 25 665 表 17 貝毒試験結果 ( 件数 ) 食品名 麻痺性貝毒 下痢性貝毒 4~5,10~11,3 月 10 月 アサリ 検出せず (3) 検出せず (1) カキ 検出せず (14) 検出せず (2) ムラサキイカ イ 検出せず (1) -

表 15 食品中の残留農薬試験結果 食品名 生産地 検体数 検出数 生産地 検出農薬及び検出値 農産物( 野菜 果物 ) ばれいしょ 北海道 2, 広島県 1, 5 1 広島県 イミダクロプリド 0.04ppm 長崎県 1, 鹿児島県 1 さといも 広島市 4 4 0 かんしょ 徳島県 1, 熊本県 1 2 0 やまいも 北海道 1 1 0 だいこん 北海道 2, 宮崎県 2, 5 0 長崎県 1 かぶ 福岡県 1 1 0 キャベツ 福岡県 1, 熊本県 1 2 0 こまつな 広島市 4 4 0 ブロッコリー 長野県 1 1 0 ごぼう 熊本県 1 1 0 レタス 長野県 2 2 0 たまねぎ 北海道 2, 広島県 1, 4 0 佐賀県 1 ねぎ 広島市 4, 大分県 1 5 0 にんじん 長崎県 3 3 0 トマト 広島市 4, 宮崎県 1 5 1 広島市 ボスカリド 0.04ppm なす 広島市 4 4 0 きゅうり 宮崎県 1 1 0 かぼちゃ 北海道 1 1 0 レモン 輸入 ( アメリカ 1, 2 1 チリ クロルピリホス 0.05ppm チリ 1) オレンジ 輸入 ( オーストラリア 1) 1 1 オースト ピリメタニル 0.31ppm ラリア りんご 青森県 1 1 1 青森県 ボスカリド 0.02ppm 小計 55 5 畜産物 乳 広島市 1, 広島県 2, 4 0 島根県 1 鶏の筋肉 広島県 2, 熊本県 1, 4 0 鹿児島県 1 鶏卵 広島市 2, 広島県 6, 10 0 島根県 2 はちみつ 広島市 1 1 0 小計 19 0 加工食品( 冷凍食品, 冷凍野菜, 冷凍果実 ) カーネルコーン輸入 ( アメリカ 1, ニュージーランド 1) 2 0 芽キャベツ 輸入 ( ベルギー 1) 1 1 ベルギー ボスカリド 0.01ppm 刻みたまねぎ 輸入 ( ベルギー 1) 1 0 ブルーベリーホー 輸入 ( チリ 1) 1 0 ル 小計 5 1 計 79 6 広島県 ( 広島市を除く ), 広島市分は広島市として記載