P786 1. 適 用 事 業 所 厚 生 年 金 保 険 法 第 1 回 講 義 資 料 法 人 経 営 強 制 適 用 個 人 経 営 ( 強 制 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 強 制 適 用 5 人 未 満 任 意 適 用 ( 任 意 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 任 意 適 用

2015 年 度 厚 生 年 金 保 険 法 ココだけは 絶 対 に 外 せない!! 会 社 員 などお 仕 事 をされていて 勉 強 時 間 が 限 られる 方 はこちらから 優 先 して 勉 強 すると 良 い でしょう 過 去 問 によく 出 題 されている 箇 所 優 先 で 選 びました 優 先 すべき 箇 所 は 太 文 字 表 示 しております 第 1 回 講 義 厚 生 年 金 保 険 の 歴 史 適 用 事 業 所 P782~P787 第 2 回 講 義 任 意 適 用 事 業 所 適 用 事 業 所 の 一 括 当 然 被 保 険 者 任 意 単 独 被 保 険 者 P787~P790 第 3 回 講 義 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 適 用 除 外 者 P790~P793 第 4 回 講 義 第 4 種 被 保 険 者 被 保 険 者 の 資 格 の 得 喪 等 P793~P801 第 5 回 講 義 第 6 回 講 義 第 7 回 講 義 第 8 回 講 義 第 9 回 講 義 第 10 回 講 義 第 11 回 講 義 標 準 報 酬 月 額 標 準 賞 与 額 併 給 の 調 整 ( 一 人 一 年 金 の 原 則 )1 P808~P821 併 給 の 調 整 2 の 支 給 開 始 年 齢 1 P813 814 824 の 支 給 開 始 年 齢 2 P825 826 の 年 金 額 と 支 給 要 件 P822~P830 65 歳 からの 加 給 年 金 額 特 別 加 算 額 P830~P833 加 給 年 金 額 の 改 定 在 職 老 齢 年 金 P833~P837 基 本 手 当 との 調 整 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 P838~P839 第 12 回 講 義 繰 上 げ 支 給 の との 調 整 の 繰 上 げ 支 給 P840~P842 第 13 回 講 義 第 14 回 講 義 第 15 回 講 義 第 16 回 講 義 第 17 回 講 義 第 18 回 講 義 第 19 回 講 義 第 20 回 講 義 繰 下 げ 支 給 の 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 場 合 の 特 例 P826 806 障 害 厚 生 年 金 の 支 給 要 件 障 害 厚 生 年 金 の 額 P844~P850 事 後 重 症 基 準 障 害 併 合 認 定 P845~P848 その 他 障 害 障 害 厚 生 年 金 の 失 権 支 給 停 止 P851~P853 障 害 手 当 金 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 要 件 P853~P858 遺 族 厚 生 年 金 の 遺 族 の 範 囲 遺 族 厚 生 年 金 の 額 1 P858~P860 遺 族 厚 生 年 金 の 額 2 P860 中 高 齢 寡 婦 加 算 経 過 的 寡 婦 加 算 遺 族 厚 生 年 金 の 失 権 支 給 停 止 P861~P864 第 21 回 講 義 脱 退 一 時 金 脱 退 手 当 金 離 婚 の 年 金 分 割 1 P866~P869 第 22 回 講 義 離 婚 の 年 金 分 割 2 P870~P872 第 23 回 講 義 国 庫 負 担 基 礎 年 金 拠 出 金 保 険 料 1 P874~P877 第 24 回 講 義 保 険 料 2 保 険 料 の 繰 上 げ 徴 収 督 促 延 滞 金 不 服 申 立 て P878~P887 第 25 回 講 義 厚 生 年 金 基 金 1 P889~P895 第 26 回 講 義 厚 生 年 金 基 金 2 P895~P898 第 27 回 講 義 企 業 年 金 連 合 会 P898~P899

P786 1. 適 用 事 業 所 厚 生 年 金 保 険 法 第 1 回 講 義 資 料 法 人 経 営 強 制 適 用 個 人 経 営 ( 強 制 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 強 制 適 用 5 人 未 満 任 意 適 用 ( 任 意 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 任 意 適 用 5 人 未 満 任 意 適 用 任 意 適 用 業 種 1. 農 林 水 産 畜 産 業 2.サービス 業 ( 旅 館 料 理 店 飲 食 店 クリーニング 理 容 ) 3. 法 務 業 ( 弁 護 士 等 の 事 務 所 ) 4. 宗 教 業 ( 神 社 寺 院 教 会 等 ) ( 重 要 ) 健 康 保 険 法 とは 異 なる 部 分 厚 生 年 金 保 険 法 では 船 員 法 第 1 条 に 規 定 する 船 員 として 船 舶 所 有 者 に 使 用 される 者 が 乗 り 込 む 船 舶 ( 旧 船 員 保 険 の 職 務 外 年 金 部 門 が 厚 生 年 金 保 険 に 統 合 されている ) 厚 生 年 金 保 険 法 第 2 回 講 義 資 料 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 の 種 類 ( 旧 制 度 と 新 制 度 での 被 保 険 者 の 名 称 ) 旧 制 度 ( 昭 和 61 年 4 月 1 日 前 ) 新 制 度 ( 昭 和 61 年 4 月 1 日 以 後 ) 1. 第 1 種 被 保 険 者 ( 男 子 ) 1. 当 然 被 保 険 者 ( 適 用 事 業 所 70 歳 未 満 ) 2. 第 2 種 被 保 険 者 ( 女 子 ) 2. 任 意 単 独 被 保 険 者 ( 適 用 事 業 所 以 外 70 歳 未 満 ) 3. 第 3 種 被 保 険 者 ( 船 員 坑 内 員 ) 3. 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 ( 適 用 事 業 所 70 歳 以 上 ) 4. 第 4 種 被 保 険 者 ( 旧 制 度 の 任 意 継 続 ( 適 用 事 業 所 以 外 70 歳 以 上 ) 被 保 険 者 ) 5. 船 員 任 意 継 続 被 保 険 者 1

P789 1. 当 然 被 保 険 者 当 然 被 保 険 者 適 用 事 業 所 に 使 用 される 70 歳 未 満 の 者 適 用 事 業 所 P789 2. 任 意 単 独 被 保 険 者 70 歳 に 達 した 日 任 意 単 独 被 保 険 者 適 用 事 業 所 以 外 の 事 業 所 に 使 用 される 70 歳 未 満 の 者 適 用 事 業 所 以 外 70 歳 に 達 した 日 被 保 険 者 になるための 要 件 事 業 主 の 同 意 を 得 て 厚 生 労 働 大 臣 の 認 可 を 受 けることにより 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 となるこ とができる ( 注 意 ) 同 意 当 該 被 保 険 者 に 関 する 届 出 事 務 保 険 料 の 半 額 負 担 及 び 納 付 義 務 を 事 業 主 が 負 うこ とについての 同 意 (この 同 意 は 資 格 を 喪 失 するときは 不 要 ) 厚 生 年 金 保 険 法 第 3 回 講 義 資 料 P790 3. 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 (イ) 適 用 事 業 所 に 使 用 される 70 歳 以 上 の 者 適 用 事 業 所 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 ること により 被 保 険 者 となることができる 70 歳 (まだ 等 の 受 給 権 を 有 していない) (ロ) 適 用 事 業 所 以 外 の 事 業 所 に 使 用 される 70 歳 以 上 の 者 事 業 主 の 同 意 を 得 て 適 用 事 業 所 以 外 厚 生 労 働 大 臣 の 認 可 により 被 保 険 者 となることができる 70 歳 (まだ 等 の 受 給 権 を 有 していない) 2

高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 について ( 重 要 ) 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 の 保 険 料 負 担 などの 取 扱 いは 次 の3パターンに 区 別 される 保 険 料 は 全 額 被 保 険 者 負 担 事 業 主 の 同 意 なし 納 付 義 務 者 は 被 保 険 者 初 回 の 保 険 料 を 滞 納 したら 1 適 用 事 業 所 に 使 用 される 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 になら 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 なかったものとみなす ( 資 格 取 得 は 厚 生 労 働 大 臣 に (2 回 目 以 降 は 当 該 保 険 料 申 出 が 受 理 された 日 ) の 納 期 限 の 属 する 月 の 前 月 の 末 日 に 喪 失 ) 事 業 主 の 同 意 あり 保 険 料 は 折 半 して 負 担 納 付 義 務 者 は 事 業 主 初 回 の 保 険 料 を 滞 納 しても 被 保 険 者 資 格 に 変 化 はない 2 適 用 事 業 所 以 外 の 保 険 料 は 折 半 して 負 担 事 業 所 に 使 用 される 事 業 主 の 同 意 あり 納 付 義 務 者 は 事 業 主 高 齢 任 意 加 入 被 保 険 者 初 回 の 保 険 料 を 滞 納 しても ( 資 格 取 得 は 厚 生 労 働 大 臣 の 被 保 険 者 資 格 に 変 化 はない 認 可 があった 日 ) 保 険 料 の 納 付 期 限 はいずれも 翌 月 末 日 P792 4. 適 用 除 外 ( 被 保 険 者 になれない 者 ) 1 国 地 方 公 共 団 体 又 は 法 人 に 使 用 される 者 で 次 に 該 当 する 者 ア. 恩 給 法 第 19 条 に 規 定 する 公 務 員 及 び 公 務 員 とみなされる 者 イ. 共 済 組 合 の 組 合 員 私 立 学 校 教 職 員 共 済 制 度 の 加 入 者 2 臨 時 に 使 用 される 者 ( 船 舶 所 有 者 に 使 用 される 船 員 を 除 く ) ア. 日 々 雇 い 入 れられる 者 ( 但 し 1 月 を 超 えて 引 き 続 き 使 用 されるに 至 った 場 合 はその 超 えた 日 から 被 保 険 者 となる ) 1 月 を 超 えた 日 被 保 険 者 となる イ.2 2 月 以 内 の 期 間 を 定 めて 使 用 される 者 ( 但 し 所 定 の 期 間 を 超 えて 引 き 続 き 使 用 されるに 至 った 場 合 はその 超 えた 日 から 被 保 険 者 となる ) 所 定 の 期 間 を 超 えた 日 被 保 険 者 となる 3

3 季 節 的 業 務 に 使 用 されるもの( 船 舶 所 有 者 に 使 用 される 船 員 を 除 く ) ( 但 し 当 初 から4 月 を 超 えて 使 用 される 見 込 みの 者 は 当 初 から 被 保 険 者 となる ) 4 月 を 超 える 見 込 み 当 初 から 被 保 険 者 4 臨 時 的 事 業 の 事 業 所 に 使 用 される 者 ( 但 し 当 初 から6 月 を 超 えて 使 用 される 見 込 みの 者 は 当 初 から 被 保 険 者 となる ) 6 月 を 超 える 見 込 み 当 初 から 被 保 険 者 5 所 在 地 が 一 定 しない 事 業 所 に 使 用 される 者 6 厚 生 年 金 保 険 法 による 年 金 たる 保 険 給 付 に 相 当 する 給 付 を 行 うことを 目 的 とする 外 国 の 法 令 に 適 用 を 受 ける 者 厚 生 年 金 保 険 法 第 4 回 講 義 資 料 P793 5. 第 4 種 被 保 険 者 ( 旧 法 の 任 意 継 続 被 保 険 者 ) 昭 和 61 年 4 月 1 日 前 では ( 例 ) 結 婚 の 為 退 職 し 専 業 主 婦 に 厚 生 年 金 保 険 の 任 意 継 続 被 保 険 者 退 職 日 資 格 喪 失 国 民 年 金 ( 任 意 加 入 ) 脱 退 手 当 金 4

2013 年 度 版 テキスト P806 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 場 合 の 特 例 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 し 又 は 養 育 していた 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 が 厚 生 労 働 大 臣 に 申 出 をしたときは 特 例 の 対 象 期 間 にある 各 月 のうち その 標 準 報 酬 月 額 が 従 前 標 準 報 酬 月 額 を 下 回 る 月 については 従 前 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 標 準 報 酬 額 の 計 算 の 基 礎 となる 標 準 報 酬 月 額 とみなします 従 前 標 準 報 酬 月 額 とは 子 を 養 育 することとなった 日 の 属 する 月 の 前 月 の 標 準 報 酬 月 額 のことです なお その 月 において 被 保 険 者 でない 場 合 でも 特 例 の 対 象 となり 得 ますが この 場 合 には その 月 前 1 年 以 内 の 直 近 の 被 保 険 者 であった 月 の 標 準 報 酬 月 額 が 従 前 標 準 報 酬 月 額 となります 特 例 の 対 象 期 間 ( 始 期 と 終 期 ) 始 期 終 期 子 を 養 育 することとなった 日 の 属 する 月 から( 2) 次 のいずれかに 該 当 するに 至 った 日 の 翌 日 の 属 する 月 の 前 月 まで 1 当 該 子 が3 歳 に 達 したとき 2 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 事 由 に 該 当 したとき 3 当 該 子 以 外 の 子 についてこの 特 例 の 適 用 を 受 けることとなったとき その 他 これに 準 ずる 事 実 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものが 生 じたとき 4 当 該 子 が 死 亡 したとき その 他 当 該 被 保 険 者 が 当 該 子 を 養 育 しないこととなったとき 5 保 険 料 の 免 除 措 置 を 受 ける 育 児 休 業 等 を 開 始 したとき ( 2)この 養 育 を 開 始 した 月 に 被 保 険 者 でなかった 者 については 新 たな 被 保 険 者 資 格 の 取 得 月 から 特 例 の 対 象 となる 2014 年 度 版 テキスト P806 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 場 合 の 特 例 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 し 又 は 養 育 していた 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 が 厚 生 労 働 大 臣 に 申 出 をしたときは 特 例 の 対 象 期 間 にある 各 月 のうち その 標 準 報 酬 月 額 が 従 前 標 準 報 酬 月 額 を 下 回 る 月 については 従 前 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 標 準 報 酬 額 の 計 算 の 基 礎 となる 標 準 報 酬 月 額 とみなします 従 前 標 準 報 酬 月 額 とは 子 を 養 育 することとなった 日 の 属 する 月 の 前 月 の 標 準 報 酬 月 額 のことです なお その 月 において 被 保 険 者 でない 場 合 でも 特 例 の 対 象 となり 得 ますが この 場 合 には その 月 前 1 年 以 内 の 直 近 の 被 保 険 者 であった 月 の 標 準 報 酬 月 額 が 従 前 標 準 報 酬 月 額 となります 特 例 の 対 象 期 間 ( 始 期 と 終 期 ) 始 期 終 期 子 を 養 育 することとなった 日 の 属 する 月 から( 2) 次 のいずれかに 該 当 するに 至 った 日 の 翌 日 の 属 する 月 の 前 月 まで 1 当 該 子 が3 歳 に 達 したとき 2 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 事 由 に 該 当 したとき 3 当 該 子 以 外 の 子 についてこの 特 例 の 適 用 を 受 けることとなったとき その 他 これに 準 ずる 事 実 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものが 生 じたとき 4 当 該 子 が 死 亡 したとき その 他 当 該 被 保 険 者 が 当 該 子 を 養 育 しないこととなったとき 5 保 険 料 の 免 除 措 置 を 受 ける 育 児 休 業 等 を 開 始 したとき 6 保 険 料 の 免 除 措 置 を 受 ける 産 前 産 後 休 業 を 開 始 したとき ( 2)この 養 育 を 開 始 した 月 に 被 保 険 者 でなかった 者 については 新 たな 被 保 険 者 資 格 の 取 得 月 から 特 例 の 対 象 となる 5

未 支 給 の 保 険 給 付 の 遺 族 の 範 囲 の 改 正 2013 年 度 版 テキスト P811 2. 未 支 給 の 保 険 給 付 受 給 権 者 の 死 亡 の 当 時 その 者 と 生 計 を 同 じくしていた 1 配 偶 者 2 子 ➂ 父 母 4 孫 5 祖 父 母 6 兄 弟 姉 妹 2014 年 度 版 テキスト P811 2. 未 支 給 の 保 険 給 付 受 給 権 者 の 死 亡 の 当 時 その 者 と 生 計 を 同 じくしていた 1 配 偶 者 2 子 ➂ 父 母 4 孫 5 祖 父 母 6 兄 弟 姉 妹 又 はこれらの 者 以 外 の3 親 等 内 の 親 族 6

厚 生 年 金 保 険 法 第 5 回 講 義 資 料 P813 2. 併 給 される 年 金 (1 人 1 年 金 の 原 則 の 例 外 ) 同 一 の 支 給 事 由 のもので 併 給 障 害 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 付 加 年 金 ( ) 障 害 基 礎 年 金 遺 族 基 礎 年 金 ( ) 付 加 保 険 料 の 納 付 済 期 間 があれば 付 加 年 金 も 併 給 受 給 権 者 が 65 歳 に 達 している 場 合 支 給 事 由 が 異 なっても 併 給 可 能 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 障 害 基 礎 年 金 注 意 厚 生 年 金 保 険 法 第 38 条 の2 第 64 条 の2 ( 従 来 の 制 度 )この 場 合 の 遺 族 厚 生 年 金 は 配 偶 者 に 対 するものに 限 る 1 2 分 の1 遺 族 厚 生 年 金 3 分 の2 2 2 分 の1 障 害 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 3 分 の2 ( 今 の 制 度 ) 上 の 組 み 合 わせを 廃 止 して 下 記 の 内 容 に 変 更 1 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 する 場 合 (P7492ウ) (ア) 遺 族 厚 生 年 金 の 時 遺 族 厚 生 年 金 は ( 全 額 支 給 ) 全 額 支 給 する (イ) < 遺 族 厚 生 年 金 の 時 ( 遺 族 厚 生 年 金 が より 額 が 多 いとき) 遺 族 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 する 7 遺 族 厚 生 年 金 ( 差 額 支 給 ) ( 全 額 支 給 )

2 遺 族 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 する 場 合 (P7492エ) (ア) 遺 族 厚 生 年 金 の 時 遺 族 厚 生 年 金 ( 全 額 支 給 ) 全 額 支 給 する 障 害 基 礎 年 金 障 害 基 礎 年 金 (イ) < 遺 族 厚 生 年 金 の 時 ( 遺 族 厚 生 年 金 が より 額 が 多 いとき) 障 害 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 する 遺 族 厚 生 年 金 ( 差 額 支 給 ) ( 全 額 支 給 ) 障 害 基 礎 年 金 P813 3. 新 法 と 旧 法 の 年 金 間 の 調 整 ( 原 則 ) 旧 制 度 の 年 金 選 択 現 行 の 年 金 ( 例 外 ) 1 と 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 遺 族 年 金 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 遺 族 年 金 65 歳 に 達 している 者 に 限 る 2 旧 国 民 年 金 法 の 老 齢 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 65 歳 に 達 している 者 に 限 る 旧 国 民 年 金 法 の 老 齢 年 金 3 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 1/2 と 遺 族 厚 生 年 金 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 1/2 遺 族 厚 生 年 金 65 歳 に 達 している 者 に 限 る 8

4 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 と 65 歳 に 達 している 者 に 限 る 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 5 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 65 歳 に 達 している 者 に 限 る 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 6 遺 族 厚 生 年 金 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 の 受 給 権 を 有 する 場 合 (ア) 遺 族 厚 生 年 金 の 時 遺 族 厚 生 年 金 は ( 全 額 支 給 ) 全 額 支 給 する 旧 障 害 年 金 旧 障 害 年 金 (イ) < 遺 族 厚 生 年 金 の 時 ( 遺 族 厚 生 年 金 が より 額 が 多 いとき) 旧 障 害 年 金 遺 族 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 する 遺 族 厚 生 年 金 ( 差 額 支 給 ) ( 全 額 支 給 ) 旧 障 害 年 金 P814 4. 同 一 の 支 給 事 由 による 共 済 年 金 との 調 整 ( 原 則 ) 厚 生 年 金 と 共 済 年 金 の 併 給 はできない 障 害 厚 生 年 金 障 害 共 済 年 金 障 害 基 礎 年 金 障 害 基 礎 年 金 ( 例 外 ) と 退 職 共 済 年 金 は 併 給 できる ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 38 条 第 1 項 ) 退 職 共 済 年 金 9

厚 生 年 金 保 険 法 第 7 回 講 義 資 料 P825(1) 障 害 者 及 び 長 期 加 入 者 の 特 例 1 生 年 月 日 が 昭 和 16 年 4 月 1 日 以 前 の 男 子 の 場 合 ( 原 則 特 例 ともに 同 じ) 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 2 生 年 月 日 が 昭 和 16 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 24 年 4 月 1 日 の 男 子 の 場 合 ( 原 則 ) 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 61 歳 64 歳 定 額 部 分 ( 特 例 ) 被 保 険 者 ではなく かつ 障 害 等 級 第 3 級 に 該 当 する 程 度 の 障 害 の 状 態 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 特 例 で 支 給 される 定 額 部 分 3 生 年 月 日 が 昭 和 24 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 28 年 4 月 1 日 の 男 子 の 場 合 ( 原 則 ) 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 ( 特 例 ) 被 保 険 者 ではなく かつ 障 害 等 級 第 3 級 に 該 当 する 程 度 の 障 害 の 状 態 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 特 例 で 支 給 される 10

4 生 年 月 日 が 昭 和 28 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 36 年 4 月 1 日 の 男 子 の 場 合 ( 原 則 ) 65 歳 61 歳 64 歳 報 酬 比 例 部 分 ( 特 例 ) 被 保 険 者 ではなく かつ 障 害 等 級 第 3 級 に 該 当 する 程 度 の 障 害 の 状 態 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 61 歳 64 歳 特 例 で 支 給 される 5 生 年 月 日 が 昭 和 36 年 4 月 2 日 以 後 の 男 子 の 場 合 ( 原 則 特 例 ともに 同 じ) 65 歳 P825 (2) 坑 内 員 船 員 の 特 例 坑 内 員 船 員 であった 期 間 が 実 期 間 で 15 年 以 上 であり の 受 給 資 格 期 間 を 満 たし ていること 1 生 年 月 日 が 昭 和 21 年 4 月 1 日 以 前 の 者 55 歳 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 定 額 部 分 2 生 年 月 日 が 昭 和 21 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 29 年 4 月 1 日 の 者 56 歳 ~59 歳 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 定 額 部 分 3 生 年 月 日 が 昭 和 29 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 33 年 4 月 1 日 の 者 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 11

4 生 年 月 日 が 昭 和 33 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 41 年 4 月 1 日 の 者 61 歳 ~64 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 5 生 年 月 日 が 昭 和 41 年 4 月 2 日 以 後 の 者 65 歳 厚 生 年 金 保 険 法 第 8 回 講 義 資 料 P828 3.60 歳 台 前 半 の の 年 金 額 (1) 報 酬 比 例 部 分 Aの 試 算 式 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 前 の 被 保 険 者 期 間 の 場 合 ) 9.5~7.125 平 均 標 準 報 酬 月 額 被 保 険 者 期 間 の 月 数 1000 Bの 試 算 式 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 の 被 保 険 者 期 間 の 場 合 ) 7.308~5.481 平 均 標 準 報 酬 額 被 保 険 者 期 間 の 月 数 1000 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 ( 実 期 間 で 計 算 する ) ( 実 期 間 で 計 算 する ) 定 額 部 分 被 保 険 者 期 間 の 月 数 に 生 年 月 日 に 応 じた 上 限 あり 中 高 齢 の 期 間 短 縮 の 特 例 では 被 保 険 者 期 間 の 月 数 が 240 に 満 たないときは 240 とされる (2) 定 額 部 分 = 1,628 円 改 定 率 被 保 険 者 期 間 の 月 数 定 額 部 分 の 被 保 険 者 期 間 の 月 数 の 上 限 生 年 月 日 被 保 険 者 期 間 月 数 上 限 昭 和 4 年 4 月 1 日 以 前 420 月 昭 和 4 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 9 年 4 月 1 日 432 月 昭 和 9 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 19 年 4 月 1 日 444 月 昭 和 19 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 20 月 4 月 1 日 456 月 昭 和 20 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 21 年 4 月 1 日 468 月 昭 和 21 年 4 月 2 日 以 後 480 月 12

厚 生 年 金 保 険 法 第 9 回 講 義 資 料 P831 4. 年 金 額 の 改 定 等 ( 退 職 時 の 年 金 額 の 改 定 ) ( 原 則 ) 受 給 権 者 がその 権 利 を 取 得 した 月 以 後 における 被 保 険 者 であった 期 間 は その 計 算 の 基 礎 とし ない 受 給 権 取 得 計 算 の 基 礎 とする この 月 以 後 は 計 算 の 基 礎 としない ( 例 外 ) 被 保 険 者 である 受 給 権 者 が 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 し かつ 被 保 険 者 となることなくして 資 格 を 喪 失 した 日 から 起 算 して1 月 を 経 過 したとき 資 格 を 喪 失 した 月 前 における 被 保 険 者 であった 期 間 を の 額 の 計 算 の 基 礎 とする ものとし 資 格 を 喪 失 した 日 から 起 算 して1 1 月 を 経 過 した 日 の 属 する 月 から 年 金 の 額 を 改 定 する 受 給 権 取 得 資 格 喪 失 1 月 経 過 した 日 年 金 額 の 改 定 計 算 の 基 礎 としなかったが (ここを 新 たに 年 金 額 の 計 算 の 基 礎 とする ) P832 4. 加 給 年 金 額 ( 例 ) 受 給 権 者 がその 権 利 を 取 得 した 当 時 その 者 に 生 計 を 維 持 されていた 65 歳 未 満 の 配 偶 者 60 歳 65 歳 夫 特 別 支 給 の 年 金 の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 月 数 が 240 以 上 ( 原 則 ) 65 歳 未 満 の 配 偶 者 に 対 する 加 給 年 金 妻 が 65 歳 に 達 したら 支 給 しない ( 加 給 年 金 額 の 対 象 者 ) 受 給 権 者 がその 権 利 を 取 得 した 当 時 その 者 に 生 計 を 維 持 されていた 1. 65 歳 未 満 の 配 偶 者 2. 18 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 子 3. 20 歳 未 満 で 障 害 等 級 1 級 又 は2 級 に 該 当 する 障 害 の 状 態 にある 子 13

P833(2) 配 偶 者 加 給 年 金 額 の 特 別 加 算 + 加 給 年 金 額 (65 歳 未 満 の 配 偶 者 ) + 特 別 加 算 額 受 給 権 者 の 生 年 月 日 ( 昭 和 9 年 4 月 2 日 以 降 の 生 まれの 者 が 対 象 ) 年 代 が 古 い 年 代 が 新 しい 元 の 年 金 額 が 多 い 特 別 加 算 一 定 の 生 年 月 日 ( )までは 若 い 者 ほど 加 算 額 は 多 い 年 金 額 少 世 代 ごとの 年 金 額 の 差 を 埋 めるための 加 算 ( ) 特 別 加 算 額 は 昭 和 18 年 4 月 2 日 以 降 生 まれの 受 給 権 者 については 165,800 円 改 定 率 P834 4. 加 給 年 金 額 の 支 給 停 止 ( 例 -1) 配 偶 者 (65 歳 未 満 )が ( 被 保 険 者 期 間 の 月 数 が 原 則 として 240 以 上 である 者 に 限 る ) 退 職 共 済 年 金 ( 組 合 員 等 の 期 間 の 月 数 が 原 則 として 240 以 上 ある 者 に 限 る )を 受 け ている 場 合 60 歳 65 歳 夫 特 別 支 給 の の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 月 数 が 240 以 上 ( 原 則 ) 65 歳 未 満 の 配 偶 者 に 対 する 加 給 年 金 妻 (65 歳 未 満 の 配 偶 者 ) 特 別 支 給 の の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 月 数 が 240 以 上 ( 原 則 ) 支 給 停 止 ( 例 -2) 配 偶 者 (65 歳 未 満 )が 障 害 基 礎 年 金 障 害 厚 生 年 金 又 は 障 害 共 済 年 金 等 を 受 けている 場 合 60 歳 65 歳 夫 特 別 支 給 の の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 月 数 が 240 以 上 ( 原 則 ) 65 歳 未 満 の 配 偶 者 に 対 する 加 給 年 金 妻 (65 歳 未 満 の 配 偶 者 ) 支 給 停 止 障 害 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 14

物 価 スライド 特 例 措 置 による 額 の 保 障 2013 年 度 版 テキスト P819 3. 特 例 水 準 ( 物 価 スライド 特 例 措 置 )による 額 の 保 障 平 成 12 年 に 行 われた 改 正 後 の 法 定 額 に 0.978 を 乗 じて 得 た 額 2014 年 度 版 テキスト P819 3. 特 例 水 準 ( 物 価 スライド 特 例 措 置 )による 額 の 保 障 平 成 12 年 に 行 われた 改 正 後 の 法 定 額 に 0.968 を 乗 じて 得 た 額 (0.978 0.990) 平 成 25 年 10 月 以 降 (12 月 支 払 い 分 以 降 )の 年 金 額 は 4 月 から9 月 までの 額 から 1.0% 引 き 下 がるこ とになる ( 特 例 水 準 の 解 消 について) 平 成 25 年 10 月 現 在 支 給 されている 年 金 は 平 成 12 年 度 から 平 成 14 年 度 にかけて 物 価 下 落 にもかかわらず 特 例 法 でマイナスの 物 価 スライドを 行 わず 年 金 額 を 据 え 置 いたことなどにより 本 来 の 年 金 額 より 2.5% 高 い 水 準 で( 特 例 水 準 )で 支 払 われている この 特 例 水 準 について 現 役 世 代 ( 将 来 年 金 を 受 け 取 る 人 )の 年 金 額 の 確 保 につなげ 世 代 間 の 公 平 を 図 るため 平 成 25 年 度 から 平 成 27 年 度 までの3 年 間 で 解 消 する 法 律 が 平 成 24 年 11 月 に 成 立 した この 法 律 は 平 成 25 年 10 月 から 施 行 されるため 平 成 25 年 10 月 以 降 (12 月 支 払 い 分 以 降 )の 年 金 額 は 4 月 から9 月 までの 額 から 1.0% 引 き 下 がることになる ( 解 消 のスケジュールは 平 成 25 年 10 月 1.0% 平 成 26 年 4 月 1.0% 平 成 27 年 4 月 0.5%) 平 成 25 年 4 月 から9 月 までの 加 給 年 金 等 の 給 付 額 本 来 の 年 金 額 の 改 定 率 15 物 価 スライド 特 例 措 置 ( 前 年 度 と 同 じ 0.982) ( 前 年 度 と 同 じ 0.978) 給 付 の 種 類 法 定 額 物 価 スライド 特 例 措 置 の 額 加 給 年 金 額 (65 歳 未 満 の 配 偶 者 第 1 子 第 2 子 ) ( 第 3 子 以 降 ) 障 害 厚 生 年 金 の 最 低 保 障 額 中 高 齢 寡 婦 加 算 224,700 円 0.982 220,700 円 74,900 円 0.982 73,600 円 2 級 の 障 害 基 礎 年 金 の 額 4 分 の3 0.982 575,100 円 遺 族 基 礎 年 金 の 額 4 分 の3 0.982 575,100 円 特 別 支 給 の の 定 額 部 分 の 単 価 1,628 円 0.982 = 1598.69( 1,599 円 ) 231,400 円 0.978 226,300 円 77,100 円 0.978 75,400 円 804,200 円 4 分 の3 0.978 589,900 円 804,200 円 4 分 の3 0.978 589,900 円 1,676 円 物 価 スライド 特 例 措 置 の 金 額 が 法 定 額 を 上 回 る 為 実 際 に 支 給 される 金 額 は 物 価 スライド 特 例 措 置 の 金 額 ( 右 側 の 金 額 )である 端 数 処 理 50 円 未 満 は 切 捨 て 50 円 以 上 100 円 未 満 は100 円 に 切 り 上 げる 特 別 支 給 の の 定 額 部 分 の 端 数 処 理 50 銭 未 満 切 捨 て 50 銭 以 上 1 円 未 満 は1 円 切 り 上 げ

平 成 25 年 10 月 から 平 成 26 年 3 月 までの 加 給 年 金 等 の 給 付 額 本 来 の 年 金 額 の 改 定 率 物 価 スライド 特 例 措 置 ( 前 年 度 と 同 じ 0.982) (0.978 0.978-0.01 0.01 = 0.968) 給 付 の 種 類 法 定 額 物 価 スライド 特 例 措 置 の 額 加 給 年 金 額 (65 歳 未 満 の 配 偶 者 第 1 子 第 2 子 ) ( 第 3 子 以 降 ) 障 害 厚 生 年 金 の 最 低 保 障 額 中 高 齢 寡 婦 加 算 224,700 円 0.982 220,700 円 74,900 円 0.982 73,600 円 2 級 の 障 害 基 礎 年 金 の 額 4 分 の3 0.982 575,100 円 遺 族 基 礎 年 金 の 額 4 分 の3 0.982 575,100 円 231,400 円 0.968 224,000 円 77,100 円 0.968 74,600 円 804,200 円 4 分 の3 0.968 583,900 円 804,200 円 4 分 の3 0.968 583,900 円 特 別 支 給 の の 定 額 部 分 の 単 価 1,628 円 0.982 = 1598.69( 1,599 円 ) 1,676 円 特 別 加 算 額 2013 年 度 版 テキスト P833(2) 特 別 加 算 額 受 給 権 者 の 生 年 月 日 本 来 水 準 特 例 水 準 S9.4.2 S15.4.1 33,200 円 改 定 率 33,300 円 S15.4.2 S16.4.1 66,300 円 改 定 率 66,800 円 S16.4.2 S17.4.1 99,500 円 改 定 率 100,200 円 S17.4.2 S18.4.1 132,600 円 改 定 率 133,600 円 S18.4.2 165,800 円 改 定 率 166,900 円 2014 年 度 版 テキスト P833(2) 特 別 加 算 額 受 給 権 者 の 生 年 月 日 本 来 水 準 特 例 水 準 S9.4.2 S15.4.1 33,200 円 改 定 率 33,000 円 S15.4.2 S16.4.1 66,300 円 改 定 率 66,100 円 S16.4.2 S17.4.1 99,500 円 改 定 率 99,200 円 S17.4.2 S18.4.1 132,600 円 改 定 率 132,200 円 S18.4.2 165,800 円 改 定 率 165,200 円 16

厚 生 年 金 保 険 法 第 10 回 講 義 資 料 P836 2.60 歳 代 前 半 の 在 職 老 齢 年 金 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 在 職 中 の 被 保 険 者 で 60 歳 台 前 半 の の 受 給 権 者 1 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 28 万 円 以 下 ( は 全 額 支 給 ) 2 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 28 万 円 超 える( は 全 部 又 は 一 部 の 支 給 停 止 ) が 全 額 支 給 停 止 されたときに 限 り 加 給 年 金 額 は 支 給 停 止 される P837 3.60 歳 代 後 半 の 在 職 老 齢 年 金 60 歳 65 歳 報 酬 比 例 部 分 定 額 部 分 在 職 中 の 被 保 険 者 で 60 歳 台 後 半 の の 受 給 権 者 1 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 46 万 円 以 下 ( は 全 額 支 給 ) 2 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 46 万 円 超 える( は 全 部 又 は 一 部 の 支 給 停 止 ) 支 給 停 止 額 = ( 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 - 46 万 円 ) 2 分 の1 が 全 額 支 給 停 止 されたときに 限 り 加 給 年 金 額 は 支 給 停 止 される P837 4.70 歳 以 上 の 在 職 老 齢 年 金 注 意 70 歳 以 上 の 使 用 される 者 についても 在 職 老 齢 年 金 の 制 度 が 適 用 する 総 報 酬 月 額 相 当 額 について (70 歳 未 満 ) 標 準 報 酬 月 額 + その 月 以 前 の1 年 間 の 標 準 賞 与 額 の 総 額 12 (70 歳 以 上 ) 標 準 報 酬 月 額 に 相 当 する 額 + (その 月 以 前 の1 年 間 の 標 準 賞 与 額 の 総 額 + 標 準 賞 与 額 に 相 当 する 額 ) 12 が 全 額 支 給 停 止 されたときに 限 り 加 給 年 金 額 は 支 給 停 止 される 17

厚 生 年 金 保 険 法 第 13 回 講 義 資 料 P826(2) の 支 給 繰 下 げ ( 例 示 )65 歳 に 受 給 権 を 取 得 し 70 歳 に 支 給 繰 下 げの 申 出 をするケース 本 来 の 年 金 額 この 部 分 のみ 繰 下 げ 可 能 在 職 老 齢 年 金 の 規 定 を 適 用 したと 仮 定 した 場 合 の 支 給 停 止 額 の 繰 下 げ 増 額 分 (A 増 額 率 ) A 繰 下 げ 支 給 の 65 歳 ( 裁 定 請 求 せず) 70 歳 ( 繰 下 げ 申 出 ) ポイント 1 支 給 繰 下 げの 規 定 は 平 成 19 年 4 月 1 日 前 に 既 に 65 歳 から 支 給 される の 受 給 権 を 取 得 している 者 には 適 用 されない 2 支 給 繰 下 げの 申 出 は の 支 給 繰 下 げの 申 出 と 同 時 に 行 う 必 要 はない 2 繰 下 げ 加 算 額 ( の 繰 下 げ 増 額 分 )は 60 ) 歳 台 後 半 の 在 職 老 齢 年 金 の 規 定 による 支 給 停 止 の 対 象 としない ( 法 第 46 条 第 1 項 ) の 支 給 繰 下 げについて 2013 年 度 版 テキスト P827 欄 外 ( 8) この 場 合 において 他 の 年 金 給 付 若 しくは 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 者 が 他 の 年 金 給 付 若 しくは 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 を 支 給 すべき 事 由 が 生 じた 日 ( 以 下 この 項 に おいて 受 給 権 者 となった 日 という ) 以 後 に 繰 下 げの 申 出 をしたときは 当 該 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 日 において 支 給 繰 下 げの 申 出 があったものとみなす 2014 年 度 版 テキスト P827 欄 外 ( 7) 1 この 場 合 において 他 の 年 金 給 付 若 しくは 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 者 が 他 の 年 金 給 付 若 しくは 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 を 支 給 すべき 事 由 が 生 じた 日 ( 以 下 この 項 において 受 給 権 者 となった 日 という ) 以 後 に 繰 下 げの 申 出 をしたときは 当 該 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 日 において 支 給 繰 下 げの 申 出 があったものとみなす 2 このほか 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 を 取 得 しなかった 者 が の 受 給 権 を 取 得 した 日 か ら 5 年 を 経 過 した 日 後 に 支 給 繰 下 げの 申 出 をしたときは 5 年 を 経 過 した 日 に 支 給 繰 下 げの 申 出 があったものとみなす 18

厚 生 年 金 保 険 法 第 19 回 講 義 資 料 P859 3. 遺 族 厚 生 年 金 の 額 イ) 受 給 権 者 が 次 のロ) 以 外 に 該 当 するもの 以 外 である 場 合 の 額 65 歳 以 降 に 限 る 遺 族 厚 生 年 金 ( ) 遺 族 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 ( ) ( ) 死 亡 した 者 に 係 る の 額 の4 分 の3に 相 当 する 額 ロ) 受 給 権 者 が 高 齢 期 の 遺 族 配 偶 者 である 場 合 の 額 P860 860(3) 遺 族 厚 生 年 金 と 自 分 自 身 の の 受 給 権 を 有 する 65 歳 以 降 の 遺 族 ( 改 正 の 趣 旨 ) 改 正 前 は 自 分 自 身 の が 全 額 受 給 できないという 欠 点 があったので 自 分 自 身 が 納 めた 保 険 料 が 確 実 に 反 映 される 仕 組 みになるように を 全 額 支 給 する 仕 組 みに 変 更 した 改 正 前 遺 族 厚 生 年 金 3 分 の2 2 分 の1 遺 族 厚 生 年 金 改 正 後 死 亡 した 者 の 配 偶 者 が 受 給 する 場 合 1 次 の2つの 基 準 ( 加 給 年 金 額 は 除 く)を く 比 較 して 多 いほうを 選 択 して 遺 族 厚 生 年 金 の 額 を 決 定 する ( 例 では 左 側 の 額 の 方 が 多 いので 左 側 の 金 額 が 遺 族 厚 生 年 金 の 金 額 となる 2へ) ( 例 ) ( 1) ( 1) 遺 族 厚 生 年 金 3 分 の2 2 分 の1 遺 族 厚 生 年 金 ( 2) ( 1) 死 亡 者 の 報 酬 比 例 の 年 金 額 の4 分 の3 3 分 の2+ 額 等 合 計 額 2 分 の1 ( 2) 死 亡 者 の 報 酬 比 例 の 年 金 額 の4 分 の3に 相 当 する 額 19

2 決 定 された 遺 族 厚 生 年 金 と 自 分 自 身 の と 比 較 する < 遺 族 厚 生 年 金 の 時 ( 遺 族 厚 生 年 金 が より 額 が 多 いとき) 遺 族 厚 生 年 金 ( 差 額 ) 遺 族 厚 生 年 金 ( 全 額 ) ( 全 額 ) 遺 族 厚 生 年 金 の 時 遺 族 厚 生 年 金 ( 全 額 ) ( 全 額 ) 遺 族 厚 生 年 金 の 加 算 の 特 例 ( 補 足 その1) 1 配 偶 者 に 支 給 する 遺 族 厚 生 年 金 の 額 は 当 該 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 の 死 亡 の 当 時 その 妻 が 厚 生 年 金 保 険 法 第 59 条 第 1 項 に 規 定 する 要 件 に 該 当 した 子 と 生 計 を 同 じくしてい た 場 合 であって 当 該 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 の 死 亡 につきその 妻 が 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 しないときは 遺 族 基 礎 年 金 の 額 及 び 子 の 加 算 額 に 相 当 する 額 を 加 算 した 額 と する ( 昭 和 60 年 法 附 則 第 74 条 第 1 項 ) 2 子 に 支 給 する 遺 族 厚 生 年 金 の 額 は 当 該 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 の 死 亡 に つきその 子 が 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 しないときは 遺 族 基 礎 年 金 の 額 に 相 当 する 額 を 加 算 した 額 とする ( 昭 和 60 年 法 附 則 第 74 条 第 2 項 ) ( 例 ) 障 害 等 級 1 級 又 は2 級 の 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 ( 国 民 年 金 の 第 2 号 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 ではない 者 )が 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しておらず 国 民 年 金 にも 任 意 加 入 していない 時 に 死 亡 した 場 合 ア. 国 民 年 金 被 保 険 者 に 該 当 していないので 遺 族 基 礎 年 金 はもらえない イ. 厚 生 年 金 障 害 等 級 の1 1 級 又 は2 級 に 該 当 する 障 害 の 状 態 にある 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 の 死 亡 なので 遺 族 厚 生 年 金 がもらえる 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 特 例 の 加 算 20

遺 族 厚 生 年 金 の 遺 族 に 関 する 特 例 ( 補 足 その2) 遺 族 厚 生 年 金 を 受 給 できる 遺 族 の 範 囲 第 1 順 位 配 偶 者 及 び 一 定 範 囲 の 子 ( 夫 は 被 保 険 者 等 の 死 亡 の 当 時 55 歳 以 上 60 歳 に 達 するまでは 支 給 停 止 ) 第 2 順 位 父 母 ( 父 母 は 被 保 険 者 等 の 死 亡 の 当 時 55 歳 以 上 60 歳 に 達 するまでは 支 給 停 止 ) 第 3 順 位 一 定 範 囲 の 孫 第 4 順 位 祖 父 母 ( 祖 父 母 は 被 保 険 者 等 の 死 亡 の 当 時 55 歳 以 上 60 歳 に 達 するまでは 支 給 停 止 ) 一 定 範 囲 の 子 又 は 孫 18 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にあり 現 に 婚 姻 していない 子 又 は 20 歳 未 満 であって 障 害 等 級 (1 級 又 は2 級 )に 該 当 する 障 害 の 状 態 にあり 現 に 婚 姻 していない 子 夫 父 母 祖 父 母 に 関 する 特 例 (1) 平 成 8 年 4 月 1 日 前 に 死 亡 した 者 については 夫 父 母 祖 父 母 が 死 亡 の 当 時 55 歳 未 満 であっても 障 害 等 級 1 級 又 は2 級 に 該 当 する 障 害 の 状 態 にあれば 遺 族 の 要 件 に 該 当 していることとされている メモ (2) 死 亡 した 者 が 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 するとき その 遺 族 が 夫 父 母 祖 父 母 である 場 合 の 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 資 格 は 55 歳 以 上 又 は 障 害 等 級 1 級 又 は2 級 に 該 当 する 障 害 の 状 態 にあれば 遺 族 厚 生 年 金 を 支 給 する 1 旧 適 用 法 人 (JR JT NTT)の 共 済 組 合 の 次 のいずれかの 給 付 の 受 給 権 者 であった 者 で 平 成 19 年 4 月 1 日 前 に 死 亡 していたこと ( 平 成 8 年 法 附 則 第 11 条 ) 障 害 共 済 年 金 (1 級 又 は2 級 )の 受 給 権 者 であった 者 退 職 共 済 年 金 等 の 受 給 権 者 又 は 平 成 9 年 3 月 31 日 にこれらの 年 金 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしてい る 者 旧 適 用 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 中 に 初 診 日 のある 傷 病 により 資 格 喪 失 後 初 診 日 から5 年 以 内 に 死 亡 した 者 21

2 旧 農 林 共 済 組 合 の 共 済 組 合 の 次 のいずれかの 給 付 の 受 給 権 者 であった 者 で 平 成 24 年 4 月 1 日 前 に 死 亡 していたこと 障 害 共 済 年 金 (1 級 又 は2 級 )の 受 給 権 者 であった 者 退 職 共 済 年 金 等 の 受 給 権 者 又 は 平 成 14 年 3 月 31 日 にこれらの 年 金 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たして いる 者 旧 適 用 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 中 に 初 診 日 のある 傷 病 により 資 格 喪 失 後 初 診 日 から5 年 以 内 に 死 亡 した 者 メモ 特 例 の 年 金 について( 補 足 その3) 国 民 年 金 旧 陸 軍 等 共 済 組 合 等 の 組 合 員 であった 期 間 を 有 する 者 に 対 する 特 例 老 齢 年 金 支 給 要 件 1 第 1 号 被 保 険 者 としての 保 険 料 納 付 済 期 間 + 保 険 料 免 除 期 間 が1 年 以 上 あること 2 保 険 料 納 付 済 期 間 + 保 険 料 免 除 期 間 + 旧 令 共 済 組 合 員 期 間 が 25 年 以 上 あること 3 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしていない 者 であること 以 上 の 要 件 をすべて 満 たす 者 は 65 歳 から 国 民 年 金 の 特 例 老 齢 年 金 が 支 給 される ( 国 民 年 金 法 附 則 第 9 条 の3) 支 給 額 第 1 号 被 保 険 者 としての 保 険 料 納 付 済 期 間 と 保 険 料 免 除 期 間 につき と 同 様 に 計 算 した 額 旧 令 共 済 組 合 旧 陸 軍 共 済 組 合 旧 海 軍 共 済 組 合 朝 鮮 総 督 府 逓 信 官 署 共 済 組 合 朝 鮮 総 督 府 交 通 局 共 済 組 合 台 湾 総 督 府 専 売 局 共 済 組 合 台 湾 総 督 府 交 通 局 逓 信 共 済 組 合 台 湾 総 督 府 営 林 共 済 組 合 台 湾 総 督 府 交 通 局 鉄 道 共 済 組 合 の8つ 22

厚 生 年 金 保 険 特 例 老 齢 年 金 支 給 要 件 1 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしていない 60 歳 以 上 である 者 2 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 を1 1 年 以 上 有 していること 3 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 + 旧 令 共 済 組 合 員 期 間 が 20 年 以 上 あること 支 給 額 特 別 支 給 の ( 定 額 部 分 + 報 酬 比 例 部 分 )と 同 額 特 例 遺 族 年 金 支 給 要 件 1 死 亡 した 者 が の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしていなかったこと 2 死 亡 した 者 が 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 を1 1 年 以 上 有 していること 3 死 亡 した 者 が 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 + 旧 令 共 済 組 合 員 期 間 が 20 年 以 上 あること 以 上 により 死 亡 した 者 の 遺 族 が 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 所 得 していないときは 特 例 の 遺 族 年 金 を 支 給 する 支 給 額 特 別 支 給 の ( 定 額 部 分 + 報 酬 比 例 部 分 )の 100 分 の 50 に 相 当 する 額 23

厚 生 年 金 保 険 法 第 20 回 講 義 資 料 平 成 25 年 度 の 改 定 率 2013 年 度 版 テキスト P832 欄 外 ( 5) 平 成 24 年 度 の 改 定 率 0.982 2014 年 度 版 テキスト P832 欄 外 ( 5) 平 成 25 年 度 の 改 定 率 0.982 障 害 厚 生 年 金 の 保 険 料 納 付 要 件 の 特 例 について 2013 年 度 版 テキスト P845 (3) 保 険 料 納 付 要 件 初 診 日 が 平 成 28 年 4 月 1 日 前 2014 年 度 版 テキスト P845 (3) 保 険 料 納 付 要 件 初 診 日 が 平 成 38 年 4 月 1 日 前 障 害 厚 生 年 金 の 額 の 改 定 請 求 2013 年 度 版 テキスト P851(2) 受 給 権 者 の 改 定 請 求 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 は 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 障 害 の 程 度 が 増 進 したことによる 障 害 厚 生 年 金 の 額 の 改 定 を 請 求 することができます ただし この 請 求 は 当 該 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 日 又 は 厚 生 労 働 大 臣 の 診 査 を 受 けた 日 から 起 算 して1 年 を 経 過 した 日 後 でなければ 行 うことができません 2014 年 度 版 テキスト P851(2) 受 給 権 者 の 改 定 請 求 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 は 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 障 害 の 程 度 が 増 進 したことによる 障 害 厚 生 年 金 の 額 の 改 定 を 請 求 することができます ただし この 請 求 は 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 の 障 害 の 程 度 が 増 進 したことが 明 らかである 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 を 除 き 当 該 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 日 又 は 厚 生 労 働 大 臣 の 診 査 を 受 けた 日 から 起 算 して1 年 を 経 過 した 日 後 でなければ 行 うことが できません 24

遺 族 厚 生 年 金 の 保 険 料 納 付 要 件 の 特 例 について 2013 年 度 版 テキスト P857 (3) 死 亡 した 者 の 保 険 料 納 付 要 件 死 亡 日 が 平 成 28 年 4 月 1 日 前 2014 年 度 版 テキスト P857 (3) 死 亡 した 者 の 保 険 料 納 付 要 件 死 亡 日 が 平 成 38 年 4 月 1 日 前 P863 1. 遺 族 厚 生 年 金 の 失 権 (1) 若 年 期 の 妻 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 の 見 直 し( 子 がない 妻 ) 30 歳 未 満 の 妻 は 5 年 間 しか 遺 族 厚 生 年 金 を 受 けられない 場 合 がある 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 当 時 30 歳 未 満 である 妻 が 当 該 遺 族 厚 生 年 金 と 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づく 国 民 年 金 法 による 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 しないとき 当 該 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 日 から 起 算 して5 5 年 経 過 したときに 受 給 権 は 消 滅 する (30 歳 未 満 の 一 定 の 子 がない 妻 ) 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 取 得 30 歳 5 年 経 過 受 給 権 消 滅 遺 族 厚 生 年 金 (2) 若 年 期 の 妻 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 の 見 直 し( 子 がある 妻 ) 遺 族 厚 生 年 金 と 当 該 遺 族 厚 生 年 金 と 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づく 国 民 年 金 法 による 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 する 妻 が 30 歳 に 達 する 日 前 に 当 該 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 消 滅 したとき 当 該 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 消 滅 した 日 から 起 算 して5 5 年 経 過 したときに 受 給 権 は 消 滅 する (30 歳 未 満 の 一 定 の 子 がある 妻 ) 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 取 得 30 歳 5 年 経 過 受 給 権 消 滅 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 基 礎 年 金 30 歳 に 達 する 日 前 に 当 該 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 消 滅 25

遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 について 2013 年 度 版 テキスト P863 2. 支 給 停 止 (1) 支 給 停 止 事 由 その1 支 給 停 止 事 由 被 保 険 者 等 の 死 亡 について 労 働 基 準 法 の 規 定 によ 共 通 る 遺 族 補 償 が 行 われるべきものであるとき 妻 が 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 するとき( 妻 を 優 先 子 して 支 給 する ) 妻 に 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 がなく 子 が 当 該 遺 族 基 妻 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 するとき 子 が 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 するとき( 子 を 優 先 夫 して 支 給 する ) 支 給 停 止 期 間 死 亡 日 から6 年 間 その 間 支 給 停 止 (2) 支 給 停 止 事 由 その2 1 夫 父 母 又 は 祖 父 母 に 特 有 の 支 給 停 止 夫 父 母 又 は 祖 父 母 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 は 受 給 権 者 が 60 歳 に 達 するまでの 期 間 その 支 給 が 停 止 されます ( 若 年 支 給 停 止 ) 2014 年 度 版 テキスト P863 2. 支 給 停 止 (1) 支 給 停 止 事 由 その1 支 給 停 止 事 由 被 保 険 者 等 の 死 亡 について 労 働 基 準 法 の 規 定 によ 共 通 る 遺 族 補 償 が 行 われるべきものであるとき 妻 が 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 するとき( 妻 を 優 先 子 して 支 給 する ) 配 偶 者 に 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 がなく 子 が 当 該 遺 配 偶 者 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 するとき 支 給 停 止 期 間 死 亡 日 から6 年 間 その 間 支 給 停 止 (2) 支 給 停 止 事 由 その2 1 夫 父 母 又 は 祖 父 母 に 特 有 の 支 給 停 止 夫 父 母 又 は 祖 父 母 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 は 受 給 権 者 が 60 歳 に 達 するまでの 期 間 その 支 給 が 停 止 されます ( 若 年 支 給 停 止 ) ただし 夫 については 同 一 の 死 亡 について 夫 が 国 民 年 金 の 遺 族 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 すると きは 支 給 停 止 されません 26

(まとめ) 国 民 年 金 と 厚 生 年 金 保 険 の 加 算 について 配 偶 者 加 算 子 の 加 算 ( 受 給 権 者 が 昭 和 9 年 4 月 2 日 以 後 の 生 まれの 場 合 は 更 に 特 別 加 算 あり) 障 害 基 礎 年 金 障 害 厚 生 年 金 (1 級 又 は2 級 のみ) 遺 族 基 礎 年 金 ( 一 定 の 子 を 持 つ 配 偶 者 ) 遺 族 厚 生 年 金 中 高 齢 寡 婦 加 算 厚 生 年 金 保 険 法 第 21 回 講 義 資 料 P866 1. 脱 退 一 時 金 平 成 15 年 4 月 1 日 前 に 被 保 険 者 期 間 を 有 する 場 合 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 前 ) ( 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 ) 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 1.3 + 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 及 び 標 準 賞 与 額 支 給 率 被 保 険 者 期 間 の 月 数 支 給 率 について 被 保 険 者 期 間 支 給 率 6 月 以 上 12 月 未 満 A 2 分 の1 6 12 月 以 上 18 月 未 満 A 2 分 の1 12 18 月 以 上 24 月 未 満 A 2 分 の1 18 24 月 以 上 30 月 未 満 A 2 分 の1 24 30 月 以 上 36 月 未 満 A 2 分 の1 30 36 月 以 上 A 2 分 の1 36 A = 最 後 に 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 した 日 の 属 する 月 の 前 月 ( 最 終 月 )の 属 する 年 の 前 年 10 月 の 保 険 料 率 である なお 最 終 月 が1 月 から8 月 までの 場 合 にあっては 前 々 年 の 10 月 の 保 険 料 率 である P867 2. 脱 退 手 当 金 平 成 15 年 4 月 1 日 前 に 被 保 険 者 期 間 を 有 する 場 合 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 前 ) ( 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 ) 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 + 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 及 び 標 準 賞 与 額 1.3 1.1 ~ 5.4 被 保 険 者 期 間 の 月 数 27

P868 3. 離 婚 分 割 制 度 ( 合 意 分 割 制 度 ) ( 例 ) 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 婚 姻 期 間 中 の 納 付 記 録 の 一 部 報 酬 額 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 妻 自 身 の 保 険 料 納 付 記 録 対 象 期 間 婚 姻 離 婚 婚 姻 期 間 ( 対 象 期 間 ) 中 の 標 準 報 酬 を 再 評 価 したもの( 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 )の 多 い 者 が 少 ない 者 に 対 して 標 準 報 酬 の 分 割 を 行 う 用 語 の 説 明 第 1 号 改 定 者 分 割 される 側 の 者 ( 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 の 多 い 者 ) 第 2 号 改 定 者 分 割 を 受 ける 側 の 者 ( 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 の 少 ない 者 ) 離 婚 等 離 婚 ( 原 則 として 婚 姻 の 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にあった 者 について 当 該 事 情 が 解 消 した 場 合 を 除 く ) 婚 姻 の 取 消 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 由 をいう ( 例 外 ) 婚 姻 の 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にあった 者 でも 第 3 号 被 保 険 者 として 認 定 されていた 期 間 については 分 割 の 対 象 となる 対 象 期 間 婚 姻 期 間 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 期 間 をいう 当 事 者 第 1 号 改 定 者 及 び 第 2 号 改 定 者 をいう 離 婚 分 割 の 手 続 きの 流 れ 求 年 を 金 行 事 う 務 所 に 情 報 提 供 請 分 割 合 を 決 め る ( 1 ) 夫 婦 の 協 議 等 に よ っ て 按 定 請 求 を 行 う 年 金 事 務 所 に 標 準 報 酬 改 る ( 2 ) 賞 与 額 を 改 定 又 は 決 定 す 夫 婦 の 標 準 報 酬 月 額 標 準 ( 1) 協 議 が 調 わない 時 又 は 協 議 ができないときは 当 事 者 の 一 方 の 申 し 立 てにより 家 庭 裁 判 所 が 按 分 割 合 を 定 めることができる ( 2)すでに 年 金 受 給 者 の 場 合 は 年 金 額 が 改 定 される 28

重 要 ポイント 次 のいずれかに 該 当 する 場 合 は 情 報 の 提 供 の 請 求 をすることはできない (ア) 情 報 の 請 求 が 標 準 報 酬 改 定 請 求 後 に 行 われた 場 合 (イ) 離 婚 等 したときから2 2 年 を 経 過 したとき 按 分 割 合 について 1 請 求 すべき 按 分 割 合 は 当 事 者 それぞれの 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 ( 1)の 合 計 額 に 対 する 第 2 号 改 定 者 の 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 ( )の 割 合 を 超 え2 分 の1 以 下 の 範 囲 内 で 定 められなければならない 分 割 前 ( 例 )この 夫 婦 は 合 意 により 按 分 割 合 を 0.5 にした 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 20 年 報 酬 総 額 8,000 万 円 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 8 年 報 酬 総 額 2,000 万 円 この 場 合 両 者 の 報 酬 総 額 の 合 計 は 8,000 万 円 +2,000 万 円 = 1 億 円 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 8,000 万 円 この 30% 分 の 分 割 を 受 ける 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 分 割 後 妻 の 元 々の 持 分 全 体 の 20% 按 分 割 合 50%で 合 意 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 8,000 万 円 -3,000 万 円 =5,000 万 円 再 評 価 率 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 +3,000 万 円 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 こちらも 合 計 5,000 万 円 再 評 価 率 ( 再 評 価 率 は 夫 婦 とも1とする ) ( ) 対 象 期 間 標 準 報 酬 総 額 P808 対 象 期 間 に 係 る 被 保 険 者 期 間 の 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 ( 法 第 26 条 の 規 定 による 従 前 標 準 報 酬 月 額 が 標 準 報 酬 月 額 とみなされた 月 にあっては 従 前 標 準 報 酬 月 額 )と と 標 準 賞 与 額 に 当 事 者 を 受 給 権 者 とみなして 対 象 期 間 の 末 日 において 適 用 される 再 評 価 率 を 乗 じて 得 た 額 の 総 額 をいう 29

厚 生 年 金 保 険 法 第 22 回 講 義 資 料 標 準 報 酬 の 改 定 又 は 決 定 (ア) 標 準 報 酬 月 額 の 改 定 式 1 第 1 号 改 定 者 の 改 定 後 の 標 準 報 酬 月 額 標 準 報 酬 月 額 = 改 定 前 の 第 1 号 改 定 者 の 標 準 報 酬 月 額 (1- 改 定 割 合 ( )) 2 第 2 号 改 定 者 の 改 定 後 の 標 準 報 酬 月 額 標 準 報 酬 月 額 = 改 定 前 の 第 2 号 改 定 者 の 標 準 報 酬 月 額 ( 標 準 報 酬 月 額 を 有 しない 月 は 零 ) + 第 1 号 改 定 者 の 改 定 前 の 標 準 報 酬 月 額 改 定 割 合 (イ) 標 準 賞 与 額 の 改 定 式 1 第 1 号 改 定 者 の 改 定 後 の 標 準 賞 与 額 標 準 賞 与 額 = 改 定 前 の 第 1 号 改 定 者 の 標 準 賞 与 額 (1- 改 定 割 合 ( )) 2 第 2 号 改 定 者 の 改 定 後 の 標 準 賞 与 額 標 準 賞 与 額 = 改 定 前 の 第 2 号 改 定 者 の 標 準 賞 与 額 ( 標 準 賞 与 額 を 有 しない 月 は 零 ) + 第 1 号 改 定 者 の 改 定 前 の 標 準 賞 与 額 改 定 割 合 ( ) 改 定 割 合 = 按 分 割 合 - ( 第 2 号 改 定 者 報 酬 総 額 第 1 号 改 定 者 報 酬 総 額 ) (1- 按 分 割 合 ) 第 1 号 改 定 者 と 第 2 号 改 定 者 の 報 酬 総 額 を 按 分 割 合 どおりに 分 け 合 うための 割 合 この 事 例 での 改 定 割 合 按 分 割 合 = 0.5 としている 改 定 割 合 = 0.5 - (2,000 万 円 8,000 万 円 ) (1-0.5) = 0.375 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 8,000 万 円 (1-0.375) = 5,000 万 円 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 8,000 万 円 0.375 = 3,000 万 円 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 2,000 万 円 + 8,000 万 円 0.375 = 5,000 万 円 重 要 ポイント (ア) 標 準 報 酬 の 改 定 又 は 決 定 で 用 いるのは 改 定 割 合 であり 按 分 割 合 ではない (イ) 標 準 報 酬 の 改 定 又 は 決 定 においても 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 被 保 険 者 の 特 例 ( 法 第 26 条 )の 規 定 による 従 前 標 準 報 酬 月 額 が 標 準 報 酬 月 額 とみなされた 月 にあっては 従 前 標 準 報 酬 月 額 を 標 準 報 酬 月 額 とする (ウ) 第 2 号 改 定 者 が 標 準 報 酬 月 額 ( 標 準 賞 与 額 )を 有 しない 月 については 零 とする 30

2 按 分 割 合 の 範 囲 について 情 報 の 提 供 を 受 けた 日 が 対 象 期 間 の 末 日 前 であって 対 象 期 間 の 末 日 まで の 間 が1 年 を 超 えない 場 合 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 における 標 準 報 酬 改 定 割 合 については 当 該 情 報 の 提 供 を 受 けた 按 分 割 合 の 範 囲 を 請 求 すべき 按 分 割 合 の 範 囲 とすることができる 1 年 以 内 婚 姻 情 報 の 提 供 を 受 けた 日 離 婚 ( 対 象 期 間 の 末 日 ) 情 報 提 供 の 通 知 先 (ア) 婚 姻 期 間 中 請 求 をした 者 のみ (イ) 離 婚 などの 成 立 後 当 事 者 双 方 ( 請 求 していない 者 にも 通 知 される ) 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 について 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 とは 対 象 期 間 のうち 第 1 号 改 定 者 の 被 保 険 者 期 間 であって 第 2 号 改 定 者 の 被 保 険 者 期 間 ではない 期 間 で 第 2 号 改 定 者 の 被 保 険 者 期 間 であったものとみなされた 期 間 ( 法 第 78 条 の7かっこ 書 ) ( 例 ) 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 第 1 号 改 定 者 の 被 保 険 者 期 間 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 第 2 号 改 定 者 の 被 保 険 者 期 間 であったものとみなされた 期 間 ( 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 ) 婚 姻 離 婚 P870 欄 外 ステップアップ( 6) 障 害 厚 生 年 金 について 障 害 厚 生 年 金 の 額 について いわゆる 最 低 保 障 月 数 300 の 規 定 が 適 用 されているときは 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 は その 計 算 の 基 礎 としない (みなしの 期 間 は 除 いて 分 割 するということ ) ( 理 由 ) 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 を 障 害 厚 生 年 金 の 計 算 の 基 礎 に 含 めて 分 割 すると かえって 障 害 厚 生 年 金 の 金 額 が 減 ってしまう 場 合 がありそれを 防 止 するため 31

離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 を 障 害 厚 生 年 金 の 計 算 の 基 礎 に 含 めて 分 割 した 場 合 ( 例 ) 按 分 割 合 = 0.5 改 定 割 合 = 0.5-(1,200 万 円 3,000 万 円 ) (1-0.5)=0.3 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 120 月 報 酬 総 額 3,000 万 円 (1-0.3) 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 も 受 ける 全 体 で 120 月 3,000 万 円 0.3 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 60 月 報 酬 総 額 1,200 万 円 ( 分 割 前 の 障 害 厚 生 年 金 ) (みなしの 期 間 を 含 めた 分 割 後 の 障 害 厚 生 年 金 ) 20 万 円 1,000 分 の 5.481 300 月 17.5 万 円 1,000 分 の 5.481 300 月 1,200 万 円 1,200 万 円 + 900 万 円 60 月 120 月 328,900 円 287,800 円 ( 分 割 したのに 金 額 が 減 る ) 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 を 障 害 厚 生 年 金 の 計 算 の 基 礎 に 含 めずに 分 割 した 場 合 ( 例 ) 按 分 割 合 = 0.5 改 定 割 合 = 0.5-(1,200 万 円 3,000 万 円 ) (1-0.5)=0.3 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 120 月 報 酬 総 額 3,000 万 円 (1-0.3) 結 婚 平 成 19 年 4 月 離 婚 離 婚 時 みなし 被 保 険 者 期 間 60 月 3,000 万 円 0.3 2 2 分 の1 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 厚 生 年 金 加 入 60 月 報 酬 総 額 1,200 万 円 ( 分 割 前 の 障 害 厚 生 年 金 ) (みなしの 期 間 を 除 いた 分 割 後 の 障 害 厚 生 年 金 ) 20 万 円 1,000 分 の 5.481 300 月 27.5 万 円 1,000 分 の 5.481 300 月 1,200 万 円 1,200 万 円 + 450 万 円 60 月 60 月 328,900 円 452,200 円 ( 金 額 が 増 えている ) 32

P871 4.3 号 分 割 制 度 結 婚 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 夫 結 婚 妻 ( 第 3 号 被 保 険 者 ) 合 意 により 按 分 割 合 を 決 定 (50%が 上 限 ) 第 3 号 分 割 の 対 象 特 定 被 保 険 者 の 報 酬 の2 2 分 の1が 分 割 される 3 号 分 割 制 度 1 平 成 20 年 5 月 1 日 以 降 の 離 婚 を 第 3 号 被 保 険 者 分 割 の 対 象 とする 2 第 3 号 被 保 険 者 分 割 の 対 象 期 間 ( 特 定 期 間 という )は 平 成 20 年 4 月 1 日 以 後 の 期 間 に 限 ら れる 3 分 割 される 側 ( 第 2 号 被 保 険 者 )を 特 定 被 保 険 者 といい 分 割 を 受 ける 側 ( 第 3 号 被 保 険 者 )を 被 扶 養 配 偶 者 という 4 被 扶 養 配 偶 者 からの 請 求 によって 特 定 期 間 における 特 定 被 保 険 者 の 報 酬 の2 分 の1が 分 割 され る 5 離 婚 等 したときから2 2 年 を 経 過 したときは 分 割 の 請 求 はできない 離 婚 時 等 の 合 意 分 割 制 度 1 平 成 19 年 4 月 1 日 以 降 の 離 婚 を 離 婚 時 等 の 分 割 の 対 象 とする 2 平 成 19 年 4 月 1 日 以 降 の 離 婚 であれば 平 成 19 年 4 月 1 日 前 からの 婚 姻 期 間 も 離 婚 時 等 の 分 割 対 象 期 間 である 3 按 分 割 合 の 上 限 は2 分 の1とする ( 割 合 は 協 議 又 は 家 庭 裁 判 所 の 決 定 による ) 4 離 婚 等 したときから2 2 年 を 経 過 したときは 分 割 の 請 求 はできない 33

P871 1.3 号 分 割 の 要 件 ( 例 ) 按 分 割 合 を 0.5 と 定 めて 合 意 分 割 をする 場 合 分 割 前 結 婚 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 特 定 被 保 険 者 報 酬 総 額 6,000 万 円 報 酬 総 額 2,000 万 円 結 婚 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 第 3 号 被 保 険 者 期 間 1 まず 第 3 号 被 保 険 者 分 割 が 行 われる 結 婚 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 特 定 被 保 険 者 報 酬 総 額 6,000 万 円 報 酬 総 額 2,000 万 円 結 婚 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 第 3 号 被 保 険 者 期 間 第 3 号 分 割 2 次 に 離 婚 時 等 の 分 割 ( 合 意 によるもの)が 行 われる 結 婚 A 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 夫 ( 第 1 号 改 定 者 ) 特 定 被 保 険 者 報 酬 総 額 6,000 万 円 - A 結 婚 A 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 離 婚 妻 ( 第 2 号 改 定 者 ) 報 酬 総 額 2,000 万 円 第 3 号 被 保 険 者 期 間 第 3 号 分 割 注 意 請 求 した 日 において 特 定 被 保 険 者 ( 第 1 号 改 定 者 =この 例 では 夫 )が 障 害 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 であるときは この 規 定 は 適 用 されない (つまり 第 3 号 分 割 は 行 われないということ ) 34

厚 生 年 金 保 険 法 第 23 回 講 義 資 料 基 礎 年 金 拠 出 金 に 対 する 国 庫 負 担 2013 年 度 版 テキスト P875 1. 基 礎 年 金 拠 出 金 に 対 する 国 庫 負 担 国 庫 は 毎 年 度 厚 生 年 金 保 険 の 管 掌 者 たる 政 府 が 負 担 する 基 礎 年 金 拠 出 金 の 額 の2 分 の1に 相 当 す る 額 を 負 担 します ただし 基 礎 年 金 拠 出 金 に 対 する 国 庫 負 担 の 割 合 は 経 過 措 置 により 段 階 的 に2 分 の1に 引 き 上 げ られます 具 体 的 には 平 成 19 年 度 から 特 定 年 度 の 前 年 度 までの 各 年 度 における 国 庫 負 担 割 合 は3 分 の1に 1,000 分 の32を 加 えた 率 となります ( 平 16 法 附 則 32 条 ) さらに 平 成 21 年 度 から 特 定 年 度 の 前 年 度 までの 各 年 度 における 国 庫 負 担 の 割 合 は 法 本 来 の 割 合 (1/2)となるよう 経 過 措 置 による 国 庫 負 担 (1/3+32/1,000)との 差 額 を 別 途 負 担 する 特 例 が 設 けられています ( 平 16 法 附 則 32 条 の2 32 条 の3) 2014 年 度 版 テキスト P875 1. 基 礎 年 金 拠 出 金 に 対 する 国 庫 負 担 国 庫 は 毎 年 度 厚 生 年 金 保 険 の 管 掌 者 たる 政 府 が 負 担 する 基 礎 年 金 拠 出 金 の 額 の2 分 の1に 相 当 す る 額 を 負 担 します この2 分 の1の 国 庫 負 担 割 合 は 従 来 3 分 の1であったものを 平 成 16 年 の 改 正 により 2 分 の1へ 引 き 上 げられたものです ただし 実 際 は 平 成 26 年 度 (これを 特 定 年 度 という )までに 段 階 的 に2 分 の1へと 引 き 上 げられました 具 体 的 には 平 成 19 年 度 から 平 成 25 年 度 までの 各 年 度 における 国 庫 負 担 割 合 ( 経 過 措 置 による 国 庫 負 担 割 合 )は 3 3 分 の1に 1,000 分 の 32 を 加 えて 得 た 率 です ( 平 16 法 附 則 32 条 ) また 平 成 21 年 度 から 平 成 25 年 度 までの 各 年 度 については 公 債 の 発 行 による 収 入 金 を 活 用 する 等 の 特 例 により 法 本 来 の 国 庫 負 担 (2 分 の1)と 経 過 措 置 による 国 庫 負 担 の 差 額 を 負 担 します ( 平 成 16 法 附 則 32 条 の2) 35

保 険 料 率 の 引 上 げ 2013 年 度 版 テキスト P877 各 年 度 の 保 険 料 率 原 則 第 3 種 被 保 険 者 平 成 16 年 9 月 以 前 1,000 分 の 135.8 1,000 分 の 149.6 平 成 16 年 10 月 ~ 平 成 17 年 8 月 1,000 分 の 139.34 1,000 分 の 152.08 平 成 17 年 9 月 ~ 平 成 18 年 8 月 1,000 分 の 142.88 1,000 分 の 154.56 平 成 18 年 9 月 ~ 平 成 19 年 8 月 1,000 分 の 146.42 1,000 分 の 157.04 平 成 19 年 9 月 ~ 平 成 20 年 8 月 1,000 分 の 149.96 1,000 分 の 159.52 平 成 20 年 9 月 ~ 平 成 21 年 8 月 1,000 分 の 153.5 1,000 分 の 162 平 成 21 年 9 月 ~ 平 成 22 年 8 月 1,000 分 の 157.04 1,000 分 の 164.48 平 成 22 年 9 月 ~ 平 成 23 年 8 月 1,000 分 の 160.58 1,000 分 の 166.96 平 成 23 年 9 月 ~ 平 成 24 年 8 月 1,000 分 の 164.12 1,000 分 の 169.44 平 成 24 年 9 月 ~ 平 成 25 年 8 月 1,000 分 の 167.66 1,000 分 の 171.92 平 成 25 年 9 月 ~ 平 成 26 年 8 月 1,000 分 の 171.20 1,000 分 の 174.40 平 成 26 年 9 月 ~ 平 成 27 年 8 月 1,000 分 の 174.74 1,000 分 の 176.88 平 成 27 年 9 月 ~ 平 成 28 年 8 月 1,000 分 の 178.28 1,000 分 の 179.36 平 成 28 年 9 月 ~ 平 成 29 年 8 月 1,000 分 の 181.82 1,000 分 の 181.84 平 成 29 年 9 月 以 降 1,000 分 の 183 1,000 分 の 183 2014 年 度 版 テキスト P877 各 年 度 の 保 険 料 率 原 則 第 3 種 被 保 険 者 平 成 16 年 9 月 以 前 1,000 分 の 135.8 1,000 分 の 149.6 平 成 16 年 10 月 ~ 平 成 17 年 8 月 1,000 分 の 139.34 1,000 分 の 152.08 平 成 17 年 9 月 ~ 平 成 18 年 8 月 1,000 分 の 142.88 1,000 分 の 154.56 平 成 18 年 9 月 ~ 平 成 19 年 8 月 1,000 分 の 146.42 1,000 分 の 157.04 平 成 19 年 9 月 ~ 平 成 20 年 8 月 1,000 分 の 149.96 1,000 分 の 159.52 平 成 20 年 9 月 ~ 平 成 21 年 8 月 1,000 分 の 153.5 1,000 分 の 162 平 成 21 年 9 月 ~ 平 成 22 年 8 月 1,000 分 の 157.04 1,000 分 の 164.48 平 成 22 年 9 月 ~ 平 成 23 年 8 月 1,000 分 の 160.58 1,000 分 の 166.96 平 成 23 年 9 月 ~ 平 成 24 年 8 月 1,000 分 の 164.12 1,000 分 の 169.44 平 成 24 年 9 月 ~ 平 成 25 年 8 月 1,000 分 の 167.66 1,000 分 の 171.92 平 成 25 年 9 月 ~ 平 成 26 年 8 月 1,000 分 の 171.20 1,000 分 の 174.40 平 成 26 年 9 月 ~ 平 成 27 年 8 月 1,000 分 の 174.74 1,000 分 の 176.88 平 成 27 年 9 月 ~ 平 成 28 年 8 月 1,000 分 の 178.28 1,000 分 の 179.36 平 成 28 年 9 月 ~ 平 成 29 年 8 月 1,000 分 の 181.82 1,000 分 の 181.84 平 成 29 年 9 月 以 降 1,000 分 の 183 1,000 分 の 183 36

産 前 産 後 休 業 期 間 中 の 保 険 料 の 徴 収 の 特 例 の 新 設 2013 年 度 版 テキスト P880 3. 育 児 休 業 等 期 間 中 の 保 険 料 の 徴 収 の 特 例 育 児 休 業 等 をしている 被 保 険 者 が 使 用 される 事 業 所 の 事 業 主 が 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 申 出 をしたときは 当 該 被 保 険 者 に 係 る 保 険 料 であってその 育 児 休 業 等 を 開 始 した 日 の 属 する 月 からその 育 児 休 業 等 が 終 了 する 日 の 翌 日 が 属 する 月 の 前 月 までの 期 間 に 係 るものの 徴 収 は 行 わ ない ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 81 条 の2) 2014 年 度 版 テキスト P880 3. 育 児 休 業 等 期 間 中 産 前 産 後 休 業 期 間 中 の 保 険 料 免 除 育 児 休 業 等 をしている 被 保 険 者 が 使 用 される 事 業 所 の 事 業 主 が 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 申 出 をしたときは 当 該 被 保 険 者 に 係 る 保 険 料 であってその 育 児 休 業 等 を 開 始 した 日 の 属 する 月 からその 育 児 休 業 等 が 終 了 する 日 の 翌 日 が 属 する 月 の 前 月 までの 期 間 に 係 るものの 徴 収 は 行 わ ない ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 81 条 の2) 産 前 産 後 休 業 をしている 被 保 険 者 が 使 用 される 事 業 所 の 事 業 主 が 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 申 出 をしたときは 当 該 被 保 険 者 に 係 る 保 険 料 であってその 産 前 産 後 休 業 を 開 始 した 日 の 属 する 月 からその 産 前 産 後 休 業 が 終 了 する 日 の 翌 日 が 属 する 月 の 前 月 までの 期 間 に 係 るものの 徴 収 は 行 わない ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 81 条 の2の2) 37