第 7 章 薬 物 乱 用 犯 罪 被 害 等 1. 薬 物 乱 用 の 実 態 (1) 薬 物 乱 用 とその 影 響 薬 物 乱 用 とは 医 薬 品 を 医 療 以 外 の 目 的 で 使 用 すること 医 療 目 的 ではない 化 学 物 質 を 不 正 に 使 用 することである 乱 用 される 薬 物 には 前 者 の 例 として 睡 眠 薬 や 鎮 痛 剤 のような 向 精 神 薬 があり 後 者 の 例 としては 覚 せい 剤 大 麻 (マリファナ) 有 機 溶 剤 麻 薬 (コカイン ヘ ロイン MDMAなど)のような 化 学 物 質 が 挙 げられる 主 な 乱 用 薬 物 は7-1 表 のとおりであ る 7-1 表 薬 物 の 種 類 と 特 徴 中 枢 作 用 薬 物 のタイプ 精 神 依 存 身 体 依 存 耐 性 催 幻 覚 乱 用 時 の 主 な 症 状 その 他 離 脱 時 の 主 な 症 状 精 神 毒 性 分 類 1 あへん 類 (ヘロイン モルヒネ 等 ) +++ +++ +++ - 鎮 痛 縮 瞳 あくび 瞳 孔 散 大 流 涙 - 便 秘 呼 吸 抑 制 鼻 汁 嘔 吐 腹 痛 下 痢 血 圧 低 下 傾 眠 焦 燥 苦 悶 麻 薬 バルビツール 類 ++ ++ ++ - 鎮 静 催 眠 麻 酔 運 動 失 調 不 眠 振 戦 痙 攣 せん 妄 - 向 精 神 薬 アルコール ++ ++ ++ - 酩 酊 脱 抑 制 運 動 失 調 不 眠 抑 うつ 振 戦 痙 攣 せん 妄 + その 他 抑 制 ベンゾ ジアゼピン 類 (トリアゾラム 等 ) + + + - 鎮 静 催 眠 運 動 失 調 不 安 不 眠 振 戦 痙 攣 - せん 妄 向 精 神 薬 有 機 溶 剤 + ± + + 酩 酊 脱 抑 制 (トルエン シンナー 運 動 失 調 接 着 剤 等 ) 不 眠 振 戦 焦 燥 ++ 毒 劇 物 大 麻 (マリファナ ハシシ 等 ) + ± + ++ 眼 球 充 血 感 覚 変 容 情 動 の 変 化 不 眠 振 戦 焦 燥 + 大 麻 コカイン +++ - - - 瞳 孔 散 大 2 血 圧 上 昇 興 奮 脱 力 抑 うつ 焦 燥 痙 攣 不 眠 食 食 欲 亢 進 欲 低 下 ++ 麻 薬 興 奮 アンフェタミン 類 +++ - + - (メタンフェタミン 3 MDMA 等 ) 瞳 孔 散 大 2 血 圧 上 昇 興 奮 脱 力 抑 うつ 焦 燥 不 眠 食 欲 低 下 食 欲 亢 進 +++ 覚 せい 剤 4 LSD + - + +++ 瞳 孔 散 大 感 覚 変 容 不 詳 ± 麻 薬 ニコチン (たばこ) ++ ± ++ 5 鎮 静 発 揚 食 欲 低 下 焦 燥 食 欲 亢 進 - その 他 ( 注 ) 精 神 毒 性 : 精 神 病 惹 起 作 用 1: 法 律 上 の 分 類 2: 離 脱 症 状 とは 言 わず 反 跳 現 象 という 3:MDMA では 催 幻 覚 + 4:MDMA は 法 律 上 は 麻 薬 5: 主 として 急 性 耐 性 +-: 有 無 及 び 相 対 的 な 強 さを 表 す ただし 各 薬 物 の 有 毒 性 は 上 記 の+-のみで 評 価 されるわけではなく 結 果 とし て 個 人 の 社 会 生 活 及 び 社 会 全 体 に 及 ぼす 影 響 の 大 きさも 含 めて 総 合 的 に 評 価 される ( 資 料 ) 日 本 学 校 保 健 会 ホームページ 81
(2) 少 年 による 薬 物 乱 用 の 推 移 7-2 図 は 特 別 法 犯 少 年 の 送 致 人 員 に 占 める 薬 物 事 犯 を 示 している 薬 物 事 犯 は 昭 和 55 年 ~ 6 年 に 最 も 多 かったが 現 在 は 減 少 傾 向 にある しかし 平 成 2 年 に 大 麻 取 締 法 により 送 致 された 少 年 は227 人 ( 前 年 比 26.8% 増 ) 覚 せい 剤 取 締 法 違 反 で 送 致 された 中 学 生 が8 人 ( 前 年 比 1.% 増 ) 高 校 生 が34 人 ( 同 21.4% 増 )となっ ており 予 断 を 許 さない 状 況 である ( 平 成 2 年 中 の 数 値 は 暫 定 値 ) 7-2 図 特 別 法 犯 少 年 の 送 致 人 員 の 推 移 ( 人 ) 45, 4, 総 数 うち 薬 物 事 犯 39,62 ( 昭 和 31 年 ~ 平 成 2 年 ) 平 成 2 年 の 数 値 は 暫 定 値 35, 3, 32,129 25, 2, 15, 1, 6,736 5, 1,72 31 35 4 45 5 55 6 元 5 1 15 2 ( 年 ) ( 注 ) 特 別 法 犯 刑 法 犯 を 除 くすべての 犯 罪 ( 道 路 交 通 法 等 に 規 定 する 罪 を 除 く)をいい 条 例 に 規 定 する 罪 を 含 む 薬 物 事 犯 覚 せい 剤 取 締 法 違 反 麻 薬 及 び 向 精 神 薬 取 締 法 違 反 大 麻 取 締 法 違 反 あへん 法 違 反 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 違 反 をいう ( 資 料 ) 警 察 庁 少 年 非 行 等 の 概 要 ( 平 成 2 年 1 ~ 12 月 ) ( 平 成 21 年 2 月 ), 法 務 総 合 研 究 所 犯 罪 白 書 7-3 表 大 麻 乱 用 少 年 の 学 職 別 送 致 人 員 区 分 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 115 12 176 19 185 221 174 187 179 227 学 生 生 徒 44 38 62 59 7 77 68 35 54 74 中 学 生 5 4 4 3 6 5 4 1 2 高 校 生 27 2 39 33 38 37 42 21 28 49 大 学 生 9 6 9 13 15 15 6 4 14 16 その 他 の 学 生 8 7 1 9 14 19 15 6 11 7 有 職 少 年 3 32 56 7 58 6 5 81 58 94 無 職 少 年 41 32 58 61 57 84 56 71 67 59 82
7-4 表 覚 せい 剤 乱 用 少 年 の 学 職 別 送 致 人 員 区 分 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 996 1,137 946 745 524 388 427 289 35 249 学 生 生 徒 133 188 147 129 67 56 89 6 39 48 中 学 生 24 54 45 44 16 7 23 11 4 8 高 校 生 81 12 83 65 36 38 55 44 28 34 大 学 生 7 9 8 8 6 5 3 2 4 3 その 他 の 学 生 21 23 11 12 9 6 8 3 3 3 有 職 少 年 33 318 261 215 139 124 18 79 11 68 無 職 少 年 56 631 538 41 318 28 23 15 165 133 シンナ 一 等 有 機 溶 剤 の 乱 用 状 況 の 推 移 は7-5 表 及 び7-6 図 に 示 すとおりである 平 成 11 年 ~ 2 年 の 検 挙 数 は 減 少 傾 向 が 続 いている 7-5 表 シンナー 等 の 乱 用 少 年 の 学 職 別 送 致 人 員 区 分 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 4,184 3,417 3,71 2,751 2,835 2,25 1,368 841 652 476 学 生 生 徒 1,434 1,167 1,15 863 819 658 376 226 176 126 中 学 生 57 462 47 351 291 279 168 84 68 59 高 校 生 759 624 535 458 463 333 184 132 96 64 大 学 生 14 12 11 8 13 9 4 1 4 1 その 他 の 学 生 91 69 62 46 52 37 2 9 8 2 有 職 少 年 1,143 928 825 724 732 62 42 266 224 175 無 職 少 年 1,67 1,322 1,231 1,164 1,284 927 572 349 252 175 7-6 図 シンナー 等 の 乱 用 による 中 学 生 高 校 生 の 送 致 人 員 ( 人 ) 8 7 6 5 4 3 2 1 中 学 生 高 校 生 759 624 535 458 463 57 333 462 47 351 184 291 279 132 96 64 168 84 68 59 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 83
コラム 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 について 平 成 6 年 頃 から 覚 せい 剤 取 締 法 違 反 による 検 挙 者 数 が 増 加 し 始 めたことなどを 背 景 に 平 成 9 年 1 月 17 日 の 閣 議 決 定 に 基 づき 薬 物 乱 用 対 策 推 進 本 部 が 内 閣 に 設 置 さ れた 平 成 1 年 の 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 平 成 15 年 の 薬 物 乱 用 防 止 新 五 か 年 戦 略 に 続 き 平 成 2 年 8 月 に 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 を 策 定 し 関 係 省 庁 が 連 携 して 総 合 的 な 薬 物 乱 用 対 策 を 推 進 しているところである 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 では 我 が 国 から 薬 物 乱 用 を 根 絶 するために 次 の 四 つの 目 標 を 設 定 し それぞれの 目 標 について 関 係 省 庁 ごとの 対 策 をまとめている 目 標 1 青 少 年 による 薬 物 乱 用 の 根 絶 及 び 薬 物 乱 用 を 拒 絶 する 規 範 意 識 の 向 上 目 標 2 薬 物 依 存 中 毒 者 の 治 療 社 会 復 帰 の 支 援 及 びその 家 族 への 支 援 の 充 実 強 化 による 再 乱 用 防 止 の 推 進 目 標 3 薬 物 密 売 組 織 の 壊 滅 及 び 末 端 乱 用 者 に 対 する 取 締 りの 徹 底 目 標 4 薬 物 密 輸 阻 止 に 向 けた 水 際 対 策 の 徹 底 国 際 的 な 連 携 協 力 の 推 進 学 校 教 育 において 取 り 組 むべきこととしては 目 標 1の (1) 学 校 等 における 薬 物 乱 用 防 止 のための 指 導 教 育 の 充 実 強 化 で 次 のような 内 容 について 示 されている 学 校 教 育 全 体 を 通 じた 薬 物 乱 用 防 止 教 育 の 充 実 警 察 等 と 連 携 した 薬 物 乱 用 防 止 教 室 の 開 催 薬 物 乱 用 防 止 に 関 する 教 材 指 導 資 料 等 の 作 成 配 付 と 活 用 促 進 薬 物 乱 用 防 止 教 育 の 指 導 方 法 についての 教 員 研 修 の 充 実 薬 物 乱 用 に 関 する 情 報 交 換 や 薬 物 乱 用 を 把 握 した 際 の 対 応 について 警 察 と 学 校 関 係 者 等 との 連 携 強 化 大 学 等 の 学 生 への 薬 物 乱 用 防 止 の 啓 発 強 化 ( 資 料 ) 内 閣 府 薬 物 乱 用 対 策 推 進 本 部 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 ( 平 成 2 年 8 月 ) 84
2. 薬 物 乱 用 防 止 の 取 組 (1) 学 校 における 薬 物 乱 用 防 止 教 育 の 状 況 前 ページのコラムでも 述 べたように 平 成 9 年 1 月 の 薬 物 乱 用 対 策 推 進 本 部 設 置 以 来 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 薬 物 乱 用 防 止 新 五 か 年 戦 略 及 び 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 五 か 年 戦 略 が 策 定 されてきた いずれの 五 か 年 戦 略 においても 中 高 校 生 を 中 心 に 薬 物 乱 用 の 危 険 性 について 啓 発 し 青 少 年 の 薬 物 乱 用 傾 向 を 阻 止 することは 重 要 な 対 策 とされている そのような 背 景 の 下 学 校 における 薬 物 乱 用 防 止 の 指 導 状 況 は 大 きく 改 善 されてきている 7-7 図 のように 平 成 11 年 度 と 平 成 16 年 度 を 比 較 すると 特 に 小 学 校 において 薬 物 乱 用 防 止 の 指 導 を 実 施 した 学 校 が 増 加 している これは 現 行 の 学 習 指 導 要 領 の 体 育 科 保 健 領 域 において 薬 物 乱 用 が 扱 われるようになったことが 影 響 している 新 学 習 指 導 要 領 においても 小 中 高 等 学 校 を 通 して 引 き 続 き 薬 物 乱 用 防 止 の 指 導 を 重 視 しており 特 に 高 等 学 校 では 新 たに 大 麻 を 取 り 扱 うことを 示 したところである 7-7 図 学 校 における 薬 物 乱 用 防 止 の 指 導 状 況 実 施 した 実 施 しなかった 無 回 答 小 学 校 8 年 度 11 年 度 2.4 59.5 79.2 39.7.4.8 16 年 度 82.8 16.1 1.1 中 学 校 8 年 度 11 年 度 76.2 9.5 23.8 7.5. 2.1 16 年 度 91.1 8.5.4 高 等 学 校 8 年 度 11 年 度 88.2 9.6 11.8 6.6. 2.9 16 年 度 93. 3.3 3.7 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% ( 注 ) 平 成 16 年 度 の 調 査 対 象 学 校 数 : 小 学 校 261 中 学 校 258 高 等 学 校 243 ( 資 料 ) 文 部 科 学 省 薬 物 等 に 対 する 意 識 等 調 査 報 告 書 ( 平 成 19 年 3 月 ) あなたは これまでに 覚 せい 剤 などの 薬 物 について 学 んだり 聞 いたりしたことがありまし たか に 対 して あった と 答 えた 児 童 生 徒 の 割 合 は 7-8 図 のとおりである 小 学 生 より は 中 学 生 中 学 生 よりは 高 校 生 が 高 い 傾 向 にある また 薬 物 について 学 校 の 授 業 で 学 んだ 経 験 について 児 童 生 徒 に 聞 いた 結 果 について 平 成 9 年 調 査 12 年 調 査 18 年 調 査 を 比 較 すると 7-9 図 のとおり 小 中 学 生 では 男 女 とも 毎 回 割 合 が 高 くなったが 高 等 学 校 3 年 生 の 平 成 18 調 査 の 結 果 は 平 成 9 年 調 査 よりは 高 かっ たが 12 年 調 査 より 若 干 低 下 した 85
7-8 図 薬 物 について 学 んだ 経 験 ( 平 成 18 年 ) 小 5 男 子 小 6 男 子 中 1 男 子 中 2 男 子 中 3 男 子 69.3 72.4 88.2 91.3 89.2 93.1 9.4 93.7 92.6 96.9 高 1 男 子 高 2 男 子 高 3 男 子 96.6 98.4 95. 98.4 93.4 96.8 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1(%) ( 注 ) 調 査 対 象 児 童 生 徒 数 : 男 子 34,335 33,1 ( 資 料 ) 文 部 科 学 省 薬 物 等 に 対 する 意 識 等 調 査 報 告 書 ( 平 成 19 年 3 月 ) 7-9 図 薬 物 について 学 校 の 授 業 で 学 んだ 経 験 ( 平 成 9 年 12 年 18 年 ) 男 子 9 年 12 年 18 年 小 学 6 年 生 19.3 38.6 71.4 中 学 3 年 生 57.4 77.1 84.1 高 校 3 年 生 81.6 88.7 86.1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 (%) 9 年 12 年 18 年 小 学 6 年 生 21. 38.9 73.6 中 学 3 年 生 62.1 78.9 88.9 高 校 3 年 生 89.6 93.4 92.5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 (%) ( 注 ) 調 査 対 象 児 童 生 徒 数 : 男 子 34,335 33,1 ( 資 料 ) 文 部 科 学 省 薬 物 等 に 対 する 意 識 等 調 査 報 告 書 ( 平 成 19 年 3 月 ) 86
(2) 薬 物 乱 用 に 対 する 児 童 生 徒 の 意 識 覚 せい 剤 などの 薬 物 を 使 うことについては 図 7-1のとおり 平 成 18 年 調 査 では どの 学 年 でも の9 割 以 上 男 子 の8 割 以 上 が どのような 理 由 であれ 絶 対 に 使 うべきでは ないし 許 されることではない と 答 えている 一 方 他 人 に 迷 惑 をかけていないので 使 うかどうかは 個 人 の 自 由 である と 答 えた 児 童 生 徒 の 割 合 は 図 7-11のとおり 平 成 18 年 調 査 では 平 成 12 年 調 査 と 比 べて 小 中 高 等 学 校 のいずれにおいても 減 少 している 7-1 図 薬 物 についての 考 え 方 ( 使 うべきではない ) どのような 理 由 であれ 絶 対 に 使 うべきではないし 許 されることではない 男 子 小 学 6 年 生 89.5 89.2 91.9 中 学 3 年 生 77.9 82.5 87.6 高 校 3 年 生 68.6 74.5 81.7 % 1 % 2 % 3 % 4 % 5 % 6 % 7 % 8 % 9 % 1 % 9 年 12 年 18 年 92.4 小 学 6 年 生 91.9 95.3 9 年 85. 中 学 3 年 生 85.9 91.2 12 年 81.4 高 校 3 年 生 87.2 18 年 91.1 % 1 % 2 % 3 % 4 % 5 % 6 % 7 % 8 % 9 % 1 % 7-11 図 薬 物 についての 考 え 方 ( 個 人 の 自 由 ) 他 人 に 迷 惑 をかけていないので 使 うかどうかは 個 人 の 自 由 である 男 子 小 学 6 年 生 3.6 4.1 3.3 中 学 3 年 生 11. 9.2 5.8 高 校 3 年 生 15.7 13. 7.4 % 1 % 2 % 3 % 4 % 5 % 6 % 7 % 8 % 9 % 1 % 小 学 6 年 生 2.5 3.4 2.1 中 学 3 年 生 6.8 7.9 4.5 高 校 3 年 生 8.6 7. 3.3 % 1 % 2 % 3 % 4 % 5 % 6 % 7 % 8 % 9 % 1 % 9 年 12 年 18 年 9 年 12 年 18 年 ( 資 料 ) 文 部 科 学 省 薬 物 等 に 対 する 意 識 等 調 査 報 告 書 ( 平 成 19 年 3 月 ) 87
3. 少 年 の 犯 罪 被 害 の 実 態 (1) 少 年 の 犯 罪 被 害 の 概 要 最 近 1 年 間 ( 平 成 11 年 から2 年 まで)の 少 年 が 主 な 被 害 者 となった 刑 法 犯 の 認 知 件 数 は 平 成 13 年 の41 万 人 から 平 成 2 年 の 約 29 万 人 まで 7 年 連 続 で 減 少 が 続 いている 平 成 2 年 の 少 年 の 犯 罪 被 害 は 28 万 9,39 件 ( 前 年 比 5.1% 減 )で 包 括 罪 種 別 では 凶 悪 犯 被 害 1,23 件 ( 同 8.6% 減 ) 粗 暴 犯 被 害 1 万 4,442 件 ( 同 8.5% 減 ) 窃 盗 犯 被 害 25 万 174 件 ( 同 4.% 減 )などといずれも 減 少 した 7-12 図 少 年 の 犯 罪 被 害 の 推 移 総 数 ( 万 件 ) うち 窃 盗 犯 ( 万 件 ) ( 万 件 ) 45 41.1 4.7 4 38.6 35.3 35.5 35.6 35 31.4 32.9 32.6 36.1 3.9 3.5 3.2 28.9 3 31. 27.6 27.8 26.2 26.1 25 25. 2 15 1 5 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 年 次 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 ( 件 ) 313,985 352,753 41,57 46,519 385,762 356,426 326,42 39,14 34,685 289,39 凶 悪 犯 1,6 1,916 2,19 2,138 2,24 1,935 1,668 1,462 1,345 1,23 粗 暴 犯 17,274 23,487 25,2 24,7 22,833 2,488 18,39 16,784 15,775 14,442 窃 盗 犯 278,396 39,96 361,445 354,927 328,869 32,233 275,732 261,718 26,56 25,174 ( 注 ) 少 年 が 主 な 被 害 者 となった 刑 法 犯 の 認 知 件 数 知 能 犯 風 俗 犯 その 他 は 省 略 ( 参 考 ) 包 括 罪 種 上 記 資 料 において 刑 法 犯 を 次 のとおり6 種 類 に 分 類 したもの 包 括 罪 種 罪 種 凶 悪 犯 粗 暴 犯 窃 盗 犯 知 能 犯 風 俗 犯 その 他 殺 人 強 盗 放 火 強 姦 凶 器 準 備 集 合 暴 行 傷 害 脅 迫 恐 喝 窃 盗 詐 欺 横 領 偽 造 汚 職 あっせん 利 得 処 罰 法 背 任 賭 博 わいせつ 上 記 以 外 の 罪 種 88
少 年 の 犯 罪 被 害 を 年 齢 層 別 に3 区 分 (から5 歳 6から12 歳 13から19 歳 )すると 7-13 表 のとおりである 特 に 13から19 歳 の 区 分 に 減 少 傾 向 が 顕 著 である 7-13 表 年 齢 層 別 刑 法 犯 被 害 の 推 移 年 次 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 ( 件 ) 313,985 352,753 41,57 46,519 385,762 356,426 326,42 39,14 34,685 289,39 ~5 歳 291 454 47 47 467 526 55 464 478 43 6~ 12 歳 31,544 35,727 39,464 38,711 37,92 36,528 33,954 32,493 33,98 32,897 13 ~ 19 歳 282,15 316,572 37,573 367,41 347,375 319,372 291,583 276,147 27,227 255,712 また 13 歳 未 満 の 少 年 の 犯 罪 被 害 の 推 移 は 7-14 図 及 び7-15 表 のとおりである 平 成 2 年 は 総 数 粗 暴 犯 被 害 窃 盗 犯 被 害 は 前 年 と 比 べて 減 少 した しかし 凶 悪 犯 被 害 子 ども 対 象 暴 力 的 性 犯 罪 被 害 (13 歳 未 満 の 少 年 が 被 害 者 となった 強 姦 強 制 わいせつ 強 盗 強 姦 (いずれも 致 死 又 は 致 死 傷 及 び 未 遂 を 含 む ) 及 びわいせつ 目 的 略 取 誘 拐 ( 未 遂 を 含 む ) をいう )は 増 加 している 7-14 図 13 歳 未 満 の 少 年 の 犯 罪 被 害 の 推 移 ( 件 ) 42, 4, 38, 36, 34, 32, 3, 31,835 36,181 39,934 39,118 38,387 37,54 34,459 32,957 34,458 33,327 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 7-15 表 13 歳 未 満 の 少 年 の 罪 種 別 犯 罪 被 害 の 推 移 年 次 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 ( 件 ) 31,835 36,181 39,934 39,118 38,387 37,54 34,459 32,957 34,458 33,327 凶 悪 犯 17 184 175 2 27 196 194 186 171 194 粗 暴 犯 1,171 1,689 2,118 1,989 2,186 2,341 2,88 1,9 1,719 1,566 暴 力 的 性 犯 罪 1,527 1,79 2,137 1,96 2,236 1,796 1,484 1,114 1,12 1,36 窃 盗 犯 28,347 31,863 34,755 34,66 32,524 31,314 29,327 28,478 3,35 29,394 知 能 犯 5 11 14 29 28 36 27 16 2 2 ( 注 ) 暴 力 的 性 犯 罪 は 他 の 包 括 罪 種 と 重 複 また 風 俗 犯 その 他 は 省 略 各 欄 の 合 計 は 総 数 とならない 89
(2) 少 年 の 性 犯 罪 被 害 平 成 11 年 から2 年 までの 少 年 の 性 犯 罪 被 害 については 平 成 15 年 までは 増 加 傾 向 にあったが 16 年 から2 年 までは 減 少 が 続 いている 7-16 図 少 年 の 性 犯 罪 被 害 の 推 移 ( 件 ) 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 7,376 6,898 6,93 6,491 5,68 1,143 5,845 1,49 1,118 986 5,342 1,6 875 4,791 4,367 4,386 88 77 873 695 3,494 4,62 5,849 5,785 6,233 5,55 4,97 4,534 4,21 3,691 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 強 姦 強 制 わいせつ 年 次 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 少 年 の 性 犯 罪 被 害 総 数 ( 件 ) 4,367 5,68 6,898 6,93 7,376 6,491 5,845 5,342 4,791 4,386 強 姦 873 1,6 1,49 1,118 1,143 986 875 88 77 695 強 制 わ い せ つ 3,494 4,62 5,849 5,785 6,233 5,55 4,97 4,534 4,21 3,691 (3) 少 年 の 福 祉 を 害 する 犯 罪 警 察 は 児 童 (18 歳 未 満 )の 心 身 に 有 害 な 影 響 を 与 え 少 年 の 福 祉 を 害 する 犯 罪 を 福 祉 犯 と 称 し 取 締 りと 被 害 少 年 の 発 見 保 護 を 推 進 している 福 祉 犯 には 児 童 買 春 児 童 ポルノ 禁 止 法 違 反 ( 児 童 買 春 等 ) 労 働 基 準 法 違 反 ( 年 少 者 の 危 険 業 務 深 夜 業 等 )などが 含 まれる 特 に 児 童 買 春 児 童 ポルノに 係 る 行 為 等 の 処 罰 及 び 児 童 の 保 護 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 児 童 買 春 児 童 ポルノ 禁 止 法 という)を 積 極 的 に 適 用 した 取 締 りを 強 化 している 福 祉 犯 被 害 少 年 を 男 女 別 に 見 ると の 方 が 多 い 7-17 図 福 祉 犯 被 害 少 年 の 男 女 別 状 況 ( 件 ) 12, 1, 8, 6, 4, 2, 1,727 3,136 7,591 8,291 8,153 2,348 2,156 7,364 7,34 7,456 7,627 7,258 7,375 7,3 1,491 1,44 1,224 1,258 1,339 1,35 1,468 5,943 5,997 5,873 5,9 6,232 6,369 5,919 6,7 5,562 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 男 子 9
また 平 成 11 年 から2 年 までの 福 祉 犯 被 害 少 年 の 学 職 別 では 高 校 生 が 最 も 多 く 2 番 目 に 多 いのは15 年 までは 無 職 少 年 16 年 からは 中 学 生 となっている 2 年 には 総 数 高 校 生 有 職 少 年 無 職 少 年 などは 前 年 度 に 比 べて 減 少 しているが 小 学 生 中 学 生 では 増 加 している 7-18 表 福 祉 犯 被 害 少 年 の 学 職 別 状 況 年 次 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 総 数 1,727 8,291 8,153 7,364 7,34 7,456 7,627 7,258 7,375 7,3 未 就 学 8 4 2 3 5 13 6 6 学 生 生 徒 5,988 4,555 4,878 4,471 4,547 4,858 4,927 4,789 4,942 4,864 小 学 生 28 112 99 43 5 49 58 72 53 67 中 学 生 2,87 1,576 2,8 1,862 1,914 1,971 2,63 1,895 1,868 1,919 高 校 生 3,649 2,699 2,59 2,469 2,511 2,752 2,758 2,758 2,96 2,814 その 他 の 学 生 224 168 19 97 72 86 48 64 61 64 有 職 少 年 1,362 1,12 91 773 751 768 681 75 749 693 無 職 少 年 3,377 2,68 2,361 2,118 2,3 1,83 2,14 1,751 1,678 1,467 (4) 児 童 買 春 児 童 ポルノ 禁 止 法 違 反 平 成 11 年 に 児 童 買 春 児 童 ポルノ 禁 止 法 が 施 行 されてからの 児 童 買 春 児 童 ポルノ 事 件 の 送 致 件 数 の 推 移 は 7-19 図 7-2 図 のとおりである 児 童 買 春 及 び 児 童 ポルノは 児 童 の 権 利 保 護 や 少 年 の 健 全 育 成 から 大 きな 問 題 でもあるが 児 童 買 春 事 件 は 高 水 準 で 推 移 しており 出 会 い 系 サイトを 利 用 した 事 件 が 約 半 数 近 くを 占 め ている また 児 童 ポルノ 事 件 も 近 年 増 加 傾 向 にあり インターネットを 利 用 したものが 目 立 っ ている 7-19 図 児 童 買 春 事 件 の 送 致 件 数 の 推 移 ( 件 ) 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 送 致 件 数 うち 出 会 い 系 サイト 利 用 1,92 1,731 1,668 1,579 1,613 1,41 1,347 985 1,56 787 791 745 654 775 679 531 4 379 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 91
7-2 図 児 童 ポルノ 事 件 の 送 致 件 数 の 推 移 ( 件 ) 7 6 5 4 3 2 1 676 616 送 致 件 数 567 うち 出 会 い 系 サイト 利 用 47 17 214 189 177 251 152 136 192 254 128 12 85 114 14 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 児 童 買 春 児 童 ポルノ 事 件 による 被 害 児 童 数 は 児 童 買 春 では 減 少 傾 向 にあり 児 童 ポルノ で 増 加 傾 向 にある また 平 成 2 年 における 被 害 児 童 数 の 学 職 別 割 合 では 児 童 買 春 児 童 ポ ルノいずれも 中 高 校 生 が 全 体 の 約 8 割 を 占 めている 7-21 図 児 童 買 春 児 童 ポルノ 事 件 による 被 害 児 童 数 の 推 移 ( 人 ) 1,5 1,214 児 童 買 春 1,63 1,546 1,596 1,54 児 童 ポルノ 1,325 1,144 1, 84 851 5 123 175 246 253 275 351 6 71 82 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 7-22 図 児 童 買 春 児 童 ポルノ 事 件 の 被 害 児 童 の 学 職 別 割 合 有 職 少 年 2.7% その 他 の 学 生.1% 無 職 少 年 18.3% 高 校 生 4.7% 中 学 生 38.2% 平 成 2 年 851 人 ( 暫 定 値 ) 未 就 学 1.7% 無 職 少 年 5.4% 有 職 少 年 2.% 小 学 生 9.7% 高 校 生 43.% 中 学 生 38.2% 平 成 2 年 351 人 ( 暫 定 値 ) 児 童 買 春 事 件 被 害 児 童 児 童 ポルノ 事 件 被 害 児 童 ( 資 料 ) 警 察 庁 少 年 非 行 等 の 概 要 ( 平 成 2 年 1 ~ 12 月 ) ( 平 成 21 年 2 月 ) 92
4. 性 に 関 する 指 導 学 校 教 育 においては 何 よりも 子 どもたちの 心 身 の 調 和 的 発 達 を 重 視 する 必 要 がある しか しながら 近 年 性 情 報 の 氾 濫 など 子 どもたちを 取 り 巻 く 社 会 環 境 が 大 きく 変 化 してきてい る そこで 学 校 全 体 で 共 通 理 解 を 図 りつつ 児 童 生 徒 の 発 達 の 段 階 を 踏 まえ 心 身 の 発 育 発 達 と 健 康 性 感 染 症 等 の 予 防 などに 関 する 知 識 を 確 実 に 身 に 付 けること 生 命 の 尊 重 や 自 己 及 び 他 者 の 個 性 を 尊 重 するとともに 相 手 を 思 いやり 望 ましい 人 間 関 係 を 構 築 することなどを 重 視 し 相 互 に 関 連 づけて 指 導 することが 重 要 である また 家 庭 地 域 との 連 携 を 推 進 し 保 護 者 や 地 域 の 理 解 を 得 ること 集 団 指 導 と 個 別 指 導 の 連 携 を 密 にして 効 果 的 な 指 導 を 工 夫 することが 重 要 である 参 考 資 料 青 少 年 の 性 に 関 する 行 動 少 年 の 性 に 関 する 行 動 は 時 代 とともに 変 化 する 7-23 図 は 財 団 法 人 日 本 性 教 育 協 会 の 調 査 による6 年 ごとの 性 交 経 験 率 の 推 移 である 25 年 の 調 査 結 果 を 前 回 と 比 較 すると 男 子 はほぼ 同 じだが は 中 学 生 1.2ポイ ント 高 校 生 6.3ポイント 大 学 生 1.6ポイント 増 加 している 7-23 図 性 交 経 験 率 の 推 移 7 % 6 % 5 % 46.5 57.3 43.4 62.5 5.5 61.3 61.1 大 学 男 子 大 学 4 % 3 % 2 % 1 % % 32.6 3. 26.1 26.5 23.1 18.5 26.6 23.7 15.7 11. 11.5 8.8 14.4 1.2 8.7 7.9 5.5 2.2 3. 3.9 4.2 3.6 1.8 1.9 3. 1974 年 1981 年 1987 年 1993 年 1999 年 25 年 高 校 男 子 高 校 中 学 男 子 中 学 ( 注 )25 年 の 調 査 対 象 人 数 は 中 学 生 2,187 高 校 生 2,179 専 門 学 校 生 66 大 学 生 1,78 中 学 生 については 1987 年 から 調 査 を 開 始 ( 資 料 ) 日 本 性 教 育 協 会 若 者 の 性 白 書 (27 年 6 月 ) 93
コラム 青 少 年 の 性 感 染 症 性 感 染 症 については 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 ( 平 成 1 年 )に 基 づき その 発 生 動 向 が 調 査 されている 性 器 クラミジア 感 染 症 や 性 器 ヘル ペスウイルス 感 染 症 などの 報 告 数 は 平 成 14 年 をピークに 減 少 しているが 依 然 として 感 染 者 数 は 多 数 に 上 る 状 況 である また HIV 感 染 症 については 2 歳 代 が 全 体 の 約 3%を 占 め 1 歳 代 の 感 染 者 も 報 告 されている ここ1 年 間 を 見 ると 新 規 HIV 感 染 症 は 増 加 傾 向 にある 7-24 図 性 感 染 症 の 報 告 数 の 推 移 (1 ~ 29 歳 計 ) ( 人 ) 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, 性 器 クラミジア 感 染 症 淋 菌 感 染 症 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 尖 圭 コンジローマ 25,435 28,153 29,5 27,744 24,633 22,435 2,199 16,941 11,953 12,734 11,959 9,942 9,473 7,14 8,19 6,384 3,68 3,836 3,9 3,9 2,548 3,794 3,838 3,786 2,83 2,915 3,258 3,479 3,664 3,463 3,667 3,293 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 ( 注 )1 平 成 11 年 の 報 告 数 については,4 月 から12 月 までの 数 値 である 2 報 告 数 については, 各 年 の 定 点 医 療 機 関 からの 報 告 を 集 計 したものである ( 資 料 ) 厚 生 労 働 省 性 感 染 症 発 生 動 向 調 査 7-25 図 新 規 HIV 感 染 者 数 及 び 新 規 HIV 感 染 者 新 規 AIDS 患 者 数 の 割 合 の 推 移 ( 注 ) 日 本 におけるサーベイランス 定 義 においては 新 規 AIDS 患 者 とは 初 回 報 告 時 に AIDS と 診 断 された 者 で あり 既 に HIV 感 染 症 として 報 告 されている 症 例 が AIDS を 発 症 する 等 病 状 に 変 化 を 生 じた 場 合 は 含 まない 資 料 : 総 務 省 国 勢 調 査 推 計 人 口 ( 各 年 1 月 1 日 現 在 ) 厚 生 労 働 省 エイズ 動 向 委 員 会 の 報 告 ( 平 成 19 年 ) より 推 計 ( 出 典 ) 内 閣 府 青 少 年 の 現 状 と 施 策 ( 平 成 2 年 版 青 少 年 白 書 ) ( 平 成 2 年 11 月 ) 94