平 成 23 年 度 第 13 回 経 営 協 議 会 議 事 概 要 日 時 平 成 24 年 3 月 27 日 ( 火 )13:30~15:15 場 所 第 一 会 議 室 出 席 者 別 紙 のとおり 本 学 の 活 動 状 況 について 学 長 から, 議 事 に 先 立 ち, 前 回 会 議 以 降 の 本 学 の 活 動 状 況 について, 資 料 に 基 づき, 報 告 があった 議 題 1. 平 成 24 年 度 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 年 度 計 画 について ( 議 題 1の 別 紙 ) 理 事 ( 企 画 教 育 研 究 附 属 学 校 担 当 )から, 事 業 年 度 の 開 始 前 に 文 部 科 学 大 臣 に 届 け 出 るこ ととなっている 年 度 計 画 について, 資 料 に 基 づき, 説 明 があった 1 全 ての 中 期 計 画, 年 度 計 画 において, 自 己 完 結 的 なものに 留 まっている 感 じがする 例 え ば, 昨 年 度 の 経 営 協 議 会 で, 教 員 就 職 率 低 迷 の 改 善 策 ということが 一 つのテーマとしてあが ったと 思 うが,それは,この 中 期 計 画 や 年 度 計 画 の 中 でどのように 活 きているのかというこ とが 全 然 分 からない 教 員 就 職 率 が 非 常 に 良 い 大 学 は,どういう 授 業 や 活 動 をしているのか を 比 較 検 討 して, 他 校 に 学 ぶという 計 画 がこの 中 に 反 映 されていない 就 職 率 が 高 い 大 学 の 方 策 を 学 ぶために 視 察 し,それを 取 り 込 むのが 一 番 簡 便 で 確 実 な 方 法 と 感 じている 例 えば, 理 事 を 中 心 とした 視 察 団 の 派 遣 や, 教 員 の 長 期 研 修 を 実 施 し 本 学 の 行 政 の 指 針 に 反 映 させる などの 発 想 があっていいのではないか 少 なくとも 本 年 度 は, 就 職 率 が 向 上 したという 実 績 を 示 していただき, 議 論 をしなくても 共 通 的 に 良 かったことが 浮 かび 上 がるような 計 画 をし てほしい また,この 計 画 において, 他 大 学 と 違 って,すばらしい 目 標 で 達 成 することにな るということが 見 えないと 思 う 2 地 域 に 根 ざした 大 学 を 目 指 して, 宗 像 市 と 本 学 のホームページにおいて,お 互 いの 情 報 が 反 映 され, 宗 像 市 にある 大 学 としてPRしていくような 取 組 みが 必 要 である 少 なくとも, 宗 像 市 や 福 津 市 からは 支 持 されるように,その 方 向 性 をホームページのポリシーの 中 に 取 り 込 めば, 地 域 密 着 という 面 が 活 きてくるのではないか 3 実 施 計 画 や 行 動 計 画 の 点 検 等 を 経 た 後 の 結 果 について, 提 出 をお 願 いしたい 学 長 から, 指 摘 があった 内 容 については, 常 々 考 えている 教 員 就 職 率 については, 年 度 計 画 には 掲 げていないが,アクションプランの 中 で 数 値 目 標 を 掲 げていく 他 の 事 例 に 学 ぶことは, そのとおりであり, 年 度 計 画 の 中 に 取 り 入 れるべきかは 考 えていきたい 旨 の 発 言 があった 理 事 ( 企 画 教 育 研 究 附 属 学 校 担 当 )から, 以 下 のような 発 言 があった 中 期 目 標 中 期 計 画 を 変 更 することは 難 しいが, 経 営 協 議 会 や 外 部 評 価 の 委 員 から 指 摘 を 受 け たものについては,その 取 り 組 んだ 内 容 について,きちんと 整 理 して, 別 途, 報 告 したい また, 新 しいカリキュラムを 平 成 25 年 度 に 向 けて 鋭 意 努 力 中 であることや, 教 育 実 習 を 改 善 して, 教 育 実 践 力 の 高 い 教 育 大 学 としての 差 別 化 を 実 現 するような 教 育 実 習 の 模 索 を 行 うなどの 計 画 を 示 している - 1 -
4 本 学 の 最 大 の 使 命 は 質 の 高 い 教 員 養 成 であるが, 教 員 になれば 目 的 を 達 成 しているという ことで 大 学 の 教 育 は 良 いのかという 疑 問 はある 質 の 高 い 教 員 養 成 を 何 で 計 るのかと 言 われ れば 数 である しかし,その 段 階 で,いくら 質 があってもポジションが 空 いてなければ 就 職 はできないので,バランスをどのように 書 き 込 めばよいか 現 実 にはそのとおりに 行 か ないという 表 現 があってもよいのかと 思 う 学 長 から, 量 的 には 本 学 が 全 員 合 格 してもよいくらいの 教 員 の 枠 があり,アクションプランに 掲 げ,レベルを 上 げていなければ, 生 き 残 れない 存 在 意 義 があるのかと 言 われていることは 学 内 に 申 し 上 げている 旨 の 発 言 があった 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 卒 業 生 のシェアという 面 で, 既 卒 者 も 含 めれば,3 割 はあると 考 えている 現 在, 既 卒 者 のデータを 収 集 し, 実 態 調 査 も 行 っている 新 卒 者 のデータだけでは 厳 しいが, 既 卒 者 まで 含 めるとよいデータが 出 るのではと 考 えている 旨 の 発 言 があった 学 長 から, 教 員 就 職 率 については, 意 図 的, 計 画 的 に 努 力 しなければ 駄 目 であるということは 承 知 している また, 実 績 については, 次 回 以 降 に 報 告 したい 旨 の 発 言 があった 2. 国 家 公 務 員 の 給 与 の 改 定 及 び 臨 時 特 例 に 対 する 本 法 人 の 方 針 及 び 対 応 について( 議 題 2の 別 紙 ) 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 国 家 公 務 員 の 給 与 の 改 定 及 び 臨 時 特 例 に 関 する 法 律 に 伴 い, 平 成 24 年 4 月 からの 俸 給 表 の 引 き 下 げ, 若 年 中 堅 層 の 昇 給 の 回 復 については, 人 事 院 勧 告 に 準 じて 実 施 するものの, 平 成 23 年 4 月 に 遡 っての 平 成 24 年 6 月 期 の 期 末 手 当 の 減 額 調 整 は, 不 利 益 不 遡 及 の 原 則 から 行 わないこと, 平 成 18 年 給 与 改 定 に 伴 う 経 過 措 置 の 廃 止 は, 職 員 に 対 して 不 利 益 となる 対 応 であり, 経 費 面 でも 本 学 の 経 営 を 圧 迫 する 程 の 負 担 でもないことから, 人 事 院 勧 告 に 準 じることなく 実 施 しないことについて, 資 料 に 基 づき, 説 明 があった 1 人 事 院 勧 告 に 従 わなければ,ペナルティなどがあるのか 大 学 の 実 態 に 応 じて 決 めること は 可 能 なのか 他 大 学 でも 同 じような 状 況 なのか 国 立 大 学 法 人 としての 裁 量 権 があるのか 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 労 働 基 準 法 の 適 用 になるため, 過 去 に 遡 り, 不 利 益 になるよう な 減 額 は 行 わない 労 働 基 準 法 の 下, 限 られた 財 源 の 中 で 人 事 院 勧 告 を 参 考 にしながら, 労 使 交 渉 を 行 っているのが 実 態 である 旨 の 発 言 があった 学 外 委 員 から, 人 事 院 勧 告 に 準 拠 するのであれば, 給 与 が 上 がる 場 合 に 遡 れば, 下 がる 場 合 に 遡 及 したとしても, 不 遡 及 の 原 則 に 当 たらないという 最 高 裁 の 判 例 がある 旨 の 発 言 があった 3. 就 業 規 則 の 一 部 改 正 等 について ( 議 題 3の 別 紙 ) 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 事 務 職 員 等 の 勤 務 成 績 に 係 る 評 価 を 行 い,その 評 価 の 結 果 に 応 じた 措 置 を 講 ずるため, 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 事 務 職 員 等 の 人 事 評 価 に 関 する 規 程 を 制 定 すること, 国 家 公 務 員 の 給 与 の 改 正 に 準 拠 すること 等 により, 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 職 員 給 与 規 程 等 の 就 業 規 則 を 一 部 改 正 することについて, 資 料 に 基 づき, 説 明 があった - 2 -
4. 平 成 24 年 度 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 予 算 配 分 について ( 議 題 4の 別 紙 ) 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 平 成 24 年 度 予 算 編 成 の 基 本 方 針 ( 平 成 24 年 1 月 20 日 役 員 会 決 定 ) に 基 づき 作 成 した 平 成 24 年 度 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 予 算 配 分 について, 資 料 に 基 づき, 説 明 があった 1 人 件 費 7.8% 削 減 の 対 応 についてどのように 考 えているか 2 附 属 小 中 学 校 の 安 全 安 心 対 策 について,どのように 考 えているか 3 学 長 裁 量 経 費 ( 大 学 改 革 推 進 経 費 )に 関 する 学 長 の 考 えをお 聞 かせいただきたい 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 人 件 費 7.8% 削 減 に 伴 う 財 源 の 状 況 が 見 えてこないため 対 応 には 苦 慮 しているが, 基 本 的 に 給 与 減 額 はせざる 得 ないと 考 えている 旨 の 発 言 があった 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 附 属 学 校 の 各 地 区 の 建 物 について, 調 査 を 行 ったが 耐 震 基 準 と なるIS 値 を 下 回 っているところはなかったため, 特 別 に 措 置 はしていない 旨 の 発 言 があった 学 長 から, 大 学 改 革 推 進 経 費 については, 本 学 には,いくつかの 附 属 センターがあるが, 各 々 の 規 模 があまりに 小 さいため, 外 部 資 金 を 獲 得 した 研 究 ができていない そのような 実 態 を 解 消 するために 関 連 の 深 いセンターを 統 合 して 集 中 化 を 図 り, 新 しいプロジェクトを 立 ち 上 げ, 人 員 を 配 置 し, 予 算 を 配 分 して, 活 性 化 したいという 考 えである 旨 の 説 明 があった 4 学 生 にも 分 かるような 学 生 支 援 計 画 を 立 てるべきと 申 し 上 げているが, 学 生 サービスの 政 策 について, 予 算 配 分 に 反 映 されているのか 学 長 から, 以 下 のような 発 言 があった 学 生 サービスということでは, 施 設 整 備 のマスタープランはあり,キャリア 支 援 センターの 充 実 等 実 行 中 のものもある また, 就 職 率 向 上 ということについては, 通 常 の 大 学 カリキュラムの 外 枠 で 就 職 支 援 プログラムが 組 み 上 げられたものがあるが, 通 常 の 授 業 とリンクさせながら, 一 年 時 から 就 職 指 導 に 繋 がるような 体 制 でカリキュラムを 作 り 上 げることを 検 討 している そうい った 中 に 埋 め 込 まれているというのが 実 情 である 5 そういったものが 予 算 配 分 の 基 本 的 考 え 方 に 盛 り 込 まれていなければ, 分 かりづらい 技 術 的 なことかもしれないが,とても 良 い 予 算 と 分 かるような 組 み 立 て 方 をしてもらいたい 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 環 境 整 備 面 については, 施 設 整 備 補 助 金 や, 基 金 を 立 ち 上 げ 財 源 を 確 保 して 整 備 できればと 考 えている これから, 募 金 を 行 い, 学 生 支 援 のために 使 っていき たいと 考 えている 旨 の 発 言 があった 学 長 から, 端 的 に 言 えば, 収 入 をどのようなに 使 うかというお 金 の 動 きだけで,これによって 何 ができるかということが 見 えてこないという 指 摘 であったと 思 うので,それを 受 け 止 めて 対 応 したいとの 発 言 があった - 3 -
5. 平 成 24 年 度 資 金 繰 計 画 及 び 平 成 24 年 度 資 金 運 用 計 画 について ( 議 題 5の 別 紙 ) 理 事 ( 総 務 財 務 担 当 )から, 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 資 金 管 理 方 針, 資 金 管 理 規 程, 資 金 細 則 に 基 づき 作 成 した 平 成 24 年 度 資 金 繰 計 画 及 び 平 成 24 年 度 資 金 運 用 計 画 について, 資 料 に 基 づき, 説 明 があった 報 告 事 項 1. 附 属 図 書 館, 情 報 処 理 センター, 情 報 推 進 課 及 び 学 術 情 報 課 の 統 合 について( 報 告 事 項 1の 資 料 ) 理 事 ( 企 画 教 育 研 究 附 属 学 校 担 当 )から, 学 内 の 情 報 基 盤 を 整 備 し, 大 学 情 報 の 収 集 管 理 運 用 の 強 化 を 行 うとともに, 教 育 研 究 活 動 を 支 援 する 機 能 の 高 度 化 を 図 るために, 附 属 図 書 館, 情 報 処 理 センター, 情 報 推 進 課, 学 術 情 報 課 を 統 合 することについて, 資 料 に 基 づき, 報 告 があった 2. 平 成 23 年 度 教 員 免 許 状 更 新 講 習 収 支 決 算 見 込 について ( 報 告 事 項 2の 資 料 ) 理 事 ( 企 画 教 育 研 究 附 属 学 校 担 当 )から, 平 成 23 年 度 教 員 免 許 状 更 新 講 習 収 支 決 算 見 込 について, 資 料 に 基 づき, 報 告 があった その 他 1. 学 長 から, 学 外 委 員 の 任 期 に 満 了 に 伴 い, 謝 辞 があった 2. 次 回 の 開 催 日 程 について 次 回 の 本 会 議 については, 日 程 調 整 後,4 月 下 旬 から5 月 中 旬 にかけて, 開 催 することとした - 4 -
説 明 資 料 等 議 題 1の 別 紙 平 成 24 年 度 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 年 度 計 画 ( 案 ) 議 題 1の 資 料 議 題 2の 別 紙 平 成 24 年 度 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 年 度 計 画 ( 案 )について 国 家 公 務 員 の 給 与 の 改 定 及 び 臨 時 特 例 に 対 する 本 法 人 の 方 針 及 び 対 応 に ついて( 案 ) 議 題 3の 別 紙 国 立 大 学 法 人 福 岡 教 育 大 学 就 業 規 則 改 正 制 定 一 覧 議 題 4の 別 紙 1 平 成 24 年 度 予 算 配 分 ( 運 営 費 交 付 金 授 業 料 等 自 己 収 入 )( 案 ) 議 題 4の 別 紙 2 平 成 24 年 度 予 算 配 分 に 向 けた 基 本 的 考 え 方 議 題 5の 別 紙 平 成 24 年 度 資 金 繰 計 画 ( 案 ) 報 告 事 項 1の 資 料 1 附 属 図 書 館, 情 報 処 理 センター, 情 報 推 進 課 及 び 学 術 情 報 課 の 統 合 につ いて 報 告 事 項 1の 資 料 2 附 属 図 書 館, 情 報 処 理 センター, 情 報 推 進 課 及 び 学 術 情 報 課 の 統 合 につ いて( 教 授 会 における 意 見 聴 取 ) 報 告 事 項 2の 資 料 平 成 23 年 度 教 員 免 許 状 更 新 講 習 収 支 決 算 見 込 表 - 5 -