1 人 の 心 と 宇 宙 意 識 ~ 真 我 の 覚 醒 ~ 心 の 学 校 創 始 者 佐 藤 康 行 ザ フナイ 2011 年 9 月 号 より
2 目 次 真 我 とは 真 我 から 見 た 東 北 大 震 災 2 度 の 原 子 力 の 脅 威 と 人 類 のリーダーたる 日 本 生 命 のプログラム
3 人 の 心 と 宇 宙 意 識 ~ 真 我 の 覚 醒 ~ 佐 藤 康 行 (さとうやすゆき) 心 の 学 校 創 始 者 北 海 道 生 まれ 実 業 家 として 身 を 立 て マスコミを 賑 わす 成 功 を 収 める その 後 自 身 の 体 験 から 心 の 深 層 真 我 に 覚 醒 する 以 来 20 年 以 上 に 渡 り 門 を 叩 く 人 の 様 々な 悩 みを 解 消 させ その 人 本 来 の 生 き 方 に 気 づかせる 指 導 を 行 ってきた 一 般 的 なアドバイス や 一 時 的 な 解 消 法 ではなく 本 当 の 自 分 に 目 覚 めさせる 即 ち 真 我 に 覚 醒 させることに 焦 点 を 当 てる 真 我 に 覚 醒 した 者 は 依 存 の ない 究 極 の 自 立 で 自 動 的 に 現 実 生 活 を 好 転 させていく 真 我 のみ を 表 した 著 書 は 80 冊 以 上 にのぼる 心 の 学 校 グループ 創 始 者 佐 藤 康 行 公 式 サイト http://satoyasuyuki.com 真 我 とは 私 は 二 十 数 年 来 真 我 を 追 求 し 実 証 を 積 み 重 ねてきました 真 我 は 肉 体 ではない 心 でもない 肉 体 と 心 を 突 き 抜 けた 一 番 奥 にある 本 当 の 自 分 宇 宙 の 意 識 のことです これはこの 宇 宙 に 存 在 するもの 全 ての 共 通 意 識 です 宇 宙 の 一 部 である 人 間 は 一 人 残 らず この 宇 宙 意 識 真 我 そのものです この 真 我 に 覚 醒 し 生 きたらどうなるか これを 自 ら 追 求 する 一 方 で 現 在 まで 七 万 人 を 超 える 方 々に 研 修 という 形 で 伝 え 導 き その 方 たちがどう 変 化 し たかの 事 実 実 例 を 積 み 上 げてきました 私 は わかりやすく 真 我 で 生 きる と 言 っておりますが 真 我 に 覚 醒 した 方 々の 変 化 は 素 晴 らしく 日 々の 生 活 を 豊 かに 幸 せを 感 じながら 送 っていらっし ゃいます 借 金 夫 婦 関 係 親 子 関 係 職 場 の 人 間 関 係 健 康 うつ 引 きこもり アルコール 依 存 症 トラ ウマなどなど あらゆることで 苦 しんでいる 方 々が この 真 我 に 目 覚 めた 途 端 スッと 何 もかも 解 決 してしまった 例 は 枚 挙 にいとまがありません 宇 宙 の 意 識 は 完 全 完 璧 ですから 本 来 迷 いも 苦 しみも 何 もないのです ですから 自 分 が 真 我 で あることを 悟 ったとたんに 夢 から 覚 めるように 真 実 が 見 えてきます これは 教 えではありません 宇 宙 の 真 理 です 真 我 は 無 限 なのです 私 達 は 頭 に 知 識 を 入 れて 学 ぶことを 好 しとし 教 育 を 受 けてきました 人 には 感 謝 をすること 親 は 敬 うこと 子 供 はこう 育 てること 経 営 はこうすること 自 分 を 大 事 にすること しか
4 し 現 代 社 会 を 振 り 返 ってみていかがでしょうか 悩 んで 苦 しんでいる 人 たちが 増 えています 頭 ではわかっていても 心 から 湧 きあがってくる 思 いはどうしようもできないのです サラリーマンが 上 司 の 前 では 分 りましたと 頭 を 下 げていても アフターファイブに 同 僚 にグチを こぼしているといったようなケースは 珍 しくありません 学 校 や 本 から 学 んだのにその 通 りにでき ない これが 高 じてくると 頭 と 本 音 のギャップが 大 きくなって 苦 しくなってきて 人 を 責 めたり 逆 に 自 分 を 責 めるので 自 分 に 自 信 がなくなってうつになってしまったりする 可 能 性 があります では この 本 音 はどこから 出 てくるのでしょうか 答 えは 記 憶 です 私 は 人 間 は 記 憶 でできていると 捉 えています 生 まれたばかりの 赤 ちゃんを 私 達 は 無 垢 の 赤 ちゃんと 言 いますけれども そうではありません 生 まれながらにして お 父 さんお 母 さん おじいちゃんおばあちゃんに 顔 が 似 ていたり 将 来 同 じような 病 気 になる 可 能 性 を 秘 めて います 遺 伝 子 の 記 憶 です 遺 伝 子 の 記 憶 と 前 世 の 記 憶 が 折 り 重 なって 生 まれてくるのです 更 に 成 長 する 過 程 で 家 族 学 校 や 地 域 で 出 会 う 人 たち 社 会 に 出 てからはより 広 範 囲 で 出 会 う 人 たちとの 間 で 経 験 する 出 来 事 の 記 憶 が 蓄 積 されます 私 達 は この 膨 大 な 記 憶 ( 阿 頼 耶 識 とも 言 い ます)を 実 は 何 ひとつ 忘 れてはいません 顕 在 意 識 は 認 識 していなくても 潜 在 意 識 の 中 には 全 て 忘 れることなくあるのです この 記 憶 が 外 界 の 縁 をきっかけにして 外 に 出 てきます 普 段 は 何 も 意 識 していないのに 人 前 で 話 すことになったとたんに 小 さいころ 先 生 に 指 されてうまく 話 すことのできなかった 記 憶 がよみ がえってしまい 何 も 言 えなくなってしまう 出 会 った 上 司 が 厳 しかったお 父 さんと 同 じような タイプの 人 であったら 怖 くなってしまう このようなことが 多 々あります 頭 では 分 っていても このような 記 憶 が 出 てくると 潜 在 意 識 の 方 が 強 いのです そして なんとか それを 克 服 しようと 更 に 知 識 を 頭 に 詰 め 込 んでも 逆 につらく 苦 しくなる 場 合 が 多 いのです 頭 の 知 識 で 本 音 ( 潜 在 意 識 )にフタをしてしまうことになります では これを 解 決 するためにはどうしたらよいでしょうか この 潜 在 意 識 を 業 あるいはカルマとも 言 いますが これに 手 をつけたらよいということは お 釈 迦 様 やキリストも 言 っていました その 大 切 さを 何 千 年 も 前 からわかっているのです そのために 滝 に 打 たれる 荒 行 をしてみたり お 祈 りをしてみたり 内 観 と 呼 ばれる 方 法 を 試 みた りしてきました しかしながら これだけでは 本 質 的 に 解 決 しないということは 今 の 世 の 中 を 見 ていると 一 目 瞭 然 です ではどうしたらよいか
5 それは 真 我 に 目 覚 めることなのです 心 の 奥 の 一 番 深 いところにある 真 我 に 覚 醒 したら 本 当 の 自 分 に 目 覚 めたら その 上 にある 意 識 業 カルマが 消 えていきま す 完 全 で 完 璧 で 歓 喜 である 宇 宙 の 心 で 全 身 が 満 たされます 頭 の 知 識 潜 在 意 識 その 奥 にある 真 我 これが 心 の 三 層 構 造 です 真 我 には 善 いも 悪 いもありません 正 しい 間 違 っているもあ りません 全 ては 完 全 完 璧 です これは 善 いことこれは 悪 いことと 区 別 しているのは 人 間 です これは 正 しくこれは 正 しくないと 定 義 しているのもまた 人 間 です 真 我 には こちらが 立 てばあちらが 立 たずもありません 真 我 は 全 てが 一 つ そこには 何 の 矛 盾 もないのです この 宇 宙 の 流 れに 沿 って 生 きることこそが 私 達 本 来 の 姿 です 心 の 三 層 構 造 真 我 から 見 た 東 北 大 震 災 東 北 大 震 災 から2カ 月 ほど 経 った 頃 私 は 避 難 所 に 行 き お 話 をさせていただきました 最 初 に 訪 れた 避 難 所 で 自 分 の 話 をする 時 間 を 待 っていましたら どういうわけだか 涙 があふれてあふれ て 号 泣 しそうになりました そして 涙 とともに 何 か 怒 りのようなものが 出 てきました 腹 立 たしさのようなものが 出 てきました 単 にそこにいる 人 たちがかわいそうというのではない 涙 と 怒 りです 怒 りの 正 体 は 何 だろうと 考 えると 当 時 に 総 理 大 臣 や 電 力 会 社 の 社 長 が 避 難 所 の 方 々に 頭 を 下 げている 映 像 が 浮 かんできた のです この 怒 りは 彼 らに 対 する 怒 りなのか 違 いました 人 間 の 無 智 さ 加 減 に 腹 が 立 っていたのです あの 場 面 で 頭 を 下 げる 気 持 ちはわかり ますが それが 一 番 じゃないでしょうと 言 うことなのです たとえば もし 私 がリーダーでしたら トラックいっぱいに 現 金 を 持 って 行 って 渡 し まずは 放 射 能 から 逃 げてもらいます そして 家 を 一 軒 一 軒 建 ててあげます 大 変 な 費 用 がかかるでしょう しかしながら たまたま 何 かの 手 違 いで 自 分 の 家 から 火 を 出 してしまったら 謝 る 前 に 消 すことを 先 に 考 えるのが 筋 ではないでしょうか 火 を 消 すためにかかるお 金 を 負 担 してもらうために 国 民 に 税 金 を 上 げさせてくださいと 頭 を 下 げるのが 本 当 ではないでしょうか
6 建 てる 家 は 合 掌 造 りにします 釘 を 一 本 も 使 わない 日 本 古 来 の 建 築 法 で 日 本 らしい 建 物 にしても らいます 合 掌 造 りの 家 と 言 うのは 数 百 年 地 震 も 乗 り 越 えて 残 っている 強 いものが 多 いのです 更 に これを 機 会 に 福 島 だけは 完 全 に 自 然 エネルギーにします 世 界 のモデルの 地 とします これ でどうでしょう 風 評 被 害 を 巻 き 返 し 福 島 は 京 都 にも 負 けない 観 光 の 地 とすることができるかも しれません 世 界 遺 産 を 目 指 すのです ( 驚 いたことに この 後 に 岩 手 県 の 平 泉 が 世 界 遺 産 に 登 録 されました ) 日 本 は 地 震 の 国 とも 言 われるほど 地 震 が 多 いです これは プレートの 上 に 日 本 列 島 がある 以 上 仕 方 のないことです その 地 に 建 築 するのですから 最 初 から 地 震 に 耐 えられる 設 計 をすべきでしょう 現 代 社 会 のシステムに 縛 られて 身 動 きが 取 れないでいる 智 恵 を 出 せないでいる この 現 状 に 腹 が 立 ち もっと 言 うと 無 力 な 自 分 に 腹 が 立 ち 以 上 のようなことが 一 瞬 にイメージ 化 したのです 今 回 の 震 災 では 東 北 の 方 々の 秩 序 正 しい 行 動 の 映 像 が 世 界 中 に 流 れました 避 難 所 での 物 資 の 受 け 取 りでは 整 然 と 並 び より 弱 い 人 たちに 譲 る 様 子 や 無 人 になった 店 への 略 奪 や 強 盗 もなく 明 日 に 向 かって 粛 々と 生 きるその 姿 それを 見 て 世 界 中 の 人 々は 感 銘 し 日 本 を 救 え の 共 通 意 識 が 芽 生 えました 日 本 嫌 いの 中 国 でさえも 日 本 を 褒 め 称 えたのです 東 北 の 方 々は 日 本 を 代 表 する 素 晴 らしい 人 間 性 を 備 えています 東 北 の 方 々によって 私 達 日 本 国 民 の 世 界 での 株 が 上 がったのは 言 うまでもありません かつて 私 は 真 我 を 広 めるために 世 界 中 を 旅 した 折 各 地 で 日 本 の 印 象 を 聞 いてみました 返 ってく る 答 えは トヨタやソニーなど 日 本 の 製 品 は 素 晴 らしいというものでしたが 日 本 人 が 素 晴 らし いとは 聞 こえてきません それを 聞 くたびに 私 は 悔 しい 思 いでした いつの 日 か 日 本 人 そのも のが 素 晴 らしいと 言 われる 日 が 来 ることを 期 待 していました それは 日 本 人 の 意 識 レベルが 上 が る 引 いては 人 類 の 意 識 レベルが 上 がることであると 捉 えていました 今 回 の 震 災 は まさにその チャンスを 与 えてくれました 私 達 は 自 分 の 願 望 を 得 て それに 向 かって 行 動 を 起 こします それは 悪 いことではありませんが それは 自 分 の 欲 が 起 点 になっています 自 分 の 欲 を 満 たすため 皆 それぞれの 行 いをしていまし た それが 今 回 の 東 北 大 震 災 ではどうでしょう わずか 数 分 足 らずで 一 瞬 のうちにリセットさ れました 明 日 の 事 は 考 えられない 一 寸 先 の 事 は 考 えられない 状 態 になりました この 震 災 で 最 も 変 わったのは 人 間 の 意 識 です 被 災 した 方 々 他 の 日 本 人 そして 世 界 の 人 々 こ れら 人 類 の 意 識 が 一 瞬 にして 変 わりました これによって 人 間 の 本 来 持 っているもの 本 質 が 表 れました 結 婚 願 望 が 増 えたり あるいは 離 婚 願 望 が 増 えているというデータもあります 死 を 意 識 したことによって 本 当 に 得 たいものがわかってきたと 言 うことでしょう 自 分 の 命 よりもっと 大 切 なものがわかってきたと 捉 えられます
7 死 ぬかもしれない と 思 ったときに 一 番 大 切 なものが 浮 き 彫 りになってきます 家 は 一 瞬 で 流 され ました お 金 も 一 瞬 で 紙 切 れになりました その 時 に 何 が 本 当 に 大 事 なのかに 気 づき 本 音 が 出 てきて より 深 いところにある 本 当 の 自 分 に 真 我 である 本 当 の 自 分 に 近 づいたのです 今 回 のこの 東 北 で 起 きた 出 来 事 を 東 北 の 出 来 事 と 見 るのか 日 本 の 出 来 事 と 見 るのか あるいは 世 界 人 類 地 球 の 出 来 事 と 見 るのかで 全 く 発 想 が 違 ってくるはずです 東 北 だけの 出 来 事 として 見 ると 単 なる 被 災 災 難 悪 いことが 起 きたと 言 うことで 終 わると 思 います しかし 地 球 の 出 来 事 と 見 たときに 人 類 全 体 の 意 識 が 変 わる 大 きなきっかけとなるのです 東 北 大 震 災 では まず 地 震 が 起 きて 次 に 津 波 その 次 に 放 射 能 そのまた 次 は 風 評 被 害 が 起 こり ました そして 最 後 に 出 てくるのは 心 の 問 題 です 私 はその 心 の 部 分 の 担 当 者 だと 思 っています その 心 の 部 分 で 今 回 の 問 題 は 全 て 解 決 できます いわんや 震 災 以 前 よりはるかによくすること が 可 能 なのです 避 難 所 で 私 は 皆 さんに 三 つの 言 葉 をお 贈 りしますと 話 をしました これを 常 に 心 の 中 で 唱 え 続 けて 下 さいと 言 いました 一 つ 目 は これでよかった です 過 去 に 対 しては 全 てこれでよかった と 唱 えて 下 さい 当 然 これでよかったなんてとても 思 えないでしょう それでも これでよかっ た これでよかった と 唱 えて 下 さい そうしたら よかった 理 由 が 必 ず 出 てきます 個 からより 全 体 に 意 識 を 移 して 見 たときに 見 えてくるものがあります 先 程 述 べた 人 類 全 体 の 意 識 が 上 がってきたことも よかった 事 の 一 つでしょう 次 に 現 在 今 に 対 しては ありがとうございます と 唱 えます どんなことでも ありがとう と そうすると あ りがとうの 理 由 は 後 から 見 えてきます そして 未 来 に 対 しては だから 良 くなる で す だか ら 良 くなる だから 良 くなる だから 良 くなる そのように 良 くなる 方 向 に 車 で 言 うハンドル をそちらに 向 けていくのです この 三 つの 言 葉 を 心 の 中 で 唱 え 続 けて 下 さい このようなお 話 をい たしました 真 我 は 完 璧 ですから これで 良 かった ありがとう だから 良 くなる なのです これをや り 続 けていくと 基 本 的 に 悪 い 事 ばかりなんて 言 うことはあり 得 ないことがわかります 人 生 全 体 から 社 会 全 体 から 見 ると そう 見 えてくるのです 私 は 心 のプロとして 今 回 の 震 災 での 心 の 問 題 を 解 決 していく 使 命 を 感 じています 私 のその 思 い を 一 段 と 強 くしたきっかけのひとつに 震 災 でのあるニュース 映 像 がありました その 報 道 では 一 人 の 母 親 が 泣 きながら 語 っていました 津 波 が 押 し 寄 せてきたので 一 緒 にいた 娘 にあちらに 逃 げなさいと 指 差 しました 間 もなく 水 がやってきて その 母 親 は 必 死 にもがいて 助 かりましたが 引 いていく 波 に 娘 は 呑 まれて 流 されてしまいました 波 が 引 いた 後 に 上 を 見 てみる と なんと 二 階 は 無 事 だったのです どうして 娘 に 二 階 に 逃 げろと 言 わなかったのか 娘 は 自 分 が
8 殺 してしまったと 泣 いているのです 先 に 死 んではいけない 娘 が 自 分 の 失 敗 で 死 んでしまったと 泣 いているのです この 母 親 に 一 体 誰 がどう 声 をかけられるでしょう その 母 親 は 娘 を 思 い 出 すたびに 娘 を 殺 した のは 自 分 だと 言 うことを 突 き 付 けられるのです その 苦 しみ 懺 悔 の 心 を 一 生 背 負 っていかなけ ればならないのです 娘 を 思 い 出 すことすらできないということです これは 真 我 でしか 解 決 できません 母 親 が 永 遠 の 命 である 真 我 に 目 覚 め 本 当 の 自 分 に 目 覚 め 娘 の 真 我 に 娘 の 命 も 真 実 は 永 遠 の 命 であるそのことに 気 づかなければ 解 決 できない 問 題 です 命 というのは この 肉 体 の 命 と 真 我 の 命 永 遠 の 命 とがあります この 永 遠 の 命 は 死 なない 命 です 自 分 の 娘 を 肉 体 の 姿 を 娘 と 見 るのか それとも 娘 の 真 我 である 不 変 の 宇 宙 の 心 死 なない 心 永 遠 の 命 を それを 娘 として 見 るのかによって 大 きく 意 識 が 変 わります 母 親 が 娘 の 肉 体 の 命 を 見 てずっと 苦 しみを 味 わって 生 きたら 娘 の 死 は 無 駄 なものになってしまいます 犬 死 させてしま うことになるのです しかし 娘 の 永 遠 の 命 を 悟 ったら 娘 は 大 いなる 仕 事 大 いなる 役 割 を 果 た したと 言 うことがわかります 真 我 だと 言 うことがわかるのです 私 は この 深 い 深 い 心 のケア 今 までの 医 療 や 心 理 学 では 解 決 できないその 超 難 問 の 部 分 を 受 けて 立 とうと 決 めています 二 度 の 原 子 力 の 脅 威 と 人 類 のリーダーたる 日 本 世 界 広 しと 言 えども 日 本 は 2 度 も 原 子 力 の 脅 威 に 遭 遇 している 唯 一 の 国 です 第 二 次 世 界 大 戦 では 原 爆 を 落 とされました 今 回 は 原 子 力 発 電 所 の 爆 発 です 原 子 力 を 戦 争 に 使 おうが 平 和 利 用 しようが 放 射 能 の 問 題 に 直 面 することに 変 わりはありません 原 子 力 に 対 して 日 本 人 は 深 い アレルギーがあると 思 います なぜ 日 本 にこのようなことが 起 こるのでしょうか アインシュタインが 世 界 を 変 えるのは 日 本 だ と 言 った 有 名 な 話 があります 私 も 実 はそう 思 っています 日 本 が 世 界 を 変 える 世 界 の 救 世 主 になると 思 っています だから 揺 さぶられるわけ です 数 々の 大 変 なことや 苦 しいこと つらいことが 起 きて 揺 さぶられるのです 揺 さぶられる ことによって 要 らないものがそぎ 落 ちていくわけです だから けっして 安 定 がいいわけじゃな いのです 揺 さぶられることによって また 摩 擦 によって 人 間 は 進 化 します 包 丁 も 空 中 で 研 いで も 切 れるようにならないと 同 じです 人 間 の 魂 もそれらによって 進 化 していくのです 日 本 に この 短 期 間 にいろんなことが 起 きるということは 日 本 に 使 命 があるからです 宇 宙 がそ のように 仕 向 けているとそう 言 えます ありがたいことなのです 私 達 がそのように 受 け 止 めるこ
9 とが 大 事 です 実 際 に 世 界 中 から 日 本 人 は 素 晴 らしいと 言 われるようになりました これから 世 界 を 変 えることができるのは 何 かというと 人 間 性 です 人 間 性 が 世 界 を 変 えます その 昔 強 い 人 リーダーは 人 を 殺 めても 領 地 を 奪 う 戦 いの 上 手 な 人 でした 織 田 信 長 しかり ヒトラーしかりです 日 本 の 国 もまた 戦 争 をやりました 権 力 を 握 る 人 がリーダーと 言 われました その 次 に 出 てきた 力 は 経 済 です お 金 をたくさん 持 っている 人 稼 ぐ 人 が 称 賛 され 第 一 人 者 と 言 われました 拝 金 主 義 が 横 行 し お 金 のない 人 には 生 きづらい 世 の 中 になりました 今 の 今 までそ うであったでしょう しかしながら それももう 終 わります そしてこれからは 何 かと 言 うと 心 の 時 代 です 全 く 新 しい 愛 の 人 がリーダーになります 愛 と 言 っても 情 愛 ではなく 宇 宙 の 愛 真 我 のことです 宇 宙 と 一 体 となる 意 識 を 持 つ 人 がリーダーです インドにガンジーという 人 がいましたが ガンジーはまさに 当 時 の 愛 の 人 です 相 手 を 力 で 屈 服 さ せたり 金 の 力 を 使 うことなく 人 々を 導 いた 人 です 人 間 性 が 世 界 を 変 えた 例 です 東 北 大 震 災 から 例 を 引 くと 少 し 昔 だったら 人 に 譲 って 自 分 が 下 がっていたら お 人 よしと 言 わ れたかもしれません しかし 果 たして 人 を 押 しのけて 自 分 のためだけに 行 動 することが 人 間 の 進 化 でしょうか 人 間 の 成 長 でしょうか 意 識 が 高 いと 言 えるのでしょうか 東 北 の 方 々の 姿 を 見 て 世 界 中 の 人 々が 共 感 し 褒 め 称 えているのを 見 ると 答 えは 明 らかです 地 球 には 微 生 物 から 植 物 から 何 から 全 部 入 れると 想 定 で 約 2000 万 種 類 の 生 命 体 がいるそう です 2000 万 種 類 です 私 達 人 類 はその 中 のたったの1 種 類 にすぎないわけです その 2000 万 種 類 の 命 は それは 全 部 一 つの 命 です 命 としては 一 つです その 一 つの 命 がそれぞれ 相 互 依 存 をしな がら 生 きています 弱 肉 強 食 というのも これは 宇 宙 が 作 ったシステムです ライオンはシマウマ を 食 べていじめているわけじゃないのです 食 べられた 方 からだけ 見 ると 災 難 と 映 るかもしれま せん しかしながら シマウマだって やはり 草 を 食 べているわけです 生 きているものは 補 い 合 いながら 殺 し 合 っているのではなく 生 かし 合 って そのサイクルの 中 で 生 かされています 全 てが 生 かし 合 いの 中 で 生 かされているのです それは 一 つの 命 だからで す だから 食 べられる 方 も 完 全 武 装 で 食 べられないようにはしきっていないわけです 他 の 動 物 が 生 きていけるように 必 ず 必 要 なスキがあるのです そういう 一 つのサイクルの 中 で 生 かされ ています 私 達 人 間 はそのサイクルの 中 でどう 生 きたらいいのか それを 問 いかけられている そ の 時 期 だと 私 は 捉 えています 原 子 力 の 問 題 もその 中 で 考 えていかなければなりません いくら 原 発 のエネルギーがすごいと 言 っ ても 太 陽 のエネルギーにはかないません 海 の 波 だってエネルギーです エネルギーがあるから あれだけ 破 壊 力 があって 家 を 壊 したのです そういうエネルギーは これからもっともっと 研 究 されていくでしょう 地 球 の 回 転 も 下 に 物 が 落 ちる 引 力 も 風 も 台 風 も 地 熱 も 地 震 そのも
10 のもエネルギーです そういうものを 敵 とみなすのか 味 方 とみなすのかで 発 想 は 変 わってきます それらを 敵 とみなし た 時 に 私 達 は 天 災 が 起 きた 天 が 災 難 を 与 えたと 言 うわけです しかし そのエネルギーは 味 方 にできます この 大 宇 宙 にあるエネルギーをもっともっと 研 究 する 時 期 です 震 災 に 遭 って 非 難 している 方 々がまだいらっしゃいます 我 々 日 本 人 全 員 がその 方 たちと 同 じぐら いの 覚 悟 で ランプやろうそくで 暮 らすのだと 決 めて 自 然 エネルギーをとことん 研 究 して 動 いた らどうでしょうか 日 本 は 焼 け 野 原 になって 一 回 丸 裸 になった 国 です そこから 短 期 間 で 世 界 第 二 位 の 経 済 大 国 になったそういう 国 でもあります 故 に それぐらいの 決 断 をしてやったとしたら 世 界 のリーダーになることは 想 像 に 難 くありませ ん そうしたら まさに 津 波 で 流 された 人 たちは 使 命 を 果 たしたということになります 日 本 の 国 から 変 わっていく そのきっかけを 作 る 役 割 を 果 たしたと 言 えます 原 子 力 を 平 和 利 用 だとか 戦 争 利 用 だとか そういうレベルではなく この 宇 宙 を 住 処 として 宇 宙 を 資 源 として 考 えるそういう 時 代 が 来 たのだと 思 います 宇 宙 にある 全 てのエネルギー 資 源 け っして 地 球 だけでない 宇 宙 空 間 月 や 火 星 や 他 の 星 全 てが 私 達 のものとして 生 かされている として 研 究 をすれば 他 人 の 土 地 を 奪 おうなんてしなくてもいいし 他 の 国 のエネルギーを 奪 おう なんて 思 わなくてよいのです 無 限 のエネルギーを 活 用 するのです 今 回 の 震 災 で 一 番 変 わったのは 人 間 の 意 識 であると 前 述 いたしましたが 変 えようと 思 ったのでは なくて 変 えさせられたのです 大 自 然 の 力 によって 変 えさせられたのです 人 の 意 志 では 変 えられ ないので 自 然 が 否 応 なしに 私 達 に 与 えてくれたチャンスです この 世 に 生 まれてきた 自 分 の 役 割 自 分 の 使 命 今 回 のこの 震 災 は 私 達 日 本 人 また 人 類 に 大 き なものを 教 えてくれました 私 達 は それを 謙 虚 に 受 け 止 めて 一 体 天 は 何 を 語 っているのか 何 を 言 わんとしているのか ということに 見 えないものに 普 段 は 聞 こえない 声 に 耳 を 傾 ける 必 要 があると 思 います い の ち 生 命 EAのプログラム 私 達 の 本 当 に 大 切 なものは 何 でしょうか 震 災 の 被 害 でできた 瓦 礫 の 山 の 中 から 自 分 にとっての 宝 は 何 なのか 宝 探 しをしたとしたら 以 前 の 震 災 に 遭 う 前 と 震 災 に 遭 った 後 では 宝 が 変 わると 思 います 一 番 大 切 なものが 違 ってくる と 思 います 何 を 宝 として 見 るか それが 自 分 の 変 化 であり 進 歩 です 意 識 が 変 わったという 証 拠 でもあります
11 何 のために 一 生 懸 命 頑 張 ってきたのか 一 生 懸 命 やってきたことが 一 瞬 でゼロになりました 何 十 年 も 歳 月 を 共 にしてきた 家 も 商 売 を 積 み 重 ねてきた 店 も 一 瞬 のうちに 消 えてなくなりました 何 年 もかかって 頑 張 って 頑 張 って 探 し 求 めてきたものは 一 体 何 なのか 本 当 に 自 分 の 得 たいもの を 得 るために 深 い 部 分 で 欲 求 しているところのものを 得 るためにやってきたことなのか もしか したら 見 当 違 いの 事 のために 頑 張 ってきたのではないだろうか 今 ほどわかりやすい 時 期 はないの です もしかしたら 勘 違 いして 大 事 なものと 思 い 込 んで 頑 張 ってきて 何 年 も 何 十 年 も 過 ごしてきたかも しれません 本 当 に 価 値 あるもの 本 当 に 大 事 なものをわかる 最 大 のチャンスであり それをもし 分 ってこれから 何 年 か 生 きるとすると この 震 災 によって 本 当 に 価 値 あるものがわかったというこ とにより 震 災 はけっして 悪 いことだけじゃないということがわかってくると 思 います 私 達 は おぎゃあと 生 まれて 現 在 に 至 っており そしていつか 必 ず 死 にます 例 外 はありません 目 標 と 言 うのは 現 在 から 未 来 に 設 定 しますが ビジネスの 観 点 ではそれでいいでしょう でも 命 の 観 点 ではちょっと 違 ってくるのです 命 の 観 点 では 目 標 というのは 一 番 遠 いところから 立 てな いといけません 一 番 遠 いところ 私 達 の 人 生 の 一 番 遠 いところはどこでしょう 私 達 が この 世 から 去 る 時 です もう あの 世 に 行 こうとしているその 瞬 間 です その 死 ぬときに 私 の 人 生 は 最 低 だった 最 悪 だ った なんてひどい 人 生 だったんだろう あのやろうこのやろう 本 当 に 皆 憎 らしいやつばっかり だと 思 っていたらどうでしょう それまでにどんなに 金 を 儲 けようが どんなに 出 世 しようが どんなに 皆 の 称 賛 を 受 けようが 死 ぬときにそう 思 って 死 ぬのは けっしていいとは 言 えないでしょう 死 ぬときは 金 も 家 も 土 地 も 名 誉 も 地 位 も 家 族 ですら 全 ておいていかなければならないのです 自 分 が 死 ぬときには なんて 素 晴 らしい 人 生 だったろう 最 高 だった 素 晴 らしい 人 生 だった 私 はやるべきことを 全 て 果 たした 悔 いはないと 言 い 切 る そして 愛 する 人 に 囲 まれて 人 類 全 部 に 感 謝 して ありがとう という 気 持 ちで 去 っていく 私 は 本 当 にやるべきことをやりました 皆 さんのおかげでした 悔 いはありません 最 高 でした さよならって 死 んでいく ということを 浮 き 彫 りにしたとき それはどういう 人 生 なのだろうか 最 高 の 人 生 と 言 うのはどういう 人 生 の 事 を 言 うのだろうか はっきりさせる 必 要 があるのではない でしょうか もしそれがあるのなら それを 最 初 に 分 ることが 大 事 じゃないでしょうか アメリカに 行 くときには 成 田 空 港 北 海 道 に 行 くときには 羽 田 空 港 に 行 きます 最 初 から 違 うわけ です 準 備 するものも 違 うわけです 最 高 の 人 生 素 晴 らしい 人 生 悔 いのない 人 生 は 何 なのかと
12 言 う 死 ぬ 寸 前 の 事 を 見 たときに 初 めてわかることがあります それを 今 わかることができたとしたら こんな 素 晴 らしいことはないでしょう もし 自 分 がこの 世 から 去 って 祭 壇 に 飾 られた 自 分 の 写 真 の 中 から 自 分 がこの 世 の 様 子 を 読 み 取 れたとして 集 ま った 人 の 心 をのぞいてみることを 想 像 してみて 下 さい あなたは 本 当 にやるべきことをやったのか 悔 いはないでしょうか その 時 に ああ しまった ああすればよかった こうすればよかったと 言 っても もうあの 世 に 行 ってしまいましたから 遅 い わけです できるならそのことを 今 わかって そして 今 からそのことを 捉 えて 生 きていく 必 要 があ るのではないでしょうか 本 当 に 価 値 あるものを 命 よりも 命 と 引 き 換 えにしても 大 切 なものを 知 ること 今 こそそれが 求 められ 悟 る 大 きなチャンスです あの 震 災 で 亡 くなった 方 たちの 命 より 大 切 なものを 本 当 に 命 と 引 き 換 えにしてもいいものとし てわかった 時 に 彼 らは 救 われてくるのではないでしょうか 亡 くなった 方 も 残 された 家 族 にも 心 の 平 穏 が 訪 れるのではないでしょうか そこのところを 私 がやらなければいけないと 思 ってい るわけです 意 識 が 変 化 して 次 元 が 上 がることをアセンションと 呼 んでいますが 次 元 が 上 がってくることによ って 今 までと 同 じものを 見 ても 一 変 して 違 って 見 えてくるのです 震 災 も 世 界 人 類 皆 の 出 来 事 だと 見 たら これは 最 高 の 意 識 次 元 を 上 げる 最 大 のチャンスなのだというようにしか 見 えない のです 今 日 まで 私 は 一 人 ひとり 真 我 に 目 覚 めるように 手 を 引 いてきましたが 今 は 一 挙 に 目 覚 める ことのできる 環 境 にあります 自 分 という 個 に 起 きたという 認 識 と 全 体 に 起 きたという 認 識 が 同 時 に 来 ていて その 分 だけスピードが 速 くエネルギーも 大 きくなっています 真 我 は 今 から 何 かを 学 ぶというものではありません 元 々の 自 分 に 気 づくことだけでよいのです 気 づこうが 気 づくまいが 元 々 私 達 は 宇 宙 の 一 部 で 宇 宙 の 流 れの 中 に 生 かされているのです 人 間 の 頭 で 考 えたことは どこかで 矛 盾 が 起 きたり 立 ち 行 かなくなってしまいます 宇 宙 に 存 在 す る 全 てが 宇 宙 の 法 則 で 動 いているのです い の ち 私 達 人 類 も その 生 命 のプログラムに 沿 って 生 きることが 本 来 の 生 き 方 なのです