『教育』をとりまく現状と課題について

Similar documents
●幼児教育振興法案

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

Microsoft Word - 目次.doc

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

PTA

 

<4D F736F F D CF322D33817A95DB8CEC8ED292B28DB881698A6D816A2E646F63>

スライド 1

スライド 1

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

m07 北見工業大学 様式①

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

18 国立高等専門学校機構

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

( 延 納 ) 第 6 条 前 第 5 条 第 1 項 の 期 日 までに 学 費 の 納 入 ができない 者 は 次 の 期 日 までに 延 納 願 いを 提 出 し 許 可 を 得 なければならない 前 期 分 延 納 願 い 4 月 15 日 後 期 分 延 納 願 い 9 月 10 日 2

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

延長保育料について

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

< E8BE08F6D2082C682B DD2E786C7378>

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

Taro-01 議案概要.jtd

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

Taro-H19退職金(修正版).jtd

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

越前米

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

別記

公表表紙

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

16 日本学生支援機構

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

1_扉-配布用.indd

別紙3


慶應義塾利益相反対処規程

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

小山市保育所整備計画

Microsoft Word - 文書 3

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 岐 阜 県 類 似 団 体 平 均 年 齢 平 均 給

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

0812教育プラン.indd

ず 第 1 段 階 目 の 選 抜 に 係 る 額 は4,000 円 とし 第 2 段 階 目 の 選 抜 に 係 る 額 は13,000 円 と する 4 第 1 項 に 規 定 する 幼 稚 園 小 学 校 及 び 中 学 校 並 びに 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部 中 学 部 及 び

Microsoft Word - 公表資料(H22).doc

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

●労働基準法等の一部を改正する法律案

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

Microsoft Word - .\..&.....doc

育休代替任期付職員制度について

<4D F736F F F696E74202D E36816A984A93AD8C5F96F CC837C A815B C E707074>

1. 本 市 の 保 育 所 運 営 費 と 保 育 料 の 現 状 2 (1) 前 回 (5/29 5/29) 児 童 福 祉 専 門 分 科 会 資 料 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区 分 別 軽 減 率 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

70 愛媛大学

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

私 達 が 調 査 手 法 を 研 究 した 背 景 リクルートワークス 研 究 所 ワーキングパーソン 調 査 (2000 年 ~ 隔 年 実 施 ) 首 都 圏 在 住 の18~59 歳 で 働 く 個 人 6,500 人 ( )を 対 象 に 就 業 実 態 意 識 を 調 査 調 査 実 施

1

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

Transcription:

資 料 3 教 育 をとりまく 現 状 と 課 題 1.アンケート 結 果 から 見 た 教 育 をとりまく 現 状 2. 方 向 性 参 考 61 人 の 声 産 業 構 造 審 議 会 基 本 政 策 部 会 2006 年 11 月 17 日 木 幡 美 子

1 アンケート 結 果 から 見 た 教 育 をとりまく 現 状 アンケート 実 施 期 間 2006 年 10 月 13 日 ~31 日 対 象 61 人 男 性 29 人 女 性 32 人 うち 教 員 10 人 年 齢 : 20 代 4 人 30 代 19 人 40 代 34 人 50 代 4 人 Q 現 在 の 日 本 の 教 育 についてどう 思 いますか? 良 い (0) 0 % おおむね 良 い (7 人 ) 11.5% 改 善 が 必 要 (26 人 )42.6% 危 機 感 を 感 じている (28 人 )45 9% Q. 現 在 の 日 本 の 教 育 の 問 題 点 は 何 だと 思 いますか? 公 教 育 への 信 頼 が 薄 れている 質 の 低 下 に 危 機 感 公 立 学 校 では ゆとり 教 育 が 導 入 され 基 礎 的 な 学 習 量 が 減 っている 総 合 の 時 間 や 市 民 科 ( 品 川 区 )といった 授 業 が 加 わった 上 週 休 2 日 制 になったことが 大 きく 影 響 していると 思 われる 学 力 が 低 下 した と 感 じている 保 護 者 が 多 く その 危 機 感 から いわゆる お 受 験 ( 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 受 験 )をして 私 立 学 校 へ 通 わせたいと 思 う 家 庭 が 都 心 部 を 中 心 に 増 加 お 受 験 をめぐる 状 況 ( 特 に 小 学 校 受 験 )は 年 々 過 激 になってきており 子 供 や 親 へ の 大 きな 負 担 になっている お 受 験 をしない 家 庭 も 物 足 りない 公 立 学 校 の 勉 強 を 補 うために 小 学 生 から 塾 に 通 う 子 が 増 え 子 供 の 帰 宅 時 間 は 夜 9 時 10 時 家 族 の 団 らんも 減 り 子 供 の 生 活 パターンはむし ろ ゆとり のないものに その 背 景 には 高 校 大 学 受 験 の 試 験 内 容 はほぼ 従 来 どおりであるため その 出 口 の 部 分 が 変 わっていないのに 学 習 内 容 が 緩 和 された 結 果 といえるのではないか ここで 問 題 とされるのは 親 の 収 入 格 差 で 子 供 の 教 育 レベル に 格 差 が 生 じているの ではないか ということ 機 会 の 公 平 性 が 失 われつつあるのは 問 題 こういった 状 況 を 改 善 しようと ここ 数 年 自 治 体 によっては 学 校 選 択 制 を 取 り 入 れ たり 小 中 一 貫 中 高 一 貫 教 育 などを 取 り 入 れ 始 めたところもある 賛 否 両 論 相 対 評 価 から 絶 対 評 価 へ 変 わり 子 供 の 学 力 レベルがわかりにくくなった ( 親 側 ) 1

Q. 教 員 の 質 教 え 方 についてどう 思 いますか? 教 師 の 質 の 低 下 を 指 摘 する 声 が 多 い 良 い 教 師 とそうでない 教 師 の 差 = 当 たりはずれ が 激 しく クジにあたるようなもの 人 間 的 に 魅 力 ある( 尊 敬 すべき) 教 師 があまりいない 自 信 がないように 思 う 授 業 に 創 意 工 夫 がなく 子 供 を 惹 きつけるような 内 容 になっていない 体 験 学 習 や 五 感 を 使 う 場 授 業 が 少 ない 学 習 の 目 的 モチベーションが 醸 成 されていない 勉 強 がつまらないものになっている 総 合 学 習 の 時 間 が うまく 活 用 されていない 生 きる 力 あいまい 新 卒 でいきなり 担 任 を 持 つのは 負 担 が 大 きいのでは? サブティーチャー 制 の 活 用 はどうか 小 学 校 低 学 年 も 担 任 が 全 ての 教 科 を 見 るのではなく 教 科 担 任 制 をとる 方 が 良 いのでは 教 員 側 の 意 見 日 本 の 教 師 は 授 業 行 事 指 導 保 護 者 の 対 応 地 域 との 連 携 部 活 など 仕 事 量 が 多 い 授 業 以 外 のところで 時 間 を 多 く 費 やさなくてはいけない 努 力 し 結 果 を 出 しても 給 与 にそれが 返 ってこない 対 症 療 法 的 に 出 される 改 革 ( 学 力 評 価 評 議 員 制 度 一 貫 校 etc.)で 現 場 は 混 乱 している 力 が 分 散 しどれもやり 遂 げることなく 中 途 半 端 なままこなしているのが 現 状 教 員 の 個 性 を 生 かした 思 い 切 った 授 業 展 開 ができるよう 自 由 な 環 境 を 望 む 学 級 の 人 数 が 問 題 40 人 もいるとすべての 児 童 に 目 が 行 き 届 かない ( 特 に 小 学 校 は20~30 人 程 度 が 理 想 ) 教 員 養 成 のあり 方 や 教 員 になってからの 自 由 な 研 修 制 度 が 不 十 分 親 が 何 もかも 学 校 任 せにしている 家 庭 での 教 育 機 会 が 減 っている Q. 今 一 番 改 善 すべき 点 はなにか? 公 教 育 の 充 実 質 の 向 上 教 師 の 質 の 向 上 ( 多 数 意 見 ) 教 育 現 場 だけではなく 社 会 のあり 方 全 体 を 変 えるべきではないか ( 多 数 意 見 ) 子 供 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 :コミュニティの 消 失 女 性 の 社 会 進 出 核 家 族 化 親 力 の 低 下 社 会 全 体 のストレスの 増 大 行 き 場 のない 子 供 たち 親 先 生 たちも 苦 悩 している 状 況 教 育 理 念 教 育 方 針 こそが 国 の 未 来 を 作 る という 認 識 を 持 つべき 何 のための 教 育 か 目 的 意 識 を 持 たせる 2

2. 方 向 性 アンケートで 約 88%が 改 善 が 必 要 / 危 機 感 を 感 じていると 答 えていることから 今 の 教 育 ( 特 に 公 教 育 )に 不 安 を 感 じている 人 が 多 いのは 事 実 Ⅰ.まず 現 実 に 合 っていないシステムは 変 える Ⅱ. 同 時 に これは 社 会 全 体 の 問 題 と 捉 えた 解 決 策 が 必 要 教 育 現 場 個 人 社 会 全 体 にのしかかる ストレス をやわらげる 方 向 へ 教 育 現 場 を 元 気 にする! 1 教 育 現 場 への 負 担 の 軽 減 教 師 の 裁 量 に 任 せる 部 分 を 多 くしたらどうか 総 合 学 習 の 授 業 週 休 2 日 制 の 柔 軟 解 釈 * 総 合 の 時 間 を 基 礎 的 な 学 習 に 当 てたり 週 休 2 日 制 をもう 少 し 柔 軟 解 釈 し 必 要 が あれば 土 曜 日 に 授 業 をやることもできるようにする など 残 業 手 当 をつけるなど 努 力 が 報 われるような 給 与 体 系 にしてあげる モチベーションアップ しかし その 為 の 評 価 を 誰 がするかは 問 題 教 師 以 外 でもできる 仕 事 は 地 域 のボランティアを 活 用 する 地 域 との 結 びつき 親 にとっても 学 校 を 知 るいい 機 会 教 師 になってからも 一 般 社 会 を 体 験 する 更 に 知 識 を 深 めるなど 教 師 が 学 び リフレッシュ する 機 会 を 作 る ( 大 学 の 先 生 のサバティカルのように?) 教 える 際 の 様 々なツールの 活 用 ( 例 : 板 書 がベスト?) 効 果 的 に 教 えるために あったら 嬉 しいツール 等 ~ 調 査 してみる ( 大 きな 市 場 に) 効 率 化 のため 改 善 できる 点 はないかトータルで 一 度 考 えてもいいのでは 市 場 原 理 を 組 み 込 むようなやり 方 = 慎 重 にすべき 学 校 選 択 制 バウチャー 制 かたよった 情 報 で 生 まれる 人 気 校 と 不 人 気 校 ( 人 気 校 は 人 数 が 多 すぎて 目 が 行 き 届 かない 不 人 気 校 は 生 徒 が 少 なすぎて 学 校 として 成 り 立 たない) * 品 流 し 選 択 制 をとっている 品 川 区 へ 先 生 が 行 きたがらない 現 状 学 校 を 評 価 選 択 するのは 保 護 者 保 護 者 受 けのいいサービスばかりを 考 え 本 来 子 供 のためにやるべき 事 ができない 2 教 員 採 用 試 験 のあり 方 適 性 を 的 確 に 判 断 できるシステムになっているか (その 他 人 材 について) 眠 っている 人 材 は 意 外 に 多 い? 教 員 免 許 を 持 たない 人 で 意 欲 がある 人 の 活 用 ( 先 生 の 負 担 軽 減 にも) 一 度 社 会 に 出 たが 後 に 教 員 になりたいと 希 望 する 人 の 活 用 免 許 更 新 制 一 度 教 師 になったら 一 生 できるという 意 識 をかえる 3 受 験 を 出 口 とした( 出 身 大 学 重 視 )システムの 見 直 し + 今 の お 受 験 のあり 方 の 検 証 このままでいいのか? 3

家 庭 を 元 気 にする! 働 き 方 の 再 考 1 核 家 族 化 女 性 の 社 会 進 出 変 わらない 男 性 の 働 き 方 子 供 と 向 き 合 う 時 間 の 減 少 企 業 など 職 場 は 子 供 の 教 育 は 将 来 の 優 良 な 人 材 の 確 保 につながると 考 え 男 女 共 に より 家 庭 にシフトした 働 き 方 を 可 能 にして 欲 しい 少 子 化 対 策 としても 有 効 女 性 に 偏 りがちな 育 児 その 他 の 負 担 を 軽 減 学 校 行 事 や 学 校 関 係 のボランティアなどを 社 会 にとって 重 要 なものと 認 識 そのための 仕 事 時 間 の 短 縮 休 日 を 快 く 認 めてくれる 環 境 作 り 共 働 きの 家 庭 で 夫 ( 妻 )が 転 勤 になった 時 妻 ( 夫 )の 長 期 休 業 制 度 夏 休 みの 活 用 サマースクール サマーキャンプ の 充 実 ( 民 間 が 運 営 ) いつもと 違 う 環 境 で 非 日 常 的 な 体 験 をすることの 意 味 大 学 生 のボランティアの 活 用 共 働 き 家 庭 の 悩 みも 解 消! 2 親 の 意 識 を 変 える 学 校 に 多 くを 要 求 しすぎる 部 分 もあるのではないか 親 も 変 わり 自 分 が 親 としての 責 任 を 果 たすことにもっと 力 を 注 げるようになるといい 社 会 を 元 気 にする! 地 域 で 子 供 を 守 り 育 てるという 意 識 を 共 有 し ともに 支 えあう 日 本 を 良 くしよう と 言 う 意 識 を 一 人 一 人 が 持 つこと! 大 人 達 が 目 先 のことで 精 一 杯 という 今 の 状 況 では 他 のことへ 気 持 ちが 及 ばない 社 会 全 体 ( 教 員 も 大 人 たちも)が もっと 心 のゆとりを 明 るい 未 来 へ 向 けて 真 に 求 められる 教 育 とはどういうものか? 少 子 高 齢 化 社 会 全 入 時 代 競 争 社 会 国 際 化 外 国 人 受 け 入 れ 等 労 働 力 人 口 の 減 少 個 々の 能 力 アップが 不 可 欠 になってくる それにはまず どんな 人 が 求 められるのか (ここはぜひ 委 員 のみなさんに 伺 いたいところ ) ( 例 ) 柔 軟 な 発 想 をもち 変 化 に 適 応 できる 人 リーダーになれる 人 客 観 的 に 物 事 をみることができる 人 コミュニケーション 能 力 が 高 い 人 自 分 に 自 信 が 持 てる 人 ( 自 己 肯 定 感 ) 困 難 を 乗 り 切 る 力 他 者 を 思 いやる 心 ( 寛 容 さ)を 持 つ 人 etc. まず 上 記 のビジョンを 明 確 にした 上 で そのために どの 段 階 で どういう 教 育 が 必 要 か を 議 論 するべき 大 人 たちも 人 生 の 楽 しさ 生 きる 目 的 を 目 に 見 える 形 で 子 供 たちに 示 して 4 以 上