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Transcription:

高 速 道 路 上 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 を 踏 まえての 対 応 について 1 交 通 事 故 発 生 状 況 (1) 発 生 日 時 平 成 24 年 1 月 21 日 ( 土 )22 時 40 分 頃 (2) 発 生 場 所 神 戸 市 垂 水 区 本 多 聞 7 丁 目 25 番 第 2 神 明 道 路 上 り 車 線 大 蔵 谷 - 高 丸 間 7.6 キロポスト 付 近 (3) 殉 職 職 員 西 消 防 署 救 急 隊 長 ( 消 防 司 令 長 ) 金 谷 謙 児 (43 歳 ) (4) 事 故 概 要 金 谷 隊 長 率 いる 伊 川 谷 救 急 隊 は 垂 水 区 清 水 が 丘 の 救 急 現 場 に 出 動 途 上 上 記 の 日 時 場 所 において8t トラックとの 接 触 事 故 により 走 行 不 能 となり 赤 色 灯 などが 全 て 消 えた 状 態 で 走 行 車 線 と 追 越 車 線 をまたぐ 形 で 停 止 した 隊 長 は 安 全 確 保 のため 機 関 員 と 隊 員 に 反 射 板 付 き 安 全 ベストの 着 用 を 指 示 した 後 自 らは 携 帯 電 話 で 管 制 室 に 事 故 の 発 生 報 告 を 行 い 清 水 が 丘 の 救 急 現 場 に 別 の 救 急 隊 を 出 動 させるように 要 請 した 隊 長 は 機 関 員 にトラック 運 転 手 のケガの 状 況 の 確 認 に 向 かわせ 隊 員 と ともに 発 炎 筒 による 二 次 災 害 防 止 の 措 置 をおこなった これにより 事 故 後 の 後 続 車 両 は 事 故 車 両 を 避 けて 登 坂 車 線 と 走 行 車 線 を 通 過 していった その 後 隊 長 は 携 帯 電 話 により 110 番 通 報 中 22 時 44 分 後 方 から 走 行 してきた 普 通 乗 用 車 にはね 飛 ばされ 心 肺 停 止 状 態 となった 2 事 故 後 の 取 り 組 み 1 月 22 日 ( 日 ) 緊 急 幹 部 会 議 を 開 催 し 事 故 概 要 の 説 明 の 後 消 防 局 長 が 緊 急 自 動 車 の 安 全 運 行 と 職 員 のメンタルヘルスケアの 徹 底 を 指 示 した さらに1 月 26 日 ( 木 )には 有 識 者 を 含 めた 高 速 道 路 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 の 設 置 を 決 定 した 高 速 道 路 上 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 の 設 置 について 学 識 経 験 者 ( 人 間 環 境 システム 学 ) 警 察 高 速 道 路 管 理 者 等 の 有 識 者 及 び 消 防 職 員 を 構 成 員 とし 夜 間 における 視 認 性 の 検 証 を 通 じて 現 場 活 動 の 見 地 か ら 様 々な 検 討 を 行 い 事 故 の 再 発 防 止 及 び 今 後 の 災 害 活 動 に 資 することを 目 的 として 計 3 回 開 催 した なお 各 消 防 署 において 過 去 の 出 動 事 案 で 経 験 した 危 険 状 況 やそこから 得 た 教 訓 等 について 意 見 提 出 し 本 検 討 委 員 会 への 反 映 を 図 った 1

消 防 局 では 高 速 道 路 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 における 検 討 作 業 と 並 行 し 安 全 管 理 対 策 を 実 施 した (1) 職 員 へのメンタルヘルスケア 事 故 発 生 直 後 に 兵 庫 県 こころのケアセンターから 助 言 を 受 け 1 当 該 事 案 に 出 動 した 職 員 2 当 該 事 案 に 出 動 した 隊 員 の 所 属 職 員 3 死 亡 した 職 員 と 関 係 のある 職 員 4その 他 所 属 長 が 必 要 と 認 める 職 員 らを 対 象 とし メン タルヘルスケアを 実 施 した 特 に 当 該 事 案 に 出 動 した 21 名 の 職 員 ( 西 消 防 署 垂 水 消 防 署 )に 対 し 緊 急 メンタルヘルスサポートチーム の 専 門 医 師 等 を 派 遣 し 3 日 間 にわたり 個 別 面 談 を 実 施 した (2) 安 全 管 理 体 制 の 充 実 強 化 ア 安 全 管 理 に 係 る 出 動 体 制 の 強 化 市 内 の 高 速 自 動 車 道 路 等 において 緊 急 車 両 が 事 故 等 により 緊 急 停 止 と なった 場 合 は 安 全 管 理 事 故 の 拡 大 防 止 及 び 情 報 収 集 を 任 務 として ポ ンプ 車 等 を 出 動 させる ( 平 成 24 年 2 月 18 日 運 用 開 始 ) イ 安 全 確 保 のための 活 動 方 針 ( 平 成 24 年 3 月 9 日 通 知 ) 高 速 自 動 車 道 路 等 においては 前 方 をよく 見 ていないドライバーもいる ということを 念 頭 に 置 き 小 隊 長 の 指 揮 統 制 の 下 自 己 の 安 全 確 保 を 第 1 優 先 とした 活 動 を 行 うこと を 明 記 するとともに 高 速 自 動 車 道 路 上 にお ける 留 意 事 項 を 示 し 職 員 への 周 知 徹 底 を 図 った 主 な 留 意 事 項 1 単 独 で 出 動 中 の 隊 が 事 故 等 に 遭 った 場 合 安 全 管 理 ( 監 視 )にあたる 隊 員 の 指 定 ガードレール 外 側 や 路 側 帯 など の 安 全 地 帯 を 活 用 した 負 傷 者 の 救 護 活 動 必 要 最 小 限 の 二 次 災 害 防 止 活 動 の 実 施 等 2 支 援 救 急 出 動 (ポンプ 隊 が 救 急 隊 の 安 全 管 理 のために 同 時 出 動 ) 時 原 則 として 救 急 車 は 事 故 車 両 の 前 方 消 防 車 両 は 後 方 に 停 車 させること 2 名 以 上 の 消 防 隊 員 を 後 続 車 両 の 監 視 にあてること 等 さらに 局 内 にプロジェクトチームを 立 ち 上 げ 上 記 通 知 による 活 動 方 針 を 発 展 強 化 させて 高 速 自 動 車 道 路 上 において 消 防 車 等 の 事 故 又 はエ ンジントラブル 等 により 車 両 が 停 止 した 場 合 における 基 本 的 な 活 動 要 領 を 策 定 することとし 現 在 検 討 を 進 めている 2

(3) 安 全 管 理 研 修 の 実 施 平 成 24 年 2 月 から 3 月 にかけて 消 防 署 において 警 察 や 道 路 関 係 機 関 等 から 講 師 を 招 へいし 緊 急 的 に 安 全 管 理 のための 研 修 を 実 施 した 今 年 度 より 消 防 学 校 の 各 研 修 課 程 において 実 施 している 安 全 管 理 研 修 に 今 回 の 事 故 を 踏 まえた 内 容 を 取 り 入 れ 事 故 の 再 発 防 止 を 図 っていく また ドライバーの 目 線 からの 視 認 性 等 を 検 証 しながら 夜 間 活 動 訓 練 や 資 器 材 の 習 熟 訓 練 を 実 施 する (4) 職 場 におけるリスクアセスメント リスクアセスメントの 実 施 平 成 24 年 2 月 27 日 付 高 速 道 路 事 故 等 に 係 るリスクアセスメント 等 の 実 施 について( 通 知 ) により 過 去 の 高 速 道 路 事 故 事 例 をもとに 各 所 属 で 研 修 を 実 施 し 安 全 管 理 意 識 の 向 上 を 図 った 今 後 も 様 々な 事 故 事 例 を 材 料 と しながら 継 続 実 施 していく (5) 視 認 性 向 上 のための 資 機 材 等 の 整 備 LED 赤 色 回 転 灯 を 全 救 急 車 両 に 配 備 したほか 発 光 式 安 全 ベストを 全 救 急 隊 に 配 布 する(5 月 予 定 ) 事 故 再 発 防 止 の 観 点 からドライブレコーダーを 全 救 急 車 に 設 置 するとと もに 救 急 車 両 の 車 体 に 視 認 性 向 上 のための 反 射 材 を 取 り 付 けていく (6) 救 急 車 両 メーカーに 対 する 改 善 要 望 今 回 の 事 故 ではバッテリー 部 分 が 損 傷 を 受 け 電 源 系 統 やエンジンが 停 止 し 赤 色 灯 や 前 照 灯 等 が 消 え 車 両 の 視 認 性 が 大 幅 に 低 下 したことから 車 両 メーカー 及 び 部 品 製 作 メーカーに 対 し バッテリーの 二 重 化 対 策 やバッテリ ー 内 蔵 型 赤 色 灯 の 開 発 について 要 望 を 実 施 した 3 事 故 の 再 発 防 止 に 向 けて 消 防 局 では1 月 21 日 の 殉 職 事 故 発 生 から 全 力 をあげて 事 故 の 再 発 防 止 と 安 全 管 理 体 制 の 充 実 強 化 に 取 り 組 んできた 今 後 は 高 速 道 路 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 の 検 討 結 果 から 得 られた 知 見 を 最 大 限 に 活 用 して あらゆる 角 度 から 職 員 の 安 全 確 保 体 制 の 充 実 と 安 全 意 識 の 向 上 に 努 め 市 民 の 安 全 安 心 を 守 る 責 務 を 果 たしていく 3

参 考 高 速 道 路 上 での 活 動 における 安 全 管 理 検 討 委 員 会 からの 報 告 ( 概 要 ) 安 全 管 理 検 討 委 員 会 からの 提 言 内 容 1 指 揮 活 動 基 準 に 関 する 施 策 (1) 活 動 基 準 の 作 成 ア 安 全 確 保 を 優 先 した 活 動 高 速 道 路 上 で 活 動 するときは 自 らの 活 動 場 所 について 後 続 車 には 前 方 をよく 見 ていないドライバーもいる 危 険 な 場 所 であるという 認 識 に 立 ち 小 隊 長 の 指 揮 統 制 の 下 自 己 の 安 全 確 保 を 第 1 優 先 として 警 察 や 高 速 道 路 管 理 者 などの 到 着 を 待 ち これら 他 の 機 関 と 密 に 連 携 を 図 り 十 分 な 安 全 確 保 を 図 った 上 で 活 動 する イ 活 動 基 準 の 必 要 性 高 速 道 路 上 で 安 全 かつ 効 果 的 な 活 動 を 行 うため 高 速 道 路 上 での 活 動 中 に 事 故 に 遭 った 場 合 などの 具 体 的 な 活 動 基 準 を 整 備 する (2) 安 全 管 理 ( 監 視 ) 体 制 の 強 化 単 独 で 高 速 道 路 上 で 事 故 等 に 遭 った 場 合 警 察 や 高 速 道 路 管 理 者 が 到 着 す るまでの 間 は 小 隊 長 及 び 小 隊 長 が 指 定 する 隊 員 がともに 安 全 管 理 ( 監 視 ) 業 務 に 従 事 し 負 傷 者 の 救 護 活 動 及 び 必 要 最 小 限 の 二 次 災 害 防 止 活 動 を 行 う 隊 員 の 支 援 を 行 う (3) 安 全 な 活 動 場 所 の 確 保 ア 安 全 区 域 の 確 保 単 独 で 高 速 道 路 上 での 事 故 等 に 遭 った 場 合 安 全 区 域 の 確 保 は 警 察 や 道 路 管 理 者 等 のパトロール 隊 との 連 携 あるいは 増 強 隊 の 到 着 を 待 って 開 始 する イ 路 側 帯 など 安 全 地 帯 の 活 用 高 速 道 路 上 では 車 両 がかなりの 高 速 で 通 過 しているため 隊 員 は 乗 車 及 び 下 車 時 など 後 続 車 に 対 して 注 意 を 払 う また 負 傷 者 の 救 護 や 二 次 災 害 防 止 活 動 を 行 うにあたっては 車 道 での 活 動 時 間 を 極 力 短 くし ガー ドレール 外 側 又 は 路 側 帯 などの 安 全 地 帯 を 活 用 する (4) 事 故 報 告 及 び 関 係 機 関 への 連 絡 高 速 道 路 上 での 予 期 せぬ 事 故 などに 遭 ったときは 無 線 や 119 番 通 報 によ り 消 防 管 制 室 に 速 報 する また 消 防 管 制 室 は 警 察 や 高 速 道 路 管 理 者 など へ 交 通 規 制 などの 要 請 を 行 うとともに 関 係 機 関 から 入 手 した 情 報 を 速 やか に 現 場 の 隊 員 に 周 知 する 4

(5) 出 動 基 準 単 独 で 高 速 道 路 上 での 事 故 等 に 遭 った 場 合 は 即 時 に 増 強 隊 を 出 動 させる 必 要 がある また 交 通 量 の 多 い 幹 線 道 路 上 における 救 急 事 案 についても 支 援 救 急 出 動 を 指 令 するなど 出 動 基 準 の 見 直 しを 図 る 2 訓 練 研 修 に 関 する 施 策 (1) 安 全 管 理 意 識 の 向 上 高 速 道 路 上 では 救 急 隊 などの 存 在 を 認 識 していない 後 続 車 が 追 突 してく る 可 能 性 もあることから 高 速 道 路 上 での 活 動 に 伴 う 危 険 性 を 再 認 識 するた め リスクアセスメントなどの 手 法 を 用 いて 職 員 の 安 全 意 識 の 向 上 を 図 る (2) 関 係 機 関 による 研 修 の 実 施 高 速 道 路 上 で 活 動 を 行 う 関 係 機 関 の 協 力 を 得 て 資 器 材 を 用 いた 安 全 確 保 や 災 害 防 止 活 動 などに 関 する 研 修 会 を 開 催 する (3) 夜 間 訓 練 等 の 実 施 災 害 現 場 でより 安 全 かつ 効 果 的 な 消 防 救 急 活 動 を 実 施 するため ドライ バーの 立 場 から 消 防 隊 や 救 急 隊 の 活 動 状 況 について その 視 認 性 や 有 効 性 を 検 証 する (4) 日 常 的 な 研 修 訓 練 の 実 施 他 都 市 の 事 例 や 他 機 関 の 研 修 方 法 なども 含 めて 実 際 の 事 故 映 像 などを 活 用 して 危 険 予 知 訓 練 やヒヤリハット 研 修 などを 実 施 する 3 車 両 資 器 材 個 人 装 備 に 関 する 施 策 (1) 車 両 ア 発 光 体 の 活 用 交 通 事 故 では 電 源 系 統 やエンジンが 停 止 し 赤 色 灯 や 前 照 灯 などが 消 え 救 急 車 などの 視 認 性 が 大 幅 に 低 下 する 可 能 性 があり 自 己 発 光 体 の 利 用 により 視 認 性 を 高 める 方 法 を 導 入 する イ 反 射 材 の 活 用 車 両 の 周 囲 に 視 認 しやすい 反 射 材 を 付 けるなど 車 両 の 視 認 性 を 高 め る 方 法 を 導 入 する ウ 救 急 車 などの 位 置 の 把 握 事 故 に 巻 き 込 まれた 場 合 に 車 両 位 置 を 迅 速 に 把 握 するための 位 置 情 報 システムの 効 果 的 な 活 用 を 図 っていく エ その 他 事 故 の 再 発 防 止 を 図 るため ドライブレコーダーの 設 置 を 進 めていく 必 5

要 がある また 電 気 系 統 のトラブルを 防 止 するため バッテリーの 二 重 化 や 設 置 場 所 の 変 更 などについて 車 両 メーカーへの 要 請 を 行 う (2) 資 器 材 視 認 性 の 高 い 自 己 発 光 体 を 利 用 することにより 視 認 性 を 高 める 方 法 を 導 入 する (3) 個 人 の 安 全 装 備 ア 発 光 体 の 活 用 自 己 発 光 体 により 視 認 性 を 高 めるため 発 光 式 (LED) 安 全 ベストなど の 安 全 装 備 品 を 配 布 する イ 反 射 素 材 の 活 用 反 射 材 を 付 けるなど 活 動 隊 員 の 視 認 性 を 高 める 方 法 を 導 入 する 4 関 係 機 関 との 連 携 強 化 に 関 する 施 策 関 係 機 関 と 事 故 発 生 後 における 現 場 情 報 の 迅 速 な 共 有 を 図 るとともに それ ぞれの 役 割 に 応 じた 現 場 活 動 を 円 滑 に 実 施 するための 連 携 体 制 を 強 化 する また 災 害 現 場 活 動 を 想 定 した 訓 練 や 各 機 関 が 有 する 安 全 情 報 を 共 有 するな ど 今 まで 以 上 に 連 携 強 化 を 図 る 6