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(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

 

( 支 給 制 限 ) 第 4 条 市 長 は 前 条 の 規 定 にかかわらず 給 対 象 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するとき は 給 金 を 支 給 しないものとする (1) 年 額 405,696 円 以 上 の 公 的 年 金 等 を 受 給 しているとき (2) 生 活

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職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 平 成 15 年 10 月 1 日 規 程 第 号 改 正 平 成 17 年 1 月 31 日 規 程 第 17-1 号 改 正 平 成 20 年 12 月 22 日 規 程 第 号 改 正 平 成 22 年 3 月 18 日 規 程

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

(3) 勤 続 期 間 が 10 年 以 上 であって 定 年 により 退 職 したとき (4) 勤 続 期 間 が 15 年 以 上 であって 職 務 上 特 に 功 労 があった 者 が 退 職 したとき (5) 前 各 号 に 準 ずる 理 由 により 増 額 する 必 要 があると 理 事

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240709

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

となるため 退 職 をし かつ 引 き 続 き 国 家 公 務 員 等 として 在 職 (その 者 が 更 に 引 き 続 き 当 該 国 家 公 務 員 以 外 の 他 の 国 等 の 機 関 に 係 る 国 家 公 務 員 等 として 在 職 した 場 合 を 含 む )した 後 引 き 続 い

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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当 が 支 払 われない 場 合 において 前 項 第 2 号 に 該 当 するときは 機 構 は 当 該 遺 族 に 対 し 第 2 項 に 規 定 する 事 情 を 勘 案 して 当 該 退 職 手 当 の 全 部 又 は 一 部 を 支 給 しないこととする 措 置 を 行 うことができる 5

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取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

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該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

の 親 族 については 職 員 との 親 等 の 近 い 者 を 先 順 位 とする 3 退 職 手 当 の 支 給 を 受 けるべき 遺 族 のうち 同 順 位 の 者 が2 人 以 上 ある 場 合 には そ の 人 数 によって 等 分 して 支 給 する 4 次 に 掲 げる 者 は 退 職

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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平成16年度

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

は 1 時 間 ( 年 次 有 給 休 暇 5 日 を 限 度 )とすることができる 2 1 時 間 を 単 位 として 使 用 した 年 次 有 給 休 暇 を 日 に 換 算 する 場 合 は 8 時 間 をもって1 日 とする ( 病 気 有 給 休 暇 ) 第 4 条 規 則 第 20 条

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

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Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

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第 1 地 方 公 務 員 災 害 補 償 制 度 の 意 義 地 方 公 務 員 災 害 補 償 制 度 は 地 方 公 務 員 等 が 公 務 上 の 災 害 ( 負 傷 疾 病 障 害 又 は 死 亡 をいう 以 下 同 じ ) 又 は 通 勤 による 災 害 を 受 けた 場 合 に その 災 害 に よって 生 じた 損 害 を 補 償 し 及 び 必 要 な 福 祉 事 業 を 行 い もって 地 方 公 務 員 等 及 びその 遺 族 の 生 活 の 安 定 と 福 祉 の 向 上 に 寄 与 することを 目 的 とする 制 度 です この 制 度 は 一 般 の 労 働 者 における 労 働 者 災 害 補 償 保 険 制 度 とも 均 衡 が 図 られ たものであり 特 徴 としては 次 の 点 があげられます 1 使 用 者 の 無 過 失 責 任 主 義 公 務 上 の 災 害 について 使 用 者 の 無 過 失 責 任 主 義 をとり 地 方 公 共 団 体 等 に 過 失 がなくても 補 償 義 務 が 発 生 します 民 法 上 の 損 害 賠 償 が 原 則 として 過 失 主 義 をとっていることと この 点 において 異 なります また 通 勤 による 災 害 についても 使 用 者 としての 責 任 を 論 ずることなく 使 用 者 の 支 配 管 理 下 にない 通 勤 途 上 の 災 害 について 補 償 が 行 われるという 点 で 民 法 上 の 損 害 賠 償 とは 異 なります 2 請 求 主 義 補 償 は 被 災 職 員 又 はその 遺 族 からの 請 求 に 基 づいて 行 われます( 傷 病 補 償 年 金 を 除 く) これは 被 災 職 員 の 所 属 する 地 方 公 共 団 体 等 の 任 命 権 者 とは 別 の 機 関 である 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 ( 第 2 参 照 )が 災 害 の 補 償 を 行 うためで す 3 補 償 の 対 象 等 補 償 の 対 象 は 身 体 上 の 損 害 に 限 られ 物 的 精 神 的 損 害 は 含 まれません また 原 則 として 実 損 害 の 補 償 ではなく 定 型 的 定 率 的 補 償 が 行 われます - 1 -

第 2 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 とは 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 は 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 によって 設 置 された 法 人 で 職 員 ( 常 勤 の 地 方 公 務 員 )が 公 務 災 害 又 は 通 勤 災 害 を 受 けた 場 合 に 被 災 職 員 の 属 する 地 方 公 共 団 体 等 に 代 わって 補 償 の 実 施 に 当 たる 専 門 的 機 関 です ( 基 金 は 平 成 15 年 10 月 地 方 公 共 団 体 が 主 体 となって 業 務 運 営 を 行 う いわゆる 地 方 共 同 法 人 として 新 たにスタートしました ) 基 金 は 本 部 と 支 部 によって 構 成 されており 本 部 は 東 京 都 に 支 部 は 各 都 道 府 県 及 び 各 指 定 都 市 に 置 かれています 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 各 種 補 償 の 決 定 及 びその 支 払 い 等 の 具 体 的 事 務 処 理 は 原 則 としてそれぞれの 支 部 で 行 い 基 金 の 活 動 や 補 償 の 実 施 に 必 要 な 財 源 は 各 地 方 公 共 団 体 等 からの 負 担 金 で 賄 われています 第 3 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 組 織 図 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 ( 本 部 ) 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 ( 京 都 府 支 部 ) 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 運 営 審 議 会 総 務 課 代 表 者 委 員 会 理 事 長 理 事 事 務 局 企 画 課 補 償 課 経 理 課 審 査 課 訟 務 課 監 事 審 査 会 支 部 長 ( 知 事 ) 副 支 部 長 ( 副 知 事 職 員 長 ) 事 務 長 ( 人 事 課 長 ) 事 務 次 長 係 認 定 担 当 補 償 担 当 長 求 償 担 当 京 都 府 支 部 審 査 会 委 員 書 記 参 与 所 在 地 102-0093 東 京 都 千 代 田 区 平 河 所 在 地 602-8570 京 都 市 上 京 区 下 立 売 通 町 2-16-1 平 河 町 森 タワー8 階 新 町 西 入 薮 ノ 内 町 京 都 府 人 事 課 内 電 話 (03)5210-1341 電 話 (075)431-4216( 直 通 ) - 2 -

第 4 災 害 補 償 制 度 の 適 用 関 係 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 が 補 償 を 行 うのは 常 勤 の 地 方 公 務 員 等 及 び 常 勤 の 地 方 公 務 員 に 準 ずる 非 常 勤 の 職 員 の 災 害 です 具 体 的 には 次 のとおりです 1 常 勤 職 員 (1) 常 時 勤 務 に 服 することを 要 する 地 方 公 務 員 (2) 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 の 役 員 ( 地 方 独 立 行 政 法 人 法 第 12 条 に 規 定 する 役 員 をいう ) 及 び 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 に 使 用 される 者 で 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 から 給 与 を 受 けるもの( 以 下 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 の 役 職 員 と いう )のうち 常 時 勤 務 することを 要 する 者 2 非 常 勤 職 員 のうち 次 の(1) 又 は(2)に 該 当 する 者 (1) 再 任 用 短 時 間 勤 務 職 員 地 方 公 務 員 法 第 28 条 の5 第 1 項 に 規 定 する 短 時 間 勤 務 の 職 を 占 める 者 (2) 常 勤 的 非 常 勤 職 員 1 常 時 勤 務 に 服 することを 要 しない 地 方 公 務 員 のうち 雇 用 関 係 が 事 実 上 継 続 していると 認 められる 場 合 において 常 時 勤 務 に 服 することを 要 する 地 方 公 務 員 について 定 められている 勤 務 時 間 以 上 勤 務 した 日 が18 日 ( 昭 和 63 年 4 月 1 日 前 の 期 間 については22 日 昭 和 63 年 4 月 1 日 から 平 成 4 年 5 月 1 日 前 の 期 間 については20 日 ) 以 上 ある 月 が 引 き 続 いて12 月 を 超 え るに 至 った 者 で その 超 えるに 至 った 日 以 後 引 き 続 き 当 該 勤 務 時 間 により 勤 務 することを 要 することとされているもの 2 常 時 勤 務 することを 要 しない 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 の 役 職 員 のうち 常 時 勤 務 することを 要 する 者 について 定 められている 勤 務 時 間 以 上 勤 務 した 日 ( 当 該 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 における 労 働 協 約 就 業 規 則 その 他 の 規 定 により 勤 務 を 要 しないこととされ 又 は 休 暇 を 与 えられた 日 を 含 む )が 引 き 続 いて12 月 を 超 えるに 至 った 者 で その 超 えるに 至 った 日 以 後 引 き 続 き 当 該 勤 務 時 間 により 勤 務 することを 要 することとされているもの これら 関 係 法 令 等 の 適 用 関 係 及 び 補 償 実 施 機 関 をまとめてみると 次 のと おりです - 3 -

区 身 分 地 方 公 務 員 非 公 務 員 所 属 地 方 公 共 団 体 特 定 地 方 独 立 行 政 法 人 一 般 地 方 独 立 行 政 法 人 分 職 員 役 員 職 種 一 般 職 特 別 職 職 員 役 員 ( 一 般 職 ) ( 特 別 職 ) 常 勤 職 員 全 職 員 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 地 方 公 務 員 地 方 公 務 員 再 任 用 短 時 間 勤 務 職 員 災 害 補 償 法 災 害 補 償 法 非 常 常 勤 的 非 常 勤 職 員 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 議 会 行 政 委 員 会 の 委 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 臨 員 地 方 公 共 団 体 の 附 属 機 関 の 委 員 統 計 調 査 員 等 他 の 法 令 の 適 用 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 に 時 を 受 けない 者 基 づく 条 例 労 働 基 準 法 別 表 第 1 に 掲 げる 事 業 以 外 の 使 用 者 た 職 事 業 に 雇 用 される 者 る 役 員 に ついては 地 方 独 立 行 政 法 人 が 定 める 水 道 交 通 清 掃 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 員 病 院 学 校 な ど 労 働 基 準 法 別 表 第 1 に 掲 労 働 者 災 害 補 償 保 げ る 事 業 に 雇 用 さ れ 険 法 の 対 象 となら 勤 等 る 者 ない 場 合 には 条 例 使 用 者 た る 役 員 に ついては 地 方 独 立 行 政 法 人 が 定 める 職 消 防 団 員 水 防 団 員 消 防 組 織 法 水 防 法 及 び 消 防 団 員 等 公 務 災 害 補 償 等 責 任 共 済 等 に 関 する 法 律 公 立 学 校 の 公 立 学 校 の 公 立 学 校 の 学 校 医 学 学 校 医 学 学 校 医 学 校 歯 科 医 及 校 歯 科 医 及 校 歯 科 医 及 員 学 校 医 学 校 歯 科 医 び 学 校 薬 剤 び 学 校 薬 剤 び 学 校 薬 剤 師 の 公 務 災 師 の 公 務 災 師 の 公 務 災 及 び 学 校 薬 剤 師 害 補 償 に 関 害 補 償 に 関 害 補 償 に 関 する 法 律 する 法 律 又 する 法 律 又 は 労 働 者 災 は 労 働 者 災 害 補 償 保 険 害 補 償 保 険 法 法 ( 注 ) 実 施 機 関 は 次 のとおり 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 ( 条 例 を 除 く ) 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 国 ( 厚 生 労 働 省 所 管 ) 地 方 独 立 行 政 法 人 の 使 用 者 たる 役 員 当 該 地 方 独 立 行 政 法 人 その 他 地 方 公 共 団 体 - 4 -

第 5 費 用 の 負 担 基 金 の 業 務 に 要 する 費 用 は 各 地 方 公 共 団 体 等 からの 負 担 金 によって 賄 われます この 負 担 金 は 地 方 公 共 団 体 等 ごとに 教 育 職 員 警 察 職 員 消 防 職 員 清 掃 職 員 その 他 の 職 員 等 の 職 員 の 区 分 ごとの 給 与 の 総 額 ( 退 職 手 当 子 ども 手 当 を 除 く )に 補 償 に 要 する 費 用 その 他 の 事 情 を 考 慮 した 負 担 金 率 を 乗 じて 算 出 す ることになっています 負 担 金 は 毎 年 度 当 初 に 概 算 負 担 金 として 基 金 へ 納 付 し 翌 年 度 に 確 定 負 担 金 を 算 出 し 9 月 末 までに 精 算 をしています 負 担 金 の 納 入 については その 都 度 支 部 から 通 知 をしますので それによって 納 入 事 務 を 進 めてください なお 京 都 府 知 事 部 局 等 教 育 委 員 会 警 察 本 部 については 平 成 22 年 度 ( 概 算 負 担 金 )からメリット 制 が 適 用 されることとなり 平 成 26 年 度 の 負 担 金 率 は 以 下 のとおりとなりました メリット 制 とは 団 体 の 災 害 防 止 の 努 力 促 進 及 び 団 体 間 の 負 担 と 給 付 の 格 差 是 正 を 目 的 に 団 体 間 共 通 であった 負 担 金 率 を 各 団 体 等 の 過 去 3 年 間 の 収 支 率 ( 給 付 / 負 担 )の 多 寡 により 増 減 させる 制 度 であり 労 災 では 昭 和 20 年 代 に 事 業 所 単 位 で 導 入 されております 各 任 命 権 者 においては 給 付 費 が 増 えるほど 負 担 金 額 が 増 加 することとなり 公 務 災 害 防 止 に 向 けた 努 力 が 一 層 求 められます 職 員 の 範 囲 及 び 平 成 26 年 度 負 担 金 率 ( 普 通 補 償 経 理 ) 職 員 の 範 囲 負 担 金 率 負 担 金 率 負 担 金 率 職 員 の 範 囲 (メリット 制 適 用 ) (メリット 制 適 用 外 ) 職 員 の 区 分 公 立 の 小 学 校 中 学 校 中 等 教 育 学 校 の 前 期 課 程 並 び 義 務 教 育 学 校 職 員 に 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部 及 び 中 学 部 の 職 員 であって 0.96 0.80 市 町 村 立 学 校 職 員 給 与 負 担 法 第 1 条 に 掲 げるもの 1,000 1,000 義 務 教 育 学 校 職 員 以 外 の 公 立 学 校 の 職 員 並 びに 教 育 委 義 務 教 育 学 校 職 員 員 会 及 びその 所 管 に 属 する 教 育 機 関 ( 公 立 学 校 を 除 く ) 1.332 1.11 以 外 の 教 育 職 員 の 職 員 1,000 1,000 警 察 職 員 都 道 府 県 警 察 の 職 員 ( 国 家 公 務 員 である 職 員 を 除 く ) 3.611 3.14 1,000 1,000 消 防 職 員 消 防 本 部 及 び 消 防 署 の 職 員 並 びに 消 防 団 員 2.04 1,000 電 気 ガ ス 水 道 電 気 ガス 水 道 事 業 工 業 用 水 道 事 業 及 び 公 共 下 水 1.462 1.72 事 業 職 員 道 事 業 に 従 事 する 職 員 1,000 1,000 鉄 道 軌 道 索 道 航 空 機 自 動 車 軽 車 両 又 は 船 舶 運 輸 事 業 職 員 による 旅 客 又 は 貨 物 の 運 送 事 業 その 他 貨 物 取 扱 事 業 に 1.72 従 事 する 職 員 1,000 清 掃 事 業 職 員 清 掃 事 業 に 従 事 する 職 員 3.45 1,000 船 員 船 員 法 第 1 条 に 規 定 する 船 員 である 職 員 4.81 1,000 そ の 他 の 職 員 上 記 に 掲 げる 職 員 以 外 のすべての 職 員 0.912 1.14 1,000 1,000 ( 注 ) 特 別 補 償 経 理 の 負 担 金 率 は 略 ( 平 成 26 年 4 月 1 日 時 点 ) - 5 -

第 6 補 償 及 び 福 祉 事 業 の 種 類 と 内 容 1 補 償 の 種 類 と 内 容 基 金 が 行 う 補 償 の 種 類 事 由 及 び 内 容 は 次 表 のとおりです 補 償 の 種 類 補 償 事 由 補 償 の 内 容 (1) 療 養 補 償 公 務 又 は 通 勤 により 負 傷 し 必 要 な 療 養 を 行 い 又 は 必 要 な 療 養 の 費 用 を 支 又 は 疾 病 にかかった 場 合 給 する 療 養 の 範 囲 は 次 のとおりである( 療 養 上 相 当 と 認 められるものに 限 る ) 1 診 察 2 薬 剤 又 は 治 療 材 料 の 支 給 3 処 置 手 術 その 他 の 治 療 4 居 宅 における 療 養 上 の 管 理 及 びその 療 養 に 伴 う 世 話 その 他 の 看 護 5 病 院 又 は 診 療 所 への 入 院 及 びその 療 養 に 伴 う 世 話 その 他 の 看 護 6 移 送 (2) 休 業 補 償 公 務 又 は 通 勤 により 負 傷 し 1 日 につき 平 均 給 与 額 の60%に 相 当 する 金 額 を 又 は 疾 病 にかかり 療 養 のた 支 給 する ただし 傷 病 補 償 年 金 を 受 ける 者 又 は め 勤 務 できない 場 合 で 給 与 刑 事 施 設 等 に 拘 禁 若 しくは 収 容 されている 者 には を 受 けないとき 行 わない (3) 傷 病 補 償 年 金 公 務 又 は 通 勤 により 負 傷 し 第 1 級 から 第 3 級 までの 障 害 の 状 態 に 応 じ 年 又 は 疾 病 にかかり 療 養 の 開 始 金 を 支 給 する 後 1 年 6か 月 を 経 過 しても 治 らず その 障 害 の 程 度 が 規 則 別 表 第 2で 定 める 傷 病 等 級 に 該 当 する 場 合 (4) 障 害 補 償 公 務 又 は 通 勤 により 負 傷 し 障 害 の 程 度 により 第 1 級 から 第 7 級 までは 年 又 は 疾 病 にかかり 治 ったと 金 を 第 8 級 から 第 14 級 までは 一 時 金 を 支 給 する き 規 則 別 表 第 3に 定 める 程 度 なお 当 該 年 金 の 受 給 権 者 が 申 し 出 たときは の 障 害 が 残 った 場 合 以 後 その 者 が 受 けることができる 年 金 の 一 部 を 前 払 一 時 金 として 支 給 することとされている( 障 害 補 償 年 金 前 払 一 時 金 ) また 当 該 年 金 の 受 給 権 者 が 死 亡 した 場 合 にお いて 既 に 支 払 われた 当 該 年 金 及 び 前 払 一 時 金 の 額 の 合 計 額 が 一 定 の 額 に 満 たないときは その 遺 族 に 対 し その 差 額 を 支 給 することとされている ( 障 害 補 償 年 金 差 額 一 時 金 ) (5) 介 護 補 償 傷 病 補 償 年 金 又 は 障 害 補 償 常 時 又 は 随 時 介 護 を 受 ける 場 合 に 通 常 要 する 費 年 金 の 受 給 権 者 で 総 務 省 令 用 を 考 慮 して 総 務 大 臣 が 定 める 金 額 を 当 該 介 護 で 定 める 程 度 の 障 害 を 有 し を 受 けている 期 間 ( 病 院 等 に 入 院 している 間 又 は 常 時 又 は 随 時 介 護 を 受 けてい 障 害 者 支 援 施 設 等 に 入 所 している 間 を 除 く ) 支 給 る 場 合 する (6) 遺 族 補 償 公 務 又 は 通 勤 により 死 亡 し 1 遺 族 補 償 年 金 た 場 合 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 又 は 兄 弟 姉 妹 (た だし 妻 以 外 の 者 にあっては18 才 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にあるもの 又 は60 才 以 上 のもの( 一 定 の 障 害 の 状 態 にあるものを 除 く ))で 職 員 の 死 亡 当 時 その 収 入 によって 生 計 を 維 持 していたものに 対 し 年 金 を 支 給 する なお 当 該 年 金 の 受 給 権 者 が 申 し 出 たときは - 6 -

補 償 の 種 類 補 償 事 由 補 償 の 内 容 以 後 その 者 が 受 けることのできる 年 金 の 一 部 を 前 払 一 時 金 として 支 給 することとされている( 遺 族 補 償 年 金 前 払 一 時 金 ) 2 遺 族 補 償 一 時 金 1に 掲 げる 要 件 に 該 当 しない 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 又 は 兄 弟 姉 妹 等 に 対 し 一 時 金 を 支 給 する なお 遺 族 補 償 年 金 の 受 給 権 者 の 受 給 権 が 消 滅 し 他 に 同 年 金 を 受 けることができる 者 がいない ときは 2の 場 合 に 支 給 される 一 時 金 の 額 をまず 算 定 し その 額 から 既 に 支 給 した 年 金 及 び 前 払 一 時 金 の 額 の 合 計 額 を 控 除 して 残 額 があれば これ を 一 時 金 として 上 記 2の 者 に 支 給 することとされ ている (7) 葬 祭 補 償 公 務 又 は 通 勤 により 死 亡 し 遺 族 等 であって 社 会 通 念 上 葬 祭 を 行 うと 見 られ た 場 合 る 者 ( 現 実 に 葬 祭 を 行 った 者 があるときはその 者 ) に 対 し 315,000 円 に 平 均 給 与 額 の30 日 分 に 相 当 する 金 額 を 加 えた 金 額 (この 額 が 平 均 給 与 額 の6 0 日 分 に 相 当 する 金 額 に 満 たないときは 平 均 給 与 額 の60 日 分 に 相 当 する 金 額 )を 支 給 する (8) 予 後 補 償 傷 病 が 治 ったとき 勤 務 でき 1 日 につき 平 均 給 与 額 の60%に 相 当 する 金 額 ない 場 合 で 給 与 を 受 けない を 治 った 日 の 翌 日 から 勤 務 することができな 船 とき い 期 間 (1 月 を 超 えるときは 1 月 間 ) 支 給 する 員 ただし 刑 事 施 設 等 に 拘 禁 又 は 収 容 されている 者 の には 行 わない 特 例 (9) 行 方 不 明 船 員 が 公 務 上 行 方 不 明 にな 行 方 不 明 になったとき その 船 員 の 被 扶 養 者 に 補 償 った 場 合 行 方 不 明 の 日 の 翌 日 から その 行 方 不 明 の 期 間 (3 月 を 超 えるときは 3 月 間 )1 日 につき 平 均 給 与 額 の100%に 相 当 する 金 額 を 支 給 する ただし 当 該 期 間 が1 月 に 満 たない 場 合 は 行 わない 2 福 祉 事 業 の 種 類 と 内 容 福 祉 事 業 は 権 利 としての 性 格 は 有 していませんが 補 償 を 補 完 するための 施 策 ないし 措 置 として 給 付 されるものです 福 祉 事 業 の 種 類 及 び 内 容 は 次 表 の とおりです 福 祉 事 業 の 種 類 福 祉 事 業 の 内 容 (1) 外 科 後 処 置 規 則 別 表 第 3に 定 める 程 度 の 障 害 が 存 する 者 のうち 義 肢 装 着 のた めの 断 端 部 の 再 手 術 等 の 処 置 が 必 要 であると 認 められる 者 等 に 対 して 診 察 薬 剤 又 は 治 療 材 料 の 支 給 等 の 外 科 後 処 置 を 行 う (2) 補 装 具 の 支 給 規 則 別 表 第 3に 定 める 程 度 の 障 害 が 存 する 者 に 対 し 義 肢 義 眼 補 聴 器 車 いす 等 の 補 装 具 の 支 給 を 行 う - 7 -

福 祉 事 業 の 種 類 福 祉 事 業 の 内 容 (3) リハビリテーション 規 則 別 表 第 3に 定 める 程 度 の 障 害 が 存 する 者 のうち 社 会 復 帰 のた めに 身 体 的 機 能 の 回 復 等 の 処 置 が 必 要 であると 認 められるものに 対 し て 機 能 訓 練 等 のリハビリテーションを 行 う (4) ア フ タ ー ケ ア 傷 病 が 治 ゆした 者 のうち 外 傷 による 脳 の 器 質 的 損 傷 等 一 定 の 障 害 を 有 する 者 その 他 理 事 長 が 定 める 特 定 の 傷 病 を 有 する 者 が 円 滑 な 社 会 生 活 を 営 むことができるよう 一 定 範 囲 の 処 置 等 を 行 う (5) 休 業 援 護 金 休 業 による 給 与 減 等 を 補 うことを 目 的 として 休 業 補 償 を 受 ける 者 等 に 対 し 原 則 として 給 与 額 の20/100を 支 給 する (6) 在 宅 介 護 を 行 う 介 護 傷 病 補 償 年 金 又 は 障 害 等 級 第 3 級 以 上 の 障 害 補 償 年 金 の 受 給 権 者 の 人 の 派 遣 に 関 する 事 うち 居 宅 において 介 護 を 要 する 者 に 対 し 基 金 の 指 定 する 事 業 者 に 業 おいて 介 護 人 を 派 遣 し または 介 護 等 の 供 与 に 必 要 な 費 用 を 支 給 する (7) 奨 学 援 護 金 遺 族 補 償 年 金 の 受 給 権 者 等 であって 学 校 等 に 在 学 する 者 等 の 学 資 の 支 弁 を 援 護 する 目 的 で 奨 学 援 護 金 を 支 給 する (8) 就 労 保 育 援 護 金 就 業 している 遺 族 補 償 年 金 の 受 給 権 者 等 であって 未 就 学 である 者 の 保 育 費 用 を 援 護 する 目 的 で 就 労 保 育 援 護 金 を 支 給 する (9) 傷 病 特 別 支 給 金 傷 病 補 償 年 金 の 受 給 権 者 に 対 し 見 舞 金 の 趣 旨 で 傷 病 等 級 の 区 分 に 応 じて 傷 病 特 別 支 給 金 を 支 給 する (10) 障 害 特 別 支 給 金 障 害 補 償 の 受 給 権 者 に 対 し 見 舞 金 の 趣 旨 で 障 害 等 級 の 区 分 に 応 じ て 障 害 特 別 支 給 金 を 支 給 する (11) 遺 族 特 別 支 給 金 遺 族 補 償 の 受 給 権 者 に 対 し 弔 慰 見 舞 金 の 趣 旨 で 受 給 権 者 の 区 分 に 応 じて 遺 族 特 別 支 給 金 を 支 給 する (12) 障 害 特 別 援 護 金 障 害 補 償 の 受 給 権 者 に 対 し 生 活 を 援 護 する 趣 旨 で 障 害 等 級 の 区 分 に 応 じて 障 害 特 別 援 護 金 を 支 給 する (13) 遺 族 特 別 援 護 金 遺 族 補 償 の 受 給 権 者 に 対 し 生 活 を 援 護 する 趣 旨 で 受 給 権 者 の 区 分 に 応 じて 遺 族 特 別 援 護 金 を 支 給 する (14) 傷 病 特 別 給 付 金 傷 病 補 償 年 金 の 受 給 権 者 に 対 し 期 末 手 当 等 の 特 別 給 を 給 付 内 容 に 反 映 させる 趣 旨 で 年 金 として 傷 病 特 別 給 付 金 を 支 給 する( 原 則 として 年 金 額 の20/100) - 8 -

福 祉 事 業 の 種 類 福 祉 事 業 の 内 容 (15) 障 害 特 別 給 付 金 障 害 補 償 年 金 の 受 給 権 者 に 対 し 年 金 障 害 補 償 一 時 金 の 受 給 権 者 に 対 し 一 時 金 として 期 末 手 当 等 の 特 別 給 を 給 付 内 容 に 反 映 させる 趣 旨 で 障 害 特 別 給 付 金 を 支 給 する( 原 則 として 年 金 一 時 金 の20/100) (16) 遺 族 特 別 給 付 金 遺 族 補 償 年 金 の 受 給 権 者 に 対 し 年 金 遺 族 補 償 一 時 金 の 受 給 権 者 に 対 し 一 時 金 として 期 末 手 当 等 の 特 別 給 を 給 付 内 容 に 反 映 させる 趣 旨 で 遺 族 特 別 給 付 金 を 支 給 する( 原 則 として 年 金 一 時 金 の20/100) (17) 障 害 差 額 特 別 給 付 金 障 害 補 償 年 金 差 額 一 時 金 の 受 給 権 者 に 対 し 失 権 による 遺 族 補 償 一 時 金 により 支 給 される 特 別 給 付 金 との 均 衡 を 考 慮 し 一 時 金 として 障 害 差 額 特 別 給 付 金 を 支 給 する (18) 長 期 家 族 介 護 者 援 護 傷 病 補 償 年 金 又 は 障 害 補 償 年 金 の 受 給 権 者 (せき 髄 その 他 神 経 系 統 金 の 機 能 若 しくは 精 神 又 は 胸 腹 部 臓 器 の 著 しい 障 害 により 常 に 介 護 を 要 する 者 に 限 る )が 当 該 年 金 を 支 給 すべき 事 由 が 生 じた 日 の 翌 日 から 起 算 して10 年 を 経 過 した 日 以 後 に 死 亡 した 場 合 (その 死 亡 が 公 務 上 の 災 害 又 は 通 勤 による 災 害 と 認 められる 場 合 を 除 く )に 一 定 の 要 件 を 満 たす 遺 族 に 対 し 一 時 金 として100 万 円 を 支 給 する なお 補 償 及 び 福 祉 事 業 の 請 求 申 請 に 係 る 具 体 的 手 続 等 については 当 支 部 発 行 の 公 務 災 害 通 勤 災 害 補 償 のしおり を 参 照 してください 第 7 補 償 請 求 権 の 時 効 補 償 を 受 ける 権 利 は 退 職 した 場 合 にも 影 響 を 受 けませんが 請 求 事 由 が 生 じ た 日 から2 年 間 ( 障 害 補 償 及 び 遺 族 補 償 については5 年 間 ) 補 償 請 求 を 行 わない と 時 効 によって 消 滅 します なお 時 効 は 補 償 を 受 ける 権 利 が 発 生 した 日 の 翌 日 から 起 算 することとされ ています - 9 -

第 8 不 服 審 査 制 度 1 不 服 申 立 について 基 金 支 部 は 被 災 職 員 又 は 遺 族 の 請 求 に 基 づいて 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 や 各 種 補 償 の 決 定 等 を 行 いますが これらの 処 分 に 対 して 不 服 がある 場 合 には 被 災 職 員 又 はその 遺 族 は 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 京 都 府 支 部 審 査 会 に 対 し 審 査 請 求 をすることができます また 支 部 審 査 会 の 裁 決 に 不 服 がある 場 合 は さらに 基 金 本 部 に 設 置 され ている 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 審 査 会 に 対 して 再 審 査 請 求 をすることがで きます 2 審 査 請 求 の 対 象 となる 処 分 不 服 申 立 の 対 象 となる 処 分 は 基 金 が 行 う 補 償 に 関 する 決 定 であって 具 体 的 には 次 のようなものがあります (1) 公 務 上 外 の 認 定 (2) 通 勤 災 害 該 当 非 該 当 の 認 定 (3) 各 種 補 償 の 支 給 不 支 給 の 決 定 (4) 補 償 の 受 給 権 者 の 決 定 3 審 査 請 求 の 方 法 審 査 請 求 については 行 政 不 服 審 査 法 の 規 定 が 適 用 され この 規 定 により 審 査 請 求 制 度 は 運 営 されます したがって 支 部 審 査 会 への 審 査 請 求 は 処 分 があったことを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して60 日 以 内 に また 支 部 審 査 会 の 裁 決 に 対 して 更 に 本 部 審 査 会 に 再 審 査 請 求 を 行 うときは 支 部 審 査 会 の 裁 決 があったことを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して30 日 以 内 に それぞれ 書 面 を 提 出 しなければなりません なお 審 査 請 求 に 当 たっては 定 められた 様 式 はありませんが 次 の 事 項 を 記 載 することが 必 要 とされています (1) 審 査 請 求 人 の 氏 名 年 齢 住 所 (2) 審 査 請 求 に 係 る 処 分 (3) 審 査 請 求 に 係 る 処 分 があったことを 知 った 年 月 日 (4) 審 査 請 求 の 趣 旨 及 び 事 由 - 10 -

(5) 処 分 庁 の 教 示 の 有 無 及 びその 内 容 (6) 審 査 請 求 の 年 月 日 (7) 代 理 人 によって 審 査 請 求 するときは 代 理 人 の 氏 名 住 所 4 審 査 機 関 支 部 審 査 会 及 び 本 部 審 査 会 は 処 分 庁 である 支 部 や 本 部 から 独 立 した 第 三 者 機 関 であり 処 分 庁 の 行 った 補 償 に 関 する 決 定 の 適 格 性 を 審 理 し 補 償 に 関 す る 処 分 の 公 正 かつ 妥 当 性 を 保 障 するための 機 関 です 京 都 府 支 部 審 査 会 は 学 識 経 験 を 有 する3 名 の 委 員 によって 組 織 されていま す 審 査 会 の 事 務 局 は 次 のところに 置 かれています 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 京 都 府 支 部 審 査 会 602-8570 京 都 市 上 京 区 下 立 売 通 新 町 西 入 薮 ノ 内 町 京 都 府 給 与 厚 生 課 内 電 話 (075)414-4115( 直 通 ) 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 審 査 会 102-0093 東 京 都 千 代 田 区 平 河 町 2-16-1 平 河 町 森 タワー8 階 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 審 査 課 内 電 話 (03)5210-1345( 直 通 ) 5 訴 えの 提 起 審 査 請 求 再 審 査 請 求 に 対 する 裁 決 の 結 果 についてなお 不 服 がある 者 は 行 政 事 件 訴 訟 法 の 定 めるところにより 訴 訟 による 救 済 を 求 めることができるこ とになっています なお 訴 えの 提 起 は 原 則 として 審 査 請 求 又 は 再 審 査 請 求 に 対 する 審 査 会 の 裁 決 を 経 た 後 でなければすることができないこととされています - 11 -

第 9 公 務 災 害 補 償 制 度 における 任 命 権 者 ( 所 属 長 )の 役 割 基 金 は 本 来 任 命 権 者 が 行 うべき 補 償 の 実 施 をこれに 代 わって 行 うものとさ れていることからも 明 らかなように 補 償 の 実 施 に 当 たっては 任 命 権 者 ( 所 属 長 )の 協 力 がどうしても 必 要 です 法 令 等 は 次 のような 規 定 を 置 き 補 償 手 続 の 各 過 程 で 任 命 権 者 の 積 極 的 な 関 与 を 求 めていますが これ 以 外 にも 任 命 権 者 は 被 災 職 員 の 状 況 等 を 常 に 把 握 し 適 正 な 補 償 が 受 けられるよう 職 員 を 指 導 援 助 することが 必 要 です 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 に 関 して 任 命 権 者 の 意 見 を 付 すること ( 法 第 45 条 第 2 項 ) 請 求 書 の 記 載 事 項 について 所 属 長 の 証 明 を 受 けること ( 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 業 務 規 程 第 7 条 第 2 項 ) 各 種 の 請 求 書 について 任 命 権 者 を 経 由 すること ( 規 則 第 30 条 第 1 項 第 2 項 ) 被 災 職 員 が 補 償 請 求 その 他 の 手 続 を 行 うに 当 たり 任 命 権 者 は 指 導 援 助 す ること ( 規 則 第 49 条 第 1 項 ) また 行 政 手 続 法 の 規 定 に 基 づき 任 命 権 者 として 次 のことに 留 意 する 必 要 があ ります 審 査 基 準 の 公 表 ( 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 基 準 や 補 償 に 関 する 取 扱 通 知 等 を 閲 覧 に 供 するか 求 めに 応 じて 提 示 すること ) 標 準 処 理 期 間 の 設 定 を 踏 まえた 迅 速 な 処 理 標 準 処 理 期 間 は 次 のとおりです - 12 -

標 準 処 理 期 間 一 覧 ( 単 位 : 月 ) 補 償 の 任 命 権 者 における 基 金 における 全 体 の 標 準 決 定 内 容 種 類 標 準 処 理 期 間 標 準 処 理 期 間 処 理 期 間 当 初 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 負 傷 ) 1 1 2 療 養 補 償 及 び 当 初 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 負 傷 に 起 因 する 疾 病 等 ) 2 4 6 休 業 補 償 当 初 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 精 神 疾 病 ) 2 6 8 2 回 目 以 降 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 1 障 害 補 償 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 4 介 護 補 償 当 初 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 4 2 回 目 以 降 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 1 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 負 傷 による 死 亡 ) 2 2 4 遺 族 補 償 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 負 傷 に 起 因 する 及 び 疾 病 等 と 相 当 因 果 関 係 をもって 生 じた 2 4 6 死 亡 ) 葬 祭 補 償 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 ( 精 神 疾 病 と 相 当 因 果 関 係 をもって 生 じた 死 亡 ) 2 6 8 ( 注 )1 この 表 において 負 傷 に 起 因 する 疾 病 等 とは 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 施 行 規 則 ( 昭 和 42 年 自 治 省 令 第 27 号 ) 第 1 条 の3 各 号 及 び 別 表 第 1 第 1 号 から 第 8 号 までに 規 定 する 疾 病 をいい 精 神 疾 病 とは 同 表 第 9 号 に 規 定 する 疾 病 をいう 2 療 養 補 償 及 び 休 業 補 償 の 当 初 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 標 準 処 理 期 間 には 公 務 上 の 災 害 ( 通 勤 による 災 害 を 含 む 以 下 同 じ )であるかどうかの 認 定 に 要 する 期 間 も 含 まれる 3 療 養 補 償 及 び 休 業 補 償 について 公 務 上 の 災 害 の 認 定 後 に 当 初 の 支 給 請 求 がなされ た 場 合 には 当 該 請 求 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 に 要 する 標 準 処 理 期 間 は 2 回 目 以 降 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 標 準 処 理 期 間 による 4 障 害 補 償 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 標 準 処 理 期 間 には 等 級 決 定 に 要 する 期 間 も 含 まれる 5 介 護 補 償 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 標 準 処 理 期 間 には 介 護 を 要 する 状 態 の 区 分 の 決 定 に 要 する 期 間 も 含 まれる 6 遺 族 補 償 及 び 葬 祭 補 償 の 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 標 準 処 理 期 間 には 公 務 上 の 災 害 であるかどうかの 認 定 及 び 遺 族 の 決 定 に 要 する 期 間 も 含 まれる 7 任 命 権 者 における 標 準 処 理 期 間 とは 窓 口 において 請 求 を 受 理 してから 支 部 に 到 達 するまでの 期 間 をいうものである 8 基 金 における 標 準 処 理 期 間 とは 任 命 権 者 から 請 求 が 到 達 してから 支 給 する 日 又 は 不 支 給 決 定 を 通 知 した 日 までの 期 間 をいうものである - 13 -

第 10 災 害 発 生 から 補 償 実 施 までの 事 務 の 流 れ 1 災 害 が 発 生 したときは 被 災 職 員 又 はその 遺 族 は 京 都 府 支 部 長 に 対 し 任 命 権 者 を 経 由 して 当 該 災 害 が 公 務 災 害 又 は 通 勤 災 害 であることの 認 定 を 求 める 請 求 を 行 い これとあわせて 又 はその 後 に 各 種 補 償 の 請 求 を 行 う 2 任 命 権 者 は 提 出 されたこれら 請 求 書 の 記 載 内 容 を 点 検 し 所 要 の 証 明 等 を 行 うとともに 認 定 請 求 については 当 該 災 害 の 認 定 に 関 して 意 見 を 付 し 支 部 長 に 送 付 する 3 支 部 長 は 上 記 認 定 請 求 について 内 容 を 審 査 の 上 当 該 災 害 が 公 務 又 は 通 勤 により 生 じたものかどうか を 認 定 し その 結 果 を 請 求 者 及 び 任 命 権 者 に 通 知 す る 4 公 務 災 害 又 は 通 勤 災 害 と 認 定 された 災 害 に 係 る 各 種 補 償 の 請 求 に 対 しては 法 の 定 めるところに 従 い 現 物 給 付 又 は 金 銭 給 付 の 形 で 補 償 を 行 う - 14 -

以 上 の 事 務 フローを 図 示 すると 次 のとおりです 認 定 基 金 本 部 補 償 内 部 協 議 認 定 補 償 の 実 施 に 関 する 権 限 の 委 任 5 認 定 通 知 4 認 定 3 意 見 添 付 基 金 支 部 2 補 償 の 決 定 3 補 償 の 決 定 通 知 6 療 養 補 償 費 の 支 払 任 命 権 者 指 定 医 療 機 関 及 びその 他 の 医 療 機 関 2 災 害 発 生 に 関 する 証 明 等 4 補 償 の 支 給 所 属 長 5 診 察 治 療 処 置 等 ( 療 養 の 給 付 ) 1 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 請 求 災 害 発 生 1 補 償 の 請 求 被 災 職 員 等 この 手 引 では 実 務 上 特 に 問 題 となる 公 務 災 害 通 勤 災 害 の 認 定 手 続 について 説 明 し ています 各 種 の 補 償 については 公 務 災 害 通 勤 災 害 補 償 のしおり を 参 照 してください - 15 -