消 防 団 120 年 自 治 体 消 防 65 周 年 記 念 大 会 について 財 団 法 人 日 本 消 防 協 会 1 記 念 大 会 の 開 催 趣 旨 平 成 25 年 11 月 25 日 日 本 消 防 協 会 と 全 国 消 防 長 会 の 共 催 により 東 京 ドームに 天 皇 皇 后 両 陛 下 をお 迎 えし 消 防 団 120 年 自 治 体 消 防 65 周 年 記 念 大 会 を 開 催 しました 全 国 から 消 防 団 員 をはじめ 消 防 職 員 婦 人 防 火 クラブ 少 年 消 防 クラブなど 約 3 万 7 千 人 もの 皆 さんにご 参 加 いただきました 今 回 は 初 めて 公 募 により 一 般 の 方 々にも 参 加 していただきました 写 真 1 写 真 2 平 成 25 年 は 第 二 次 大 戦 後 の 自 治 体 消 防 制 度 発 足 から65 周 年 ですので これまでの 例 ですと こ の65 周 年 を 記 念 する 大 会 となるのですが 今 回 は 初 めて 消 防 団 120 年 を 加 えました これは 国 の 消 防 制 度 の 面 からだけでなく 日 本 消 防 の 実 体 である 消 防 組 織 や 活 動 の 歩 みを 振 り 返 り 先 人 のご 尽 力 に 思 いを 寄 せながら 東 日 本 大 震 災 などの 教 訓 を 生 かして 一 層 強 固 な 消 防 体 制 づくりを 目 指 す 大 会 にしたいという 考 え 方 で 検 討 した 結 果 なのですが 明 治 27 年 の 消 防 組 規 則 制 定 により 我 が 国 で 初 めて 全 国 的 に 統 一 された 姿 で 消 防 団 の 前 身 である 消 防 組 がスタートし これが 全 国 的 な 消 防 組 織 のスタートであると 考 えられ この 時 から 平 成 25 年 は120 年 を 迎 えますので 消 防 団 120 年 を 大 会 の 名 称 に 加 えました 百 年 余 にわたる 歴 史 の 中 で 日 本 消 防 の 先 人 の 皆 さんは 様 々な 災 害 や 事 故 と 闘 ってこられました その 過 程 で 技 術 面 でも 大 きく 進 歩 してきました このような 積 み 重 ねがあるからこそ 今 日 の 日 本 消 防 があります 大 会 においては そのような 発 展 の 跡 を 現 実 の 消 火 活 動 の 変 遷 など 限 られたもので はありますが 会 場 の 皆 さんの 眼 前 で 展 開 することとしました さらに それらを 踏 まえながら 大 規 模 な 地 震 の 発 生 などに 対 処 するこれからの 消 防 体 制 づくりへの 決 意 を 消 防 未 来 宣 言 として 決 定 しました こうした 内 容 を 骨 子 とする 今 回 の 大 会 のテーマは 消 防 その 愛 と 力 といたしました 消 防 活 動 を 支 えるものは 家 族 隣 人 地 域 を 大 切 に 思 う 気 持 ち 愛 だと 思 われます そして これが 現 実 に 火 を 消 し 人 を 助 ける 力 にならなければなりません このようなことを 思 いながら 大 会 写 真 1 天 皇 皇 后 両 陛 下 のご 臨 席 写 真 2 式 典 開 始 時 の 状 況
テーマを 決 定 し これに 沿 って 様 々な 盛 り 沢 山 の 内 容 を 持 つ 大 会 といたしました 大 会 にご 参 加 いただいた 皆 さんからは 概 ね 高 いご 評 価 をいただいており 本 当 にこれを 新 たな 発 展 へのスタートにしなければなりません 2 大 会 プログラム 大 会 は 以 下 のとおり 大 変 盛 り 沢 山 でしたが これを 徳 光 和 夫 さんと 平 野 啓 子 さんの 司 会 で 進 めました ⑴ 開 会 前 プログラム 8 時 25 分 10 時 00 分 1 検 証 阪 神 淡 路 大 震 災 と 消 防 (DVD) 上 映 2 自 ら 守 る! 消 防 団 120 年 (DVD) 上 映 3 劇 団 ふるきゃら の 歌 地 震 カミナリ 火 事 オヤジ スペシャルメドレー 4 栗 田 けんじさんの 歌 笑 顔 のふるさと 築 くため 注 1 早 朝 から 入 場 していただきますので 開 会 までの 時 間 を 楽 しんでいただくよう に 今 回 初 めてこのようなプログラムを 作 りました 2 DVDのうち 検 証 阪 神 淡 路 大 震 災 と 消 防 は 緊 急 消 防 援 助 隊 による 全 国 的 な 応 援 体 制 とともに 地 域 の 即 応 体 制 が 重 要 であることをご 理 解 いただくよう 当 時 の 消 防 庁 が 制 作 したものです 自 ら 守 る! 消 防 団 120 年 は 今 回 の 大 会 に 合 わせて 消 防 団 120 年 史 と いう 概 説 書 とともに 数 々の 災 害 との 闘 いの 歴 史 を 振 り 返 るために 日 本 消 防 協 会 が 新 たに 制 作 したものです 3 ふるきゃら の 皆 さんと 栗 田 けんじさんは それぞれ 式 典 につなぐ 素 晴 らしい 歌 などを 披 露 していただきました ⑵ 消 防 伝 統 演 技 - 江 戸 時 代 の 町 火 消 の 伝 統 を 受 け 継 ぐ 消 防 演 技 - 10 時 00 分 10 時 15 分 1 木 遣 り ( 江 戸 消 防 記 念 会 ) 2 纏 振 り ( 全 国 から97 本 の 纏 ) 写 真 3 3 はしご 乗 り ( 江 戸 消 防 記 念 会 6 本 仙 台 市 消 防 団 青 葉 宮 城 野 太 白 泉 4 本 金 沢 市 消 防 団 連 合 会 4 本 計 14 本 ) 写 真 4 注 江 戸 消 防 記 念 会 の 木 遣 りに 合 わせて 全 国 から 集 まった 纏 が 一 斉 に 勇 壮 に 振 られ 続 いて 江 戸 消 防 記 念 会 仙 台 市 ( 青 葉 宮 城 野 太 白 泉 ) 消 防 団 金 沢 市 消 防 団 連 合 会 によるはしご 乗 りでは 高 さ 6 メートル 以 上 のはしごの 上 部 で 妙 技 を 繰 り 出 し 会 場 から 盛 んな 拍 手 が 送 られていました 写 真 3 江 戸 消 防 記 念 会 の 木 遣 りに 合 わせた 勇 壮 な 纏 振 り 写 真 4 消 防 伝 統 のはしご 乗 り 演 技
⑶ 天 皇 皇 后 両 陛 下 ご 臨 席 ⑷ 黙 祷 10 時 18 分 注 大 会 開 会 に 当 たり 天 皇 皇 后 両 陛 下 ご 臨 席 のもと 東 日 本 大 震 災 をはじめとする 数 々の 災 害 事 故 により 殉 職 された 消 防 関 係 者 の 御 霊 に 対 し 深 い 黙 祷 が 捧 げられ ました ⑸ 第 一 部 記 念 式 典 10 時 20 分 11 時 00 分 1 開 式 の 辞 日 本 消 防 協 会 副 会 長 秋 田 治 夫 ( 大 阪 府 消 防 協 会 会 長 ) 2 国 歌 斉 唱 3 式 辞 日 本 消 防 協 会 会 長 秋 本 敏 文 写 真 5 注 式 辞 の 本 文 は 後 の 方 に 掲 載 しています 当 時 国 会 で 協 議 されており その 後 成 立 した 消 防 団 を 中 核 とした 地 域 防 災 力 の 充 実 強 化 に 関 する 法 律 の 早 期 成 立 への 期 待 を 表 明 していました 4 表 彰 各 表 彰 及 び 代 表 受 領 者 は 次 のとおり 内 閣 総 理 大 臣 表 彰 福 島 県 消 防 協 会 会 長 佐 藤 茂 総 務 大 臣 表 彰 東 京 経 済 大 学 教 授 吉 井 博 明 日 本 消 防 協 会 会 長 表 彰 写 真 5 秋 本 日 本 消 防 協 会 会 長 による 式 辞 特 別 功 労 者 表 彰 三 重 県 消 防 協 会 会 長 谷 口 繁 喜 婦 人 消 防 隊 育 成 功 労 者 表 彰 愛 知 県 婦 人 消 防 クラブ 連 絡 協 議 会 会 長 永 坂 幸 子 消 防 団 協 力 者 表 彰 愛 媛 県 四 国 地 方 郵 便 局 会 専 務 理 事 岡 秀 永 年 勤 続 功 労 者 表 彰 島 根 県 消 防 協 会 会 長 松 浦 嘉 昭 消 防 団 員 家 族 表 彰 和 歌 山 県 消 防 協 会 会 長 谷 中 幹 夫 日 本 防 火 防 災 協 会 会 長 表 彰 優 良 幼 年 消 防 クラブ 表 彰 常 陸 太 田 市 立 太 田 進 徳 幼 稚 園 幼 年 消 防 クラブ 優 良 少 年 消 防 クラブ 表 彰 気 仙 沼 市 立 階 上 中 学 校 少 年 消 防 クラブ 優 良 婦 人 防 火 クラブ 表 彰 那 須 塩 原 市 黒 磯 婦 人 防 火 クラブ 連 絡 協 議 会 全 国 消 防 長 会 会 長 表 彰 広 島 県 広 島 市 消 防 局 長 滝 澤 宏 二 5 祝 辞 内 閣 総 理 大 臣 安 倍 晋 三 様 写 真 6 衆 議 院 議 長 伊 吹 文 明 様 参 議 院 議 長 山 崎 正 昭 様 最 高 裁 判 所 長 官 竹 崎 博 允 様 注 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 は 先 陣 を 切 って 災 害 現 場 に 駆 付 け 献 身 的 に 活 動 する 皆 さんには 大 きな 信 頼 と 期 待 が 寄 せられている 政 府 として 将 来 の 大 規 模 な 災 害 に 備 え 強 靭 な 国 づくりと 徹 底 した 防 災 減 災 対 策 を 進 め 国 民 の 安 全 を 守 っていく と 述 べられるなど それぞれ 消 防 に 対 する 期 待 と 応 援 のお 気 持 ちを 述 べていただきました 写 真 6 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 の 祝 辞
6 閉 式 の 辞 日 本 消 防 協 会 副 会 長 渡 邉 茂 治 ( 山 形 県 消 防 協 会 会 長 ) ⑹ 天 皇 皇 后 両 陛 下 ご 退 席 注 式 典 の 終 了 により 天 皇 皇 后 両 陛 下 が 退 席 されましたが その 時 天 皇 陛 下 が 場 内 に 向 かってお 手 を 振 られ 場 内 から 大 きな 拍 手 が 湧 き 上 がりました 大 変 感 動 的 な 場 面 でした ⑺ 第 二 部 消 防 実 技 - 日 本 消 防 の 歩 みと 展 望 - 11 時 00 分 11 時 30 分 1 放 水 訓 練 写 真 7 注 菅 原 文 太 さんのナレーションにより 完 全 防 水 工 事 をしたグラウンド 内 で 消 火 活 動 の 発 展 の 歩 みを 展 開 して 頂 きました 消 防 団 員 によるおよそ100 年 前 の 腕 用 ポ ンプ10 台 の 放 水 は 迫 力 十 分 で 圧 巻 でした 次 いでおよそ50 年 前 のオート 三 輪 ポン プ 車 現 代 の 消 防 団 多 機 能 車 による 放 水 さらにD 級 可 搬 ポンプによる 小 中 学 生 の 放 水 演 技 が 続 き 次 代 を 担 う 小 中 学 生 に 対 し 場 内 の 熱 い 視 線 が 寄 せられました 2 大 地 震 発 生 を 想 定 した 救 助 救 急 訓 練 写 真 8 注 婦 人 防 火 クラブや 消 防 団 による 応 急 手 当 救 助 活 動 のほか 常 備 消 防 による 高 度 な 救 助 活 動 に 皆 さん 息 を 呑 んで 注 目 しました 最 新 の 8 輪 駆 動 水 陸 両 用 バギー 車 や 軽 トラックの 可 搬 ポンプ 積 載 車 に 救 助 機 材 を 合 わせて 積 載 する 車 両 など 新 しい 消 防 の 動 きを 示 す 展 示 もありました 写 真 7 100 年 前 の 腕 用 ポンプ10 台 による 一 斉 放 水 写 真 8 高 所 からの 救 出 者 を 救 助 隊 と 消 防 団 が 協 働 している 状 況 ⑻ 第 三 部 消 防 の 士 気 高 揚 11 時 30 分 12 時 45 分 1 消 防 音 楽 隊 の 演 奏 カラーガード 隊 のドリル 演 技 写 真 9 注 フェンス 際 に 位 置 した204 人 のラッパ 隊 のファンファーレに 始 まり 消 防 音 楽 隊 による 宇 宙 戦 艦 ヤマト の 演 奏 とカラーガード 隊 によるパフォーマンスで 一 気 に 明 るく 楽 しい 第 三 部 の 雰 囲 気 が 作 られました 2 幼 年 消 防 クラブ 鼓 笛 隊 の 演 奏 写 真 10 注 2 つの 幼 稚 園 の 鼓 笛 隊 の 伸 び 伸 びと 元 気 な 演 奏 はその 見 事 さと 愛 らしさで 会 場 を 魅 了 しました 3 AKB48 布 施 明 さん 水 前 寺 清 子 さんの 歌 注 それぞれ 特 徴 のある 歌 ダンスとトークで 会 場 は 一 段 と 盛 り 上 がりました こ のときは 消 防 団 員 や 婦 人 防 火 クラブの 皆 さんもグラウンドに 入 ってもらいました AKB48の 主 要 メンバーの 皆 さんの 掌 が 語 ること は 東 日 本 大 震 災 のことを 改 め て 思 い 起 こさせました 布 施 明 さんの マイウェイ は 会 場 の 皆 さんに 人 の 生 き
写 真 9 宇 宙 戦 艦 ヤマト に 合 わせて 踊 るカラーガード 隊 演 技 写 真 10 幼 年 消 防 クラブ 鼓 笛 隊 の 演 奏 方 を 力 強 く 訴 え 大 トリの 水 前 寺 清 子 さんは 最 後 に 歌 っていただいた 替 え 歌 の 元 歌 である 本 物 の 三 百 六 十 五 歩 のマーチ を 消 防 の 制 服 姿 で 明 るく 歌 って 頂 きま した 4 消 防 応 援 団 の 皆 さんによる 激 励 トーク 写 真 11 注 ご 出 演 いただいた 皆 さんの 総 登 場 そして 小 倉 優 子 さんもご 一 緒 に 消 防 団 への 熱 い 応 援 メッセージを 頂 きました 長 時 間 にわたる 全 体 の 司 会 でご 尽 力 頂 いた 徳 光 和 夫 さんと 平 野 啓 子 さん それに 秋 本 会 長 も 参 加 しました 5 消 防 応 援 歌 消 防 団 三 百 六 十 五 歩 のマーチ とパフォーマンス 写 真 12 注 全 国 公 募 作 品 の 中 の 最 優 秀 賞 である 宮 城 県 の 後 藤 さん 夫 妻 (ご 主 人 は 消 防 職 員 奥 様 は 消 防 団 員 )の 歌 詞 で 消 防 団 三 百 六 十 五 歩 のマーチ を 水 前 寺 清 子 さんと ご 一 緒 に 会 場 全 体 の 皆 さんも 歌 い さらに 劇 団 ふるきゃら の 振 付 で 元 気 に 踊 りました まさに 大 フィナーレでした 写 真 11 消 防 応 援 団 の 皆 さんによる 激 励 トーク 写 真 12 消 防 団 応 援 歌 消 防 団 三 百 六 十 五 歩 のマーチ の 大 合 唱 と 踊 り 6 消 防 未 来 宣 言 写 真 13 注 消 防 未 来 宣 言 は 今 大 会 の 狙 いがここに 凝 縮 する 大 きな 意 味 のあるものです 宣 言 案 の 朗 読 は 5 人 の 中 堅 若 手 の 消 防 団 員 職 員 によって 力 強 く 行 われ 満 場 の 拍 手 で 採 択 されました 本 文 は 次 のとおりです
消 防 未 来 宣 言 日 本 消 防 は 百 年 以 上 にわたる 先 人 のご 尽 力 によって 発 展 し 今 日 広 く 信 頼 を 得 るに 至 っている 私 たち 消 防 人 は 自 らの 地 域 は 自 ら 守 るという 先 人 の 熱 い 思 いを 受 け 継 ぎ 国 民 の 皆 さんのご 理 解 ご 協 力 のもと 全 国 一 致 団 結 し 新 しい 技 術 等 も 積 極 的 に 導 入 しながら 少 年 女 性 を 含 む 地 域 住 民 の 皆 さんとともに より 強 固 な 未 来 の 日 本 消 防 づくりにまい 進 する そうして 社 会 経 済 の 進 展 に 伴 い 変 化 を 見 せるあらゆる 災 害 事 故 に 対 処 し 国 民 の 安 全 を 守 るため 全 力 を 尽 くすことを 固 く 誓 い ここに 宣 言 する 写 真 13 消 防 団 員 3 名 消 防 職 員 2 名 の 計 5 名 による 消 防 未 来 宣 言 の 朗 読 平 成 24 年 全 国 消 防 操 法 大 会 小 型 ポンプの 部 優 勝 長 崎 県 壱 岐 市 消 防 団 平 田 征 史 様 平 成 24 年 全 国 消 防 操 法 大 会 ポンプ 車 の 部 優 勝 岡 山 県 和 気 町 消 防 団 我 澤 和 宏 様 平 成 25 年 全 国 女 性 消 防 操 法 大 会 優 勝 宮 城 県 大 和 町 消 防 団 蜂 谷 澄 江 様 第 36 回 全 国 消 防 職 員 意 見 発 表 愛 知 県 田 原 市 消 防 本 部 遠 山 直 也 様 第 36 回 全 国 消 防 職 員 意 見 発 表 千 葉 県 習 志 野 市 消 防 本 部 市 川 奈 央 子 様 7 万 歳 三 唱 日 本 消 防 協 会 副 会 長 石 田 詔 夫 ( 東 京 都 消 防 協 会 会 長 ) 注 盛 り 沢 山 の 内 容 の 3 時 間 以 上 にわたる 記 念 大 会 の 最 後 は 声 高 らかな 万 歳 三 唱 で 締 めくくりました 3 大 会 の 総 括 記 念 大 会 の 開 催 には 一 々 申 し 上 げることができない 位 いろいろな 面 で 多 くの 方 々にご 協 力 いた だきました 皆 さんのご 協 力 がなければ 無 事 開 催 することはできなかったでしょう 心 から 深 く 感 謝 申 し 上 げます 大 会 の 結 果 を 総 括 的 に 申 し 上 げます まず 東 京 ドーム 一 杯 超 満 員 のご 参 加 をいただいたことです 特 に 消 防 団 員 の 皆 さんにはお 仕 事 との 調 整 などの 問 題 があっただろうと 思 いますが 37,000 人 もの 方 々にご 参 加 いただきました これは 消 防 の 結 束 力 存 在 の 大 きさをご 来 賓 の 方 々など 一 般 の 皆 さんにはっきりと 承 知 して 頂 くこ ととなりました また 消 防 関 係 者 としても 全 国 の 多 くの 仲 間 の 存 在 連 帯 の 強 さを 実 感 していただ くことができたと 思 います やはり 規 模 数 は 力 です
次 に 大 会 内 容 も 評 価 されたといってよいだろうと 思 います 大 きくは 第 一 部 記 念 式 典 第 二 部 は 百 年 余 の 日 本 消 防 の 歩 みと 今 後 の 展 望 第 三 部 に 入 って 消 防 の 士 気 高 揚 最 後 に 大 会 宣 言 で 締 めくくりとしました このような 多 彩 な 内 容 の 大 会 は 初 めてといっ てよいと 思 いますが これは 多 くの 方 々から 評 価 していただきました 記 念 式 典 には 天 皇 皇 后 両 陛 下 のご 臨 席 を 賜 り 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 をはじめとする いわゆる 三 権 の 長 の 皆 様 全 員 にご 出 席 をいただき それぞれご 祝 辞 をいただいたことは 消 防 に 対 する 皆 様 の 認 識 評 価 の 高 さを 示 すものであり 消 防 関 係 者 にとって 大 きな 感 激 になりました 第 二 部 は 短 時 間 のうちに 日 本 消 防 の 発 展 の 歩 みを 眼 前 にご 覧 頂 くことができました 第 三 部 はグラ ウンド 内 への 入 場 もあり 多 彩 な 出 演 者 の 熱 演 で 大 いに 盛 り 上 がりました また これらを 極 めて 要 領 よく 無 駄 な 時 間 を 省 いて 能 率 的 に 展 開 することができたと 思 います 最 後 の 消 防 未 来 宣 言 は この 大 会 を 単 なるお 祭 り 的 なイベントで 終 わらせるのでなく 日 本 消 防 の 一 層 の 発 展 への 新 しいスタート 台 にするという 意 味 で 大 変 重 要 なものでありましたが 5 人 の 中 堅 若 手 消 防 団 員 消 防 職 員 の 朗 読 満 場 の 大 拍 手 できっちり 締 めくくることができました 本 当 に 新 たなスタートにしなければなりません 消 防 団 120 年 自 治 体 消 防 65 周 年 記 念 大 会 はこのようにして 無 事 に 終 わることができました ご 援 助 を 頂 いた 全 国 市 町 村 振 興 協 会 など ご 協 力 いただいた 多 くの 方 々に 重 ねて 深 く 感 謝 申 し 上 げます 本 当 にありがとうございました
- 式 辞 - 本 日 天 皇 皇 后 両 陛 下 のご 臨 席 を 仰 ぎ 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 をはじめとするご 来 賓 多 数 のご 出 席 のもと 全 国 消 防 関 係 者 のご 参 加 により 消 防 団 百 二 十 年 自 治 体 消 防 六 十 五 周 年 の 記 念 大 会 を 開 催 することができますことは このうえない 感 激 であり よろこび であります 我 が 国 消 防 は 全 国 にわたって 消 防 署 と 消 防 団 が 存 在 し 連 携 して 活 動 するという 他 に 例 を 見 ない 世 界 最 高 の 体 制 であります この 今 日 の 姿 は 百 年 以 上 にわたって 先 人 の 皆 さんが 懸 命 なご 尽 力 を 頂 いた そのおかげであると 存 じます 本 日 の 大 会 にあたり 私 たちはこのことを 思 い 大 会 の 名 称 に 初 めて 消 防 団 百 二 十 年 を 加 えました 一 昨 年 の 東 日 本 大 震 災 におきましては 我 が 国 消 防 は 全 国 的 な 応 援 出 動 も 加 えて 長 期 にわたる 幅 広 い 活 動 を 展 開 し これは 多 くの 方 々に 高 く 評 価 されましたが 一 方 未 だ かつてない 多 数 の 消 防 団 員 等 が 殉 職 するという 痛 恨 極 まる 事 態 となりました 心 からご 冥 福 をお 祈 りしますとともに このようなことは 決 してくり 返 してはならないと 強 く 思 うものであります そのような 中 で 今 後 においても 消 防 はあらゆる 災 害 事 故 に 対 応 しなければなりません その 活 動 を 支 えるのは 家 族 隣 人 地 域 への 愛 であり これが 火 を 消 し 人 を 助 けるなどの 現 実 の 力 にならなければなりません この 消 防 の 愛 と 力 を 今 回 の 大 会 テーマにいたしました 私 ども 消 防 関 係 者 は 国 民 の 皆 さんのご 支 持 のもと 関 係 の 方 々のご 支 援 を 頂 きながら 一 致 団 結 して 装 備 訓 練 の 充 実 消 防 団 員 の 確 保 などをさらに 進 めなければなりませんが なお 多 くの 課 題 があります この 時 にあたり 国 会 においては 消 防 団 を 中 心 とする 地 域 防 災 力 の 強 化 を 推 進 し 消 防 団 に 対 する 支 援 を 充 実 する 法 案 が 協 議 されております 私 どもとしてはできる 限 り 早 期 の 新 法 成 立 で この 大 会 に 大 輪 の 花 を 添 えて 頂 くことを 心 から 期 待 いたしております 本 日 の 大 会 と 新 法 を 日 本 消 防 の 新 たな 発 展 へのスタート 台 として 国 民 の 皆 様 の 安 心 安 全 のため より 一 層 強 固 な 消 防 体 制 を 作 り 上 げるよう 全 力 を 傾 けてまいります 最 後 に 全 国 消 防 関 係 者 がこれからも 益 々 元 気 に 活 動 されますよう 期 待 しますととも に 本 日 の 大 会 開 催 にご 協 力 頂 いた 方 々に 対 し 深 く 感 謝 申 しあげ 式 辞 といたします