1.マンション 管 理 会 社 と 管 理 業 界 についての 基 本 知 識 (1)マンション 管 理 業 者 マンション 管 理 適 正 化 法 で 管 理 業 者 の 登 録 制 度 が 導 入 された 1 国 土 交 通 省 のマンション 管 理 業 者 登 録 簿 に 登 録 が 必 要

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Ⅴ Ⅵ 目 予 算 編 成 のフローチャートと 決 算 書 類 19 図 表 6 予 算 編 成 のフローチャート 20 図 表 7 収 支 報 告 書 貸 借 対 照 表 財 産 目 録 備 品 台 帳 モデル 21 滞 納 金 回 収 に 関 する 管 理 会 社 の 業 務 と 役 割 25

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

マンション管理組合の業務と理事会の運営

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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Taro-契約条項(全部)

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

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弁護士報酬規定(抜粋)

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

定款

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上


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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

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1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

(3) 労 働 基 準 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 49 号 ) (4) 図 書 館 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 118 号 ) (5) 著 作 権 法 ( 昭 和 45 年 法 律 第 48 号 ) (6) 子 どもの 読 書 活 動 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平

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類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

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小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

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(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

係 に 提 出 する 2 財 形 担 当 係 は 前 項 の 規 定 による 財 形 貯 蓄 等 の 申 込 みがあった 場 合 には 当 該 申 込 みの 内 容 を 点 検 し 財 形 貯 蓄 等 の 契 約 の 要 件 ( 第 6 条 に 規 定 する 基 準 を 含 む )を 満 たしている

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

Transcription:

平 成 24 年 9 月 29 日 財 団 法 人 まちみらい 千 代 田 マンション 管 理 セミナー 管 理 会 社 の 上 手 な 活 用 法 飯 田 太 郎 はじめに 日 本 でマンション( 区 分 所 有 の 共 同 住 宅 )が 登 場 してから 約 50 年 が 経 過 しました 都 市 住 宅 として 急 速 に 普 及 し 東 京 23 区 では 全 世 帯 の 30% 近 く 千 代 田 区 では 約 80% がマンションで 暮 らしています 建 物 =ハードとしてのマンションは 普 及 しましたが 管 理 をはじめとするソフト 面 では 多 くの 問 題 があります 現 在 急 速 な 人 口 減 少 と 高 齢 化 が 進 んでいます このなかで さらに 多 くの 人 が 便 利 な 都 市 に 集 中 し マンションがますます 増 加 することは 確 実 です マンションの 建 物 設 備 を 出 来 るだけ 長 く 良 い 状 態 に 維 持 し 快 適 な 生 活 ができるよう にすることは 社 会 的 な 課 題 になっています マンションは 準 公 共 財 ともいえるため マンションに 対 する 社 会 的 な 期 待 は 今 後 ま すます 大 きくなります 一 つ 一 つのマンションのあり 方 管 理 状 態 が 日 本 社 会 の 将 来 を 左 右 するといっても 過 言 ではありません マンション 管 理 の 主 役 は 区 分 所 有 者 と 管 理 組 合 ですが 多 くの 場 合 管 理 実 務 の 大 半 を 管 理 会 社 が 担 っています 管 理 組 合 と 管 理 会 社 とが それぞれの 立 場 を 尊 重 して パー トナーとしての 関 係 を 築 くことができれば 快 適 なマンション 生 活 を 送 ることができ マンションの 資 産 価 値 も 高 くなり 地 域 のイメージももっと 良 くなります 以 上 のような 問 題 意 識 で 管 理 組 合 と 管 理 会 社 の 関 係 について 考 えたいと 思 います 1

1.マンション 管 理 会 社 と 管 理 業 界 についての 基 本 知 識 (1)マンション 管 理 業 者 マンション 管 理 適 正 化 法 で 管 理 業 者 の 登 録 制 度 が 導 入 された 1 国 土 交 通 省 のマンション 管 理 業 者 登 録 簿 に 登 録 が 必 要 ( 有 効 期 間 5 年 ) 無 登 録 営 業 名 義 貸 し 1 年 以 下 の 懲 役 50 万 円 以 下 の 罰 金 事 務 所 に 管 理 業 務 主 任 者 が 置 かれている 基 準 資 産 額 300 万 円 以 上 2 登 録 しているマンション 管 理 業 者 2,374 社 (H22 年 3 月 31 日 現 在 ) 国 土 交 通 省 の 地 方 整 備 局 ( 関 東 地 方 整 備 局 はさいたま 市 にある)で 閲 覧 できる (2)マンション 管 理 業 者 の 団 体 ( 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 ) 1マンション 管 理 適 正 化 法 により 国 土 交 通 省 がマンション 管 理 業 者 の 団 体 を 指 定 し 以 下 の 業 務 を 行 う 指 定 法 人 管 理 業 者 への 指 導 勧 告 等 管 理 業 務 主 任 者 等 への 研 修 管 理 組 合 等 からの 苦 情 解 決 管 理 費 修 繕 積 立 金 の 保 証 2 社 団 法 人 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 唯 一 の 指 定 法 人 設 立 :1980 年 ( 昭 和 55 年 ) ( 当 時 のマンションストック 総 数 :95 万 戸 ) 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 の 加 入 会 社 約 400 社 各 社 の 詳 しいデータが 協 会 のホームページに 搭 載 されている 会 員 社 が 受 託 しているマンション 81,972 組 合 99,921 棟 5,063,507 戸 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 全 国 のマンションストック 総 数 5,713,000 戸 ( 平 成 22 年 12 月 ) マンション 全 体 の 約 9 割 は 高 層 住 宅 管 理 業 協 会 の 加 入 会 社 が 管 理 している 3 万 戸 以 上 を 受 託 している 管 理 会 社 32 社 1 万 戸 以 上 3 万 戸 未 満 の 管 理 会 社 53 社 管 理 業 務 主 任 者 試 験 の 実 施 機 関 でもある 3 協 会 の 会 員 会 社 が 受 託 しているマンションの 内 訳 新 築 マンション 72.0% 既 存 マンション 18.0% 途 中 で 管 理 会 社 を 変 更 した 管 理 組 合 も 多 いことがわかる 2

管 理 会 社 の 間 の 受 託 競 争 も 激 化 管 理 会 社 の 集 約 も( 合 併 系 列 化 等 )も 進 んでいる 4 協 会 による 相 談 と 苦 情 解 決 本 部 と 各 支 部 に 協 会 加 入 会 社 に 対 する 相 談 苦 情 を 受 ける 専 門 スタッフがいる 月 曜 ~ 金 曜 10 時 ~17 時 (12 時 ~13 時 を 除 く) 電 話 03-3500-2721 FAX 電 話 03-3500-2722 平 成 23 年 度 苦 情 相 談 受 付 状 況 管 理 会 社 会 員 3,620 管 理 会 社 非 会 員 713 管 理 組 合 役 員 901 管 理 組 合 非 役 員 804 その 他 298 合 計 6,336 (3) 国 土 交 通 省 による 管 理 会 社 への 監 督 1 立 入 検 査 ( 平 成 23 年 度 ) 全 国 のマンション 管 理 業 者 のうち 148 社 を 立 入 検 査 73 社 に 対 して 是 正 指 導 を 実 施 指 摘 事 項 会 社 数 管 理 業 務 主 任 者 の 設 置 4 重 要 事 項 の 説 明 等 59 契 約 成 立 時 の 書 面 交 付 30 財 産 の 分 別 管 理 30 管 理 事 務 の 報 告 16 2 監 督 処 分 マンション 管 理 適 正 化 法 に 基 づき 国 土 交 通 省 が 行 った 監 督 処 分 指 示 業 務 停 止 取 消 合 計 平 成 19 年 度 4 0 0 4 20 年 度 10 0 0 10 21 年 度 15 1 0 16 22 年 度 20 2 0 22 23 年 度 14 4 1 19 3

(4) 管 理 委 託 契 約 の 契 約 期 間 と 更 新 手 続 き 1 管 理 委 託 契 約 の 有 効 期 間 に 制 限 はない 2 管 理 委 託 契 約 は 自 動 更 新 ができない 契 約 を 更 新 する 場 合 有 効 期 間 満 了 の 3 月 前 までに 書 面 で 相 手 方 に 申 し 出 る 3 管 理 組 合 総 会 で 管 理 委 託 契 約 締 結 を 決 める 前 に 重 要 事 項 説 明 会 を 行 う 説 明 会 の 1 週 間 前 までに 重 要 事 項 明 書 を 配 布 する 従 前 の 契 約 と 同 一 の 条 件 で 更 新 する 場 合 は 説 明 会 を 開 催 する 必 要 はない 契 約 上 の 義 務 の 履 行 を 怠 った 場 合 は 相 当 の 期 間 を 定 めてその 履 行 を 催 告 し その 義 務 を 履 行 しないときは 契 約 を 解 除 できる 損 害 賠 償 も 請 求 できる 2. 管 理 会 社 の 力 を 引 き 出 す (1) 管 理 会 社 に 何 を 求 めるのか? しっかり 考 える 1マンション 管 理 の 主 役 は 区 分 所 有 者 管 理 組 合 だが 実 際 には 主 役 としての 意 識 と 実 力 に 乏 しい 区 分 所 有 者 や 管 理 組 合 が 多 い 役 者 でも < 主 役 >をつとめるためには 努 力 と 鍛 錬 が 必 要 2 区 分 所 有 者 の 高 齢 化 が 進 むと 意 欲 や 気 持 ちはあっても 自 分 たちだけでは 出 来 ないことも 増 えてくる 3 自 分 たちのマンションの 現 状 と 将 来 を 考 えて 何 を 管 理 会 社 に 求 めるのか 管 理 組 合 で 話 し 合 うことが 重 要 (2) 管 理 組 合 と 管 理 会 社 の 関 係 は<B to B> 1 個 々の 消 費 者 (Consumer)は 気 まま 移 り 気 でも 全 く 構 わない むしろ 気 まま 移 り 気 が 経 済 を 活 性 する 2しかし 管 理 組 合 は 単 なる 消 費 者 の 集 団 ではない 管 理 組 合 は 財 産 管 理 や 居 住 環 境 向 上 のための 事 業 を 行 う 団 体 =Business の 組 織 3 管 理 組 合 と 管 理 会 社 の 関 係 は Business to Business 4B to Bの 関 係 が 出 来 なければ 管 理 組 合 と 管 理 会 社 との 間 に 緊 張 感 や 信 頼 感 は 4

生 まれにくい 5 管 理 会 社 の 力 を 引 き 出 すためには まず 管 理 組 合 が 事 業 組 織 としての 主 体 性 を 持 ち 安 定 した 運 営 をすることが 重 要 (3) 事 業 組 織 としての 管 理 組 合 の 主 体 性 をもつために 必 要 なこと 1 自 分 たちのマンション( 管 理 組 合 )では 何 が 必 要 なのか? 考 える 管 理 組 合 の 基 本 目 的 は 建 物 設 備 と 居 住 性 を 良 好 な 状 態 に 維 持 することで マ ンションの 資 産 価 値 の 維 持 向 上 に 努 めること 具 体 的 な 内 容 は 築 年 数 規 模 区 分 所 有 者 や 居 住 者 構 成 等 により マンショ ごとに 違 う 自 分 たちのマンションでは 何 が 必 要 なのか? 2 長 期 運 営 ( 経 営 ) 計 画 や 将 来 ビジョンが 必 要 社 会 経 済 環 境 や 居 住 者 の 年 齢 構 成 などが 変 わるなかで どのようなマンションに したいのか? 目 標 をもつことが 重 要 現 在 の 長 期 修 繕 計 画 は 傷 んだ 個 所 を 定 期 的 に 修 繕 するための 計 画 長 期 的 な 視 点 でマンションを 運 営 ( 経 営 )する 計 画 とはいえない 3 理 事 会 や 理 事 長 が 改 選 されても 方 針 が 大 きくブレないことが 大 切 ビジョンや 運 営 計 画 を 定 期 的 に 見 直 す 必 要 はあるが 毎 年 理 事 会 理 事 長 が 変 わるたびに 基 本 方 針 が 変 わるのは 好 ましくない 4 管 理 会 社 に 何 を 求 めるのか? 考 え 方 を 整 理 する 例 -1) 現 業 サービス( 清 掃 設 備 点 検 等 )を 求 めるが 組 合 運 営 の 知 恵 等 は 不 要 例 -2) 現 業 サービスも 必 要 だが 組 合 運 営 の 知 恵 情 報 提 案 もほしい 例 -3)20 年 後 30 年 後 のことを 考 えた 業 務 実 施 と 提 案 をしてほしい 5 標 準 管 理 規 約 と 標 準 管 理 委 託 契 約 書 を 並 べてみると かなりギャップがある 標 準 管 理 委 託 契 約 書 の 記 載 されているのは あくまでも 基 本 的 な 業 務 例 えば 防 災 や 防 犯 は 含 まれていない 6 自 分 たちのマンションに 必 要 なことを 考 え 管 理 組 合 ( 自 治 会 を 含 む)と 管 理 会 社 とが どのような 業 務 分 担 ができるのか 考 えることが 重 要 5

7 管 理 組 合 の 要 求 水 準 や 内 容 を 管 理 会 社 に 伝 えて 提 案 をしてもらう 管 理 会 社 に 求 める 内 容 によって 会 社 側 の 対 応 も 違 ってくる 自 動 車 やホテルなど どんな 商 品 やサービスにも 必 ずグレードの 違 いがあり ユーザーも 違 いを 知 ったうえで 選 択 している マンションは 歴 史 が 浅 いためグレードの 違 いを 理 解 している 人 が 少 ない 8 管 理 組 合 が 主 体 性 をもって 判 断 できるようになるための<トレナー>が マンショ ン 管 理 士 等 の 専 門 家 マンション 管 理 士 は 専 門 的 知 識 をもって, 管 理 組 合 の 運 営 その 他 マンション の 管 理 に 関 し, 管 理 組 合 の 管 理 者 等 又 はマンションの 区 分 所 有 者 等 の 相 談 に 応 じ 助 言 指 導 その 他 の 援 助 を 行 うことを 業 務 とする 者 をいう (マンション 管 理 適 正 化 法 ) 管 理 組 合 自 身 が,その 問 題 を 自 分 たちで 考 え 判 断 できるように 具 体 的 にトレー ニングすることがマンション 管 理 士 の 役 割 管 理 組 合 役 員 を 中 心 に 管 理 会 社 マンション 管 理 士 が 一 緒 に このマンション に 必 要 な 管 理 の 具 体 的 内 容 を 考 えることがあってもいい (4) 管 理 会 社 の 潜 在 能 力 を 引 き 出 す 1 管 理 会 社 には 多 くの 専 門 知 識 技 術 ネットワークがある 現 在 発 揮 されていない 潜 在 能 力 を 引 き 出 すことは 管 理 組 合 ( 特 に 役 員 )の 重 要 な 仕 事 2そのためには 管 理 会 社 からの 提 案 や 指 摘 を 歓 迎 する 提 案 をしたら 怒 られる と 思 われたら 力 は 引 き 出 せない 提 案 をしないと 怒 られる にすることが 大 切 3 管 理 会 社 にも 出 来 ること 出 来 ないことを はっきりさせることが 必 要 出 来 ないことを 出 来 ると 言 ったら 来 年 の 仕 事 はないと 思 わせる 4 管 理 会 社 を 訪 問 する 管 理 組 合 に 呼 びつけるだけでは 管 理 会 社 の 実 態 は 分 からない 大 事 な 業 務 を 委 託 するのだから 相 手 を 訪 ねるのは 当 たり 前 のこと フロント 社 員 は 若 く 経 験 不 足 なこともある 幹 部 と 腹 を 割 って 話 すことも 必 要 会 社 を 訪 ね 幹 部 と 面 談 すれば 担 当 者 との 付 き 合 いでは 分 からない 会 社 の 実 力 や 実 態 も 見 えるはず 6

(5)みんなで 管 理 会 社 の 仕 事 ぶりを 評 価 する 習 慣 をつける 1 良 くも 悪 くも 一 部 の 役 員 だけでは 判 断 を 誤 る 可 能 性 がある 大 勢 の 人 が 関 心 を 持 てば 公 平 な 評 価 になりやすい 2 特 に 問 題 がなくても 毎 年 管 理 会 社 への 要 望 注 文 などを 区 分 所 有 者 と 居 住 者 全 員 にアンケートをする 賃 貸 住 戸 が 多 いマンションでは 賃 借 人 の 評 価 も 大 切 3アンケートは 管 理 会 社 を 変 えることが 主 目 的 ではない 問 題 点 や 課 題 を 共 有 する ために 実 施 する 例 えば 契 約 期 限 3か 月 前 の 意 思 表 示 に 先 立 って 実 施 し その 結 果 を 管 理 会 社 に 伝 えれば 管 理 会 社 は 緊 張 して 仕 事 をするし 業 務 の 改 善 にも 役 立 つ (6)これから 管 理 に 必 要 な 費 用 は 増 える 一 方 1デベロッパーは 売 りやすくするために 管 理 費 や 修 繕 積 立 金 を 安 く 設 定 する 傾 向 がある しかし 築 年 数 が 経 過 し 区 分 所 有 者 や 居 住 者 の 高 齢 化 が 進 むと 管 理 コスト 増 える その 一 方 増 税 や 年 金 生 活 者 の 増 加 等 で 区 分 所 有 者 の 負 担 力 は 低 くなる これまでの 延 長 では 管 理 組 合 は 経 営 難 になる 2 管 理 費 等 の 削 減 だけでなく 収 入 を 増 やすことも 考 え 管 理 組 合 会 計 の 仕 組 みを 見 直 すことも 必 要 になる (7) 管 理 会 社 の 選 び 方 1 管 理 会 社 の 変 更 を 考 えるとき 一 番 重 要 なことは 同 じ 土 俵 で 比 較 検 討 できるよう にすること 自 分 たちのマンションのニーズや 要 求 を 整 理 して 提 案 依 頼 書 や 見 積 依 頼 書 を 作 成 し 複 数 の 管 理 会 社 から 提 案 書 や 見 積 書 を 提 出 してもらう (マンション 管 理 士 等 に 協 力 してもらうこともある) 2 提 案 書 や 見 積 書 の 内 容 を 点 数 化 するなど できるだけ 客 観 的 に 評 価 できるようにし 総 会 などで 選 定 経 過 や 理 由 を 具 体 的 に 説 明 できるようにする 7

標 準 管 理 規 約 と 標 準 管 理 委 託 契 約 書 の 比 較 管 理 組 合 の 業 務 ( 標 準 管 理 規 約 ) 1. 敷 地 及 び 共 用 部 分 等 の 保 安 保 全 保 守 清 掃 消 毒 及 びごみ 処 理 2. 組 合 管 理 部 分 の 修 繕 3. 長 期 修 繕 計 画 の 作 成 又 は 変 更 に 関 する 業 務 4. 建 物 の 建 替 えに 係 わる 合 意 形 成 に 必 要 とな る 事 項 の 調 査 に 関 する 業 務 5. 適 正 化 法 第 103 条 に 定 める 宅 地 建 物 取 引 業 者 から 交 付 を 受 けた 設 計 図 書 の 管 理 6. 修 繕 等 の 履 歴 情 報 の 整 理 及 び 管 理 等 7. 共 用 部 分 等 に 係 る 火 災 保 険 その 他 の 損 害 保 険 に 関 する 業 務 8. 区 分 所 有 者 が 管 理 する 専 用 使 用 部 分 につい て 管 理 組 合 が 行 うことが 適 当 であると 認 められる 管 理 行 為 9. 敷 地 及 び 共 用 部 分 等 の 変 更 及 び 運 営 10. 修 繕 積 立 金 の 運 用 11. 官 公 署 町 内 会 等 との 渉 外 業 務 12. 風 紀 秩 序 及 び 安 全 の 維 持 に 関 する 業 務 13. 防 災 に 関 する 業 務 14. 広 報 及 び 連 絡 業 務 15. 地 域 コミュニティにも 配 慮 した 居 住 者 間 の コミュニティ 形 成 16. 管 理 組 合 の 消 滅 時 における 残 余 財 産 の 清 算 17.その 他 組 合 員 の 共 同 の 利 益 を 増 進 し 良 好 な 住 環 境 を 確 保 するために 必 要 な 業 務 管 理 会 社 の 受 託 業 務 ( 標 準 管 理 委 託 契 約 書 ) Ⅰ. 事 務 管 理 業 務 1. 基 幹 事 務 (1) 管 理 組 合 の 会 計 の 収 入 及 び 支 出 の 調 定 1 収 支 予 算 案 の 素 案 の 作 成 2 収 支 決 算 案 の 素 案 の 作 成 3 収 支 状 況 の 報 告 (2) 出 納 ( 保 証 契 約 を 締 結 して 甲 の 収 納 口 座 と 甲 の 保 管 口 座 を 設 ける 場 合 ) 1 甲 の 組 合 員 が 甲 に 納 入 する 管 理 費 修 繕 積 立 金 専 用 使 用 料 その 他 の 金 銭 ( 以 下 管 理 費 等 という ) の 収 納 2 管 理 費 等 滞 納 者 に 対 する 督 促 3 通 帳 等 の 保 管 等 4 甲 の 経 費 の 支 払 い 5 甲 の 会 計 に 係 る 帳 簿 等 の 管 理 (3) 本 マンション( 専 有 部 分 を 除 く 以 下 同 じ )の 維 持 又 は 修 繕 に 関 する 企 画 又 は 実 施 の 調 整 2 基 幹 事 務 以 外 の 事 務 管 理 業 務 (1) 理 事 会 支 援 業 務 1 組 合 員 等 の 名 簿 の 整 備 2 理 事 会 の 開 催 運 営 支 援 3 甲 の 契 約 事 務 の 処 理 (2) 総 会 支 援 業 務 (3)その 他 1 各 種 点 検 検 査 等 に 基 づく 助 言 等 2 甲 の 各 種 検 査 等 の 報 告 届 出 の 補 助 3 図 書 等 の 保 管 Ⅱ. 管 理 員 業 務 (1) 受 付 等 の 業 務 (2) 点 検 業 務 (3) 立 会 業 務 (4) 報 告 連 絡 業 務 Ⅲ. 清 掃 業 務 ( 内 容 略 ) Ⅳ. 建 物 設 備 管 理 業 務 1. 建 物 点 検 検 査 (1) 外 観 目 視 点 検 (2) 特 殊 建 築 物 定 期 調 査 (3) 建 築 設 備 定 期 検 査 2.エレベーター 設 備 3. 給 水 設 備 4. 浄 化 槽 排 水 設 備 5. 消 防 用 設 備 6. 機 械 式 駐 車 場 設 備 8

管 理 組 合 と 管 理 会 社 の 関 係 管 理 組 合 顧 問 アドバイザー 等 マンション 管 理 士 建 築 士 公 認 会 計 士 等 自 力 管 理 管 理 には いろいろな 方 式 がある 第 三 者 管 理 一 部 管 理 会 社 等 への 業 務 委 託 も 幅 がある 全 部 清 掃 管 理 員 収 納 等 の 部 分 的 に 業 務 を 委 託 標 準 管 理 委 託 契 約 書 の 業 務 を 全 面 的 に 委 託 ( 例 ) 通 常 防 災 や 防 犯 は 委 託 業 務 に 含 まれない それでも 管 理 組 合 業 務 の 全 ては カバーできない 管 理 組 合 は 居 住 環 境 と 資 産 価 値 を 守 るために 何 が 必 要 なのか? 管 理 会 社 に 何 を 頼 むのか? 自 分 たちで 考 え 意 思 決 定 をする 必 要 がある マンションの 問 題 点 や 課 題 を 明 確 にする 10 年 20 年 後 の 長 期 ビジョン をもつ 管 理 会 社 と 話 し 合 い 役 割 分 担 をする 管 理 のグレードとコストを 考 える 9