台 湾 訪 問 ミッション 報 告 概 要 報 告 遠 野 市 産 業 振 興 部 大 里 政 純 鈴 木 学 菊 池 功 幸 遠 野 文 化 研 究 センター 長 谷 川 浩 熊 谷 航 ミッション 概 要 日 程 平 成 28 年 5 月 29 日 ( 日 )~6 月 2 日 ( 木 ) 4 泊 5 日 訪 問 先 中 華 民 国 ( 台 湾 ): 台 北 市 桃 園 市 台 中 市 新 平 市 高 雄 市 空 港 出 発 :いわて 花 巻 空 港 到 着 : 桃 園 国 際 空 港 利 用 した 便 中 華 航 空 台 湾 定 期 チャーター 便 H28 上 期 :5/26~6/30 11 往 復 22 便 運 航 宿 泊 先 台 北 市 シーザーパーク 台 北 ( 台 北 凱 撒 大 飯 店 ) 桃 園 市 ノボテル 台 北 桃 園 国 際 空 港 ホテル( 台 北 諾 富 特 華 航 桃 園 機 場 飯 店 ) 1
ミッション 目 的 岩 手 県 中 華 航 空 へのトップセールス 台 湾 岩 手 県 人 会 との 交 流 観 光 交 流 レセプション 総 統 府 立 法 院 表 敬 訪 問 台 湾 観 光 協 会 表 敬 訪 問 台 湾 政 府 交 通 部 観 光 局 表 敬 訪 問 ( 公 財 ) 交 流 協 会 台 北 事 務 所 表 敬 訪 問 台 湾 鉄 道 との 友 好 協 定 調 印 式 遠 野 市 観 光 物 産 調 査 食 伝 統 文 化 観 光 地 交 通 事 情 の 調 査 流 通 事 情 の 調 査 伊 能 嘉 矩 業 績 調 査 H29 年 度 特 別 展 への 参 加 要 請 資 料 の 保 管 状 態 展 示 状 況 の 確 認 後 藤 新 平 新 渡 戸 稲 造 調 査 行 程 程 5/29( 日 ) 移 動 日 士 林 観 光 夜 市 訪 問 先 5/30( 月 ) 台 中 国 際 旅 展 (ATTA) 裕 毛 屋 崇 徳 旗 艦 店 ( 台 中 ) 台 湾 岩 手 県 人 会 5/31( 火 ) 十 分 九 份 ラーチーゴー 岩 手 観 光 物 産 フェア 観 光 交 流 レセプション 6/1( 水 ) 台 湾 総 統 府 立 法 院 ( 大 里 鈴 木 ) 故 宮 博 物 院 ( 菊 池 ) 6/2( 木 ) 移 動 日 観 光 物 産 調 査 ( 産 業 振 興 部 ) 程 5/29( 日 ) 移 動 日 士 林 観 光 夜 市 訪 問 先 5/30( 月 ) 台 湾 大 学 図 書 館 台 湾 大 学 との 懇 親 会 5/31( 火 ) 國 士 館 国 立 台 湾 博 物 館 台 湾 大 学 医 学 人 文 博 物 館 順 益 原 住 民 博 物 館 故 宮 博 物 院 観 光 交 流 レセプション 6/1( 水 ) 糖 業 博 物 館 ( 高 雄 ) 6/2( 木 ) 移 動 日 伊 能 嘉 矩 業 績 調 査 ( 遠 野 文 化 研 究 センター) 2
台 湾 の 概 況 人 口 約 2343 万 人 面 積 約 3 万 6000km2( 九 州 ほど) 言 語 中 国 語 台 湾 語 客 家 語 気 候 夏 はかなり 暑 い(38 度 ) 政 治 体 制 中 華 民 国 民 進 党 蔡 英 文 総 統 (5/20~) 通 貨 元 (ニュータイワンドル) 1 元 :およそ3.57 円 (5 月 時 点 ) 主 要 都 市 台 北 市 新 平 市 台 中 市 台 南 市 高 雄 市 桃 園 市 なぜ 台 湾 か? 日 本 国 日 本 への 関 心 が 高 く 親 日 的 戦 前 の50 年 間 (1895~1945) 日 本 統 治 時 代 を 経 験 日 本 語 や 日 本 文 化 が 残 る 台 湾 からのインバウンド: 約 365 万 人 台 湾 へのアウトバウンド: 約 160 万 人 岩 手 県 3 年 前 から 花 巻 空 港 定 期 チャーター 便 を 運 航 H29 年 度 の 国 際 定 期 便 実 現 へ 向 け 全 県 でアウトバウンドを 推 進 参 考 : 岩 手 県 における 外 国 人 宿 泊 者 数 全 体 台 湾 全 体 の51.3% 97,950 50,240 が 台 湾 人 遠 野 市 台 湾 からの 遠 野 市 へのインバウンド 回 復 基 調 H22 H23 H24 H25 H26 H27 590 68 60 62 34 125 3
台 北 駅 と 街 並 み 岩 手 県 ミッション 団 団 長 岩 手 県 知 事 達 増 拓 也 参 加 人 数 総 勢 61 名 市 町 村 で 最 多 5 名 参 加 ( 実 務 者 レベル) 参 加 内 訳 区 分 所 属 数 岩 県 ( 知 事 担 当 部 課 ) 15 名 政 間 団 体 花 巻 市 ( 市 随 ) 幡 平 市 ( 副 市 担 当 者 ) 遠 野 市 葛 巻 町 ( 室 ( 県 派 遣 )) 和 賀 町 ( 課 ( 県 派 遣 )) 平 泉 町 ( 町 随 ) 軽 町 ( 町 ) 町 ( 町 ) 岩 県 町 村 会 岩 県 商 会 議 所 連 合 会 など IBC 岩 放 送 IGRいわて 銀 河 鉄 道 JTB 2 名 2 名 5 名 1 名 1 名 2 名 1 名 1 名 1 名 20 名 1 名 8 名 1 名 4
岩 手 県 ミッション 台 湾 岩 手 県 人 会 5 30 (2 ) 岩 手 県 人 会 宮 会 長 台 湾 岩 手 県 人 会 との 懇 親 会 会 場 : 儷 宴 会 館 東 光 館 県 人 会 16 名 県 側 51 名 名 刺 交 換 親 睦 を 図 る 観 光 交 流 レセプション 5 31 (3 ) アンバサダーホテル( 台 北 市 )で 開 催 台 湾 側 49 名 県 側 61 名 中 華 航 空 孫 会 長 ほか 台 湾 政 府 立 法 院 の 要 人 から 来 賓 祝 辞 来 賓 祝 辞 では 全 員 から 日 本 からの アウトバウンド 増 を 要 望 非 常 に 友 好 的 な 雰 囲 気 全 員 で さんさ 踊 り を 披 露 抽 選 会 では 遠 野 市 から 木 彫 り 河 童 を 贈 呈 5
総 統 府 立 法 院 表 敬 訪 問 6 1 (4 ) 台 湾 政 府 陳 建 仁 副 総 統 と 対 面 副 大 統 領 に 相 当 民 進 党 政 権 台 湾 の 国 会 蘇 嘉 全 立 法 院 長 と 対 面 議 長 に 相 当 総 統 就 任 記 念 切 手 シート 立 法 院 記 念 品 ( 茶 碗 ) 6 1 (4 ) 台 湾 鉄 道 との 友 好 協 定 調 印 式 台 湾 鉄 道 とIGR 銀 河 鉄 道 三 陸 鉄 道 の 友 好 協 定 台 北 駅 構 内 で 開 催 知 事 及 びIGR 三 鉄 の 両 社 長 が 出 席 台 湾 からは 台 湾 鉄 道 管 理 局 長 が 出 席 相 互 の 送 客 と 交 流 などが 目 的 6
台 湾 と 遠 野 のかけ 橋 ~ 伊 能 嘉 矩 について~ 台 湾 人 類 学 者 慶 応 3 年 (1867)~ 大 正 14 年 (1925) 岩 手 県 遠 野 生 まれ 東 京 帝 国 大 学 の 坪 井 正 五 郎 から 人 類 学 を 学 び 明 治 28 年 (1895) 台 湾 に 渡 り 10 年 間 先 住 民 族 の 調 査 研 究 を 行 う 遠 野 に 帰 ってからは 台 湾 研 究 を 進 めるかたわら 柳 田 國 男 や 佐 々 木 喜 善 ネフスキーなどの 民 俗 学 者 と 交 流 し 遠 野 物 語 の 成 立 にも 影 響 を 与 えた 台 湾 研 究 の 大 著 台 湾 文 化 志 は 現 在 も 国 際 的 に 評 価 が 高 い 生 い 立 ち 伊 能 嘉 矩 は 慶 応 3 年 (1867)5 月 9 日 横 田 村 新 屋 敷 ( 今 の 遠 野 市 東 舘 町 )に 代 々 南 部 家 に 仕 える 学 者 の 家 系 に 生 まれました 幼 名 を 容 之 助 名 前 を 祖 父 友 寿 の 幼 名 を 継 いで 嘉 矩 と 名 乗 りました 嘉 矩 が3 歳 の 時 に 母 千 代 子 が 病 気 で 亡 く なり 翌 年 に 父 守 雄 は 医 学 を 学 ぶため 上 京 し 嘉 矩 は 曾 祖 父 九 十 九 祖 父 友 寿 祖 母 志 奈 のもとで 育 てられました 幼 い 頃 から 勉 学 に 励 み 19 歳 の 時 に 日 本 維 新 外 史 ( 漢 文 ) 27 歳 の 頃 には 大 日 本 教 育 新 聞 の 編 集 長 となり 戦 時 教 育 策 や 戦 時 教 育 修 身 訓 などを 著 してい ます 27 歳 のとき 坪 井 正 五 郎 に 師 事 して 人 類 学 を 学 び 日 本 ではじめて 東 北 地 方 のオ シラ 神 信 仰 を 奥 州 地 方 に 於 いて 尊 信 せらるオシラ 神 に 就 いて と 題 して 学 会 誌 に 発 表 しました 台 湾 へ 明 治 28 年 (1895) 伊 能 は 学 んだ 人 類 学 を 実 践 するための 新 しい 場 所 を 求 めて 台 湾 に 渡 りました 伊 能 は 台 湾 総 督 府 で 仕 事 をしながら 様 々な 種 族 の 言 語 習 慣 生 活 様 式 等 の 調 査 に 情 熱 を 傾 け 明 治 39 年 (1906)に 帰 国 するまでの 10 年 間 に 台 湾 藩 政 志 をはじめ 多 くの 論 文 を 執 筆 しました 台 湾 研 究 の 集 大 成 台 湾 文 化 志 の 出 版 遠 野 に 帰 郷 後 は 台 湾 文 化 誌 などの 台 湾 調 査 の 原 稿 をまとめ 遠 野 の 歴 史 と 民 俗 の 調 査 を 行 い 上 閉 伊 郡 志 遠 野 史 叢 遠 野 方 言 誌 などの 執 筆 に 打 ち 込 みました また 遠 野 物 語 出 版 の 前 年 にあたる 明 治 42 年 (1909) 柳 田 国 男 が 遠 野 を 訪 れました その 時 に 伊 能 は 初 め て 柳 田 国 男 と 対 面 します 二 人 は 台 湾 での 研 究 や 民 俗 資 料 遠 野 の 伝 承 について 話 を 弾 ませました しかし 大 正 14 年 (1925) 台 湾 で 感 染 したマラリアが 再 発 し 伊 能 は 9 月 30 日 に 59 歳 で 亡 くなりました 伊 能 が 亡 くなった 翌 年 には 伊 能 先 生 記 念 郷 土 学 会 が 柳 田 国 男 を 顧 問 に 設 立 されました 伊 能 嘉 矩 の 遺 稿 であ る 遠 野 方 言 誌 や 台 湾 文 化 誌 を 出 版 し 伊 能 の 功 績 を 後 世 に 伝 えています 7
伊 能 嘉 矩 年 表 慶 応 3 年 (1867)5 月 9 日 ( 新 暦 6 月 11 日 ) 伊 能 嘉 矩 誕 生 明 治 13 年 (1880)14 歳 横 田 村 一 番 小 学 校 全 科 を 卒 業 その 後 は 外 祖 父 江 田 霞 邨 らの 教 えを 受 ける 明 治 19 年 (1886)19 歳 12 月 給 費 推 挙 生 として 岩 手 県 師 範 学 校 に 入 学 明 治 22 年 (1889)23 歳 3 月 岩 手 県 師 範 学 校 退 学 その 後 上 京 明 治 26 年 (1893)27 歳 3 月 大 日 本 教 育 新 聞 の 編 集 長 となる 10 月 東 京 人 類 学 会 入 会 坪 井 正 五 郎 に 師 事 明 治 27 年 (1894)28 歳 4 月 人 類 教 室 を 開 き オシラ 神 に 就 き を 発 表 する 5 月 人 類 学 雑 誌 に 奥 州 地 方 に 於 いて 尊 信 せらるオシラ 神 に 就 いて を 発 表 明 治 28 年 (1895)29 歳 11 月 台 湾 総 督 府 嘱 託 となる 12 月 台 湾 人 類 学 会 創 立 明 治 35 年 (1902)36 歳 台 湾 年 表 発 行 明 治 41 年 (1908)42 歳 2 月 遠 野 に 帰 る 明 治 42 年 (1909)43 歳 8 月 柳 田 国 男 と 対 面 明 治 43 年 (1910)44 歳 遠 野 史 談 会 を 設 立 大 正 10 年 (1921)55 歳 遠 野 史 叢 発 行 大 正 14 年 (1925)59 歳 9 月 30 日 逝 去 大 正 15 年 (1926) 伊 能 先 生 記 念 郷 土 学 会 設 立 昭 和 3 年 (1991) 台 湾 文 化 誌 発 行 展 示 公 開 伊 能 嘉 矩 の 生 涯 については 遠 野 市 立 博 物 館 常 設 展 で 公 開 中 平 成 29 年 (2017)の 伊 能 嘉 矩 生 誕 150 年 を 記 念 し 平 成 29 年 7 月 下 旬 から 9 月 下 旬 まで 特 別 展 伊 能 嘉 矩 と 台 湾 研 究 を 開 催 予 定 今 から 100 年 以 上 前 の 台 湾 の 貴 重 な 写 真 や 資 料 を 数 多 く 展 示 し その 研 究 成 果 を 紹 介 します 遠 野 市 立 博 物 館 外 観 伊 能 嘉 矩 常 設 展 示 8
台 湾 訪 問 ミッション 報 告 会 伊 能 嘉 矩 調 査 報 告 平 成 28 年 6 月 21 日 ( 火 ) 17:00~18:30 遠 野 文 化 研 究 センター 遠 野 市 立 博 物 館 係 長 長 谷 川 浩 調 査 の 目 的 遠 野 出 身 の 民 族 学 者 で 台 湾 原 住 民 研 究 の 先 駆 けであった 伊 能 嘉 矩 の 生 誕 150 年 を 記 念 し 平 成 29 年 (2017)7 月 下 旬 ~9 月 下 旬 遠 野 市 立 博 物 館 で 特 別 展 伊 能 嘉 矩 と 台 湾 研 究 ( 仮 題 )を 開 催 する これに 向 けて 国 立 台 湾 大 学 などを 訪 問 調 査 し 同 展 開 催 の 説 明 を 通 じ 現 地 との 関 係 を 強 化 する また 台 湾 での 岩 手 県 ゆかりの 先 人 を 紹 介 した 博 物 館 なども 併 せて 訪 問 調 査 その 旨 を 関 係 自 治 体 に 情 報 提 供 する 日 程 平 成 28 年 5 月 29 日 ( 日 )~6 月 2 日 ( 木 ) 訪 問 地 国 立 台 湾 大 学 図 書 館 同 人 類 学 博 物 館 同 医 学 人 文 博 物 館 台 湾 国 立 博 物 館 國 史 館 順 益 原 住 民 博 物 館 糖 業 博 物 館 訪 問 者 遠 野 文 化 研 究 センター 遠 野 市 立 博 物 館 係 長 長 谷 川 浩 遠 野 文 化 研 究 センター 調 査 研 究 課 学 芸 員 熊 谷 航 9
伊 能 嘉 矩 とは? 岩 県 遠 野 まれ 台 湾 類 学 者 東 京 帝 国 学 の 坪 井 正 五 郎 から 類 学 を 学 び 明 治 28 年 (1895) 台 湾 に 渡 り 10 年 間 原 住 の 調 査 研 究 を う 遠 野 に 帰 ってからは 台 湾 研 究 を 進 めるかたわら 柳 國 男 や 佐 々 喜 善 ネフス キーなどの 俗 学 者 と 交 流 し 遠 野 物 語 の 成 にも 影 響 を 与 えた 台 湾 研 究 の 著 台 湾 化 志 は 現 在 も 国 際 的 に 評 価 が い 慶 応 3 年 (1867) 東 舘 町 に まれる 明 治 19 年 (1886) 19 歳 岩 県 師 範 学 校 に 学 明 治 22 年 (1889) 23 歳 同 学 校 を 退 学 その 後 上 京 明 治 26 年 (1893) 27 歳 本 教 育 新 聞 の 編 集 となる 明 治 28 年 (1895) 29 歳 台 湾 総 督 府 嘱 託 となる 明 治 41 年 (1908) 42 歳 遠 野 に 帰 る 明 治 42 年 (1909) 43 歳 柳 国 男 と 対 正 14 年 (1925) 59 歳 逝 去 昭 和 3 年 (1928) 台 湾 化 誌 発 今 回 のミッションは5つ Mission 1 伊 能 誕 150 年 に 係 る 講 演 と 展 協 の 依 頼 Mission 2 図 書 館 所 蔵 の 伊 能 原 稿 等 の 調 査 と 写 真 撮 影 Mission 3 類 学 博 物 館 所 蔵 の 伊 能 資 料 の 展 保 管 状 況 の 調 査 と 写 真 撮 影 Mission 4 國 史 館 館 との 懇 談 Mission 5 台 湾 における 岩 県 の 展 コーナーの 調 査 10
Mission 1 伊 能 誕 150 年 に 係 る 講 演 と 展 協 の 依 頼 5 30 ( ) 10:00 台 湾 学 関 係 者 に 訪 問 主 旨 を 説 明 参 加 者 図 書 館 特 蔵 組 組 洪 珠 さん 同 主 任 阮 紹 薇 さん 東 呉 学 講 師 伊 能 研 究 者 陳 偉 智 さん 台 湾 学 類 学 博 物 館 教 授 胡 家 瑜 さん 同 主 任 呉 昭 潔 さん 通 訳 呂 亭 宜 さん 成 果 左 : 陳 図 書 館 副 館 と( 右 から4 ) 下 : 図 書 館 内 の 様 伊 能 誕 150 年 展 にかかる 講 演 の 内 諾 と 講 師 の 推 薦 を 受 ける 来 賓 陳 光 華 ( 図 書 館 副 館 今 年 8 より 館 に 就 任 予 定 ) 講 演 呉 密 察 ( 國 史 館 館 元 台 湾 学 教 授 伊 能 研 究 者 ) 同 展 にかかる 展 協 の 内 諾 台 湾 学 図 書 館 での 伊 能 嘉 矩 パネル 展 開 催 の 内 諾 11
台 湾 学 図 書 館 貴 重 資 料 展 コーナー 下 : 貴 重 資 料 展 コーナー 左 : 同 コーナーに 展 されている 伊 能 資 料 Mission 2 図 書 館 所 蔵 の 伊 能 原 稿 等 の 調 査 と 写 真 撮 影 5 30 ( ) 13:30 台 湾 学 図 書 館 内 の 伊 能 原 稿 等 を 収 蔵 している 書 庫 12
成 果 左 : 撮 影 した 伊 能 資 料 の 部 下 : 確 認 できた 伊 能 資 料 遠 野 にはない 台 湾 学 で 保 存 している 伊 能 の 原 稿 等 献 資 料 約 25 点 の 写 真 撮 影 と 計 測 保 管 状 況 の 確 認 をし 現 況 を 把 握 することが 出 来 た Mission 3 類 学 博 物 館 所 蔵 の 伊 能 資 料 の 展 保 管 状 況 調 査 と 写 真 撮 影 5 30 ( ) 15:30 左 : 伊 能 の 原 住 研 究 について 解 説 する 胡 教 授 下 : 台 湾 学 類 学 博 物 館 の 外 観 13
博 物 館 収 蔵 庫 内 下 :パリ 万 国 博 覧 会 で 展 された 伊 能 資 料 徹 底 した 温 度 湿 度 のもとで 管 理 されている 伊 能 資 料 収 蔵 庫 内 の 伊 能 の 全 貌 の 調 査 上 : 丁 重 に 扱 われる 伊 能 資 料 右 : 台 湾 学 図 書 館 と 類 学 博 物 館 の 皆 さんとの 集 合 写 真 14
成 果 らく 不 明 だった 伊 能 資 料 の 全 貌 が 明 らかに 上 はそれをまとめた 図 録 334 件 の 資 料 を 遠 野 伊 能 家 から 移 し そのうち270 件 が 現 存 それらのすべて が 整 理 されていました 約 100 年 前 遠 野 から 台 湾 に 渡 った 伊 能 資 料 は すべて 整 理 されてあることを 初 確 認! 伊 能 嘉 矩 の 研 究 者 出 版 関 係 者 との 懇 親 会 でも 成 果! 伊 能 嘉 矩 と 後 藤 新 平 の 写 真 原 本 の 情 報 提 供 の 内 諾 を 受 ける 本 市 では 所 蔵 していない 初 めて る 伊 能 と 後 藤 の 写 真 でした 上 : 懇 親 会 を 催 してくださった 皆 さまとの 集 合 写 真 右 : 伊 能 と 後 藤 が 写 っている 写 真 15
Mission 4 國 史 館 館 との 懇 談 5 31 ( ) 10:00 上 : 総 統 府 裏 にある 國 史 館 右 : 展 室 は 選 挙 に 関 する 展 が 多 数 成 果 150 年 記 念 展 講 演 の 内 諾 を 受 ける 呉 先 が 伊 能 の 研 究 書 蕃 族 志 を 刊 予 定 協 依 頼 を 受 ける 本 市 としては 伊 能 家 へ 資 料 掲 載 許 諾 あいさつ の 協 を う 中 央 が 館 の 呉 密 察 館 元 台 湾 学 教 授 伊 能 の 研 究 者 で 伊 能 に 関 する 著 書 多 数 20 年 前 遠 野 に 来 たことがある 16
Mission 5 国 台 湾 博 物 館 ( 後 藤 新 平 ) 5 31 ( ) 11:00 左 : 博 物 館 のエントランス 右 : 後 藤 新 平 の 銅 像 Mission 5 台 湾 学 医 学 博 物 館 ( 後 藤 新 平 ) 同 13:00 上 : 同 博 物 館 の 外 観 右 : 後 藤 を 紹 介 するコーナー 17
Mission 5 順 益 原 住 博 物 館 ( 伊 能 嘉 矩 ) 同 15:00 上 : 同 博 物 館 の 外 観 右 上 : 原 住 に 関 する 資 料 が 多 数 伊 能 が 収 集 した 原 住 写 真 帳 図 録 も 販 売 されていた Mission 5 糖 業 博 物 館 ( 新 渡 稲 造 ) 6 1 ( ) 11:00 上 : 同 博 物 館 の 外 観 右 : 館 内 に 展 されている 新 渡 の 胸 像 18
結 果 ミッション5つは すべて 達 成! このほか 台 湾 での 伊 能 本 の 出 版 も 決 定! 年 内 中 の 予 定 今 後 の 予 定 伊 能 嘉 矩 誕 150 年 展 開 催 準 備 特 別 展 の 企 画 伊 能 資 料 借 に 係 る 調 整 等 台 湾 学 図 書 館 におけるパネル 展 の 準 備 展 企 画 パネル 作 成 積 り 等 伊 能 嘉 矩 蕃 族 志 出 版 に 係 る 準 備 伊 能 家 への 資 料 掲 載 許 諾 あいさつ の 作 成 等 後 藤 新 平 新 渡 稲 造 関 係 市 町 村 への 情 報 提 供 画 像 やパンフレットの 提 供 等 19
提 案 台 湾 遠 野 化 の 可 能 性 は 遠 野 で 伊 能 嘉 矩 誕 150 年 展 台 湾 学 でパネル 展 を 開 催 遠 野 と 台 湾 の 相 互 交 流 の 活 発 化! 観 光 物 産 化 に 波 及 効 果 市 の 皆 さまへ 伊 能 に 興 味 を 持 ってもらえるようなイベント 等 を 開 催 し 彼 が 活 躍 した 地 台 湾 の 魅 を 遠 野 から 発 信! 20
台 湾 訪 問 ミッション 報 告 観 光 物 産 調 査 報 告 遠 野 市 産 業 振 興 部 大 里 政 純 鈴 木 学 菊 池 功 幸 ミッション 目 的 遠 野 市 観 光 物 産 調 査 食 伝 統 文 化 観 光 地 交 通 事 情 の 調 査 流 通 事 情 の 調 査 伊 能 嘉 矩 業 績 調 査 H29 年 度 特 別 展 への 参 加 要 請 資 料 の 保 管 状 態 展 示 状 況 の 確 認 後 藤 新 平 新 渡 戸 稲 造 調 査 21
遠 野 市 ミッション 遠 野 市 の 成 果 目 標 Mission1 観 光 インバウンド 戦 略 の 策 定 アウトバウンドに 向 けた 市 民 PR Mission2 物 産 全 県 での 県 産 品 売 り 込 み 体 制 輸 出 入 に 向 けた 情 報 収 集 海 外 との 経 済 交 流 プロジェクトへの 展 開 視 察 先 ( 現 状 把 握 ) 観 光 士 林 観 光 夜 市 台 中 国 際 旅 展 (ATTA) 十 分 九 份 故 宮 博 物 院 物 産 新 光 三 越 百 貨 台 北 駅 前 店 セブンイレブン 裕 毛 屋 崇 徳 旗 艦 店 ( 台 中 ) ラーチーゴー 岩 手 観 光 物 産 フェア 22
Mission1 観 光 士 林 観 光 夜 市 5 29 (1 ) 台 北 最 大 のエネルギッシュな 夜 市 台 北 駅 からMRT( 地 下 鉄 )で 剣 潭 駅 へ グルメからファッションまで 揃 う どのお 店 もリーズナブル 5 人 で 飲 食 し 880 元 ( 約 3,150 円 ) 台 湾 式 かき 氷 は 食 べやすく 美 味 台 中 国 際 旅 展 (ATTA) 5 30 (2 ) 台 中 市 で 開 催 された 旅 行 展 示 会 約 15 万 人 の 来 場 期 間 は5/27~5/30 旅 行 会 社 のほか 自 治 体 のPRも 岩 手 県 からは 盛 岡 広 域 振 興 局 が 出 展 旅 行 関 連 商 品 ( 化 粧 品 等 )も 販 売 語 学 研 修 の 紹 介 販 売 ブースもある 月 曜 の 午 前 中 でも 満 員 でにぎわう 23
十 分 5 31 (3 ) 台 北 郊 外 の 天 燈 (ランタン)で 有 名 な 街 天 燈 上 げが 体 験 できる 天 燈 の4 面 に 願 い 事 を 書 き 上 げる 料 金 は200 元 (700 円 ) 十 分 駅 はローカル 線 が 走 る 列 車 が 走 らない 時 間 帯 を 利 用 天 燈 の 残 骸 は 月 1 回 回 収 ( 業 者 委 託 ) 時 々 山 林 火 災 が 発 生 九 份 5 31 (3 ) 台 湾 屈 指 の 観 光 スポット ゴールドラッシュに 沸 いた 面 影 が 残 る 街 海 を 望 む 山 の 斜 面 に 石 段 や 石 畳 の 小 道 古 い 家 並 みが 続 き ノスタルジック 露 店 は 観 光 客 がにぎわう 映 画 千 と 千 尋 の 神 隠 し のモデル 地 ( 宮 崎 駿 氏 は 否 定 ) 24
故 宮 博 物 院 6 1 (4 ) 世 界 四 大 博 物 館 の 一 つ 台 湾 の 国 立 博 物 館 館 内 撮 影 禁 止 約 70 万 点 以 上 の 文 化 財 を 所 蔵 ほとんどが 中 国 歴 代 皇 帝 の 所 蔵 物 入 場 料 250 元 音 声 ガイド10 元 音 声 ガイドは 無 線 イヤホンで 聞 く 会 場 後 1 時 間 で1,600 人 超 の 来 場 中 国 人 団 体 が 目 立 つ スマホで 撮 影 していたりマナー 悪 い 交 通 状 況 25
Mission2 物 産 新 光 三 越 百 貨 台 北 駅 前 店 5 29 (1 ) 台 北 駅 前 にある 総 合 デパート 日 本 産 調 味 料 即 席 麺 酒 菓 子 等 長 野 県 産 の 味 噌 を 手 にする 婦 人 も ビール350ml 45 元 (161 円 ) ビールは 総 じて 低 価 格 納 豆 は120 元 (429 円 ) すべて 税 込 み 価 格 表 示 消 費 税 は5% セブンイレブン 5 30 (2 ) 日 本 とは 異 なる 店 舗 駅 ナカにも 出 店 ( 日 本 のキヨスク) 約 30 年 前 から 出 店 台 湾 全 島 でコンビニは10,800 店 舗 セブンイレブンは5,000 店 舗 品 揃 えはあっさり 常 温 の 飲 み 物 も 販 売 レジ 袋 はない 新 聞 はカラーボックスで 販 売 アルカリ 飲 料 (750ml)29 元 ( 約 100 円 ) 26
裕 毛 屋 崇 徳 旗 艦 店 5 30 (2 ) 台 中 に 本 店 のある 高 級 スーパー 昔 から 日 本 食 品 を 大 量 に 扱 う 台 湾 内 に4 店 舗 商 品 の 納 品 決 済 が 日 本 国 内 商 取 引 と 同 じ 日 本 産 調 味 料 即 席 麺 酒 菓 子 等 宮 城 山 形 香 川 県 では 県 レベルで 関 係 構 築 ( 宮 城 県 知 事 から 感 謝 状 ) 岩 手 県 では 盛 岡 広 域 振 興 局 と 関 係 自 社 加 工 場 を 持 つ 高 速 冷 凍 真 空 パックで 商 品 販 売 冷 凍 商 品 はすべてが 無 添 加 商 品 売 り 場 の1/3は 冷 凍 ケースで 販 売 多 田 自 然 農 場 のチーズも 取 り 扱 う ラーチーゴー 観 光 物 産 展 5 31 (3 ) 日 本 の 物 産 を 扱 うアンテナショップ ラーチーゴーとは 遊 ぶ 食 べる 買 う 日 本 に 関 するコンテンツを 体 験 できる コミュニケーションの 場 所 情 報 サイトと 連 動 し 観 光 情 報 を 発 信 場 所 は 台 北 市 内 でも 屈 指 の 繁 華 街 消 費 力 旺 盛 な 若 者 が 集 まる 日 本 の 雑 貨 類 菓 子 等 を 販 売 カフェコーナーも 設 置 吉 田 晧 一 氏 ジーリーメディアグループ 代 表 取 締 役 大 学 在 学 中 に 中 国 語 を 習 得 現 在 は 東 京 と 台 北 を 往 復 しながら 台 湾 のTV 出 演 等 日 本 の 魅 力 を 発 信 27
成 果 県 ミッション 参 加 者 と 様 々なネットワークを 結 ぶことができた 台 湾 の 食 文 化 観 光 地 に 関 する 情 報 を 体 感 できた 台 湾 の 気 候 風 土 を 肌 身 で 感 じることができた 台 湾 での 日 本 産 品 及 び 岩 手 県 産 品 の 扱 いを 確 認 できた 観 光 物 産 面 での 展 開 に 向 けて 課 題 と 方 向 性 が 見 えてきた 課 題 観 光 台 湾 人 観 光 客 のニーズ 把 握 が 不 十 分 中 国 語 の 案 内 体 制 が 必 要 ( 台 湾 ではほぼ 日 本 語 が 併 記 ) 台 湾 だけでなく 岩 手 県 内 でも 伊 能 嘉 矩 の 知 名 度 が 低 い 県 内 から 台 湾 への 観 光 客 が 台 湾 からの 観 光 客 の 半 分 台 湾 からの 観 光 客 誘 致 に 向 けた 情 報 共 有 と 受 入 態 勢 が 不 十 分 28
課 題 物 産 裕 毛 屋 では 県 単 位 のトップセールスが 必 要 日 本 産 品 の 流 通 は 成 熟 しており 市 単 独 での 新 規 参 入 はリスクが 高 い 最 大 の 課 題 岩 手 遠 野 という 地 域 が 知 られていない 戦 略 台 湾 と 深 い 関 わりのある 伊 能 嘉 矩 をPR 遠 野 の 知 名 度 向 上 伊 能 嘉 矩 を 動 機 とした 台 湾 人 観 光 客 の 誘 致 4 泊 5 日 旅 行 のうち 1 泊 2 日 を 遠 野 市 へ 誘 致 動 機 知 名 度 向 上 キャンペーン 観 光 地 宿 泊 体 験 みやげ 観 光 交 流 伊 能 嘉 矩 ミッション 誕 150 周 年 記 念 展 遠 野 の 物 産 をPR 物 産 交 流 29
目 標 花 巻 空 港 を 利 用 した 台 湾 人 観 光 客 H 29 国 際 定 期 便 化 遠 野 の P R 旅 行 会 社 と 連 携 訪 門 客 増 宿 泊 客 増 と 客 単 価 向 上 目 標 H27 帰 り 客 宿 泊 客 0 0 帰 り 客 116 (6 時 点 :ふるさと 村 込 客 ) H28 宿 泊 客 0 帰 り 客 600 (20 30 回 ) チャーター 便 から 定 期 便 へ H29 宿 泊 客 20 帰 り 客 600 H30 宿 泊 客 100 30
体 制 ( 仮 称 ) 遠 野 市 観 光 推 進 協 議 会 インバウンド 戦 略 会 議 台 湾 視 察 毎 年 2 3 名 実 務 者 レベルの 検 討 実 施 体 制 オール 岩 ネットワーク 構 築 台 湾 観 光 客 ニーズ 調 査 ( 空 港 ) 花 巻 空 港 に 遠 野 PR 看 板 台 湾 の 県 物 産 展 へ 出 展 インバウンド 受 態 勢 中 国 語 ガイドの 設 置 旅 会 社 との 連 携 中 国 語 パンフレット WiFi 環 境 整 備 アウトバウンド 促 進 市 への 台 湾 の 魅 紹 介 テーマ 別 旅 の 提 案 県 と 連 携 した 誘 導 策 の 実 施 市 観 光 協 会 JR 商 会 宿 泊 施 設 遠 野 ふるさ と 公 社 教 育 化 振 興 財 団 旅 会 社 31