共 済 組 合 給 付 ( 長 期 給 付 ) 注 意 事 項 被 用 者 年 金 一 元 化 等 に 係 る 今 後 の 決 定 事 項 によって 記 載 内 容 に 変 更 が 生 じる 場 合 があります
第 1 公 的 年 金 制 度 について 1 公 的 年 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 制 度 は 国 民 年 金 と 厚 生 年 金 保 険 により 構 成 されています 国 民 年 金 は 全 国 民 に 共 通 の 制 度 で 1 階 部 分 に 当 たる 基 礎 年 金 を 支 給 します 国 民 年 金 の 被 保 険 者 ( 加 入 者 )は 職 種 等 によって 第 1 号 被 保 険 者 から 第 3 号 被 保 険 者 までに 分 かれます 厚 生 年 金 保 険 は 被 用 者 ( 国 民 年 金 の 第 2 号 被 保 険 者 に 該 当 する 者 )のための 制 度 で 2 階 部 分 と して 報 酬 に 比 例 した 年 金 を 支 給 します 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 ( 加 入 者 )は 勤 務 の 形 態 により 一 般 国 共 済 地 共 済 私 学 共 済 の 4 通 りに 区 分 され 実 施 機 関 も 異 なります 年 金 決 定 時 には 区 分 ご とにそれぞれの 期 間 について 厚 生 年 金 を 決 定 します このように 公 的 年 金 制 度 は 全 国 民 に 共 通 した 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 )と この 上 乗 せ 制 度 である 厚 生 年 金 保 険 の2 階 建 ての 体 系 となっています さらに 厚 生 年 金 基 金 ( 現 企 業 年 金 ) や 年 金 払 い 退 職 給 付 を 含 めると3 階 建 ての 体 系 となります 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 等 共 済 組 合 員 期 間 がある 者 については 経 過 措 置 として 共 済 年 金 の 職 域 年 金 部 分 の 額 に 相 当 する 額 ( 経 過 的 職 域 加 算 額 )が 支 給 されます 自 営 業 世 帯 民 間 サラリーマン ( 一 般 ) 公 務 員 等 ( 国 共 済 地 共 済 私 学 共 済 ) サラリーマン の 配 偶 者 3 階 厚 生 年 金 基 金 ( 任 意 加 入 ) 経 過 的 職 域 加 算 額 年 金 払 い 退 職 給 付 2 階 1 階 国 民 年 金 基 金 ( 任 意 加 入 ) 厚 生 年 金 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 2 公 立 学 校 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 と 年 金 公 立 学 校 共 済 組 合 の 組 合 員 であった 期 間 ( 平 成 27 年 10 月 前 の 組 合 員 期 間 ならびに 過 去 に 加 入 した 他 の 地 方 公 務 員 共 済 組 合 および 国 家 公 務 員 共 済 組 合 の 期 間 を 含 みます )は 国 民 年 金 の 第 2 号 被 保 険 者 および 厚 生 年 金 の 地 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 であった 期 間 となります < 国 民 年 金 と 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 > 厚 生 年 金 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 ( 自 営 業 ) 一 般 厚 生 年 金 被 保 険 者 国 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 地 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 ( 民 間 会 社 員 や 公 務 員 ) 私 学 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 ( 第 2 号 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 ) < 厚 生 年 金 被 保 険 者 の 種 別 と 実 施 機 関 > 被 保 険 者 の 種 別 対 象 者 実 施 機 関 一 般 厚 生 年 金 被 保 険 者 民 間 会 社 員 日 本 年 金 機 構 国 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 地 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 私 学 共 済 厚 生 年 金 被 保 険 者 国 家 公 務 員 ( 国 家 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 ) 地 方 公 務 員 ( 地 方 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 ) 私 立 学 校 の 教 職 員 ( 私 立 学 校 教 職 員 共 済 の 加 入 者 ) -14- 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 地 方 公 務 員 共 済 組 合 ( 公 立 学 校 共 済 組 合 等 ) 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団
3 厚 生 年 金 等 のしくみ (1) 給 付 の 種 類 と 受 給 要 件 等 1 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 (65 歳 になるまで) (ア) 受 給 要 件 等 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 は 次 の 要 件 をすべて 満 たしているときに 支 給 開 始 年 齢 から 65 歳 にあるまでの 間 受 給 できます a 支 給 開 始 年 齢 以 上 であること b 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が 1 年 以 上 であること c 受 給 資 格 期 間 が 25 年 以 上 ( 注 記 )であること 注 記 25 年 以 上 については 昭 和 31 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 者 については 生 年 月 日 等 による 短 縮 措 置 が 設 けられています また 公 的 年 金 制 度 の 財 政 基 盤 及 び 最 低 保 障 機 能 の 強 化 等 のための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 により 税 制 抜 本 改 革 における 次 の 消 費 税 引 上 げの 施 行 時 期 に 合 わせて 10 年 以 上 に 短 縮 される 予 定 です 用 語 説 明 支 給 開 始 年 齢 16 頁 参 照 ( 昭 和 36 年 4 月 2 日 以 後 に 生 まれた 者 は 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 はありません ) 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 厚 生 年 金 被 保 険 者 ( 一 般 国 共 済 地 共 済 私 学 共 済 )であった 期 間 をいいます 平 成 27 年 10 月 以 前 の 共 済 組 合 の 組 合 員 であった 期 間 も 含 まれます 受 給 資 格 期 間 受 給 資 格 期 間 とは 次 のⅠからⅢまでの 期 間 を 合 計 した 期 間 をいいます Ⅰ 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 Ⅱ 国 民 年 金 の 保 険 料 納 付 済 期 間 ( 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 であった 期 間 を 含 みます )および 国 民 年 金 の 保 険 料 免 除 期 間 Ⅲ 合 算 対 象 期 間 ( 海 外 に 居 住 していた 期 間 国 民 年 金 に 任 意 加 入 できる 者 が 任 意 加 入 していな かった 期 間 等 をいいます ) 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 A 報 酬 比 例 部 分 この 他 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 共 済 組 合 の 加 入 期 間 をもとに 旧 退 職 共 済 年 金 における 職 域 年 金 相 当 部 分 に 該 当 する 経 過 的 職 域 加 算 額 が 支 給 されます 障 害 者 長 期 加 入 者 の 特 例 の 適 用 を 受 けることとなった 者 は 定 額 部 分 及 び 加 給 年 金 額 が 請 求 できます 加 給 年 金 額 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が 20 年 以 上 である 者 で 加 給 年 金 額 対 象 者 がいる 場 合 に 老 齢 厚 生 年 金 に 65 歳 から 加 算 されます 加 給 年 金 額 対 象 者 と 額 年 金 受 給 者 によって 生 計 を 維 持 されている 者 で 加 給 年 金 額 加 算 開 始 時 期 (65 歳 に 達 したとき または 障 害 者 長 期 加 入 者 の 特 例 の 適 用 を 受 けることとなったときをいいます )に 下 表 に 該 当 する 者 が 対 象 となります 対 象 者 年 齢 要 件 収 入 要 件 加 給 年 金 額 配 偶 者 子 65 歳 未 満 118 歳 に 達 する 日 以 後 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 220 歳 未 満 で 障 害 等 級 が1 級 ま たは2 級 の 障 害 状 態 にある 年 金 受 給 者 と 生 計 を 共 にし かつ 収 入 が 年 額 850 万 円 未 満 又 は 所 得 が655.5 万 円 未 満 なお 収 入 限 度 額 以 上 であっても 5 年 以 内 に 定 年 等 により 限 度 額 未 満 にな ることが 見 込 まれる 場 合 には 対 象 とな ります 390,100 円 2 人 目 まで1 人 につき 224,500 円 3 人 目 から1 人 につき 74,800 円 加 給 年 金 額 対 象 者 が 20 年 以 上 の 加 入 期 間 を 有 する 老 齢 ( 退 職 ) 年 金 又 は 障 害 を 給 付 事 由 とする 年 金 を 受 けた 場 合 加 給 年 金 額 は 停 止 となります -15-
支 給 開 始 年 齢 図 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 は 生 年 月 日 によって 次 のように 定 められています 昭 和 36 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 者 については 経 過 措 置 として65 歳 までの 間 段 階 的 に 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 ( 退 職 共 済 ) 年 金 が 支 給 されます 生 年 月 日 昭 和 28 年 4 月 1 日 以 前 昭 和 28 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 29 年 10 月 1 日 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 60 歳 65 歳 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 金 65 歳 退 職 共 済 年 金 または 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 61 歳 65 歳 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 金 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 被 用 者 年 金 一 元 化 昭 和 29 年 10 月 2 日 ~ 昭 和 30 年 4 月 1 日 昭 和 30 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 32 年 4 月 1 日 昭 和 32 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 34 年 4 月 1 日 昭 和 34 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 36 年 4 月 1 日 昭 和 36 年 4 月 2 日 ~ 61 歳 65 歳 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 62 歳 65 歳 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 63 歳 65 歳 特 老 厚 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 64 歳 65 歳 特 老 厚 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 65 歳 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) -16-
(イ) 支 給 開 始 年 齢 の 特 例 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 者 が 65 歳 に 達 するまでに 次 のa 又 はbに 該 当 するときは 特 例 年 金 額 を 請 求 することができます a 障 害 等 級 3 級 以 上 の 障 害 者 に 係 る 特 例 年 金 額 次 のいずれにも 該 当 すること 被 保 険 者 でないこと 傷 病 により 障 害 等 級 に 該 当 する 程 度 の 障 害 の 状 態 にあること (その 傷 病 の 初 診 日 から 起 算 して 1 年 6 月 を 経 過 した 日 以 後 において 障 害 の 状 態 にあること ) 障 害 等 級 については 身 体 障 害 者 手 帳 や 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 の 等 級 とは 異 なります 該 当 すると 思 われる 方 は 初 診 日 と 傷 病 名 を 確 認 のうえ 共 済 組 合 へご 相 談 ください 障 害 認 定 については 共 済 組 合 本 部 で 行 い その 後 年 金 決 定 となります このため 通 常 の 年 金 決 定 より 時 間 がかかります b 公 務 員 共 済 組 合 の 期 間 である 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が 44 年 以 上 の 者 ( 長 期 加 入 者 ) に 係 る 特 例 年 金 額 次 のいずれにも 該 当 すること 被 保 険 者 でないこと 公 務 員 共 済 組 合 の 期 間 である 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が 44 年 以 上 あること 特 例 年 金 額 A 報 酬 比 例 部 分 + B 定 額 部 分 + C 加 給 年 金 額 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が20 年 以 上 ある 者 で 加 給 年 金 額 対 象 者 がいる 場 合 に 加 給 年 金 額 が 加 算 されます この 他 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 共 済 組 合 の 加 入 期 間 をもとに 旧 退 職 共 済 年 金 における 職 域 年 金 相 当 部 分 に 該 当 する 経 過 的 職 域 加 算 額 が 支 給 されます (ウ) 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 支 給 昭 和 36 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 者 で 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 要 件 のbおよび cを 満 たしている 者 は 60 歳 から 支 給 開 始 年 齢 に 到 達 するまでの 間 に 繰 上 げ 請 求 を 行 い 繰 上 げ 請 求 を 行 った 翌 月 分 から 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 することができます ただし 年 金 額 は 繰 上 げた 月 数 1 か 月 あたり 0.5%が 減 額 され 減 額 は 生 涯 続 きます また 老 齢 基 礎 年 金 他 の 実 施 機 関 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 する 場 合 同 時 に 繰 上 げ 請 求 する 必 要 があります (すべて 減 額 支 給 となります ) 60 61 62 63 64 65 通 常 の 場 合 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 繰 上 げ 請 求 した 場 合 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 全 部 繰 上 げの 老 齢 基 礎 年 金 -17-
繰 上 げ 請 求 する 際 の 主 な 注 意 点 繰 上 げ 請 求 後 はその 決 定 を 取 消 すことはできず 生 涯 減 額 された 年 金 額 となります 繰 上 げ 請 求 後 は 事 後 重 症 などによる 障 害 厚 生 年 金 ( 障 害 基 礎 年 金 公 務 員 期 間 以 外 の 期 間 で 発 生 した 障 害 厚 生 年 金 )を 請 求 することはできません 繰 上 げ 請 求 する 場 合 は 受 給 資 格 を 有 する 他 の 年 金 ( 老 齢 基 礎 年 金 公 務 員 期 間 以 外 の 期 間 で 発 生 した 老 齢 厚 生 年 金 等 )の 繰 上 げ 請 求 を 同 時 に 行 わなければなりません 繰 上 げ 請 求 後 は 国 民 年 金 に 任 意 加 入 できません 繰 上 げ 請 求 後 は 原 則 老 齢 厚 生 年 金 の 障 害 の 特 例 や 長 期 加 入 者 の 特 例 に 該 当 しても こ れらの 適 用 は 受 けることができません 2 老 齢 厚 生 年 金 (65 歳 から) (ア) 受 給 要 件 等 老 齢 厚 生 年 金 は 次 の 要 件 をすべて 満 たしているときに 65 歳 から 受 給 できます a 65 歳 以 上 であること b 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 があること c 受 給 資 格 期 間 が 25 年 以 上 であること 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 受 給 資 格 期 間 25 年 の 説 明 については 15 頁 を 参 照 してください 老 齢 厚 生 年 金 の 額 A 報 酬 比 例 部 分 + B 経 過 的 加 算 額 + C 加 給 年 金 額 経 過 的 加 算 額 とは 定 額 部 分 相 当 の 額 から 65 歳 以 降 に 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 相 当 額 を 引 いた 額 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 が 20 年 以 上 ある 者 で 加 給 年 金 額 対 象 者 がいる 場 合 に 加 給 年 金 額 が 加 算 されます この 他 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 共 済 組 合 の 加 入 期 間 をもとに 旧 退 職 共 済 年 金 における 職 域 年 金 相 当 部 分 に 該 当 する 経 過 的 職 域 加 算 額 と 平 成 27 年 10 月 以 降 の 公 務 員 期 間 を 基 礎 とする 公 的 年 金 とは 別 枠 の 年 金 払 い 退 職 給 付 がそれぞれ 支 給 されます (イ) 老 齢 基 礎 年 金 65 歳 からは 老 齢 厚 生 年 金 に 加 えて 日 本 年 金 機 構 から 老 齢 基 礎 年 金 が 支 給 されます 年 金 額 は 40 年 間 (20~60 歳 ) 保 険 料 を 納 付 した 場 合 780,100 円 ( 平 成 27 年 度 額 )です 保 険 料 の 未 納 期 間 などがある 場 合 には その 期 間 に 応 じて 減 額 されます (ウ) 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 支 給 ( 平 成 33 年 4 月 から) 昭 和 36 年 4 月 2 日 以 降 に 生 まれた 者 の 老 齢 厚 生 年 金 は 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 が 支 給 されずに 65 歳 からの 支 給 となりますが 60 歳 到 達 後 は 希 望 により 繰 上 げて 受 給 するこ とができます 年 金 額 は 繰 上 げ 1 か 月 あたり 0.5% 減 額 されます なお この 年 金 を 請 求 した 者 は 老 齢 基 礎 年 金 の 繰 上 げ 支 給 の 請 求 を 同 時 に 行 うこととさ れています 60 61 62 63 64 65 通 常 の 場 合 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 繰 上 げ 請 求 した 場 合 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 全 部 繰 上 げの 老 齢 基 礎 年 金 -18-
(エ) 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 下 げ 支 給 65 歳 に 到 達 時 点 で 老 齢 厚 生 年 金 の 請 求 をしないで 66 歳 以 降 に 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 下 げを 申 し 出 ることにより 申 し 出 た 月 の 翌 月 分 から 繰 下 げた 月 数 1 か 月 あたり 0.7%を 増 額 した 年 金 を 受 けることができます ただし 65 歳 から 繰 下 げの 申 出 をするまでの 間 の 年 金 の 支 給 はありません ( 加 給 年 金 額 も 支 給 されません ) 繰 下 げ 請 求 する 際 の 主 な 注 意 点 繰 下 げの 申 出 は 66 歳 の 誕 生 日 以 降 70 歳 に 到 達 するまで 1 か 月 単 位 で 行 うことがで きます 他 の 実 施 機 関 の 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 できる 場 合 は 同 時 に 繰 下 げる 必 要 があります 老 齢 基 礎 年 金 も 繰 下 げの 申 出 を 行 うことが 可 能 ですが 同 時 に 繰 下 げる 必 要 はなく 異 なる 時 期 に 繰 下 げる 場 合 は それぞれに 申 出 が 必 要 です 障 害 を 事 由 とする 年 金 ( 障 害 基 礎 年 金 を 除 きます )または 遺 族 を 事 由 とする 年 金 の 受 給 権 を 有 する 場 合 や 65 歳 以 降 の 老 齢 ( 退 職 )を 事 由 とする 年 金 を 受 給 している 方 は 繰 下 げの 申 出 ができません 3 障 害 厚 生 年 金 (ア) 受 給 要 件 障 害 厚 生 年 金 は 次 の 要 件 をすべて 満 たしているときに 受 給 できます a 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 に 初 診 日 があること b 障 害 認 定 日 または 障 害 認 定 日 後 65 歳 に 達 する 日 の 前 日 までの 間 に 障 害 の 等 級 が 1 級 から 3 級 までの 状 態 にあること c 保 険 料 の 納 付 要 件 を 満 たしていること 障 害 の 等 級 については 年 金 の 実 施 機 関 が 認 定 する 等 級 であって 身 体 障 害 者 手 帳 や 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 の 等 級 とは 異 なります 用 語 説 明 初 診 日 病 気 にかかり または 負 傷 した 者 が その 傷 病 について 初 めて 医 師 または 歯 科 医 師 の 診 療 を 受 けた 日 をいいます 障 害 認 定 日 原 則 として 初 診 日 から 1 年 6 か 月 を 経 過 した 日 をいいます 保 険 料 の 納 付 要 件 初 診 日 の 前 日 に 以 下 のいずれかを 満 たしていることが 必 要 となります Ⅰ 20 歳 に 到 達 した 月 から 初 診 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 期 間 のうち 受 給 資 格 期 間 から 合 算 対 象 期 間 ( 海 外 に 居 住 していた 期 間 国 民 年 金 に 任 意 加 入 できる 者 が 任 意 加 入 してい なかった 期 間 等 をいいます )を 除 いた 期 間 が 3 分 の 2 以 上 あること Ⅱ 初 診 日 ( 注 記 )の 属 する 月 の 前 々 月 までの 直 近 の 1 年 間 に 国 民 年 金 の 保 険 料 未 納 期 間 がないこと 注 記 初 診 日 が 平 成 38 年 3 月 31 日 以 前 のときで 初 診 日 に 65 歳 未 満 であるときに 限 られます 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 受 給 資 格 期 間 の 説 明 については 15 頁 を 参 照 してください (イ) 事 後 重 症 制 度 障 害 認 定 日 に 3 級 以 上 の 障 害 に 該 当 しなくても 65 歳 に 達 する 日 の 前 日 までに 3 級 以 上 の 障 害 に 該 当 したときは 請 求 により 障 害 厚 生 年 金 が 支 給 されます -19-
(ウ) 在 職 中 の 障 害 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 障 害 厚 生 年 金 は 老 齢 厚 生 年 金 と 異 なり 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 等 である 間 の 支 給 停 止 はあ りません (エ) 障 害 基 礎 年 金 について 障 害 等 級 が1 級 または2 級 に 該 当 する 場 合 障 害 基 礎 年 金 も 併 せて 受 給 できます 年 金 額 は 1 級 が975,100 円 2 級 が780,100 円 ( 平 成 27 年 度 額 )です 障 害 基 礎 年 金 は 日 本 年 金 機 構 から 支 給 されます 4 遺 族 厚 生 年 金 (ア) 受 給 要 件 遺 族 厚 生 年 金 は 厚 生 年 金 被 保 険 者 であった 者 が 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 するときにそ の 遺 族 が 受 給 できます a 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 に 死 亡 したとき b 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 に 初 診 日 がある 病 気 やけがが 原 因 で 当 該 初 診 日 から 起 算 して 5 年 を 経 過 する 日 前 に 死 亡 したとき c 障 害 の 等 級 が 1 級 または 2 級 に 該 当 する 障 害 厚 生 ( 共 済 ) 年 金 等 の 受 給 権 者 が 死 亡 し たとき d 受 給 資 格 期 間 が 25 年 以 上 ある 者 が 死 亡 したとき 用 語 説 明 遺 族 遺 族 厚 生 年 金 を 受 給 できる 遺 族 は 被 保 険 者 であった 者 が 死 亡 した 当 時 その 者 によって 生 計 を 維 持 されていた 者 のうち 下 表 に 該 当 する 者 が 対 象 です 優 先 順 位 1 から 4 までのうち 最 も 順 位 の 高 い 者 が 受 給 できます 優 先 順 位 1 2 3 4 遺 族 夫 (55 歳 以 上 ) 妻 子 父 母 (55 歳 以 上 ) 孫 祖 父 母 (55 歳 以 上 ) 夫 父 母 祖 父 母 は 被 保 険 者 であった 者 の 死 亡 時 に 55 歳 以 上 であることが 必 要 です また 年 金 の 受 給 開 始 は 60 歳 からになります ただし 夫 は 遺 族 基 礎 年 金 を 受 給 中 の 場 合 に 限 り 遺 族 厚 生 年 金 も 併 せて 受 給 できます 子 および 孫 は 被 保 険 者 であった 者 の 死 亡 時 以 下 のいずれかに 該 当 することが 必 要 です >18 歳 になった 後 の 最 初 の 3 月 31 日 までの 間 にあり かつ 婚 姻 していないこと >20 歳 未 満 で 1 級 または 2 級 の 障 害 の 状 態 にあり かつ 婚 姻 していないこと 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 受 給 資 格 期 間 の 説 明 については 15 頁 を 参 照 してください aおよびbに 該 当 する 場 合 は 死 亡 した 者 が 以 下 の 要 件 を 満 たしていることが 必 要 です 20 歳 に 到 達 した 月 から 死 亡 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 期 間 のうち 受 給 資 格 期 間 から 合 算 対 象 期 間 ( 海 外 に 居 住 していた 期 間 国 民 年 金 に 任 意 加 入 できる 者 が 任 意 加 入 していなか った 期 間 等 をいいます )を 除 いた 期 間 が 3 分 の 2 以 上 あること 死 亡 日 ( 注 記 )の 属 する 月 の 前 々 月 までの 直 近 の 1 年 間 に 国 民 年 金 の 保 険 料 の 未 納 期 間 がないこと ( 注 記 ) 死 亡 日 が 平 成 38 年 3 月 31 日 以 前 のときで 死 亡 した 者 が 65 歳 未 満 であった 場 合 に 限 られます (イ) 遺 族 基 礎 年 金 について 遺 族 に 該 当 する 者 が 配 偶 者 であって 子 と 生 計 を 同 じくしている 者 または 子 のみ で ある 場 合 遺 族 基 礎 年 金 が 支 給 されます 遺 族 基 礎 年 金 の 額 は 780,100 円 ( 平 成 27 年 度 額 ) で 子 の 人 数 に 応 じて 一 定 額 が 加 算 されます 遺 族 基 礎 年 金 は 日 本 年 金 機 構 から 支 給 され ます -20-
(2) 年 金 計 算 例 1 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 職 名 教 諭 生 年 月 日 昭 和 30 年 7 月 4 日 採 用 年 月 日 昭 和 53 年 4 月 1 日 退 職 年 月 日 平 成 28 年 3 月 31 日 組 合 員 期 間 38 年 (456 月 ) 平 均 給 料 月 額 390,000 円 ( 昭 和 56 年 4 月 ~ 平 成 15 年 3 月 の 給 料 額 の 平 均 ) 平 均 給 与 月 額 680,000 円 ( 平 成 15 年 4 月 以 降 の 給 料 と 賞 与 とを 合 算 した 額 の 平 均 ) ア 報 酬 比 例 部 分 の 額 ( 平 成 15 年 3 月 31 日 までの 期 間 ) ( 平 均 給 料 月 額 ) ( 給 付 乗 率 *1) ( 組 合 員 期 間 ) ( 従 前 額 改 定 率 ) 390,000 円 7.50 1000 300 月 0.998 1.000 = 875,745.00 円 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 の 期 間 ) + ( 平 均 給 与 月 額 ) ( 給 付 乗 率 *2) ( 組 合 員 期 間 ) ( 従 前 額 改 定 率 ) 680,000 円 5.769 1000 156 月 0.998 1.000 = 610,752.00 円 イ 加 給 年 金 額 配 偶 者 の 加 給 年 金 額 子 の 加 給 年 金 額 組 合 員 の 生 年 月 日 加 給 年 金 額 子 の 数 加 給 年 金 額 昭 和 17.4.2~ 昭 和 18.4.1 357,000 円 2 人 目 まで1 人 につき 224,500 円 昭 和 18.4.2~ 390,100 円 3 人 目 から1 人 につき 74,800 円 2 経 過 的 職 域 加 算 額 上 記 の 他 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 共 済 組 合 の 加 入 期 間 をもとに 旧 退 職 共 済 年 金 にお ける 職 域 年 金 相 当 部 分 に 該 当 する 経 過 的 職 域 加 算 額 が 支 給 されます ( 平 成 15 年 3 月 31 日 までの 期 間 ) ( 平 均 給 料 月 額 ) ( 給 付 乗 率 *3)( 組 合 員 期 間 ) ( 従 前 額 改 定 率 ) 390,000 円 1.50 1000 300 月 0.998 1.000 = 175,149.00 円 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 の 期 間 ) + ( 平 均 給 与 月 額 ) ( 給 付 乗 率 *4)( 組 合 員 期 間 ) ( 従 前 額 改 定 率 ) 680,000 円 1.154 1000 150 月 0.998 1.000 = 117,472.58 円 平 成 29 年 8 月 分 からの 年 金 額 < 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 + 経 過 的 職 域 加 算 額 > ア + 2 = 1,779,119 円 (1 円 未 満 四 捨 五 入 ) 平 成 32 年 8 月 分 からの 年 金 額 < 老 齢 厚 生 年 金 + 経 過 的 職 域 加 算 額 > (65 歳 到 達 時 に 加 給 年 金 額 対 象 者 の 配 偶 者 がいる 場 合 ) ア + イ + 2 = 2,169,219 円 (1 円 未 満 四 捨 五 入 )( ) ( )65 歳 からは 老 齢 厚 生 年 金 に 加 えて 日 本 年 金 機 構 から 老 齢 基 礎 年 金 が 支 給 されます なお 当 該 計 算 例 に 平 成 27 年 10 月 以 降 の 公 務 員 期 間 を 基 礎 とする 年 金 払 い 退 職 給 付 の 額 は 含 まれていません -21-
生 年 月 日 に 応 じた 給 付 乗 率 ~H15.3.31( 千 分 率 ) H15.4.1~( 千 分 率 ) 生 年 月 日 定 額 単 価 に 乗 ずる 率 厚 生 年 金 相 当 部 分 *1 経 過 的 職 域 加 算 部 分 *3 組 合 員 期 間 20 年 以 上 20 年 未 満 厚 生 年 金 相 当 部 分 *2 経 過 的 職 域 加 算 部 分 *4 組 合 員 期 間 20 年 以 上 20 年 未 満 昭 和 17.4.2~ 昭 和 18.4.1 1.134 7.94 1.38 0.69 6.108 1.062 0.531 昭 和 18.4.2~ 昭 和 19.4.1 1.099 7.83 1.41 0.71 6.023 1.085 0.546 昭 和 19.4.2~ 昭 和 20.4.1 1.065 7.72 1.44 0.72 5.938 1.108 0.554 昭 和 20.4.2~ 昭 和 21.4.1 1.032 7.61 1.47 0.74 5.854 1.131 0.569 昭 和 21.4.2~ 1.000 7.50 1.50 0.75 5.769 1.154 0.577-22-
3 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 を 繰 上 げ 請 求 した 場 合 の 年 金 額 ( 試 算 )の 比 較 支 給 開 始 年 齢 62 歳 の 者 が 61 歳 ( 繰 上 げ 月 数 12 月 )で 繰 上 げ 請 求 した 場 合 の 試 算 の 比 較 をしています なお 在 職 支 給 停 止 等 は 考 慮 していません 当 該 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 試 算 額 は 経 過 的 職 域 加 算 額 を 含 んだ 額 となっています なお 加 給 年 金 額 は 含 まれていません 老 齢 基 礎 年 金 の 額 は 組 合 員 期 間 のみ 国 民 年 金 に 加 入 したものとして 計 算 しています 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 を 繰 上 げ 請 求 する 場 合 は 老 齢 基 礎 年 金 の 繰 上 げ 請 求 を 同 時 に 行 う 必 要 があります 算 式 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 = 特 別 支 給 の 老 齢 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 - 厚 生 年 金 の 額 5 1000 繰 上 げ 請 求 日 の 属 する 月 から 支 給 開 始 年 齢 に 達 する 日 の 属 する 月 の 前 月 までの 月 数 減 額 分 計 算 例 職 名 教 諭 生 年 月 日 昭 和 30 年 7 月 4 日 組 合 員 期 間 38 年 (456 月 ) 平 均 給 料 月 額 390,000 円 ( 昭 和 56 年 4 月 ~ 平 成 15 年 3 月 の 平 均 給 料 額 ) 平 均 給 与 月 額 680,000 円 ( 平 成 15 年 4 月 以 降 の 給 料 と 賞 与 とを 合 算 した 額 の 平 均 額 ) 年 金 額 の 変 遷 年 金 種 別 等 繰 上 げ 請 求 を しない 場 合 繰 上 げ 請 求 を した 場 合 年 齢 等 61 歳 から 62 歳 から 65 歳 から 老 齢 厚 生 年 金 0 円 1,779,119 円 1,779,119 円 老 齢 基 礎 年 金 0 円 0 円 726,468 円 計 0 円 1,779,119 円 2,505,587 円 老 齢 厚 生 年 金 1,672,372 円 1,672,372 円 1,672,372 円 老 齢 基 礎 年 金 552,116 円 552,116 円 552,116 円 計 2,224,488 円 2,224,488 円 2,224,488 円 -23-
4 年 金 の 支 給 制 限 (1) 雇 用 保 険 法 等 との 調 整 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 失 業 給 付 ( 雇 用 保 険 法 による 基 本 手 当 )を 受 けるために 雇 用 保 険 法 による 求 職 の 申 込 みをしたときは 老 齢 厚 生 年 金 と 雇 用 保 険 法 による 基 本 手 当 との 給 付 調 整 により 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 が 停 止 されます また 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 被 保 険 者 として 在 職 中 のため 年 金 の 一 部 の 支 給 が 停 止 されている 間 に 雇 用 保 険 法 による 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 を 受 けるようになると その 間 老 齢 厚 生 年 金 は 全 部 または 一 部 が 支 給 を 停 止 されます 年 金 の 受 給 開 始 と 同 時 または 年 金 受 給 後 に これらの 給 付 を 受 けることとなったときは そ の 旨 を 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 ( 東 京 )に 届 け 出 てください 一 般 の 公 務 員 は 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 とされないため 調 整 の 対 象 となりませんが 再 任 用 者 公 立 大 学 法 人 等 にお 勤 めの 方 また 公 務 員 を 退 職 後 民 間 会 社 等 の 雇 用 保 険 適 用 事 務 所 に 再 就 職 し 失 業 給 付 の 受 給 資 格 を 満 たして 再 退 職 した 場 合 には 調 整 の 対 象 となります 求 職 の 申 込 みをする 前 に 基 本 手 当 の 額 を 確 認 し 老 齢 厚 生 年 金 の 額 と 比 較 のうえ 有 利 な 方 を 選 択 するようにしてください (2) 在 職 中 の 年 金 の 取 扱 いについて 老 齢 厚 生 年 金 退 職 ( 共 済 ) 年 金 の 受 給 者 の 者 が 常 勤 の 公 務 員 私 立 学 校 民 間 会 社 等 に 勤 務 し 勤 務 先 で 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 している 場 合 や 国 会 議 員 地 方 議 会 議 員 である 場 合 は 賃 金 + 年 金 の 額 が 一 定 基 準 額 (65 歳 未 満 は 28 万 円 65 歳 以 上 は 47 万 円 ( 注 1))を 超 えたとき 年 金 の 全 部 または 一 部 が 支 給 停 止 されます ( 以 下 在 職 停 止 といいます ) 165 歳 未 満 の 場 合 ( 低 在 老 方 式 ) 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 ( 注 2)の 合 計 額 が 月 額 28 万 円 を 超 えた 場 合 に 下 記 の 区 分 による 年 金 額 が 停 止 になります 基 本 月 額 及 び 総 報 酬 月 額 相 当 額 支 給 停 止 額 ( 月 額 ) 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 の 合 計 額 が 28 万 円 以 下 基 本 月 額 が 28 万 円 以 下 基 本 月 額 が 28 万 円 超 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 47 万 円 以 下 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 47 万 円 超 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 47 万 円 以 下 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 47 万 円 超 複 数 の 実 施 機 関 から 年 金 の 支 給 を 受 けている 者 が 在 職 中 の 場 合 すべて 合 算 した 金 額 により 計 算 し 各 実 施 機 関 の 支 給 額 に 応 じて 按 分 した 金 額 を 停 止 します 支 給 停 止 されません ( 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 -28 万 円 ) 1/2 (47 万 円 + 基 本 月 額 -28 万 円 ) 1/2+( 総 報 酬 月 額 相 当 額 -47 万 円 ) 総 報 酬 月 額 相 当 額 1/2 47 万 円 1/2+( 総 報 酬 月 額 相 当 額 -47 万 円 ) ( 注 1) 28 万 円 47 万 円 は 平 成 27 年 度 における 停 止 基 準 額 です 今 後 停 止 基 準 額 については 変 動 する 場 合 があります ( 注 2) 基 本 月 額 とは 年 金 月 額 のうち 職 域 加 算 額 および 加 給 年 金 額 を 除 いた 額 です 総 報 酬 月 額 相 当 額 とは その 月 の 標 準 報 酬 月 額 と 過 去 1 年 間 の 標 準 賞 与 額 (ボーナスなど) 1/12 を 合 算 したものです なお 職 域 加 算 額 は 公 務 員 共 済 の 組 合 員 である 間 は 支 給 停 止 となります -24-
265 歳 以 上 の 場 合 ( 高 在 老 方 式 ) 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 の 合 計 額 が 47 万 円 を 超 えた 場 合 に 下 記 により 年 金 額 が 停 止 に なります 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 支 給 停 止 額 ( 月 額 ) 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 の 合 計 額 が 47 万 円 以 下 基 本 月 額 と 総 報 酬 月 額 相 当 額 の 合 計 額 が 47 万 円 超 支 給 停 止 されません ( 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 -47 万 円 ) 1/2 複 数 の 実 施 機 関 から 年 金 の 支 給 を 受 けている 者 が 在 職 中 の 場 合 すべて 合 算 した 金 額 により 計 算 し 各 実 施 機 関 の 支 給 額 に 応 じて 按 分 した 金 額 を 停 止 します 再 任 用 制 度 と 年 金 の 支 給 について 短 時 間 勤 務 勤 務 形 態 常 時 勤 務 (フルタイム 勤 務 ) 常 時 勤 務 の 3/4 未 満 年 金 制 度 引 き 続 き 共 済 組 合 に 加 入 老 齢 厚 生 年 金 は 上 記 1 及 び2の 年 齢 区 分 計 算 式 により 支 給 停 止 となります 年 金 制 度 加 入 なし 老 齢 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 されます -25-
第 2 年 金 請 求 手 続 き 手 続 き 方 法 は 生 年 月 日 及 び 組 合 員 資 格 の 有 無 等 により 異 なります 被 用 者 年 金 一 元 化 に 係 る 事 務 処 理 の 今 後 の 決 定 事 項 によって 手 続 き 方 法 等 に 変 更 が 生 じる 場 合 があります 1 生 年 月 日 : 昭 和 30 年 4 月 1 日 以 前 対 象 者 : 再 任 用 終 了 者 (フルタイムに 限 る) 山 口 県 立 大 学 及 び 下 関 市 立 大 学 の 退 職 者 等 1 退 職 時 の 手 続 き 手 続 き 概 要 平 成 28 年 3 月 頃 退 職 改 定 手 続 きに 必 要 な 改 定 請 求 書 等 を 所 属 所 に 送 付 しますので 必 要 事 項 をご 記 入 の 上 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 に 提 出 してください 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 ( 退 職 共 済 ) 年 金 未 裁 定 者 については 当 該 手 続 きの 前 に 年 金 の 決 定 手 続 き が 必 要 となります 提 出 書 類 改 定 請 求 書 等 の 送 付 案 内 文 でお 知 らせします 提 出 期 限 平 成 28 年 3 月 25 日 ( 金 ) 注 意 退 職 改 定 手 続 きについては 年 金 の 初 回 支 給 が 6 月 15 日 に 間 に 合 わない 場 合 があります 用 語 説 明 退 職 改 定 手 続 き 当 該 生 年 月 日 に 該 当 する 者 は 在 職 中 に 支 給 開 始 年 齢 に 到 達 し 資 格 取 得 月 から 支 給 開 始 年 齢 到 達 月 の 前 月 までの 組 合 員 期 間 ( 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 )で 年 金 額 が 決 定 していますが 在 職 中 のため 年 金 の 支 給 が 停 止 されています このたび 平 成 27 年 度 末 に 退 職 することに 伴 い 支 給 開 始 年 齢 到 達 月 から 退 職 月 までの 組 合 員 期 間 ( 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 )を 加 算 した 上 で 改 めて 年 金 額 を 改 定 します -26-1-
2 生 年 月 日 : 昭 和 30 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 31 年 4 月 1 日 1 退 職 時 の 手 続 き 手 続 き 概 要 平 成 28 年 1 月 に 実 施 する 平 成 27 年 度 教 職 員 退 職 事 務 説 明 会 において 退 職 届 書 を 配 付 しますので 必 要 事 項 を 記 入 押 印 の 上 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 に 提 出 してくだ さい 平 成 28 年 4 月 1 日 以 降 も 公 立 学 校 共 済 組 合 の 組 合 員 資 格 を 有 する 者 ( 平 成 27 年 度 末 に 定 年 退 職 後 引 き 続 き 再 任 用 職 員 (フルタイムに 限 る)として 勤 務 する 者 及 び 山 口 県 立 大 学 下 関 市 立 大 学 に 勤 務 する 者 )は 退 職 届 書 の 提 出 が 不 要 です 退 職 届 書 の 提 出 により 年 金 待 機 者 としての 登 録 を 行 います 年 金 待 機 者 の 登 録 が 完 了 した 後 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 から 退 職 届 書 記 載 の 住 所 あてに 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 等 を 送 付 します 提 出 書 類 退 職 届 書 提 出 書 類 提 出 対 象 者 等 老 齢 厚 生 ( 退 職 共 済 ) 年 金 用 履 歴 証 明 提 出 承 諾 書 履 歴 書 ( 最 終 任 命 権 者 の 証 明 を 受 けたもの) 県 費 職 員 のみ( 様 式 集 P58-3) 県 費 職 員 以 外 の 者 ( 退 職 日 まで 記 載 があるもの) 提 出 期 限 平 成 28 年 3 月 28 日 ( 月 ) 年 金 待 機 者 登 録 退 職 時 に 年 金 請 求 の 資 格 ( 年 金 受 給 資 格 及 び 支 給 開 始 年 齢 )を 満 たしていない 者 が 退 職 する 場 合 退 職 届 書 の 提 出 が 必 要 となりますが この 退 職 届 書 により 将 来 の 年 金 請 求 に 備 えるため 組 合 員 期 間 や 給 与 記 録 等 の 年 金 額 の 決 定 に 必 要 な 記 録 の 登 録 を 行 います これを 年 金 待 機 者 登 録 といいます 待 機 者 登 録 が 完 了 すると 後 日 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 から 年 金 待 機 者 となられた 方 へ と 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 が 登 録 住 所 あて 送 付 されますので 大 切 に 保 管 しておいてください 年 金 請 求 の 資 格 を 満 たしたときには 年 金 請 求 関 係 書 類 が 登 録 住 所 あてに 送 付 されますので 年 金 請 求 を 行 ってください 用 語 説 明 2 支 給 開 始 年 齢 到 達 時 の 手 続 き 手 続 き 概 要 支 給 開 始 年 齢 到 達 月 (62 歳 の 誕 生 日 前 日 の 属 する 月 )の 1~2 月 前 に 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 または 山 口 支 部 ( 退 職 後 に 再 就 職 し 厚 生 年 金 被 保 険 者 となった 場 合 は 最 後 に 加 入 した 実 施 機 関 )から 年 金 請 求 関 係 書 類 が 送 付 されますので 年 金 請 求 の 手 続 きを 行 ってください 年 金 請 求 関 係 書 類 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 や 山 口 支 部 年 金 事 務 所 等 どちらの 実 施 機 関 で も 提 出 が 可 能 となっています 提 出 書 類 提 出 時 期 及 び 提 出 先 年 金 請 求 関 係 書 類 の 送 付 案 内 文 でお 知 らせします -26-2-
3 生 年 月 日 : 昭 和 31 年 4 月 2 日 以 降 1 退 職 時 の 手 続 き 手 続 き 概 要 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 への 退 職 届 書 の 送 付 依 頼 に 基 づき 退 職 届 書 を 送 付 します ので 必 要 事 項 を 記 入 押 印 の 上 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 に 提 出 してください 退 職 届 書 の 提 出 により 年 金 待 機 者 としての 登 録 を 行 います 年 金 待 機 者 の 登 録 が 完 了 した 後 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 から 退 職 届 書 記 載 の 住 所 あてに 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 等 を 送 付 します ( 年 金 待 機 者 登 録 については 26-2 頁 参 照 ) 提 出 書 類 提 出 書 類 退 職 届 書 老 齢 厚 生 ( 退 職 共 済 ) 年 金 用 履 歴 証 明 提 出 承 諾 書 履 歴 書 ( 最 終 任 命 権 者 の 証 明 を 受 けたもの) 提 出 対 象 者 等 昭 和 31 年 4 月 2 日 以 降 生 まれで 退 職 する 者 は 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 に 文 書 ( 所 属 所 コート 所 属 所 名 氏 名 組 合 員 証 番 号 退 職 日 を 明 記 したもの 文 例 :26-4 頁 )により 退 職 届 書 の 送 付 依 頼 をしてください 県 費 職 員 のみ( 様 式 集 P58-3) 県 費 職 員 以 外 の 者 ( 退 職 日 まで 記 載 があるもの) 提 出 期 限 平 成 28 年 4 月 8 日 ( 金 ) 2 支 給 開 始 年 齢 到 達 時 の 手 続 き 手 続 き 概 要 支 給 開 始 年 齢 到 達 月 ( 支 給 開 始 年 齢 日 の 属 する 月 )の 1~2 月 前 に 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 ( 退 職 後 に 再 就 職 し 厚 生 年 金 被 保 険 者 となった 場 合 は 最 後 に 加 入 した 実 施 機 関 )から 年 金 請 求 関 係 書 類 が 送 付 されますので 年 金 の 請 求 手 続 きを 行 ってください 年 金 請 求 関 係 書 類 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 や 山 口 支 部 年 金 事 務 所 等 どちらの 実 施 機 関 で も 提 出 が 可 能 となっています 提 出 書 類 提 出 時 期 及 び 提 出 先 年 金 請 求 関 係 書 類 の 送 付 案 内 文 でお 知 らせします -26-3-
例 退 職 届 書 送 付 依 頼 書 平 成 年 月 日 所 属 所 コード 所 属 所 名 組 合 員 証 番 号 氏 名 退 職 日 平 成 年 月 日 備 考 上 記 のとおり 退 職 届 書 の 送 付 を 依 頼 します 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 行 き 退 職 届 書 は 原 則 所 属 所 へ 送 付 します 別 に 送 付 先 を 指 定 される 場 合 は 備 考 に 送 付 先 の 郵 便 番 号 住 所 をご 記 入 ください (FAX 送 信 可 送 付 状 は 不 要 です FAX:083-933-4589) -26-4-
4 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 請 求 手 続 き 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 支 給 を 希 望 する 場 合 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 または 山 口 支 部 までお 問 い 合 わせください 手 続 き 方 法 及 び 注 意 事 項 を 説 明 した 後 厚 生 年 金 保 険 国 民 年 金 老 齢 厚 生 老 齢 基 礎 年 金 支 給 繰 上 げ 請 求 書 ( 以 下 繰 上 げ 請 求 書 という )を 送 付 します 注 意 繰 上 げ 請 求 を 行 うことによって 年 金 額 が 減 額 となるほか 今 後 の 年 金 受 給 について 制 約 が 発 生 します (17 頁 18 頁 参 照 ) 制 度 内 容 をご 理 解 の 上 手 続 きを 行 ってください 提 出 書 類 年 金 請 求 関 係 書 類 ( 通 常 に 年 金 請 求 する 際 に 提 出 する 書 類 ) 繰 上 げ 請 求 書 提 出 先 公 務 員 共 済 組 合 以 外 に 他 の 民 間 の 会 社 や 私 立 学 校 に 勤 務 した 期 間 がある 者 については 老 齢 基 礎 年 金 他 の 実 施 機 関 の 老 齢 厚 生 年 金 について 同 時 に 繰 上 げ 請 求 を 行 う 必 要 があります が いずれか 1 つの 実 施 機 関 に 繰 上 げ 請 求 書 等 を 提 出 することにより それぞれの 実 施 機 関 の 老 齢 厚 生 年 金 及 び 老 齢 基 礎 年 金 を 同 時 に 請 求 することができます 請 求 者 1 実 施 機 関 Aに 繰 上 げ 請 求 書 と 年 金 請 求 関 係 書 類 の 必 要 書 類 を 提 出 します 実 施 機 関 A 2 受 領 した 繰 上 げ 請 求 書 に 受 付 印 を 押 印 します この 受 付 印 の 日 付 が 繰 上 げ 請 求 日 となります 実 施 機 関 Aで 年 金 を 決 定 し 年 金 証 書 を 請 求 者 に 送 付 します 実 施 機 関 B 実 施 機 関 Bで 年 金 を 決 定 し 年 金 証 書 を 請 求 者 に 送 付 します 公 立 学 校 共 済 組 合 に 繰 上 げ 請 求 書 を 提 出 する 場 合 は 公 立 学 校 共 済 組 合 が 実 施 機 関 A となります 実 施 機 関 B に 当 たる 年 金 事 務 所 や 他 の 実 施 機 関 にご 自 身 で 手 続 きを 行 う 必 要 は ありません 年 金 事 務 所 や 他 の 実 施 機 関 に 繰 上 げ 請 求 書 を 提 出 した 場 合 は 公 立 学 校 共 済 組 合 が 実 施 機 関 B となります 公 立 学 校 共 済 組 合 に 手 続 きを 行 う 必 要 はありません 手 続 きの 時 期 等 60 歳 の 誕 生 日 の 前 日 以 降 年 金 の 支 給 を 受 けたい 月 の 前 月 までに 手 続 きを 行 ってください 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 は 繰 上 げ 請 求 書 を 実 施 機 関 において 受 け 付 けた 日 の 翌 月 分 から 支 給 されます -26-5-
< 書 類 提 出 上 の 注 意 事 項 等 > 平 成 27 年 度 末 に( 定 年 ) 退 職 後 引 き 続 き 再 任 用 職 員 (フルタイムに 限 る)として 勤 務 する 場 合 は 組 合 員 資 格 が 継 続 するため 退 職 届 書 の 提 出 は 不 要 です (26-2 頁 26-3 頁 関 係 ) 老 齢 厚 生 ( 退 職 共 済 ) 年 金 用 履 歴 証 明 提 出 承 諾 書 についても 公 立 学 校 共 済 組 合 山 口 支 部 に 提 出 してください (26-1 頁 26-2 頁 26-3 頁 関 係 ) 2つ 以 上 の 種 別 の 被 保 険 者 期 間 を 有 する 者 が 年 金 の 請 求 する 場 合 は 原 則 として1つの 実 施 機 関 に 年 金 請 求 関 係 書 類 を 提 出 することにより 他 の 実 施 機 関 に 係 る 老 齢 厚 生 年 金 も 請 求 することが できます 加 入 されていた 公 的 年 金 制 度 のいずれの 実 施 機 関 でも 年 金 請 求 関 係 書 類 をご 提 出 いた だけます ( 26-2 頁 26-3 頁 関 係 ) 退 職 改 定 手 続 き(26-1 頁 関 係 )は 上 記 手 続 きの 対 象 外 となります 退 職 をする 実 施 機 関 の みが 改 定 請 求 書 を 受 け 付 けます 改 定 請 求 書 (26-1 頁 関 係 ) 及 び 年 金 請 求 関 係 書 類 (26-2 頁 26-3 頁 関 係 )の 提 出 方 法 や 添 付 書 類 等 については 改 定 請 求 書 及 び 年 金 請 求 関 係 書 類 を 送 付 する 際 の 案 内 文 でお 知 ら せします 年 金 加 入 期 間 確 認 通 知 書 就 職 届 書 については 被 用 者 年 金 一 元 化 により 廃 止 されました 被 用 者 年 金 一 元 化 に 係 る 事 務 処 理 の 今 後 の 決 定 事 項 によって 手 続 き 方 法 等 に 変 更 が 生 じる 場 合 があります -26-6-
第 3 参 考 事 項 1 年 金 の 支 給 等 について (1) 年 金 の 支 給 期 月 年 金 は 毎 年 2 月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 の 支 給 期 月 の 15 日 に その 支 給 期 月 の 前 月 までの 2 か 月 分 を 支 給 します 注 意 退 職 後 最 初 に 支 給 される 年 金 については 新 規 決 定 処 理 を 行 うため 遅 れる 場 合 があります (2) 送 金 案 内 書 原 則 年 2 回 (6 月 12 月 ) 送 付 されます 6 月 は 6 8 10 月 分 送 金 額 を 12 月 は 12 2 4 月 分 送 金 額 を 通 知 します 支 給 年 金 額 送 金 先 等 に 変 更 があった 場 合 は 変 更 直 後 の 定 期 支 給 期 に 送 金 案 内 書 を 送 付 しま す (3) 年 金 フォーラム 年 2 回 (6 月 12 月 ) 送 付 されます 年 金 に 関 する 情 報 各 種 届 出 の 案 内 やすらぎの 宿 の 紹 介 等 年 金 受 給 者 向 けの 広 報 紙 を 送 付 します (4) 年 金 受 給 権 者 に 係 る 届 出 書 類 等 届 出 書 類 等 年 金 受 給 権 者 受 取 機 関 変 更 届 公 的 年 金 等 の 受 給 者 の 扶 養 親 族 等 申 告 書 源 泉 徴 収 票 死 亡 の 連 絡 送 付 時 期 等 受 取 金 融 機 関 の 変 更 当 組 合 までご 連 絡 ください 用 紙 を 送 付 します 10 月 中 旬 頃 送 付 12 月 支 給 期 の 送 金 案 内 書 と 一 体 で 送 付 年 金 受 給 者 がお 亡 くなりになったときはお 知 らせ 下 さい 年 金 を 受 給 している 者 が 住 所 を 変 更 ( 住 居 表 示 の 変 更 を 含 みます )したときは 住 民 基 本 台 帳 ネッ トワークシステムを 利 用 した 登 録 の 住 所 が 変 更 されるため 共 済 組 合 への 届 出 は 原 則 不 要 です なお この 場 合 の 変 更 処 理 には 4~5 か 月 程 度 の 時 間 を 要 しますので 郵 便 局 での 転 送 手 続 きを 行 う ようお 願 いします ただし 以 下 に 該 当 する 者 は 年 金 受 給 権 者 住 所 変 更 届 の 提 出 が 必 要 となりますのでご 注 意 くだ さい 外 国 に 居 住 している 者 成 年 後 見 を 受 けている 者 住 民 票 コードが 当 共 済 組 合 で 確 認 できない 者 平 成 23 年 10 月 より 前 に 住 所 変 更 した 者 で まだ 届 出 をしていない 者 -27-
2 年 金 と 税 金 について 老 齢 厚 生 年 金 は 所 得 税 法 による 雑 所 得 として 年 金 を 支 給 する 際 に 所 得 税 を 源 泉 徴 収 されます (1) 扶 養 親 族 等 申 告 書 を 提 出 した 者 源 泉 徴 収 税 額 =( 支 給 額 - 控 除 額 ) 5.105% ( 注 ) 平 成 27 年 10 月 1 日 以 後 に 受 給 権 が 発 生 した 年 金 ( 老 齢 厚 生 年 金 経 過 的 職 域 加 算 退 職 年 金 )の 支 給 がある 者 で 支 給 額 - 控 除 額 が 月 額 162,500 円 を 超 える 部 分 は 10.21%となります 控 除 額 の 計 算 退 職 共 済 年 金 平 成 27 年 10 月 1 日 以 後 に 受 給 権 の 発 生 した 年 金 ( 老 齢 厚 生 年 金 経 過 的 職 域 加 算 退 職 年 金 )の 受 給 権 者 で 65 歳 以 上 の 者 繰 上 げ 支 給 の 退 職 共 済 年 金 又 は 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 している 者 上 記 に 該 当 する 以 外 の 者 控 除 額 =( 基 礎 的 控 除 + 人 的 控 除 -47,500 円 ) 支 給 月 数 控 除 額 =( 基 礎 的 控 除 + 人 的 控 除 ) 支 給 月 数 (2) 扶 養 親 族 等 申 告 書 を 提 出 しない 者 源 泉 徴 収 税 額 =( 支 給 額 - 控 除 額 ) 10.21% 控 除 額 = 支 給 額 25% 控 除 の 種 類 控 除 の 種 類 控 除 額 ( 月 額 ) 基 礎 的 控 除 人 的 控 除 65 歳 以 上 65 歳 未 満 配 偶 者 控 除 扶 養 控 除 障 害 者 控 除 寡 婦 ( 夫 ) 控 除 年 金 の 月 額 25%+65,000 円 *135,000 円 未 満 の 場 合 は 135,000 円 年 金 の 月 額 25%+65,000 円 *90,000 円 未 満 の 場 合 は 90,000 円 32,500 円 ( 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 40,000 円 ) 32,500 円 ( 老 人 扶 養 親 族 40,000 円 ) ( 特 定 扶 養 親 族 52,500 円 ) 普 通 障 害 者 22,500 円 特 別 障 害 者 35,000 円 ( 同 居 特 別 障 害 者 62,500 円 ) 寡 婦 ( 夫 ) 22,500 円 ( 特 別 の 寡 婦 30,000 円 ) 年 金 は 雑 所 得 として 課 税 され 年 末 調 整 は 行 われませんので ご 自 身 で 確 定 申 告 を 行 う 必 要 があ ります 但 し 年 金 収 入 の 合 計 額 や 所 得 金 額 によっては 確 定 申 告 が 不 要 になる 場 合 があります 確 定 申 告 の 手 続 きについては 年 金 フォーラム ( 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 が 年 金 受 給 者 の 方 に 配 布 する 広 報 誌 )でも ご 確 認 いただけます -28-
第 4 被 用 者 年 金 制 度 の 一 元 化 について 平 成 24 年 8 月 に 成 立 した 被 用 者 年 金 制 度 の 一 元 化 等 を 図 るための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 等 により 公 務 員 等 が 加 入 している 共 済 年 金 制 度 は 平 成 27 年 10 月 から 厚 生 年 金 保 険 制 度 へ 統 合 され 被 用 者 年 金 制 度 が 一 元 化 されました これは 今 後 の 少 子 高 齢 化 に 備 えるため 年 金 制 度 の 規 模 を 拡 大 して 財 政 の 安 定 を 図 ると ともに 公 務 員 と 民 間 企 業 の 会 社 員 が 同 一 の 年 金 制 度 に 加 入 することで 公 的 年 金 制 度 全 体 で の 公 平 性 を 保 つためです なお 一 元 化 後 も 効 率 的 な 事 務 処 理 を 行 う 観 点 から 引 き 続 き 共 済 組 合 が 組 合 員 の 年 金 記 録 の 管 理 や 年 金 の 支 給 を 行 います 主 な 変 更 点 1 公 務 員 等 も 厚 生 年 金 に 加 入 し 共 済 年 金 は 厚 生 年 金 に 統 一 公 務 員 等 は 共 済 年 金 に 加 入 していましたが 平 成 27 年 10 月 以 降 は 厚 生 年 金 に 加 入 することとな りました 平 成 27 年 10 月 以 降 に 受 給 権 が 発 生 する 年 金 の 名 称 は 厚 生 年 金 となりますが 共 済 組 合 から 支 給 されます 3 階 2 階 1 階 国 民 年 金 基 金 ( 任 意 加 入 ) 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 厚 生 年 金 平 成 27 年 9 月 までに 受 給 権 が 発 生 する 年 金 平 成 27 年 10 月 以 降 に 受 給 権 が 発 生 する 者 で 平 成 27 年 9 月 までの 組 合 員 期 間 がある 者 に ついては 経 過 措 置 として その 期 間 に 応 じた 職 域 部 分 の 年 金 が 支 給 されます 厚 生 年 金 基 金 など 職 域 部 分 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 共 済 年 金 ( 厚 生 年 金 相 当 部 分 ) 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 被 用 者 年 金 一 元 化 平 成 27 年 10 月 以 降 に 受 給 権 が 発 生 する 年 金 平 成 27 年 9 月 までの 組 合 員 期 間 職 域 年 金 ( 経 過 措 置 ) 厚 生 年 金 平 成 27 年 1 0 月 以 降 の 組 合 員 期 間 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 年 金 払 い 退 職 給 付 共 済 年 金 独 自 の3 階 部 分 である 職 域 部 分 は 平 成 27 年 10 月 に 廃 止 され 新 たな 年 金 制 度 として 年 金 払 い 退 職 給 付 が 設 けられます 2 階 部 分 の 給 付 内 容 は 厚 生 年 金 も 共 済 年 金 も 基 本 的 に 同 じです 自 営 業 者 など 会 社 員 国 家 公 務 員 地 方 公 務 員 私 立 学 校 の 教 職 員 など 2 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 共 済 年 金 の 職 域 部 分 廃 止 後 の 新 たな 年 金 として 平 成 27 年 10 月 から 年 金 払 い 退 職 給 付 が 創 設 されました 年 金 払 い 退 職 給 付 は 地 方 公 務 員 の 退 職 給 付 の 一 部 として 設 けられるもので 退 職 年 金 公 務 障 害 年 金 公 務 遺 族 年 金 の3 種 類 の 給 付 があります 保 険 料 は 標 準 報 酬 月 額 および 標 準 期 末 手 当 等 の 額 をもとに 算 定 され 労 使 折 半 となります (1) 年 金 払 い 退 職 給 付 の 概 要 半 分 は 有 期 年 金 半 分 は 終 身 年 金 (65 歳 支 給 (60 歳 から 繰 上 げ 可 能 )) 有 期 年 金 は 10 年 又 は20 年 支 給 を 選 択 ( 一 時 金 の 選 択 も 可 能 ) 本 人 死 亡 の 場 合 は 終 身 年 金 部 分 は 終 了 有 期 年 金 の 残 余 部 分 は 遺 族 に 一 時 金 として 支 給 財 政 運 営 は 積 立 方 式 給 付 設 計 はキャッシュバランス 方 式 とし 保 険 料 の 追 加 拠 出 リスク を 抑 制 キャッシュバランス 方 式 は 年 金 の 給 付 水 準 を 国 債 利 回 りや 予 想 死 亡 率 に 連 動 させることにより 給 付 債 務 と 積 立 金 とのかい 離 を 抑 制 する 仕 組 み 公 務 に 基 づく 負 傷 又 は 病 気 により 障 害 の 状 態 になった 場 合 や 死 亡 した 場 合 に 公 務 障 害 年 金 公 務 遺 族 年 金 を 支 給 服 務 規 律 維 持 の 観 点 から 現 役 時 から 退 職 後 までを 通 じた 信 用 失 墜 行 為 等 に 対 する 支 給 制 限 措 置 を 導 入 平 成 27 年 10 月 からの 組 合 員 期 間 について 適 用 -29-
(2) 年 金 払 い 退 職 給 付 の 種 類 種 類 退 職 年 金 概 要 1 年 以 上 引 き 続 く 組 合 員 期 間 を 有 する 者 が 退 職 した 後 65 歳 に 達 したとき または 65 歳 に 達 した 日 以 後 に 退 職 したときに 支 給 されます (60 歳 からの 繰 上 げ また 70 歳 までの 繰 下 げも 可 能 です ) 半 分 は 有 期 年 金 半 分 は 終 身 年 金 として 支 給 されます 有 期 年 金 は10 年 または20 年 支 給 のいずれかを 選 択 します ( 一 時 金 の 選 択 も 可 能 で す ) 受 給 者 が 死 亡 した 場 合 は 有 期 年 金 の 残 余 部 分 が 遺 族 に 一 時 金 として 支 給 されます 終 身 年 金 は 終 了 します イメージ 図 現 行 の 職 域 部 分 終 身 年 金 年 金 払 い 退 職 給 付 有 期 年 金 (20 年 間 ) 終 身 年 金 ( 有 期 年 金 は20 年 支 給 を 選 択 した 場 合 ) 公 務 障 害 年 金 公 務 による 傷 病 により 障 害 の 状 態 になった 者 に 障 害 の 状 態 である 間 支 給 されま す 支 給 水 準 は 従 来 と 同 様 です 公 務 遺 族 年 金 公 務 による 傷 病 により 死 亡 した 場 合 で 遺 族 がいるときに 支 給 されます 支 給 水 準 は 従 来 と 同 様 です 通 勤 災 害 や 公 務 外 による 場 合 は 年 金 の 対 象 になりません 補 足 事 項 年 金 払 い 退 職 給 付 の 掛 金 率 について 厚 生 年 金 の 保 険 料 率 とあわせて 別 途 年 金 払 い 退 職 給 付 の 掛 金 率 0.75%( 労 使 あわせ て1.5%)の 負 担 をしていただくこととなります (3) 経 過 措 置 平 成 27 年 10 月 以 降 に 年 金 の 受 給 権 が 発 生 する 者 で 平 成 27 年 9 月 までの 組 合 員 期 間 がある 者 については その 期 間 に 応 じた 職 域 部 分 の 年 金 が 支 給 されます その 者 に 平 成 27 年 10 月 以 降 の 組 合 員 期 間 がある 場 合 は その 期 間 に 応 じた 年 金 払 い 退 職 給 付 も 支 給 されることとな ります 平 成 27 年 10 月 以 降 に 受 給 権 が 発 生 する 年 金 平 成 27 年 9 月 までの 組 合 員 期 間 職 域 部 分 ( 経 過 措 置 ) 厚 生 年 金 平 成 27 年 10 月 以 降 の 組 合 員 期 間 年 金 払 い 退 職 給 付 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) -30-
3 年 金 の 制 度 的 な 差 異 の 解 消 厚 生 年 金 と 共 済 年 金 の 制 度 間 の 差 異 は 基 本 的 に 厚 生 年 金 にそろえて 解 消 されます 変 更 項 目 制 度 共 済 年 金 制 度 ( 平 成 27 年 9 月 まで) 厚 生 年 金 制 度 ( 平 成 27 年 10 月 以 降 ) 加 入 する 制 度 によって 年 齢 によって 支 給 停 止 方 法 が 異 なります 支 給 停 止 方 法 が 異 なります 在 職 中 の 年 金 支 給 方 法 退 職 共 済 年 金 受 給 者 が 共 済 組 合 員 となった 場 合 ( 賃 金 + 年 金 )が28 万 円 ( 注 1)を 超 えた 場 合 年 金 の 一 部 又 は 全 部 を 支 給 停 止 退 職 共 済 年 金 受 給 者 が 厚 生 年 金 被 保 険 者 となった 場 合 ( 賃 金 + 年 金 )が47 万 円 ( 注 1)を 超 えた 場 合 年 金 の 一 部 又 は 全 部 を 支 給 停 止 65 歳 未 満 ( 賃 金 + 年 金 )が28 万 円 ( 注 1)を 超 えた 場 合 年 金 の 一 部 又 は 全 部 を 支 給 停 止 65 歳 以 降 ( 賃 金 + 年 金 )が47 万 円 ( 注 1)を 超 えた 場 合 年 金 の 一 部 又 は 全 部 を 支 給 停 止 障 害 給 付 も 上 記 同 様 に 停 止 される 障 害 給 付 は 停 止 されない 障 害 給 付 の 支 給 要 件 保 険 料 納 付 要 件 なし 保 険 料 納 付 要 件 あり 初 診 日 の 前 々 月 までの 保 険 料 納 付 済 期 間 及 び 保 険 料 免 除 期 間 ( 注 2)を 合 算 した 期 間 が 被 保 険 者 期 間 の3 分 の2 以 上 必 要 被 保 険 者 の 年 齢 制 限 年 齢 制 限 なし 70 歳 未 満 ( 注 3) 未 支 給 年 金 ( 注 4) の 給 付 範 囲 遺 族 年 金 の 転 給 遺 族 ( 死 亡 した 者 によって 生 計 を 維 持 していた 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 ) 遺 族 がないときは 相 続 人 先 順 位 者 が 失 権 した 場 合 次 順 位 者 に 支 給 される ( 注 5) 死 亡 した 者 と 生 計 を 同 じくしていた 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 または 甥 姪 など 先 順 位 者 が 失 権 しても 次 順 位 以 下 の 者 に 支 給 されない 注 1: 平 成 27 年 度 の 基 準 額 賃 金 や 物 価 の 変 動 により 改 定 されることがあります 注 2: 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 ( 自 営 業 等 )が 申 請 により 保 険 料 の 納 付 を 免 除 された 期 間 です 注 3:70 歳 以 降 に 勤 務 した 期 間 については 年 金 保 険 料 は 徴 収 されず 年 金 額 計 算 の 基 礎 となりません 注 4: 年 金 受 給 権 者 が 死 亡 した 場 合 その 者 が 支 給 を 受 けることができた 給 付 でその 支 払 いを 受 けなかったものがある ときに 遺 族 等 に 支 払 うものです 注 5: 遺 族 年 金 の 受 給 順 位 第 1 順 位 : 配 偶 者 および 子 第 2 順 位 : 父 母 第 3 順 位 : 孫 第 4 順 位 : 祖 父 母 例 えば 遺 族 共 済 年 金 受 給 中 の 子 供 のいない 妻 が 死 亡 したとき 一 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 その 遺 族 共 済 年 金 が 第 2 順 位 以 下 である 元 組 合 員 の 父 母 等 に 支 給 されます 遺 族 厚 生 年 金 の 場 合 は 第 2 順 位 以 下 の 者 には 支 給 されません 4 保 険 料 率 は 段 階 的 に 厚 生 年 金 に 統 一 厚 生 年 金 及 び 共 済 年 金 の 保 険 料 率 は 毎 年 0.354%ずつ 引 き 上 げられており 平 成 30 年 9 月 に 公 務 員 に 適 用 される 保 険 料 率 が 民 間 企 業 に 勤 務 する 者 と 同 じ 率 になります また 平 成 27 年 9 月 までの 共 済 年 金 の 保 険 料 率 は 職 域 部 分 の 給 付 も 含 めた 保 険 料 率 になっていまし たが 職 域 部 分 が 廃 止 される 平 成 27 年 10 月 からは 職 域 部 分 を 含 まない 保 険 料 率 になります なお 平 成 27 年 10 月 の 一 元 化 後 は 共 済 年 金 の 職 域 部 分 に 代 わる 新 たな 制 度 として 年 金 払 い 退 職 給 付 が 創 設 され その 分 の 掛 金 率 が0.75%( 労 使 合 わせて1.5%)を 上 限 として 加 算 されま す 保 険 料 率 = 組 合 員 が 負 担 する 掛 金 の 率 + 事 業 主 が 負 担 する 負 担 金 の 率 5 標 準 報 酬 制 への 移 行 一 元 化 前 の 地 方 公 務 員 共 済 においては 保 険 料 ( 掛 金 ) 及 び 年 金 額 の 算 定 には 基 本 給 に 法 令 で 定 められた 手 当 率 1.25 を 乗 じて 算 定 する 手 当 率 制 がとられていました これを 厚 生 年 金 と 同 様 の 標 準 報 酬 制 に 移 行 し 実 際 に 支 給 された 基 本 給 及 び 諸 手 当 などを 合 算 した 額 を 算 定 基 礎 額 として 保 険 料 ( 掛 金 )や 年 金 額 を 算 定 します -31-