はじめに 昨 今 分 譲 マンションの 管 理 削 減 や 管 理 会 社 が 話 題 に 上 がることが 多 くあります 平 成 1 6 年 7 月 25 日 の 日 経 新 聞 にも マンション 管 理 費 こんなに 減 らせます という 題 で 特 集 が 掲 載 されました 削 減 の 方

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D2095BD90AC E D CA48B868C8B89CA95F18D908F B837D E703529>

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>


( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

スライド 1

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

<4D F736F F F696E74202D2091E58B4B96CD8F FC8F D83938AC7835A E815B C90BC959492B7816A>

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

後期高齢者医療制度

平成16年度


中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

第316回取締役会議案

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

住宅改修の手引き(初版)

文化政策情報システムの運用等

所令要綱

弁護士報酬規定(抜粋)

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則

1_2013BS(0414)

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

PowerPoint プレゼンテーション

【労働保険事務組合事務処理規約】

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火


<95CA8E86315F8A6D92E8905C8D908F9182C98AD682B782E B8B4C985E8D8096DA2E786C7378>

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

公共建築工事共通費積算基準 平成26年版

Taro-契約条項(全部)

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

< B839395CA8E6496F FC817A FC90B E786C73>

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

Microsoft PowerPoint - 基金制度

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

1. 任 免 1-1 採 用 ( 試 験 採 用 ) 1 任 免 試 験 採 用 採 用 者 予 定 者 数 報 告 試 験 公 告 任 命 結 果 通 知 書 採 用 予 定 者 数 の 報 告 採 用 説 明 会 の 計 画 実 施 人 事 異 動 対 象 者

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

ÿþr‰!nn0.z^Ÿ

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

<95BD90AC E93788C888E5A82CC8A C6F979D89DB8C888DD A2E786C7378>

Microsoft Word - 法人成りのメリット・デメリット.doc

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

スライド 1

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Microsoft Word - 【第17期】有価証券報告書(課税上の取り扱い)

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

< C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D CA8E86816A2E786C73>

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

<95BD90AC E93788C888E5A82CC8A FEE95F18CF68A4A97702E786C73>

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

財団法人山梨社会保険協会寄付行為

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

<4D F736F F D C8E9688D993AE82C994BA82A492F18F6F8F9197DE81698DC58F49816A2E646F6378>

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に


は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

答申第585号

連結計算書

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

1. 固 定 資 産 税 ( 村 税 ) 会 に 対 して 審 査 の 申 し 出 をすることができます 1 納 める 人 および 毎 年 1 月 1 日 現 在 の 所 有 者 賦 課 期 日 2 税 率 課 税 標 準 額 1.4% 3 土 地 の 免 税 点 課 税 標 準 額 となるべき 額

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

Microsoft Word 第1章 定款.doc

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

H28記入説明書(納付金・調整金)8

定款

スライド 1

(Microsoft Word - \220\305\220\247\211\374\220\263.doc)

Transcription:

委 託 業 務 削 減 の 具 体 策 2005 年 2 月 17 日 北 区 マンショ ン 管 理 士 会 会 長 瀬 下 狛 江 市 マンショ ン 管 理 士 会 監 事 義 浩 ( 主 催 ) - 1

はじめに 昨 今 分 譲 マンションの 管 理 削 減 や 管 理 会 社 が 話 題 に 上 がることが 多 くあります 平 成 1 6 年 7 月 25 日 の 日 経 新 聞 にも マンション 管 理 費 こんなに 減 らせます という 題 で 特 集 が 掲 載 されました 削 減 の 方 法 としては 1 管 理 組 合 自 身 で 交 渉 をする 2 専 門 のコン サルティング 会 社 に 依 頼 する の 2 通 りがあります このうち1の 管 理 組 合 自 身 で 交 渉 の 場 合 理 事 会 の 負 担 がかなり 想 定 されます 平 成 16 年 7 月 に 相 談 があった 管 理 組 合 では 当 初 理 事 会 自 身 での 削 減 管 理 会 社 変 更 に 当 た っておりましたが 合 い 見 積 もりを 取 得 した 他 の 管 理 会 社 と 理 事 会 が 癒 着 しているので は?! との 根 も 葉 もないビラを 現 行 管 理 会 社 によって 配 られ 他 の 管 理 組 合 員 から 批 判 の 中 心 におかれている 状 態 でした 幸 い 当 方 のコンサルタントで 9 月 に 総 会 を 実 施 でき 管 理 費 の 削 減 及 び 管 理 会 社 変 更 がようやく 実 現 しました また 2の コンサルタント 会 社 に 依 頼 する 場 合 に 注 意 しなければならないことは コンサルタントは 一 般 に 年 間 削 減 額 の50%を 報 酬 として 請 求 しますので 金 額 だけに 観 点 を 置 かれがちです 管 理 レベルをおとして 削 減 をするなら これは 誰 にでもできること です コンサルタントに 頼 むということは 当 然 管 理 の 質 を 落 とさないことが 条 件 のは ずです また 管 理 会 社 を 叩 いて 安 く 管 理 させる 場 合 が 多 くありますが マンションの 管 理 とは いい 維 持 管 理 をその 場 だけではなく 継 続 して 行 っていかなければなりません 無 理 をすればいずれどこかでひずみが 生 じます 管 理 会 社 も 商 売 ですので 金 額 に 見 合 うように どこかで 手 を 抜 かれるかわかりません このような 状 況 下 で 管 理 会 社 変 更 及 び 管 理 費 の 削 減 を 行 っていかなければなりません ので 気 をつけたい 重 要 なポイントを 列 記 しました - 2

1. まず 考 えなければならないこと (1) 管 理 費 を 削 減 する 目 的 を 明 確 にすること 1 一 番 多 い 目 的 設 定 は 管 理 費 を 削 減 して 今 後 の 修 繕 費 用 に 活 用 する です こ れは 役 員 以 外 の 管 理 組 合 員 にもすんなり 受 け 入 れられます 2 次 に 多 いのが 管 理 費 を 削 減 して 月 々の 支 払 負 担 を 軽 減 する です この 場 合 も 受 け 入 れやすい 目 的 です 具 体 的 にいくら 軽 減 されるかまで 示 してあげなけ ればなりません (2) 管 理 会 社 の 変 更 も 考 慮 するのか 否 か 1 管 理 会 社 の 変 更 も 視 野 に 入 れて あるいは 変 更 が 絶 対 条 件 で 削 減 に 当 たる 場 合 は 結 果 的 に 効 率 よく 下 がることが 多 くあります 注 意 すべきことは 冒 頭 で も 言 いましたが 新 管 理 会 社 を 候 補 にあげる 際 に 他 の 管 理 組 合 員 にいらぬ 疑 い を 持 たれぬようにしなければなりません 2 現 行 管 理 会 社 のままで 削 減 をするには かなり 難 しい 点 があります 相 手 はプ ロですから 足 元 を 見 られる 可 能 性 があります 2. 管 理 委 託 契 約 書 から 読 み 取 る 事 項 (1) 定 額 管 理 方 式 か 否 か 1 一 般 的 に 管 理 会 社 はこの 方 式 を 用 いています 定 額 管 理 方 式 とは 管 理 事 務 に 加 えて メンテナンスの 支 払 いも 包 括 して 毎 月 定 額 ( 変 動 しない 金 額 )を 管 理 会 社 に 支 払 い 各 メンテナンス 業 者 には 管 理 会 社 から 支 払 いをするというもので す 2 定 額 管 理 以 外 の 方 式 を 使 っている 管 理 会 社 は 非 常 に 少 数 です 以 外 とは 管 理 委 託 費 を 純 粋 に 事 務 管 理 業 務 費 ( 管 理 事 務 )と 管 理 員 業 務 費 だけで 管 理 委 託 契 約 書 にくくってあるものです 3 この 定 額 管 理 方 式 のメリットとしては 収 支 決 算 書 が 非 常 に 簡 潔 で 見 やすいと いうことです 要 はメンテナンスを 含 んだ 管 理 委 託 費 と 変 動 費 である 水 道 光 熱 費 や 備 品 消 耗 品 等 しか 決 算 書 に 記 載 されません 裏 を 返 せば 管 理 委 託 費 の 内 容 がわかりづらくなっているというデメリットがあります 4 定 額 管 理 費 の 内 訳 がわからないとの 意 見 が 多 くあり 平 成 15 年 5 月 に 国 土 交 通 省 が 発 表 した マンション 標 準 管 理 委 託 契 約 書 には 内 訳 の 明 示 が 指 導 要 綱 として 記 載 されています (2) 管 理 員 業 務 費 1 こんなに 管 理 員 さんの 給 料 はいいのか?! と 驚 かれる 方 が 多 いのですが そ んなわけはありません 福 利 厚 生 や 通 勤 交 通 費 作 業 服 や 代 行 要 員 の 確 保 等 - 3

当 然 利 益 も 加 算 されておりますから 七 ~ 八 掛 けと 見 ておくのが 妥 当 でしょう 2 重 要 なことは 管 理 員 の 勤 務 が 過 剰 設 定 されていないかということです こ れはご 自 分 のところだけではなかなか 判 断 がつきかねると 思 います 3. メンテナンス 業 務 のはなし (1) 日 常 清 掃 業 務 1 通 常 規 模 ( 全 国 平 均 50 数 戸 )のマンションですと 管 理 員 が 日 常 清 掃 を 兼 務 し ております 2 戸 数 の 多 い 大 規 模 なマンションでは 管 理 員 だけで 日 常 清 掃 を 兼 務 することが 難 しいということで 別 途 に 日 常 清 掃 員 を 設 定 しています (2) 定 期 清 掃 業 務 1 これは 一 般 的 に 床 の 機 械 (ポリッシャー 等 ) 清 掃 を 指 します 日 常 清 掃 同 様 規 模 の 問 題 となります 毎 月 実 施 するのに 越 したことはありませんが 費 用 対 効 果 を 考 えれば 通 常 規 模 のマンションで 隔 月 実 施 がいいところだと 思 います 2 過 剰 な 設 定 をしているか 否 かは 何 も 実 施 回 数 だけではありません その 清 掃 仕 様 も 重 要 なポイントです (3) 法 定 とそれ 以 外 点 検 の 中 でどれが 法 定 なのかそうでないのかは 理 解 しておかなければなりま せん 一 般 的 なマンションでの 法 定 点 検 清 掃 は 以 下 の 通 りです (4) 消 防 点 検 消 防 設 備 点 検 ( 消 防 法 住 戸 専 用 では 3 年 1 回 消 防 署 届 出 ) エレベーター 保 守 ( 建 築 基 準 法 の 特 殊 建 築 設 備 年 1 回 の 行 政 届 出 ) 貯 水 槽 清 掃 ( 水 道 法 年 1 回 の 清 掃 と 水 質 検 査 ) 簡 易 水 道 検 査 ( 水 道 法 10t 以 上 100t 未 満 年 1 回 ) 建 築 設 備 点 検 ( 建 築 基 準 法 第 12 条 2 項 年 1 回 の 行 政 届 出 ) 特 殊 建 築 物 定 期 検 査 ( 建 築 基 準 法 第 12 条 1 項 3 年 1 回 の 行 政 届 出 ) 消 防 設 備 の 種 類 によって 金 額 が 異 なります 部 屋 内 の 煙 や 熱 感 知 器 がある 場 合 各 お 部 屋 に 入 って 点 検 しなければならず 労 力 と 時 間 を 要 するので 金 額 は 高 くな ります (5) 貯 水 槽 清 掃 これは 単 純 に 容 量 と 屋 上 に 設 置 されている 高 架 水 槽 の 有 無 によって 金 額 が 決 まります ただ 水 道 法 に 決 められておりますので 検 査 員 の 衛 生 検 査 報 告 や 清 掃 後 の 水 の 水 質 検 査 表 が 添 付 されます (6) 簡 易 水 道 検 査 簡 易 水 道 検 査 は 管 理 会 社 や 設 備 業 者 が 実 施 する 検 査 ではなく 保 健 所 指 定 業 者 に よる 設 備 検 査 です 行 政 によって 些 少 の 差 はありますが 税 込 み 20,000 前 後 です - 4

(7) 建 築 設 備 点 検 と 特 殊 建 築 物 定 期 検 査 この 検 査 は 建 築 基 準 法 に 規 定 されているものですが 検 査 資 格 としては 建 築 士 若 しくは 国 で 定 める 資 格 者 となっています 行 政 から 実 施 要 請 がきてから 行 いますが ピックアップから 洩 れている 物 件 もまだまだあります このような 場 合 でも 正 当 な 管 理 会 社 であれば 実 施 を 提 案 すべきでしょう マンション 所 在 地 の 都 道 府 県 での 扱 いがまちまちなので 注 意 が 必 要 です 行 政 によっては 非 常 照 明 と 排 煙 設 備 だけで いいところもありますし 検 査 免 除 されているところもあります 特 に 厳 しいのは これだけマンション 等 の 特 殊 建 築 物 の 多 い 東 京 都 です (8) エレベーター 保 守 1 エレベーターは 毎 月 点 検 を 実 施 しなければならないとの 誤 認 されていることが 多 いのですが 日 本 エレベーター 協 会 は 毎 月 の 点 検 が 望 ましい との 指 導 要 綱 となっているだけです エレベーターはもともとは 月 2 回 の 点 検 をしており ましたが 人 件 費 の 削 減 と 技 術 進 歩 により 3ヶ 月 に1 回 でも 十 分 な 整 備 環 境 が 整 っております 2 エレベーター 内 のインターフォンは 通 常 管 理 室 の 受 話 器 と 通 話 できるように なっておりますが 管 理 員 不 在 時 には 電 話 回 線 を 使 ってエレベーターメンテナ ンス 会 社 と 直 接 通 話 できるようにしてある 遠 隔 通 話 システム があります 3 P.O.G 契 約 かフルメンテナンス 契 約 を 把 握 していなければなりません P. O.Gとはパーツ オイル グリスの 略 で これの 交 換 は 契 約 に 入 っていると いうものです これに 対 してフルメンテナンスとは ボタンや 扉 等 の 意 匠 部 分 以 外 は 料 金 に 入 っている 契 約 です 4 メンテナンス 契 約 金 額 について 今 でもフルメンテナンス 契 約 で 月 に7 8 万 円 P.O.G 契 約 で4 5 万 円 をも 払 っている 管 理 組 合 があります 5 メンテナンス 専 門 会 社 を 選 ぶ 際 には 金 額 だけで 判 断 しないほうがよいでし ょう いざ 故 障 という 時 に メーカー 部 品 の 調 達 力 で 差 が 出 てしまいます 6 メーカーのメンテナンスのほうが 対 応 力 もあり 安 心 だ といわれる 方 も 多 いと 思 います 留 意 していただきたいのは 先 入 観 だけではなくその 会 社 の メンテナンス 要 員 一 人 に 対 して 何 台 の 担 当 を 持 っているかで 対 応 力 を 判 断 することです (9) 法 定 以 外 の 点 検 や 清 掃 法 定 以 外 は 必 要 に 応 じて 設 定 していますので 過 剰 設 定 もしやすい 項 目 です 1 顕 著 な 例 としては 設 備 の 点 検 があります これは 主 に 給 水 ポンプ 等 の 水 廻 りの 設 備 を 点 検 しますが 大 手 管 理 会 社 では 外 装 関 係 も 見 てくれます ただ 建 築 の 専 門 家 が 見 るケースは 稀 で 設 備 屋 さんがついでに 見 るというのがほ とんどです 2 次 に 排 水 管 清 掃 に 関 してですが マンションができた 初 年 度 から 管 理 委 託 費 の 内 訳 に 計 上 されている 例 がありますが できてすぐに 清 掃 の 必 要 はあ りません 3 機 械 式 駐 車 場 について 単 純 上 下 式 の 機 械 は 3ヶ 月 に 1 回 点 検 で 十 分 です - 5

毎 月 実 施 させられていた 管 理 組 合 もありましたので 注 意 してください た だ 横 行 上 下 式 やタワー 式 は 別 です 横 行 上 下 式 は 出 庫 に 時 間 がかかります ので 時 間 短 縮 のためにインバーターを 採 用 している 機 械 がほとんどです インバーター 式 は 部 品 も 多 く 通 常 隔 月 の 点 検 が 必 要 です 4 遠 隔 管 理 業 務 というのがあります これは 共 用 部 の 警 報 を 転 送 機 によっ て 管 理 会 社 若 しくは 警 備 会 社 に 自 動 で 送 信 して 設 備 の 管 理 をする 業 務 です 警 報 の 中 には 警 備 行 法 にかかるものもありますので 通 常 は 警 備 会 社 とタイ アップしての 契 約 です 通 常 エントランスに 警 備 会 社 のシールが 貼 ってあり ますので どこの 警 備 会 社 かはすぐわかるはずです 要 するに 警 備 会 社 の 費 用 プラス 管 理 会 社 の 緊 急 センター 費 用 で 構 成 されているものです 4. 損 害 保 険 のはなし 分 譲 マンションの 火 災 保 険 は 専 有 部 内 ( 各 お 部 屋 内 )はそれぞれの 個 人 が それ 以 外 の 共 用 部 分 は 管 理 組 合 が 入 ることになっています この 仕 切 りさえ 誤 認 してい る 方 も 結 構 います 火 災 保 険 のほかにも 損 害 賠 償 責 任 保 険 に 入 っている 管 理 組 合 が ほとんどです (1) 火 災 保 険 前 述 の 通 り 共 用 部 分 の 火 災 保 険 となります ただここで 注 意 していただきたい のは 鉄 筋 コンクリート(RC) 或 いは 鉄 筋 鉄 骨 コンクリート(SRC)のマンション は 木 造 の 戸 建 と 違 って 全 焼 はありえないということです ということは つまり 必 要 最 小 限 を 担 保 していれば 十 分 だという 意 味 です マンションの 基 礎 部 分 が 燃 える と 思 いますか? (2) 施 設 賠 償 責 任 保 険 この 保 険 はマンションの 設 備 が 原 因 で 居 住 者 を 含 む 第 3 者 に 被 害 を 与 えた 場 合 に 適 用 になる 保 険 です 例 えば 共 用 給 水 管 から 水 漏 れがあり 専 有 部 分 の 居 室 に 漏 水 して 被 害 が 出 たときなどに 適 用 します (3) 個 人 賠 償 責 任 保 険 これは 各 居 住 者 が 原 因 となって 他 の 居 住 者 を 含 む 第 3 者 に 被 害 を 与 えた 場 合 に 適 用 する 保 険 です 一 番 多 い 事 故 は 洗 濯 機 のホースが 外 れて 階 下 に 水 を 漏 らしてし まった 場 合 です 管 理 組 合 の 中 では 個 人 の 責 任 の 事 故 だからと 言 って 管 理 組 合 では 個 人 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 していないところもあります 確 かに 住 宅 ローンの 際 に 火 災 保 険 に 特 約 として 添 付 しているケースも 多 いのですが 全 員 が 入 っているとは 限 り ません 例 えば 賃 貸 をしているケースなど 借 家 任 賠 償 責 任 保 険 者 に 入 っていればよ いのですが 何 も 保 険 に 入 っていなかった 場 合 被 害 の 補 償 でトラブルになることが 想 定 できます - 6

(4) その 他 の 保 険 1 地 震 保 険 火 災 保 険 の 特 約 として 担 保 できるものですが 建 物 評 価 額 の 50%までしか 掛 けることができません とても 高 価 な 保 険 ですので 管 理 組 合 が 特 約 をつける 場 合 は 総 会 決 議 を 得 るべきです 知 っておきたいこととしては 地 震 による 火 災 の 被 害 は 通 常 の 火 災 保 険 では 担 保 されず 地 震 保 険 に 加 入 していないとだめ だと 言 うことです 2 機 械 保 険 一 般 的 にはエレベーターや 機 械 式 駐 車 場 に 対 する 保 険 です ある 管 理 組 合 で エレベーター 保 険 特 約 として 1 億 円 も 入 っていたところがありました 確 かに 人 身 事 故 になればそのぐらいの 被 害 額 は 想 定 されますが 果 たして 管 理 組 合 責 任 を 取 らなければならない 場 合 とはどういうケースでしょうか? 3 水 漏 れ 調 査 特 約 これは 水 漏 れの 際 に 原 因 調 査 の 費 用 を 補 償 する 保 険 です 床 下 配 管 からの 漏 水 の 場 合 床 を 剥 がして 原 因 を 究 明 して 改 修 しなければなりません この 特 約 をつけていないと 原 因 調 査 費 用 及 び 剥 がした 床 の 復 旧 費 用 は 原 因 のお 部 屋 の 所 有 者 負 担 になってしまいます 下 手 をすると 被 害 改 修 額 よりこの 費 用 の ほうが 多 きいこともあります 5. 管 理 会 社 の 合 い 見 積 のはなし 管 理 会 社 の 見 積 もりは それぞれの 会 社 によって 呼 び 名 がばらばらです ここが 一 般 の 管 理 組 合 には 理 解 できないところでもあるのです (1) 内 訳 項 目 1 まずはメインとなる 事 務 管 理 業 務 費 です 単 純 にこの 項 目 だけしかないと ころもありますし 会 計 業 務 費 や 管 理 運 営 業 務 費 管 理 報 酬 だの 一 般 管 理 費 な どの 項 目 に 別 れている 場 合 も 多 いのです 2 エレベーター 点 検 は 昇 降 機 設 備 保 守 費 若 しくは 昇 降 設 備 点 検 費 として いるところもあります 3 設 備 の 点 検 を 単 純 に 巡 回 点 検 としているものもありますし 給 排 水 設 備 点 検 とだけ 言 っている 会 社 もあります この 場 合 建 築 部 分 を 見 ない 若 しくは 別 途 で 計 上 している 会 社 や ポンプ 点 検 を 別 途 に 費 用 計 上 している 場 合 もあり ますので 注 意 してください 4 前 述 の 遠 隔 管 理 業 務 についても 機 械 監 視 業 だとか 24 時 間 セキュリティーと 言 ったり オリジナル 名 称 を 使 っているケースもありますので 錯 誤 しないよ うにしてください - 7

(2) 見 積 外 費 用 その 管 理 会 社 の 管 理 委 託 料 の 見 積 書 に 含 まれていないものは 何 かを 判 断 するこ とが 重 要 です 例 えば 管 理 室 の 電 話 料 金 や 口 座 自 動 引 き 落 としの 費 用 総 会 の 資 料 作 成 費 用 等 です 6. コンサルタント 活 用 のはなし (1) 結 びとしてこういう 項 目 をあげたのは 前 項 までの 重 要 注 意 事 項 でご 理 解 いた だけたと 思 いますが 管 理 組 合 だけで 削 減 を 実 施 する 場 合 よほどでない 限 り 思 わぬところの 落 とし 穴 におちてしまうことが 多 いということです (2) 管 理 費 削 減 のコンサルタントには 1 専 門 のコンサルタント 会 社 2マンショ ン 管 理 士 の 2 種 類 があります (3) 簡 易 査 定 と 呼 ばれる 削 減 見 込 みの 積 算 があります この 規 模 程 度 のマンシ ョンなら (どんぶり 勘 定 で)この 程 度 は 下 げられるだろう などというコンサ ルタントは 問 題 外 です 確 実 な 根 拠 の 元 に 査 定 ができるのが 条 件 ですので 詳 細 の 分 からない 項 目 は 計 算 から 除 外 しています と 明 言 できるところにご 相 談 す べきだと 判 断 します (4) コンサルタントのレベル 判 断 の 手 法 がひとつあります それは 現 行 管 理 会 社 の 管 理 委 託 契 約 書 等 で 管 理 内 容 を 如 何 に 読 み 取 れるかということです この 管 理 会 社 はどんな 会 計 方 式 をとっているか を 見 分 けることができるかは 一 番 簡 単 な 判 断 材 料 となるでしょう 管 理 会 社 との 管 理 委 託 契 約 は 1 年 間 がほとんどですが リプレース( 管 理 会 社 変 更 ) を 実 施 するのは 大 変 な 労 力 が 要 ります もししくじれば 執 行 した 理 事 会 の 責 任 を 問 われかねない 事 態 になりますから 管 理 会 社 の 変 更 は 失 敗 はしたくないものです 以 上 - 8