N P O の 市 民 講 座 15 配 布 資 料 年 金 の もら い 忘 れは ありま せ ん か? 老 齢 年 金 をわかりやすく 解 説 講 師 増 田 文 香 配 布 資 料 資 料 1 資 料 2 年 金 時 効 特 例 法 について 年 金 記 録 1/4~4/4 年 金 給 付 編 1/4~4/4 2011 年 ( 平 成 23 年 ) 9 月 4 日 ( 日 ) 川 口 東 口 キュポ ラ M4 階 会 議 室 1 主 催 N PO 法 人 すこやか 文 化 交 流 協 会
資 料 1 1. 保 険 料 納 付 済 期 間 とは 厚 生 年 金 保 険 や 共 済 年 金 に 加 入 していた20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 期 間 国 民 年 金 に 加 入 し 保 険 料 を 納 めた 期 間 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 の 期 間 2. 保 険 料 免 除 期 間 とは 国 民 年 金 だけに 加 入 している 第 1 号 被 保 険 者 が 保 険 料 を 納 付 することが 困 難 な 場 合 に その 支 払 いを 免 除 された 期 間 ( 全 額 免 除 半 額 免 除 4 分 の3 免 除 4 分 の1 免 除 があり) 3. 合 算 対 象 期 間 (カラ 期 間 )とは 現 行 の 年 金 法 に 整 備 される 前 に 国 民 年 金 に 任 意 加 入 とされていた 期 間 等 で 任 意 加 入 しなかっ たなどの 場 合 は 実 際 の 年 金 額 に 反 映 されないことから カラ 期 間 と 通 称 されています 25 年 の 受 給 資 格 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 や 厚 生 年 金 保 険 などの 加 入 期 間 で 満 たせない 人 へ の 救 済 措 置 といえます 国 民 年 金 がスタートした 昭 和 36 年 4 月 1 日 以 降 の 期 間 で 1 厚 生 年 金 保 険 共 済 組 合 などの 加 入 者 に 扶 養 される 配 偶 者 で 昭 和 61 年 3 月 以 前 に 任 意 加 入 しなかった 期 間 ( 一 般 的 には 昭 和 61 年 3 月 までの 婚 姻 期 間 のうち 20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 月 数 ) 2 厚 生 年 金 保 険 ( 共 済 組 合 ) 加 入 期 間 のうち20 歳 未 満 の 期 間 及 び60 歳 以 後 の 期 間 3 昭 和 61 年 4 月 1 日 前 に 厚 生 年 金 保 険 などの 脱 退 手 当 金 を 受 けた 昭 和 36 年 4 月 以 降 の 期 間 ( 昭 和 61 年 4 月 以 降 に 保 険 料 納 付 済 み 期 間 や 免 除 期 間 ある 人 ) 4 海 外 居 住 期 間 のうち20 歳 以 降 60 歳 未 満 の 期 間 5 平 成 3 年 3 月 末 までの 期 間 のうち 20 歳 以 上 の 昼 間 部 の 学 生 で 任 意 加 入 しなかった 期 間 6 在 日 外 国 人 のうち 一 定 範 囲 の 人 の 昭 和 57 年 1 月 1 日 前 の 期 間 など 4. 学 生 納 付 特 例 期 間 とは 20 歳 以 上 の 学 生 本 人 の 前 年 所 得 が 一 定 額 以 下 ( )で 申 請 して 承 認 を 受 けた 期 間 学 生 本 人 に 扶 養 親 族 等 がなく118 万 円 以 下 の 所 得 扶 養 親 族 等 ある 学 生 の 場 合 1 人 38 万 円 を 加 算 受 給 資 格 期 間 には 算 入 されるが 年 金 額 へは 反 映 されない 保 険 料 は 10 年 前 までさかのぼって 納 付 することができる 5. 若 年 者 納 付 猶 予 期 間 とは 30 歳 未 満 で 本 人 及 び 配 偶 者 の 所 得 が 一 定 額 以 下 ( )で 申 請 して 承 認 を 受 けた 期 間 前 年 所 得 が 以 下 の 計 算 式 で 計 算 した 金 額 の 範 囲 内 であること ( 扶 養 親 族 等 の 数 +1) 35 万 円 +22 万 円 ( 例 : 単 身 世 帯 の 場 合 57 万 円 まで) 申 請 者 本 人 のほか 配 偶 者 世 帯 主 の 方 も 所 得 基 準 の 範 囲 内 である 必 要 あり 受 給 資 格 期 間 には 算 入 されるが 年 金 額 へは 反 映 されない 保 険 料 は 10 年 前 までさかのぼって 納 付 することができる
資 料 2 もらい 忘 れの 年 金 宙 に 浮 いた 年 金 が 発 生 しやすいケース 平 成 9 年 の 基 礎 年 金 番 号 導 入 前 に 次 の 事 項 がある 場 合 は 要 注 意 です! 会 社 を 転 職 し そのたびに 新 しい 年 金 手 帳 を 作 っている 結 婚 前 に 勤 めていて 結 婚 後 に 国 民 年 金 加 入 した パート 等 で 勤 めていて 厚 生 年 金 には 加 入 してないと 思 っている 昭 和 29 年 4 月 1 日 までに 厚 生 年 金 を 喪 失 し その 後 昭 和 34 年 3 月 31 日 まで 再 加 入 してい ない 派 遣 として 勤 務 していて 雇 用 主 と 勤 務 先 が 相 違 していた 同 じ 会 社 に 勤 務 だが 転 勤 が 多 かった 民 間 会 社 から 公 務 員 へ 転 職 した 厚 生 年 金 と 国 民 年 金 と 加 入 を 繰 り 返 している 国 民 年 金 加 入 中 に 転 居 して 転 居 先 で 新 しい 国 民 年 金 の 手 帳 を 作 った 国 民 年 金 の 特 例 納 付 をした( 昭 和 45 年 49 年 53 年 ) 学 生 時 代 自 分 では 国 民 年 金 の 納 付 しなかったが 親 が 納 めていたかもしれない 配 偶 者 が 何 度 も 転 職 している 結 婚 や 離 婚 で 姓 が 変 わった 養 子 縁 組 や 離 縁 で 姓 の 変 更 をしたことがある 戸 籍 以 外 の 氏 名 文 字 生 年 月 日 を 届 け 出 たことがある 氏 名 が 読 み 間 違 いされやすい
年 金 時 効 特 例 法 について 年 金 記 録 の 訂 正 による 年 金 の 増 額 分 は 時 効 により 消 滅 した 分 を 含 めて ご 本 人 または 遺 族 の 方 へ 全 額 をお 支 払 いします 今 ま で は 年 金 記 録 が 訂 正 された 結 果 年 金 が 増 額 した 場 合 でも 時 効 消 滅 により 直 近 の5 年 間 分 の 年 金 に 限 ってお 支 払 いしていました 具 体 例 1 60 歳 から 年 金 を 受 給 していた 方 で 71 歳 で 追 加 すべき 年 金 記 録 が 見 つかった 場 合 後 で 60 歳 66 歳 71 歳 判 明 5 年 を 超 える 分 は 時 効 消 滅 増 額 分 は5 年 間 分 をさかのぼってお 支 払 全 額 を お 支 払 当 初 当 初 からお 支 払 これからは 具 体 例 2 72 歳 の 時 に 年 金 記 録 が 見 つかり 年 金 の 受 給 資 格 が あることが 分 かった 場 合 65 歳 67 歳 72 歳 時 効 消 滅 5 年 間 分 はさかのぼってお 支 払 全 額 をお 支 払 受 給 権 発 生 の 年 齢 は 個 人 により 異 なります 年 金 時 効 特 例 法 の 成 立 により この 部 分 も 全 期 間 さかのぼってお 支 払 いします 対 象 となる 方 1 1. 既 に 年 金 記 録 が 訂 正 されている 方 1 2 3 年 金 記 録 の 訂 正 により 年 金 額 が 増 えた 方 年 金 ( 老 齢 障 害 遺 族 )の 時 効 消 滅 分 が 全 期 間 遡 って 支 払 われます 年 金 記 録 の 訂 正 により 年 金 の 受 給 資 格 が 確 認 され 新 たに 年 金 をお 支 払 い することとなった 方 年 金 ( 老 齢 障 害 遺 族 )の 時 効 消 滅 分 が 全 期 間 遡 って 支 払 われます 1や2に 該 当 する 方 が 亡 くなられている 場 合 には そのご 遺 族 の 方 未 支 給 年 金 の 時 効 消 滅 分 が 支 払 われます ご 遺 族 の 範 囲 は お 亡 くなりになった 当 時 生 計 を 同 じくされていた 方 に 限 り 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 の 順 となります 2. 今 後 年 金 記 録 が 訂 正 される 方 4 今 後 年 金 記 録 が 訂 正 された 結 果 上 記 1~3と 同 じように 年 金 額 が 増 え る 方 増 額 された 年 金 や 未 支 給 年 金 が 全 期 間 分 支 払 われます
必 要 な 手 続 は 今 後 年 金 記 録 が 訂 正 される 方 記 録 の 訂 正 の 手 続 以 外 に 特 別 の 手 続 は 必 要 ありません 年 金 記 録 の 訂 正 に 合 わせて 自 動 的 に 手 続 を 行 い 5 年 を 経 過 した 分 の 年 金 額 もお 支 払 いします 既 に 年 金 を 受 給 開 始 後 に 年 金 記 録 が 訂 正 されている 受 給 者 の 方 できる 限 り 簡 単 に 手 続 をしていただけるよう あらかじめ 必 要 な 記 載 事 項 を 印 字 した 用 紙 を 順 次 発 送 いたします ( 平 成 19 年 9 月 ~) 今 すぐに 手 続 をしていただくこともできます その 場 合 には お 近 くの 社 会 保 険 事 務 所 に 必 要 な 書 類 をご 提 出 (または 郵 送 )していただきます ようお 願 いいたします 郵 送 で 手 続 をされる 際 に 必 要 となる 用 紙 は 下 記 のお 問 い 合 わせ 先 からお 取 り 寄 せい ただくか 社 会 保 険 庁 ホームページからプリントアウトしていただきますようお 願 い いたします お 手 続 からお 支 払 いまでの 期 間 は 2~3ヶ 月 程 度 です お 支 払 いの 前 に 審 査 結 果 振 込 等 のお 知 らせをいたします 窓 口 での 手 続 の 際 に お 持 ちいただくもの 以 下 の 書 類 をお 持 ちいただきますようお 願 いいたします 年 金 を 受 給 している 方 の 場 合 手 続 にお 越 しの 際 は 年 金 証 書 振 込 通 知 書 など 基 礎 年 金 番 号 年 金 コードが 確 認 できるもの 未 支 給 年 金 を 受 けたことがあるご 遺 族 が 手 続 をされる 場 合 亡 くなられた 方 が 受 けていた 年 金 の 振 込 通 知 書 未 支 給 年 金 支 給 決 定 通 知 書 など 亡 くなられた 方 の 基 礎 年 金 番 号 年 金 コードが 確 認 できるもの 手 続 をされる 方 のご 本 人 確 認 ができる 身 分 証 明 書 ( 運 転 免 許 証 等 ) 振 込 を 希 望 される 金 融 機 関 の 預 金 口 座 の 通 帳 未 支 給 年 金 を 受 けたことがないご 遺 族 が 手 続 をされる 場 合 下 記 のお 問 い 合 わせ 先 に 必 要 となる 書 類 をお 問 い 合 わせください ご 本 人 以 外 の 方 が 代 理 で 手 続 をされる 場 合 は 次 のものをお 持 ちいただきますよう お 願 いいたします 委 任 状 委 任 を 受 けた 方 ( 実 際 に 窓 口 に 来 られる 方 )の 身 分 証 明 書 ( 運 転 免 許 証 等 ) 未 支 給 年 金 とは 年 金 を 受 けられる 方 が 亡 くなられた 時 に まだその 方 へのお 支 払 い が 済 んでいなかった 年 金 のことです 詳 しくは お 近 くの 社 会 保 険 事 務 所 または ねんきんダイヤル 0570-05-1165( 平 日 8:30~17:15)までお 願 いします 社 会 保 険 庁 ホームページ(http://www.sia.go.jp/) 厚 生 労 働 省 社 会 保 険 庁
このパンフレットは お 客 様 から 寄 せられる 年 金 制 度 に 関 する 単 純 な 誤 解 や 勘 違 いによる 質 問 などの 中 で 簡 単 な 説 明 ですぐにご 理 解 や 納 得 いただ けた 事 例 を 集 めて 簡 潔 にまとめています 年 金 制 度 をより 深 くご 理 解 いただくきっかけとしてご 活 用 ください (1) 国 民 年 金 記 録 年 金 手 帳 では 昭 和 35 年 10 月 1 日 加 入 となっているのに 日 本 年 金 機 構 の 年 金 記 録 では 昭 和 36 年 4 月 1 日 加 入 となっているのはなぜですか? 国 民 年 金 保 険 料 の 納 付 は 昭 和 36 年 4 月 から 始 まりました 昭 和 35 年 10 月 から 昭 和 36 年 3 月 までは 国 民 年 金 法 の 準 備 期 間 とな り 保 険 料 の 納 付 は 昭 和 36 年 4 月 から 始 まりました したがって 年 金 の 加 入 記 録 は 昭 和 36 年 4 月 1 日 加 入 と 表 示 してい ます 結 婚 してサラリーマンである 夫 の 被 扶 養 配 偶 者 であったのに 昭 和 61 年 4 月 までの 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 の 記 録 が 漏 れています 国 民 年 金 第 3 号 の 制 度 は 昭 和 61 年 4 月 から 始 まりました 昭 和 61 年 3 月 までは 厚 生 年 金 保 険 加 入 者 の 配 偶 者 となっている 場 合 には 国 民 年 金 への 強 制 加 入 義 務 はなく 任 意 加 入 とされていました ( 任 意 加 入 をしていなくても カラ 期 間 1として 年 金 の 受 給 資 格 期 間 に 含 めることができます ) 1. カラ 期 間 : 受 給 資 格 期 間 をみる 場 合 に 期 間 の 計 算 には 入 れるが 年 金 額 には 反 映 されない 期 間 のことです 1/4
国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 である 妻 の 保 険 料 は 夫 の 給 料 から 天 引 きされ るかたちで 納 付 しているのではないのですか? 夫 のお 給 料 から 天 引 きされているわけではありません 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 2の 方 の 保 険 料 は 夫 の 加 入 する 被 用 者 年 金 制 度 から 拠 出 金 として 負 担 されていますので 自 ら 保 険 料 を 納 付 する 必 要 はあ りません 2. 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 の 期 間 は 保 険 料 納 付 済 期 間 となります 厚 生 年 金 をかけている 夫 に 扶 養 されている 妻 も 厚 生 年 金 に 加 入 してい るはずでしょう? 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 者 は 働 いている 本 人 だけです 厚 生 年 金 保 険 加 入 者 の 被 扶 養 配 偶 者 は 昭 和 61 年 3 月 までは 任 意 加 入 期 間 3として 昭 和 61 年 4 月 以 降 は 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 として 加 入 していただくことになります 4 3. 任 意 加 入 の 手 続 きをされていない 場 合 は カラ 期 間 になります 4. 妻 が 第 3 号 被 保 険 者 に 該 当 した 時 は 夫 の 勤 務 する 会 社 の 事 業 主 経 由 で 年 金 事 務 所 に 届 出 が 必 要 です (2) 厚 生 年 金 記 録 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 証 では 昭 和 17 年 1 月 1 日 加 入 となっているのに 日 本 年 金 機 構 から 送 られてきた 記 録 には 昭 和 17 年 6 月 1 日 加 入 となっている のはなぜですか? 厚 生 年 金 保 険 料 の 納 付 は 昭 和 17 年 6 月 から 始 まりました 昭 和 17 年 1 月 に 創 設 された 労 働 者 年 金 保 険 法 5は 昭 和 17 年 5 月 ま で 施 行 準 備 期 間 とし 昭 和 17 年 6 月 から 保 険 料 の 徴 収 を 開 始 しました 5. 労 働 者 年 金 保 険 法 は 昭 和 19 年 10 月 より 厚 生 年 金 保 険 法 に 改 称 されました 2/4
厚 生 年 金 記 録 では 昭 和 19 年 10 月 から 加 入 となっていますが それ 以 前 から 会 社 に 勤 務 していたので 記 録 漏 れでしょうか? 昭 和 19 年 10 月 から 事 務 職 の 方 や 女 性 も 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 できる ようになりました 厚 生 年 金 保 険 法 では 過 去 に 度 々 適 用 業 種 の 拡 大 を 行 っており 昭 和 19 年 6 月 から 事 務 職 の 方 や 女 性 の 適 用 受 付 を 始 め 昭 和 19 年 9 月 までを 準 備 期 間 とし 昭 和 19 年 10 月 より 保 険 料 の 徴 収 を 開 始 しました ちなみに 同 時 期 に 常 時 5 人 以 上 の 従 業 員 がいる 法 人 事 業 所 も 厚 生 年 金 保 険 の 適 用 事 業 所 になりました ( 参 考 ) 昭 和 28 年 ~ 教 育 医 療 福 祉 通 信 土 木 建 築 等 の 業 種 を 適 用 業 種 に 追 加 昭 和 61 年 ~サービス 業 農 林 水 産 業 の 業 種 を 適 用 業 種 に 追 加 昭 和 63 年 ~ 従 業 員 が1 人 以 上 の 法 人 事 業 所 を 適 用 事 業 所 に 追 加 65 歳 以 降 も 引 き 続 き 勤 務 していたのに 厚 生 年 金 記 録 を 確 認 すると65 歳 で 退 職 した 扱 いになっているのはなぜですか? 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 できる 年 齢 には 上 限 が 定 められています 昭 和 61 年 4 月 から 平 成 14 年 3 月 までは 法 律 上 65 歳 到 達 をもって 厚 生 年 金 保 険 の 資 格 は 喪 失 することとされていたため 上 限 年 齢 以 降 に 引 き 続 き 会 社 にお 勤 めであった 場 合 でも 厚 生 年 金 保 険 の 記 録 はありません ( 保 険 料 の 徴 収 も 行 われておりません ) 平 成 14 年 4 月 1 日 以 降 は 70 歳 まで 加 入 できるように 制 度 が 変 わっ たため 当 時 65 歳 以 上 70 歳 未 満 ( 昭 和 7 年 4 月 2 日 ~ 昭 和 12 年 4 月 1 日 生 まれの 方 )で 在 職 中 の 方 の 厚 生 年 金 記 録 は 途 中 途 切 れて 平 成 14 年 4 月 1 日 付 けで 再 加 入 となっています 在 職 中 65 歳 平 成 14 年 4 月 70 歳 資 格 喪 失 資 格 取 得 資 格 喪 失 3/4
ねんきん 定 期 便 に 記 載 されている 標 準 報 酬 月 額 と 給 与 明 細 を 見 比 べてみ ると 給 与 は 残 業 代 などで 毎 月 変 動 しているのに 標 準 報 酬 月 額 が 変 わっ ていないのはおかしいのではないでしょうか? 標 準 報 酬 月 額 の 変 更 は 原 則 1 年 に1 回 です 標 準 報 酬 月 額 は 毎 年 4 月 ~6 月 に 支 払 われた 給 与 総 額 ( 税 引 き 前 )の 平 均 で 決 められ その 後 は 基 本 給 や 諸 手 当 などの 固 定 的 賃 金 の 変 動 に よって 標 準 報 酬 月 額 に2 等 級 以 上 の 差 が 生 じ 6なければ 翌 年 まで 改 定 され ません したがって 実 際 にその 月 に 受 け 取 っていた 給 与 額 と 異 なる 場 合 があります 6. 変 動 月 から3ヵ 月 間 に 支 払 われた 報 酬 の 平 均 月 額 に 該 当 する 標 準 報 酬 月 額 と 従 来 の 標 準 報 酬 月 額 とに 2 等 級 以 上 の 差 が 生 じる 場 合 平 成 15 年 3 月 以 前 の 賞 与 の 記 録 が 漏 れています 平 成 15 年 3 月 以 前 の 賞 与 については 年 金 記 録 に 記 載 されません 平 成 7 年 4 月 から 平 成 15 年 3 月 までの 間 も 賞 与 から 特 別 保 険 料 をご 負 担 いただいておりましたが 年 金 額 計 算 の 基 礎 とはならないため 年 金 記 録 に 賞 与 の 額 は 記 載 しておりません 平 成 15 年 4 月 以 降 は 総 報 酬 制 が 導 入 されたため 標 準 賞 与 額 として 記 載 しております 若 い 頃 に 会 社 で 働 いていた 期 間 について 記 録 では 脱 退 手 当 金 を 受 け 取 った 事 になっていますが わたしの 年 金 手 帳 には 脱 退 手 当 金 に 関 する 事 は 何 も 記 載 されていません これは 脱 退 手 当 金 を 受 け 取 っていない 証 拠 になるのでは? 脱 退 手 当 金 を 支 給 した 旨 は 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 証 に ゴム 印 等 で 表 示 することになっていました 脱 退 手 当 金 の 支 給 について 年 金 手 帳 に 何 らかの 記 載 や 表 示 をする 事 務 の 取 り 決 めは 昔 も 現 在 もありませんが 厚 生 年 金 加 入 記 録 に 脱 退 手 当 金 を 受 け 取 った 記 録 がある 方 で 働 いていた 当 時 の 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 証 に( 脱 )の 表 示 がない 場 合 は 年 金 記 録 が 訂 正 される 場 合 があります ので 最 寄 りの 年 金 事 務 所 に 御 相 談 ください http://www.nenkin.go.jp 4/4
このパンフレットは お 客 様 から 寄 せられる 年 金 制 度 に 関 する 単 純 な 誤 解 や 勘 違 いによる 質 問 などの 中 で 簡 単 な 説 明 ですぐにご 理 解 や 納 得 いただ けた 事 例 を 集 めて 簡 潔 にまとめています よくある 相 談 に 対 する 回 答 は 一 般 的 標 準 的 な 事 例 として 扱 っており ますが 年 金 制 度 は 度 々 改 正 されており お 客 様 の 生 年 月 日 性 別 ご 加 入 の 制 度 や 配 偶 者 の 有 無 などによっては 回 答 が 異 なる 場 合 もありますので お 客 様 ご 自 身 のケースでは 該 当 するか しないかを 実 際 の 年 金 相 談 で 確 認 し ていただき より 深 く 年 金 制 度 をご 理 解 いただくきっかけとしてご 活 用 くだ さい (1) 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 請 求 60 歳 から 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 を 受 け 取 ると 減 額 されるの ですか? 減 額 されません! 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 されていた 期 間 が12カ 月 以 上 ある 場 合 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 報 酬 比 例 部 分 を60 歳 から 1 受 け 取 る 事 ができます 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 報 酬 比 例 部 分 は 60 歳 から 受 けとったから といって 減 額 はされません また 受 給 権 が 発 生 した 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 報 酬 比 例 部 分 は 請 求 時 期 を 遅 らせても 増 額 はされません 2 1.60 歳 から: 生 年 月 日 によって 異 なります 必 ずご 自 身 のケースをご 確 認 ください 2. 増 額 はされません :65 歳 以 降 に 受 給 権 発 生 する 老 齢 厚 生 基 礎 年 金 には 請 求 時 期 を 遅 らせて 年 金 額 が 増 額 する 繰 り 下 げ 制 度 があります 1/4
(2) 在 職 中 の 老 齢 厚 生 年 金 在 職 中 は 年 金 を 請 求 しても どうせもらえないのでしょ? 退 職 してからまとめて 受 け 取 る 方 が 得 なのではないでしょうか? 必 ず 停 止 になるわけではありません! 在 職 中 の 老 齢 厚 生 年 金 は 給 料 の 額 3によって 減 額 される 場 合 があります が 必 ず 停 止 になるわけではありません 在 職 中 であっても 年 金 額 の 全 額 を 受 給 できる 場 合 もあります 年 金 の 請 求 を 退 職 するまで 遅 らせたとしても 停 止 された 年 金 額 は 受 け 取 れません なお 在 職 中 であっても 短 時 間 勤 務 のパートや 自 営 業 者 など 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 していない 場 合 には 給 料 と 年 金 との 調 整 はされません 3. 給 料 の 額 :( 標 準 報 酬 月 額 )+( 直 近 1 年 の 標 準 賞 与 額 の1/12) 先 月 から 給 料 が 大 きく 下 がったから 年 金 額 は 停 止 が 解 除 され て 受 け 取 る 額 が 増 えるはずなのに 増 えていないのは どうして ですか? 在 職 老 齢 年 金 の 停 止 額 は 標 準 報 酬 月 額 によって 決 まります! 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 停 止 額 は その 月 に 実 際 に 受 け 取 った 給 料 によって 決 まるわけではなく 標 準 報 酬 月 額 によって 決 定 します 標 準 報 酬 月 額 は 基 本 給 や 諸 手 当 などの 固 定 的 賃 金 の 変 動 により 従 前 の 標 準 報 酬 月 額 との 間 に2 等 級 以 上 の 差 が 生 じる 場 合 に 変 動 があった 月 から 数 えて4ヶ 月 目 に 変 更 されます したがって 年 金 額 の 増 額 も4ヶ 月 目 からとなります また 退 職 後 に 支 給 停 止 が 解 除 されるのは 被 保 険 者 資 格 喪 失 日 4の 翌 月 からになります 4. 被 保 険 者 資 格 喪 失 日 : 退 職 日 の 翌 日 2/4
(3) 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )との 調 整 雇 用 保 険 の 失 業 給 付 が 終 了 したのに 年 金 がいつまでたっても 支 払 われません 失 業 給 付 が 終 了 したあと 年 金 の 受 給 再 開 の 手 続 きは 必 要 なの ですか? 支 給 停 止 事 由 該 当 届 の 提 出 がなければ 支 給 再 開 されません 失 業 給 付 を 受 けるようになった 時 に 支 給 停 止 事 由 該 当 届 を 提 出 して いただくと 失 業 給 付 が 終 了 した 後 自 動 的 に 年 金 の 支 払 いが 再 開 します この 届 出 がない 場 合 支 給 再 開 されません (4) 配 偶 者 加 給 年 金 と 振 替 加 算 額 妻 が65 歳 になったら わたし( 夫 )の 年 金 額 が 下 がったのは なぜですか? これまで 夫 が 受 けていた 配 偶 者 加 給 年 金 と 妻 の 老 齢 基 礎 年 金 に 付 く 振 替 加 算 額 が 違 うのはなぜですか? 妻 が 年 金 請 求 をしなければ 私 ( 夫 )に 配 偶 者 加 給 年 金 が 加 算 され 続 け るのでしょうか? 配 偶 者 加 給 年 金 は 配 偶 者 が65 歳 になると 受 け 取 れません 夫 の 年 金 に 加 算 されている 配 偶 者 加 給 年 金 は 妻 が65 歳 になると 消 滅 5 し 代 わりに 妻 が 受 け 取 る 老 齢 基 礎 年 金 に 振 替 加 算 額 が 付 きます 配 偶 者 加 給 年 金 と 振 替 加 算 はそもそも 同 じ 金 額 ではなく それぞれ 受 給 者 本 人 の 生 年 月 日 によって 定 められています 5. 妻 が65 歳 になると 消 滅 : 妻 が 障 害 年 金 や20 年 以 上 加 入 した 老 齢 厚 生 年 金 又 は 退 職 共 済 年 金 を 受 給 できる 場 合 には 65 歳 未 満 であっても 加 給 年 金 は 加 算 されません 3/4
(5) 厚 生 年 金 基 金 厚 生 年 金 の 上 乗 せ 年 金 である 厚 生 年 金 基 金 に 加 入 していたのに 同 年 代 の 受 給 者 に 比 べて 年 金 額 が 著 しく 低 いので 損 をしているのではないでしょ うか? 60 歳 以 降 に 厚 生 年 金 基 金 に 加 入 する 事 業 所 で 勤 務 してましたが 退 職 しても 厚 生 年 金 の 額 に 反 映 されていません 厚 生 年 金 基 金 の 代 行 部 分 も 合 わせてお 考 えください 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 期 間 については 基 金 が 国 の 老 齢 厚 生 年 金 の 一 部 を 代 行 して 給 付 することになっていますので 国 から 支 払 する 金 額 は 基 金 に 加 入 していなかった 場 合 より 少 なくなります また 厚 生 年 金 加 入 期 間 が480カ 月 を 超 えている 方 が 60 歳 以 降 に 基 金 加 入 の 事 業 所 で 勤 務 した 場 合 その 期 間 に 係 る 年 金 は 基 金 の 年 金 に 反 映 されるため 厚 生 年 金 基 金 の 代 行 部 分 の 金 額 とあわせてお 考 えください (6)65 歳 からの 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 65 歳 になったら 老 齢 厚 生 年 金 はもらえなくなるの? 65 歳 になった 際 に 支 給 額 変 更 通 知 書 が 送 られてきましたが 老 齢 厚 生 年 金 の 額 が 減 っているのは なぜでしょうか? 65 歳 になった 時 に 届 く 年 金 決 定 通 知 書 支 給 額 変 更 通 知 書 の 変 更 理 由 欄 に 65 歳 に 達 したため 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 する 権 利 がなくなりました と 記 載 され てましたが 年 金 がもらえなくなってしまうのですか? 引 き 続 き 受 給 できます! 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 は65 歳 に 達 すると その 受 給 権 は 消 滅 し 同 時 に 新 た に65 歳 からの 老 齢 厚 生 年 金 と 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 します 実 質 年 金 額 が 下 がっているわけではなく 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 内 訳 であった 報 酬 比 例 部 分 及 び 定 額 部 分 の 金 額 が 65 歳 からはそれぞれ 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 として 支 給 されます http://www.nenkin.go.jp 4/4