平 成 22 年 度 行 政 監 査 結 果 報 告 書 県 費 に 係 る 保 険 契 約 について 高 知 県 監 査 委 員

Similar documents
(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

Taro-01 議案概要.jtd

Taro-事務処理要綱250820

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

東久留米市訓令乙第   号

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

スライド 1

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

【労働保険事務組合事務処理規約】

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

スライド 1

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

 

定款

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

●電力自由化推進法案

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

退職手当とは

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

弁護士報酬規定(抜粋)

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

別紙3

波佐見町の給与・定員管理等について

Microsoft Word - 05_roumuhisaisoku

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~


<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

別紙3

23年度版 総社市様式外.xls

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社


定款  変更

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

16 日本学生支援機構

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

24kohyou

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

m07 北見工業大学 様式①

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 2 級 185,8 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである 3 級

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主


入札公告 機動装備センター

Taro-iryouhoken

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便


(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

公表表紙

航空隊等の内部組織に関する達

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

失 によって 告 知 事 項 について 事 実 を 告 げずまたは 不 実 のことを 告 げたときは 共 済 契 約 者 に 対 する 書 面 による 通 知 をもって 共 済 契 約 を 解 除 することができます た だし 当 組 合 がその 事 実 を 知 りまたは 過 失 によってこれを 知

税制面での支援

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

Transcription:

------------------------- 監 査 公 表 ------------------------- 監 査 公 表 第 4 号 平 成 23 年 3 月 31 日 高 知 県 監 査 委 員 森 田 英 二 同 式 地 寛 肇 同 坂 本 千 代 同 奴 田 原 訂 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 199 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 実 施 した 行 政 監 査 の 結 果 に 関 する 報 告 を 同 条 第 9 項 の 規 定 に より 次 のとおり 公 表 する

平 成 22 年 度 行 政 監 査 結 果 報 告 書 県 費 に 係 る 保 険 契 約 について 高 知 県 監 査 委 員

目 次 第 1 監 査 の 概 要 ------------------------------------------------------ 1 1 監 査 の 趣 旨 ------------------------------------------------------ 1 2 選 定 理 由 -------------------------------------------------------- 1 3 監 査 の 対 象 ------------------------------------------------------ 1 4 監 査 の 実 施 期 間 -------------------------------------------------- 1 5 監 査 の 実 施 方 法 -------------------------------------------------- 1 6 監 査 の 着 眼 点 ---------------------------------------------------- 2 7 書 類 調 査 及 びヒアリング 対 象 一 覧 表 -------------------------------- 3 第 2 監 査 の 結 果 及 び 意 見 ---------------------------------------------- 4 1 保 険 契 約 の 概 要 -------------------------------------------------- 4 2 監 査 結 果 -------------------------------------------------------- 13 3 意 見 ------------------------------------------------------------ 23 4 保 険 契 約 ごとの 監 査 結 果 ------------------------------------------ 28

第 1 監 査 の 概 要 1 監 査 の 趣 旨 行 政 監 査 は 地 方 公 共 団 体 の 事 務 が 法 令 の 規 定 に 従 い 適 正 に 執 行 されているかどう か また その 目 的 に 沿 って 効 率 的 かつ 効 果 的 に 実 施 されているかどうかについて 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 以 下 法 という ) 第 199 条 第 2 項 の 規 定 によ り 実 施 するものである 平 成 22 年 度 は 県 費 に 係 る 保 険 契 約 について をテーマとして 監 査 を 実 施 した 2 選 定 理 由 県 では 様 々なリスクに 対 応 するため 各 種 の 保 険 に 加 入 しており これまでの 定 期 監 査 において 契 約 内 容 の 妥 当 性 や 契 約 の 際 の 競 争 性 の 確 保 などの 課 題 が 認 められたこと もあるが 保 険 契 約 に 係 る 行 政 監 査 を 行 ったことはない こうしたことから 県 費 に 係 る 保 険 契 約 に 関 してその 実 態 を 把 握 するとともに 保 険 の 対 象 内 容 契 約 方 法 等 が 経 済 性 効 率 性 有 効 性 の 観 点 から 適 正 なものとなっ ているか 監 査 を 行 い 今 後 の 事 務 の 改 善 に 資 するためこのテーマを 選 定 した 3 監 査 の 対 象 (1) 監 査 の 対 象 機 関 保 険 契 約 の 全 体 の 状 況 を 把 握 するため 会 計 制 度 が 異 なる 公 営 企 業 局 を 除 く 全 所 属 を 監 査 の 対 象 とし 汎 用 集 計 システム 調 査 個 別 調 査 を 行 い その 結 果 を 踏 まえて 書 類 調 査 及 びヒアリングを 行 った その 詳 細 は 次 のとおりである ア 汎 用 集 計 システム 調 査 平 成 21 年 度 において 支 払 保 険 料 の 実 績 がある 所 属 を 対 象 とした ただし 自 動 車 損 害 賠 償 責 任 保 険 は 対 象 外 とした イ 個 別 調 査 アのうち1 件 につき5 万 円 以 上 の 支 払 保 険 料 の 実 績 がある 所 属 を 対 象 とした ウ 書 類 調 査 及 びヒアリング イのうち1 件 につき 30 万 円 以 上 の 支 払 保 険 料 の 実 績 がある 所 属 を 対 象 とした (2) 監 査 の 対 象 期 間 原 則 として 平 成 21 年 度 とする 4 監 査 の 実 施 期 間 平 成 22 年 12 月 2 日 から 平 成 23 年 2 月 14 日 まで 5 監 査 の 実 施 方 法 (1) 汎 用 集 計 システム 調 査 対 象 機 関 に 対 して 汎 用 集 計 システムによる 調 査 を 平 成 22 年 12 月 2 日 から 同 年 12 月 14 日 まで 実 施 した (2) 個 別 調 査 対 象 機 関 に 対 して 個 別 調 査 票 による 調 査 を 平 成 22 年 12 月 20 日 から 平 成 23 年 1 月 1

11 日 まで 実 施 した (3) 書 類 調 査 及 びヒアリング 対 象 機 関 に 対 して 書 類 調 査 及 びヒアリングを 平 成 23 年 1 月 17 日 から 同 年 1 月 21 日 まで 実 施 した 6 監 査 の 着 眼 点 対 象 機 関 について 主 に 次 の 事 項 に 着 眼 して 監 査 を 実 施 した (1) 保 険 の 目 的 対 象 金 額 等 は 適 正 に 設 定 されているか (2) 契 約 の 相 手 方 の 選 定 は 適 正 に 行 われているか 競 争 性 は 確 保 されているか (3) 毎 年 継 続 しているものについて 適 宜 保 険 内 容 の 見 直 しを 行 っているか 2

7 書 類 調 査 及 びヒアリング 対 象 一 覧 表 対 象 機 関 保 険 の 種 類 保 険 の 名 称 当 初 の 契 約 掲 載 保 険 料 ( 円 ) ページ 管 財 課 火 災 地 震 保 火 災 共 済 8,821,433 28 険 建 物 共 済 8,129,300 29 船 舶 保 険 船 舶 保 険 ( 土 佐 黒 潮 牧 場 11 基 各 約 30t) 6,593,048 30 漁 船 保 険 ( 土 佐 海 洋 丸 80t) 3,312,661 31 漁 船 保 険 (くろしお 57t) 2,740,092 32 漁 船 保 険 (とさかぜ 58t) 2,342,112 33 漁 船 保 険 ( 小 鷹 58t) 2,318,473 34 船 舶 保 険 (ニューさじま 9.1t) 892,063 35 船 舶 保 険 ( 新 ながせ みたけ どんぐり 445,293 36 かがみ 共 に5t 未 満 ) 船 舶 保 険 ( 龍 馬 52t) 395,136 37 消 防 政 策 課 航 空 機 保 険 航 空 機 保 険 11,633,880 38 医 療 薬 務 課 傷 害 保 険 国 内 旅 行 傷 害 保 険 317,660 39 文 化 国 際 その 他 の 保 山 内 家 宝 物 資 料 に 係 る 動 産 総 合 保 険 1,339,470 40 課 険 河 川 課 傷 害 保 険 河 川 美 化 活 動 傷 害 賠 償 責 任 保 険 1,594,080 41 水 門 管 理 活 動 傷 害 保 険 374,180 42 道 路 課 施 設 損 害 賠 道 路 損 害 賠 償 責 任 保 険 5,587,800 43 償 保 険 傷 害 保 険 高 知 県 ふれあいの 道 づくり 支 援 事 業 に 係 1,088,630 44 る 傷 害 保 険 及 び 賠 償 責 任 保 険 地 域 の 皆 さまの 住 民 力 による 道 路 草 刈 作 506,810 45 業 等 に 係 る 損 害 保 険 総 務 事 務 セ 自 動 車 等 の 高 知 県 が 所 有 使 用 する 自 動 車 等 の 任 意 保 7,684,070 46 ンター 保 険 険 スポーツ 健 賠 償 責 任 保 災 害 共 済 給 付 28,282,378 50 康 教 育 課 険 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 1,266,474 52 高 知 海 洋 高 船 舶 保 険 漁 船 保 険 ( 土 佐 海 援 丸 459t) 2,154,300 53 等 学 校 船 舶 保 険 (かいよう 19t) 973,000 54 傷 害 保 険 普 通 傷 害 保 険 558,800 55 警 察 本 部 航 空 機 保 険 航 空 機 保 険 427,200 56 船 舶 保 険 船 舶 保 険 (たけより 41t おおとさ 21t) 417,714 57 傷 害 保 険 地 域 安 全 推 進 員 団 体 総 合 補 償 保 険 387,790 58 地 区 交 通 安 全 協 力 員 の 交 通 傷 害 保 険 334,180 59 10 機 関 28 保 険 100,918,027 3

第 2 監 査 の 結 果 及 び 意 見 1 保 険 契 約 の 概 要 (1) 汎 用 集 計 システム 調 査 の 結 果 からみる 全 体 の 概 要 ア 調 査 対 象 調 査 対 象 の 所 属 数 及 び 保 険 契 約 のある 所 属 数 は 表 1のとおりで 調 査 対 象 と した 所 属 数 230 のうち 保 険 を 契 約 している 所 属 数 は 95 であった 表 1 調 査 対 象 の 所 属 数 等 部 局 名 本 庁 出 先 機 関 計 総 務 部 13( 2) 6 19( 2) 危 機 管 理 部 3( 1) 1( 1) 4( 2) 健 康 政 策 部 7( 2) 8( 2) 15( 4) 地 域 福 祉 部 6( 1) 5( 2) 11( 3) 文 化 生 活 部 7( 3) 3 10( 3) 産 業 振 興 推 進 部 5 2 7 商 工 労 働 部 6( 3) 8( 2) 14( 5) 観 光 振 興 部 3( 2) 1 4( 2) 農 業 振 興 部 9 12( 1) 21( 1) 林 業 振 興 環 境 部 7( 5) 7( 1) 14( 6) 水 産 振 興 部 5( 1) 6( 1) 11( 2) 土 木 部 15( 3) 7( 3) 22( 6) 会 計 管 理 局 3( 1) 3( 1) 県 立 大 学 2 2 議 会 事 務 局 1( 1) 1( 1) 教 育 委 員 会 10( 5) 54(51) 64(56) 警 察 本 部 1( 1) 1( 1) 行 政 委 員 会 7 7 計 108(31) 122(64) 230(95) 注 1 ( )は 保 険 契 約 のある 所 属 数 で 内 数 注 2 警 察 本 部 における 保 険 は 会 計 課 において 一 括 契 約 しているため 調 査 対 象 所 属 数 は1とした イ 保 険 の 契 約 件 数 保 険 料 保 険 の 種 類 保 険 の 契 約 件 数 及 び 保 険 料 ( 保 険 料 には 共 済 制 度 に 係 るものも 含 む 以 下 同 じ ) の 総 額 は 表 2のとおりで 276 件 108,181,159 円 であった 契 約 件 数 を 保 険 の 種 類 ごとに 見 ると 傷 害 保 険 が 最 も 多 く 全 体 の 46 パーセントを 占 めている 次 いで その 他 の 保 険 の 29 パーセント 船 舶 保 険 の7パーセントとなって いる しかし 保 険 料 を 保 険 の 種 類 ごとに 見 ると 賠 償 責 任 保 険 が 最 も 大 きく 保 4

険 料 総 額 の 28 パーセントを 占 めている 次 いで 船 舶 保 険 の 21 パーセント 火 災 地 震 保 険 の 16 パーセントとなっている 全 体 としては 比 較 的 小 額 な 保 険 料 のものに 数 多 く 加 入 していることが 窺 える 表 2 保 険 種 類 ごとの 契 約 件 数 保 険 料 所 属 数 保 険 の 種 類 契 約 件 数 ( 件 ) 保 険 料 ( 円 ) 所 属 数 契 約 1 件 あたりの 保 険 料 ( 円 ) 1 火 災 地 震 保 険 9 17,176,025 3 1,908,447 2 航 空 機 保 険 2 12,061,080 2 6,030,540 3 船 舶 保 険 19 23,226,644 6 1,222,455 4 自 動 車 等 の 保 険 4 7,856,870 3 1,964,218 5 賠 償 責 任 保 険 18 29,951,872 11 1,663,993 6 施 設 損 害 賠 償 保 険 17 7,245,860 17 426,227 7 傷 害 保 険 128 8,794,643 48 68,708 8 その 他 の 保 険 79 1,868,165 50 23,648 計 276 108,181,159 140 391,961 所 属 数 計 は 延 所 属 数 であり 実 数 は 95 29% 3% 1% 7% 46% 1% 図 1 保 険 の 種 類 ( 契 約 件 数 ) 7% 6% 1 火 災 地 震 保 険 ( 3%) 2 航 空 機 保 険 ( 1%) 3 船 舶 保 険 ( 7%) 4 自 動 車 等 の 保 険 ( 1%) 5 賠 償 責 任 保 険 ( 7%) 6 施 設 損 害 賠 償 保 険 ( 6%) 7 傷 害 保 険 (46%) 8 その 他 の 保 険 (29%) 2% 7% 28% 8% 16% 11% 7% 21% 図 2 保 険 の 種 類 ( 保 険 料 ) 1 火 災 地 震 保 険 (16%) 2 航 空 機 保 険 (11%) 3 船 舶 保 険 (21%) 4 自 動 車 等 の 保 険 ( 7%) 5 賠 償 責 任 保 険 ( 28%) 6 施 設 損 害 賠 償 保 険 ( 7%) 7 傷 害 保 険 ( 8%) 8 その 他 の 保 険 ( 2%) 5

ウ 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 汎 用 集 計 システム 調 査 では 保 険 料 が5 万 円 以 上 のものについて 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 及 び 仕 様 書 等 の 作 成 と 提 示 についても 調 査 した (ア) 保 険 料 5 万 円 以 上 1 契 約 につき 保 険 料 が5 万 円 以 上 の 保 険 の 契 約 件 数 及 び 保 険 料 合 計 は 表 3 のとおりで 71 件 106,230,118 円 であった 当 該 保 険 の 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 を 契 約 件 数 で 見 ると 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り) が 最 も 多 く 59 パーセントを 占 めている 次 いで 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) の 18 パーセント 随 意 契 約 (その 他 ) の 17 パーセントとなっていた 表 3 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 ごとの 契 約 件 数 保 険 料 ( 保 険 料 5 万 円 以 上 ) 区 分 契 約 件 数 ( 件 ) 保 険 料 ( 円 ) 契 約 1 件 あたりの 保 険 料 ( 円 ) 1 一 般 競 争 入 札 3 14,377,318 4,792,439 2 指 名 競 争 入 札 1 1,339,470 1,339,470 3 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 13 11,430,227 879,248 4 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り) 42 20,441,623 486,705 5 随 意 契 約 (その 他 ) 12 58,641,480 4,886,790 計 71 106,230,118 1,496,199 図 3 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 ( 保 険 料 5 万 円 以 上 の 契 約 件 数 ) 4% 2% 17% 1 一 般 競 争 入 札 ( 4%) 18% 2 指 名 競 争 入 札 ( 2%) 3 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り)(18%) 59% 4 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り)(59%) 5 随 意 契 約 (その 他 )(17%) (イ) 保 険 料 30 万 円 超 契 約 締 結 に 際 して 複 数 見 積 りの 徴 取 が 必 要 とされている1 契 約 につき 保 険 料 が 30 万 円 を 超 える 保 険 の 契 約 件 数 及 び 保 険 料 合 計 は 表 4のとおりで 28 件 100,918,027 円 であった 当 該 保 険 の 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 を 契 約 件 数 で 見 ると 随 意 契 約 (その 他 ) による 決 定 が 最 も 多 く 36 パーセントを 占 めている 次 いで 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) の 29 パーセント 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り) の 25 パーセント となっ ていた 一 般 競 争 入 札 と 指 名 競 争 入 札 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) の 契 約 件 数 合 計 は 11 件 (39 パーセント)であった 6

表 4 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 ごとの 契 約 件 数 保 険 料 ( 保 険 料 30 万 円 超 ) 区 分 契 約 件 数 ( 件 ) 保 険 料 ( 円 ) 契 約 1 件 あたりの 保 険 料 ( 円 ) 1 一 般 競 争 入 札 2 14,277,118 7,138,559 2 指 名 競 争 入 札 1 1,339,470 1,339,470 3 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 8 10,348,687 1,293,586 4 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り) 7 16,452,630 2,350,376 5 随 意 契 約 (その 他 ) 10 58,500,122 5,850,012 計 28 100,918,027 3,604,215 図 4 契 約 相 手 方 の 決 定 方 法 ( 保 険 料 30 万 円 超 の 契 約 件 数 ) 7% 3% 36% 25% 29% 1 一 般 競 争 入 札 ( 7%) 2 指 名 競 争 入 札 ( 3%) 3 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り)(29%) 4 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り)(25%) 5 随 意 契 約 (その 他 )(36%) エ 仕 様 書 の 作 成 と 提 示 1 契 約 につき 保 険 料 が5 万 円 以 上 の 保 険 について 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 して 契 約 した 件 数 は 表 5のとおりで 15 件 (21 パーセント)に 過 ぎなかっ た このことは 保 険 料 30 万 円 超 の 保 険 契 約 でみても 表 6のとおりで 7 件 (25 パー セント)と 保 険 料 が 高 額 になっても 変 化 はみられなかった 表 5 仕 様 書 等 の 作 成 と 提 示 ( 保 険 料 5 万 円 以 上 ) 区 分 契 約 件 数 ( 件 ) 保 険 料 ( 円 ) 契 約 1 件 あたりの 保 険 料 ( 円 ) 1 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 した 15 19,616,375 1,307,758 2 仕 様 書 等 を 作 成 していない 56 86,613,743 1,546,674 計 71 106,230,118 1,496,199 図 5 仕 様 書 の 作 成 と 提 示 ( 保 険 料 5 万 円 以 上 の 契 約 件 数 ) 21% 79% 1 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 した (21%) 2 仕 様 書 等 を 作 成 していない (79%) 7

表 6 仕 様 書 等 の 作 成 と 提 示 ( 保 険 料 30 万 円 超 ) 区 分 契 約 件 数 ( 件 ) 保 険 料 ( 円 ) 契 約 1 件 あたりの 保 険 料 ( 円 ) 1 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 した 7 18,447,855 2,635,408 2 仕 様 書 等 を 作 成 していない 21 82,470,172 3,927,151 計 28 100,918,027 3,604,215 図 6 仕 様 書 の 作 成 と 提 示 ( 保 険 料 30 万 円 超 の 契 約 件 数 ) 25% 75% 1 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 した (25%) 2 仕 様 書 等 を 作 成 していない (75%) 8

(2) 個 別 調 査 結 果 からみる 保 険 種 類 ごとの 概 要 ア 調 査 対 象 1 契 約 につき 保 険 料 が5 万 円 以 上 の 保 険 件 数 は 表 7のとおり 71 件 あり この 保 険 を 所 管 している 28 機 関 を 対 象 に より 詳 細 に 実 態 を 把 握 するために 個 別 調 査 を 行 った 表 7 保 険 種 類 ごとの 保 険 料 保 険 の 種 類 5 万 円 未 満 30 万 円 以 下 5 万 円 以 上 30 万 円 超 小 計 計 1 火 災 地 震 保 険 6 件 1 件 2 件 3 件 9 件 2 航 空 機 保 険 0 0 2 2 2 3 船 舶 保 険 4 自 動 車 等 の 保 険 3 1 5 2 11 1 16 3 19 4 5 賠 償 責 任 保 険 13 3 2 5 18 6 施 設 損 害 賠 償 保 険 7 傷 害 保 険 5 99 11 21 1 8 12 29 17 128 8 その 他 の 保 険 78 0 1 1 79 計 205 43 28 71 276 イ 保 険 種 類 ごとの 現 状 件 数 の 多 かった 保 険 についての 概 要 は 次 のとおりであった (ア) 船 舶 に 対 する 保 険 表 2のとおり 平 成 21 年 度 における 船 舶 に 対 する 保 険 の 加 入 状 況 は 19 件 で 保 険 料 は 23,226,644 円 となっており 保 険 種 類 ごとの 保 険 料 の 中 で 賠 償 責 任 保 険 に 次 いで 大 きい 額 となっていた 契 約 件 数 の 内 訳 は 保 険 料 が5 万 円 未 満 の ものが3 件 で 5 万 円 以 上 30 万 円 以 下 のものが5 件 30 万 円 を 超 えるものが 11 件 であった 船 舶 に 対 する 保 険 には 一 般 の 保 険 会 社 が 取 り 扱 う 船 舶 保 険 と 漁 船 登 録 さ れている 船 舶 のみが 加 入 できる 漁 船 保 険 があった この 漁 船 保 険 は 名 称 こそ 保 険 としているが 加 入 資 格 を 漁 業 従 事 者 等 に 限 定 し 保 険 料 の 一 部 を 国 が 負 担 するなどの 点 から 共 済 制 度 に 類 似 したものとなっていた 名 称 が 異 なるもののいずれの 保 険 も 内 容 には 大 きな 差 は 見 られないが 保 険 料 については 漁 船 保 険 が 有 利 な 条 件 となっていた 船 舶 保 険 は 普 通 期 間 保 険 ( 漁 船 保 険 では 普 通 保 険 という )と 船 主 責 任 保 険 ( 漁 船 保 険 では 漁 船 船 主 責 任 保 険 という )に 大 別 され 前 者 は 沈 没 座 礁 火 災 他 船 との 衝 突 といった 事 故 に 対 して 保 険 に 加 入 するもので 後 者 は 船 舶 所 有 者 あるいは 船 舶 運 航 者 が 船 舶 の 運 航 使 用 又 は 管 理 に 伴 う 賠 償 責 任 によって 費 用 を 負 担 することで 被 る 被 害 をてん 補 するものであった この 普 通 期 間 保 険 の 補 償 内 容 の 大 まかな 内 容 は 表 8のように 区 分 され それ 9

ぞれの 船 舶 の 用 途 や 航 行 域 により 補 償 内 容 に 格 差 を 設 け 保 険 料 と 保 険 金 額 の バランスを 保 つなどの 工 夫 がされていた 表 8 普 通 期 間 保 険 の 特 別 約 款 の 主 な 区 分 第 2 種 特 別 約 款 第 2 種 ( 衝 突 損 害 賠 第 5 種 第 6 種 償 金 てん 補 ) 全 損 修 繕 費 1 修 繕 費 2 共 同 海 損 分 担 金 衝 突 損 害 賠 償 金 損 害 防 止 費 用 修 繕 費 1とは 沈 没 転 覆 座 礁 座 洲 火 災 水 を 除 く 他 物 との 衝 突 共 同 海 損 行 為 によって 生 じたもの 修 繕 費 2とは 爆 発 地 震 津 波 火 山 の 噴 火 落 雷 荒 天 主 機 及 び 補 機 その 他 機 器 の 事 故 船 体 に 存 在 する 欠 陥 による 事 故 荷 役 中 の 荷 役 作 業 による 事 故 船 長 等 の 故 意 過 失 修 繕 者 又 は 用 船 者 の 過 失 によって 生 じたもの 出 典 : 保 険 会 社 のパンフレットより 引 用 したもので 普 通 期 間 保 険 などで 使 用 する 代 表 的 な 特 別 約 款 についての 概 要 を 表 したもの 個 別 調 査 の 対 象 とした 保 険 料 が5 万 円 以 上 の 契 約 件 数 は 16 件 で 契 約 方 法 の 内 訳 は 一 般 競 争 入 札 によるものが1 件 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り)によるもの が2 件 随 意 契 約 ( 単 独 見 積 り)によるものが6 件 随 意 契 約 (その 他 )によ るものが7 件 であった このうち 漁 船 登 録 されている 船 舶 7 隻 は 全 て 漁 船 保 険 に 加 入 していた また 漁 船 保 険 と ひとつの 保 険 会 社 では 引 き 受 けができずリスクを 分 散 す るため 複 数 の 保 険 会 社 が 共 同 で 保 険 を 引 き 受 ける 形 態 の 保 険 契 約 ( 以 下 共 同 保 険 という )としていたものなどは 随 意 契 約 (その 他 )により 契 約 している が 仕 様 書 は 作 成 していなかった それ 以 外 は 仕 様 書 が 作 成 されていた 船 舶 保 険 の 内 容 等 について 各 船 舶 ごとにみると 別 表 1(24 ページ)のとおり であり 普 通 期 間 保 険 の 保 険 金 額 は 自 船 の 再 調 達 価 額 あるいは1 千 万 円 を 上 限 としていた また 漁 船 保 険 については 別 表 2(25 ページ)のとおりで 普 通 保 険 の 保 険 金 額 は 自 船 の 残 存 価 額 を 考 慮 した 価 額 ( 以 下 時 価 額 という )としていた このように それぞれの 船 舶 の 航 行 速 度 航 行 域 及 び 船 体 の 構 造 や 材 質 等 が 異 なるため 保 険 の 内 容 に 違 いが 認 められた なお 16 件 のうち9 件 の 契 約 ( 船 舶 保 険 8 件 中 7 件 漁 船 保 険 8 件 中 2 件 ) について 契 約 を 継 続 する 際 に 見 直 しを 行 ったと 回 答 している 10

(イ) 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 損 害 賠 償 保 険 を 含 む) 県 は 損 害 賠 償 責 任 を 負 うこととなったときに 備 え 平 成 21 年 度 においては 施 設 にかかるものも 含 めると 計 35 件 (13 パーセント)の 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 し ており 保 険 料 の 計 では 37,197,732 円 (35 パーセント)と 各 種 保 険 の 中 で 最 も 大 きい 額 となっていた ( 表 2 参 照 ) このうち 保 険 料 が5 万 円 以 上 のものをみると 施 設 にかかわるものが 12 件 あ り 保 険 料 の 計 7,220,740 円 その 他 県 立 学 校 等 にかかわるものなどが5 件 保 険 料 の 計 29,853,612 円 となっており 合 計 で 17 件 (24 パーセント) 保 険 料 計 37,074,352 円 (35 パーセント)と やはり 各 種 保 険 の 保 険 料 では 最 も 大 きい 額 となっていた このうち 共 済 制 度 にかかる4 件 を 除 いた 13 件 は すべてが 随 意 契 約 によるも のであったが うち 複 数 見 積 りのものは5 件 その 中 で 仕 様 書 を 作 成 し 提 示 し ているものは2 件 に 過 ぎなかった また 単 独 見 積 りで 仕 様 書 を 提 示 したもの が1 件 あった なお 共 済 制 度 にかかる4 件 は いずれも 随 意 契 約 であり 単 独 見 積 りによる ものが3 件 その 他 のものが1 件 となっており 仕 様 書 は 作 成 していなかった 次 に 補 償 内 容 をみると 別 表 3(26 ページ)のとおり 対 人 賠 償 では 上 限 額 が1 名 につき 3,000 万 円 から1 億 円 まで 1 事 故 につき 3,000 万 円 から3 億 5,000 万 円 までと 大 きな 開 きがみられた また 対 物 賠 償 でも 上 限 額 が1 事 故 に つき 50 万 円 から1 億 円 と 開 きは 大 きかった 状 況 や 条 件 が 様 々であり こうし た 差 異 は 一 定 やむを 得 ないものであるが 補 償 内 容 についての 基 礎 となる 考 え 方 や 基 準 がないことは 今 後 検 討 すべき 課 題 である また 一 定 金 額 以 下 は 保 険 の 対 象 としない 免 責 金 額 を 設 けているものはほと んどみられなかったが 免 責 金 額 を 設 けることで 保 険 料 をより 低 く 設 定 できる 場 合 もあるので こうした 点 も 踏 まえた 検 討 も 必 要 かと 考 えられる さらに 5 万 円 を 超 える 17 件 について 平 成 20 年 度 以 降 の 保 険 事 故 をみると 県 立 学 校 や 道 路 等 にかかる5 保 険 について 保 険 事 故 が 計 50 件 あり 損 害 賠 償 金 として 計 55,549,542 円 が 支 払 われていた こうした 保 険 事 故 や 補 償 の 実 態 は 補 償 内 容 を 見 直 す 際 には 重 要 な 要 素 となるものであり 本 県 の 過 去 数 年 の 状 況 はもちろん 他 県 も 含 めて 実 態 を 調 べることも 必 要 と 考 えるが そうした 検 討 は されていないものが 多 かった なお 県 立 学 校 に 在 籍 する 児 童 生 徒 等 に 係 る 災 害 共 済 給 付 は 県 立 学 校 等 の 管 理 下 での 災 害 等 に 対 する 給 付 が 主 な 内 容 であるが 免 責 の 特 約 を 付 しており 県 が 過 失 責 任 等 を 問 われ 賠 償 に 応 じる 場 合 には 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センターが 支 払 った 給 付 金 は 県 自 らが 支 払 った 損 害 賠 償 金 とみなされるととも に その 部 分 の 同 センターへの 支 払 いも 免 責 されることから ここでは 賠 償 責 任 保 険 に 区 分 した 平 成 21 年 度 においては 2,603 件 に 対 して 35,037,004 円 が 支 払 われている 損 害 賠 償 の 事 例 はなく 全 額 が 医 療 費 を 主 とする 給 付 金 であった 11

(ウ) 傷 害 保 険 表 2のとおり 平 成 21 年 度 における 傷 害 保 険 の 加 入 状 況 は 128 件 で 保 険 料 は 8,794,643 円 となっており 契 約 件 数 の 内 訳 は 保 険 料 が5 万 円 未 満 のものが 99 件 で 5 万 円 以 上 30 万 円 以 下 のものが 21 件 30 万 円 を 超 えるものが8 件 で あった このうち 保 険 料 が5 万 円 以 上 の 29 件 をみると 契 約 方 法 は 全 て 随 意 契 約 であ り そのうち 複 数 見 積 りによる 随 意 契 約 が7 件 他 の 22 件 は 全 て 単 独 見 積 りに よる 随 意 契 約 であった なお 14 件 については 契 約 方 法 などについて 何 らかの 検 討 は 行 っているが 仕 様 書 等 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 しているのは7 件 に 過 ぎ なかった 傷 害 保 険 を 目 的 別 に 分 類 すると 次 のとおり 大 きく5 種 類 に 区 分 することが できる 区 分 ごとの 保 険 料 及 び 保 険 金 額 は 別 表 4(27 ページ)のとおりである 最 も 件 数 が 多 い 労 災 タイプを 見 ると 保 険 料 は 対 象 者 数 も 異 なることから 60,390 円 から 506,180 円 となっている また 保 険 金 額 は 死 亡 後 遺 障 害 で 100 万 円 から1 億 円 入 院 日 額 で 1,500 円 から 15,000 円 通 院 日 額 で 1,000 円 から 10,000 円 の 範 囲 となっている そ れぞれの 部 局 内 では 一 定 のバランスは 取 れていると 認 められるが 全 体 を 見 る と 大 きな 開 きがある 想 定 されるリスクにより 違 いがあることはやむを 得 ない としても 一 定 県 としての 考 え 方 を 整 理 することが 必 要 である a 労 災 (12 保 険 ) 県 の 委 嘱 や 委 託 を 受 け 業 務 を 行 う 者 の 業 務 従 事 中 の 事 故 を 補 償 する b ボランティア(6 保 険 ) 県 の 事 業 に 関 連 したボランティア 活 動 参 加 者 に 対 する 活 動 中 の 事 故 を 補 償 する c イベント(5 保 険 ) 県 主 催 の 行 事 等 参 加 者 への 賠 償 責 任 を 補 償 する d 管 理 瑕 疵 (4 保 険 ) 学 校 等 の 施 設 管 理 者 の 管 理 下 にある 児 童 等 に 対 する 事 故 を 補 償 する e 遠 洋 航 海 (2 保 険 ) 高 知 海 洋 高 等 学 校 での 遠 洋 航 海 実 習 中 の 生 徒 の 事 故 や 疾 病 を 補 償 する 12

2 監 査 結 果 平 成 21 年 度 において 契 約 1 件 につき 保 険 料 が 30 万 円 を 超 えるものについて 監 査 した その 保 険 種 類 ごとの 結 果 は 次 のとおりであった (1) 火 災 地 震 保 険 ア 現 状 と 課 題 高 知 県 財 産 規 則 ( 昭 和 39 年 高 知 県 規 則 第 19 号 ) 第 51 条 の 規 定 により 部 局 の 長 及 び 教 育 委 員 会 は その 所 管 に 属 する 公 有 財 産 について 災 害 共 済 の 委 託 又 は 損 害 保 険 に 付 する 必 要 があると 認 めるときは 必 要 な 手 続 をしなければならないと されており 管 財 課 が 一 括 して 加 入 している 具 体 的 な 取 り 扱 いは 災 害 共 済 の 委 託 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 について( 平 成 13 年 3 月 19 日 付 け 12 管 第 200 号 総 務 部 長 通 知 )の 別 紙 災 害 共 済 の 委 託 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 ( 以 下 要 領 という )で 定 められており 生 活 の 本 拠 として 住 居 の 用 に 供 する 目 的 で 設 置 している 公 舎 職 員 住 宅 宿 舎 独 身 寮 公 営 住 宅 等 の 建 物 については 社 団 法 人 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 ( 以 下 火 災 共 済 という ) に 加 入 し それ 以 外 の 建 物 等 については 財 団 法 人 都 道 府 県 会 館 災 害 共 済 部 ( 以 下 建 物 共 済 という )に 加 入 するものとされている 平 成 21 年 度 の 加 入 実 績 は 火 災 共 済 で 6,210 戸 1,126 棟 422,000 m2 建 物 共 済 で 95,950 件 2,118 棟 1,176,000 m2であった イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった なお 火 災 共 済 が 行 う 事 業 としては 火 災 落 雷 爆 発 による 損 害 を 補 填 する 火 災 共 済 事 業 のほか 火 災 以 外 の 風 水 雪 害 地 震 等 により 被 災 した 場 合 に 見 舞 金 を 受 ける 住 宅 災 害 見 舞 金 交 付 事 業 共 済 委 託 した 住 宅 団 地 の 防 火 及 び 環 境 改 善 の 施 設 を 設 置 する 場 合 に 補 助 金 を 受 ける 住 宅 火 災 防 火 施 設 整 備 補 助 事 業 等 がある ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 特 に 問 題 は 認 められなかった 火 災 共 済 ( 昭 和 26 年 度 加 入 ) 建 物 共 済 ( 昭 和 27 年 度 加 入 )とも 普 通 地 方 公 共 団 体 の 相 互 救 済 事 業 として 法 第 263 条 の2の 規 定 により 議 会 の 議 決 を 受 けて 行 っている 事 業 であり 競 争 入 札 にはなじまない また 民 間 の 損 害 保 険 会 社 が 取 り 扱 う 火 災 保 険 との 比 較 でも 補 償 内 容 に 対 する 保 険 料 などの 面 で 明 らかに 優 位 性 が 認 められる なお 建 物 共 済 は 都 道 府 県 が 所 有 する 建 物 工 作 物 動 産 が 対 象 であり 県 有 の 職 員 住 宅 や 公 営 住 宅 等 も 対 象 物 件 となり 得 るが 火 災 共 済 の 補 償 が 再 調 達 価 額 であるのに 対 し 建 物 共 済 の 補 償 は 時 価 額 であるため 火 災 等 罹 災 後 の 復 旧 工 事 費 を 賄 えない 場 合 があり 用 途 が 住 居 の 建 物 には 適 していない 13

エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について 要 領 第 3によれば 住 宅 建 を 除 く 非 木 造 建 物 であって 見 積 価 額 が 300 万 円 以 下 のもの 及 び 非 木 造 建 物 であって 自 転 車 置 場 車 庫 倉 庫 物 置 ポンプ 室 等 火 災 の 危 険 性 損 害 の 発 生 等 が 軽 少 と 想 定 されるものについては 災 害 共 済 の 加 入 対 象 物 件 から 除 くこととされているが 同 要 領 第 3のただし 書 きにより 部 局 長 が 特 に 加 入 の 必 要 を 認 めるものについては 建 物 共 済 に 加 入 することができるもの となっている また 同 要 領 第 3の2により 工 作 物 及 び 収 容 動 産 については 部 局 長 が 特 に 加 入 の 必 要 を 認 めるものについてのみ 建 物 共 済 に 加 入 することができ るものとなっている これらの 条 項 を 適 用 して 建 物 共 済 に 加 入 しているものが 多 数 見 受 けられた 保 険 の 対 象 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )について 時 価 額 の 低 いものや 現 在 利 用 していない 施 設 については 時 価 額 と 保 険 料 のバランスや 過 去 の 被 災 事 例 も 考 慮 して 保 険 の 対 象 とする 必 要 性 や 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )の 妥 当 性 を 判 断 するよ う 検 討 を 求 める (2) 航 空 機 保 険 ア 現 状 と 課 題 航 空 機 に 対 する 保 険 には 消 防 政 策 課 及 び 警 察 本 部 がそれぞれ 加 入 していた 消 防 政 策 課 の 保 険 は 機 体 搭 乗 者 及 び 第 三 者 に 対 する 保 険 に 加 え 救 急 活 動 に 伴 い 傷 病 者 を 搬 送 することもあるので 乗 客 に 対 する 賠 償 責 任 保 険 にも 加 入 し ていた 警 察 本 部 の 保 険 は 機 体 の 所 有 者 が 内 閣 府 であることから 機 体 に 対 する 保 険 金 額 は 設 定 されておらず 搭 乗 者 及 び 第 三 者 に 対 する 保 険 に 加 入 していた なお 保 険 料 は 消 防 政 策 課 が 11,633,880 円 警 察 本 部 が 427,200 円 となってい た イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 防 災 救 急 活 動 及 び 警 察 活 動 時 の 事 故 に 対 しての 保 険 であるが 第 三 者 被 害 に 対 する 賠 償 責 任 額 について 消 防 政 策 課 は 乗 客 に 対 する 賠 償 責 任 も 含 み 100 億 円 警 察 本 部 は5 億 円 となっており 両 保 険 の 保 険 金 額 に 開 きが 見 られた 類 似 活 動 を 行 っている 事 業 者 や 他 県 の 補 償 内 容 等 も 調 査 のうえ 適 切 な 賠 償 責 任 額 の 設 定 に ついて 検 討 を 求 める ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 特 に 問 題 は 認 められなかった 航 空 機 保 険 では 市 街 地 での 事 故 等 を 想 定 した 場 合 補 償 費 用 が 巨 額 となるこ とから 保 険 契 約 者 に 対 する 保 険 金 の 支 払 いを 担 保 し 安 定 した 保 険 料 水 準 を 維 持 するため リスクの 分 散 と 平 準 化 が 不 可 欠 である このため 航 空 機 保 険 を 扱 う 損 害 保 険 会 社 による 航 空 機 保 険 プールが 結 成 されており 加 盟 各 社 は 取 り 扱 う 航 空 機 保 険 契 約 を 全 て 再 保 険 として 相 互 に 引 き 受 ける 仕 組 みとなっている 14

保 険 料 についても 各 社 同 一 の 水 準 で 決 定 されているため どの 会 社 とどのよう な 責 任 分 担 割 合 で 契 約 しても 保 険 料 は 同 額 となるため 競 争 入 札 に 適 さない エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について いずれの 保 険 も 県 職 員 が 補 償 対 象 となっている 部 分 があり 公 務 活 動 におけ る 保 険 のあり 方 について 検 討 するとともに 地 方 公 務 員 災 害 補 償 制 度 との 関 係 に ついても 整 理 するよう 求 める (3) 船 舶 に 対 する 保 険 ア 現 状 と 課 題 船 舶 に 対 する 保 険 のうち 保 険 料 が 30 万 円 を 超 える 契 約 は 11 件 で うち 管 財 課 が8 件 高 知 海 洋 高 等 学 校 が2 件 警 察 本 部 が1 件 であった 船 舶 に 対 する 保 険 には 前 述 したように 船 舶 保 険 と 漁 船 保 険 が 存 在 し さらに その 船 舶 の 用 途 により 加 入 形 態 や 補 償 内 容 が 異 なるため 用 途 ごとに 分 けると 次 のとおりであった (ア) 漁 船 保 険 県 有 船 舶 のうち 漁 船 保 険 に 加 入 しているのは 漁 船 登 録 されている5 隻 の 船 舶 で 普 通 保 険 については 時 価 額 を 保 険 金 額 としていた 漁 船 船 主 責 任 保 険 については 5 隻 のうち 管 財 課 が 契 約 を 所 管 する4 隻 の 船 舶 は 6 億 円 の 保 険 金 額 としていた ( 加 入 単 位 は1 億 円 ) また 4 隻 の 船 舶 には 小 型 搭 載 艇 ( 総 トン 数 0.4 トン 程 度 でFRP 構 造 ) が 装 備 されており この 小 型 搭 載 艇 についても 漁 船 船 主 責 任 保 険 を 本 船 と 同 様 の6 億 円 としていた 高 知 海 洋 高 等 学 校 の 実 習 船 は アメリカの 排 他 的 経 済 水 域 まで 航 海 するうえ 使 用 する 燃 料 油 が 環 境 への 負 荷 が 大 きいことを 考 慮 して 漁 船 船 主 責 任 保 険 の 保 険 金 額 の 上 限 である 20 億 円 としていた (イ) 船 舶 保 険 a 清 掃 船 清 掃 船 の 主 な 活 動 内 容 は 浦 戸 湾 内 での 清 掃 活 動 で 自 船 の 再 調 達 価 額 (8,761 万 円 )を 限 度 に 普 通 期 間 保 険 ( 第 5 種 )に 加 入 していたが 船 主 責 任 保 険 には 加 入 していなかった b 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 の 主 な 活 動 内 容 は 浦 戸 湾 内 で 航 行 速 度 は 低 速 であ るが 常 に 航 路 を 横 断 するものであることから 自 船 の 再 調 達 価 額 (9,000 万 円 )を 限 度 に 普 通 期 間 保 険 ( 第 2 種 衝 突 損 害 賠 償 金 てん 補 )に 加 入 してい た また 船 主 責 任 保 険 についても 自 船 の 再 調 達 価 額 を 限 度 に 加 入 していた c 作 業 船 作 業 船 (ダム 管 理 船 )4 隻 の 主 な 活 動 内 容 はダム 湖 の 管 理 をするもので 自 船 の 再 調 達 価 額 を 限 度 に 普 通 期 間 保 険 に 加 入 していた 15

また 船 主 責 任 保 険 については 保 険 金 額 の 上 限 を1 億 円 としていた d 浮 漁 礁 県 が 土 佐 湾 に 設 置 している 浮 漁 礁 は 動 力 設 備 を 有 していないものの 流 失 した 時 に 他 船 との 衝 突 の 可 能 性 があり 保 険 金 額 1 千 万 円 を 限 度 に 普 通 期 間 保 険 ( 第 2 種 )に 加 入 していた また 流 失 した 浮 漁 礁 の 回 収 費 用 をてん 補 するため 保 険 金 額 1 千 万 円 を 限 度 に 船 主 責 任 保 険 に 加 入 していた 平 成 20 年 度 に 保 険 金 の 給 付 を 受 けた 事 例 では 実 際 の 回 収 費 用 は1 千 万 円 を 上 回 っていたが その 費 用 を 全 て 保 険 金 額 でてん 補 するには 保 険 料 が 著 し く 高 額 になるため 現 状 の 保 険 金 額 としていた e 警 備 艇 警 察 本 部 の 運 航 する 警 備 艇 2 隻 の 主 な 活 動 は 土 佐 湾 周 辺 区 域 での 警 備 で ある 2 隻 を 一 括 して 契 約 し 経 済 性 を 追 求 するとともに 普 通 期 間 保 険 ( 第 2 種 衝 突 損 害 賠 償 金 てん 補 )については 2 隻 とも 発 生 頻 度 の 高 い 軽 微 な 事 故 を 想 定 し 保 険 金 額 の 上 限 を1 千 万 円 としていた また 船 主 責 任 保 険 は それぞれ4 億 円 と1 億 4 千 万 余 円 を 上 限 としてい た なお 船 舶 の 所 有 者 は 内 閣 府 である f 教 習 艇 教 習 艇 の 用 途 は 高 知 海 洋 高 等 学 校 において 生 徒 に 船 舶 の 免 許 を 取 得 させ るためのものであったが 制 度 改 正 により 教 習 に 使 用 する 船 舶 がより 小 型 の もので 可 能 となった そのため 当 該 教 習 艇 の 平 成 21 年 度 の 船 舶 保 険 の 終 期 である 平 成 22 年 4 月 6 日 以 降 使 用 されておらず 本 年 度 中 に 用 途 廃 止 する 予 定 である イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について (ア) 漁 船 保 険 特 に 問 題 は 認 められなかった 漁 船 保 険 に 加 入 している5 隻 のうち 管 財 課 が 契 約 を 担 当 している 漁 業 調 査 船 1 隻 と 漁 業 取 締 船 3 隻 の 主 な 活 動 は 土 佐 湾 周 辺 区 域 での 調 査 及 び 取 締 で 事 故 を 起 こす 確 率 が 低 いため 官 公 庁 割 引 を 受 けていた (イ) 船 舶 保 険 a 清 掃 船 作 業 船 清 掃 船 については 浦 戸 湾 内 での 清 掃 作 業 が 主 目 的 で 荒 天 時 や 夜 間 には 航 行 をせず 速 度 も 遅 いが 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 や 警 備 艇 が 第 2 種 としてい るにもかかわらず 第 5 種 としていた 作 業 船 (4 隻 )については 波 も 無 い 穏 やかなダム 湖 での 業 務 が 主 であり 高 速 で 航 行 する 必 要 性 が 少 ないにもかかわらず 船 主 責 任 保 険 を1 億 円 として いた 16

それぞれ 想 定 されるリスクに 応 じた 保 険 金 額 となっているか 検 討 を 求 める b その 他 の 船 舶 特 に 問 題 は 認 められなかった ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) (ア) 漁 船 保 険 特 に 問 題 は 認 められなかった 漁 船 保 険 については 保 険 料 の 国 庫 負 担 があるため 船 舶 保 険 と 比 べて 優 位 性 があり 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 以 下 令 という ) 第 167 条 の2 第 1 項 第 7 号 を 適 用 して 随 意 契 約 を 締 結 していた (イ) 船 舶 保 険 a 清 掃 船 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 清 掃 船 と 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 については これまで 共 同 保 険 としており 普 通 期 間 保 険 の 保 険 金 額 が 清 掃 船 で 8,700 万 円 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 で 9,000 万 円 であった この 程 度 の 保 険 規 模 において 競 争 性 の 働 かない 共 同 保 険 とする 必 要 性 は 乏 しいと 思 われる なお 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 は 平 成 22 年 度 から 複 数 見 積 りによる 契 約 と したことにより 保 険 料 において 25 パーセントの 経 費 の 節 減 となっていた ついては 清 掃 船 においても 競 争 性 が 働 くよう 検 討 を 求 める b 教 習 艇 教 習 艇 については 保 険 料 が 973,000 円 と 単 独 で 随 意 契 約 が 可 能 な 額 で ある 30 万 円 を 超 えていたが 理 由 を 付 して 単 独 見 積 りで 契 約 をしていた そ の 理 由 が 不 適 切 であり 本 来 なら 複 数 見 積 りとすべきであった c その 他 の 船 舶 特 に 問 題 は 認 められなかった なお 作 業 船 については 平 成 22 年 度 の 契 約 において3 者 による 複 数 見 積 りを 実 施 し 内 容 の 見 直 しの 提 案 を 受 け 保 険 料 が 安 価 となった エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について (ア) 漁 船 保 険 特 に 問 題 は 認 められなかった (イ) 船 舶 保 険 a 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 については 自 動 車 を 運 搬 する 船 舶 として 保 険 加 入 しているが 過 去 には 自 動 車 も 運 搬 していたが 現 在 は 自 動 車 の 運 搬 は 行 っ ておらず 人 と 原 動 機 付 き 自 転 車 のみの 運 搬 となっている この 点 について 保 険 加 入 する 際 の 船 種 の 変 更 を 行 えば 保 険 料 が 安 価 となる 可 能 性 が 見 込 まれ るため 保 険 内 容 の 検 討 を 求 める b その 他 の 船 舶 特 に 問 題 は 認 められなかった 17

(4) 自 動 車 等 の 保 険 ( 自 動 車 損 害 賠 償 責 任 保 険 を 除 く) ア 現 状 と 課 題 平 成 21 年 度 における 自 動 車 等 の 任 意 保 険 の 加 入 件 数 は 4 件 であったが 個 別 の 監 査 対 象 とした 保 険 料 30 万 円 を 超 える 契 約 は 総 務 事 務 センターの1 件 1,426 台 ( 平 成 21 年 度 の 契 約 金 額 に 対 する 台 数 )であった 加 入 の 目 的 は 事 故 被 害 者 等 への 補 償 と 保 険 会 社 のノウハウを 活 用 すること による 損 害 賠 償 金 の 被 害 者 への 迅 速 な 支 払 いと 示 談 交 渉 における 職 員 負 担 の 軽 減 で 平 成 13 年 度 から 加 入 している 平 成 20 年 度 と 平 成 21 年 度 に 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 は 2,161,387 円 2,994,815 円 であるのに 対 して 両 年 度 の 保 険 料 は 4,413,370 円 7,684,070 円 と 保 険 料 の 方 が 多 くなっているが 前 述 の 示 談 交 渉 等 における 職 員 の 負 担 など 見 えないコ ストを 考 慮 する 必 要 もあり 単 純 な 比 較 はできない 保 険 の 対 象 は 県 が 所 有 使 用 する 自 動 車 として 平 成 21 年 度 の 契 約 では 警 察 本 部 が 所 有 する 自 動 車 等 580 台 も 含 めて 契 約 していた これは 同 年 度 から 警 察 本 部 も 保 険 に 加 入 することとなったが 加 入 実 績 のある 総 務 事 務 センターの 保 険 に 含 めた 契 約 とすることで 保 険 料 の 低 減 を 図 っているものである なお 平 成 22 年 度 は 警 察 本 部 において 独 自 に 契 約 している 平 成 21 年 度 の 保 険 料 は 前 年 度 より 3,270,700 円 増 加 したが これは 警 察 本 部 の 自 動 車 等 を 含 めたことによるもので これらを 除 いた 保 険 料 は 4,266,720 円 と 大 きな 変 化 はなかった しかし 平 成 22 年 度 の 保 険 料 は 8,389,210 円 と 平 成 21 年 度 の 警 察 本 部 の 自 動 車 等 を 除 いた 保 険 料 との 比 較 では 前 年 度 より 4,122,490 円 ( 対 前 年 度 比 197 パーセント) 増 加 した これは 保 険 料 が 事 故 に 対 する 補 償 状 況 も 加 味 されて 算 定 されることに 起 因 し ている 平 成 20 年 度 と 平 成 21 年 度 の 保 険 契 約 に 対 応 する 事 故 件 数 は 12 件 から 23 件 ( 対 前 年 度 比 192 パーセント)と 保 険 料 の 増 加 率 とほぼ 連 動 しており 事 故 の 減 少 や 支 払 いを 受 ける 補 償 金 額 の 抑 制 が 保 険 料 の 低 減 に 貢 献 するものである ことがわかる 保 険 契 約 の 事 務 は 総 務 事 務 センターが 所 管 しているが 事 故 等 の 対 応 は 行 政 管 理 課 が 所 管 している 同 課 においては 事 故 が 増 加 傾 向 にあることから 保 険 会 社 の 提 案 を 受 けて 平 成 22 年 12 月 に5 台 の 公 用 車 にカメラ 付 ドライブレコーダーを 設 置 し 運 転 操 作 状 況 のデータ 収 集 と 分 析 を 行 い 平 成 23 年 2 月 から3 月 にかけて オリジナルテキストを 作 成 し 4 月 から 安 全 運 転 講 習 会 を 開 催 することが 計 画 さ れている イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 保 険 金 額 は 地 震 防 災 課 の 起 震 車 や 若 草 養 護 学 校 のスクールバスなど5 台 を 除 いて 対 人 1 億 円 対 物 100 万 円 となっていた この5 台 の 自 動 車 等 について は 保 険 加 入 当 初 に 把 握 できなかったもので それぞれの 所 属 で 加 入 していた 当 時 の 保 険 金 額 を 継 続 していた 18

平 成 22 年 度 の 契 約 では これら5 台 の 自 動 車 等 の 無 保 険 車 傷 害 保 険 自 損 事 故 保 険 搭 乗 者 傷 害 保 険 について それらを 包 含 する 人 身 傷 害 保 険 とすることで 当 該 保 険 金 額 の 統 一 を 図 っていたが それら 以 外 の 自 動 車 等 との 保 険 金 額 におい ては 差 が 認 められるため それぞれが 適 切 な 契 約 内 容 であることを 説 明 できるよ う 基 礎 となる 考 え 方 や 基 準 を 明 確 にすることについて 検 討 を 求 める ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 特 に 問 題 は 認 められなかった 一 般 競 争 入 札 により 選 定 しており 競 争 性 は 確 保 されていた エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった (5) 賠 償 責 任 保 険 ア 現 状 と 課 題 賠 償 責 任 保 険 は スポーツ 健 康 教 育 課 の 災 害 共 済 給 付 と 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 の 2 件 であった (ア) 災 害 共 済 給 付 災 害 共 済 給 付 は 昭 和 35 年 に 設 立 された 日 本 学 校 安 全 会 が 行 う 業 務 として 始 まり 同 年 7 月 10 日 付 けの 同 会 高 知 支 部 と 本 県 教 育 委 員 会 の 契 約 により 現 在 も 毎 年 度 の 名 簿 更 新 を 行 い 契 約 を 継 続 している 長 い 歴 史 をもつこの 制 度 は 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 162 号 以 下 センター 法 という )に 基 づき 児 童 生 徒 等 の 負 傷 や 疾 病 に 対 する 医 療 費 障 害 見 舞 金 死 亡 見 舞 金 の 支 給 等 について 公 正 かつ 公 平 な 運 用 を 図 る 上 で 必 要 な 諸 規 程 が 制 定 されている 近 年 児 童 生 徒 等 の 災 害 は 校 内 での 負 傷 や 通 学 途 上 の 交 通 事 故 をはじめ 様 々 な 形 で 発 生 しており この 制 度 はそうした 場 合 に 必 要 不 可 欠 な 救 済 制 度 として 学 校 現 場 に 広 く 啓 発 され 定 着 しているものである 平 成 21 年 度 の 保 険 料 は 28,282,378 円 であり 2,603 件 の 災 害 件 数 に 対 し 35,037,004 円 の 給 付 を 受 け 支 払 っていた その 内 訳 は 医 療 費 が 2,599 件 28,377,004 円 障 害 見 舞 金 が2 件 6,320,000 円 死 亡 見 舞 金 の 支 給 はなかっ た 附 帯 業 務 である 供 花 料 については 2 件 340,000 円 を 給 付 していた 平 成 20 年 度 に 引 き 続 き 給 付 金 が 保 険 料 を 上 回 っていたことからも この 制 度 の 有 利 性 は 明 らかである また センター 法 では 第 16 条 において 児 童 生 徒 等 の 保 護 者 ( 以 下 保 護 者 という )の 同 意 を 得 ること 第 17 条 において 保 護 者 から 共 済 掛 金 の 額 のうち 政 令 で 定 める 範 囲 内 で 当 該 学 校 の 設 置 者 が 定 める 額 を 徴 収 することを 規 定 して いる 各 県 立 学 校 では 年 度 始 めに 保 護 者 に 同 意 書 の 提 出 を 求 めるとともに この 制 度 の 周 知 に 努 めている 保 護 者 から 徴 収 する 額 については 独 立 行 政 法 人 日 本 19

スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 給 付 金 事 務 取 扱 要 領 の 第 2において 県 立 高 等 学 校 の 年 額 1 人 当 たりを 全 日 制 は 1,460 円 定 時 制 は 760 円 通 信 制 は 215 円 とし 県 立 中 学 校 及 び 特 別 支 援 学 校 の 保 護 者 からは 徴 収 しないと 定 めている (イ) 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 は 県 立 学 校 等 で 発 生 した 災 害 について 県 が 損 害 賠 償 責 任 を 負 う 場 合 に 速 やかに 被 害 者 の 救 済 を 図 るとともに 県 の 財 政 負 担 をてん 補 することを 目 的 とするものであり 平 成 21 年 度 の 保 険 料 は 1,266,474 円 であった 前 述 した 災 害 共 済 給 付 との 関 係 が 深 く 本 保 険 では 県 が 支 払 うとされた 損 害 賠 償 の 額 が 災 害 共 済 給 付 で 支 払 われるべき 額 と 本 保 険 の 免 責 金 額 の 合 計 を 超 えた 場 合 に 超 過 額 についててん 補 限 度 額 まで 支 払 われることとなっていた また 契 約 に 際 しては 施 設 賠 償 責 任 保 険 生 産 物 賠 償 責 任 保 険 及 び 予 防 接 種 賠 償 責 任 保 険 についてそれぞれに 加 入 していた 施 設 賠 償 責 任 保 険 について は てん 補 限 度 額 により 1 名 につき 3,000 万 円 1 事 故 につき3 億 5,000 万 円 の ものから1 名 につき1 億 円 1 事 故 につき 10 億 円 までの4タイプが 設 けられて おり 選 択 することとなっているが これまで 特 に 検 討 することなく てん 補 限 度 額 が 最 も 低 いタイプでの 契 約 を 継 続 していた イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について (ア) 災 害 共 済 給 付 特 に 問 題 は 認 められなかった (イ) 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 特 に 問 題 は 認 められなかった 学 校 管 理 下 での 災 害 等 について 県 が 損 害 賠 償 責 任 を 負 う 場 合 のてん 補 を 目 的 に 設 けられたものであり 災 害 共 済 給 付 に 免 責 特 約 を 付 すことで 上 乗 せの 位 置 付 けとなっている ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) (ア) 災 害 共 済 給 付 特 に 問 題 は 認 められなかった (イ) 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 特 に 問 題 は 認 められなかった 県 が 全 国 都 道 府 県 教 育 委 員 連 合 会 に 加 入 依 頼 を 行 い これを 同 連 合 会 が 取 り まとめ 一 括 して 損 害 保 険 会 社 6 社 の 幹 事 保 険 会 社 に 送 付 し 契 約 締 結 していた 保 険 の 相 手 方 としては 他 に 選 択 する 余 地 はない エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について (ア) 災 害 共 済 給 付 特 に 問 題 は 認 められなかった (イ) 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 20

施 設 賠 償 責 任 保 険 については てん 補 限 度 額 により4つのタイプが 設 けられ ているが 契 約 更 新 にあたっては 特 に 検 討 をしないまま 継 続 している 学 校 管 理 下 での 災 害 やその 損 害 賠 償 額 の 全 国 的 な 事 例 及 び 他 県 の 契 約 の 状 況 なども 一 定 調 査 のうえ 適 切 なてん 補 限 度 額 について 検 討 を 求 める (6) 施 設 損 害 賠 償 保 険 ア 現 状 と 課 題 施 設 損 害 賠 償 保 険 としては 道 路 課 が 所 管 する 道 路 損 害 賠 償 責 任 保 険 の1 保 険 のみで 保 険 料 は 5,587,800 円 であった この 保 険 は 県 が 管 理 する 道 路 において 県 の 管 理 瑕 疵 に 起 因 する 事 故 が 発 生 した 場 合 の 賠 償 責 任 をてん 補 するものであり 保 険 会 社 との 覚 書 により 保 険 契 約 期 間 中 に 増 加 した 道 路 も 自 動 的 に 対 象 道 路 に 含 まれる 平 成 21 年 4 月 1 日 現 在 で 対 象 路 線 数 が 197 路 線 道 路 延 長 は 約 2,783kmである 対 象 となる 事 故 は 過 去 12 年 間 の 平 均 で 年 間 約 22 件 発 生 し 種 類 としては 落 石 崩 土 によるものが 最 も 多 く 直 撃 の 場 合 は 全 補 償 落 下 した 石 等 が 原 因 の 場 合 は 判 例 などに 照 らし 合 わせ 過 失 割 合 に 応 じて 補 償 しており 相 手 方 との 示 談 交 渉 は 保 険 料 を 抑 えるために 県 が 直 接 行 っている 補 償 金 額 は 身 体 賠 償 については1 名 につき 5,000 万 円 1 事 故 3 億 円 を 上 限 と しており 財 物 賠 償 については1 事 故 1,000 万 円 を 上 限 としている これは 全 国 調 査 の 結 果 や 過 去 の 事 例 の 補 償 金 額 等 を 考 慮 して 設 定 しており 必 要 補 償 額 が これを 超 える 場 合 は 別 途 に 支 出 するという 考 え 方 である イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 特 に 問 題 は 認 められなかった 保 険 料 からすると 本 来 であれば 競 争 入 札 の 方 法 によるべきであるが 平 成 21 年 度 は 入 札 参 加 資 格 のある4 者 を 含 む7 者 による 見 積 り 競 争 (うち4 者 は 辞 退 )に より 県 が 示 した 仕 様 に 対 し 同 一 の 仕 様 でより 低 額 の 見 積 金 額 を 提 示 してきた 者 と 随 意 契 約 ( 令 第 167 条 の2 第 1 項 第 2 号 該 当 )を 行 っている 保 険 の 補 償 内 容 等 については 仕 様 書 等 を 作 成 し 県 が 求 める 内 容 を 相 手 方 に 示 すべきものであり 令 第 167 条 の2 第 1 項 第 2 号 による 随 意 契 約 とすることには 疑 問 も 残 るが 7 者 に 見 積 りを 依 頼 するも3 者 からしか 見 積 書 の 提 出 がなく こ のうち 入 札 参 加 資 格 のある 者 は1 者 のみであった 実 態 等 を 考 えると やむを 得 な いものであった エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった 21

(7) 傷 害 保 険 ア 現 状 と 課 題 傷 害 保 険 には 県 が 地 域 の 団 体 や 個 人 に 委 託 ( 委 嘱 )している 事 業 又 はボラン ティアにより 行 われている 事 業 に 従 事 している 人 の 活 動 中 の 事 故 に 対 して 加 入 し ている 労 災 保 険 の 性 格 を 持 ったものと 第 三 者 に 対 する 賠 償 責 任 を 補 てんするため のものがある 労 災 保 険 に 準 じた 保 険 には 医 療 薬 務 課 1 件 河 川 課 2 件 道 路 課 2 件 及 び 警 察 本 部 2 件 の 計 7 件 加 入 していた このうち 医 療 薬 務 課 の 傷 害 保 険 は 大 規 模 な 災 害 や 事 故 発 生 時 に 高 知 DMATとして 派 遣 される 医 療 チームの 活 動 中 の 事 故 に 対 応 した 保 険 である 次 に 賠 償 責 任 保 険 に 準 じたものに 高 知 海 洋 高 等 学 校 の 普 通 傷 害 保 険 がある これは 実 習 等 の 学 校 管 理 下 における 事 故 を 対 象 としたものである イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 医 療 薬 務 課 の 傷 害 保 険 は 対 象 に 県 職 員 も 含 まれるため 下 のエのとおり 整 理 する 必 要 がある ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 高 知 海 洋 高 等 学 校 の 傷 害 保 険 は 保 険 料 が 558,800 円 と 単 独 で 随 意 契 約 が 可 能 な 額 である 30 万 円 を 超 えていたが 理 由 を 付 して 単 独 見 積 りで 契 約 をしていた その 理 由 が 不 適 切 であり 本 来 なら 複 数 見 積 りとすべきであった なお 平 成 22 年 度 は 複 数 見 積 りによる 随 意 契 約 が 行 われていた エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について 医 療 薬 務 課 の 傷 害 保 険 は 県 職 員 が 補 償 対 象 となっている 部 分 があり 公 務 活 動 における 保 険 のあり 方 について 検 討 するとともに 地 方 公 務 員 災 害 補 償 制 度 と の 関 係 についても 整 理 するよう 求 める 高 知 海 洋 高 等 学 校 の 普 通 傷 害 保 険 は 災 害 共 済 給 付 との 関 係 において 重 複 部 分 や 上 回 る 部 分 を 整 理 し 現 在 の 保 険 内 容 の 必 要 性 について 検 討 を 求 める (8) その 他 の 保 険 ア 現 状 と 課 題 その 他 の 保 険 としては 県 が 所 有 する 動 産 である 山 内 家 宝 物 資 料 を 保 険 の 対 象 として 火 災 落 雷 破 裂 爆 発 風 災 盗 難 破 損 等 を 想 定 した 動 産 総 合 保 険 の1 件 で 保 険 料 は 1,339,470 円 であった 山 内 家 宝 物 資 料 についての 保 険 金 額 は 専 門 家 の 鑑 定 により 県 の 財 産 台 帳 に 登 録 された 価 格 となっていた イ 保 険 の 目 的 対 象 金 額 の 設 定 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった 22

ウ 保 険 の 相 手 方 選 定 について( 競 争 性 の 確 保 ) 特 に 問 題 は 認 められなかった 指 名 競 争 入 札 により 相 手 方 の 選 定 が 行 われていた エ 保 険 内 容 の 見 直 し 等 について 特 に 問 題 は 認 められなかった 3 意 見 県 は 様 々な 事 故 や 災 害 時 の 損 害 等 のリスクを 想 定 し 万 が 一 の 場 合 の 被 害 者 の 速 やかな 救 済 や 県 の 財 政 負 担 のてん 補 などを 目 的 に 各 種 保 険 に 加 入 している しかしながら その 実 態 をみると 想 定 されるリスクを 具 体 的 に 把 握 しないまま 仕 様 書 も 作 成 せず 従 来 どおりの 保 険 に 加 入 し 続 けているものが 見 受 けられた また 保 険 金 額 については 部 局 内 では 一 定 バランスが 取 れていると 認 められるも のもあるが 全 体 としては 大 きく 異 なっているものが 見 受 けられた 加 えて 他 所 属 が 加 入 している 保 険 等 と 補 償 内 容 が 重 複 しているにもかかわらず その 整 理 ができて いない 事 例 も 認 められた 保 険 契 約 にあたっては 厳 しい 県 財 政 の 状 況 も 踏 まえ 加 入 ( 継 続 )の 必 要 性 や 保 険 内 容 をきめ 細 かく 検 証 するとともに 競 争 性 の 確 保 を 基 本 に 業 者 の 選 定 を 行 うなど 経 済 性 効 率 性 有 効 性 の 視 点 に 立 った 執 行 を 望 む 今 回 の 行 政 監 査 において 特 に 改 善 を 要 すると 認 められる 事 項 は 以 下 のとおりであ った (1) 保 険 契 約 については 定 価 という 概 念 がなく 想 定 するリスクや 保 険 料 率 特 約 の 内 容 などにより 各 社 の 保 険 料 が 設 定 される 契 約 にあたっては 金 額 を 問 わ ず 競 争 性 の 確 保 を 基 本 に 仕 様 書 を 作 成 し より 多 くの 業 者 が 参 加 できるよう 取 り 組 むことを 求 める (2) 各 所 属 が それぞれに 人 や 物 に 保 険 を 設 定 しているが その 補 償 内 容 や 保 険 金 額 は 様 々であるため 県 として 一 定 の 考 え 方 や 基 準 などを 定 めるべきである (3) 長 年 にわたり 保 険 契 約 を 継 続 しているものについては 漫 然 と 継 続 することな く 契 約 方 法 保 険 の 対 象 補 償 内 容 及 び 特 約 事 項 などが 適 切 に 設 定 されている か 比 較 検 討 を 行 い より 有 利 なものとなるよう 検 討 を 求 める (4) 自 動 車 保 険 の 例 にみられるように 事 故 を 減 らし 補 償 金 額 を 抑 えることが 保 険 料 の 低 減 に 貢 献 するものもあることから 事 故 の 発 生 を 未 然 に 防 ぐ 取 組 みをより 一 層 進 めるよう 期 待 する 23

別 表 1 船 舶 保 険 の 一 覧 船 舶 の 用 途 清 掃 船 旅 客 船 兼 自 動 車 航 送 船 ( 単 位 : 円 ) 作 業 船 4 隻 浮 漁 礁 11 基 浮 漁 礁 1 基 警 備 艇 警 備 艇 教 習 艇 管 理 艇 船 名 ニューさじま 龍 馬 新 ながせ みたけ どんぐり かがみ 土 佐 黒 潮 牧 場 土 佐 黒 潮 牧 場 たけより おおとさ かいよう 港 栄 丸 大 きさ(t) 9.1 52 4 4 隻 30 11 38 41 21 19 7.25m 船 体 の 材 質 鋼 鋼 FRP 鋼 鋼 軽 合 金 軽 合 金 FRP FRP 船 舶 所 有 者 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 内 閣 府 内 閣 府 高 知 県 高 知 県 船 舶 用 船 者 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 主 な 航 行 区 域 浦 戸 湾 内 浦 戸 湾 内 各 ダム 湖 域 土 佐 湾 沖 土 佐 湾 沖 土 佐 湾 周 辺 土 佐 湾 周 辺 宇 佐 港 沖 浦 戸 湾 内 保 険 の 内 容 普 通 期 間 保 険 の 保 険 価 額 87,610,000 90,000,000 各 艇 170 万 程 度 10,000,000 10,000,000 400,000,000 141,750,000 70,000,000 1,000,000 補 償 内 容 再 調 達 価 額 再 調 達 価 額 再 調 達 価 額 1 千 万 円 限 度 1 千 万 円 限 度 1 千 万 円 限 度 1 千 万 円 限 度 再 調 達 価 額 再 調 達 価 額 てん 補 範 囲 衝 突 のみ 全 損 全 損 分 損 全 損 全 損 全 損 全 損 全 損 全 損 分 損 第 5 種 第 2 種 ( 衝 ) 第 2 種 2 艇 第 5 種 2 艇 第 2 種 第 2 種 第 2 種 ( 衝 ) 第 2 種 ( 衝 ) 第 5 種 - 船 主 責 任 保 険 - 90,000,000 全 艇 100,000,000 10,000,000 10,000,000 10,000,000 10,000,000 100,000,000 100,000,000 保 険 料 892,063 395,136 445,293 6,593,048 85,732 212,600 205,114 973,000 54,420 作 業 船 については 保 険 加 入 に 際 して5t 未 満 のため4tと 表 示 たけより と おおとさ については 他 の 船 舶 と 比 較 するために 一 括 して 契 約 しているものを 分 けて 表 示 24

別 表 2 漁 船 保 険 の 一 覧 ( 単 位 : 円 ) 船 舶 の 用 途 海 洋 調 査 船 漁 業 取 締 船 漁 業 取 締 船 漁 業 取 締 船 漁 業 練 習 船 漁 業 取 締 船 海 洋 調 査 船 船 名 土 佐 海 洋 丸 とさかぜ くろしお 小 鷹 土 佐 海 援 丸 はやて1 号 サリーナ 漁 業 種 類 取 締 等 取 締 等 取 締 等 取 締 等 取 締 等 近 海 2 近 海 1 大 きさ(t) 80 58 57 58 459 3.2 1.3 船 体 の 材 質 鋼 アルミ アルミ アルミ 鋼 FRP FRP 船 舶 所 有 者 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 船 舶 用 船 者 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 高 知 県 主 な 航 行 区 域 土 佐 湾 周 辺 土 佐 湾 周 辺 土 佐 湾 周 辺 土 佐 湾 周 辺 遠 洋 海 域 土 佐 湾 沿 岸 土 佐 湾 沿 岸 保 険 の 内 容 普 通 保 険 の 保 険 価 額 582,000,000 387,000,000 368,000,000 410,000,000 319,000,000 6,000,000 5,800,000 補 償 内 容 時 価 額 100% 時 価 額 100% 時 価 額 100% 時 価 額 100% 時 価 額 100% 時 価 額 100% 時 価 額 100% てん 補 範 囲 全 分 救 全 分 救 全 分 救 全 分 救 全 分 救 特 全 分 救 全 分 救 漁 船 船 主 責 任 保 険 の 有 無 船 主 責 任 保 険 の 保 険 価 格 有 有 有 有 有 有 有 600,000,000 600,000,000 600,000,000 600,000,000 2,000,000,000 600,000,000 600,000,000 保 険 料 3,278,094 2,309,564 2,708,284 2,285,113 2,154,300 64,888 89,183 土 佐 海 洋 丸 とさかぜ くろしお 小 鷹 については 他 の 船 舶 と 比 較 のため 保 険 料 及 び 保 険 価 格 等 は 搭 載 艇 分 を 除 いて 表 示 25

別 表 3 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 損 害 賠 償 保 険 を 含 む)の 一 覧 ( 単 位 : 円 ) 担 当 課 保 険 の 名 称 等 保 険 料 対 人 賠 償 (1 名 ) 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 免 責 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 免 責 漁 港 漁 場 課 道 路 賠 償 責 任 保 険 ( 臨 港 道 路 ) 50,000 50,000,000 300,000,000 なし 10,000,000 なし 河 川 課 総 合 賠 償 責 任 保 険 Ⅰ 194,080 100,000,000 10,000,000 道 路 課 道 路 損 害 賠 償 責 任 保 険 5,587,800 50,000,000 300,000,000 なし 10,000,000 なし 港 湾 海 岸 課 道 路 損 害 賠 償 責 任 保 険 130,250 50,000,000 300,000,000 なし 10,000,000 なし 森 林 技 術 センター 社 会 体 育 施 設 保 険 209,930 30,000,000 150,000,000 100,000,000 安 芸 土 木 事 務 所 施 設 賠 償 責 任 保 険 120,710 50,000,000 100,000,000 10,000,000 中 央 東 土 木 事 務 所 鏡 野 公 園 及 び 高 知 空 港 緑 の 広 場 施 設 賠 償 責 任 保 険 293,810 50,000,000 100,000,000 10,000,000 高 知 土 木 事 務 所 五 台 山 公 園 施 設 賠 償 責 任 保 険 236,240 50,000,000 100,000,000 10,000,000 高 知 土 木 事 務 所 鏡 川 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 158,300 50,000,000 100,000,000 10,000,000 高 知 土 木 事 務 所 種 崎 千 松 公 園 施 設 賠 償 責 任 保 険 95,590 50,000,000 100,000,000 10,000,000 スポーツ 健 康 教 育 課 災 害 共 済 給 付 28,282,378 医 療 費 障 害 見 舞 金 (3,700 万 円 ~82 万 円 ) 死 亡 見 舞 金 (2,800 万 円 ) 等 スポーツ 健 康 教 育 課 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 (1) 施 設 整 備 教 育 活 動 に 係 るもの 30,000,000 350,000,000 2,000,000 (2) 飲 食 物 に 係 るもの 1,266,474 30,000,000 350,000,000 500,000 (3) 予 防 接 種 に 係 るもの 30,000,000 100,000,000 なし 青 少 年 センター 青 少 協 賠 償 責 任 保 険 52,080 100,000,000 100,000,000 5,000,000 幡 多 青 少 年 の 家 青 少 協 賠 償 責 任 保 険 52,080 100,000,000 100,000,000 5,000,000 賠 償 責 任 保 険 ( 被 害 者 に 対 する 治 療 費 入 院 費 通 院 費 慰 謝 料 休 業 損 害 葬 儀 料 高 知 海 洋 高 等 学 校 ダイビング 賠 償 責 任 保 険 56,000 死 亡 による 逸 失 利 益 等 ) 裁 判 調 停 仲 裁 などの 争 訟 費 用 事 故 発 生 後 の 損 害 の 防 止 軽 減 費 用 ( 応 急 救 助 費 護 送 費 等 ) 盲 学 校 鍼 灸 マッサージ 臨 床 実 習 賠 償 保 険 54,680 30,000,000 30,000,000 500,000 警 察 本 部 道 路 標 識 信 号 機 等 の 賠 償 責 任 保 険 233,950 40,000,000 80,000,000 4,000,000 26

別 表 4 傷 害 保 険 の 一 覧 ( 単 位 : 円 ) 担 当 課 保 険 の 名 称 保 険 料 契 約 方 法 保 険 金 額 死 亡 後 遺 障 害 入 院 日 額 通 院 日 額 内 容 検 討 の 有 無 仕 様 書 提 示 の 有 無 a 労 災 (12 保 険 ) 医 療 薬 務 課 国 内 旅 行 傷 害 保 険 317,660 単 独 100,000,000 15,000 10,000 県 民 生 活 男 女 共 同 参 画 課 スポーツ 安 全 保 険 183,600 単 独 20,000,000 4,000 1,500 環 境 共 生 課 高 知 県 自 然 公 園 指 導 員 災 害 補 償 保 険 98,580 単 独 5,000,000 3,500 2,000 河 川 課 水 門 管 理 活 動 傷 害 保 険 374,180 複 数 5,000,000 5,000 3,000 道 路 課 草 刈 作 業 に 係 る 傷 害 保 険 506,180 複 数 10,000,000 5,000 3,000 港 湾 海 岸 課 水 門 管 理 活 動 傷 害 保 険 261,220 複 数 5,000,000 5,000 3,000 警 察 本 部 地 域 安 全 推 進 員 団 体 総 合 補 償 保 険 387,790 単 独 6,000,000 6,000 2,000 警 察 本 部 地 区 交 通 安 全 協 力 員 の 交 通 傷 害 保 険 334,180 複 数 1,000,000 1,500 1,000 警 察 本 部 警 察 犬 訓 練 士 傷 害 保 険 215,000 単 独 30,000,000 6,000 4,000 警 察 本 部 通 訳 協 力 者 傷 害 保 険 85,650 単 独 6,000,000 6,000 3,000 警 察 本 部 警 察 協 力 医 傷 害 保 険 134,750 単 独 30,000,000 15,000 10,000 警 察 本 部 駐 在 所 協 力 員 傷 害 保 険 60,390 単 独 2,000,000 2,500 1,000 ( 保 険 の 目 的 対 象 ) 県 の 委 嘱 や 委 託 を 受 け 業 務 を 行 う 者 の 業 務 従 事 中 の 事 故 を 補 償 する b ボランティア (6 保 険 ) 医 療 薬 務 課 ボランティア 活 動 保 険 121,220 複 数 5,000,000 3,500 2,000 河 川 課 河 川 美 化 活 動 傷 害 保 険 1,594,080 複 数 10,000,000 5,000 3,000 道 路 課 ふれあいの 道 づくり 傷 害 保 1,088,630 複 数 10,000,000 5,000 3,000 港 湾 海 岸 課 険 高 知 県 海 岸 愛 護 団 体 支 援 事 業 及 び 高 知 県 海 岸 緊 急 清 掃 事 業 傷 害 及 び 賠 償 202,180 単 独 10,000,000 5,000 3,000 責 任 保 険 警 察 本 部 少 年 警 察 ボランティア 団 体 総 合 補 償 保 険 97,800 単 独 3,000,000 3,000 1,000 警 察 本 部 地 域 交 通 安 全 活 動 推 進 委 員 の 交 通 傷 害 保 険 96,200 単 独 1,000,000 1,500 1,000 ( 保 険 の 目 的 対 象 ) 県 の 事 業 に 関 連 したボランティア 活 動 参 加 者 に 対 する 活 動 中 の 事 故 を 補 償 する c イベント (5 保 険 ) 食 品 衛 生 課 動 物 愛 護 教 室 ( 傷 害 保 険 ) 164,400 単 独 5,000,000 3,000 2,000 人 権 課 施 設 入 場 者 傷 害 保 険 施 設 所 有 ( 管 理 ) 者 賠 償 責 任 保 76,470 単 独 10,000,000 3,000 2,000 険 生 産 物 賠 償 責 任 保 険 生 涯 学 習 課 平 成 22 年 度 家 庭 教 育 サ ポーターの 活 動 に 係 る 損 害 100,200 単 独 20,000,000 4,000 1,500 保 険 幡 多 青 少 年 の 家 スポーツ 安 全 保 険 58,000 単 独 20,000,000 4,000 1,500 幡 多 青 少 年 の 家 スポーツ 安 全 保 険 61,600 単 独 20,000,000 4,000 1,500 ( 保 険 の 目 的 対 象 ) 県 主 催 の 行 事 等 参 加 者 への 賠 償 責 任 を 補 償 する d 管 理 瑕 疵 (4 保 険 ) スポーツ 健 康 教 育 課 スポーツ 安 全 保 険 89,600 単 独 20,000,000 4,000 1,500 スポーツ 健 康 教 育 課 スポーツ 安 全 保 険 54,400 単 独 20,000,000 4,000 1,500 心 の 教 育 センター 傷 害 保 険 127,300 単 独 3,980,000 5,000 3,000 高 知 海 洋 高 等 学 校 普 通 傷 害 保 険 558,800 単 独 3,000,000 4,500 3,000 ( 保 険 の 目 的 対 象 ) 学 校 等 の 施 設 管 理 者 の 管 理 下 にある 児 童 等 に 対 する 事 故 を 補 償 する e 遠 洋 航 海 (2 保 険 ) 高 知 海 洋 高 等 学 校 海 外 旅 行 国 内 旅 行 傷 害 保 155,329 単 独 15,000,000 1,500,000 1,500,000 高 知 海 洋 高 等 学 校 海 険 外 旅 行 傷 害 保 険 153,010 単 独 15,000,000 1,500,000 1,500,000 ( 保 険 の 目 的 対 象 ) 高 知 海 洋 高 等 学 校 での 遠 洋 航 海 実 習 中 の 生 徒 の 事 故 や 疾 病 を 補 償 する (その 他 ) 災 害 共 済 給 付 (スポーツ 健 康 教 育 課 )と 重 複 している 27

4 保 険 契 約 ごとの 監 査 結 果 契 約 担 当 所 属 名 保 険 の 名 称 管 財 課 火 災 共 済 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 火 災 による 損 害 等 補 填 対 象 : 県 有 の 職 員 住 宅 公 営 住 宅 等 補 償 : 限 度 額 68,644,694 千 円 (6,210 戸 1,126 棟 422 千 m2) 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 4 月 1 日 ~ 平 成 22 年 3 月 31 日 過 去 3 年 間 の 推 移 契 約 保 険 会 社 等 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 ( 社 ) 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 ( 社 ) 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 ( 社 ) 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 契 約 方 法 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 随 意 契 約 の 理 由 等 互 救 済 事 業 互 救 済 事 業 互 救 済 事 業 支 払 保 険 料 8,787,725 円 8,821,433 円 8,848,811 円 始 期 平 成 20 年 4 月 1 日 平 成 21 年 4 月 1 日 平 成 22 年 4 月 1 日 保 険 期 間 終 期 平 成 21 年 3 月 31 日 平 成 22 年 3 月 31 日 平 成 23 年 3 月 31 日 共 済 責 任 額 :68,094,564 千 円 共 済 責 任 額 :68,644,694 千 円 共 済 責 任 額 :69,050,691 千 円 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 無 1 件 1 件 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 住 宅 災 害 見 舞 金 200,000 円 火 災 共 済 給 付 金 117,652 円 復 興 建 築 助 成 金 19,278 円 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 特 になし 監 査 結 果 目 的 : 公 営 住 宅 などの 公 共 賃 貸 住 宅 等 における 火 災 等 による 損 害 の 修 復 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うこ とで 公 共 賃 貸 住 宅 等 の 適 正 な 維 持 管 理 に 資 するため 対 象 : 公 営 住 宅 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 等 及 び 共 同 施 設 ( 集 会 所 等 ) 附 帯 施 設 ( 給 排 水 施 設 等 ) 職 員 住 宅 ( 知 事 部 局 教 委 警 察 ) 目 的 対 象 金 額 内 容 等 金 額 : 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )68,644,694 千 円 共 済 掛 金 8,821,433 円 内 容 : 主 な 事 業 としては 火 災 落 雷 爆 発 による 損 害 を 補 填 する 火 災 共 済 事 業 のほか 火 災 以 外 の 風 水 雪 害 地 震 等 により 被 災 した 場 合 に 見 舞 金 を 受 ける 住 宅 災 害 見 舞 金 交 付 事 業 共 済 委 託 した 住 宅 団 地 の 防 火 及 び 環 境 改 善 の 施 設 を 設 置 する 場 合 に 補 助 金 を 受 ける 住 宅 火 災 防 火 施 設 整 備 補 助 事 業 等 がある 災 害 共 済 の 委 託 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 により 生 活 の 本 拠 として 住 居 の 用 に 供 する 目 的 で 設 置 している 公 舎 職 員 住 宅 宿 舎 独 身 寮 公 営 住 宅 等 の 建 物 については( 社 ) 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 に 加 入 し それ 以 外 の 建 物 等 については( 財 ) 都 道 府 県 会 館 災 害 共 済 部 に 加 入 するもの とするとされている なお ( 財 ) 都 道 府 県 会 館 災 害 共 済 部 が 行 っている 建 物 共 済 は 都 道 府 県 が 所 有 する 建 物 工 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 作 物 動 産 が 対 象 であり 県 有 の 職 員 住 宅 や 公 営 住 宅 等 も 対 象 物 件 となり 得 るが 火 災 共 済 の 補 償 が 再 調 達 価 額 であるのに 対 し 建 物 共 済 の 補 償 は 時 価 額 であるため 火 災 等 罹 災 後 の 復 旧 工 事 費 を 賄 えない 場 合 があり 用 途 が 住 居 の 建 物 には 適 していない また 民 間 の 損 害 保 険 会 社 が 取 り 扱 う 火 災 保 険 との 比 較 では 補 償 内 容 に 対 する 保 険 料 の 面 な どで 明 らかに 優 位 性 がある 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 対 象 となる 物 件 を 取 得 した 場 合 は 原 課 が 県 有 財 産 管 理 システムに 登 録 したうえで 管 財 課 に 加 入 の 依 頼 書 と 建 築 関 係 の 取 得 書 類 を 回 し 管 財 課 で 確 認 し 承 認 入 力 を 行 うことにより 登 録 され るが 原 課 からの 依 頼 そのものが 漏 れた 場 合 はチェックがかからない 28

契 約 担 当 所 属 名 保 険 の 名 称 管 財 課 建 物 共 済 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 火 災 による 損 害 等 補 填 対 象 : 住 宅 以 外 の 県 有 建 物 工 作 物 及 び 動 産 補 償 : 限 度 額 33,361,066 千 円 (95,950 件 2,118 棟 1,176 千 m2) 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 4 月 1 日 ~ 平 成 22 年 3 月 31 日 過 去 3 年 間 の 推 移 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 契 約 保 険 会 社 等 ( 財 ) 都 道 府 県 会 館 ( 財 ) 都 道 府 県 会 館 ( 財 ) 都 道 府 県 会 館 契 約 方 法 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 随 意 契 約 の 理 由 等 保 険 期 間 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 互 救 済 事 業 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 互 救 済 事 業 地 方 自 治 法 第 263 条 の2による 相 互 救 済 事 業 支 払 保 険 料 8,380,945 円 8,129,300 円 5,831,816 円 始 期 平 成 20 年 4 月 1 日 平 成 21 年 4 月 1 日 平 成 22 年 4 月 1 日 終 期 平 成 21 年 3 月 31 日 平 成 22 年 3 月 31 日 平 成 23 年 3 月 31 日 共 済 責 任 額 :34,378,113 千 円 共 済 責 任 額 :33,361,066 千 円 共 済 責 任 額 :34,295,873 千 円 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 11 件 1 件 1 件 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 250,000 円 106,350 円 ( 未 確 定 ) 772,800 円 ( 未 確 定 ) 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 特 になし 監 査 結 果 目 的 対 象 金 額 内 容 等 対 象 : 県 が 所 有 する 建 物 で 災 害 共 済 の 委 託 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 に 定 められたもの 内 容 : 建 物 は 時 価 額 を 基 に 動 産 については 購 入 価 額 を 基 に 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )を 設 定 して いる 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 時 価 額 が 加 入 基 準 額 (300 万 円 )を 下 回 った 建 物 や 未 利 用 の 建 物 で 加 入 しているものがある 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 保 険 の 対 象 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )について 時 価 額 の 低 いものや 現 在 利 用 していない 施 設 については 時 価 額 と 保 険 料 のバランスや 過 去 の 被 災 事 例 も 考 慮 して 保 険 の 対 象 とする 必 要 性 や 共 済 責 任 額 ( 保 険 金 額 )の 妥 当 性 を 判 断 するよう 検 討 を 求 める 29

契 約 担 当 所 属 名 管 財 課 保 険 の 名 称 船 舶 保 険 ( 土 佐 黒 潮 牧 場 11 基 各 約 30t) 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 離 脱 時 回 収 費 用 衝 突 損 害 賠 償 金 損 害 防 止 費 用 船 主 責 任 補 填 対 象 : 浮 魚 礁 ( 土 佐 黒 潮 牧 場 11 基 ) 補 償 :(1 基 につき) 全 損 1,000 万 円 船 主 責 任 1,000 万 円 第 2 種 特 別 約 款 (RDC) 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 5 月 4 日 ~ 平 成 22 年 5 月 4 日 過 去 3 年 間 の 推 移 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 契 約 保 険 会 社 等 ( 株 ) 損 害 保 険 ジャパン ( 株 ) 損 害 保 険 ジャパン ( 株 ) 損 害 保 険 ジャパン 契 約 方 法 1 一 般 競 争 入 札 1 一 般 競 争 入 札 1 一 般 競 争 入 札 随 意 契 約 の 理 由 等 支 払 保 険 料 5,993,680 円 6,593,048 円 6,585,600 円 保 険 期 間 始 期 平 成 20 年 5 月 4 日 平 成 21 年 5 月 4 日 平 成 22 年 5 月 4 日 終 期 平 成 21 年 5 月 4 日 平 成 22 年 5 月 4 日 平 成 23 年 5 月 4 日 10 基 (1 基 につき) 損 害 保 険 :1,000 万 円 船 主 責 任 :1,000 万 円 11 基 (1 基 につき) 損 害 保 険 :1,000 万 円 船 主 責 任 :1,000 万 円 12 基 (1 基 につき) 損 害 保 険 :1,000 万 円 船 主 責 任 :1,000 万 円 第 2 種 特 別 約 款 (RDC) 第 2 種 特 別 約 款 (RDC) 第 2 種 特 別 約 款 (RDC) 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 無 無 無 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 補 償 内 容 の 拡 大 について 検 討 したが 保 険 料 とのバランスを 考 えて 従 前 の 保 険 内 容 を 継 続 す ることとした 監 査 結 果 自 力 航 行 はしないが 流 失 時 に 他 船 との 衝 突 の 可 能 性 がある また 流 失 時 の 回 収 費 用 が 必 要 となる このため 衝 突 (1,000 万 円 を 上 限 ) 及 び 全 損 ( 回 収 費 用 に 対 して1,000 万 円 を 上 限 )の 保 険 加 入 している 目 的 対 象 金 額 内 容 等 事 故 の 発 生 頻 度 は その 他 の 船 舶 よりも 高 い GPSの 活 用 により 近 年 は 早 期 回 収 が 可 能 になっているため 回 収 費 用 が1,000 万 円 を 大 き く 上 回 らない 場 合 も 想 定 されることを 考 慮 すると 保 険 料 と 保 険 金 額 のバランスは 取 れている 競 争 入 札 を 実 施 しているが 参 加 者 が 少 ない 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 30

契 約 担 当 所 属 名 管 財 課 保 険 の 名 称 漁 船 保 険 ( 土 佐 海 洋 丸 80t) 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 全 損 時 の 損 失 や 分 損 時 の 修 繕 費 用 及 び 損 害 賠 償 責 任 等 補 填 対 象 : 土 佐 海 洋 丸 ( 漁 業 指 導 調 査 船 ) 本 船 及 び 搭 載 艇 補 償 :( 土 佐 海 洋 丸 ) 全 損 582 百 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 ( 第 二 土 佐 海 洋 丸 ) 全 損 120 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 9 月 5 日 ~ 平 成 22 年 9 月 4 日 過 去 3 年 間 の 推 移 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 契 約 保 険 会 社 等 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 契 約 方 法 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 随 意 契 約 の 理 由 等 支 払 保 険 料 保 険 期 間 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 3,315,286 円 ( 合 計 ) 3,271,773 円 ( 本 船 ) 43,513 円 ( 搭 載 ) 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 3,312,661 円 ( 合 計 ) 3,278,094 円 ( 本 船 ) 34,567 円 ( 搭 載 ) 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 3,253,973 円 ( 合 計 ) 3,223,314 円 ( 本 船 ) 30,659 円 ( 搭 載 ) 始 期 平 成 20 年 9 月 5 日 平 成 21 年 9 月 5 日 平 成 22 年 9 月 5 日 終 期 平 成 21 年 9 月 4 日 平 成 22 年 9 月 4 日 平 成 23 年 9 月 4 日 普 通 損 害 保 険 :61,300 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 :58,200 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 :55,300 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 : 130 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 : 120 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 : 110 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 無 無 無 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 特 になし 監 査 結 果 目 的 対 象 金 額 内 容 等 官 公 庁 割 引 を 受 けていた 本 船 に 対 する 保 険 金 額 は 他 県 と 類 似 したものとなっていた 搭 載 艇 に 対 する 保 険 金 額 は 過 大 と 認 められるが 保 険 料 への 影 響 は 極 めて 少 額 である 県 が 運 行 する 調 査 船 で 荒 天 時 には 航 行 しないため 事 故 の 発 生 率 は 低 い 船 舶 の 船 齢 が 古 くなるに 従 って 時 価 額 が 低 下 する 制 度 となっている 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 保 険 料 の 国 庫 負 担 があり 船 舶 保 険 と 比 べて 優 位 性 がある 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 31

契 約 担 当 所 属 名 管 財 課 保 険 の 名 称 漁 船 保 険 (くろしお 57t) 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 全 損 時 の 損 失 や 分 損 時 の 修 繕 費 用 及 び 損 害 賠 償 責 任 等 補 填 対 象 :くろしお( 漁 業 取 締 船 ) 本 船 及 び 搭 載 艇 補 償 :(くろしお) 全 損 368 百 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 ( 第 2くろしお) 全 損 160 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 12 月 6 日 ~ 平 成 22 年 12 月 5 日 過 去 3 年 間 の 推 移 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 契 約 保 険 会 社 等 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 契 約 方 法 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 随 意 契 約 の 理 由 等 支 払 保 険 料 保 険 期 間 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 3,121,478 円 ( 合 計 ) 3,086,351 円 ( 本 船 ) 35,127 円 ( 搭 載 ) 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 2,740,092 円 ( 合 計 ) 2,708,284 円 ( 本 船 ) 31,808 円 ( 搭 載 ) 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 2,652,814 円 ( 合 計 ) 2,621,724 円 ( 本 船 ) 31,090 円 ( 搭 載 ) 始 期 平 成 20 年 12 月 6 日 平 成 21 年 12 月 6 日 平 成 22 年 12 月 6 日 終 期 平 成 21 年 12 月 5 日 平 成 22 年 12 月 5 日 平 成 23 年 12 月 5 日 普 通 損 害 保 険 :38,700 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 :36,800 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 :35,000 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 : 170 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 : 160 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 : 150 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 無 無 無 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 特 になし 監 査 結 果 目 的 対 象 金 額 内 容 等 官 公 庁 割 引 を 受 けていた 本 船 に 対 する 保 険 金 額 は 他 県 と 類 似 したものとなっていた 搭 載 艇 に 対 する 保 険 金 額 は 過 大 と 認 められるが 保 険 料 への 影 響 は 極 めて 少 額 である 県 が 運 行 する 取 締 船 で 荒 天 時 には 航 行 しないため 事 故 の 発 生 率 は 低 い 船 舶 の 船 齢 が 古 くなるに 従 って 時 価 額 が 低 下 する 制 度 となっている 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 保 険 料 の 国 庫 負 担 があり 船 舶 保 険 と 比 べて 優 位 性 がある 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 32

契 約 担 当 所 属 名 管 財 課 保 険 の 名 称 漁 船 保 険 (とさかぜ 58t) 平 成 21 年 度 保 険 の 目 的 対 象 及 び 補 償 内 容 目 的 : 全 損 時 の 損 失 や 分 損 時 の 修 繕 費 用 及 び 損 害 賠 償 責 任 等 補 填 対 象 :とさかぜ( 漁 業 取 締 船 ) 本 船 及 び 搭 載 艇 補 償 :(とさかぜ) 全 損 387 百 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 ( 第 2とさかぜ) 全 損 170 万 円 賠 償 責 任 6 億 円 平 成 21 年 度 の 保 険 期 間 平 成 21 年 9 月 24 日 ~ 平 成 22 年 9 月 23 日 過 去 3 年 間 の 推 移 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 契 約 保 険 会 社 等 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 高 知 県 漁 船 保 険 組 合 契 約 方 法 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 5 随 意 契 約 (その 他 ) 随 意 契 約 の 理 由 等 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に 支 払 保 険 料 保 険 期 間 漁 船 損 害 等 補 償 法 第 21 条 の2に よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 2,306,982 円 ( 合 計 ) 2,271,043 円 ( 本 船 ) 35,939 円 ( 搭 載 ) よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 2,342,112 円 ( 合 計 ) 2,309,564 円 ( 本 船 ) 32,548 円 ( 搭 載 ) よる 保 険 約 款 の 規 定 により 算 定 2,245,764 円 ( 合 計 ) 2,213,956 円 ( 本 船 ) 31,808 円 ( 搭 載 ) 始 期 平 成 20 年 9 月 24 日 平 成 21 年 9 月 24 日 平 成 22 年 9 月 24 日 終 期 平 成 21 年 9 月 23 日 平 成 22 年 9 月 23 日 平 成 23 年 9 月 23 日 普 通 損 害 保 険 :40,700 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 : 180 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 :38,700 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 : 170 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 普 通 損 害 保 険 :36,800 万 円 ( 本 船 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 本 船 ) 普 通 損 害 保 険 : 160 万 円 ( 搭 載 ) 船 主 責 任 保 険 :60,000 万 円 ( 搭 載 ) 保 険 事 故 の 有 無 ( 件 数 ) 無 無 無 支 払 いを 受 けた 補 償 金 額 契 約 に 関 する 検 討 状 況 契 約 方 法 ( 入 札 方 法 等 ) 契 約 相 手 方 特 約 内 容 その 他 特 になし 監 査 結 果 目 的 対 象 金 額 内 容 等 官 公 庁 割 引 を 受 けていた 本 船 に 対 する 保 険 金 額 は 他 県 と 類 似 したものとなっていた 搭 載 艇 に 対 する 保 険 金 額 は 過 大 と 認 められるが 保 険 料 への 影 響 は 極 めて 少 額 である 県 が 運 行 する 取 締 船 で 荒 天 時 には 航 行 しないため 事 故 の 発 生 率 は 低 い 船 舶 の 船 齢 が 古 くなるに 従 って 時 価 額 が 低 下 する 制 度 となっている 契 約 に 係 る 競 争 性 の 確 保 契 約 方 法 内 容 等 の 検 討 その 他 意 見 保 険 料 の 国 庫 負 担 があり 船 舶 保 険 と 比 べて 優 位 性 がある 33