2009.11.23 第 9 回 憲 法 セミナー 福 井 516 名 2010.04.09 改 憲 世 論 調 査 ( 読 売 ) 賛 成 43% 反 対 42% ( 資 料 1 2) 九 条 の 会 の 結 成 数 と 世 論 調 査 における 改 憲 反 対 の 率 の 推 移 2

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〔自 衛 隊〕

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 A 18,248 11,166 4, ,066 6,42

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

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答申書

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

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2009.11.23 第 9 回 憲 法 セミナー 福 井 516 名 2010.04.09 改 憲 世 論 調 査 ( 読 売 ) 賛 成 43% 反 対 42% ( 資 料 1 2) 九 条 の 会 の 結 成 数 と 世 論 調 査 における 改 憲 反 対 の 率 の 推 移 2

( 資 料 2) 安 保 法 制 懇 報 告 抜 粋 1 2014.05.15 Ⅳ 終 わりに (1) 集 団 的 自 衛 権 行 使 容 認 個 別 的 自 衛 権 の 行 使 に 関 する 見 解 としては 自 衛 権 発 動 の3 要 件 を 満 たす 限 り 行 使 に 制 限 はないが その 実 際 の 行 使 に 当 たっては その 必 要 性 と 均 衡 性 を 慎 重 かつ 迅 速 に 判 断 して 決 定 しなければならない 集 団 的 自 衛 権 については 我 が 国 と 密 接 な 関 係 にある 外 国 に 対 して 武 力 攻 撃 が 行 われ その 事 態 が 我 が 国 の 安 全 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があるときには 我 が 国 が 直 接 攻 撃 されていない 場 合 でも その 国 の 明 示 の 要 請 又 は 同 意 を 得 て 必 要 最 小 限 の 実 力 を 行 使 してこの 攻 撃 の 排 除 に 参 加 し 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 回 復 に 貢 献 することができ ることとすべきである そのような 場 合 に 該 当 するかについては 我 が 国 への 直 接 攻 撃 に 結 びつく 蓋 然 性 が 高 い か 日 米 同 盟 の 信 頼 が 著 しく 傷 つきその 抑 止 力 が 大 きく 損 なわれ 得 るか 国 際 秩 序 そのものが 大 きく 揺 らぎ 得 る か 国 民 の 生 命 や 権 利 が 著 しく 害 されるか その 他 我 が 国 への 深 刻 な 影 響 が 及 び 得 るかといった 諸 点 を 政 府 が 総 合 的 に 勘 案 しつつ 責 任 を 持 って 判 断 すべきである 実 際 の 行 使 に 当 たって 第 三 国 の 領 域 を 通 過 する 場 合 には 我 が 国 の 方 針 としてその 国 の 同 意 を 得 るものとすべきである 集 団 的 自 衛 権 を 実 際 に 行 使 するには 事 前 又 は 事 後 の 国 会 承 認 を 必 要 とすべきである 行 使 については 内 閣 総 理 大 臣 の 主 導 の 下 国 家 安 全 保 障 会 議 の 議 を 経 る べきであり 内 閣 として 閣 議 決 定 により 意 思 決 定 する 必 要 があるが 集 団 的 自 衛 権 は 権 利 であって 義 務 ではない ため 政 策 的 判 断 の 結 果 行 使 しないことがあるのは 当 然 である (2) 集 団 安 全 保 障 措 置 への 参 加 軍 事 的 措 置 を 伴 う 国 連 の 集 団 安 全 保 障 措 置 への 参 加 については 我 が 国 が 当 事 国 である 国 際 紛 争 を 解 決 する 手 段 としての 武 力 の 行 使 には 当 たらず 憲 法 上 の 制 約 はないと 解 すべきである 参 加 に 関 しては 個 々の 場 合 に ついて 総 合 的 に 検 討 して 慎 重 に 判 断 すべきことは 当 然 であり 軍 事 力 を 用 いた 強 制 措 置 を 伴 う 国 連 の 集 団 安 全 保 障 措 置 への 参 加 に 当 たっては 事 前 又 は 事 後 に 国 会 の 承 認 を 得 るものとすべきである (3) 武 力 行 使 との 一 体 化 論 いわゆる 武 力 の 行 使 との 一 体 化 論 は 安 全 保 障 上 の 実 務 に 大 きな 支 障 となってきており このような 考 えは もはやとらず 政 策 的 妥 当 性 の 問 題 と 位 置 付 けるべきである 国 連 PKO 等 や 在 外 自 国 民 の 保 護 救 出 国 際 的 な 治 安 協 力 については 憲 法 第 9 条 の 禁 ずる 武 力 の 行 使 には 当 たらず このような 活 動 における 駆 け 付 け 警 護 や 妨 害 排 除 に 際 しての 武 器 使 用 に 憲 法 上 の 制 約 はないと 解 すべきである (3)グレーゾーン 事 態 での 武 力 行 使 このほか 武 力 攻 撃 に 至 らない 侵 害 への 対 応 については 組 織 的 計 画 的 な 武 力 の 行 使 かどうか 判 別 がつかな い 侵 害 であっても そのような 侵 害 を 排 除 する 自 衛 隊 の 必 要 最 小 限 度 の 国 際 法 上 合 法 な 行 動 は 憲 法 上 容 認 される べきである また 自 衛 隊 の 行 動 については 平 素 の 段 階 からそれぞれの 行 動 や 防 衛 出 動 に 至 る 間 において 権 限 上 の あるいは 時 間 的 な 隙 間 が 生 じ 得 る 可 能 性 があることから 切 れ 目 のない 対 応 を 講 ずるための 包 括 的 な 措 置 を 講 ずる 必 要 がある 以 上 述 べたような 考 え 方 が 実 際 に 意 味 を 持 つためには それに 応 じた 国 内 法 の 整 備 等 を 行 うことが 不 可 欠 である 3

( 資 料 3) 自 民 党 新 防 衛 計 画 の 大 綱 策 定 にかかる 提 言 2013.06.04 2. 防 衛 大 綱 の 基 本 的 考 え 方 新 たな 防 衛 力 の 構 築 ~ 強 靱 な 機 動 的 防 衛 力 ~ 平 成 23 年 度 以 降 に 係 る 防 衛 計 画 の 大 綱 において 示 された 動 的 防 衛 力 の 概 念 は 運 用 に 焦 点 をあてた 概 念 であるが 運 用 の 実 効 性 を 担 保 するためには その 前 提 となる 十 分 な 質 と 量 を 確 保 し 防 衛 力 を 強 靱 なも のとすることが 不 可 欠 である このような 観 点 から 新 たな 防 衛 力 の 構 築 にあたっては 事 態 において 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 できるよう 機 動 運 用 性 統 合 指 揮 運 用 能 力 輸 送 力 等 の 機 能 拡 充 を 図 りつつ 防 衛 力 の 強 靱 性 柔 軟 性 持 続 性 や 基 地 の 抗 堪 性 の 確 保 戦 力 の 維 持 回 復 力 の 強 化 などを 重 視 する その 際 高 烈 度 下 においても 着 実 にわが 国 防 衛 の 任 務 を 全 うできる 能 力 を 確 保 するとともに 大 規 模 災 害 対 処 や 国 民 保 護 も 含 め 国 民 の 生 命 財 産 領 土 領 海 領 空 を 断 固 として 守 り 抜 くための 強 靭 な 機 動 的 防 衛 力 の 構 築 を 目 指 す 3. 国 民 の 生 命 財 産 領 土 領 海 領 空 を 断 固 として 守 り 抜 く 態 勢 の 強 化 (1) 隙 間 のない(シームレスな) 事 態 対 応 あらゆる 脅 威 に 対 して 隙 間 のない 事 態 対 応 を 行 うため 防 衛 省 自 衛 隊 警 察 及 び 海 保 等 の 関 係 省 庁 間 の 連 携 を 強 化 し 政 府 全 体 として わが 国 の 領 土 領 海 領 空 をシームレスな 体 制 で 守 り 抜 く また 関 係 省 庁 相 互 の 連 携 によって 緊 張 感 を 伴 った 実 戦 的 な 訓 練 を 実 施 するとともに 不 足 事 項 を 真 摯 に 検 証 して 改 善 を 加 える その 上 で 武 力 攻 撃 と 評 価 するには 至 らない 侵 害 行 為 への 対 処 ( 例 : 領 域 警 備 )など わが 国 の 領 域 を 確 実 に 警 備 するために 必 要 な 法 的 課 題 について 不 断 の 検 討 を 行 い 実 効 的 な 措 置 を 講 じる (2) 統 合 運 用 の 強 化 ( 略 ) (3) 警 戒 監 視 情 報 収 集 分 析 機 能 の 強 化 ( 略 ) (4) 島 嶼 防 衛 の 強 化 先 島 諸 島 などの 部 隊 配 備 の 空 白 が 存 在 する 島 嶼 部 において 隙 間 の 無 い 警 戒 監 視 初 動 対 処 能 力 を 強 化 する また 航 空 優 勢 の 確 保 事 態 対 処 時 に 増 援 部 隊 が 当 該 地 域 へ 展 開 する 際 の 活 動 補 給 拠 点 の 設 置 など 作 戦 遂 行 のため の 基 盤 を 強 化 する 併 せて 先 島 諸 島 周 辺 空 域 の 防 空 能 力 を 強 化 するため 先 島 諸 島 における 航 空 部 隊 の 運 用 基 盤 を 整 備 する また 島 嶼 防 衛 に 不 可 欠 な 海 空 優 勢 を 確 保 するため 対 空 対 艦 対 潜 能 力 を 強 化 する さらに 島 嶼 防 衛 を 念 頭 に 緊 急 事 態 における 初 動 対 処 事 態 の 推 移 に 応 じた 迅 速 な 増 援 海 洋 からの 強 襲 着 上 陸 による 島 嶼 奪 回 等 を 可 能 とするため 自 衛 隊 に 海 兵 隊 的 機 能 を 付 与 する 具 体 的 には 高 い 防 護 性 能 を 有 する 水 陸 両 用 車 や 長 距 離 を 迅 速 に 移 動 する 機 動 性 能 を 有 するティルトローター 機 (オスプレイ 等 )を 装 備 する 水 陸 両 用 部 隊 を 新 編 す るとともに 洋 上 の 拠 点 司 令 部 となり 得 る 艦 艇 とともに 運 用 が 可 能 となる 体 制 を 整 える なお 戦 車 火 砲 を 含 む 高 練 度 部 隊 を 大 規 模 かつ 迅 速 に 展 開 させるため 既 存 部 隊 の 編 成 運 用 を 機 動 性 の 観 点 から 抜 本 的 に 見 直 すとともに 島 嶼 防 衛 に 資 する 装 備 の 整 備 を 推 進 する (5) 輸 送 能 力 の 強 化 ( 略 ) (6) 核 弾 道 ミサイル 攻 撃 への 対 応 能 力 の 強 化 日 本 全 国 の 重 要 施 設 等 の 防 護 に 対 応 が 可 能 となるよう BMD 機 能 搭 載 イージス 艦 や 地 上 配 備 のミサイル 防 衛 部 隊 装 備 の 拡 充 を 行 い 効 率 的 かつ 効 果 的 な 部 隊 配 備 と 運 用 態 勢 の 構 築 を 図 る その 際 日 米 で 共 同 開 発 中 の 能 力 向 上 型 迎 撃 ミサイルについて 共 同 開 発 の 成 果 を 踏 まえつつ 可 能 な 限 り 早 期 に 導 入 する ( 中 略 ) さらに 同 盟 国 による 拡 大 抑 止 の 信 頼 性 を 一 層 強 固 にする 観 点 から 従 前 から 法 理 上 は 可 能 とされてきた 自 衛 隊 による 策 源 地 攻 撃 能 力 の 保 持 について 周 辺 国 の 核 兵 器 弾 道 ミサイル 等 の 開 発 配 備 状 況 も 踏 まえつ つ 検 討 を 開 始 し 速 やかに 結 論 を 得 る 4

( 資 料 4)5 月 15 日 安 倍 首 相 記 者 会 見 ( 前 略 ) 連 日 ニュースで 報 じられているように 南 シナ 海 ではこの 瞬 間 も 力 を 背 景 とした 一 方 的 な 行 為 によって 国 家 間 の 対 立 が 続 いています これはひと 事 ではありません 東 シナ 海 でも 日 本 の 領 海 への 侵 入 が 相 次 ぎ 海 上 保 安 庁 や 自 衛 隊 の 諸 君 が 高 い 緊 張 感 を 持 って24 時 間 体 制 で 警 備 を 続 けています 北 朝 鮮 のミサイルは 日 本 の 大 部 分 を 射 程 に 入 れています 東 京 も 大 阪 も 皆 さんの 街 も 例 外 で はありません そして 核 兵 器 の 開 発 を 続 けています テロやサイバー 攻 撃 など 脅 威 は 瞬 時 に 国 境 を 越 えてきます これは 私 たちに 限 ったことではありません もはやどの 国 も 一 国 のみで 平 和 を 守 ることはできない これは 世 界 の 共 通 認 識 であります だからこそ 私 は 積 極 的 平 和 主 義 の 旗 を 掲 げて 国 際 社 会 と 協 調 しながら 世 界 の 平 和 と 安 定 航 空 航 海 の 自 由 といった 基 本 的 価 値 を 守 るために これまで 以 上 に 貢 献 するとの 立 場 を 明 確 にし 取 り 組 んできました 積 極 的 平 和 主 義 の 考 え 方 は 同 盟 国 である 米 国 はもちろん 先 週 まで 訪 問 していた 欧 州 各 国 からも そしてAS EANの 国 々をはじめとするアジアの 友 人 たちからも 高 い 支 持 を 頂 きました 世 界 が 日 本 の 役 割 に 大 きく 期 待 を しています いかなる 事 態 においても 国 民 の 命 と 暮 らしは 断 固 として 守 り 抜 く 本 日 の 報 告 書 ではそうした 観 点 から 提 言 が 行 われました 今 後 政 府 与 党 において 具 体 的 な 事 例 に 則 してさらなる 検 討 を 深 め 国 民 の 命 と 暮 らしを 守 るため に 切 れ 目 のない 対 応 を 可 能 とする 国 内 法 制 を 整 備 します これまでの 憲 法 解 釈 の 下 でも 可 能 な 立 法 措 置 を 検 討 します 例 えば 武 力 攻 撃 に 至 らない 侵 害 漁 民 を 装 った 武 装 集 団 がわが 国 の 離 島 に 上 陸 してくるかもしれない こうしたいわゆるグレーゾーン 事 態 への 対 処 を 一 層 強 化 しま す さらにPKOや 後 方 支 援 など 国 際 社 会 の 平 和 と 安 定 に 一 層 貢 献 していきます そのうえで なお 現 実 に 起 こりうる 事 態 に 対 して 万 全 の 備 えがなければなりません 国 民 の 命 と 暮 らしを 守 るた めの 法 整 備 がこれまでの 憲 法 解 釈 のままで 十 分 にできるのか さらなる 検 討 が 必 要 です こうした 検 討 については 日 本 が 再 び 戦 争 をする 国 になるといった 誤 解 があります しかしそんなことは 断 じて ありえない 日 本 国 憲 法 が 掲 げる 平 和 主 義 はこれからも 守 り 抜 いていきます そのことは 明 確 に 申 し 上 げておき たいと 思 います むしろ あらゆる 事 態 に 対 処 できるからこそ そして 対 処 できる 法 整 備 によってこそ 抑 止 力 が 高 まり 紛 争 が 回 避 され わが 国 が 戦 争 に 巻 き 込 まれることがなくなると 考 えます 今 回 の 報 告 書 では2つの 異 なる 考 え 方 を 示 していただきました 1つは 個 別 的 か 集 団 的 かを 問 わず 自 衛 のための 武 力 の 行 使 は 禁 じられていない また 国 連 の 集 団 安 全 保 障 措 置 への 参 加 といった 国 際 法 上 合 法 な 活 動 には 憲 法 上 の 制 約 はないとするものです しかしこれは これまでの 政 府 の 憲 法 解 釈 とは 論 理 的 に 整 合 しない 私 は 憲 法 がこうした 活 動 のすべてを 許 して いるとは 考 えません 従 ってこの 考 え 方 いわゆる 芦 田 修 正 論 は 政 府 として 採 用 できません 自 衛 隊 が 武 力 行 使 を 目 的 として 湾 岸 戦 争 やイラク 戦 争 での 戦 闘 に 参 加 するようなことはこれからも 決 してありません もう1つの 考 え 方 はわが 国 の 安 全 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があるとき 限 定 的 に 集 団 的 自 衛 権 を 行 使 するこ とは 許 されるとの 考 え 方 です 生 命 自 由 幸 福 追 求 に 対 する 国 民 の 権 利 を 政 府 は 最 大 限 尊 重 しなければならな い 憲 法 前 文 そして 憲 法 13 条 の 趣 旨 を 踏 まえれば 自 国 の 平 和 と 安 全 を 維 持 し その 存 立 を 全 うするために 必 要 な 自 衛 の 措 置 を 取 ることは 禁 じられていない そのための 必 要 最 小 限 度 の 武 力 の 行 使 は 許 容 される こうし た 従 来 の 政 府 の 基 本 的 な 立 場 を 踏 まえた 考 え 方 です 政 府 としては この 考 え 方 について 今 後 さらに 研 究 を 進 めていきたいと 思 います 切 れ 目 のない 対 応 を 可 能 とする 国 内 法 整 備 の 作 業 を 進 めるにあたり 従 来 の 憲 法 解 釈 のままで 必 要 な 立 法 が 可 能 なのか それとも 一 部 の 立 法 にあたって 憲 法 解 釈 を 変 更 せざるを 得 ないとすれば いかなる 憲 法 解 釈 が 適 切 なの か 今 後 内 閣 法 制 局 の 意 見 も 踏 まえつつ 政 府 としての 検 討 を 進 めるとともに 与 党 協 議 に 入 りたいと 思 います 5

( 資 料 5) 集 団 的 自 衛 権 行 使 認 めた 閣 議 決 定 ( 抜 粋 ) 1 武 力 攻 撃 に 至 らない 侵 害 への 対 処 (1) 我 が 国 を 取 り 巻 く 安 全 保 障 環 境 が 厳 しさを 増 していることを 考 慮 すれば 純 然 たる 平 時 でも 有 事 でもない 事 態 が 生 じやすく これにより 更 に 重 大 な 事 態 に 至 りかねないリスクを 有 している こうした 武 力 攻 撃 に 至 らない 侵 害 に 際 し 警 察 機 関 と 自 衛 隊 を 含 む 関 係 機 関 が 基 本 的 な 役 割 分 担 を 前 提 として より 緊 密 に 協 力 し いかなる 不 法 行 為 に 対 しても 切 れ 目 のない 十 分 な 対 応 を 確 保 するための 態 勢 を 整 備 することが 一 層 重 要 な 課 題 となっている ( 以 下 略 ) 2 国 際 社 会 の 平 和 と 安 定 への 一 層 の 貢 献 (1)いわゆる 後 方 支 援 と 武 力 の 行 使 との 一 体 化 ( 前 略 )ウ 政 府 としては いわゆる 武 力 の 行 使 との 一 体 化 論 それ 自 体 は 前 提 とした 上 で その 議 論 の 積 み 重 ねを 踏 まえつつ これまでの 自 衛 隊 の 活 動 の 実 経 験 国 際 連 合 の 集 団 安 全 保 障 措 置 の 実 態 等 を 勘 案 して 従 来 の 後 方 地 域 あるいはいわゆる 非 戦 闘 地 域 といった 自 衛 隊 が 活 動 する 範 囲 をおよそ 一 体 化 の 問 題 が 生 じない 地 域 に 一 律 に 区 切 る 枠 組 みではなく 他 国 が 現 に 戦 闘 行 為 を 行 っている 現 場 ではない 場 所 で 実 施 する 補 給 輸 送 などの 我 が 国 の 支 援 活 動 については 当 該 他 国 の 武 力 の 行 使 と 一 体 化 するものではないという 認 識 を 基 本 とした 以 下 の 考 え 方 に 立 って 我 が 国 の 安 全 の 確 保 や 国 際 社 会 の 平 和 と 安 定 のために 活 動 する 他 国 軍 隊 に 対 して 必 要 な 支 援 活 動 を 実 施 できるようにするための 法 整 備 を 進 めることとする (ア) 我 が 国 の 支 援 対 象 となる 他 国 軍 隊 が 現 に 戦 闘 行 為 を 行 っている 現 場 では 支 援 活 動 は 実 施 しない (イ) 仮 に 状 況 変 化 により 我 が 国 が 支 援 活 動 を 実 施 している 場 所 が 現 に 戦 闘 行 為 を 行 っている 現 場 となる 場 合 には 直 ちにそこで 実 施 している 支 援 活 動 を 休 止 又 は 中 断 する (2) 国 際 的 な 平 和 協 力 活 動 に 伴 う 武 器 使 用 ( 前 略 ) 国 際 連 合 平 和 維 持 活 動 などの 武 力 の 行 使 を 伴 わない 国 際 的 な 平 和 協 力 活 動 におけるいわゆる 駆 け 付 け 警 護 に 伴 う 武 器 使 用 及 び 任 務 遂 行 のための 武 器 使 用 のほか 領 域 国 の 同 意 に 基 づく 邦 人 救 出 などの 武 力 の 行 使 を 伴 わない 警 察 的 な 活 動 ができるよう 以 下 の 考 え 方 を 基 本 として 法 整 備 を 進 めることとする 3 憲 法 第 9 条 の 下 で 許 容 される 自 衛 の 措 置 (3)これまで 政 府 は 武 力 の 行 使 が 許 容 されるのは 我 が 国 に 対 する 武 力 攻 撃 が 発 生 した 場 合 に 限 られる と 考 えてきた しかし 冒 頭 で 述 べたように パワーバランスの 変 化 や 技 術 革 新 の 急 速 な 進 展 大 量 破 壊 兵 器 などの 脅 威 等 により 我 が 国 を 取 り 巻 く 安 全 保 障 環 境 が 根 本 的 に 変 容 し 変 化 し 続 けている 状 況 を 踏 まえれば 今 後 他 国 に 対 して 発 生 する 武 力 攻 撃 であったとしても その 目 的 規 模 態 様 等 によっては 我 が 国 の 存 立 を 脅 かすことも 現 実 に 起 こり 得 る ( 中 略 ) こうした 問 題 意 識 の 下 に 現 在 の 安 全 保 障 環 境 に 照 らして 慎 重 に 検 討 した 結 果 我 が 国 に 対 する 武 力 攻 撃 が 発 生 し た 場 合 のみならず 我 が 国 と 密 接 な 関 係 にある 他 国 に 対 する 武 力 攻 撃 が 発 生 し これにより 我 が 国 の 存 立 が 脅 かされ 国 民 の 生 命 自 由 及 び 幸 福 追 求 の 権 利 が 根 底 から 覆 される 明 白 な 危 険 がある 場 合 において これを 排 除 し 我 が 国 の 存 立 を 全 うし 国 民 を 守 るために 他 に 適 当 な 手 段 がないときに 必 要 最 小 限 度 の 実 力 を 行 使 することは 従 来 の 政 府 見 解 の 基 本 的 な 論 理 に 基 づく 自 衛 のための 措 置 として 憲 法 上 許 容 されると 考 えるべきであると 判 断 するに 至 った (4) 我 が 国 による 武 力 の 行 使 が 国 際 法 を 遵 守 して 行 われることは 当 然 であるが 国 際 法 上 の 根 拠 と 憲 法 解 釈 は 区 別 して 理 解 する 必 要 がある 憲 法 上 許 容 される 上 記 の 武 力 の 行 使 は 国 際 法 上 は 集 団 的 自 衛 権 が 根 拠 とな る 場 合 がある この 武 力 の 行 使 には 他 国 に 対 する 武 力 攻 撃 が 発 生 した 場 合 を 契 機 とするものが 含 まれるが 憲 法 上 は あくまでも 我 が 国 の 存 立 を 全 うし 国 民 を 守 るため すなわち 我 が 国 を 防 衛 するためのやむを 得 ない 自 衛 の 措 置 として 初 めて 許 容 されるものである 6

( 資 料 6) 自 民 党 日 本 国 憲 法 改 正 草 案 2012.04.27 ( 前 文 ) 日 本 国 は 長 い 歴 史 と 固 有 の 文 化 を 持 ち 国 民 統 合 の 象 徴 である 天 皇 を 戴 く 国 家 であって 国 民 主 権 の 下 立 法 行 政 及 び 司 法 の 三 権 分 立 に 基 づいて 統 治 される / 我 が 国 は 先 の 大 戦 による 荒 廃 や 幾 多 の 大 災 害 を 乗 り 越 えて 発 展 し 今 や 国 際 社 会 において 重 要 な 地 位 を 占 めており 平 和 主 義 の 下 諸 外 国 との 友 好 関 係 を 増 進 し 世 界 の 平 和 と 繁 栄 に 貢 献 する 日 本 国 民 は 国 と 郷 土 を 誇 りと 気 概 を 持 って 自 ら 守 り 基 本 的 人 権 を 尊 重 するとともに 和 を 尊 び 家 族 や 社 会 全 体 が 互 いに 助 け 合 って 国 家 を 形 成 する / 我 々は 自 由 と 規 律 を 重 んじ 美 しい 国 土 と 自 然 環 境 を 守 りつつ 教 育 や 科 学 技 術 を 振 興 し 活 力 ある 経 済 活 動 を 通 じて 国 を 成 長 させる / 日 本 国 民 は 良 き 伝 統 と 我 々の 国 家 を 末 永 く 子 孫 に 継 承 するため ここに この 憲 法 を 制 定 する 第 一 章 天 皇 ( 天 皇 ) 第 一 条 天 皇 は 日 本 国 の 元 首 であり 日 本 国 及 び 日 本 国 民 統 合 の 象 徴 であって その 地 位 は 主 権 の 存 する 日 本 国 民 の 総 意 に 基 づく ( 国 旗 及 び 国 歌 ) 第 三 条 国 旗 は 日 章 旗 とし 国 歌 は 君 が 代 とする 2 日 本 国 民 は 国 旗 及 び 国 歌 を 尊 重 しなければならない ( 元 号 ) 第 四 条 元 号 は 法 律 の 定 めるところにより 皇 位 の 継 承 があったときに 制 定 する 第 二 章 安 全 保 障 ( 平 和 主 義 ) 第 九 条 日 本 国 民 は 正 義 と 秩 序 を 基 調 とする 国 際 平 和 を 誠 実 に 希 求 し 国 権 の 発 動 としての 戦 争 を 放 棄 し 武 力 による 威 嚇 及 び 武 力 の 行 使 は 国 際 紛 争 を 解 決 する 手 段 としては 用 いない 2 前 項 の 規 定 は 自 衛 権 の 発 動 を 妨 げるものではない ( 国 防 軍 ) 第 九 条 の 二 我 が 国 の 平 和 と 独 立 並 びに 国 及 び 国 民 の 安 全 を 確 保 するため 内 閣 総 理 大 臣 を 最 高 指 揮 官 とする 国 防 軍 を 保 持 する 2 国 防 軍 は 前 項 の 規 定 による 任 務 を 遂 行 する 際 は 法 律 の 定 めるところにより 国 会 の 承 認 その 他 の 統 制 に 服 する 3 国 防 軍 は 第 一 項 に 規 定 する 任 務 を 遂 行 するための 活 動 のほか 法 律 の 定 めるところにより 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 を 確 保 するために 国 際 的 に 協 調 して 行 われる 活 動 及 び 公 の 秩 序 を 維 持 し 又 は 国 民 の 生 命 若 しくは 自 由 を 守 るための 活 動 を 行 うことができる 4 前 二 項 に 定 めるもののほか 国 防 軍 の 組 織 統 制 及 び 機 密 の 保 持 に 関 する 事 項 は 法 律 で 定 める 5 国 防 軍 に 属 する 軍 人 その 他 の 公 務 員 がその 職 務 の 実 施 に 伴 う 罪 又 は 国 防 軍 の 機 密 に 関 する 罪 を 犯 した 場 合 の 裁 判 を 行 うため 法 律 の 定 めるところにより 国 防 軍 に 審 判 所 を 置 く ( 以 下 略 ) 第 三 章 国 民 の 権 利 及 び 義 務 ( 信 教 の 自 由 ) 第 二 十 条 信 教 の 自 由 は 保 障 する 国 は いかなる 宗 教 団 体 に 対 しても 特 権 を 与 えてはならない ( 中 略 ) 3 国 及 び 地 方 自 治 体 その 他 の 公 共 団 体 は 特 定 の 宗 教 のための 教 育 その 他 の 宗 教 的 活 動 をしてはならない た だし 社 会 的 儀 礼 又 は 習 俗 的 行 為 の 範 囲 を 超 えないものについては この 限 りでない ( 表 現 の 自 由 ) 7

第 二 十 一 条 集 会 結 社 及 び 言 論 出 版 その 他 一 切 の 表 現 の 自 由 は 保 障 する 2 前 項 の 規 定 にかかわらず 公 益 及 び 公 の 秩 序 を 害 することを 目 的 とした 活 動 を 行 い 並 びにそれを 目 的 とし て 結 社 をすることは 認 められない ( 以 下 略 ) ( 国 政 上 の 行 為 に 関 する 説 明 の 責 務 ) 第 二 十 一 条 の 二 国 は 国 政 上 の 行 為 につき 国 民 に 説 明 する 責 務 を 負 う ( 家 族 婚 姻 等 に 関 する 基 本 原 則 ) 第 二 十 四 条 家 族 は 社 会 の 自 然 かつ 基 礎 的 な 単 位 として 尊 重 される 家 族 は 互 いに 助 け 合 わなければなら ない ( 在 外 国 民 の 保 護 ) 第 二 十 五 条 の 三 国 は 国 外 において 緊 急 事 態 が 生 じたときは 在 外 国 民 の 保 護 に 努 めなければならない ( 犯 罪 被 害 者 等 への 配 慮 ) 第 二 十 五 条 の 四 国 は 犯 罪 被 害 者 及 びその 家 族 の 人 権 及 び 処 遇 に 配 慮 しなければならない ( 勤 労 者 の 団 結 権 等 ) 第 二 十 八 条 勤 労 者 の 団 結 する 権 利 及 び 団 体 交 渉 その 他 の 団 体 行 動 をする 権 利 は 保 障 する 2 公 務 員 については 全 体 の 奉 仕 者 であることに 鑑 み 法 律 の 定 めるところにより 前 項 に 規 定 する 権 利 の 全 部 又 は 一 部 を 制 限 することができる ( 以 下 略 ) 第 四 章 国 会 ( 政 党 ) 第 六 十 四 条 の 二 国 は 政 党 が 議 会 制 民 主 主 義 に 不 可 欠 の 存 在 であることに 鑑 み その 活 動 の 公 正 の 確 保 及 びそ の 健 全 な 発 展 に 努 めなければならない 2 政 党 の 政 治 活 動 の 自 由 は 保 障 する 3 前 二 項 に 定 めるもののほか 政 党 に 関 する 事 項 は 法 律 で 定 める 第 七 章 財 政 ( 財 政 の 基 本 原 則 ) 第 八 十 三 条 国 の 財 政 を 処 理 する 権 限 は 国 会 の 議 決 に 基 づいて 行 使 しなければならない 2 財 政 の 健 全 性 は 法 律 の 定 めるところにより 確 保 されなければならない 第 九 章 緊 急 事 態 ( 緊 急 事 態 の 宣 言 ) 第 九 十 八 条 内 閣 総 理 大 臣 は 我 が 国 に 対 する 外 部 からの 武 力 攻 撃 内 乱 等 による 社 会 秩 序 の 混 乱 地 震 等 によ る 大 規 模 な 自 然 災 害 その 他 の 法 律 で 定 める 緊 急 事 態 において 特 に 必 要 があると 認 めるときは 法 律 の 定 めると ころにより 閣 議 にかけて 緊 急 事 態 の 宣 言 を 発 することができる 2 緊 急 事 態 の 宣 言 は 法 律 の 定 めるところにより 事 前 又 は 事 後 に 国 会 の 承 認 を 得 なければならない ( 以 下 略 ) ( 緊 急 事 態 の 宣 言 の 効 果 ) 第 九 十 九 条 緊 急 事 態 の 宣 言 が 発 せられたときは 法 律 の 定 めるところにより 内 閣 は 法 律 と 同 一 の 効 力 を 有 す る 政 令 を 制 定 することができるほか 内 閣 総 理 大 臣 は 財 政 上 必 要 な 支 出 その 他 の 処 分 を 行 い 地 方 自 治 体 の 長 に 対 して 必 要 な 指 示 をすることができる ( 以 下 略 ) 第 十 章 改 正 第 百 条 この 憲 法 の 改 正 は 衆 議 院 又 は 参 議 院 の 議 員 の 発 議 により 両 議 院 のそれぞれの 総 議 員 の 過 半 数 の 賛 成 で 国 会 が 議 決 し 国 民 に 提 案 してその 承 認 を 得 なければならない この 承 認 には 法 律 の 定 めるところにより 行 われる 国 民 の 投 票 において 有 効 投 票 の 過 半 数 の 賛 成 を 必 要 とする 8

( 資 料 7) 九 条 の 会 都 道 府 県 別 結 成 数 2006.6 2007.11 2008.11 2009.6 2011.11 北 海 道 364 465(+101) 484(+19) 493 496 青 森 158 191(+33) 176 176 181 秋 田 25 42 46 46 48 岩 手 69 80 81 81 82 宮 城 75 106 106 109 119 山 形 81 90 96 96 96 福 島 69 93 103 105 106 東 京 369 750(+381) 875 900 909 埼 玉 301 369 382 383 386 茨 城 42 55 58 59 63 栃 木 30 35 37 37 38 群 馬 89 92 95 105 106 神 奈 川 245 302 312 318 305 千 葉 237 302 334 337 341 山 梨 44 69 70 71 72 長 野 225 272 272 330 330 新 潟 88 93 93 90 78 石 川 69 77 82 82 83 富 山 24 36 36 36 36 福 井 29 31 31 33 34 静 岡 105 140 191 144 144 愛 知 283 310 314 312 315 岐 阜 64 81 84 90 91 三 重 31 45 45 45 47 大 阪 505 651 661 669 675 兵 庫 163 217 241 243 244 京 都 311 375 377 383 387 滋 賀 49 63 63 69 67 奈 良 51 67 68 64 68 和 歌 山 61 77 84 84 87 岡 山 164 181 193 197 202 広 島 44 63 69 82 89 山 口 56 75 84 104 108 鳥 取 19 26 30 31 30 島 根 50 70 71 71 72 香 川 30 37 41 42 42 愛 媛 37 47 47 47 45 徳 島 22 109 120 131 138 高 知 48 49 49 49 51 9

福 岡 184 216 220 222 222 佐 賀 19 36 40 42 42 長 崎 30 32 36 36 36 熊 本 60 72 71 70 70 大 分 29 30 30 32 32 宮 崎 29 34 40 41 55 鹿 児 島 53 58 58 59 60 沖 縄 12 23 28 28 30 その 他 17 52 153 153 153 分 野 15 15 15 16 16 計 5174 6801(+1627) 7294(+493) 7443(+64) 7528(+21) 参 考 日 本 国 憲 法 条 文 抜 粋 第 二 章 戦 争 の 放 棄 第 九 条 日 本 国 民 は 正 義 と 秩 序 を 基 調 とする 国 際 平 和 を 誠 実 に 希 求 し 国 権 の 発 動 たる 戦 争 と 武 力 による 威 嚇 又 は 武 力 の 行 使 は 国 際 紛 争 を 解 決 する 手 段 としては 永 久 にこれを 放 棄 する 2 前 項 の 目 的 を 達 するため 陸 海 空 軍 その 他 の 戦 力 は これを 保 持 しない 国 の 交 戦 権 は これを 認 めない 第 三 章 国 民 の 権 利 及 び 義 務 第 一 三 条 すべて 国 民 は 個 人 として 尊 重 される 生 命 自 由 及 び 幸 福 追 求 に 対 する 国 民 の 権 利 については 公 共 の 福 祉 に 反 しない 限 り 立 法 その 他 の 国 政 の 上 で 最 大 の 尊 重 を 必 要 とする 第 二 一 条 集 会 結 社 及 び 言 論 出 版 その 他 一 切 の 表 現 の 自 由 は これを 保 障 する 2 検 閲 は これをしてはならない 通 信 の 秘 密 は これを 侵 してはならない 第 二 四 条 婚 姻 は 両 性 の 合 意 のみに 基 いて 成 立 し 夫 婦 が 同 等 の 権 利 を 有 することを 基 本 として 相 互 の 協 力 により 維 持 されなければならない 2 配 偶 者 の 選 択 財 産 権 相 続 住 居 の 選 定 離 婚 並 びに 婚 姻 及 び 家 族 に 関 するその 他 の 事 項 に 関 しては 法 律 は 個 人 の 尊 厳 と 両 性 の 本 質 的 平 等 に 立 脚 して 制 定 されなければならない 第 二 五 条 すべて 国 民 は 健 康 で 文 化 的 な 最 低 限 度 の 生 活 を 営 む 権 利 を 有 する 2 国 は すべての 生 活 部 面 について 社 会 福 祉 社 会 保 障 及 び 公 衆 衛 生 の 向 上 及 び 増 進 に 努 めなければなら ない 第 二 六 条 すべて 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより その 能 力 に 応 じて ひとしく 教 育 を 受 ける 権 利 を 有 する 2 すべて 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより その 保 護 する 子 女 に 普 通 教 育 を 受 けさせる 義 務 を 負 ふ 義 務 教 育 は これを 無 償 とする 第 二 八 条 勤 労 者 の 団 結 する 権 利 及 び 団 体 交 渉 その 他 の 団 体 行 動 をする 権 利 は これを 保 障 する 第 九 章 改 正 第 九 六 条 この 憲 法 の 改 正 は 各 議 院 の 総 議 員 の 三 分 の 二 以 上 の 賛 成 で 国 会 が これを 発 議 し 国 民 に 提 案 し てその 承 認 を 経 なければならない この 承 認 には 特 別 の 国 民 投 票 又 は 国 会 の 定 める 選 挙 の 際 行 はれる 投 票 にお いて その 過 半 数 の 賛 成 を 必 要 とする 2 憲 法 改 正 について 前 項 の 承 認 を 経 たときは 天 皇 は 国 民 の 名 で この 憲 法 と 一 体 を 成 すものとして 直 ち にこれを 公 布 する 10