目 次 1 はじめに 1 2 目 的 1 3 基 本 的 な 考 え 方 1 4 定 義 1 ⑴ 飼 い 猫 ⑵ 飼 い 主 のいない 猫 5 猫 の 本 能 習 性 2 ⑴ 繁 殖 ⑵ 夜 行 性 ⑶ 鳴 き 声 ⑷ 爪 とぎ ⑸ マーキング ⑹ 排 せつ ⑺ 行 動 範 囲 ⑻ その 他 6 飼



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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

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とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

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現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

を 行 わなければならない 適 正 な 運 用 方 針 を 厳 格 に 運 用 することによっては じめて 人 がみだりにその 容 ぼう 等 を 撮 影 されない 自 由 や 権 利 の 保 護 と 犯 罪 発 生 の 抑 止 という 防 犯 カメラの 設 置 目 的 との 調 和 が 実 現 され

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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とがわかります また この 時 期 は 繁 殖 期 にあたり 成 猫 に 対 して 子 猫 の 割 合 が 高 くなっています 引 き 取 りを 求 める 理 由 では 産 まれたが 飼 育 できない が 最 も 多 く 繁 殖 を 求 めない 飼 い 主 に 対 して 避 妊 去 勢 手 術 をす

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可 児 市 猫 の 飼 育 管 理 に 関 するガイドライン 平 成 25 年 3 月 1 日

目 次 1 はじめに 1 2 目 的 1 3 基 本 的 な 考 え 方 1 4 定 義 1 ⑴ 飼 い 猫 ⑵ 飼 い 主 のいない 猫 5 猫 の 本 能 習 性 2 ⑴ 繁 殖 ⑵ 夜 行 性 ⑶ 鳴 き 声 ⑷ 爪 とぎ ⑸ マーキング ⑹ 排 せつ ⑺ 行 動 範 囲 ⑻ その 他 6 飼 い 主 の 責 務 と 飼 い 猫 の 適 正 飼 養 2 ⑴ 飼 い 主 の 責 務 ⑵ 飼 い 猫 の 適 正 飼 養 7 飼 い 主 のいない 猫 対 策 5 巻 末 資 料 1 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 ( 一 部 抜 粋 ) 8 2 岐 阜 県 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 条 例 ( 一 部 抜 粋 ) 8 3 家 庭 動 物 等 の 飼 養 及 び 保 管 に 関 する 基 準 ( 一 部 抜 粋 ) 9

可 児 市 猫 の 飼 育 管 理 に 関 するガイドライン 1 はじめに 猫 を 好 きな 人 達 が 地 域 で 徘 徊 している 飼 い 主 のいない 猫 をみつけ 餌 を 与 えたいと 思 う 気 持 ちは 少 しも 変 なことではなく むしろその 優 しい 気 持 ちは 大 切 にしたいものです しかし 餌 だけを 与 えるということが 本 当 の 動 物 愛 護 なのでしょうか 飼 い 猫 や 飼 い 主 のいない 猫 が 地 域 を 徘 徊 することにより 猫 同 士 が 無 秩 序 に 繁 殖 を 繰 り 返 して 数 が 増 え そのために 糞 尿 や 悪 臭 による 被 害 が 増 加 しているのは 飼 い 猫 及 び 飼 い 主 のいない 猫 に 対 する 人 間 の 無 責 任 さが 主 な 要 因 であると 考 えられます そのせいで もともと 猫 が 嫌 いだった 人 達 や 猫 が 増 えることで 様 々 な 被 害 を 受 け 猫 が 嫌 いになった 人 達 と 猫 に 餌 を 与 えているだけの 人 達 との 間 で 地 域 問 題 へと 発 展 していることも 事 実 です 猫 に 関 するトラブルについては 犬 と 比 べ 捕 獲 登 録 等 の 法 的 規 制 が 無 いために 根 本 的 解 決 方 法 が 無 く その 対 応 に 苦 慮 しております 迷 惑 となっている 飼 い 主 のいない 猫 を 捕 まえ 殺 処 分 して 数 を 減 らすこと は 一 見 有 効 な 対 策 のように 思 えますが 命 の 尊 厳 を 損 なうことであり 動 物 愛 護 管 理 法 の 精 神 に 反 することになります このガイドラインは 猫 が 好 きな 人 も 嫌 いな 人 も 今 まで 猫 の 問 題 につ いて 関 心 がなかった 人 も 含 めて その 地 域 で 暮 らす 皆 さんが 猫 により 引 き 起 こされる 様 々な 問 題 に 向 き 合 い 自 分 達 が 住 むまちの 問 題 として 考 えていただ くとともに 地 域 におけるコミュニケーションの 活 性 化 の 一 助 となることを 願 い 作 成 しました 2 目 的 本 ガイドラインでは 飼 い 主 の 責 務 飼 い 猫 の 適 正 飼 養 及 び 飼 い 主 のいな い 猫 に 係 わる 際 の 遵 守 事 項 などを 明 確 にすることによって 適 正 飼 育 や 動 物 愛 護 への 理 解 を 深 めていただき 人 と 猫 が 仲 良 く 暮 らせるまちづくりを 進 めるこ とを 目 的 とします 3 基 本 的 な 考 え 方 市 では これら 猫 を 原 因 とする 問 題 に 対 して 安 易 に 猫 を 殺 処 分 するとい う 形 ではなく 動 物 が 命 あるものであることをかんがみ みだりに 動 物 を 殺 傷 しない という 動 物 愛 護 管 理 法 の 基 本 原 則 に 則 り 現 在 無 秩 序 に 屋 外 で 生 活 している 猫 に 適 切 な 対 応 を 行 うことで 近 隣 への 迷 惑 などの 問 題 を 減 少 させる とともに 飼 い 猫 は 完 全 屋 内 飼 いへの 移 行 の 実 現 を 目 指 します 4 定 義 1

このガイドラインで 使 用 する 言 葉 の 定 義 づけは 以 下 のとおりです ⑴ 飼 い 猫 飼 い 主 ( 所 有 者 占 有 者 )が 適 切 に 管 理 している 猫 をいう ⑵ 飼 い 主 のいない 猫 1 野 良 猫 特 定 の 飼 い 主 がなく 地 域 に 住 み 着 き 誰 にも 管 理 されていな い 猫 をいう 2 地 域 猫 特 定 の 飼 い 主 がなく 地 域 に 住 み 着 き その 地 域 に 住 む 人 たち の 合 意 とルールの 下 で 適 切 に 管 理 されている 猫 をいう 5 猫 の 本 能 習 性 ⑴ 繁 殖 1 メスは 生 後 6ヶ 月 程 度 で 繁 殖 能 力 を 備 えます 年 に2~4 回 妊 娠 し 1 回 に4~8 匹 出 産 します 交 尾 によりほぼ100% 妊 娠 し 妊 娠 期 間 は 約 2ヶ 月 です 2 オスは 生 後 6ヶ 月 程 度 で 生 殖 能 力 を 備 えます 通 常 メスの 発 情 に 誘 われ て 発 情 します ⑵ 夜 行 性 活 動 は 夜 間 活 発 になります 昼 間 は 寝 ていることが 多 いようです ⑶ 鳴 き 声 コミュニケーションの 一 つで 猫 同 士 の 会 話 のほか 発 情 期 の 誘 い 威 嚇 警 戒 など 様 々な 表 現 を 行 います ⑷ 爪 とぎ 気 分 がリラックスしたとき 高 揚 したとき 爪 の 新 陳 代 謝 やマーキング が 行 われるときに 見 られます ⑸ マーキング 自 分 の 匂 いを 残 すことで 自 分 の 存 在 を 他 の 猫 に 示 すために 尿 スプレ ー 顔 や 体 の 擦 り 付 けなどを 行 います メスでもする 場 合 があります ⑹ 排 せつ 乾 いたやわらかい 土 や 砂 地 を 好 む 傾 向 があります ただし 市 に 寄 せら れる 情 報 の 中 では アスファルトの 上 でも 糞 をすることがあるようです ⑺ 行 動 範 囲 猫 の 行 動 範 囲 は 半 径 50~500m 位 といわれていますが ホームエリア ( 自 分 だけの 場 所 )とハンティングエリア( 共 有 の 場 所 )を 決 めています 条 件 がそろえば10 倍 近 い 範 囲 で 行 動 する 猫 もいます エサや 猫 の 数 で 行 動 範 囲 も 変 わります ⑻ その 他 繊 細 なところがあるため 急 な 環 境 の 変 化 を 嫌 います 6 飼 い 主 の 責 務 と 飼 い 猫 の 適 正 飼 養 ⑴ 飼 い 主 の 責 務 2

1 法 令 などの 遵 守 事 項 ア 動 物 の 習 性 等 を 正 しく 理 解 し 最 後 まで 責 任 を 持 って 飼 うこと イ 危 害 や 迷 惑 の 発 生 を 防 止 すること ウ むやみに 繁 殖 させないこと エ 動 物 による 感 染 症 の 知 識 を 持 つこと オ 所 有 者 を 明 らかにすること 以 上 が 飼 い 主 の 遵 守 事 項 として 以 下 の 法 令 規 則 などで 謳 われています 必 ず 守 って 下 さい 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 ( 昭 和 48 年 10 月 1 日 法 律 第 105 号 ) 第 7 条 動 物 の 所 有 者 又 は 占 有 者 の 責 務 等 岐 阜 県 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 条 例 ( 平 成 18 年 3 月 23 日 条 例 第 20 号 ) 第 6 条 飼 い 主 の 責 務 第 7 条 の 飼 い 主 の 遵 守 事 項 第 9 条 ねこの 飼 い 主 の 遵 守 事 項 家 庭 動 物 等 の 飼 養 及 び 保 管 に 関 する 基 準 ( 平 成 14 年 5 月 28 日 環 境 省 告 示 第 37 号 第 1 一 般 原 則 終 生 飼 育 飼 養 など 第 3 共 通 基 準 生 活 環 境 の 保 全 適 正 な 飼 養 数 繁 殖 制 限 第 5 猫 の 飼 養 及 び 保 管 に 関 する 基 準 その 他 地 域 や 飼 い 主 の 住 居 で 定 められた 規 則 などについても 守 って ください 2 罰 則 規 定 : 上 記 法 令 に 罰 則 規 定 があり 飼 い 主 であるか 否 かは 問 わず 適 用 されます 愛 護 動 物 をみだりに 殺 したり 傷 つけた 者 は 一 年 以 下 の 懲 役 又 は 百 万 円 以 下 の 罰 金 愛 護 動 物 に 対 し みだりに 給 餌 又 は 給 水 を 与 えず 衰 弱 させる 等 の 虐 待 を 行 った 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 愛 護 動 物 を 遺 棄 した 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 ( 昭 和 48 年 10 月 1 日 法 律 第 105 号 ) 第 44 条 愛 護 動 物 の 殺 傷 虐 待 遺 棄 に 対 する 罰 則 法 令 の 条 文 については 巻 末 資 料 をご 覧 下 さい ⑵ 飼 い 猫 の 適 正 飼 養 1 完 全 屋 内 飼 育 ア 飼 い 猫 は 環 境 を 整 えれば 屋 内 だけで 充 分 飼 育 ができます 猫 は 急 な 環 境 の 変 化 を 嫌 う 習 性 があり 小 さい 頃 から 屋 内 で 生 活 していれば 屋 内 で ストレスを 感 じることはありません 人 から 譲 り 受 けた 猫 飼 い 主 のい ない 猫 を 飼 い 猫 にする 場 合 は 猫 の 遊 びの 空 間 を 確 保 する 等 環 境 を 整 え 屋 内 飼 育 をして 下 さい イ 交 通 事 故 や 失 踪 感 染 症 から 猫 を 守 るために また 近 隣 に 住 む 猫 が 苦 手 3

な 方 猫 アレルギーがある 方 などへの 配 慮 としても 屋 内 飼 育 を 実 践 して 下 さい ウ 猫 に 関 する 苦 情 は 近 隣 トラブルの 原 因 となる 場 合 がありますので 屋 内 飼 育 を 実 践 して 下 さい エ トイレは 市 販 の 猫 用 トイレに 猫 のトイレ 用 砂 を 入 れたものを 用 意 しま す 出 来 れば 猫 の 数 +1 個 用 意 して 下 さい 猫 は 汚 れたトイレを 嫌 いま すので 常 に 清 潔 にして 下 さい オ 爪 とぎは 猫 の 習 性 のひとつでやめさせることは 出 来 ません 専 用 の 爪 とぎを 用 意 して 下 さい カ 猫 は 肉 食 動 物 なので 動 物 性 たんぱく 質 の 中 に 含 まれる 栄 養 素 が 必 要 で す 食 べやすく 栄 養 バランスのとれたフードを 与 えるようにし 新 鮮 な 水 もたっぷり いつでも 飲 めるように 用 意 して 下 さい キ 猫 の 遊 ぶ 場 所 は 犬 のように 広 い 場 所 の 必 要 はありません 狭 いスペース でも 上 下 運 動 が 出 来 るある 程 度 の 高 さがある 方 が 猫 にとっては 重 要 です 2 繁 殖 制 限 不 妊 去 勢 手 術 をしましょう 予 期 せぬ 猫 の 繁 殖 を 防 ぐことができますし 生 殖 器 系 の 病 気 にかかりにくくなります 詳 しいことは かかりつけの 獣 医 師 に 相 談 して 下 さい 3 身 元 表 示 ア 迷 い 猫 をなくすために 首 輪 や 名 札 などを 付 け 必 ず 飼 い 主 の 身 元 を 表 示 して 下 さい 身 元 表 示 に 関 する 注 意 点 は 猫 の 名 前 ではなく 飼 い 主 の 名 前 と 連 絡 先 を 明 記 することです イ 屋 内 飼 いだからと 言 わず 身 元 表 示 は 普 段 から 付 けておいて 下 さい な ぜなら 災 害 発 生 時 にも 猫 を 探 す 有 効 な 手 段 となるからです ウ マイクロチップを 挿 入 することも 有 効 な 手 段 です 動 物 病 院 等 に 相 談 し ましょう 4 終 生 飼 育 ( 捨 てない) 猫 を 飼 うことは 家 族 が 増 えることと 同 じです 家 族 の 面 倒 を 最 期 までみ るのは 飼 い 主 の 当 然 の 責 任 です 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 第 44 条 愛 護 動 物 を 遺 棄 した 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 5 災 害 発 生 時 災 害 時 においても 飼 育 動 物 は 飼 い 主 の 責 任 の 下 に 飼 育 管 理 をすること 家 族 である 飼 い 猫 のために 最 小 限 必 要 な 餌 水 薬 を 日 頃 から 準 備 してお いて 下 さい 6 その 他 ア 猫 の 習 性 本 能 などを 十 分 理 解 し 愛 情 を 持 って 適 正 に 飼 育 して 下 さ い イ 屋 内 飼 育 だからと 言 わず 定 期 的 ワクチン 接 種 に 努 めましょう 病 気 4

のいくつかはワクチンの 接 種 により 予 防 できます ウ 動 物 由 来 感 染 症 の 知 識 修 得 に 努 め 適 正 に 飼 育 して 下 さい エ 普 段 から 健 康 管 理 について 相 談 できる 獣 医 師 かかりつけ 動 物 病 院 を 持 って 下 さい オ 猫 が 死 亡 した 場 合 は 火 葬 等 を 適 切 に 行 って 下 さい 可 茂 聖 苑 では 引 取 りを 行 っています 詳 細 については 可 茂 聖 苑 ( 0574-26-2622) までお 問 い 合 わせ 下 さい 7 飼 い 主 のいない 猫 対 策 ( 野 良 猫 について) 野 良 猫 は 自 然 の 中 で 自 力 で 生 きている 猫 です したがって 人 が 手 助 け をする 必 要 はありません 野 良 猫 には 餌 を 与 えることなく 自 然 の 中 でそ の 生 を 全 うするようにしてあげましょう もし 野 良 猫 に 餌 を 与 えれば その 段 階 で 餌 を 与 えた 人 に 飼 養 責 任 のあ る 飼 い 猫 ということになります 飼 い 猫 にすることが 出 来 ないのであ れば みだりに 餌 を 与 えてはいけません ( 地 域 猫 活 動 について) 地 域 猫 活 動 とは 地 域 に 住 み 着 く 飼 い 主 のいない 猫 をその 地 域 に 住 む 人 な どが 地 域 の 合 意 の 下 に 飼 い 主 のいない 猫 をこれ 以 上 増 やさず 今 いる 猫 が その 生 を 全 うするまで 地 域 で 適 切 に 管 理 していく 活 動 のことです 地 域 住 民 町 会 自 治 会 等 の 地 域 民 間 団 体 が 協 働 して 取 り 組 む 活 動 です ⑴ 地 域 の 合 意 地 域 猫 活 動 に 取 り 組 まれる 方 は 必 ず 地 域 の 合 意 の 下 に 活 動 に 取 り 組 んで 下 さい 地 域 で 話 し 合 いを 行 う 際 は 町 会 自 治 会 等 猫 が 苦 手 な 方 猫 の 管 理 に 反 対 の 方 にも 参 加 を 呼 びかけて 下 さい ⑵ それぞれの 役 割 1 活 動 実 践 グループ 地 域 猫 活 動 の 実 践 者 として 最 も 望 ましいのが 活 動 地 域 に 住 む 人 です ( 他 の 地 域 に 住 む 人 が 実 践 者 となることを 否 定 するものではありません ) 地 域 猫 活 動 に 取 り 組 む 方 は 個 人 では 行 わずグループに 参 加 するなど 集 団 で 行 って 下 さい 集 団 の 中 では 役 割 分 担 を 決 めて 下 さい {エサの 係 糞 やご みの 始 末 の 係 ( 不 妊 去 勢 手 術 のための) 猫 の 捕 獲 係 など} 2 町 会 自 治 会 等 の 地 域 地 域 猫 活 動 実 践 グループが 行 う 募 金 活 動 やバザーへの 協 力 エサ 場 の 提 供 など 地 域 猫 活 動 への 理 解 及 び 支 援 地 域 住 民 に 対 する 地 域 猫 活 動 の 周 知 啓 発 3 民 間 団 体 地 域 猫 活 動 のノウハウを 有 し 活 動 実 践 グループの 相 談 相 手 として 活 動 実 践 グループの 助 言 協 力 支 援 などを 行 う 団 体 5

4 市 及 び 保 健 所 住 民 や 関 係 者 の 理 解 を 得 るための 連 絡 調 整 ガイドラインの 普 及 苦 情 対 応 適 正 飼 育 の 助 言 など ⑶ 活 動 の 実 際 1 対 象 となる 猫 の 把 握 地 域 猫 活 動 をする 際 は 地 域 で 管 理 する 猫 ( 地 域 猫 )の 個 体 数 を 把 握 して 下 さい 写 真 を 撮 るなどすると 把 握 しやすくなります 地 域 全 体 で 猫 の 個 体 把 握 を すると 他 の 地 域 から 入 ってきた 猫 に 早 く 気 づくことができ 繁 殖 制 限 を 受 けていない 猫 への 対 処 が 早 くなります また 個 体 把 握 により エサ 代 や 不 妊 去 勢 手 術 費 など 1 年 間 あたりに 必 要 な 資 金 が 計 算 しやすくなります 2 エサやり ア エサは 与 える 時 間 と 場 所 を 限 定 し 食 べきれる 分 量 だけを 与 えましょ う 水 も 一 緒 に 与 えましょう また 食 べ 残 しはすぐに 片 付 けましょ う 置 きエサは やめて 下 さい イ エサを 与 える 場 所 は その 地 域 に 住 む 人 の 状 況 を 考 慮 して 複 数 設 定 し ましょう 3 猫 用 トイレの 設 置 清 掃 エサ 場 周 辺 で 地 域 の 合 意 が 得 られ 人 目 を 避 けられるような 場 所 にトイ レを 設 置 します 砂 や 土 を 使 用 する 場 合 は 少 し 盛 り 上 げるようにします 猫 が 好 むトイレの 材 質 ( 土 砂 など)は 猫 によって 異 なります 糞 を 排 泄 されている 場 所 の 材 質 を 把 握 し 猫 用 トイレに 活 用 しましょう また 定 期 的 に 清 掃 することにより 清 潔 の 保 持 に 努 めるようにしましょう 感 染 症 の 防 止 になります 他 人 の 土 地 に 排 泄 された 糞 についても 活 動 実 践 グループに 連 絡 があった 場 合 は 快 く 対 応 するなどして 周 辺 住 民 との 良 好 な 関 係 を 築 くようにし ましょう 4 繁 殖 制 限 繁 殖 制 限 により 飼 い 主 のいない 猫 が 増 えることを 防 ぎます 地 域 猫 活 動 は 飼 い 主 のいない 猫 を 将 来 的 にゼロにする 活 動 です 必 ず 不 妊 去 勢 手 術 を 行 って 下 さい 地 域 猫 活 動 に 不 可 欠 なルールです 繁 殖 制 限 により 発 情 期 のケンカや 独 特 な 鳴 き 声 がなくなります また 尿 の 臭 いの 軽 減 が 期 待 できます 5 その 他 被 害 防 止 軽 減 対 策 ア 活 動 地 域 における 捨 て 猫 等 を 防 止 するため 地 域 住 民 でパトロールを 行 いましょう パトロールができない 場 合 でも 地 域 全 体 で 捨 て 猫 等 を 許 さない 環 境 をつくるよう 心 がけましょう イ 庭 や 近 所 の 立 ち 木 などが 傷 つけられてしまう 場 合 は 被 害 を 防 ぐため 6

にジュウタンや 爪 とぎ 板 になるものを 用 意 するのも 有 効 です 被 害 を 受 ける 場 所 や 猫 が 集 まる 場 所 など 猫 に 合 わせて 置 く 場 所 を 選 びまし ょう 猫 が 侵 入 しては 困 る 場 所 については 猫 の 侵 入 防 止 などの 対 策 を 講 じましょう( 超 音 波 機 器 忌 避 剤 の 使 用 など) ウ 地 域 への 影 響 を 考 え 地 域 猫 の 健 康 状 態 を 確 認 しましょう また 地 域 猫 が 死 亡 した 場 合 は 火 葬 等 を 適 切 に 行 って 下 さい 可 茂 聖 苑 ( 0574-26-2622)では 引 取 りを 行 っています エ 可 能 な 場 合 は 地 域 猫 が 最 終 的 には 飼 い 猫 になるよう 地 域 全 体 で 新 たな 飼 い 主 探 しに 努 めましょう 7

巻 末 資 料 ( 法 律 条 例 及 び 基 準 について 原 文 のまま 引 用 ) 1 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 ( 昭 和 48 年 10 月 1 日 法 律 第 105 号 ) 一 部 抜 粋 ( 動 物 の 所 有 者 又 は 占 有 者 の 責 務 等 ) 第 7 条 動 物 の 所 有 者 又 は 占 有 者 は 命 あるものである 動 物 の 所 有 者 又 は 占 有 者 としての 責 任 を 十 分 に 自 覚 して その 動 物 をその 種 類 習 性 等 に 応 じて 適 正 に 飼 養 し 又 は 保 管 することにより 動 物 の 健 康 及 び 安 全 を 保 持 する ように 努 めるとともに 動 物 が 人 の 生 命 身 体 若 しくは 財 産 に 害 を 加 え 又 は 人 に 迷 惑 を 及 ぼすことのないように 努 めなければならない 2 動 物 の 所 有 者 又 は 占 有 者 は その 所 有 し 又 は 占 有 する 動 物 に 起 因 する 感 染 性 の 疾 病 について 正 しい 知 識 を 持 ち その 予 防 のために 必 要 な 注 意 を 払 うように 努 めなければない 3 動 物 の 所 有 者 は その 所 有 する 動 物 が 自 己 の 所 有 に 係 るものであること を 明 らかにするための 措 置 として 環 境 大 臣 が 定 めるものを 講 ずるように 努 めなければならない ( 犬 及 び 猫 の 繁 殖 制 限 ) 第 37 条 犬 又 は 猫 の 所 有 者 は これらの 動 物 がみだりに 繁 殖 してこれに 適 正 な 飼 養 を 受 ける 機 会 を 与 えることが 困 難 となるようなおそれがあると 認 める 場 合 には その 繁 殖 を 防 止 するため 生 殖 を 不 能 にする 手 術 その 他 の 措 置 をするように 努 めなければならない 第 44 条 愛 護 動 物 をみだりに 殺 し 又 は 傷 つけた 者 は 一 年 以 下 の 懲 役 又 は 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 2 愛 護 動 物 に 対 し みだりに 給 餌 又 は 給 水 をやめることにより 衰 弱 させる 等 の 虐 待 を 行 った 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 3 愛 護 動 物 を 遺 棄 した 者 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 2 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 条 例 ( 平 成 18 年 3 月 23 日 条 例 第 20 号 ) 一 部 抜 粋 ( 飼 い 主 の 責 務 ) 第 6 条 飼 い 主 は 動 物 の 生 態 習 性 及 び 生 理 を 理 解 し 動 物 の 健 康 及 び 安 全 を 保 持 するよう 努 めるとともに 動 物 が 人 の 生 命 身 体 若 しくは 財 産 に 害 を 加 え 又 は 人 に 迷 惑 を 及 ぼすことのないように 飼 養 しなければならな い 2 飼 い 主 は 畜 産 その 他 の 正 当 な 理 由 がある 場 合 を 除 き 動 物 を 終 生 飼 養 するよう 努 めるとともに やむを 得 ず 動 物 を 終 生 にわたり 飼 養 することが 困 難 となった 場 合 には 新 たな 飼 い 主 を 見 つけるよう 努 めなければならな い 3 飼 い 主 は 動 物 がみだりに 繁 殖 してこれに 適 正 な 飼 養 を 受 ける 機 会 を 与 えることが 困 難 となるようなおそれがあると 認 める 場 合 には その 繁 殖 を 防 止 するため 生 殖 を 不 能 にする 手 術 その 他 の 措 置 をとるよう 努 めなけれ ばならない 8

( 飼 い 主 の 遵 守 事 項 ) 第 7 条 飼 い 主 は その 飼 養 する 動 物 について 次 に 掲 げる 事 項 を 遵 守 しな ければならない 一 適 正 にえさ 及 び 水 を 与 えること 二 疾 病 の 予 防 等 の 健 康 管 理 を 行 うこと 三 必 要 に 応 じて 適 正 な 飼 養 施 設 を 設 けること 四 汚 物 及 び 汚 水 を 適 正 に 処 理 し 飼 養 施 設 の 内 外 を 常 に 清 潔 にすること 五 公 共 の 場 所 他 人 の 土 地 及 び 建 物 等 を 不 潔 にし 又 は 損 傷 させないこと 六 頻 繁 に 発 生 する 鳴 き 声 悪 臭 羽 毛 等 により 人 に 迷 惑 をかけないこと 七 逸 走 した 場 合 は 自 ら 捜 索 し 収 容 すること (ねこの 飼 い 主 の 遵 守 事 項 ) 第 九 条 ねこの 飼 い 主 は 第 七 条 各 号 に 掲 げる 事 項 のほか その 飼 養 するね こについて 次 に 掲 げる 事 項 を 遵 守 しなければならない 一 ねこを 屋 外 で 行 動 できるような 方 法 で 飼 養 する 場 合 には 感 染 症 を 予 防 し 及 びみだりに 繁 殖 することを 防 止 するため 必 要 な 措 置 をとるよう 努 めること 二 首 輪 をつける 等 ねこが 自 己 の 所 有 に 係 るものであることを 明 らかにす るための 措 置 をとるよう 努 めること 3 家 庭 動 物 等 の 飼 養 及 び 保 管 に 関 する 基 準 ( 平 成 14 年 5 月 28 日 環 境 省 告 示 第 37 号 ) 一 部 抜 粋 第 1 一 般 原 則 1 家 庭 動 物 等 の 所 有 者 又 は 占 有 者 ( 以 下 所 有 者 等 という )は 命 あ るものである 家 庭 動 物 等 の 適 正 な 飼 養 及 び 保 管 に 責 任 を 負 う 者 として 動 物 の 生 態 習 性 及 び 生 理 を 理 解 し 愛 情 をもって 家 庭 動 物 等 を 取 り 扱 うとともに その 所 有 者 は 家 庭 動 物 等 を 終 生 飼 養 するように 努 めるこ と 2 所 有 者 等 は 人 と 動 物 との 共 生 に 配 慮 しつつ 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 を 侵 害 し 及 び 生 活 環 境 を 害 することがないよう 責 任 をもって 飼 養 及 び 保 管 に 努 めること 3 家 庭 動 物 等 を 飼 養 しようとする 者 は 飼 養 に 先 立 って 当 該 家 庭 動 物 等 の 生 態 習 性 及 び 生 理 に 関 する 知 識 の 習 得 に 努 めるとともに 将 来 にわ たる 飼 養 の 可 能 性 について 住 宅 環 境 及 び 家 族 構 成 の 変 化 も 考 慮 に 入 れ 慎 重 に 判 断 するなど 終 生 飼 養 の 責 務 を 果 たす 上 で 支 障 が 生 じないよう 努 めること 第 3 共 通 基 準 2 生 活 環 境 の 保 全 ⑴ 所 有 者 等 は 自 らが 飼 養 及 び 保 管 する 家 庭 動 物 等 が 公 園 道 路 等 公 共 の 場 所 及 び 他 人 の 土 地 建 物 等 を 損 壊 し 又 はふん 尿 その 他 の 汚 物 毛 9

羽 毛 等 で 汚 すことのないように 努 めること ⑵ 所 有 者 等 は 家 庭 動 物 等 のふん 尿 その 他 の 汚 物 毛 羽 毛 等 の 適 正 な 処 理 を 行 うとともに 飼 養 施 設 を 常 に 清 潔 にして 悪 臭 衛 生 動 物 の 発 生 の 防 止 を 図 り 周 辺 の 生 活 環 境 の 保 全 に 努 めること 3 適 正 な 飼 養 数 所 有 者 等 は その 飼 養 及 び 保 管 する 家 庭 動 物 等 の 数 を 適 切 な 飼 養 環 境 の 確 保 終 生 飼 養 の 確 保 及 び 周 辺 の 生 活 環 境 の 保 全 に 支 障 を 生 じさせな いよう 適 切 な 管 理 が 可 能 となる 範 囲 内 とするよう 努 めること 4 繁 殖 制 限 所 有 者 は その 飼 養 及 び 保 管 する 家 庭 動 物 等 が 繁 殖 し 飼 養 数 が 増 加 し ても 適 切 な 飼 養 環 境 及 び 終 生 飼 養 の 確 保 又 は 適 切 な 譲 渡 が 自 らの 責 任 において 可 能 である 場 合 を 除 き 原 則 としてその 家 庭 動 物 等 について 去 勢 手 術 不 妊 手 術 雌 雄 の 分 別 飼 育 等 その 繁 殖 を 制 限 するための 措 置 を 講 じること 第 5 猫 の 飼 養 及 び 保 管 に 関 する 基 準 1 猫 の 所 有 者 等 は 周 辺 環 境 に 応 じた 適 切 な 飼 養 及 び 保 管 を 行 うことによ り 人 に 迷 惑 を 及 ぼすことのないよう 努 めること 2 猫 の 所 有 者 等 は 疾 病 の 感 染 防 止 不 慮 の 事 故 防 止 等 猫 の 健 康 及 び 安 全 の 保 持 並 びに 周 辺 環 境 の 保 全 の 観 点 から 当 該 猫 の 屋 内 飼 養 に 努 めるこ と 屋 内 飼 養 以 外 の 方 法 により 飼 養 する 場 合 にあっては 屋 外 での 疾 病 の 感 染 防 止 不 慮 の 事 故 防 止 等 猫 の 健 康 及 び 安 全 の 保 持 を 図 るとともに 頻 繁 な 鳴 き 声 等 の 騒 音 又 はふん 尿 の 放 置 等 により 周 辺 地 域 の 住 民 の 日 常 生 活 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすことのないように 努 めること 3 猫 の 所 有 者 は 繁 殖 制 限 に 係 る 共 通 基 準 によるほか 屋 内 飼 養 によらな い 場 合 にあっては 原 則 として 去 勢 手 術 不 妊 手 術 等 繁 殖 制 限 の 措 置 を 講 じること 4 猫 の 所 有 者 は やむを 得 ず 猫 を 継 続 して 飼 養 することができなくなった 場 合 には 適 正 に 飼 養 することのできる 者 に 当 該 猫 を 譲 渡 するように 努 め 新 たな 飼 養 者 を 見 いだすことができない 場 合 に 限 り 都 道 府 県 等 に 引 き 取 りを 求 めること 5 猫 の 所 有 者 は 子 猫 の 譲 渡 に 当 たっては 特 別 の 場 合 を 除 き 離 乳 前 に 譲 渡 しないよう 努 めるとともに その 社 会 化 が 十 分 に 図 られた 後 に 譲 渡 するよう 努 めること また 譲 渡 を 受 ける 者 に 対 し 社 会 化 に 関 する 情 報 を 提 供 するよう 努 めること 本 ガイドラインの 策 定 に 当 たっては 可 児 市 環 境 審 議 会 で 検 討 いた しました 10