財務会計テキスト 基礎編



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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

1_2013BS(0414)

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

第316回取締役会議案

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形


 

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

敷 金 保 証 金 投 資 有 価 証 券 子 会 社 株 式 関 連 会 社 株 式 ( 負 債 の 部 ) 科 目 大 科 目 中 科 目 流 動 負 債 固 定 負 債 ( 正 味 財 産 の 部 ) 基 金 科 支 払 手 形 未 払 金 前 受 金 預 り 金 短 期 借 入 金 1 年

Microsoft Word - (会社法用) 期_02.計算書類.doc

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

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<重要な会計方針及び注記>

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益


Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり


連結計算書

目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

目 次 ルール1 決 算 書 には2 人 の 主 役 がいる! (1) 貸 借 対 照 表 (BS) P4 (2) 損 益 計 算 書 (PL) P5 ルール2 BSには3つの 家 と6つの 部 屋! (1)BSの3つの 家 と6つの 部 屋 P6 (2) 資 産 ( 流 動 資 産 固 定 資 産

1. 重 要 な 会 計 方 針 財 務 諸 表 の 注 記 財 務 諸 表 の 作 成 は NPO 法 人 会 計 基 準 (2010 年 7 月 20 日 2011 年 11 月 20 日 一 部 改 正 NPO 法 人 会 計 基 準 協 議 会 )によっています 同 基 準 では 特 定 非

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

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第1章 簿記の一巡

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

第 41 期

連 結 損 益 計 算 書 売 上 高 及 びその 他 の 営 業 収 入 営 業 費 用 売 上 原 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 研 究 開 発 費 営 業 費 用 合 計 営 業 利 益 営 業 外 収 益 ( 費 用 ) 受 取 利 息 支 払 利 息 営 業 外 収 益 (

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

別添資料

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 まで ) 項 目 株 主 資 本 ( 単 位 : 百 万 円 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 当 連 結 会

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

Microsoft Word - ①AMC決算公告(大会社).doc


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Microsoft PowerPoint - 表紙

公益法人Ⅲdb 操作説明書

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

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Microsoft PowerPoint - 基金制度

連 結 注 記 表 ( 連 結 計 算 書 類 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 ) 1. 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 (1) 連 結 子 会 社 の 数 3 社 連 結 子 会 社 の 名 称 株 式 会 社 ミック 株 式 会 社 モリワン 株 式 会 社 テッ

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

税制面での支援

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

目 次 < 計 算 書 類 > 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 個 別 注 記 表

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

連 結 注 記 表 1. 連 結 計 算 書 類 の 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 に 関 する 注 記 等 (1) 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 1 連 結 子 会 社 の 数 及 び 名 称 連 結 子 会 社 の 数 0 社 連 結 子 会 社 の 名 称

平成28年11月期第3四半期決算短

Microsoft Word - 事業報告_監査法人用_FINAL.doc

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(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20


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税金読本(8-5)特定口座と確定申告

目 次 ( 資 産 の 部 金 融 資 産 ) 1. 資 金 4 1 資 金 明 細 台 帳 ( 資 産 負 債 整 簿 ) 5 2 資 金 の 明 細 台 帳 ( 付 属 明 細 表 ) 5 2. 税 等 未 収 金 6 3 債 権 債 務 整 台 帳 ( 資 産 負 債 整 簿 ) 6 4 当


平成29年2月期 第2四半期決算短信

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事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

4. 購 入 方 法 (1) 購 入 最 低 金 額 (2) 購 入 単 位 (3) 購 入 対 価 のお 支 払 方 法 5 万 円 5 万 円 単 位 新 しく 発 行 される 国 債 のご 購 入 で 発 行 日 の 前 営 業 日 までに 約 定 された 場 合 は 発 行 日 が 受 渡

Microsoft PowerPoint - 表紙

定款  変更

PowerPoint プレゼンテーション

連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 (2015 年 6 月 1 日 から2016 年 5 月 31 日 まで) 株 主 資 本 ( 単 位 : 千 円 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 当 期 首 残 高 2,049,318

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~


4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

弁護士報酬規定(抜粋)

(2)各論

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Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

平成16年度

所令要綱

Transcription:

財 務 会 計 テキスト 会 計 の 基 礎 知 識 ダブル-ウィン コンサルティング 合 同 会 社 中 小 企 業 診 断 士 勝 沼 孝 弘

決 算 書 と 試 算 表 試 算 表 とは 毎 月 作 成 する 経 営 内 容 を 示 す 指 標 の 事 です 試 算 表 は 残 高 試 算 表 と 呼 ば れ 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 製 造 原 価 報 告 書 ( 製 造 建 設 業 に 限 る) の 月 次 推 移 を 表 す 指 標 です 決 算 書 とは 1 年 に1 度 作 成 する 経 営 内 容 を 示 す 指 標 の 事 です 試 算 表 の12ヶ 月 間 合 計 に 決 算 仕 訳 を 行 った 指 標 の 事 です 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 自 社 の 経 営 力 把 握 キャッシュ 付 属 明 細 書 フロー 計 算 書 金 融 商 品 取 引 法 による 決 算 書 財 務 諸 表 法 人 税 等 の 納 税 資 料 第 三 者 への 提 示 ( 金 融 機 関 等 ) 試 算 表 は 毎 月 企 業 で 作 成 する 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 製 造 原 価 報 告 書 などの 諸 表 で 一 般 的 には 残 高 試 算 表 が 作 成 されます 大 きな 目 的 は 1 仕 訳 が 正 しく 行 われたか 確 認 するモノ2 毎 月 の 経 営 結 果 累 積 の 経 営 結 果 が 定 量 的 に 把 握 されるために 計 画 達 成 に 向 けた 短 期 的 な 経 営 方 針 への 指 針 となるモノです 企 業 個 人 事 業 主 決 算 書 : 会 社 法 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 個 別 注 記 表 ( 事 業 報 告 ) ( 附 属 明 細 書 ) 決 算 書 : 税 法 法 人 税 確 定 申 告 書 法 人 税 申 告 書 の 別 表 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 勘 定 科 目 内 訳 明 細 書 法 人 税 等 を 算 出 するための 資 料 決 算 書 : 青 色 申 告 書 損 益 計 算 書 科 目 明 細 1( 月 別 売 上 仕 入 額 給 料 賃 金 貸 倒 引 当 金 繰 入 額 青 色 申 告 控 除 額 ) 科 目 明 細 2( 減 価 償 却 費 利 子 割 引 料 地 代 家 賃 税 理 士 弁 護 士 等 の 報 酬 ) 貸 借 対 照 表 製 造 原 価 の 計 算 作 成 メリット 最 大 65 万 円 の 所 得 控 除 財 務 諸 表 を5ヶ 年 並 べてみると その 企 業 の 定 量 的 な 強 み 弱 み を 把 握 することができま す 企 業 を 診 断 する 場 合 には まずは 定 量 的 な 分 析 から 行 うことが 大 切 です 少 なくても3ヵ 年 の 財 務 諸 表 を 比 較 することが 外 部 環 境 変 化 の 大 きな 現 在 には 求 められます

複 式 簿 記 について 複 式 簿 記 は 取 引 を 原 因 と 結 果 という 二 つの 側 面 から 把 握 していくものです これに より 財 産 の 計 算 と 損 益 の 計 算 を 同 時 に 行 っていきます 現 金 の 増 減 という 取 引 の 結 果 に 加 え どのような 取 引 に 起 因 して 現 金 が 増 減 したのかという 原 因 にも 着 目 して 帳 簿 に 記 録 していく 方 法 のことです 仕 訳 の 基 本 資 産 負 債 資 本 の 増 減 資 金 の 運 用 資 金 の 調 達 資 産 の 増 加 ( 負 債 の 減 少 ) 負 債 資 本 の 増 加 ( 資 産 の 減 少 ) 借 方 (かりかた) 貸 方 (かしかた) 現 金 借 入 金 売 掛 金 買 掛 金 仕 入 売 上 仕 訳 の 左 右 の 額 は 必 ず 一 致 する 仕 訳 は 左 右 対 称 で 行 われます 例 ) 現 預 金 100 千 円 / 長 期 借 入 金 100 千 円 例 ) 売 掛 金 250 千 円 / 売 上 例 ) 未 払 金 100 千 円 / 普 通 預 金 Point 右 側 は 資 金 の 運 用 と 覚 えましょう 左 側 は 資 金 の 調 達 と 考 えましょう 250 千 円 100 千 円 (キャッシュが 増 えるのか 減 るのかの 観 点 ) 費 用 の 発 生 ( 収 益 の 減 少 ) 収 益 費 用 の 発 生 減 少 収 益 の 発 生 ( 費 用 の 減 少 ) 複 式 簿 記 は 資 産 負 債 資 本 収 益 費 用 の5つの 科 目 で 処 理 をされます 期 末 の 資 産 負 債 資 本 収 益 費 用 の 残 高 を 集 計 した 残 高 試 算 表 を 資 産 負 債 資 本 の 要 素 に 属 する 勘 定 と 収 益 費 用 の 属 する 要 素 に 属 する 勘 定 に 二 分 することで 実 質 的 には 貸 借 対 照 表 と 損 益 計 算 書 が 導 かれることになります 資 産 とは 現 在 将 来 に 渡 って 企 業 に 有 用 に 働 く 物 財 又 は 権 利 のことを 言 います たとえば 地 上 権 借 地 権 特 許 権 商 標 権 等 の 財 産 上 の 権 利 もまた 資 産 となります 負 債 は 企 業 が 有 す る 外 部 第 三 者 に 対 する 支 払 義 務 のことです 通 常 の 営 業 取 引 から 生 じる 諸 営 業 債 務 である 支 払 手 形 買 掛 金 前 受 金 なども 負 債 となります また 長 期 借 入 金 や 退 職 給 与 引 当 金 などの 長 期 性 の 引 当 金 も 負 債 に 分 類 されます 資 本 は 資 本 金 と 利 益 剰 余 金 のことを 言 います 収 益 は 企 業 営 業 活 動 の 結 果 に 増 えた 価 値 の 増 加 を 言 います 費 用 は 企 業 の 経 済 主 体 がある 目 的 をもって 商 品 サ ービスを 市 場 で 購 入 するときに 支 払 わねばならぬ 代 価 のことを 言 います 簿 記 の 仕 訳 一 つひとつが 試 算 表 を 作 成 する 源 泉 となり 決 算 仕 訳 を 実 施 することで 決 算 書 が 完 成 することになります 5つの 科 目 は 暗 記 事 項 ですので 覚 えて 下 さい

手 形 について 手 形 円 滑 な 商 活 動 を 図 るために 信 用 取 引 ( 掛 取 引 )が 行 われています 信 用 取 引 により 発 生 した 債 権 債 務 の 回 収 や 支 払 いは 慣 習 で 翌 月 翌 々 月 に 行 われることが 多 いとです この 結 果 商 品 売 買 に 関 して 資 金 繰 りの 悪 化 や 回 収 不 能 などの 多 数 のリスク を 伴 うモノです 1 手 形 裏 書 譲 渡 手 形 裏 書 譲 渡 の 流 れ 3 代 金 支 払 い サービス 連 合 会 製 造 連 合 会 小 売 連 合 会 1 手 形 振 出 2 手 形 裏 書 手 形 裏 書 譲 渡 とは 手 形 の 特 性 である 約 束 手 形 及 び 為 替 手 形 の 手 形 権 利 を 他 人 に 譲 渡 できる 特 性 を 使 った 手 法 である 他 人 に 譲 渡 する 際 に 手 形 の 裏 面 に 必 要 な 事 項 を 記 入 することか ら 手 形 裏 書 譲 渡 と 言 う なお 手 形 が 不 渡 りになった 場 合 には 裏 書 譲 渡 者 が 支 払 の 義 務 を 負 わ なければなりません 2 手 形 割 引 手 形 割 引 4 代 金 支 払 い 建 設 連 合 会 農 業 連 合 会 銀 行 2 1 手 形 振 出 3 2 手 形 裏 書 3 入 金 手 形 割 引 とは 手 形 の 満 期 日 以 前 に 現 金 を 必 要 とする 事 実 が 生 じた 場 合 に 取 引 銀 行 などに 手 持 ちの 手 形 を 持 参 して 満 期 日 前 に 換 金 することです なお 手 形 を 割 引 いて 受 取 れる 金 額 は 手 形 金 額 から 手 形 割 引 料 を 差 引 いた 金 額 となります 万 が 一 この 手 形 が 不 渡 りになった 場 合 に は 銀 行 に 手 形 全 額 を 差 し 出 さなければならない 銀 行 は このリスクを 割 引 料 として 徴 収 するこ とになる

試 算 表 について 試 算 表 (trial balance = T/B)とは 決 算 を 確 定 する 前 に 仕 訳 帳 から 総 勘 定 元 帳 の 各 勘 定 口 座 への 転 記 が 正 確 に 行 われているかどうかを 検 証 するために 複 式 簿 記 の 前 提 である 貸 借 平 均 の 原 理 を 利 用 して 作 成 する 集 計 表 のことです 試 算 表 には 合 計 試 算 表 残 高 試 算 表 合 計 残 高 試 算 表 の 3 種 類 があります 出 典 : 目 指 せ! 簿 記 検 定 税 理 士 試 験 からhttp://www.mezase-bokizeirishi.jp/kouza/tb1.html 資 産 勘 定 の 借 方 貸 方 負 債 純 資 産 勘 定 の 借 方 貸 方 をまとめたモノが 貸 借 対 照 表 とな ります 貸 方 の 費 用 と 借 方 の 収 益 を 纏 めたモノが 損 益 計 算 書 となります 借 方 と 貸 方 の 差 額 が 利 益 か 損 失 として 計 上 されます

貸 借 対 照 表 について 財 務 諸 表 とは 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 キャッシュ フロ ー 計 算 書 附 属 明 細 表 のことです このうちの 財 務 3 表 とは 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 ( 製 造 原 価 報 告 書 含 む) キャッシュ フロー 計 算 書 のことを 言 います (1) 貸 借 対 照 表 の 例 貸 借 対 照 表 株 式 会 社 ABC 平 成 XX 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 金 額 負 債 および 資 本 の 部 金 額 流 動 資 産 2,850,000 流 動 資 産 3,100,000 現 金 預 金 250,000 支 払 手 形 600,000 受 取 手 形 600,000 買 掛 金 2,500,000 売 掛 金 1,250,000 固 定 負 債 2,750,000 棚 卸 資 産 750,000 長 期 借 入 金 2,750,000 固 定 資 産 7,950,000 負 債 合 計 5,850,000 有 形 固 定 資 産 6,350,000 資 本 金 5,000,000 無 形 固 定 資 産 1,250,000 利 益 剰 余 金 250,000 投 資 その 他 の 資 産 350,000 資 本 合 計 5,250,000 資 産 の 部 合 計 10,800,000 負 債 資 本 合 計 11,100,000 合 計 額 は 必 ず 同 じになります! 調 達 運 用 貸 借 対 照 表 とは 企 業 の 所 有 している 具 体 的 な 財 貨 である 資 産 と 負 債 及 び 資 本 を 記 載 して 一 定 時 点 の 財 務 状 態 を 明 らかにするための 諸 表 のことを 言 います 財 務 状 態 とは 営 業 活 動 に 投 下 された 資 金 を どこから 調 達 して どの 様 な 条 件 で 受 け 入 れているかという 資 金 調 達 の 側 面 が あります また その 資 金 をどの 様 なモノに 使 っているのかという 資 金 運 用 の 状 況 と 言 う 側 面 もあります 資 金 調 達 は 負 債 及 び 資 本 の 部 で 示 します 資 金 運 用 状 態 は 純 資 産 の 部 で 示 します ( 資 本 の 部 は 会 社 法 の 変 更 で 純 資 産 の 部 に 変 更 となりました )

資 産 について 資 産 の 部 には 流 動 資 産 と 固 定 資 産 に 分 類 できる 分 類 方 法 には 正 常 営 業 循 環 基 準 と 一 年 基 準 がある 資 産 は 企 業 内 にとどまって 経 営 目 的 に 利 用 される 期 間 の 長 短 によって 分 類 される この 分 類 基 準 は 負 債 の 部 における 分 類 にも 適 用 される 正 常 営 業 循 環 現 金 支 払 手 形 買 掛 金 受 取 手 形 売 掛 金 原 材 料 製 品 1 正 常 営 業 循 環 基 準 は 正 常 な 営 業 循 環 過 程 にある 資 産 負 債 を 流 動 資 産 流 動 負 債 として 分 類 する 基 準 のことです この 過 程 にあるものは たとえ 現 金 化 される 期 間 が 一 年 を 超 え るものであっても 全 て 流 動 資 産 に 分 類 される 例 えば 日 本 酒 や 焼 酎 ウィスキーの 製 造 のよ うに 仕 掛 品 である 原 酒 の 貯 蔵 期 間 が 相 当 長 くても その 仕 掛 品 は 流 動 資 産 に 分 類 されます 正 常 営 業 循 環 過 程 は 現 金 棚 卸 資 産 売 上 債 権 現 金 の 過 程 のことを 言 います 2 一 年 基 準 は ワンイヤ ルールとも 呼 ばれています 貸 借 対 照 表 作 成 日 の 翌 日 から 起 算 して 1 年 以 内 に 現 金 化 され 費 用 として 流 失 する 資 産 を 流 動 資 産 として 区 分 します それ 以 外 の 資 産 を 固 定 資 産 として 分 類 します また 負 債 については 貸 借 対 照 表 作 成 日 の 翌 日 から 起 算 して 1 年 以 内 に 返 済 し なければならない 負 債 を 流 動 負 債 と 区 分 します 正 常 営 業 循 環 基 準 と 1 年 基 準 の 適 用 は 先 に 正 常 営 業 循 環 過 程 の 資 産 負 債 が 流 動 資 産 流 動 負 債 に 分 類 され それ 以 外 は1 年 基 準 が 適 用 されます 流 動 資 産 は 代 表 的 なモノで( 現 預 金 受 取 手 形 売 掛 金 棚 卸 資 産 等 )があります 固 定 資 産 は 企 業 の 経 営 活 動 のために 長 期 的 に 利 用 される 諸 資 産 の 総 称 です 有 形 固 定 資 産 無 形 固 定 資 産 投 資 その 他 の 三 種 類 に 区 分 することができます 無 形 固 定 資 産 とは 具 体 的 には 形 態 を 持 たない 固 定 資 産 で 法 律 的 に 認 められる 諸 権 利 ( 専 用 回 線 利 用 権 特 許 権 借 地 権 など)で 構 成 さ れています

売 掛 金 ( 売 上 債 務 ) 売 掛 金 は 掛 取 引 によって 商 品 を 販 売 した 場 合 に 代 金 を 受 領 する 権 利 ( 債 権 )のことを 言 います このような 債 権 を 総 称 して 売 上 債 権 と 言 います 当 該 債 権 について 手 形 を 保 有 している 場 合 には 受 取 手 形 そうでない 場 合 には 売 掛 金 として 区 別 され ます 勘 定 科 目 としては 流 動 資 産 に 区 分 されます 用 語 説 明 : 掛 取 引 とは まず 納 品 ( 商 品 の 引 渡 し)が 行 われ 後 日 代 金 の 決 済 が 行 われ る 取 引 です 売 買 契 約 成 立 後 納 品 すると 売 上 債 権 ( 受 取 手 形 または 売 掛 金 )が 発 生 し その 後 に 請 求 を 行 い 代 金 を 回 収 ( 受 領 )したときに 売 上 債 権 は 消 滅 します 貸 借 対 照 表 の 借 方 項 目 の 資 産 の 部 で 計 上 され 流 動 資 産 のひとつです 製 品 商 品 の 販 売 やサー ビスの 提 供 など その 企 業 の 主 たる 営 業 取 引 から 発 生 する 未 収 入 金 で 1 年 以 内 に 現 預 金 で 回 収 が 見 込 まれるものを 意 味 します 売 掛 金 は 企 業 の 信 用 にもとづいた 現 時 点 ではなく 将 来 の 現 金 の 受 取 りや 支 払 いを 約 束 した 取 引 であり 企 業 間 の 信 用 取 引 の 一 種 です その 為 相 手 先 の 経 営 状 態 が 悪 化 し 売 掛 金 を 回 収 することができなくなることがあるリスク リスクも 伴 います その 可 能 性 を 事 前 に 見 積 もっておくのが 損 益 計 算 書 で 計 上 する 貸 倒 引 当 金 となります 貸 倒 引 当 金 は 債 権 に 対 する 回 収 不 能 見 込 額 を 表 すために 設 定 され 債 権 勘 定 に 対 してマイ ナス 要 因 として 作 用 する 勘 定 科 目 です 受 取 手 形 売 掛 金 貸 付 金 などの 債 権 は 会 計 年 度 末 の 債 権 が 全 額 次 期 以 降 に 回 収 されるとは 限 りません 回 収 不 能 が 見 込 まれる 金 額 は これを 控 除 し て 実 質 的 な 回 収 額 を 算 定 することが 必 要 となります 金 融 商 品 会 計 基 準 においては 債 権 の 貸 借 対 照 表 価 額 は 取 得 価 額 から 貸 倒 見 積 額 に 基 づいて 算 定 された 貸 倒 引 当 金 を 控 除 した 金 額 とす るとされている この 場 合 債 権 額 から 直 接 減 額 すると もとの 約 定 額 が 不 明 となることから 債 権 額 をそのままとし これに 対 しマイナス 要 因 として 作 用 する 貸 倒 引 当 金 勘 定 を 設 け 両 者 の 比 較 から 実 質 的 回 収 額 がわかるようにします 間 接 控 除 です 貸 借 対 照 表 上 は 貸 倒 引 当 金 を 明 示 する 間 接 控 除 法 のほか 直 接 控 除 による 債 権 額 の 表 示 も 認 められています

棚 卸 資 産 について 棚 卸 資 産 は 企 業 経 済 活 動 の 中 心 である 商 品 製 品 等 を 会 計 的 に 呼 ぶ 際 の 名 称 のこと です 企 業 が 直 接 または 間 接 的 に 販 売 することを 目 的 として 保 有 する 財 貨 であり 流 動 資 産 に 区 分 されます 棚 卸 資 産 資 産 の 分 類 商 品 製 品 営 業 活 動 としての 販 売 目 的 のもの 仕 掛 品 半 製 品 原 材 料 部 品 事 務 用 消 耗 品 販 売 目 的 として 製 造 過 程 中 のもの 生 産 工 程 において 将 来 棚 卸 資 産 棚 卸 資 産 に なるもの 販 売 活 動 において 消 耗 されるもの 棚 卸 資 産 の 評 価 方 法 原 価 法 棚 卸 資 産 を 取 得 時 の 原 価 で 評 価 す る 方 法 です (ただし 棚 卸 資 産 に 大 きな 含 み 損 が 出 たときは 強 制 的 に 低 価 法 での 評 価 が 要 求 され ます ) 低 額 法 棚 卸 資 産 の 取 得 原 価 と 時 価 を 比 較 して どちらか 低 い 方 の 価 格 で 評 価 する 方 法 です 低 価 法 では 商 品 価 値 が 仕 入 れ 時 よりも 下 がって いる 場 合 貸 借 対 照 表 の 簿 価 を 時 価 に 直 し その 分 を 損 益 計 算 書 の 方 で 損 失 計 上 する 必 要 がありま す (その 際 の 項 目 は 売 上 原 価 の 内 訳 か 営 業 外 損 失 になりま す ) 棚 卸 資 産 の 金 額 確 定 には 棚 卸 と 言 う 作 業 が 必 要 です 棚 卸 は 帳 簿 上 記 載 のある 在 庫 の 数 量 と 実 際 の 在 庫 の 数 量 との 差 異 を 把 握 するために 定 期 的 に 行 われる 実 際 の 在 庫 数 量 を 確 認 す るための 作 業 のことです 実 際 に 棚 卸 資 産 をチェックすることから 実 地 棚 卸 と 呼 ばれるこ とも 多 いです 多 くの 企 業 では 帳 簿 上 の 在 庫 数 量 と 実 際 の 在 庫 数 量 は 一 致 していない 場 合 が 良 くあります そのため 会 計 上 その 差 異 を 正 確 に 認 識 し 実 際 の 在 庫 量 に 即 した 簿 価 へ 調 整 することが 求 められることから 行 われるものです 製 造 業 を 始 め 多 くの 業 界 で 棚 卸 資 産 = 在 庫 は 悪 であると 言 う 価 値 観 が 広 がっていた しか し 東 日 本 大 震 災 やタイの 大 洪 水 などで 部 品 供 給 を 断 絶 させられた 大 手 メーカーは 操 業 停 止 に 追 い 込 まれ 大 きな 損 失 を 出 しました これ 以 降 適 正 な 操 業 維 持 を 目 的 にリスク 管 理 の 一 環 として 在 庫 を 計 画 的 に 備 蓄 する 企 業 が 増 えてきました (レアアースの 問 題 も 同 じ)

償 却 資 産 と 減 価 償 却 について 償 却 資 産 とは 事 業 ( 工 場 事 務 所 商 店 不 動 産 農 業 など)を 営 んでいる 個 人 および 法 人 が その 事 業 のために 所 有 する 機 械 器 具 備 品 などをいいます 減 価 償 却 とは 企 業 会 計 に 関 する 購 入 費 用 の 認 識 と 計 算 の 方 法 のひとつである 長 期 間 にわたって 使 用 される 固 定 資 産 の 取 得 ( 設 備 投 資 )に 要 した 支 出 を その 資 産 が 使 用 で きる 期 間 にわたって 費 用 配 分 する 手 続 きのことです 償 却 資 産 構 築 物 ( 門 階 段 等 ) 機 械 ( 製 造 設 備 ポンプ 等 ) 車 両 及 び 運 搬 具 (トラック 営 業 車 等 ) 工 具 及 び 備 品 (エアコン 切 削 工 具 等 )などの 有 形 固 定 資 産 を 言 う 減 価 償 却 費 とは 減 価 償 却 費 は キャッシュ アウト しない 費 用 です その 期 の 利 益 から 減 価 償 却 費 分 の 費 用 が 企 業 に 残 りま す そのため 減 価 償 却 費 は 返 済 原 資 と して 見 積 もられます 減 価 償 却 費 は 製 造 原 価 報 告 書 の 経 費 区 分 と 販 売 管 理 費 区 分 に 計 上 されています

投 資 等 について 投 資 その 他 の 資 産 は 貸 借 対 照 表 において 固 定 資 産 の 一 つで 有 形 固 定 資 産 と 無 形 固 定 資 産 以 外 のものを 表 示 する 項 目 をいう なお 投 資 その 他 の 資 産 は 企 業 会 計 原 則 お よび 財 務 諸 表 等 規 則 による 呼 び 名 で 商 法 の 計 算 書 類 規 則 では 投 資 等 と 呼 ばれる 投 資 の 区 分 他 の 企 業 への 資 本 参 加 を 目 的 とする 投 資 他 の 企 業 への 資 本 参 加 を 目 的 とする 投 資 長 期 の 資 産 運 用 を 目 的 とする 投 資 具 体 的 には 投 資 有 価 証 券 長 期 貸 付 金 長 期 預 金 長 期 前 払 費 用 出 資 金 などがある 出 資 金 勘 定 の 内 容 : 有 限 会 社 や 各 種 の 組 合 等 に 対 する 持 分 を 処 理 する 勘 定 です 信 用 金 庫 信 用 組 合 協 同 組 合 合 名 会 社 合 資 会 社 有 限 会 社 などの 出 資 金 のことを 言 う 投 資 有 価 証 券 勘 定 の 内 容 : 取 引 所 の 相 場 のある 株 式 および 公 社 債 で 決 算 日 後 1 年 を 超 えて 処 分 する 目 的 で 保 有 するものならびに 取 引 所 の 相 場 のない 株 式 および 社 債 を 処 理 する 勘 定 で す 敷 金 勘 定 の 内 容 : 賃 貸 借 契 約 に 基 づき 支 出 した 金 銭 ( 敷 金 )で 契 約 解 除 のさいに 返 還 される ものを 処 理 する 勘 定 です 長 期 貸 付 金 勘 定 の 内 容 : 貸 付 金 のうちその 貸 付 期 間 が 決 算 日 以 後 1 年 を 超 えるものまたは 1 年 を 越 えると 判 断 できるものを 処 理 する 勘 定 です なお 貸 付 期 間 が 1 年 を 超 えるかどうかは 貸 付 時 ( 契 約 時 )の 状 況 で 判 断 します したがって 貸 付 時 ( 契 約 時 )に 長 期 貸 付 金 としたものは 完 済 まで 長 期 貸 付 金 として 処 理 します 長 期 前 払 費 用 勘 定 の 内 容 : 役 務 の 提 供 を 受 けるために すでに 支 払 ってある 前 払 いで 決 算 後 1 年 を 超 えた 期 間 後 に 費 用 として 処 理 されるもので 長 期 前 払 保 険 料 保 証 料 リース 料 などです なお いったん 長 期 前 払 費 用 に 計 上 すれば 計 上 後 1 年 以 内 に 費 用 となるものがあっても 前 払 費 用 へ 振 り 替 えないでこの 勘 定 で 処 理 します

負 債 と 資 本 の 違 いについて 負 債 というのは 返 さなければならない 会 社 の 借 金 の 状 態 を 表 します 負 債 は 流 動 負 債 と 固 定 負 債 に 分 けられます 資 本 というのは 投 資 家 から 集 めたお 金 とこれま での 会 社 の 利 益 の 総 計 を 表 します 資 本 は 負 債 とは 違 って 返 さなくてもよいお 金 のこ とです 他 人 資 本 と 自 己 資 本 資 金 の 運 用 資 金 の 調 達 資 本 負 債 他 人 資 本 ( 他 人 から 借 りると 言 う 意 味 ) 資 本 自 己 資 本 ( 自 分 で 増 やすという 意 味 ) 負 債 ( 他 人 資 本 )の 代 表 的 な 資 金 調 達 手 段 は 借 入 金 社 債 などです 一 般 に 他 人 資 本 は 自 己 資 本 に 対 して 資 金 ( 資 本 )の 調 達 という 共 通 性 はありますが 法 律 的 に 返 済 や 支 払 いの 義 務 を 負 うこと また 利 益 の 有 無 に 関 わらず 利 息 の 支 払 いが 必 要 なものもあるなど 大 きく 異 なっ ている 資 本 ( 自 己 資 本 ) 企 業 における 総 資 本 のうち 返 済 する 必 要 のない 資 本 のことで 資 本 金 や 利 益 準 備 金 剰 余 金 などのことを 言 います 個 人 事 業 主 では 資 本 ( 自 己 資 本 )のことを 元 入 れ 金 として 貸 借 対 照 表 に 計 上 します

仕 入 債 務 ( 買 掛 金 )について 仕 入 債 務 ( 買 掛 金 支 払 手 形 )とは 仕 入 先 との 信 用 にもとづき 営 業 活 動 の 中 で 発 生 し た 買 掛 金 や 手 形 債 務 である 支 払 手 形 の 債 務 のことです 仕 入 債 務 が 発 生 する ことは 仕 入 先 から 与 信 を 与 えられて 信 用 取 引 をしていることになり 仕 入 債 務 は 買 入 債 務 ( 営 業 債 務 )と 呼 ばれることもあります 買 掛 金 は 営 業 取 引 ( 商 品 サービスの 購 入 等 )によって 生 じた 未 払 金 のことを 言 います 一 般 的 には 流 動 負 債 に 区 分 され 各 取 引 企 業 との 支 払 条 件 によって 企 業 は 支 払 いを 行 います 例 え ば 末 日 締 めの 翌 末 払 翌 々 末 払 があります 支 払 方 法 には 現 金 よって 支 払 う 方 法 や 半 分 現 金 半 分 手 形 と 言 う 方 法 もあります この 場 合 は 半 金 半 手 と 一 般 的 に 言 われます 買 掛 金 の 支 払 い 条 件 と 売 掛 金 の 入 金 条 件 次 第 で 当 該 企 業 の 資 金 繰 り に 大 きな 影 響 をあた えます なお 支 払 を 手 形 で 行 った 場 合 には 支 払 手 形 勘 定 に 移 動 します

借 入 金 に 付 いて 金 融 機 関 からお 金 を 借 りるなど 返 済 義 務 を 負 った 資 金 の 調 達 方 法 のことです 借 入 金 には 様 々な 種 類 があり 代 表 的 なものとして 証 書 借 入 当 座 借 越 手 形 借 入 がありま す また 返 済 期 限 に 応 じて 短 期 借 入 金 (1 年 以 内 ) 長 期 借 入 金 (あと1 年 で 返 せる) 長 期 借 入 金 (1 年 以 上 )の3つに 分 類 されます 手 形 借 入 手 形 借 入 とは 銀 行 を 受 取 人 とする 約 束 手 形 を 企 業 が 発 行 し 銀 行 がこれを 買 い 取 ることで 資 金 を 調 達 する 方 法 を 指 す 銀 行 の 買 取 額 は 手 形 金 額 から 利 子 相 当 額 を 控 除 した 金 額 であり 銀 行 は 事 前 に 利 息 を 確 保 しておくことが できる この 場 合 期 日 に 借 入 金 を 返 済 すれば 手 形 は 返 却 される 証 書 借 入 証 書 借 入 とは 返 済 条 件 や 借 入 額 利 率 等 の 条 件 を 記 載 した 借 用 証 書 を 借 り 手 が 発 行 し 借 入 れを 行 う 方 法 を 指 す 借 入 期 間 は1 年 以 上 が 一 般 的 であり 主 として 企 業 の 長 期 の 運 転 資 金 調 達 や 地 方 公 共 団 体 の 借 入 等 にも 利 用 され る 金 融 機 関 の 貸 付 の 大 半 は 証 書 借 入 で 行 われる 当 座 貸 越 当 座 借 越 とは あらかじめ 銀 行 と 契 約 をしておけば 契 約 をした 額 を 上 限 枠 ( 借 越 限 度 額 )として 当 座 預 金 残 高 が 不 足 する 場 合 であっても 自 動 的 に 融 資 が 実 行 され 手 形 や 小 切 手 の 決 済 を 行 うことができることをいう 金 融 機 関 の 短 期 融 資 には 当 座 貸 越 手 形 貸 付 手 形 割 引 の3つがあります 長 期 融 資 では 証 書 借 入 があります 借 入 金 には 支 払 利 息 が 掛 かる 上 に 元 金 返 済 金 は 費 用 ( 損 金 )と して 処 理 が 認 められておりません 返 済 原 資 = 当 期 利 益 + 減 価 償 却 費 から 返 済 することに なります 中 小 零 細 企 業 の 借 入 金 には 信 用 保 証 協 会 の 保 証 が 求 められます 保 付 融 資 の 流 れ 1 融 資 依 頼 2 保 障 依 頼 企 業 金 融 機 関 保 証 協 会 4 融 資 実 行 3 保 証 審 査 審 査 OK 保 障 代 位 弁 済 の 義 務

資 本 金 ( 元 入 れ 金 ) 利 益 剰 余 金 について 株 主 資 本 とは 貸 借 対 照 表 上 の 純 資 産 の 部 ( 旧 資 本 の 部 )に 記 載 されている 合 計 金 額 をいい 株 主 に 帰 属 する 純 粋 な 資 産 部 分 を 意 味 します ただし 会 社 法 施 行 (2006 年 )に 伴 い 作 成 されることとなった 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 に 表 示 される 株 主 資 本 は 貸 借 対 照 表 の 純 資 産 の 額 から 評 価 換 算 差 額 等 新 株 予 約 権 少 数 株 主 持 分 に 相 当 する 金 額 を 差 し 引 いたものとなります 純 資 産 の 部 株 主 資 本 資 本 金 ( 利 益 剰 余 金 ) 利 益 準 備 金 その 他 利 益 剰 余 金 純 資 産 の 部 合 計 総 資 産 から 負 債 を 引 いた 部 分 のこと 資 産 の 部 負 債 の 部 純 資 産 の 部 からなる 貸 借 対 照 表 の 一 部 を 形 成 しており 純 資 産 の 分 の 内 訳 には 大 きく 分 けて 株 主 資 本 評 価 換 算 差 額 等 新 株 予 約 権 があり 連 結 会 計 の 場 合 には 少 数 株 主 持 分 も 含 まれます 純 資 産 のうちの 株 主 資 本 は 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 などによって 構 成 され ており 評 価 換 算 差 額 等 は 有 価 証 券 評 価 差 額 金 為 替 換 算 調 整 勘 定 などで 構 成 さます

損 益 計 算 書 損 益 計 算 書 は 財 務 諸 表 の 1 つです 企 業 のある 一 定 期 間 における 収 益 と 費 用 の 状 態 を 表 すために 複 式 簿 記 と 呼 ばれる 手 法 により 貸 借 対 照 表 などと 同 時 に 作 成 され その 企 業 の 株 主 や 債 権 者 などに 経 営 成 績 に 関 する 情 報 を 提 供 します 出 典 : 決 算 書.COM 損 益 計 算 書 というのは 期 間 ごとの 経 営 成 績 (もうけ 具 合 )を 表 すもの です 損 益 計 算 書 を 読 み 解 くことで 会 社 が 稼 いだ 金 額 はもちろんのこと 稼 ぐためにかかった 費 用 や 本 業 で 稼 い だのか? 副 業 で 稼 いだのか?という 点 まで 把 握 できます 個 人 事 業 主 の 損 益 計 算 書 では 営 業 利 益 と 言 う 概 念 が 無 く 経 常 利 益 に 集 約 されて 表 示 さ れます これは 毎 期 経 常 的 に 発 生 する 損 益 と 言 う 区 分 で 分 けられています

5つの 利 益 について 損 益 計 算 書 の 利 益 には それぞれが 経 営 的 な 意 味 を 示 しています 5つの 利 益 は 売 上 総 利 益 営 業 利 益 経 常 利 益 税 引 前 当 期 利 益 当 期 利 益 のことです それに 伴 って 5つの 費 用 も 経 営 的 な 意 味 を 示 しております 出 典 : 決 算 書.COM 売 上 総 利 益 は 利 益 の 源 泉 であり とても 大 切 です 特 に 同 業 他 社 と 比 較 して 著 しく 悪 い 場 合 は 早 急 な 対 策 を 講 じる 必 要 があります 営 業 利 益 は 企 業 の 収 益 力 を 表 す 指 標 です 金 融 機 関 や 審 査 期 間 が 最 も 大 切 にする 指 標 の 一 つです 経 常 利 益 は 企 業 の 財 務 力 を 表 す 指 標 で 借 入 金 返 済 原 資 の 源 泉 となる 利 益 です 営 業 利 益 経 常 利 益 がマイナスな 企 業 は 1 年 間 の 営 業 活 動 を 通 して 極 めて 厳 しい 状 況 にある ことを 意 味 します ( 過 大 な 役 員 報 酬 の 場 合 を 除 く)なお 3 期 連 続 の 営 業 マイナスの 企 業 は 金 融 機 関 からの 新 たな 融 資 を 受 けられる 可 能 性 は 極 めて0に 等 しいです

収 入 と 費 用 企 業 の 業 績 を 正 しく 捉 えるには 企 業 活 動 を 反 映 した 捉 え 方 をしなければなりません 企 業 は 経 済 的 犠 牲 と 経 済 的 成 果 によって 利 益 を 生 み 出 す 組 織 です この 組 織 の 活 動 を 反 映 させるには 企 業 の 期 間 損 益 を 両 者 の 経 済 的 因 果 関 係 に 則 した 期 間 損 益 を 計 算 することが 求 められるのです 出 典 : 株 式 会 社 アイデム 就 活 サイトJOBRASS(ジョブラス)から 費 用 収 益 対 応 の 原 則 とは ある 会 計 期 間 に 発 生 した 費 用 のうち その 会 計 期 間 の 収 益 獲 得 に 貢 献 した 部 分 だけをその 期 の 期 間 費 用 として 認 識 測 定 するという 期 間 費 用 を 決 定 する 役 割 を 担 った 会 計 原 則 です 期 間 収 益 と 期 間 費 用 とを 努 力 と 成 果 という 因 果 関 係 に 基 づいて 対 応 計 算 を 行 うことでその 努 力 と 成 果 の 結 果 としての 期 間 損 益 を 計 算 することが 可 能 になります 収 益 は 企 業 における 事 業 活 動 の 成 果 です 基 本 的 には 外 部 からの 金 銭 収 入 の 原 因 となるも のです 具 体 的 には 売 上 高 ( 商 売 上 の 取 り 扱 いの 販 売 高 ) 受 取 金 利 ( 金 銭 の 貸 付 に 対 して 受 取 る 利 息 や 預 金 利 息 )などがあります 費 用 は 企 業 における 事 業 活 動 の 成 果 である 収 益 を 得 る 為 に 犠 牲 となった 金 銭 であり 基 本 的 には 外 部 の 金 銭 支 出 の 原 因 となるものであります 例 として 仕 入 給 料 水 道 光 熱 費 消 耗 品 旅 費 交 通 費 通 信 費 雑 費 支 払 利 息 などがあります

原 価 について( 直 接 ) 損 益 計 算 書 の 費 用 の 部 に 計 上 される 科 目 群 の 総 称 です 商 品 や 製 品 をつくるのに 直 接 かかった 費 用 のこと 具 体 的 には 原 材 料 費 や 労 務 費 燃 料 費 などがあります この 売 上 原 価 は 売 上 高 の 内 訳 によって 異 なります 売 上 高 が 販 売 業 における 商 品 に よるものならば 売 上 原 価 は 他 社 からの 仕 入 原 価 で 構 成 されます 一 方 で 売 上 高 が 製 造 業 における 製 品 によるものならば 自 社 における 製 造 原 価 から 構 成 されます 売 上 原 価 の 算 出 方 法 期 首 商 品 棚 卸 高 300 千 円 仕 入 1,200 千 円 売 上 原 価 1,300 千 円 期 末 商 品 棚 卸 高 200 千 円 売 上 原 価 =( 期 首 商 品 棚 卸 高 + 当 期 商 品 仕 入 高 ) - 期 末 棚 卸 高 製 造 業 の 場 合 1 材 料 費 物 品 の 消 費 によって 生 ずる 原 価 要 素 2 労 務 費 人 件 費 のうち 製 造 原 価 に 計 上 される 部 分 3 経 費 労 務 費 以 外 の 原 価 要 素 ( 外 注 加 工 費 電 気 料 水 道 料 等 ) 1+2+3=4 当 期 製 造 原 価 合 計 期 首 仕 掛 品 棚 卸 高 500 千 円 当 期 製 品 製 造 原 価 1,300 千 円 当 期 製 造 原 価 1,500 千 円 期 末 仕 掛 品 棚 卸 高 300 千 円 期 首 製 品 棚 卸 高 300 千 円 売 上 原 価 1,200 千 円 当 期 製 造 原 価 1,300 千 円 期 末 製 品 棚 卸 高 400 千 円 三 分 割 法 (3 分 法 )とは 商 品 売 買 の 取 引 活 動 ( 売 上 仕 入 )を 繰 越 商 品 勘 定 仕 入 勘 定 およ び 売 上 勘 定 の3つに 勘 定 に 分 割 して 仕 訳 記 帳 する 方 法 です 一 般 に 売 上 高 に 連 動 して 費 用 がかかる 変 動 費 です 売 上 原 価 は 物 品 販 売 業 ( 卸 売 小 売 ) 製 造 業 サービス 業 など 業 種 によって 算 入 される 科 目 が 変 わってきます 物 品 販 売 業 では 販 売 した 商 品 の 仕 入 高 を 計 上 します 製 造 業 では 販 売 まで 至 った 製 品 を 製 造 するために 要 した 材 料 費 や 製 造 ラインの 人 員 の 賃 金 そして 製 造 機 器 や 工 場 運 営 にかかった 経 費 などを 計 上 します サービ ス 業 ではサービスを 行 う 人 員 の 人 件 費 が 主 な 売 上 原 価 として 計 上 します しかし 小 規 模 企 業 や 中 小 企 業 の 製 造 業 建 設 業 サービス 業 では 製 造 原 価 報 告 書 を 作 成 し ていない 場 合 や 労 務 費 = 役 員 報 酬 の 企 業 も 多 いために 売 上 原 価 を0として 計 上 している 企 業 も 少 なくありません

経 費 について( 間 接 ) 製 品 の 製 造 原 価 を 構 成 する 原 価 要 素 で, 材 料 費, 労 務 費 以 外 のものを 経 費 と 言 う 製 品 の 製 造 に 際 しては, 工 場 や 設 備 の 減 価 償 却 費, 保 険 料, 修 理 費, 電 力 料, 賃 借 料, 旅 費 交 通 費 などの 諸 費 用 が 経 費 と 呼 ばれる 経 費 のうち, 鋳 型 の 経 費 や 外 注 加 工 費 のよう に 特 定 の 製 品 との 関 係 を 明 確 に 後 づけることができるものを 直 接 経 費 と 呼 び, 減 価 償 却 費, 修 繕 費 のように 明 確 に 後 づけできないものを 間 接 経 費 と 呼 ぶ 出 典 :ブログ 空 を 見 上 げるキミがいるから http://straipetail.blog75.fc2.com/ 支 払 経 費 : 原 価 計 算 期 間 の 消 費 額 を 支 払 伝 票 や 支 払 請 求 書 に 基 づいて 計 算 する 経 費 です た とえば 外 注 加 工 費 特 許 権 使 用 料 旅 費 交 通 費 通 信 費 保 管 料 など 月 割 経 費 : 原 価 計 算 期 間 の 消 費 額 を 月 割 計 算 表 により1 年 分 または 数 か 月 分 の 発 生 額 を 月 割 して 計 算 する 経 費 です たとえば 減 価 償 却 費 修 繕 費 保 険 料 租 税 公 課 ( 固 定 資 産 税 )などです 測 定 経 費 : 原 価 計 算 期 間 の 消 費 額 を 使 用 メーターなどで 測 定 し 測 定 表 に 基 づいて 計 算 する 経 費 です たとえば 電 力 料 ガス 代 水 道 料 事 務 用 消 耗 品 費 などです 測 定 経 費 : 原 価 計 算 期 間 の 消 費 額 を 使 用 メーターなどで 測 定 し 測 定 表 に 基 づいて 計 算 する 経 費 です たとえば 電 力 料 ガス 代 水 道 料 事 務 用 消 耗 品 費 などです

人 件 費 について 人 件 費 とは 給 与 など 現 金 支 給 されるもの 以 外 の 費 用 も 含 む 人 事 関 連 費 用 総 額 のこと です 通 常 従 業 員 に 関 する 費 用 のみを 指 しますが 役 員 を 含 めることもあります 臨 時 雇 用 者 については 通 常 含 めません 人 件 費 の 削 減 を 実 施 するときには 経 営 的 な 意 味 合 いと 従 業 員 のモチベーションの 観 点 から 役 員 報 酬 を 第 一 に 削 減 することが 大 切 です 従 業 員 給 与 の 削 減 は 法 定 福 利 費 ( 社 会 保 険 料 ) の 削 減 効 果 もあり 資 金 繰 り 面 では 大 きな 貢 献 をします しかし 従 業 員 給 与 の 減 額 は 短 期 的 に はモチベーションを 大 きく 下 げ 中 長 期 的 には 優 秀 な 人 材 流 失 に 繋 がり 企 業 経 営 力 を 大 きく 下 げ る 結 果 を 招 きます サービス 業 などの 労 働 集 約 的 な 業 種 では 従 業 員 そのものが 無 形 資 産 となっている 場 合 が 多 く 人 件 費 削 減 には 労 使 の 共 同 認 識 が 不 可 欠 です しかし 人 件 費 削 減 は 受 給 者 の 生 活 が 掛 か っていますので 認 識 だけで 納 得 が 得 られるものではない 問 題 です 売 上 を 作 る 費 用 の 代 表 が 人 件 費 であり 人 件 費 を 払 えない 企 業 は 収 益 モデル に 問 題 があることが 多 いです

販 売 費 ( 営 業 関 係 費 )について 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 は 販 売 をするための 費 用 と 財 やサービスを 生 み 出 すために 直 接 要 した 費 用 ではないものの 企 業 を 運 営 するために 必 要 な 費 用 のことです 一 般 に 売 上 高 に 関 係 なく 固 定 的 にかかる 費 用 です 経 費 全 てがマイナス 要 因 ではなく 間 接 経 費 ( 接 待 交 際 費 車 両 費 など)でも 営 業 活 動 を 行 う 上 で 費 用 が 増 加 すると 同 時 に 売 上 獲 得 に 通 じる 経 費 も 存 在 する この 場 合 は 企 業 の 営 業 戦 略 と 営 業 行 動 が 一 致 していることが 求 められます

損 益 分 岐 点 について 損 益 分 岐 点 (break-even point)は 管 理 会 計 上 の 概 念 の 一 つです 売 上 高 と 費 用 の 額 がちょうど 等 しくなる 売 上 高 または 販 売 数 量 を 指 します 前 者 を 損 益 分 岐 点 売 上 高 といい 後 者 を 損 益 分 岐 点 販 売 数 量 といいます 単 に 損 益 分 岐 点 と 言 った 場 合 管 理 会 計 では 前 者 をさすことが 多 いです 出 典 : 株 式 会 社 K-fix http://www.k-fix.jp/skill/it/08/page07.html 損 益 分 岐 点 売 上 高 = 固 定 費 (1- 変 動 比 率 )= 固 定 費 限 界 利 益 率 費 用 分 解 1 勘 定 科 目 法 : 財 務 諸 表 上 の 勘 定 科 目 ごとに 変 動 費 か 固 定 費 かを 分 類 する 方 法 2 変 動 比 率 法 : 売 上 高 の 変 動 幅 と 総 費 用 の 変 動 幅 を 比 較 し 変 動 比 率 を 算 出 する 方 法 変 動 費 : 操 業 度 ( 売 上 高 生 産 高 作 業 時 間 等 )の 増 減 に 応 じて 一 定 期 間 における 総 額 が 比 例 的 に 変 動 する 原 価 要 素 のことです ( 直 接 材 料 費 外 注 加 工 費 買 入 部 品 費 等 ) 固 定 費 : 操 業 度 の 増 減 にかかわりなく 一 定 期 間 の 総 額 が 変 化 しない 原 価 要 素 の 事 です ( 直 接 人 件 費 < 時 間 給 部 分 を 除 く> 減 価 償 却 費 保 険 料 電 気 料 等 ) 一 般 的 には 販 売 管 理 費 は 固 定 費 として 計 算 する 場 合 が 多 い

キャッシュ フロー 計 算 書 キャッシュ フロー 計 算 書 (C/S)は 企 業 会 計 について 報 告 する 財 務 諸 表 の 1 つ です このC/Sは 会 計 期 間 における 資 金 ( 現 金 及 び 現 金 同 等 物 )の 増 減 収 入 と 支 出 (キャッシュ フロー)を 営 業 活 動 投 資 活 動 財 務 活 動 ごとに 区 分 して 表 示 する 諸 表 です 出 典 : 決 算 書.COM 企 業 会 計 では 損 益 は 必 ずしも 現 金 等 の 収 支 と 一 致 しません 損 益 計 算 書 上 は 多 額 の 利 益 があっても 現 金 が 不 足 すれば 企 業 は 倒 産 ( 黒 字 倒 産 )となります 金 融 機 関 からの 借 り 入 れは 現 金 の 増 加 つまり 収 入 となるが 損 益 計 算 における 収 益 ではありません また 減 価 償 却 費 は 損 益 計 算 上 の 費 用 となりますが 同 一 会 計 期 間 における 現 金 支 出 とは 一 致 しません キャッシュ フロー 計 算 書 の 作 成 目 的 は 損 益 計 算 書 とは 別 の 観 点 から 企 業 の 資 金 状 況 を 開 示 し 1 企 業 の 現 金 創 出 能 力 と 支 払 い 能 力 を 査 定 するのに 役 立 つ 情 報 を 提 供 すること 2 利 益 の 質 を 評 価 するのに 役 立 つ 情 報 を 提 供 すること であると 言 われております キャッシュ フロー 計 算 書 によって 企 業 の 財 務 状 態 の 以 下 の 点 を 評 価 するのに 役 立 つ 企 業 が 将 来 の 資 金 流 入 を 生 み 出 す 能 力 があるか 企 業 が 債 務 や 配 当 金 を 支 払 う 能 力 があるか 利 益 やそれに 伴 う 現 金 の 受 け 取 りや 支 払 いの 違 いの 理 由 企 業 の 投 資 と 財 務 の 取 引 の 現 金 及 び 現 金 以 外 の 側 面

営 業 CF 投 資 CF 財 務 CFについて 貸 借 対 照 表 と 損 益 計 算 書 は 発 生 主 義 に 基 づいて 作 成 されます そのため 記 載 される 損 益 と 実 際 の お 金 の 出 入 り が 結 びつかないモノでした キャッシュ フロー 計 算 書 は お 金 のインとアウトを3つの 区 分 に 分 けて お 金 の 流 れ を 示 す 財 務 諸 表 です 3 つの 表 示 区 分 営 業 活 動 によるCF CFは 企 業 活 動 が 外 部 からの 資 金 調 達 に 頼 らずに 借 入 金 返 済 営 業 能 力 の 維 持 配 当 金 の 支 払 い 新 規 投 資 等 に 必 要 なキャッシュ フローをどの 程 度 生 み 出 し たかを 示 します 支 払 利 息 の 支 払 額 は 財 務 活 動 に 受 取 利 息 や 受 取 配 当 金 の 受 取 額 は 投 資 活 動 にそれぞれ 記 載 することが 一 般 的 です したがって 小 計 欄 が 純 粋 な 営 業 活 動 による 内 部 金 融 であり 最 も 根 源 的 なキャッシュ フローです 投 資 活 動 によるCF CFは 貸 付 とその 回 収 有 形 固 定 資 産 の 取 得 売 却 ( 生 産 のための 資 産 の 取 得 又 は 売 却 ) 他 社 への 資 本 投 資 など 実 際 に 資 金 をどのように 運 用 し 回 収 しているか を 示 しています 企 業 がどのような 分 野 に 投 資 力 を 注 いでいるのか 判 別 することができます 財 務 活 動 によるCF CFは 企 業 の 営 業 活 動 や 投 資 活 動 を 支 えるために どのように 資 金 を 調 達 し それを 返 済 しているのかを 示 しています 借 入 金 の 増 減 自 社 の 株 や 債 権 に 関 する 発 行 益 配 当 金 支 払 などを 記 載 します 財 務 CFを 見 れば 会 社 の 資 金 繰 り 事 情 を 垣 間 見 るこ とができます 用 語 説 明 : 発 生 主 義 期 間 損 益 計 算 上 収 益 及 び 費 用 それらが 関 わる 経 済 価 値 の 増 加 及 び 現 象 の 事 実 に 基 づいて 認 識 する 基 準 を 言 います 費 用 は 一 般 的 に 発 生 主 義 に 基 づいて 認 識 され るが 収 益 の 認 識 は 原 則 として 実 現 主 義 に 基 づいて 行 われます

キャッシュ フロー 計 算 書 からみるB/SとP/Lの 繋 がり キャッシュ フロー 計 算 書 は 2 期 分 のB/Sと1 期 分 のP/Lから 作 成 することが 可 能 です 期 間 を 区 切 らなければ 資 金 は 調 達 をし 運 用 を 繰 り 返 しています キ ャッシュ フロー 計 算 書 は 会 計 期 間 (1 年 ) 単 位 で 期 間 を 区 切 り 資 金 が いくら ど こから どのよう に 調 達 され 運 用 結 果 はどうだったのか お 金 の 流 れ で 示 すこと ができます キャッシュ フロー 計 算 書 とB/S P/Lの 相 関 図 企 業 分 析 には 企 業 経 営 の 基 本 は 資 金 の 調 達 と 運 用 でどれだけの 付 加 価 値 を 生 み 出 すかが 重 要 です 企 業 はゴーイングコンサーン と 言 われるように 常 に 存 在 す ることが 求 められております 企 業 の 創 業 期 成 長 期 成 熟 期 では 収 益 モデルに 大 きな 変 化 が 生 じます 損 益 計 算 書 貸 借 対 照 表 だけの 定 量 的 分 析 だけでな く そのような 変 化 = 外 部 環 境 変 化 を 資 金 の 流 れで 定 量 分 析 することが 現 在 求 められている 経 営 象 です 財 務 3 表 を 駆 使 して 企 業 分 析 を 行 うと 同 時 に 定 性 的 な 面 の 企 業 分 析 も 同 時 に 行 うことが 企 業 力 を 高 めることに 繋 がります

借 入 金 の 返 済 返 済 財 源 について 金 融 機 関 等 からの 借 入 金 返 済 は 損 益 計 算 書 上 に 費 用 として 計 上 されません もちろ ん 損 金 扱 いにもなりません 但 し 借 入 金 に 対 する 支 払 利 息 は 営 業 外 費 用 として 認 め られております 借 入 金 の 返 済 に 関 しては 貸 借 対 照 表 の 借 入 金 勘 定 の 減 少 かキャッシ ュ フロー 計 算 書 の 財 務 CFで 確 認 することができます 期 限 の 利 益 とは 期 限 の 利 益 : 金 融 機 関 から 融 資 を 受 けている 方 ( 債 務 者 )に 認 められている 権 利 です 具 体 的 には 融 資 期 限 までは 返 済 をしなくて 良 い 融 資 期 限 までは 借 りられると 言 う 権 利 です もち ろん 証 書 に 従 って 月 次 返 済 の 義 務 は 生 じます 3ヶ 月 以 上 返 済 を 滞 納 すると 金 融 事 故 と なり 期 限 の 利 益 を 喪 失 します 借 入 金 の 種 類 返 済 原 資 とは 当 期 利 益 減 価 償 却 費 返 済 原 資 借 入 金 の 使 用 使 途 を 運 転 資 金 とした 場 合 には 充 分 に 当 期 利 益 を 計 上 していることが 必 要 である 借 入 金 返 済 の 借 入 金 借 入 は 破 産 への 道 を 歩 んでいます

資 金 繰 り 表 の 作 り 方 一 定 期 間 における 資 金 の 収 入 と 支 出 を 分 類 集 計 し 資 金 の 動 き 過 不 足 の 調 整 繰 越 金 等 の 状 況 を 明 らかにするために 作 成 する 表 です 資 金 繰 り 作 成 時 期 を 境 に 資 金 実 績 と 資 金 予 定 を 分 析 検 討 することが 特 徴 です 通 常 は 月 次 単 位 で 作 成 します 資 金 繰 り 表 単 位 : 千 円 3 月 度 実 績 4 月 度 実 績 5 月 度 計 画 6 月 度 計 画 前 月 実 績 45,600 64,700 56,900 54,200 収 入 支 出 現 金 収 入 14,200 13,700 15,800 12,400 売 掛 金 回 収 48,800 42,100 45,600 41,400 手 形 期 日 入 金 27,500 25,000 26,600 20,000 * 手 形 帳 手 形 割 引 13,000 15,000 10,000 18,000 * 手 形 帳 その 他 の 収 入 1,500 1,000 1,200 800 合 計 105,000 96,800 99,200 92,600 現 金 仕 入 2,500 3,000 2,400 2,800 買 掛 金 支 払 34,300 27,400 32,000 31,500 手 形 決 済 44,000 50,000 38,000 43,000 * 手 形 帳 諸 経 費 24,100 23,400 23,300 24,100 * 販 売 管 理 費 その 他 の 支 出 1,000 800 1,200 900 合 計 105,900 104,600 96,900 102,300 営 業 収 支 過 不 足 -900-7,800 2,300-9,700 短 期 借 入 10,000 0 0 0 財 短 期 返 済 0 0-5,000 0 務 長 期 借 入 10,000 0 0 500 収 長 期 返 済 0 0 0 0 支 合 計 20,000 0-5,000 500 翌 月 繰 り 越 し 64,700 56,900 54,200 45,000 実 績 値 B/S P/Lから 算 出 する 予 想 値 簿 記 の 世 界 で 将 来 予 想 をする 指 標 は 資 金 繰 り 表 が 代 表 例 である 資 金 繰 り 表 は 過 去 の 実 績 と 営 業 記 録 ( 手 形 帳 入 出 金 帳 など)から 作 成 し 近 未 来 の 数 値 予 想 を 行 い 資 金 のショー トを 防 ぐことに 目 的 がある 公 式 : 前 期 繰 越 高 + 当 期 収 入 - 当 月 支 出 高 = 翌 月 繰 越 高

資 金 繰 り 表 の 使 い 方 貸 借 対 照 表 や 損 益 計 算 書 を 見 るだけでは 資 金 繰 りが 厳 しい ことの 答 えを 見 つけ ることは 困 難 です しかし 資 金 繰 り 表 を 作 成 すればなぜ 資 金 繰 りが 苦 しくなっている のか 原 因 を 明 確 化 することが 可 能 となります 資 金 繰 り 表 作 成 のメリット 損 益 決 算 書 当 期 利 益 : 黒 字 資 金 量 実 績 資 金 繰 り 表 作 成 資 金 源 を 確 保 した 将 来 の 資 金 繰 り 表 改 善 策 資 金 減 の 分 析 資 金 繰 り 実 績 を 分 析 することによって 営 業 収 支 に 問 題 があるのか? 財 務 収 支 に 問 題 があるの か? 判 断 できるようになる 資 金 減 の 大 きな 理 由 は 1 営 業 収 支 のマイナス 2 支 払 利 息 の 負 担 増 ( 売 上 低 迷 から) 3 返 済 金 の 負 担 増 ( 売 上 低 迷 から)の 場 合 が 最 近 は 多 くなっております 改 善 策 には 1 回 収 条 件 支 払 条 件 の 変 更 2 棚 卸 資 産 の 減 少 3 一 般 経 費 の 削 減 4 借 入 金 返 済 のリスケの 検 討 などが 挙 げられます 資 金 繰 り 改 善 のための 金 融 機 関 借 入 は 短 期 的 には 資 金 繰 りの 安 定 化 を 生 みだしますが 中 長 期 的 には 支 払 金 利 負 担 と 元 金 返 済 負 担 をもたらします 計 画 的 な 借 入 金 返 済 計 画 を 立 案 し 資 金 繰 りの 改 善 に 努 めることが 大 切 です

消 費 税 法 人 税 等 の 処 理 に 付 いて 損 益 計 算 書 の 税 引 前 当 期 利 益 に 実 効 税 率 約 40%を 乗 じたものが 法 人 税 住 民 税 等 の 企 業 に 掛 かる 税 金 負 担 額 となります それ 以 外 でも 日 々の 取 引 から 発 生 する 消 費 税 や 従 業 員 の 社 会 保 険 料 ( 会 社 負 担 分 )など 企 業 には 社 会 性 の 高 い 現 金 支 出 が 求 められてい ます POINT 税 金 等 のキャッシュ アウトを 資 金 繰 り 表 で 管 理 することが 大 切 です 個 人 事 業 主 の 場 合 所 得 税 消 費 税 事 業 税 源 泉 所 得 税 固 定 資 産 税 等 住 民 税? ( 事 業 主 借 で 処 理 ) 消 費 税 の 納 付 中 間 納 付 :その 半 年 後 (3 月 決 算 の 場 合 は11 月 )に 半 額 ずつの 納 付 本 税 納 付 : 中 小 企 業 では 決 算 月 から2ヶ 月 後 (3 月 決 算 の 場 合 は5 月 ) その 月 の 支 出 の 項 目 に 消 費 税 の 納 付 を 忘 れないようにしましょう 企 業 個 人 事 業 主 の 支 払 いで 一 番 大 切 な 勘 定 科 目 は 税 金 です 特 に 消 費 税 は 預 り 金 ( 他 人 から 預 った 税 金 )ですので 他 の 支 払 いよりも 優 先 させなければなりません 税 金 等 は 期 日 ま でに 納 付 しないと 延 滞 金 ( 年 利 :14.6%)が 返 済 まで 増 え 続 けます 資 金 繰 り 難 で 最 後 のトリガーを 引 くのは 国 税 局 であったら 税 務 署 である 場 合 が 多 いです 計 画 的 に 営 業 支 払 と 社 会 的 支 払 いを 明 確 に 区 別 し 管 理 することが 大 切 です 税 金 等 の 支 払 いに 対 応 するために 税 金 納 付 用 の 通 帳 を 作 成 し 常 日 頃 から 別 勘 定 として 管 理 することが 大 切 です 決 算 書 等 を 確 認 する 時 は 未 払 金 勘 定 の 中 身 に 気 をつけて 下 さい 消 費 税 の 滞 納 や 社 会 保 険 料 の 滞 納 などの 有 無 を 確 認 することは 助 言 者 として 必 要 要 件 であると 思 われます

参 考 文 献 引 用 先 様 一 覧 表 決 算.COM 目 指 せ! 簿 記 検 定 税 理 士 試 験 http://www.mezase-bokizeirishi.jp/ サイト 運 営 : 株 式 会 社 レガシィ 税 理 士 法 人 レガシィ 代 表 社 員 税 理 士 天 野 隆 代 表 社 員 税 理 士 http://www.kessansho.com/ 100-6806 東 京 都 千 代 田 区 大 手 町 1-3-1 JA ビル 6F TEL:03-3214-2525 FAX:03-3214-313 田 川 嘉 朗 株 式 会 社 アイデム 160-0022 東 京 都 新 宿 区 新 宿 1-4-10 アイデム 本 社 ビル MAP TEL:03-5269-8711( 代 表 ) http://gakusei.jobrass.com/info/ir/02.html 株 式 会 社 K-fix 880-0866 宮 崎 県 宮 崎 市 川 原 町 1-23-704 http://www.k-fix.jp/skill/it/08/page07.html ブログ 空 を 見 上 げるキミがいるから http://straipetail.blog75.fc2.com/ 弊 社 は 関 係 者 各 位 の 著 作 権 等 侵 害 行 為 を 望 んでおりません また 争 いも 望 んでおりません 使 用 している 図 表 等 で 関 係 者 各 位 の 著 作 権 意 匠 を 侵 害 している 場 合 には 恐 れ 入 りますが 下 記 のメールアドレスまでご 連 絡 下 さい 即 刻 関 係 者 各 位 のご 指 示 に 従 わせて 頂 き 出 典 の 明 記 や 掲 載 中 止 を 講 じさせて 頂 きます 326-0814 栃 木 県 足 利 市 通 3 丁 目 2589 足 利 織 物 会 館 212-B ダブル-ウィン コンサルティング 合 同 会 社 電 話 :0284-21-7305 E-Mail:info@w-win.co.jp 中 小 企 業 診 断 士 勝 沼 孝 弘