会社の規則規程速攻見直し!!



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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる


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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

18 国立高等専門学校機構

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

27-045人事規程270401

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とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

公表表紙

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

ハ 1 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 職 員 ( 育 児 休 業 の 申 出 等 ) 第 4 条 育 児 休 業 を 取 得 しようとする 職 員 は 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 期 間 の 初 日 ( 以 下 育 児 休 業 開 始 予 定 日 という )

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[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

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( 月 額 で 支 給 されるもの) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 ( 1 2) 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 等 1 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 又 は 休 業 手 当 金 ( 以 下 傷 病 手 当 金 等 という ) と 報 酬 との 調 整 につい

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B A-B ( 改 定 率 ) 19 年 度 ( ) 0.0 ( 注 ) 民 間 給 与 公 務 員

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Transcription:

我 が 社 が ブラック!? 会 社 の 規 則 規 程 速 攻 見 直 し!! < 前 編 >( 前 号 ) 第 1 章 就 業 規 則 の 見 直 しだけで 労 使 トラブルは 防 げるのか 1. 労 使 トラブルを 抱 えた 会 社 の 実 態 2. 就 業 規 則 の 意 味 合 い 3. 就 業 規 則 の 適 正 化 が 労 使 トラブルの 防 止 につながる 4. 実 態 に 即 した 就 業 規 則 とは 第 2 章 アウトと 言 われない 会 社 の 規 則 規 程 の 見 直 し 1. 雇 用 に 関 する 規 程 の 見 直 し 1) 採 用 編 2) 退 職 編 3) 解 雇 編 < 後 編 > 2. 休 職 に 関 する 規 程 の 見 直 し 3. 給 料 に 関 する 規 程 の 見 直 し 4. 残 業 に 関 する 規 程 の 見 直 し 5. 懲 戒 に 関 する 規 程 の 見 直 し 6.ハラスメントに 関 する 規 程 の 見 直 し 第 3 章 就 業 規 則 の 見 直 しを 労 使 トラブル 防 止 につなげるためには 1. 一 方 的 な 見 直 しは 行 わない 2. 見 直 した 内 容 を 周 知 すること 3. 前 向 きな 会 社 のメッセージとして 理 解 してもらう

第 2 章 アウトと 言 われない 会 社 の 規 則 規 程 の 見 直 し 2. 休 職 に 関 する 規 程 の 見 直 し 近 年 従 業 員 が うつ 病 を 始 めとしたメンタル 不 全 に 陥 り 長 期 間 にわ たって 職 場 を 離 脱 するという 事 案 が 増 えています そのことと 比 例 するように 企 業 内 での 休 職 発 生 件 数 が 増 加 し 休 職 期 間 も 長 くなっています そんな 中 休 職 を 巡 るトラブルが 多 発 しています 休 職 に 関 する 労 使 トラブルは 下 記 の 内 容 を 想 定 することができます 休 職 の 指 示 復 職 時 の 対 応 復 職 後 の 配 置 転 換 1 休 職 の 指 示 Q1. 体 調 を 崩 した 従 業 員 がいます 現 在 は 有 給 休 暇 を 取 得 しなが ら 療 養 していますが 長 期 化 しそうな 見 込 みです 休 職 しても らうべきなのかどうか 判 断 に 迷 うところですが どのように 対 処 すればよいのでしょうか? A1. 就 業 規 則 上 に 休 職 に 関 する 規 定 根 拠 が 設 けられている 場 合 は 会 社 は 長 期 欠 勤 者 に 対 して 解 雇 判 断 を 行 う 前 に 休 職 する 機 会 を 与 える 必 要 があります また 休 職 は 本 人 が 判 断 することではなく 会 社 が 指 示 をし て 実 現 するものです 休 職 の 指 示 は 就 業 規 則 上 の 規 定 根 拠 に 基 づいて 行 います 休 職 制 度 を 設 けることは 法 律 上 の 義 務 ではありませんが 病 気 や 怪 我 な どで 従 業 員 が 長 期 的 に 欠 勤 しなければならなくなることは どの 会 社 にも 起 こりうることです 2

そんな 場 合 に 休 職 制 度 がないと 先 々の 見 込 みが 立 たないまま 欠 勤 を 続 けさせるか あるいは 解 雇 するかしか 方 法 がなくなるため 一 般 的 に 休 職 制 度 が 設 けられています 休 職 の 指 示 に 関 する 規 程 ( 例 ) 休 職 事 由 に 関 する 規 程 の 中 に 会 社 の 実 態 に 即 した 規 定 根 拠 を 設 けるこ とが 効 果 的 です 特 に 業 務 外 の 傷 病 による 欠 勤 に 関 して どの 程 度 の 期 間 様 子 を 見 るの かについては 実 務 上 無 理 の 生 じない 規 定 根 拠 を 設 定 する 必 要 があります ( 休 職 事 由 ) 第 条 従 業 員 が 次 の 各 号 の 一 つに 該 当 するに 至 ったときは 休 職 を 命 ずる (1) 業 務 外 の 傷 病 による 欠 勤 が 引 き 続 き1カ 月 を 超 えたとき (2) 私 事 による 欠 勤 が 引 き 続 き1カ 月 を 超 えたとき (3) 公 職 に 就 任 し 会 社 の 業 務 を 常 時 遂 行 することが 困 難 となった とき (4) 前 各 号 のほか 特 別 な 事 由 があり 休 職 させることを 会 社 が 適 当 と 認 めたとき 2. 休 職 を 命 ぜられた 従 業 員 は 会 社 所 定 様 式 による 休 職 願 を 会 社 に 提 出 しなければならない 2 復 職 時 の 対 応 Q1. 休 職 していた 従 業 員 が 復 職 しました 主 治 医 が 作 成 した 診 断 書 には 復 職 可 能 と 書 かれていましたが 実 際 は 症 状 が 回 復 してお らず 再 度 休 職 させざるを 得 なくなりました このような 事 態 を 防 止 するためには どうすればよいのでしょうか? A1. 復 職 時 に 主 治 医 の 診 断 書 の 提 出 を 求 めることは 一 般 的 に 行 われ 3

ていますが 主 治 医 は 心 情 的 に 本 人 に 有 利 な 診 断 書 を 作 成 しがちな 傾 向 にあります 会 社 が 復 職 の 是 非 を 合 理 的 に 判 断 するために 産 業 医 など 会 社 が 指 定 した 医 師 の 診 断 書 の 提 出 を 求 めることが 望 ましいです 無 理 をして 復 職 したことで 再 び 休 職 しなければならなくなることは 会 社 にとっても 本 人 にとってもダメージの 大 きなことです 復 職 も 会 社 の 指 示 に 基 づき 行 うものなので 復 職 の 判 断 は 慎 重 に 行 う 必 要 があります 復 職 時 の 対 応 に 関 する 規 程 ( 例 ) 復 職 願 の 提 出 に 関 する 規 程 の 中 に 必 要 に 応 じて 会 社 の 指 定 した 医 師 の 診 断 を 仰 ぐ 規 定 根 拠 を 設 けることが 効 果 的 です ( 復 職 願 の 提 出 ) 第 条 休 職 事 由 が 消 滅 し 会 社 業 務 に 復 帰 することができるとき は 会 社 所 定 様 式 による 復 職 願 を 提 出 しなければならない ただし 私 傷 病 による 休 職 で 復 職 するときは 会 社 は 復 職 の 可 否 について 主 治 医 の 意 見 を 聴 き 疑 義 があるときは 会 社 の 指 定 す る 医 師 の 診 断 により 勤 務 が 可 能 と 認 められた 場 合 に 限 り 復 職 させ る 3 復 職 後 の 配 置 転 換 Q1. 復 職 したものの 休 職 前 の 業 務 に 配 置 することが 難 しいと 思 え る 従 業 員 がいます その 者 に 対 して 他 の 業 務 への 配 置 転 換 を 指 示 したいと 考 えているのですが 可 能 でしょうか? A1. 就 業 規 則 上 に 復 職 後 の 配 置 転 換 に 関 する 規 定 根 拠 が 設 けられて いる 場 合 は 配 置 転 換 をさせることができます 4

休 職 事 由 によっては 復 職 後 に 休 職 前 の 業 務 に 配 置 することが 会 社 の ためにも 本 人 のためにもならない 場 合 があります 身 体 的 な 障 害 を 背 負 っ た 復 職 者 に 対 して 休 職 前 の 重 労 働 を 伴 う 製 造 業 務 に 従 事 させることが 本 人 に 対 する 安 全 配 慮 義 務 や 生 産 性 低 下 の 観 点 より 危 険 であると 判 断 する ような 場 合 です 会 社 には 休 職 前 の 業 務 に 配 置 させることができない 場 合 他 の 代 替 業 務 を 確 保 する 努 力 を 行 う 義 務 があります 復 職 後 の 配 置 転 換 に 関 する 規 程 ( 例 ) 復 職 に 関 する 規 程 の 中 に 配 置 転 換 を 行 うこともあるという 規 定 根 拠 を 設 けることが 効 果 的 です ( 復 職 ) 第 条 休 職 期 間 中 に 復 職 願 が 提 出 されたときは 原 則 休 職 前 の 業 務 に 復 帰 させる ただし 復 帰 が 困 難 と 認 められたときは 適 当 な 業 務 を 選 び 復 職 させる 2. 復 職 後 6カ 月 以 内 に 同 一 理 由 により 長 期 の 欠 勤 が 必 要 となる 見 込 みが 生 じたとき もしくは 当 該 従 業 員 の 健 康 を 保 持 するために 必 要 であると 会 社 が 判 断 したときには 再 度 休 職 を 命 ずる この 場 合 復 職 前 の 休 職 期 間 を 通 算 する チェックポイント( 休 職 編 ) 休 職 は 会 社 が 指 示 をすることで 実 現 するものである 復 職 に 関 する 合 理 的 な 判 断 を 行 うために 会 社 が 指 定 した 医 師 の 診 断 書 の 提 出 を 求 めることが 望 ましい 合 理 的 な 理 由 のある 場 合 は 復 職 後 に 配 置 転 換 を 命 じることがで きる 5

3. 給 料 に 関 する 規 程 の 見 直 し 給 料 に 関 する 労 使 トラブルは 下 記 の 内 容 を 想 定 することができます 昇 給 停 止 降 給 賞 与 不 支 給 遅 刻 早 退 時 の 賃 金 控 除 1 昇 給 停 止 Q1. 毎 年 一 回 必 ず 昇 給 させなければならないのですか? A1. 昇 給 の 実 施 は 会 社 の 裁 量 の 範 囲 内 です 昇 給 を 実 施 する 場 合 は 就 業 規 則 上 の 規 定 根 拠 に 基 づいて 行 い ます 毎 年 一 回 昇 給 が 実 施 されることが 一 般 的 ですが 会 社 にとっては 昇 給 分 の 固 定 コストが 増 えることになり 業 績 に 影 響 します 片 や 従 業 員 にとっては 一 年 間 頑 張 ってきたことへの 評 価 であり 昇 給 に 対 する 期 待 が 大 きいのが 通 常 です 就 業 規 則 上 に あたかも 毎 年 昇 給 するような 規 定 根 拠 が 存 在 し 加 えて 毎 年 のように 昇 給 されてきた 実 態 が あることにより 会 社 側 の 事 情 で 昇 給 が 停 止 されたときに 労 使 トラブル に 発 展 することがあります 昇 給 に 関 する 規 程 ( 例 ) 昇 給 に 関 する 規 程 の 中 に 昇 給 がない 場 合 もあるという 規 定 根 拠 を 設 け た 上 で 昇 給 の 決 定 に 関 する 会 社 の 考 え 方 を 具 体 的 に 規 定 化 することが 効 果 的 です 昇 給 実 施 をその 都 度 判 断 したい 会 社 にとって 望 ましい 規 程 ( 例 ) 6

( 昇 給 の 実 施 ) 給 与 規 程 第 条 会 社 は 業 績 や 本 人 の 評 価 を 考 慮 した 上 で 基 本 給 部 分 に 対 し て 昇 給 を 実 施 することがある 昇 給 を 行 う 場 合 は 原 則 4 月 に 実 施 する 原 則 昇 給 は 実 施 するものの 特 別 な 事 情 のある 場 合 は 停 止 したい 会 社 にとって 望 ましい 規 程 ( 例 ) ( 昇 給 の 実 施 ) 給 与 規 程 第 条 昇 給 は 原 則 4 月 に 基 本 給 部 分 に 対 して 行 う ただし 会 社 の 業 績 その 他 特 別 な 事 情 により 昇 給 を 延 期 もしくは 停 止 すること がある 2 降 給 Q1. 成 果 主 義 の 人 事 制 度 を 導 入 することを 考 えていますが 評 価 に より 賃 金 を 下 げることは 違 法 ですか? A1. 降 格 により 賃 金 が 下 がる 場 合 は 特 に 問 題 はありません 人 事 評 価 により 賃 金 を 下 げる 場 合 は 評 価 結 果 と 賃 金 決 定 との 関 係 性 が 明 確 化 されており 就 業 規 則 上 に 規 定 根 拠 化 されてい るのであれば 問 題 はありません 成 果 主 義 の 人 事 制 度 が 世 の 中 に 広 まりつつあります 成 果 主 義 の 人 事 制 度 では 個 人 の 成 果 が 反 映 された 人 事 評 価 結 果 と 処 遇 が 連 動 するため 降 給 という 結 果 が 生 じることもあります しかし 降 給 は 従 業 員 の 士 気 低 下 につながるのも 事 実 です その 最 大 の 原 因 は 降 給 評 価 が 下 された 理 由 や 根 拠 が 理 解 できないから 7

です 降 給 評 価 の 理 由 に 関 しては 人 事 評 価 制 度 の 運 用 の 問 題 になりますが 降 給 評 価 の 根 拠 に 関 しては 就 業 規 則 の 見 直 しで 対 応 できる 問 題 でもありま す 降 給 に 関 する 規 程 ( 例 ) 労 働 条 件 の 引 き 下 げを 行 うことに 関 しては 原 則 として 予 め 根 拠 が 明 確 であることが 求 められます 会 社 が 恣 意 的 に 運 用 することは 許 されません 降 給 も 労 働 条 件 の 引 き 下 げに 該 当 するので 人 事 評 価 による 降 給 を 行 う ことがある 場 合 は 賃 金 の 決 定 に 関 する 規 程 の 中 に 評 価 結 果 と 賃 金 決 定 との 関 係 性 を 明 らかにした 内 容 を 規 定 化 することが 効 果 的 です ( 賃 金 の 決 定 ) 給 与 規 程 第 条 基 本 給 は 職 務 等 級 ごとに 設 定 された 職 務 給 表 の 中 で 決 定 する 2. 毎 年 3 月 に 人 事 評 価 を 行 い その 結 果 をもとに 4 月 以 降 の 基 本 給 を 決 定 する 3. 前 項 に 関 しては 評 語 に 応 じた 号 俸 変 動 に 応 じて 昇 給 し もしく は 降 給 する 3 賞 与 不 支 給 Q1. 法 律 では 賞 与 に 関 しては どのように 定 められているので しょうか? A1. 法 律 上 で 定 められている 賃 金 に 関 する 事 項 は 毎 月 支 給 する 賃 金 についてだけであり 賞 与 や 退 職 金 に 関 する 定 めは 存 在 しま せん よって 賞 与 や 退 職 金 を 支 給 するかどうかは 会 社 の 裁 量 の 範 囲 8

内 ですが 就 業 規 則 上 に 規 定 根 拠 が 設 けられている 場 合 は 会 社 はそれに 従 って 支 給 する 義 務 があります リーマンショック 以 降 の 不 況 の 時 代 年 間 を 通 じて 賞 与 を 支 給 できない 中 小 企 業 がたくさん 存 在 しました そのことにより 賞 与 は 必 ず 支 給 され るものなのだという 従 業 員 側 の 意 識 は 薄 まりつつありますが 関 心 の 高 い 事 項 でもあります そんな 中 業 績 不 振 で 賞 与 を 払 えない 会 社 が 就 業 規 則 上 の 規 定 根 拠 を 逆 手 に 取 られて 労 使 トラブルに 巻 き 込 まれる 事 案 も 生 じています 賞 与 に 関 する 規 程 ( 例 ) 賞 与 の 支 給 に 関 しては 労 使 が 一 致 団 結 して 好 業 績 を 実 現 し そこで 生 まれた 利 潤 を 分 配 するという 思 いを 労 使 間 で 共 有 できるように 変 えていく ことが 最 終 的 な 着 地 点 ですが その 前 段 階 として 賞 与 の 支 給 が 事 実 上 義 務 化 してしまう 事 態 を 回 避 することが 必 要 です そのために 賞 与 に 関 する 規 程 の 中 に 状 況 に 応 じて 都 度 賞 与 支 給 に 関 する 判 断 を 行 うという 内 容 の 規 定 根 拠 を 設 けることが 効 果 的 です ( 賞 与 ) 給 与 規 程 第 条 会 社 は 業 績 や 本 人 の 評 価 を 考 慮 した 上 で 夏 季 もしくは 冬 季 に 賞 与 を 支 給 することがある 4 遅 刻 早 退 時 の 賃 金 控 除 Q1. 遅 刻 や 早 退 に 関 しては 当 然 働 かなかった 時 間 分 の 賃 金 を 控 除 し てもよいものだと 解 釈 しておりますが 問 題 あるでしょうか? A1. 完 全 月 給 制 の 従 業 員 に 対 しては 賃 金 控 除 を 行 うことはできま 9

せん それ 以 外 の 計 算 形 態 の 従 業 員 に 関 しては 就 業 規 則 上 の 規 定 根 拠 に 基 づいて 控 除 を 行 うことができます 月 単 位 で 支 給 する 賃 金 に 関 しては 下 記 の3つの 計 算 形 態 が 存 在 します 計 算 形 態 賃 金 の 決 め 方 遅 刻 早 退 時 の 賃 金 控 除 主 な 適 用 者 完 全 月 給 制 月 を 単 位 として 賃 金 を 決 める できない 管 理 職 者 月 給 日 給 制 月 を 単 位 として 賃 金 を 決 める できる 一 般 社 員 日 給 月 給 制 日 を 単 位 として 賃 金 を 決 める 月 ごとに 支 給 できる 非 正 規 社 員 このうち 完 全 月 給 制 に 関 しては 1カ 月 につき 基 本 賃 金 がいくら という 概 念 で 賃 金 を 決 定 する 意 味 合 いであるため 1カ 月 の 中 に 遅 刻 や 早 退 があったとしても 基 本 賃 金 から 賃 金 控 除 を 行 うことはできません 残 業 や 休 日 労 働 の 割 増 賃 金 が 適 用 されない 管 理 職 者 に 対 して 労 働 時 間 の 裁 量 性 があるという 前 提 のもとに 完 全 月 給 制 を 敷 くケースも 見 られます が 一 般 社 員 に 対 して 完 全 月 給 制 を 適 用 することは 会 社 にとってリスク があります 賃 金 の 計 算 形 態 が 明 確 に 定 義 されていない 場 合 そもそも 賃 金 控 除 を 行 うことがどうなのかという 部 分 で 労 使 トラブルが 生 じやすくなります 遅 刻 早 退 時 の 賃 金 控 除 に 関 する 規 程 ( 例 ) 賃 金 の 計 算 に 関 する 規 程 の 中 に 計 算 形 態 の 適 用 に 関 する 規 定 根 拠 と 賃 金 控 除 を 行 う 場 合 の 計 算 に 関 する 規 定 根 拠 を 設 けることが 効 果 的 です ( 賃 金 の 計 算 ) 給 与 規 程 第 条 賃 金 の 計 算 形 態 は 課 長 職 以 上 の 管 理 職 および 営 業 職 は 完 全 月 10

給 制 その 他 の 者 は 月 給 日 給 制 とし その 計 算 は 次 の 通 りとする (1) 完 全 月 給 制 基 本 給 および 諸 手 当 を 月 給 によって 定 め 休 務 に 対 しても 基 本 給 と 諸 手 当 を 合 計 した 所 定 月 給 を 支 給 するものとする (2) 月 給 日 給 制 基 本 給 および 諸 手 当 を 月 額 によって 定 めるが 休 務 について は 本 条 第 2 項 を 適 用 する 2. 第 1 項 2 号 の 適 用 を 受 ける 従 業 員 が 賃 金 計 算 期 間 において 欠 勤 遅 刻 早 退 私 用 外 出 私 用 面 会 その 他 これらに 準 ずる 休 務 があった 場 合 には 下 記 により 計 算 した 金 額 を 基 本 給 と 諸 手 当 を 合 計 した 所 定 月 給 より 控 除 する 賃 金 控 除 額 =( 所 定 月 給 額 月 平 均 所 定 労 働 時 間 ) 休 務 時 間 休 務 時 間 は30 分 単 位 で 計 算 し 30 分 未 満 の 端 数 は 切 り 捨 てる 3. 賃 金 計 算 期 間 における 新 規 採 用 休 職 復 職 退 職 解 雇 欠 勤 休 業 などにより その 月 の 勤 務 日 数 が 所 定 勤 務 日 数 に 満 たな い 者 には 職 種 に 係 らず 基 本 給 と 諸 手 当 を 合 計 した 所 定 月 給 を 勤 務 日 数 に 応 じた 日 割 計 算 により 支 給 するものとする 日 割 計 算 は 下 記 の 計 算 式 にて 行 う 支 給 賃 金 額 =( 所 定 月 給 額 月 平 均 所 定 労 働 日 数 ) 勤 務 日 数 チェックポイント( 給 料 編 ) 昇 給 降 給 の 実 施 や 賞 与 の 支 給 については 就 業 規 則 上 の 規 定 根 拠 が 存 在 する 場 合 は その 範 囲 で 会 社 の 裁 量 として 行 うこと ができる 完 全 月 給 制 の 社 員 の 場 合 遅 刻 早 退 時 の 賃 金 控 除 は 行 えない 職 務 等 級 職 務 給 表 評 語 による 号 棒 変 動 等 の < 例 >は Bizrepo(http://www.bizrepo.jp/)にてご 確 認 いただけます 11

著 者 大 庭 真 一 郎 (おおば しんいちろう) 大 庭 経 営 労 務 相 談 所 代 表 メールアドレス;HZG02332@nifty.ne.jp URL ; http://homepage3.nifty.com/oba-keieiroumu/ 略 歴 1965 年 東 京 都 生 まれ 東 京 理 科 大 学 卒 業 後 民 間 企 業 勤 務 を 経 て 1995 年 4 月 に 大 庭 経 営 労 務 相 談 所 を 設 立 支 援 企 業 のペースで 共 に 行 動 を をモットーに 関 西 地 区 を 中 心 として 中 小 企 業 に 対 する 経 営 支 援 業 務 を 展 開 支 援 実 績 多 数 中 小 企 業 診 断 士 社 会 保 険 労 務 士 主 な 業 務 1. 事 業 計 画 作 成 実 行 支 援 業 績 改 善 プログラムや 新 規 事 業 化 プロジェクトなどの 運 営 サポート 2.マーケティング 支 援 効 果 的 なプロモーション 実 施 や 実 行 可 能 なマーケティング 計 画 作 成 進 捗 管 理 などのサポート 3. 幹 部 コア 人 材 育 成 支 援 人 財 を 交 えた 経 営 会 議 や 社 内 教 育 プログラムなどの 運 営 サポート 4. 事 業 承 継 支 援 後 継 者 の 思 いを 可 視 化 するための 計 画 作 りや 後 継 者 のための 社 内 体 制 作 りに 関 するサポート 5. 人 事 制 度 運 用 支 援 トップの 思 いを 伝 え 社 員 のヤル 気 を 高 めるための 人 事 制 度 の 運 用 サポート 業 務 方 針 1. 会 社 に 無 理 の 生 じないペースにて 提 案 や 支 援 を 行 う 2. 経 営 者 が 最 終 判 断 できる 状 態 まで 提 案 を 行 う 3. 従 業 員 の 立 場 も 考 えた 実 行 支 援 を 行 う 4. 理 論 よりも 行 動 を 重 視 する 近 代 中 小 企 業 Vol.49 No11 付 録 会 社 の 規 則 規 程 の 速 攻 見 直 し 後 編 編 者 : 中 小 企 業 経 営 研 究 会 発 行 者 : 芦 澤 貞 春 / 発 行 所 : 中 小 企 業 経 営 研 究 会 169-0075 東 京 都 新 宿 区 高 田 馬 場 1-33-13 千 年 ビル 8F 株 式 会 社 データエージェント 内 電 話 03-5272-5425 2014 Dataagent ISBN 978-4-907196-40-0 C0034 定 価 : 本 体 500 円 + 税 乱 丁 本 落 丁 本 はお 取 替 えいたします 著 作 権 から 本 書 の 一 部 あるいは 全 部 について 無 断 で 転 載 複 製 することは 固 く 禁 じられています 32