(2)3 月 2 日 の 県 北 低 空 飛 行 井 口 さん 方 の 土 蔵 崩 壊 学 校 幼 稚 園 などを 襲 った 恐 怖 (3)9 月 26 日 の 県 南 低 空 飛 行 (4) 抗 議 要 請 申 し 入 れ 日 本 共 産 党 民 主 団 体 の 調 査 と 要 請 行 動 津 山



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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

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した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

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(8) 日 本 国 籍 を 有 し 日 本 国 憲 法 及 びその 下 に 成 立 した 政 府 を 暴 力 等 で 破 壊 すること を 主 張 する 団 体 等 その 他 を 結 成 し 又 は 加 入 し 若 しくは 協 力 していないことを 証 明 又 は 誓 約 し 若 しくは 保 証 で

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ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当

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工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

募集要項

Taro-データ公安委員会相互協力事

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参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

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(3) 労 働 基 準 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 49 号 ) (4) 図 書 館 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 118 号 ) (5) 著 作 権 法 ( 昭 和 45 年 法 律 第 48 号 ) (6) 子 どもの 読 書 活 動 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平

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Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

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Microsoft Word  要綱.doc

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

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定款

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別記

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10【交付要綱】様式第5-1~13

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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Transcription:

安 保 破 棄 岡 山 県 実 行 委 員 会 学 習 会 2011 年 10 月 17 日 ( 岡 山 市 勤 労 者 福 祉 センター) 米 軍 機 の 低 空 飛 行 を 許 さないために 中 尾 元 重 1. 低 空 飛 行 の 被 害 とその 後 (1) 全 国 の 低 空 飛 行 (2)3 月 2 日 の 県 北 低 空 飛 行 (3)9 月 26 日 の 県 南 低 空 飛 行 (4) 抗 議 要 請 申 し 入 れ (5) 米 軍 と 政 府 防 衛 省 の 姿 勢 2. 低 空 飛 行 はなぜ 起 こるのか (1) 米 軍 の 基 地 特 権 と 日 米 地 位 協 定 の 取 り 決 め (2) 低 空 飛 行 の 目 的 (3) 日 米 合 同 委 員 会 の 合 意 3. 政 府 の 見 解 と 司 法 判 断 (1) 国 会 答 弁 (2) 最 高 裁 の 判 決 4. 低 空 飛 行 を 中 止 させるためには どうすればよいか 1. 低 空 飛 行 の 被 害 とその 後 (1) 全 国 の 低 空 飛 行 1980 年 代 末 から 全 国 で 激 しくなった 1991 年 十 津 川 ケーブル 切 断 事 故 ; 当 時 4ルート 1994 年 早 明 浦 ダム 墜 落 事 故 + 当 時 8ルート 秋 葉 忠 利 衆 議 院 議 員 の 低 空 飛 行 訓 練 に 関 する 質 問 に 対 する 答 弁 書 (199 8 年 11 月 13 日 ) 抜 粋 政 府 として 米 軍 機 の 低 空 飛 行 訓 練 に 伴 う 被 害 の 全 体 像 について 必 ずしも そのすべてを 把 握 しているわけではないが 平 成 6 年 度 以 降 に 約 80の 地 方 公 共 団 体 の 議 会 から 提 出 のあった 米 軍 機 の 低 空 飛 行 訓 練 の 中 止 を 求 める 政 府 あて 意 見 書 等 から 判 断 するところ 米 軍 機 の 低 空 飛 行 訓 練 に 伴 う 被 害 は 墜 落 事 故 のおそれ 及 び 騒 音 が 飛 行 下 の 住 民 の 不 安 を 引 き 起 こしていることに 集 約 されると 理 解 している 1

(2)3 月 2 日 の 県 北 低 空 飛 行 井 口 さん 方 の 土 蔵 崩 壊 学 校 幼 稚 園 などを 襲 った 恐 怖 (3)9 月 26 日 の 県 南 低 空 飛 行 (4) 抗 議 要 請 申 し 入 れ 日 本 共 産 党 民 主 団 体 の 調 査 と 要 請 行 動 津 山 市 岡 山 県 の 対 応 (5) 米 軍 と 政 府 防 衛 省 の 姿 勢 2. 低 空 飛 行 はなぜ 起 こるのか (1) 米 軍 の 基 地 特 権 と 日 米 地 位 協 定 の 取 り 決 め 岡 崎 ラスク 交 換 公 文 ラスク 特 別 代 表 から 岡 崎 国 務 大 臣 あての 書 簡 ( 抜 粋 ) 安 全 保 障 条 約 第 一 条 に 掲 げる 目 的 を 遂 行 するため 必 要 な 施 設 及 び 区 域 の 決 定 及 び 準 備 に 当 つては 施 設 及 び 区 域 でそれに 関 する 協 定 及 び 取 極 が 日 本 国 との 平 和 条 約 の 効 力 発 生 の 日 の 後 90 日 以 内 に 成 立 しないものの 使 用 の 継 続 を 許 さ れれば 幸 であります 1952 年 2 月 28 日 ディーン ラスク 日 本 国 国 務 大 臣 岡 崎 勝 男 殿 岡 崎 国 務 大 臣 からラスク 特 別 代 表 あての 書 簡 ( 抜 粋 ) 日 本 国 政 府 は できるだけすみやかに 施 設 及 び 区 域 の 使 用 に 関 する 取 極 を 成 立 させるため 緊 急 に 協 議 を 開 始 しようという 合 衆 国 政 府 の 要 望 にまつたく 同 感 であります 施 設 又 は 区 域 でそれに 関 する 協 定 及 び 取 極 が 日 本 国 との 平 和 条 約 の 効 力 発 生 の 日 の 後 90 日 以 内 に 成 立 しないものの 使 用 の 継 続 を 合 衆 国 に 許 すことを 日 本 国 政 府 に 代 って 確 認 する 光 栄 を 有 します 1952 年 2 月 28 日 岡 崎 勝 男 合 衆 国 大 統 領 特 別 代 表 ディーン ラスク 殿 2

日 米 行 政 協 定 (1952 年 4 月 28 日 発 効 ) 抜 粋 第 3 条 1 合 衆 国 は 施 設 及 び 区 域 内 において それらの 設 定 使 用 運 営 防 衛 又 は 管 理 のため 必 要 な 又 は 適 当 な 権 利 権 力 及 び 権 能 を 有 する 米 軍 基 地 特 権 の 継 続 についての 日 米 密 約 ( 抜 粋 ) 日 本 国 における 合 衆 国 軍 隊 の 使 用 のため 日 本 国 政 府 によって 許 与 され た 施 設 及 び 区 域 内 での 合 衆 国 の 権 利 は 1960 年 1 月 19 日 にワシントン で 調 印 された 地 位 協 定 第 3 条 第 1 項 の 改 定 された 文 言 のもとで 1952 年 2 月 28 日 に 東 京 で 調 印 された 行 政 協 定 のもとでと 変 わりなく 続 く 1960 年 1 月 6 日 藤 山 愛 一 郎 ダグラス マッカーサー 二 世 日 米 地 位 協 定 (1960 年 6 月 23 日 発 効 ) 抜 粋 第 2 条 ( 施 設 区 域 の 提 供 と 返 還 ) 1(a) 合 衆 国 は 相 互 協 力 及 び 安 全 保 障 条 約 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 日 本 国 内 の 施 設 及 び 区 域 の 使 用 を 許 される 個 個 の 施 設 及 び 区 域 に 関 する 協 定 は 第 25 条 に 定 める 合 同 委 員 会 を 通 じて 両 政 府 が 締 結 しなければならない 第 3 条 ( 施 設 区 域 に 関 する 合 衆 国 の 権 利 ) 1 合 衆 国 は 施 設 及 び 区 域 において それらの 設 定 運 営 警 護 及 び 管 理 の ため 必 要 なすべての 措 置 を 執 ることができる 第 5 条 ( 公 の 船 舶 航 空 機 の 出 入 国 施 設 区 域 への 出 入 権 ) 1 合 衆 国 及 び 合 衆 国 以 外 の 国 の 船 舶 及 び 航 空 機 で 合 衆 国 によって 合 衆 国 のために 又 は 合 衆 国 の 管 理 の 下 に 公 の 目 的 で 運 航 されるものは 入 港 料 又 は 着 陸 料 を 課 されないで 日 本 国 の 港 又 は 飛 行 場 に 出 入 することができる 2 1に 掲 げる 船 舶 及 び 航 空 機 合 衆 国 政 府 所 有 の 車 両 ( 機 甲 車 両 を 含 む ) 並 びに 合 衆 国 軍 隊 の 構 成 員 及 び 軍 属 並 びにそれらの 家 族 は 合 衆 国 軍 隊 が 使 用 している 施 設 及 び 区 域 に 出 入 し これらのものの 間 を 移 動 し 及 びこれらの ものと 日 本 国 の 港 又 は 飛 行 場 との 間 を 移 動 することができる 合 衆 国 の 軍 用 車 両 の 施 設 及 び 区 域 への 出 入 並 びにこれらのものの 間 の 移 動 には 道 路 使 用 料 その 他 の 課 徴 金 を 課 さない 3

航 空 法 の 特 例 に 関 する 法 律 (1952 年 7 月 15 日 ) 抜 粋 3 前 項 の 航 空 機 及 びその 航 空 機 に 乗 り 組 んでその 運 航 に 従 事 する 者 につい ては 航 空 法 第 六 章 の 規 定 は 政 令 で 定 めるものを 除 き 適 用 しない 航 空 法 特 例 法 によって 航 空 機 運 航 の 際 に 除 外 される 義 務 a 夜 間 飛 行 の 際 の 灯 火 義 務 b 飲 酒 麻 薬 心 身 障 害 の 操 縦 禁 止 c 出 発 前 の 安 全 確 認 義 務 d 危 難 の 場 合 の 報 告 義 務 e 離 着 陸 場 所 の 特 定 t 飛 行 禁 止 区 域 の 遵 守 g 最 低 安 全 高 度 の 遵 守 h 巡 航 高 度 の 遵 守 i 速 度 制 限 の 遵 守 j 衝 突 予 防 義 務 k 編 隊 飛 行 の 禁 止 l 粗 暴 操 縦 の 禁 止 m 爆 発 物 の 輸 送 禁 止 n 物 件 の 曳 航 投 下 o 落 下 傘 降 下 の 禁 止 p 曲 技 飛 行 の 禁 止 (2) 日 米 合 同 委 員 会 の 合 意 在 日 米 軍 による 低 空 飛 行 訓 練 について 平 成 11 年 1 月 14 日 日 米 合 同 委 員 会 は 在 日 米 軍 による 低 空 飛 行 訓 練 につ いて 別 紙 を 公 表 することに 合 意 した なお 日 米 両 国 政 府 は 今 後 必 要 に 応 じ 低 空 飛 行 訓 練 について 協 議 して いくこととなっている ( 別 紙 ) 日 本 において 実 施 される 軍 事 訓 練 は 日 米 安 全 保 障 条 約 の 目 的 を 支 えること に 役 立 つものである 空 軍 海 軍 陸 軍 及 び 海 兵 隊 は この 目 的 のため 定 期 的 に 技 能 を 錬 成 している 戦 闘 即 応 体 制 を 維 持 するために 必 要 とされる 技 能 の 一 つが 低 空 飛 行 訓 練 であり これは 日 本 で 活 動 する 米 軍 の 不 可 欠 な 訓 練 所 要 を 構 成 する 安 全 性 が 最 重 要 であることから 在 日 米 軍 は 低 空 飛 行 訓 練 を 実 施 す る 際 に 安 全 性 を 最 大 限 確 保 する 同 時 に 在 日 米 軍 は 低 空 飛 行 訓 練 が 日 本 の 地 元 住 民 に 与 える 影 響 を 最 小 限 にする 4

1 最 大 限 の 安 全 性 を 確 保 するため 在 日 米 軍 は 低 空 飛 行 訓 練 を 実 施 する 区 域 を 継 続 的 に 見 直 す 低 空 飛 行 の 間 在 日 米 軍 の 航 空 機 は 原 子 力 エネルギー 施 設 や 民 間 空 港 などの 場 所 を 安 全 かつ 実 際 的 な 形 で 回 避 し 人 口 密 集 地 域 や 公 共 の 安 全 に 係 る 他 の 建 造 物 ( 学 校 病 院 等 )に 妥 当 な 考 慮 を 払 う 2. 在 日 米 軍 は 国 際 民 間 航 空 機 関 (ICAO)や 日 本 の 航 空 法 により 規 定 され る 最 低 高 度 基 準 を 用 いており 低 空 飛 行 訓 練 を 実 施 する 際 同 一 の 米 軍 飛 行 高 度 規 制 を 現 在 適 用 している 3. 低 空 飛 行 訓 練 の 実 施 に 先 立 ち 在 日 米 軍 は 訓 練 区 域 における 障 害 物 な いし 危 険 物 について 定 期 的 な 安 全 性 評 価 の 点 検 を 行 う 更 に 情 報 伝 達 及 び 飛 行 計 画 チャートへの 記 載 のため パイロットは 訓 練 区 域 における 変 化 をスケ ジュール 策 定 担 当 部 局 に 継 続 的 に 報 告 する 4. 低 空 飛 行 を 含 む 訓 練 飛 行 の 実 施 に 先 立 ち 飛 行 クルーは 標 準 的 な 運 用 手 続 及 びクルーの 連 携 機 能 をレビューするため 徹 底 したブリーフィングを 実 施 し 計 画 された 飛 行 経 路 を 念 入 りに 研 究 する また 整 備 要 員 と 飛 行 クルーは 離 陸 に 先 立 ち 航 空 機 を 点 検 し 航 空 機 が 安 全 にその 任 務 を 遂 行 することを 確 保 する 5. 在 日 米 軍 は 日 本 国 民 の 騒 音 に 対 する 懸 念 に 敏 感 であり 週 末 及 び 日 本 の 祭 日 における 低 空 飛 行 訓 練 を 米 軍 の 運 用 即 応 態 勢 上 の 必 要 性 から 不 可 欠 と 認 められるものに 限 定 する 6. 米 国 政 府 は 低 空 飛 行 訓 練 によるものとされる 被 害 に 関 する 苦 情 を 処 理 するための 現 在 の 連 絡 メカニズムを 更 に 改 善 するよう 日 本 政 府 と 引 き 続 き 協 力 する 我 が 国 においては 航 空 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 231 号 ) 及 び 同 法 に 基 づく 航 空 法 施 行 規 則 ( 昭 和 27 年 運 輸 省 令 第 56 号 )に 規 定 されている 国 際 民 間 航 空 機 関 ICAO 条 約 付 属 書 の 基 準 に 基 づく 最 低 安 全 高 度 が 民 間 航 空 機 及 び 自 衛 隊 の 航 空 機 に 適 用 されている 航 空 法 ( 最 低 安 全 高 度 ) 第 81 条 航 空 機 は 離 陸 又 は 着 陸 を 行 う 場 合 を 除 いて 地 上 又 は 水 上 の 人 又 は 物 件 の 安 全 および 航 空 機 の 安 全 を 考 慮 して 国 土 交 通 省 令 で 定 める 高 度 以 下 の 高 度 で 飛 行 してはならない 但 し 国 土 交 通 大 臣 の 許 可 を 受 けた 場 合 は この 限 りではない 5

航 空 法 施 行 規 則 ( 最 低 安 全 高 度 ) 第 174 条 法 第 81 条 の 規 定 による 航 空 機 の 最 低 安 全 高 度 は 次 のとおりとする 一 有 視 界 飛 行 方 式 により 飛 行 する 航 空 機 にあっては 飛 行 中 動 力 装 置 のみが 停 止 した 場 合 に 地 上 又 は 水 上 の 人 又 は 物 件 に 危 険 を 及 ぼすことなく 着 陸 できる 高 度 及 び 次 の 高 度 のうちいずれか 高 いもの イ 人 又 は 家 屋 の 密 集 している 地 域 の 上 空 にあっては 当 該 航 空 機 を 中 心 として 水 平 距 離 600 メートルの 範 囲 内 の 最 も 高 い 障 害 物 の 上 端 から 300 メートルの 高 度 ロ 人 又 は 家 屋 のない 地 域 及 び 広 い 水 面 の 上 空 にあっては 地 上 又 は 水 上 の 人 又 は 物 件 から 150 メートル 以 上 の 距 離 を 保 って 飛 行 することのできる 高 度 ハ イ 及 びロに 規 定 する 地 域 以 外 の 地 域 の 上 空 にあっては 地 表 面 または 水 面 から 150 メートル 以 上 の 高 度 二 計 器 飛 行 方 式 により 飛 行 する 航 空 機 にあっては 告 示 で 定 める 高 度 ( 最 低 安 全 高 度 の 飛 行 の 許 可 ) 第 175 条 法 第 81 条 但 書 の 許 可 を 受 けようとする 者 は 左 に 掲 げる 事 項 を 記 載 した 申 請 書 を 国 土 交 通 大 臣 に 提 出 しなければならない 一 氏 名 及 び 住 所 二 航 空 機 の 型 式 並 びに 航 空 機 の 国 籍 及 び 登 録 記 号 三 飛 行 計 画 の 概 要 ( 飛 行 の 目 的 日 時 径 路 及 び 高 度 を 明 記 すること ) 四 最 低 安 全 高 度 以 下 の 高 度 で 飛 行 する 理 由 五 操 縦 者 の 氏 名 及 び 資 格 六 同 乗 者 の 氏 名 及 び 同 乗 の 目 的 七 その 他 参 考 となる 事 項 3. 政 府 の 見 解 と 司 法 判 断 (1) 国 会 答 弁 秋 葉 忠 利 衆 議 院 議 員 の 質 問 に 対 する 答 弁 書 (1998 年 11 月 13 日 ) 抜 粋 米 軍 は 日 本 国 とアメリカ 合 衆 国 との 間 の 相 互 協 力 及 び 安 全 保 障 条 約 ( 昭 和 3 5 年 条 約 第 6 号 ) 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 我 が 国 の 安 全 に 寄 与 し 並 びに 極 東 に おける 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 に 寄 与 するため 我 が 国 において 施 設 及 び 区 域 を 使 用 することを 許 されている 米 軍 がかかる 目 的 で 我 が 国 に 駐 留 することを 同 条 約 が 認 めているということは 別 段 の 定 めがある 場 合 を 除 き 米 軍 がかかる 目 6

的 の 達 成 のため 飛 行 訓 練 を 含 め 軍 隊 としての 機 能 に 属 する 諸 活 動 を 一 般 的 に 行 うことを 当 然 の 前 提 としているところ 米 軍 は 個 々の 飛 行 訓 練 の 内 容 等 につい て 我 が 国 への 連 絡 を 行 う 必 要 はない 米 軍 の 飛 行 ルートについては 米 軍 が 飛 行 訓 練 の 目 的 達 成 飛 行 の 安 全 確 保 住 民 への 影 響 抑 制 等 の 必 要 性 を 安 定 的 に 満 たすとの 観 点 から 一 定 の 飛 行 経 路 を 念 頭 において 飛 行 することがあることは 承 知 しているが 御 質 問 の 具 体 的 ルート の 詳 細 等 は 米 軍 の 運 用 にかかわる 問 題 であり 承 知 しておらず また これら を 事 前 に 明 らかにするよう 米 側 に 求 める 考 えはない (2) 最 高 裁 の 判 決 横 田 基 地 公 害 訴 訟 判 決 (1993 年 2 月 25 日 ) 米 軍 機 による 騒 音 被 害 を 発 生 させているのは 国 ではなくて 米 軍 であるから 米 軍 機 の 離 発 着 の 差 止 めを 国 に 対 して 請 求 することが 出 来 るためには 国 が 米 軍 の 運 航 を 規 制 し 制 限 する 立 場 になければならない しかし 関 係 条 約 及 び 国 内 法 令 に 右 のような 特 段 の 定 めはない そうすると 上 告 人 らが 米 軍 機 の 離 着 陸 等 の 差 止 めを 請 求 するのは 被 上 告 人 に 対 してその 支 配 の 及 ばない 第 三 者 の 行 為 の 差 止 めを 請 求 するものというべきであるから 主 張 自 体 失 当 として 棄 却 を 免 れない ( 自 衛 隊 機 差 止 請 求 米 軍 機 差 止 請 求 につ き 上 告 棄 却 過 去 の 損 害 賠 償 請 求 につき 破 棄 差 戻 し ) 新 横 田 基 地 公 害 訴 訟 のうち 米 国 を 被 告 とする 訴 訟 について 被 害 住 民 らの 上 告 を 棄 却 する 判 決 (2002 年 4 月 12 日 ) 本 件 差 止 請 求 及 び 損 害 賠 償 請 求 の 対 象 である 合 衆 国 軍 隊 の 航 空 機 の 横 田 基 地 における 夜 間 離 発 着 は 我 が 国 に 駐 留 する 合 衆 国 軍 隊 の 公 的 活 動 そのものであ り その 活 動 の 目 的 ないし 行 為 の 性 質 上 主 権 的 行 為 であることは 明 らかであっ て 国 際 慣 習 法 上 民 事 裁 判 権 が 免 除 されるものであることに 疑 問 の 余 地 はな い 4. 低 空 飛 行 を 中 止 させるためには どうすればよいか 7