2012 年 から 新 作 の 瑞 光 の 制 作 が 進 められていた レリーフをほどこされたこの 作 品 は 多 田 先 生 の 陶 板 作 品 として 先 生 が 初 めて 油 絵 による 原 画 を 描 きおろし また 製 作 方 法 においても 初 めて 転 写 紙 を 使 用 この 作



Similar documents
< F2D906C8CFB93AE91D48A E F1816A2E6A7464>

一般競争入札について

6 番 5 号 代 表 者 の 氏 名 : 代 表 取 締 役 千 葉 大 介 株 式 譲 受 けのスケジュール 株 式 譲 渡 契 約 の 締 結 : 平 成 24 年 4 月 20 日 株 式 譲 受 実 行 予 定 日 : 平 成 24 年 8 月 1 日 ( 予 定 ) ( 合 併 ) TC

国 宝 重 要 文 化 財 美 術 工 芸 品 建 造 物 計 美 術 工 芸 品 建 造 物 計 東 京 , ,329 神 奈 川 千 葉 埼 玉 京 都 20

表紙

Microsoft Word - 14_1パンフレット最終版v02_111024【決定版】.docx

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Aucun titre de diapositive

Microsoft Word 消費税HP(案)

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

2020年の住宅市場 ~人口・世帯数減少のインパクト~

相続支払い対策ポイント

150423HC相続資産圧縮対策のポイント

ハピタス のコピー.pages

Copyright 2008 All Rights Reserved 2

技能職ハンドブック

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

Microsoft Word - 記者発表130315

1. 業 務 目 的 豊 見 城 市 においては スポーツコンベンションによる 地 域 振 興 を 目 標 として 掲 げ 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック( 以 下 オリ パラ)の 開 催 に 連 動 し た より 具 体 的 な 振 興 方 策 として オリ パラ 競 技 団

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

untitled

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

xls

組合消防の沿革H16

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

Microsoft Word - 設計委託特記仕様書 doc

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

Microsoft PowerPoint - 14説明資料

4 その 他 のイベント 大 阪 国 際 女 子 マラソン( 淀 屋 橋 交 差 点 ~ 新 橋 交 差 点 間 を 往 復 ) 1982 年 ( 第 1 回 大 会 )より 大 阪 女 子 マラソンとして 開 催 され 1985 年 大 会 から 大 阪 国 際 女 子 マラソンとして 毎 年 1

Microsoft Word - 答申第143号.doc

全 日 制 普 通 科 2 減 期 越 谷 北 普 通 科 共 360 (3) 越 谷 西 普 通 科 共 320 (2) 越 谷 東 普 通 科 共 280 (2)

1. 鉱 山 業 や 製 造 業 さら には 農 林 漁 業 に 至 る 幅 広 い 産 業 を 支 えた 動 力 機 関 発 達 の 歩 み を 物 語 る 近 代 化 産 業 遺 産 群

Ⅴ 古陶器にみる装飾技法

                         庁議案件No

1. 手 続 の 流 れ( 補 助 金 の 申 請 から 受 け 取 りまで) 加 美 町 申 請 者 受 付 審 査 補 助 金 交 付 申 請 書 ( 様 式 第 1 号 ) 申 請 交 付 決 定 申 込 順 に 予 算 の 範 囲 内 で 決 定 します 交 付 決 定 通 知 書 ( 様

中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

資 料 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 における ホストシティ タウン 構 想 (イメージ) 1. 趣 旨 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 2020 年 オリン

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

< F2D945F8A778CA48B8689C88F438E6D89DB92F695E58F D80>

官 庁 営 繕 事 業 の 事 後 評 価 表 事 業 名 かいじょうほあんだいがっこう(そうごうじっしゅうとう) 海 上 保 安 大 学 校 ( 総 合 実 習 棟 ) 実 施 箇 所 呉 市 若 葉 町 5-1 該 当 基 準 事 業 完 了 後 3 年 間 が 経 過 した 事 業 事 業 諸

公募

市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

製 品 設 計 のための3 次 元 検 証 技 術 (ソリッド 編 ) ~ 製 品 設 計 の 考 え 方 に 基 づいた3 次 元 CADの 使 い 方 をマスターしよう!~ 受 講 料 11,500 円 /28,29.30 ( 金 土 日 ) 筆 記 製 品 設 計 業 務 において

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

福 岡 空 港 ホームページより 3. 福 岡 市 営 地 下 鉄 空 港 線 路 線 データ 福 岡 市 営 地 下 鉄 ホームページより 次 に 福 岡 空

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

Word Pro - 目次

★計画書(石江地区計画).doc

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出

法 定 義 務 研 修 会 第 1 講 第 2 講 2

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

00 研究報告21年度.indd

1. 提 出 書 類 作 成 の 留 意 事 項 1) 共 通 事 項 各 提 出 書 類 は 千 曲 市 新 庁 舎 等 建 設 工 事 ( 本 体 工 事 ) 様 式 集 ( 以 下 本 書 という )に 示 された 指 定 の 様 式 順 番 用 紙 サイズ 及 び 枚 数 制 限 に 従 い

目 次 表 紙... 1 目 次... 2 改 訂 記 録 目 的 対 象 製 造 部 門 品 質 部 門 組 織 PET 薬 剤 製 造 施 設 ( 施 設 長 )の 責 務 製 造 管 理 者 の 責 務... 7

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

(Microsoft Word - \202P\201`3\217\315_H16\224N3\214\216.doc)

初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages

Microsoft Word - H20ryou_oneside

貸 借 対 照 表 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 9,413 流 動 負 債 392 現 金 及 び 預 金 10 未 払 費 用 185 繰 延 税 金 資 産 47 預 り 金 66 預 け 金 8,8

- 2 Copyright (C) All Rights Reserved.

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

●幼児教育振興法案

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

ト ン ネ ル ご 施 工 計 画 施 工 設 備 及 び 積 算 建 設 環 境 上 水 道 及 び 工 業 用 水 道 技 術 部 門 上 下 水 道 部 門 に 該 当 する 下 水 道 資 農 業 土 木 技 術 部 門 農 業 部 門 に 該 当 する 資 と の RCCM の 資 森 林

_summer_sp.indd

Microsoft Word - EP001目次.doc


<4D F736F F D2095CA8E A90DA91B18C9F93A289F1939A8F D8288B3816A5F E646F63>

<重要な会計方針及び注記>

西 品 川 広 町 上 大 崎 1 番 ~24 番 三 木 大 崎 25 番 ~26 番 豊 葉 の 杜 学 園 豊 葉 の 杜 学 園 27 番 三 木 豊 葉 の 杜 学 園 28 番 ~30 番 豊 葉 の 杜 学 園 豊 葉 の 杜 学 園 1 番 ~8 番 9 番 (4 号 6 号 ~14

第三十六号の二様式(第五条関係)(A4)

Microsoft PowerPoint _ビジネスプランの作成_勝瀬典雄.pptx[読み取り専用]

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

1. 売 上 高 と 利 益 の 状 況 (つづき) 売 上 高 営 業 利 益 率 は1.9%( 前 年 度 差.2%ポイント 上 昇 ) 売 上 高 経 常 利 益 率 は2.6%( 同.3% ポイント 上 昇 ) 売 上 高 当 期 純 利 益 率 は1.%( 同 1.%ポイント 上 昇 )

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

係 に 提 出 する 2 財 形 担 当 係 は 前 項 の 規 定 による 財 形 貯 蓄 等 の 申 込 みがあった 場 合 には 当 該 申 込 みの 内 容 を 点 検 し 財 形 貯 蓄 等 の 契 約 の 要 件 ( 第 6 条 に 規 定 する 基 準 を 含 む )を 満 たしている

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

CONTENTS TOPICS 1 TOPICS

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

信用調査報告書(見本)

1_ 報告書品目円グラフ 文書 (修復済み)

貸 借 対 照 表 平 成 28 年 3 月 31 日 現 在 ( 単 位 : 百 万 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 10,394 流 動 負 債 362 現 金 及 び 預 金 10 未 払 費 用 185 繰 延 税 金 資 産 94 未

心 の 知 能 指 数 (EQ) 全 10 時 間 就 職 活 動 において 重 視 されることが 多 くなっている こころの 知 能 指 数 (EQ) について 訓 練 を 行 います 7 月 :EQ とは 自 分 を 知 る こころの 働 き メンタルブロック 目 標 を 実 現 する 等 正

第三十六号の三様式(第六条関係)(A4)

Taro-○離島特産品等マーケティング支援事業に係る企画提案募集要領

事 務 スタッフ ( 正 社 員 ) 入 社 日 応 相 談 施 設 概 要 介 護 付 有 料 老 人 ホーム ウェルケアテラス 氷 川 台 ( 練 馬 区 ) 有 楽 町 線 氷 川 台 駅 徒 歩 6 分 ウェルケアガーデン 馬 事 公 苑 ( 世 田 谷 区 ) 東 急 線 桜 新 町 駅


<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

Microsoft Word - 【参考資料】トラック輸送状況の実態調査結果概要

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可


47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

indd

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

Taro-契約条項(全部)

Copyright All Rights Reserved. -2 -!

Transcription:

2012 年 から 新 作 の 瑞 光 の 制 作 が 進 められていた レリーフをほどこされたこの 作 品 は 多 田 先 生 の 陶 板 作 品 として 先 生 が 初 めて 油 絵 による 原 画 を 描 きおろし また 製 作 方 法 においても 初 めて 転 写 紙 を 使 用 この 作 品 は 建 築 家 の 隈 研 吾 氏 により 設 計 された 長 崎 のオリーブベイホテルのエントランスを 飾 る あふ れる 光 と 豊 かな 緑 や 水 に 包 まれたロビー 空 間 を 彩 る 爽 やかで 明 るい 様 子 の 瑞 光 今 までの 作 品 とは 異 なる のびのびとして 大 らかな 色 彩 表 現 が 印 象 的 作 品 寸 法 は 縦 4.3m 横 9m にも 及 ぶ 大 きさで そのダイナ ミックさには 圧 倒 される

1983-2013 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 1983 年 潮 彩 1985 年 虹 彩 1986 年 光 彩 1987 年 拓 1988 年 天 祥 1989 年 Mirage No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12 1990 年 レリーフ1 2 1991 年 晶 1991 年 晶 -M 1993 年 竝 1994 年 容 1995 年 文 化 庁 芸 術 祭 トロフィー No.13 No.14 No.15 No.16 レリーフがあるもの 反 対 に 鏡 のように 滑 らかな 仕 上 がりのものなど 多 様 色 彩 に 関 しても 鮮 やかな 色 から 渋 みのある 色 まで 網 羅 し やき もの 独 特 の 表 情 も 作 品 に 取 り 込 む さまざまな 表 現 を 多 用 し 限 りない 陶 の 世 界 を 自 分 の 作 品 へ 昇 華 してきた さらに 作 品 を 設 置 する 環 境 や 作 品 の 取 付 けにも 注 意 を 払 い より 1996 年 GAMUT 1996 年 昊 彩 1996 年 萌 2013 年 瑞 光 心 地 よい 空 間 づくりに 手 を 尽 くされる

大 塚 オーミ 陶 業 での 初 めての 作 品 潮 彩 (1983 年 ) は 陶 板 とステンレスで 構 成 され 山 陽 放 送 メディア コムの 岡 山 市 のビルのエントランス 空 間 を 飾 る 陶 板 の 目 地 は 作 品 の 構 成 に 沿 って 目 立 たないよう 検 討 された 完 成 した 潮 彩 の 陶 板 を 全 て 並 べた 姿 を 初 めて 見 た 的 場 ( 現 弊 社 専 務 )は そのボリュームに 圧 倒 され うわ ごっついなぁ と 思 わず 言 葉 を もらしたそう 今 から 30 年 ほど 前 その 頃 は 東 京 ディズニーランドが 開 園 し 任 天 堂 のファミリーコンピューターが 発 売 されるなど 日 本 経 済 も 加 速 を 見 せる 時 代 だった 私 たちは 信 楽 工 場 に 大 型 陶 板 専 用 の 工 場 を 完 成 させ 大 型 陶 板 を 本 格 的 に 製 作 販 売 を 開 始 した 頃 この 大 型 陶 板 という 素 材 を 利 用 し 多 田 先 生 はその 表 現 力 で 今 までに 見 た 事 のない 陶 作 品 を 次 々と 生 み 出 したのだ ちょうどこの 時 期 から 大 型 陶 板 によるアート 制 作 が 世 に 知 られるようになる 多 田 先 生 と 私 たちが 出 会 った 頃 は 大 塚 オーミ 陶 業 に 大 きな 変 革 期 が 訪 れた 時 だったのである この 作 品 は 30 年 たった 今 も 美 しく 輝 きつづけている レリーフ 1 2 天 祥 昊 彩

テラコッタ 素 材 での 立 体 造 形 作 品 この 作 品 は やきものの 世 界 では 古 くからある 手 びねり(ひも 状 にした 粘 土 を 練 りあげていく 手 法 縄 文 土 器 もこの 方 法 でつくられたとされている )の 技 法 で 造 形 され ている 大 塚 オーミ 陶 業 で 制 作 している 多 田 先 生 の 陶 作 品 の 特 徴 の 1 つに ラスター 釉 の 表 現 がある ラスター 釉 とは やきものの 表 面 にかける うわぐすりの 1 種 で 真 珠 のような 虹 色 の 光 彩 が 発 色 する 薬 品 のこと 多 田 先 生 の 作 品 をきっかけに 大 塚 オーミ 陶 業 もラスター 釉 の 開 発 を 始 める 光 のあたり 方 でいろいろな 表 情 を 見 せる ラスター 釉 多 田 先 生 は たくさんある 発 色 から これぞ! という 自 分 の 表 現 に 適 う ラスター 釉 を 厳 選 多 くの 勉 強 を 重 ね 作 品 へと 昇 華 させていった 大 塚 オーミ 陶 業 で 制 作 の 作 品 には すべてラスター 釉 が 使 われている 多 田 先 生 は 鋳 込 み 技 法 ( 泥 しょう 水 気 の 多 い 粘 土 を 型 に 流 し 込 んで 造 形 する 手 法 )での 立 体 造 形 作 品 にも 取 組 む 1995 年 から 採 用 されている 文 化 庁 芸 術 祭 トロフィー は 鋳 込 み 技 法 を 利 用 した 作 品 やきものと 思 えないほどのシャープな 形 状 で 表 面 には 金 彩 銀 彩 がほどこされている 現 在 もトロフィーの 制 作 は 続 いている

本 レポートインタビューにて

OTSUKA OHMI REPORT おわりに そうですね 30 年 たったんですね インタビューの時 長い時間をかけて培ってきた 先生との関係により製作できた陶板作品ではないか と考えています 瑞光 の誕生により 陶板の可能性が尚 広がったと予感しました 私たちはそう答えました 多田先生も私たちも こうして振り返るとやはり驚きま した インタビューでは 多田先生の素直なことばと制作に対するこだわりや真っ直ぐ 次は一体 どんな作品がどんな空間を彩るのか な気持ちを聞かせて頂く事もできました 次の製作が 今からとても楽しみです 多田先生との出会いから今に至るまで 先生との交流 その全てを知る社員は そう 多田美波先生に敬意を表して 多くありません 今回レポートを作成する機会を得 こんな偉大な作家と 長きに 渡りおつきあいをさせて頂いた事 恥ずかしながら 改めて理解し 光栄に感じる ことができました 今回の制作でも 先生のひたむきな姿を拝見させて頂き 胸を打たれる思いが致し ました 最新作 瑞光 の最終検品の折には 多田先生より ありがとう と言って 私は 建築空間を芸術環境にしたい 頂けた事は 何より有り難く 嬉しい言葉でした 先生の 職人を信じる という心が もう それだけです 弊社 職人の力になった事は言うまでもありません ものづくりは 心と心が伝わって はじめて良い作品と笑顔が現れるものなんだ と再認識いたしました これまでにも多田先生は 陶板をもちいて たくさんの作品を制作してこられました しかし 今回の 瑞光 は 恐らく 30 年前には創れなかった作品なのではないかと 感じています 今の多田先生にしか創れない作品であり そして私たちにとっても Copyright (c) OTSUKA OHMI CERAMICS CO.,LTD. All Rights Reserved.