目 標 CITE (Current Information Technology through English) 第 5 回 ( 尾 下 担 当 分 第 1 回 ) システム 創 成 情 報 工 学 科 尾 下 真 樹 技 術 者 として 必 要 となる 英 語 技 術 のポイント を 押 さえる 読 む 書 く 聞 く 話 す 最 低 限 理 解 しておくべき 重 要 なポイント 英 語 の 勉 強 方 法 を 身 につける 何 を 目 標 に 英 語 を 勉 強 するのか? どのような 勉 強 方 法 が 自 分 にあっているか? とにかく 少 しでも 英 語 を 使 う 講 義 に 能 動 的 に 参 加 する ( 英 語 を 話 す) 評 価 方 法 講 義 中 に 発 言 する 度 に 発 言 に 応 じて 点 数 を 与 える 合 計 点 数 によって 評 価 宿 題 ( 予 習 レポート 等 )についても 同 じ ように 講 義 中 の 発 表 により 点 数 を 与 える 第 1 回 内 容 ( 予 定 ) 英 語 を 勉 強 する 上 でのポイント 読 む 書 く 聞 く 話 す 第 2 回 読 む 文 章 を 読 んで 理 解 する( 文 章 の 構 造 を 理 解 する) 第 3 回 書 く 話 す ( 聞 く) 自 分 の 意 見 を 書 く 発 表 する 議 論 する 英 語 で 自 己 紹 介 自 己 紹 介 で 役 立 つ 英 語 英 語 で 簡 単 に 自 己 紹 介 してください 名 前 出 身 趣 味 家 族 など I m ( 名 前 ). Hello, I m Taro Yamada. I m from ( 出 身 地 ). I m from Fukuoka prefecture. I ( 仕 事 動 詞 ). / My work is ( 仕 事 動 名 詞 ). I study at a collage. / I m a collage student. My hobby is ( 趣 味 名 詞 動 名 詞 ). My hobby is watching sports. I like ( 趣 味 名 詞 動 名 詞 ). I like watching baseball games. My favorite is. My favorite baseball team is the Fukuoka Hawks. 1
自 己 紹 介 でよく 聞 かれる 英 語 What s your name? Where are you from? What do you do? What do you do for living? What do you do in your spare time? What is your favorite? How long have you been? What do you major? / What is your major? 英 語 は 何 の 役 に 立 つか? 仕 事 遊 び( 仕 事 以 外 ) 英 語 は 何 の 役 に 立 つか? 仕 事 海 外 のソフトウェア 技 術 を 使 える 英 語 の 専 門 書 /ウェブページ 等 が 読 める 最 新 の 情 報 は 英 語 であることが 多 い 海 外 の 技 術 者 と 共 同 で 仕 事 ができる 最 近 はオフショアリング(Off Shoring)が 盛 ん 海 外 での 営 業 や 情 報 収 集 などができる 海 外 出 張 ( 旅 行 )で 困 らない 海 外 の 企 業 で 働 ける 海 外 で 勉 強 ( 留 学 )できる 英 語 の 論 文 を 読 む 書 く 国 際 会 議 で 発 表 ( 院 試 に 有 利 就 職 に 有 利 ) 英 語 は 何 の 役 に 立 つか? 遊 び 海 外 旅 行 で 困 らない 英 語 の 映 画 /テレビが 見 れる 英 語 の 本 が 読 める 海 外 の 最 新 情 報 ( 趣 味 に 関 する 情 報 など)を 入 手 できる 外 国 人 と 友 達 になれる ホームステイ 大 学 ( 研 究 )で 使 う 英 語 英 語 の 論 文 を 読 む 最 新 の 研 究 を 知 るためには 英 語 論 文 を 読 むこ とが 必 須 卒 業 研 究 で 最 低 1 本 修 士 研 究 では 5 本 程 度 は 読 む( 尾 下 研 の 場 合 ) 大 学 院 生 は(まれに4 年 生 でも) 英 語 で 学 会 発 表 をすることがある 英 語 論 文 の 執 筆 (2~10ページ) プレゼンテーション+ 質 疑 応 答 (15~30 分 ) or ポスター 発 表 何 のために 英 語 を 勉 強 するのか? 目 標 を 持 つことが 重 要 自 分 で 勉 強 をする 習 慣 をつけることが 重 要 2
技 術 者 として 必 要 な 英 語 技 術 者 として 必 要 な 英 語 目 的 を 実 現 することが 重 要 英 語 は 目 的 を 実 現 するための 手 段 目 的 を 実 現 できなければ 意 味 がない 自 分 なりに 一 生 懸 命 頑 張 りました は 通 用 しない 限 られた 時 間 で 目 的 を 達 する 必 要 がある 最 低 限 必 要 な 語 彙 表 現 は 比 較 的 少 ない 明 確 な 表 現 文 章 構 成 が 要 求 される 文 学 的 な 表 現 などは それほど 重 要 ではない 英 語 の 技 術 英 語 の 技 術 読 む 書 く 聞 く 話 す 何 が 必 要 だと 思 うか? 何 故? どの 技 術 を 身 につけたいか? 読 む 書 く 聞 く 話 す 高 校 までは 聞 く / 話 す はほとんどやらない コミュニケーションには 聞 く / 話 す の 方 が 重 要 文 書 インターネットでの 情 報 収 集 発 信 であれ ば 読 む / 書 く の 方 が 重 要 すべての 技 術 について 必 要 な 基 礎 力 は 同 じ 英 語 の 基 礎 力 語 彙 単 語 熟 語 慣 用 句 表 現 文 法 英 語 のリズム 発 音 への 慣 れ 英 語 で 理 解 する / 考 える ことへの 慣 れ 国 語 の 基 礎 力 読 解 力 書 き 手 の 意 図 ( 論 旨 )を 読 み 取 る ( 書 かれていないことまで 読 み 取 る 必 要 はない) 文 章 力 構 成 力 ( 文 章 の 論 理 の 流 れをまとめる 力 ) 文 法 主 語 述 語 目 的 語 を 明 確 にさせる てにをは まずは 国 語 の 勉 強 が 必 要 な 人 が 多 い 3
英 語 の 勉 強 英 語 の 勉 強 方 法 当 然 ながら 講 義 を 受 けるだけでは 英 語 を 使 えるようにはならない 長 時 間 の 勉 強 訓 練 が 必 要 英 語 に 限 らず プログラミングなどの 実 践 的 な 技 術 は 全 て 長 時 間 の 慣 れが 必 要 英 語 の 勉 強 に 多 くの 時 間 を 使 うことが 必 要 自 分 なりの 勉 強 方 法 を 探 すことが 重 要 英 会 話 学 校 特 に 会 話 能 力 をつけたい 人 どうしても 自 分 で は 勉 強 できないという 人 には 有 効 英 語 の 勉 強 方 法 英 語 の 勉 強 方 法 (1) 何 をやったら 良 いか?( 何 をやっているか?) 自 分 の 趣 味 で 英 語 を 使 う 機 会 を 作 ると 良 い 海 外 の 映 画 やTVドラマを 見 る amazon 等 から 比 較 的 安 く 購 入 できる 英 語 字 幕 TVドラマを 推 奨 ( 長 いので) 英 語 の 本 を 読 む 英 語 の 歌 を 聴 く/ 歌 う 最 近 技 術 を 使 ったプログラミング ウェブページ 作 成 ソフトウェア 開 発 など 自 然 と 英 語 の 情 報 が 必 要 になる 個 人 輸 入 海 外 旅 行 ホームステイ TOEICなどの 成 績 UPを 目 標 にする 英 語 の 勉 強 方 法 (2) ディクテーション 映 画 やラジオなどの 英 語 の 台 詞 を 聞 き なるべ く 正 確 に 書 き 取 る( 字 幕 で 正 解 や 意 味 を 確 認 ) インプロンプト トランスレーション 英 語 と 日 本 語 の 両 方 がある 映 画 などを 使 用 英 語 の 台 詞 を 音 読 練 習 した 後 で 日 本 語 だけを 見 て 英 語 の 文 章 をしゃべる ロールプレイ 映 画 などに 合 わせて 誰 か 一 人 の 台 詞 を 真 似 し てしゃべる ( 英 語 字 幕 日 本 語 字 幕 字 幕 なし) 英 語 の 勉 強 方 法 (3) 単 語 熟 語 例 文 を 覚 える 紙 に 書 き 何 度 も 読 み 上 げる 英 語 の 文 章 を 沢 山 読 む 細 かい 文 章 の 訳 にはこだわらなくても 良 いので 全 体 を 早 く 理 解 する 英 会 話 学 校 特 に 会 話 能 力 をつけたい 人 どうしても 自 分 で は 勉 強 できないという 人 には 有 効 (TOEICの 試 験 対 策 など) 4
英 語 の 勉 強 で 重 要 なこと きちんとした 辞 書 を 使 う 単 語 の 意 味 だけが 短 く 載 っているだけのような 辞 書 は 使 わない(インターネット 辞 書 など) パソコン 用 辞 書 ソフト 携 帯 用 電 子 辞 書 リーダーズ ジーニアス (システムソフト 等 より) Microsoft Bookshelf (Office に 付 属 ) 発 音 機 能 や 英 英 辞 書 もあるとなお 良 い 作 文 にはシソーラス( 類 義 語 辞 書 )もあると 良 い 自 動 翻 訳 ソフトは 使 わない 実 用 的 には 使 えない 全 く 勉 強 にならない 読 む/ 書 く 文 章 力 テスト 文 章 の 空 白 を 埋 めなさい ( 制 限 時 間 3 分 ) が 日 本 国 籍 を 持 った であっても から 思 春 期 にかけて 過 ごす が? 日 本 以 外 であれば 当 地 で 話 される が その の 最 も 得 意 とする になり ます NHK 英 語 でしゃべらナイト 2006 年 4 月 14 日 放 送 回 より 文 章 力 テストの 評 価 全 て 解 答 できた タイプ 文 章 言 葉 の 推 測 力 に 優 れています 英 語 力 アップの 可 能 性 が 高 いです 単 語 文 法 は 後 回 し 英 語 を 読 む 聞 くことから なかなか 空 白 を 埋 められない タイプ 完 璧 主 義 まずは 単 語 文 法 をマスターしてから 英 会 話 へ 進 みましょう 全 くわからない タイプ 英 語 より まず 日 本 語 の 勉 強 を 日 本 語 の 文 章 ( 本 )を 沢 山 読 むことから 始 める 英 語 の 文 章 を 読 むときのポイント 話 の 流 れを 推 測 しながら 読 むことが 必 要 全 ての 文 章 を 完 璧 に 訳 すのは 無 理 流 れを 推 測 しながら 読 めば 意 味 が 分 からない 単 語 文 章 が 出 てきても ある 程 度 推 測 できる 正 確 に 訳 すことよりも 意 味 や 流 れをつかむこと が 重 要 文 章 の 構 成 章 節 chapter, section 段 落 paragraph センテンス(1 行 の 文 章 ) sentence 課 題 テキスト Alvy Ray Smith, The reality of simulated actors, The Communications of ACM, Vol. 45, No. 7, pp. 37-38, July 2002. 5
文 章 の 主 題 を 理 解 する 文 章 の 結 論 (Conclusion) と 主 な 理 由 論 点 (Reasons)をつかむことが 重 要 随 筆 などの 論 述 的 な 文 章 結 論 : 筆 者 が 主 張 する 意 見 理 由 : その 主 張 の 理 由 や 裏 付 けとなる 事 項 説 明 書 などの 技 術 的 な 文 章 結 論 : その 文 書 の 目 的 理 由 : 各 作 業 手 順 などの 項 目 理 由 論 点 は 複 数 あることが 多 い 結 論 は 文 章 の 最 初 や 末 尾 にあることが 多 い 文 章 の 読 解 文 章 は 段 落 ごとにまとまった 意 味 がある 段 落 ごとの 意 味 段 落 間 のつながりに 注 目 まずは 各 段 落 の 意 味 を 理 解 する 通 常 は 段 落 の 意 味 を 表 すキーセンテンスが 段 落 中 にある ( 明 示 的 にはないこともある 複 数 のセンテ ンスになることもある) 段 落 の 最 初 or 最 後 にあることが 多 い 各 段 落 の 意 味 段 落 ごとの 論 理 のつながりを 理 解 していくことが 重 要 細 かい 文 章 の 訳 は 分 らなくとも 概 要 や 流 れを 理 解 できる 段 落 読 解 の 例 課 題 テキストの2 段 落 目 のキーセンテ ンスはどれか? 段 落 の 読 解 段 落 内 での 各 センテンスの 間 にもつながり がある 接 続 詞 に 注 目 すると センテンスのつながり が 分 りやすい 順 接 ( 原 因 結 果 目 的 ) 逆 接 ( 対 比 ) 添 加 ( 追 加 順 番 ) 並 立 ( 例 を 挙 げる 言 い 換 え まとめ) センテンスの 理 解 英 語 の 文 章 は 必 ず S V O の 形 になる 関 係 代 名 詞 などにより 1 行 に 複 数 の 文 が 混 在 することもあるが 基 本 的 な 構 造 は 単 純 文 章 の 構 造 をよく 考 えれば 訳 はできるはず 主 語 述 語 を 明 確 にする どうしても 分 らなければ 前 後 のセンテンス から 意 味 を 推 測 することが 重 要! センテンスの 理 解 の 例 テキスト 2 段 落 1 行 目 より Almost two years ago I made my first attempt Almost two years ago I made my first attempt at predicting when, if ever, would be able to at predicting when, if ever, we would be able to replace human actors with simulations. replace human actors with digital simulations. 主 語 述 語 目 的 語 はどれか? 6
指 示 語 指 示 語 が 何 を 指 すかをはっきりさせる it, they, he, she 特 に 文 章 の 意 味 が 分 からないときには 指 示 語 が 何 を 指 すのかをよく 考 える 書 くときの 注 意 文 章 の 流 れが 明 確 になるように 書 く 段 落 ごとに 書 きたいことをはっきりさせ 適 切 な 段 落 分 けをする ひとつの 段 落 に 別 々の 内 容 を 書 いたり 内 容 の 途 中 で 意 味 もなく 段 落 を 切 ったりしない 長 すぎる 段 落 短 すぎる 段 落 は 避 けることも 必 要 適 切 な 接 続 詞 を 使 い 流 れをはっきりさせる 必 要 以 上 に 接 続 詞 を 使 う 必 要 はない 課 題 テキスト タイトル: The reality of simulated actors 著 者 : Alvy Ray Smith 出 典 : The Communications of ACM, Vol. 45, No. 7, pp. 37-38, July 2002. 宿 題 文 章 の 結 論 ( 筆 者 の 主 張 )と 理 由 を 書 き 出 せ 各 段 落 を 要 約 せよ 各 段 落 のキーフレーズを 書 き 出 せ 必 ずしも1センテンスにならない 場 合 や 適 切 なキーセン テンスがない 場 合 もある 各 段 落 のつながりを 示 せ 前 の 段 落 とのつながり つながりを 示 す 接 続 詞 をチェックし それぞれどの ような 役 割 を 果 たしているかを 確 認 せよ 宿 題 2 講 義 に 関 する 質 問 を 英 語 で 書 いて 来 る 質 問 の 日 本 語 訳 も 書 いて 来 る ( 英 語 の 意 味 が 通 じないときのため) 最 低 1つは 質 問 を 用 意 して 来 ること 質 問 は 講 義 の 内 容 に 関 すること 英 語 全 般 や 勉 強 方 法 に 関 すること 何 でも 良 い 次 回 の 講 義 の 最 初 に 質 問 回 答 成 績 評 価 に 入 れる まとめ 技 術 者 として 必 要 な 英 語 英 語 の 勉 強 方 法 読 む/ 書 く 宿 題 7