( 第 6 回 高 齢 者 医 療 制 度 に 関 する 検 討 会 川 渕 委 員 配 布 資 料 ) 高 齢 者 医 療 制 度 に 関 する Q&A ( 平 成 21 年 1 月 分 ) 今 後 逐 次 加 除 修 正 を 行 う 予 定
資 格 給 付 関 係 < 高 額 介 護 合 算 療 養 費 関 連 > ( 問 1) 高 額 介 護 合 算 療 養 費 は 医 療 保 険 に 係 る 自 己 負 担 額 又 は 介 護 保 険 に 係 る 自 己 負 担 額 の いずれかが 零 である 場 合 は 支 給 しないこととされているが 例 えば 同 一 の 世 帯 に 属 する 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 のAさん 医 療 なし 介 護 あり Bさん 医 療 あり 介 護 なし の 場 合 支 給 で きるのか 支 給 できる 基 準 日 において 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 である 者 に 係 る 自 己 負 担 額 の 合 算 額 の 範 囲 については 基 準 日 において 被 保 険 者 が 属 する 世 帯 の 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 ( 基 準 日 世 帯 被 保 険 者 )が 受 けた 療 養 等 ( 居 宅 サービス 等 又 は 介 護 予 防 サービスを 含 む )に 係 る 自 己 負 担 額 となり 基 準 日 世 帯 被 保 険 者 の 医 療 保 険 ( 後 期 高 齢 者 医 療 を 含 む ) 又 は 介 護 保 険 に 係 る 自 己 負 担 額 のいずれかが 零 でなければ 支 給 することになる ( 問 2) 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 が 国 民 健 康 保 険 の 擬 制 世 帯 主 の 場 合 当 該 擬 制 世 帯 主 の 属 する 世 帯 の 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 の 療 養 に 係 る 自 己 負 担 額 は 擬 制 世 帯 主 が 受 けた 後 期 高 齢 者 医 療 の 療 養 に 係 る 自 己 負 担 額 と 合 算 するのか 合 算 しない なお 計 算 期 間 において 擬 制 世 帯 主 の 属 する 世 帯 に 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 がいる 場 合 であって 基 準 日 において 当 該 世 帯 に 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 がいない 場 合 にあっては 当 該 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 が 計 算 期 間 において 受 けた 療 養 等 ( 居 宅 サービス 等 又 は 介 護 予 防 サ ービス 等 を 含 む )に 係 る 自 己 負 担 額 を 当 該 擬 制 世 帯 主 が 受 けた 後 期 高 齢 者 医 療 の 療 養 に 係 る 自 己 負 担 額 と 合 算 する ( 問 3) 精 算 対 象 者 の 介 護 合 算 算 定 基 準 額 は 月 割 しないということでよろしいか お 見 込 みのとおり ( 問 4) 精 算 対 象 者 に 係 る 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 計 算 において 精 算 対 象 者 の 資 格 喪 失 日 が 月 の 途 中 であった 場 合 精 算 対 象 者 が 基 準 日 に 属 する 世 帯 の 他 の 後 期 高 齢 者 医 療 被 保 険 者 の 自 己 負 担 額 については 精 算 対 象 者 に 係 る 基 準 日 の 前 日 までの 療 養 に 係 る 自 己 負 担 額 を 合 算 するのか 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 の 自 己 負 担 額 を 月 の 途 中 までで 計 算 することは 困 難 であること から 精 算 対 象 者 に 係 る 基 準 日 が 月 の 途 中 である 場 合 における 当 該 基 準 日 に 当 該 精 算 対 象 者 と 同 一 の 世 帯 に 属 する 他 の 後 期 高 齢 者 医 療 被 保 険 者 の 自 己 負 担 額 については 当 該 基 準 日 の 前 日 の 属 する 月 までの 自 己 負 担 額 を 合 算 する -1-
( 問 5) 公 費 負 担 医 療 が 行 われるべき 療 養 については 合 算 の 対 象 とならないが 地 方 単 独 事 業 による 医 療 に 関 する 給 付 が 行 われるべき 療 養 についても 同 様 に 合 算 の 対 象 とならないの か 合 算 の 対 象 としない 取 扱 いとすることができるのは あくまで 法 施 行 令 第 14 条 第 1 項 第 2 号 に 掲 げる 公 費 負 担 医 療 が 行 われるべき 療 養 に 係 る 自 己 負 担 額 のみであり ここに 掲 げられていな い 療 養 についてはそのような 取 扱 いはできない したがって 地 方 単 独 事 業 による 医 療 に 関 する 給 付 により 負 担 軽 減 された 自 己 負 担 額 分 につ いても 合 算 の 対 象 とすることとなるが 当 該 負 担 軽 減 分 に 係 る 高 額 介 護 合 算 療 養 費 については 被 保 険 者 本 人 が 不 利 益 にならない 限 度 において 地 方 単 独 事 業 の 実 施 主 体 に 対 して 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 額 の 全 部 又 は 一 部 を 返 還 するなどの 方 法 により 調 整 すべきであると 考 える ( 問 6) 高 額 介 護 合 算 療 養 費 も 高 額 療 養 費 同 様 個 別 の 申 請 勧 奨 を 行 うのか 高 額 介 護 合 算 療 養 費 は 医 療 保 険 ( 後 期 高 齢 者 医 療 を 含 む )と 介 護 保 険 それぞれの 自 己 負 担 額 を 合 算 し 一 定 額 を 超 える 場 合 に 支 給 するものである 支 給 額 の 計 算 は 基 準 日 の 医 療 保 険 者 ( 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 を 含 む )が 行 うこととなる が 医 療 保 険 者 は 医 療 保 険 上 の 世 帯 における 他 の 医 療 保 険 及 び 介 護 保 険 の 自 己 負 担 額 につ いて 被 保 険 者 からの 申 請 に 添 付 される 自 己 負 担 額 証 明 書 等 を 確 認 することによりはじめて 把 握 することが 可 能 となる したがって 基 準 日 の 医 療 保 険 者 があらかじめ 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 の 対 象 となる 被 保 険 者 を 把 握 することは 困 難 であり 個 別 の 勧 奨 通 知 を 行 うことは 困 難 である ( 問 7) 個 別 の 申 請 勧 奨 を 行 わない 場 合 明 らかに 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 の 対 象 とならな い 被 保 険 者 を 含 め 申 請 が 大 量 に 行 われ 支 給 事 務 が 混 乱 することが 考 えられる こうした 事 態 を 防 いで 窓 口 業 務 の 負 担 を 軽 減 し 支 給 事 務 を 円 滑 に 行 うために あらかじめ 被 保 険 者 に 対 して 自 己 負 担 額 等 を 通 知 するなどしてよいか また このような 手 続 きについて 標 準 シ ステムで 対 応 できないか 自 己 負 担 額 等 を 通 知 することは 差 し 支 えない その 際 には 高 額 の 医 療 費 又 は 介 護 サービス 費 を 負 担 している 高 齢 者 に 対 しては 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 周 知 を 十 分 に 行 われたい なお 現 在 標 準 システムでの 対 応 を 検 討 しているところであり おってお 知 らせする ( 問 8) 後 期 高 齢 者 医 療 の 給 付 情 報 が 国 保 連 から 届 くのは 審 査 等 を 経 て 約 2ヶ 月 後 となる そう すると 被 保 険 者 の 計 算 期 間 における 自 己 負 担 を 広 域 連 合 が 完 全 に 把 握 できるのは 計 算 期 間 終 了 後 の9 月 中 旬 以 降 となるが 自 己 負 担 額 証 明 書 の 発 行 はそれ 以 降 でよいか そのような 取 扱 いで 差 し 支 えない -2-
( 問 9) 法 施 行 規 則 第 71 条 の10 第 3 項 に 基 準 日 の 翌 日 以 降 2 年 間 に 基 準 日 に 加 入 する 医 療 保 険 者 ( 他 の 広 域 連 合 を 含 む 以 下 この 問 において 同 じ )から 計 算 結 果 の 送 付 がない 場 合 には 申 請 者 に 確 認 することにより 申 請 は 取 り 下 げられたものとみなすことができるとある が 1 基 準 日 の 翌 日 以 降 2 年 間 とする 根 拠 は 何 か 2 申 請 が 取 り 下 げられたものとみなした 後 に 基 準 日 に 加 入 する 医 療 保 険 者 からの 計 算 結 果 の 送 付 があった 場 合 にはどのように 取 り 扱 うのか 1 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 消 滅 時 効 が2 年 であることと 平 仄 をとったものである 2 申 請 者 に 確 認 する 際 基 準 日 に 加 入 する 医 療 保 険 者 ( 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 を 含 む ) への 支 給 申 請 の 有 無 を 確 認 し このような 事 態 が 生 じないようご 留 意 いただきたい 仮 にこ のような 事 態 が 生 じた 場 合 は 申 請 の 取 り 下 げがなく 当 初 の 申 請 日 に 申 請 があったものと して 取 り 扱 われたい ( 問 10) 自 己 負 担 額 証 明 書 を 発 行 した 後 に 過 誤 所 得 更 正 等 により 自 己 負 担 額 に 変 更 が 生 じ た 場 合 新 たに 訂 正 した 証 明 書 を 被 保 険 者 に 発 行 する 必 要 があるのか また 既 に 高 額 介 護 合 算 療 養 費 を 支 給 していた 場 合 の 返 還 金 等 の 取 扱 い 如 何 自 己 負 担 額 証 明 書 を 発 行 する 前 に 過 誤 所 得 更 正 等 により 自 己 負 担 額 に 変 更 があった 場 合 は 変 更 後 の 自 己 負 担 額 を 証 明 書 に 記 載 することとなる 自 己 負 担 額 証 明 書 を 発 行 した 後 に 過 誤 所 得 更 正 等 により 自 己 負 担 額 に 変 更 が 生 じた 場 合 修 正 した 自 己 負 担 額 を 記 載 した 証 明 書 を 申 請 者 に 発 行 し 直 す 必 要 がある その 際 には 次 の 手 順 を 参 考 にされたい 1 申 請 者 が 基 準 日 に 属 する 医 療 保 険 者 ( 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 を 含 む 以 下 この 問 にお いて 基 準 日 医 療 保 険 者 という )に 対 し 申 請 者 の 自 己 負 担 額 の 修 正 があったことを 連 絡 するとともに 当 該 申 請 者 から 基 準 日 医 療 保 険 者 に 支 給 申 請 が 既 になされているかどうか を 確 認 する 2 申 請 者 が 支 給 申 請 をしていない 場 合 は 自 己 負 担 額 証 明 書 を 申 請 者 に 再 発 行 し 送 付 す るとともに 当 該 証 明 書 の 修 正 があったことを 伝 え 当 該 修 正 後 の 証 明 書 を 基 準 日 医 療 保 険 者 への 申 請 の 際 提 出 するよう 連 絡 すること 3 申 請 者 が 支 給 申 請 を 既 にしていた 場 合 は 基 準 日 医 療 保 険 者 に 修 正 した 自 己 負 担 額 証 明 書 を 送 付 し 再 度 計 算 を 依 頼 すること また 同 時 に 申 請 者 に 対 し 自 己 負 担 額 証 明 書 を 送 付 し 修 正 があった 旨 及 びその 理 由 を 伝 えること また 既 に 高 額 介 護 合 算 療 養 費 を 支 給 しているときは 当 該 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 支 給 する 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 額 が 変 更 になるだけでなく その 他 の 医 療 保 険 者 や 介 護 保 険 者 の 高 額 介 護 合 算 療 養 費 及 び 高 額 医 療 合 算 介 護 ( 予 防 )サービス 費 の 額 も 変 更 となることから 基 本 的 には1 及 び3と 同 様 の 手 続 をとった 上 で 被 保 険 者 に 追 加 支 給 又 は 返 還 請 求 することとなる -3 -
( 問 11) 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 に 係 る 被 保 険 者 の 所 得 税 の 医 療 費 控 除 の 取 扱 い 如 何 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 があった 場 合 には 当 該 支 給 に 係 る 基 準 日 の 属 する 年 の 医 療 費 の 負 担 額 から 控 除 することとなる -4 -
< 高 額 介 護 合 算 療 養 費 関 連 以 外 > ( 問 12) 毎 年 8 月 の 定 期 更 新 時 において 被 保 険 者 とその 属 する 世 帯 の 全 ての 世 帯 員 の 所 得 情 報 等 を 把 握 している 場 合 改 めて 被 保 険 者 に 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 の 申 請 を 求 める 必 要 があるか 定 期 更 新 時 において 所 得 情 報 等 が 把 握 できる 場 合 は 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 の 申 請 を 省 略 しても 差 し 支 えない なお 当 該 取 扱 いに 係 る 標 準 システムの 改 修 については その 内 容 時 期 等 について 来 年 度 以 降 国 保 中 央 会 等 と 検 討 することとしている ただし 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 証 の 発 行 を 職 権 で 一 律 に 行 うことは 低 所 得 者 の 心 情 や 費 用 対 効 果 等 を 踏 まえると 必 ずしも 適 切 でないと 考 えられるため 初 回 の 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 の 申 請 は 必 要 であると 考 えている ( 問 13) 一 部 負 担 金 の 負 担 割 合 が 所 得 の 更 正 等 により 遡 って 変 更 となった 場 合 広 域 連 合 と 被 保 険 者 との 間 での 一 部 負 担 金 の 過 誤 調 整 において 領 収 書 の 添 付 は 必 要 か 各 広 域 連 合 の 会 計 処 理 上 必 要 であるか 否 かを 踏 まえて 判 断 されたい ( 問 14)すでに 基 準 収 入 額 の 適 用 申 請 を 行 っている 世 帯 について 次 のような 事 由 により 一 部 負 担 金 の 負 担 割 合 を 再 判 定 する 際 再 度 基 準 収 入 額 の 適 用 申 請 を 求 める 必 要 があるか 1 世 帯 構 成 が 変 わらずに 広 域 連 合 内 で 転 居 した 場 合 2 世 帯 内 のすでに 基 準 収 入 額 の 適 用 申 請 を 行 っている74 歳 の 方 が75 歳 に 到 達 した 場 合 3 すでに 基 準 収 入 額 の 適 用 申 請 を 行 っている 方 が 生 活 保 護 の 対 象 となり 被 保 険 者 資 格 を 喪 失 した 後 に 再 度 被 保 険 者 となった 場 合 すでに 基 準 収 入 額 の 適 用 申 請 が 行 われており 判 定 の 対 象 となる 方 の 収 入 額 を 把 握 している 場 合 には 再 度 の 申 請 は 要 しない ただし 毎 年 8 月 の 定 期 判 定 時 や 基 準 収 入 額 適 用 申 請 を 行 っていない 方 の 転 入 の 際 などは 申 請 が 必 要 である なお 当 該 取 扱 いに 係 る 標 準 システムの 改 修 については その 内 容 時 期 等 について 来 年 度 以 降 国 保 中 央 会 等 と 検 討 することとしている ( 問 15) 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 証 の 発 効 期 日 は 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 初 日 となっているが 例 えば 9 月 15 日 に 広 域 連 合 内 のA 市 からB 市 に 転 居 した 被 保 険 者 が 9 月 25 日 に 減 額 認 定 申 請 を 行 った 場 合 転 居 により 保 険 者 番 号 が 変 更 となるため 9 月 1 日 の 発 効 期 日 の 認 定 証 と9 月 15 日 の 発 効 期 日 の 認 定 証 をそれぞれ 交 付 する 必 要 がある のか お 見 込 みのとおり -5-
( 問 16) 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 証 の 発 効 期 日 は 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 初 日 となっているが 新 たに 被 保 険 者 となった 日 が 前 月 末 日 近 くである 場 合 発 効 期 日 を 申 請 のあ った 日 の 属 する 月 の 初 日 よりも 遡 って 当 該 前 月 末 日 の 資 格 取 得 日 として 適 用 してよいか そのような 取 扱 いはできない 認 定 証 の 交 付 を 受 けられなかった 理 由 がやむを 得 ないものと 認 められる 場 合 には 高 齢 者 医 療 確 保 法 施 行 規 則 第 37 条 又 は 第 42 条 の 規 定 に 基 づく 差 額 支 給 の 特 例 により 対 応 されたい なお 高 額 療 養 費 の 支 給 食 事 療 養 標 準 負 担 額 及 び 生 活 療 養 標 準 負 担 額 の 減 額 の 取 扱 いに ついては 制 度 の 不 知 等 による 申 請 漏 れを 防 止 する 観 点 から 文 書 その 他 の 方 法 をもって その 趣 旨 申 請 手 続 等 について 特 に 新 たに 被 保 険 者 になった 方 等 に 対 し 周 知 徹 底 に 努 められた い ( 問 17) 高 額 療 養 費 の 支 給 申 請 がない 被 保 険 者 について 職 権 で 低 所 得 者 Ⅱ 又 はⅠに 該 当 す るか 否 か 確 認 しても 良 いか 高 額 療 養 費 の 支 給 については 支 給 対 象 となる 被 保 険 者 に 対 し 通 知 を 行 うことは 制 度 の 不 知 等 による 申 請 漏 れを 防 止 するための 一 つの 有 効 な 方 法 であると 考 えている そのため あらかじめ 被 保 険 者 等 の 所 得 情 報 等 を 把 握 するために 市 町 村 に 確 認 することは 差 し 支 えない ( 問 18) 基 準 収 入 額 適 用 申 請 の 制 度 創 設 の 趣 旨 について 伺 う 一 般 に 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 の 負 担 は その 所 得 や 医 療 費 の 水 準 を 考 慮 して 現 役 世 代 より 軽 減 することとしているものの 現 役 世 代 の 平 均 的 な 負 担 能 力 と 同 程 度 以 上 の 負 担 能 力 の ある 者 については 世 代 間 の 負 担 の 公 平 を 図 る 観 点 から 応 分 の 負 担 を 求 めるという 考 え 方 に 基 づき 高 齢 者 医 療 確 保 法 施 行 令 第 7 条 第 1 項 により 地 方 税 法 の 規 定 に 基 づき 計 算 した 所 得 額 が 同 条 第 2 項 に 規 定 する145 万 円 以 上 であるか 否 かを 基 準 としているところである しかしながら 税 法 上 の 控 除 の 関 係 から 例 えば 夫 婦 ともに 無 年 金 で 夫 の 給 与 収 入 のみの 世 帯 など 給 与 収 入 と 年 金 収 入 の 両 方 を 有 する 世 帯 に 比 べて 収 入 額 が 少 ないにも 関 わらず 所 得 額 が145 万 円 を 越 える 場 合 が 生 じうる そのため 所 得 額 が145 万 円 以 上 であっても 所 得 額 が145 万 円 となる 標 準 的 な 世 帯 の 収 入 額 として 高 齢 者 医 療 確 保 法 施 行 令 第 7 条 第 3 項 各 号 に 規 定 する 収 入 額 に 満 たない 被 保 険 者 については 救 済 措 置 として 同 条 第 2 項 の 規 定 を 適 用 しな いこととしたものである -6 -
( 問 19) 一 部 負 担 金 の 負 担 割 合 の 判 定 の 基 準 である 課 税 所 得 145 万 円 基 準 収 入 額 383 万 円 520 万 円 の 根 拠 は 何 か 課 税 所 得 145 万 円 は 現 役 世 代 の 平 均 的 な 収 入 額 から 諸 控 除 を 差 し 引 くことで 現 役 世 代 の 平 均 的 な 課 税 所 得 を 算 出 したものである 基 準 収 入 額 383 万 円 520 万 円 は 課 税 所 得 145 万 円 となる 標 準 的 なモデル 世 帯 の 収 入 額 について 高 齢 者 夫 婦 二 人 世 帯 及 び 高 齢 者 単 身 世 帯 に 分 けて 課 税 所 得 145 万 円 に 諸 控 除 を 足 し 上 げて 算 出 したものである ( 問 20) 市 町 村 民 税 について 課 税 される 税 額 ( 均 等 割 額 )はあるが 所 得 割 額 に 係 る 控 除 不 足 額 を 充 当 したために 徴 収 する 金 額 がない 者 又 は 当 該 控 除 不 足 額 が 還 付 されるような 者 につい ては 市 町 村 民 税 非 課 税 として 取 り 扱 ってよいか ( 市 町 村 民 税 配 当 割 株 式 等 譲 渡 所 得 割 に 係 る 控 除 の 取 扱 いに 関 する 照 会 ) 市 町 村 民 税 非 課 税 としては 取 り 扱 わない ( 問 21)A 広 域 からB 広 域 の 住 所 地 特 例 対 象 施 設 に 入 所 した75 歳 の 甲 と74 歳 の 乙 について 7 4 歳 の 方 は 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 施 行 令 第 7 条 第 3 項 第 2 号 に 規 定 する 加 入 者 と して 基 準 収 入 額 適 用 申 請 の 対 象 となるか お 見 込 みのとおり ( 問 22) 前 問 の 乙 が75 歳 に 達 したときは 乙 はB 広 域 の 被 保 険 者 となるが 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 施 行 令 第 7 条 第 3 項 第 1 号 に 規 定 するその 属 する 世 帯 の 他 の 被 保 険 者 として 基 準 収 入 額 適 用 申 請 の 対 象 となるか 対 象 とならない ( 問 23)75 歳 に 到 達 するAさんの 世 帯 にいる 他 の 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 が 一 人 いる 場 合 で Aさんが75 歳 に 到 達 する 前 に 他 の 被 保 険 者 が 死 亡 したとき( 月 の 初 日 を 除 く )は 当 該 世 帯 の 月 初 日 の 負 担 区 分 を 適 用 するのか それとも75 歳 に 到 達 するAさんの 所 得 に 応 じて 判 定 するのか 75 歳 の 誕 生 日 からAさんの 所 得 に 応 じた 新 たな 負 担 区 分 を 適 用 することとなる -7 -
( 問 24) 一 部 負 担 金 の 負 担 割 合 が 所 得 の 更 正 等 により 遡 って 変 更 となった 場 合 時 効 の 範 囲 内 で 過 誤 調 整 を 行 うこととなるが その 時 効 は 不 当 利 得 による 過 誤 調 整 を 行 うものであるた め 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 第 160 条 第 1 項 の 規 定 の 適 用 は 受 けず 一 般 法 であ る 地 方 自 治 法 第 236 条 第 1 項 の 規 定 により5 年 であり 時 効 の 起 算 日 は 保 険 医 療 機 関 が 療 養 の 給 付 を 取 り 扱 った 日 の 翌 日 で 良 いか また 時 効 の 範 囲 内 は 過 年 度 分 の 所 得 情 報 を 市 町 村 から 提 供 を 受 けることとして 良 いか お 見 込 みのとおり ( 問 25) 平 成 20 年 9 月 9 日 の 与 党 PTとりまとめに 基 づき 平 成 20 年 4 月 に 遡 及 して 75 歳 到 達 月 の 自 己 負 担 限 度 額 の 特 例 による 高 額 療 養 費 相 当 額 と 既 に 支 給 済 みの 高 額 療 養 費 との 差 額 を 一 時 金 として 支 給 することとなっているが その 一 時 金 の 税 法 上 の 取 扱 い 如 何 関 係 省 庁 と 協 議 予 定 であり おってその 取 扱 いについてお 知 らせする ( 問 26) 入 院 中 に 治 療 用 装 具 を 装 着 等 した 場 合 それに 係 る 療 養 費 の 支 給 において 入 院 扱 い とするのか 外 来 扱 いとするのか 採 型 採 寸 する 時 期 により 区 別 し 入 院 期 間 中 のものは 入 院 扱 いとなり それ 以 外 は 外 来 扱 い となる ( 問 27) 資 格 証 明 書 の 交 付 について 例 えば 被 保 険 者 均 等 割 軽 減 世 帯 に 属 する 被 保 険 者 につ いては 交 付 しない こととした 場 合 高 齢 者 医 療 確 保 法 施 行 規 則 第 16 条 に 規 定 する 特 別 の 事 情 に 関 する 届 出 を 全 ての 対 象 者 から 提 出 してもらう 必 要 があるのか 特 別 の 事 情 に 関 する 届 出 については 公 簿 等 によって 当 該 事 情 を 確 認 することができるときは 届 出 を 省 略 させることが 出 来 るよう 現 在 省 令 改 正 を 含 め 検 討 中 である ( 問 28) 多 数 回 該 当 の 適 用 の 考 え 方 について 伺 う 高 額 療 養 費 における 多 数 回 該 当 の 適 用 については 被 保 険 者 が 療 養 のあった 月 に 属 する 世 帯 の 長 寿 医 療 被 保 険 者 それぞれについて 療 養 のあった 月 以 前 の12 月 以 内 に 高 額 療 養 費 ( 高 齢 者 医 療 確 保 法 施 行 令 第 14 条 第 1 項 に 規 定 する 世 帯 合 算 による 高 額 療 養 費 又 は 同 条 第 2 項 に 規 定 する75 歳 到 達 月 の 自 己 負 担 限 度 額 の 特 例 による 高 額 療 養 費 に 限 る )が 支 給 されている 月 数 をカウントすることにより 判 定 することとなる 具 体 的 なイメージは 別 紙 のとおり -8 -
別 紙 被 保 険 者 aと 被 保 険 者 bの 属 するA 世 帯 が 8 月 から 世 帯 分 離 したケース 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 世 帯 主 a 世 帯 員 b 外 来 のみ 入 院 受 診 なし 受 診 なし 入 院 入 院 入 院 入 院 世 帯 分 離 入 院 入 院 入 院 入 院 a bともに 高 額 支 給 あり bのみ 高 額 支 給 あり bのみ 高 額 支 給 あり a bとも 多 数 回 該 当 bのみ 多 数 回 該 当 a bとも 多 数 回 該 当 3 月 以 前 は1 年 間 a bとも 受 診 なしとする 被 保 険 者 aの 属 するA 世 帯 と 被 保 険 者 bの 属 するB 世 帯 が 8 月 から 世 帯 合 併 したケース A 世 帯 B 世 帯 4 月 高 額 ( 外 来 ) 支 給 あり 高 額 支 給 あり 5 月 6 月 7 月 8 月 受 診 なし 受 診 なし 受 診 なし 高 額 支 給 あり 高 額 支 給 あり 受 診 なし 世 帯 合 併 入 院 入 院 B 世 帯 のみ カウント B 世 帯 のみ カウント A 世 帯 のみ カウント 多 数 回 該 当 3 月 以 前 は1 年 間 aもbも 受 診 なしとする -9 -
< 全 国 会 議 用 疑 義 照 会 > ( 問 29) 盗 難 等 による 被 保 険 者 証 の 再 交 付 時 再 交 付 した 被 保 険 者 証 であることを 明 確 にす るため 被 保 険 者 番 号 表 示 部 を 一 桁 増 やし 通 常 の8 桁 の 数 字 の 後 にA,B,C 等 記 号 を 表 示 するよう 広 域 連 合 ごとでカスタマイズすることは 可 能 か 被 保 険 者 番 号 については 平 成 20 年 3 月 24 日 保 総 発 第 0324008 号 後 期 高 齢 者 医 療 にお ける 保 検 者 番 号 及 び 被 保 険 者 番 号 の 設 定 について でお 示 ししているとおり 被 保 険 者 区 分 7 桁 及 び 検 証 番 号 1 桁 の 計 8 桁 の 算 用 数 字 を 組 み 合 わせたものとすることとしている なお 保 険 医 療 機 関 等 において 混 乱 が 生 じないよう 被 保 険 者 証 に 記 号 等 を 記 載 することは 差 し 控 えられたい ( 問 30) 平 成 20 年 12 月 17 日 付 け 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 取 扱 通 知 ( 案 )について を 情 報 提 供 いただいたが システムの 内 容 今 後 のスケジュールも 含 め 市 町 村 広 域 連 合 国 保 連 合 会 の 具 体 的 な 事 務 処 理 内 容 や 流 れについてお 示 しいただきたい 高 額 介 護 合 算 療 養 費 に 関 する 事 項 については 平 成 20 年 6 月 30 日 老 発 第 0630002 号 保 発 第 0630001 号 健 康 保 険 法 施 行 令 等 の 一 部 を 改 正 する 政 令 等 の 施 行 について のほか 平 成 21 年 2 月 6 日 に 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 における 高 額 介 護 合 算 療 養 費 の 支 給 等 の 事 務 の 取 扱 いについて 及 び 本 Q&Aによりお 示 ししたところであり 疑 義 等 については 今 後 も 随 時 Q&Aな どにより 回 答 していくこととしている また 標 準 システムにおける 対 応 については 平 成 21 年 1 月 23 日 にスケジュール 処 理 概 要 等 が 標 準 システムヘルプサポートサイトに 掲 載 されたところである なお 介 護 保 険 については 平 成 21 年 1 月 16 日 老 介 発 第 0116001 号 高 額 医 療 合 算 介 護 サービス 費 等 の 支 給 の 運 用 等 について が 発 出 されているところである ( 問 31) 長 寿 医 療 制 度 は75 歳 の 誕 生 日 から 資 格 取 得 としていますが 今 後 誕 生 月 の 翌 月 に 資 格 取 得 とする 等 の 見 直 しの 予 定 はないか 長 寿 医 療 制 度 は 75 歳 以 上 の 方 等 を 対 象 とした 独 立 の 医 療 制 度 であることから 当 然 にその 75 歳 の 誕 生 日 から 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 給 付 を 受 けることとしたものであり 現 時 点 で 当 該 取 扱 いを 変 更 する 予 定 はない ( 問 32) 年 齢 到 達 の 考 え 方 について 介 護 保 険 と 異 なっているが 今 後 統 一 する 考 えはな いか 長 寿 医 療 制 度 は その 円 滑 な 施 行 のために 従 前 の 老 人 保 健 制 度 と 同 様 に 75 歳 の 誕 生 日 から 資 格 取 得 することとたものであり 現 時 点 で 当 該 取 扱 いを 変 更 する 予 定 はない - 10 -
( 問 33) 今 後 資 格 証 明 書 を 交 付 しない 分 短 期 証 の 交 付 割 合 が 増 加 することになると 思 わ れるが 標 準 システムによる 一 括 交 付 及 び 一 括 管 理 等 が 出 来 る 仕 様 を 考 えているか 短 期 証 の 交 付 対 象 者 について 標 準 システムによる 一 括 での 当 該 証 の 打 ち 出 しが 可 能 かどう か 現 在 国 保 中 央 会 等 と 調 整 中 である なお 滞 納 被 保 険 者 との 納 付 相 談 の 機 会 の 確 保 のためにも 打 ち 出 した 短 期 証 を 一 括 で 交 付 することは 適 切 でない ( 問 34) 広 域 外 異 動 時 については 転 入 者 が 住 所 地 特 例 で 転 入 したのか あるいは 一 般 の 転 入 なのか 毎 回 市 町 村 において 確 認 している 状 況 であり 広 域 連 合 間 でのルールを 国 として 提 示 していただきたい 平 成 20 年 12 月 の 長 寿 医 療 制 度 等 都 道 府 県 ブロック 会 議 資 料 のP98でお 示 ししているとお り 長 寿 医 療 制 度 における 住 所 地 特 例 は 従 前 の 老 人 保 健 制 度 における 住 所 地 特 例 と 同 様 の 趣 旨 仕 組 みとなっており 基 本 的 には 老 人 保 健 制 度 及 び 国 民 健 康 保 険 制 度 における 取 扱 いを 参 考 にして 運 用 していただきたい ( 問 35) 高 齢 者 医 療 確 保 法 第 92 条 の 規 定 により 葬 祭 費 についても 一 時 差 し 止 めができる か また 一 時 差 し 止 めを 行 うことについての 統 一 的 な 基 準 を 例 示 する 予 定 はあるか 葬 祭 費 についても 一 時 差 し 止 めることは 可 能 である また 当 該 基 準 については 資 格 証 明 書 の 運 用 基 準 に 準 じて 各 広 域 連 合 で 統 一 的 な 運 用 基 準 を 設 けていただきたい ( 問 36) 食 事 療 養 標 準 負 担 額 について 低 所 得 者 Ⅱと 判 定 された 方 が 入 院 日 数 90 日 を 越 え た 際 の 長 期 該 当 の 手 続 きを 市 町 村 窓 口 で 行 うことは 入 院 中 の 被 保 険 者 にとっては 負 担 であり また 手 続 きが 煩 雑 として 申 請 をされない 場 合 もある 入 院 日 数 が90 日 を 越 えた 場 合 については 広 域 連 合 において 職 権 で 長 期 該 当 とする 等 の 制 度 改 正 が 必 要 と 考 えるが その 予 定 はないか 平 成 20 年 12 月 の 長 寿 医 療 制 度 等 都 道 府 県 ブロック 会 議 資 料 のP98でお 示 ししているとお り 長 期 該 当 に 係 る 入 院 日 数 について 他 の 医 療 保 険 制 度 における 入 院 日 数 を 算 定 に 含 めるこ ととした 場 合 1 長 寿 医 療 制 度 の 給 付 費 が 増 加 する 2 他 の 医 療 保 険 制 度 における 入 院 日 数 を 把 握 するためのシステム 改 修 等 が 必 要 といった 問 題 があることから 今 後 各 広 域 連 合 他 の 医 療 保 険 者 など 関 係 機 関 の 意 見 を 伺 いな がら 当 該 取 扱 いの 見 直 しの 是 非 について 検 討 することとしており 広 域 連 合 が 職 権 で 長 期 該 当 とすることの 是 非 についても 当 該 見 直 しと 併 せて 検 討 することとしている -11-
( 問 37) 旧 老 人 保 健 法 制 度 の 下 においては 移 送 費 の 支 給 の 取 扱 いについて( 平 成 6 年 9 月 9 日 老 企 第 236 号 ) 課 長 通 知 において 移 送 費 が 支 給 される 標 準 的 な 事 例 が 示 され ていたが 同 通 知 は 老 人 保 健 法 施 行 規 則 が 平 成 20 年 4 月 1 日 に 廃 止 されたことにより 失 効 したものと 理 解 している 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 における 移 送 費 の 取 扱 いについても 老 人 保 健 法 と 同 様 に 国 の 支 給 基 準 を 文 書 でお 示 しいただきたい 移 送 費 の 支 給 の 要 件 については 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 施 行 規 則 第 59 条 に 規 定 するとおりであり 国 民 健 康 保 険 及 び 老 人 保 健 制 度 における 取 扱 いを 参 考 にしつつ 適 切 に 判 断 されたい - 12 -
保 険 料 特 別 徴 収 関 連 ( 問 1) 市 町 村 において 算 定 した 仮 徴 収 額 について 広 域 連 合 の 決 定 として 市 町 村 で 広 域 連 合 長 名 義 の 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 を 作 成 し 送 付 することになっているが 広 域 連 合 で 算 定 しないにもかかわらず 広 域 連 合 長 名 義 の 通 知 書 を 送 付 する 必 要 があるのか 4 月 から8 月 までの 間 に 新 規 に 特 別 徴 収 が 開 始 となる 被 保 険 者 に 係 る 暫 定 賦 課 額 につ いては 前 年 度 の 保 険 料 額 を 基 に 便 宜 的 に 市 町 村 が 算 定 することとしている しかしな がら 保 険 料 の 賦 課 額 については 本 来 は 広 域 連 合 が 算 定 し 被 保 険 者 に 対 し 通 知 すべ きものであることから 広 域 連 合 長 名 義 の 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 を 送 付 することとなる ( 問 2) 前 年 度 から 継 続 して4 月 以 降 も 特 別 徴 収 を 行 う 被 保 険 者 に 対 して 特 別 徴 収 開 始 通 知 書 を 送 付 する 市 町 村 があるが その 場 合 でも 広 域 連 合 名 義 の 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 を 送 付 する 必 要 があるか 前 年 度 から 継 続 して 特 別 徴 収 が 行 われる 被 保 険 者 に 対 する 特 別 徴 収 額 の 通 知 について は 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 第 110 条 において 読 み 替 えて 準 用 する 介 護 保 険 法 第 140 条 第 4 項 において 通 知 があったとみなす 旨 が 規 定 されていることから 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 についても 送 付 しないこととして 差 し 支 えない なお 平 成 20 年 12 月 22 日 付 の 事 務 連 絡 でお 示 ししたとおり 前 年 度 の 確 定 賦 課 時 に 送 付 した 特 別 徴 収 開 始 通 知 に4 月 から8 月 までの 間 の 仮 徴 収 額 を 記 載 していない 場 合 は 被 保 険 者 の 理 解 の 下 に 円 滑 な 徴 収 を 図 る 観 点 から 市 町 村 からの お 知 らせ を 送 付 することにより 周 知 を 行 っていただきたい ( 問 3) 平 成 21 年 度 の 広 域 連 合 長 名 義 の 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 の 様 式 は 平 成 20 年 度 の 仮 徴 収 額 決 定 通 知 書 の 様 式 と 同 様 の 様 式 でよろしいか いずれも 平 成 20 年 度 分 の 保 険 料 額 の 算 定 根 拠 を 示 すものであり 差 し 支 えない ( 問 4)8 月 に 特 別 徴 収 が 開 始 となる 被 保 険 者 への 当 該 特 別 徴 収 に 係 る 通 知 を 10 月 か ら 翌 年 2 月 までの 特 別 徴 収 に 係 る 通 知 に8 月 の 徴 収 額 を 含 めることにより 送 付 しな いこととすることは 可 能 か 4 月 から8 月 までの 間 に 特 別 徴 収 ( 仮 徴 収 )を 行 う 際 の 徴 収 額 ( 支 払 回 数 割 保 険 料 額 の 見 込 額 )と10 月 から 翌 年 2 月 までの 間 に 特 別 徴 収 を 行 う 際 の 徴 収 額 ( 支 払 回 数 割 保 険 料 額 )とは 算 定 の 根 拠 が 異 なるため それぞれについて 通 知 が 必 要 となる なお 8 月 分 の 特 別 徴 収 の 開 始 依 頼 を6 月 に 行 った 後 当 該 特 別 徴 収 に 係 る 通 知 の 送 付 を 止 めておき 7 月 上 旬 までに 行 われる 確 定 賦 課 に 係 る 保 険 料 額 決 定 通 知 書 等 と ともに 送 付 することは 差 し 支 えない - 13 -
( 問 5) 平 成 21 年 4 月 から 特 別 徴 収 が 開 始 される 場 合 介 護 保 険 料 との1/2 判 定 は いつの 時 点 の 介 護 保 険 料 と 行 うこととなるのか 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 施 行 令 第 23 条 第 1 号 の 規 定 から 4 月 に 徴 収 され ると 見 込 まれる 長 寿 医 療 制 度 及 び 介 護 保 険 の 保 険 料 額 の 合 計 額 に 基 づき1/2 判 定 を 行 うこととなる ( 問 6)10 月 から 翌 年 2 月 までの 間 に 行 われる 特 別 徴 収 が 中 止 となった 場 合 においては 市 町 村 長 名 義 の 特 別 徴 収 中 止 通 知 を 被 保 険 者 へ 送 付 するのみで 広 域 連 合 長 名 義 の 保 険 料 額 変 更 決 定 通 知 は 送 付 しないが 4 月 から8 月 までの 間 に 行 われる 特 別 徴 収 が 中 止 となった 場 合 おいても 同 様 の 取 扱 いでよいか 4 月 から8 月 までの 間 に 行 われる 特 別 徴 収 を 中 止 した 場 合 においては 普 通 徴 収 に 切 り 替 え るものではなく 当 該 期 間 の 暫 定 賦 課 額 の 一 部 は 徴 収 されないこととなることから 市 町 村 長 名 義 の 特 別 徴 収 中 止 通 知 とともに 広 域 連 合 長 名 義 の 仮 徴 収 額 変 更 決 定 通 知 の 送 付 に ついても 行 う 必 要 がある - 14 -
< 全 国 会 議 用 疑 義 照 会 > ( 問 7) 年 金 保 険 者 が 発 行 する 源 泉 徴 収 票 の 社 会 保 険 料 の 金 額 欄 には 介 護 国 保 後 期 高 齢 の 制 度 ごとの 保 険 料 額 内 訳 は 記 載 されていないため 被 保 険 者 から 市 町 村 に 対 し 源 泉 徴 収 票 の 記 載 内 容 に 関 する 問 い 合 わせが 多 く 寄 せられています 被 保 険 者 が 高 齢 であることを 配 慮 し 今 後 当 該 年 金 保 険 者 及 び 関 係 機 関 に 対 し 源 泉 徴 収 票 における 保 険 料 額 の 制 度 ごとの 内 訳 記 載 の 実 施 に 向 け 所 要 の 調 整 を 図 ってい ただきたく お 願 い 申 し 上 げます 年 金 保 険 者 等 に 対 してご 要 望 があった 旨 を 伝 えたい ( 問 8) 保 険 料 の 支 払 い 方 法 により 社 会 保 険 料 控 除 の 適 用 関 係 に 変 化 が 生 じることについ て 被 保 険 者 に 支 払 方 法 変 更 手 続 きを 求 めるより 介 護 保 険 を 含 め 特 別 徴 収 分 につい ても 本 人 以 外 の 方 が 社 会 保 険 料 控 除 を 受 けることができるよう 税 申 告 の 取 扱 いの 変 更 を 検 討 調 整 することが 必 要 と 考 えますがいかがでしょうか 先 般 の 政 令 改 正 により 特 別 徴 収 から 口 座 振 替 への 変 更 が 可 能 となったことから 一 定 の 対 応 はできていると 考 えている 社 会 保 険 料 控 除 の 適 用 については 今 後 も 関 係 省 庁 と 取 扱 いについて 協 議 していきたい ( 問 9) 域 外 転 出 者 の 保 険 料 還 付 の 際 に 転 出 先 市 区 町 村 へ 現 況 確 認 を 行 いますが この 際 の 情 報 収 集 の 根 拠 は 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 第 138 条 第 3 項 でよろしいでしょ うか 保 険 料 の 還 付 は 徴 収 業 務 に 付 随 するものであることから 高 齢 者 医 療 確 保 法 第 138 条 第 3 項 の 規 定 は 保 険 料 の 還 付 にも 適 用 される ( 問 10) 保 険 料 の 未 納 がある 被 保 険 者 に 支 給 する 療 養 費 等 から 保 険 料 未 納 額 への 充 当 ができると 少 しでも 収 納 率 は 向 上 すると 思 いますが 如 何 後 期 高 齢 者 医 療 給 付 の 額 から 滞 納 している 保 険 料 額 を 控 除 することができるのは 高 齢 者 医 療 確 保 法 第 92 条 第 3 項 の 場 合 に 限 られる ただし 納 付 相 談 等 の 結 果 として 被 保 険 者 からの 依 頼 により 療 養 費 等 と 未 納 保 険 料 とを 相 殺 することは 可 能 である 被 保 険 者 の 意 思 を 確 認 の 上 個 々に 対 応 していただきたい - 15 -
( 問 11) 保 険 料 収 納 に 関 し H20 年 度 から 市 町 村 には 新 たな 事 務 負 担 が 生 じてい る 厚 生 労 働 省 の 説 明 では 現 在 の 市 町 村 への 地 財 措 置 には 納 付 書 作 成 ( 印 刷 製 本 通 信 運 搬 ) 経 費 の 措 置 があるが 普 通 徴 収 拡 大 の 特 別 対 策 等 により 口 座 振 替 手 数 料 やその 他 事 務 費 の 市 町 村 負 担 が 当 初 の 見 込 みより 随 分 重 くなっ ている 市 町 村 に 対 する 助 成 の 増 額 はあるのか 石 川 県 平 成 20 年 12 月 25 日 付 の 高 齢 者 医 療 課 長 内 かんにおいて 地 方 財 政 措 置 のお 知 ら せをしているところですが 21 年 度 の 地 方 財 政 措 置 要 望 については 広 域 連 合 や 市 町 村 等 からの 要 望 や 普 通 徴 収 の 拡 大 などの 高 齢 者 医 療 制 度 の 見 直 しに 伴 い 地 方 財 政 措 置 における 積 算 の 見 直 しを 行 い 20 年 度 に 比 べて 大 幅 な 増 額 の 要 望 を 行 っているところ である 主 な 項 目 としては 口 座 振 替 手 数 料 の 増 額 納 付 書 等 郵 送 料 の 増 額 等 である - 16 -
保 健 事 業 関 連 ( 問 1) 国 保 連 合 会 等 に 健 康 診 査 に 係 る 費 用 決 済 の 代 行 を 委 託 する 際 の 委 託 料 は 補 助 の 対 象 となるのか 健 康 診 査 事 業 に 対 する 補 助 金 は 健 康 診 査 を 行 うために 直 接 必 要 な 経 費 の 補 助 であること から 国 保 連 合 会 等 への 費 用 決 済 の 代 行 業 務 の 委 託 料 は 補 助 の 対 象 とならない ( 特 定 健 診 の 負 担 ( 補 助 ) 金 の 交 付 基 準 と 同 様 の 取 扱 い ) ( 問 2) 健 康 診 査 の 結 果 データの 管 理 システムの 構 築 経 費 や 集 計 用 ソフトの 導 入 に 要 する 経 費 は 補 助 の 対 象 となるのか 健 康 診 査 事 業 に 対 する 補 助 金 は 健 康 診 査 を 行 うために 直 接 必 要 な 経 費 の 補 助 であること から データ 管 理 システムや 集 計 用 ソフトの 導 入 に 要 する 経 費 は 補 助 の 対 象 とならない ( 特 定 健 診 の 負 担 ( 補 助 ) 金 の 交 付 基 準 と 同 様 の 取 扱 い ) ( 問 3) 健 康 診 査 を 実 施 した 後 の 情 報 提 供 のための 資 料 や 受 診 勧 奨 のための 広 報 普 及 啓 発 用 の 資 料 (パンフレット 等 )の 作 成 に 要 する 経 費 は 補 助 の 対 象 となるのか 健 康 診 査 事 業 に 対 する 補 助 金 は 健 康 診 査 を 行 うために 直 接 必 要 な 経 費 の 補 助 であること から 健 康 診 査 の 受 診 者 に 対 する 情 報 提 供 のための 資 料 に 係 る 経 費 は 補 助 の 対 象 となるが 受 診 勧 奨 の 広 報 や 普 及 啓 発 用 の 資 料 (パンフレット 等 )の 作 成 に 要 する 経 費 は 補 助 の 対 象 と ならない ( 特 定 健 診 の 負 担 ( 補 助 ) 金 の 交 付 基 準 と 同 様 の 取 扱 い ) ( 問 4) 健 康 診 査 の 実 施 のための 医 用 機 器 の 購 入 費 や 実 施 者 に 対 する 研 修 に 要 する 経 費 は 補 助 の 対 象 となるのか 健 康 診 査 事 業 に 対 する 補 助 金 は 健 康 診 査 を 行 うために 直 接 必 要 な 経 費 の 補 助 であること から 健 康 診 査 の 実 施 のための 医 用 機 器 の 購 入 費 や 研 修 経 費 は 補 助 の 対 象 とならない ( 特 定 健 診 の 負 担 ( 補 助 ) 金 の 交 付 基 準 と 同 様 の 取 扱 い ) - 17 -
( 問 5) 特 定 健 診 の 実 施 年 度 に75 歳 に 達 する 方 について 当 該 年 度 に 既 に 特 定 健 診 を 受 診 し ている 場 合 長 寿 医 療 制 度 の 健 康 診 査 の 対 象 者 となるのか 長 寿 医 療 制 度 の 健 康 診 査 の 目 的 は 生 活 習 慣 病 の 早 期 発 見 により 医 療 につなげ 重 症 化 予 防 を 重 視 することにあり 当 該 年 度 に 特 定 健 診 を 受 けている 方 については 当 該 健 診 によりそ の 目 的 を 果 たせることから 原 則 長 寿 医 療 制 度 の 健 康 診 査 の 対 象 としない そのため 健 診 実 施 にあたり 受 診 券 発 行 等 の 際 に 上 記 事 項 を 被 保 険 者 に 周 知 していただく こととなるが それでも 被 保 険 者 から 申 出 がなかったため 当 該 年 度 において 既 に 特 定 健 診 を 受 診 した 方 であることが 判 明 せず 長 寿 医 療 制 度 の 健 康 診 査 を 受 診 した 場 合 国 庫 補 助 の 対 象 と なる - 18 -