今後の雇用均等行政について



Similar documents
スライド 1

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

16 日本学生支援機構

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

公表表紙

m07 北見工業大学 様式①

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

 

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

育児・介護休業等に関する規則

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

●幼児教育振興法案

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6


3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

別紙3

18 国立高等専門学校機構

波佐見町の給与・定員管理等について

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.


( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

別紙3

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

スライド 1

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

●電力自由化推進法案

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

資料2 利用者負担(保育費用)

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

Microsoft Word - 通達(参考).doc

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

【労働保険事務組合事務処理規約】

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E92E646F63>

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

Microsoft Word - 05_roumuhisaisoku

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

(\202g22\214\366\225\\.xls)

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

官報掲載【セット版】

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

退職手当とは

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH \)\201iHP\227p\201j.doc)

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

<4D F736F F D2088E78E998B788BC C98AD682B782E98B4B92F62E646F63>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

Transcription:

世 界 国 地 方 におけるWLBの 動 きやその 狙 いについて 平 成 26 年 12 月 17 日 ( 水 ) 厚 生 労 働 省 職 業 安 定 局 雇 用 政 策 課 中 井 雅 之

働 く 女 性 の 現 状 ( 依 然 として 仕 事 と 子 育 ての 両 立 に 課 題 ) 雇 用 者 に 占 める 女 性 の 割 合 は43%( 上 昇 傾 向 ) 年 齢 別 の 女 性 の 就 業 率 は ( 底 は 浅 くなっているものの) 依 然 としてM 字 カーブ 就 業 率 と 潜 在 的 労 働 力 率 の 差 は300 万 人 以 上 他 の 先 進 国 と 比 較 してもM 字 カーブは 顕 著 女 性 の 就 業 率 が 高 い 国 地 域 ほど 合 計 特 殊 出 生 率 も 高 い 平 成 25 年 の 日 本 の 合 計 特 殊 出 生 率 は1.43 M 字 カーブの 要 因 : 出 産 育 児 による 退 職 約 6 割 が 第 1 子 出 産 前 後 で 退 職 不 本 意 型 の 退 職 ( 両 立 が 困 難 解 雇 退 職 勧 奨 )が3 分 の1 以 上 正 社 員 の 継 続 就 業 率 は5 割 超 非 正 規 雇 用 の 増 加 が6 割 退 職 が 低 下 しない 要 因 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は 上 昇 傾 向 にあるものの 国 際 的 には 低 い 知 識 経 験 勤 続 年 数 の 不 足 が 大 きな 要 因 出 産 育 児 による 退 職 の 影 響 女 性 における 二 者 択 一 ( 仕 事 か 子 育 てか)の 解 消 が 課 題 女 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は8 割 を 上 回 る:ただし 継 続 就 業 者 における 割 合 子 育 て 期 の 柔 軟 な 働 き 方 ( 残 業 なし 短 時 間 勤 務 )の 環 境 整 備 が 必 要 男 性 の 育 児 参 加 の 促 進 が 重 要 : 男 性 の 育 児 参 加 は 妻 の 継 続 就 業 出 生 率 に プラスの 影 響 一 方 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は2% 前 後 1

女 性 雇 用 者 数 と 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 平 成 25 年 の 女 性 雇 用 者 数 は2,406 万 人 雇 用 者 総 数 に 占 める 女 性 の 割 合 は43.3%となっている 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 はM 字 カーブを 描 いている また 就 業 率 と 潜 在 的 労 働 力 率 の 差 は 大 きく 働 く 意 欲 はあるものの 就 業 に 結 びついていない 者 が 多 く 存 在 していることがうかがえる ( 万 人 ) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 43.3 45 37.9 38.9 39.6 40.0 41.3 41.6 41.641.942.3 42.6 42.8 42.7 42.6 40 35.9 5,263 5,3685,356 5,393 5,472 5,5235,5245,4605,4635,4715,5085,5045,553 4,313 4,835 1,834 2,0482,1242,140 2,229 2,2772,2972,3122,3112,3292,3352,3472,357 2,406 1,548 昭 和 60 年 平 成 2平 成 7 平 成 年 年 10 年 平 成 12 年 平 成 17 年 雇 用 者 数 の 推 移 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 女 性 雇 用 者 数 ( 左 目 盛 ) 雇 用 者 総 数 ( 左 目 盛 ) 雇 用 者 総 数 に 占 める 女 性 割 合 ( 右 目 盛 ) 平 成 23 年 平 成 24 年 平 成 25 年 (%) 35 30 25 20 15 10 5 0 (%) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 25.2 14.9 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 と 潜 在 的 労 働 力 率 (2013 年 ) 87.7 82.2 81.6 81.9 83.1 79.2 80.1 70.6 74.9 73.7 72.8 70.2 67.2 66.0 66.9 64.7 51.3 46.0 就 業 率 14.8 潜 在 的 労 働 力 率 就 業 者 + 失 業 者 + 就 業 希 望 者 潜 在 的 労 働 力 率 = 人 口 (15 歳 以 上 ) 13.7 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65 歳 以 上 ( 歳 ) ( 資 料 出 所 ) 総 務 省 統 計 局 労 働 力 調 査 注 ) 平 成 23 年 は 東 日 本 大 震 災 により 調 査 が 困 難 となった3 月 から8 月 までを 補 完 推 計 した 参 考 値 によって 求 めた 値 平 成 23 年 は 同 補 完 推 計 値 について 平 成 22 年 国 勢 調 査 結 果 を 基 準 とする 推 計 人 口 で 遡 及 推 計 した 値 ( 資 料 出 所 ) 総 務 省 労 働 力 調 査 労 働 力 調 査 ( 詳 細 集 計 ) 2

女 性 の 就 業 率 と 合 計 特 殊 出 生 率 日 本 の 女 性 の 就 業 率 は 先 進 国 に 比 べるとM 字 カーブの 傾 向 が 顕 著 である 女 性 の 社 会 進 出 が 進 んでいる 国 ほど 合 計 特 殊 出 生 率 も 高 い 傾 向 にある (%) 就 業 率 (2012 年 )の 国 際 比 較 各 国 の 合 計 特 殊 出 生 率 と 女 性 就 業 率 (2010 年 ) ( 合 計 特 殊 出 生 率 ) ( 歳 ) ( 資 料 出 所 )( 独 ) 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 データブック 国 際 労 働 比 較 2014 注 ) アメリカ イギリス スウェーデンの 15~19 は 16~19 のデータ スウェーデンの 65~ は 65~74 のデータである ( 資 料 出 所 )OECD Family database 3

都 道 府 県 別 の 合 計 特 殊 出 生 率 と 女 性 就 業 率 の 関 係 女 性 (15~64 歳 )の 就 業 率 が 高 い 都 道 府 県 ほど 合 計 特 殊 出 生 率 も 高 い 傾 向 2 1.9 沖 縄 1.8 1.7 宮 崎 島 根 合 計 特 殊 出 生 率 1.6 1.5 1.4 1.3 奈 良 福 井 1.2 1.1 東 京 1 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 65.0 70.0 75.0 80.0 就 業 率 資 料 出 所 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 ( 注 ) 1)2010 年 の 都 道 府 県 別 合 計 特 殊 出 生 率 と 都 道 府 県 別 女 性 就 業 率 (15~64 歳 )をプロットしたもの 2) 沖 縄 県 についてダミー 変 数 1 その 他 についてダミー 変 数 0で 回 帰 分 析 を 行 うと 以 下 の 回 帰 式 を 得 た 回 帰 式 下 の( ) 内 はt 値 AdjR2=0.5031 ( 合 計 特 殊 出 生 率 )=0.0187 (15~64 歳 の 女 性 就 業 率 ) + 0.5265 ( 沖 縄 ダミー) + 0.3359 (5.478) (5.426) (%) 4

都 道 府 県 別 の 女 性 の 労 働 力 率 と 保 育 所 定 員 数 の 関 係 保 育 の 環 境 が 整 備 されている 都 道 府 県 ほど 女 性 有 配 偶 者 が 非 労 働 力 化 しない 傾 向 80 (%) 女 性 有 配 偶 者 ( 15 ~ 39 75 70 65 60 歳 ) 55 の 労 働 力 50 率 45 y = 0.4302x + 44.862 (7.52) (23.3) AdjR² = 0.5470 40 0 10 20 30 40 50 60 70 0~5 歳 人 口 に 対 する 保 育 所 定 員 数 ( 対 100 人 比 ) 資 料 出 所 厚 生 労 働 省 福 祉 行 政 報 告 例 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 (2010 年 ) をもとに 厚 生 労 働 省 労 働 政 策 担 当 参 事 官 室 にて 作 成 ( 注 ) 1)2010 年 の 都 道 府 県 別 の 女 性 有 配 偶 者 (15~39 歳 )の 労 働 力 率 と2010 年 の 都 道 府 県 別 0~5 歳 人 口 に 対 する2010 年 4 月 1 日 現 在 の 都 道 府 県 別 保 育 所 定 員 数 をプロットしたもの 2) 回 帰 式 の 下 の( ) 内 はt 値 5

仕 事 と 家 庭 の 両 立 をめぐる 現 状 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 約 6 割 の 女 性 が 出 産 育 児 により 退 職 している 3.1% 3.4% 3.8% 4.2% 5.2% 35.5% 34.6% 32.8% 28.5% 24.1% 37.4% 37.7% 39.3% 18.3% 16.3% 13.0% 5.7% 8.1% 11.2% 40.6% 43.9% 11.9% 9.7% 14.8% 17.1% 1985-89 1990-94 1995-99 2000-04 2005-09 子 どもの 出 生 年 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 出 産 退 職 その 他 不 詳 第 1 子 出 生 年 別 にみた 第 1 子 出 産 前 後 の 妻 の 就 業 変 化 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 妊 娠 前 から 無 職 ( 資 料 出 所 ) 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 第 14 回 出 生 動 向 基 本 調 査 ( 夫 婦 調 査 ) 出 産 前 有 職 70.7 (100)% 出 産 後 継 続 就 業 率 26.8 (38.0)% ( ) 100% 不 詳 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 1.0% 1.5% 25.6% 48.7% 24.6% 42.6% 36.0% 2001 2010 子 どもの 出 生 年 出 産 1 年 前 無 職 ( 学 生 含 む) 出 産 半 年 後 無 職 ( 学 生 を 含 む) 19.9% 出 産 半 年 後 有 職 ( 育 児 休 業 中 等 の 休 業 含 む) ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 ( )( ) 内 は 出 産 前 有 職 者 を100として 出 産 後 の 継 続 就 業 者 の 割 合 を 算 出 目 標 値 ( 日 本 再 興 戦 略 ) 第 1 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 38%( 平 成 22 年 ) 55%( 平 成 32 年 ) 73.5 (100)% 24.6 (32.2)% ( ) 出 産 前 有 職 78.6 (100)% 出 産 後 継 続 就 業 率 36.0 (45.8)% ( ) 第 1 回 21 世 紀 出 生 児 縦 断 調 査 ( 平 成 22 年 出 生 児 ) 妊 娠 出 産 を 機 に 退 職 した 理 由 を 見 ると 自 発 的 に 辞 めた が39% 両 立 が 難 しかったので 辞 めた が 約 2 6% 子 を 持 つ 前 と 仕 事 の 内 容 や 責 任 等 が 変 わってしまい やりがいを 感 じられなくなった(なりそうだっ た) 解 雇 された 退 職 勧 奨 された 仕 事 を 続 けたかったが 仕 事 と 育 児 の 両 立 の 難 しさで やめた 妊 娠 出 産 前 後 に 退 職 した 理 由 その 他 2.6% 9.0% 26.1% 特 にない 9.8% 1.5% 4.7% 夫 の 勤 務 地 や 夫 の 転 勤 の 問 題 で 仕 事 を 続 け るのが 難 しかった 39.0% 7.2% 両 立 が 難 しかった 具 体 的 理 由 ( 資 料 出 所 ) 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング 家 事 育 児 に 専 念 する ため 自 発 的 にやめた 1 勤 務 時 間 があいそうもなかった (65.4%) 結 婚 出 産 育 児 を 機 に 辞 めた が 理 由 は 結 婚 出 産 等 に 直 接 関 係 ない 2 職 場 に 両 立 を 支 援 する 雰 囲 気 がなかった (49.5%) 3 自 分 の 体 力 がもたなそうだった (45.7%) 4 育 児 休 業 を 取 れそうもなかった (25.0%) 5 子 どもの 病 気 等 で 度 々 休 まざるを 得 なかった(22.9%) 6 保 育 園 等 に 子 どもを 預 けられそうもなかった(20.7%) 両 立 支 援 に 係 る 諸 問 題 に 関 する 総 合 的 調 査 研 究 ( 平 成 20 年 ) 6

育 児 休 業 取 得 率 の 推 移 育 児 休 業 取 得 率 は 女 性 は8 割 を 上 回 っている 一 方 男 性 は2.03%と 低 い 水 準 で 推 移 している (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 女 性 89.7 90.6 87.8 85.6 83.7 83.6 83.0 (%) 70.6 72.3 3.00 64.0 56.4 2.50 49.1 2.00 1.50 1.00 0.50 0.00 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 25 年 度 男 性 2.63 2.03 1.89 1.72 1.56 1.23 1.38 0.42 0.56 0.50 0.33 0.12 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 25 年 度 育 児 休 業 取 得 率 = 出 産 者 のうち 調 査 時 点 までに 育 児 休 業 を 開 始 した 者 ( 開 始 予 定 の 申 出 をしている 者 を 含 む )の 数 調 査 前 年 度 1 年 間 ( )の 出 産 者 ( 男 性 の 場 合 は 配 偶 者 が 出 産 した 者 )の 数 資 料 出 所 : 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( ) 平 成 23 年 度 以 降 調 査 においては 調 査 前 々 年 10 月 1 日 から 翌 年 9 月 30 日 までの1 年 間 注 ) 平 成 23 年 度 の[ ] 内 の 比 率 は 岩 手 県 宮 城 県 及 び 福 島 県 を 除 く 全 国 の 結 果 7

資 料 出 所 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 第 14 回 出 生 動 向 基 本 調 査 ( 夫 婦 調 査 ) (2010 年 ) ( 注 ) 1) 初 婚 どうしの 夫 婦 について 第 12 回 (2002 年 )~ 第 14 回 (2010 年 ) 調 査 の 第 1 子 が1 歳 以 上 15 歳 未 満 の 夫 婦 を 合 わせて 集 計 2) 妊 娠 時 に 就 業 していた 妻 に 占 める 出 産 後 に 就 業 を 継 続 していた 妻 の 割 合 3) 出 産 前 後 の 就 業 経 歴 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 )- 妊 娠 判 明 時 就 業 ~ 育 児 休 業 取 得 ~ 子 ども1 歳 時 就 業 就 業 継 続 ( 育 休 なし)- 妊 娠 判 明 時 就 業 ~ 育 児 休 業 取 得 なし~ 子 ども1 歳 時 就 業 8 第 一 子 出 産 前 後 の 妻 の 継 続 就 業 率 育 児 休 業 利 用 状 況 ( 第 一 子 出 生 年 別 正 規 職 員 パート 派 遣 別 ) 正 規 職 員 は 育 児 休 業 による 継 続 就 業 が 進 んでいるものの パート 派 遣 は20%を 下 回 っている < 正 規 職 員 > (%) (%) 60.0 60.0 <パート 派 遣 > 51.6 52.9 50.0 40.0 30.0 40.4 27.4 44.6 24.7 45.5 17.7 14.6 9.8 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 50.0 40.0 30.0 23.7 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 20.0 37.0 43.1 20.0 18.2 15.2 17.6 18.0 10.0 13.0 19.9 27.8 10.0 21.5 17.7 14.4 15.6 14.0 0.0 1985~89 年 1990~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年 0.0 2.2 0.5 0.8 2.0 4.0 1985~89 年 1990~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年

管 理 職 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は 長 期 的 には 上 昇 傾 向 にあるが 国 際 的 に 見 ると 依 然 その 水 準 は 低 い 役 職 別 管 理 職 に 占 める 女 性 割 合 の 推 移 ( 企 業 規 模 100 人 以 上 ) (%) 管 理 的 職 業 従 事 者 に 占 める 女 性 割 合 の 国 際 比 較 昭 和 平 成 資 料 出 所 : 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 ( 年 ) 資 料 出 所 : 日 本 ; 総 務 省 統 計 局 労 働 力 調 査 その 他 :( 独 ) 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 データブック 国 際 労 働 比 較 2014 注 1) 日 本 の 分 類 基 準 (ISCO-68)と 日 本 以 外 の 国 の 分 類 基 準 (ISCO-88)が 異 なるので 単 純 比 較 は 難 しいことに 留 意 が 必 要 2)ここでいう 管 理 職 は 管 理 的 職 業 従 事 者 ( 会 社 役 員 や 企 業 の 課 長 相 当 職 以 上 や 管 理 的 公 務 員 等 )をいう 3) 割 合 は 管 理 的 職 業 従 事 者 のうち 女 性 の 占 める 割 合 9

女 性 管 理 職 が 少 ない( 全 くいない) 企 業 の 理 由 企 業 から 見 た 女 性 管 理 職 が 少 ない( 全 くいない) 理 由 は 女 性 の 知 識 や 経 験 や 在 職 年 数 要 件 の 不 足 など 継 続 就 業 が 難 しく また 育 成 が 十 分 行 えていないことに 由 来 するものが 多 い また 女 性 が 希 望 しない という 理 由 もみられる 女 性 管 理 職 が 少 ないあるいは 全 くいない 企 業 の 理 由 (%) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 現 時 点 では 必 要 な 知 識 や 経 験 判 断 力 等 を 有 する 女 性 がいない 54.2 将 来 管 理 職 に 就 く 可 能 性 のある 女 性 はいるが 現 在 管 理 職 に 就 くための 在 職 年 数 等 を 満 たしている 者 はいない 22.2 勤 続 年 数 が 短 く 管 理 職 になるまでに 退 職 する 19.6 全 国 転 勤 がある 2.7 時 間 外 労 働 が 多 い 又 は 深 夜 業 がある 6.0 家 庭 責 任 を 多 く 負 っているため 責 任 ある 仕 事 に 就 けられない 11.6 仕 事 がハードで 女 性 には 無 理 である 7.9 女 性 が 希 望 しない 17.3 上 司 同 僚 部 下 となる 男 性 や 顧 客 が 女 性 管 理 職 を 希 望 しない 1.4 ( 女 性 管 理 職 が 少 ない(1 割 未 満 )あるいは 全 くいない 役 職 が1つでもある 企 業 =100%) その 他 23.5 ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( 平 成 23 年 ) 注 ) 岩 手 県, 宮 城 県 及 び 福 島 県 を 除 く ( ) 平 均 勤 続 年 数 : 男 性 13.3 年 女 性 9.1 年 10

女 性 の 活 躍 による 経 済 効 果 OECD 男 女 間 の 格 差 縮 小 のた めに 今 行 動 が 求 められている (2012 年 12 月 ) 労 働 市 場 における 男 女 平 等 が 実 現 すれば 今 後 20 年 で 日 本 の GDPは20% 近 く 増 加 することが 予 測 されます 男 女 共 同 参 画 会 議 基 本 問 題 影 響 調 査 専 門 調 査 会 報 告 書 (2012 年 2 月 ) 342 万 人 の 女 性 の 潜 在 労 働 力 ( 就 業 希 望 者 )の 就 労 により 雇 用 者 報 酬 総 額 が7 兆 円 程 度 (GD Pの 約 1.5%) 増 加 IMF 女 性 が 日 本 を 救 う (2012 年 10 月 ) 日 本 が 女 性 による 労 働 参 加 をG7( 日 本 とイタリアを 除 く)のレベルに 引 き 上 げられれば 一 人 当 たりのGDP は ベースシナリオに 比 べ 恒 久 的 に 約 4% 増 となると 推 計 される この 概 算 によれば 女 性 の 労 働 参 加 率 は2010 年 の63%から2030 年 には70%になると 想 定 される さら に 労 働 参 加 率 を 例 えば 北 欧 レベルにまだ 引 き 上 げら れれば 一 人 当 たりのGDP をさらに4% 引 き 上 げること が 可 能 となる ゴールドマンサックス 日 本 :ポートフォリオ 戦 略 ウーマノミクス 待 ったなし (2010 年 10 月 ) 日 本 の 女 性 の 就 業 率 が 男 性 並 み( 日 本 の 男 性 就 業 率 は 世 界 最 高 水 準 の 約 80%)に 上 昇 すれば 820 万 人 が 労 働 人 口 に 加 わり 日 本 のGDP を 最 大 で15% 押 し 上 げ る 可 能 性 がある 11

12 ( 参 考 ) 平 成 25 年 2 月 13 日 第 1 回 若 者 女 性 活 躍 推 進 フォーラム 内 閣 官 房 内 閣 府 資 料 ( 抄 ) 企 業 の 行 政 と 女 性 役 員 の 比 率 WLBに 対 する 取 組 と 粗 利 益 率 の 関 連 企 業 の 業 績 と 女 性 役 員 の 比 率 WLBに 対 する 取 組 と 粗 利 益 率 の 関 連 ( 何 もしない 型 の 粗 利 益 率 を1とした 場 合 ) (%) 16 14 12 10 8 6 4 2 0 13.9 +53% +42% 9.1 9.7 ROE ( 株 主 資 本 利 益 率 ) 13.7 ROS ( 売 上 高 利 益 率 ) 国 際 的 には 女 性 の 活 躍 促 進 が 進 む 企 業 ほど 経 営 指 標 が 良 い 傾 向 +66% 4.7 7.7 ROIC ( 投 下 資 本 利 益 率 ) 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 育 児 介 護 支 援 や 柔 軟 な 職 場 環 境 推 進 に 取 り 組 む 企 業 は 何 もしない 企 業 に 比 べ 粗 利 益 率 が2 倍 以 上 高 い 傾 向 1 2.277 2.54 ほとんど 何 もしない 型 全 般 的 WLB 支 援 型 育 児 介 護 支 援 成 功 型 第 4 四 分 位 企 業 グループ: 女 性 役 員 比 率 の 低 い 下 位 1/4 企 業 グループ(129 社 ) 第 1 四 分 位 企 業 グループ: 女 性 役 員 比 率 の 高 い 上 位 1/4 企 業 グループ(132 社 ) ( 注 )ROE ROS ROICデータは 2001~2004 年 の 平 均 値 役 員 数 は2001 年 及 び2003 年 フォーチュン500 企 業 (520 社 )を 対 象 ( 出 所 ) 経 済 産 業 省 作 成 資 料 Catalyst The Bottom Line : Corporate Performance and Women s Representation on Boards (2007) Catalyst は 女 性 と 企 業 分 野 における 米 国 を 拠 点 とした 代 表 的 なNPO 育 児 介 護 支 援 成 功 型 = 育 児 介 護 支 援 が 生 産 性 にどう 影 響 を 与 えたかについて 人 事 担 当 者 の 評 価 により 成 功 型 無 影 響 型 失 敗 型 に 分 類 成 功 型 は 人 材 活 用 のために 取 り 組 むという 意 識 が 高 く 推 進 本 部 の 設 置 等 積 極 的 な 取 組 を 行 う 企 業 が 多 い 全 般 的 WLB 推 進 型 = 法 を 超 える 育 児 介 護 支 援 と 雇 用 者 が 柔 軟 に 働 ける 制 度 のどちら も 取 組 度 合 いの 高 い 企 業 ほとんど 何 もしない 型 =どちらも 取 組 度 合 いの 低 い 企 業 仕 事 と 生 活 に 関 する 国 際 比 較 調 査 (2009 年 経 済 産 業 研 究 所 )の 日 本 企 業 データの 分 析 結 果 の 一 部 を 用 いて 経 済 産 業 省 で 作 成 ( 出 典 )RIETI BBL (2011 年 12 月 21 日 ) 企 業 のパフォーマンスとWLBや 女 性 の 人 材 活 用 との 関 係 : RIETIの 企 業 調 査 から 見 えてきたこと 山 口 一 男 シカゴ 大 学 教 授 RIETI 客 員 研 究 員

子 の 年 齢 別 の 母 親 の 働 き 方 子 を 持 つ 母 親 の 望 ましい 働 き 方 として 子 が1 歳 までは 育 児 休 業 の 支 持 率 が 最 も 高 く 子 が 小 学 校 就 学 前 までは 短 時 間 勤 務 残 業 のない 働 き 方 が 上 位 2 位 となっている 子 の 年 齢 別 にみた 子 をもつ 母 親 として 望 ましい 働 き 方 ( 従 業 員 調 査 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% A 1 歳 まで 3.1 4.1 1.4 45.7 42.4 育 児 休 業 子 育 てに 専 念 無 回 答 B 1 歳 半 まで 8.6 16.2 5.9 31.4 34.4 C 3 歳 まで 16.2 30.7 9.5 14.5 25.0 D 小 学 校 就 学 前 まで E 小 学 校 3 年 生 まで 7.0 30.6 残 業 のない 働 き 方 43.8 41.0 短 時 間 勤 務 37.2 7.5 11.6 5.3 F 小 学 校 卒 業 まで 14.8 51.4 25.7 3.0 G 中 学 校 卒 業 まで 39.7 48.4 7.7 H 高 校 卒 業 まで 57.8 35.7 I 短 大 大 学 以 上 残 業 のある 働 き 方 76.5 18.5 残 業 のある 働 き 方 残 業 のない 働 き 方 短 時 間 勤 務 在 宅 勤 務 ( 部 分 在 宅 も 含 む) 育 児 休 業 子 育 てに 専 念 ( 資 料 出 所 )ニッセイ 基 礎 研 究 所 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 調 査 ( 平 成 20 年 ) 13

日 本 米 国 英 国 フランス ドイツ スウェーデン ノルウェー 女 性 の 継 続 就 業 出 産 と 男 性 の 家 事 育 児 参 加 の 関 係 日 本 の 夫 (6 歳 未 満 の 子 どもを 持 つ 場 合 )の 家 事 育 児 関 連 時 間 は 1 時 間 程 度 と 国 際 的 にみて 低 水 準 夫 の 家 事 育 児 時 間 が 長 いほど 妻 の 継 続 就 業 割 合 が 高 く また 第 2 子 以 降 の 出 生 割 合 も 高 い 傾 向 にある 6 歳 未 満 児 のいる 夫 の 家 事 育 児 関 連 時 間 (1 日 当 たり) 0:00 1:12 2:24 3:36 1:07 0:39 0:40 家 事 関 連 時 間 全 体 1:05 1:00 0:59 1:07 ( 資 料 出 所 ) 平 成 25 年 男 女 共 同 参 画 白 書 1:13 2:30 2:51 2:46 3:00 うち 育 児 の 時 間 ( 備 考 )1.Eurostat How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men (2004),Bureau of Labor Statistics of the U.S. American Time Use Survey Summary (2011) 及 び 総 務 省 社 会 生 活 基 本 調 査 ( 平 成 23 年 )より 作 成 2. 日 本 の 数 値 は, 夫 婦 と 子 どもの 世 帯 に 限 定 した 夫 の 時 間 であ る ( 時 間 ) 3:21 3:12 夫 の 平 日 の 家 事 育 児 時 間 別 にみた 妻 の 出 産 前 後 の 継 続 就 業 割 合 総 数 家 事 育 児 時 間 なし 2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 4 時 間 以 上 同 一 就 業 継 続 転 職 離 職 不 詳 55.1 52.5 50.5 57.5 75.6 4.5 2.5 5.3 3.1 35.6 42.5 39.9 33.1 4.8 2.5 4.3 6.3 6.713.34.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 第 11 回 21 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 (2012 年 ) 注 : 1) 集 計 対 象 は 1または2に 該 当 し かつ3に 該 当 するこの10 年 間 に 子 どもが 生 まれた 同 居 夫 婦 である 1 第 1 回 から 第 11 回 まで 双 方 が 回 答 した 夫 婦 2 第 1 回 に 独 身 で 第 10 回 までの 間 に 結 婚 し 結 婚 後 第 11 回 まで 双 方 が 回 答 した 夫 婦 3 妻 が 出 産 前 に 仕 事 ありで かつ 女 性 票 の 対 象 者 である 2)10 年 間 で2 人 以 上 出 生 ありの 場 合 は 末 子 について 計 上 している 3) 総 数 には 家 事 育 児 時 間 不 詳 を 含 む 夫 の 平 日 の 家 事 育 児 時 間 別 にみた 第 2 子 以 降 の 出 生 割 合 総 数 家 事 育 児 時 間 なし 2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 4 時 間 以 上 出 生 あり 54.4 37.8 52.7 68.6 71.1 出 生 なし 45.6 62.2 47.3 31.4 28.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資 料 出 所 : 厚 生 労 働 省 第 11 回 21 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 (2012) 注 : 1) 集 計 対 象 は 1または2に 該 当 し かつ3に 該 当 する 同 居 夫 婦 であ る ただし 妻 の 出 生 前 データ が 得 られていない 夫 婦 は 除 く 1 第 1 回 調 査 から 第 11 回 調 査 まで 双 方 から 回 答 を 得 られている 夫 婦 2 第 1 回 調 査 時 に 独 身 で 第 10 回 調 査 までの 間 に 結 婚 し 結 婚 後 第 11 回 調 査 まで 双 方 から 回 答 を 得 られている 夫 婦 3 出 生 前 調 査 時 に 子 ども1 人 以 上 ありの 夫 婦 2) 家 事 育 児 時 間 は 出 生 あり は 出 生 前 調 査 時 の 出 生 なし は 第 10 回 調 査 時 の 状 況 である 3)10 年 間 で2 人 以 上 出 生 ありの 場 合 は 末 子 について 計 上 している 4) 総 数 には 家 事 育 児 時 間 不 詳 を 含 む 14

資 料 出 所 : 総 務 省 統 計 局 就 業 構 造 基 本 調 査 ( 平 成 24 年 )を 元 に 作 成 15 従 正 業 規 員 職 員 労 働 時 間 の 現 状 正 規 雇 用 者 の 男 性 の 約 17% 女 性 の 約 8%が 週 60 時 間 以 上 働 いている 女 性 のパートタイム 雇 用 者 の 約 4 割 は 週 35 時 間 以 上 働 いている 男 女 図 : 性 雇 用 形 態 週 間 就 業 時 間 別 構 成 割 合 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2.3% 5.9% 28.2% 35 時 間 未 満 35-42 時 間 43-48 時 間 49-59 時 間 60 時 間 以 上 43.0% 28.8% 28.0% 23.6% 15.3% 16.9% 7.5% パ ー ト 派 遣 社 員 契 約 社 員 男 女 男 女 男 女 7.6% 13.0% 9.4% 13.1% 41.4% 39.1% 62.7% 41.0% 200 日 以 上 就 業 している 者 に 限 定 している また 総 数 に 労 働 時 間 不 詳 を 含 むので 構 成 割 合 の 合 計 が100とならない 56.0% 62.3% 33.2% 30.0% 25.0% 26.8% 18.9% 14.7% 16.0% 16.9% 15.3% 6.3% 4.1% 2.8% 6.3% 1.2% 6.8% 5.9% 1.6% 9.0% 8.4% 3.4%

仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 について 16

法 律 に 基 づく 両 立 支 援 制 度 の 整 備 妊 娠 中 出 産 後 の 母 性 保 護 母 性 健 康 管 理 ( 労 働 基 準 法 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 ) 産 前 産 後 休 業 ( 産 前 6 週 産 後 8 週 ) 軽 易 な 業 務 へ の 転 換 時 間 外 労 働 深 夜 業 の 制 限 医 師 の 指 導 等 に 基 づき 通 勤 緩 和 休 憩 休 業 等 の 措 置 を 事 業 主 に 義 務 づけ 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 の 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 等 育 児 休 業 等 両 立 支 援 制 度 の 整 備 ( 育 児 介 護 休 業 法 ) 子 が 満 1 歳 ( 両 親 ともに 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 1 歳 2ヶ 月 = パパ ママ 育 休 プラス )まで( 保 育 所 に 入 所 できない 場 合 等 は 最 大 1 歳 半 まで)の 育 児 休 業 子 が3 歳 に 達 するまでの 短 時 間 勤 務 制 度 所 定 外 労 働 の 免 除 育 児 休 業 を 取 得 したこと 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 の 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 等 平 成 21 年 7 月 1 日 公 布 の 改 正 法 により 拡 充 育 児 休 業 中 の 経 済 的 支 援 育 児 休 業 給 付 ( 賃 金 の67% 相 当 ) 雇 用 保 険 法 の 改 正 により 平 成 26 年 4 月 1 日 から50% 67% に 引 き 上 げ(180 日 ) 社 会 保 険 料 ( 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 )の 免 除 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 対 策 の 概 要 等 両 立 支 援 制 度 を 利 用 しやすい 職 場 環 境 づくり 次 世 代 法 に 基 づく 事 業 主 の 取 組 推 進 仕 事 と 子 育 てを 両 立 しやすい 環 境 の 整 備 等 に 関 する 行 動 計 画 の 策 定 届 出 公 表 従 業 員 への 周 知 (101 人 以 上 は 義 務 100 人 以 下 は 努 力 義 務 ) 一 定 の 基 準 を 満 たした 企 業 を 認 定 (くるみんマーク) 認 定 企 業 に 対 する 税 制 上 の 措 置 助 成 金 等 を 通 じた 事 業 主 への 支 援 短 時 間 勤 務 制 度 の 導 入 育 児 休 業 中 復 職 後 の 能 力 アッ プのための 訓 練 の 実 施 など 両 立 支 援 に 取 り 組 む 事 業 主 へ 助 成 金 を 支 給 中 小 企 業 で 働 く 労 働 者 の 育 児 休 業 取 得 及 び 育 児 休 業 後 の 円 滑 な 職 場 復 帰 支 援 のための 育 休 復 帰 支 援 プラン の 策 定 利 用 支 援 両 立 支 援 総 合 サイト 両 立 支 援 のひろば による 情 報 提 供 両 立 支 援 の 取 組 をより 効 果 的 に 推 進 するためのベストプラ クティス 集 の 普 及 子 育 て 介 護 のためのテレワーク 活 用 事 例 の 普 及 表 彰 等 による 事 業 主 の 意 識 醸 成 仕 事 と 家 庭 のバランスに 配 慮 した 柔 軟 な 働 き 方 ができる 企 業 を 表 彰 ( 均 等 両 立 推 進 企 業 表 彰 ) 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 等 男 性 の 子 育 てへの 関 わりの 促 進 (イクメンプロジェクト) その 他 長 時 間 労 働 の 抑 制 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 等 全 体 のワーク ライフ バラン スの 推 進 保 育 所 待 機 児 童 の 解 消 放 課 後 児 童 クラブの 充 実 ファミリー サポート セン ター 事 業 子 育 て 女 性 等 の 再 就 職 支 援 (マザーズハローワーク 事 業 託 児 付 き 再 就 職 支 援 セ ミナー カムバック 支 援 サイ ト リターン&ステップアップ 普 及 事 業 ) 女 性 の 継 続 就 業 率 38%( 平 成 22 年 ) 55%( 平 成 32 年 ) 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 2.03%( 平 成 25 年 ) 13%( 平 成 32 年 ) 17

育 児 介 護 休 業 法 の 概 要 育 児 休 業 介 護 休 業 制 度 子 が1 歳 ( 保 育 所 に 入 所 できないなど 一 定 の 場 合 は 1 歳 半 )に 達 するまで ( 父 母 ともに 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 は 子 が1 歳 2ヶ 月 に 達 する までの 間 の1 年 間 <パパ ママ 育 休 プラス>) の 育 児 休 業 の 権 利 を 保 障 父 親 が 出 産 後 8 週 間 以 内 に 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 再 度 育 児 休 業 の 取 得 が 可 能 配 偶 者 が 専 業 主 婦 ( 夫 )であっても 育 児 休 業 の 取 得 は 可 能 対 象 家 族 1 人 につき 常 時 介 護 を 必 要 とする 状 態 に 至 るごとに1 回 通 算 して93 日 まで 介 護 休 業 の 権 利 を 保 障 1 同 一 の 事 業 主 に 引 き 続 き1 年 以 上 雇 用 されていること 2 子 の1 歳 の 誕 生 日 以 降 も 引 き 続 き 雇 用 されていることが 見 込 まれること 3 子 の2 歳 の 誕 生 日 の 前 々 日 まで に 労 働 契 約 の 期 間 が 満 了 しており かつ 契 約 が 更 新 されないことが 明 らかでないこと を 満 たした 期 間 雇 用 者 も 取 得 可 能 短 時 間 勤 務 等 の 措 置 3 歳 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 労 働 者 について 短 時 間 勤 務 の 措 置 (1 日 原 則 6 時 間 )を 義 務 づけ 常 時 介 護 を 必 要 とする 状 態 にある 対 象 家 族 の 介 護 を 行 う 労 働 者 に 対 し 次 のいずれかの 措 置 を 事 業 主 に 義 務 づけ 1 短 時 間 勤 務 制 度 2フレックスタイム 制 3 始 業 終 業 時 刻 の 繰 上 げ 繰 下 げ 4 介 護 費 用 の 援 助 措 置 時 間 外 労 働 の 制 限 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 養 育 し 又 は 介 護 を 行 う 労 働 者 が 請 求 し た 場 合 1か 月 24 時 間 1 年 150 時 間 を 超 える 時 間 外 労 働 を 制 限 所 定 外 労 働 の 免 除 3 歳 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 所 定 外 労 働 を 免 除 深 夜 業 の 制 限 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 養 育 し 又 は 介 護 を 行 う 労 働 者 が 請 求 し た 場 合 深 夜 業 を 制 限 下 線 部 は 平 成 21 年 6 月 の 法 改 正 により 改 正 された 部 分 改 正 法 の 施 行 日 : 原 則 と して 平 成 22 年 6 月 30 日 (ただし 一 部 の 規 定 は 常 時 100 人 以 下 の 労 働 者 を 雇 用 する 事 業 主 については 平 成 24 年 7 月 1 日 ) 子 の 看 護 休 暇 制 度 小 学 校 就 学 前 までの 子 が1 人 であれば 年 5 日 2 人 以 上 であれば 年 10 日 を 限 度 として 看 護 休 暇 付 与 を 義 務 づけ 介 護 休 暇 制 度 要 介 護 状 態 にある 対 象 家 族 が1 人 であれば 年 5 日 2 人 以 上 であ れば 年 10 日 を 限 度 として 介 護 休 暇 付 与 を 義 務 づけ 転 勤 についての 配 慮 労 働 者 を 転 勤 させる 場 合 の 育 児 又 は 介 護 の 状 況 についての 配 慮 義 務 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 育 児 休 業 等 を 取 得 したこと 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 の 不 利 益 取 扱 いを 禁 止 実 効 性 の 確 保 苦 情 処 理 紛 争 解 決 の 援 助 及 び 調 停 の 仕 組 みを 創 設 勧 告 に 従 わない 場 合 の 公 表 制 度 及 び 報 告 を 求 めた 場 合 に 報 告 を せず 又 は 虚 偽 の 報 告 をした 者 に 対 する 過 料 を 創 設 18

課 題 男 性 の 育 児 参 加 を 促 進 するための 育 児 休 業 給 付 の 充 実 1 経 済 的 理 由 により 育 児 休 業 を 取 得 出 来 ない 方 が 一 定 程 度 存 在 2 第 2 子 以 降 を 生 み 育 むためには 夫 の 育 児 参 加 が 望 まれるであるが 男 性 の 育 児 休 業 取 得 育 児 への 関 わりは 低 調 3 出 産 をした 女 性 がキャリアを 継 続 するためには 夫 の 家 事 育 児 参 加 が 不 可 欠 であるが 夫 の 家 事 育 児 時 間 は 低 水 準 対 応 策 育 児 休 業 中 の 経 済 的 支 援 を 強 化 し 男 性 女 性 ともに 育 児 休 業 を 取 得 することを 更 に 促 進 するため 育 児 休 業 給 付 ( 改 正 前 : 休 業 開 始 前 賃 金 の50%を 支 給 )について 休 業 開 始 後 6 月 につき 給 付 割 合 を67%( 手 取 り 賃 金 と 比 較 すると 実 質 8 割 程 度 )に 引 き 上 げ 夫 婦 で 半 年 ずつ 取 得 すれば 一 年 間 割 増 給 付 を 受 けられるよう 育 児 休 業 給 付 を 充 実 雇 用 保 険 法 改 正 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 育 児 休 業 給 付 は 非 課 税 であり 育 児 休 業 期 間 中 には 社 会 保 険 料 免 除 措 置 があるため 法 改 正 前 法 改 正 後 ( 現 行 制 度 ) 1 妻 6 月 取 得 後 夫 が6 月 取 得 合 わせて1 歳 2 月 まで67% 給 付 を 受 給 妻 出 産 育 休 開 始 8 週 育 休 開 始 出 産 手 当 金 給 付 率 50% 夫 給 付 率 50% 1 歳 1 歳 2 月 妻 妻 8 週 出 産 給 付 率 67% 手 当 金 給 付 率 50% 8 週 出 産 6 月 夫 給 付 率 67% 2 産 後 休 業 中 に 夫 が 取 得 し 妻 6 月 取 得 後 に 再 度 夫 が 取 得 6 月 給 付 率 67% 手 当 金 給 付 率 50% 6 月 1 歳 1 歳 1 歳 2 月 1 歳 2 月 夫 給 付 率 67% 給 付 率 67% 4 月 給 付 率 50% 男 女 の 育 児 休 業 の 取 得 を 更 に 促 進 するとともに 女 性 のキャリア 継 続 を 支 援 し 少 子 化 対 策 を 推 進 19

次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 概 要 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 制 定 ( 平 成 15 年 ) 少 子 化 の 一 層 の 進 行 を 契 機 に 制 定 された 法 律 平 成 17~26 年 度 の10 年 間 に 集 中 的 かつ 計 画 的 に 次 世 代 育 成 支 援 対 策 を 推 進 地 方 公 共 団 体 企 業 国 は 次 世 代 育 成 支 援 のための 行 動 計 画 を 策 定 労 働 者 の 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 支 援 するための 企 業 の 行 動 計 画 ( 一 般 事 業 主 行 動 計 画 )の 策 定 の 推 進 企 業 の 認 定 (くるみん)による 企 業 の 次 世 代 育 成 支 援 対 策 の 推 進 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 延 長 強 化 ( 平 成 27 年 4 月 施 行 予 定 ) 子 ども 子 育 て 支 援 法 の 附 則 や 日 本 再 興 戦 略 等 において 延 長 等 について 検 討 する 旨 が 盛 り 込 まれた 効 果 検 証 研 究 会 報 告 ( 平 成 25 年 9 月 ) 労 働 政 策 審 議 会 建 議 ( 同 年 12 月 ) 法 律 案 要 綱 の 諮 問 答 申 ( 平 成 26 年 1 月 )を 経 て 2 月 14 日 に 国 会 提 出 平 成 26 年 4 月 16 日 成 立 4 月 23 日 公 布 平 成 26 年 度 までであった 有 効 期 間 の10 年 間 の 延 長 企 業 における 仕 事 と 子 育 ての 両 立 支 援 の 取 組 の 強 化 ( 取 組 が 進 んでいる 企 業 を 一 層 評 価 するとともに 他 企 業 の 模 範 となっていただくための 新 たな 認 定 制 度 の 創 設 ) くるみん 認 定 新 たな 認 定 (プラチナくるみん)の 取 得 促 進 子 育 てサポート 企 業 の 増 加 = 社 会 全 体 で 仕 事 と 子 育 てが 両 立 できる 次 世 代 育 成 の 環 境 整 備 が 進 展 20

行 動 計 画 の 策 定 101 人 以 上 企 業 100 人 以 下 企 業 義 務 努 力 義 務 平 成 23 年 4 月 から 義 務 の 対 象 を 拡 大 ( 従 前 は301 人 以 上 企 業 ) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 企 業 の 行 動 計 画 策 定 実 施 ( 平 成 17 年 4 月 から10 年 間 の 時 限 立 法 ) 届 出 実 施 各 都 道 府 県 労 働 局 に 届 出 計 画 の 公 表 従 業 員 へ 周 知 ( 平 成 21 年 4 月 から 義 務 付 け) 目 標 達 成 に 向 けて 計 画 実 施 計 画 終 了 目 標 達 成 次 期 行 動 計 画 の 策 定 実 施 認 定 の 申 請 厚 生 労 働 大 臣 による 認 定 一 定 の 基 準 を 満 たす 企 業 を 認 定 企 業 は 商 品 等 に 認 定 マークを 使 用 可 行 動 計 画 ( 一 般 事 業 主 行 動 計 画 ) 行 動 計 画 とは 企 業 が 次 世 代 法 に 基 づき 従 業 員 の 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 図 るため に 策 定 する 計 画 計 画 に 定 める 事 項 1 計 画 期 間 ( 各 企 業 の 実 情 を 踏 まえおおむね2 年 間 から5 年 間 の 範 囲 ) 2 達 成 しようとする 目 標 3 目 標 達 成 のための 対 策 およびその 実 施 時 期 計 画 の 内 容 に 関 する 事 項 1 雇 用 環 境 の 整 備 に 関 する 事 項 (1) 主 に 育 児 をしている 従 業 員 を 対 象 とする 取 組 (2) 育 児 をしていない 従 業 員 も 含 めて 対 象 とする 取 組 2 その 他 の 次 世 代 育 成 支 援 対 策 対 象 を 自 社 の 従 業 員 に 限 定 しない 雇 用 環 境 整 備 以 外 の 取 組 = 計 画 例 = ( 例 1) 計 画 期 間 内 に 育 児 休 業 の 取 得 状 況 を 次 の 水 準 にする 男 性 : 年 に 人 以 上 取 得 女 性 : 取 得 率 % 以 上 < 対 策 > 平 成 年 月 管 理 職 を 対 象 とした 研 修 の 実 施 平 成 年 月 育 児 休 業 中 の 社 員 で 希 望 する 者 を 対 象 とする 職 場 復 帰 のための 講 習 会 を 年 に 回 実 施 ( 例 2) ノー 残 業 デーを 月 に1 日 設 定 する < 対 策 > 平 成 年 月 部 署 ごとに 検 討 グループを 設 置 平 成 年 月 社 内 報 などでキャンペーンを 行 う 波 線 部 は 児 童 福 祉 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 20 年 法 律 第 85 号 )による 改 正 届 出 状 況 ( 平 成 26 年 10 月 末 時 点 ) 101 人 以 上 企 業 の97.6% 301 人 以 上 企 業 の97.6% 101~300 人 以 下 企 業 の97.6% 規 模 計 届 出 企 業 数 66,113 社 認 定 状 況 ( 平 成 26 年 10 月 末 時 点 ) 認 定 企 業 1,987 社 次 世 代 認 定 マーク くるみん 認 定 基 準 行 動 計 画 の 期 間 が 2 年 以 上 5 年 以 下 であること 策 定 した 行 動 計 画 を 実 施 し それに 定 めた 目 標 を 達 成 したこと 3 歳 から 小 学 校 に 入 学 するまでの 子 を 持 つ 労 働 者 を 対 象 とする 育 児 休 業 の 制 度 または 勤 務 時 間 短 縮 等 の 措 置 に 準 ずる 措 置 を 講 じていること 計 画 期 間 内 に 男 性 の 育 児 休 業 等 取 得 者 がおり かつ 女 性 の 育 児 休 業 等 取 得 率 が70% 以 上 だったこと など 認 定 企 業 に 対 する 税 制 優 遇 制 度 一 定 の 期 間 ( )に 取 得 新 築 増 改 築 した 建 物 等 に ついて 認 定 を 受 けた 日 を 含 む 事 業 年 度 において 普 通 償 却 限 度 額 の32%の 割 増 償 却 ができる 認 定 を 受 ける 対 象 となった 行 動 計 画 の 開 始 日 から 認 定 を 受 けた 日 を 含 む 事 業 年 度 終 了 の 日 までの 期 間 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 26 年 3 月 31 日 までの 期 間 内 に 始 まるいずれかの 事 業 年 度 において 次 世 代 法 の 認 定 を 受 けた 事 業 主 が 対 象 21

次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 概 要 と 改 正 のポイント ( 平 成 17 年 4 月 から 平 成 27 年 3 月 までの10 年 間 の 時 限 立 法 ) 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ かつ 育 成 される 社 会 の 形 成 に 資 するため 次 世 代 育 成 支 援 対 策 を 迅 速 かつ 重 点 的 に 推 進 地 方 公 共 団 体 及 び 事 業 主 に 対 し 次 世 代 育 成 支 援 のための 行 動 計 画 の 策 定 を 義 務 づけ 10 年 間 の 集 中 的 計 画 的 な 取 組 を 推 進 行 動 計 画 策 定 指 針 国 において 地 方 公 共 団 体 及 び 事 業 主 が 行 動 計 画 を 策 定 する 際 の 指 針 を 策 定 ( 例 ) 一 般 事 業 主 行 動 計 画 : 計 画 に 盛 り 込 む 内 容 として 育 児 休 業 や 短 時 間 勤 務 に 関 する 取 組 所 定 外 労 働 の 削 減 や 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 に 関 する 取 組 を 記 載 10 年 間 の 延 長 指 針 の 内 容 を 充 実 強 化 地 方 公 共 団 体 行 動 計 画 の 策 定 1 市 町 村 行 動 計 画 2 都 道 府 県 行 動 計 画 地 域 住 民 の 意 見 の 反 映 労 使 の 参 画 計 画 の 内 容 実 施 状 況 の 公 表 定 期 的 な 評 価 見 直 し 等 施 策 取 組 への 協 力 等 次 世 代 育 成 支 援 対 策 地 域 協 議 会 都 道 府 県 市 町 村 事 業 主 労 働 者 社 会 福 祉 教 育 関 係 者 等 が 組 織 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 届 出 1 一 般 事 業 主 行 動 計 画 ( 企 業 等 ) 大 企 業 (301 人 以 上 ): 義 務 中 小 企 業 (101 人 以 上 ): 義 務 (23 年 4 月 ~) 中 小 企 業 (100 人 以 下 ): 努 力 義 務 一 定 の 基 準 を 満 たした 企 業 を 認 定 2 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 国 地 方 公 共 団 体 等 ) 策 定 支 援 等 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 センター 事 業 主 団 体 等 による 情 報 提 供 相 談 等 の 実 施 現 行 の 認 定 制 度 の 充 実 新 たな 認 定 ( 特 例 認 定 ) 制 度 の 創 設 計 画 の 策 定 届 出 に 代 えた 実 績 公 表 の 枠 組 み の 追 加 : 今 回 の 改 正 法 による 改 正 内 容 : 今 後 の 省 令 及 び 指 針 の 見 直 しに 係 る 検 討 内 容 22

法 律 の 有 効 期 限 < 現 行 > 平 成 17 年 4 月 1 日 から 平 成 27 年 3 月 31 日 までの10 年 間 の 時 限 立 法 行 動 計 画 策 定 指 針 行 動 計 画 策 定 指 針 の 内 容 に 即 して 行 動 計 画 を 策 定 基 本 的 な 視 点 1 仕 事 と 生 活 の 調 和 の 視 点 2 仕 事 と 子 育 ての 両 立 の 視 点 3 企 業 全 体 での 取 組 等 の 視 点 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 内 容 に 関 する 事 項 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 のための 雇 用 環 境 の 整 備 働 き 方 の 見 直 しに 資 する 労 働 条 件 の 整 備 等 一 般 事 業 主 行 動 計 画 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 届 出 義 務 認 定 制 度 ( 認 定 基 準 ) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 改 正 について 4 企 業 の 実 情 を 踏 まえた 取 組 の 視 点 5 社 会 全 体 による 支 援 の 視 点 等 子 育 てをサポート している 企 業 の 証 (くるみんマーク) 厚 生 労 働 大 臣 による 認 定 表 示 付 与 1 適 切 な 行 動 計 画 を 策 定 したこと 2 計 画 期 間 が2 年 以 上 5 年 以 下 であること 3 行 動 計 画 に 定 めた 目 標 を 達 成 したこと 4 適 切 に 公 表 及 び 労 働 者 への 周 知 をしたこと 5 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 が1 人 以 上 いること 6 女 性 の 育 児 休 業 取 得 率 が70% 以 上 であること 7 3 歳 から 小 学 校 入 学 するまでの 子 をもつ 労 働 者 を 対 象 とする 育 児 休 業 等 の 措 置 を 講 じていること 8 所 定 外 労 働 の 削 減 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 等 の 措 置 を 講 じていること 9 法 及 び 法 に 基 づく 命 令 その 他 関 係 法 令 に 違 反 する 重 大 な 事 実 がないこと 次 世 代 法 の 効 果 的 推 進 方 策 として 認 定 制 度 の 認 知 度 を 高 めるとともに 経 済 的 インセンティブとしての 優 遇 措 置 の 積 極 的 な 検 討 などを 行 う 法 律 の 延 長 < 改 正 後 > 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで10 年 間 延 長 指 針 の 内 容 を 追 加 指 針 行 動 計 画 策 定 指 針 の 内 容 に 新 たに1~2の 内 容 を 盛 り 込 む 1 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 が 取 組 の 対 象 であることを 明 記 する 2 働 き 方 の 見 直 しに 資 する 取 組 を 進 めることが 重 要 である 旨 を 盛 り 込 む < 働 き 方 の 見 直 しに 資 する 取 組 > 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 の 取 組 所 定 外 労 働 の 削 減 の 取 組 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 の 取 組 等 計 画 の 策 定 届 出 に 代 えた 実 績 公 表 の 枠 組 みの 追 加 法 律 現 行 の 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 届 出 義 務 の 枠 組 みを 維 持 しつつ 高 い 水 準 の 取 組 を 行 っている 企 業 ( 新 たに 設 ける 認 定 ( 特 例 認 定 )を 受 ける 企 業 )について 一 般 事 業 主 計 画 の 策 定 届 出 に 代 えて 両 立 支 援 の 取 組 の 実 績 を 公 表 する 枠 組 みを 追 加 現 行 の 認 定 制 度 の 充 実 省 令 ( 基 準 ) 現 行 の 認 定 基 準 について 以 下 の 見 直 しを 行 う 1 男 性 の 育 児 休 業 取 得 に 係 る 基 準 について 中 小 企 業 の 特 例 を 拡 充 する 2 女 性 の 育 児 休 業 取 得 に 係 る 基 準 の 見 直 しについて 検 討 する 3 働 き 方 の 見 直 しに 資 する 多 様 な 労 働 条 件 の 整 備 のための 措 置 に 係 る 基 準 につ いて 見 直 す 新 たな 認 定 ( 特 例 認 定 ) 制 度 の 創 設 法 律 ( 制 度 ) 法 律 省 令 ( 基 準 ) 新 たな 認 定 ( 特 例 認 定 ) 制 度 を 創 設 し 新 たに 設 ける 認 定 基 準 につい て 以 下 の1~4について 現 行 の 認 定 基 準 ( 見 直 しを 行 ったもの)より も 高 い 基 準 を 設 けるとともに 現 行 の 認 定 基 準 にないものを 追 加 1 男 性 の 育 児 休 業 取 得 に 係 る 基 準 について 高 い 基 準 を 設 ける 2 働 き 方 の 見 直 しに 資 する 多 様 な 労 働 条 件 の 整 備 のための 措 置 について 一 定 の 条 件 の 下 で 数 値 目 標 を 定 めて 実 施 し 達 成 することとする 3 女 性 の 継 続 就 業 に 係 る 基 準 を 新 設 する 追 加 4 育 児 をしつつ 活 躍 する 女 性 を 増 やすための 取 組 に 係 る 基 準 を 新 設 する 追 加 23

次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 認 定 マーク くるみんマーク 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 実 施 し 一 定 の 基 準 を 満 たし た 企 業 を 認 定 プラチナくるみんマーク くるみん 認 定 企 業 のうち さらに 高 い 基 準 ( 特 例 認 定 基 準 )を 満 たした 企 業 を 認 定 マントの 色 彩 パターンは12 色 から 選 択 可 能 これらのマークは 平 成 27 年 4 月 1 日 以 降 に 実 施 予 定 です 24

支 給 機 関 : 都 道 府 県 労 働 局 平 成 27 年 度 両 立 支 援 等 助 成 金 ( 案 ) 27 年 度 要 求 額 86.5 億 円 ( 雇 用 勘 定 ) 26 年 度 予 算 額 76.3 億 円 ( 雇 用 勘 定 ) 事 業 所 内 保 育 施 設 設 置 運 営 等 支 援 助 成 金 51.4(51.9) 億 労 働 者 のための 保 育 施 設 を 事 業 所 内 ( 労 働 者 の 通 勤 経 路 又 はその 近 接 地 域 を 含 む)に 設 置 運 営 等 を 行 う 事 業 主 事 業 主 団 体 に その 費 用 の 一 部 を 助 成 する 1 設 置 費 2 増 築 費 3 運 営 費 助 成 率 大 企 業 補 助 率 1/3 上 限 額 1,500 万 円 中 小 企 業 補 助 率 2/3 上 限 額 2,300 万 円 増 築 大 企 業 補 助 率 1/3 上 限 額 750 万 円 中 小 企 業 補 助 率 1/2 上 限 額 1,150 万 円 建 て 替 え 大 企 業 補 助 率 1/3 上 限 額 1,500 万 円 中 小 企 業 補 助 率 1/2 上 限 額 2,300 万 円 5 年 間 支 給 大 企 業 1 人 当 たり 340 千 円 ( 年 額 ) 上 限 額 1,360 万 円 中 小 企 業 1 人 当 たり 450 千 円 ( 年 額 ) 上 限 額 1,800 万 円 12は 2 回 (1 年 目 と3 年 目 )に 分 けて 支 給 3は 定 額 支 給 代 替 要 員 確 保 コース 4.4(1.3) 億 育 児 休 業 取 得 者 が 育 児 休 業 終 了 後 原 職 等 に 復 帰 する 旨 の 取 扱 いを 就 業 規 則 等 に 規 定 し 休 業 取 得 者 の 代 替 要 員 を 確 保 し かつ 休 業 取 得 者 を 原 職 等 に 復 帰 させた 中 小 企 業 事 業 主 に 支 給 する 支 給 対 象 労 働 者 1 人 当 たり 育 児 休 業 取 得 者 が 期 間 雇 用 者 の 場 合 30 万 円 中 小 企 業 両 立 支 援 助 成 金 10 万 円 加 算 1 企 業 当 たり1 年 度 延 べ10 人 まで 5 年 間 (くるみん 取 得 企 業 の 場 合 法 律 の 有 効 期 限 の 期 間 で50 人 まで) 育 休 復 帰 支 援 プラン 助 成 金 3.0(1.5) 億 育 休 復 帰 プランナー による 支 援 のもと 育 休 復 帰 支 援 プラン を 策 定 及 び 導 入 し 対 象 労 働 者 が 育 休 を 取 得 した 場 合 及 び 当 該 育 休 取 得 者 が 復 帰 した 場 合 に 中 小 企 業 事 業 主 に 支 給 する 支 給 対 象 事 業 主 1 回 当 たり 30 万 円 1 企 業 当 たり2 回 まで 1 回 目 :プランを 策 定 し 育 休 取 得 した 時 2 回 目 : 育 休 者 が 職 場 復 帰 した 時 期 間 雇 用 者 継 続 就 業 支 援 コース 4.6(9.2) 億 期 間 雇 用 者 と 正 社 員 が 同 等 の 要 件 で 利 用 できる 育 児 休 業 制 度 育 児 短 時 間 勤 務 制 度 を 就 業 規 則 等 に 規 定 し 期 間 雇 用 者 の 育 児 休 業 取 得 者 を 原 職 等 に 復 帰 させ 6か 月 以 上 継 続 して 雇 用 した 中 小 企 業 事 業 主 に 支 給 する ( 育 児 休 業 を 終 了 した 期 間 雇 用 者 が 平 成 25 年 4 月 1 日 以 後 平 成 28 年 3 月 31 日 までに 出 た 事 業 主 が 対 象 ) 支 給 額 1 人 目 40 万 円 2 人 目 から5 人 目 まで 15 万 円 期 間 雇 用 者 の 育 児 休 業 取 得 者 が 正 社 員 として 復 職 した 場 合 1 人 目 10 万 円 加 算 2~5 人 目 5 万 円 加 算 26 年 度 限 りの 経 費 0(2.6) 億 継 続 就 業 支 援 コース 休 業 中 能 力 アップコース 育 児 休 業 給 付 上 乗 せ 支 援 助 成 金 ( 仮 称 ) 19.0(0) 億 月 額 賃 金 の67% 分 の 育 児 休 業 給 付 金 を 受 給 してい る 労 働 者 に 対 し 当 該 給 付 に 上 乗 せして 経 済 的 支 援 を 行 っている 事 業 主 に 支 給 する 企 業 規 模 中 小 企 業 事 業 主 上 記 以 外 の 事 業 主 支 給 額 月 額 賃 金 10% 分 までの2/3 月 額 賃 金 10% 分 までの1/2 子 育 て 期 短 時 間 勤 務 支 援 助 成 金 ( 経 過 措 置 ) 1.6(8.6) 億 就 業 規 則 等 により 子 育 て 期 ( 原 則 として 子 が 小 学 校 就 学 前 まで)の 労 働 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 設 け 平 成 27 年 3 月 31 日 までに 育 児 短 時 間 勤 務 を 開 始 した 労 働 者 に 利 用 させた 事 業 主 に 支 給 する 企 業 規 模 1 人 目 2 人 目 以 降 中 小 企 業 事 業 主 40 万 円 15 万 円 上 記 以 外 の 事 業 主 30 万 円 10 万 円 5 年 間 1 企 業 当 たり 延 べ10 人 まで( 中 小 企 業 事 業 主 は5 人 まで) ポジティブ アクション 取 組 助 成 金 ( 仮 称 ) 2.4(1.2) 億 女 性 の 活 躍 促 進 についての 数 値 目 標 を 定 めて 公 表 し 目 標 を 達 成 した 事 業 主 に 達 成 した 目 標 ごとに 一 定 額 を 支 給 する (1 企 業 1 回 限 り) 支 給 額 企 業 規 模 女 性 の 職 域 拡 大 女 性 の 管 理 職 登 用 等 中 小 企 業 事 業 主 30 万 円 30 万 円 上 記 以 外 の 事 業 主 15 万 円 15 万 円 25

イクメンプロジェクト イクメンプロジェクト とは 積 極 的 に 育 児 をする イクメン 及 び イクメン 企 業 を 周 知 広 報 するプロジェクト(H22 年 度 から 実 施 ) 参 加 型 の 公 式 サイトや イクメン 企 業 アワード などを 通 じて 多 くの 個 人 企 業 への 浸 透 を 図 るなど 社 会 的 な 気 運 の 醸 成 を 図 る イクメンプロジェクト のねらい 男 性 の 育 児 に 参 画 したいという 希 望 の 実 現 や 育 児 休 業 の 取 得 促 進 女 性 の 継 続 就 業 率 と 出 生 率 の 向 上 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 や 育 児 短 時 間 勤 務 の 利 用 を 契 機 とした 職 場 内 の 業 務 改 善 や 働 き 方 の 見 直 しに よるワーク ライフ バランスの 実 現 1 有 識 者 等 による イクメンプロジェクト 推 進 チーム の 設 置 有 識 者 等 による 推 進 チーム を 設 置 座 長 : 駒 崎 弘 樹 氏 (NPO 法 人 フローレンス 代 表 理 事 ) 他 9 名 2 イクメンプロジェクト ホームページの 運 営 1 イクメン 宣 言 育 児 育 児 休 業 体 験 談 イクメンの 星 の 掲 載 イクメン 本 人 が 育 児 に 関 する 夢 や 決 意 を イクメン 宣 言 として 登 録 し 体 験 談 をサイト 上 で 紹 介 育 児 育 児 休 業 体 験 談 を 投 稿 された 方 の 中 から 推 進 チームの 選 考 により イクメンの 星 を 選 出 し 紹 介 2 イクメンサポーター 宣 言 ( 個 人 / 企 業 団 体 ) 家 族 同 僚 企 業 などイクメンの 周 りの 方 がイクメンへの 応 援 メッセージを イクメンサポーター 宣 言 として 登 録 3 企 業 の 事 例 集 やパンフレット 等 関 係 資 料 の 掲 載 企 業 の 人 事 担 当 者 等 が 参 考 にできるよう 企 業 の 具 体 的 な 取 り 組 み 事 例 等 を 紹 介 4 男 性 の 育 児 を 応 援 する 行 政 機 関 の 取 組 やイベント 情 報 の 収 集 発 信 行 政 機 関 の 取 組 やイクメンサポーター 企 業 団 体 等 が 行 うイベント 情 報 をトップページやメールマガジン ツィッターで 紹 介 3 イクメン 企 業 アワード の 実 施 イクメンプロジェクト の 概 要 男 性 の 育 児 参 加 を 積 極 的 に 促 進 しつつ 業 務 改 善 を 図 る 企 業 を 表 彰 し その 取 組 をシンポジウムなどで 広 く 紹 介 していくことで 働 きながら 安 心 して 子 どもを 産 み 育 てることができる 労 働 環 境 の 整 備 を 推 進 数 値 目 標 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 :2.03%(2013 年 度 ) 10%(2017 年 度 ) 13%(2020 年 度 ) 第 1 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 :38%(2010 年 ) 55%(2017 年 ) 26

イクメン企業アワード2014 イクボスアワード2014 受賞企業などを決定 イクメン企業アワード 平成25年度 イクボスアワード とは イクメン企業アワード とは 働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働 環境の整備推進を目的として 男性従業員が育児と仕事 を両立するための 企業のキラリと光る取組に着目し 表 彰するもの グ ラ ン プ リ 男性労働者の育児と仕事の両立支援を促 進する取組について 特に他の模範という べき取組を推進し 実績を挙げている企業 特別奨励賞 男性労働者の育児と仕事の両立支援を促 進する取組を積極的に行い 工夫されてい る企業 イクメン企業アワード2014 受賞企業 グ ラ ン プ リ アース クリエイト有限会社 特別奨励賞 昭和電工株式会社 住友生命保険相互会社 株式会社千葉銀行 日本生命保険相互会社 株式会社日立ソリューションズ 株式会社丸井グループ イクボスアワード 平成26年度新規 五十音順 部下の育児と仕事の両立を推進するために配慮し 部 下の育休取得や短時間勤務などがあっても業務を滞り なく進めるための工夫をしつつ 自らも仕事と生活を充 実させている管理職を表彰するもの グランプリ及び特 別奨励賞を選定 イクボスアワード2014 受賞者 五十音順 グ ラ ン プ リ 金原高明氏 株式会社セプテーニ 橋本範文氏 株式会社ルミネ 特別奨励賞 大石純子氏 グラクソ スミスクライン株式会社 田澤由利氏 株式会社テレワークマネジメント 三木勝也氏 日本生命保険相互会社 イクメンスピーチ甲子園 平成26年度新規 イクメンスピーチ甲子園 とは 働きながら育児をする男性から 育児と仕事の両立につ いての工夫 育児の楽しさといったエピソードを募集し 書 類審査通過者がスピーチによる決勝戦を行い 優勝者を 決定 表彰するもの 表彰式の様子はイクメンプロジェクトホームページでご覧になれま す http://ikumen-project.jp/active/active_project.php 27

中小企業における育休復帰支援プログラム 27年度要求額 472,868千円 雇用勘定 26年度予算額 234,731千円 雇用勘定 中小企業における人材活用の促進 労働者の育児休業の取得及び育児休業後の円滑な職場復帰による継続就 労を支援するため 中小企業及び中小企業で働く労働者の状況に応じた 育休復帰支援プラン の策定 利用 を支援 事 業 の し く み 事 業 内 容 ①モデルプランの普及促進 中小企業における人材活用の促進 労働者の育休取得及び育休取得 後の円滑な職場復帰による継続就労を支援するため 平成26年度に作 成した 育休復帰支援モデルプラン を周知し活用を促す企業向けセ ミナーを開催する 企業向けセミナー 50社/回 年6回 ②プランナーの養成 活動支援 各々の事業主の状況に応じたプランを策定する プランナー を 基礎 応用研修により養成する 養成するに当たっては 期間雇用 者の育休取得 職場復帰を視野に入れ人材活用の促進等を図る また プランナーの円滑な活動のための支援を行う 基礎研修 仕事と育児の両立やその支援策に係る基礎的内容 対象50人/回 年6回 応用研修 企業の課題把握やプラン策定の実践的手法 対象25人/回 年6回 ③中小企業への助成金支給 プランナーによるプランの策定支援を受けた中小企業において対象 労働者が育休を取得した場合 及び当該育休取得者が復帰した場合 に その企業に対して助成金を支給する プランナー 単価14,243円/日 12日 規模50人 プラン策定数 2,000社/年 助成金 単価30万円 2回/企業 規模 1,000社 H26プラン策定企業2回目 333社 H27プラン策定企業1回目 667社 労 働 者 産 休 中 小 企 業 プ ラ ン 策 定 策に 定よ 支る 援 職場復帰 育休 短時間勤務 フルタイム勤務 フルタイム勤務 プラン実施 例 能力キャッチアップ 復職のための研修 職場の体制整備 代替要員確保 多能工化等 復職のための相談 管理職への周知 プ ラ ン ナ ー 助育 成休 金取 の得 申時 請 助職 成場 金復 の帰 申時 請 企業に人材活用のインセンティブ プラン策定支援 助成金 を与えると ともに 労働者の育休取得及び職場復帰 による継続就労を支援 28

期間雇用者の育児休業取得促進プログラム 期間雇用者の育児休業の取得を促進するため 期間雇用者の育児休業促進プログラム として以下の取組を行う 1 育休復帰支援プログラム ① 期間雇用者向けの育休復帰支援モデルプランの策定 普及促進 ② 育休復帰プランナーの事業所訪問等によるプラン作成 育児 介護休業規定の整備支援 ③ 育休復帰支援プランを作成 導入し 対象労働者が育休取得時と復帰時に 事業主に対し助成金を支給 2 育児休業取得者の代替要員を確保した事業主に対し 育児休業取得者が期間雇用者の場合 助成金を加算して支給 3 期間雇用者が育児休業を取得し 原職等に復帰した場合に支給する助成金の支給要件を緩和 中 小 企 業 向 け 育休復帰プランナーによる支援 育休復帰支援プラン助成金 期間雇用者の育休復帰支援モデルプラン策定 普 及促進事業 1 各々の企業の実情に応じたプランの作成等を支援する プラン ナー を研修により養成 1 期間雇用者向けの育休復帰モデルプランを策定 2 モデルプランの普及促進 2 プランナーの事業所訪問等によるプランの作成 規定整備支援 3 育休復帰プランナーによる支援のもと 育休復帰支援プランを 作成 導入し 対象労働者が育休取得時と復帰時に助成金を支給 支給金額 1回30万円 最大100万円支給 計60万円 代替要員確保コース 期間雇用者継続就業支援コース 育児休業取得者の代替要員を確保し 休業取得者を原職等に復帰 させた場合 助成金を支給 期間雇用者が育児休業を取得し 原職等に復帰した場合 助成金を支給 1人目40万円 2 5人目15万円 育休取得者が期間雇用者の場合の加算措置 支給要件の緩和 支給金額 15万円 30万円 加算措置10万円 計40万円 研修の実施を支給要件から削除 29

〇 日本再興戦略 改訂2014において テレワークの推進に向け 新たなモデルの構築 導入ノウハウの提供等に取り組む とされ 世界最先端IT国家創造宣言に おいても 引き続き 2020年には テレワーク導入企業を2012年度比で3倍 週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカー数を全労働者数の10 以上 にすることが 宣言されている 〇このため テレワークの普及促進に向けた気運の醸成 個別企業へのきめ細かな支援に係る施策等を強化するとともに テレワークモデル実証事業の平成26年度 成果を 踏まえた検証の実施や業界団体と連携した傘下企業への支援を実施することによりテレワークの普及促進を図る必要がある 特別会計 794,873千円 609,523千円 1 普及促進に向けた気運の醸成 ノウハウの周知 労務管理Q&A集の作成 新規 テレワーク セミナー 拡充 労務管理上の留意点 VDT作業における留意点等について 関心のある 企業等へ広く周知するためのセミナーを開催 仕事と子育て 介護との両立事例集の作成(継続 テレワークにより仕事と子育て 介護との両立を図る企業の事例集を作成 テレワーク導入のための労務管理Q&A集を作成して 周知 労使向けシンポジウムの開催 新規 テレワーク普及に向けた社会的気運の醸成を図るため 先進的企業に対し て政府として表彰を行い その取組みをシンポジウム等を通じて幅広く周知 2 個別企業 業界団体へのきめ細かな支援 相談センター運営 訪問コンサルタント 継続 テレワークの導入 実施時における労務管理上の課題等について 相談に 応える相談センターを設置 相談センターにおいて テレワークの導入を検討する企業に対して総務省 が実施するICT技術のためのコンサルタントと連携して労務管理等に関する 訪問によるコンサルティングを実施 職場意識改善助成金テレワークコースの拡充 拡充 サテライトオフィスを活用したテレワークについても助成の範囲とする等の 拡充を図る 業界団体と連携した支援 新規 業界団体と連携し 業種の特性に応じたテレワークの導入を促進するため 団体傘下の企業に対し コーディネーター等を通じた支援を実施 3 テレワークモデル実証事業 平成26年度に構築予定の 週1日以上在宅で就業する雇用型在宅型 テレワーク等を可能とする労務管理 人事評価 情報通信技術等に係る 実証モデル について 課題の検証 モデル更新 再実証 を行う 平成26年度 平成28年度の3年間で実施 モデルを検証するための有識者による検討会を開催 平成26年度の成果を踏まえた事例集の作成 新規 30

現 状 働 き 盛 り 世 代 の 家 族 介 護 者 が 今 後 5 年 で 急 増 団 塊 世 代 が70 歳 代 に 突 入 し 要 介 護 状 態 になる 可 能 性 が 高 まる 代 替 要 員 の 補 充 確 保 が 困 難 家 族 介 護 をする 世 代 は 企 業 の 中 核 を 担 う40 50 代 であり 離 職 による 補 充 が 困 難 である 介 護 の 突 発 性 と 多 様 性 への 対 応 が 困 難 介 護 は 育 児 とは 異 なり 突 発 的 に 発 生 し 期 間 も 不 明 確 である 仕 事 と 介 護 の 両 立 支 援 事 業 課 題 < 企 業 > 優 秀 人 材 の 離 職 や 介 護 者 急 増 による 労 務 管 理 への 対 応 困 難 対 策 の 必 要 性 はわかるが 具 体 的 な 取 組 がわからない < 労 働 者 > 両 立 制 度 への 知 識 不 足 や 再 就 職 に 対 して 安 易 な 気 持 ち 周 囲 の 理 解 がなく 制 度 を 利 用 しにくい 職 場 風 土 にいる 27 年 度 (3 年 目 ) 27 年 度 要 求 額 53,727 千 円 ( 雇 用 勘 定 ) 26 年 度 予 算 額 67,277 千 円 ( 雇 用 勘 定 ) 25 年 度 (1 年 目 ) 企 業 向 け 1 介 護 離 職 を 予 防 するた めの 職 場 環 境 モデルを 作 成 企 業 向 け 2 仕 事 と 介 護 の 両 立 支 援 研 修 の 開 催 労 働 者 向 け 3 仕 事 と 介 護 の 両 立 事 例 集 を 作 成 広 く 一 般 向 け 4 仕 事 と 介 護 の 両 立 に 向 けた 情 報 を 提 供 (シンポ ジウムの 開 催 ) 26 年 度 (2 年 目 ) 企 業 向 け 1 職 場 環 境 モデル 導 入 実 証 実 験 の 実 施 (100 社 報 奨 金 30 万 円 ) 企 業 及 び 労 働 者 の 課 題 等 を 踏 まえて 職 場 環 境 モデ ルの 見 直 しについて 検 討 広 く 一 般 向 け 2 仕 事 と 介 護 の 両 立 に 向 けた 情 報 を 提 供 (シンポ ジウムの 開 催 ) 等 企 業 向 け 126 年 度 に 見 直 した 職 場 環 境 モデルの 普 及 集 合 研 修 コンサルティンク の 実 施 *20か 所 3 回 3 時 間 20 人 2 業 種 別 使 用 者 会 議 の 開 催 仕 事 と 介 護 の 両 立 支 援 に 関 する 取 組 が 進 んでいる 企 業 トップ 人 事 労 務 担 当 幹 部 学 識 経 験 者 で 構 成 される 会 議 を 開 催 し 仕 事 と 介 護 の 両 立 支 援 にかかる 課 題 等 について 議 論 し その 結 果 を 施 策 の 充 実 に 生 かす 3 職 場 環 境 モデルの 充 実 業 種 ごとに 企 業 の 両 立 支 援 取 組 事 例 を 収 集 し 取 組 内 容 ( 支 援 ニーズの 把 握 両 立 支 援 制 度 の 見 直 し 介 護 に 直 面 する 前 の 従 業 員 への 支 援 介 護 に 直 面 した 従 業 員 への 支 援 等 ) 別 にパターン 化 して 複 数 提 示 するなどモデルの 充 実 を 図 る 労 働 者 向 け 4 介 護 休 業 短 時 間 勤 務 介 護 休 暇 等 の 制 度 を 活 用 して 継 続 就 業 している 労 働 者 の 事 例 収 集 周 知 広 く 一 般 向 け 5 仕 事 と 介 護 の 両 立 に 向 けた 情 報 を 提 供 シンポジウムの 開 催 シンボルマークの 周 知 <シンボルマーク> トモニン 企 業 及 び 労 働 者 の 課 題 を 踏 まえた 職 場 環 境 モデルを 普 及 し 仕 事 と 介 護 が 両 立 できる 職 場 環 境 の 整 備 を 促 進 31

ワーク ライフ バランスについてのまとめ 日 本 社 会 とワーク ライフ バランス(WLB)との 関 係 少 子 化 対 策 の 車 の 両 輪 は 保 育 サービスの 充 実 と 仕 事 と 子 育 てが 両 立 できる 環 境 整 備 女 性 における 二 者 択 一 の 解 消 と 男 性 の 育 児 参 加 促 進 に 資 するもの( 女 性 の 活 躍 推 進 は 我 が 国 の 経 済 社 会 にとって 重 要 ) 高 齢 化 が 進 む 中 仕 事 と 介 護 の 両 立 も 大 きな 課 題 女 性 高 齢 者 を 始 め 時 間 に 制 約 のある 社 員 の 増 加 が 見 込 まれる 中 WLBを 実 現 しないと 日 本 社 会 が 立 ちゆかなくなる 可 能 性 WLBの 重 要 性 は 認 識 されながら 日 本 社 会 においてなかなか 進 まない 現 実 高 度 成 長 期 以 来 の 成 功 体 験 ( 専 業 主 婦 モデル とセットになった 長 時 間 労 働 による 経 済 成 長 )からの 脱 却 が 進 まない WLBという 言 葉 に 対 する 誤 解 ( 仕 事 もほどほどにというイメージ) 日 本 的 雇 用 慣 行 とワーク ライフ バランスの 両 立 の 実 現 が 課 題 日 本 的 雇 用 慣 行 は 労 働 者 に 対 する 長 期 雇 用 の 保 障 と 無 限 定 な 働 き 方 のセット ( 仕 事 に 人 が 付 く ジョブ 型 と 人 に 仕 事 が 付 く メンバーシップ 型 の 違 い( 日 本 はメンバーシップ 型 )) WLBと 親 和 的 ではない 側 面 が 強 い 長 期 雇 用 のメリット( 若 者 の 雇 用 機 会 人 材 育 成 )を 活 かしつつ 限 定 正 社 員 の 活 用 も 含 め WLBが 実 現 するための 働 き 方 改 革 ( 時 間 当 たり 労 働 生 産 性 の 向 上 とセット)をどう 実 現 していくか 32

( 参 考 資 料 ) 33

日 本 の 人 口 の 推 移 日 本 の 人 口 は 近 年 横 ばいであり 人 口 減 少 局 面 を 迎 えている 2060 年 には 総 人 口 が9000 万 人 を 割 り 込 み 高 齢 化 率 は40% 近 い 水 準 になると 推 計 されている 人 口 ( 万 人 ) 14,000 12,000 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 ) 割 合 実 績 値 ( 国 勢 調 査 等 ) 12,806 万 人 平 成 24 年 推 計 値 ( 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ) 11,662 総 人 口 ピーク 2008 年 :12,808 万 人 生 産 年 齢 人 口 ピーク 1995 年 : 8,726 万 人 労 働 力 人 口 ピーク 1998 年 : 6,793 万 人 10,000 8,000 6,000 15~64 歳 人 口 63.8% (2010) 23.0% (2010) 3,685 6,773 65 歳 以 上 人 口 8,674 3,464 生 産 年 齢 人 口 割 合 50.9% 高 齢 化 率 39.9% 高 齢 化 率 (65 歳 以 上 人 口 割 合 ) 4,000 2,000 0 14 歳 以 下 人 口 合 計 特 殊 出 生 率 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 2060 ( 出 所 ) 総 務 省 国 勢 調 査 及 び 人 口 推 計 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 24 年 1 月 推 計 ): 出 生 中 位 死 亡 中 位 推 計 ( 各 年 10 月 1 日 現 在 人 口 ) 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 1.39 (2010) 1,204 4,418 791 合 計 特 殊 出 生 率 1.35 34

共 働 き 世 帯 の 占 める 割 合 共 働 き 世 帯 は 増 加 傾 向 であり 1990 年 代 からは 専 業 主 婦 世 帯 を 上 回 っている ( 資 料 出 所 ) 総 務 省 統 計 局 労 働 力 調 査 特 別 調 査 (1980 年 ~2001 年 ) 労 働 力 調 査 ( 詳 細 集 計 ) (2002 年 ~2010 年 2012 年 )より 作 成 ( 注 ) 1) 男 性 雇 用 者 と 無 業 の 妻 からなる 世 帯 とは 夫 が 非 農 林 雇 用 者 で 妻 が 非 就 業 者 ( 廣 動 力 人 口 及 び 完 全 失 業 者 )の 世 帯 2) 雇 用 者 の 共 働 き 世 帯 とは 夫 婦 ともに 非 農 林 雇 用 者 の 世 帯 3) 1985 年 以 降 は 夫 婦 のみ 世 帯 夫 婦 と 親 からなる 世 帯 夫 婦 と 子 供 からなる 世 帯 及 び 夫 婦 子 供 と 親 からなる 世 帯 のみの 世 帯 数 4) 労 働 力 調 査 特 別 集 計 と 労 働 力 調 査 ( 詳 細 集 計 ) とでは 調 査 方 法 調 査 月 などが 相 違 することから 時 系 列 比 較 には 注 意 を 要 する 5) 被 災 3 県 を 除 く 全 国 の 男 性 雇 用 者 と 無 業 の 妻 からなる 世 帯 (1~3 月 期 平 均 )は 2011 年 が777 万 世 帯 2012 年 が773 万 世 帯 雇 用 者 の 共 働 き 世 帯 (1~3 月 期 平 均 )は 2011 年 が1,003 万 世 帯 2012 年 が1,021 万 世 帯 である 35

正 規 雇 用 と 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 の 推 移 非 正 規 雇 用 は 95 年 から05 年 までの 間 に 増 加 し 以 降 現 在 まで 微 増 ( 役 員 を 除 く 雇 用 者 全 体 の36.7%) なお 直 近 (2014 年 4 月 現 在 )では 1,909 万 人 (36.7%) 有 期 契 約 労 働 者 (2014 年 4 月 現 在 )は1,453 万 人 (28.0%) 正 規 雇 用 は 95 年 から05 年 までの 間 に 減 少 し 以 降 その 数 はほぼ 横 ばい 状 態 総 務 省 労 働 力 調 査 ( 基 本 集 計 ) (2014 年 1 月 分 ) なお 月 単 位 の 公 表 は2013 年 1 月 から 開 始 季 節 的 変 動 があるため 留 意 が 必 要 6,000 ( 万 人 ) 5,000 4,000 20.2% 16.4% 881 655 32.6% 33.0% 33.5% 34.1% 33.7% 34.4% 35.1% 35.2% 36.7% 26.0% 20.9% 非 正 規 1,001 1,273 1,634 1,678 1,735 1,765 1,727 1,763 1,811 1,813 1,906 (+70) (+44) (+57) (+30) (-38) (+36) (+2) (+48) (+93) パート928 万 人 (+40) 48.7% 3,000 2,000 1,000 3,343 3,488 3,779 3,630 正 規 3,375 3,415 3,449 3,410 3,395 3,374 3,352 3,340 3,294 (-35) (+40) (+34) (-39) (-15) (-21) (-22) (-12) (-46) アルバイト392 万 人 (+39) 20.6% 派 遣 社 員 116 万 人 (+26) 6.1% 契 約 社 員 嘱 託 388 万 人 (+34) 20.4% 0 85 年 90 年 95 年 00 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 ( 資 料 出 所 )2000 年 までは 総 務 省 労 働 力 調 査 ( 特 別 調 査 ) (2 月 調 査 ) 2005 年 から2013 年 までは 総 務 省 労 働 力 調 査 ( 詳 細 集 計 ) ( 年 平 均 )による ( 注 )1)2005 年 以 降 の 実 数 及 び 割 合 は2010 年 国 勢 調 査 の 確 定 人 口 に 基 づく 推 計 人 口 ( 新 基 準 )に 切 替 え 集 計 した 値 2)2011 年 の 数 割 合 及 び 前 年 差 は 被 災 3 県 の 補 完 推 計 値 を 用 いて 計 算 した 値 3) 雇 用 形 態 の 区 分 は 勤 め 先 での 呼 称 によるもの その 他 82 万 人 (-46) 4.3% 36

正 社 員 以 外 の 労 働 者 の 主 な 収 入 源 の 推 移 正 社 員 以 外 の 労 働 者 の 主 な 収 入 源 として 特 に 女 性 では 自 分 自 身 の 収 入 の 割 合 が 高 まっている ( 男 女 計 ) ( 男 性 ) 2003 42.8 自 分 自 身 の 収 入 配 偶 者 の 収 入 43.3 子 どもの 収 入 親 の 収 入 10.2 不 明 2003 85.9 1.4 7.7 2007 45.4 41.5 8.1 2007 77.2 4.4 12.8 兄 弟 姉 妹 の 収 入 その 他 2010 49.1 38.1 10.1 2010 82.3 1.2 13.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ( 女 性 ) 2003 26.1 59.6 11.1 2007 2010 26.7 29.6 63.2 59.7 5.4 8.1 ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 就 業 形 態 の 多 様 化 に 関 する 総 合 実 態 調 査 をもとに 厚 生 労 働 省 労 働 政 策 担 当 参 事 官 室 にて 作 成 ( 注 ) 1) 本 調 査 において 正 社 員 以 外 とは 契 約 社 員 嘱 託 社 員 出 向 社 員 派 遣 労 働 者 臨 時 的 雇 用 者 パートタイム 労 働 者 その 他 を 合 わせたものをいう 2) 正 社 員 以 外 については 男 性 で7.6% 女 性 で3.2%の 者 が 在 学 中 であ ることに 注 意 を 要 する 0% 20% 40% 60% 80% 100% 37

日 本 再 興 戦 略 改 訂 2014- 未 来 への 挑 戦 -1 (2014 年 6 月 24 日 )( 抄 ) 第 二 3つのアクションプラン/ 一. 日 本 産 業 再 興 プラン/2. 雇 用 制 度 改 革 人 材 力 の 強 化 2-2. 女 性 の 活 躍 推 進 / 若 者 高 齢 者 等 の 活 躍 推 進 / 外 国 人 材 の 活 用 /3) 新 たに 講 ずべき 具 体 的 施 策 i) 女 性 の 活 躍 推 進 /( 育 児 家 事 支 援 環 境 の 拡 充 ) 1 放 課 後 子 ども 総 合 プラン 小 学 校 入 学 後 に 女 性 が 仕 事 を 辞 めざるを 得 ない 状 況 となるいわゆる 小 1の 壁 を 打 破 し 次 代 を 担 う 人 材 を 育 成 するため 厚 生 労 働 省 と 文 部 科 学 省 が 共 同 して 放 課 後 子 ども 総 合 プラン を 年 央 に 策 定 し 一 体 型 を 中 心 とし た 放 課 後 児 童 クラブ 放 課 後 子 供 教 室 の 計 画 的 な 整 備 を 進 める その 際 学 校 施 設 ( 余 裕 教 室 や 放 課 後 等 に 一 時 的 に 使 われていない 教 室 等 )の 徹 底 活 用 放 課 後 児 童 クラブの 開 所 時 間 の 延 長 全 小 学 校 区 での 放 課 後 児 童 クラブと 放 課 後 子 供 教 室 の 一 体 的 な 又 は 連 携 した 運 用 等 が 着 実 に 実 行 されるよう 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 行 動 計 画 策 定 指 針 を 改 正 し 自 治 体 に 計 画 の 策 定 を 求 めるなど 所 要 の 制 度 的 措 置 を 年 度 内 に 実 施 する これにより 放 課 後 児 童 クラブについて 2019 年 度 末 までに 約 30 万 人 分 の 受 け 皿 拡 大 を 図 るとともに 約 1 万 か 所 以 上 を 一 体 型 の 放 課 後 児 童 クラブ 放 課 後 子 供 教 室 とする 2 保 育 士 確 保 対 策 の 着 実 な 実 施 待 機 児 童 解 消 加 速 化 プラン の 確 実 な 実 施 のため 年 内 を 目 途 に 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 における 地 方 公 共 団 体 の 計 画 を 踏 まえた 国 全 体 で 必 要 となる 保 育 士 数 を 明 らかにした 上 で 数 値 目 標 と 期 限 を 明 示 し 人 材 育 成 や 再 就 職 支 援 等 を 強 力 に 進 めるための 工 程 表 を 保 育 士 確 保 プラン として 策 定 する あわせて 今 年 度 末 の 待 機 児 童 解 消 加 速 化 プラン の 進 捗 状 況 を 踏 まえて 必 要 な 見 直 しを 行 う 38

日 本 再 興 戦 略 改 訂 2014- 未 来 への 挑 戦 -2 (2014 年 6 月 24 日 )( 抄 ) 6 女 性 の 活 躍 推 進 に 向 けた 新 たな 法 的 枠 組 みの 構 築 2020 年 に 指 導 的 地 位 に 占 める 女 性 の 割 合 30% の 実 現 に 向 けて 女 性 の 活 躍 推 進 の 取 組 を 一 過 性 のものに 終 わらせず 着 実 に 前 進 させるための 新 たな 総 合 的 枠 組 みを 検 討 する 具 体 的 には 国 地 方 公 共 団 体 民 間 事 業 者 における 女 性 の 登 用 の 現 状 把 握 目 標 設 定 目 標 達 成 に 向 けた 自 主 行 動 計 画 の 策 定 及 びこれらの 情 報 開 示 を 含 め 各 主 体 がとるべき 対 応 等 について 検 討 する さらに 各 主 体 の 取 組 を 促 進 するため 認 定 などの 仕 組 みやインセンティブの 付 与 など 実 効 性 を 確 保 するための 措 置 を 検 討 する こ れらについて 今 年 度 中 に 結 論 を 得 て 国 会 への 法 案 提 出 を 目 指 す また 公 共 調 達 や 各 種 補 助 事 業 に 当 たり 事 業 者 又 は 発 注 者 の 負 担 等 を 踏 まえつつ ワークライフバランス 女 性 の 登 用 等 への 取 組 状 況 について 報 告 を 求 め 企 業 における 取 組 の 見 える 化 を 進 め 女 性 の 活 躍 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 を 適 切 に 評 価 すること 等 を 盛 り 込 んだ 取 組 指 針 を 策 定 し 受 注 機 会 の 増 大 を 図 る さらに 育 児 休 業 中 の 代 替 要 員 の 確 保 や 育 休 復 帰 支 援 プランの 策 定 など 復 職 の 環 境 整 備 復 職 後 の 能 力 アッ プのための 訓 練 を 行 う 事 業 主 等 に 対 する 助 成 や 改 正 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 特 例 認 定 等 を 受 ける 事 業 主 に 対 するインセンティブ 付 与 の 検 討 男 性 の 育 児 参 画 促 進 等 仕 事 と 子 育 ての 両 立 支 援 に 積 極 的 に 取 り 組 む 事 業 主 への 支 援 などを 拡 充 する 39

日 本 再 興 戦 略 改 訂 2014- 未 来 への 挑 戦 -3 (2014 年 6 月 24 日 )( 抄 ) 7 企 業 における 女 性 登 用 の 見 える 化 及 び 両 立 支 援 のための 働 き 方 見 直 しの 促 進 有 価 証 券 報 告 書 における 役 員 の 女 性 比 率 の 記 載 を 義 務 付 けるとともに コーポレート ガバナンスに 関 する 報 告 書 において 企 業 における 役 員 管 理 職 への 女 性 の 登 用 状 況 や 登 用 促 進 に 向 けた 取 組 を 記 載 するよう 各 金 融 商 品 取 引 所 に 要 請 する また 政 府 において 女 性 の 登 用 状 況 等 に 関 する 企 業 情 報 を 一 元 化 することで 総 合 データベース 化 を 図 り 企 業 の 女 性 活 躍 に 向 けた 取 組 を 推 進 する ( 以 下 略 ) 9 女 性 活 躍 応 援 プラン( 仮 称 ) 等 の 実 施 ( 略 ) また 企 業 トップや 管 理 職 の 意 識 改 革 を 推 進 するとともに 各 地 域 において 女 性 応 援 会 議 の 開 催 経 済 団 体 等 に よる 連 携 プラットフォーム 整 備 企 業 現 場 の 取 組 支 援 など 女 性 登 用 の 推 進 のための 枠 組 みを 構 築 する 40

Ⅰ 意 義 緊 要 性 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ ハ ランス)の 実 現 従 来 働 き 方 の 見 直 しは 個 々の 企 業 の 取 組 に 依 存 一 部 が 先 進 的 に 取 り 組 み 社 会 的 広 がりが 欠 如 今 般 経 済 界 労 働 界 地 方 のトップで 協 議 合 意 社 会 全 体 を 動 かす 大 きな 契 機 に 働 き 方 の 二 極 化 等 競 争 の 激 化 経 済 低 迷 や 産 業 構 造 の 変 化 正 社 員 以 外 が 大 幅 に 増 加 正 社 員 の 労 働 時 間 の 高 止 まり かつては 専 業 主 婦 現 在 は 過 半 数 が 共 働 き 世 帯 働 き 方 や 子 育 て 支 援 などの 社 会 的 基 盤 は 従 来 のまま 男 女 の 固 定 的 な 役 割 分 担 意 識 が 残 存 仕 事 と 生 活 の 間 で 問 題 を 抱 える 人 の 増 加 正 社 員 以 外 の 働 き 方 の 増 加 経 済 的 に 自 立 できない 層 長 時 間 労 働 心 身 の 疲 労 家 族 の 団 らんを 持 てない 層 働 き 方 の 選 択 肢 の 制 約 仕 事 と 子 育 ての 両 立 が 困 難 少 子 化 対 策 や 労 働 力 確 保 が 社 会 全 体 の 課 題 に 結 婚 や 子 育 てに 関 する 人 々の 希 望 を 実 現 しにくいものにし 急 速 な 少 子 化 の 要 因 に 働 き 方 の 選 択 肢 が 限 定 女 性 高 齢 者 等 の 多 様 な 人 材 を 活 かせな い 個 人 の 生 き 方 や 人 生 の 段 階 に 応 じて 多 様 な 働 き 方 の 選 択 を 可 能 にす る 必 要 働 き 方 の 見 直 しが 生 産 性 の 向 上 や 競 争 力 の 強 化 に= 明 日 への 投 資 Ⅱ 憲 章 及 び 行 動 指 針 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス) 憲 章 ( 国 民 的 な 取 組 の 大 きな 方 向 性 の 提 示 ) 仕 事 と 生 活 の 調 和 推 進 のための 行 動 指 針 ( 企 業 や 働 く 者 等 の 効 果 的 取 組 国 や 地 方 公 共 団 体 の 施 策 の 方 針 )を 策 定 仕 事 と 生 活 の 調 和 が 実 現 した 社 会 の 姿 各 主 体 の 取 組 を 推 進 するための 社 会 全 体 の 目 標 を 設 定 関 係 者 が 果 たすべき 役 割 国 民 一 人 一 人 がやりがいや 充 実 感 を 感 じながら 働 き 仕 事 上 の 責 任 を 果 たすとともに 家 庭 や 地 域 生 活 などにおいても 子 育 て 期 中 高 年 期 といった 人 生 の 各 段 階 に 応 じて 多 様 な 生 き 方 が 選 択 実 現 で きる 社 会 1 就 労 による 経 済 的 自 立 が 可 能 な 社 会 2 健 康 で 豊 かな 生 活 のための 時 間 が 確 保 できる 社 会 3 多 様 な 働 き 方 生 き 方 が 選 択 できる 社 会 ( 代 表 例 ) (いずれも 現 状 10 年 後 ) 就 業 率 (2 3にも 関 連 ) < 女 性 (25~44 才 )> 64.9% 69~72% < 高 齢 者 (60~64 才 )> 52.6% 60~61% フリーターの 数 187 万 人 144.7 万 人 以 下 週 労 働 時 間 60 時 間 以 上 の 雇 用 者 の 割 合 10.8% 半 減 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 46.6% 完 全 取 得 第 1 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 38.0% 55% 育 児 休 業 取 得 率 ( 女 性 )72.3% 80% ( 男 性 )0.50% 10% 男 性 の 育 児 家 事 関 連 時 間 (6 歳 未 満 児 のいる 家 庭 ) 60 分 / 日 2.5 時 間 / 日 把 社 握 会 全 評 体 価 と し し て 政 の 策 進 に 捗 反 状 映 況 を 企 業 と 働 く 者 協 調 して 生 産 性 の 向 上 に 努 めつつ 職 場 の 意 識 や 職 場 風 土 の 改 革 とあわせ 働 き 方 の 改 革 に 自 主 的 に 取 り 組 む 国 地 方 公 共 団 体 国 民 運 動 を 通 じた 気 運 の 醸 成 制 度 的 枠 組 みの 構 築 や 環 境 整 備 などの 促 進 支 援 策 への 積 極 的 な 取 組 地 域 の 実 情 に 応 じた 展 開 41