平 成 28 年 第 1 回 仙 台 南 警 察 署 協 議 会 議 事 録 日 時 : 平 成 28 年 2 月 16 日 ( 火 ) 13:30~15:00 場 所 : 仙 台 南 警 察 署 3 階 大 会 議 室 1 会 長 挨 拶 本 協 議 会 は 年 間 4 回 開 催 される 予 定 で その 都 度 治 安 情 勢 や 懸 案 事 項 等 につい て 審 議 し 地 域 の 安 心 安 全 をいかにして 維 持 していくか 警 察 に 対 して 様 々な 意 見 や 提 言 をして 問 題 解 決 に 努 力 していきたいと 思 っております 2 署 長 挨 拶 平 成 27 年 中 の 管 内 の 治 安 情 勢 等 について 説 明 します 1 点 目 は 刑 法 犯 等 の 認 知 検 挙 状 況 についてであります 当 署 管 内 の 刑 法 犯 の 認 知 件 数 は2,860 件 で 前 年 比 で35 件 減 少 しました 検 挙 件 数 は688 件 で 前 年 比 で74 件 増 加 し 検 挙 人 員 は426 人 で3 人 減 少 しております 窃 盗 犯 の 発 生 状 況 検 挙 状 況 等 についてですが 自 転 車 盗 などの 乗 り 物 盗 や 空 き 巣 などの 侵 入 盗 が 減 少 し 万 引 きなどの 非 侵 入 盗 が 増 加 しております 凶 悪 犯 は 14 件 発 生 し 前 年 比 4 件 増 加 その 内 訳 は 殺 人 1 件 殺 人 未 遂 5 件 放 火 3 件 強 姦 5 件 であり 検 挙 は 前 年 の 分 も 含 め 殺 人 未 遂 4 件 放 火 3 件 強 姦 8 件 の15 件 となっています 詐 欺 等 の 知 能 犯 は 141 件 発 生 し 前 年 比 34 件 増 加 検 挙 件 数 は39 件 で 前 年 比 3 件 増 加 しています これらの 増 加 分 については 特 殊 詐 欺 によるものです 当 署 での 暴 力 団 の 検 挙 状 況 は 薬 物 事 犯 や 窃 盗 事 件 等 を 含 め 総 数 で37 人 検 挙 しております 2 点 目 は 振 り 込 め 詐 欺 等 特 殊 詐 欺 の 認 知 状 況 についてであります 当 署 管 内 では 特 殊 詐 欺 が81 件 発 生 し 前 年 比 36 件 増 加 被 害 総 額 3 億 3, 563 万 円 で 前 年 比 1 億 6,377 万 円 増 加 しております 発 生 の 特 徴 点 についてですが 振 り 込 め 詐 欺 は76 件 発 生 前 年 比 38 件 増 加 しており これらが 全 体 の 多 くを 占 めております 当 署 ではこの 特 殊 詐 欺 被 害 に 歯 止 めをかけるため 本 年 も 金 融 機 関 への 働 きか け 高 齢 者 への 訪 問 等 の 諸 対 策 や 各 種 広 報 を 行 い 抑 止 と 検 挙 の 両 面 での 対 策 を 実 施 しています 3 点 目 は 少 年 非 行 の 概 況 についてであります 当 署 での 非 行 少 年 等 の 検 挙 補 導 状 況 は975 人 で 前 年 比 263 人 減 少 して います 当 署 をはじめ 県 全 体 での 検 挙 補 導 件 数 減 少 の 要 因 として 少 年 非 行 防 止 保 護 対 策 である 大 学 生 健 全 育 成 ボランティア ポラリス 宮 城 の 活 動 児 童 生 徒 健 全 育 成 ボランティア アルカス の 活 動 フィルタリングの 利 用 促 進 などが 功 を 奏 していると 考 えています 非 行 少 年 の 中 で 刑 法 犯 罪 を 犯 した 触 法 少 年 含 む 少 年 の 検 挙 補 導 総 数 は72 人
で 前 年 比 17 人 減 少 し この 中 の 約 6 割 が 中 学 生 高 校 生 となっています また 深 夜 はいかい 喫 煙 などの 不 良 行 為 少 年 等 の 補 導 総 数 は881 人 で 前 年 比 263 人 減 少 し 行 為 別 では 全 体 の 約 9 割 が 喫 煙 と 深 夜 はいかいとなってい ます 4 点 目 は 交 通 事 故 発 生 状 況 についてであります 署 管 内 の 交 通 事 故 死 者 数 は 7 人 の 方 が 亡 くなり 前 年 比 で2 人 増 加 していま す 当 署 の 人 身 交 通 事 故 は 1,383 件 発 生 し 34 件 増 加 しています この 事 故 の 中 には 重 大 事 故 に 発 展 するおそれのある 飲 酒 運 転 事 故 10 件 も 含 まれています 以 上 が 情 勢 であります 続 きまして 本 年 1 月 末 までの 犯 罪 の 情 勢 について 簡 単 に 説 明 します 刑 法 犯 の 発 生 状 況 等 についてですが 認 知 件 数 は159 件 で 前 年 比 で39 件 減 少 しております 特 殊 詐 欺 の 発 生 状 況 等 についてですが 4 件 発 生 し 前 年 比 6 件 減 少 被 害 額 は78 万 円 で 前 年 比 で 約 1,500 万 円 減 少 しております 今 のところ 昨 年 に 比 べて 被 害 額 がかなり 減 少 しております 次 に 少 年 の 非 行 防 止 状 況 についてですが 非 行 少 年 等 の 検 挙 補 導 状 況 は62 人 で 前 年 比 15 人 増 加 しています 最 後 に 交 通 事 故 の 発 生 状 況 についてですが 交 通 死 亡 事 故 については1 人 の 方 が 亡 くなり 前 年 比 で1 人 増 加 しています 人 身 交 通 事 故 は 88 件 発 生 し 16 件 減 少 しています ただし2 月 に 入 っから 当 署 管 内 では2 件 3 人 の 死 亡 事 故 が 発 生 し 合 計 3 件 4 人 の 方 が 亡 くなっていることから 交 通 に 関 してはかなり 厳 しい 情 勢 となってお ります 以 上 が 情 勢 であります 3 報 告 事 項 平 成 27 年 度 警 察 署 協 議 会 代 表 者 会 議 出 席 結 果 (1) 公 安 委 員 挨 拶 (2) 警 察 本 部 長 挨 拶 (3) 公 安 委 員 会 警 察 本 部 出 席 者 照 会 (4) 宮 城 県 警 察 当 面 の 重 点 課 題 等 説 明 質 疑 交 通 死 亡 事 故 抑 止 対 策 の 推 進 について G7 仙 台 財 務 大 臣 中 央 銀 行 総 裁 会 議 警 備 に 向 けた 準 備 について 県 内 におけるストーカー DV 等 の 人 身 安 全 関 連 事 案 について (5) 活 動 事 例 等 発 表 質 疑 登 米 市 津 山 町 柳 津 地 内 における 交 通 問 題 への 対 応 について ドライブレコーダーの 装 着 推 進 の 要 望 書 について 4 協 議 事 項 (1) 平 成 28 年 業 務 重 点 について
ア 会 計 課 ( 副 参 事 兼 会 計 課 長 ) 組 織 を 支 える 適 正 な 会 計 業 務 の 推 進 について 警 察 施 設 の 機 能 強 化 について イ 警 務 課 ( 警 務 課 長 ) 相 談 苦 情 への 組 織 的 な 対 応 について 現 場 執 行 力 を 強 化 するための 効 果 的 な 教 養 訓 練 の 推 進 について 真 に 警 察 官 としてふさわしい 優 秀 な 人 材 確 保 対 策 について ウ 留 置 管 理 課 ( 留 置 管 理 課 長 ) 基 本 原 則 の 徹 底 と 覇 気 ある 大 号 令 の 実 施 による 留 置 施 設 内 の 秩 序 維 持 捜 留 分 離 の 徹 底 と 捜 留 連 携 の 強 化 について 登 竜 門 制 度 の 定 着 化 及 びやり 甲 斐 を 感 じる 士 気 の 高 い 職 場 環 境 の 醸 成 いついて エ 生 活 安 全 課 ( 生 活 安 全 課 長 ) 総 合 的 な 犯 罪 抑 止 対 策 の 推 進 について 人 身 の 安 全 を 確 保 するための 取 組 の 推 進 について 少 年 の 非 行 防 止 と 保 護 総 合 対 策 の 推 進 について オ 地 域 課 ( 地 域 課 長 ) 被 災 地 等 の 安 全 安 心 を 確 保 するための 地 域 警 察 活 動 の 推 進 について 職 務 質 問 をはじめとする 積 極 的 な 街 頭 活 動 の 推 進 について 執 行 力 強 化 のための 若 手 地 域 警 察 官 の 早 期 育 成 について カ 刑 事 第 一 課 ( 刑 事 第 一 課 長 ) 重 要 犯 罪 の 徹 底 検 挙 について 重 要 犯 罪 ~ 殺 人 強 盗 放 火 強 姦 略 取 誘 拐 人 身 売 買 強 制 わい せつ 悪 質 な 窃 盗 事 件 の 徹 底 検 挙 について 若 手 捜 査 員 の 育 成 について キ 刑 事 第 二 課 ( 刑 事 第 二 課 長 ) 振 り 込 め 詐 欺 を 含 む 特 殊 詐 欺 等 知 能 犯 捜 査 の 推 進 について 総 合 的 な 暴 力 団 対 策 等 の 推 進 について 総 合 的 な 銃 器 薬 物 対 策 の 推 進 について ク 交 通 第 一 課 ( 交 通 第 一 課 長 ) 高 齢 者 等 の 交 通 事 故 防 止 対 策 と 飲 酒 運 転 根 絶 対 策 の 推 進 について 交 通 死 亡 事 故 抑 止 に 資 する 交 通 違 反 取 締 りの 強 化 について 安 全 で 快 適 な 交 通 環 境 の 整 備 について ケ 交 通 第 二 課 ( 交 通 第 二 課 長 ) 適 正 かつ 科 学 的 な 交 通 事 故 事 件 捜 査 の 推 進 について 迅 速 かつ 確 実 な 行 政 処 分 の 実 施 について コ 警 備 課 ( 警 備 課 長 ) サミット G7 仙 台 財 務 大 臣 等 会 議 に 向 けた 警 備 諸 対 策 の 推 進 について 国 際 テロ 対 策 の 推 進 について
(2) 警 察 署 における 速 度 取 締 り 指 針 の 見 直 しについて ア 速 度 取 締 り 指 針 の 策 定 策 定 の 経 緯 平 成 25 年 12 月 に 開 催 された 国 家 公 安 委 員 長 主 催 の 交 通 事 故 抑 止 に 資 する 取 締 り 速 度 規 制 等 の 在 り 方 に 関 する 懇 談 会 において 交 通 指 導 取 締 り 最 高 速 度 規 制 等 を 更 に 交 通 事 故 抑 止 に 資 するものとすることを 目 的 とし て 交 通 事 故 抑 止 に 資 する 取 締 り 速 度 規 制 等 の 在 り 方 に 関 する 提 言 が 取 りまとめられ この 提 言 を 受 けて 各 都 道 府 県 単 位 での 総 合 的 な 速 度 管 理 の 考 え 方 について 指 針 を 策 定 して 国 民 に 情 報 発 信 することになりました 各 警 察 署 においては 速 度 管 理 指 針 に 基 づき 管 内 の 交 通 事 故 実 態 等 につ いて あらかじめ 分 析 を 行 い 各 警 察 署 等 の 実 情 に 応 じた 速 度 取 締 り 指 針 を 策 定 し 警 察 署 協 議 会 において 意 見 聴 取 を 行 い 県 民 に 公 表 すること としています 速 度 取 締 り 指 針 の 意 義 等 警 察 署 等 の 速 度 取 締 り 管 理 の 考 え 方 を 県 民 と 共 有 するため 速 度 管 理 指 針 に 基 づき 警 察 署 等 でいかに 速 度 取 締 りを 実 施 していくかについて 管 内 の 交 通 事 故 実 態 等 の 分 析 結 果 を 踏 まえ 重 点 的 に 速 度 取 締 りを 行 う 路 線 時 間 帯 等 を 明 らかにするものであり 交 通 事 故 実 態 等 の 分 析 に 基 づき 取 締 り 方 針 を 策 定 し 実 行 した 上 で 検 証 し その 検 証 結 果 を 次 回 方 針 に 反 映 させていく いわゆるPDSAサイクルによる 取 締 り 管 理 のうち 速 度 取 締 りに 関 して その 方 針 背 景 事 情 等 を 対 外 的 に 説 明 公 表 するものです ここで PDSAサイクルとは 交 通 事 故 実 態 の 分 析 等 に 基 づく 指 導 取 締 り 方 針 の 策 定 (Plan) 指 導 取 締 り 方 針 に 従 った 実 行 (Do) 指 導 取 締 りの 効 果 検 証 (Study) 検 証 結 果 の 次 期 指 導 取 締 り 方 針 への 反 映 (A ct)の 英 語 読 みの 頭 文 字 をつづった 呼 び 名 です 策 定 要 領 これらを 基 に 当 署 では 管 内 における 速 度 に 起 因 する 交 通 死 亡 事 故 重 傷 事 故 等 の 発 生 状 況 に 加 え 道 路 環 境 速 度 違 反 の 取 締 り 状 況 地 域 住 民 等 か らの 要 望 を 踏 まえ 過 去 10 年 間 の 重 大 事 故 の 分 析 結 果 から 示 された 重 点 エ リア 内 を 中 心 に 過 去 3 年 間 の 交 通 事 故 発 生 状 況 ( 原 因 路 線 時 間 等 )を 分 析 して 策 定 しました イ 速 度 取 締 り 指 針 の 見 直 し 案 について 仙 台 南 警 察 署 の 速 度 取 締 り 重 点 場 所 に 六 丁 目 連 坊 エリア 内 の 主 要 交 差 点 を 加 え 重 点 時 間 帯 も 午 後 8 時 まで 延 長 さらに 従 来 の 重 点 エリアでの 重 点 時 間 帯 を 長 町 エリアが 午 後 10 時 まで 西 多 賀 エリアが 午 後 8 時 まで とそれぞれ 延 長 する 予 定 です さらに 取 締 り 要 望 として 国 道 4 号 国 道 286 号 並 びにその 周 辺 道 路 に おける 速 度 違 反 取 締 り 要 望 のほか 地 下 鉄 東 西 線 開 通 に 伴 う 新 設 道 路 におけ る 横 断 歩 行 者 等 妨 害 など 交 差 点 関 連 違 反 取 締 り 要 望 が 寄 せられており 重 点 的 に 対 処 する 方 針 です
この 速 度 取 締 り 指 針 案 について 委 員 のご 意 見 をお 願 いしたします (3) 警 察 への 要 望 提 言 等 について 会 計 課 について 若 林 警 察 署 新 設 の 見 通 しについてはいかがか 〇 副 参 事 兼 会 計 課 長 平 成 27 年 から28 年 に 基 本 設 計 平 成 28 年 から30 年 で 建 設 工 事 を 行 い 平 成 31 年 春 に 開 設 の 予 定 である 留 置 管 理 課 について 留 置 されている 被 疑 者 の 留 置 期 間 はどのくらいか 〇 留 置 管 理 課 長 一 般 に 被 留 置 者 は 10 日 間 勾 留 され さらに10 日 間 延 長 して 勾 留 され 最 大 で20 日 間 の 勾 留 期 間 である 交 通 第 一 課 について 愛 宕 大 橋 から 根 岸 交 差 点 にかけての 国 道 286 号 線 の 車 線 が 時 間 帯 で 変 わるが わかりにくく 危 険 と 思 われるがいかがか 〇 交 通 第 一 課 長 愛 宕 大 橋 北 側 から 根 岸 交 差 点 にかけての 時 間 帯 による 中 央 線 変 移 規 制 につい ては 3 月 末 で 廃 止 となり それ 以 降 は 上 下 線 とも 片 側 3 車 線 の 道 路 となる また 同 路 線 の 管 理 についても 4 月 1 日 以 降 は 国 土 交 通 省 から 仙 台 市 に 移 管 される いまお 話 のあった 路 線 に 関 し 愛 宕 大 橋 から 東 進 して 越 路 交 差 点 に 差 し 掛 っ た 際 右 折 レーンがなく 危 険 である 〇 交 通 第 一 課 長 ご 指 摘 のあった 箇 所 については 下 りの 左 カーブとなり 見 通 しも 悪 く 危 険 と 思 われるが 中 央 分 離 帯 を 設 けるか 否 かの 議 論 もあり 今 回 の 中 央 線 変 移 規 制 廃 止 に 付 随 しては 問 議 されていない ストーカー 問 題 に 関 して 警 察 で 相 手 に 厳 重 注 意 した 後 に 被 害 者 が 殺 害 され るケースもあるが この 点 についてはどうか 〇 生 活 安 全 課 長 ストーカー 事 案 については ケースバイケースで 対 応 しており 事 件 性 があ る 場 合 には 極 力 被 害 届 を 提 出 させるよう 勧 めている しかし 被 害 者 側 が 被 害 届 提 出 をちゅうちょしたり 一 旦 提 出 しても 後 に 取 り 下 げるなどして 事 件 化 出 来 ない 場 合 もある その 他 ストーカー 法 案 等 法 律 に 従 い 口 頭 指 導 文 書 警 告 禁 止 命 令 など あらゆる 方 法 を 駆 使 して 被 害 者 の 安 全 確 保 に 努 めている また 被 害 者 を 避 難 施 設 に 避 難 することを 勧 める 場 合 もあるが 被 害 者 側 が それを 拒 否 し 被 害 に 巻 き 込 まれるケースもある 5 閉 会