市 教 育 委 員 会 大 阪 府 教 育 委 員 会 に 何 度 も 要 望 しました その 結 果 受 験 の 同 じ 部 屋 の 中 にパーテーションを 用 意 して そこに 看 護 師 が 待 機 して 別 室 に 控 えていると 解 釈 する ことになりました しかし 介 助 の 教 師



Similar documents
<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

PTA

PowerPoint プレゼンテーション

一般競争入札について

産 業 カウンセラー 試 験 対 策 模 擬 試 験 のみのコース 模 擬 試 験 A お 申 込 み 5,500 円 2015 年 12 月 19 日 模 擬 試 験 学 科 問 題 40 問 逐 語 記 録 問 題 20 問 + 音 声 による 解 答 と 解 説 (2013~2015 年 の

様 式 5 平 成 28 年 度 NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 事 前 アンケート * 申 込 をした 方 に を 付 けてください スタンダード 編 ステップアップ 編 氏 名 所 属 大 学 学 年 1. NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 への 参 加 を 希 望 する 理 由 動 機

< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

特 別 徴 収 制 度 とは 市 県 民 税 の 納 め 方 のひとつです 従 業 員 の 市 県 民 税 を 事 業 主 が 毎 月 給 与 から 天 引 きし 従 業 員 に 代 わって 市 に 納 める 制 度 です 所 得 税 の 源 泉 徴 収 に 対 応 するものが 市 県 民 税 では

奨学事業戦略部個人情報ファイル簿

学 力 家 計 とも 基 準 内 です 申 込 みをすれば 必 ず 採 用 されますか? 奨 学 生 の 採 用 は 日 本 学 生 支 援 機 構 が 定 める 採 用 枠 の 範 囲 内 で 行 いますので 基 準 内 なら 必 ず 採 用 されるとのお 約 束 はできません 下 宿 しています

メール119番通報システム

1_扉-配布用.indd

Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

PowerPoint プレゼンテーション

開 会 委 員 長 : これより 第 回 男 女 平 等 参 画 推 進 委 員 会 を 開 催 いたします 事 務 局 より 月 日 付 人 事 異 動 の 報 告 配 布 資 料 を 確 認 した 事 務 局 より 委 員 の 半 数 以 上 が 出 席 しているので 委 員 会 が 成 立 し

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

花 巻 市 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 花 巻 市 では 入 札 における 透 明 性 公 平 性 の 向 上 を 図 り より 一 層 の 競 争 性 を 確 保 するために 条 件 付 一 般 競 争 入 札 を 実 施 します 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 条

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

KYOSAI 号CC2014.indd

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

2 出 願 資 格 審 査 前 記 1の 出 願 資 格 (5) 又 は(6) により 出 願 を 希 望 する 者 には, 出 願 に 先 立 ち 出 願 資 格 審 査 を 行 いますので, 次 の 書 類 を 以 下 の 期 間 に 岡 山 大 学 大 学 院 自 然 科 学 研 究 科 等

提 出 書 類 ア 財 産 形 成 年 金 貯 蓄 の 非 課 税 適 用 確 認 申 告 書 ( 積 立 終 了 から2ヶ 月 以 内 に 提 出 厳 守 ) 記 入 例 参 照 イ 財 産 形 成 年 金 貯 蓄 者 の 退 職 等 申 告 書 記 入 例 参 照 年 金 財 形 提 出 書 類

次 世 代 育 成 支 援

入札公告 機動装備センター

一 般 社 団 法 人 全 国 銀 行 協 会 御 中 依 頼 人 氏 名 平 成 年 月 日 印 登 録 支 援 専 門 家 委 嘱 ( 初 回 委 嘱 )の 依 頼 について(GL5 項 (2)) 私 は 自 然 災 害 による 被 災 者 の 債 務 整 理 に 関 するガイドライン 第 5

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

<95BD90AC E EE8CEC95DB8CAF CC093788A7A90E096BE82BF82E782B B8CFB816A>

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

特別徴収封入送付作業について

届 届 火 葬 費 補 助 金 町 内 に 住 所 を 有 するかたが 死 亡 ( 死 産 も 含 む)し 火 葬 の 許 可 を 受 け 火 葬 をした 場 合 に 申 請 により 火 葬 料 を 補 助 します なお 平 成 28 年 3 月 までに 許 可 された 分 の 申 請 は 従 前


ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

教員免許更新制ハンドブック2

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

™é‰ž_Łå‘WŠv“•27.ec9

Microsoft Word - 短大奨学金

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

第1章 総則

スライド 1

奨学資金の受領から返還までの手続

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

<81798D828D5A814091E58DE3817A313393FC8E8E939693FA B F94AD904D E786C73>

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

< F2D87442DFA D977B82CC905C97A78F B4C93FC97E1>

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

観光ガイド育成業務委託プロポーザル実施要領

Taro-2220(修正).jtd

弁護士報酬規定(抜粋)


<92508F838F578C A2E786C73>

17

< C A2E6169>

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

document list A

以 内 とする (5) 据 置 期 間 償 還 金 の 据 置 期 間 は 償 還 期 間 のうち6ケ 月 以 内 とする (6) 償 還 方 法 据 置 期 間 終 了 後 月 賦 隔 月 賦 又 は3ケ 月 毎 の 均 等 分 割 償 還 とする (7) 担 保 保 証 人 取 扱 金 融 機

<4D F736F F D2093FA967B90BB95B28A948EAE89EF8ED082C982E682E993968ED CA8A948EAE82C991CE82B782E98CF68A4A AF82CC8C8B89CA82C98AD682B782E982A8926D82E782B95F E32315F2E646F63>

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

高砂熱_株式会社丸誠株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ_

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改


6. 登 録 料 第 3 次 審 査 を 合 格 した 者 は 審 査 当 日 登 録 料 を 納 入 すること ( 初 段 )5,500 円 ( 弐 段 )7,000 円 ( 参 段 )10,000 円 別 紙 審 査 に 必 要 な 費 用 について も 必 ず 確 認 ください 初 段 の 第

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

Taro QA調製後

2.JADA 検 査 対 象 者 登 録 リストへの 登 録 除 外 引 退 復 帰 2.1 JADA 検 査 対 象 者 登 録 リストへの 登 録 及 び 除 外 は 原 則 として 以 下 に 示 す 対 応 によりおこな うものとする 登 録 国 内 競 技 連 盟 からの 登 録 申 請

(1) 3 8 (2) (3) 3 (1) ( ) 3 8

従業員の個人住民税の特別徴収を実施していない事業者の方へ

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

●幼児教育振興法案

jissiyouryou

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

<4D F736F F D F4390B3208A948C E7189BB8CE F F8C668DDA97702E646F63>

- 目 次 - 1 被 害 状 況 (1) 特 殊 詐 欺 ( 全 体 ) 1 (2) オ レ オ レ 詐 欺 4 (3) 架 空 請 求 振 り 込 め 類 似 詐 欺 6 (4) 還 付 金 等 詐 欺 9 2 検 挙 状 況 ( 都 内 ) (1) 本 犯 11 (2) 検 挙 被 疑 者 の

カラオケについて カラオケは 良 い 利 用 している 方 をあまり 見 たことがない マッサージについて 利 用 者 が 常 連 化 しており 多 くの 市 民 が 利 用 できるサービスとは 言 え ない ワンコイン 型 の 機 器 にして 受 益 者 負 担 と 一 人 当 たりの 利 用 者

< F2D91E F18BDF91E389BB955C8E D8E9689EF2E>

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

(6) Qualification for participating in the tendering procedu

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

疑わしい取引の参考事例

<4D F736F F D2095BD90AC E ED957D977B8ED28E918A6982C982C282A282C42E646F63>

難 病 医 療 費 助 成 制 度 における 療 機 関 と のための Q&A 管 理 票 8 管 理 票 9 管 理 票 7 のとき 同 日 中 に 再 度 来 院 された 場 合 はど う したらよいか 管 理 票 7 のとき 2 回 目 の 来 院 時 にも 管 理 票 を 忘 れた 場 合

2 県 公 立 高 校 の 合 格 者 は このように 決 まる (1) 選 抜 の 仕 組 み 選 抜 の 資 料 選 抜 の 資 料 は 主 に 下 記 の3つがあり 全 高 校 で 使 用 する 共 通 の ものと 高 校 ごとに 決 めるものとがあります 1 学 力 検 査 ( 国 語 数


為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

< C643414D A CE38AFA2091B28BC68D8794DB94AD955C814591B28BC68EAE82C982C282A282C42E786477>

ジョブ・カード様式

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

PowerPoint プレゼンテーション


Transcription:

障 害 のある 生 徒 の 高 校 受 験 ~ユウタロウさんの 場 合 ~ 2015 年 9 月 17 日 松 森 俊 尚 新 居 優 太 郎 さんの 高 校 受 験 に 取 り 組 む 姿 を 記 録 することで 大 阪 における 障 害 者 ( 特 に 重 度 障 害 者 )の 高 校 受 験 の 実 態 を その 一 端 なりとも 知 らせることができるのではないかと ドキ ュメンタリーをフェイスブックに 連 載 しました それを 加 筆 訂 正 したものです 1. 高 校 受 験 をめざす 2015 年 2 月 23 日 大 阪 府 公 立 高 校 の 前 期 入 学 試 験 が 行 われました 今 年 もたくさんの 障 害 の ある 生 徒 が 高 校 受 験 に 挑 戦 しました 私 も 仲 間 に 入 れてもらっている 知 的 障 害 者 を 普 通 高 校 へ 北 河 内 連 絡 会 に 参 加 する 寝 屋 川 市 と 枚 方 市 在 住 の 生 徒 だけでも 17 人 が 受 験 しました 支 援 学 校 ではなく ( 普 通 高 校 に 設 けられた) 自 立 支 援 コース や( 高 等 支 援 学 校 に 籍 を 置 きな がら 普 通 高 校 に 通 学 する) 共 生 推 進 コース も 含 めて 一 般 高 校 への 受 験 です その 中 の 一 人 にユウタロウさんがいます 人 工 呼 吸 器 をつけて 全 介 護 が 必 要 なユウタロウ さんですが 中 学 生 から 地 域 の 学 校 に 行 きたいと 願 って 支 援 学 校 小 学 部 を 卒 業 して 地 域 の 公 立 中 学 校 に 進 学 しました 3 年 間 の 中 学 校 生 活 を 送 る 中 で 友 だちや 職 員 校 長 教 頭 など 周 りの 人 を 巻 き 込 んでさまざまなドラマを 経 験 しながら 今 では 毎 日 楽 しい 学 校 生 活 を 送 って います ユウタロウさんとの 関 わりの 距 離 が 近 い 程 また 関 わりの 時 間 が 長 い 程 お 互 いの 理 解 が 進 み 変 わって 行 くのだと 改 めて 思 い 知 ることになりました そのユウタロウさんは 当 たり 前 のように 支 援 学 校 ではなくみんなと 一 緒 に 普 通 の 高 校 へ 行 きたいと 希 望 しました 今 は 受 験 を 拒 否 する 学 校 はありません しかし 一 方 で どうぞ と 言 いながら (ただし) 入 学 試 験 に 合 格 してはいってください ということになるわけです だからこれまで 20 年 以 上 にもわたって 大 阪 府 教 育 委 員 会 に 要 望 を 上 げ 話 し 合 いながら 一 人 ひとりに 必 要 な 受 験 上 の 配 慮 事 項 を その 都 度 作 って 対 応 してきました 別 室 で 受 験 す るとか 問 題 用 紙 の 拡 大 代 読 代 筆 問 題 用 紙 と 回 答 用 紙 を 分 けない 時 間 の 延 長 など 様 々な 工 夫 が 生 み 出 されてきました 神 社 で 合 格 祈 願 のお 札 を もらう ユウタロウさんの 場 合 は 中 学 校 で テストを 受 けるときと 同 様 の 体 制 で ユウタロウさんに 問 題 を 読 む 人 ユウ タロウさんの 回 答 (まばたきをしたら イエス の 意 思 表 示 です)を 読 む 人 看 護 師 の 配 置 です ところが 大 阪 府 教 育 委 員 会 は 他 の 受 験 生 との 公 平 性 を 保 つ ことを 理 由 に 看 護 師 は 控 室 で 待 機 介 助 者 ( 中 学 校 の 教 師 )はひと りだけしか 認 めようとしませんでした つまり 介 助 に 入 った 先 生 が 一 人 で 問 題 をユウタロウさんに 読 み ユウタロウさんのまばたきを 読 み 取 って それを 回 答 として 代 筆 者 ( 高 校 側 の 教 師 )に 伝 えなければなりません しかもそ れを 3 時 間 ( 後 期 試 験 では 5 時 間 で 午 後 もあります) 正 確 さを 求 められる 極 度 の 緊 張 と 責 任 も 感 じることでしょう また 看 護 師 の 付 添 いは 試 験 の 介 助 ではなく 生 活 介 助 であること 離 れ ていては 万 一 の 場 合 緊 急 の 対 応 ができないことを 上 げて 再 考 してもらえるように 学 校 や 枚 方

市 教 育 委 員 会 大 阪 府 教 育 委 員 会 に 何 度 も 要 望 しました その 結 果 受 験 の 同 じ 部 屋 の 中 にパーテーションを 用 意 して そこに 看 護 師 が 待 機 して 別 室 に 控 えていると 解 釈 する ことになりました しかし 介 助 の 教 師 はひとりしか 認 められませ んでした 国 連 障 害 者 の 権 利 条 約 が 批 准 されて 障 害 に 基 づくあらゆる 区 別 排 除 または 制 限 が 差 別 であると 定 義 づけられ 社 会 的 障 壁 をなくすための 合 理 的 配 慮 をしなければならないこ とになりました 大 阪 で 長 年 取 り 組 み 続 けてきた 受 験 上 の 配 慮 事 項 は その 合 理 的 配 慮 であるといえます しかし 肢 体 や 視 覚 聴 覚 などの 障 害 に 対 する 配 慮 は 行 われても 点 数 が とれない 知 的 障 害 に 対 する 合 理 的 配 慮 は 全 くなされていないと 言 わざるをえません 多 くの 知 的 障 害 のある 生 徒 たちやその 保 護 者 が 友 だちといっしょに 高 校 へ 行 きたいと 願 いながら 合 格 できずに 希 望 していない 支 援 学 校 に 行 かざるをえなかったり 最 初 から 高 校 受 験 をあきら めてしまう 現 実 があります 受 験 の 後 ユウタロウさんに 試 験 はどうだった?かんたんだった? と 聞 くと まばたきを 返 して 自 信 のほどを 示 してくれました 後 期 の 試 験 も 頑 張 って というと はっきりとまばた きを 繰 り 返 しました ユウタロウさん やる 気 満 々です あす 3 月 2 日 は 前 期 試 験 の 合 格 発 表 です さてどうでしょうか 2. 残 念 ながら 不 合 格! 次 は 後 期 受 験 を 目 指 します!! 前 期 入 学 試 験 の 合 格 発 表 の 日 ユウタロウさんのお 母 さんからメールが 届 きました 前 期 の 発 表 が 今 日 でした 結 果 は 残 念 ながら 不 合 格 でした 発 表 時 間 の30 分 以 上 前 か ら 人 だかりが 門 の 外 にできていて 発 表 が 始 まるとすぐに 人 の 波 も 引 けました 何 人 か 北 河 内 連 絡 会 でお 会 いする 人 たちと 会 い あかんかったなあ 次 は 次 頑 張 ろう! と 励 まし あい 話 をしました ユウタロウは 普 通 に3 教 科 を 受 験 しましたが 面 接 のみの 自 立 支 援 コースの 発 表 も 同 時 でした 帰 ろうとすると ユウタロウ 君! と 声 をかけられ 同 じクラスの 女 の 子 でした 彼 女 は 合 格 していて ユウタロウが あかんかった 次 がんばらな! 応 援 してくれる? と 言 うと 彼 女 は うん がんばって! と 言 ってくれました ユウタロウは ちょっと 落 ち 込 んだ と 言 いつつ 見 た 目 はいつも 通 りで 私 も さすがにやはり 勉 強 せなあかんな 頑 張 ろうな と 声 をかけました せっかくこの 体 験 をしたのだから 後 期 入 学 試 験 に 生 か して 少 しでもより 良 い 条 件 で 受 験 できるよう もう 一 度 介 助 に 入 った 先 生 に 話 を 聞 き 取 り 学 校 枚 方 市 教 育 委 員 会 大 阪 府 教 育 委 員 会 に 声 をあげていけたらと 思 います 引 き 続 き よろしくお 願 いします 北 河 内 連 絡 会 に 参 加 している 人 たちの 中 では 私 学 や 専 修 学 校 の 合 格 者 はありましたが 府 立 高 校 では 枚 方 なぎさ 高 校 の 知 的 障 がい 生 徒 自 立 支 援 コース に 一 人 が 合 格 しました 何 せ 3 人 募 集 のところに 13 人 が 受 験 し 4.33 倍 という 高 倍 率 になってしまいました それは 障 害 のある 生 徒 たちが みんなといっしょに 高 校 へ 行 きたい と 願 う 気 持 ちが 広 がっていること のあかしでもありますが 大 阪 府 内 で( 大 阪 市 立 2 校 も 含 めて)11 校 33 人 ( 各 校 3 人 の 特 別 枠 )という 狭 い 枠 しかありません 勢 い 障 害 者 の 受 験 競 争 をあおる 結 果 にもなってしまいま す ユウタロウさんは ちょっと 落 ち 込 んだ と 言 いつつ 後 期 入 学 試 験 も 一 般 受 験 に 挑 戦 しま す 前 回 書 いたように 問 題 の 代 読 と 回 答 の 読 み 取 りの 二 人 の 介 助 者 ( 教 員 )をつけられるよ うに 要 望 しています ユウタロウさんだけではなく 多 くの 障 害 のある 生 徒 たちが 後 期 に 向

けて 現 在 受 験 勉 強? 受 験 の 準 備? に 取 り 組 んでいるところです 後 期 入 学 試 験 は9 日 ( 月 ) 10 日 ( 火 )が 願 書 提 出 16 日 ( 月 )が 入 学 試 験 で 発 表 が 23 日 ( 月 )です 3. 後 期 入 学 試 験 に 挑 戦 3 月 16 日 は 大 阪 府 立 高 校 の 後 期 入 学 試 験 がありました 大 阪 府 内 の 各 地 でたくさんの 障 害 のある 生 徒 たちが 受 験 しました もちろんユウタロウさんも 前 期 入 学 試 験 に 引 き 続 いて 2 回 目 の 挑 戦 をしました 今 回 は 受 験 上 の 配 慮 として 強 く 要 望 していた 介 助 員 として 2 名 の 教 員 がつくことがようやく 認 められました ただし 前 半 と 後 半 で 1 名 ずつが 交 代 で 付 くとい う 形 です つまり 他 の 受 験 生 たちとは 別 室 で その 部 屋 のパーテーションで 隔 てられたところ に 看 護 師 が 待 機 しながら 一 人 の 中 学 校 の 教 員 が 問 題 を 読 んで 優 太 郎 さんのまばたきする 合 図 を 読 み 取 り 横 にいる 高 校 の 教 員 に 回 答 として 伝 える 3 時 間 の 試 験 の 後 もう 一 人 の 教 員 と 交 代 する そういう 受 験 となったわけです 他 の 受 験 生 との 公 平 性 を 保 つため を 理 由 に かくもかたくなな 態 度 を 取 る 意 味 が 一 体 ど こにあるのでしょうか 障 害 者 権 利 条 約 で 保 障 されているにもかかわらず 点 数 が 取 れない という 知 的 障 害 に 対 する 合 理 的 配 慮 は 全 くなされていません さて 23 日 が 合 格 発 表 です 乞 う ご 期 待! 4. 中 学 校 卒 業 式 お 母 さんが 中 学 校 の 卒 業 式 の 様 子 をフェイスブックに 投 稿 されました 紹 介 します 昨 日 は 息 子 の 中 学 の 卒 業 式 支 援 学 校 の 小 学 部 から 地 域 の 中 学 校 に 入 学 し もう 3 年 が 経 った 人 工 呼 吸 器 をつけた ストレッチャーのような 車 椅 子 の 子 供 が 来 たということで こんな 子 は 来 るべきじゃない とか 病 院 にいるべき 人 だ 等 と 言 われ なかなか 受 け 入 れてもらえず 友 達 もいなかった なかなか 思 うようにわかってもらえず 悔 しい 思 いもしたけど 少 しずつ 距 離 が 縮 ま り 年 々 力 を 貸 してくれる 人 たちも 増 えて きた 気 管 切 開 をしてる 息 子 は 声 を 出 して 話 が できず まばたきで 問 いかけに 返 事 をする しかできず 学 校 に 通 っていてもクラスの 子 達 とほとんどコミュニケーションがとれ なかった しかし 友 達 がほしい メール 等 でやり 取 りがしたいと 思 っていて 卒 業 を 機 にクラスメートとそれっきりになってし まうのも 悲 しいので 自 分 の 連 絡 先 を 書 い たものをみんなに 渡 したいと 言 った その 気 持 ちを 理 解 して 協 力 してくれる M さん の 娘 さんが 息 子 の 似 顔 絵 を 書 いてくれ それを 載 せた 名 刺 を 作 ってくれた 卒 業 式 式 場 に 入 場 する 友 だちといっしょに 卒 業 証 書 を 受 け 取 る

卒 業 式 に 配 った 名 刺 とメッセ ージカード 卒 業 式 は 感 動 のうちに 終 わり クラスの 子 達 や 仲 良 くしてくれた 子 達 に 名 刺 を 渡 し みんなとお 別 れした 帰 ってすぐタブレッ トを 見 ると 何 と 送 ってくれている 子 がい た~! 男 子 二 人 女 子 二 人 が 連 絡 をくれてい た なんて 優 しい 子 達! 急 いで 返 事 をする と 早 速 また 返 事 をくれ 返 事 に 追 われ 嬉 しい 悲 鳴!これからも 繋 がっていけたら と 思 うと 本 当 に 嬉 しくなった 地 域 の 学 校 に 行 ってよかった 心 からそう 思 う 5. 後 期 入 学 試 験 不 合 格 さらに 挑 戦! 3 月 23 日 大 阪 府 立 高 校 の 後 期 入 学 試 験 の 合 格 発 表 がありました 知 的 障 害 者 を 普 通 高 校 へ 北 河 内 連 絡 会 に 集 う 人 では 本 日 わかっている 範 囲 では 前 期 に 自 立 支 援 コースを 受 験 して 不 合 格 だった 3 人 のうち S さんが 定 時 制 高 校 に 合 格 Y さんは 高 等 支 援 学 校 が 不 合 格 で 支 援 学 校 高 等 部 に I さんは 普 通 高 校 が 不 合 格 で すでに 合 格 していた 専 修 学 校 に 決 めました 4 月 からは 高 校 生 活 が 始 まります みんながいっぱい 友 人 仲 間 を 作 って 青 春 を 楽 しんでほしいと 願 います ユウタロウさんは 残 念 ながら 今 回 も 不 合 格 でした それでも 負 けじと 今 度 は 定 員 割 れして いる 高 校 の 2 次 募 集 に 3 回 目 の 挑 戦 です 6.ばんざぁーい!ユウタロウさん 合 格!! 受 験 番 号 があったー!5001 番 が!! 大 阪 府 立 高 校 の 入 学 試 験 で 前 期 後 期 とも 不 合 格 だったユウタロウさんが 2 次 募 集 のあった 定 時 制 高 校 を 受 験 して 見 事 合 格 しました 2 次 募 集 とは 後 期 入 学 試 験 で 合 格 者 が 募 集 定 員 に 満 たなかったために 後 期 入 学 試 験 合 格 発 表 の 後 再 度 不 足 分 を 募 集 して 行 う 入 学 試 験 です ちなみにユウタロウさんが 受 験 した 高 校 は 2 次 募 集 でも 定 員 割 れをしていました お 母 さんがフェイスブックに 受 験 の 様 子 と 合 格 発 表 の 時 の 様 子 を 迫 真 の 筆 致 でつづって おられるので 紹 介 します (その1) 受 験 の 日 先 ほど 2 次 募 集 の 高 校 に 受 験 しに 行 ってきました あまり 知 られてない 2 次 募 集 後 期 試 験 の 後 定 員 に 満 たない 学 校 で 実 施 されますが 願 書 を 出 すと 同 時 に 面 接 があります 試 験 はないので そこで 定 員 割 れだと 合 格 らしいので すが 一 応 二 日 後 に 発 表 があります その 面 接 ってどんなものか?ほとんど 誰 も 知 らなくて 中 学 を 通 じて 聞 いてもらうと 親 は 付 いて 行 っても( 普 通 は 一 人 で 行 くと 思 いますが) 別 室 で 待 ち 本 人 一 人 で 10 分 位 面 接 するらしいのです うちの 子 は 車 椅 子 だし 痰 の 吸 引 が 常 に 必 要 なのに 一 人 で 大 丈 夫?!しかも 声 を 出 して しゃべれないのにどうやって?!と 思 い 予 め 本 人 に 聞 いた 文 章 で 自 己 紹 介 中 学 校 での 様 子 高 校 に 行 きたい 理 由 などを 書 いたものと 中 学 での 写 真 を 持 たせて しゃべれない ので これを 見 てください と 言 い 残 して 私 は 別 室 へ 行 きました 5 分 くらいで 終 わり ほっとしました

後 で 本 人 に 聞 くと 名 前 や 高 校 に 入 りたいですか? など 聞 かれ 持 っていったピー アールの 書 類 を 見 てくれたそうです 発 表 までは 落 ち 着 きませんが やっと 終 わったーという 感 じです まだ 決 まってないの で 実 感 は 湧 きませんが 面 接 が 終 わり ほっと 一 息 ( 松 森 ) 一 人 で 面 接 を 受 けたユウタロウさんが 試 験 官 の あなたの 名 前 は アライ ユウ タロウですか? の 質 問 にまばたきを 返 し さらに 高 校 に 入 りたいですか? と 聞 かれて 前 にもましてはっきりとまばたきする 姿 が 想 像 されます 試 験 会 場 でユウタロウさんと 高 校 の 教 師 たちとの 間 で きっとコミュニケーションが 生 まれていたにちがいありあません (その2) 合 格 発 表 の 日 合 格 しましたー! 三 度 目 の 正 直 で?!ようやく 決 まりました! 皆 さま 応 援 ありがとうござ いました 発 表 があり 本 人 は 嬉 しい!ほっとした と 言 うものの 結 構 冷 静 (^_^;) 合 格 の 余 韻 に 浸 っていたら 先 生 たちに 呼 ばれ 時 間 があれば 話 を 聞 かせてもらってもい いですか? と 来 たー!もう 先 生 たちは 受 け 入 れる 体 制 を 作 ろうと 動 いてくれていて 話 を 早 く 聞 いておこうと 言 ってきてくれました 障 害 の 名 前 や 中 学 での 授 業 の 受 け 方 や 様 子 用 意 するものがあるか? 等 々 細 かく 質 問 責 めでした 話 の 後 映 画 の 続 きの 撮 影 も 許 可 されていたので 合 格 決 定 後 のインタビューを 撮 られ あっという 間 に 夕 方 の 合 格 者 登 校 の 時 間 になりました ( 松 森 )ユウタロウさんたち 4 人 の 人 工 呼 吸 器 ユーザーが 主 役 となったドキュメンタリー 映 画 風 は 生 きよという の 撮 影 中 でした すでに 完 成 して 公 開 も 間 近 です 説 明 や 書 類 をその 場 でひたすら 書 かされ 2 時 間 長 かったー! 帰 る 間 際 に 准 校 長 が 挨 拶 に 来 てくれ 合 格 おめでとうございます 至 らないこともあると 思 いますが こちらも 勉 強 させてもらいます と 言 ってもらえ 優 しそうな 先 生 が 多 そうで 少 し 嬉 しくなりまし た また 入 ってみてからいろいろあ ると 思 いますが 優 太 郎 のことを ゼロから 知 ってもらい 環 境 の 変 化 に 順 応 して 高 校 生 活 を 楽 しんで いけたらと 思 います 支 援 心 配 協 力 など 皆 さまに はたくさんしていただき ここま で 来 ました これからもどうぞよ ろしくお 願 いします はー やっとほっとした~(^o^;) 嬉 しいー 受 験 番 号 があったー!5001 番 が!! 合 格 発 表 受 験 番 号 があったー!5001 番 ( 松 森 ) 合 格 発 表 後 すぐに 高 校 の 先 生 たちが 声 をかけてくれたことが どれほどお 父 さんや お 母 さん 何 よりもユウタロウさんを 励 ましたことでしょう いい 高 校 に 入 れた そんな 充 実 感 を 持 っておられるのではないでしょうか ユウタロウさんがどんな 高 校 生 活 を 過 ごすことに なるのか 面 白 そうで 楽 しみです