安 全 保 障 理 事 会 決 議 1929(2010) 2010 年 6 月 9 日 安 全 保 障 理 事 会 第 6335 回 会 合 にて 採 択 安 全 保 障 理 事 会 は 安 保 理 議 長 声 明 S/PRST/2006/15 および 安 保 理 諸 決 議 1696(2006) 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008) 1835(2008)および 1887(2009)を 想 起 し またその 諸 規 定 を 再 確 認 し 核 兵 器 の 不 拡 散 に 関 する 条 約 に 対 する 安 保 理 の 公 約 同 条 約 のすべての 締 約 国 がそのすべての 義 務 を 完 全 に 遵 守 する 必 要 性 を 再 確 認 し また 同 条 約 第 1 条 および2 条 に 従 って 平 和 的 目 的 のための 原 子 力 の 研 究 生 産 および 利 用 を 無 差 別 に 発 展 させることについての 締 約 国 の 権 利 を 想 起 し イランの 核 問 題 の 解 決 は 世 界 的 な 不 拡 散 の 努 力 および 運 搬 手 段 を 含 む 大 量 破 壊 兵 器 のない 中 東 とい う 目 的 を 実 現 することに 資 すると 述 べる IAEA 理 事 会 の 決 議 (GOV/2006/14)を 想 起 し IAEA 事 務 局 長 の 2006 年 2 月 27 日 (GOV/2006/15) 2006 年 6 月 8 日 (GOV/2006/38) 2006 年 8 月 31 日 (GOV/2006/53) 2006 年 11 月 4 日 (GOV/2006/64) 2007 年 2 月 22 日 (GOV/2007/8) 2007 年 5 月 23 日 (GOV/2007/122) 2007 年 8 月 30 日 (GOV/2007/48) 2007 年 11 月 15 日 (GOV/2007/58) 2008 年 2 月 22 日 (GOV/2008/4) 2008 年 5 月 26 日 (GOV/2008/115) 2008 年 9 月 15 日 (GOV/2008/38) 2008 年 11 月 19 日 (GOV/2008/59) 2009 年 2 月 19 日 (GOV/2009/8) 2009 年 6 月 5 日 (GOV/2009/35) 2009 年 8 月 28 日 (GOV/2009/55) 2009 年 11 月 16 日 (GOV/2009/74) 2010 年 2 月 18 日 (GOV/2010/10)お よび 2010 年 5 月 31 日 (GOV/2010/28)の 諸 報 告 書 により 確 認 されたとおり イランは 決 議 1696(2006) 1737(2006) 1747(2007)および 1803(2008)に 規 定 されているすべての 濃 縮 関 連 活 動 および 再 処 理 活 動 並 びに 重 水 関 連 計 画 の 完 全 かつ 持 続 的 な 停 止 を 確 立 しておらず また 追 加 議 定 書 の 下 での IAEA との 協 力 を 再 開 しておらず イランの 核 計 画 の 軍 事 的 規 模 の 可 能 性 を 排 除 することを 明 瞭 にするのに 必 要 な 残 余 の 関 係 問 題 に 関 連 して IAEA と 協 力 しておらず IAEA 理 事 会 により 要 求 されているその 他 の 措 置 を とっておらず 信 頼 を 醸 成 するために 不 可 欠 である 安 全 保 障 理 事 会 決 議 1696(2006) 1737(2006) 1747(2007)および 1803(2008)の 規 定 を 遵 守 していないことに 深 刻 な 懸 念 をもって 留 意 し またイラン がこれらの 措 置 をとることを 拒 否 していることを 憂 慮 し 未 解 決 の 問 題 は 最 善 に 解 決 されることおよび 安 保 理 ならびに IAEA 理 事 会 がイランに 対 して 為 したす べての 呼 びかけにイランが 積 極 的 に 応 えることによりイランの 核 問 題 の 排 他 的 な 平 和 的 解 決 における 信 頼 の 醸 成 を 再 確 認 し 決 議 1737(2006)の 添 付 資 料 D と E 決 議 1747(2007)の 添 付 資 料 Ⅰおよびこの 決 議 の 添 付 資 料 Ⅱにお いて 特 定 されたものを 含 む イスラム 革 命 防 衛 隊 (IRGC またイスラム 革 命 防 衛 軍 としても 知 られて いる)を 構 成 するもののイランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 および 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 における 役 割 に 重 大 な 懸 念 をもって 留 意 し
イランがすべての 濃 縮 関 連 活 動 を 停 止 するその 義 務 に 違 反 してゴムで 濃 縮 施 設 を 建 設 してきたこと およびイランが その 保 障 措 置 協 定 の 補 助 取 極 のもとでのイランの 義 務 に 反 して 2009 年 9 月 までに 濃 縮 施 設 の 建 設 を IAEA に 通 告 しなかったことに 重 大 な 懸 念 をもって 留 意 し イランに 対 しゴムでの 建 設 の 即 時 停 止 および 施 設 の 目 的 計 画 および 建 設 の 年 代 順 の 記 述 を 明 瞭 にす ることを 促 すIAEA 理 事 会 の 決 議 (GOV/2009/82)にまた 留 意 し またイランに 対 し IAEAの 要 求 に 応 じて イランがIAEAにこれまでのところ 申 告 していないその 他 の 核 施 設 を 建 設 する 又 は 建 設 を 許 可 する 決 定 を 下 していないことを 確 認 することを 求 め イランがウラニウムを 20 パーセントまで 濃 縮 したこと および 現 在 の 保 障 措 置 手 続 に 適 合 した 十 分 な 時 間 内 にIAEAに 通 告 せずに それを 行 ったことに 重 大 な 懸 念 をもって 留 意 し 修 正 された 規 則 3.1 に 従 ってイランにより 提 供 された 設 計 情 報 を 検 認 するIAEAの 権 利 に 対 してイ ランが 異 議 を 唱 えたことに 懸 念 をもって 留 意 し またイランの 保 障 措 置 協 定 第 39 条 に 従 い 規 則 3.1 は 一 方 的 に 修 正 する 又 は 停 止 することができず また IAEAに 提 供 された 設 計 情 報 を 検 認 するIA EAの 権 利 は 継 続 的 権 利 であり 施 設 の 建 設 の 段 階 又 は 施 設 における 核 物 質 の 存 在 に 依 存 するもので はないことを 強 調 し IAEA 理 事 会 の 役 割 を 強 く 支 持 し IAEAの 権 威 を 強 化 する 安 保 理 の 決 意 をくり 返 し 表 明 し イ ランの 核 計 画 に 関 連 する 未 解 決 の 問 題 を 解 決 するためのIAEAの 努 力 を 賞 賛 し 決 議 1737(2006)の 第 2 項 に 規 定 された 停 止 およびイランによるIAEA 理 事 会 が 定 める 要 求 の 完 全 かつ 検 証 された 遵 守 は イランの 核 計 画 がもっぱら 平 和 目 的 のためであることを 保 証 する 外 交 的 交 渉 による 解 決 に 寄 与 するであろうとの 確 信 を 表 明 し 交 渉 によりイランの 核 計 画 がもっぱら 平 和 的 目 的 のためであることを 保 証 する 解 決 を 見 いだすため の 政 治 的 および 外 交 的 な 努 力 の 重 要 性 を 強 調 し これに 関 連 して 信 頼 醸 成 措 置 として 役 立 ちうるテヘ ラン 研 究 炉 に 関 するイランとの 協 定 に 向 けたトルコとブラジルの 努 力 に 留 意 し しかしながら これらの 努 力 と 関 連 して イランの 核 計 画 に 関 連 する 中 核 となる 問 題 に 対 処 するイラ ンの 重 要 性 もまた 強 調 し 中 国 フランス ドイツ ロシア 連 邦 連 合 王 国 および 合 衆 国 が その 2006 年 6 月 の 提 案 (S/2006/521) および 2008 年 6 月 の 提 案 (INFCIRC/730)を 基 礎 に 交 渉 を 通 してイランの 核 問 題 を 解 決 する 包 括 的 戦 略 を 探 求 するに 当 たり 更 なる 具 体 的 措 置 をとる 意 思 を 有 していることを 強 調 し また これらの 国 が イランの 核 計 画 がもっぱら 平 和 的 な 性 格 であることについての 国 際 社 会 の 信 頼 がひとたび 回 復 され れば イランは 核 兵 器 の 不 拡 散 に 関 する 条 約 の 締 約 国 であるいかなる 非 核 兵 器 国 とも 同 様 に 扱 われるこ ととなると 確 認 していることに 留 意 し
決 議 1737(2006)および 1803(2008)のもとでの 金 融 面 での 義 務 を 履 行 することにつき 加 盟 国 を 支 援 するために 金 融 活 動 作 業 部 会 (FATA)が 発 出 した 指 針 を 歓 迎 し また 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 に 寄 与 する 業 務 を 防 止 するように とりわけイラン 中 央 銀 行 を 含 むイラ ンの 銀 行 に 影 響 を 及 ぼす 業 務 について 警 戒 する 必 要 性 を 想 起 し イランのエネルギー 部 門 から 派 生 するイランの 歳 入 とイランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 資 金 調 達 との 間 の 潜 在 的 関 係 に 留 意 しつつ 種 々の 信 頼 できるエネルギーに 対 するアクセスは 持 続 的 成 長 および 発 展 に 重 大 であることを 認 識 し また 石 油 化 学 産 業 に 要 求 される 化 学 製 造 設 備 と 原 料 は ある 種 の 機 微 に 係 る 核 燃 料 サイクル 活 動 に 要 求 されるものとだいたい 共 通 していることに 更 に 留 意 し 国 際 貿 易 に 関 連 する 加 盟 国 の 権 利 と 義 務 を 尊 重 し 海 洋 活 動 に 適 用 される 法 的 枠 組 を 規 定 する 海 洋 法 に 関 する 国 際 連 合 条 約 (1982)に 反 映 された 海 洋 法 を 想 起 し 早 期 のイランによる 包 括 的 核 実 験 禁 止 条 約 の 批 准 を 求 め 安 全 保 障 理 事 会 がこの 決 議 の 目 的 が 達 成 されたと 認 めるまでの 間 決 議 1696(2006) 1737(2006) 1747(2007)および 1803(2008)ならびにIAEAの 要 求 事 項 をイランが 遵 守 するよう 説 得 し また イランの 核 計 画 およびミサイル 計 画 に 資 する 機 微 に 係 る 技 術 の 開 発 を 制 限 するために 適 切 な 措 置 をと ることにより 安 保 理 の 決 定 を 実 施 することを 決 意 し イランの 核 計 画 によりもたらされる 拡 散 の 危 険 性 を 懸 念 し 国 際 の 平 和 および 安 全 の 維 持 に 関 する 国 際 連 合 憲 章 の 下 の 安 保 理 の 主 要 な 責 任 に 留 意 し この 決 議 は 武 力 の 行 使 又 は 武 力 の 威 嚇 を 含 む この 決 議 の 範 囲 を 超 えた 措 置 又 は 行 動 を 加 盟 国 に 強 要 するものではないことを 強 調 し 国 際 連 合 憲 章 第 7 章 の 第 41 条 にもとづいて 行 動 して 1.イランが これまでのところ IAEAの 要 求 事 項 を 満 たさず また 決 議 1696(2006) 1737(2006) 1747(2007)および 1803(2008)を 遵 守 してこなかったことを 確 認 する 2.イランは 同 国 の 核 計 画 がもっぱら 平 和 的 目 的 であることの 信 頼 を 醸 成 し 未 解 決 の 問 題 を 解 決 し すべての 濃 縮 関 連 活 動 を 停 止 するイランの 義 務 に 違 反 してゴムに 濃 縮 施 設 を 建 設 することにより 引 き 起 こした 深 刻 な 懸 念 に 対 処 するために 不 可 欠 なものとして IAEA 理 事 会 決 議 GOV/2006/14 お よび GOV/2009/82 においてIAEA 理 事 会 により 要 求 されている 措 置 を 更 なる 遅 滞 なくとらなけれ ばならないことを 確 認 し また この 文 脈 で イランは 決 議 1737(2006)の 第 2 項 において 要 求 さ れている 措 置 を 遅 滞 なくとらなければならないとの 安 保 理 の 決 定 をさらに 確 認 する
3.イランが すべての 未 解 決 の 問 題 とりわけイランの 核 計 画 の 軍 事 的 次 元 について 生 じた 懸 念 につ いて IAEAが 要 求 したすべてのサイト 装 備 要 員 および 文 書 に 遅 滞 なくアクセスを 認 めること を 含 んで IAEAと 完 全 に 協 力 することを 再 確 認 し また イランにおけるIAEAの 活 動 の 遂 行 のために 必 要 なすべての 資 源 と 権 限 をIAEAが 有 することを 確 実 にすることの 重 要 性 を 強 調 する 4.IAEA 事 務 局 長 に 対 し イランにおける 保 障 措 置 の 適 用 に 関 するすべての 事 務 局 長 報 告 を 安 全 保 障 理 事 会 に 連 絡 することを 要 請 する 5.イランが 同 国 の 保 障 措 置 協 定 の 補 助 取 極 の 修 正 規 則 3.1 の 適 用 を 通 じてを 含 む 同 国 の IAEA 保 障 措 置 協 定 を 遅 滞 なく 完 全 かつ 無 条 件 に 遵 守 しなければならないことを 決 定 し また イランに 対 し 同 国 が 2003 年 12 月 18 日 に 署 名 した 同 国 の IAEA 保 障 措 置 協 定 の 追 加 議 定 書 の 条 項 に 従 って 厳 格 に 行 動 することを 求 め イランに 対 し 追 加 議 定 書 を 即 時 に 批 准 することを 求 め また イランの 保 障 措 置 協 定 第 24 条 および 39 条 に 従 って イランの 保 障 措 置 協 定 および 修 正 規 則 3.1 を 含 むその 補 助 取 極 はイランが 一 方 的 に 修 正 又 は 変 更 できないことを 再 確 認 し また 同 協 定 には 補 助 取 極 の 何 らか の 条 項 の 停 止 に 関 する 手 続 きがないことに 留 意 する 6.すべての 再 処 理 活 動 重 水 関 連 活 動 および 濃 縮 関 連 活 動 を 停 止 する 従 前 の 諸 決 議 の 下 のイランの 義 務 に 従 って イランは あらゆるウラン 濃 縮 再 処 理 又 は 重 水 関 連 施 設 の 新 しい 建 設 を 始 めてはなら ず また あらゆるウラン 濃 縮 再 処 理 又 は 重 水 関 連 施 設 の 進 行 中 の 建 設 を 中 断 しなければならない ことを 再 確 認 する 7.イランは INFCIRC/254/Rev.9/Part 1 に 記 載 されている とりわけウラン 濃 縮 および 再 処 理 活 動 すべての 重 水 活 動 又 は 核 兵 器 を 運 搬 する 能 力 のある 戦 略 ミサイル 関 連 技 術 のような ウランの 採 鉱 核 物 質 の 生 産 又 は 使 用 ならびに 技 術 に 関 する 他 の 締 約 国 におけるあらゆる 商 業 活 動 において 利 益 を 求 めてはならないことを 決 定 し また すべての 加 盟 国 は その 管 轄 権 の 下 にある 領 域 においてイ ラン イラン 国 民 およびイランに 編 入 された 若 しくはイランの 管 轄 権 に 従 っている 団 体 又 は 個 人 若 し くはその 個 人 のため 又 は 個 人 の 指 示 で 若 しくは 個 人 によって 所 有 され 管 理 されている 団 体 によって 行 動 している 団 体 による そのようは 投 資 を 禁 止 しなければならないことを 更 に 決 定 する 8.すべての 加 盟 国 が 自 国 の 領 域 からの 又 は 通 じての 又 は 自 国 民 による 若 しくは 自 国 の 管 轄 権 に 従 っ ているものによる 又 は 自 国 の 旗 を 掲 げる 船 舶 若 しくは 航 空 機 の 使 用 による また 自 国 の 領 域 を 原 産 地 とするものであるか 否 かを 問 わず 国 際 連 合 軍 備 登 録 制 度 上 定 義 されたあらゆる 戦 車 装 甲 戦 闘 車 両 大 口 径 火 砲 システム 戦 闘 用 航 空 機 攻 撃 ヘリコプター 軍 用 艦 艇 ミサイル 若 しくはミサイル システム 又 はスペア パーツを 含 む 関 連 物 質 若 しくは 安 全 保 障 理 事 会 又 は 決 議 1737(2006)に 従 って 設 立 された 委 員 会 ( 以 下 委 員 会 とする)により 決 定 された 品 目 のイランに 対 する 直 接 又 は 間 接 の 供 給 販 売 又 は 移 転 を 禁 止 するものとすることを 決 定 し すべての 加 盟 国 が 技 術 的 訓 練 金 融 資 金 又 はそのような 武 器 又 は 関 連 物 質 の 供 給 販 売 移 転 準 備 製 造 維 持 又 は 使 用 に 関 係 す る 提 供 助 言 他 のサービス 又 は 援 助 を 自 国 民 による 又 はその 領 域 からの 若 しくはその 領 域 を 通 じて の 加 盟 国 国 民 によるイランへの 供 給 を 防 止 しなければならないことを 更 に 決 定 し また この 文 脈 に おいて すべての 国 家 に 対 し その 他 の 武 器 および 関 連 物 資 の 供 給 販 売 移 転 提 供 製 造 および
使 用 について 監 視 し 抑 制 することを 求 める 9.イランが 戦 略 的 ミサイル 技 術 を 使 用 した 発 射 を 含 む 核 兵 器 を 発 射 する 能 力 を 有 する 戦 略 ミサイル に 関 するあらゆる 行 動 を 取 らないものとすることを 決 定 し また 加 盟 国 は そのような 活 動 に 関 係 する 技 術 若 しくは 技 術 的 支 援 をイランに 移 転 することを 防 止 するのに 必 要 な 措 置 を 講 じるものとす ることを 決 定 する 10.すべての 加 盟 国 は 決 議 1737(2006)の 第 3 項 に 従 って 決 議 1737(2006)の3 項 (b)(ⅰ)および (ⅱ)にいう 品 目 のイランへの 提 供 に 直 接 関 係 する 活 動 に 対 する 場 合 を 除 く 入 国 又 は 決 議 1737 (2006)の 付 属 書 C D E 決 議 1747(2007)の 付 属 書 Ⅰ 決 議 1803(2008)の 付 属 書 Ⅰおよび この 決 議 の 付 属 書 ⅠおよびⅡにおいて 指 定 される 個 人 の 領 域 の 通 過 若 しくは 安 全 保 障 理 事 会 又 は 決 議 1737(2006)の 第 10 項 に 従 った 委 員 会 による 通 過 を 防 止 するのに 必 要 な 措 置 を 講 じなければな らないことを 決 定 し 本 項 は 締 約 国 にその 国 民 が 自 国 に 入 国 する 事 を 拒 否 する 権 利 を 義 務 づけるも のではないことを 強 調 し 本 項 に 課 せられる 措 置 は 委 員 会 が 宗 教 上 の 義 務 を 含 む 人 道 上 の 必 要 性 に 基 づき 当 該 渡 航 が 正 当 化 されると 状 況 に 応 じて 個 別 に 決 定 する 場 合 又 は 同 委 員 会 がそのような 例 外 が IAEA 規 程 の 第 ⅩⅤ 条 が 関 わることを 含 むこの 決 議 の 目 的 に 資 すると 結 論 する 場 合 には 適 用 しないことを 決 定 する 11. 決 議 1737(2006)の 第 12 13 14 および 15 項 に 定 める 措 置 は この 決 議 の 付 属 書 Ⅰに 記 載 さ れる 個 人 および 団 体 それらの 代 理 として 又 はそれらの 指 示 により 行 動 する 個 人 および 団 体 ならび に 非 合 法 手 段 を 通 してを 含 む 者 により 所 有 され 又 は 管 理 される 団 体 および 指 定 された 個 人 又 は 団 体 が 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008) 又 はこの 決 議 の 制 裁 を 逃 れること 又 はこれら の 決 議 の 規 定 に 違 反 することを 支 援 しているとして 安 保 理 又 は 委 員 会 により 決 定 される 個 人 および 団 体 に 対 しても 適 用 されることを 決 定 する 12. 決 議 1737(2006)の 第 12 13 14 および 15 項 に 定 める 措 置 は 付 属 書 Ⅱに 特 定 されたイスラ ム 革 命 防 衛 隊 (IRGC,イスラム 革 命 防 衛 軍 としても 知 られている)の 個 人 および 団 体 それらの 代 理 として 又 はそれらの 指 示 により 行 動 する 個 人 および 団 体 ならびに 非 合 法 手 段 を 通 してを 含 む 者 により 支 配 され 又 は 管 理 されている 団 体 にも 適 用 されるものとすることを 決 定 し すべての 加 盟 国 に 対 し イランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 の 運 搬 システムの 開 発 に 資 するIRGCが 関 係 す る 取 引 について 監 視 することを 求 める 13. 決 議 1737(2006)の 第 3 4 5 6および7 項 に 定 める 措 置 の 目 的 のために S/2006/814 の 議 題 表 は INFCIRC/254/Rev.9/Part 1 および INFCIRC/254/Rev.7/Part 2 の 議 題 表 および 加 盟 国 が 濃 縮 関 連 活 動 再 処 理 活 動 又 は 重 水 関 連 活 動 若 しくは 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 に 寄 与 しうると 決 定 した 更 なる 議 題 により 取 って 代 わられるものとし 決 議 1737(2006)の 第 3 4 5 6および 7 項 に 定 める 措 置 の 目 的 のために S/2006/815 に 含 まれる 議 題 表 は S/2010/263 に 含 まれる 議 題 表 により 取 って 代 わられるものと 決 定 する 14.すべての 加 盟 国 に 対 し 関 係 加 盟 国 が 決 議 1737(2006)の 第 3 4 又 は7 項 決 議 1747(2007)
の 第 5 項 決 議 1803(2008)の 第 8 項 又 はこの 決 議 の 第 8もしくは9 項 の 下 で 供 給 販 売 移 転 又 は 輸 出 が 禁 じられている 品 目 を 貨 物 が 含 んでいると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 している 場 合 には これらの 条 項 の 厳 格 な 履 行 を 確 保 する 目 的 のため 自 国 の 権 限 および 国 内 法 令 に 従 い か つ 国 際 法 とりわけ 海 洋 法 および 関 連 する 国 際 民 間 航 空 協 定 に 適 合 する 範 囲 内 で 空 港 および 海 港 を 含 む 自 国 の 領 域 内 において イラン 向 けおよびイランからの 貨 物 を 検 査 することを 求 める 15. 国 際 法 とりわけ 海 洋 法 に 適 合 する 範 囲 内 で 加 盟 国 が 旗 国 の 同 意 を 得 て 公 海 上 で 船 舶 の 検 査 を 要 請 できることに 留 意 し すべての 加 盟 国 に 対 し 決 議 1737(2006)の 第 3 4 又 は7 項 決 議 1747 (2007)の 第 5 項 決 議 1803(2008)の 第 8 項 又 はこの 決 議 の 第 8もしくは9 項 の 下 で 供 給 販 売 移 転 又 は 輸 出 が 禁 じられている 品 目 を 船 舶 が 運 んでいると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 し ている 場 合 には これらの 条 項 の 厳 格 な 履 行 を 確 保 する 目 的 のため このような 検 査 に 協 力 すること を 求 める 16.すべての 加 盟 国 に 決 議 1540(2004)を 含 む 適 用 可 能 な 安 全 保 障 理 事 会 決 議 の 下 での 義 務 なら びに NPT の 当 事 国 の 義 務 に 適 合 しないやり 方 で 決 議 1737(2006)の 第 3 4 又 は7 項 決 議 1747 (2007)の 第 5 項 決 議 1803(2008)の 第 8 項 又 はこの 決 議 の 第 8もしくは9 項 の 下 で 供 給 販 売 移 転 又 は 輸 出 が 禁 じられている 品 目 を 押 収 および 処 理 ( 破 壊 実 施 不 能 にする 保 管 または 処 理 のた め 発 国 または 目 的 国 以 外 の 他 の 加 盟 国 へ 移 送 することを 通 してのような)する 権 限 を 与 えることおよ びすべての 加 盟 国 がそうするものとすることを 決 定 し また すべての 加 盟 国 がそのような 取 組 に 協 力 するものとすることを 更 に 決 定 する 17.すべての 加 盟 国 に 対 し 上 記 第 14 又 は 15 項 に 従 って 検 査 を 実 施 した 時 は とりわけ 検 査 根 拠 の 説 明 検 査 の 結 果 協 力 提 供 および 移 転 禁 止 品 目 の 有 無 を 含 む 書 面 による 最 初 の 報 告 書 を5 作 業 日 以 内 に 委 員 会 に 提 出 することを 要 求 し 委 員 会 に 提 出 した 加 盟 国 に 対 し 後 の 段 階 で 検 査 押 収 および 処 理 についての 関 連 する 詳 細 ならびに 最 初 の 報 告 書 にこの 情 報 がないならば 品 目 その 発 地 およ び 予 定 目 的 地 を 記 述 したものを 含 む 移 送 に 関 連 する 詳 細 を 含 む 書 面 によるその 後 の 報 告 書 を 提 出 す ることを 更 に 要 求 する 18.すべての 加 盟 国 は 決 議 1737(2006)の 第 3 4 又 は7 項 決 議 1747(2007)の 第 5 項 決 議 1803(2008)の 第 8 項 又 はこの 決 議 の 第 8もしくは9 項 の 下 で 供 給 販 売 移 転 又 は 輸 出 が 禁 じら れている 品 目 を 船 舶 が 運 んでいると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 している 場 合 には 自 国 民 による 又 は 自 国 領 域 からの 燃 料 又 は 糧 食 もしくはチャーター 船 舶 を 含 むイランが 所 有 するかイラン と 契 約 した 船 舶 へのその 他 の 船 舶 役 務 の 提 供 のような 燃 料 積 み 込 み 役 務 の 提 供 を そのような 役 務 の 提 供 が 人 道 的 目 的 でない 限 りまたは 貨 物 が 検 査 され 必 要 ならば 押 収 されまたは 処 理 される 時 まで 禁 止 するものとすることを 決 定 し また この 規 定 は 経 済 活 動 に 法 的 影 響 を 与 える 意 図 ではないこ とを 強 調 する 19. 決 議 1737(2006)の 第 12 13 14 および 15 項 に 定 める 措 置 は 付 属 書 Ⅲに 定 めるイラン イス ラム 共 和 国 シッピング ライン(IRISL)の 団 体 およびそれらの 代 理 として 又 はそれらの 指 示 により 行 動 する 者 または 団 体 非 合 法 手 段 を 通 してを 含 むそれらにより 所 有 され 管 理 され または 決 議 1737
(2006) 1747(2007) 1803(2008) 又 はこの 決 議 の 制 裁 を 逃 れること 又 はこれらの 決 議 の 規 定 に 違 反 することを 支 援 しているとして 安 保 理 又 は 委 員 会 により 決 定 される 団 体 に 対 しても 適 用 され ることを 決 定 する 20.すべての 加 盟 国 に 対 し イラン エア カーゴ 局 もしくはイラン イスラム 共 和 国 シッピング ラ インにより 所 有 され 又 は 運 航 されている 船 舶 の 航 空 機 や 船 舶 の 改 名 又 は 再 登 録 を 含 む 決 議 1737 (2006) 1747(2007) 1803(2008) 又 はこの 決 議 の 制 裁 を 逃 れるため 又 はこれらの 決 議 の 規 定 に 違 反 して 行 われたであろう 他 の 会 社 への 移 転 又 は 活 動 に 関 する 入 手 可 能 な 情 報 を 委 員 会 に 送 付 す ることを 要 請 し また 委 員 会 に 対 しその 情 報 を 広 く 入 手 可 能 にすることを 要 請 する 21.すべての 加 盟 国 に 対 し 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 に 従 っ た 自 国 の 義 務 の 履 行 に 加 えて 保 険 又 は 再 保 険 を 含 む 金 融 サービス 資 産 又 は 資 源 がイランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 に 資 すると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 する 場 合 には そのような 計 画 または 活 動 に 関 係 しまた 自 国 の 権 限 および 国 内 法 令 に 従 ってそのよう な 取 引 を 防 止 するための 向 上 した 監 視 を 適 用 し 自 国 の 領 域 にあるか 今 後 自 国 の 領 域 内 にくるか 自 国 の 管 轄 権 に 服 させるか 今 後 自 国 の 管 轄 権 に 服 させる 金 融 又 はその 他 の 資 産 もしくは 資 源 の 凍 結 を 含 んだ 保 険 または 再 保 険 を 含 む 金 融 サービスの 提 供 又 は 金 融 又 はその 他 の 資 産 もしくは 資 源 の 自 国 の 領 域 への 自 国 の 領 域 を 通 じた 又 は 自 国 の 領 域 からの もしくは 自 国 民 又 は 海 外 支 店 を 含 む 自 国 法 の 下 で 組 織 された 団 体 への 又 はそれらによる 又 は 自 国 の 領 域 の 人 又 は 金 融 機 関 への 移 転 を 防 止 することを 求 める 22.すべての 加 盟 国 は その 国 民 自 国 の 管 轄 権 に 服 する 人 および 自 国 の 領 域 内 で 法 人 となったか 自 国 の 管 轄 権 に 服 する 会 社 に 対 し イランで 法 人 となったかイランの 管 轄 権 に 服 する IRGC と IRISL を 含 む 団 体 およびそれらの 代 理 として 又 はそれらの 指 示 により 行 動 する 者 または 団 体 非 合 法 手 段 を 通 してを 含 むそれらにより 所 有 され 管 理 される 団 体 と 取 引 を 行 う 時 そのような 取 引 がイランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 もしくは 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803 (2008) 又 はこの 決 議 の 違 反 に 資 すると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 する 場 合 には 監 視 す ることを 求 めなければならないことを 決 定 する 23. 加 盟 国 に 対 し イランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 に 資 すると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 する 場 合 には 自 国 の 領 域 内 でイランの 銀 行 の 新 しい 支 店 子 会 社 又 は 代 表 事 務 所 の 開 設 を 禁 止 し また 自 国 の 管 轄 権 の 及 ぶ 中 でイランの 銀 行 が 新 しい 合 同 企 業 を 設 立 すること 関 心 を 持 つ 銀 行 の 所 有 権 を 持 つことまたは 銀 行 との 取 引 関 係 を 設 立 又 は 維 持 することを 禁 止 するための 適 切 な 措 置 を 講 じ 金 融 サービスの 提 供 を 防 止 することを 求 める 24. 加 盟 国 に 対 し 自 国 の 領 域 内 で 又 は 自 国 の 管 轄 権 の 下 で 金 融 機 関 が 代 表 事 務 所 又 は 支 店 もしくはイ ランにおける 銀 行 口 座 を 開 設 することを 禁 止 する 適 切 な 措 置 を そのような 金 融 サービスがイランの 機 微 に 係 る 核 活 動 の 拡 散 又 は 核 兵 器 運 搬 システムの 開 発 に 資 すると 信 じる 合 理 的 根 拠 を 提 供 する 情 報 を 有 する 場 合 には 講 じることを 求 める
25. 決 議 1747(2007)の 採 択 以 来 委 員 会 に 報 告 されてきた 決 議 1747(2007) 第 5 項 の 禁 止 につい ての 違 反 を 憂 慮 し 加 盟 国 がその 違 反 に 対 して 取 った 行 動 およびその 違 反 を 委 員 会 に 報 告 したことを 賞 賛 する 26. 委 員 会 に 対 し 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 において 決 定 さ れた 措 置 の 違 反 に 効 果 的 に 対 応 することを 指 示 し また 委 員 会 が これらの 決 議 の 制 裁 を 逃 れるこ と 又 はこれらの 決 議 の 規 定 に 違 反 する 指 定 された 人 又 は 団 体 を 支 援 する 個 人 又 は 団 体 を 指 定 できる ことを 想 起 する 27. 委 員 会 が 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 の 遵 守 調 査 広 報 対 話 支 援 および 協 力 を 扱 う 作 業 計 画 を 通 してを 含 む 完 全 な 履 行 を 促 進 する この 決 議 の 採 択 から 45 日 以 内 に 安 保 理 に 提 出 することになっている その 取 組 を 強 めなければならないことを 決 定 する 28. 決 議 1737(2006)の 第 18 項 に 定 め 決 議 1803(2008)の 第 14 項 で 修 正 された 委 員 会 の 職 務 権 限 は 上 記 第 17 項 に 従 って 加 盟 国 から 提 出 される 報 告 書 を 受 領 することを 含 む この 決 議 で 決 定 さ れた 措 置 にもまた 適 用 されるものとすることを 決 定 する 29. 事 務 総 長 に 対 し 1 年 の 初 動 期 間 のために 委 員 会 と 協 議 して 委 員 会 の 指 示 の 下 以 下 の 任 務 を 履 行 するための8 名 までの 専 門 家 グループを 創 設 することを 要 請 する (a) 決 議 1737(2006)の 第 18 項 およびこの 決 議 の 第 28 項 に 定 めるその 職 務 権 限 を 履 行 することで 委 員 会 を 支 援 する (b) 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 において 決 定 された 措 置 の 履 行 とりわ け 不 遵 守 の 出 来 事 に 関 する 加 盟 国 関 連 する 国 際 連 合 機 関 およびその 他 の 利 害 関 係 国 からの 情 報 を 収 集 し 調 査 しおよび 分 析 する (c) 関 連 する 措 置 の 履 行 の 向 上 のために 考 えることができる 安 保 理 又 は 委 員 会 もしくは 加 盟 国 の 行 動 に 関 する 勧 告 をする (d) パネルの 任 命 の 後 90 日 までにその 作 業 に 関 する 安 保 理 への 暫 定 報 告 書 を またその 職 務 権 限 の 終 了 の 30 日 前 までに 安 保 理 へその 見 解 および 勧 告 を 含 む 最 終 報 告 書 を 提 出 する 30.すべての 加 盟 国 関 連 する 国 際 連 合 機 関 およびその 他 の 利 害 関 係 国 に 対 し 委 員 会 および 専 門 家 パ ネルと 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 において 決 定 された 措 置 の 履 行 とりわけ 不 遵 守 の 出 来 事 に 関 する 各 自 の 処 理 についての 情 報 を 提 供 することにより 十 分 に 協 力 することを 促 す 31.すべての 加 盟 国 に 対 し この 決 議 の 採 択 から 60 日 以 内 に 第 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 21 22 23 および 24 項 を 効 果 的 に 実 施 するためにとった 措 置 につき 委 員 会 に 報 告 することを 求 める 32. 相 互 尊 重 およびイランの 核 計 画 がもっぱら 平 和 的 な 性 格 のものであることについての 国 際 的 な 信 頼 の 確 立 に 基 づくイランとの 関 係 およびより 広 範 な 協 力 を 発 展 させることを 可 能 とする 2008 年 6 月 14 日 の 中 国 フランス ドイツ ロシア 連 邦 連 合 王 国 および 合 衆 国 の 提 案 を 基 礎 とするこの 問 題 の
包 括 的 長 期 的 かつ 適 切 な 解 決 を 求 め なかんずく 2008 年 6 月 提 案 を 基 礎 とするイランとの 公 式 交 渉 の 開 始 を 目 的 とした 2009 年 10 月 1 日 のジュネーブでのイランとの 会 合 で 前 提 条 件 無 しで 核 問 題 についてイランとの 対 話 を 再 開 することを 含 む 対 話 および 協 議 を 極 最 近 促 進 するための 外 交 的 努 力 を 更 に 強 化 する 中 国 フランス ドイツ ロシア 連 邦 連 合 王 国 および 合 衆 国 の 意 思 を 強 調 し こ の 決 議 の 添 付 書 類 Ⅳに 付 け 加 えられている 2008 年 6 月 提 案 は 検 討 中 のままであることを 感 謝 をもっ て 承 認 する 33. 欧 州 連 合 外 交 安 全 保 障 政 策 上 級 代 表 に 対 し 対 話 を 再 開 するための 必 要 な 条 件 を 作 るために 中 国 フランス ドイツ ロシア 連 邦 連 合 王 国 および 合 衆 国 による 関 連 の 提 案 を 含 め 交 渉 を 通 じた 解 決 を 見 出 すための 政 治 的 および 外 交 的 努 力 を 支 援 するためにイランとの 連 絡 を 継 続 することを 奨 励 し また イランに 対 しそのような 提 案 に 対 し 積 極 的 に 対 応 することを 奨 励 する 34.テヘラン 研 究 炉 への 核 燃 料 の 供 給 のための イランの 研 究 炉 への 安 全 な 核 燃 料 の 支 援 についての IAEA とフランス 共 和 国 イラン イスラム 共 和 国 およびロシア 連 邦 間 の 協 定 案 の 2009 年 10 月 21 日 の 提 案 について IAEA 事 務 局 長 を 賞 賛 し イランが 2009 年 10 月 21 日 の 提 案 に 対 して 建 設 的 に 対 応 していないことを 遺 憾 とし また IAEA に 対 し 安 保 理 決 議 に 適 合 する 範 囲 内 でまた 安 保 理 決 議 を 推 進 するために 信 頼 を 醸 成 するための 措 置 を 探 求 し 続 けることを 奨 励 する 35.イランを 含 むすべての 国 に 対 し 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 により 課 された 措 置 によりその 履 行 が 妨 げられたいかなる 契 約 その 他 の 取 引 に 関 連 して イラン 政 府 イランにおけるいかなる 者 もしくは 団 体 決 議 1737(2006)および 関 連 する 決 議 により 指 定 さ れた 者 もしくは 団 体 又 はそのような 者 もしくは 団 体 を 通 じてもしくはこれらの 利 益 のために 請 求 を 行 ういかなる 者 の 要 求 によっても いかなる 請 求 も 受 理 されないことを 確 保 するために 必 要 な 措 置 を とることの 重 要 性 を 強 調 する 36.IAEA 事 務 局 長 に 対 し 90 日 以 内 に イランが 決 議 1737(2006)に 言 及 されるすべての 活 動 の 完 全 なかつ 持 続 的 な 停 止 を 確 立 したか 否 かについて 並 びに IAEA 理 事 会 により 要 求 されるすべて の 措 置 ならびに 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 のその 他 の 規 定 に 対 するイランの 遵 守 の 過 程 について IAEA 理 事 会 に 対 し また その 検 討 のために 併 せて 安 全 保 障 理 事 会 に 対 し 報 告 することを 要 請 する 37. 安 保 理 は 90 日 以 内 に 提 出 される 上 記 第 36 項 に 規 定 される 報 告 に 照 らしイランの 行 動 を 再 検 討 することを 確 認 するとともに 次 の 通 り 確 認 する (a) 安 保 理 はイランが 早 期 かつ 相 互 に 受 け 入 れ 可 能 な 成 果 に 到 達 するための 誠 実 な 交 渉 を 可 能 とするため すべての 研 究 および 開 発 を 含 む 濃 縮 関 連 活 動 および 再 処 理 活 動 を 停 止 し これが IAEA により 検 証 された 場 合 は その 期 間 措 置 の 実 施 を 停 止 する (b) 安 保 理 は 上 記 の 項 に 規 定 される 報 告 の 受 領 後 イランが 安 全 保 障 理 事 会 の 関 連 決 議 の 下 での 義 務 を 完 全 に 遵 守 しかつ IAEA 理 事 会 の 要 求 を 満 たし これがIAEA 理 事 会 により 確 認 され たと 決 定 した 場 合 には 決 議 1737(2006)の 第 3 4 5 6 7および 12 項 決 議 1747(2007) の 第 2 4 5 6および7 項 決 議 1803(2008)の 第 3 5 7 8 9 10 および 11 項 な らびに 上 記 の 第 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 19 19 21 22 23 および 24 項
に 定 める 措 置 を 直 ちに 終 了 する (c) 安 保 理 はその 報 告 が イランが 決 議 1737(2006) 1747(2007) 1803(2008)およびこの 決 議 を 遵 守 していないことを 示 す 場 合 には これらの 決 議 および IAEA の 要 求 を 遵 守 するようイランを 説 得 するため 国 際 連 合 憲 章 第 7 章 第 41 条 の 下 での 更 なる 適 切 な 措 置 をとり また そのような 追 加 的 措 置 が 必 要 となる 場 合 には 更 なる 決 定 が 要 求 されることを 強 調 する 38.この 問 題 に 引 き 続 き 取 り 組 むことを 決 定 する