2013 年 度 海 外 制 度 調 査 小 口 貨 物 の 通 関 関 税 制 度 (インドネシア) 2013 年 11 月 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ) ビジネス 情 報 サービス 課 ジャカルタ 事 務 所
目 次 1. 通 関 手 続 きおよび 関 税 制 度... 1 1-1. 国 際 宅 配 便 国 際 郵 便... 1 1-2. 見 本 品... 3 1-3. 公 共 寄 贈 品... 4 1-4. 職 業 貨 物 引 越 し 貨 物... 5 1-5. 旅 具 通 関 制 度... 6 2. 個 人 輸 入 の 数 量 限 度... 8 2-1. 食 品... 8 2-2. 化 粧 品... 8 2-3. 医 薬 品... 9 2-4. 電 子 電 気 製 品 衣 料 玩 具 履 物 伝 統 生 薬... 9 2-5. 真 珠... 9 2-6. 水 産 物... 9 2-7. 携 帯 電 話 携 帯 型 コンピュータ タブレット 型 端 末... 10 2-8. 作 物 製 品... 10 3. 小 口 であっても 扱 えない 輸 入 禁 止 品 目... 10 4. 展 示 会 用 の 小 口 貨 物... 11 4-1. 展 示 会 向 けサンプルの 一 時 輸 出 入 手 続 き... 11 4-2. 保 税 展 示 品 を 現 地 販 売 する 際 の 手 続 き... 11 5.その 他... 12 5-1. 関 税 以 外 の 諸 税... 12 5-2. 国 境 を 往 来 する 者 の 持 ち 込 み 貨 物 に 関 する 免 税 規 定... 12 本 報 告 書 の 利 用 についての 注 意 免 責 事 項 本 調 査 報 告 書 は 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ)の 各 海 外 事 務 所 を 通 じ 委 託 調 査 を 行 い ビジネス 情 報 サービス 課 で 取 りまとめをしたものですが 本 書 の 記 述 所 見 結 論 および 提 言 は 必 ずしも 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ)の 見 解 を 反 映 したものではありません 海 外 の 制 度 規 制 等 は 日 々 変 化 するため 最 新 の 情 報 を 確 認 する 必 要 がある 場 合 は 必 ずご 自 身 で 最 新 情 報 をご 確 認 ください ジェトロは 本 報 告 書 の 記 載 内 容 に 関 して 生 じた 直 接 的 間 接 的 派 生 的 特 別 の 付 随 的 あるいは 懲 罰 的 損 害 お よび 利 益 の 喪 失 については それが 契 約 不 法 行 為 無 過 失 責 任 あるいはその 他 の 原 因 に 基 づき 生 じたか 否 かにか かわらず 一 切 の 責 任 を 負 いません これは たとえ ジェトロがかかる 損 害 の 可 能 性 を 知 らされていても 同 様 としま す
1. 通 関 手 続 きおよび 関 税 制 度 商 業 用 の 輸 入 通 関 制 度 に 大 口 小 口 の 別 は 基 本 的 にない 輸 入 後 の 関 税 税 金 処 理 の 面 か らも 少 量 小 額 であっても 商 業 用 の 輸 入 品 は 一 般 の 輸 入 手 続 きをとることになる 1-1. 国 際 宅 配 便 国 際 郵 便 国 際 宅 配 便 または 国 際 郵 便 で 送 られた 輸 入 貨 物 は 税 関 に 申 告 し 税 関 職 員 の 一 部 抽 出 に よる 書 類 検 査 や 貨 物 検 査 が 行 われ 搬 出 許 可 が 得 られた 場 合 にのみ 引 き 取 ることができる (1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 改 正 ) 第 10B 条 (4) 項 および 乗 客 乗 務 員 国 境 を 往 来 する 人 々の 携 行 品 および 郵 送 品 の 輸 入 についての2010 年 8 月 29 日 付 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.044/2010 (2007 年 8 月 30 日 付 財 務 大 臣 規 定 No.89/PMK.04/2007の 改 定 )) (1) 国 際 宅 配 便 国 際 宅 配 便 で 送 られた 輸 入 貨 物 の 通 関 手 続 きは 各 地 の 税 関 から 承 認 を 得 た 宅 配 会 社 によ って 受 取 人 名 義 で 履 行 される( 2006 年 4 月 25 日 付 関 税 総 局 長 規 定 No.P-05/BC/2006( 関 税 総 局 長 決 定 No.KEP-78/BC/1997( 同 No.KEP-83/BC/2002で 改 正 ))の 中 の 国 際 宅 配 便 を 通 じた 輸 入 についての 規 定 の 改 定 (2006 年 6 月 9 日 付 け 関 税 総 局 長 規 定 No.P-09/BC/2006で 改 正 ) ) 国 際 宅 配 品 とは 海 外 の 特 定 の 発 送 者 によって 宅 配 会 社 を 通 じて 国 内 の 特 定 の 受 取 人 へ 送 られるもので ドキュメント 以 外 の 物 品 かつHouse AwB(ハウス エア ウェイビル)あ るいはHouse B/L(ハウス 船 荷 証 券 )ごとの 重 量 が100kg/nettoを 超 えないものと 定 められ ている この 定 義 に 該 当 する 国 際 宅 配 貨 物 の 輸 入 申 告 には 特 別 輸 入 申 告 書 (PIBK, BC 2.1)を 使 用 する 特 別 輸 入 申 告 書 はHouse AwBあるいはHouse B/Lに 基 づき 作 成 される( 前 述 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.044/2010 ) 記 載 事 項 受 取 人 氏 名 発 送 人 氏 名 Master AwBあるいはMaster B/Lの 番 号 と 日 付 House AwBあるいはHouse B/Lの 番 号 と 日 付 当 局 からの 許 可 番 号 と 日 付 ( 必 要 があれば) 詳 細 な 物 品 説 明 品 目 分 類 と 課 税 率 1
通 関 価 額 関 税 額 および 輸 入 諸 税 ( 付 加 価 値 税 奢 侈 品 税 物 品 税 前 払 い 所 得 税 PPh22)の 金 額 以 上 の 定 義 に 該 当 しない 国 際 宅 配 貨 物 あるいはKITE( 輸 出 目 的 の 輸 入 関 税 免 除 )や 一 時 輸 入 または 関 税 輸 入 に 必 要 な 諸 税 免 除 を 得 ている 国 際 宅 配 貨 物 は PIBKではなく 通 常 の 輸 入 に 使 用 する 申 告 書 (PIB)で 通 関 することとされている また 保 税 地 区 へ 搬 入 する ための 輸 入 品 で 宅 配 会 社 を 通 じて 配 送 されたものは BC 2.3( 輸 入 / 輸 出 運 送 申 告 書 )を 用 いて 一 時 保 管 所 から 保 税 地 区 へ 搬 入 する BC 2.3は AwB インボイス パッキングリ ストなどを 添 付 して 宅 配 会 社 が 一 時 保 管 所 の 税 関 に 提 出 する なお 保 税 地 区 へ 搬 入 す る 場 合 は 前 述 の100kg/nettoの 重 量 制 限 は 適 用 されず 原 則 すべて 保 税 扱 いである PIBK がHouse AwBあるいはHouse B/Lを 添 付 して 税 関 へ 提 出 されると 書 類 審 査 および 一 部 抽 出 による 貨 物 検 査 が 行 われ これらの 結 果 に 基 づき 税 関 が 通 関 価 額 と 関 税 率 を 決 定 し 関 税 額 と 輸 入 に 必 要 なその 他 諸 税 の 金 額 が 計 算 される 国 際 宅 配 便 で 送 られた 輸 入 貨 物 は 通 関 価 額 が1 人 当 たり1 送 付 ごと FOB 価 格 で50 米 ドル までは 関 税 は 免 除 かつ 輸 入 に 必 要 なその 他 諸 税 は 徴 収 されないと 定 められている( 前 述 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010 ) これを 超 える 場 合 は 税 関 が 定 めた 関 税 諸 税 額 に 従 い 宅 配 会 社 が 政 府 指 定 の 外 為 銀 行 あるいは 税 関 で 納 付 する 納 付 期 限 は 貨 物 搬 出 命 令 書 (SPPB)の 発 行 から3 営 業 日 以 内 で この 期 間 以 内 に 関 税 諸 税 が 納 められない 場 合 宅 配 会 社 が 業 務 開 始 当 時 に 現 金 銀 行 保 証 カスタムボンドなどの 形 で 提 出 した 保 証 が 実 行 される なお 宅 配 会 社 が 納 めた 関 税 諸 税 は 宅 配 会 社 の 代 行 納 付 であり 宅 配 会 社 への 支 払 いは 受 取 人 に 求 められる 書 類 貨 物 検 査 の 結 果 問 題 なく あるいは 問 題 が 処 理 され 関 税 諸 税 が 納 付 されたことが 確 認 され また 輸 入 規 制 品 の 場 合 は 輸 入 承 認 条 件 がそろっている ことが 確 認 されれば 税 関 から 搬 出 許 可 が 発 行 され 貨 物 は 国 内 へ 搬 出 される (2) 国 際 郵 便 国 際 郵 便 で 送 られた 輸 入 貨 物 は 前 述 の 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.044/2010 のほか 郵 便 を 通 じて 送 付 された 輸 出 入 品 の 手 続 きについての 関 税 総 局 長 & 郵 政 通 信 総 局 長 合 同 決 定 No.KEP-80a/BC/1997&No.208/DIRJEN/1997 EMSサービスによる 輸 出 入 品 の 通 関 手 順 についての 関 税 総 局 長 & 郵 便 公 社 取 締 役 の 合 同 回 状 No.SE-33b/BC/1997&No. 133/Dirutpos/1997 等 で 規 定 されている インドネシアに 到 着 した 郵 便 貨 物 は 目 的 地 最 寄 りの 本 局 レベルの 郵 便 局 に 送 られ 関 税 総 局 職 員 による 書 類 貨 物 検 査 が 行 われる 貨 物 検 査 は 郵 便 公 社 PT POS 職 員 の 立 会 いのも とで 行 われ 検 査 後 は 関 税 総 局 職 員 によって 封 印 され PT POS 職 員 によってプラスチック の 袋 に 封 入 される 2
検 査 を 通 じて 通 関 価 額 と 関 税 率 が 定 められ 関 税 と 諸 税 の 額 が 計 算 され 郵 送 品 検 査 記 録 課 税 フォーム(PPKP)にまとめられる 同 フォームを 受 け 取 った 後 PT POSは 受 取 人 に 荷 物 引 取 りのための 召 喚 状 を 送 付 する 受 取 人 は 郵 便 局 に 出 頭 し 定 められた 関 税 諸 税 を 郵 便 局 内 所 定 窓 口 で 納 付 して 初 めて 荷 物 を 受 け 取 ることができる 国 際 宅 配 便 の 場 合 と 同 じく 国 際 郵 便 の 場 合 も 通 関 価 額 が1 人 当 たり1 送 付 ごとにFOB 価 格 で50 米 ドルまでは 輸 入 関 税 は 免 除 かつ 輸 入 に 必 要 なその 他 諸 税 は 徴 収 されない( 前 述 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.044/2010 ) 1-2. 見 本 品 製 造 に 必 要 展 示 会 用 などの 無 償 の 見 本 として 限 定 された 数 量 種 類 で 輸 入 されたものに 対 する 関 税 は 免 除 される ただし 商 業 用 に 供 されないことが 絶 対 条 件 である 1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 律 で 改 正 ) 第 25 条 (1) 項 同 施 行 細 則 に 当 たる 見 本 品 輸 入 に 対 する 関 税 と 物 品 税 の 免 除 についての1997 年 3 月 31 日 付 け 財 務 大 臣 決 定 No.140/KMK.05/1997( 財 務 大 臣 規 定 No.220/KMK.01/1995を 改 定 ) は 現 在 も 有 効 である これによると 見 本 品 の 輸 入 は1 商 標 /モデル/タイプにつき3 個 に 限 って 認 められ 生 産 品 あるいは 新 製 品 を 知 るために 使 用 されることを 目 的 としたもので( 品 質 改 良 や 研 究 を 目 的 としたものを 除 く) かつ 加 工 用 ではないことが 条 件 である また 譲 渡 や 販 売 消 費 に 供 されるものであってはならないとされている なお 重 機 を 含 む 自 動 車 両 は 見 本 品 には 含 まれない このほか 3 年 以 内 に 再 輸 出 される 見 本 品 は 一 時 輸 入 品 として 関 税 免 除 を 申 請 できる 税 関 長 宛 てに 免 税 措 置 申 請 し 一 時 輸 入 許 可 書 の 発 行 を 受 ける( 2011 年 9 月 5 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 No.142/PMK.04/2011( 財 務 大 臣 規 定 No.140/PMK.04/2007を 改 定 ) ) 申 請 記 載 事 項 一 時 輸 入 品 の 種 類 数 量 特 徴 予 想 通 関 価 額 搬 入 港 一 時 輸 入 品 の 使 途 使 用 場 所 一 時 輸 入 期 間 添 付 書 類 上 の 最 低 記 入 事 項 について 説 明 する 書 類 作 業 契 約 や 賃 貸 契 約 などについて 説 明 する 書 類 再 輸 出 誓 約 添 付 書 類 が 正 確 で 原 本 と 相 違 ないことについて 誓 約 書 3
申 請 者 の 身 分 を 示 す 書 類 許 可 に 関 する 書 類 一 時 輸 入 許 可 後 3カ 月 以 内 に 通 関 必 要 書 類 および 一 時 輸 入 許 可 書 に 基 づき 通 関 申 告 を 行 う 一 時 輸 入 品 は 輸 入 関 税 が 免 除 になるため 本 来 課 税 されるべき 関 税 額 および 輸 入 諸 税 に 相 当 する 保 証 を 提 出 することが 義 務 付 けられている 保 証 は 通 関 分 野 の 保 証 についての 現 金 銀 行 保 証 カスタムボンドなどの 形 式 で 提 出 する(2010 年 12 月 31 日 付 財 務 大 臣 規 定 No.259/PMK.04/2010 ) 保 証 受 領 書 が 発 行 され 通 関 申 告 書 に 添 付 して 税 関 長 に 提 出 する 通 関 申 告 後 は 国 内 への 搬 出 となる ただし 輸 入 時 に 以 下 の 条 件 を 満 たす 場 合 にのみ 国 内 へ 搬 出 することが 認 められる 使 用 により 消 滅 することがない 当 該 品 の 内 容 が 明 瞭 である 一 時 輸 入 期 間 中 に 変 形 しない( 使 用 による 消 耗 は 除 く) 当 該 品 が 再 輸 出 されることを 示 す 書 類 が 添 付 されていること 当 該 品 の 使 用 目 的 が 明 瞭 である 1-3. 公 共 寄 贈 品 一 般 の 礼 拝 施 設 慈 善 施 設 社 会 施 設 および 文 化 施 設 に 寄 贈 / 無 償 提 供 された 物 品 の 輸 入 に 対 する 関 税 は 免 除 される(1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 律 で 改 正 ) 第 25 条 (1) 項 ) 実 施 細 則 としては 礼 拝 慈 善 社 会 文 化 的 目 的 の 寄 贈 / 無 償 提 供 される 郵 送 品 の 輸 入 にかかる 関 税 物 品 税 の 免 除 についての2012 年 5 月 7 日 付 財 務 大 臣 規 定 No.70/PMK.04/2012 ( 礼 拝 施 設 慈 善 施 設 社 会 施 設 文 化 施 設 向 け 贈 答 品 輸 入 に 対 する 関 税 物 品 税 の 免 除 についての1997 年 3 月 31 日 付 け 財 務 大 臣 決 定 No.144/KMK.05/1997( 財 務 大 臣 規 定 No.64/PMK.04/2007で 直 近 改 正 )の 改 定 ) がある 礼 拝 慈 善 社 会 文 化 的 目 的 の 寄 贈 / 無 償 提 供 される 物 品 とは これら 施 設 などの 設 立 改 修 運 営 に 必 要 な 物 品 運 送 手 段 無 料 で 配 布 される 食 料 や 医 薬 品 教 材 などが 含 まれる 免 除 申 請 は インドネシア 国 内 に 所 在 し 公 正 証 書 でその 法 人 格 が 確 認 できる 非 営 利 団 体 で 礼 拝 慈 善 社 会 文 化 の 分 野 で 活 動 する 団 体 や 機 関 が 行 う 申 請 には 寄 贈 / 無 償 提 供 者 からのギフト サーティフィ ケーションや 関 係 省 庁 からのリコメンデーションなどが 必 要 である 通 常 申 請 受 理 から 14 営 業 日 以 内 に 財 務 大 臣 名 義 の 免 除 承 認 が 出 される また 同 様 に 自 然 災 害 支 援 を 目 的 とした 寄 贈 / 無 償 提 供 される 郵 送 品 の 輸 入 にかかる 関 税 を 免 除 する( 2012 年 5 月 7 日 付 財 務 大 臣 規 定 No.69/PMK.04/2012 ) 免 除 は 国 家 災 害 対 策 庁 (BNPB)あるいは 地 方 災 害 対 策 庁 (BPBD)が 定 める 災 害 非 常 事 態 期 から 復 興 再 生 期 前 の 経 過 期 間 を 経 て 復 興 再 生 期 までにわたって 付 与 されるもので 免 除 申 請 は 礼 拝 慈 4
善 社 会 文 化 の 分 野 で 活 動 する 団 体 や 機 関 中 央 地 方 政 府 国 際 機 関 や 外 国 の 非 政 府 機 関 が 行 う 礼 拝 慈 善 社 会 文 化 の 分 野 で 活 動 する 団 体 や 機 関 も インドネシア 国 内 に 所 在 し 公 正 証 書 でその 法 人 格 が 確 認 できる 非 営 利 団 体 であることが 条 件 である 申 請 には 寄 贈 / 無 償 提 供 者 からのギフト サーティフィケーションやBNPBあるいはBPBDよりの リコメンデーションなどが 必 要 である 通 常 申 請 受 理 から14 営 業 日 以 内 に 財 務 大 臣 名 義 の 免 除 承 認 が 出 される なお 上 記 の 寄 贈 / 無 償 提 供 される 郵 送 品 の 輸 入 には 搬 出 承 認 の 便 宜 も 供 与 される( 2007 年 財 務 大 臣 規 定 No.160/PMK.04/2007 ) 搬 出 承 認 便 宜 の 申 請 にも 寄 贈 / 無 償 提 供 の 目 的 によりこれを 管 轄 するする 省 庁 からのリコメンデーションが 必 要 である 上 記 関 係 省 庁 からのリコメンデーションの 申 請 には 便 宜 を 申 請 する 物 品 のリスト イン ボイス パッキングリスト AWB 等 の 通 関 に 必 要 な 書 類 のほか ギフト サーティフィケー ション 禁 制 / 規 制 品 の 条 件 を 満 たしている 旨 の 関 係 機 関 のリコメンデーションなどが 求 め られるようである 輸 入 申 告 書 は 特 別 輸 入 申 告 書 (PIBK)を 使 用 する また 輸 入 にかかる 前 払 い 所 得 税 (PPh22) や 付 加 価 値 税 奢 侈 品 税 は 免 除 になると 説 明 するものもあるが 租 税 総 局 へ 免 除 申 請 し なければならない 1-4. 職 業 貨 物 引 越 し 貨 物 (1) 職 業 貨 物 職 業 貨 物 について 規 定 した 法 令 は 見 当 たらない ただし 3 年 以 内 の 再 輸 出 が 予 定 される 一 時 輸 入 についての 2011 年 9 月 5 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 No.142/PMK.04/2011 は 専 門 家 用 物 品 調 査 教 育 科 学 文 化 に 要 する 物 品 スポーツ 競 技 用 特 別 品 天 災 火 災 の 防 止 や 治 安 対 策 に 使 用 される 特 別 品 海 外 支 援 による 政 府 プロジェクト 物 品 は3 年 以 内 に 再 輸 出 されることを 条 件 に 関 税 が 免 除 されると 定 めている 一 方 生 産 やインフラ プロジェ クト 作 業 に 必 要 な 機 械 や 備 品 には 関 税 軽 減 措 置 が 適 用 される これらの 通 関 手 続 きは1-2. 見 本 品 の 項 で 説 明 したとおりである 関 税 軽 減 措 置 を 得 た 輸 入 品 の 場 合 1カ 月 当 た り2% 一 時 輸 入 期 間 本 来 課 税 されるべき 関 税 額 + 付 加 価 値 税 および 奢 侈 品 税 の 納 付 が 課 され 本 来 の 関 税 課 税 額 と 実 際 の 納 付 額 の 差 額 + 前 払 い 所 得 税 PPh22の 合 計 額 に 相 当 す る 保 証 の 提 出 が 義 務 とされている これらの 納 付 証 明 と 保 証 受 理 書 を 通 関 申 告 に 添 付 する ことが 求 められる 保 証 は 先 の 財 務 大 臣 規 定 No.259/PMK.04/2010 に 従 い 現 金 銀 行 保 証 カスタムボンドなどの 形 式 で 提 出 する 5
(2) 引 越 し 貨 物 引 越 し 貨 物 の 輸 入 に 対 する 関 税 は 免 除 される(1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 律 で 改 正 ) 第 25 条 (1) 項 引 越 し 荷 物 の 輸 入 に 対 する 関 税 免 除 についての2008 年 2 月 11 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 No.28/PMK.04/2008( 財 務 大 臣 決 定 No.137/KMK.05/1997の 改 定 ) ) ただし 海 外 から 国 内 に 引 越 しする 者 の 家 庭 で 必 要 なものに 限 られ 商 業 目 的 の 物 品 と 自 動 車 は 除 く 関 税 免 除 を 受 けられる 者 は 公 務 員 軍 人 警 官 学 生 労 働 者 などのインド ネシア 人 のほか 仕 事 のためインドネシアに 家 族 と 共 に 引 越 した 外 国 人 も 含 まれる 外 国 人 の 場 合 は 有 効 期 間 が1 年 以 上 の 暫 定 居 住 許 可 (KITAS)と 労 働 許 可 (IMTA)を 取 得 してい ることが 条 件 である また 引 越 し 貨 物 は 輸 入 者 のインドネシア 入 国 と 同 時 か 入 国 前 後 3カ 月 以 内 に 到 着 しなければならないとされている 引 越 し 貨 物 の 輸 入 関 税 免 除 を 受 け るには 荷 物 の 持 ち 主 あるいはその 代 理 人 が 以 下 の 書 類 を 添 付 して 搬 入 地 の 税 関 に 輸 入 申 告 書 を 提 出 する 関 税 免 除 を 求 める 荷 物 の 数 量 種 類 推 定 通 関 価 額 の 一 覧 本 人 確 認 書 類 や 移 転 を 証 明 する 書 類 など 関 税 免 除 対 象 者 それぞれに 求 められる 書 類 外 国 人 の 場 合 は1 年 以 上 の 暫 定 居 住 許 可 (KITAS)と 労 働 許 可 (IMTA) パスポートの 写 し 1-5. 旅 具 通 関 制 度 (1) 通 関 手 続 き 旅 客 により 国 内 の 関 税 領 域 内 に 持 ち 込 まれるいわゆる 携 行 品 は インドネシア 入 国 時 に 税 関 職 員 に 申 告 し 許 可 を 得 た 後 に 持 ち 込 むことができる(1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 律 で 改 正 ) 第 10B 条 (3) 項 乗 客 乗 務 員 国 境 を 往 来 する 人 々の 携 行 品 及 び 郵 送 品 の 輸 入 についての2010 年 10 月 29 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010) 旅 客 が 持 ち 込 む 携 行 品 は カスタム デクラレーション(BC 2.2)か 関 税 総 局 が 定 める 場 所 では 口 頭 で 持 ち 込 み 荷 物 の 数 量 種 類 通 関 価 額 を 申 告 する( 前 述 の 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010) 申 告 に 基 づき 旅 客 は 持 ち 込 む 荷 物 が 関 税 諸 税 免 除 を 受 けられ る 範 囲 を 超 える 場 合 のレッドレーン 通 関 か 超 えない 場 合 のグリーンレーン 通 関 かを 選 択 できる 動 物 や 魚 植 物 またこれら 由 来 の 製 品 麻 薬 向 精 神 薬 医 薬 品 武 器 類 爆 発 物 や 爆 薬 わいせつ 雑 誌 等 映 像 フィルム 録 画 されたビデオテープ レーザーディスク レコード 1 億 ルピア 以 上 の 現 金 あるいは 相 当 額 の 外 貨 商 品 紛 失 品 に 登 録 された 携 行 品 を 持 ち 込 む 場 合 もレッドレーンを 通 る 必 要 がある グリーンレーンでは 直 ちに 貨 物 搬 出 許 可 が 発 行 され 搬 出 できる レッドレーンの 場 合 は 貨 物 検 査 の 結 果 に 問 題 がなく 関 税 諸 税 の 納 付 が 確 認 された 後 に 搬 出 許 可 が 発 行 される 6
貨 物 検 査 で 通 関 価 額 や 数 量 が 申 告 と 異 なることが 判 明 した 場 合 には 修 正 措 置 等 がとられ る 別 送 品 の 扱 い 旅 客 と 同 時 にインドネシアに 到 着 した 携 行 品 のほか 船 便 の 場 合 は 旅 客 の 到 着 より30 日 前 から および/あるいは60 日 後 までに 到 着 航 空 便 の 場 合 は 旅 客 の 到 着 より30 日 前 か ら および/あるいは15 日 後 までにインドネシアに 到 着 した いわゆる 別 送 品 も 旅 客 に よって 持 ち 込 まれた 輸 入 貨 物 と 認 められる( 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010 第 3 条 ) 旅 客 の 到 着 日 はパスポートおよびボーディングパス バゲージクレームで 証 明 する こうした 別 送 品 は マニフェスト(BC 1.1)に 登 録 された 貨 物 の 場 合 特 別 輸 入 申 告 書 (PIBK)を 用 いて 申 告 する( 紛 失 品 として 登 録 された 貨 物 はカスタム デクラレーショ ンを 用 いて 申 告 する) その 後 の 搬 出 までのプロセスは 上 記 と 同 様 である (2) 関 税 制 度 旅 客 により 国 内 の 関 税 領 域 内 に 持 ち 込 まれる 輸 入 貨 物 は 以 下 に 定 められた 通 関 価 額 ある いは 数 量 までは 関 税 諸 税 は 徴 収 されない( 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010 ) 関 税 諸 税 の 免 税 : 通 関 価 額 が1 旅 程 につき 旅 客 1 人 当 たりFOB 価 格 で250 米 ドル 1 家 族 当 たり 1,000 米 ドルまで(これを 超 える 場 合 は 関 税 諸 税 とも 課 税 徴 収 される) 物 品 税 の 免 除 : 旅 客 1 人 当 たりたばこ200 本 葉 巻 25 本 たばこの 葉 など100g アルコ ール 飲 料 1リットルまで(これを 超 える 場 合 は 即 廃 棄 処 分 される) 旅 客 の 同 時 携 行 持 込 みではない 別 送 品 ( 上 述 )は 前 述 の 特 定 の 通 関 価 額 / 数 量 以 内 の 場 合 であっても 関 税 免 除 および 諸 税 の 不 徴 収 の 便 宜 は 受 けられない 乗 務 員 が 持 ち 込 む 以 下 の 携 行 品 は 関 税 その 他 諸 税 は 徴 収 されない 関 税 諸 税 の 免 除 : 到 着 ごと1 人 当 たり 通 関 価 額 がFOB 価 格 で50まで 米 ドル 物 品 税 の 免 除 :1 人 当 たりたばこ40 本 葉 巻 10 本 たばこの 葉 など40g アルコール 飲 料 350ミリリットルまで 7
2. 個 人 輸 入 の 数 量 限 度 2-1. 食 品 食 品 の 輸 入 に 関 しては 食 品 の 輸 入 には 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 (BPOM)から 事 前 に 流 通 許 可 を 取 得 しておくことが 義 務 付 けられている( 食 品 医 薬 品 化 粧 品 の 輸 入 管 理 に ついての 2013 年 5 月 6 日 付 け 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 長 官 規 則 2013 年 第 27 号 ) ただ し 旅 行 者 がインドネシア 滞 在 中 に 消 費 する 個 人 用 と 認 められる 範 囲 はこの 範 疇 ではな い 具 体 的 な 数 量 や 金 額 を 示 した 法 令 は 見 当 たらないが 電 子 電 気 製 品 衣 料 玩 具 履 物 食 料 飲 料 品 の 輸 入 業 者 登 録 についての 2012 年 12 月 27 日 付 け 商 業 大 臣 規 定 No.83/M-DAG/PER/12/2012(2013 年 9 月 30 日 付 商 業 大 臣 規 定 No.61/M-DAG/PER/9/2013 にて 変 更 ) に 郵 送 品 および/あるいは 乗 客 乗 員 の 携 行 品 として 航 空 機 で 送 付 / 持 ち 込 まれたもので FOB 価 格 1,500 米 ドルを 超 えない 食 品 は 輸 入 業 者 登 録 の 指 名 や 船 積 み 前 検 査 義 務 などが 不 要 で 搬 入 地 も 限 定 されないとされているのが 目 安 になろう ただし 輸 入 関 税 やその 他 諸 税 の 免 除 は 上 述 の 旅 具 通 関 制 度 (1-5)に 準 じる 2-2. 化 粧 品 売 買 目 的 ではなく 旅 行 者 がインドネシア 滞 在 中 に 使 用 する 個 人 用 として 持 ち 込 む 場 合 あるいは 調 査 研 究 や 展 示 会 でのサンプルのため 限 られた 数 量 を 輸 入 する 範 囲 のものを 除 き 化 粧 品 の 輸 入 は 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 から 事 前 に 流 通 許 可 の 取 得 が 義 務 付 けられて いる( 前 述 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 長 官 規 則 2013 年 第 27 号 や 化 粧 品 の 輸 入 管 理 につ いての2011 年 4 月 20 日 付 け 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 長 官 規 定 2011 年 No.HK.03.1.23.04.11.03724 ) 旅 行 者 がインドネシア 滞 在 中 に 個 人 用 として 持 ち 込 む 場 合 の 具 体 的 な 数 量 や 金 額 を 示 し た 法 令 は 見 当 たらないが 前 述 の 商 業 大 臣 規 定 No.83/M-DAG/PER/12/2012( 商 業 大 臣 規 定 No.61/M-DAG/PER/9/2013 にて 変 更 ) に 郵 送 品 および/あるいは 乗 客 乗 員 の 携 行 品 として 航 空 機 で 送 付 / 持 ち 込 まれたもので FOB 価 格 1,500 米 ドルを 超 えない 化 粧 品 は 輸 入 業 者 登 録 の 指 名 や 船 積 み 前 検 査 義 務 などが 不 要 で 搬 入 地 も 限 定 されないとされ ているのが 目 安 になろう ただし 輸 入 関 税 やその 他 諸 税 の 免 除 は 上 述 の 旅 具 通 関 制 度 (1-5)に 準 じる また 調 査 研 究 や 展 示 会 でのサンプルの 目 的 で 限 られた 数 量 を 輸 入 する 化 粧 品 の 場 合 は プロポーザルおよび/あるいはその 他 の 補 完 書 類 を 提 出 し 輸 入 船 積 みごとに 食 品 医 薬 品 監 督 庁 の 搬 入 承 認 を 取 得 することが 義 務 付 けられている 搬 入 承 認 の 申 請 にはこのほか 化 粧 品 の 分 析 証 明 インボイス B/LあるいはAWB 申 請 人 の 納 税 者 番 号 (NPWP) 申 請 人 の 輸 入 業 者 認 定 番 号 (API)などを 提 出 する 8
2-3. 医 薬 品 旅 行 者 が 必 要 な 医 薬 品 を 少 量 持 ち 込 む 場 合 は 医 師 の 診 断 書 などで 認 められる それ 以 外 の 医 薬 品 の 輸 入 に 関 しても 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 から 事 前 に 流 通 許 可 を 取 得 することが 義 務 付 けられている( 国 家 食 品 医 薬 品 監 督 庁 長 官 規 則 2013 年 第 27 号 ) ただし 輸 入 関 税 やその 他 諸 税 の 免 除 は 上 述 の 旅 具 通 関 制 度 (1-5)に 準 じる 2-4. 電 子 電 気 製 品 衣 料 玩 具 履 物 伝 統 生 薬 電 子 電 気 製 品 衣 料 玩 具 履 物 伝 統 生 薬 の 輸 入 は 以 下 の 場 合 は 輸 入 業 者 の 登 録 や 船 積 み 前 検 査 義 務 などは 不 要 で 搬 入 地 も 限 定 されないとされている( 商 業 大 臣 規 定 No.83/M-DAG/PER/12/2012(2013 年 9 月 30 日 付 商 業 大 臣 規 定 No.61/M-DAG/PER/9/2013 にて 変 更 ) ) a. 郵 送 品 および/あるいは 乗 客 乗 員 の 携 行 品 として 航 空 機 で 送 付 / 持 ち 込 まれたも ので FOB 価 格 1,500 米 ドルを 超 えない 電 子 電 気 製 品 玩 具 履 物 伝 統 生 薬 b. 航 空 機 で 郵 送 された FOB 価 格 250 米 ドルを 超 えない 衣 料 および 乗 客 乗 員 の 携 行 品 として 航 空 機 で 持 ち 込 まれた FOB 価 格 が 1 人 当 たり 1,000 米 ドルを 超 えな い 衣 料 c. 一 時 輸 入 的 な 電 子 電 気 製 品 衣 料 玩 具 履 物 伝 統 生 薬 2-5. 真 珠 手 持 ちで 真 珠 をインドネシア 国 内 に 持 ち 込 む 場 合 は 50gまでの 数 量 制 限 がある( 真 珠 の 輸 入 管 理 についての2013 年 4 月 11 日 付 け 海 洋 水 産 大 臣 規 則 No.8/PERMEN-KP/2013 ) ただし 通 常 輸 入 の 場 合 に 必 要 な 輸 入 承 認 の 取 得 や 品 質 検 査 は 不 要 である また 搬 入 地 も 限 定 さ れない 到 着 時 に 水 産 物 検 疫 官 に 届 け 真 珠 を 提 出 する 必 要 がある 2-6. 水 産 物 手 持 ちでインドネシア 国 内 に 持 ち 込 める 水 産 物 は 25kg および/あるいは 100 万 ルピア までである( 水 産 物 の 輸 入 管 理 についての 2010 年 8 月 31 日 付 け 海 洋 水 産 大 臣 規 則 No.PER.17/MEN/2010 ) この 範 囲 内 であれば 輸 入 業 者 認 定 番 号 (API)の 保 有 義 務 は 求 められない 搬 入 地 で 届 け 出 て 水 産 物 と 諸 書 類 を 検 疫 官 に 引 き 渡 さなければならない 9
2-7. 携 帯 電 話 携 帯 型 コンピュータ タブレット 型 端 末 携 帯 電 話 (スマートフォンを 含 む 衛 星 電 話 は 対 象 外 ) 携 帯 型 コンピュータ(PDA を 含 む) タブレット 型 端 末 の 輸 入 は 以 下 の 場 合 工 業 省 への 登 録 や 商 業 省 での 輸 入 業 者 と しての 指 名 を 必 要 としない( 携 帯 電 話 携 帯 型 コンピュータ タブレット 型 端 末 の 輸 入 規 定 についての 2012 年 12 月 27 日 付 け 商 業 大 臣 規 則 No.82/M-DAG/PER/12/2012 ) a. 個 人 使 用 を 目 的 とする 製 品 2 種 類 以 内 b. インドネシア 国 内 の 在 外 公 館 職 員 が 使 用 する 場 合 c. インドネシア 国 内 で 活 動 する 国 際 機 関 が 使 用 する 場 合 d. 学 術 的 な 調 査 研 究 の 目 的 で 使 用 する 場 合 (ただし 商 業 省 の 承 認 が 必 要 ) e. 売 買 されないサンプル 製 品 (ただし 商 業 省 の 承 認 が 必 要 また 上 述 の 見 本 品 の 輸 入 管 理 規 定 も 適 用 されると 予 想 される) 2-8. 作 物 製 品 船 員 や 航 空 機 の 乗 組 員 の 使 用 個 人 利 用 を 目 的 とした 作 物 製 品 の 持 ち 込 みは 1 人 10kg 以 内 であれば 通 常 の 輸 入 で 求 められる 輸 入 業 者 登 録 や 輸 入 認 可 は 必 要 ない( 作 物 製 品 の 輸 入 規 定 についての2013 年 3 月 20 日 付 け 商 業 大 臣 規 定 No.16/M-DAG/PER/4/2013(2013 年 8 月 30 日 付 け 商 業 大 臣 規 定 No.47/M-DAG/PER/8/2013で 変 更 ) ) 3. 小 口 であっても 扱 えない 輸 入 禁 止 品 目 覚 せい 剤 花 火 トランシーバー 機 器 のような 特 定 の 通 信 機 器 アロワナ 淡 水 エビなど 特 定 の 生 きた 魚 の 輸 入 は 禁 止 されている 麻 薬 武 器 爆 発 物 通 信 機 器 廃 棄 物 危 険 物 オゾン 層 破 壊 原 料 化 学 原 料 基 本 食 糧 アルコール 飲 料 ダイヤモンド 原 石 Optical Discとその 機 器 原 材 料 潤 滑 油 カラーコピー 印 刷 機 医 療 健 康 器 具 鉄 鋼 等 当 局 への 登 録 が 必 要 なもの あるいは 輸 入 が 当 局 より 許 可 を 受 けた 者 のみに 認 められる 輸 入 規 制 品 目 がある 10
4. 展 示 会 用 の 小 口 貨 物 4-1. 展 示 会 向 けサンプルの 一 時 輸 出 入 手 続 き 展 示 会 用 物 品 の 輸 入 再 輸 出 手 順 については 前 述 の 財 務 大 臣 規 定 No.142/PMK.04/2011に 規 定 がある 保 税 展 示 場 以 外 の 場 合 保 税 展 示 場 以 外 の 場 所 での 展 示 会 に 必 要 な 物 品 で 3 年 以 内 の 再 輸 出 が 予 定 されている 場 合 には 関 税 免 税 措 置 が 受 けられる ただし 本 来 課 税 されるべき 関 税 額 および 輸 入 に 必 要 な 諸 税 に 相 当 する 保 証 の 提 出 が 義 務 付 けられている 保 証 は 前 述 の 財 務 大 臣 規 定 No.259/PMK.04/2010 に 従 い 現 金 銀 行 保 証 カスタムボンドなどの 形 式 で 提 出 する 再 輸 出 は 一 時 輸 入 許 可 の 終 了 から30 日 以 内 に 行 う 必 要 がある 展 示 会 終 了 から 再 輸 出 の 船 積 みまで 当 該 サンプルは 封 印 され サンプル 品 が 輸 入 時 の 状 態 と 変 わらず 減 少 し あ るいは 変 形 していないことが 確 認 されれば 輸 出 が 認 められ 輸 入 時 に 納 めた 保 証 金 は 返 還 されるのが 原 則 である 保 税 展 示 場 の 場 合 保 税 展 示 場 への 展 示 品 の 搬 入 は 輸 入 関 税 物 品 税 の 免 除 輸 入 にかかる 付 加 価 値 税 奢 侈 品 税 前 払 い 所 得 税 (PPh22)の 不 徴 収 の 措 置 がとられることになっている( 2000 年 4 月 11 日 付 け 財 務 大 臣 決 定 No.123/KMK.05/2000 ) 再 輸 出 の 際 はBC 2.3( 輸 入 / 輸 出 運 送 申 告 書 )あるいは 輸 出 申 告 書 (PEB BC 3.0)を 用 い 通 関 検 査 を 受 けた 後 に 再 輸 出 する こととされている 4-2. 保 税 展 示 品 を 現 地 販 売 する 際 の 手 続 き 再 輸 出 が 行 われない 場 合 は 輸 入 時 に 本 来 課 税 されるべきであった 関 税 の 納 付 と 同 関 税 額 相 当 の 罰 金 の 支 払 いが 求 められる( 2011 年 9 月 5 日 付 け 財 務 大 臣 規 定 No.142/PMK.04/2011 ) 一 方 保 税 展 示 場 の 展 示 品 が 国 内 に 販 売 される 場 合 は 一 般 の 輸 入 申 告 書 (PIB)により 輸 入 時 に 本 来 かかる 関 税 物 品 税 輸 入 に 必 要 なその 他 諸 税 を 全 額 納 め 関 税 総 局 長 の 承 認 を 得 た 後 に 国 内 へ 搬 出 となる( 保 税 展 示 場 についての 財 務 大 臣 決 定 No.123/KMK.05/2000 ) 11
5.その 他 5-1. 関 税 以 外 の 諸 税 輸 入 に 際 しては 関 税 のほか 物 品 税 付 加 価 値 税 奢 侈 品 税 前 払 い 所 得 税 (PPh22)が 課 される 5-2. 国 境 を 往 来 する 者 の 持 ち 込 み 貨 物 に 関 する 免 税 規 定 国 境 を 往 来 する 者 により 持 ち 込 まれる 貨 物 は 以 下 の 条 件 で 輸 入 関 税 諸 税 を 免 除 される ( 1995 年 第 10 号 関 税 法 (2006 年 第 17 号 法 律 で 改 正 ) 第 10B 条 (3) 項 前 述 財 務 大 臣 規 定 No.188/PMK.04/2010 ) パプアニューギニアとの 国 境 を 往 来 する 者 1 人 当 り1カ 月 間 に 通 関 価 額 がFOB 価 格 で300 米 ドルまで マレーシアとの 国 境 を 往 来 する 者 陸 路 の 場 合 1 人 当 たり1カ 月 間 に 通 関 価 額 がFOB 価 格 で600マレーシア リンギットまで 海 路 の 場 合 船 1 旅 程 ごと 通 関 価 額 がFOB 価 格 で600マレーシア リンギットまで フィリピンとの 国 境 を 往 来 する 者 1 人 当 たり1カ 月 間 に 通 関 価 額 がFOB 価 格 で250 米 ドルまで 東 ティモールとの 国 境 を 往 来 する 者 1 人 当 たり1 日 通 関 価 額 がFOB 価 格 で50 米 ドルまで 12
小 口 貨 物 の 通 関 関 税 制 度 (インドネシア) 2013 年 11 月 作 成 作 成 者 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ)ビジネス 情 報 サービス 部 ビジネス 情 報 サービス 課 107-6006 東 京 都 港 区 赤 坂 1-12-32 Tel. 03-3582-5651.